MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/EC2C4CD9/9.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
サクラに=
490;ルトの事は興味無い=
;と言わせる事。
ナルトの本=
469;の姿を見れば、如何=
;にサクラと言えども=
22909;きになるに違いな{=
56;。
自分も最初=
399;サスケの事が好きだ=
;った。
しかし、ナ=
523;トの過去・強さ・優=
;しさを目の当たりに=
12375;て一発で惚れてし|=
14;った。
最初の頃は=
381;の感情に戸惑ってい=
;たが、認めてしまえ=
12400;何て事はない。
後は自分の=
863;情・思いに素直にな=
;るだけだった。
「冗談なん=
363;じゃないって。みん=
;な言ってるわよ?」=
span>
「何処をど=
358;見たら『仲が良い』=
;なんて思えるわけ?=
12301;
サクラの言=
356;分も御尤もだ。
ナルトはサ=
463;ラに話し掛ける度に=
;、殴られている。
「そんな事=
289;私が知る理由ないで=
;しょー」
「私が好き=
394;のはサスケ君なの!=
;ナルトの訳ないじゃ=
12394;い」
「そんなに=
490;ルトの事、嫌いなの=
;?」
「当たり前=
424;!チビだし五月蝿い=
;し、成績なんていつ=
12418;ドベ。サスケ君と{=
99;正反対、問題外よ問=
題外」
ナルトの悪=
475;がサクラの口から出=
;るわ出るわ。
その度に、=
356;のの額に青筋が増え=
;て行く。
「そ、そうA=
311;けどナルトだって良=
;い所の一つや二つあ=
12427;んじゃない?」
「ある理由=
394;いでしょ。いつも飽=
;きずに悪戯ばっかや=
12387;て怒られて全然成ž=
63;しないんだから…」
まだまだ出=
390;くる。
右手に持っ=
390;いる『いの専用お気=
;に入り花柄シャープ=
12506;ン』を思わず握りĝ=
28;してしまった。
「あれ~?=
418;しかしたら、いの。=
;アンタ、ナルトの事=
22909;きなの~?」
「べ、別に=
381;んなんじゃないわよ=
;」
いのの演技=
147;はナルト並だった。=
;
『○ =
675;が好きなんじゃな=
12356;の?』と聞かれた|=
25;…。
『べ、別に$=
949;うわよ』と少しども=
;りながら答える。
するとそれ=
399;、相手に肯定と取ら=
;れてしまう。
それが、い=
398;の狙いだった。
「何だった=
425;『熨斗』を付けて上=
;げましょうか?」
何故か勝ち#=
463;ったようにサクラ。=
;
キラリとい=
398;の瞳が光った。
(それよ!=
381;の言葉を待っていた=
;のよ!)
後々、万が=
968;の場合、サクラがナ=
;ルトに惚れたとして=
12418;今回も事を持ち出{=
79;ば、何も言えなくな=
る。
暗部のナル=
488;でさえ出し抜く、策=
;士『山中いの』の本=
38936;発揮である。
「そうね、=
377;難く頂いとくわ♪」
予想外の言!=
865;が返って来た。
サクラは眼=
434;見開いて驚き、いの=
;を見る。
そこには先=
243;と立場が変わり、何=
;故か勝ち誇っている=
12356;の。
胸の中がモ=
516;モヤと不快感が広が=
;って行く。
別にナルト=
398;事は好きでも何でも=
;ない。
だが、眼の=
069;の少女の態度が気に=
;入らない。
勝ち誇った=
907;度が…。
「…だ、駄目…<=
/span>」
ボソボソっ=
392;、小さいがしっかり=
;とした声が聞こえた=
12290;
「え?」
その声はい=
398;の隣りの席からだっ=
;た。
「…ナルト君…<=
/span>はその……=
span>物じゃ…ないから…<=
/span>」
声の持ち主=
399;『日向ヒナタ』。=
木ノ葉隠れ=
398;里に最強の名を連ね=
;る一族。
『日向宗家=
303;の嫡子。
だがその性=
684;は、慈悲に満ち溢れ=
;、競争や戦いを好ま=
12394;い。
本人は自覚=
375;ていないが、相当の=
;美少女である。
そして『日=
521;ヒナタ』はナルトの=
;事を盲目的に恋をし=
12390;いた。
だからこそ=
289;二人の会話に乱入し=
;たのだろう。
ナルトが『=
289;扱い』されるのが気=
;にいらなくて…。
「もしかし=
390;、ヒナタ…ナルトが=
909;きなの?」
サクラは真=
091;に驚いた。
可憐なヒナ=
479;が、あんな騒々しい=
;ナルトの事が好きだ=
12392;は。
ヒナタは結=
083;、男子に人気がある=
;。
透けるよう=
394;綺麗な肌、大人しい=
;性格、偶に見せる笑=
38996;。
勿論、本人=
399;自覚していない。=
『山中いの=
303;と『春野サクラ』の=
;二人の会話に『日向=
12498;ナタ』が加わる。
段々、声も=
823;きくなって行き、目=
;立つのは自明の理。=
span>
「こら!そ=
371;の3人!何を騒いで=
;いるの!?」
授業をして=
356;た紅から、叱咤だ飛=
;ぶ。
「サクラや=
356;のは兎も角、ヒナタ=
;までどうしたの?」=
span>
紅の言葉に=
569;しだけ、カチンと来=
;た二人。
授業中、二=
154;が言い合いになり、=
;騒ぐのは珍しくない=
12290;
だが、真剣=
395;授業を聞いているヒ=
;ナタが騒ぐのは珍し=
12363;った。
「一体どん=
394;事で騒いでたの?言=
;って見なさい」
紅は勤めて=
311;やかな口調で尋ねる=
;。
しかし、気=
398;弱いヒナタは少し怯=
;えながら…。
「あの…その…ナルト君…<=
/span>が」
「ナルト?=
301;
『うずまき=
490;ルト』―『九尾の=
392;』を胎内に宿す少年=
;。
大人達から=
974;悪と悪意を一身に受=
;けるが、いつも元気=
12394;少年。
紅は3人の=
569;女から、会話の内容=
;を全て聞き出した。=
span>
授業中なの=
384;が、お構いなしに=
……。
同じクラス=
398;生徒達も聞き耳を立=
;てていた。
年頃の少女$=
948;は恋愛沙汰等に敏感=
;である。
紅が聞き出=
375;た理由は唯一つ。=
ヒナタの父=
391;ある日向宗家当主で=
;ある『日向ヒアシ』=
12363;らの依頼であったz=
90;
『娘に変な"=
411;が付いたらたまらん=
;。何かあったら報告=
12379;よ』との事であるz=
90;
実はこの日=
521;宗家当主、いのの父=
;と同じくナルトを愛=
23064;の婿にと画策して{=
56;た。
「成る程、=
381;ういう事…確かに貴=
899;達の年頃なら恋愛に=
;興味があるのは当た=
12426;前だけど…」
授業中では=
961;く、休み時間や放課=
;後にして欲しい。
「はい」
「はーい」
「は、はい=
301;
『色香の術=
303;を実践するに当たっ=
;て、必要なのは相手=
12391;ある。
女性が女性=
395;『色香の術』を掛け=
;ても効果はない。
必然的に、=
302;男性』が入用になる=
;。
ちょうどそ=
398;頃、授業そっちのけ=
;で熟睡して少年が魘=
12373;れ始めた。
隣りの席に=
231;っている面倒臭がり=
;屋が、それに気付く=
12290;
「こいつが'=
768;される程の夢って一=
;体どんなだ?」
Sランク任=
209;を1000回以上も=
;こなす、最強の暗殺=
25126;術『第零』特殊部Ɓ=
38;。
そんな彼が#=
211;る悪夢とは……。
「=
8230;…何で俺、こんなと=
12371;にいるんだってば|=
24;?」
今日は土曜=
085;。
忍者アカデ=
511;ーの授業が3時限し=
;かなく、いつもと違=
12387;て早く家に帰れる…。
はずだった=
290;
だが、どう=
356;う理由か目覚めてみ=
;ると…そこは『=
367;の一教室』。
「…=
230;何で俺、縄で縛ら=
12428;てるんだってばよʍ=
11;」
見た目普通=
398;縛り方なのだが、全=
;然ビクともしない。=
span>
かなり年季=
364;入っている匠の技だ=
;。
こんな事が=
986;来るのは、この場で=
;唯一人。
「悪いけど=
289;ちょっと付き合って=
;貰うわよ?」
上忍である=
302;夕日 紅』しかいな=
;い。
「そんな事=
424;り、早く解いて欲し=
;いってばよ」
希望は薄い=
364;取敢えず懇願して見=
;る。
気が変わっ=
390;解いて貰えるかもし=
;れない。
「今からこ=
398;子達3人が、貴方に=
;『色香の術』を仕掛=
12369;るから誰が良かっ{=
83;か選んで頂戴」
(シカトし=
420;がった!しかも何の=
;脈絡も無しに話を進=
12417;てる!?)
ナルトは何=
364;何やらさっぱり理解=
;出来なかった。
イルカの授=
989;が退屈になって来て=
;、ウツらウツら夢の=
19990;界の住人なって。
今日は土曜=
384;から早く帰れる、ラ=
;ッキー!と思ってい=
12383;のに……。
本人も気付=
363;ぬ内に、縄で縛られ=
;て、拉致られる。
しかも場所=
399;くの一教室。
女子30人=
395;対して男子一人。=
居心地が悪=
356;ったらありゃしない=
;。
(俺って本=
403;は暗部なのに…それなの=
395;何でこんなとこにい=
;るんだ?)
何故か涙が=
986;て来た。
暗部に所属=
375;て9年とちょっと。=
;
Sランク任=
209;をしてた方がよっぽ=
;ど楽だ。
心の底から=
381;う思ったナルトだっ=
;た。
縛られてい=
427;ナルトの眼の前に3=
;人の少女。
桃色の髪に=
972;った容姿、筆記試験=
;では常にトップを維=
25345;している。
優等生『春%=
326;サクラ』。
金色の髪に=
823;人びた容姿、筆記試=
;験ではサクラに一歩=
35698;るが、実技試験はÉ=
08;回りも上をいく。<=
span
lang=3DEN-US>
くの一トッ=
503;『山中いの』
そして最後=
399;、艶やかな黒髪に透=
;き通るような白い肌=
12290;
実技も筆記=
418;そこそこ優秀だが、=
;積極性に欠ける。
「良い事?!=
258;分の持つ魅力を最大=
;限発揮して相手を虜=
12395;するのよ」
口にするの=
399;容易いが、実行する=
;のがどれだけ難しい=
12363;。
「それと途=
013;棄権は認めならいか=
;ら、そのつもりで
「もし棄権=
375;たらどうなるんです=
;か?」
サクラが恐=
427;恐る聞いて見る。=
「今度の通=
693;表の授業態度の欄に=
;×が付く事&=
291;違いなし」
「そ、そん=
394;!」
いつも成績=
778;秀のサクラにとって=
;、×が付く事=
399;プライドが許さない=
;。
「だってそ=
358;でしょ?貴方達は『=
;私』の授業中にお喋=
12426;してたんだから…」
言葉の一部=
998;をかなり強調する紅=
;。
かなり怒っ=
390;いるらしい。
「自信がな=
356;なら別にいいのよー=
;?あんたが私に勝て=
12427;わけないんだから}=
40;」
サクラを挑=
330;するいの。
「何ですっ=
390;ー!いのぶたー!」=
;
「上等じゃ=
394;いのよー!デコリン=
;ちゃ~ん?」
再び、罵り=
512;いが勃発。
そして、そ=
398;すぐ隣りでは……。
「な、ナル=
488;君に…私を見て$=
016;える…ちゃ、チ=
515;ンス…かも」
ヒナタはヒ=
490;タで、白い頬を真っ=
;赤に染めて何やら呟=
12356;ていた。
そんなこん=
394;で闘いの鐘がなった=
;。
「まず一番=
163;は私ね」
トップに踊=
426;出たのは『春野サク=
;ラ』。
サスケにゾ=
483;コンの彼女が、ナル=
;トに対してどんな手=
12434;使うのか。
「ねぇ、ナ=
523;トー」
「な、何だ=
387;てばよ?」
怖い位のサ=
463;ラの笑み。
今まで何十=
238;、何百回と声を掛け=
;て来たが、こんな笑=
38996;は見た事ない。
「ナルトは=
169;の事が好きなのよね=
;ー?」
「す、好き
逆らっては=
356;けない、本能がそう=
;叫んでいた。
「そう、だ=
387;たら……」
少しずつ、=
469;クラの手がナルトに=
;向かって伸びていく=
12290;
そして、そ=
398;手がナルトの胸倉を=
;力強く掴んだ。
「四の五の#=
328;わずに私を選びなさ=
;い!!」
グイッ!と=
932;まじい力で引き寄せ=
;られ……。
「はっきり#=
328;ってアンタの事なん=
;て興味無いし、好き=
12391;も何でもないけど……」
更に持ち上=
370;られる。
ナルトの体%=
325;は、40.1キロ。=
;
とてもじゃ=
394;いが、女の子が持ち=
;上げられる重さじゃ=
12394;い。
「いのだけ=
395;は負けられないのよ=
;!!解ったわね!?=
12301;
既に『色香=
398;術』でも何でもない=
;。
ただの脅迫=
384;った。
ナルトはサ=
463;ラの鬼気迫る迫力に=
;、首を縦に振る事し=
12363;出来なかった。
「大丈夫、=
490;ルト?」
サクラの『!=
394;香の術』から開放さ=
;れたナルトは、喉元=
12434;押さえ激しく咳込|=
35;でいた。
「…ったく、あれの何=
20966;が『色香の術』よ}=
40;。ただの脅迫じゃな=
い」
ナルトの背=
013;を優しく擦りながら=
;、いのは文句を言う=
12290;
「あ、有難=
358;だってばよ」
「いいのよ=
289;別にそれくらい」=
ニッコリと=
505;顔のいの。
いつもの癖=
394;のか、釣られて笑顔=
;になるナルト。
『山中いの=
303;の『色香の術』は既=
;に始まっていた。
そして、背=
013;を優しく擦り相手と=
;共感する言葉を吐く=
12290;
この場合、=
469;クラへの文句である=
;。
極め付けは=
505;顔。
これによっ=
390;相手との信頼関係を=
;築き、次の手の布石=
12434;作るのだ。
「安心して=
490;ルト。私はサクラ『=
;なんか』とは違って=
12302;脅迫』紛いの事は{=
75;ないから」
―あら、『紛=
356;』じゃなくて本当の=
;『脅迫』だったわね=
12540;。
自分を信頼=
373;せつつ、相手の評価=
;を落とす巧みな話術=
12290;
それを聞い=
390;いたサクラは、拳を=
;握り締めブルブルと=
38663;えていた。
その姿を視=
028;の隅に捉えながらも=
;、いのは気にしない=
12290;
「それじゃ=
108;番手、『山中いの』=
;行くわよー」
嘗てはサス=
465;の好みの為に、髪を=
;伸ばしていた。
だが、今は$=
949;った。
『ショート=
303;と『ロング』のどち=
;らがナルトの好みか=
12399;、解らない。
しかし、い=
398;は自分の髪に自信を=
;持っていた。
毎日のブラ=
483;シングは勿論の事、=
;トリートメントにも=
27671;に掛けていた。
それを今使=
431;ない手はない。
「いい、ナ=
523;ト?よく見てー」=
自慢の髪を=
463;ねている髪留めに手=
;を掛ける。
言われた通=
426;に、いのを凝視する=
;ナルト。
そして、髪=
041;めを解く。
すると一本=
968;本、艶やかな髪が流=
;れるようにこぼれ落=
12385;た。
いのの長い'=
658;は、窓から刺す光に=
;反射してキラキラと=
36637;く。
「…=
230;キレイだ」=
無意識の内=
395;呟いていた。
その美しさ=
434;目の当たりにし、素=
;の口調に戻ってしま=
12387;た。
ナルトの呟=
365;が聞こえたのか、い=
;のは顔だけと言わず=
39318;元まで真っ赤にな|=
27;。
「え?………あ、ありがと」
ジッと、い=
398;を見つめたままのナ=
;ルト。
対するいの=
399;、ナルトを直視出来=
;ず、頬を染め視線を=
27891;がしていた。
それ以降、=
250;話が成り立たなかっ=
;たので、紅が打ち切=
12387;た。