それから数年後…私たちは一つ屋根の下で共同生活を始めた。
ルームシェアを利用して、姉と兄、弟と妹の四人契約で部屋を借りたのだ。
こうすれば、誰にも怪しまれずに同じ部屋で寝食を共にする事が出来ると思ったからだ。
その考えは実に上手く行って…この部屋で暮らし始めて、もう数年が経った。
身内同士で暮らしているので、この関係について不思議に思う人は一人も居なかった。
表を出歩く時は当然自重しなくてはいけないのは変わらなかったが、
一旦部屋の中に入れば誰の目を気にする事無く、私たちは実にくつろいだ日々を送っていた。
そうこうする内に…私と由麻ちゃんはついに、互いに赤ちゃんを身ごもった。
当然、お腹に受け入れた男性はただ一人。浮気など、した事は無い。
皆さんご存知の通り、お尻は別だけど…。
ユウジくんも、お兄さんも、もう責任ある男性となっていたのでこの事を素直に喜んでいた。
「ずっとこんな関係でいる事は無理って思ってたから…由麻と赤ちゃんが出来るなんて…。うぅっ…。」
「僕もそう思うよ…。里穂姉ちゃんとの赤ちゃんなんて…夢みたいだ…。」
と、普通の男性では味わえない、特殊な妊娠の喜びがあった。
考えれば、今まであれだけやる事をやっておいて…よく、出来なかったものだ。
このタイミングで、揃っての妊娠…。
これも、誰かが今だからこそ授けてくれたものに違いないと思えるような出来事だった。
そして、今でなければできない事が一つ…。
今日はお休みの日なので、昼間っからこんな格好で私たちは二人を受け入れる。
ずいぶんと大きくなったお腹を示しながら…。
「おまたせ〜。用意できたよ、妊娠マ●コ。」
「もう…お兄ちゃんってばこんな歳になっても変な事言うんだから…。」
裸にリボン一つの格好で床に寝っころがる私たち。
このあたりの二人の嗜好は相変わらずだった。
私たちも、もう当たり前の事として、進んでこの格好になっていた。
あまり、慣れたくは無い事だったけど…。
「ん〜…いい手触り。」
「よく…僕たちの精子で孕んでくれたねぇ…。」
ニコニコしながら私たちのお腹をなでなでする二人。
そんな顔をしながら、股間の方はもう勃起している。
愛情を注ぎたいのか、性欲を発散させたいのか、良く分からない姿だったが…
そのまま身体を重ねてきたから、まずは性欲発散が優先なようだった。
抱っこするように私の身体を抱えあげ、座ったまま、ユウジくんは挿入してきた。
そして後ろから私のおっぱいを支えるようにつかむと…先っぽから母乳がにじみ出てきた。
「里穂姉ちゃんのおっぱい…。こんなに出るようになって…。」
由麻ちゃんも後ろから犯されながらおっぱいを搾られていた。
ちゅっ、ちゅっと白い筋が床に向けて飛び散っていた。
「あっ…あぁ…っ。おっぱい…そんなに揉まないで…っ。」
「理穂ちゃんのおっぱいも由麻のおっぱい以上にこぼれちゃってるぞ。舐め取ってあげなよ、ほら…。」
お兄さんは、由麻ちゃんの唇を私の乳首にちゅっとくっつけ…溢れる母乳で濡らす。
由麻ちゃんは、後ろから突かれながらぺろぺろと乳房を伝う母乳に舌を這わせた。
「はぅ…里穂さんのおっぱい…甘い…っ。ちゅっ…。こく…んっ。」
「ん…。あっ、あぁ…っ!」
妊娠してから、乳首が敏感になっていた。
吸われると言う行為が、とても気持ちいい…。
母として、赤ちゃんに乳房を吸わせるように、身体の方が変化しているのだろうか…。
おかげで由麻ちゃんの愛撫だけで、すっかり呆けてしまった。
「二人だけで盛り上がっちゃって…。こっちのお世話も忘れないでくれよ…っ!」
おっぱいに気をとられている私たちを気付けるように、オチン●ンを深く刺し直すお父さんたち。
ぬるぬると、赤ちゃんのいる子宮にまで入り込もうとしてくる。
「あっ…あんっ!お父さんの…っ、私たちを孕ませたオチン●ンが…あっ、はっ!!」
「あっ…赤ちゃんまで犯しちゃうのぉ…っ?んっ、んあぁぁっ!!」
そんなオチン●ンの動きに反応したのか、お腹の中の赤ちゃんが動いたような気がした。
むずがって動くような…そんな、反応だった。
「あっ…赤ちゃんが驚いちゃってるから…早くっ…早く済ませて…っ!」
「やれやれ…赤ちゃんが出来たら、やっぱお父さんよりそっちが優先か…。」
仕方ない、と言う感じで腰を動かす二人。少し控えめにしながらも、ツボは心得た動きだった。
段々と、射精に向けてひくついて来る。
「んは、んはっ!お父さんミルク…飲まされちゃう…っ!!」
「あっ、ああんっ!!かけられちゃう…っ!びゅびゅって、かけられちゃうぅぅぅぅ…っ!!」
そして、赤ちゃんのいる子宮に向けて精液が放たれた。
こんな時でも私たちの膣内は…オチン●ンから精液を搾り取ろうとするんだから、何かおかしい。
もう、赤ちゃんは当分出来ない身体になっているのに…。
二人のオチン●ンも、そうだ。
もう赤ちゃんの出来てる女性に欲情すると言うのも変な話で、更に言えば『妊娠してる女性のほうが
より興奮する』と言うのは、生殖の本道から外れた話のような気がしないでもないけれど…。
それはさておいて、私たちは何だかんだで興奮の絶頂を迎えたのだった。
身体は、普通にイってしまっていたのだった…。
「あぅ、あぅぅぅぅぅ…っ!!イクうぅぅぅぅぅぅ…っ!!」
「ふあぁっ、あはぁぁぁぁぁ…っ!!妊娠オマ●コ、イクうぅぅぅぅぅぅ…っ!!」
びゅっ、びゅっ、びゅぅぅぅ…っ!!
おっぱいから、精液から…白い筋がたくさん、あちらこちらに飛び散った。
絶頂でピン、と伸びて硬直した身体からいっぱいあふれ出していた…。
そのまま私たちは揃って、崩れ落ちるように床に突っ伏した…。
「も〜…。借りてる部屋なんだからあまり汚さないでって言ってるのに…!」
「しかも、ソッチのミルクと混ざっちゃってすごい匂い…。
いま大家さん来たらすごく怒られちゃうね、きっと…。」
部屋の中の惨状を見ながらも、私たちは気だるい感じが抜け切らず、そのままごろんとしていた。
こう言う文句が出る事自体、今の幸せの裏返しなような気がしてきて…それ以上何かを言う気になれなかった。
「…もう、ずっとこのままだよね。私たち…。」
由麻ちゃんとの出会いが無かったら消え失せていたであろうこの幸せ…。
それが消えてないか足元を確認するように、私は呟く。
だから、お腹の中のその証が…重くとも、心地良い。
私たちは寝っころがりながら…互いに手を取り合った。
この手の数が、もうすぐ増える。
いくつも、いくつもこの繋がる手を増やしてゆこう。
この幸せを、いっぱい、いっぱい増やすために…。
- おしまい -
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