MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899B30/80.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii" 「安心して良いぞR= 30;追っ手の心配はなく= なった」

「安心し = 390;良いぞ追っ手の= 515;配はなくなった」=

「それってシカマル = 398;足止めが成功したっ= ;て事?」

「凄い。シ = 459;マルってボロボロだ= ;ったのに
追跡役のパ = 483;クンを先頭に、いの= ;とサクラは森の中を&#= 39366;け抜けていた。

我愛羅達を$= 861;ったサスケを更に追= ;うナルトと合流する&#= 28858;にである。

それはカカ = 471;から受けた任務-サ= ;スケを無事に連れ戻&#= 12377;事。

砂の化身を = 399;った我愛羅に『呪印= ;』を暴走させたサス&#= 12465;。

決して一筋 = 260;では行かないのは一= ;目瞭然であり、サク&#= 12521;といのだけで心許{= 94;い。

因みに忍犬 = 391;あるパックンは見た= ;目からして戦闘タイ&#= 12503;じゃないので除外z= 90;

「それでシ = 459;マルは大丈夫なの?= ;」

「あの小僧 = 398;臭いは凄まじい速度= ;で移動しておる進路から = 375;て木ノ葉の里じゃな= ;」

「傷だらけ = 398;身体で?」

「いや、小= 711;の他にも臭いが二つ= ;人間じゃ = 394;い」

パックンが = 381;う言い切るのも無理= ;はなかった。

この忍犬が= 863;じ取った臭いがシカ= ;マルが『口寄せ』し&#= 12383;白銀と黒曜の巨大{= 94;狼なのだから。

「少なくと = 418;敵とは思えん大方、『= 475;寄せの術』でも使用= ;したのだろう」

「嘘ッシカマルってそん&#= 12394;術を使えたの?」

「私に聞か = 394;いでよ、サクラでも、シ = 459;マルの腕に何かの術= ;式が刻まれたけど

薬師カブト = 364;襲撃した同日、木ノ= ;葉病院でシカマルが&#= 30496;っていた時に見たÉ= 07;がある。

自分が知る&= 480;りでは『口寄せの術= ;』は難易度の高い代&#= 29289;。

とてもじゃ = 394;いが、面倒臭がり屋= ;のシカマルが習得で&#= 12365;るとは思えない。

「そんな事 = 424;りもお前達目標の臭 = 356;が止まった。速度を= ;上げるぞ」

「目標の臭 = 356;ってナルトの?それ= ;ともサスケ君?」

「お前が着 = 390;いる衣服の臭いと同= ;質カカシの#= 328;っていたナルトって= ;奴だ」

追っ手を気$= 963;う心配が消え失せ、= ;サクラ達は更に速度&#= 12434;上げた。

それからし = 400;らくして、僅かだが= ;サクラの呼吸を乱れ&#= 22987;める。

多少広めの = 458;デコにも薄っすらを= ;汗が浮かぶ。

「サクラ、 = 450;ンタ大丈夫な = 398;?」

「へ、平気 = 384;って。早くナルトと= ;合流しないと
一方、いの = 398;呼吸は普段と変わら= ;ずに正常のまま。

基礎体力の= 046;が明確に現れて来た= ;証拠だろう。

(ん?臭い = 364;動き始め違う。も = 358;一つ大きな臭いが=
パックンが= 869;心で呟き、数十本目= ;の大木を抜けた瞬間&#= 12395;事は起きた。

巨大な質量 = 434;持った何かが辺り一= ;面の大木を薙ぎ払う&#= 12290;

「ちょ、ち = 423;っと何が起こ = 387;てんのよ!?」

「私が知る#= 379;ないでしょ。行けば= ;分かるわ」

遠巻きに見 = 390;いたサクラ達は驚愕= ;の表情を浮かべ、更&#= 12395;進んで行った。

すると幾本 = 418;の大木が薙ぎ倒され= ;、少し広い空間に出&#= 12367;わす。

そこで視界= 968;面を占めたのは口か= ;ら大量の血を流した&#= 24040;大蛇であった。

既に白目を= 093;き、生命活動は感じ= ;られない。

【何で木ノ!= 865;の郊外に余計な手&= 291;を喰った】

一本の大木 = 363;ら生えた木の枝、そ= ;こに巨大蛇を見下ろ&#= 12375;ているナルトの姿z= 90;

どうやらこ = 398;巨大蛇を仕留めたら= ;しいが、信じろと言&#= 12358;事が無理な話。

「ナルトッA= 281;!」

【サクラち = 419;ん?それといのとブサイ = 463;な犬?】

不意に声を= 499;けられ、ナルトは振= ;り向いた。

その表情は= 525;者アカデミーの時と= ;は違い、何処か大人&#= 12403;ている。

「ムッ、ブ = 469;イクってのは訂正せ= ;い」

「そんな事 = 399;どうでも良いの!!= ;」

「ナルト、= 169;達カカシ先= 983;から任務を受けてサ= ;スケ君を……

サクラは試'= 443;会場の状況、任務内= ;容を簡潔に説明する&#= 12290;

【取り合え = 378;、動きながらの方が= ;良い先に進も = 358;】

追跡要員の = 497;ックンを先頭に、再= ;びナルト達はサスケ&#= 12434;追う為に森の中をƉ= 66;け抜けた。

【そうか。 = 459;カシがそんな事を=
「アンタが= 778;先する程、我愛羅っ= ;て奴は危険なの?」

【危険なの = 399;サスケの方だ。試合= ;中、手も足も出なか&#= 12387;たアイツが勝てる{= 92;思うか?】

少なくとも = 302;呪印』が暴走する前= ;はサスケの敗北は必&#= 33267;。

【それでな = 367;とも、あの状態を続= ;ければ生命が危ない&#= 12305;

「カカシ先= 983;が言ってた『呪印』= ;って奴?」

【肉体の限= 028;を無視してチャクラ= ;を引き出す実質、寿= 629;を縮めている物だ】= ;

サクラの問 = 356;にナルトが答えた時= ;、遥か前方にチャク&#= 12521;の揺らぎを感じたz= 90;

数は二つ-= 578;気も混じっている事= ;から戦闘中の可能性&#= 12364;高い。

パックンも = 381;の事に気付いたのか= ;、潰れた鼻をヒクヒ&#= 12463;と動かす。

「サスケの!= 261;いが近くなって来た= ;ぞ。だが、別の臭い&#= 12364;もう一つ
【砂隠れの = 459;ンクロウって奴だ。= ;チャクラに覚えがあ&#= 12427;】

「お主、分 = 363;るのか?」

【幼少から = 398;癖でなそれより = 418;、どうやら急いだ方= ;が良さそうだ】

言葉とは裏!= 145;に、ナルトはその場= ;に急停止を行う。

【いの、ど = 398;位までの速度なら動= ;ける?】

「そうねェ全力を出 = 379;ば倍近くは行けるわ= ;」

【分かった = 290;サクラちゃん少し我慢 = 375;てくれ】

そう言って = 289;ナルトはサクラの腰= ;に手を回して密着さ&#= 12379;た。

「え、ちょ = 387;とッ!!」

突然の出来= 107;に戸惑いを浮かべる= ;サクラだったが、決&#= 12375;て嫌悪は感じてい{= 94;かった。

髪の色と同 = 376;ように薄っすらを頬= ;を染め、異性の体温&#= 12395;心臓の鼓動が速ま|= 27;。

【忍犬はい = 398;が持ってくれ】

「了解。そ = 358;そうサクラ、密着し= ;てるからって変な気&#= 12399;起こさないでよ?{= 01;

「おッ、起 = 371;す訳ないでしょ!!= ;」

「ど~かし = 425;?」

【お喋りは = 381;こまでだ。サクラち= ;ゃん、移動中は喋ら&#= 12394;い方が良い舌を咬む = 305;

声に出さず = 289;サクラは何度も頷い= ;た。

そして、ナ = 523;ト達は今まで以上の= ;速度で移動を開始。

森の中を疾'= 080;と化して駆け抜けて= ;行く。

サクラ達が = 490;ルトと合流する少し= ;前……

《どうした = 289;バカ兄貴急に立ち= 490;まりやがって》

「オレは此= 966;に残るじゃん。お前= ;達は先に行け」

背負ってい = 383;戦術カラクリ・カラ= ;スを降ろし、カンク&#= 12525;ウが言い放つ。

《テメェ逃げる気 = 363;?》

「カラスの= 540;急処置それと邪'= 764;者を潰して置くじゃ= ;ん」

我愛羅が求 = 417;ているのはナルトと= ;の生命を賭した殺し&#= 21512;い。

そんな中、 = 469;スケに邪魔されたら= ;厄介だ。

本音を述べ = 427;なら、不完全燃焼を= ;起こしている自分の&#= 12473;トレス発散。

自身の実力 = 395;絶対的な自信を持っ= ;ているカンクロウ。

砂を纏った= 105;愛羅に僅かだが傷を= ;負わせたサスケと戦&#= 12387;て見たかった。

更に贅沢を#= 328;えば、中忍試験で勝= ;利を譲った蟲使いと&#= 12364;好ましい。

《仕方がね = 455;なヘマをす = 427;んじゃねェぞ》

そう言って = 289;守鶴とテマリが再び= ;移動を始めた。

残ったカン = 463;ロウはカラスの包帯= ;を解き、破損箇所を&#= 30906;認。

直に追い付 = 367;であろう獲物を待ち= ;伏せ、静かにその時&#= 12434;待つ。

 

「完全に = 362;釈迦になってんじゃ= ;んあの蟲使 = 356;の野郎」

我愛羅達か = 425;離れたカンクロウは= ;一人、戦術カラクリ&#= 12539;カラスの応急処理|= 34;行う。

しかし、予= 819;以上にダメージが大= ;きいのか顔をしかめ&#= 12390;いた。

それもその= 560;、カラスの胴体には= ;シノが放った拳の跡&#= 12364;ハッキリと見えるz= 90;

更には無数 = 398;蟲を間接に詰まらせ= ;た事で、結構な負担&#= 12364;掛かっているよう{= 84;。

「しばらく = 459;ラスは無理しない方= ;が良いな畜生、ク = 525;アリも連れて来れば= ;良かったぜ」

慣れた手付 = 365;で修理作業を行うカ= ;ンクロウ。

鼻歌を歌い = 394;がら気分良さそうに= ;手を動かしていたが&#= 12289;不意にその動きをĒ= 90;めた。

それと同時 = 395;カンクロウの背後に= ;一つの気配が姿を現&#= 12377;。

「おい、お= 069;砂の野郎 = 399;何処に行った?」=

…= 230;人に物を頼む態度&#= 12376;ゃないじゃん」

「御託はい = 425;んさっさと= 945;えろ」

「教えた所 = 391;殺されに行くだけ= そんなに= 515;にてェのか?」

二人の距離 = 399;数字に表して約3メ= ;ートル。

双方とも一= 636;にして間合いを詰め= ;られる距離。

「面白い事 = 434;言うなまずはお= 069;から殺す」

「テメェの= 455;力の程を知らない奴= ;は惨めとしか良い様&#= 12364;ねェ」

サスケは体= 218;を低く構え、カンク= ;ロウは両拳を胸の前&#= 12391;叩き付けた。

「行くぞッA= 281;!」

地面を蹴り= 978;げ、サスケが最初に= ;動いた。

カカシとの= 462;行で桁違いのスピー= ;ドを手に入れ、その&#= 38263;所を生かして背後{= 95;回り込む。

だが、カン = 463;ロウの放った拳が背= ;後に向けて放たれた&#= 12290;

「貰った!A= 281;」

勝利を確信 = 375;ての一撃であったが= ;、カンクロウの拳は&#= 34394;しく空を切る。

「そんなセ = 458;リー通りに運ぶかよ= ;お前もう = 377;らトンカチだな」=

サスケの声 = 364;カンクロウの更に背= ;後、要するに真正面&#= 12363;ら聞こえて来た。

自慢のスピ = 540;ドで背後に回り込み= ;、カンクロウが反応&#= 12375;た瞬簡を見計らっ{= 90;更に回り込む。

そして、渾$= 523;の力を込めて拳を顔= ;面に放った。

防御すらま = 414;ならない状態で直撃= ;を喰らうカンクロウ&#= 12290;

絶好の手応 = 360;を感じたサスケは拳= ;を打ち抜こうと力を&#= 36796;めるが急に動かな{= 67;なった。

「動きは速 = 356;が腕力はてんで貧弱= ;そんな程= 230;じゃオレは倒せない= ;じゃん」

カンクロウ = 364;サスケの拳を押し返= ;して睨み付ける。

(コイツ効いてな = 356;のかッ!?)

「そんなに'= 514;くなよ。生身での耐= ;久力は我愛羅よりオ&#= 12524;の方が強い腕力もな = 301;

ニヤリと口 = 398;端を歪ませ、サスケ= ;の腕を掴むと無造作&#= 12395;投げ付けた。

辛うじて受 = 369;身を取った物の、己= ;の攻撃が通用しない&#= 12392;言う事実に軽い動ÿ= 94;が見られる。

「どうせ傀= 769;師は非力、なんて思= ;ってたんだろ?……そӗ= 8;時点でお前は負けて&= #12435;だよ」

「黙れ体術が効かないの&#= 12394;らッ!!」

後方に大き = 367;間合いを取り、サス= ;ケは咄嗟に印を結び&#= 22987;めた。

『火遁 鳳= 185;花の術ッ!!』

サスケの口= 803;から無数の火球が吐= ;き出され、カンクロ&#= 12454;に向けて放たれたz= 90;

視界全体を#= 206;うほどの数量だが、= ;傀儡師に焦った様子&#= 12399;見られない。

むしろ不適 = 394;笑みを浮かべて火球= ;に向かって突進。

すると予想$= 890;り、着弾と同時に爆= ;発を起こして次々と&#= 35480;爆が連鎖する。

爆風が黒煙 = 434;巻き上げ、周囲の視= ;界を著しく低下させ&#= 12383;。

(全弾直撃
余裕をほ = 374;いていた割には呆気= ;ないな)

己の勝利を= 906;信し、サスケが構え= ;を解いた瞬間に黒煙&#= 12363;らカンクロウの腕{= 64;伸びる。

そして凄ま = 376;い握力で拳を固め、= ;それをサスケの顔面&#= 12395;見舞う。

ッ!!」

今まで味わ = 387;た事のない、我愛羅= ;よりも強烈な衝撃が&#= 38957;部全体を揺らす。

既に両足は= 320;面から離れ、形容し= ;がたい無重力感がサ&#= 12473;ケを包んだ。

…= 230;オレは殴られたの&#= 12363;?)

薄れ行く意#= 672;の中、サスケは頬に= ;土の匂いと感触を覚&#= 12360;る。

カンクロウ = 398;放った一撃によって= ;殴り飛ばされ、サス&#= 12465;はうつ伏せに倒れ{= 90;いた。

「あんな『= 779;遁』でオレが倒せる= ;と思ってんのか?」

拳から心地 = 424;い手応えを感じ、カ= ;ンクロウは満面の笑&#= 12415;を浮かべてサスケ{= 95;近付く。

ったく。木ノ葉の&#= 12302;うちは一族』もこ{= 98;程度拍子抜け = 376;ゃん」

身に纏って = 356;る装束に付着した汚= ;れを払い、詰まらな&#= 12381;うに言葉を吐いたz= 90;

それを聞い = 383;サスケの身体が反応= ;を示したが、予想以&#= 19978;のダメージに動け{= 94;い。

「なあ、お = 356;お前の一= 063;が滅亡したのはよ、= ;弱過ぎたからじゃね&#= 12455;の?」

カンクロウ = 399;サスケの近くにしゃ= ;がみ、嫌味を含ませ&#= 12383;嘲笑を浴びせる。

「優秀な兄$= 020;を持って苦労したろ= ;、どんな事でも比較&#= 12373;れてよオレなん = 363;その逆だぜ?」

面白可笑し = 367;話し掛け、カンクロ= ;ウは悪意を持ってサ&#= 12473;ケのトラウマを刻|= 35;で行く。

「我愛羅の= 900;なんか兄貴のオレを= ;呼び捨てだし、テマ&#= 12522;は何かあると殴る{= 75;
サスケは忌 = 293;しい実兄の名を出さ= ;れる事を極度に嫌う&#= 12290;

その事を知 = 387;ているカンクロウは= ;挑発も兼ねて次々と&#= 22066;笑と罵声を繰り返{= 77;。

「本当は辛 = 363;ったんだよな。一族= ;が皆殺しにされ、何&#= 12391;自分だけ生き残っ{= 83;のか
同情の欠片 = 418;なく言い続け、サス= ;ケはうつ伏せのまま&#= 22320;面の土を握り締め|= 27;。

「なあ、弱"= 411;毛虫のサスケちゃん= ;?」

…= 230;黙れッ!!」

起き上がる = 392;同時に放ったサスケ= ;の拳を、カンクロウ&#= 12399;容易に片手で掴ん{= 91;受けた。

「何だよ、 = 420;りゃ出来るじゃねェ= ;かだったら = 418;っと遊ぼうぜ!!」= ;

拳を掴んだ = 414;ま、無造作に投げ付= ;けて大木の腹に叩き&#= 20184;ける。

背中から激= 361;し、サスケの背中か= ;ら骨が軋む音が聞こ&#= 12360;そうだ。

「お前は絶= 550;に殺してや = 427;ッ!!」

産まれ立て = 398;子馬のように立ち上= ;がり、サスケは右手&#= 39318;に左手を添えた。

そして、全$= 523;のチャクラを一気に= ;収束させる。

途端に放電= 694;象が発生し、カカシ= ;から伝授された『千&#= 40165;』を発動。

光輝く雷が$= 884;端に漆黒と化し、禍= ;々しい光を放つ。

それと同時 = 395;全身を蝕む『呪印』= ;の面積が増して行き&#= 12289;チャクラが膨れ上{= 64;る。

「いや~怖 = 356;怖い身体がブ = 523;っちまうぜ」

そんなサス = 465;の姿を見ても尚、軽= ;口を止めないカンク&#= 12525;ウ。

「幾ら打た = 428;強いテメェでも『千= ;鳥』を喰らったら跡&#= 24418;もなく消し飛ぶだ|= 29;う?」

「確かにさ = 377;がのオレでも不味い= ;なでもよ、= 403;てられるのか?」=

「何だとッA= 281;?」

サスケが叫 = 435;だ瞬間、背後から高= ;速で接近する物体が&#= 35186;い掛かった。

咄嗟の出来= 107;に反応できず、『物= ;体』から迫り出した&#= 65302;本の腕が絡み付くz= 90;

「なッ、コ = 452;ツはッ!!」

「そう。オ = 524;の可愛い戦術カラク= ;リ・カラス応急処置 = 384;が動けるな」

カンクロウ = 399;両手の指先から伸ば= ;したチャクラの糸で&#= 33258;由自在に操る。

カタカタと= 768;なき笑いを続けるカ= ;ラスの両腕に力が込&#= 12417;られた。

まるで万力 = 391;挟まれているような= ;締め付け、更には鋭&#= 21033;な刃物が突き刺さ|= 27;激痛。

「カラスの!= 109;には無数のヤスリの= ;ような細かい刃が彫&#= 12387;てある少しずつ= 066;り殺してやるじゃん= ;」

チャクラの= 992;を巧みに扱い、カラ= ;スは更に力を込めた&#= 12290;

「ぐッああぁあッ!!」

激痛で集中= 147;を掻き消され、『千= ;鳥』の光が徐々に弱&#= 12367;なって行く。

身動きの取 = 428;なくなったサスケの= ;近くまで歩き、カン&#= 12463;ロウは無造作に腕|= 34;振り上げた。

「最後に一 = 388;言って置く。別にお= ;前が弱いんじゃねェオレが強 = 356;んじゃんッ!!」=

想像を絶す = 427;腕力から繰り出され= ;る剛拳、その一撃が&#= 12469;スケに直撃する寸Ò= 69;に何かが眼前に飛び= 込む。

「へェお前まで来たのか&#= 12424;、蟲使い
「当たり前 = 384;。お前との勝負は完= ;全に着いていない」

カンクロウ = 398;拳を受け止めたのは= ;木ノ葉に存在する名&#= 23478;-油女一族 = 398;嫡子。

蟲使いの『= 833;女シノ』であった。= ;

「不本意だ = 364;テメェに勝ちを譲っ= ;てやっただろうが」

「あんな茶= 058;で納得しろ、と言う= ;のは無理は話だ」

言い終わる = 392;同時に、シノは強烈= ;な前蹴りをカンクロ&#= 12454;に叩き込む。

奇襲を受け = 383;からか、それともシ= ;ノの腕力が強かった&#= 12398;か無様に吹き飛ん{= 91;仰向けになって倒れ= る。

そして、サ = 473;ケを拘束しているカ= ;ラスの腕を掴むと、&#= 28961;理矢理に引き千切{= 87;た。

その際、カ = 521;スの頭部と胴体を思= ;いっきり踏み潰して&#= 23436;全にスクラップに{= 77;る。

「大丈夫か = 289;うちはサスケ」

「余計な真= 284;をするんじ = 419;ねェ」

「お前は里 = 395;戻れ、奴の相手はオ= ;レがする」

シノは同じ= 979;忍として心配の声を= ;掛けるが、サスケは&#= 39729;陶しいと言わんば{= 63;りに睨み付けた。<= span lang=3DEN-US>

誰よりも、 = 381;して何よりも『力』= ;を求める故に自分の&#= 25126;いを他人に邪魔さ|= 28;たくない。

「奴の強さ = 399;半端ではない。試合= ;でチャクラを消耗し&#= 12383;お前では無理だ」

満身創意の = 469;スケを里に戻らせよ= ;うと諭すが、既にカ&#= 12531;クロウは立ち上が{= 87;ていた。

「味な真似 = 375;てくれるじゃねェか= ;別に二人= 499;りでも一向に構わな= ;いぜ?」

当然と言う = 409;きか、カンクロウに= ;は露程のダメージも&#= 35211;られない。

「お前の相= 163;はオレがする」

「まあ、テ = 513;ェの方が『うちは』= ;の落ちこぼれよりも&#= 27005;しめそうだからな{= 01;

「サスケ、= 900;の言葉に耳を貸すな= ;お前は戻 = 428;」

「ほら、お= 451;達も尻尾を巻いて消= ;えろってさ」

誰が見ても= 126;らかな挑発、普段の= ;冷静なサスケなら一&#= 31505;に付す所だが今はű= 49;った。

「シノ後は頼む」=

それだけ言 = 356;残し、サスケは木ノ= ;葉隠れの里と正反対&#= 12398;方向へ駆けて行っ{= 83;。

自分が進ん = 391;いた本来の方向へ、= ;我愛羅達の元に……

「行くな、 = 469;スケッ!!」

「おっとオレの相= 163;はテメェだろ?」=

すかさずサ = 473;ケを追おうとするが= ;、眼前にカンクロウ&#= 12364;立ち塞がった。

「奴を追い = 383;ければオレを倒して= ;からにしな」

カンクロウ = 398;放った拳がシノを襲= ;うが、紙一重に避け&#= 12390;反撃の一撃を与え|= 27;。

深く減り込 = 435;だシノの拳が、カン= ;クロウの体内を大き&#= 12367;響かせた。

「テメェ中忍試験 = 398;時は手加減してやが= ;ったのか」

「いや、違 = 358;。オレは今怒ってい = 427;」

その言葉を = 862;いて口元を歪ませ、= ;カンクロウは間合い&#= 12434;取って離れた。

「それじゃ = 354;中忍試験 = 289;第二回戦の第2ラウ= ;ンドを始めようぜッ&#= 65281;!」

咆哮を合図 = 395;、双方が同時に地面= ;を蹴り上げる。

そして、渾$= 523;を込めた一撃が互い= ;の顔面に決まった。

サスケは深 = 356;森の中をひらすらに= ;駆け抜けていた。

己を&#= 8230;いや、一族を愚弄&#= 12375;た相手をこの手でē= 78;す為に。

憎悪が深く = 394;る度に『呪印』が活= ;性化して身体を蝕む&#= 12364;、サスケには関係{= 94;かった。

徐々に自分 = 364;自分じゃなくなる感= ;覚-それすら = 418;心地よい。

数十本目の= 823;木を抜けた時、眼前= ;に追い求めていた存&#= 22312;が姿を現した。

何だよバカ兄貴は負けや&#= 12364;ったのか?
≫<= /span>

我愛羅の身= 307;を媒体として、数多= ;の砂が集まって形成&#= 12373;れた砂の化身-『守鶴』

大きく裂け = 383;口に殺意を凝縮させ= ;たを思わせるギラつ&#= 12356;た禍々しい瞳。

巨大な手足 = 395;鋭い刃を備えた尾が= ;風もなく揺れている&#= 12290;

「カンクロ = 454;が負けるなんて有り= ;得ない。大方、隙を&#= 35211;て追って来たのよ{= 01;

だとしたら、この&#= 23567;僧はアホだぜ。バ|= 59;兄貴すら倒せねェの= にオレと戦うなんて= 2424;≫<= /span>

ヒャッハー = 483;と面白くて仕方がな= ;いと言う風に笑う守&#= 40372;。

だが、サス = 465;の表情と瞳は真剣で= ;あった。

「おい、化 = 369;物さっさと = 354;のスカした野郎を出= ;しやがれッ!!」

サスケの言 = 358;人物は間違いなく我= ;愛羅の事である。

それを聞い = 383;瞬間、テマリの表情= ;が強張った。

そこのクソガキィ姐さんが= 981;愉快になっちまった= ;じゃねェかそんなに= 578;されてェか!?≫<= /span>

怒りが咆哮 = 392;して放たれ、森の木= ;々達を大きく揺らす&#= 12290;

サスケも身= 307;の外側と内側が響き= ;、それだけで傷口が&#= 20663;む。

金髪のチビが辿り&#= 20184;くまでの繋ぎとし{= 90;遊んでやる姐さんは$= 864;いてな≫<= /span>

「ドイツも = 467;イツもナルトの事ば= ;かりふざっけ = 427;なッ!!」

足場である= 408;の枝を蹴り上げ、サ= ;スケが最初に仕掛け&#= 12383;。

弱っちい雑魚の癖&#= 12395;粋がるじゃねェよʌ= 81;!≫<= /span>

守鶴の咆哮 = 364;響き、巨大な腕が轟= ;音を唸らせて振り下&#= 12429;される。

サスケは『= 889;輪眼』の能力を発揮= ;させ、回避して擦れ&#= 36949;い様にクナイを突{= 65;刺す。

「『起爆札 = 303;のオマケ付だ弾け飛べ = 483;!!」

クナイの柄 = 395;巻きつかれた『起爆= ;札』を熱を放ち、瞬&#= 12367;間に大爆発を引きŪ= 15;こした。

深い森林の= 013;を轟音と爆風が支配= ;する。

しばらくし = 390;砂塵が納まって視界= ;が回復すると、守鶴&#= 12364;原型を歪ませて立{= 87;ていた。

片腕は肩口 = 363;ら抉られ、鋭い尾は= ;無残に千切れ、顔半&#= 20998;も吹き飛んでいるz= 90;

幸いな事に= 186;体となっている我愛= ;羅にダメージはない&#= 12364;、守鶴はプライド{= 95;傷を負う。

面白ェ殺してやる
= …殺してやるよ殺すぶっ殺す…<= /span>バラバラに解体し&#= 12390;やるッ!!≫<= /span>

守鶴の巨大 = 394;片腕が地面を叩き付= ;けた瞬間、膨大な量&#= 12398;砂が纏わりついたz= 90;

それはやが = 390;失った個所を修復し= ;、更に醜悪な姿を化&#= 12375;て行く。

そして、最= 021;の頃よりも全体的に= ;膨れ上がる。

両腕はより= 040;大化し、ひと一人は= ;丸飲み出来そうな程&#= 12395;裂けた大口。

『憑依体 = 432;鶴・後期型ッ!!』= ;

膨大な砂を= 462;り込み、更に凶悪な= ;姿と化した守鶴は腕&#= 12434;振り上げる。

次いで、近 = 367;に立っている大木を= ;力任せに殴り付けた&#= 12290;

すると大木 = 399;根元から押し倒され= ;、地面へと横倒し。

人ならざる= 563;常な腕力を見せ付け= ;、サスケに視線を向&#= 12369;る。

頭蓋骨を引き抜か&#= 12428;るか内臓をブ = 481;撒けるか生皮を剥 = 356;で喰われるかテメェが= 770;めろッ!!≫<= /span>

巨大な両腕 = 391;大木を掴み、その反= ;動を利用してサスケ&#= 12395;突っ込んだ。

その殺意を= 957;縮された瞳は既に狂= ;気が彩られている。

どうやら度%= 325;なる中途半端なダメ= ;ージで守鶴はキレた&#= 12424;うだ。

凄まじい速= 230;で移動する際の衝撃= ;波が辺りを破壊し、&#= 12469;スケを鋭い爪で斬|= 26;付ける。

(動きが速$= 942;ぎる避けきれ = 397;ェ!!)

無意識の内 = 395;回避運動を行ってい= ;たが、肩口が深く斬&#= 12425;れていた。

うちは一族 = 398;血継限界である『写= ;輪眼』を用いても完&#= 20840;には回避不可能。

楽には殺さねェ
テメェが = 302;殺してくれ』と懇願= ;するまで存分に嬲 = 387;てやるぜェ!!≫<= /span>

突然、守鶴 = 398;身体が大きく膨らみ= ;始め大きな口をサス&#= 12465;に向けた。

(不味い、 = 354;の術はッ!!)

中忍試験で= 432;鶴が見せた巨大な空= ;気の塊を放つ術-そ&#= 12428;を正に放とうとし{= 90;いる。

(喰らった = 425;間違いなく死ぬ動き続け = 429;、止まるなッ!!)= ;

言うや否や = 289;サスケは持ち前の俊= ;足を生かして守鶴を&#= 20013;心に駆け始めた。

以前見た時 = 289;直線的に放たれると= ;推測したからでだ。

絶え間なく= 205;き続けていれば直撃= ;は避けられる。

サスケはそ = 358;踏んでいたのだが、= ;相手の方が一枚上手&#= 12391;あった。

『風遁 無&= 480;砂塵・練空弾ッ!!= ;』

全身の至る= 491;所に切れ目が入り、= ;鋭い牙を生やした口&#= 12364;無数に出現。

その一つ一 = 388;から凄まじい破壊力= ;を秘めた空気の砲弾&#= 12434;放つ。

無差別的な= 772;壊-そう呼称するに= ;相応しい行動。

目標に狙い = 434;定めず、一定範囲内= ;をひらすらに攻撃す&#= 12427;守鶴。

既にテマリ = 399;遠くに避難している= ;が、サスケに対する&#= 12480;メージは計り知れ{= 94;い。

案の定、瓦= 019;と言うか大木のなれ= ;の果てに埋もれ意識&#= 12434;濁していた。

直撃はおろ = 363;、衝撃の余波だけで= ;致命傷になり兼ねな&#= 12356;のだ。

ヒャッハーッ!!&#= 31881;々に吹き飛びやが{= 87;たッ!!だが、そう= 簡単にあの世に逝く= 2394;よ物足りね = 455;からな≫<= /span>

咆哮を響か = 379;、空高く跳躍すると= ;サスケの近くに飛び&#= 38477;りた。

砂を纏って = 356;る為、かなりの重量= ;を誇っているので地&#= 38754;が粉々に砕ける。

アレだけ威勢が良&#= 12363;った癖にもうオネ}= 31;ネかよもう少し$= 938;ぼうぜッ!!≫<= /span>

守鶴の巨大 = 394;腕がサスケの顔面を= ;掴んで持ち上げ、思&#= 12356;っきり地面に叩きÉ= 84;けた。

まるで癇癪 = 434;起こした子供が玩具= ;を投げ捨てたかのよ&#= 12358;に

どうしようかこのまま&= 957;から喰うか?それと= ;も部分ごとに分けた&#= 26041;が

口元から大%= 327;の涎を垂らし、サス= ;ケを喰らう算段を立&#= 12390;ていた。

別に人肉が= 909;みでなく、体内を駆= ;け巡る真っ赤な血が&#= 22909;物なのだ。

もう少し肉を柔ら&#= 12363;くした方が良いか|= 18;なァヒャッハ = 540;ッ!!≫<= /span>

今度は地面 = 395;倒れているサスケに= ;巨大な腕を振り下ろ&#= 12375;て地面ごと砕く。

だが、僅か = 395;叩き付けた場所が外= ;れてしまってサスケ&#= 12399;風圧で吹き飛ぶ。

ありゃ?外しちま&#= 12387;た偶にお茶= 446;なのが傷だよなァ!= ;!≫<= /span>

守鶴の身体 = 364;再び大きく膨れ上が= ;り、耳まで裂けた口&#= 12434;開いた。

『風遁 練= 354;弾ッ!!』

追い討ちを= 499;けるが如く、守鶴は= ;動けなくなったサス&#= 12465;を嬲り続けた。

凄まじい仕= 171;ちを喰らい、完全に= ;意識を失ったサスケ&#= 12290;

いつのまに = 420;ら全身を覆っていた= ;『呪印』が消えてい&#= 12427;。

これ以上は死んじ&#= 12414;うか血と肉は= 983;きている内が上等だ= ;ぜ≫<= /span>

トドメの一= 731;と言わんばかりに両= ;手を頭上で組み、力&#= 20219;せに振り下ろす。

僅か数秒で = 905;片と化す瞬間、金色= ;の人影が凄まじい速&#= 24230;で接近。

『奥義 螺= 059;丸ッ!!』

手の平に極&= 480;まで凝縮させたチャ= ;クラを叩き付け、守&#= 40372;の巨体を弾き飛ば{= 77;。

今まで味わ = 387;た事のない衝撃が襲= ;い、顔面を地面で削&#= 12426;ながら減速。

何事かと思 = 356;、巨体を起き上がら= ;せた。

待ち侘びたぜェ
うずまき = 490;ルトォ!!≫<= /span>

…= 230;………

音も立てず = 289;瞬時に最高速度まで= ;跳ね上がったナルト&#= 12398;俊足。

それを迎え= 731;つ守鶴は巨大な爪を= ;前方に突き出す。

しかし、ナ = 523;トは紙一重で回避を= ;行うと尚も前進。

アッと言う&= 291;に相手の懐に潜り込= ;み、拳を打ち放つ。

今まで様々 = 394;攻撃を防いで来た守= ;鶴だったが、ナルト&#= 12398;拳が腹部に減り込|= 35;で媒体を直接攻撃。=

即ち、守鶴 = 398;体内で眠っている我= ;愛羅を殴り付けたの&#= 12384;。

【砂瀑の我= 859;羅お前の狙 = 356;通りに来てやったぞ= ;】

「この時を = 393;れだけ待ち侘びたか= ;全身が歓= 916;で震えているッ!!= ;」

我愛羅が歓= 916;の余りに叫び、全身= ;を纏っていた躍動を&#= 22987;めた。

異常を感じ= 462;り、咄嗟に後方へ間= ;合いを離す。

どうやら『= 432;鶴』から『我愛羅』= ;に意識が代わったよ&#= 12358;だ。

「貴様を殺 = 377;事でオレは、より深= ;い生を実感できる
全力で戦 = 360;るッ!!」

我愛羅は地&= 754;に爪を突き立て、そ= ;の反動を利用して全&#= 20307;で突っ込む。

だが、ナル = 488;は口の端に笑みを浮= ;かべるだけで動かな&#= 12356;。

「死ねェ!A= 281;」

突き出され = 383;鋭い爪が深々とナル= ;トの身体を貫いた。

口から大量 = 395;吐血し、肉を抉った= ;感触も確かにある。

しかし、我= 859;羅が何かしらの違和= ;感を覚えた時、白煙&#= 12392;共にナルトが消え{= 83;。

「『影分身 = 303;だと!?いつのまに= ;印をッ!?」

自分が見た&= 480;りではナルトは自然= ;体のままの状態。

とてもじゃ = 394;いが、印を結ぶ姿は= ;見ていない。

『土遁 土= 013;泳魚の術ッ!!』=

巨体の真下 = 289;死角となっている地= ;面から勢い良く飛び&#= 20986;すナルト。

その勢いを= 055;せて我愛羅の顎下に= ;強烈な拳を叩き込む&#= 12290;

ナルトの小= 564;な身体の何処にそん= ;な力が在るのか、砂&#= 12434;纏った巨体が宙にĘ= 14;いて崩れ落ちる。<= span lang=3DEN-US>

サスケやリ = 540;が全力で挑んでも返= ;り討ちにされたが、&#= 12490;ルトは互角以上にę= 93;り合っていた。

否、修羅場 = 434;経験した数と死線を= ;乗り越えた回数では&#= 36965;かに上。

そう&#= 8230;これが『狐の暗部&#= 12303;なのだ。