MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899AF9/69.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
「ナルト=
398;奴が直撃を喰らった=
;!?ネジの野郎…ナルトに=
309;を言いやがった!!=
;」
鉄の柵から!=
853;ちんばかりに身体を=
;乗り出しているシカ=
12510;ルが吐き捨てる。
自分には無=
702;だが、親友にとって=
;ネジの攻撃は止まっ=
12390;見える筈。
それがどう=
384;。
ネジと何や=
425;遣り取りをした後、=
;ナルトの動きが急に=
27490;まった。
「成る程…そういう=
107;か」
手の甲を動=
365;回る『寄壊蟲』に何=
;やら話しかけている=
12471;ノ。
シカマルに=
399;理解できないが、シ=
;ノには分かるらしい=
12290;
「…シカマル」=
「な、何だ=
424;!!」
「ナルトは=
085;向の宗家と親しい間=
;柄か?」
「まあ、そ=
426;ゃヒナタやハナビと=
;仲が良いからな」
それだけ言=
358;と、シノが再び沈黙=
;。
「お、おいA=
281;お前は結局何が言い=
;たいんだよ!?」
シノの方を=
521;いていたシカマルが=
;、試験会場に凄い勢=
12356;で振り向いた。
鉄の柵を握=
426;締め、ネジを睨み付=
;ける。
「本当か嘘=
363;知らねェが…負けんじ=
419;ねェぞ、ナルト!!=
;」
観客達が騒=
368;中、シカマルも負け=
;じと思いっきり叫ん=
12384;。
「それから=
968;日のある夜…ヒナタ様=
364;何者かに誘拐され掛=
;けた」
手を軽く開=
365;、己の掌を見つめな=
;がら述べる。
「その時、=
498;アシ様はすぐに駆け=
;付け…ソイツを=
578;した」
【殺=
8230;した?オッチャン=
12364;…?】
「暗がりで=
289;しかもマスクをして=
;いたソイツ…いったい#=
504;だったと思う…?」
自嘲気味に=
505;みを浮かべ、もった=
;いぶるネジ。
「ソイツは=
516;盟条約を結んだばか=
;りの…雲の国の=
525;頭だった」
【なッ?!=
305;
「初めから=
302;白眼』の秘密を狙っ=
;てやって来た事は明=
12425;かだ。だが雲の国{=
99;計画失敗で自国の忍=
が殺された事を良い=
0107;に…
木ノ葉の=
465;約違反として理不尽=
;な条件を突き付けて=
26469;た。当然、木ノ葉{=
92;雲はこじれにこじれ=
…戦争にま=
391;なりかけた」
ナルトの知=
387;ている記憶とネジの=
;言う真実がせめぎ合=
12358;。
日向ヒアシ=
364;雲隠れの忍頭を殺せ=
;る訳がない。
何故なら『=
477;イツ』を殺したのは=
;間違いなく自分だか=
12425;だ。
クナイで肉=
434;裂く感覚を覚えてい=
;る、生々しい死臭も=
35352;憶に残っている。
「だが、雲&=
560;れが妥協をした…ある取引=
434;条件にな」
ネジが更に#=
441;を続ける。
「雲側の要=
714;は『白眼』の『血継=
;限界』を持つ日向宗=
23478;…つまりヒ=
450;シ様の死体を渡せと=
;言うものだった」
要求を跳ね&=
500;けたのだろうか?=
だが、それ=
399;違った。
「そして、=
408;ノ葉はその条件を飲=
;んだ…その甲斐=
354;って無事、戦争は回=
;避された」
ネジの双眸=
364;鋭くなり、憎悪を露=
;にする。
「宗家を守=
427;為、日向ヒアシの影=
;武者として殺された=
span>―オレの父#=
242;のお陰でなッ!!」=
;
『白眼』を=
330;動させ、全身から膨=
;大なチャクラを放出=
12290;
凄まじいチ=
515;クラの余波が砂塵を=
;舞い躍らせる。
「力も殆ど=
516;じ双子…後に生ま=
428;るか、先に生まれる=
;か…そこで運=
629;は既に決まっていた=
;んだよッ!!」
【俺は絶対=
395;信じない…お前の話=
418;、運命なんて言葉も=
;ッ!!】
「何も知ら=
396;ガキが努力だの希望=
;だのと幻想に過ぎな=
12356;台詞を吐くな」
更にネジの=
481;ャクラが高まって行=
;く。
「人は生ま=
428;ながらに逆らう事の=
;出来ない運命を背負=
12387;て生まれてくる」
【絶対に違=
358;!!】
「オレの父=
399;宗家を…ヒアシ様=
434;分家の誰よりも信じ=
;ていた。幼かったオ=
12524;もそう教えられてĈ=
69;た。
だが、『=
333;眼』を守る為に宗家=
;の手によって殺され=
span>…情報操作=
391;真実さえも隠される=
;始末」
拳を力強く=
569;り締め、やり場のな=
;い怒りを紛らわす。=
span>
その内、爪=
364;掌に喰い込んで血が=
;滴り落ちた。
「オレ達、=
998;家の者の生命も運命=
;も全て宗家に握られ=
12390;いる!!秘印を結|=
09;ば気紛れでも命は絶=
たれ。
逆らう事=
377;ら許されない恐怖と=
;額に刻まれた…一生拭い!=
853;とせぬ呪印を背負う=
;運命がどんな物か
辛うじて立=
385;上がったナルトの間=
;合いに容易に潜り込=
12416;ネジ。
「貴様など=
395;分かるものかッ!!=
;」
ナルトの心!=
235;に狙いを定め、最大=
;級のチャクラを込め=
12383;掌底を繰り出したz=
90;
まるで引き=
492;せられるように打ち=
;込まれる。
だが、その=
544;前でネジの掌底が動=
;きを止めた。
「何ッ!?=
301;
視線を下に=
521;けると、自身の手首=
;をナルトが掴んでい=
12383;。
ネジの掌底=
398;勢いを殺す程の握力=
;。
【お前の言=
387;ている事は本当かも=
;知れない…けど、明=
425;かに違う点が幾つも=
;あった】
「ふん、貴=
096;が何を知っている?=
;」
【雲隠れの=
525;頭を殺した張本人】=
;
「今から9=
180;前もの話だぞ…お前に分=
363;る筈がないだろうッ=
;!!」
【分かるん=
384;よ、俺だからこそ!=
;!】
ナルトの両!=
109;に力が入り、ネジの=
;手首が圧迫される。=
span>
それと同時=
395;鈍い痛みが響いた。=
;
【お前、宗=
478;が分家の生命を握っ=
;てると言ったな?】=
span>
「くッ…それがどうした!=
65311;」
【少なくと=
418;ヒナタとハナビはそ=
;んな事を絶対にしな=
12356;…二人とも=
778;し過ぎるからな】=
里の人間に=
524;み嫌われている自分=
;なんかの為にヒナタ=
12399;泣いてくれた。
ハナビも普$=
890;に接してくれた…多少、積=
997;的ではあるが。
【それに、=
362;前と議論しているよ=
;りも…ヒアシの=
458;ッチャンに全てを聞=
;いた方が早い!!】=
span>
「ならば、=
362;前を叩き伏せて聞く=
;としよう。チャクラ=
12434;封じられている今{=
98;お前はただのガキだ=
」
【いや…俺が先に叩きのめ=
12377;方が時間を省ける{=
05;
「『点穴』=
434;突かれ、術を封じら=
;れていると言ったば=
12363;りだ…耳も悪く=
394;ったのか?」
ネジの皮肉=
417;いた言葉に、ナルト=
;が口元を歪ませて笑=
12415;を浮かべた。
【お前が話=
434;している間…少しだけ=
384;が、チャクラが戻っ=
;たんでな】
ナルトの治=
290;能力は尋常ではなく=
;、常人を遥かに越え=
25968;倍近くある。
幾ら無防備=
394;状態で『点穴』を突=
;かれたと言っても例=
22806;ではない。
【お前を相=
163;にするならば、この=
;程度で十分だ】
自身を見下=
377;その口調、ネジの怒=
;りが『白眼』を険し=
12367;させた。
手首を掴ま=
428;ているのも構わず、=
;ナルトの胸部に蹴り=
12434;叩き込む。
「ば、馬鹿=
394;ッ!?」
ズンッ―と鈍い衝撃が響き=
12289;次の瞬間、ネジのŭ=
23;体が後ろに向かって=
盛大に吹き飛んだ。
予想もしな=
363;った出来事であった=
;が、空中で体勢を整=
12360;ると地面へと着地z=
90;
(蹴りを発=
375;たオレの方が弾かれ=
;るなんて…)
常識から考=
360;て有り得ない。
体術を極め=
390;きたネジだからこそ=
;、そう思わずにはい=
12425;れなかった。
超常的な現#=
937;を起こした元凶を双=
;眸で睨む。
「お前、一=
307;何者だ!?」
【修羅場や=
515;線を人並み以上に経=
;験して来た…『うずま=
365;ナルト』】
試合開始の=
178;に対峙した者と同一=
;人物には見えなかっ=
12383;。
(全身を纏=
358;チャクラの量が尋常=
;ではない…コイツ、=
154;間か!?)
相手のチャ=
463;ラを見切る術を持つ=
;『白眼』だからこそ=
29702;解できた。
自分よりも=
180;下、更に落ちこぼれ=
;と言われてきた少年=
12290;
だが、対峙=
375;てみたらどうだ。=
【悪いが…少々、本=
671;を出させて貰う】=
「ほざけ、=
362;前のチャクラを今一=
;度…封じてや=
427;!!」
柔拳の構え=
434;取り、凄まじい速力=
;で駆けた。
観客達の視=
028;には殆ど映らず、木=
;ノ葉の下忍達には辛=
12358;じて見える。
「八卦……ッ!!」
力強く踏み$=
796;むと同時に鋭い突き=
;を放つ。
「ニ掌ッ!A=
281;」【ニ掌ッ!!】=
ネジの眼が=
823;きく見開かれる。=
何故ならネ=
472;の視界には自分と全=
;く同じ動きをしたナ=
12523;トがいたからだ。
まるで合わ=
379;鏡の如く、自分とナ=
;ルトの突きが合わさ=
12387;ている。
(こ、こい=
388;…オレの柔=
331;をッ!?)
己が放つ突=
365;の速度と全く互角。=
;
いや、本家=
412;元は此方なのだ…負ける訳=
395;は行かない。
ネジの踏み$=
796;みが更に速くなり、=
;今以上の力を込めて=
31361;きを打ち込む。
「四掌ッ!A=
281;」【四掌ッ!!】=
「八掌ッ!A=
281;」【八掌ッ!!】=
「十六掌ッA=
281;!」【十六掌ッ!!=
;】
「三十二掌=
483;!!」【三十二掌ッ=
;!!】
次々と『柔=
331;』を繰り出すが、そ=
;の全てが交差し威力=
12434;相殺。
ネジにとっ=
390;は屈辱以外の何者で=
;もない。
日向の奥義=
364;ことごとく真似され=
;ているのだ。
「柔拳法奥 =
681; 八卦六十四掌ッ!=
;!」
【柔拳法奥 =
681; 八卦六十四掌ッ!=
;!】
負けてなる=
514;ノかと、壮絶な打ち=
;合いが始まった。
二人の凄ま=
376;い拳圧の余波が砂塵=
;を舞い上げ、その凄=
24808;さを物語った。
しかし、互#=
282;かと思われていた打=
;ち合いに多少の変化=
12364;見られる。
(オレの突=
365;が押されている!?=
;…たかが猿=
495;似如きにッ!!)=
ネジの表情=
395;焦りの色が浮かんで=
;来た。
こちらが突=
365;を放ち切る前にナル=
;トは既に突き終わっ=
12390;いる。
徐々に劣勢=
434;強いられ、遂にネジ=
;の双方の突きが完全=
12395;弾かれた。
「チィ、し=
414;っ…ッ!!」
両腕を左右=
395;広げる形となり、ナ=
;ルトの眼前に晒され=
12383;無防備な胸部。
ネジの舌打=
385;、ナルトの笑み。=
【お前のよ=
358;に柔拳は扱えないが=
;…ただの『=
484;底』ならば自信があ=
;るッ!!】
鋭く重い一=
731;を水月に喰らい、肺=
;に溜まっていた空気=
12364;吐き出された。
次いで胃か=
425;喉元に掛けて熱い何=
;かが込み上げてくる=
12290;
「ゴホッ…グッ!!=
301;
何とか堪え=
289;顔を上げた視線の矢=
;先にはナルトの蹴り=
12364;映っていた。
現状では苦=
171;に耐えるのに精一杯=
;。
防御も出来=
378;、前蹴りが再び水月=
;に突き刺さる。
想像を絶す=
427;激痛が走り、ネジの=
;意識が微かに飛ぶ。=
span>
同じ箇所を=
544;分狂わず攻撃される=
;と倍の激痛を感じる=
12392;言う。
(こ=
8230;んな奴に…<=
/span>このオレが=
…ッ!!)
約十メート=
523;ほど蹴り飛ばされ、=
;蹲って激痛に耐える=
12493;ジ。
口元から一=
563;の血が伝い、額には=
;大量の汗が浮かんで=
12356;る。
だが、『白=
524;』はまだ失われてい=
;ない。
【お前の話=
434;聞いて思った事が一=
;つ…『宗家』=
420;『分家』と言った区=
;切りが酷く気に入ら=
12394;いんだよな?】
ナルトの言!=
865;を聞き、ネジは地面=
;に手を突きながら立=
12385;上がった。
足元がふら=
184;いており、生まれた=
;ばかりの小鹿のよう=
12384;。
【だったら=
961;くせば良い…誰も行お=
358;としないのならお前=
;がだ】
「そんな…クッ、簡=
336;に変えられるかッ!=
;!」
【何故だ?=
305;
「日向は古=
367;から伝わる一族…その掟を=
793;えるなど『火影』に=
;なって日向の長老達=
12434;黙らせるしか…」
【だったら=
302;火影』になって変え=
;れば良い】
「馬鹿を抜=
363;せ…『火影』=
395;選ばれるのはホンの=
;一握りの忍だけ、な=
12429;うと思ってなれる}=
14;ノじゃないんだよ!=
!」
【試す前か=
425;既に言い訳か…負け犬の$=
960;吠えに過ぎん】
「ならばお=
069;には辿り着けると言=
;うのか?木ノ葉隠れ=
12398;頂点に…」
敵意を込め=
289;ネジは眼の前の少年=
;を睨み付けた。
物事の全て=
399;『運命』で決まって=
;おり、何人たりとも=
36870;らう事は出来ないz=
90;
ネジはそう=
449;じて来た…いや、信=
376;なければ父親の理不=
;尽な死を認められな=
12356;。
【少なくと=
418;…お前より=
399;可能性は上だ】
「くッ、戯#=
328;をッ!!」
渾身の力で=
435;ち上がるネジ、それ=
;と同時に空を切り裂=
12367;音が耳に入った。
忍なら瞬時=
395;理解できるであろう=
;手裏剣の飛来音。
(は、速い…先程まで=
392;は桁が違う!!)=
皮膚を裂き=
289;紙一重でもって何と=
;か避ける事ができた=
12290;
これ以上近=
184;けば回避すら出来な=
;くなるだろう。
距離を取る=
858;に後方へ大きく跳び=
;、壁を背に構えた。=
span>
その間にも=
490;ルトは両手に手裏剣=
;を持ち、手首を利か=
12379;て投擲。
(チッ、こ=
428;だけ距離を取らなけ=
;れば避けれないとは=
span>…)
壁沿いに走=
426;、少しでも手裏剣の=
;軌道から身を外す。=
span>
【さすがは=
302;白眼』と言った所か=
;…ならばこ=
428;でどうだ!!】
新たな手裏=
091;を一枚取り出し、ネ=
;ジに向けて無造作に=
25237;げ付けた。
それを見た=
493;ジの表情が曇る。=
何かあると=
208;繰っているのだろう=
;。
だが、それ=
399;すぐに実感する事に=
;なった。
『丑・戌・$=
784;・子・戌・亥・巳・=
;寅』
『忍法 手#=
023;剣影分身の術ッ!!=
;』
ナルトが印=
434;結び、術を発動させ=
;ると手裏剣の数が徐=
12293;に増えて行く。
文字通り、=
163;裏剣自体を『影分身=
;』
たった一枚=
398;手裏剣が瞬く間に無=
;数の影刃と化す。
ネジの視界=
434;覆わんばかりの手裏=
;剣が迫り来る。
一枚や二枚=
394;ら避ける事も出来た=
;が、網の目の如く無=
25968;の影刃に逃げ場は{=
94;い。
(避ける間&=
548;が全くない…ならば防=
368;まで!!)
己の持つ『"=
880;継限界』の洞察力で=
;瞬時に状況を把握、=
12381;して最善の手段をó=
82;き出す。
『柔拳法奥 =
681; 八卦掌回天ッ!!=
;』
無数の影刃=
364;直撃する寸前、全身=
;から大量のチャクラ=
12434;放出。
その動きを=
436;全に遮り、身体をコ=
;マように円運動させ=
12383;。
するとチャ=
463;ラが気流となって襲=
;い来る全ての手裏剣=
12434;弾き返す。
壁や地面に=
961;数の手裏剣が突き刺=
;さる中、ネジを中心=
12392;して半径数メート}=
23;が抉り取られていた=
。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
手裏剣の数=
364;余りにも多かった為=
;か、さすがのネジも=
30130;労を隠せないよう{=
84;。
『白眼』に=
418;覇気が少なくなって=
;いるのが分かる。
初めて眼に=
377;る忍術にサクラが小=
;さく呟いた。
それもその=
560;、扱える者は三代目=
;火影とナルトしかい=
12394;いのだから。
『写輪眼』=
391;術をコピーしたカカ=
;シも一応は使える。=
span>
「通常の『=
433;分身』だけでも凄い=
;のに物質を『影分身=
12303;させるなんて…」
一方、いの=
418;サクラと同様に驚い=
;ていた。
ナルトの素=
615;を知り、強いと言う=
;事は知っているがど=
12398;ような術を体得し{=
90;いるかは知らない。=
幼い頃から=
263;部として生き抜いて=
;来たからにはそれな=
12426;の物が使えるのだ|=
29;う。
だが、眼に=
375;た術はいのが予想し=
;ていた以上に凄まじ=
12363;った。
「中忍試験=
364;終わったら絶対に教=
;えて貰うわ!!」
一度決めた=
425;絶対に最後まで遣り=
;通す。
そうして並=
806;れた『体術』や上忍=
;レベルである『影分=
36523;の術』を習得。
それこそが=
302;山中いの』と言う少=
;女の強さの秘訣であ=
12387;た。
サクラ達だ=
369;でなく別の観客席に=
;座っていた上忍二人=
12418;驚いていた。
「紅=
8230;お前、あの術を使=
12360;るか?」
「馬鹿言わ=
394;いで、あんな術…初めて見=
383;わよ」
上忍に昇格=
375;て間もない紅だが、=
;幻術・忍術と言った=
12473;キルのレベルは非ñ=
20;に高い。
その彼女が=
961;理と即答したのだ。=
;
それだけで"=
899;のレベルの高さが覗=
;える。
「ナルトの=
345;つチャクラ云々なら=
;『九尾』の影響だと=
24605;うが…少し不味=
356;な」
「え?どう#=
211;てもナルトの方が優=
;勢じゃない…何が不味=
356;の?」
「試合の事=
376;ゃなく、木ノ葉の里=
;の人間の反応だよ」=
span>
そう言って=
289;口に咥えたタバコに=
;火を点けて煙を肺に=
21462;り入れる。
そして、ゆ=
387;くりと吐き出した。=
;
「言っちゃ=
746;いがナルトは里の大=
;人達に憎まれてる、=
12381;れはもう殺したいĸ=
43;にな」
「それがナ=
523;トの強さと関係ある=
;の?」
「大有りだ=
290;今までは下忍の落ち=
;こぼれだったからこ=
12381;危惧されてなかっ{=
83;…それが今=
376;ゃどうだ?」
アスマの言!=
865;にようやく紅が気付=
;いた。
「あれだけ=
154;を殺める術を使いこ=
;なせるんだ…里の大人$=
948;は復讐されるんじゃ=
;ないかと怯えるだろ=
12358;」
「だったら=
289;あの子を消そうとす=
;る動きが…」
「ああ、必=
378;出て来る」
アスマが辺=
426;の観客を見渡す。=
その中に幾=
154;か表情を強張らせて=
;いる者も少なからず=
12290;
(一人…二人……
念の為、全=
729;のツラと特徴を覚え=
;ようとするが如何せ=
12435;、数が多過ぎた。
「取り合え=
378;、今は大丈夫だろう=
;」
「そうね…でも手は=
171;っとくわよ?」
「頼む。ナ=
523;トに何かあったらい=
;のが何をしでかすか=
20998;かったもんじゃな{=
56;」
「私もヒナ=
479;を泣かせたくないし=
;…」
アスマと紅=
398;二人が心配する中、=
;ナルトとネジの試合=
12395;終止符が打たれよ{=
58;としていた。
【お前が無=
702;だと言うのなら別に=
;良い】
膨大なチャ=
463;ラが渦を巻き、ナル=
;トの右手に集まって=
34892;く。
その様は荒=
428;狂う嵐を連想させた=
;が、高密度のチャク=
12521;が徐々に掌に納ま|=
27;大きさまでに凝縮。=
【俺が『火=
433;』になってお前の言=
;う運命とやらを打破=
12375;てやる!!】
「それ…でも!!なれなか=
12387;たら…『火影』=
408;の道が閉ざされてい=
;たらどうするッ!?=
12301;
【出来なく=
390;もやるッ!!閉ざさ=
;れてたら抉じ開ける=
12483;!!】
既に満身創=
157;になっているネジに=
;対して、ナルトが疾=
39080;の如く駆けた。
【俺も里を=
793;えたかった所だ…ついでじ=
419;ないが、日向も俺が=
;変えてやるよッ!!=
12305;
以前は落ち=
371;ぼれの狂言として『=
;火影』になると言っ=
12390;いたが、今は本気{=
91;『火影』を目指した=
いと思っていた。
理由はただ=
968;つ、簡単な事だ。=
これから先=
289;自分と同じ境遇の子=
;供が何らかの原因で=
29987;まれるかもしれな{=
56;。
その時に自=
998;と同じ思いをさせな=
;い為に徹底的に変え=
12427;。
経験者だか=
425;言える…あれは地=
508;だ。
(右手に高=
494;度のチャクラが…コイツに=
399;上限と言う物がない=
;のかッ!?)
次々と高等=
525;術を駆使するナルト=
;に脅威を感じるネジ=
12290;
術の発動の&=
555;に練りこまれるチャ=
;クラを『白眼』で見=
12428;ば一目で分かる。
だが、負け=
427;訳には行かない。=
(あの術を=
936;らえば間違いなく戦=
;闘不能に陥る…かと言っ=
390;オレの『柔拳』では=
;対抗出来る威力はな=
12356;)
『白眼』を=
501;ル活動させ、術の特=
;徴や対抗法を凄まじ=
12356;速度で洞察して行{=
67;。
(『回天』=
391;術の威力をさばき、=
;無防備となった所を=
19968;斉に仕掛ける…これしか=
394;いッ!!)
全身からチ=
515;クラを搾り出し、ナ=
;ルトの攻撃に備える=
12290;
これで防げ=
394;ければお終いだ。=
努力や頑張=
426;と言った言葉を頑な=
;に拒んでいたネジ。=
span>
だが、今で=
399;ナルトに勝つ為に限=
;界を超えようとして=
12356;る事に気付いてい|=
27;のだろうか?
そして、ナ=
523;トの一撃がネジを襲=
;う。
『奥義 螺=
059;丸ッ!!』
『柔拳法奥 =
681; 八卦掌回天ッ!!=
;』
ナルトがチ=
515;クラの弾丸を叩き込=
;み、ネジがチャクラ=
12398;放出で防ぐ。
これにはナ=
523;トの方が驚いた。=
全力は出し=
390;いないが、ネジを圧=
;倒する程の加減で戦=
12387;ているつもり…
にも関わら=
378;、『螺旋丸』が突き=
;抜けない。
互いのチャ=
463;ラが反発し合い、ナ=
;ルトの放つ攻撃の手=
12364;止まる。
(動きが止=
414;った!?ならば有り=
;っ丈の回転力で弾き=
39131;ばしてやるッ!!ʌ=
89;
全身から放=
383;れたチャクラで相手=
;の物理攻撃を封じ、=
36523;体全体をコマのよ{=
58;に回転。
ネジが肩を=
837;れ、回転の動作に入=
;ろうとした瞬間…
【ハッ!!=
305;
右手に集め=
425;れた高密度のチャク=
;ラをナルトが握り潰=
12375;た。
限界寸前ま=
391;凝縮されていた為、=
;拡散したチャクラは=
20932;まじい。
文字通り、$=
794;り一面を猛り狂う。=
;
壁を抉り、=
320;面を砕いて全てを吹=
;き飛ばす。
「なッ!!=
458;レのチャクラが掻き=
;消されるだとッ!?=
12301;
ネジの全身=
363;ら放たれるチャクラ=
;も例外では無かった=
12290;
絶対的な放=
986;量の桁が違う、大波=
;に飲まれる小波の如=
12367;。
【オッチャ=
531;の『回天』なら兎も=
;角…その程度=
398;チャクラなら幾らで=
;も封じる手立てはあ=
12427;】
自身の持つ=
108;つの奥義を封じられ=
;、ネジに残された手=
27573;は殆どない。
しかし、大=
154;しく引き下がるほど=
;潔くも無い。
「このオレ=
434;…舐めるな=
449;!!」
鬼気迫る形=
456;で尚も柔拳を繰り出=
;すネジ。
ナルトは自=
998;に向けて放たれた突=
;きを掻い潜り、ネジ=
12398;懐に潜り込む。
間合いは零$=
317;離、今度は左手にチ=
;ャクラを集中させる=
12290;
先程と同等=
392;までは行かないが、=
;チャクラの弾丸が形=
25104;された。
【これで…終わりだ=
483;!!】
ネジは掌底=
392;共に『螺旋丸』を腹=
;部に叩き込まれ、次=
12356;でチャクラの奔流{=
64;全身を襲う。
四肢が千切=
428;そうな痛み、直撃を=
;受けた腹部は痛みを=
36890;り越して何も感じ{=
94;い。
だが、全身=
434;駆け巡る衝撃がネジ=
;を蝕む。
更には地面=
434;大きく削り取り、石=
;壁に叩き付けられた=
12290;
誰もが雌雄=
434;決したと思ったが、=
;人影がよろめきなが=
12425;乗り出す。
「絶対に…負ける訳=
395;は…ッ!!」
歩みを数歩=
384;け進め、尚も構えを=
;取ろうとするが腕が=
19978;がらない。
チャクラの=
823;量放出に加え、『螺=
;旋丸』のダメージ。=
span>
『血継限界=
288;白眼ッ!!』
眼の周りに=
481;ャクラの経絡系が浮=
;かび上がり、一歩を=
36367;み出す。
その途端、=
493;ジの瞳が焦点を揺ら=
;して前のめりに倒れ=
12383;。
遂に最後の=
671;力を使い果たしたよ=
;うだ。
「勝者、=
358;ずまきナルトッ!!=
;」
ゲンマの勝=
033;宣言を合図に、中忍=
;試験本戦第一回戦の=
24149;が閉じた。