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MOZARTを聴くためのオーディオ






<<BASIC AUDIO>>

 私は信州の伊那谷、南箕輪村に住んで、BASICAUDIO活動を展開しています。

         といっても 良いレコードを 良い装置で聴いて、
       互いに、楽しんでいるだけですが!!

   良い音楽は 聴く人の胸を澄ませ、創造的人間にしてくれると思うのです。

          要するにいたずらっこになろうということです。

 我々は日々、自分のバイオリズムのもとに種々の音楽を求め、
 レコードによって自分のコンサートを企画しているようなものです。
       聴衆は とてもわがままな自分ですから 満足させるのは大変!!
         その日の心の持ち方で、音楽の聴こえ方も、変わってしまいます。

 ここで、この稿をお読み頂ける人々に、お願いがあります。

   ぜひ、
鈴木鎮一著 「愛に生きる」(講談社現代新書No.86)
読んで頂きたいのです。

  ヴァイオリンの才能教育の本ですが、「命」の素晴らしさと、
  「人は、想ったとおりの人になれる」ということが実感でき、
明日に対する勇気がわきあがると思います。

         他に発明家の伝記等、成功者の本を読むことが、
             私には、夢の実現のBGMと思えます。

 今、美しい自然の中で美しい音楽を聴かせてもらえるのですが、
「感じる」ことの大切さを ひしひしと想います。
     夜、満天の星空を見上げながら、最初に地動説に気づいた人のこと、
     海にいて水平線を見ながら、どこにあるかわからない大陸を
めざして船出したコロンブスのこと、等々。

     そんなことに想いをよせると、いかに「知識で頭がいっぱい」で、
      感覚がほとんどついていっていないことに気付くと思うのです。

   AUDIO装置もまさに同じ、「その選択」に対して、この感覚が大切なのです。

CDは音が良いか?

 CD時代、デジタル時代・・・

「CDは音が良い!」なんて誰が言ったかわからないが、
  そんなものがあふれている。
   CDだけでなく世の中軽くなってしまって・・・
     また、体験しないとわかりにくい音の世界のため、
とんでもない製品がはびこり出している。

大量生産に向いた製品ばかりで、
音楽を心豊かに鳴らせる性能に欠け、
    高価であっても、「ニセモノ」ばかりになってしまいました。
      ラジカセの延長線上のような音で5分も聴いていたら耳が痛くなるようです。
        生楽器や人の声の「自然さ」を大切にする人々には、嫌われてしまいます。

AUDIO天動説!

 AUDIO装置を選ぶときその「選択基準」は何でしょう?
   業界ぐるみで宣伝しているにすぎないガイド誌のような本?友人の装置?
     結局、その人の過去の経験の中で体験した知識と実際に聴いた音楽。

       じゃ、その知識が間違っていたら?
  その経験が不足していたら?
            CDしか知らない人にレコードの良さがわかるでしょうか?

英国HMVのレコードやDECCAのレコードを
  EMTのプレーヤーでかけたときの音と
CDを聴き比べた人は
どれだけいるでしょうか?

 きっと実際に聴いた人は「CDが良い!」とは、言わないと思います。
 
そして、オーディオシステムがわかりにくいのは、
   単にスピーカーだけがあってもだめで、
     プレーヤー、アンプといった個々のコンポーネントを、
    トータル的に バランス良く組み合わせた時に
初めて音楽が心豊かに鳴るため、
そこの知識 いや「知恵」がないと
うまく鳴らないのです。
 
 幻の銘機といわれている製品もその真価を知る人は少ないのです。
   仮に所有されていても知らない方もいるのです。
   その人の今のレベルでしか鳴らないから・・・m(__)m       
  私はその真実を見つめようとしているのです。

20枚のモーツァルト40番

 レコードを聴き始めた時、私は「モーツァルトの交響曲40番」の
レコードを買おうとして迷いました。
     本によって いろいろな演奏家のものを 紹介していたからです。
       結局 どれを信じて良いかわからず、
市販されたレコードのほとんどを
          自分で買って聴きました。
            そうしたら自分の感覚に合う演奏に近づけたのです。

    次からは「20枚づつ」買いはしませんが、この経験がかなり役にたっています。

        そしてもうひとつ・・・装置によって、名演奏は輝くのです。

装置が音楽を選ぶ !!

高音に歪みを多く有する装置を使っていると、
   ヴァイオリンや声を聴くことができなくなってきて、
    知らず知らずヴァイオリンの曲から 遠のいてしまいます。
    どんな銘機も、調律状態しだいでは
              悪いシステム以下になりさがるから、同様!!        
      これは、本人が音楽を選択したのでなく、
       あなたの装置が音楽を選択してしまったのです。
         だから
音楽再生能力の優れた装置は、本当に素晴らしい音楽体験を
           あなたに約束するのです。

音楽は聴いてみなければわからない

 人生の折々のある時期に友人に出逢えたように、
素晴らしい音楽との出逢いがあります。
心が曇っていたら出逢えません。
     一度買いのがしたレコードがなかなか入手できないように、
       いつも心のアンテナを磨いておかねば見のがしてしまいます。
       まして自分の固定観念にとらわれていると
  食わず嫌いになってしまいます。

   だから私はダボハゼのように何にでも食いついてみて、
まずければ捨てるのが良いと思います。

縁を大切に!

 太陽系があって、地球があって、日本があって、あなたがいて、私がいる。

   もし、地球がなかったら・・・。

    どのひとつでもなかったら今!この文もありえません!!

       モーツァルトの音楽も、もし我々が!

        モーツァルトの生まれる1756年以前に生存していたら、
      聴かせてはもらえません。

   今は 本当に何でもある時代なのです。
     そして望みさえしたらニセモノの中から「本物を選ぶ」ことのできる時代です。

       だから、こんな時代に生かされていることに感謝し、
   更に感性を磨き、それぞれの人の大切な役割を、
   喜んで果たそうと思います。

   偶然の偶然の上にあるそれが必然だと思うのです。

   良い音楽をたくさん聴いて、良い夢を実現しましょう!!
              
 いたずらっ子  いつまでも


<<音楽を聴きたい!>>

  音楽を聴く時、いつも名演奏家の「生」の演奏が聴ける
状態であったら最高ですが、現実には無理です。

そこで、オーディオシステムを用いて、
好きな時に、好きな順に、好きな曲を
レコードで、聴くことになります。

どんなオーディオシステムを選んだら良いのでしょう?
  オーディオシステムを選ぶ時、どんな基準があるのでしょう?
      デザイン、性能、大きさ、価格等、
いろいろな条件があります。
STEREO SOUND誌、MJ誌、等の本を参考にしたり、
  すでに持っている人に聞いたり・・・と、
悪戦苦闘することになります。

  しかし、オーディオシステム選びで、たいへんなことがあります。
    それは、車であれば1台の「完成車」として購入できますが、
      オーディオシステムの場合には、各コンポートを組み合わせる必要があり、
       トータルとして、スピーカーからでてくる「音楽性」が、大切なのです。

本に掲載されているベスト1コンポーネントを組み合わせた時
「少し変だぞ!」と、感じることが多いのです。
   また、日本製品、そして現代の外国製品の多くは高額ではありますが、
     「音楽性に?」のものが、ほとんどです。
  
  こんなことを言うと、
「技術の進歩している今の製品が悪いはずがない!」と、
思われている方には、
「おかしなことを言うな!」と、怒られそうですが
        少し私の言うことをお聞き下さい。

私もそういう製品を使っていたことがあるのです。
  現代オーディオの最高品と思われるものを、
本の記事につられ実際に東京まで出かけて聴くことで、
それまで使っていたものと比較して、
良いと思ったので購入してしまいました。
        某レコード会社のモニターに使われているものです。
  今!思えば!随分高額なもので、2〜3回分のボーナスが、
消えてしまいましたが、
    結果的には、今!このシステムは使っていません。

今のシステム!=私の推奨システム!

  ある時、1本の(1ペア)のスピーカーと、運命的な出逢いをしました。
それが、JENSEN G610でした。
  これは、1950年にアメリカで開発されたものです。
    今から50年も前のスピーカーですが、とっても良い音がして
      音楽を生き生きと奏でてくれます。

JENSEN G-610

気がつくと、このころ作られた製品に、良いものが多いことが、わかりました。
  しかし、なにぶんにも昔の製品なので、良い状態のものを見つけだし、
しかも、そのスピーカーが生きるアンプやプレーヤーを接続して、
初めて本来の素晴らしい性能を発揮するため、
なかなかその真価を聴かれるチャンスがありません。

どうしてそんなに良いのだろう?

  JENSEN G610の開発課題は!
    「世界一のスピーカーを作れ!時間と金はいくらかけても良い!!」
        というものでした。
そんな課題をもらったエンジニアたちは、
本当にごまかしのない仕事をしたのです。
    「素晴らしい設計、最高の素材、そして、しっかり作られた製品」は、
        時間を越えて最良の音楽を奏でてくれるのです。
  
    これに対して、
現代のオーディオ製品は、
「コスト計算」と「妥協」から成立しているので、
どこかアンバランスです。
          あちらの製品の「形」だけをまねした日本製品は、もっといけません。
 
往年の音!

  1)  自然な音質    低ー中ー高音まで、同じ音質!
                         生き生きした、澄んだ音質 !
  2)  音像定位      オーケストラ、コーラスの、楽器や声の
                  ひとつひとつが聴き分けられる、実在感!!
      3)  芸術性        豊かな音楽性があって、イメージの溢れる再生!!
        装置を意識させません!!

  山道を数10Kmも歩いた人が、清水の水をおいしいと感じるような自然な音です。
    だからいつも水道水に慣れている人には、ちょっとわかりずらいかもしれません。
  しかし、毎日この清水を飲んでいると、東京の水道水がカルキ臭くて飲めないように
    現代オーディオの製品の悪さに、嫌気がさすのです。
 「シャカシャカシンシン」いう今のディジタル&トランジスタ臭い音でなく、
    真空管アンプのよりトランジェントの良い自然な音、雰囲気豊かな音なのです。

南みのわ風景/りんごの花と南アルプス仙丈ヶ岳

BASIC AUDIO

     BASIC=基本です!

  AUDIO装置の基本は、音楽を聴くための装置だということです。
    だから・・・音楽をまともに聴ける装置を、用いることです。
      そのために、
BASICでありながら、究極のものです。
    音楽的にも最高ですが、ハードの技術的にも最高です。

レクイエムが、どう聴こえるか??

  オーケストラ、コーラス、ソロが、どう聴こえるか?と、いうと・・・
    ヨーロッパの、オリジナル盤の中には、大変素晴らしいリアルな
臨場感でせまってくるレコードが、あります。
    そんな名盤を、往年の銘機で再生すると
  スピーカーの間に舞台が出現するのです。
     
本来、2つしかないはずのスピーカーの存在をこえて、
        オーケストラの楽器のひとつひとつが、手にとるようにわかります。
      コーラスのひとりひとりが、わかり、ソロの4人が浮かび上がります。
  映像でたとえると、ハイビジョンと家庭用ビデオカメラの画像の差です。
    実際に体験すると、そのきめのこまかさは、素晴らしく、
      演奏家のハートとけはいを、息をのむように伝えます。
   
モーツァルトや、フォーレの、レクイエムは、
魂の響きとして、心を直撃します。

音楽を聴ける喜び

  クラシック音楽、ひとつをとっても、その世界は深く広いものです。
    グレゴリオ聖歌から、ルネッサンスの音楽、バロック音楽
      そしてバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ロマン派の音楽
        さらに、現代音楽 
人間の素晴らしさを、思わずにはいられません。

    こんな、たくさんの音楽の中で、今までにどれだけの
  「あなたのための曲!」に出逢えたでしょうか?


<<百聞は一聴にしかず>>

と、ここまで書いてきて、結局は、文の無力さを感じています。
と、いうのも「百文は一見にしかず」であって
「百聞は一聴にしかず」なんですね。
*  *  *
テレビなどのグルメ番組で
レポーターがいくら「おいしい」って言ったって
見ている我々には、まったく、体験できないのだから
結局、わが「BASIC AUDIO」もあなた自身の耳と感性で
体験していただくしかありません。


以下はサンプルです。自由に編集して下さい。

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