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「…まぁ、脅かすのはこの位にしておこう。ココが縮こまったままでも困るしのう…。」

 

急に態度を和らげ、若者の衣服に手を掛けるお静。

若者は、先程までの厳しい顔つきが頭に残ったままのせいか、逆らう事もせずに大人しく従う。

お静はそのまま全ての衣服を取り払ったが…やはり、若者の『それ』は、興奮の様子を見せていなかった。

 

「なんじゃ。あの程度で縮み上がってしまうとは…男らしくないぞ。」

 

若者は、居心地の悪いような風体で申し訳なさそうに立ち尽くす。そこでお静は…。

 

「では仕方が無いな…。ますは私の身体をじっくりと楽しむがよい。」

 

そう言って、艶かしい格好を取る。

 

「見た目や大きさもそうだが…ちゃんとそれが役目を果たすのかどうかを見る必要がある。

この身体を見ながら、まずはその役目を私に示せ。子種をしっかりと吐けるかどうかをな…。」

 

その言葉に次いで、乳や尻を若者の顔の側まで近づけた。

若者の鼻腔により強い、お静の香りが入り込んでくる。

この匂いも、媚薬でも混ざりこんでいるのではないかと思えるほど、突然に若者の性欲に火をつけた。

今の今まで縮こまっていたそれが、むくむくと膨張を始めたのだった。

 

「はは…いいぞ。それでこそ男じゃ。では…ほれ、そのまま手淫をせい。私が見ててやる…。」

 

言われるまま、若者はお静の身体を見つめながら手淫をする。

その手元を、お静はじっと見つめる。

若者は、女性に見つめられながらの手淫がこれ程に刺激的だとは思わなかった。

淫棒の先からとめどなく透明な汁が溢れ出る。

 

「いい先走りじゃ…。ねっとりと、濃いの…。きっと子種もそれくらい濃いのじゃろうなぁ…。」

 

とろりとした目つきで、その先走りを見つめるお静。

若者は、その怪しい目つきにますます興奮を覚えた。

 

「どれ…もっとしごきやすいように、私も少し動いてやるかの…。」

 

そしてより、扇情的な格好を取る。

後ろを向き、尻を高く上げて女淫を見せ付けたり…腕を高く上げ、乳を無防備に晒したりした。

若者は、それら全てを目に焼き付けるかのようにじっくりと覗き込み、手を激しく動かした。

その欲情っぷりに、お静もつられる様に次々と厭らしく身体を晒した。

が、あまりにも興奮の過ぎた若者が…つい、こんな事を口走ってしまった。

「おっ…お静様っ…!宜しければ…その、お静様もご一緒に自慰を…なさっては頂けないでしょうか…っ!?」

この申し出には、お静も少しきょとんとした。が…。

 

「ふふ…面白い事を申す。…いいだろう。その一物の良さに免じて、付き合ってやる…。」

 

そして、お静も一緒に股間を弄り始める。

くちょくちょ、と言う既に湿った女淫の音が若者の耳にも届き始める。

若者はその音にますます興奮し、勃起を大きくし続けた。

 

お静も、純粋に興奮する男性の身体を見続け…また、自慰を見せ付けあうと言う状況に、素直に発情を覚えていた。

実は、ここまでお静を素直に感情高ぶらせた淫茎は初めてだった。

その先走りから滲み出る男臭さや、猛った肉棒の節々など、この一物は魅力的な見た目を兼ね備えていた。

そこへ、若者の素直な性への欲求が重なって…お静も、思わず乗り気になってしまっていた。

弄っているお静の股間に視線が釘付けになる。

若者は、淫らな気分になっている女性を見るのは初めてだった。

ぷっくりと発情した性器を自らの手で慰める女性の姿…。

それは、昨日まで何か女性と言うものに対して『純朴』な幻想を抱いていた若者にとって、色々と頭の中に

存在していたものを打ち砕き、新たに女性への認識として、汚れた劣情を持たせるには充分な姿であった。

 

そんな、初めての感情が…いよいよ、若者に射精の欲求を導いた。

 

「おっ…お静様…っ!もう、限界です…っ!!」

「おぉ…そうか。私の身体の、何処へでも好きなように…遠慮せずにぶちまけるが良い…!」

 

若者は、止める事の出来ない手を射精に向けて動かし続けた。

お静は、その様子を女淫を擦りながらじっと見つめ続ける。

目を逸らす事無く、若者の必死の表情を見つめ続けたのだった。

人前で射精する事の気恥ずかしさ…は、既に吹き飛んでいた。

むしろこの若者は、こんな状況で射精できる事に喜びすら感じていたのかもしれない。

それは、爆発寸前の淫茎が物語っていた。

真っ赤にその頭を怒張させながら、今にもその中身を噴出しそうに膨らみきっていた。

 

「もう弾けそうじゃな…では、これはオマケじゃ。」

 

そう言って、お静は大きく尻を突き出した。

射精寸前の若者の目に、大きく映る濡れきったお静の女淫…。

それをきっかけに、若者はお静の身体目がけて射精した。

 

どぴゅっ、どぴゅっ!!どぴゅっ…どぴゅぅぅぅぅぅ…っ!!

畳の四方八方に、飛び散る白濁液。

そして、お静の尻にも、乳にも生暖かい粘液が降り注ぐ。

若者は半ば放心しながら射精を続けた。

身分のこれほど違う相手に、精液を浴びせかけると言う無礼を忘れてしまうほどの快感だった。

 

「おう、おう…容赦ないのぉ…。しかし、たっぷりと出るの…。」

 

尻で精液を受け止めるかのようにお静は腰を動かす。

ぺちゃぺちゃと、丸い臀部に精液が飛んで来ては流れ落ちた。

「はぁっ…はぁは…っ。はぁぁぁぁ〜〜〜〜〜…っ。」

 

射精も勢いが落ち、溜まった息を大きく吐き出す若者。

自らの肉棒を握り締めながら、白く染まった目の前の光景を見る。

そして…自らが行った振舞いにようやく意識が向いたのだった。

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