著者 : なんとなく 氏

その2 ー >>198
開始:04/08/04
最終:04/08/08
その2 − >>223

【 無 題

「カーンカーン!」
午前二時。五寸釘は森の中でわら人形に釘を打ち付けていた。
「くそぉ〜早乙女め〜。あかねさんといいなずけになりやがって〜こ〜してやる〜えいえい!」
カンカンカンカン。
その時、五寸釘の背後からちかづく影があった
「こぉら!!」
「ひぃ!!だ、誰、ですか?」
「誰じゃない!貴様、人の庭で何をやっておるか!」
「あっ久能先輩じゃないですか〜。困りますよ〜人に見られてしまっては丑の刻参りが
台無しじゃないですか〜」
「じゃぁ人の庭でやるな!こだちにうるさいから見て来いとこんな時間に起こされたで
はないか。」
「だってこの近くに森があるとこっていったら久能先輩のお宅が一番近いんですよ〜」
「まったく…。ところで、お前、早乙女を呪っておったのか。」
わら人形にはられた早乙女の写真を見て久能は言った。
「久能先輩もどうですか〜?呪いグッズはまだまだいろいろありますよ。」
五寸釘はかばんの中からどっさりと呪いグッズを取り出した
「…貴様、こんなものどこで手に入れとるのだ?」半ばあきれ気味に久能はグッズを手に取る。

「通販ですよ〜あっそれなんかまだ使ってないんですよ〜。」


「フン!くだらん!呪いなんぞに頼らんでも、久能帯刀この剣の技で早乙女を倒してくれるわ!」
剣を構えてポーズをとる久能を無視して、五寸釘は呪いグッズを解説する。
「え〜と〜。これは、人を無力化させるちからがある石なんですって〜。これを身につけさせれば
早乙女は無力化するんですね〜。でも、久能先輩はお強いからこんなものいりませんよね〜。他には〜」
ぴくっ。久能が反応する。
(早乙女が無力化…?!それが本当なら、天道あかねの目の前で…いや、全校生徒の目の前で早乙女を
たたききってやることも可能!!フフフフ・・・)
「…誰が要らないと言った…。」
「へ?」
「フフン!お前がどーしてもというならばつかってみてやろう。どれ、僕が試しにつかってみてやろう!
さぁさぁ貸すのだ!」
「はぁ。どーぞ。説明書はそこにありますからね。」
「ふむふむ。なるほど…。これは朝が楽しみだ・・・ふははははっ!」
久能の高笑いは丑三つ時に響いたのであった。



翌朝 学校にて…
きーんこーんかーんこーん
「らんま?なにみてんの?」
「お、あかね。まぁた久能から果たし状が来たんだよ。」
「久能先輩も懲りないわねー。なになに?なんか今回はとっておきの策がある?
やけに自信ありげね。らんま大丈夫?」
「なーにいってんだよ。いつものことだろ?へーきへーき!じゃ、ちょっくらいってくるわ!」


体育館裏
「早乙女きたな!これまでのうらみ、今日とゆう今日ははらしてくれるは!」
「へー、久能ちゃん、今日はやけに自信ありげじゃん!」
「フフフ…。そうだ。今日は必殺アイテムがあるのだ。
早乙女!この石をくれてやる!」
久能が投げた石を、らんまは思わずキャッチする。
「ん?なんだこの石。緑色できれーだな。」
らんまは石を珍しそうにながめた。
「…で?なんなわけ?」
「なんでもいい。その石をもっていればよい。いくぞー!!てやぁああああああ!」
ばこっ!
…勝負は一瞬でついた。らんまの蹴りが久能の顔面に直撃し久能は倒れた。
ひゅるるるる。
「…ってーことで、じゃあ!(なんだったんだか)」
らんまは久能に背を向け、すたすた去っていく。
(なんだ?なんの変化もないぞ?無力化などと五寸釘のやつだましおったなー!!
いや、まてまて説明書をもう一度よんでみるか…。
な、なに!石を水にぬらさなければならなかったのか!しまった。)
久能は辺りを見回し、防火バケツの水をみつけた。
「えーい!まてー!早乙女!」
久能は叫びながら、防火バケツごと水をらんまにむかって投げつけた。
「ぶぁ!つめて!なにしやがるっ!!!」
女らんまは思わず久能の方を振り向いたが…こてっと尻もちをついてしまった。
「??体がうごかねぇ…」


らんまはしびれたように体を動かせずにいた。
起き上がろうとしても力が入らずおきることもままならない。
「!やったのか?あの石がきいたのか?」
困惑したらんまにうきうき気分でちかづく久能。
「ふはははは!早乙女ー!この石は、持ったものを無力化する呪いグッズなんだ。
水をかけたら最後、30分は体がうごかせない。と書いてある!
30分あれば十分今までの借り返せるぞ!・・・」
「ん?お、おまえはおさげの女!さ、早乙女はいずこに??」
「く,久能…」
「なぜおさげの女がこの石をもっているのだ?はっまさか・・・」
(久能、やっと俺の正体に気づいたか・・・)
「早乙女はおさげの女を盾にして逃げたのだな!うぬ〜なんて奴だ!
大丈夫か?おさげの女。よし、つかまれ!」
久能は女らんまをかかえおこした。
「(何でばれないんだ?)・・・おろせー!」
らんまは弱弱しい抵抗をする。
それを見ていた久能はいけない衝動がわいてきた。
(動けない女と人気のないところで二人きり・・・と、いうことは・・・)
どくんどくん・・・
「お、おさげのおんなー!!」
久能はおさげの女を押し倒した。


「おさげの女…。」
久能はらんまの肩を抑えて 唇を奪った。
女らんまは本気で嫌がって、久能を引き剥がそうとするがこの状態では抵抗できない。
しっかりと閉じた唇を久能は舌をつかって らんまの唇をこじ開けて、舌をいれた。
 その間にもらんまのチャイナ服のうえから荒々しく胸をもみしだいた。
「く、久能!やめろぉおお!や、なにすんだ!」
らんまは後ろを久能に背を向けるようにうつぶせになった。
久能はらんまを後ろから抱きしめて、両手で服の上から胸をさわった。
そして後ろから大きくて熱くなってる久能自身をらんまに押し付けた。
久能は首筋にキスしながら脱がせやすいだぶだぶの服をぬがしていく。
らんまはブラジャーを着けていない。豊満なおっぱいが乳首をたたせてでてきた。
「なんてきれいなんだ・・・」

「一度この胸に埋もれてみたかったんだ!」
九能はらんまの胸に顔をうずめた。
「なんていい感触なんだー!」
「や〜め〜ろ〜!!」
らんまは抵抗するが、九能はらんまをがっちりつかんで離さない。
次第にらんまは九能の動きに反応しはじめてしまった。
九能が乳首を指でつよくつねるたびに身体は反応してしまう。
(うわ!…俺、九能なんかに何感じてんだ。もうやめてくれ…)
九能は右手でらんまの顔を引き寄せて、キスしながら、左手でらんまのズボンを足首までずり下げた。
「おさげの女…なぜ男パンツを…。今度女物をプレゼントしてやろう!」
「やかましい!そんなもんつけられるか!ひゃっ」
九能は下着の上から あそこをさわると、らんまのあつさが伝わってきた。
九能がらんまのクリトリスを撫でるとらんまはびくっと反応した。
「あっ!や、やだ!」
「ここがいいのか…?」


九能はらんまの下着を下ろし、足首を押さえてM字開脚にした。
「ばっ!なんて格好させんだよ」
らんまは必死に足を動かすが力が出ない。
九能がクリをぺろっと舐めるとらんまの体がビクッ!となった。
「や、な、やめろ九能。そんなとこ…」
「なんだ。おさげの女。嫌といいながらこんなに濡れて…。
おさげの女も僕のことが好きだったんだな、フフフ」
「お前なんか 嫌いっだ…きゃう!」
九能はらんまの答えを聞くと、指でクリトリスを激しく上下に動かしながら、あそこの奥まで指をいれてかきまわした。
「あぁ! いやいや いああ」
らんまは顔を真っ赤にしながら九能にしがみつき自分が高みに昇っていることを感じた。
「ん!あぁ!あああああ!」
らんまは 身体をびくびくと痙攣させていってしまった。
「はぁはぁ…」
ぐったりして目をウルウルさせているらんまに九能は
「これでも、僕をきらいだというかい?」


「…ったりめーだ…はぁはあぁ・・・え!お、お前何やって!」
九能がズボンを脱ぎ、九能自身をだそうとしてることにらんまはきづいた。
「だめ、だめだ!九能、く、くるな・・・」
らんまは少し動けるようになった体で、四つんばいになって逃げだした。
しかし、さっきいかされたばかりのらんまは 腰に力が入らなく九能に犯されやすいようにお尻を 
出した格好で くたっ とつぶれてしまった。
「おさげの女…そんなに 後ろからされたいのかい」


「ひぃいいいい!んなわけねーだろ!」
らんまは自分の貞操の危機を感じた。
(だめだ、それだけは絶対ふせがないと!そういや、この無力化の石は効き目は30分だっていってたな…。
あと五分ぐらいだ。時間を稼いで何とか乗り切るしかないか…)

らんまは決心をして九能に猫なで声をだした。
「ねぇ〜えん。く・の・う・先輩☆
あたしだけが気持ちいい思いをするなんて悪いよ。
俺、いやあたしも先輩に気持ちいいことしてあ・げ・る!」
「おお!おさげの女!やっとその気になってくれたか!
うれしぃぞ〜〜〜!」
九能はらんまを抱きしめて思いっきり頬擦りした。
(や〜め〜ろ〜。変なのが俺に当たってるよ!)
「で、おさげの女、気持ちいいことってどんなことだ?」
「こ〜いうこと!」


そう言うと、らんまは九能の熱くそそりたったものを勢いよくつかんだ。
「おぉう!」
緊張と快感とで九能は思わず首を振る。
らんまはつかんだ九能をスローなペースでしごいていく。
「どぉ?せ・ん・ぱ・い☆」
「お、おさげ女…」
九能が情けない声を出す。
「ほほほほほ!気持ちいのネ?ほ〜ら、これはどう?!」
らんまはしごくペースを早くした。
九能は目を閉じ快感に身をゆだねた。
らんまの細い指がじぶんのものに絡み付いている…
それを考えるだけで九能はたまらなく感じた。
「くぅぅ!す、すごい!もう、もうだめだ!うわぁああああ!」
らんまの手の中のものが一気に膨らんだかと思うと、勢いよくザーメンが飛び出した。

九能は放心状態で息を切らしている。
(いったか…。うえ〜!顔についちまったじゃねーか!
まぁ、でも時間稼ぎになっただろう。これで貞操が守られたと思えば…)
しかし、らんまの考えはあまかった。
九能は放心から状態から立ち直ると、また自分のものをそそりたて涙を流していた。
「げぇ!!!」
らんまは後ずさった。
「おさげの女…お前の気持ちはしかと受け取った…。
 今度は僕の番だ。愛してやるぞぉお!」
そう言うと、九能はらんまの脚を大きく広げ割り込んだ。
「うわぁあああ!」
らんまじゃ最終的な危機が近いことを知り愕然とした。
(俺、こんなとこでこんなやつに…。)
九能は狙いを定めるとゆっくりと挿入していった。
らんまは目を閉じて歯を食いしばった。
(もうだめだ!誰か…だれか。。あかねぇえええ!!!)


(あかねぇええええ!!!)
(らんま…??)
あかねは午後の授業を受けながら、心にらんまの声がよぎった。
(らんま遅いなぁ。昼休みおわっちゃったじゃない。
なんだか胸騒ぎがするよ…。先輩に負けるなんてことないよね…)
あかねはたまらず席を立った。
「ヒナちゃん先生!すぐ戻ります!」
あかねは廊下を走っていった。
「天道さん!?どうしたのかしら〜?悪い子ね!ぷんぷん!」


どかっ!


目をつぶったらんまの上に、何か重たいものがもたれかかった。
「ん…?」
薄目を開けて上のほうを見ると、気絶した九能がらんまの上に倒れこんでいた。
らんまはかろうじて貞操をやぶられてはいない!
「な、何が…?あかね…?」

「なーにやってんだ!!こんなっところで!!!」

聞きなれた声がした。見上げるとそこには、
「り、りょうがぁ!!!」
良牙のあきれた顔があった。
「お前、こんなとこでなにやってんだ!恥知らずが!
こんな奴、簡単に払いのけられるだろ??」
見知った声を聞いたのと、危機から脱せられた安心感でらんまは思わず泣き出してしまった。
「うわぁああああん。こわかったよーーーー!!!」
らんまは良牙に抱きついて、その胸で泣いた。
「お、おい!なんだよ!わあったから、服着ろ服!!////」
良牙は半裸状態のらんまに飛びつかれ思わず赤くなった。
「なにがあったんだ?」
「ひっく、ひっく。九能の奴がよぉ・・・」
らんまは一連の話を良牙にはなした。


「なにぃい?このど変態やろう!!人の風上にもおけねぇ!」
良牙は話を聞いて、すでに気絶している九能をもう一度なぐった。
「だろ…?俺が本調子になったら、ぼこぼこにしてコンクリートで固めて校庭に生き埋めにしてやる…」
らんまは徐々に回復しつつある体で、ふらふらと立ち上がった。
「ところでお前、ここに何しに来たんだ??」
らんまは半裸のまま聞いた。
「いや、長野にいたはずなんだか、気づいたら風林高校にいた。
これもあかねさんのお導きかも知れん。あかねさんに会いに行くからつれてけよ。」
良牙はふらつくらんまの肩を支えた。
「けっ何がお導きだよ・・・。まぁとにかくサンキューな。今回ばかりはマジでたすかったぜ!」
二人は教室(あかね)のほうに向かっていった。


(え!なに?あの二人はなんなの?良牙くん…裸のらんまになにをしたの??
らんま泣いてるし…。まさか?うそ!!)
あかねは二人から少し離れた草の中で、一連(らんまが良牙に抱きついた辺りから)の流れをみていた。
あかねにはらんまが良牙に犯され、泣いているように見えたのだ。
(どーしよう!!良牙くんらんまを狙ってたのね…)

この後、勘違いをしたあかねに良牙は本気で怒られ、泣かれ、大変な事態になったのでした。
いつも貧乏くじを引かされるのは良牙なのであった…。かわいそうに…。

体育館裏・・・
「きゃーーーー!!!だれかーーーー!!全裸の変質者よーーー」
女学生の声が響き渡るのでした。


                   ちゃんちゃん!
「まだまだ、呪いグッズはあるんだよ〜〜早乙女め〜〜〜」BY五寸釘



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