MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899B13/73.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
本戦が開=
987;される数週間前、我=
;愛羅とサスケは一度=
31435;ち会っている。
カカシと修"=
892;をする羽目になった=
;サスケが林の中を歩=
12365;、少し広い場所でÉ=
08;人は出会った。
最初に仕掛=
369;たのはサスケであり=
;、我愛羅は冷めた態=
24230;で見ていただけ。
怒涛の連撃=
434;喰らわすが、全て砂=
;によって防がれる。=
span>
そして、体=
147;が尽きて隙を見せた=
;瞬間―我愛羅の=
968;撃がサスケの顔面を=
;捉えた。
たった一撃=
289;それだけでサスケは=
;立つ事さえ出来ずに=
25943;北。
今回の試合=
399;正に因縁と言えよう=
;。
「こちらか=
425;行くッ!!」
ホルスター=
363;ら数枚の手裏剣を取=
;り出し、我愛羅に向=
12369;て投げ付ける。
風を切り裂=
365;、弧を描いて飛来す=
;る手裏剣。
対する我愛 =
645;は腕を組んだまま動=
;かない。
だが、直撃=
377;る寸前で砂が盛り上=
;がり、盾となって防=
12368;。
「オレに小 =
048;工は通用しない…全力で来=
356;」
大量の砂が!=
618;れ狂いながらサスケ=
;を襲う。
素早い身の=
371;なしで避けていくが=
;、徐々に分が悪くな=
12387;て行く。
数発目の砂=
398;奔流が放たれた瞬間=
;、サスケが空高く跳=
36493;して回避。
再び手裏剣=
434;構えると上空から投=
;げ付けた。
「ふん…小賢しい」=
砂で絡め取=
387;た手裏剣を圧力で勢=
;い良く放ち、サスケ=
12364;投げた手裏剣と相ē=
78;。
「くッ!!=
301;
苦々しい表=
773;を浮かべ、サスケは=
;落下速度を利用して=
37325;い蹴りを繰り出す{=
64;砂で防がれてしまう=
。
両手を地面=
395;突いて体勢を整え、=
;高速の裏拳で追撃。=
span>
だが、それ=
418;やはり砂によって防=
;がれた―正に鉄壁=
398;防御。
サスケの一=
731;で砂が霧散し、その=
;隙を見逃すまいと更=
12395;追い討ちを掛けるz=
90;
鍛え上げた=
636;発力で間合いを詰め=
;て渾身の正拳突き。=
span>
馬鹿正直と#=
328;っても過言ではない=
;正面からの攻撃であ=
12427;。
案の定、我=
859;羅の足元の砂が盛り=
;上がり、サスケの攻=
25731;を防ごうと動いたIJ=
36;間。
「痛い目に…遭わせて=
420;るよ」
待ってまし=
383;と言わんばかりにサ=
;スケが微かに笑みを=
28014;かべ、踏み込んだŪ=
75;の向きが変わる。<=
span
lang=3DEN-US>
そして、瞬=
178;にして姿が掻き消え=
;ると我愛羅の背後に=
29694;れた。
ギンッ―と我愛羅の視線が=
24460;を追う。
視界にはサ=
473;ケが拳を放った瞬間=
;が映し出されている=
12290;
それと同時=
395;顔面に強い衝撃を受=
;けて我愛羅の身体が=
21561;き飛んだ。
「どうだ…これでも=
414;だ寝言だと思うか?=
;」
左手を自分=
398;背後に回し、右手を=
;前方に突き出して相=
25163;に手の甲を見せるz=
90;
この独特の=
083;えはロック・リーと=
;瓜二つ。
殴り飛ばさ=
428;た我愛羅は何事もな=
;かったかのように無=
35328;で立ち上がった。
「ふん。余#=
029;かそれとも痩せ我慢=
;か…その厚い&=
754;の皮を剥がしてやる=
;ッ!!」
前傾姿勢か=
425;倒れこむようにして=
;瞬時にして加速、眼=
21069;に砂の盾が立ち塞{=
64;った為に急停止。<=
span
lang=3DEN-US>
そして、す=
368;さま急発進して再び=
;我愛羅の背後に回り=
36796;む。
「背後がお=
041;守だぜ?」
振り向く事=
373;えしない我愛羅に蹴=
;りを喰らわせ、一気=
12395;弾き飛ばす。
この好機を$=
867;すまいとサスケが間=
;合いを詰め、掌底三=
27573;突きを叩き込む。
更に我愛羅=
398;胸倉を掴んで引き寄=
;せると同時に水月へ=
33181;蹴り。
その間、我=
859;羅は防御体勢を一切=
;取らずに攻撃を受け=
32154;ける。
「せりゃあ=
483;!!」
左手で胸倉=
434;掴んだまま、右手で=
;掌底を打ち抜く。
「まだまだ=
483;!!」
地面に両手=
434;突き、倒立の形で下=
;から上に蹴りを突き=
19978;げた。
足腰の強さ=
399;腕力の三倍と言われ=
;るが、サスケの蹴り=
12391;我愛羅の身体が空ƌ=
40;く舞う。
サスケは地&=
754;に片膝を突き、左右=
;の手が地面に触れる=
12290;
『体術 影!=
310;葉ッ』
次の瞬間、=
354;中に居る我愛羅の背=
;後に姿を現す。
そして、ま=
378;左足で蹴り放つとそ=
;の反動を利用して逆=
12398;足で強力な蹴りをÛ=
36;らわせた。
下半身を回$=
578;させて蹴りを繰り出=
;せば自ずと上半身も=
36899;なって回転が加わ|=
27;。
それを利用=
375;て右拳を振り下ろし=
;て急所である水月に=
28187;り込ませる。
我愛羅の身=
307;が重力とサスケの攻=
;撃によって地面へ急=
36895;落下。
鈍い音を響=
363;せ地面に激突し、僅=
;かながら跳ね上がっ=
12383;。
『体術 獅=
376;連弾ッ!!』
掛け声を合=
259;としてサスケ自身も=
;落下速度を利用して=
25105;愛羅の額目掛けてŬ=
68;りを放つ。
地面がヒビ=
106;れて陥没して、誰も=
;が我愛羅の敗北を予=
24863;するが―サスケの=
915;撃はまだ続く。
蹴りを入れ=
383;方の足で踏み込んで=
;空高く跳躍。
ホルスター=
363;らクナイを取り出し=
;、忍具ポーチから起=
29190;札を抜き取る。
それをクナ=
452;に括り付けると我愛=
;羅から少し離れた地=
38754;に投げ付けた。
更に体内で=
481;ャクラを練り上げ、=
;印を結んで肺に空気=
12434;取り込む。
『火遁 鳳=
185;花の術ッ!!』
サスケの口=
363;ら無数の火球を放ち=
;、我愛羅に襲い掛か=
12387;た。
一斉に舞い=
978;がる砂塵―だが、本=
058;は此処からだ。
地面に突き=
050;さったクナイに括り=
;付けられた起爆札が=
35480;爆を引き起こす。
先程よりも=
823;規模な爆発音が鳴り=
;響き、中央の会場全=
20307;が砂塵で視界を遮|=
25;れた。
「ハァ…ハァ…勝負あり、だな」=
span>
長時間の高$=
895;移動に火遁の術、さ=
;すがのサスケも肩で=
33618;い呼吸を繰り返すz=
90;
NO.1ル=
540;キーと言えど下忍=
―術を連発=
377;るチャクラは備わっ=
;ていない。
中央会場の=
722;塵が納まっていく中=
;、サスケはいつでも=
21205;けるように身構え|=
27;。
「カカシ…お前、一=
307;どんな修行をしたん=
;だ…あの子に…?」
「…気になるのか、ガ=
12452;?」
「当たり前=
384;。あの動きはリーの=
;体術…大方、『=
889;輪眼』でコピーした=
;んだろう」
「御名答…サスケは=
522;ー君と立ち会ったら=
;しいからね」
「それより=
418;問題はどうやって実=
;戦レベルにまで高め=
12383;か…だ」
他人が扱う=
216;術を真似する事ほど=
;難儀な物はない―高度な代=
289;なら尚更だ。
(ボクがあ=
398;動きを会得するのに=
;数年を費やした…それを君=
399;たった数ヶ月で…)
忍術・幻術=
398;双方を習得する技術=
;がなかった為に全て=
12434;体術に賭けた。
日々、血の=
402;むような鍛錬に鍛錬=
;を重ねて手に入れた=
20307;術。
それをサス=
465;は短期間で物にした=
;のだ。
「う~ん…それに関=
375;てはサスケの執念だ=
;ね」
「…=
230;何?」
「修行の待=
385;合わせに現れたサス=
;ケはボロボロだった=
span>…どうやら=
371;っ酷く負けたような=
;のよ」
「負けた?#=
504;にだ…?」
「ソイツは=
945;えてくれなかったけ=
;ど…目星はつ=
367;でしょ」
普段と同じ=
496;たそうな眼のカカシ=
;、後頭部をポリポリ=
25531;いていると何やらŠ=
22;線を感じる。
視線の方向=
363;らして誰かは分かる=
;が無視する訳にも行=
12363;ず、恐る恐る顔を×=
21;けた。
そこには射=
244;くような鋭い眼光を=
;放つサクラ。
「あ!すま=
435;、すまん…お前心配=
375;てたろ。何も連絡し=
;なくて悪かったな」=
span>
極めて軽い=
475;調で謝罪を述べるが=
;、サクラの眼光は鋭=
12373;を増すばかり。
木ノ葉のエ=
522;ート忍者を呼ばれる=
;カカシに多少の怯え=
12364;見えた。
「そんな事=
424;り…サスケ君=
398;容態はもう大丈夫な=
;の?」
「それに関=
375;ては問題ないよ。あ=
;れだけ元気に動いて=
12427;し…少しでも=
961;理だと思ったら病院=
;のベッドに貼り付け=
12390;た」
「でも…サスケ君の首にあ=
12387;た痣は…?」
「大丈夫だ=
387;て。サクラも心配性=
;だねェ…ま、見て=
426;ゃ分かる」
この担当上=
525;は遅刻はするが嘘は=
;決して吐かない。
自分が思っ=
390;いる以上に心配して=
;いたようだ。
【カカシ先=
983;、一つ聞いても良い=
;か?】
「ん?」
【何を考え=
390;サスケに体術を極め=
;させた?】
サスケが繰=
426;出した豪快な連続体=
;術を見ていたナルト=
12364;尋ねる。
観客席と観=
458;席を挟む階段になっ=
;ている通路に腰を掛=
12369;ていた。
「何を考え=
390;ってどう言う事よ!=
;?」
【サクラち=
419;ん、あの体術がサス=
;ケの全力ならこの試=
21512;…アイツは=
213;てない】
ナルトの口=
363;ら出たのはサスケの=
;敗北、試合状況を見=
12427;と間違いなくサス|=
65;が圧倒している。<=
span
lang=3DEN-US>
―にも関わら=
378;、サスケが負けると=
;はどういう事なのか=
12290;
全くと言っ=
390;良い程に理解できて=
;いないサクラにいの=
12364;説明を始める。
「サクラ、=
469;スケ君の体術って何=
;処かで見た事ない?=
12301;
「サスケ君=
398;体術…リーさん=
398;動きと何か似てた」=
;
「そう。リ=
540;さんの動きを真似し=
;てるの…ロック・=
522;ー流体術って所ね」=
;
ピッ=
8213;と人差し指を立て=
12427;。
「動きを真=
284;る…『写輪眼=
303;で?」
うちは一族=
364;誇る血継限界能力の=
;一つに『術写しの法=
12303;と言う物がある。
巴の刻まれ=
383;瞳で相手の組む印を=
;一瞬で看破し、己の=
34899;として扱う事が出Ĉ=
69;た。
体術も例外=
391;なく、忍術以外の動=
;きも模倣が可能。
「確かにリ=
540;さんの体術に似てる=
;けど…動きのキ=
524;に差が在るわ」
【僅か一ヶ=
376;間でゲジマユの体術=
;を会得するには無理=
12364;ある】
リーがあれ=
384;けの動きを会得する=
;のに数年以上の歳月=
12434;要しているのだ。
毎日が血の=
402;むような鍛錬によっ=
;て産み出された成果=
12398;賜物。
それを一ヶ=
376;と言う短期間で会得=
;できる筈がない。
忍術・幻術=
539;体術と言った平均的=
;に伸ばして行ったサ=
12473;ケ。
対するはリ=
540;は忍術・幻術の技術=
;が備わっておらず、=
12402;たすら体術のにみû=
71;ち込んで来た。
【仮にサス=
465;がゲジマユ並に修行=
;してたら話は別だが=
span>…】
この一ヶ月&=
291;ではなく、リーと同=
;じ年数だけと言う意=
21619;だ。
「で、でも…どう見た=
387;てサスケ君が優位じ=
;ゃない?」
【言っちゃ=
746;いがあの程度で我愛=
;羅を倒せるのなら、=
20170;頃はサスケとゲジ}=
10;ユが戦ってる】
何か間違い=
399;在るか?―とナルト=
364;リーに視線を向ける=
;。
「ナルト君=
398;言う通りです。ボク=
;の『裏・蓮華』の方=
12364;数倍近く威力が在|=
26;ます」
さすがは体"=
899;の禁術奥義と言うべ=
;きか、サクラ達も実=
38555;に見ているだけにţ=
00;得力が在った。
【…=
230;で、答えは?】
カカシの疑=
785;に満ちた視線がナル=
;トに向けられた。
偶然、任務=
364;重なった時で在り、=
;その帰り際にカカシ=
12364;仕掛けた。
『狐の暗部=
303;―ナルトの=
126;闘力が里に害を成す=
;かどうか。
だが、ナル=
488;は涼しい顔してカカ=
;シの答えを待つ。
「…=
230;させたのは?」
「オレの『=
462;って置き』を教えた=
;からだ」
「『取って =
622;き』って何?」
ナルトとガ=
452;を除く全員が疑問符=
;を浮かべていた。
「御名答。=
450;イツはオレと似たタ=
;イプだったからな」=
span>
その口振り=
363;らしてガイには答え=
;が分かったようだ。=
span>
カカシと生=
079;の好敵手と謳ってい=
;るだけの事はある。=
span>
しかし、そ=
435;な二人の耳に意外な=
;言葉が聞こえた。
独り言のよ=
358;に洩らしたナルトに=
;カカシとガイの視線=
12364;集中。
それもその=
560;、現時点ではナルト=
;達がカカシの唯一の=
12458;リジナル技である{=
02;雷切り』を知る訳が=
ない。
波の国では=
877;不斬を相手に使用し=
;たが、ナルト達の前=
12391;は見せていない。
しかも、そ=
398;時のナルトは大の字=
;に倒れて意識を失っ=
12390;いた。
では、一体=
356;つ知ったのか?―そう疑問=
395;思った瞬間、会場の=
;中央を覆っていた砂=
22645;が掻き消えた。
「少しは楽=
375;めると思って期待し=
;たが…どうやら=
458;レの思い過ごしだっ=
;たようだ」
砂塵が掻き=
040;えたと同時に嘲笑を=
;含んだ声が聞こえた=
12290;
サスケの繰=
426;出した高速連続体術=
;をまともに喰らった=
31560;だが、声からして|=
80;メージが感じられな=
い。
「『以前の=
458;レとは違う』…そう言っ=
383;な。出し惜しみする=
;必要ない、本気を出=
12379;」
砂塵から現=
428;た我愛羅は埃などで=
;汚れていたが、外傷=
12399;全く無し。
衣類に綻び=
398;一つも見当たらず、=
;かなり耐久性の高い=
32330;維を使用している|=
24;うだ。
「それとも…今のが全=
147;なのか?」
攻撃を仕掛=
369;たサスケは肩で荒い=
;呼吸を繰り返し、我=
24859;羅を睨み付ける。
だが、内心=
391;の動揺は隠しきれる=
;物ではない。
この一ヶ月&=
291;、自分でさえ驚くほ=
;どに実力が上がった=
31560;。
「チッ、化=
369;物が…無傷かよ=
301;
「そうでも=
394;い」
我愛羅が地&=
754;に向けて唾を吐き捨=
;て、その内容物に真=
12387;赤な血が混じって{=
56;る。
「多少だが=
475;の中を切ったらしい=
;。ククッ…この程度=
392;は言えオレに傷を付=
;けた事を褒めてやる=
12301;
口ではそう#=
328;っているが、その表=
;情は明らかに嘲りに=
24425;られていた。
胸の前で腕=
434;組み、口の端を楽し=
;そうに吊り上げる。=
span>
「この前の=
178;はオレに触れる事す=
;ら出来なかったんだ=
12290;十分に誇れ…雑魚は雑'=
770;らしくな」
「ふざッけ=
427;な!!」
余りにも見=
979;した我愛羅の口調に=
;サスケは一瞬にして=
38957;に血が昇り、我をõ=
36;れて突っ込む。
カカシとの=
462;行で身体能力が数段=
;上昇しており、凄ま=
12376;い速度で突きを放{=
88;。
血が滲む程=
395;握り締められた拳を=
;我愛羅の顔面に叩き=
36796;んだ。
だが、直撃=
434;受けた我愛羅は微動=
;だにしない。
「何ッ!?=
301;
「攻撃が当=
383;ればオレを倒せると=
;でも思っていたのか=
65311;」
我愛羅がサ=
473;ケの手首を掴み、万=
;力の如く締め上げた=
12290;
凄まじい握=
147;に骨が悲鳴を上げ、=
;手首から先の感覚が=
34180;れて行く。
「お前の貧=
369;な腕力ではオレを倒=
;す事は不可能だ」
突きの速度=
399;大した物ではなかっ=
;たが、拳が接触した=
30636;間にサスケの身体{=
64;盛大に吹き飛ぶ。<=
span
lang=3DEN-US>
そのまま石=
721;に激突し、前のめり=
;に崩れ落ちる。
この光景は=
414;るでサスケと我愛羅=
;が初めて戦った時の=
12424;うだ。
今と同じよ=
358;にたった一撃で地に=
;沈められた。
(何でだ…あの時と=
024;っきり同じじゃねェ=
;か)
サスケは何=
392;か立ち上がろうとす=
;るが、身体が言う事=
12434;聞かない。
焦点が合わ=
373;らず、辺り一面の視=
;界は歪んでいる。
「言われな=
367;ても…やってや=
427;よッ!!」
肉体的ダメ=
540;ジを精神力で捻じ伏=
;せ、クナイを片手に=
27083;えた。
そして、我=
859;羅の眼前まで一気に=
;間合いを詰めて背後=
12395;回り込む。
サスケは手=
395;持ったクナイで袈裟=
;から斬り掛かった。=
span>
しかし、そ=
398;瞬間―腹部に重=
356;衝撃が響く。
視線を降ろ=
375;た先には我愛羅の拳=
;が減り込んでいた。=
span>
「この程度…やはりオ=
524;を満足させる事が出=
;来るのは『うずまき=
12490;ルト』だけか」
腹部を押さ=
360;て膝を突くサスケに=
;、我愛羅の物足りな=
12373;そうな言葉が聞こ{=
60;た。
頬を伝って=
735;が流れる中、奥歯を=
;ギリッと噛み締める=
12290;
言うに事を=
424;いて『エリート』で=
;ある自分と『落ちこ=
12412;れ』のナルトと比|=
09;るとは。
ナルトの素=
615;を垣間見ていないの=
;で仕方が無いと言え=
12400;仕方が無い。
『うずまき=
490;ルトッ!!さっさと=
;降りて来い、こんな=
38609;魚と戯れても退屈{=
94;だけだ!!』
我愛羅が叫=
435;だのは観客席に見え=
;るナルトに対してで=
12354;った。
待望してい=
383;ナルトとの試合を邪=
;魔され、殺したい程=
12469;スケを鬱陶しく思{=
87;ていた我愛羅。
自分に一撃=
434;喰らわせた事も在り=
;、僅かな期待を寄せ=
12390;いたがとんだ買いŝ=
87;りだったようだ。<=
span
lang=3DEN-US>
以前、戦っ=
383;時よりも身のこなし=
;はマシになってはい=
12427;。
だが、それ=
384;けだ―あの程度=
398;腕力では蚊が刺した=
;位にしか感じない。=
span>
だから我愛 =
645;はナルトに呼び掛け=
;た。
自分を満足=
373;せる事の出来る唯一=
;の存在に。
「ちょっと…待てよ」
顔を顰めな=
364;らもサスケが立ち上=
;がり、我愛羅を睨み=
20184;ける。
「テメェの=
456;手はオレだろうがッ=
;!!」
このままで =
066;われる訳がなく、サ=
;スケが声を荒げて咆=
12360;た。
大きく息を=
560;い込み、両手で印を=
;結んで行く。
『火遁 豪=
779;球の術ッ!!』
燃え盛る火=
814;の吐息が至近距離か=
;ら放たれ、我愛羅の=
36523;体を包み込む。
凄まじい熱%=
327;が地面を融解し、術=
;の威力を物語る。
更に火炎の$=
637;きが増し、例えるな=
;ら灼熱。
異常な耐久=
147;を誇る我愛羅と言え=
;ど、この熱量には敵=
12358;まい。
誰もがそう=
605;った時、火炎の中の=
;人影が微かに揺らい=
12384;。
いや、『人=
433;』ではなくもっと別=
;の物―そう、巨=
823;な『獣』が胎動して=
;いる。
(コイツ…炎の中で=
205;いてやがるッ!?)=
;
サスケが驚=
853;の表情を浮かべた瞬=
;間、巨大な爪を伴っ=
12383;腕が火炎を突き抜{=
69;た。
そして、サ=
473;ケ目掛けて振り下ろ=
;されるが直撃寸前で=
36339;躍して回避。
(今のは腕…なのか?&=
291;違いなく人間の代物=
;じゃない!!)
未だに燃え=
427;る灼熱の炎から更に=
;腕が突き出て、腕を=
25391;り回して発生したƆ=
80;圧で掻き消す。
そこに現れ=
383;のは『リーVS我愛=
;羅』との試合で見せ=
12383;砂の化身―『守鶴』
背負ってい=
427;ヒョウタンに憑依し=
;ている砂隠れの老僧=
12290;
我愛羅の上=
322;身を砂で覆い、攻撃=
;力・防御力・機動力=
12364;桁違いに上昇。
有り余る殺=
847;を溢れ出させている=
;瞳、耳元まで大きく=
35010;けた口に血を思わ{=
79;る長い舌が見える。=
大木の如き=
375;靭な双腕には鋭い爪=
;が備わっており、尻=
23614;らしき部分にはノ|=
67;ギリのような刃が在=
った。
《熱いじゃ=
397;ェか…このクソ=
460;キがァ!!》
巨大な双腕=
434;地面に突き立てると=
;、その反動を利用し=
12390;全身をサスケに突{=
87;込ませた。
尋常ならぬ!=
109;力を利用した機動力=
;でサスケを襲う。
サスケの双=
520;に二つの巴が浮き出=
;て、『守鶴』の動作=
12434;察知。
考える暇も=
394;く無意識の内に身を=
;翻して攻撃を避けた=
12290;
だが、サス=
465;の右頬から血が滴っ=
;ており、僅かに裂傷=
12364;刻まれている。
(『写輪眼=
303;で先読みしても避け=
;きれねェ!?)
ゴクリを生=
822;を飲み、サスケの背=
;筋に冷たい物が走っ=
12383;。
『写輪眼』=
398;能力の一つに鋭い洞=
;察力で相手の動きを=
20104;測する『先読み』{=
92;言う物がある。
それは文字$=
890;り、相手の動きを想=
;定して攻撃・回避な=
12393;に発揮される能力z=
90;
―にも関わら=
378;、回避したサスケに=
;傷を負わせたのは相=
25163;の機動力が高いとš=
28;う証拠だ。
「お前、我=
859;羅じゃねェな…何者だ!A=
311;」
《ああ?そ=
358;言えばオレ様が出て=
;来た時にテメェは居=
12394;かったな》
耳まで避け=
383;大きな口を歪ませ、=
;巨大な砂の尾が地面=
12434;叩き割った。
《オレ様は=
302;守鶴』…我愛羅は=
486;メェとのお遊びに飽=
;きて代わりに出て来=
12383;って訳よ》
「お遊びに'=
165;きて…だと?」
《そうよ、=
458;レ様だってテメェみ=
;たいなチンケなクズ=
12392;乳繰り合うほど暇{=
76;ゃねェんだ》
言葉とは裏!=
145;に真っ赤な舌で口周=
;りを舐め回し、殺意=
12391;固められた双眸は|=
69;スケを見据えている=
。
殺したくて=
578;したくて溜まらない=
;―そう言っ=
383;雰囲気を纏っていた=
;。
《でもなァ…折角、娑=
110;に出て来れたんだ=
…テメェの=
424;うなガキ一匹でも腹=
;の足しにはなるだろ=
12358;よッ!!》
膨大な砂で=
418;成された巨腕を振り=
;かざし、力任せに叩=
12365;降ろす。
『先読み』=
398;能力で間一髪で避け=
;る事が出来たが、サ=
12473;ケが立っていた場û=
52;は粉々に砕け散って=
いる。
凄まじい破=
730;力故に防御不可能=
―サスケは$=
991;け続けるしかない。=
;
(豪火球の"=
899;を耐え切ったあの身=
;体…やはり、=
302;取って置き』を使う=
;しかねェか?)
左手に巻か=
428;た包帯と拘束具を右=
;手で押さえ、サスケ=
12398;両眼が『守鶴』をþ=
29;らえた。
(成る程ね=
290;アレが彼の体内に巣=
;食っている『守鶴』=
12363;…)
観客席に座=
387;ている一人の暗部が=
;、中央で行われてい=
12427;試合を眺めていたz=
90;
動物を模し=
383;面を被り、全身を黒=
;装束で覆い隠してい=
12427;。
(サスケ君=
395;は正直手に余ると思=
;うけど、大蛇丸様
仮面と頭部=
434;覆っている装束から=
;見える銀髪―この暗部=
398;正体は紛れも無く『=
;薬師カブト』
木ノ葉の忍=
395;紛れ込み、大蛇丸の=
;計画である『木ノ葉=
23849;し』の機会を覗っ{=
90;いた。
しかし、そ=
428;だけでなく、カブト=
;は情報収集の役目も=
25285;っている。
大蛇丸の魂=
434;受け入れる器である=
;サスケ、下忍で在り=
12394;がら想像を絶するû=
26;闘力を有しているナ=
ルト。
前者は『エ=
522;ート』、後者は『落=
;ちこぼれ』と言われ=
12383;二人の観察。
(それにし=
390;も、この広い会場に=
;木ノ葉の暗部が僅か=
20843;人…いや僕を&=
500;いて七人か)
仮面で視線=
434;隠したまま、会場に=
;散らばっている暗部=
36948;を見やる。
三代目火影=
434;始め、各国の大名や=
;観客達を合わせて約=
30334;人以上。
だが、会場=
395;見える暗部達の姿は=
;十人足らず…余りにも=
569;な過ぎる。
(木ノ葉に=
399;他にも重要施設が在=
;るから妥当と言えば=
22949;当だが…)
心の中でそ=
358;呟き、印を組み上げ=
;てチャクラを練り始=
12417;た。
広範囲に効=
524;が有効な幻術―『涅槃精!=
294;の術』
沈静作用の=
354;る幻術を対象の精神=
;に刷り込ませ、深い=
30496;りと誘う。
戦闘が始ま=
428;ば観客達など邪魔に=
;しかならない。
どうせ『木=
494;葉崩し』が成功した=
;ら皆殺しにするのだ=
12290;
今の内に楽=
375;い夢を見ていれば良=
;い。
(さてと、=
460;は僕が合図を送るだ=
;け…それまで=
399;精々サスケ君に楽し=
;ませて貰おうか)
仮面の下で%=
239;薄な笑みを浮かべる=
;カブト。
『守鶴』の=
040;大な腕が猛り、鉈の=
;ような爪が地面を大=
12365;く抉り取る。
サスケはク=
490;イを両手に持ち、爪=
;の一撃を防ぐが身体=
12372;と吹き飛ばされたz=
90;
「チッ、あ=
398;図体でこの機動力=
…術を使う&=
553;も見当たらねェ!!=
;」
吹き飛ばさ=
428;、激突する筈であっ=
;た石壁を蹴り上げて=
31354;高く舞う。
ホルスター=
363;ら手裏剣とクナイを=
;取り出して両手に持=
12385;、上空から投げ付{=
69;た。
空を切り裂=
356;て飛来する手裏剣に=
;空を貫いて一直線に=
12463;ナイが一斉に襲いþ=
99;かる。
《ふん!し=
419;らくせェ…弾き飛ば=
375;てやるぜッ!!》=
全身に無数=
398;口が現れ、ただでさ=
;え巨大な体躯が空気=
12434;吸い込んで膨れ上{=
64;った。
まるで巨大=
394;風船―次の瞬間=
289;『守鶴』の全身から=
;突風が吹き荒れて全=
12390;を切り刻む。
『風遁 無&=
480;砂塵・大突破ッ!!=
;』
次いで破壊=
340;な風圧が周囲を薙ぎ=
;倒し、砂塵を巻き上=
12370;る。
サスケの身=
307;が砂塵に隠れるが、=
;容赦なく全身を切り=
21051;んで行った。
《ケッ!我=
859;羅の言う通り…退屈なお$=
938;びだったぜッ!!喰=
;い殺す価値もねェ!=
65281;!》
凄まじい勢=
356;で巨腕を振るい、『=
;守鶴』の鋭い爪がサ=
12473;ケの身体を貫いたz=
90;
《ククッ、=
163;応え…在ったァA=
281;!》
そのまま地&=
754;に叩き付け、挽き肉=
;を化したサスケを見=
19979;ろす。
《ぬうッ!A=
311;》
だが、『守(=
372;』の爪が貫いていた=
;のはサスケと同じ位=
12398;大きさの丸太。
直撃する寸=
069;で『変わり身の術』=
;で回避したようだ。=
span>
未だ砂塵が =
013;まらない中、必死に=
;左右を見渡す。
《何処に行=
365;やがったァ!!あん=
;のクソガキィ!!》=
span>
大気が振動=
377;る程の咆哮を天に向=
;けて放つ。
一方、姿を=
040;したサスケは……中࣫=
0;会場と観客席を隔て&=
#12427;石壁に居た。
「隙を与え=
390;くれて有難うよ。オ=
;レが習得したこの術=
12399;時間が掛かるッ!ʌ=
81;」
左腕に巻き=
184;いている太い縄状の=
;物―拘束具を=
806;してチャクラを一点=
;集中。
双眸に見え=
427;『写輪眼』も鋭利さ=
;を帯び、更に全身を=
27963;性化させる。
それによっ=
390;産み出されたチャク=
;ラも左腕に注ぎ込む=
12290;
するとサス=
465;の片腕から紫電が走=
;り、強烈な放電現象=
12364;起こった。