MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899B34/84.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
≪我愛羅、=
354;の金髪のチビを早く=
;殺すぞ…嫌な気配=
364;しやがる≫<=
/span>
「嫌な気配=
384;と?貴様がそこまで=
;言うのは珍しいな」=
span>
やはり『妖'=
764;』の類だけ在って、=
;ナルトの体内に存在=
12377;る九尾を恐れてい|=
27;ようだ。
完全にはそ=
398;正体は理解していな=
;いが、有り余る本能=
12364;告げるのだろう。
≪完全体になって秒=
27578;…行くぜッA=
281;!≫<=
/span>
我愛羅の全$=
523;を覆っていた砂達が=
;繭状に変わり、周囲=
12398;砂が一斉に集まりÑ=
86;す。
それと同時=
395;我愛羅のチャクラも=
;膨れ上がって行き、=
36794;り一帯に凄まじいŵ=
27;の白煙が現れた。<=
span
lang=3DEN-US>
視界を封じ=
425;れている最中、砂同=
;士が擦れ合う音が不=
27671;味に響く。
最初は小さ=
363;った影が徐々に大き=
;くなり、白煙の中か=
12425;巨大な腕が突き出{=
83;。
『憑依変化=
288;守鶴・完全体ッ!!=
;』
圧倒的な威=
311;感と表現すれば良い=
;のか、更に巨大化し=
12383;砂の守鶴。
山の如くと#=
328;うよりも正に山その=
;物の体躯を誇り、鋭=
12356;双眸がナルトを射ü=
44;く。
【成る程、=
477;イツが本当の姿って=
;訳か…それにし=
390;も『化け狸』とはな=
;】
幾重にも重=
394;っている大木を自力=
;で押し上げ、眼前に=
12381;びえる砂の化身をÑ=
57;視。
遥か上を見=
978;げる状態になってい=
;るが、ナルトは少し=
12418;臆した様子を見せ{=
94;い。
何故なら以=
069;に一度、蝦蟇一族の=
;長であるガマブン太=
12392;生身で戦った事がß=
12;るからだ。
しかしそれ=
391;も凄まじい体格の差=
;で雌雄を決する事は=
20986;来なかったが…
『土遁 砂=
689;柩ッ!!』
砂の化け狸=
364;右前脚を突き出すと=
;、ナルトの周囲に砂=
12364;浮遊し始める。
そしてグッ=
392;握り締めた瞬間、膨=
;大な砂が一斉に襲い=
25499;かった。
まるで機関=
770;のように放たれる砂=
;の塊を避け、クナイ=
12391;反撃するが全くのġ=
61;駄。
直撃の寸前=
391;分離し、ダメージを=
;受け流してしまう。=
span>
【ならば吹=
365;飛ばすまでッ】
チャクラを =
244;り、胸の前で印を組=
;み始めるナルト。
自身を中心=
392;して強烈な風圧が放=
;たれ、砂達は一粒残=
12425;ず吹き飛ぶ。
次いでナル=
488;は本体である我愛羅=
;を潰そうと地面を蹴=
12387;た瞬間、砂の手がŪ=
75;首を掴んだ。
一瞬だが身=
205;きを封じられ、その=
;隙を突いて我先にと=
30722;達がナルトの身体{=
95;纏わりつく。
【鬱陶しい=
483;!!】
全身からチ=
515;クラを大量放出し、=
;更に円運動を加えて=
24382;き飛ばす。
だが即時に=
532;二波が到来、ナルト=
;の全身が再び砂達に=
35206;われてしまう。
『土遁 砂=
689;葬送ッ!!』
チャクラを=
823;量放出する間もなく=
;圧力が加えられ、ナ=
12523;トの身体が潰され{=
90;行く。
しかし内部=
363;ら押し戻そうと足掻=
;き、全身を覆う砂に=
12498;ビ割れが入り始め{=
83;。
【後もう少=
375;…ッ!?】
更に力を込=
417;ようとした時、砂に=
;寄る第三波がナルト=
12434;完全に覆い隠す。
そして先程=
392;は桁違いの圧力が加=
;えられ、全身の骨が=
36555;み始めた。
現在、ナル=
488;を覆い包んでいる砂=
;の量は軽く数トン。=
span>
常人では既=
395;死んでも可笑しくな=
;い圧力だ。
(完全に動=
369;なくなる前に、術を=
;…ッ)
印を結ぼう=
392;両手を動かそうとす=
;るが、砂の圧力は阻=
12414;れる。
このままで=
399;押し潰される以前に=
;気密性がない為、窒=
24687;死が有力かも知れ{=
94;い。
「どうしよ=
358;…あのまま=
376;ゃナルトが…」
動けないサ=
473;ケを連れて避難して=
;いたサクラが呟く。=
span>
しかしサク=
521;自身の戦闘力は皆無=
;と言って良いほど差=
25903;えが無い。
抜群の暗記=
147;とチャクラの調節、=
;それに幻術が少々
(誰か…誰かナルトを助け=
12390;ッ)
頼みの綱で=
354;るサスケは戦闘不能=
;の状態に陥っている=
12290;
双眸をギュ=
483;と閉じて両手を組ん=
;で祈った時、サクラ=
12398;横を高速回転してƇ=
31;来する物質が通り過=
ぎた。
唸りを上げ=
289;空気を切り裂いて飛=
;来する物質はナルト=
12434;包み込んでいる砂{=
95;深々と突き刺さる。=
「嘘ッ…あれって波の国で=
25126;った忍が持ってたÑ=
92;じゃ…」
サクラの視=
028;に映った物質は、大=
;人の身の丈程もある=
24040;大な刀。
別名=
8213;『首斬り包丁』と=
21628;ばれる代物で、持{=
85;主は霧隠れの鬼人と=
称された忍。
「狐の小僧=
289;何をチンタラと遊ん=
;でやがるッ!!」
顔面を包帯=
391;覆い隠し、斜めに傾=
;けて締められている=
38989;当て。
以前、波の=
269;で死闘を繰り広げた=
;『桃地 再不斬』そ=
12398;人。
「さっさと=
986;て来いッ!!」
深々と突き=
050;さった首斬り包丁の=
;柄を掴み、更に奥へ=
12392;突き刺して行く。
「オラァ!A=
281;」
咆哮と共に=
877;不斬の二の腕の筋肉=
;が膨らみ、真上に振=
12426;上げた。
その結果、=
722;の塊は真っ二つに分=
;かれて中からナルト=
12364;現れる。
【ハァ…ハァ…世話を掛けた】
砂の塊が動=
365;出す前にナルトと再=
;不斬はその場を離れ=
12427;。
だが案の定=
289;膨大な砂達が再び捕=
;らえる為に躍動を始=
12417;た。
『秘術 魔%=
857;氷壁ッ!!』
砂達が接触=
377;る寸前、地面から突=
;如出現した永久凍土=
12398;氷壁。
機関砲のよ=
358;に放たれる全ての砂=
;塊を防ぎ切った。
艶やかな長=
356;髪を短く纏め、女性=
;と見間違える程の美=
35980;を持つ少年。
両手で印を =
080;んでいる所を見ると=
;、この少年が繰り出=
12375;た術らしい。
「な、何で=
450;ンタもこんな所に=
…ッ!?」
少年の名は=
302;白』―水を操る"=
880;継限界の持ち主。=
サクラは最=
460;まで言葉を紡ぐ事が=
;出来なかった。
この二人の=
525;と戦った時の記憶は=
;色濃く残っている。=
span>
上忍である=
459;カシと互角に渡り合=
;い、もう一人はサス=
12465;を打ち負かした実Ó=
47;者。
「安心して=
979;さい。僕達は敵では=
;在りません」
「な、何を#=
328;ってんのよ!?それ=
;にアンタ達はナルト=
12395;…ッ」
そうサクラ=
364;口にした瞬間、白の=
;双眸が僅かだが細ま=
12387;た。
「貴方もナ=
523;ト君の素性を知って=
;いる一人なんですね=
65311;」
「素性って…」
任務を受け=
289;波の国に訪れたナル=
;ト達は再不斬と白の=
20108;人と戦った。
カカシは負=
663;し、サスケが倒れた=
;時に現れた狐の面を=
34987;った暗部。
そう、二人=
434;殺したのは間違いな=
;く狐の暗部なのだ。=
span>
―にも関わら=
378;、ナルトと呼称した=
;のは素性を知ってい=
12427;証拠。
「僕達は彼=
395;助けられんです。無=
;理に信じなくても構=
12356;ませんが、この場{=
63;ら離れて貰います」=
白はサクラ=
398;反対側に周り、意識=
;が混濁しているサス=
12465;の肩を担ぐ。
そして成る=
409;くサスケの身体を揺=
;らさず、急いでその=
22580;から離れた。
「―で、あんなデカブ=
12484;を相手にどうすん{=
84;?」
【倒すに決=
414;っている。お前はサ=
;クラちゃんとサスケ=
12434;頼む】
「幾らテメ=
455;でも生身じゃ死ぬぜ=
;?」
【そんな事=
399;百も承知だ。実際に=
;似たような奴と戦っ=
12383;事がある】
ナルトは親=
351;の腹を噛み切り、真=
;っ赤な血を滲ませた=
12290;
「ふん、テ=
513;ェを殺すのはオレだ=
;。こんな所でクタば=
12427;んじゃねェぞ」
【一つだけ=
906;認したい…里はどう=
394;ってる?】
「被害は甚=
823;だが、死傷者は僅か=
;…テメェが=
900;を倒せば万々歳だぜ=
;」
それだけを#=
328;い残し、再不斬は瞬=
;身の術でサクラ達の=
20803;に向かう。
木ノ葉隠れ=
398;里が無事と知った今=
;、戦闘意識を一転に=
32094;れる。
ナルトは口=
803;に笑みを浮かべ、チ=
;ャクラを極限まで練=
12426;込んだ。
『亥・威・%=
193;・申・未』
少量の印だ=
364;、ナルトは迅速かつ=
;的確に結ぶ。
そして親指=
363;ら滲み出ている血を=
;手の平に付着させ、=
22320;面に向けて突き出{=
75;た。
『忍法 口=
492;せの術ッ!!』
凄まじい量=
398;白煙が舞い上がると=
;同時に、眼前に現れ=
12383;絶対的な質量と存ß=
12;感。
ナルトの視 =
218;の高さも見る見る内=
;に高くなり、砂の守=
40372;と同等の位置にま{=
91;達した。
≪やっとこさ口寄せ=
12375;たか…正直、待=
385;くたびれたのう≫<=
/span>
白煙の中か=
425;低いドスの利いた声=
;が響き、口に咥えた=
12461;セルに火を入れるz=
90;
次いで大き=
367;息を吸い込み、ゆっ=
;くりと紫煙を吐き出=
12375;た。
【お前の力=
434;借りる時が来た…戦えるかA=
311;】
≪誰に言っとるんじ=
12419;、小僧…ワシはい=
388;でも殺れるけんのう=
;≫<=
/span>
伝説の三忍=
392;謳われた自来也から=
;教わった時空間忍術=
12290;
通称=
8213;『口寄せ』と呼ば=
12428;る忍術である。
自身が認め=
383;者としか契約を交わ=
;さない口寄せ動物達=
12290;
上忍ともな=
428;ば誰もが習得してい=
;る代物なのだ。
【なら話は=
089;い。奴を仕留めるぞ=
;、ガマブン太ッ】
≪ガマ吉?お前も出=
12390;来とったんか?≫<=
/span>
≪応ッ、親父のケン=
12459;っぷりを眼に焼付{=
69;たる≫<=
/span>
≪よう言った。それ=
12391;こそワシのせがれ{=
76;ゃ!!≫<=
/span>
修行の時、=
955;々に呼び出す羽目に=
;なったブン太の息子=
12290;
口ではああ#=
328;っているが、ハナビ=
;を目的に出て来た可=
33021;性が高い。
ナルトはそ=
358;判断した。
「守鶴…どうやら秒殺は無=
29702;のようだ」
一方、我愛 =
645;の方でもガマブン太=
;の出現を垣間見てい=
12383;。
≪蝦蟇一族の頭が出=
12390;来やがったか…コイツは=
380;介だぜェ≫<=
/span>
狸と蝦蟇、=
278;族は違えど身体の体=
;躯は殆ど互角。
巨大な質量=
434;有する者同士の戦い=
;は地形を大きく変え=
12427;場合がある。
否、地形が=
793;わってしまう程の戦=
;闘を繰り広げるのだ=
12290;
≪蝦蟇の相手はオレ=
12364;務める。文句はね|=
55;な…我愛羅?≫<=
/span>
「構わん。=
900;を殺せればそれで良=
;い」
今まで我愛 =
645;は守鶴の体内に収納=
;されていたが、今回=
12400;かりは表に出て来{=
83;。
ナルトと同=
096;に守鶴の頭の上に乗=
;っており、両腕を組=
12435;で見据えている。