その日、=
408;ノ葉隠れの里は盛大=
;に賑わっていた。
二年に一度=
398;中忍選抜試験が催さ=
;れる為である。
「遂にこの=
085;が来たか…」
教え子であ=
387;た大蛇丸が興した『=
;音隠れの里』
表面上では=
309;事もないが、水面下=
;では凄まじい攻防が&#=
32368;り広げられているz=
90;
既に死傷者=
418;出ているのだ。
「大蛇丸…ワシがお=
069;に引導を渡してやろ=
;う」
眼下では砂&=
560;れの長、『風影』が=
;木ノ葉に入ったよう&#=
12384;。
里人がより =
608;しく騒ぎ始める。=
歴史に刻ま=
428;るであろう『木ノ葉=
;崩し』
その幕は静=
363;に上がり始めた。=
「これで六=
479;目だが…大丈夫か=
289;ナルト？」
【今日は長=
356;一日になりそうだか=
;らな、力を蓄えてお&#=
12363;ないと】
中忍選抜試'=
443;本戦の朝、一楽にナ=
;ルトの姿があった。
物凄い勢い=
391;ラーメンを食べてお=
;り、その名残として&#=
31354;の器が五つも重な{=
87;ている。
「遂この間=
414;で、『任務の時は腹=
;八分目』って言って&#=
12383;のによ」
【近頃やけ=
395;腹が減る。幾ら食べ=
;てもキリがない】
「ナルト君=
418;十二歳だし、成長期=
;なのよ」
冷たい水を=
490;ルトの側に置くアヤ=
;メ。
ナルトは流=
375;込むように飲んだ。=
;
【オッチャ=
531;…キンはど=
358;してる？】
「お前が連=
428;てきた娘だろ？奥で=
;寝てるよ…一晩中う=
394;されてたからな」=
【済まない=
289;他に安全な場所が見=
;当たらなかった】
「な～に気=
395;するな…娘が一人=
679;えたと思えば良い」=
;
大らかに笑=
358;テウチ。
だが、すぐ=
395;真剣な表情へと変え=
;た。
「『音』と=
302;砂』の忍が何人か木=
;ノ葉に入った…オレと同=
399;の奴に女子供を避難=
;させてるがちと時間&#=
12364;掛かる」
【『砂』も=
384;と！？中忍試験なん=
;てやってる場合じゃ&#=
12394;い！！】
「落ち着け=
289;大蛇丸を殺せるのは=
;…ナルト、=
362;前だけだ」
一楽の主人=
391;はなく、暗部・諜報=
;部隊を纏め上げた忍&#=
12398;顔。
「奴は試験=
250;場…火影様を=
517;ず狙って来る」
【…分かった。大蛇丸&#=
12399;俺が引き受ける】
六杯ものラ=
540;メンを平らげ、体力=
;と気力は満タン。
ナルトは立=
385;上がり、出口へと歩=
;いて行く。
【オッチャ=
531;…里を頼む=
305;
「任せとけ=
289;まだまだ現役で行け=
;る」
テウチの言!=
865;にナルトは声を噛み=
;殺して笑う。
そして、試'=
443;会場に向かうべく出=
;て行った。
「…アヤメ」
「何、お父=
373;ん？」
「ちと早い=
364;今日は店じまいだ=
…それが終=
431;ったら嬢ちゃんと一=
;緒に避難所へ行け」
「お父さん=
399;どうするの？」
お盆を胸に=
265;き締め、アヤメは心=
;配そうな表情を浮か&#=
12409;ている。
父が元暗部=
392;言うのは知っている=
;が、やはり娘として&#=
24515;配だ。
「決まって=
435;だろ？木ノ葉を守る=
;んだよ」
不適に笑う=
486;ウチを見て、アヤメ=
;から不安気な表情が&#=
28040;えて行く。
それから数=
998;後、『本日休業』と=
;書かれた札が風に吹&#=
12363;れて揺れていた。
同時刻、中=
525;選抜試験会場では異=
;様な興奮に包まれて&#=
12356;た。
既に中央の=
250;場には出場する下忍=
;達が勢揃い。
ナルトとサ=
473;ケの姿だけがなかっ=
;たが。
あの面倒臭=
364;り屋のシカマルでさ=
;え時間よりも早くに&#=
26469;ている。
「『うちは=
469;スケ』がまだ来てい=
;ないな？」
辺りを見渡=
375;ながら、テマリが呟=
;く。
「臆病風に=
391;も吹かれたじゃん=
…何せ初戦=
364;我愛羅だからな」=
「うるさい=
289;黙ってろ…『うちは=
469;スケ』はどうでも良=
;いが『うずまきナル&#=
12488;』は何処にいる」
瞬時にして=
028;り捨てられるカンク=
;ロウ。
我愛羅の頭=
398;中には既にナルトと=
;戦う事しかなかった&#=
12290;
本戦が始ま=
427;前、サスケと戦って=
;実力を試したが…余りにも=
163;応えが感じられない=
;。
全ての攻撃=
399;砂で防ぐ事が出来、=
;たった一発で立つ事&#=
12377;ら出来なくなった{=
98;だ。
（そういや=
289;オレと戦う『ドス』=
;って奴が居ねェな）
包帯で顔を#=
206;い隠した音隠れの下=
;忍の姿がない。
（いや、ん=
394;事よりもナルトだ、=
;ナルト！…ったく、=
309;処で道草食ってやが=
;る）
まだ時間に=
810;少の余裕があるとは=
;言え、姿が見えない&#=
20197;上は心配だ。
親友の実力=
363;らして闇討ちなどの=
;心配はないだろうが……
「ナルトの=
900;…このまま=
469;ねェつもりじゃない=
;だろうな？」
「ふん、無=
096;な姿を晒したくない=
;のだろう…懸命な判=
029;だ」
「あァ？」
不意に聞こ=
360;た声の方向へ、シカ=
;マルは振り向く。
そこには両!=
109;を胸の前で組み、静=
;かに眼を閉じている&#=
12493;ジが居た。
「既に結果=
399;見えている…オレに勝=
390;る下忍などいない」=
;
「そんな上 =
561;な事を言っても良い=
;のかよ？その鼻っ柱&#=
12434;叩き折られるぜ？{=
01;
親友の事を=
746;く言われ、少し頭に=
;来ているシカマル。
此方も負け=
376;と言い返す。
「会場に来=
394;い奴がどうやって叩=
;き折るつもりだ？」
逃げ出した=
900;には無理だ―そう言わ=
435;ばかりに嘲りを含め=
;て笑う。
「何ならオ=
524;が相手になってやろ=
;うか？」
左腕に刻ま=
428;ている『口寄せの術=
;式』に二本の指を添&#=
12360;る。
２メートル=
434;越える体躯を持つ二=
;頭の狼、『シロガネ&#=
12303;・『クロガネ』
この『術式=
303;はそれらを『口寄せ=
;』する為のもの。
チャクラの =
040;費量が凄まじい為、=
;文字通りに使う場所&#=
12434;選ばないと行けな{=
56;。
「…止めておけ」
一触即発の=
471;カマルを制したのは=
;『油女シノ』
「勝ち進め=
400;嫌でも戦う事になる=
;…だが、そ=
398;心配は要らない」=
「何だと？=
301;
ネジの純白=
394;眼がシノを睨む。=
【済まない
気配もなく=
289;音すら立てずに現れ=
;たナルト。
受験生全て=
364;驚きを隠せずに振り=
;向く。
（お、おい=
362;い…下忍のガ=
461;達なら兎も角…オレが気%=
197;に気付けなかったの=
;はどう言う事だ？）
口に咥えた=
018;を転がし、冷静を装=
;う。
「いや、時&=
291;はまだ余裕がある=
…お前はセ=
540;フだ」
【サスケの=
039;が見えないが…？】
試験会場全=
307;の気配を探って見る=
;が、何処にも感じら&#=
12428;ない。
【何かあっ=
383;のか？】
「別に来な=
367;て良い…そうすれ=
400;すぐにお前と戦える=
;」
我愛羅がゆ=
387;くりと近付いて来た=
;。
眼には溢れ=
435;ばかりの殺気が込め=
;られている。
「このオレ=
364;負けるとでも言いた=
;いのか？…砂瀑の我=
859;羅」
更にネジが=
106;って入った。
「逆に聞く=
364;お前程度が勝てると=
;でも言うのか？…日向ネジ=
301;
「ならば先=
378;はお前を『柔拳』の=
;餌食にしてやろうか&#=
65311;」
「ふん…砂の餌食となるが&#=
33391;い」
試合開始前=
363;ら一触即発の状態。=
;
両者の睨み=
512;いが続く。
「どうでも!=
391;いがお前ら…オレの許=
487;なくおっ始めたら即=
;失格だかんな、覚え&#=
12392;け！！」
大勢の観客=
398;前で醜態を晒すまい=
;と大人しくさせる。
だが、今の=
420;り取りの雰囲気を感=
;じ取ったのか更に白&#=
29105;。
ゲンマに注=
847;されたが、両者は睨=
;んだまま列に戻った&#=
12290;
最上階の物#=
211;席には既に三代目火=
;影が席に座っていた&#=
12290;
中央の試験=
250;場、周りの観客達を=
;見て頷いている。
二人の護衛=
392;共に砂隠れの里を治=
;めている『風影』が&#=
23039;を現す。
そして、三=
195;目の隣にある席に腰=
;を掛けた。
「道中お疲=
428;じゃろう？」
「いえいえ=
289;今年は木ノ葉で本戦=
;が行って良かった
「そう年寄=
426;扱いはせんでくれ、=
;まだ若いつもりなん&#=
12391;な」
「ですが、=
089;く五代目を選んでお=
;いた方が…」
何か報告す=
427;事があるのだろう。=
;
「私の事は=
671;に為さらずにどうぞ=
;」
「済まない=
289;風影殿…して、用=
214;は何じゃ？」
火影の耳に=
475;を寄せ、小声で話し=
;始める。
最初は相槌=
434;打っていたが、急に=
;唸り声を上げた。
「本戦で出=
580;する事になっている=
;『うちはサスケ』が&#=
12414;だ到着していない|=
24;うでな」
「忍が時を$=
605;んじるなどもっての=
;他、時間を引き延ば&#=
12377;のであれば観客達{=
64;騒ぎ始めますぞ」<=
span
lang=3DEN-US>
顎鬚を撫で=
289;良い方法はないかと=
;考える。
「取り合え=
378;中忍試験を開始させ=
;、サスケが来るのを&#=
24453;つよう伝えてくれ{=
01;
「しかし、=
381;れでは…！！」
「第一回戦=
364;昇華され、それでも=
;姿を見せない場合は&#=
22833;格じゃ」
「…御意」
再び上忍の=
039;が消えた。
（私はナル=
488;君の戦いを見れれば=
;それで良いのよ）
「いえ、そ=
428;では火影様…楽しむと!=
268;しましょう」
口元を覆い&=
560;している布の下で、=
;風影が邪悪に微笑む&#=
12290;
先程、火影=
398;元に居た上忍がゲン=
;マに何やら耳打ちを&#=
12375;ている。
「分かった=
289;取り合えず始めるよ=
;」
上忍が頷き=
289;木ノ葉を残して姿を=
;消す。
「おい、お=
069;ら…色々と試'=
443;の内容が変わった、=
;これを見ろ」
下忍達の方=
434;向き、何やら一枚の=
;紙を突き出した。
そこには一=
534;月前に見せられた対=
;戦表。
だが、少し=
384;け違う。
（ドスって%=
326;郎…棄権した=
398;か？…って事は =
456;手はまた女かよ）=
一回戦が減=
387;たのは嬉しいが、相=
;手が女だと少し厄介&#=
12384;。
別にフェミ=
491;スト…と言う訳=
391;はないが。
【サスケが=
469;てない…失格にな=
427;のか？】
「いや、第=
968;回戦が終わるまでに=
;到着すれば参加は認&#=
12417;ると火影様のお言Œ=
65;だ」
ゲンマの言!=
865;に納得するナルト。=
;
こうして、=
469;スケが到着していな=
;い状態で中忍選抜試&#=
39443;の本戦が開始され{=
83;。
「もう！サ=
473;ケ君は何処に言った=
;のよ！？」
中央の会場=
395;その姿はなく、サク=
;ラが一人憤慨してい&#=
12383;。
「あら、サ=
463;ラじゃな～い」
「ここ座っ=
390;も良い？」
そこへ現れ=
383;のは『山中いの』・=
;『秋道チョウジ』
ちょうどサ=
463;ラの隣が二つ開いて=
;いたので腰を降ろす&#=
12290;
「どうした=
398;よ、そんなに鼻息荒=
;くして？」
「そりゃ荒=
367;もなるわよ！サスケ=
;君がまだ来てないの&#=
65281;！」
内なるサク=
521;がちょっぴり暴走。=
;
「大丈夫だ=
387;て、サスケ君の性格=
;からして逃げるなん&#=
12390;有り得ないし」
「それはそ=
358;だけど……」
「サスケ君=
398;心配も良いけどさ、=
;今はナルトの応援で&#=
12375;ょ？」
「…=
230;…そうね」
心配そうな"=
920;情を残し、何とか笑=
;みを浮かべるサクラ&#=
12290;
思考を切り=
367;え、中央に居る金髪=
;の少年へと視線を向&#=
12369;た。
「お、此処=
398;席が開いてるぜ、ヒ=
;ナタ！！」
「う&#=
8230;うん」
忍犬である$=
196;丸を頭に乗せたキバ=
;が席を見つけ、ヒナ&#=
12479;を呼ぶ。
「それにし=
390;も良かったのか？病=
;院を抜け出して…」
「まあ、ヒ=
490;タが大丈夫なら良い=
;んだけどよ」
キバが心配=
381;うに覗き込むが、ヒ=
;ナタの顔色は良かっ&#=
12383;。
これなら大=
976;夫だろう。
もし、具合=
364;悪くなったら急いで=
;病院に連れて行けば&#=
33391;い。
「ナルトの=
900;、幾ら何でも日向の=
;小僧には勝てねェよ&#=
12301;
「だったら=
455;物と対峙して見ろ、=
;生きた心地がしない&#=
12382;！！」
隣に座って=
356;る二人の中忍がナル=
;トの事を言っていた&#=
12290;
ナルトが負=
369;ると決め付けている=
;口調に頬を膨らます&#=
12498;ナタ。
（アイツを!=
296;めてるとビックリす=
;るぜェ…ここにい=
427;皆さんよォ）
予選でナル=
488;と戦ったキバには分=
;かっていた。
自分達の想=
687;以上にナルトが強い=
;事を。
『影分身の"=
899;』を連発する体力、=
;稀に垣間見える底力&#=
12290;
その本質が=
309;かまでは知らないが=
;、本能で感じ取れる―アイツは=
375;い―と。
「うしッ！A=
281;じゃあ、第一回戦=
…『うずま=
365;ナルト』と『日向ネ=
;ジ』を残して後は上&#=
12395;行ってろ」
ゲンマの言!=
865;通り、会場の中央に=
;は二人だけが残った&#=
12290;
観客達の大=
768;が会場を包む。
審判員であ=
427;ゲンマを挟み、ナル=
;トとネジが対峙。
「逃げ出さ=
378;に来たのは誉めてや=
;ろう…しかし、=
082;に結果は見えている=
;」
口元に余裕=
398;笑みを浮かべている=
;ネジ。
「お前の実=
147;は『死の森』で見せ=
;て貰った…悪いが、=
213;利を手にするのはこ=
;のオレだ」
腰を低く落=
392;し、日向一族特有で=
;ある構えを取った。
【余り相手=
434;見下すな…癪に障る=
305;
対するナル=
488;は極めて自然体、構=
;えも何も取らない。
「何故、構=
360;ない…負けた時=
398;言い訳か？」
【お前『如=
365;』には必要ない、始=
;めてくれ】
皮肉を込め=
390;相手を罵るが、逆に=
;見下されネジの双眸&#=
12364;鋭くなった。
普段、相手=
434;見下している為、見=
;下されるのは我慢が&#=
20986;来ないようだ。
「第一回戦=
289;『うずまきナルト』=
;ＶＳ『日向ネジ』
ゲンマの腕=
364;振り下ろされ、試合=
;が開始。
チャクラを =
244;り上げ、ナルトが人=
;差し指と中指を交差&#=
12373;せた。
『忍法 影=
998;身の術ッ！！』
白煙と共に=
977;人のナルトが現れ、=
;各々が手にクナイを&#=
25345;つ。
そして、ネ=
472;に突っ込んで行く。=
;
一人が高く$=
339;び上がって上空から=
;、残る二人は左右か&#=
12425;仕掛ける。
まずはクナ=
452;を持ったナルトが左=
;右対称に斬り掛かっ&#=
12383;。
ネジは余裕=
398;笑みを見せ、『影分=
;身』達の手首を掴む&#=
12290;
そして、受=
369;止めるのではなく=
…逆に引き=
492;せた。
体勢を崩し=
289;無防備となった腹部=
;に掌底を繰り出す。
ドスッ―と鈍い音が響き、&#=
24382;けるように吹き飛|=
35;で白煙と共に消え去=
る。
残る『影分$=
523;』は一つ。
落下速度を=
033;用しての斬撃を紙一=
;重で避けるネジ。
一撃も有効 =
340;なダメージを与えて=
;いない。
「無駄だ…動きは見=
999;っている」
迫り来る上=
573;回し蹴りをしゃがん=
;で避け、『影分身』&#=
12398;胸部に足刀を叩きů=
96;む。
（サスケの=
205;きをイメージさせて=
;見たが、まるで相手&#=
12395;ならないな）
ナルトが知=
387;ているサスケの動き=
;は『死の森』まで。
『呪印』発=
205;時の事は寝ていた為=
;に知らない。
それでも下=
525;ＮＯ．１ルーキーを=
;言われたサスケの攻&#=
25731;が通用しないのだz=
90;
ネジの実力=
418;大したモノ、どうや=
;ら自惚れではないら&#=
12375;い。
「コイツは
胸倉を掴ん=
384;ネジが、ナルトに向=
;けて『影分身』を投&#=
12370;飛ばした。
だが、直撃=
377;る寸前で白煙と化し=
;て消える。
その際、ナ=
523;トの視界全体を白煙=
;が覆い隠す。
「お前はオ=
524;には勝てない…全て運命=
391;決まっている事だッ=
;！！」
視界を封じ=
383;好機をネジが逃す訳=
;がなく、ナルトに向&#=
12369;て駆けた。
その動きは =
142;風の如く。
瞬時にして&=
291;合いを詰め、白煙に=
;掌底を打ち込む。
だが、ネジ=
398;一撃は虚しく空を切=
;る。
「な、何ッA=
281;？」
ネジの拳圧=
391;白煙が吹き飛ぶが、=
;ナルトの姿が何処に&#=
12418;ない。
この一撃で =
066;わると思っていた為=
;、ネジの動揺は大き&#=
12356;。
咄嗟にチャ=
463;ラを練り、胸の前で=
;印を結ぶ。
『血継限界=
288;白眼ッ！！』
眼の周囲に =
563;が浮かび、ネジの視=
;界範囲が急激に広が&#=
12387;た。
あらゆる遮"=
109;物を透視できる能力=
;。
その為、視 =
028;の範囲はほぼ全域。=
;
そこで初め=
390;気付いた―己の背後=
391;蹴りを放とうとする=
;ナルトの姿を。
「チィ！！=
301;
背後を振り=
521;いた瞬間、ナルトの=
;蹴りが一閃。
ネジの身体=
364;大きく吹き飛んだ。=
;
だが、すぐ=
395;受け身をとって地面=
;に着地。
「いつの間=
395;オレの背後を…ッ！！」
驚愕の表情=
434;浮かべ、ナルトを睨=
;む。
ネジの頬に=
399;蹴りによって裂傷が=
;走っていた。
【『白眼』=
364;なかったら今の一撃=
;で終わっていたな】
先程の『影=
998;身』達の動きとは次=
;元が違う。
【お前が口=
395;している運命とやら=
;はどうした？】
改めて思い =
693;った、眼の前にいる=
;者の実力を。
頬を伝う血=
434;拭い、ネジは再び構=
;えを取った。
初戦から魅=
379;られ、観客達が狂っ=
;たように騒ぐ。
そんな中、=
469;クラ達の思いの内は=
;…
「す、凄い
「どうやら =
149;院での言葉は本当ら=
;しいわね」
呆けたよう=
395;呟くサクラ、そして=
;意味深な言葉を吐く&#=
12356;の。
ナルトは病&=
498;で本当の自分を徐々=
;に曝け出す―と言って=
356;た。
いつまでも=
455;力を隠していたら埒=
;が明かない。
だから他者=
364;『成長』と見えるよ=
;うに力を出す事に決&#=
12417;たのだ。
「いの、ア=
531;タ何か知ってるわね=
;！？」
「ええ、知=
387;てるわよ」
「教えて…ナルトに=
309;があったの！？」=
サクラが声=
434;荒げて詰め寄る。=
「以前も言=
387;たわ…知りたけ=
428;ば自分でってね」=
「でも…ッ！！」
尚も食い下=
364;るサクラを一瞥し、=
;いのの視線が冷たさ&#=
12434;帯びる。
「ナルトの$=
942;去を知るって事はそ=
;んな軽い事じゃない…私に言え=
427;のはそれだけ」
冷たいよう=
384;が、中途半端な気持=
;ちで詮索されるのは&#=
36820;って迷惑。
自分も時間=
434;掛けて調べ上げたの=
;だ。
言うだけな=
425;簡単、それで事実を=
;知ってナルトを違う&#=
30446;で見たら決して許{=
73;ないだろう。
だからサク=
521;を突き放したのだ。=
;
その頃、試'=
443;会場の外では木ノ葉=
;の暗部が一人息絶え&#=
12390;いた。
喉元にクナ=
452;を突きたてられ、苦=
;悶の表情を浮かべて&#=
12356;る。
「ナルト君=
289;精々楽しませてくれ=
;よ…これから=
461;ツイお仕事が待って=
;いるんだからね」
その者の名=
399;『薬師カブト』
息絶えた暗%=
096;の面を外し、自分の=
;顔を覆う。
そして、暗%=
096;装束を纏うと煙のよ=
;うに掻き消えた。