roll play
performed by Hiromitsu Kimura
2005.11.11 release
手紙 --- single ver.---
- lyric
- うまく言葉に出来ないから
手紙を書くよ
何より伝えたい
この想いを
文字に乗せて
- concept
- 何より伝えたい想い
シングルでは何も触れずにショートバージョンとして幕を引いた。
アルバムにも収録予定の今作はみんなの大事な"伝えたい何か"を歌詞に取り入れたいと思っている。
以前にもお知らせしたが、まだ募集いたしております。
こちらのメールフォームよりお便りお願いします。
この曲は自分のお気に入りのメロディーをギターで弾いていたトコロから始まった。
癖のある音が多いかも知れないが、ゆったり聞いてもらえれば・・・と思う。
トップに持ってきたのは、シングルでの
"伝えたい想い"
それにも気づいて貰えれば・・・と思ったからだ。
- impression after recording
- 前述の癖のある音にしてしまったのは僕だが。
完成までにバックの曲調に合わせて幾通りものメロディーが浮かんでいた。
頭の中で色んなラインが鳴っていたおかげで半音(ピアノで言う黒鍵と白鍵の音の差)に
満たない程の単位でずれてしまっていると思う。(もっとずれてるか・・・汗ッ)
いくら録り直してもどうしようもならなかった・・・。
時間が無かったのもあり、一番ましなテイクを使ったのだが・・・。
しかしめげずに、これを活かしてアルバムのロングバージョンに変えていこうと思っているのだが・・・。
roll play
- lyric
- 時間を掛けて積み上げてきたものが ガラガラ音を立てて崩れてく
そう それはほんの一瞬で もう 元に戻すことは出来ない
暗闇を駆けて抜け出た場所で 僕が見つけることが出来たものは
そう 夢やほんの希望でさえも 飲み込むような暗いトンネル
行く先も知らない道に 望みを託してしまうけれど
着く宛てのない時間は それさえ飲み込み 消えそうだよ
今 ここに居る 僕の全ては
過ぎてった小さな出来事の固まりで
ガラクタになって意味をなくした物を まだ大事そうに両手で抱きかかえたのは
行く宛てのない雲が 形を失ってくかのように
向かう先のない僕も あの雲みたいに 消えそうだよ
今 ここに居る 僕の全ては
今 ここに居る 君の全ても
今 そこに居る 誰もの全てを
過ぎてった小さな出来事が作ってる
この先 どこにいても僕らの全てを見せるのは
歩いてきたそれぞれの道のりの足跡か 行く先か
- concept
- 作り始めた時は、いつものようにアコギがメインで・・・。
と考えていたのだが、録音段階にきて「静かめのバンドサウンド」に急変。
アコギは抑え目にしたので裏で微かに聞こえる程度になっているはずだ。
僕の中ではシングルでこの曲が一番のオススメだ。
これを録り始めた頃は「R.P.G」というタイトルを考えていた。
ロールプレイングゲームの略で、自分の操作するキャラクター達を使って物語を進めていくゲーム。
上手く話を運べなかったりすると、途中からやり直すことができる、そんなゲームだ。
僕らの世界にはセーブポイントなんてなくて、もちろんリセットも出来ない。
僕は今まで沢山の失敗を重ねてきた。
人との関わりや信頼や期待。全てを幾度と無く裏切って。
こぼれてしまった水はもう元のグラスには戻らないのと同じように、
破った約束を同じように交わす事は出来ない。
自分で空にしたグラスだからまた新しい水を入れることは可能だよ。
だけどその履歴は残ってしまう。
それを知る人たちは何て言っているのだろう?
誰にでもある失敗を題材に描いた音に結びの言葉は入れなかった。
また、続くことを意識して作ったギターソロもお気に入りの要因の一つだ。
- impression after recording
- ストリングスで重厚感を出したかった。が、おもちゃみたいなキーボードではさすがに厳しいか・・・汗
キーボード→ヘッドフォン用のライン→VSの流れで録音したのだが、如何せん雑音成分が多くて・・・。
ギターはかなりのお気に入り。
ソロは当然ながら、最後のボーカルと被らせながら少しずつ繰り返しているように上がっていくラインもかなり素敵だと自負しているw
デモ録りのエフェクトをそのまま使っているのだが、かなりメタル寄り。
輪郭がはっきりする感じで僕は好きなのだが・・・。
ボーカルは元よりドラムをもっとどないかしたかった・・・。
木陰
- lyric
- 光が見せるものが 僕の全てを作るものなのさ
見えない答えを探すぐらいなら 何もかも白く塗りつぶしてしまえたら
ここへおいで 君のために木陰を 作れるほど たくさんの葉をつけるから
君は羽を休めればいい
寂しさに慣れた体温が 全てを包むようになる
消えない傷みをみせるぐらいなら 答えさえ黒で塗りつぶしてしまおうか
ここへおいで 君のために木陰を 作ってまだ今なお待ち続けてる
君は羽を休めればいい そして 誰かの下へ 飛び立てばいい
ここへおいで 君のために木陰を 作れるほど たくさんの葉をつけてるよ
ここへおいで まだ待ち続けてるから まだ待ってるから
君は羽を休めればいい そして 誰かの下へ 飛び立てばいい
それでも僕は 君のために 木陰を作ってるよ
また戻ればいい
- concept
- コンセプトは余りないです。
キレイなアコギのアルペジオに乗せてメロディーを重ねた。
ただそれだけです。
詞も自然と出てきた。そんな感じです。
もの悲しい雰囲気になってしまいましたが・・・
- impression after recording
- 何より一番苦戦したのはこいつです。
ロングトーンを多用しすぎたせいでボーカルの録音にかなりの時間を使った。
この子はシンプルだけれど、音以外のところで色々と実験的な事をやった曲なんです。
VSの性能を知るために録音しだしたものなので、右も左も分からず・・・・。
そのせいで素敵なはずのギターの音はこもっているし、途中から入るドラムも初めてで・・・。
いつか録り直したいですね・・・
- The general comment
- 全体を通して分かってはいたが、やはりボーカルが全然ダメだ。
音の使い方や持って行きかたにはそれなりに満足している。
が、唄モノの音楽にとっちゃボーカルがダメなんて致命的なのだが・・・。
僕自身の音楽に対する気持ちが甘かったのだろう。
音程を外してしまっているのはもちろん、音質にももっとこだわらなくては。
次回までにもっと色んなものを吸収して、もっと素晴らしい音に変えていきたいと思っている。
痛感したのは、どれだけいい機材を持っていようが、結局はそれを扱う側の方が大事だって事。
そんな簡単なことを忘れていたような気がする。
伝えたい詞や音があっても、表現出来なければどうにもならない。
音の作り方ももっと勉強しなくては・・・。
言い訳ではないが、ボーカルの次にドラムが問題だ。
が、それも何とかするしかない。
最後になったが、このCDを聞いてくれた方にお願いがある。
自分でも出来が悪いことは分かっている。
だが、人それぞれに感じ方の違いがあると思う。だから感想がいただければ・・・と思っている。
どんな悪評でも構わない。それについて怒るような事は決してない。
それどころか感謝感激あめあられだ。
あなたの感じ方を真摯に受け止め次回に生かしていきたい。
CDを聞いてくれた方も、そうでない方も、ここまで読んでくれただけでも本当にありがとうございます。
本当にありがとうございました。
Merry Christmas Mr. Lawrence ( 映画「戦場のメリークリスマス」より )
- song introduction
- 坂本龍一さんの奏でるピアノを、変則チューニングにしたアコギでソロプレイ出来る様に押尾コータローさんが編曲
アコースティックギター独特のハーモニクス(倍音の事、人で言う裏声みたいな感じかなっ?!)を巧く取り入れた仕上がりになっている。
押尾さんのメジャー ファーストアルバムに収められています。
詳しくはこちらまで☆
- impression after recording
- 初めてこの曲を聞いた時はホントに驚いた。いや、衝撃を受けた。
押尾さんの存在を知ったのは以前に勤めていた居酒屋のお客さん情報。
いい感じのおっちゃん(w)で、お互いにギターをしているので凄く気が合った。
そんなおっちゃんが「今日の深夜番組に自分の行ってたギター教室の後輩が出るから見てみ。」との事。
その頃僕は井の中の蛙で、「聞いたことも無いおっちゃんのギターなんてそんなに凄くなんてない。
まして後輩なんて・・・。」と内心思っていた。
だからこそ、衝撃。眠っていた頭を何か鈍器で無理矢理起こされたような・・・
押尾さんはアコギ一本で奏でている筈なのに他にも絶対別な音が混ざってる!って思うような弾き方をする。
今ではだいぶ有名になった奏法だが、僕はこのとき初めて「ボディーヒッティング」を目の当たりにした。
ギターを叩いて音を出す。それが「ボディーヒッティング」なのだが、
叩く場所がある程度決められていたり、リズムに合わせて爪を当てたり、かなり難しい。
さらにこの曲はアコギでは珍しい(その頃の僕の狭い考えの中で・・・)右手芸もふんだんに使っている。
普通右手は弦を弾くだけなのだが、ハンマリング(弦を押さえる。普通は左手の役目)が絶妙のタイミングで入ってくる。
そんな訳でスイマセン、弾けてないトコたくさんです・・・汗
でもこの曲は僕の新しい道を見つけられた大きな一曲であるわけで、
新しい第一歩を踏み出したCDに収録したいと思った訳だ。
そしてここに気付いてくれたあなたは、かなりの pop freaker だ。
是非ともファンクラブに入ってくれww