その2 ー >>420
開始:05/02/05
最終:05/02/08
その2 - >>431
「ご苦労様。かえっていいわよ。」
「…はい。」
夕日がさしこむ放課後の職員室。
乱馬は宿題を五回連続で忘れた罰としてひな子に遠足のしおり作成を手伝わされていた。
時刻は五時半。
最後の授業が終って既に二時間が過ぎていた。
「ったく。何で俺がこんなこと…」
ぶつぶつ言いながら教室に戻った。
(もう誰もいねーだろうな)
夕日に照らされたオレンジ色の教室に入ると自分の机で誰かが寝ていた。
びっくりしてそーっと近付くと、顔が見える。
(あ、あかね?)
まるでそこでそうしているのが当然だと言うようにあかねは寝息をたてている。
(…待っててくれたのか?)
とりあえず起こすべきか。
が、夕日に照らされたあかねの寝顔は何と言うかかなり…可愛い。
それに幸せそうな寝顔を見れなくなるのはもったいない。
そう思いしばらく寝かせておくことにした。
前の席に座りあかねと向かい合わせになる。
可愛らしい寝顔。
そっと髪を撫でた。
するとあかねはぴくっと動いて目を覚ました。
あかねから手を離す乱馬。
「あ…悪い。」
あかねはしばらく寝惚けた顔で乱馬を見ていた。
「乱馬…?」
まるで「何でここに?」とでも言い出しそうな勢いだった。
とろんとした目。
それが可愛かった。
「待っててくれたんだろ?」
「……」
あかねはしばらく自分がここにいる理由を考えていたが、だんだん意識がはっきりしてきた。
「あ、そっか。乱馬もうひなちゃん先生の手伝い終わったの?」
「ああ。かなりこき使われたけどな」
「お疲れ様。じゃあ帰ろっか」
あかのがそう言うと、乱馬はあかねの頬に触れた。
「…まだいいじゃねーか」
「乱馬?どーしたの…ってちょっと!!」
頬に手を触れたまま、乱馬の顔が近付いてきた。
抵抗する間もなく唇を塞がれるあかね。
「ん……っ。」
舌は入れない、唇で唇だけを優しく何度も挟むようなキス。
あかねはそれが好きだった。
すぐに受け入れ、乱馬の首に手を回す。
やがて唇が離れると、あかねは少し赤らんだ顔で乱馬を見た。
「…何すんのよいきなり。」
口でそんなこと言っていても、少し息を切らしながら恥ずかしそうな顔をするあかねはすごく可愛い。
「うーん。つまりだな。」
乱馬は立ち上がり、教室のドアと廊下側の鍵を閉めた。
「何やってんのよ?今鍵したら私たちが出られな…」
近頃、防犯のために体育の時間や放課後は教室に鍵をかけるのが決まりになっていた。
「誰にも邪魔されねーようにな」
乱馬はそう言うと再びあかねに近付いた。
「よっ…と。」
乱馬はあかねをひょいと抱き上げ教室の端に座った。
「ら、乱馬っちょっと!!」
乱馬の腕の中でじたばたするあかね。
「そんなに動くなよ」
後ろからあかねをのぞきこみ、唇を塞いだ。
先程のキスとはうってかわってすぐに舌を侵入させる。
最初は舌を引きがちだったあかねだが、快楽に耐えられなくなり自らも舌を絡め始めた。
「…ん…ふ…はあっ…」
いやらしい水音が教室に響く。
「……はぁっ…はぁ…」
離した唇を、そのまま首筋にもっていった。
「…んっ!!」
あかねの肩がぴくっとなる。
抱き締めていた乱馬の手があかねの胸を円を描くように撫でた。
「ふ…ら、乱馬?……急にどうしたの?」
意識していなかったのに予想以上に甘い声が出てしまって、あかねの頬がさらに染まった。
「…寝顔が可愛かったから…。」
胸を撫でるのをやめ、揉んでいく。
「…馬鹿。えっち。」
ゆっくりあかねの胸を揉みしだく乱馬の手にあかねの呼吸が乱れてきた。
「…はぁ…ん…乱馬…。」
乱馬はあかねの耳に触れるか触れないかのところで囁く。
「…気持ちいいか?あかね。」
「ん…ら…らんま…だめ…。」
あかねは力の入らない手で乱馬の手の動きを阻止しようとしたが乱馬に乳首をつままれた瞬間その抵抗は無駄になった。
「はぁんっ…」
熱い舌があかねの首筋をたどる。
「気持ちいい?」
先程の質問を繰り返す乱馬。
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