尋常なら=
374;る化け物と互角以上=
;に渡り合う身体能力&#=
12290;
超高等忍術=
434;自在に操る印能力、=
;底を見せないチャク&#=
12521;の絶対値。
その全てが=
979;忍レベルを凌駕し、=
;上忍レベルをも超え&#=
12427;。
かつてスリ=
540;マンセルを組んだ同=
;僚が見せた本当の実&#=
21147;。
「す、凄い…印を組む=
163;が見えなかった」=
（水遁と火$=
929;の上位忍術だと…あんな『!=
853;ちこぼれ』の奴が=
…ッ！！）
サクラは眼=
434;見開いて驚いて、無=
;意識の内に呟いた。
未だ起き上=
364;る事さえ困難なサス=
;ケは、憎しみにも似&#=
12383;視線で睨んでいるz=
90;
死の淵に追=
356;やられていた自分を=
;助けに来たナルトに&#=
21521;かって…
「今のがナ=
523;トの本当の実力なら=
;…勝てるわ=
483;！！」
ギュッと拳=
434;握り締め、サクラは=
;本音を洩らす。
だが、その#=
328;葉はサスケのプライ=
;ドを深く抉る事とな&#=
12387;た。
自分が手も$=
275;も出なかった相手に=
;、ナルトなら勝てる…つまり、!=
258;分はナルトよりも弱=
;い。
滅亡した一=
063;の重圧から常にエリ=
;ートとしての誇りを&#=
25345;っていた。
しかし、度%=
325;なる敗北がサスケの=
;心身を蝕んで行く。
「大いに満$=
275;している…そして、 =
288;たされている…全力で戦=
358;喜びにッ！！」
狂喜の叫び=
392;共に起き上がり、我=
;愛羅は口元を伝う血&#=
12434;舐めた。
火遁と水遁=
395;よる波状攻撃、装甲=
;が劣化した状態で攻&#=
25731;を受けたのだ。
さすがの我=
859;羅と言えどダメージ=
;を隠せる物ではない&#=
12290;
「うずまき=
490;ルト…貴様はど=
428;だけの人間を殺して=
;来たッ！？」
口元を歪め=
289;不意に叫ぶ我愛羅。=
;
「オレには=
998;かる。貴様の身体か=
;ら…無数の血=
398;臭いを感じるッ！！=
;」
片手で印を =
080;び、周囲の砂が躍動=
;を始めた。
「数多の人&=
291;を殺し、返り血に塗=
;れ続けたせいで…拭い切れ=
396;血臭がッ！！」
轟く無数の =
722;が我愛羅の全身を取=
;り囲み、再び砂の化&#=
36523;へと形成されて行{=
67;。
損傷した箇=
152;を砂によって瞬時に=
;再生、醜悪な化け物&#=
12364;大気を震わせる程{=
98;咆哮を放つ。
【俺も色々=
392;訳有りでな…だが、そ=
428;を教えてやる義理は=
;ない】
ナルトは地&=
754;を蹴り上げ、我愛羅=
;は地面に腕を突き刺&#=
12375;た反動で同時に動{=
56;た。
双方の距離=
364;瞬く間に詰められ、=
;接触まで残り僅かの&#=
36317;離でナルトが更にÓ=
52;速。
我愛羅の反=
540;速度を凌駕した動き=
;で懐に入り込み、強&#=
28872;な後ろ蹴りを叩きů=
96;む。
「ぐッ、が=
483;…！！」
カウンター=
395;寄る凄まじい衝撃で=
;吹き飛ぶ寸前、我愛&#=
32645;は左腕を地面に突{=
65;立てた。
そのお陰で=
907;勢を固定し、もう片=
;方の腕を大きく横に&#=
34201;ぎ払う。
【中々…ッ！！】
両腕で防御=
377;るが軽量故にナルト=
;の身体が大きく吹き&#=
39131;んだ。
だが、殆ど=
480;メージは喰らってお=
;らず地面に片手を突&#=
12356;て受け身を取る。
「うずまき=
490;ルトォ！！」
地面に着地=
375;たナルトの視界に映=
;ったのは、巨腕を振&#=
12426;下ろす瞬間の我愛ņ=
45;。
咄嗟にその=
580;から飛び退き、自分=
;の立っていた地面が&#=
31881;々に砕けた。
【予備動作=
364;大き過ぎる…それじゃ=
474;には当たらんぞッ！=
;！】
顔面に狙い=
434;定め、ナルトは後ろ=
;回し蹴りを繰り出す&#=
12290;
しかし、寸=
069;の所で我愛羅のもう=
;片方の腕で防がれる&#=
12290;
【何&#=
8230;蹴り崩せないッ！&#=
65311;】
「地中に存=
312;する鉱物を砂に混ぜ=
;、チャクラで圧力を&#=
25499;けた…」
「密度も倍=
197;上…崩せる物=
394;ら崩して見ろッ！！=
;」
ナルトは一 =
636;の虚を突かれ、真上=
;から振り下ろされる&#=
21452;腕をまともに喰ら{=
58;。
叩き付けら=
428;た衝撃で地面は砕け=
;、我愛羅は更なる追&#=
25731;の為に振り下ろすz=
90;
その度にナ=
523;トの身体が地面に埋=
;もれ沈んで行く。
狂ったよう=
395;何度も双腕を叩き付=
;け、不意に右腕を地&#=
38754;に突き刺した。
そして、何=
363;を掴んだ手応えを感=
;じると勢い良く引き&#=
25244;く。
「貴様…本当に人間か？し&#=
12406;といにも程がある{=
01;
【お前が非=
147;なだけだ】
「まだ元気=
364;残っているようだな=
;…ぬんッ！A=
281;」
地面に叩き=
184;ける要領で遠くへ投=
;げ飛ばし、我愛羅は&#=
21452;腕を地面に突き刺{=
77;。
『土遁 流 =
722;爆塵ッ！！』
爪先からチ=
515;クラを送り込み、辺=
;り一面の地質を砂に&#=
22793;えて不安定にさせ|=
27;。
大地に力強=
367;根を張った大木は支=
;えを失い、徐々に傾&#=
12356;て行く。
周辺の大木=
364;ナルトに向けて一斉=
;に倒れ始めた。
一本や二本=
391;はない。
人ひとりを=
481;易に押し潰せる程の=
;質量が十数本。
砂塵を巻き=
978;がらせ、大木と大木=
;が重なり合ってナル&#=
12488;を押し潰す。
「テメェ…よくもカ=
521;スを壊してくれたじ=
;ゃんッ！！」
「形ある物=
399;何れ消滅する…時期が早=
414;っただけだ」
互いに傷塗=
428;となりながらも、カ=
;ンクロウとシノの死&#=
38360;は続いていた。
偶然にも二=
154;は似た戦闘タイプの=
;為、どうしても肉弾&#=
25126;になってしまう。
腕力・耐久=
147;はカンクロウに分が=
;あるのだがシノも負&#=
12369;ていない。
「だったら=
486;メェも消えやがれッ=
;！！」
カンクロウ=
398;右拳がシノの水月に=
;減り込む。
「ぐッ…負ける訳には行か&#=
12435;ッ！！」
シノの放っ=
383;肘鉄が顔面に直撃す=
;るが、尚も耐え切る&#=
12459;ンクロウ。
「吹っ飛ぶ=
376;ゃんッ！！」
胸倉を凄ま=
376;い握力で掴んで近く=
;の大木に叩き付け、&#=
26368;後は地面に身体をà=
75;まる程に殴り付けた=
。
だがダメー=
472;を受ける最中、シノ=
;はカンクロウの腕の&#=
38306;節を極め…一気に圧=
375;折る。
「ぐあッ…ぐぅ！！=
301;
本来なら在=
426;得ない方向に腕が曲=
;がり、さすがのカン&#=
12463;ロウも呻き声を発{=
75;た。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
全身で呼吸=
434;繰り返し、シノは何=
;とか立ち上がる。
「調子に…乗るんじ=
419;ねェ！！」
シノの足首=
434;掴み、怒声と共に遠=
;くへ放り投げた。
骨折の激痛=
434;捻じ伏せ、落下して=
;いる最中のシノに向&#=
12363;って突進。
そのまま幾=
412;もの大木を薙ぎ倒し=
;、大岩に叩き付けた&#=
12290;
凄まじい衝=
731;で大岩が甲羅のよう=
;にヒビ割れ、シノの&#=
36523;体が減り込んでい|=
27;。
「今度こそ…コイツで =
066;わりだッ！！」
カンクロウ=
398;拳が唸りを上げて放=
;たれるが、咄嗟に顔&#=
12434;横に外して回避。
勢いの乗っ=
383;拳が大岩を貫き、粉=
;々に吹き飛ばす。
間一髪で攻=
731;を回避したシノは、=
;無防備となったカン&#=
12463;ロウの腹部に蹴り|=
34;叩き込む。
ドンッと言=
358;衝撃音を伴い、弧を=
;描いて蹴り飛ばされ&#=
12427;カンクロウ。
（片腕を圧=
375;折ったと言えオレの=
;方が押されている
（蟲使いの%=
326;郎、思ったよりも粘=
;りやがる…正真正銘=
289;最後にしてやるじゃ=
;ん）
カンクロウ=
399;背筋だけで起き上が=
;り、忍具ポーチに手&#=
12434;突っ込んだ。
一方のシノ=
399;ボロキレと化した上=
;着を脱ぎ捨て、同様&#=
12395;忍具ポーチを探るz=
90;
双方とも相=
163;の動きを覗っている=
;のか全く動かない。
一分、二分=
392;経過して行き、不意=
;に強風が吹き荒れた&#=
12290;
森の木々が!=
865;を落とし、二人の周=
;囲を舞うと互いの姿&#=
12364;視界から消える。
それを合図=
392;してカンクロウとシ=
;ノが地面を蹴り上げ&#=
12383;。
「うおぉお=
362;ッ！！」
「ハァッ！A=
281;」
見る見る内=
395;二人の距離が縮まっ=
;て行き、拳を振り上&#=
12370;た。
地面を踏み =
224;め、腰の回転を加え=
;た一撃を互いが放つ&#=
12290;
シノは片手=
434;犠牲にして受け止め=
;、カンクロウは自ら&#=
12398;額で拳の勢いを止|=
17;る。
「へッ、考=
360;てる事も一緒かよ=
…気にいら=
397;ェ」
「お前を確=
455;に倒す為に必要な処=
;置だ」
「良いのか=
424;？オレは耐えられる=
;自信が在るが、テメ&#=
12455;は五体がバラバラ{=
95;なるぜ」
「気にする=
394;…油女一族=
399;そんなに柔じゃない=
;」
双方の拳に=
569;られていたのは束に=
;なった数枚の起爆札&#=
12290;
燃焼性の高=
356;材質の紙に特殊な術=
;式を描く事で精製さ&#=
12428;る爆弾の一つ。
用途や持ち$=
939;びに便利な為、忍に=
;とって必須忍具。
しかも零距&=
626;で…正気の沙=
760;とは思えない。
「だったら =
983;き残った方が勝ちっ=
;つー訳だな？」
「…=
230;良いだろう」
シノとカン=
463;ロウの二人は笑みを=
;浮かべ、起爆札が熱&#=
12434;発し始める。
そして次の =
636;間、森の木々を吹き=
;飛ばす程の大爆発が&#=
36215;きた。
騒々しい爆 =
330;音が響き、次いで衝=
;撃波が周囲を徹底的&#=
12395;破壊。
しばらくし=
390;巻き上がった砂塵が=
;落ち着いたが、中心&#=
37096;に二人の姿はなか{=
87;た。
その代わり=
289;爆発の威力を物語る=
;地面の砕けた跡だけ&#=
12364;存在していた。
（今の爆 =
330;音は『起爆札』…この近く=
391;誰かが戦ってるの？=
;）
テマリの風$=
929;忍術から身を隠して=
;いたいのが、爆発音&#=
12395;気付いた。
だが、その=
968;瞬に見せた隙が相手=
;に更なる追撃の手を&#=
19982;える。
『風遁 風=
398;刃ッ！！』
折り畳んだ=
159;子を横に薙ぎ払い、=
;鋭さを帯びた真空の&#=
20995;が大木を切断。
カマイタチ=
392;違って単発でしか放=
;てないが、その分の&#=
23041;力は折り紙付き。
いのが身を&=
560;していた大木が真っ=
;二つに割れ、地面す&#=
12425;切り裂いた。
「風遁の高 =
561;忍術ッ！？何で下忍=
;が使えるのよッ！！&#=
12301;
咄嗟の判断=
391;横に飛び、転がりな=
;がら受け身を取って&#=
20309;とか回避。
遠距離型の=
380;介さを改めて思い知=
;らされた。
『風遁 カ=
510;イタチの術ッ！！』=
;
身を隠す物=
364;何もない場所で放た=
;れた広範囲の風遁忍&#=
34899;。
いのは頭部=
434;腕で覆い隠して少し=
;でも受けるダメージ&#=
12434;減らす。
「私は今ま=
391;『風遁』に重点を置=
;いて鍛えて来た…そこらの=
979;忍と一緒にするんじ=
;ゃないよッ！！」
この二つの =
857;を考慮するとテマリ=
;の持つ巨大な扇子の&#=
30772;壊が最優先。
だが、その =
858;には接近戦に持ち込=
;むしかない。
（手裏剣や=
463;ナイを使っても風で=
;弾かれる…無闇に突=
387;込んでも真っ二つ）=
;
何か手段は=
394;いかと頭脳をフル回=
;転させる。
クナイに起 =
190;札を巻き、相手の周=
;辺で爆発させて視界&#=
12434;奪う。
その隙に間=
512;いを詰めて全力で巨=
;大な扇子を粉々に破&#=
22730;。
反撃の計画=
399;思い浮かんだが、ど=
;うやってクナイを飛&#=
12400;すかが問題であるz=
90;
（通常に投=
370;ても風で軌道が外さ=
;れてしまう…だったら=
381;の影響を殺せば…ッ！！）
ホルスター=
363;らクナイを抜いて起=
;爆札を巻き付け、指&#=
12398;間に３本挟んだ。
腰を深く落=
392;し、片腕を高く掲げ=
;ると腰を思いっ切り&#=
25467;り始める。
そして、張=
426;詰められた弓の弦が=
;矢を射るが如く投擲&#=
12290;
「何度やっ=
390;も同じ事だッ！！」=
;
テマリの繰=
426;出す風圧がクナイを=
;包み込んだ。
しかし、い=
398;が投擲したクナイは=
;軌道を外す事なく一&#=
30452;線に突き進む。
「何だとッA=
281;？」
「鋭い回転=
434;加えたのよ。高速の=
;回転が風を切り裂く…私が本気=
391;投げたんだから当然=
;ね」
奥歯をギリ=
483;と噛み締め、扇子を=
;盾代わりに展開させ&#=
12427;。
幾ら鋭い回$=
578;を加えても扇子を貫=
;く事はできずに弾か&#=
12428;た。
その時、テ=
510;リの視界に映ったの=
;は柄に巻かれた起爆&#=
26413;。
「…=
230;ッ！？」
考えるより=
418;早くその場を飛び退=
;くが、クナイに巻か&#=
12428;た起爆札が爆発をó=
41;き起こす。
テマリの足=
580;であった木の枝と周=
;囲の大木が吹き飛ん&#=
12391;視界は完全に失わ|=
28;た。
（肉体活性=
399;残り僅か…これで決=
417;るッ！！）
腰に巻いて=
356;た額当てを外し、い=
;のは自らの額に巻き&#=
20184;けた。
これはサク=
521;との戦いでも見せた=
;決意の証。
チャクラで=
560;着させ、いのは大木=
;を駆け登りながら両&#=
25163;の人差し指と中指|=
34;交差させた。
「あの体術=
899;…鬱陶しい =
495;似をッ！！」
視界を塵や=
408;片に奪われ、テマリ=
;は身を潜めて辺りの&#=
27096;子を見る。
起爆札の爆 =
330;音が未だに響き、気=
;配を察知する事は不&#=
21487;能。
テマリは砂=
645;の動きを凝視して警=
;戒を強めた瞬間、い&#=
12398;が勢い良く飛び出{=
77;。
「見つけた=
483;！！」
「チッ、こ=
398;視界の中をどうやっ=
;て！？」
いのがナル=
488;から学んだ技術の一=
;つ、チャクラで相手&#=
12398;位置を感知。
どれだけ視 =
028;が悪かろうがチャク=
;ラを少しでも感じれ&#=
12400;目隠しをしても問ƅ=
88;はない。
先程、テマ=
522;の高速移動を用いた=
;攻撃を回避した時と&#=
21516;じである。
視覚で認識=
377;るよりもチャクラを=
;感知した方が早いの&#=
12384;。
後は身体が=
914;何に反応するかが問=
;題。
「それがア=
531;タとのレベルの違い=
;よッ！！」
右の肘鉄、=
038;の掌底を同時に撃ち=
;込むが扇子に防がれ&#=
12390;しまう。
だがそれで!=
391;い。目的は扇子の完=
;全破壊。
「何がレベ=
523;の差だ…身の程を=
321;えろ、この雑魚がッ=
;！！」
扇子を閉じ=
390;横薙ぎに殴打するテ=
;マリ。
いのは扇子=
398;軌道に合わせて迎撃=
;を行った。
（くッ、本=
403;に硬いわね…拳の骨が =
741;けそうッ！！）
全力で殴り=
184;けているにも関わら=
;ず、扇子は壊れる気&#=
37197;を見せない。
それ所か逆=
395;いのの拳が弾かれ、=
;無防備となった腹部&#=
12395;殴打を喰らう。
「いぐッ！A=
281;」
骨を通して&=
911;く激痛を堪え、下か=
;ら上に突き上げる前&#=
36468;りで反撃。
「無駄だッA=
281;！」
だが、又も=
420;巨大な扇子で防がれ=
;てしまった。
「一発や二 =
330;で駄目なら…ッ！！」
強く踏み込=
415;、身体を捻って裏拳=
;を叩き込む。
次いで正拳=
539;平拳・肘打ちを繰り=
;出し、間髪入れず上&#=
20013;下段に合わせてのÇ=
77;段蹴り。
「無駄だと#=
328;っているッ！！」=
巨大な扇子=
364;横に薙ぎ払われ、い=
;のは跳躍して回避。
忍具ポーチ=
392;ホルスターから有り=
;っ丈の手裏剣とクナ&#=
12452;を取り出すと全力{=
91;投擲する。
「チッ！！=
301;
後方に向け=
390;バク転の連続で手裏=
;剣とクナイを次々と&#=
36991;けて行く。
（相手の身=
398;こなしや速度は私と=
;同等かそれ以上…でも、絶=
550;に負けたくない！！=
;）
いのは全神 =
076;を限界まで研ぎ澄ま=
;せる。
（だから私=
399;…相手を超=
360;る！！）
地面に着地=
377;ると同時に蹴り上げ=
;て間合いを詰め、扇&#=
23376;に目掛けて拳を撃{=
85;貫く。
（この女、=
373;っきよりも速い！？=
;）
扇子を通し=
390;衝撃が響き、テマリ=
;の身体が圧される。
「いい加減=
395;ッ…壊れろッA=
281;！」
上体を反ら=
375;、いのの頭突きが炸=
;裂。
額当てと扇=
376;の金属が擦れ、甲高=
;い金切り音が響き渡&#=
12387;た。
その時、微=
363;だが『ミシッ』と何=
;かが割れた音も間違&#=
12356;なく聞こえた。
（何て無茶=
434;…気でも触=
428;たか！？）
（確かに手=
540;えを感じた…後少しッA=
281;！）
もう一撃喰=
425;わせようと拳を振り=
;上げたが、いのの身&#=
20307;が動かなくなったz=
90;
頭突きを繰=
426;出した時、限界まで=
;ダメージが蓄積され&#=
12383;骨格に崩壊が訪れ|=
27;。
閉じた扇子=
434;鈍器代わりに何発も=
;殴られたのだ。
特に腹部－ =
907;骨が危険な兆候であ=
;る。
「どうやら=
213;負は在ったな…無理をす=
428;ば完全に折れるぞ」=
;
口元に笑み=
434;浮かべ、テマリは再=
;び距離を取る。
そして、扇=
376;を大きく広げて振り=
;上げた。
『風遁 カ=
510;イタチの術・最大風=
;力ッ！！』
暴風が吹き!=
618;れ、周囲を切り裂き=
;ながら突き進む。
いのはその=
809;景が凄まじくスロー=
;モーションに映った&#=
12290;
（肋骨にヒ=
499;、左腕が鈍く感じる=
;事から鎖骨も逝って&#=
12427;…両拳も殆=
393;感覚がない）
死の直前に=
418;関わらず、いのは冷=
;静に状態分析を行っ&#=
12390;いた。
自分が後ど=
428;だけ動けるか、戦う=
;事ができるのか。
あの時は片$=
275;の腱を切断され気を=
;失ったが、シカマル&#=
12420;父親が助けてくれ{=
83;。
だが、今回=
399;違う。
お互いの生=
629;を賭けた真剣勝負。=
;
―もう、やめ=
383;ッ！！
そう文句を=
402;れようが愚痴を述べ=
;ようが結果は変わら&#=
12394;い。
第一そんな=
875;き言を叫んだら今ま=
;での努力が無駄にな&#=
12427;。
惚れた男の=
178;に立つ―それが自=
998;の目標なのだ。
（見せてや=
429;うじゃないの…女の意地=
434;ッ！！）
全身の骨が$=
555;む中、いのは真正面=
;からカマイタチに突&#=
12387;込んで行った。
頭部を腕で#=
206;って被害を最小限に=
;抑えるが、それ以外&#=
12398;部分は刻まれ激痛|=
34;伴う。
（後、数メ=
540;トル…ッ！！）
姿勢を低く=
375;た瞬間、一本に束ね=
;られた金色の髪が周&#=
22258;に舞った。
テマリの放=
387;たカマイタチが髪を=
;断ち切ったのだ。
（私の風遁=
434;突き抜けただとッ！=
;？）
乙女の柔肌=
364;傷付く最中、地面を=
;強く蹴り上げて一気&#=
12395;間合いを詰めた。
チャクラを&=
480;界まで高め、展開さ=
;れた扇子に向けて拳&#=
12364;放たれる。
『奥義 八=
057;女ッ！！』
縦一直線に=
516;時八箇所、拳の速度=
;を限界まで高めた突&#=
12365;が産む破壊力。
幾ら強固な=
159;子と言えど今まで蓄=
;積されたダメージが&#=
30456;乗され粉々に霧散z=
90;
だが、硬度=
398;高い物質に拳を打ち=
;付けた為にいのの拳&#=
12418;無事では済まなか{=
87;た。
拳の皮は破=
428;て血が滲み、握力が=
;殆ど残っていない。
今まで受け=
383;ダメージも無視でき=
;ない程に大きく、流&#=
12428;出た血の量も多いz=
90;
「ふん、私=
398;扇子を破壊した事は=
;褒めてやる…しかし、=
082;に余力は残っていな=
;いだろう」
「そうね…拳もボロ=
508;ロ、立ってるのもや=
;っと…最後に『=
823;技』使っちゃったか=
;ら…」
「そッ、分$=
523;の『上位忍術』…習得する=
398;に苦労したのよ？」=
;
いのの口元=
494;笑を浮かべると、左=
;右に一つずつ人影が&#=
38477;り立った。
その姿はい=
398;ソックリであり、腰=
;に在った額当てを額&#=
12395;巻いている。
「馬鹿な…あのチビ=
384;けじゃなく、お前も=
;『影分身』をッ！？&#=
12301;
テマリが驚=
367;のも無理はない。『=
;影分身の術』は本来&#=
12394;らば上忍レベル。
そんな高等=
525;術を扱えるとは夢に=
;も思っていなかった&#=
12398;だろう。
だが、テマ=
522;が驚愕を見せている=
;最中に影分身体が動&#=
12356;た。
『あの厄介=
394;扇子さえなければコ=
;ッチの物よ』
『乙女の柔 =
908;をこんなにも傷付け=
;て…覚悟しな=
373;いッ！！』
二人のいの=
364;左右から同時に仕掛=
;け、上段・下段と絶&#=
22937;なタイミングで蹴|=
26;を放つ。
（やはり接$=
817;戦では相手が上手=
…何か打開 =
574;はッ！？）
上段回し蹴=
426;を腕で防ぐが、下段=
;蹴りで足元を払われ&#=
12390;バランスを崩すテ}=
10;リ。
その瞬間を =
401;って影分身体の一人=
;が地面に両手を突き&#=
12289;下から両足で蹴りÇ=
78;げる。
咄嗟の反応=
391;両腕を交差させ防御=
;するが、背後から別&#=
12398;衝撃を受けた。
「ガハッ！A=
281;」
いつのまに=
363;背後に回り込んだ影=
;分身体の放った一撃&#=
12290;
スピードは=
526;ど互角だが、数の差=
;で大きな違いが出て&#=
12375;まっている。
更に言うな=
428;ば今まで扇子を使用=
;していた戦闘が多か&#=
12387;た為、徒手空拳はÑ=
98;が悪い。
「私を…舐めるなッ！！」
我愛羅やカ=
531;クロウには劣るが並=
;外れた耐久力を持つ&#=
12486;マリ。
中途半端な=
480;メージは意味もなく=
;、お返しと言わんば&#=
12363;りに拳を放つ。
影分身体は&=
996;面を狙ったテマリの=
;一撃を紙一重で避け&#=
12289;勢いを利用して投{=
70;飛ばす。
突然の無重=
147;感に襲われながらも=
;、受け身を取って着&#=
22320;。
しかし、影=
998;身体が凄まじい速度=
;で間合いを詰めてい&#=
12383;。
『奥義 八=
057;女・昇華技ッ！！』=
;
『影分身 =
885;義・十六夜ッ！！』=
;
影分身体が=
038;右対称の動きで『八=
;乙女』を同時に叩き&#=
36796;む荒技。
その威力は=
108;倍・三倍と言った単=
;純計算では表せず、&#=
30456;乗効果で更に跳ねÇ=
78;がる。
大岩を砕く=
491;拳突きを瞬間的に十=
;六発、凄まじい衝撃&#=
12364;テマリの全身を突{=
65;抜けた。
（負ける？…この私が=
371;んな女に…）
それと同時=
395;役目を終えた影分身=
;体も白煙を纏って消&#=
28357;。
（ハァ…ハァ…ハァ…お願いだから立た&#=
12394;いでよ）
最後まで地&=
754;に立っており、勝利=
;を掴んだいのだった&#=
12364;既に戦闘力は皆無z=
90;
気を抜けば=
381;の場で倒れて意識を=
;手放してしまうだろ&#=
12358;。
思えばいつ=
398;かにか彼女も強くな=
;った。
偶然、ナル=
488;の素性を知ってから=
;今まで陽が沈むまで&#=
29467;鍛錬。
昨日より今=
085;、今日よりも明日、=
;少しでも強くなろう&#=
12392;必死だった毎日。
復讐心でも!=
258;己の欲の為でもなく=
;、一人の少年の隣に&#=
31435;つ為に。