著者 : 名無しさん@ピンキー ID:AsARTSh1 氏

その1 ‐ >>213
開始:03/04/29
完結:03/05/10
その1 ‐ >>233

【 道場にて 】

「乱馬っ!!稽古の相手してくれる約束でしょ?」
「ん・・・?そうだったっけ?」
バキ・・・・・
まずは肩慣らし。

顔を腫らせた乱馬を道場へ無理やり引っ張り込むあかねは
いつになくメラメラと怒りを体中に滲ませていた。
・・・・おっかね・・・
暫くあかねの気が済むまでビシバシつきあってやる。
「お前よぉ」
時々合いの手を入れるように軽く反撃を入れながら乱馬が話しかけた。
「なによっ」
あかねのするどい蹴り。
よけきれなくて手で受ける。
「怒りに任せて大振りしてんぞ」
あごを狙った上段突も脇がガラ空きになっている。
「うるさいわねっ。あんたも後ろのバケツに気をつけたら?」
「えっ」
「もらった!」
一瞬後ろを気にした乱馬の隙を突いてあかねの上段回し蹴りがとんできた。
だが
「甘い!!!」
上段回し蹴りを片手で受け止めた乱馬は、その足を掴んだままもう一方の足を刈ってあかねを崩す。
「きゃあ!」
勢い余って乱馬も一緒に倒れてしまい、頭から突っ込んでしまった。
ゴン・・・・


「わっっわりー・・・あかね・・・?」

あかねは目を閉じたまま反応しない。
「もしかして頭打ったのか?オイ!」
乱馬が足を掴んでいたから受身を取れず、頭を打って脳震盪を起しただけだった。
「オイ!!あかね!!!」
だがとても目を開けそうになかった。

そして乱馬は初めて自分の体勢に気づく。
開脚したあかねの足の間で、あかねの顔を覗き込んでいる自分・・・
あかねが苦しそうに小さく開ける唇が、妙に艶やかに見えて
色気を感じるわけない道着からのぞく胸元・・・・Tシャツが見えないのがぐぐっとくる。
そして上下に波打つ胸。
小ぶりとはいえ弾力性のありそうなのが道着越しでもよくわかる。

思わず生唾を飲み込んで手をそろそろと伸ばそうとしてしまう。
心臓の鼓動が静かな道場に響きそうなほど激しい。


女の体なんて見飽きるほどだったのに、どうしてあかねの体はドキドキするんだろう・・・
自分を抑えようとそんなことを思いながらも、理性を欲情が支配していく。
あかねのやわらかそうな唇をそっと指でなぞり、自分を重ねる。
道場の片隅でこんなことしてていいんだろうか・・・

どうしても背徳感が拭いきれない。
しかしそれは逆にいけないとわかっているのに・・・の心境にもさせる。
心の中の葛藤を振り払うように、あかねの道着に手をかけて左右に思いっきり開いた。
見慣れたTシャツ姿だったが、今日は何かこみ上げるものがある。
帯を解き、下穿きを脱がし、震える手でTシャツを捲り上げた。
まぶしいほど白い下着に負けないほど白い肌が露わになる。

とうとう乱馬は堪えきれなくて、あかねの体にむしゃぶりついた。
ブラジャーを剥ぎ取り、パンティはサイドのリボンを解いて取っ払い
小ぶりだが形のいい胸を揉みまくってあかねに再度口付けた。
ここまでされて、あかねはさすがに意識が戻る。

「ん・・・・・」
目の前には乱馬。
そしてこの唇の感触。
その前に自分の体勢・・・
格好・・・
全てが頭に整頓されて戻るまでに、少し時間がかかる。


「きゃ・・んぐっ」
悲鳴をあげようとしたあかねの口を、自分の唇でふさいだ乱馬は
自分の理性が止まれないほど勢いづいて転げ落ちていることを実感する。
もう止められないのだ。
唇をふさがれて苦しそうにもがくあかねの手を後ろ手に回し
胴体ごと帯で巻きつけて固定してしまう。
これで手は使えないあかねは、縛られて床に転がされてもまだ抵抗を試みる。
「何するの。ほどいてよ」
怒っているような口調なのに顔は泣きそうなのが乱馬の嗜虐心を煽り立てた。
これから何が起こるのか察しがついたのだろう。
多分あかねはまだバージンだ。
具体的な内容までは想像がつくまい。
そんなあかねの心境を想像するだけで、体が燃え上がる。

手を伸ばすと顔をそむけるあかねの首筋に強く吸い付き、自分の跡をつけた。
「やめて!!」
声は涙色半分艶色半分といったところか・・・

うなじを這う唇の感触、背中にゾクゾクと這い上がって来る感触に腰をくねらせ
あかねは嫌がる声がだんだん弱々しくなっていき、変わりに悩ましげな声を上げるようになる。
乱馬の手は帯に縛られて卑猥な形にひしゃげてしまった胸の突起をつまみ、なでまわし
帯の上から気の済むまで荒々しく揉み上げ、音を立ててしゃぶった。
「ああっ・・・・はぁ・・・・・や・・・・・やめ・・・」
もはやなんと抵抗しようが、いいとしか聞こえないほど艶っぽい声で嫌がるあかねは
顔をうっすらと紅潮させて、息を荒くしていく。
そんなあかねの姿態にますます欲情を掻き立てられた乱馬は
だんだんと唇を下降させていく。


あかねはそれに気が付いて、火がついたように嫌がった。
「やだやだやだやめてっ! やめ・・・」
暴れようとする肢体を封じるように指を入れると、一瞬動きが本当に止まる。
指がぬるみを帯びた秘書の入り口を確かめるようにほぐすように動き始めると
あかねの背中が反り返った。
「ああっ・・・・」
快楽のしるしであることは間違いなくて、乱馬はその反応に後押しされて更なるを続ける。
ゆっくりと指を出し入れしながら、舌は快楽を燈すスイッチを探して茂みを徘徊する。
亀裂をなぞるように上下に動きながら、舌を這わせつづけると
「やぁぁぁぁっ!!!」
あかねの身体が跳ね上がった。
・・・見つけた・・・・・
乱馬は喜びに震える。
大切そうにそっと舐め上げると、あかねの身体はまた震えた。
「ああっ・・・ん・・・・は・・・・あ・・・・・・・や・・・・・」

全身がこの舌の命令に従うようにしなったり震えたりするのが嬉しくて
乱馬は飽きもせずに繰り返す。
時折舌を差し入れると、またあかねの身体は弓なりに反り返る。
舌でスイッチを転がすと、甘い声で乱馬の鼓膜をくすぐり
指を差すともっともっとと言わんばかりに、温かい肉の壁が指を締め付けてくる。
蜜は止め様がないほど溢れ、あかねの秘所の匂い立つ女の色香に乱馬はクラクラした。
そして指を入れるとぐいぐいと締め付ける感触。
早く入りたい・・・
もう我慢できない・・・・
そう本能が告げる。
乱馬はそれに誘導されるように、自分の衣類を脱ぎ捨ててあかねへ挑みかかった。
ここまできて、もう観念しているあかねは、ぼぅっと目線を宙に漂わせている。


「あかね・・・・・」
あかねと視線がぶつかる。

「あかね・・・・・オレが嫌いか?」
気力を絞ってそれだけ言うと、あかねは僅かに首を振った。
言葉は返してこない。

「もらって・・・・・いい・・・・・・?」
拒絶されたらどうしようと思いながら、僅かに震える声で問う。
ここらへんにいつもの気の弱さが出てしまう。
乱馬のすがるような目に射貫かれて、あかねは目を伏せて小さく頷いた。
乱馬は返事の代わりに、優しくキスをする。
お互いがお互いを求める初めてのキス。
帯も解いてやる。
「力を抜けよ」
うっすらと縛った跡が残る白い肌は、シミ1つないシルクのような触り心地で
乱馬はその肌の感触を味わいながら、ゆっくりとあかねの足を割って挿入していった。
あかねは口をぎゅっと結び、顔には苦悶の表情が浮かぶ。


「あぐ・・・」
あかねの苦悶する表情は、相当な痛みを訴えてくる。
無理もない。
侵入する乱馬はあかねの中のあまりの狭さに、全部入るのか心配してしまうほどだ。
あかねを思いやってゆっくりと時間をかけて中をつき進んだ。
ようやく自分が全て収まった時、きつく閉じていたあかねの目が開き視線がぶつかった。
痛みに耐えていたからなのか、目が潤んでいる。
「乱馬・・・・」
声も潤んでいた。
あかねが自分を呼ぶ声がこんなにも甘い響きを含むなんて・・・
あかねの手を握る。
やわらかくて小さな手。
やっぱりあかねは女なんだと、自分は男なんだという実感が沸々と湧いてきた。
こみ上げてくる感情を抑えきれなくなって、乱馬は少しずつ腰を動かし始めた。
ここまで線を越えてしまえば、逆に開き直って大胆になれる自分に少し驚きながら・・・・・


あかねにはまた苦痛をしめす表情が浮かび上がるが、何も言わずに耐えている。
そんなあかねが心の底からいとおしくなった。
唇を重ねて貪ると、おずおずと応じてくる。
その暖かい感触にだんだんと理性を吸い取られ、動かす腰が早くなってしまう。
あかねの締め付ける力にはあまり長い時間耐えられそうにない。


「あかねぇっ」

感極まって名前を呼ぶと、いつのまにか背中に回っていた手がギュっと堅くなった。
それを合図にしたかのように更に動きを早め、背中を這い上がる戦慄のような快楽に悶えながら
何の躊躇もなくあかねの中にありったけの精を搾り出した。

外は生き物の気配すらないほど静かで、心臓の音と自分の息だけが聞こえるようだった。
下に引いていた白い道着には、赤く破瓜の鮮血がにじんでいる。
乱馬はそれを見て赤くなるやら青くなるやらで、大慌てなのだった。
そんな乱馬を見て微笑むあかねは、1つ失ったものの代わりに何か大きなものを得たように大人びていた。


次の日の2人は(特に乱馬が)やけにぎこちなくて、察しのいい姉達にはバレバレだった。
さすがに冷やかされはしなかったが、朝からお赤飯が食卓にあがる。
「なんだなんだ?何かめでたいことでもあったのかね?」
早雲は何にも気づかない様子で、赤飯を口に頬張る。
「フフッ・・・ちょっとね・・・?」
かすみはちょっとだけ微笑んで見せて、赤い顔をして俯く2人と
もう1人の妹に同意を求めるように目を向けた。

いつもと何も変わらない団欒の中の、2つの心臓だけはひどく落ち着かず
そしてその片方は、性に目覚めてしまった自分の衝動を堪える余裕がまだなくて
横目でチラリと見るあかねの顔は、いつもにもまして眩しくて
ついつい次に思いを馳せてしまう自分が情けなくも心の大部分を占めていた。

それぞれの思惑を全て包み込むように今日は快晴。
いつもの朝から一日が始まる。

おわり




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