著者 : gonzou 氏

その1 ー >>777
開始:03/12/23
最終:04/01/06
その1 − >>814

恐怖の女喜節棍帯の巻 (前・中・後編)

 ここは、シャンプーの営む中華料理店。今日は定休日である。客のいない店のテーブルで、シャンプーが、
ほおづえをついている。なにやらしきりに考え込んでいる孫をみかねて、コロンが声をかけた。
「どうした、シャンプー。また、ムコ殿にふられたのかの?」
 図星をさされて、シャンプーが、ふくれつらでうなづく。
「ふぉふぉふぉ。ムコ殿もあいかわらずガンコじゃのう」
 シャンプーが、腹に据えかねたように、いきなり立ち上がる。
「ばあちゃん! 乱馬が、ワタシにべたほれするような薬はないあるか!」
「ふうむ。ほれぐすりかの。中々そんな都合のよい薬はないのう」
 シャンプーが、今度はいすにへたりこんで、ため息をつく。
「なんとかしないと、最近ますます、あかねといい感じになってるね!」
「……。じゃがのう、手がないこともない」
「ほれ薬をもってるあるか?」
「男を女に惚れさせるような薬はないがの……」
コロンは、シャンプーを連れて、二階に上がり、物置の中に入る。
「これじゃ、これじゃ」
コロンは、ほこりをかぶったつづらをとりだしてきた。ふたを開けて、中から古ぼけた鉄製の器のようなものをとりだす。中に、汚い木切れが入っていて、
コロンが振ると、からからと音を立てた。
「これぞ、わが女傑族伝来の『女縁結香』ぢゃ! 」
「女縁……? 一体なんの道具あるか?」
「わが女傑族の女は、おのれより強い男に、初めて体を許す。それでは、いまだ強い男に出会えぬ、年頃の女たちは、体をもてあます。そこで、この女縁結香ぢゃ。
 この香の煙を吸えば、女という女は、男に見向きもしなくなり、女同士、夢中になってむつみあい、何日でも、体を慰めあうようになるのぢゃ」


 シャンプーが、おそるおそるたずねる。
「つまり、この煙を吸えば、みんな、『れず』になってしまうあるか?」
「まあ、わかりやすくいえば、そういうことぢゃ」
「なんとおそろしい…」
「ふぉふぉふぉ。思い出すのう。わしも若い頃は、美しいお姉さまがたや、年下の娘たちと、むつみあったものぢゃ」
「そ、想像したくないある」
 コロンが、さらに思い出ばなしを続けそうなのを見て、シャンプーが、あわてて口をはさむ。
「そ、そんなことより、これが、乱馬とワタシの仲に、なんの関係があるか? 男の乱馬に効かないのなら、意味ないあるよ!」
「ふむ。そこでぢゃ」
 コロンは、つづらの中から、今度は、別の包みを取り出し、つくえの上に中身を広げる。取り出されたものを見て、シャンプーが、まゆをひそめる。
「一体なにあるか、コレ?」
「これぞ、わが女傑族伝来の『女喜節棍帯』ぢゃ!」
 皮製のパンツのようなものに、本物とみまごうような男性器の張形が装着されている、つまり、ペニスバンドである。
「ただの張形ではないぞ。この帯をつけた女人は、男と同じ快楽をえることができ、処女を相手にしても、全く痛みをあたえることなく
交わることができるのぢゃ。思い出すのう、わしも若い頃は……」
「ば、ばあちゃんのはなしはもういいある!」
 コロンは、愛用の杖を、孫の鼻先に突きつけた。
「よいか、シャンプー! 女縁結香を女のムコ殿にかがせ、さらにこの帯をつけさせて、おぬしを抱かせるのぢゃ! 
オンナ同士といえども、乙女の純潔を奪ったとあらば、ムコ殿も、婚姻を承諾せざるをえまい」


「……、なんか、むちゃくちゃ強引な設定あるね」
「ふぉふぉふぉ。もちろん、無理にとはいわんがの」
 シャンプーは、グロテスクな物体を見つめて、ごくりとつばをのみこむ。
「わかたある! なにがなんでも、乱馬にワタシを抱かせるある!」
 心を決めたシャンプーは、決然と目の前の道具を手に取ろうとしたが、ふとあることに思い当たって、
伸ばした手を寸前でとめる。
「これ、ばあちゃんが使ったやつあるか?」
「……。ちゃんと洗ったぞい」

 ランニングをしている最中に、急に雨が降り出した。らんまが、ずぶぬれになりながら、家に向かって走っていた途中、
いつも良牙が野宿している空き地をとおりがかる。
 ところが、空き地には、地面をほとんどふさぐような、豪華なテントが張られている。
「おかしいな、良牙は山ごもりで、今、町にはいないはずだし……。大体、こんなばかでかいテント、
見たこともないぞ」
 テントの入口には、『中国四千年式美容術』という看板がかけられている。らんまがしばらく立ち止まって、
様子をうかがっていると、入口の幕がすっとあがり、中から腕がつきだされて、こちらにむかって手招きをする。
「ん? 誰だ?」
「らんまー、ここに入るあるよー」
「シャンプー! こんなところで何してんだ?」
 らんまは、とりあえず、テントの中にかけこむ。
「ずぶぬれね、らんま。風邪ひくあるよ」
 シャンプーは、いきなり、らんまの濡れた服を脱がせにかかる。
「わわ、ちょっと、シャンプー!」
「なに恥ずかしがってるあるか、オンナ同士あるね!」
シャンプーは、あっという間に、らんまを丸裸にすると、代わりに、乾いたバスタオルを渡してやる。


「あ、ありがとう…」
 シャンプーの態度に少し戸惑いながら、らんまは、タオルで濡れた体と髪をごしごしとふいた。
「ところで、こんなテント建てて、一体なにしてんだ?」
「エステサロンあるよ!」
「えすて? ああ、おもての看板にあった中国なんとかってやつか?」
 暗さになれた目で、テントのなかを見回すと、なにやらあやしげな器具やら、寝台が置いてある。
「中国四千年の神秘、中国式エステで、どんな不細工も美人になるよ!」
「へえー、そうか。ま、がんばってくれ。おれは、そろそろ……」
 嫌な予感がして、らんまが、服を取り替えそうとするのを先回りして、シャンプーが服を入れたかごをひょいと取り上げる。
かごを挟んで、にらみあうシャンプーとらんま。
「シャンプー? 服を返してくれよ」
「らんまもキレイになるあるね! 特別サービスするあるよ!」
 ニコニコ笑いながらも、拒むことを許さない、断固たる口調だ。
「ば、ばっきゃろー! おれはオトコだぞ! エステなんて女々しいことできるか!」
 らんまが、思わずわれを忘れて怒鳴ると、シャンプーの大きな瞳に、みるみる涙があふれる。
「わかたある……。らんまが、お客にならないなら、こんな店やめて、外にでていくある!」
「わ、わー! 外にいくんじゃねえ、シャンプー!」
 出て行こうとするシャンプーを、らんまは、あわてて引き止める。外はまだ雨がふっている。
シャンプーが変身することは、らんまが、何よりおそれるところだ。
「わかったよ! やりゃあいいんだろ」
「ほんとあるか、らんま! うれしいあるー!」
 シャンプーは、満面の笑みを浮かべる。先ほどの涙は、あとかたもない。
(くっそー、だましやがったなー)
 そうと分かっても、今のらんまには、どうしようもない。


「ほれ、らんま。ここにうつぶせになるあるよ」
 シャンプーが、寝台の上をばんばんとたたく。らんまは、ぶつくさ文句をいいながらも、おとなしく横になる。
「タオルが邪魔あるね」
「こ、こら、シャンプー!」
 らんまが、未練がましく体に巻いていたタオルも、シャンプーが、おしりまでずりおろしてしまう。
らんまの背中がむきだしになる。
「まずは、特製オイルでマッサージあるね!」
 シャンプーが、『香油』と書かれた瓶を手に取る。
「もう好きにしろよ、とほほ」
 らんまは、観念して、枕に顔をうずめる。
「うひひゃう!」
 シャンプーの手のひんやりとした感触に、らんまは、思わず奇声を発し、体をのけぞらせる。らんまが、
のたうちまわっているのもおかまいなしに、シャンプーは、らんまのはだかの背中にオイルを塗りつけてゆく。
 男の無骨な手とは全くちがう、女性の繊細な手が、肩からわき腹、腰へと、あくまでやさしいタッチで、愛撫してゆく。
いかなる成分でできているのか、オイルが体温であたためられると、いい匂いが立ちのぼってきた。
 そして、テントの中では、なにやらお香が焚かれていて、らんまを陶然とした気分にさせる。
(うう……。これって、きもちいいかも)
「らんまのお肌、すべすべで、とてもきれいある」
「ば、ばか!」
 らんまは、思わず顔を赤らめる。


(それにしても、今日のシャンプー、なんだかやけに色っぽいな……)
 らんまは、横目でそっと、シャンプーの姿を見上げる。
 シャンプーは、らんまも初めて見る、目の覚めるような緋色のチャイナドレスを着ている。
 胸には見事な龍の刺繍がほどこされ、ノースリーブの肩口から、美しい腕がむきだしになっている。
 大きく開けられたスリットから、まぶしいほど白い脚が、ちらちらとのぞき、らんまをどぎまぎさせる。
 普段よりも濃い化粧が、整った顔立ちによく映えて、イヤリングやアンクレットが、体を動かすたびに、かすかな音を立てる。
 らんまが思わずみとれていると、シャンプーは、その視線に気づき、らんまに向かって妖艶に微笑んだ。らんまは、あわてて顔をふせる。
 ストーブが焚かれているのか、薄暗いテントの中はぽかぽかと暖かく、ランニング帰りの雨で冷え切っていたらんまの体を心地よくあたためる。
シャンプーのたくみなマッサージで、らんまは、ついうとうとしてしまう。
 かろうじて腰にかけられていたタオルも、いつのまにか剥ぎ取られ、寝台の上のらんまは、一糸まとわぬ姿になっていた。


「きゃ!」
 らんまが、悲鳴を上げる。シャンプーの手が、らんまのおしりに伸びたのだ。
「マッサージあるよ!」
 シャンプーの細い指が、らんまの丸みを帯びた双丘の上をのたくりまわる。
「らんまのおしり、小さいけど、イイ形してるね」
「よけいなこと、いってんじゃねえ!」
 らんまにとって、これまで味わったことのない感触だった。こそばいような、恥ずかしいような、逃げ出したい気がする一方で、
もっと激しく愛撫してもらいたい衝動を感じる。
「ああん……」
 甘い嘆声がもれそうになり、あわてて、顔を枕に押し付ける。
 いきなり、シャンプーが、らんまのしりの上におおいかぶさり、音を立ててくちづけをした。
「なにしやがる!」
 驚いたらんまが、顔を上げても、シャンプーは、クスクスと笑っているだけだ。
「オマエ、今日は変だぞ! オレは、もう帰るぜ!」
「もう帰るあるか? らんまも、感じてたあるのに」
「な、なわけねーだろ!」
「シーツに恥ずかしいシミができてるあるよ。フフフ」
「な……!」
 らんまは、シャンプーの言葉に絶句してしまった。やはり様子がおかしい。目はうるんで、きらきらと光り、顔は真っ赤に上気している。
 らんまが、怒鳴りつけても、おかしそうに笑っているばかりだ。
 その時、先ほどからテント内で焚かれていたお香の匂いが、一段と高まったように感じられた。
(この香り……!)
 らんまは、とっさに、お香に仕掛けがあると直感し、テントの中を見回す。すると、シャンプーが、寝台の向こう側に回り、
テント内を二分していた幕の前に立つ。
「らんま! これからが、特別サービスあるよ!」
 シャンプーは、一気に幕を引いた。


 幕の向う側には、贅沢なクッションが一面に敷き詰められていた。そのクッションの上に、ひとつの女性と思しき人影が、横たわっていた。
「誰だ!」
 らんまは、薄暗い中で目をこらす。女は、ふらふらと立ち上がって、こちらへ寄ってくる。
「う、うっちゃん?!」
 見覚えのあるその顔は、乱馬のもうひとりのいいなづけ、右京のものだった。
「らんちゃん……」
「うっちゃん! 泣いてるのか?!」
 らんまは、全裸であることも忘れて、右京に駆け寄る。いつものユニフォームはどこへやったのか、右京もまた、
ノースリーブのチャイナドレスを着ていた。
こちらは、冬の海のような濃紺で、胸には、本物とみまごうばかりの虎の刺繍が入っている。
右京は、美しく化粧した顔に涙をにじませて、放心したような表情を浮かべている。
「うっちゃん、なにかあったのか?!」
「らんちゃん……、ウチ、ウチなぁ……。キレイになって、らんちゃんに好きになってもらおう思うてな……。
このテントに入ったら……」
「どうした?! シャンプーになにかされたのか?!」
「そしたら、そしたらな……、ウチ……」
「なにがあった?! はっきりいえよ!」
 らんまは、右京の肩をつかんで、激しくゆさぶった。
「ウチ、禁断の快楽に目覚めてしもうたんやー!」
「わー! う、うっちゃん!!」
 右京は、らんまに抱きついて、強引にクッションの上に押し倒してしまった。
 

 右京とらんまは、クッションの上でしばらくもみ合った。お好み焼きと武道の修行で鍛えた右京の腕は中々力強く、
女のらんまでは、ふりほどくことができない。
「らんちゃん、ウチと一緒に禁断の世界にいこ!」
「ちょっと落ち着けよ! うっちゃん!」
 のしかかってくる右京の体をつきのけようとしたその時、つま先に、電流のような刺激が走る。
「な、なんだ!?」
 らんまは、顔を上げて驚いた。シャンプーが、らんまの足のつま先を口に含み、足の指をでねぶっているのだ。
「シャンプー! なにしてんだ!」
「らんまの足のゆび、ほそくて、ちっちゃくて、とても可愛いあるよ」
 シャンプーは、うっとりした顔で、ちゅうちゅうとつま先を吸いあげるかと思うと、歯でやさしくあま噛みする。熱く、柔らかい舌先が、らんまの足指の間を、
小さい蛇のようにのたうちまわる。
「はあん!」
 しびれるような快感に、らんまは、おもわず声を出してしまう。その口を、右京の唇がふさぐ。右京の舌が、唇のあいだを割って入り、らんまのあごに、
だ液がだらだらとあふれる。
「ムグ、ムグ!」
 右京の激しいせっぷんに、らんまは、気が遠くなりそうになる。右京の手がらんまの胸にのび、乳房をもみしだき、一方でシャンプーの指が、
ふくらはぎからひざまでゆっくりと這い上がってくる。二人の美少女の攻撃は、らんまにいきつく間も与えない。
「い、痛い!」
 右京の乱暴な愛撫に、らんまが悲鳴を上げる。
「あ、ごめんや、らんちゃん」
 右京は、少しだけ正気に戻り、手の力をゆるめた。しばらくの間、ふたりは、額が触れ合うほどの間近さで、まじまじと見つめあった。
(うっちゃんて、こんなに奇麗だったっけ……)


 シャンプーが施したのだろうか、右京の化粧した顔を見るのは、らんまも初めてだった。濃いアイシャドーが、りりしい眉毛をくっきりと際立たせている。
 少年のように力強い瞳は、興奮できらきらと光り、それとは対照的に、女らしくピンクのルージュをひいたくちびるは、らんまとの接吻で、淫靡にぬめっている。
 らんまは、テントの中に漂う香りのことを、すっかり忘れていた。『女縁結香』とは、女の発する体臭と交じり合うことによって、その効果を発揮するものなのであろうか? 
 少女たちが格闘し、絡み合うたびに、頭をくらくらさせるような匂いが強まり、その麻薬のような効果で、シャンプーと右京、そしてらんまの正常心と羞恥心を一枚一枚、
本人たちの気づかないうちに剥ぎ取っていくようだ。
「ごめんな、らんちゃん。でも、ウチ、がまんでけへんようになってしもうてん……」
 さきほどの強引さと打って変わって、右京は、いまにも泣き出しそうな顔になる。らんまの胸におずおずと手をのばし、懇願するような口調でささやく。
「な、ええやろ、らんちゃん……」
 右京のすがりつくようなまなざしに、らんまは胸がしめつけらた。
「うっちゃん……。や、やさしくしてくれよ」
 右京は、てのひらでらんまの乳房を包むようにして、反応を確かめながら、やわやわと指を動かす。右京が、探るような目で、顔をのぞきこんでくるので、
らんまは、いたたまれなくなり、目をつぶって顔をそらせる。
 らんまの抵抗が徐々に弱まってきたのを確かめると、右京は、らんまの胸の上に顔を近づけ、ピンクの突端を口に含む。
「やあん!」
 らんまが、からだをのけぞらせる。右京は、赤ん坊のように、らんまの胸を夢中になって吸っている。
 シャンプーはといえば、らんまの両ひざがしらに手をやり、蜘蛛が屈伸するように、五本の指を這わせて、ゆきつもどりつさせる。その微妙な刺激に、
下半身がしびれたようになる。
 らんまの感じている表情をよく見ようとして右京が顔を上げると、そのくちびると、らんまのふくれあがった乳首の間で、唾液が細く糸を引いた。


 先ほどから、テントの中では、夢幻のような光景が繰り広げられていた。
 シャンプーも右京も、女性としては、かなりの長身である。その長身の少女たちが、小柄な女の子の上にのしかかり、手や口で、激しく責め立てているのだ。
 らんまの心は、完全に混乱していた。美しい二人のいいなづけに、腕づくでくみしかれ、いいように体をもてあそばれて、ほとんど抵抗もできないのだ。
 着飾った二人に対して、自分は一糸まとわぬすがたであることが、らんまの羞恥心をさらにかきたてる。
 らんまの抵抗が完全にやんだのを見て取ると、右京は、片手を、らんまの太ももの間に差し込んだ。
「あん! だ、だめえ!」
「ククク。そんなこと言うてからに……。ほんまはうれしいくせになあ」
 右京の指が、らんまの割れ目にそってなぞりあげた。
「ああん!」
 らんまの体が、びくんとはねあがる。
 右京の言うとおり、体中をくまなく愛撫されて、らんまの女の部分は、すっかり濡れていた。勝手の分かった女の秘部を、右京の指がかき回す。
「らんちゃんのあそこ、ほんま、ぐちょぐちょやわ。シャンプーにも見てもらおか」
「え?!」
 右京は、らんまの背中に回ると、こどもにおしっこをさせるように、うしろから両足を抱きかかえて、がばと足を開かせた。
「はずかしいよ、うっちゃん!」
「そうか、そうか、はずかしいか」
 らんまのささやかな抵抗をあざけるように、右京は、十本の指を割れ目にあてがうと、思い切り左右にひろげてしまった。
らんまの女の部分が、正面のシャンプーに丸見えになる。
「いやあ!」
「ほうら、らんちゃんのおめこ(*注)、シャンプーに奥までばっちり見られてるでえ。アハハハハ」
「うっちゃん、性格変わってるよぉ〜!」
 どうやら、右京には、サディストの素質があるようだった。

 (注……関西では、女性器のことをこう呼ぶ)
 
 シャンプーは、らんまの股の間にかかみこんだ。他人の女性器を間近で見ることなど、もちろん、シャンプーにとっても初めてのことだろう。
 鼻先がくっつかんばかりに顔を近づけ、その好奇心にキラキラと光る瞳で、らんまの秘められた部分をすみずみまでのぞきこんでいる。
「らんまのオマンコ、とってもキレイなピンク色ね」
「や、やだ、いわないで……」
 らんまには、少女の視線がつきささるように感じられる。はずかしさで息もたえだえになったらんまの耳もとで、右京が、低い声でささやく。
「らんちゃんのかわいいおめこ、シャンプーになめなめしてもらおか、なあ?」
「だ、だめだよぉ……」
 らんまが弱弱しく首をふるが、シャンプーたちは、聞く耳をもたない。

「らんま……」
 シャンプーが、ぐいと顔を近づけ、らんまの眼をまっすぐのぞきこむ。長いまつげのしたの大きな瞳は、ガラスだまのように色をくるくると変化させ、
見ているだけで妖しげな術にかかりそうである。
 みいられたようになったらんまに、シャンプーは、ゆっくりとくちづけをする。舌先で、らんまのくちびるをぺろぺろとなめる。らんまも積極的に応じ、
ふたりは、舌を絡めあう。右京は、その様子を見てにやりと笑い、らんまの乳房をもみしだき、股間をまさぐる。
 シャンプーが、今度は舌先で首筋をなぞりあげる。
「ああん!」
 どうやら、シャンプーは、好物は最後までとっておくことに決めたようだ。
 らんまの鎖骨から胸、わき腹へと、ゆっくりとみちくさを楽しむ。舌先で、らんまの白い肌の上に光る玉の汗を、丁寧になめとってゆく。
 二つのピンクの先端にやさしく歯を立てると、らんまが、声にならない叫び声をあげる。らんまの胸が激しく上下し、乳首がぷるぷるとふるえる。
 シャンプーの攻撃は、長い時間をかけて、ようやくらんまのおへそにたどりつく。たてに割れ目の入ったへその穴に、舌先をねじいれ、のたうちまわせる。


「はあん、はあん!」
 小さなへその穴が、ひくひくとうごめく。おしっこをもらしたくなるような不思議な感覚に、らんまは、自分でもはずかしいほどの蜜があふれだしてくるのを感じる。

 シャンプーの舌は、へそからそのまま下へさがってゆき、とうとうらんまの奥の部分に達した。
「ああん!」
 もはやらんまは、悦びの声を隠さなかった。その横顔を眺めて、右京が、意地悪い笑みを浮かべる。
 シャンプーが、らんまの股間に顔をうずめ、ぴちゃぴちゃ音を立てて舌を動かしている姿は、まるで、ミルクを夢中でなめる子猫のようだった。
首を動かすたびに、シャンプーの鼻が、すこし小さめのクリトリスをこすり上げる。
「シャンプー、いいよう、ああん!」
 無意識のうちに腰をくねらせているらんまの首を、右京が、ぐいとねじまげ、その唇を奪う。二人の少女の細い指が何本も、らんまのふとももの間に侵入し、
あらゆるパーツをひっぱってはつつきまわす。心と体がばらばらになりそうな感覚に、らんまは、息もたえだえになる。
 シャンプーが顔をあげると、その口の周りは、愛液とだ液でべっとりと濡れていた。
「らんまのおつゆ、おしりまでたれてるあるよ」
 らんまは、口をきくこともできず、首をふるだけだ。
「どれどれ……」
 右京は、らんまの両足首をつかむと、ぐいと引き寄せた。両膝が、肩にぴったりとくっつけられ、らんまは、解剖台の上のかえるのようになって、
奥の奥まで、ふたりの少女にのぞきこまれている。


「やだ、やだ!」
 とうとう、菊門までが、灯りのしたにさらけだされた。らんまの視線が届かないところを、シャンプーの目が、じっと覗き込んでいるのが分かる。
とりみだしているらんまをなだめるように、シャンプーが、見えないところから声をかける。
「らんまのおしりのあな、キレイあるよ、ニオイもないある」
 シャンプーが、くんくんと鼻をならし、熱い鼻息が肛門にかかる。なんのなぐさめにもならないシャンプーの言葉に、らんまは、涙をぽろぽろと流した。
「ここからやと、よう見えへんわ。シャンプー、らんちゃんのおしりの穴、どんなふうになってるか、言うてみて!」
「な……!」
 シャンプーが、もっと良く見えるようにと、しりの肉をかきわけ、鼻先がくっつくほどのぞきこんだ。
「ええと、ちょと黒ずんでるけど、キレイな赤色ある! 穴のまわりに、小さなシワがいっぱいあって、とてもカワイイね! どうして、さっきから、
パクパク口を開いてるあるか、らんま?」
「し、知るかよ!」
「アハハハ! ちゃんと、お手入れしてるみたいやな、らんちゃん。それやったら、シャンプーが、なめても大丈夫やろ」
「なにいってん……、 きゃん!!」
 らんまの言葉の最後は、悲鳴に変わった。菊門を、シャンプーが、舌先でちろりとなめ上げたのだ。
「シャンプー! 汚いってば!」
 かまわず、シャンプーは、らんまの後ろの穴を、なめあげる。
「何をはずかしがってるんや、らんちゃん。うちらに見られてもはずかしいことないやろ?」
 はずかしいどころではなかった。だが一方で、このかわいいフィアンセたちの責め苦に、心と体を完全に明け渡して、快楽の波におぼれきってしまいたい
という願望が、むくむくと頭をもたげてくる。右京の言葉は、悪魔のささやきにも聞こえた。


 らんまの心は、シーソーのように、両極端に揺れ動く。そんならんまの苦しみも知らぬげに、シャンプーは、こどものような表情で中指をしゃぶりはじめた。
らんまの表情に、さっと不安の陰がよぎる。
「シャンプー? 一体なにしてんだ?」
 らんまの問いに無言の笑みで答えると、シャンプーは、その中指をらんまのおしりにあてがった。「だ、だめー!!」
 右京が、らんまの足首をがっしり握って離さない。
「モウマンタイ、無問題よ!」
 らんまの抗議もむなしく、シャンプーは、あくまで無邪気に笑いながら、ずんずん指を押し入れていく。たっぷりぬらした指先は、第二関節まで
すっぽりとらんまのアヌスにおさまってしまった。
「う、動かさないで!」
 シャンプーが、指を軽く曲げただけで、らんまの体に、太い杭が打ち込まれたような衝撃が走る。もはや、右京がつかんでいた手を離しても、
シャンプーの細い指がくさびとなって、らんまは、ふとももをとじることさえできず、じっと我慢しているしかない。
 らんまの最後のささやかな抵抗をあざけるように、右京が声をかける。
「らんちゃんのおまめさん、ぷっくりふくれて、まるで煮たばっかりみたいやで!」
 らんまには、右京の言っている意味が分からないでいると、右京が、いきなりらんまの「おまめ」に手をのばした。
「きゃん!」
 右京は、指の腹で、ゆっくりとらんまのクリトリスをこすりあげる。そして、右京の指の動きとシンクロさせるように、シャンプーが、
らんまの体の中に入ったままの中指を、ゆっくりと引き出し始めた。
 内側の肉ごと引きずり出されるような感覚に、らんまの口からもれる叫びは、もはや人間の言葉をなしていない。
「だめえ! だめえ!」
「今のらんちゃん、ほんまにかわいいわ」
 よだれをたらしながらあえぐらんまに、右京は、いとおしそうに、くちづけをする。
 シャンプーの中指の第一関節のゆるやかなでっぱりが、らんまのアヌスの入口を通過すると同時に、らんまは、叫び声を上げて絶頂に達した。らんまは、
美しい少女たちの指先だけで、気絶するほどの快楽を味わわされたのだった。


(フフフ。そろそろいい頃合いあるね!)
 シャンプーは、そっと立ち上がると、右京の腕の中でぐったりとなっているらんまを見下ろして、冷たくほほえんだ。あとは、らんまに、あの『道具』を装着させるだけだ。
 シャンプーは、クッションの下をごそごそと探る。ところが、あらかじめ隠してあったはずのものがない。
 あせったシャンプーが、二人をほったらかしにして、手当たりしだいにクッションをひっくり返していると、らんまが、右京の顔を不思議そうに見つめる。
「うっちゃん、さっきから、なんかゴツゴツ当たってるんだけど」
「ん? ああ、これのことかいな」
 右京は、すっくと立ち上がると、ドレスのすそを思い切りよく跳ね上げた。
「げっ?! な、なんだよ、それ!」
 右京の股間を見て、らんまは、あぜんとした。すらりと伸びた二本の長い脚のつけねから、男にしかついていないはずの、節くれだったペニスがそそり立っているではないか。
 いや、よく見るとそれは、きわめて精巧につくられたまがいものである。右京は、黒革のパンツのようなものをはいていて、そこに男性器の模型がとりつけられているのだ。
 ところが、その張り形は、血が通っているようにぴくぴくと脈打ち、亀頭は、赤黒く膨れ上がっている。言葉を失ったらんまに見せ付けるように、右京は、腰をふってみせる。
「ようできてるやろ。さっき、そこで見つけたんや」
 シャンプーの驚きも、らんまのそれに勝るとも劣らなかった。
(な、なんで、右京が、『女喜節棍帯』をつけてるあるかー!)
「それにしても不思議やねん。このベルト、つけてるだけで自分の皮膚みたいに、感触が伝わってくるんや」
 右京は、新しいおもちゃを試すように、張り形をしごきたてた。すると、その目つきがだんだんと妖しくなり、鼻息も荒くなってくる。
 異様な雰囲気をさっして、あとじさりしはじめたらんまを、右京が、見下ろす。
「ウチ、前から、オトコのコのキモチを知りたかったんや。おちんちんを、女の子のアソコにいれたらどんな感じやろう、ってな」
 らんまは、こわばった笑顔を作るのがやっとだった。
「は、ははは。うっちゃん、冗談きついや、アハハハ」


 右京の口元に、不敵な笑みが浮かぶ。
「らんちゃん、いっぺんやらせてや!」
「た、たすけてー!」
 右京は、四つんばいになって逃げようとするらんまのうしろからのしかかった。馬乗りになると、らんまが、じたばたあがいても身動きが取れない。
右京は、そのらんまの両ふとももの奥に、張り形の先端をあてがった。
「うっちゃん、うそだろ……!」
「いくでー、らんちゃん! 覚悟しいや!」
右京は、らんまの尻の肉をつめを立ててつかんで開くと、無慈悲に、らんまの秘裂に剛直をつきたてた。
「んぎゃー!」
 らんまの悲鳴がテント中にひびく。
 濃厚な愛撫ですっかり準備のととのっていたらんまの体は、本物の男性に比べても大きいほどの右京のディルドーを、なんなくうけいれてしまった。
 右京は、らんまの腰をつかんで四つんばいにさせると、勢いよく腰をらんまの尻にうちつける。肉のぶつかりあう鈍い音が、テントの中に鳴り響く。
(うう、どうしてこんなことになったあるか!)
 シャンプーは、目前の光景に呆然となった。四つんばいになったらんまを後ろから、右京が、ケモノのように犯しているのだ。
「ああ、なんかヘンな感じや、ウチが、らんちゃんのこと犯してるやなんて……」
「んん、んん! や、やあん!」
 らんまは、よつんばいになって右京に犯されていることに、激しい嫌悪と羞恥を感じながら、肉棒がからだを出入りするごとに、激しい快楽の波状攻撃に、
じょじょに体を明け渡してゆく。
(す、すごいある!)
 シャンプーが、ごくりとつばをのみこむ。女が女を犯している、こんな場面を見るのは、もちろんシャンプーも初めてだ。まだ男を知らない娘にとっては、
鳥肌の立つような光景だが、シャンプーは、目を離すことができない。
「シャンプー、そんなところに突っ立ってんと、もっと近くでみたらどうや!」
 シャンプーの様子に気づいて、右京が声をかける。シャンプーは、しゃべることも忘れたように、だまってしゃがみこむと両手をついて、
ふたりの肉の結合部分に顔をくっつけんばかりにした。
「ほら、らんちゃんの犯されてるとこ、シャンプーにも見られてるで!」
「やあ! シャンプー、み、見ないで……」
 らんまの横顔が朱に染まる。


 夢中でのぞきこむシャンプーには、らんまの悲鳴も耳に入らない様子だ。らんまの白い肉を、どぎつい赤色に塗られたディルドーが犯している。
 右京が腰をひくごとに見えるディルドーの表面は、らんまの愛液にぬれて光る。女特有の体臭と、汗、そして愛液のにおいが鼻をつく。
いつのまにか、シャンプーの目つきが妖しくなり、顔を真っ赤にしている。
「うう、きつう! らんちゃんのおめこ、ほんまようしまるわあ」
 先ほどから右京の口からは、とてもうら若き乙女とは思えない言葉が飛び出す。
 右京の激しい攻撃にじっと耐えているらんまは、シャンプーが立ち上がったことにも気づかなかった。シャンプーは、ふたりの元を少しの間はなれた。
戻ってくると、よつんばいのらんまの真正面に立つ。
「うわ、シャンプー! それ、どないしたんや!」
 右京の驚いた声に、らんまも顔を上げる。
「な、な……!」
 ふたりを無表情に見下ろすシャンプー。そのドレスの股間の部分が、下から高く突き上げられている。
 シャンプーは、仮面のような表情をくずさず、ドレスの襟に手をかけると、着物を一気に体から引き剥がしてしまった。
 らんまは、絶句して、口をぱくぱくさせた。下着は、はなからつけていなかったのだろうか、豊満な乳房が、勢いよく飛び出す。
そして、体の中心、かもしかのような両足の間には、黒光りした特大サイズのペニスがそそり立っている。
 いうまでもなく、まがいもの、ディルドーである。右京と同じく、黒革のパンツにとりつけられているのだが、驚いたことに右京の
ディルドーよりも、一回りほど大きい。
 つながったままのらんまたちを、両足を踏ん張り、仁王立ちになって冷たく見下ろすシャンプー。長い黒髪、そして黒光りするディルドーが、
輝くように白い肌をさらに際立たせる。その姿には、ぞっとするような美しさがあった。
 口をあけたまま見上げているらんまの前に、シャンプーが、ゆっくりとひざをついた。
「!!」
 らんまの鼻先に、黒い亀頭が突き出される。らんまは、たまらず目をそむけた。
「らんま……」
 シャンプーは、ディルドーの根元をつかむと、催促するようにらんまの鼻先で左右に振ってみせる。


「らんちゃん、シャンプーのおちんちん、お口でくわえてあげたらどないや?」
 右京もうながすように、らんまのおしりを軽くたたく。
「らんま、らんまのお口でなめてほしいある……」
 らんまは、あきらめたように表情をゆるませる。そして、おずおずと小さな口を開くと、シャンプーは、がまんできないといった風に、極太の肉棒を押し込んだ。
「ムゴゴ!」
 あごが外れそうなほどの太さの棒が、のどのおくまで一気に押し込まれたので、らんまは、せきこんでしまった。口元から、だらだらと唾液が流れ出す。
「アハハ、らんちゃん、すごい格好やで!」
 右京は、さらに乱暴に腰をゆすり始めた。上と下の口を貫かれたらんまの体が、前後にがくがくとゆれるのにあわせて、右京と
シャンプーの乳房も、ゆさゆさとゆれる。
 口の中、そして膣の中で張り形が、膨張したのを感じたとき、らんまの体の芯がかっと熱くなった。
「い、いく! いくある!」
「な、なんや、この感じ!」
 右京とシャンプーが体をがくがくとふるわせた。すると、なんとディルドーの先端から、本物の射精そっくりに、液体が飛び出した。
熱い液体が全身にふりそそがれたのを感じ、らんまも、体を二本の剛直につらぬかれたまま、イッてしまった。
 らんまの顔と体を汚しているのは、男の精液よりも透明な、さらさらとした液体である。どうやら、張り形の先端から、それを装着した
女の愛液が発射される仕組みになっているらしい。これぞ、中国四千年の神秘である。


 すこしの間、らんまは、意識を失っていた。そのほおを、右京が軽くたたいた。
らんまが、目を開けると、右京も、着物を脱いですっぱだかになっている。
「らんま……」
 横に目をやると、シャンプーが仰向けに横たわっている。ロケット型のおっぱいは、重力に逆らって、空中に突き出し、
体の中心では、黒光りするディルドーが、塔のようにそそり立っている。
 シャンプーは、らんまに向かって、手首をくいくいと曲げて、手招きをする。
 右京が、らんまの腕をとり、ぐいとひっぱると、ふらつく体をまっすぐ立たせた。
 らんまは、たよりなげに右京の顔を見つめた。右京は、らんまの背中をぐいと前に押しやり、シャンプーの体の上をまたがせた。
床の上のシャンプーが、心をとろけさせるような笑顔で、らんまを見上げる。
 もはや、らんまは何もいわずに、シャンプーの上にしゃがみこむ。
「くっ!!」
 らんまは、少し顔をしかめたが、それでもシャンプーのディルドーを根元まで迎え入れた。
「らんま、キモチいいある!」
 シャンプーが、感動した声でうめく。ゆっくりと腰を動かし始めたらんまの横で、右京が、しゃがみこんだ。
らんまとシャンプーのつながりあった部分、らんまのみずみずしいふとももの間を、真っ黒な剛棒が出入りするさまを、
今度は右京がのぞきこむ。


 右京が、感に堪えたように声をあげる。
「うわ! こんなん見るのはじめてや。らんちゃんのおめこに、ふっといおちんちんがではいりしてるで! 
ぐちゃぐちゃ、すごい音立ててるわ!」
「やあん! 言わないで!」
 らんまは、はずかしそうに目をとじるが、それでも腰を動かすことをやめない。
 すると、いきなり、右京がらんまの無防備なアヌスを舌でなぞり上げた。
「きゃ!」
 らんまが、悲鳴をあげる。右京は、アヌスから尾てい骨、背骨へと舌を走らせてゆく。
らんまは、体をくねらせてよけようとするが、太い杭をうがたれて、逃げ出すこともできない。右京が、耳元でささやく。
「どないや、らんちゃん。うちのおちんちん、おしりにいれてみいへんか?」
「そんな……」
 グロテスクな異物を後ろの門に迎え入れるなど、考えるだにぞっとするが、一方でシャンプーの指の甘美な感覚がよみがえる。
右京は、らんまにささやきかけながら、しなやかな指をアヌスから尾てい骨になぞり上げる。
「は、はいんないよ、そんなの……」
「さっき、シャンプーのゆびをうれしそうにくわえとったやんか、フフフ」
 じょじょに弱気になってゆくらんまの横顔を、右京は、じっとみつめる。
「な、ええやろ」
 らんまは、ぎゅっと目を閉じると、聞き取れないほどの声でささやく。答えはもうわかっていたが、右京は、意地悪く聞き返した。
「今、なんていうたんや、らんちゃん?」
「お、おしり! うっちゃんのおちんちん、おしりに入れて!」
「よう言うた、いくで、らんちゃん!」


 右京は、亀頭をらんまの双丘の谷間にあてがうと、一気にディルドーを押し込んだ。らんまの絶叫がテントにひびく。
右京は、らんまの体を逃さないように後ろからだきしめる。
乳房がらんまの背中におしつけられ、押しつぶされる。
「さすがに、きついわ! らんちゃんのおしり!」
 シャンプーも、顔をしかめる。
「らんまのおまんこ、急にしまったあるよ!
「うっちゃん、動かないで! おねがい!」
 右京も、さすがに体を動かせないのだが、それでも右京が体をみじろぎさせるだけで、うすい肉をはさんで、二本の太い棒がこすれあい、
らんまの体をかってないような衝撃がつらぬく。
「す、すごいある、右京のおちんちんがぐりぐり当たって……」
 苦痛とないまぜになった激しい快楽に、らんまは、少しの時間もたえられそうになかった。
三人の少女は、叫び声を上げながら、同時に達した。つながりあったまま、ぐったりと重なり合う。
 らんまは、シャンプーの胸に倒れこんで、目をつぶった。シャンプーが、その頭をやさしくなでる。
右京も、張り形をゆっくり引き抜くと、らんまの横顔に、いとおしそうにくちづけをした。
らんまは、ふたりの少女に抱きしめられて、しばらくうとうととしていた。


 最初に立ち上がったのは右京だった。武器を試すようにディルドーをしごきたててみせる。
らんまも目をあけると、おそるおそる右京の様子をうかがった。右京が、にやりと笑う。
「まだまだいけるやろ、らんちゃん。晩ごはんまでには、まだ時間があるで!」
「う、うっちゃん、店はどうすんの?!」
「今日は、臨時休業や!」
「うっちゃん、やっぱり性格変わってるよぉーー!」

 ここ、空き地に張られたテントの幕の中では、少女たちの喘ぎ声と肉のぶつかりあう音が、いつまでも
ひびいていたのであった。


  (おわり)



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