『べ、別にあんたのためじゃないんだからね!』 え?なにしてるかって?もちろんギャルゲにキマッテルジャナイカ ビバ ギャルゲ! ビバ ツンデレ! だが家には鬼神がいるんだ!見つかったらすぐさま処分… 以前も見つかっていろいろ大変だったのですよ… 恋する乙女はとても怖いね!なんでも最近では女による男子監禁事件が多発してるらしいね 理由は浮気ならまだ良い方…最悪の場合 「他の女と目が合ったから」 理不尽じゃねえかYO!とか言ってるとすぐ洗脳説教されるらしいね、超こえぇ あ、ちなみにこのゲームは前海に行った後帰り際ゲームショップに行って(内緒で)買ってきた 別に俺はツンデレ萌えじゃなかったんだけど…なんか目覚めたっぽい む?今馬鹿にした目で俺を見なかったか? あ?俺は妹萌えじゃないのかって?なにいってるんだい?いつ俺がそんなこといった? 早とちりはやめようぜ   む…そろそろ鬼神…もとい我が妹、衛がランニングに誘いに来る時間だな… では、皆の物、これからは俺の一人称を楽しんでくれ!           ゲームをやめて衛が訪れるのを待つ そういえば俺達普通に性行為しちゃってるけどやっぱまずいよな…兄妹でだなんて… 後で衛にもちゃんと話したほうがいいよな… でも怒るだろうな…あぁー… ギシ、ギシ、ギシ おっと、来たようだな鬼…いやMyシスター衛たんよ ゲームする前に動きやすい服装に着替えておいたからすぐ出発できるぜ う〜ん、なんて妹思いなのだろう…きっとお兄さんにしたい男子ナンバー1になれるだろうな まぁ嘘だけど、…そんなランキング無いし… ガチャ! 勢いよくドアが開かれる 「あにぃー!!!!!!朝だよーーー!」 oh...Myシスターよ、朝早く(4時)から元気なのはいいことだが近所迷惑ってものを考えようぜ だがこのおバ○はそんな事考えないだろうNE! まっすぐ前だけをみている子だからな、そして周りを気にしない子 昔はもっとウブで純粋だったと思うんだけどナァ! 「おはよう、じゃぁ行こうか?」 「うん!じゃぁ今日は10キロね!」 「いや俺別にマラソン行く気ないから、あくまでランニングね?」 「え〜」 頬を膨らませながら文句…とても不満そうな… だが考えてもみてください、こんな朝からエロゲをやってる男が10キロも走れる体力があると? 実はあるんだなこれが…だって毎日これが続くから嫌でも体力が憑く訳ですよ あ?漢字が違う?気にすんな でもな…10キロだぜ?なんで朝から肉体的負担と精神的負担をかけなきゃならんのだあ! 今日平日だぜ?普通に学校あるよ?今から10キロ走ると確実に大事な授業の時間を睡魔と戦う時間にしてしまう… 寝ると1限目の英語カッパハゲの教師に叩き起こされるからな 「衛は朝早くから起きて、それもそんなに走って学校で眠くならないの?」 「大丈夫だよ!だっていっつも授業の時間寝てるから眠くならないよ」 この子は最初から教育した方がいいな…       結局衛のお願いに負けて10キロも走らされるハメになったが… 案外嫉妬深い衛…これが精神的に疲れる原因   家から出て公園に行くと俺達と同じ様に走ってる人達がちらほら見える ここからが地獄だ…   走ってる人達には若い人達もいる…もちろん若い女性も…そして… あの悪魔も! 「あら、あなた達…今日も兄妹揃って?いいわねぇ」 でたな人の心を持つかも怪しい人間味が(俺に対する時だけ)無いクソったれ先コウ この人は…俺の学校の先生…なんだが授業を放棄したり勝手に自習にしたりと問題があるナイスな先生だ こんな人でも良い所がある…それが体 すこし出すぎているのではないか?と思うほどの胸、ムチムチしている体全体の肉、決して太ってる訳ではなく人の性欲をそそる体 そして目立つのが背まで届くロングな髪とアホ毛が二本、触覚みたいな感じ この人が…俺の天敵!   「えぇもぅ朝からバカップルですよ、誰かさんみたいに三十路前に愛する人ができてよかったですよほんと」 「あらあら、その三十路前のお姉さんは大変ねぇ、それより私達前世から結婚を約束していたのになんでイモウトとバカップルしてるのよ、しすこん」 「千影じゃないんですから変な事言わないで下さい、俺の隣のボクッ子は最近嫉妬深くて冗談通じないんですから、あ〜ぁ、抓られて内出血してますよ」 ん?そういえば千影って誰だろ?まぁいいや、きっとこの教師から電波受信しちゃったんだな 「あらあらヤンデレ症候群?そんなの嫉妬させなければいいのよ、簡単じゃない」   「自覚ないんだな、あんたが原因だよ」 「あら?私が邪魔って言うの?酷いわ!あの夜あんなに求め合ったのに」 「キル・ユーですね、はい、まず精神科行く事をお勧めしますよ、きっと貴方の脳は溶けたチョコレートの様に歪んでますよ、精神科の先生もビックリ生命体ですよ」 「あら私それじゃモルモット行きね、あの愛くるしい姿で貴方の心も鷲掴み、ちゅーちゅー♪」   「はいはいちゅーちゅーは、にゃ〜んに追いかけ回されましょうね」   グギャ!っとそうそうお耳にする事が無い軽く失神しそうな爽快愉快な効果音が聞こえてきましたよ 横を見るとオッドアイにすると蒼ちゃんだぜ的な子がこっちを睨んできてる あれ、俺の腕が曲がっちゃイケナイ方向に曲がってるのは目の錯覚なのでしょうか? おいおい、睨むならあの未確認生物的電波発信受信者な先生を睨むべきじゃないかなーとボクの脳は言ってる訳ですよ でも口は開かない、命が欲しいから …あるぇ〜?もしかしてこの場合ちゅーちゅーが俺でにゃ〜んが衛になるんでしょうか先生 「正解よ」   「そうですか、とりあえず貴方は一酸化炭素吸って死んでください」   「あら、じゃぁ貴方は二酸化炭素ね」   「いえいえ、今から俺達は命がけのトムとジェリーやるので普通の酸素じゃなきゃ駄目なんですよ、第一トムとジェリーならジェリーが勝つ  のが基本ですからそんなリスク負えないのですよ」