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そして、この動画はサイトで公開されて…結構な人気を得た。

新規の会員にしては、思い切りのいいプレイだったのが好評だったようで…。

この為に取っておいたメールアドレスには交流を望む人たちから沢山のメールが届いた。

その中の一通に、気になる人が居たので、私たちはその人を中心にコンタクトを取っていた。

 

その人の名前は「由麻」。女の子だった。

顔写真付きで申し込んできたところと、年齢が近いというところにいい雰囲気を感じていた。

 

由麻ちゃんの方は兄妹の関係だった。

向こうも、関係が似ていて、年齢が近いというところで声をかけてきたようだった。

動画の内容も気に入ったようで…由麻ちゃんは妹さんなので、お姉さんと言う立場の人が

弟さんにされ続けるというところが新鮮でよかったとか。

 

そんな感じで、私たちは同じ関係の同士と知り合い、長い時間をかけてネットを介して話し合った。

そして数回やり取りを重ねるうちに『この人なら直に会ってみてもいいかな…』と言う気分になってきたのだった。

 

すると、由麻ちゃんの方から『互いの関係を見せ合ってみたい』と言う提案があった。

向こうのお兄さんが、妹自慢的なノリで公開プレイをしたいというのだ。

この話をユウジくんに聞いてみると、ユウジくんもその考えに賛成らしい。

『人のプレイを見ながらはきっと興奮するよ、里穂姉ちゃん…!』だ、そうで。

私も『動画を載せちゃった後で断るのも変だもんね…』と思い、承諾する事にし、その旨を返信した。

 

次の日、早速由麻ちゃんから細かに日時が指定されたメールが届いていた。

そして場所は…互いの家を使うのはいきなり過ぎて抵抗があるだろうから某駅側の、ラブホテルを使おうという事と

こちらからの誘いであるので、部屋の料金はこちらで負担するという事が書かれていた。

私たちから付け足す事が無いほどに書き込まれたメールを見て、私とユウジくんはちょっとした笑いを浮かべた。

 

「由麻ちゃんのお兄さん…随分楽しみなんだね。」

 

そして、指定の日時。

私たちはそれぞれの町から離れた駅の前で集合した。

 

「あ、はじめまして…。私が、由麻です。」

 

メールで見たのと同じ顔の女の子がそこに立っていた。

髪の毛が長く、ぱっと見そんな大胆な事をしそうに無い顔立ちの娘だった。

隣のお兄さんも…普通の男の人。

別の見方をすると、妹さんを大事にする過程で、そんな関係になってしまったのだろうかと言う優しげな雰囲気の人だった。

まぁ何しろ…ネットで見知ったとおりの人たちで良かった、と思った。

 

「こんにちは…。私、里穂です。こっちは弟のユウジくん。よろしく。」

 

簡単な挨拶を済ませて、流石にいきなりラブホテルと言う流れは無いなと思ったので

しばらくは買い物や、食事などをしながら適当に、普通に過ごす事にした。

顔を合わすのは初めでだったが、今までのメールのやり取りでつかんだ互いの性格や

何よりここに居る全員が『同じ穴の狢』的な状況が合わさって、特に苦も無く会話を続ける事が出来た。

そんな時間を過ごすうちに、何となく切り出された一言があった。

 

「そろそろ…どうかな?」

 

この一言に皆うなずいて、それらしい建物のある方へと歩いていった。

どうしてもどきどきと、こそこそと歩いてしまう…。

本来はそんな所へ行ってはいけない一行なのだ。

ただ、期待と好奇心がそれを上回る。踏み入れてはいけない場所へ、その一歩を踏み出す…。

きっと、今じゃなければこんな経験できないから。

由麻ちゃんと出会う事になったのも、私たちにそう言う経験をさせようと誰かが背中を押してくれたから…。

そう、思った。

 

そしていよいよ、目的の建物の前へ着く。

通りに人気が無いのを確認して、一気に中へ。

場慣れしている人が見たら、可愛い仕草だったに違いない。

そして部屋を選び、静かな廊下を並んで進んだ。

扉の数字と、鍵の数字を確認したらカチリ、とノブを回す。

その目の前に広がった部屋の風景は…。

 

想像していた通りの、予想していた通りの…そう言うこと以外に使わないような内装だった。

無駄に大きなベッド、派手な色の絨毯に、中途半端に暗い照明、しかしその色合いはとても品の無い色合いで…。

ある意味、教科書どおりの光景だった。

私たちはあっけに取られていたが、男どもは何故かテンションが上がっていた。

どうやら、そう言うビデオなどで見たとおりの部屋である事に感動しているらしい。

そして、その上がったテンションのまま、由麻ちゃんのお兄さんが荷物を広げた。

 

「いやぁ…いい部屋だよ、ココ。この部屋ならこの衣装も映えるかなぁ…?」

 

といって、どさどさと二人分の衣装を取り出した。

これらは服、では無い。何故なら…頭に載せるであろう飾りつけと、白い手袋以外のものがなかったからだ。

 

「ゴメンなさい…里穂さん。言うタイミングを失っていたので、今言いますけど…兄は、そう言う衣装を身に着けないと

興奮してくれないんです。それで…里穂さんにも、これを着て欲しい、と…。そう言うことなんですけど…。」

 

部屋の内装を見たとき以上にあっけに取られる私…。

そして、比してもっとテンションの上がったユウジくん。

 

「それ、いいですねぇ…!ね、里穂姉ちゃん…僕、里穂姉ちゃんのこれ着た姿、見てみたいな…!

由麻さんのお兄さんがせっかく持って来てくれたんだから、着なきゃ悪いしさ…。」

 

私が、こんな調子のユウジくんの横で渋った態度でいると…由麻ちゃんは、もう着替えていた。

いつもの衣装なだけあって、何の抵抗も無く着こなしている。

私一人だけが、この状況に取り残される形になっていた…。

 

「わ…分かったわよ。今日はこの部屋も用意してもらったわけで…御礼もしなくちゃいけないし、ね…。」

 

そして、お兄さんの用意した衣装を身に着ける。

ほとんど裸の姿に、一つ二つのポイントが付いたこの姿が良いのだろうか…ユウジくんも、私たちの姿に見入っていた。

そのいつも以上の熱い視線に、身体を隠しがちに立つ。由麻ちゃんが、聞こえないように声をかけた。

 

「弟さんに…変な性癖が付いちゃったらすいません。」

言われずとも…今日から当分はこの格好で相手をしなくてはならない予感がした。

ユウジくんの股間が、すでにえらい事になっていたからだった。

そんなユウジくんはお兄さんと共に私たちに近づいて…私たちの身体を夢中で弄り始めた。

普段の何気ないセックスと違って、完全に作られた状況で、その為だけにしか使えない衣装をまとって…

ここまで興奮するのも、仕方の無い事なのだろうか。

そんな情熱的な二人の手つきに当てられてしまったのか、私たちの身体も次第に火照り始めたのだった。

私たちの汗ばみ始めた肌を感じ取った二人は、私たちをベッドへと倒した。いきり立った勃起を示しながら…。

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