MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899B35/85.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
背の高い=
408;々がまるで雑草に思=
;える程の巨体を誇る=
21452;方。
蝦蟇一族の =
207;締め、ガマ親分こと=
;ガマブン太。
歴代の風影=
395;封印されし生霊、砂=
;の化身である守鶴。=
span>
溢れ出る殺=
671;と闘気を露程も隠さ=
;ず、一歩ずつゆっく=
12426;と歩みを進めた。
歩みを進め=
427;度に木々が倒れるが=
;、不思議な事に鳥や=
29539;達の喧騒は一切聞{=
71;えない。
ガマブン太=
392;守鶴の放つ凄まじい=
;威圧感で逃げ出した=
12398;であろう。
そんな時、=
040;体を誇る双方が互い=
;の間合いに入った。=
span>
異様な光景=
391;ある、手を伸ばせば=
;確実に届く距離なの=
12384;。
≪噂には聞いとる
≪蝦蟇一族…<=
/span>弱肉強食の最下層=
12395;存在するクソガエ}=
23;だったかァ?ヒャッ=
ハーッ!!≫<=
/span>
互いが軽い =
629;声が浴びせた瞬間、=
;双方の右腕が大きく=
25391;り上げられる。
そして力任=
379;に相手を殴り付け、=
;衝突した独楽のよう=
12395;弾き飛ばされた。
≪猫の便所風情が舐=
12417;腐ったクチィ聞き|=
24;ってからにッ!!<=
span
style=3D'font-family:"MS Mincho";mso-bidi-font-family:"MS Mincho"'>≫<=
/span>
≪テメェ…蛇の餌如きが粋が=
12387;てんじゃねェぞッʌ=
81;!≫<=
/span>
大きく吹き'=
131;んだ双方だが無論、=
;物理的なダメージは=
30342;無。
今のはホン=
398;挨拶程度でしかなく=
;、互いの力を計った=
12384;けだ。
その証拠に=
460;マブン太と守鶴に不=
;適な笑みを浮かべて=
12356;る。
≪我愛羅ァ、アイツ=
12399;俺様の獲物だッ!ʌ=
81;≫<=
/span>
右腕を大き=
367;振げ、膨大な量の空=
;気を取り込んだ腹部=
12395;叩き付けた。
『風遁 練=
354;弾ッ!!』
極限まで圧 =
302;された空気の塊が放=
;たれ、弾道にある木=
12293;が全て吹き飛ぶ。
しかしガマ=
502;ン太も両手で印を結=
;び、口腔一杯に水を=
28316;め込んでいた。
『水遁 鉄=
770;玉ッ!!』
凄まじい勢=
356;で吐き出された水塊=
;が凝縮された空気塊=
12392;激突し、空間が爆{=
80;た。
その結果、$=
794;り一帯に凄まじい量=
;の雨が降り注いで視=
30028;が悪くなる。
≪ナルトッ、あの野=
37070;はワシが殺るッ!ʌ=
81;≫<=
/span>
そんな事は=
362;構いなしにガマブン=
;太が咆え、種族特有=
12398;脚力を持って全身{=
91;突っ込む。
視界が悪か=
429;うが所詮は雨、蝦蟇=
;にとっては不利にな=
12427;筈がない。
≪命ァ…取っちゃろうかの=
12358;ッ!!≫<=
/span>
腰に挿した=
859;用のドスを引き抜き=
;、逆手に持って斬り=
20184;けた。
受ける側に=
238;った守鶴は片腕に砂=
;を更に集め、盾の形=
29366;を取る。
そして一閃―日中だと#=
328;うのに凄まじい輝き=
;を放つ火花が霧散。=
span>
≪甘ェぜ…クソガエルッ!!=
span>≫<=
/span>それは最早、決め=
12425;れた事なのだ。
≪ぬお…ッ!?≫
ガマブン太=
398;ドスを盾で捌き、も=
;う片方の腕を股座に=
25276;し込んで豪快に投{=
70;た。
山の如き体$=
527;を誇るガマブン太が=
;宙を舞い、追い討ち=
12392;ばかりに膨大な空Ĕ=
71;を取り込む。
『風遁 多=
573;・練空弾ッ!!』=
先程よりも=
567;さいが、速射性を向=
;上させた空気の塊を=
36899;続で放つ。
ちょうど着=
320;する寸前を狙った為=
;、守鶴の攻撃を全て=
21936;らうガマブン太。
そのまま弧=
434;描くようにして地面=
;に轟音と共に撃墜。=
span>
落下の衝撃=
391;大地が砕け、その破=
;片がかなりの高さま=
12391;飛ぶ。
≪ヒャッハハハッ!=
65281;もっと喰らわせて|=
20;るぜェ!!≫<=
/span>
大きく右腕=
434;振り上げ、空気の張=
;り詰めた腹部に振り=
19979;ろした瞬間…
『水遁 水=
770;弾ッ!!』
先程とは桁$=
949;いの大きさを誇る水=
;塊が守鶴に直撃。
≪今のはチィと効い=
12383;けんのうッ!!≫<=
/span>
抜き身のド=
473;を片手に構えたガマ=
;ブン太が凄まじい速=
24230;で突貫。
『奥義 蝦"=
759;ドス斬ッ!!』
今度は両手=
391;柄を握り、地面を削=
;りながら下から振り=
19978;げた。
ドスの刀身=
364;鈍い光を輝かせ、守=
;鶴の肩口に吸い込ま=
12428;て行く。
そして次の=
636;間、高く上げていた=
;片手が斬り飛ばされ=
12390;宙を舞う。
ガマブン太=
399;そのままドスを振り=
;切り、守鶴の後方へ=
38291;合いを離して急停Ē=
90;。
抜き身のド=
473;を地面に突き刺し、=
;キセルを口にしたま=
12414;大きな声で笑ったz=
90;
≪ガハハハハッ!!=
12527;シのドスは良い切|=
28;味じゃろうてッ!!=
≫<=
/span>
≪よくも…よくもオレ様の腕=
12434;やりやがったなァʌ=
81;!≫<=
/span>
片腕を切り'=
131;ばされた守鶴は何処=
;かしら苦しんでいる=
34920;情を浮かべているz=
90;
残虐非道を =
368;り返した砂隠れの老=
;僧である守鶴、既に=
36523;体は朽ち果て霊魂{=
84;けの状態。
―にも関わら=
378;、物理的ダメージが=
;有効なのは何故か?=
span>
【ガマブン=
826;…奴は生霊=
398;筈、何でダメージを=
;与えられる?】
ナルトも疑=
839;に思ったのか、ガマ=
;ブン太に尋ねた。
【…=
230;同類?】
≪ワシらは本来、『=
22934;魔』の類に数えら|=
28;…面白い法=
063;が存在する≫<=
/span>
【お前が妖'=
764;…?】
≪最後まで聞けい。=
39165;く迄も妖魔の『類{=
03;じゃ…そこらの"=
662;蟇は口も聞けんし、=
;術も使えんじゃろう=
65311;≫<=
/span>
【ああ、お=
069;が印を結んだ時に凄=
;く驚いたからな】
【成る程な…九尾の奴=
392;同じだ】
≪それで面白い法則=
12392;はな、『妖魔』同ã=
63;での戦いは必ず傷を=
負うっちゅー代物じ=
2419;≫<=
/span>
【奴みたい=
394;生霊でも…か?】
≪元は人間だが永い=
38291;、生霊やっとった|=
25;例外じゃねェけんの=
う≫<=
/span>
今までの話=
434;聞いていると一つの=
;疑問が生まれる。
≪言ったじゃろうて=
span>…面白い法=
063;だと≫<=
/span>
ガマブン太=
398;口の端が釣り上がり=
;、不適な笑みを零す=
12290;
≪再生もクソも在り=
12419;せんわ…自然治癒=
391;しか治らん≫<=
/span>
今度こそナ=
523;トは驚きを隠せなか=
;った。
明らかに自=
998;達とは異なる法則、=
;正真正銘―死ぬか生=
365;るか。
≪傷が治らねェだと=
65311;…クソッ、=
393;うなってやがるッ!=
;?≫<=
/span>
斬り飛ばさ=
428;た肩口を押さえ、悪=
;態を付く守鶴。
≪オマケにこんなハ=
12483;キリとした痛みな|=
35;て数十年振りだぜェ=
≫<=
/span>
かつて人間=
391;在った時に感じた痛=
;みと同様の代物。
≪この感じだぜェ
「遊んでい=
427;場合か、早く奴を殺=
;せ」
先程、ナル=
488;と戦った時のダメー=
;ジが大きいのか所々=
12395;傷が見える。
≪分かってる。まず=
12399;クソガエルをブチē=
78;すッ!!≫<=
/span>
天に向かっ=
390;咆哮する守鶴、片腕=
;を失っても戦意まで=
12399;失っていない。
更なる凄ま=
376;い戦いが繰り広げら=
;れる予感。
否―
(痛ッ…全身が軋みやがる=
65289;
「サスケ君=
289;気が付いたのね」=
意識が覚醒=
375;た瞬間、全身が悲鳴=
;を上げる程の激痛が=
12469;スケを襲う。
呪印の暴走=
392;蓄積されたダメージ=
;が少しでも回復した=
35388;拠だ。
「サクラ…戦いは終=
431;ったのか?」
「まだよ。=
490;ルトが戦ってる」=
「…だったらオレも
「ダメだっ=
383;らッ、後はナルトに=
;任せてサスケ君は休=
12435;でて…」
サクラ達が$=
991;難した場所は辺りが=
;一望できる小山の頂=
19978;。
戦闘区域か=
425;かなり離れた距離で=
;あり、此処ならば被=
23475;は及ばないだろうz=
90;
「やっとお=
446;覚めか…うちはの=
567;僧」
「なッ…お前はッ!?」
「再不斬さ=
435;、そんな言い方はダ=
;メですよ」
サスケの視=
028;に映ったのは霧隠れ=
;の鬼人と呼ばれた再=
19981;斬と付き人の白。
以前、波の=
269;での任務で戦って相=
;手である。
白に至って=
399;殺されかけた覚えも=
;在った。
「何でお前$=
948;が…」
「騒ぐなと#=
328;った…無駄口を=
481;いてると殺すぞ」=
首斬り包丁=
398;切っ先をサスケの喉=
;元に押し付け、低い=
22768;で脅す。
「ちょ、ち=
423;っと止めなさいよ。=
;サスケ君は怪我人な=
12398;よ!?」
「だったら=
823;人しくさせとけ。無=
;駄な面倒を増やすな=
12301;
それだけ言=
387;て切っ先を引き、興=
;味が失せたと言わん=
12400;かりに背を向けるz=
90;
「済みませ=
435;。別に機嫌が悪いん=
;じゃなくてアレが再=
19981;斬さんの普段なん{=
91;す」
無愛想な再=
981;斬に代わり、サスケ=
;に謝罪する白。
だがそんな=
333;に対してサスケは憎=
;悪の視線を向けた。=
span>
「何でテメ=
455;が此処に居る?」=
「恩返しの=
858;です」
「…何?」
「詳しい事=
399;又の機会に…今は身体=
434;休めて下さい」
サスケの身=
307;を気遣う白、そこに=
;再不斬が声を掛けた=
12290;
「大した野%=
070;だぜ、あの狐の小僧=
;もよ…オレの予=
819;を覆しやがる」
「珍しいで=
377;ね。再不斬さんが他=
;人を誉めるなんて
再不斬と白=
398;会話の中に出て来た=
;内容に反応するサス=
12465;。
「里の被害=
399;軽微と言ったが、木=
;ノ葉に戦争を続ける=
25126;力は残ってねェ」
「じゃあ、=
490;ルト君が負けたら=
……」
「壊滅とま=
391;は行かねェが、寸前=
;まで行くだろうな」=
span>
「…ッ!?」
白の口から=
490;ルトの名が出た瞬間=
;、サスケの表情が憎=
24746;に彩られた。
間違いなく=
469;スケが表したのは明=
;確な殺意と敵意。
今までそん=
394;表情を見た事がない=
;サクラは、背筋に冷=
12383;い物が駆け抜けるz=
90;
呪印に侵食=
373;れ、暴走した時でさ=
;えそんな表情は浮か=
12409;ていなかった。
「クソガキ=
418;目覚めた事だ…そろそろ=
580;所を離れるぞ」
「離れるっ=
390;…ナルトは=
393;うするの?」
「あん?俺$=
948;は兎も角、下忍のお=
;前達じゃ邪魔になる=
12384;け…安全な場=
152;に行って貰う」
首斬り包丁=
434;背中に担ぎ、再不斬=
;はハッキリと理由を=
36848;べた。
「聞き捨て=
394;らねェ…」
「サスケ君=
483;!?」
満身創意な$=
523;体を起こし、サスケ=
;は再不斬を睨み付け=
12427;。
「あん?」
「アイツが=
126;ってんのに…逃げられ=
427;かよ」
「どうしよ=
358;もない馬鹿だな。勘=
;違いしているようだ=
12363;らハッキリと言っ{=
90;やる」
半ばサスケ=
434;見下すような視線を=
;向け、再不斬はゆっ=
12367;りと口を開いた。
「テメェと=
392;の小僧じゃ『質』が=
;違う。死にたくなけ=
12426;ゃ黙って逃げる事{=
84;」
相手を気遣=
358;、と言った行動が最=
;も不得手とする再不=
26028;。
その正直過=
366;る物言いにサスケの=
;プライドが深く傷付=
12356;た。
「何で他の=
900;らはアイツを……」
今まで『落=
385;こぼれ』と思ってい=
;たナルトが評価され=
12289;自分は蔑ろにされ{=
90;来た。
忍者アカデ=
511;ーに通っていた頃と=
;は全くの逆。
所詮、サス=
465;を見ていたのはうち=
;は一族の血筋と容姿=
12375;か気にしない奴ら{=
84;け。
自身の実力=
434;試す為、様々な猛者=
;と出会ったが殆どナ=
12523;トしか見ていなか{=
87;た。
久しく感じ=
471;なかった劣等感がサ=
;スケの心と誇りを苛=
12416;。
「オレは『=
358;ちは一族』だぞ…あんな『!=
853;ちこぼれ』の奴に負=
;けてたまるかッ!!=
12301;
鬱憤を晴ら=
377;かのように叫んだ瞬=
;間、サスケの双眸に=
12302;写輪眼』が発動。
更に一度は$=
864;いたと思った『呪印=
;』が浮き始め、全身=
12398;9割以上を侵食。
そして一気=
395;崖を飛び降り、ナル=
;トと我愛羅が戦って=
12356;る場所に駆けて行{=
87;た。
「あのクソ=
460;キッ、打っ殺されね=
;ェと分からないらし=
12356;なッ!!」
身勝手な行=
205;を目の当たりにし、=
;再不斬は瞬時にして=
38957;に血が昇る。
「白、お前=
399;小娘を連れて行け=
…」
「再不斬さ=
435;はどうするんです?=
;」
「うちはの=
567;僧を死なねェ程度に=
;痛め付けて連行する=
12301;
再不斬の眉&=
291;にシワが寄っており=
;、時折痙攣を起こし=
12390;いた。
久方ぶりに#=
211;た本気で怒っている=
;再不斬の表情。
「…=
230;本当に死なない程=
24230;にして下さいよ」
白はそう言=
358;しかなかった。
大蛇丸に=
051;まれた『呪印』を全=
;身に纏い、サスケは=
26862;の中を駆け抜けてŜ=
92;く。
その胸の内=
395;燃え盛るのは憎悪と=
;言う名の負を司る感=
24773;。
「冗談じゃ=
397;ェ…このオレ=
364;ナルトの奴なんかに=
;……ッᦀ=
1;!」
忍者アカデ=
511;ー時代、サスケは何=
;を行っても常にトッ=
12503;クラス。
忍術・体術=
539;幻術も既に下忍以上=
;のレベルを誇り、加=
12360;て容姿や血筋も優ķ=
68;。
木ノ葉隠れ=
398;里の誰もが自分に期=
;待と羨望を寄せてい=
12383;のを覚えている。
それが今で=
399;どうだ?
初めて見る=
455;力者達は自分ではな=
;く、ナルトを評価し=
35469;めていた。
うちは一族=
398;エリートと違う『落=
;ちこぼれ』を……
サスケには=
381;れが最も我慢がなら=
;なかった。
忍者アカデ=
511;ーでもスリーマンセ=
;ルを組んでいる時で=
12418;、ナルトは常に己|=
24;りも格下。
そう思って=
356;た対象が凄まじい速=
;度で自分に追い付い=
12390;来た。
実際の所、=
469;スケは内心で喩えよ=
;うのない恐怖を覚え=
22987;めている。
見下してい=
383;対象が己を凌駕した=
;時、『落ちこぼれ』=
12392;嘲笑われるのは自ŭ=
23;なのだ。
うちは一族=
398;復興、親族を滅亡さ=
;せた実兄を殺める事=
12364;サスケの明日を生{=
65;る糧。
しかし徐々=
395;だが、誰にも負けな=
;い『力』を手にする=
29702;由が変わって来た|=
24;うな気がする。
「絶対に負=
369;ない…兄貴にも=
289;ナルトにもッ!!」=
;
疾走を続け=
394;がら印を結び、右腕=
;に漆黒の放電を纏わ=
12379;た。
そして進路=
978;の大木や岩などの障=
;害物を手当たり次第=
12395;破壊して行く。
その方向は=
460;マブン太と守鶴が死=
;闘を繰り広げる真っ=
21482;中。
サスケは自=
425;死線に近付いた事に=
;気付いていなかった=
12290;
ガマブン太=
392;守鶴の戦いは佳境に=
;突入し、更に激しさ=
12434;増していた。
総合的な戦&=
360;力は殆ど互角であり=
;、凄まじい忍術合戦=
12364;繰り広げられる。
『水遁 水=
770;弾・二連射ッ!!』=
;
『風遁 特=
823;・練空弾ッ!!』=
飛び道具で=
309;制し、一気に間合い=
;を詰めて勝負を仕掛=
12369;るガマブン太。
自慢のドス=
391;斬り掛かるが守鶴は=
;盾状に化した腕で防=
12356;でしまう。
触れた瞬間=
395;火花が飛び散り、周=
;囲の地形が見るも無=
27531;な代物に変わってŜ=
92;った。
≪さっさと殺らんと=
22320;形が変わってしま{=
58;のう≫<=
/span>
【ああ、そ=
429;そろ引導を渡してや=
;ったらどうだ?】
ガマブン太=
399;再びドスを逆手に構=
;え、姿勢を低くして=
30456;手の様子を窺う。
対する守鶴=
418;一色即発の雰囲気を=
;感じ取ったのか、守=
12426;の体勢を取った。
「どうした=
289;守鶴…守りとは=
425;しくない」
≪あの野郎は文句無=
12375;に強ェ…一撃目を=
940;いで有りっ丈を叩き=
;込む≫<=
/span>
猪突猛進だ=
369;が取り得ではなく、=
;ちゃんと冷静な戦闘=
20998;析を行えるのだ。
それだけ守(=
372;がガマブン太を認め=
;ていた事もあるのだ=
12364;…
両者の間合=
356;は約数十メートル、=
;ガマブン太の跳躍力=
12394;らば一瞬の距離。
だがそう簡=
336;には仕掛けず、まる=
;で石像になったかの=
12424;うに動きを止めたz=
90;
≪行くでェ!!化け=
29432;ィ!!≫<=
/span>
≪殺れるもんなら殺=
12387;て見ろッ!!≫<=
/span>
ドスを握る=
163;に力が入り、限界ま=
;で緊張させていた両=
33050;の筋肉が躍動するz=
90;
そして次の=
636;間、凄まじい質量を=
;有するガマブン太が=
30770;弾の如き速度と勢{=
56;突っ込む。
次いで片手=
395;持ったドスにチャク=
;ラを込め、守鶴の盾=
12395;向けて振り下ろすz=
90;
『奥義 蝦"=
759;ドス一刀両断ッ!!=
;』
空間ごと断=
385;切らんばかりに剣圧=
;が放たれ、絶対防御=
12434;豪語する守鶴の盾{=
95;直撃。
しかしガマ=
502;ン太のドスは振り抜=
;かれたに関わらず、=
23432;鶴の盾は無傷。
当の本人で=
354;る守鶴も何が起きた=
;か理解できていない=
12290;
≪今度は力入れたか=
12425;な…ワシのド=
473;を防げる訳がなかろ=
;うがッ!!≫<=
/span>
そうガマブ=
531;太が叫んだ瞬間、守=
;鶴の盾と化した片腕=
12364;時間差を置いて吹{=
65;飛ぶ。
≪馬鹿な…オレ様の盾を砕き=
12420;がったッ!?≫<=
/span>
両腕をドス=
395;よって両腕を斬り飛=
;ばされ、守鶴は全く=
12398;無防備となる。
驚愕の最中=
289;上を見上げるとドス=
;を付き立てようとす=
12427;ガマブン太の姿。
完全なるト=
489;メを刺すつもりで在=
;った。
だが、天は=
432;鶴を見放す事なく形=
;成逆転の機会を与え=
12427;。
「お前の相=
163;はこのオレだッ!!=
;」
暗黒の千鳥=
434;発動させたサスケが=
;現れ、ガマブン太と=
23432;鶴を挟む状態。
このままド=
473;を突き立てればサス=
;ケを巻き込む事にな=
12427;。
そうなれば=
453;っているのは確実な=
;死、最悪でも瀕死の=
37325;傷であろう。
【サスケ!A=
311;何でアイツが此処に=
;…ッ!?】
≪チィ!!邪魔が入=
12426;よったァ!!≫<=
/span>
勢いの乗っ=
383;ドスを咄嗟に止め、=
;ギリギリの所で間に=
21512;わせる。
その時、正&=
754;の守鶴から嘲笑が発=
;せられた。
≪どうやらオレの勝=
12385;らしいなァ?ガキ|=
34;救う為に攻撃を止め=
るなんてよ≫<=
/span>
両腕を失っ=
383;守鶴だが口を限界ま=
;で広げ、膨大な空気=
12434;凝縮させた。
両者の間は=
526;ど零距離、致命的な=
;隙を見せたガマブン=
22826;は直撃は避けられ{=
94;い。
≪あの世に…<=
/span>逝っちまいなァ!=
65281;≫<=
/span>
『風遁 超=
305;大・練空弾ッ!!』=
;
極限まで凝 =
302;された空気塊は周囲=
;の空間を歪ませ、勢=
12356;良く放たれた。
その瞬間、=
460;マブン太は防御の体=
;勢を取らず舌を頭上=
12408;と伸ばす。
【俺達なら=
823;丈夫だッ、だから離=
;せッ!!】
≪そうじゃ親父ッ!=
65281;直撃を喰らうんはŠ=
42;父の方やぞッ!?<=
span
style=3D'font-family:"MS Mincho";mso-bidi-font-family:"MS Mincho"'>≫<=
/span>
伸ばした舌=
391;ナルトとガマ吉を引=
;き寄せ、ドスを持っ=
12390;ない左手で覆う。
ガマブン太=
399;二人の言い分を無視=
;し、迫る来る脅威に=
35226;悟を決めた。
≪親父がガキ共を守=
12427;のは当たり前じゃ{=
69;ェのう≫<=
/span>
そしてその=
049;那、守鶴の放った空=
;気塊の直撃を喰らい=
20932;まじい勢いで空間{=
64;爆ぜた。
その威力は=
932;まじく、守鶴とガマ=
;ブン太を中心に外へ=
12392;衝撃波が広がってŜ=
92;く。
外側へと向=
363;う衝撃波の波紋は木=
;々を薙ぎ倒し、地面=
12434;削り取り、全てをġ=
61;に還元。
それを至近$=
317;離で受けたガマブン=
;太の巨体が宙を舞い=
12289;激突すると同時にß=
20;面を砕いた。
両生類の持=
388;特有の皮膚は無残に=
;裂け、大量の血液が=
27969;れ続けている。
だが辛うじ=
390;呼吸はしており、絶=
;命はしていないよう=
12384;が危険な状態。
≪親父ッ、大丈夫か=
span>…親父ィ!A=
281;≫<=
/span>
ガマブン太=
398;手から這い出した途=
;端、ガマ吉が悲痛な=
21483;びを上げる。
【無茶な真=
284;を…自分の身=
368;らいは守れるッ!!=
;】
怒声を含め=
390;叫ぶナルトだが、そ=
;の表情は後悔に彩ら=
12428;ていた。
攻撃の瞬間=
395;忍術の一つでも行使=
;していたらこうはな=
12425;なかったと。
≪喚かんでも聞こえ=
12392;る…泣くなガ=
510;吉、男じゃろうが=
…≫
息も絶え絶=
360;と言った様子で言葉=
;を紡ぎだすガマブン=
22826;。
余りにもダ=
513;ージが大きいのか先=
;程までの気迫は感じ=
12425;れない。
≪済まんのう、ナル=
12488;…すぐにあ=
398;化け狸をぶった斬っ=
;ちゃるけん≫<=
/span>
傷付いた身=
307;に鞭を打って立ち上=
;がるが、ガマブン太=
12398;身体は再び沈む。
既に立ち上=
364;る体力さえ残ってい=
;ない状態で在った。=
span>
【無理はし=
394;くても良い…後は俺が=
126;う】
≪生身でか…<=
/span>ワシの時とは状況=
12364;違うんじゃぞ?≫<=
/span>
【少なくと=
418;傷付いた今のお前よ=
;りは戦える】
ナルトは真=
491;面からガマブン太を=
;見据え、目を逸らさ=
12394;かった。
その様子を#=
211;てガマブン太は微か=
;に笑みを浮かべる。=
span>
≪そういう所は親父=
12392;瓜二つで融通が効{=
63;んか…分かった≫<=
/span>
視線をガマ=
513;に向け、ゆっくりだ=
;がハッキリとした口=
35519;で話し掛けた。
≪ガマ吉…お前はこの戦いを=
12527;シの代わりに見届{=
69;るんじゃ、良いな?=
≫<=
/span>
≪おッ…応ッ!!≫
≪…ならワシはチィと=
20241;ませて貰うかのう≫<=
/span>
何処か安心=
375;たような笑みを浮か=
;べ、ガマブン太は静=
12363;に目を閉じた。
それと同時=
395;白煙が周囲を覆い、=
;山の如く巨体が瞬く=
38291;に霧散。
ナルトはガ=
510;ブン太を見届け、視=
;線を遠くに見える守=
40372;に向ける。
そして瞬身=
398;術を用いて大木の天=
;辺に姿を移す。
眼前に広が=
427;荒れ果てた大地、そ=
;の中心部には醜悪な=
30722;の化身。
再び桁違い=
398;体躯を誇る存在と生=
;身で戦うとは思って=
12356;なかった。
『丑・申・=
410;・辰・申・丑・亥・=
;酉・亥・申……』
大木の天辺=
363;ら天辺へ凄まじい速=
;度で移動を行い、更=
12395;両手で印を結ぶ。
ナルトの双=
520;は未だ獣のように縦=
;に裂けており、感情=
12364;高ぶっている。
対する守鶴=
399;両腕を失ったままだ=
;が余裕の笑みを浮か=
12409;ていた。
≪このオレ様と生身=
12391;挑むつもりか?
ヒャッハーッ、コ=
12452;ツは面白ェ!!≫<=
/span>
「油断する=
394;守鶴…うずまき=
490;ルトは底が知れない=
;」
≪テメェこそらしね=
12455;な。手も足も出な{=
63;ったからって臆病風=
に吹かれたかァ?≫<=
/span>
「…=
230;何だと?」=
両者の間に=
981;穏な空気が漂い始め=
;た。
≪冗談だ…オレもそう馬鹿じ=
12419;ねェ。あの金髪チ|=
99;は早目に殺すに限る=
≫<=
/span>
「なら何も…くッ!!=
301;
言葉を紡い=
391;いる最中、不意に我=
;愛羅が己の頭を押さ=
12360;始める。
その表情は=
276;し寄せる激痛に耐え=
;る物で在った。
≪チッ…さっさと殺さねェ=
12392;我愛羅が潰れちま{=
58;≫<=
/span>
山の如く巨=
307;を誇る砂の化身、そ=
;の身体を形成する為=
12395;は膨大なチャクラ|=
34;要する。
憑依体であ=
427;守鶴は我愛羅のチャ=
;クラを媒介にしない=
12392;姿を保てないのだz=
90;
今までも何=
230;か完全体になったが=
;、その時は短時間で=
28168;んだ為に問題はな{=
56;。
しかし今回=
398;様に長時間の完全体=
;は初めてで在った。=
span>
『火遁 狐=
779;の術ッ!!』
術の発動と=
516;時に全身を覆うよう=
;に出現した燃え盛る=
20061;つの尾。
その凄まじ=
356;火力と熱量を有する=
;狐火をナルトは右手=
12395;収束。
更にチャク=
521;の奔流を加え、右手=
;に凝縮され猛り狂う=
29392;火。
ナルトは左=
163;で右手首を押さえ込=
;み、守鶴に向けて空=
39640;く跳躍した。
『奥義 螺=
059;丸・焔霊ッ!!』=
狙いを定め=
383;のは守鶴の顔面、我=
;愛羅の居る場所であ=
12427;。
持ち前の俊$=
275;を生かし、瞬く間に=
;間合いを詰めて行く=
12490;ルト。
しかし黙っ=
390;る守鶴ではなく、体=
;内に再び空気を取り=
36796;み始めた。
『風遁 練=
354;弾ッ!!』
ナルトを迎=
731;すべく放たれた空気=
;の砲弾。
だがナルト=
399;僅かな焦りを見せず=
;、残った左手で印を=
32080;ぶ。
『風遁 大=
361;破の術ッ!!』
空気と空気=
364;衝突し、凄まじい風=
;圧が発生。
何とか相殺=
434;試みるが完全には防=
;げず、ナルトの身体=
12364;弾かれた。
【咄嗟の判=
029;だが、片手の印も中=
;々…】
右手に螺旋=
024;を留めた状態で大木=
;の天辺に着地。
白の使用し=
383;片手印が成功した事=
;に驚くが、今はそん=
12394;悠長な事を言って{=
56;る場合じゃない。<=
span
lang=3DEN-US>
ナルトが所=
377;する術の中で最高の=
;威力を秘める螺旋丸=
12290;
しかし強力=
961;比な術も接近しなけ=
;れば全くの無駄にな=
12387;てしまう。
【背後に回=
426;込むしかないか…】
ナルトは大=
408;の天辺から降り、深=
;い森の中を突っ切っ=
12390;駆け抜けた。
守鶴の風遁=
391;薙ぎ倒されたと言え=
;、大地に根を張る大=
26408;は生きている。
その大木の&=
512;に隠れ、ナルトは守=
;鶴の背後に回り込む=
12290;
≪おおう?あの金髪=
12481;ビ…何処に行=
365;やがった?≫<=
/span>
守鶴が殺意=
395;満ちた双眸を動かし=
;て気配を窺う。
「オレに…任せろ」
胸の前で印=
434;結び、静かに目を閉=
;じた我愛羅。
『忍法 第=
977;の眼ッ!!』
守鶴の身体=
398;一部が千切れ飛び、=
;砂で形成された無数=
12398;眼球が姿を現す。
それらは宙=
434;舞うように滑り、各=
;々が森の中に入って=
34892;った。
中忍選抜試'=
443;でも使用した忍術。=
;砂で眼球を精製し視=
31070;経を繋げて遠くをŠ=
11;る。
隠密や情報=
454;集と言った用途に非=
;常に役立つ代物。
「…=
230;見つけたッ、守鶴=
span>…尾で後方=
434;薙ぎ払えッ!!」=
≪分かったぜェ!!=
span>≫<=
/span>
鋭い刃が表&=
754;上に突き出している=
;尾を振り上げ、我愛=
32645;の言葉通りに薙ぎû=
73;う。
物理的な攻=
731;が木々を薙ぎ倒し、=
;後から迫る衝撃波が=
20840;てを吹き飛ばす。
「同方向、=
900;の姿が見える…一気に終=
431;らせろッ!!」
我愛羅の指=
034;を受け、守鶴の身体=
;が大きく膨らみ始め=
12383;。
『風遁 練=
354;弾ッ!!』
ナルトが居=
427;であろう位置を重点=
;的に攻め、跡形もな=
12367;消し飛ばす。
一発や二発=
391;終わらず、何度も何=
;度も放ち続けた。
かつて木々=
364;生い茂っていた場所=
;は既に荒地と化し、=
30741;けた地面しか見え{=
94;かった。
一方その頃=
289;被害を受けぬよう避=
;難した場所に再不斬=
12364;戻って来た。
「何処まで=
163;間ァかけんだ、この=
;クソガキがッ!!」=
span>
気を失って=
356;るのか少しも動こう=
;としないサスケ。
「再不斬さ=
435;、大丈夫ですか!?=
;」
「ああ…左腕が削れただけ=
12384;」
再不斬の言=
358;通り視線を向けると=
;、左腕からは大量の=
34880;が流れていた。
「心配なん=
374;いらねェ…唾つけと=
369;ば治る」
「ですが…」
「狐の小僧=
364;マジで危ねェ。行く=
;ぞ、白…」
女性のよう=
394;容貌を持つ白が心配=
;そうな表情を浮かべ=
12427;。
だが再不斬=
399;ナルトの状態を簡潔=
;に述べ、視線を守鶴=
12395;向けた。
「ちょ、ナ=
523;トが危ないってどう=
;いう事ッ!?」
「うちはの=
567;僧が奴らの戦いを邪=
;魔してな…現状では=
392;の小僧が不利だ」=
さも面倒臭=
356;に教える再不斬、実=
;に無愛想が似合う男=
12391;ある。
「このまま=
376;ゃ死ぬかもしれねェ=
;…だからオ=
524;達が行くんだよ」=
死ぬ=
8213;この時、サクラは=
38291;違いなく血の気がó=
41;いた。
授業の一環=
420;演習などではない現=
;実、そして身近な者=
12398;死。
自分の意志=
434;逆らって身体が震え=
;始めた。
「僕達がナ=
523;ト君を援護します。=
;安心して下さい」
白はサクラ=
434;慰め、再不斬は鋭利=
;な視線を向けた。
「行きまし=
423;う、再不斬さん」=
そう言い残=
375;、再不斬と白の姿が=
;掻き消える。
戦闘能力の=
047;しい自分を惨めに思=
;い、声も出さずに涙=
12434;流すサクラ。
誰もが戦う=
147;を欲し、己を高めて=
;行く…だが中に=
399;道を外れる者も。=
うちはサス=
465;と春野サクラ―各々はど=
358;進んで行くのだろう=
;か。