戦いの終った後、少女達は更衣室で着替えていた。

だが、そこにレイの姿は無い。

先の戦闘で、予想以上のダメージがあったからだった。

 

 

 

僕は僕で僕

(99)

 

 

 


 

「あとで、綾波さんの様子見に行かない?」

ブラウスに袖を通しながら、マナがアスカ達に話しかけた。

その問い掛けに、アスカはスカートをはきながら答える。

「無駄よ。どうせ集中治療室だし…。……あんな機体で無理するから」

そう言った後、アスカは俯き加減に息を吐いた。

そんなアスカを見て、更衣室の椅子の上で靴下を履いていたマユミが口を開く。

「でも、生きてて、良かったと思います。…死んだら何も出来ませんから」

さり気無く、重みのある言葉を口にするマユミであった。

マユミの言葉に苦笑すると、アスカは微笑みながら話しかける。

「まるで、死のうと思ったことのあるような口振りね」

「あっ………」

アスカの言葉に小さな声を発した後、マユミは翳(かげ)りのある表情で俯(うつ)いた。

マユミの言動に、アスカは少しだけ驚いた表情を見せた。

そんな二人を知らず、マナは着替え終わって話しかける。

「ね、綾波さんの所、行かないの?」

「……あ。私はいい、パス。マユミもね」

アスカはマナの言葉に気づくと、マユミを強引に含めて、御見舞いに行くことを遠慮した。

アスカの言葉を聞き、マナは小さく口を尖らせて呟く。

「もぅ…」

そんなマナの言動に、アスカは苦笑しながら話す。

「解った。後で行くから、先、行っててくれる?」

「ぜ〜ったい、絶対だからね!」

プシュッ。

小指を力強く突き出しながら話すと、マナは更衣室を後にした。

 

アスカとマユミ、二人きりになった更衣室。

アスカは背を向け着替えを進めながら、俯(うつむ)いた状態で固まったままのマユミに話しかける。

「…さっき、戦闘の時、マユミは私に言ったわよね。「私は知ってます」…って?」

「………」

アスカの問い掛けに、マユミは何も言わず、ただ俯(うつむ)いている。

そんな少しの静寂の間、アスカは靴下まで履き終わり、靴を履きながら口を開く。

「何で知ってるの?…って、そんな野暮なことは聞かない。……だから、教えてくれる?今も`死にたい´って思うのか……」

「………」

だが、マユミは口を開こうとしない。

トントン。

息苦しいような雰囲気の中、アスカが靴の踵(かかと)を揃える音が響いた。

靴を履き終わると、アスカはマユミの方に振り向く。

そして、顔を覗き込みながら声を上げる。

「黙ってちゃ話にならないでしょ。聞こえてる?!マ・ユ・ミ!」

「え、あ、はい!」

アスカの声の大きさに、マユミは思わず声を上げた。

そんなマユミの声を聞き、アスカは苦笑しながら思う。

(ホントに聞こえて無かったのかもね……。)

そんなことを思った後、アスカは`ため息´混じりに話しかける。

「はぁ〜あ。…もういい、聞かない。無理して聞くもんじゃないしね」

「……あ、あの」

アスカの言葉に、マユミは何を話せばいいか迷っている感じだった。

そんな様子を見ると、アスカはマユミの髪に額(ひたい)を近づけながら目を閉じる。

そして、額(ひたい)を髪に擦りつけると、優しげな表情で話しかける。

「……マユミは私の最高の友達。…誰が何て言ったって、私が味方してあげる」

そこまで言った後、マユミの髪を触りながら、アスカは`ゆっくり´と言葉をつなぐ。

「だから光栄に思いなさい。余計なこと思ったら承知しないんだから……」

「………私…私」

アスカの言葉に、マユミは感極まって肩を震わせた。

そんなマユミの言葉を聞くと、アスカは目を開き、微笑みながら話しかける。

「何も言わなくていい。野暮なこと言いそうだし」

アスカの言葉を聞き、マユミは心から湧き出るような微笑を見せた。

マユミの微笑を見ると、アスカは照れ臭そうに笑いながら話しかける。

「早く着替えちゃって。マナが待ちくたびれちゃうわ」

「はい」

アスカの言葉に答えると、マユミは履きかけの靴下を履き始めた。

そんなマユミを見ながら、アスカは優しげな表情で思考する。

(……マユミが友達で良かったと思う。…ううん、違う。マユミが友達じゃなきゃ駄目だった。

…そんな気がする。

……こんな気持ち、あの夜以来かも。)

 

そう思った後、アスカは寂しそうな微笑みを見せた。

アスカだけが知る、あの夜の出来事を思い出して、シンジの微笑を思い出して…。

 

 

<更衣室前、廊下>

 

「霧島」

マナが更衣室を出ると、壁に寄りかかっていたトウジに声をかけられた。

トウジは黒のプラグスーツを着て立っていた。

トウジ声に気づくと、マナは少し驚いたような表情で口を開く。

「ん?鈴原君。…どうしたの?プラグスーツなんか着ちゃって?」

「どーしたも、こーしたもあらへん。待機任務やったんや」

そう言って、トウジは拗ねたような表情を見せた。

その言葉を聞き、マナは立ち去る素振りを見せながら話す。

「ふ〜ん、そうなんだ。待機任務、御苦労様。…じゃ、急いでるから」

「ちょっと待てや。一つ聞きたいことがあるんや」

サクッと立ち去ろうとするマナを、トウジは真剣な表情で呼び止めた。

その言葉に足を止めると、マナは振り返りながら訊ねる。

「何?聞きたいことって?」

マナが足を止めたのを見ると、トウジは腕組みしながら訊ねる。

「シンジ。…シンジが更衣室に戻って来んのや。……怪我でもしたんか?」

トウジは更衣室で着替えている時、シンジの衣服が、そのままの状態で残っていることに気がついた。

(多分、初号機で戦闘に向かったのだろう。)そんなこと思い、その場は自分を納得させた。

だが、戦闘が終ったというのに、シンジの戻ってくる気配が無い。

その為、女子更衣室の前で知り合いが出て来るのを待っていたのだった。

 

「そのこと……」

トウジの問いを聞き、マナは少し曇った表情を見せた。

マナの表情と言葉に、トウジは焦り混じりの表情で訊ねる。

「マジか?!怪我したんか?シンジの奴?!」

「怪我なんかしてないッ!シンジ君は大丈夫ッ!赤木博士達が一生懸命頑張ってるんだからッ!」

まるで自分に言い聞かせるように、力強く、激しく、自分の思いを口にするマナであった。

そんなマナの言葉を聞き、トウジは驚きの表情を隠さずに訊ねる。

「何かあったんやな?…シンジに」

「それは…」

そう言って少し沈黙した後、マナは`ゆっくり´と話し始めた。

シンジが初号機に取り込まれたという事実を。

 

 

<ネルフ内、病院施設>

 

病院施設の一画にある集中治療室(ICU)では、レイの治療作業が行われていた。

そんな治療室の前では、赤ランプが点灯し、治療中の文字が浮かび上がっている。

扉の前の長椅子には、青葉が不機嫌そうな面持ちで腰掛けていた。

青葉は思考する。

(ったく、あの髭司令!何だって出撃なんかさせたんだ!無謀にも程がある!…クソッ!)

付近に人が居ない事をいいことに、嫌悪の表情を隠さない青葉であった。

そして、思考だけに留めることが出来ず、青葉は口惜しそうに口を開く。

「…クソッ」

そんなことを口にした後、青葉は右手で作った拳(こぶし)を左手で握り締め、怪訝な表情で思考する。

(それにしても…司令の命令を拒否せず、レイちゃんが出撃に従ったってことも納得いかないな……。

しかもN2爆弾を抱えて突撃するなんて、まるで死を望んでるみた……。)

思考を途中で止めると、青葉は何かに気づいたような表情で口を開く。

「望んでるのか?」

その呟きの後、青葉は自分の思考に反抗するように呟く。

「…そんなこと有ってたまるか。……たまるかよ」

 

ドサッ。

「不景気な顔してるねぇ、青葉君?」

青葉の横に腰を下ろしながら、加持が話しかけた。

 

「か、加持さん?!」

不意に加持が現れた事態に、青葉は困惑の表情を見せた。

それもその筈である。

気配、足音、そんなものが一切感じられなかったのだから。

加持は苦笑しながら話す。

「そんなに驚くことは無いさ。人が居ないと思い込み、深く思考している人間に近づくことは、それ程難しいことじゃない」

「……見てたんですか?」

加持の言葉に、青葉は怪訝な表情で訊ねた。

加持はポケットから煙草を取り出しながら答える。

「ま、そういう事になるな」

「…人が悪いッすね」

そう言った後、青葉は加持から顔を背けた。

カチッ、カチッ。

そんな青葉を見ながら、加持は煙草に火をつける動作を見せた。

ライターの音に青葉は口を開く。

「……禁煙ッすよ、ここ」

「おっと、こいつは失礼」

そう言いながら、加持は煙草の箱に戻し、ポケットに押し込んだ。

加持の行動の後、青葉が顔を背けた状態のままで口を開く。

「話ですか?……」

カチッ、カチッ。

「ん、あ。まぁ、そんな所だ」

火の点かない100円ライターを擦りながら、加持は返事を返した。

カチッ、カチッ、カチッ。

何度か火をつける動作を繰り返した後、加持は諦めたような表情で口を開く。

「点かないな…。…買ったばかりだってのに」

「ツイて無い日もありますよ。何時も同じモノとは限りませんからね」

加持の口振りに、青葉は苦笑しながら言った。

青葉の言葉に、加持は椅子から立ち上がりながら呟く。

「ツイて無い日…。…同じモノ、か」

「……そういうことです」

立ち上がる加持を見上げながら、青葉は微笑を浮かべていた。

そんな青葉を見ると、加持はライターを手渡す。

「やるよ…。君なら、点く可能性が有るかも知れないしな」

「は、はぁ…。どうも」

100円ライターを貰ったことに、違和感を感じる青葉であった。

青葉がライターを手に取ったことを確認すると、加持は薄ら笑いを浮かべて話しかける。

「じゃ、俺行くわ。話は今度な」

そう言って、加持は治療室の前から去った。

 

加持の去った後。

カチッ。

青葉はライターを点けてみると、一回で火が点いた。

ライターの火を見つめながら、青葉は怪訝な表情で呟く。

「……点く可能性?…俺になら?」

 

 

<中央司令部>

 

第十四使徒戦を終えた司令部では、ナオコとマヤがサルベージ計画の準備作業を進めていた。

カタカタカタ。

ナオコは入力作業をしながら、隣に座るマヤに話しかける。

「使徒戦の後って、意外と人が少なくなるのね」

「青葉君は御見舞い、日向君は戦後処理、その他の方達も、エヴァに関する作業に出払っちゃってますからね」

マヤは微笑みながら状況を報告しつつ、司令部に人影が見えない理由を説明をした。

その説明を聞き、ナオコは微笑みながら話す。

「ま、静かなのはいいことよ。作業もやり易くなるし」

プシュッ。

ナオコが話すと、背後の扉が開いた。

そこからは、ムスッとした表情のトウジと、少し落ち込んだ様子のマナが入室してきた。

入室してきた二人を見て、ナオコが微笑みながら話しかける。

「あら、珍しい組み合わせね。私達に何か用かしら?」

「シンジが取り込まれたっちゅう話、ホンマでっか?」

ナオコ達の前に来ると、トウジは開口一番、シンジのことを訊ねた。

そんなトウジの横で、マナが申し訳無さそうに話す。

「ごめんなさい…。どうしても直接聞きたいって言って」

マナの言葉に微笑んで見せると、ナオコはトウジに手を差し出しながら自己紹介をする。

「初めまして、鈴原トウジ君。私が赤木ナオコ。『碇シンジ・サルベージ計画』の責任者よ」

「あ、鈴原トウジです」

自己紹介もせずに問い掛けたことを恥じたのか、トウジは多少照れ臭そうにナオコの手を握った。

トウジの手を離すと、ナオコは真剣な表情で話す。

「では、回答。鈴原君の疑問の答えは一つ。シンジ君は取り込まれています」

「やっぱ、ホンマやったんか…。……ワシ、ワシの所為でっか?!」

自分を納得させるように呟くと、トウジは慌て気味にナオコに訊ねた。

ナオコは静かに淡々とした表情で答える。

「それは貴方の思い上がり。原因はシンジ君自体にあって、貴方の可能性は無きに等しいわ」

「……す、すんません」

ナオコの冷たいとも取れる言葉に、トウジは思わず謝ってしまった。

そんなトウジを見て微笑むと、ナオコはトウジの肩に手を置いて話す。

「心配しなくていいから、私達に任せて頂戴。必ず、絶対、きっと、サルベージを成功させて見せるから」

「は、はい…」

ナオコの言葉に、トウジは気落ちした表情で答えた。

そんなトウジの横で、マナは満面の笑みを浮かべていた。

マナは笑顔で思考する。

(やっぱり信じて大丈夫って感じがする。……大丈夫だよね、赤木博士なら、きっと。)

マナは赤木親子に絶大な信頼を置いていた。

ナオコとは戦自からの付き合いとして、リツコとは同居人として、その実力を垣間見ていたからだった。

トウジに話すと、ナオコは中央モニターを見ながら口を開く。

「さてと、私達はこれから、その為の作業を進めなきゃいけないの。……言いたいこと解るかしら?」

「…あ、お邪魔しました。ほら、鈴原君、帰るよ」

プシュッ。

ナオコに一礼すると、マナはトウジの背中を押しながら、その場を後にした。

 

再び二人きりになると、ナオコは苦笑しながら作業を再開させようとした。

そんなナオコに、マヤが微笑みながら話しかける。

「いい子達ですね」

「そうね。その為にも成功させないと」

そう言って、ナオコは微笑み返した。

ナオコの言葉を聞き、マヤは楽しそうに微笑みながら話す。

「必ず、絶対、きっと…ですね?」

 

そんな言葉に、ナオコは苦笑しながら一言。

ï½¢That's right.ï½£

 

 

<集中治療室前>

 

「あれ?マナは?」

「……来てませんね?」

治療室の前に来ると、アスカとマユミの二人はマナが見当らないことに気がついた。

そんな二人を見て、青葉が微笑みながら話しかける。

「霧島さんなら来てないよ」

その声を聞き、二人は椅子に座る青葉を見た。

「あ、……え〜っと誰だっけ?…見覚えはあるんだけど」

「…日向さんですよね?」

アスカが何と言う名前だったか思い出せずにいると、マユミがフォロー?を入れた。

マユミのフォローを聞き、アスカは苦笑しながら訊ねる。

「そうそう、日向さん。こんな所で何やってんの?レイの御見舞い?」

「そうだけど、名」

青葉は苦笑しながら答えると、自分の名前を名乗ろうとした。

だが、マユミの問いに遮られる。

「日向さん。綾波さんの具合、どうですか?」

「あ、うん。意識は回復して、今は治療中。もう時期出て来ると思うけどね。…それで、名」

マユミに答えると、青葉は名前を名乗ろうとした。

だが、アスカの問いに遮られる。

「日向さん、心配なんでしょ?」

「あ、まぁ、それなりにね。それでさ、名前なんだけど…」

アスカに答えると、青葉は多少焦り混じりに自分の名前を話そうとした。

だが、今度は青葉の話を二人は聞こうとしない。

「それにしても誘った本人が来てないってのは、問題あるんじゃない?」

「何かあったんでしょうか?」

「案外、廊下で走っている所をリツコに注意されてたりして」

マユミの不安げな表情に、アスカはジョークを言って雰囲気を和らげた。

アスカのジョークに、マユミは微笑みながら答える。

「だったらいいんですけどね」

 

カチッ、カチッ、カチッ、カチッ、カチッ………。

二人が楽しげに会話していると、側からライターの石を擦る音が、悲しげで寂しげな音が聞こえてくる。

その音に気づくと、二人は冷や汗混じりに呟く。

「「ひ、日向さん……」」

ボッ。

二人の呟きを聞き、ライターの火を点けると、青葉は恨みがましい、それでいて虚ろな瞳を見せながら呟く。

「……日向で〜す。…眼鏡も掛けてない、髪も短くない、作戦課でもない、日向マコトで〜す」

完全に拗ねている青葉であった。

  

 

<ネルフ内、廊下>

 

マナはリツコに叱られていた。

先程のアスカの言葉のような、廊下を走っていた為で無く、昨日のプリントの出来についてだった。

その様子を、トウジは少し離れた所で見ている。

 

リツコはプリントを手に話す。

「非常に考えさせられる内容だったわ。こんな形の解答って、今まで見たことも聞いたことも無かったから」

「ご、ごめんなさい」

マナには誤るしか手段は残っていなかった。

健気に俯(うつむ)きながら謝るマナを見て、リツコは苦笑しながら話す。

「まぁ、今回は特別に大目に見るから、次回はキチンと理論づけて答えを書いて頂戴」

「はい、解りました」

マナの返事を確認すると、リツコは微笑みながらプリントを返す。

「はい。今まで記録した中では最高得点よ。条件付がホトンドだけど」

「え?」

リツコの意外な言葉を聞き、マナは顔を上げてプリントを手に取った。

そしてプリントを見て声を上げる。

「嘘〜!41点もあるぅ〜!凄〜い、私!!」

ホトンド適当に感じるままに書いた解答が、41点も記録したのだからマナの驚きにも納得がいく。

驚くマナを見て、リツコは微笑みながら話しかける。

「次回の更なる健闘を期待するわ」

そう言って、リツコは廊下から去った。

ちなみに、第一問の模範解答を書き出してみると。

第一問
ニュートンの『運動の三法則』を述べよ。

イ.力が働かなければ何も起こらない。
ロ.物体の働く力の強さは、その物体の質量と加速度に等しい。
ハ.どのような作用にも、それに対する反作用がある。

 

リツコの去った後、トウジは同情の表情を浮かべて話しかける。

「霧島ぁ、お前もワシらと同じ頭やったんやな。同情するでホンマ」

マナのプリントのレベルを知らないトウジであった。

そんなトウジにプリントを手渡し、マナは笑顔で話しかける。

「この問題が鈴原君に解けたら、明日から名前をフィリップ君に改名してもいいよ♪」

「よっしゃぁぁぁぁ!明日から霧島フィリップやぁ!!」

パシッ。

こういったノリに弱いトウジは、マナのプリントを勢い良く手に取った。

 

数十秒後。

プリントをマナに返すと、トウジは遠くを見つめながら口を開く。

「霧島マナ。ええ名前やないかぁ…。…これからも、それでええと思うで」

「う〜ん、残念。フィリップ君でも良かったのに♪」

そう言った後、マナは楽しそうに笑った。

 

 

<初号機、プラグ内>

 

(……僕は…君は…何処?)

-君の自我、僕の自我…その隙間。-

 

プラグスーツの漂うプラグ内では、二つの自我が対話を始めようとしていた。

 

 

 

つづく


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あとがき

ま、いいか。(笑)

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