>>■■ No.2「ちょっと清音ぇ」& No.3「姉さん!」■■<<
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瀞霊廷・午前11時半。
六番隊へ書類を届けた帰り道、
清音が「今日のお昼はどうしようかなぁ…」
なんて考えてながら歩いていると。
「あ、清音!!」
呼び止める声に振り返ると、
息せき切って走ってくる勇音の姿。
「姉さん!どうしたの?」
「よかった、会えて。はい、これ。お弁当」
勇音がにっこり笑って清音に渡したのは
風呂敷に包まれた重箱3段詰。
「ありがと。姉さん」
持ってみると"ずしり"とくるその重さに思わず驚く清音。
「ちょっと作りすぎちゃったから…浮竹隊長や小椿君にもおすとわけしてね」
そう苦笑いしながらも、なにやら上機嫌な姉に
清音はピンと来るものがあった。
「ふーん。作りすぎって、射場さんのお弁当のコトでしょう?」
そう清音がカマをかけると、みるみるうちに勇音は耳まで赤くなった。
「ちょっと清音ぇ」
恥ずかしがる勇音の様子に、清音はわざとらしく溜息をつくと、
「…なんかさぁ、ヒマさえあれば射場さんちに行って世話焼いてるし、
なんか"通い婚"してるみたいだよね〜」
なんて。
からかい半分で言ってみたら。
「…実はね、さっき射場さんにお弁当を届けた時、
『勇音君はまるで奥さんのようだね』
って狗村隊長にも言われちゃったの〜vvv」
「はぁ…?」
「周りの人はそんなふうに見えるのかな〜///
ね、清音はどう思う??」
「……(絶句)」
『射場さんの話題なんて振るんじゃなかった…』
後悔してもあとのまつり。
「姉さん!」
と思い余った清音がたしなめるまで、
勇音ののろけ話は延々と続いたのであった…。
*********オワル*********
姉の彼氏が誰でも面白くない妹なのでした☆
このお題…こんな風に使って良かったのかな?と今さらなことを思ったり(汗)
2007/3/25 UP
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