数ヵ月後
ゲンドウ「・・・・・・」
シンジ「アダムの除去手術、成功したんだって? おめでとう、父さん」
ゲンドウ「赤木博士だけでは難しかっただろうが、ユイが尽力してくれたからな」
シンジ「うん。カヲル君も喜んでた。父さんは嬉しくないの?」
ゲンドウ「そのユイを私から奪ったお前に、良い顔を見せるわけがなかろう」
シンジ「僕の女癖悪いのは父さんの遺伝だよ。多分」
ゲンドウ「私はユイ一筋だった」
シンジ「母子丼の愛人作って部下にしといて、心だけ一途なんて余計タチ悪いだけだろ!」
ゲンドウ「誰彼構わず恋人にしてしまうお前に言われたくはない」
シンジ「誰彼構わずじゃないよ、ちゃんと選んでる」
ゲンドウ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
ゲンドウ「・・・・・・・なにしに来たのだ。お前は」
シンジ「く、口ゲンカ、かな」
シンジ「まぁ・・・あの、とにかく手術成功して良かった」
職員「時間です」
シンジ「じゃあ、また。来週の同じ時間に来るね」
ゲンドウ「そうか」
レイ「お疲れさま。碇くん」
シンジ「綾波! わざわざ迎えに来てくれたの?」
レイ「家からすぐだから」
シンジ「いや・・・・・・全然すぐじゃないと思うけど」
レイ「碇くんといられる時間が長くなるから、すぐ」
レイ「アスカ達、先に伊吹二尉の部屋に行ってるわ」
シンジ「張り切ってたもんね、パーティ。でも何のパーティなんだろ?」
レイ「『さらに広いベッドを買っちゃった記念!これで今夜は皆でお楽しみね☆』だそうよ」
シンジ「そ・・・・・・そうなんだ」
レイ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・綾波、ミニスカートって珍しいね」
レイ「碇くんが、喜んでくれると思ったから」
シンジ「うん。すっごく可愛いし、似合ってる」
レイ「嬉しい」
シンジ「あとやっぱり、脚が気になる」
レイ「・・・・・・・・・触る?」
シンジ「いいの?」
レイ「・・・・・・」コクリ
シンジ(人、周りにいないよな)
シンジ「そ、それじゃ」
さわっ
レイ「あ♥」