エヴァ

■2ndステージ■

第5話「セカンドと再会?」

作・専務さま


 

学校

 

「おはようさんシンジ」

「シンジおはよう」

「おはようトウジ、ケンスケ」

「また、戦ったらしいなぁ」

「まぁ・・・・ね」

「なんや?また危ない目にあったんか?」

「まぁ・・・・・近いね」

それだけ言うと、自分の席に座った。

「死にかけたんか?」

「まぁ・・・・・・・・ね」

 

学校に行くと大体こんな会話で始まる。

後少しでアスカが来る・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「僕は幸せものだぁぁぁぁぁ!!!!」

「ほんまやな・・・」

「まさか・・・ミルに乗れるなんてぇぇぇぇ!!!」

 

いちいちうるさいのでミサトさんに怒られていた・・・・

 

オーバー・ザ・レインボー甲板

 

「ハローミサト」

「アスカ、ひっさしぶりね」

「で、サードは?」

ビュゥゥ・・・・・・

パン!パン!スカッ!

「よくも避けたわね?」

「アスカったら・・・」

「怖いわぁぁぁ!ほんま変わりもんがパイロットやなぁぁぁ!!!」

「まさか・・・こいつ?サードって」

「いいえ、出てきなさいよシンちゃん」

僕は、獣の前に生贄として出された。

「・・・・・・・・・・気持ち悪い・・・・・・」

僕は一瞬であの状況を思い出してしまった。

LCLの海・・・アスカの死体・・・

「アンタってムカツク・・・・・・シンクロ率高かったからってエースパイロットの私にな

んて言葉きいているのよ!」

まずった・・・第一印象が・・・最悪だ・・・

「あら?アスカ、シンちゃんはすでに90%超えているわよ」

「はぁ?アンタバカァ?そりゃ高いにこした事はないけど運動能力よ!」

はぁ・・・・・・

 

そして、使徒が来た。

僕は素体にシンクロは出来るけどコアには出来ない・・・・

操縦はアスカに頑張ってもらうしかないのだ。

 

「アンタ・・・邪魔しないでよ!」

「しないよ・・・・・・」

ミサトさんが笑っているよ・・・

「じゃあいいわね!使徒が接近しているわ!」

「シンクロ率・・・203%・・・・・・凄いわ」

「あら?効果はあるのねぇ・・・タンデムって」

 

とにかく出た。

 

「アスカ!右だ!」

「なれなれしく呼ぶんじゃないわ!」

「いいから!」

使徒が飛びかかってきた。

プラグナイフで切るが、一緒に海へ落ちる。

「ミサトさん!N2魚雷を!」

「わかっているわ!打ち出すからキャッチしなさいよ!」

僕に言わないで・・・

その瞬間使徒が腹部に噛み付いてきた。

「ぐぅ・・・・」

「あら?攻撃を受けても何ともないわね、こんな奴楽勝よ!」

「っつ・・・・・・・・・・」

魚雷が来た。

アスカは、左手を使徒の口に突っ込んで右手で魚雷を捕まえる。

魚雷を口の中に押しこんで急いでその場を離れようとする。

 

しゅ・・・ドォォーン!

 

水中なので、一点に集まる力は地上より強い。

衝撃で、弐号機は艦隊の上まで上がってきた。

 

ガッシューン!

 

「アスカ!艦を押しつぶす気?」

「違うわよ!」

 

僕は弐号機下りて、そこから離れた。

 

通路を歩いて行くと、加持さんがいた。

 

「やぁシンジ君。君は凄かったよ」

「・・・・・・惣流さんが戦っていましたよ」

「いや・・・これだよ」

そう言うと腹を引っ叩いてきた。

「ぐぁ・・・・つぅぅぅ・・・・・・」

「俺の目は誤魔化せないよ。早く医務室に行こう。スーツは・・・・・何だと?」

僕は、髪を拭いたタイルで腹を抑えていたので加持さんはきずかなかったらしい。僕

の腹は歯形がついて、スーツは破れ、

出血していた。いつ倒れてもおかしくない状態なのだ。

 

そのころ管制室

 

「ミサト・・・弐号機の傷・・・見た?」

「ほぇ?」

「アンタって・・・アスカは傷一つ負ってなかったわね?」

「ええ、元気そのものだったわ」

「あのシンクロ率・・・アスカも少しは痛みをわかっていたはずなのに・・・」

「・・・・・・シンちゃんは?」

「・・・・加持の連絡でね・・・・医務室」

「はぁ?」

「シンジ君がダメージをほとんど自分で請け負っていたみたいね・・・どうやったかは

知らないけど・・・・」

 

 

医務室

 

「・・・・・・これは酷いな・・・スーツが赤だから目立たんが・・・筋組織まで穴が・・・・」

「加持さん、みんなには言わないでくださいね。心配はかけたくないので」

笑っているよ・・・

「いや、もう遅いよ。アスカとレイちゃんには伝わらないだろうが、あの二人には知

らせておいた」

「そんなぁ・・・・また怒られるよ・・・・」

すでに諦めている僕がいる・・・

 

プシュゥ!

扉が開いた。

 

「シンちゃん、傷はどう?」

「傷って言うレベルじゃありませんよ」

医務の医師が言った。

「陸に戻ったら縫合しないと・・・・今は止血も追いつかない状態です」

「・・・・・・凄い怪我・・・」

「・・・シンジ君、治ったらどうやったか理由を聞きましょう」

はぁ・・・・・・死にそうだ・・・

麻酔薬もここには無く、当然手術の設備は無い・・・

 

陸についたらすぐに病院に搬送された。

すぐに、縫合手術を受けた。

1週間の入院で、その後3日はあまり暴れないようにだそうだ。

 

「ミサトさん・・・・・・碇君は・・・どこに行ったのですか?」

「えっとね、以前お世話になった、おじさん達に会ってくるんだってさ」

「・・・・・・・・・・・・・食事は私が作ります」

 

この話しを退院後聞いたときに、泣けてきた。

 

 


(update 2000/10/29)

 

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