著者 : ID:E561lo/m 氏

その1 ー >>652
開始:03/10/26
最終:03/10/26
その1 − >>657

【 石鹸王国


かぽーん

乱馬が熱い湯船につかっている横で、あかねはしゃこしゃこと石鹸を泡立てて白い柔肌を磨き上げていた。上気した肌が白い泡に見え隠れする艶めかしい姿を乱馬はたっぷりと楽しむ。

「乱馬。いらっしゃい。背中流したげるから」
「おう」

ざばっ

立ち上がった乱馬の分身は既に臨戦状態100%。マグナムボンバーダイナマイトマッスルキング大作戦である。

あかねはさすがに顔を赤らめて

「やだ・・・もー 何考えてんのよ」
「しょーがねーだろ。おめーがそんなカッコしてるから」
「なによ。色気がねーとか言ってたくせに」

憎まれ口を叩きながら、やっぱりあかねはちょっと嬉しい。

「ほら。そこ座んなさい」
「へーい」


あかねは泡立てた石鹸を体の前面に塗ると、乱馬の背中に柔らかな双丘を押しつけた。

「お・・・おい・・・」
「へへ。気持ちいい?}
「う・・・どこで覚えたんだ。こんなこと」
「さゆりから聞いたの。こーすると喜ぶって」

縦に
横に
円を描いて
8の字に

あかねの堅く尖った乳首が乱馬の背中をくすぐる。
首に回された二の腕は吸い付くように絡みついて密着度を高めていた。

ぬる ぬる ぬる

石鹸ごしにこすれ合う肌と肌。乱馬は触感の総てを動員してあかねを感じ取る。
あかねもまた、肌の感触に刺激されて体の中が熱くなっていくのを自覚した。


「はい。こっち向いて」

乱馬と正対したあかねは右の太股にまたがった。

しゅわしゅわしゅわ・・・

あかねの薄い恥毛が石鹸を泡立てて乱馬の太股を前後した。
目の前には薄桃色の乳首がふるふると揺れる。
乱馬は掌で乳房を包み、先端を舌先でころころと転がした。
二つの刺激を同時に体に浴びて、あかねの思考は快感の海にトロけそうになりながらそれでも健気に腰を動かし続けた。
主導権を握っていたはずのあかねのほうが先に根を上げそうだ。

「あっ・・・んっ・・・」

声をあげようとしたあかねの唇を唇がふさぐ。
白い泡にまみれたまま、二人は互いの舌を絡め合った。
深い深いディープキス。その間も乱馬の指はあかねの胸を愛撫し続け、あかねも花弁を乱馬の脚にこすりつける。


「あかね・・・俺 もー我慢できねー」
「うん・・・」

あかねは乱馬の分身に手を添えて自らの花芯に導いた。

ぬぷぬぷぬぷ・・・

熱く濡れたあかねの中に乱馬が侵入していく。
二人は互いの背に腕を回して、愛しい人の存在を感じ合った。

「あんっ・・・らんまぁ」
「あかね・・・」

最も密着度が高いと言われる正面座位の姿勢で結ばれ続ける二人。
泡の中でこすれ合う肌と肌が互いの鼓動と体温を伝えた。

やがて乱馬はあかねを貫きながら、石鹸のぬめりを利用して体を入れ替える。

「んっ・・・」

乱馬はあかねをタイルに這わせ、後背位で激しく腰を打ち付けた。
赤く上気した背中とヒップが乱馬の瞳に焼き付く。


「恥ずかしい・・・こんな・・・」
「綺麗だ・・・あかね・・・」

乱馬は貪るように腰を動かし続ける。
あかねの肉壁もまた乱馬自身をきつく締め上げた。

「あかね・・・俺もう・・・」
「うん・・・来て。乱馬」

どぷっ・・・

「「ハァハァハァ・・・」」
二人はタイルに折り重なって息をしずめた。



「あかね・・・」
「ん?」

「好きだよ」
「・・・うん」

その笑顔に 乱馬の中心は再び堅さを取り戻した。

「あの・・・もう一回いい?」
「・・・うんっ」

そして・・・

「「っくし!」」
「あら。二人とも風邪?」
「「いや・・・ちょっと・・・」」

すっかり湯冷めした二人であった。

(to be continued……)

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