MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899B31/81.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
ナルトが=
105;愛羅と戦闘を繰り広=
;げている中、瀕死状=
24907;のサスケの元にい{=
98;とサクラが辿り付い=
た。
予想以上の%=
325;傷にサクラは忍具ポ=
;ーチから治療道具一=
24335;を取り出す。
完全な治療=
399;出来ないが、応急手=
;当ぐらいなら問題な=
12367;こなせる。
そう思い、=
835;療を続けて行くサク=
;ラ達に近付く影が在=
12387;た。
「そこで何=
434;している?」
いのとサク=
521;が向けた視線の先に=
;我愛羅の実姉である=
12486;マリの姿が在る。
トレードマ=
540;クとも言える巨大な=
;扇子を背負い、優雅=
12395;歩く。
「お前達は=
393;うやら『うちは』を=
;連れて帰るようだが=
span>…そう簡単=
395;事が運ぶと思うか?=
;」
「…=
230;行かないでしょう=
12397;。それだけ敵意をŠ=
11;せられたら戦うしか=
ないじゃない」
サスケの看=
149;はサクラに任せ、い=
;のがテマリと対峙。=
span>
「サクラ…アンタは=
469;スケ君を連れて行き=
;なさい」
「ちょ、ち=
423;っといのはどうする=
;のよ!?」
「戦うしか=
394;いでしょ。任務の目=
;的はサスケ君を連れ=
25147;す事…その為に=
399;相手を倒さないとね=
;」
そう言って=
289;自分で昇華させた体=
;術の構えを取った。=
span>
対するテマ=
522;も巨大な扇子を肩に=
;担いで、臨戦体勢を=
25972;える。
「…だったら二人掛か=
12426;で戦った方が……」
「サスケ君=
398;怪我は見た目以上に=
;酷いわ…早く医者=
395;見せないと危険よ」=
;
初めての実=
126;だが、いのは意外に=
;落ち着いていた。
今、自分が=
375;なければならない事=
;が明確に分かる。
体勢を低く!=
853;とし、いのは左右に=
;フェイントを混ぜて=
38291;合いを詰めた。
そして、右=
398;上段回し蹴りを放つ=
;。
(中忍試験=
398;予選よりも動きが速=
;い…だが、甘=
356;な)
巨大な扇子=
434;盾代わりに蹴りを防=
;ごうとするが、不意=
12395;蹴りの軌道が変化z=
90;
上段から中=
573;に向けて無防備な腹=
;部に狙いを変える。=
span>
(この女…生意気な=
483;!!)
テマリも巨=
823;な扇子の起動を変え=
;、中段蹴りを防ぐ。=
span>
次いで扇子=
434;折り畳み、いのの頭=
;部を狙って殴打する=
12290;
だが、その=
968;撃をいのは片手で止=
;めた。
「アンタが=
368;後に見たままの私と=
;思わない方が良いわ=
12424;…死ぬ気で=
462;行したからね」
「良いだろ=
358;。少しは手応えが在=
;りそうだ…まずはお=
069;から仕留める」
その言葉を=
512;図に二人は離れ、テ=
;マリは巨大な扇子を=
19968;気に開いた。
柄の部分を=
001;手で掴み、大きく振=
;り上げて風を起こす=
12290;
『風遁 カ=
510;イタチの術ッ!!』=
;
テマリが得=
847;とする攻防一体の風=
;遁忍術。
見えない空=
671;の刃が辺り一面を切=
;り刻んで薙ぎ払う。=
span>
シカマルの#=
430;合を見て威力は十分=
;に知っているいのは=
12289;大木の陰に隠れるz=
90;
だが、盾代=
431;りの大木の空気の刃=
;で徐々に刻まれて行=
12367;。
(あんなの=
936;らったら乙女の柔肌=
;が傷付くじゃない)=
span>
内心で軽口=
434;叩くが、実際の所で=
;は焦りを見せていた=
12290;
相手は巨大=
394;扇子を用いて近・中=
;・遠のどの間合いで=
12418;適応できるのだ。
それに対し=
390;自分は接近戦のみ、=
;手裏剣やクナイを投=
25842;しても良いが風でó=
82;き返されるだろう。=
中忍試験本=
126;の予選でテンテンが=
;放った暗器を全て叩=
12365;落した事が証明し{=
90;いる。
(『影分身=
303;で陽動して…『八乙女=
303;を叩き込む)
父親との修"=
892;で扱えるようになっ=
;た『影分身の術』
しかし、ナ=
523;トのように多くの分=
;身を実体化させる事=
12399;出来ない。
今の実力で=
399;精々5人が限界と言=
;った所か…
(失敗した=
425;チャクラは殆ど残ら=
;ない…確実に狙=
431;ないと)
状況を確認=
375;、相手と自分の戦力=
;差を分析。
上忍レベル=
398;忍術と肉体活性を同=
;時に行うのはリスク=
12364;大き過ぎる。
もし避けら=
428;たり、完全に倒せな=
;かったら反撃すら出=
26469;ない。
「どうしたA=
311;逃げ回っているだけ=
;じゃ勝てないぞ?」=
span>
「分かって=
427;わよ、だからこうし=
;て考えてる」
「逃げる算=
573;をか?」
「アンタを=
171;っ倒す事よッ!!」=
;
大木の陰か=
425;飛び出し、テマリの=
;足元を蹴りで払った=
12290;
だが余裕の=
505;みで避けられ、巨大=
;な扇子を振り下ろす=
12290;
「何のッ!A=
281;」
迎撃として=
978;段の足刀蹴りを繰り=
;出して受け止めた。=
span>
次いで軸足=
434;跳ね上げ、更なる追=
;い討ちを掛ける。
瞬時にして&=
291;合いを離され、いの=
;が放った蹴りは空を=
20999;った。
オールレン=
472;攻撃に加えて素早い=
;身のこなし。
非常に厄介=
394;相手だ。
「どうやら=
473;ピードには自信が在=
;るようだが…私に敵う=
363;な?」
口の端を歪=
417;た瞬間、テマリの姿=
;が掻き消えた。
視界から完=
840;に見えなくなり、い=
;のは辺り一面を見渡=
12377;。
(消えた…動きが速$=
942;ぎるッ!!)
不意に背後=
363;ら風切り音が聞こえ=
;、咄嗟にしゃがみ込=
12435;だ。
殆ど同時、=
356;のの頭が在った場所=
;を棒状の何かが薙ぎ=
25173;われる。
「良く避け=
383;…と言いた=
356;が次はどうだ?」=
「くッ!!=
301;
しゃがんが=
307;勢から下から上に突=
;き上げる蹴りを見舞=
12358;が、既にテマリのæ=
39;はない。
いのは奥歯=
434;噛み締め、再び辺り=
;を見回した。
(相手が見=
360;なくてもチャクラの=
;動きを追えば…ッ!!)
双眸を閉じ=
289;全身にチャクラを張=
;り巡らせて肉体活性=
12434;行う。
動体視力・=
453;射神経・筋力など一=
;時的に全体の能力を=
19978;昇させる術。
普段と比較=
375;て数倍以上の戦闘力=
;になるが、効果が消=
12360;た時は極度の疲労{=
91;動けなくなる。
全身の細胞=
434;チャクラで無理矢理=
;に動かす際の後遺症=
12364;酷いのだ。
(感じる。 =
972;後から凄い速度で近=
;付いて…)
接近する光=
364;一際輝いた瞬間、い=
;のは半身を真横に外=
12375;て攻撃を回避。
勢い良く振=
426;下ろされた巨大な扇=
;子は地面を砕き割っ=
12383;。
「私の攻撃=
434;…避けたッA=
281;?」
「今度はこ=
387;ちから行くわよ~ッ=
;!!」
先程とは桁$=
949;いの速度で掌底を打=
;ち込むが、やはり巨=
22823;な扇子を受け止め|=
25;れる。
だが、テマ=
522;の身体が衝撃で大き=
;く後方へ押された。=
span>
(チッ…何て重い一撃を放=
12385;やがる)
表情は相変=
431;らず冷静を保ってい=
;るが、腕から伝わる=
30202;れに脅威を覚えるz=
90;
テマリも我=
859;羅とカンクロウと同=
;様に並外れた耐久力=
12399;有していた。
にも関わら=
378;、扇子越しと言えど=
;片手を痺れさせる威=
21147;。
そう思って=
356;る中、いのが次々と=
;連続で攻撃を浴びせ=
12427;。
掌底・裏拳=
539;肘打ち・前蹴り・足=
;刀蹴り・回し蹴りを=
28151;ぜ合わせた連続技z=
90;
身体能力が=
375;化されている今、個=
;々の威力はかなり上=
26119;しているのだ。
さすがのテ=
510;リと言えど、徐々に=
;捌けなくなって行く=
12290;
「なッ、し=
414;ッ……!ᦀ=
1;」
いのの身体=
364;不意に沈み、高速の=
;下段払いを繰り出し=
12390;体勢を崩す。
軸足を刈ら=
428;たテマリは地面に倒=
;れ込んで受け身を取=
12429;うを試みる。
しかし、素=
452;に受け身を取らせる=
;いのではない。
腰を深く落=
392;して相手の正中線に=
;狙いを定め、八箇所=
21516;時に掌底を繰り出{=
77;。
『奥義 八=
057;女ッ!!』
人体急所が&=
598;まっている正中線に=
;叩き込み、テマリの=
36523;体を衝撃が突き抜{=
69;た。
大抵の相手=
394;らば瞳は焦点を失い=
;、膝から崩れ落ちる=
31243;の威力。
だが、テマ=
522;は上半身を仰け反ら=
;せながらも地面を踏=
12415;込んで耐え切ったz=
90;
全くの無傷=
392;は行かないが、完全=
;に倒せ切れていない=
12290;
「これがお=
069;の全力か…ならば底=
399;見えたな」
「バカ言わ=
394;いでくれる?手加減=
;してやったのよ」
(油断した…予想以上=
395;ダメージが大きい。=
;二発目に耐えられる=
12363;?)
(全力で撃=
385;込んだのに効いてな=
;い!?どんな身体し=
12390;んのよ、一体…)
互いに結果=
364;予想外だった為、内=
;心で焦りを隠せない=
20108;人。
偶然にもこ=
398;時、双方はハッタリ=
;をかましているに気=
20184;いていない。
テマリは巨=
823;な扇子を大きく広げ=
;、いのは徐々に間合=
12356;を詰めて行く。
いのとして=
399;懐に入り込み、接近=
;戦を挑みたい。
一方のテマ=
522;はどうにか間合いを=
;離す事を考える。
扇子を地面=
395;向けて振り下ろし、=
;辺り一面に砂塵を巻=
12365;上がらせた。
少しでも視=
028;を奪い、一定の距離=
;を保つ為に。
凄まじい風=
311;と砂塵がいのに襲い=
;掛かり、咄嗟に頭部=
12434;腕で覆う。
その隙を見#=
336;らってテマリは大木=
;を駆け上がり、空高=
12367;跳躍。
そして、巨=
823;な扇子を下方に向け=
;て振り放つ。
『風遁 カ=
510;イタチの術・最大出=
;力ッ!!』
荒れ狂う風=
398;刃が全てを巻き込み=
;、無差別に切り刻む=
12290;
大木や地面=
395;も無数の傷痕が生じ=
;、いのの身体も斬り=
20184;けられた。
防御体勢を=
462;っていた為、主なダ=
;メージが殆どが腕。=
span>
浅い傷や深=
356;傷から血を流し、白=
;い肌を真っ赤に彩る=
12290;
(一体…何がどう…&=
#8230;なってる?)
今まで意識=
434;失っていたサスケが=
;覚醒し、ゆっくりと=
21452;眸を開けた。
ぼやけた視=
028;の中で桃色の髪を持=
;つ少女が何かを言っ=
12390;いる。
「サスケ君=
483;、大丈夫…助けに来=
383;わ」
「…=
230;サクラ?オレは確=
12363;気を失って……」
脳裏に浮か=
406;守鶴の放った広範囲=
;を破壊した風遁忍術=
12290;
「それで奴=
399;……痛Ӡ=
3;!!」
「無理しち=
419;ダメよ、サスケ君=
…重傷なん=
384;から」
「痛ッ、奴=
399;何処に行った!?」=
;
満身創痍の$=
523;体に鞭を打ち、起き=
;上がろうとするサス=
12465;。
サクラはサ=
473;ケの胸元を押さえ、=
;大人しくするように=
35500;得。
「少し離れ=
383;場所でナルトが戦っ=
;てる」
「あの…うすらトンカチが=
12483;!?」
「だから無=
702;しないでッ、ナルト=
;なら大丈夫よ。何て=
35328;ったって…」
その時、サ=
463;ラとサスケから少し=
;離れた大木が粉々に=
39131;び散った。
「どうした=
289;うずまきナルトッ!=
;!臆病風に吹かれて=
36867;げるだけかッ!?{=
01;
【寝言は寝=
390;語れ…お前こそ=
724;しかったら当てて見=
;せろ】
我愛羅の繰=
426;出す猛撃が地面を抉=
;り、木っ端微塵に吹=
12365;飛ばす。
一方のナル=
488;は攻撃を避け続け、=
;間合いを一気に離し=
12390;一枚の手裏剣を投Ă=
42;。
そして、間=
434;置かずに印を結び始=
;めた。
『忍法 手#=
023;剣影分身の術ッ!!=
;』
『土遁 千=
433;砂手裏剣の術ッ!!=
;』
一枚の手裏=
091;が術の発動と共に無=
;数の影刃と化して襲=
12356;掛かった。
対する我愛 =
645;は両腕を振り下ろし=
;、多数の『砂手裏剣=
12303;で迎撃。
互いの放っ=
383;手裏剣が相殺される=
;が、ナルトは構わず=
19968;気に突っ込む。
「小賢しい=
483;!!」
鋭い刃を思=
431;せる爪でナルトの腹=
;部を貫くが、先程と=
21516;じように白煙を巻{=
65;上げ消滅。
我愛羅はギ=
470;ギザの牙を噛み締め=
;、やり場のない怒り=
12434;露にする。
「何処に行=
387;た!?」
【此処だッA=
281;!】
地面から一=
993;に無数のナルトが飛=
;び出し、我愛羅を取=
12426;囲む。
各々の両手=
399;既に印が結ばれてお=
;り、チャクラを熱量=
12395;変換。
燃え盛る火=
814;をナルトは周囲に纏=
;い、眼前に腕を突き=
20986;す。
『火遁 火(=
845;炎弾ッ!!』
中心に位置=
377;る我愛羅に向けて、=
;何体もの火炎龍が牙=
12434;剥いて襲い掛かっ{=
83;。
各々が複雑=
394;軌道を描いて放たれ=
;た為、回避はほぼ不=
21487;能。
我愛羅は上=
322;身を両腕で覆い隠し=
;、防御体勢を取る。=
span>
そして、無=
968;の火炎龍が喰らい付=
;いて獲物を焼き尽く=
12377;。
「ふん…砂に『火遁』は効=
12363;んッ!!」
大気を震わ=
379;る程の咆哮で灼熱の=
;炎を掻き消した我愛=
32645;。
それでも幾=
425;かダメージを受けた=
;のか、身体を形成し=
12390;いる砂が僅かに落{=
85;る。
その時、ナ=
523;トの影分身体が上空=
;から落下。
やはり各々=
398;両手はしっかりと印=
;が結ばれていた。
大気中に含=
414;れる水分を凝結させ=
;、今度は水の羽衣を=
32399;うナルト。
影分身達が=
968;斉に両手を前に突き=
;出し、水龍が凄まじ=
12356;速度で特攻。
膨大な熱量=
434;持ったままの我愛羅=
;の身体に激突して、=
22823;量の水蒸気を発生{=
73;せる。
それと同時=
395;、我愛羅の身体に細=
;かいヒビ割れが見え=
22987;めた。
【『熱疲労=
303;…お前の身=
307;は少々硬すぎるんで=
;な』
我愛羅が纏=
387;ている鉄壁を誇った=
;砂が崩れ落ち、防御=
21147;が激減。
生身の身体=
434;守る砂が剥ぎ取られ=
;、遂に丸裸となった=
12290;
【これがお=
069;が戦いたがっていた=
;俺の実力だ…満足した=
363;?】
我愛羅に聞=
371;えるように呟き、ナ=
;ルトは強烈な一撃を=
38996;面に叩き込む。
そして、完=
840;に撃ち抜いて大きく=
;吹き飛ばした。
宙に浮いて=
356;た身体に地面に触れ=
;、高速回転を伴って=
25237;げ出される。
絶大な耐久=
147;・防御力を誇る我愛=
;羅だったが、受けた=
12480;メージは大きいよ{=
58;だ。