ネルフ〜

ミサト「今日は、新しい仲間を紹介するわ」

アスカ「げっ」

シンジ「あ!」

レイ「・・・?」

ミサト「ドイツから来た、真希波・マリ・イラストリアスよ」

マリ「やっほー! えっと、久しぶりと、また会ったねと、初めましてかな」

 

アスカ「―――シンジを襲った痴女の正体があんただったとはね」

マリ「照れるにゃあ」

アスカ「褒めてない! シンジから容姿を聞いたときに思い出すべきだったわ」

シンジ「僕のことは、誰から? ミサトさん?」

マリ「加持さんだよ。アスカちゃんもそうだけど、ドイツで私達の世話役みたいなもんだったから」

シンジ「そっか・・・加持さんなら知っててもおかしくないや。でも良かった、マリさんがネルフの関係者で」

マリ「どうして?」

アスカ「あんたバカぁ? シンジの槍の噂がどっかおかしなところで広まって、
今後はいつどこでわけわからない女に襲われるかもしれないとか、あんたのせいで色々心配したのよ」

マリ「照れるにゃあ」

アスカ「褒めてないっ!」

 

数日後〜

シンジ「・・・・・・」テクテク

マリ「どこ行くの? シンジ君」

シンジ「ぅわっ?!」

マリ「偶然だね」

シンジ「ホ・・・・・・・・・ホントに偶然なんですか?」

マリ「今回は半々かな。レイちゃんの家に行くって聞いてて、散歩ついでにこの辺をうろついてたから」

シンジ「どこ行くのか知ってるんじゃないですか」

マリ「うん」

シンジ「・・・綾波の部屋の、模様替えをするんです。それじゃ」

マリ「あれ? なんかそっけないなぁ」

シンジ「別に・・・・・・」

マリ「ひょっとして、この前のこと根に持ってる?」

 

シンジ「根に持ってるわけじゃないけど・・・」

マリ「・・・」

シンジ「正直、多少は警戒してるって言うか・・・」

マリ「ああ、そっか。今は二人きりだもんね」

シンジ「え、ええ」

マリ「この辺り、寂れてて人気もないし」

シンジ「・・・・・・ええ」

マリ「おあつらえ向きに廃墟ビルもあるし」

シンジ「・・・・・・」

マリ「入っちゃおうか?」

シンジ「え?」

マリ「ほらっ、こっちこっち!」

シンジ「ちょっ!? マリさん、は、放してくださっ・・・」

ズルズル・・・

 

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