| ■ めがね差分 ■
         
          
         
         
         それは、少し昔の私の記憶から始まります・・・。
         
         
          
         
         
         私、二宮 菜月(にのみや なつき)は早くに夫を亡くし、ゆづるクンとこの家で二人っきりの生活を続けてきました。
         
         
         私自身がこの家を守るのに一生懸命で・・・この歳になるまで新しい出会いというのものを感じている暇が無かったからでした。
         
         
         そしてそんな忙しい日々の中でも、私はゆづる君とのコミュニケーションを絶やしてはいけないと、
         
         
         出来るだけ積極的に触れ合う事を心がけてきました。
         
         
          
         
         
         その一つが、お風呂の時間でした。
         
         
         ゆったりとした雰囲気の中で、お互いに今日のことを話し合うのが日課になっていました。
         
         
         ゆづるクンと身体を洗いあいながらの会話は・・・私の仕事で疲れた身体を癒す、一番の薬でした。
         
         
          
         
         
         しかし・・・その日、ゆづる君が初めて見せた態度がありました。
         
         
         なかなか湯船から出てこないのです。
         
         
         「どうしたの?・・・のぼせちゃった?」
         
         
         私はゆづるクンの肩にそっと手をかけました。そして大きくびくん、と身体を跳ね上げるゆづるクン。
         
         
         『な・・・なんでもないよ・・・っ!』
         
         
         その手を振り払うようにざぶり、と湯船から立ち上がりました。
         
         
         「な・・・なんでもないならいいけど・・・。」
         
         
         少しあっけにとられた私。その背中に・・・いつもの態度からは思いもつかない、妙な荒々しさを感じたからです。
         
         
          
         
         
         気を取り直してシャワーの蛇口をひねりました。
         
         
         次に、立ち上がったものの・・・背中を向けたままのゆづるクンに声をかけます。
         
         
         「なぁに・・・どうしたの、ゆづるクン・・・?こっち向かないとちゃんと洗えないじゃない・・・。」
         
         
         その声にも反応はなく・・・私にお尻を向けたままでした。
         
         
         何か変だ・・・と感じながらも、私は無理にでもこっちを向かせようとゆづるクンの腰に手をかけ・・・ぐいっと身体を回しました。
         
         
         『あ・・・あぁ・・・っ・・・!い、いまはダメッ・・・!』
         
         
         なにやら情けない声を上げながらゆづるクンはこちらを向きましたが・・・今度はオチン●ンを手でしっかり押さえていたのでした。
         
         
          
         
         
         あまりにしっかりと押さえている、その手を見ながら私は・・・。
         
         
         「ダメじゃない・・・いつも言ってるでしょ?そこが一番汚れるんだから、って。ホラ、手をどけて・・・。」
         
         
         そう言いつつ・・・ゆづるクンの手をとりましたが、しっかりと押さえてオチン●ンから手を離しません。
         
         
         『だ・・・ダメ・・・菜月ママ・・・ッ!』
         
         
         そう懇願するゆづるクンでしたが・・・私だって一応母親。男の子にはそう言うことを恥ずかしがる時期がある事くらい知っています。
         
         
         だけど・・・裸を恥ずかしいと思う気持ちを変に抱えたままではいけないという変な教育観も頭にあって・・・私も意地になりました。
         
         
         そうしたもみ合いが少し続いた後・・・オチン●ンを押さえるゆづるクンの指の間から、流れ出てくる白いものがありました。  それはぼたぼたと湯船に落ち込んで・・・湯の中で小さな塊を次々と作り上げました。
         
         
         そしてその匂いは湯気に乗って私の鼻まで届き、少し生臭い匂いを私にかがせました。
         
         
         「・・・ゆ・・・ゆづるクン・・・。これって・・・。」
         
         
         その白いものの正体を・・・私は当然、知っていました。
         
         
          
         
         
         初めて見る・・・ゆづるクンの精液でした・・・。
         
         
          
         
         
         今さっきまで予想もしなかったその物体に私の頭は少し困惑しましたが、すぐに母親としての立場を取り戻しました。
         
         
         股間をしっかりと押さえながら涙ぐんでいるゆづるクンに・・・私はやさしく声をかけました。
         
         
         「・・・泣かないの。ね?これはゆづるクンが立派な男の子になった証明なんだから・・・。」
         
         
         『な・・・菜月ママぁ・・・っ。』
         
         
         「ね、これは変なことじゃないの・・・だから泣く事でもないのよ。」
         
         
         私はしゃがみこんで、ゆづるクンの手をどかせます。
         
         
         「隠さないで・・・ママにゆづるクンの男の子、見せてみて・・・。」
         
         
         この言葉に、少しずつ力を抜いてゆくゆづるクン。恥ずかしさをガマンして・・・母にその部分をあからさまにします。
         
         
         そして指の間からその姿をだんだんと現すオチン●ン・・・。
         
         
         指でもまれ続けたせいか、べっとりとした精液が袋のほうまでこびりついていました。
         
         
          
         
         
         私の目の前に・・・男性となった息子のオチン●ンがありました。
         
         
         射精を終えたばかりなのに、その興奮はまだ収まりきっていませんでした。
         
         
         それは初めて出された精液の、煮しめたような強烈な匂いを放って・・・そそり立っていたのでした。
         
         
         オチン●ン・・・というより、それはもはやペニスと呼んだほうが相応しいようでした。
         
         
          
         
         
         そして私の鼻腔も・・・この若々しい匂いを感じ取りました。
         
         
         その匂いは・・・またもや私にとって予想外でした。
         
         
         『やだ・・・初めての精液って・・・こんなに凄いんだ・・・。』
         
         
         夫を無くして以来、久しぶりに嗅いだ精液の匂い・・・。これは愛する息子のものとは分かっていても、
         
         
         漂うきつい男性の香りに、そしてその男性器の見せ付ける生々しさに・・・私は心の奥が熱くなるの感じずにはいられませんでした。
         
         
          
         
         
         『ご・・・ごめんなさい菜月ママ・・・。お風呂・・・汚しちゃった・・・。』
         
         
         じっくりとその様子を眺める私に、ゆづるクンがどうして良いのか分からず・・・再び涙ぐみました。
         
         
         私は沸きあがってきた熱さを消し去ろうとしましたが・・・この愛らしい息子の態度と・・・その息子の中に芽生えた男性と・・・
         
         
         その二つに如何しようも無い火照りを感じてしまって・・・私自身も身体の扱いに困ってしまいました。そこで・・・。
         
         
          
         
         
         「ねぇ・・・ゆづるクン。ママが・・・こうなっちゃった時にどうしたらいいか・・・教えてあげる。」 |