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昔から、私達は仲の良い姉弟で通っていた。

 

子供の頃は、それだけの事だったが…男女と言うものを意識する年頃になったあたりから

私達の関係は世間の言う姉弟のそれを少しばかり踏み越えてしまっていた。

当然、そんな事は家族に言う事も出来ないままに弟、ユウジくんとの関係は深まっていた。

気付いたら、引き返せなくなっているところまで…。

 

そして今日も、私は弟と二人で過ごす。

今日は両親が居ないので、私達を見つめる目もなく、実に開放的な時間を過ごしていた。

心だけでなく、身体までも。

 

「よしっ、今度も僕の勝ちっ…。里穂姉ちゃん、脱いで、脱いでっ。」

「う〜ん…。もう、脱ぐものがなくなっちゃうよぅ…。」

 

私達はここ最近、脱衣トランプを楽しんでいた。

ただ脱ぐよりも、ゲーム性を取り入れたほうが少し刺激的だからと

えっちを始める前はこの方式でやっている。

少し昔、ゲームセンターではこう言うゲームが流行っていたそうだけど

なるほど、やってみると分かるような気がする。

相手の期待に満ちた目で見られながら身体を晒してゆくのは、思ったよりドキドキする。

シャツの裾に手を掛けて、ゆっくりと上にたくし上げてゆく。

その裾が、乳房のてっぺんにかかったあたりでユウジくんの視線がいっそう強まった。

そしてその一点を過ぎると…ぷるん、と乳房が露になった。

私は少し上目遣いになりながらユウジくんを見つめる。

 

「ほら…お姉ちゃんのおっぱいだよ。ユウジくんは、これをどうしたいのかな…?」

じっくりと時間をかけて見る事の出来た私の乳房は、普通に脱ぐよりも価値のあるものに映っているらしい。

手のひらで優しくその膨らみを取ると、ゆっくりとつかみ上げる。

そのまま二つの乳房をたぷたぷと手の中でもてあそぶと、乳首をきゅっとつまみあげた。

 

「あ…んっ。」

 

その刺激に、私は声を上げる。

指先でくりくりとはさみ上げられているうちに、乳首はどんどん硬くなっていった。

夢中で私の胸をいじくるユウジくんを見下ろすと…ズボンの前が、すでに突っ張ってしまっていた。

 

「ユウジくんも…硬くなっちゃったね。お姉ちゃんも、してあげよっか…?」

「うん、里穂姉ちゃん。いつもみたいに、しゃぶってよ…。」

 

私の言葉に、ユウジくんもズボンを下ろしてオチン●ンを取り出した。

私達は互いに身体の向きを変えて、それぞれの身体を口に含んだ。

ガチガチになったモノが私の口を塞ぐ。脈打ち、あったかい感触が私の舌に伝わる。

私はそのまま無言でユウジくんの性器を舐め続けた。

「んっ…んっ、んちゅぅっ…。ちゅっ、ちゅっ、ちゅるっ…。」

 

亀頭を吸い上げ、舐めまわし…私は弟のオチン●ンを唇で愛撫する。

弟にフェラチオをする姉など普通では考えられない事と言われるけれど…

逆に私は、いつの間にかこのオチン●ンしか無い、と思うようになっていた。

子供の時のいじりっこがそのまま進んでしまったような感じだけれど…

他の男子のそれを見てみたいという気が不思議と起こらないのだ。

 

それはユウジくんも同じようで…私以外の女の子を気にしている風は無い。

それどころか、二言目には里穂姉ちゃん、里穂姉ちゃんと言う感じだ。

周囲はそれを歳のわりには強めの姉弟の仲と勘違いしたままだったので、

私たちもこの関係を悟られること無く、何となく平穏なまま関係していた。

 

だからいわゆる、近親相姦につきものの背徳感などは無く

気が合う、身体の相性のいいパートナーがたまたま実の姉、弟なのだという感じだった。

そんな状況もあって、私たちは気軽に大胆な関係を楽しんでいるのだった。

 

「ああっ、里穂姉ちゃんの唇は…いつ舐めてもらってもサイコーだなぁ…。」

「ナニ言ってるの…。他の女の子になんて、一度もしてもらった事ないくせに…。

お姉ちゃん以外の身体を知らないヘンタイさんなんだから、ユウジくんは…。」

「里穂姉ちゃんだって、弟のチ●ポ以外でした事無いじゃんか。お互い様だよ…。」

 

私たちは、この言葉に互いに笑いあった。

こう言うのも清純な関係と言うのだろうか。

初めて意識した異性、初めて交わりあった異性…。

その初めて以外を知らぬこの身体。

 

この安心感も私たち二人を引きつけたまま放さない原因であるのかもしれない。

すっぽり収まったこの、二人だけの空間の居心地の良いこと。

口の中の実弟のオチン●ンをしゃぶりながら、私の目はだんだんとトロン、としてくる。

身体がますます発情してくるのを感じていた。

 

「ねぇ…そろそろ、ちょうだい…?」 

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