MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899AF4/64.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
再不斬と=
333;は再び『狐の暗部』=
;と対峙。
無言の威圧=
863;を全身で感じ、無意=
;識の内に震えていた=
12290;
【どうした…震えてる=
382;?】
「ふん、余=
426;にも嬉しくてな…月並みな#=
328;葉だが『武者震い』=
;って奴だ」
首斬り包丁=
434;地面から引き抜き、=
;肩に担いでナルトを=
30568;む。
白も千本を=
001;手に持って迎撃に備=
;えた。
【暗部装束=
434;纏い、面で素顔を隠=
;した俺は………】
ナルトの全$=
523;から凄まじい殺気が=
;立ち昇る。
【戦闘力の=
689;が違う】
身体が揺ら=
356;だ途端、ナルトの姿=
;が掻き消えた。
地面には人&=
291;離れした瞬発力の余=
;波で足跡が残る。
「行くぞ、=
333;ッ!!」
首斬り包丁=
434;構え、再不斬が一歩=
;を踏み出す。
それと同時=
395;ナルトが更に加速。=
;
一瞬で再不=
028;の懐で潜り込んだ。=
;
(な、何ィA=
281;?)
再不斬の両=
524;が見開かれた。
【眼だけで$=
861;うな…相手のチ=
515;クラを感じ取れ】=
一足一刀の&=
291;合いでナルトは地面=
;へ手を突き、倒立の=
24418;を取った。
そしてすか=
373;ず再不斬の脳天目掛=
;けて踵を振り下ろす=
12290;
「チィ!!=
301;
防衛本能が=
685;き、ほぼ無意識の内=
;に両腕を十字に交差=
12373;せて防ぐ。
両腕の骨が=
244;な悲鳴を上げ軋み、=
;嘆く。
再不斬の足=
803;が地面へと埋もれて=
;いる。
それ程まで=
398;破壊力。
【…=
230;良く耐えた】
受け止めら=
428;た足に力を込め、反=
;動を利用して地面へ=
30528;地。
だが、再不=
028;の体勢はまだ整って=
;いない。
暗部装束を =
763;し、ナルトは下から=
;上へ突き上げるよう=
12394;蹴りを放つ。
「ぐッ!!=
301;
顎に直撃を=
936;らい、再不斬の身体=
;が宙に舞う。
『忍法 影=
998;身の術ッ!!』
両の人差し=
351;と中指を垂直に合わ=
;せ、ナルトの左右に=
65299;人ずつ影分身が現|=
28;た。
各々が再不=
028;に狙いを定めて飛翔=
;。
宙を舞って=
356;る目標目掛けて斬撃=
;・打撃・蹴撃を次々=
12392;繰り出す。
それと同時=
395;再不斬の身体に無数=
;の傷が刻まれて行く=
12290;
影分身達が=
356;に上へ蹴り上げると=
;、本体であるナルト=
12364;眼前に現れた。
『影分身 =
408;っ端微刃ノ術ッ!!=
;』
トドメと言=
431;んばかりに再不斬の=
;胸部へ掌底を叩き込=
12416;。
(動きが…見え……ねェ…)
既になす術=
418;なかった。
人知を超え=
383;戦闘力の前に再不斬=
;は反撃する隙すら見=
24403;たらない。
地面へ高速=
391;落下し、その衝撃で=
;内臓が損傷を受けた=
12398;か…口元の包=
111;が鮮血に染まった。=
;
「再不斬さ=
435;ッ!!」
白が悲痛な=
483;びを上げる。
ナルトが繰=
426;出した一連の攻撃は=
;ホンの数秒。
両手に持っ=
383;千本を全て投げ付け=
;た。
【…甘い】
襲い来る千=
412;に向けて無造作に手=
;を振り、クナイを放=
12388;。
いつのまに=
363;ホルスターから取り=
;出していた。
2本のクナ=
452;が空を裂き、千本す=
;らも弾き飛ばす。
【手裏剣術=
384;けで相手との実力差=
;が見て取れる】
かつてカカ=
471;に言い放った言葉。=
;
本当の実力=
392;は小手先の技術だけ=
;でも比較できるのだ=
12290;
『秘術 魔%=
857;氷壁ッ!!』
かなりの硬=
230;を誇る永久凍土の壁=
;を作り出し、ナルト=
12398;放ったクナイを防{=
68;。
だが、その=
399;待は容易に裏切られ=
;た。
貫いたのだ=
290;
ナルトのク=
490;イが永久凍土の壁を=
;いとも簡単に。
「うぐッ!A=
281;」
それでも勢=
356;を失わないクナイが=
;白の身体に深く抉っ=
12383;。
結構深く刺=
373;っており、抜こうと=
;してクナイに手を掛=
12369;た時…印を結ぶ=
302;狐の暗部』が視界に=
;映る。
『風遁 大=
361;破の術ッ!!』
もはや風と=
399;呼べず、空を切り裂=
;く衝撃波が全てを薙=
12366;倒す。
白は身を屈=
417;て何とか耐えるが、=
;風は徐々に威力を増=
12375;た。
威力が頂点=
395;達した時、白の身体=
;は吹き飛ばされ、弧=
12434;描いて地面に叩きÉ=
84;けられる。
(僕と戦っ=
383;時と…全然…違……う)
以前、波の=
269;でナルトと戦った事=
;はある。
サスケが瀕=
515;の状態になり、意識=
;を失ってからナルト=
12399;本性を現した。
『下忍』で=
399;なく『暗部』として=
;の本性を…
その時でも=
311;倒的な強さだったが=
;、現在相手にしてい=
12427;のは桁違い。
白は仰向け=
395;倒れ、夜空に散らば=
;った星々が眼に映る=
12290;
だが、そん=
394;余韻に浸る時間さえ=
;与えてくれなかった=
12290;
【寝るには=
414;だ早いぞ】
夜空を背景=
395;『狐』の面が浮かび=
;上がる。
ナルトが跳$=
493;し、その拳を叩き付=
;けようと急落下。
(何とか…避けない=
392;ッ!!)
精神力で激=
171;を押さえ込み、白は=
;その場を飛び退く。=
span>
それと同時=
395;ナルトの拳が地面を=
;砕いた。
「せやッ!A=
281;」
しゃがんだ=
366;態になっているナル=
;トへ前蹴りを放つ。=
span>
【…中々の速度】
片手で足首=
434;掴まれ、更に真上へ=
;と持ち上げた。
自然と体勢=
364;崩れるが、寸前で軸=
;足を使って逆方向か=
12425;蹴りを繰り出す。
吸い込まれ=
427;ようにしてナルトの=
;側頭部へ直撃。
だが、その=
567;柄な身体は微動だに=
;しない。
【…=
230;良い蹴りだ】
声色には喜=
403;が混じっていた。=
いのやシカ=
510;ル達と接している内=
;に性格が多少は丸く=
12394;ったナルト。
望んで手に=
837;れた強さではないが=
;、本能的に戦いを好=
12416;らしい。
【…=
230;飛べ】
足首を掴ん=
391;いる手に力が込めら=
;れ、凄まじい圧力が=
25499;けられる。
そして、木=
398;枝を振るかの如く=
…白の身体=
434;無造作に投げ飛ばし=
;た。
視界に映る=
223;色が上下反転する。=
;
しかし、白=
399;冷静に受け身を取っ=
;た。
(攻撃を当=
390;るには…動きを止=
417;るしかないッ!!)=
;
ナルトの神$=
895;を封じる為に、『爆=
;砕氷晶』で足場を凍=
12425;す。
『血継限界=
303;の能力を最大限に引=
;き出し、特殊なチャ=
12463;ラを練り始めた。
最後の仕上=
370;に印を結ぶ。
だが、不意=
395;両腕が動かなくなっ=
;た。
【術の発動=
434;防ぐには…相手の両!=
109;を封じるのが良策だ=
;】
かなりの距&=
626;を飛ばされたと言う=
;のに、ナルトは既に=
38291;合いを詰めていたz=
90;
白の両腕を=
524;んで術を封じる。=
この時、白=
399;改めて実力の差を痛=
;感した。
(その気に=
394;ればナルト君は僕達=
;が瞬きをする間に殺=
12379;る筈…なのに、=
309;でこんな戦いを…!?)
再不斬から =
862;いた話では、『狐の=
;暗部』の実力は五大=
22269;で最強を誇る火影|=
24;りも上を行っている=
。
だが、ナル=
488;の戦い方は何かを試=
;しているようであっ=
12383;。
術などを使=
431;ず、瞬時にして相手=
;の背後に回りこんで=
39318;筋をクナイで裂くz=
90;
その単純な=
205;作で人は死ぬ。
【戦闘中に =
771;え事か…余裕だなA=
311;】
両手で掴ん=
384;白の腕を、ナルトは=
;再び交差させると懐=
12408;潜り込む。
先程繰り出=
375;た『受け身不可の背=
;負い投げ』
景色が凄ま=
376;い勢いで暗転し、こ=
;のままでは地面へ思=
12356;っきり叩き付けら|=
28;てしまう。
しかし、背=
013;が地面に叩き付けら=
;れる寸前で腹部に鈍=
30171;が突き抜けた。
(ぐッ…投げの最中に蹴り=
12434;…ッ!!)
白の言葉通=
426;、ナルトの爪先が腹=
;部へ減り込んでいた=
12290;
『受け身不=
487;』と言う事は『防御=
;不可』と同意義。
年端も行か=
396;少年が繰り出したと=
;は思えない強烈な蹴=
12426;。
白の身体は=
359;を描いて吹き飛ばさ=
;れ、地面へと叩き付=
12369;られた。
位置的にち=
423;うど再不斬の隣。=
「大丈夫か
「はい、何=
392;か…」
苦しそうに!=
145;部を押さえる白。=
再不斬も余=
426;のダメージに身体が=
;言う事を利かないの=
12363;、首切り包丁を支{=
60;にして立ち上がった=
。
その間にも=
490;ルトはゆっくりとし=
;た足取りで近付く。=
span>
【どうした
「ああ、胸=
966;悪いがどう足掻いて=
;もテメェには勝てね=
12455;」
再不斬の放=
387;た言葉にナルトは足=
;を止めた。
『霧隠れの'=
740;人』と呼ばれた男が=
;容易に敗北を認める=
35379;がないと思ったか|=
25;だ。
「煮るなり=
988;くなり好きにしろ=
…だがよ、=
968;つだけ府に落ちねェ=
;事がある」
【…何だ?】
「テメェ…何で急所=
434;外しやがったッ!!=
;」
再不斬の怒=
768;が響いた。
「オレが喰=
425;ったテメェの攻撃は=
;どれも致命傷の筈な=
12435;だよッ!!所がど{=
58;だ…寸前で急=
152;への軌道を変えやが=
;ったッ!!」
敗北した事=
455;より、手加減された=
;事の方がよほど気に=
20837;らないらしい。
そこが再不=
028;らしいと言うか何と=
;言うか……
【…=
230;気付いていたのか=
12305;
「狐野郎…テメェ、=
458;レを舐めてんじゃね=
;ェぞッ!!」
満身創痍の$=
523;体で首切り包丁を振=
;りかざし、地面へ力=
24375;く叩き付けた。
余りの破壊=
147;に地面が砕け散った=
;。
【少しばか=
426;お前達の実力を見さ=
;せて貰った】
「オレ達の=
455;力なんざテメェの何=
;に関係ある?」
【単刀直入=
395;言う…俺の元で=
685;け】
始めから自=
998;達を殺すつもりはな=
;かったようだ。
それ所か、=
049;の手足になれと言っ=
;てきた。
情けを掛け=
425;れ、その上で生き恥=
;まで晒せと言うのか=
65311;
元来、誇り=
398;高い『霧隠れの鬼人=
;』
言葉よりも=
808;に行動で返事を返し=
;た。
【…=
230;何の真似だ?】
「誰がテメ=
455;の部下になるか…クソ喰ら=
360;ッ!!」
再不斬の額=
395;は幾本もの筋が浮か=
;び上がっている。
そして、血$=
208;った眼が怒りの度合=
;いを物語っていた。=
span>
【悪い話で=
399;ないと思うが…俺の元で=
685;けば『霧隠れの里』=
;が放つ追忍を退ける=
24517;要もなくなる】
首切り包丁=
434;引き抜こうとする再=
;不斬。
【今よりも=
356;に強くなれるかもし=
;れん…何せ俺の%=
096;隊だからな】
だが、ナル=
488;の握力・腕力は凄ま=
;じく微動だにしない=
12290;
「ふざける=
394;ッ…『狐の暗%=
096;』のテメェに手足が=
;必要な訳があるかッ=
65281;!」
【俺は表立=
387;て行動できない…その為に=
163;足が必要だ】
「ふん…テメェの指図を受=
12369;るぐらいなら死ん{=
84;方がマシだぜッ!!=
」
不意にナル=
488;が首切り包丁から手=
;を離す。
【お前達は=
408;ノ葉隠れの里で何が=
;起きてるか知ってい=
12427;か?】
「そんな事=
449;興味ねェ…白、お前=
399;どうだ?」
「僕も良く=
693;りませんが…警戒が尋=
120;ではなかったです」=
;
再不斬の問=
356;に白が答える。
様子からす=
427;と余り詳しくは知ら=
;ないようだ。
【最近出来=
383;ばかりの『音隠れの=
;里』が木ノ葉を潰そ=
12358;と画策している】
「『音』だ=
392;…五大国で=
368;強と言われた木ノ葉=
;にケンカを仕掛ける=
12383;ァ…良い度胸=
376;ゃねェか」
あくまで他=
154;事、再不斬は鼻で笑=
;う。
「ナルト君=
289;その事と僕達が何か=
;関係があるんですか=
65311;」
【ああ、『&=
899;隠れの里』を作った=
;のは『大蛇丸』…伝説の三=
525;にして木ノ葉の抜忍=
;だ】
誰もが知っ=
390;いる名を出した途端=
;、再不斬の眼の色が=
22793;わる。
「伝説の三=
525;だろうと何だろうと=
;…テメェが=
986;張れば済む事じゃね=
;ェか」
【大蛇丸を=
578;す事は出来ても、木=
;ノ葉の里を守り切れ=
12427;保障がない】
ナルトは『=
392;』の面を外し、再不=
;斬を正面から見据え=
12383;。
【この里を=
474;は絶対に守りたい=
…大切な人$=
948;がいるんだ】
「ナルト…君?」
【幾ら強い=
392;言っても俺一人の力=
;じゃタカが痴れてる=
span>…お前達も=
147;が必要だ…頼む】
ナルトの実=
147;は忍の頂点を極めて=
;いると言っても過言=
12391;はない。
火影の戦闘=
147;を凌駕し、凄まじい=
;量のチャクラを有し=
12390;いる。
『金毛白面=
061;尾の妖狐』を体内に=
;宿し、尋常ならざる=
29983;命力。
だが、万能=
391;はない。
出来る事や=
986;来ない事も多数ある=
;。
大勢の人を=
432;る為には、それに見=
;合った守り手も必要=
12290;
ナルトが再=
981;斬を選んだのはちゃ=
;んとした理由があっ=
12383;。
波の国で初=
417;て戦った時、再不斬=
;は白を道具扱いして=
12356;た。
しかし、そ=
428;は大きな間違い。=
再不斬は白=
434;必要とし、白もまた=
;再不斬を必要として=
12356;る。
道具や武器=
392;してでなく、大切な=
;守るべき存在として=
span>……
そんな2人=
434;死なすのには惜しい=
;。
自分も同じ=
289;大切な人を守りたい=
;と思う故に…。
「クックク
「…=
230;再不斬さん」
不適な笑み=
434;浮かべる再不斬、そ=
;れを嗜めるような表=
24773;の白。
それぞれに=
605;う所があるのだろう=
;。
【…=
230;……】
ナルトは至=
387;て無言。
「再不斬さ=
435;」
「どうした=
289;白?」
「僕にはナ=
523;ト君の気持ちが痛い=
;程…分かりま=
377;」
「気持ち…だと?」
「はい、自=
998;の命を賭してまで大=
;切な人達を守りたい=
span>…僕も同じ=
671;持ちですから…」
鎮痛な表情=
391;口元の血を拭う。=
「彼は強い…でも何処=
363;で不安なんですよ。=
;もし、守れなかった=
12425;どうしよう…もし、敵=
364;予想以上に強かった=
;ら…
物事に絶=
550;なんて言葉は存在し=
;ません…万が一と#=
328;った事態も想定され=
;ます。だから…ナルト君=
399;僕と再不斬さんに。=
;
それだけ=
376;ゃない…表面上、=
302;働け』と言ってます=
;が…これは僕$=
948;を木ノ葉で保護する=
;方便なんです」
ナルトとは=
968;言も発せず、再不斬=
;は白の言葉を真剣に=
32862;いていた。
多少、含む=
152;はあるけれど大人し=
;くしている。
「オレ達を…保護?」
「ええ、ナ=
523;ト君は優しいですか=
;ら…大切な人=
434;守りたいと言う共通=
;の想いを持っている=
28858;に。
再不斬さ=
435;が死ねば…僕は後を$=
861;って死にます。ナル=
;ト君はそれが分かっ=
12390;いるんですよ。
だから、=
877;不斬さんを殺さない=
;…自分を憎=
414;せる事によって生か=
;そうとしている」
少しきつめ=
395;決して外れないよう=
;に。
「…=
230;で、お前はどうし=
12383;い?」
「え?」
「お前の言=
356;たい事は分かった=
…それでど=
358;するんだ?」
「…再不斬さん」
他国から『&=
695;隠れの鬼人』と呼ば=
;れた男の口調は穏や=
12363;であった。
ナルトが手=
152;減した事で頭に血が=
;昇っていたが、白の=
35328;葉で冷静になった|=
25;しい。
言われてみ=
428;ば白の言う通りだっ=
;た。
波の国で『=
392;の暗部』と戦った時=
;、確かに自分は『殺=
12379;』と言った覚えが{=
54;る。
だが、ナル=
488;は殺さなかった。=
いや、違う…殺したく=
394;かったのだ。
「コイツの%=
096;隊に入り、木ノ葉を=
;守るのか…それとも=
222;段と同じ生活に戻る=
;のか…お前が決=
417;ろ」
「…僕はナルト君と共=
12395;戦いたいです。命|=
34;救われた恩も返した=
いですし…」
結論が出た&=
915;には2人の治療は既=
;に終わっていた。
部隊と言っ=
390;も1人しかいないが=
;………
「狐野郎、=
458;レ達の考えは決まっ=
;た…これから=
990;話になる」
ぶっきら棒=
394;言い方である。
「だが、勘$=
949;いするなッ…オレは何=
178;の日か必ずお前を越=
;えるッ!!」
仲間になる=
392;言いつつも宣戦布告=
;。
これにはさ=
377;がのナルトも苦笑い=
;。
「ナルトさ=
435;…部隊に加=
431;るに当たって色々と=
;契約しておきたい事=
12364;あります」
【…=
230;…契約?】
「はい、ま=
378;は衣食住の完備…暗部とし=
390;の報酬の振込み、先=
;程も言ってましたが=
36861;忍の件に木ノ葉のõ=
25;としての登録……」
物凄い勢い=
391;言葉を並べて行く。=
;
「これはナ=
523;ト君の直属と考えて=
;良いんですね。それ=
12392;報酬の方は前払い{=
91;お願いできますか?=
今まで野宿だったも=
2398;で…
家具やら=
983;活用品を買い揃えな=
;きゃ行けないですし=
span>…後は木ノ!=
865;の里内の把握ですね=
;、ほら…何処の品=
289;が安いとか…」
次々と捲く=
375;立てる中、会話の内=
;容が主婦のモノにな=
12387;ていた。
ナルトは眉=
681;を寄せて困っている=
;。
何処で呼吸=
375;ているか分からない=
;程、白は連続で話し=
12434;続けた。
【おい…再不斬】
「何だ…狐」
【白ってこ=
435;な奴だったか?】=
「そうだ…常に無駄=
394;く節約し、主婦顔負=
;けの手腕を持ってい=
12427;」
胸の前で両!=
109;を組み、さも当然と=
;言った風に再不斬は=
31572;えた。
【主婦顔負=
369;か】
「主婦顔負=
369;だ」
再不斬の性=
684;から考えると、金銭=
;やら何やら豪胆に使=
12387;てしまうのだろうz=
90;
だから白は=
492;処まで細かくなった=
;のかもしれない。
【何にせよ…これで良=
363;ったんだろうな】=
夜空に向か=
387;てナルトは小さく呟=
;いた。
少なくとも=
371;の2人に生命の危険=
;が訪れる事はないだ=
12429;う。
こうして、=
490;ルトは新たな仲間を=
;得た。
ナルトと=
877;不斬が戦いを繰り広=
;げていた中、木ノ葉=
12398;里内で幾つかの影{=
64;蠢いていた。
数にして3=
388;、目的地は木ノ葉病=
;院。
「おやおや…どうやら$=
867;げられてしまったよ=
;うですね」
その一室に=
444;らの姿はあった。=
少し長い髪=
434;後ろに纏め、眼鏡を=
;掛けた青年と『♪』の印が=
051;まれている額当ての=
;忍が2人。
「まるで鼠=
384;…危険察知!=
021;力が優れている故に=
;難破する可能性の船=
12363;ら逃げ出すが如く{=
01;
下がって来=
383;眼鏡を中指で押し上=
;げる。
そして、視 =
218;を下に滑らした。=
「ベッドが=
494;かに温かい…そう遠く=
395;は行っていない筈で=
;す」
全開になっ=
390;いる窓から入る風が=
;カーテンをなびかせ=
12427;。
どうやらそ=
371;から逃げ出したらし=
;い。
「彼女は大"=
503;丸様の術の『生贄』=
;になって貰わないと=
34892;けません…すぐに負=
356;掛けて下さい」
「「御意」=
301;
膝を床に突=
356;て頭を垂れ、次の瞬=
;間には姿が掻き消え=
12390;いた。
病室に一人=
392;なった青年―薬師カブ=
488;はベッドに腰を降ろ=
;す。
「下忍の彼=
899;を捕獲するのに中忍=
;二人…ちょっと=
894;発し過ぎたかな?」=
;
口元を歪め=
289;楽しそうに笑う。=
窓から見え=
427;夜空には、月が里全=
;体を優しく照らして=
12356;る。
不意に人の=
671;配を感じた。
「き、君…そこで何=
434;しているッ!?」=
カブトの視=
028;に入った男は白衣を=
;着ていた。
木ノ葉病院=
398;医師の一人だろう、=
;時間帯から考えると=
35211;回りのようだ。
「…=
230;と、もしかしてカ=
12502;ト君じゃないか?{=
01;
警戒心を剥=
365;出しにしていた医師=
;は、相手の姿を見て=
22768;色を変えた。
この時点で=
289;カブトが『音の隠密=
;』と言う事実は里内=
12395;は伝わっていないz=
90;
火影を始め=
289;上層部でしか知られ=
;ていないのだ。
「こんな時&=
291;帯に何で此処に?=
…それより=
418;どうやって入って=
……」
自分を知っ=
390;いると言う事は養父=
;の知り合いらしい。=
span>
医療忍者で=
354;る為、医者と通じて=
;いてもおかしくない=
12290;
眼の前の青=
180;の本性も知らずに、=
;徐々に近付いていく=
12290;
それと同時=
395;、カブトの視線が刃=
;のように鋭さを帯び=
12427;。
「ええ、友=
154;のお見舞いに来たん=
;ですが…少し迷っ=
390;しまいまして……」
ベッドから&=
745;かに立ち上がると、=
;右手にチャクラを収=
26463;させた。
「赤胴ヨロ=
452;と言うんですが……」
「ん?…中忍試験に出た名=
21069;だね…彼は確か…」
「もう死ん=
391;ますよね……あӗ=
8;役立たず」
患者の名簿=
391;『赤胴ヨロイ』の名=
;を探していた医師は=
12289;ハッとして顔を上{=
70;た。
そこにいた=
398;は穏やかな笑みを浮=
;かべている青年では=
12394;く、殺意を露にし{=
83;別人。
『掌仙術 =
481;ャクラの解剖刀』=
医師の首目=
499;けて手刀で一閃。=
次いで、医=
107;の身体が膝から崩れ=
;落ちた。
その瞳には=
309;も映っていない。=
「外傷を与=
360;ずに頚動脈を切断し=
;ました…返り血を=
020;びると少し厄介なモ=
;ノで…臭いとか!=
853;ちないんですよ」=
穏やかな口#=
519;とは裏腹に、恐ろし=
;い事を口走っていた=
12290;
人を殺める=
107;に何の躊躇も見せな=
;い。
これが『音&=
560;れの隠密』―薬師カブ=
488;。
「それにし=
390;も、大蛇丸様も人使=
;いが荒い…禁術で使=
358;『生贄』の回収とナ=
;ルト君を引き込む材=
26009;を調達しろだなん{=
90;…」
小さな溜息=
434;白々しく一つ。
ナルトには#=
242;兄弟がいない。
彼一人だけ=
434;引き込むのなら、身=
;内を交換材料にすれ=
12400;良かった。
だが、その=
163;段も使えない。
ならば、そ=
398;代わりになるもの=
…代用品を=
506;した。
「ナルト君=
398;親しい友人を拉致=
…誰が一番=
289;効率が良いかな?」=
;
現在、木ノ!=
865;病院に入院している=
;のは『日向一族』の=
36321;取りである『日向|=
98;ナタ』
ネジとの戦=
356;で負った傷を治療す=
;る為だ。
そう考えて=
356;た時、医師が持って=
;いたカルテに眼が行=
12387;た。
資料として=
445;存する写しであった=
;が、内容は本物と同=
12376;。
速読し、次=
293;とカルテを読み耽る=
;。
ふと、見知=
387;た名前が出て来た。=
;
「『奈良シ=
459;マル』…彼も入院=
375;ているのか」
色々と思考=
434;巡らせ、不意に口元=
;を邪悪に歪める。
「幼い頃か=
425;の親友らしいね…ふふ、じ=
419;あ…行こうか=
394;?」
下がって来=
383;眼鏡を押し上げ、病=
;室を出る。
暗く静まり$=
820;った廊下をゆっくり=
;とした足取りで進ん=
12391;行く。
病室のネー=
512;プレートにはこう記=
;されていた。
『キン・ツ=
481;』……とӍ=
0;
所変わって=
471;カマルの病室。
「いの…腹が減った」
「お見舞い=
398;果物は全部アンタが=
;食べたでしょーが」=
span>
傷を治癒す=
427;為に身体がエネルギ=
;ーを欲しがっている=
12290;
それに加え=
390;成長期、幾ら食べて=
;も気が済まないのだ=
12429;う。
さっきから=
378;っとこの調子であっ=
;た。
「ハァ…チョウジがいたら=
33747;子とか食い物を持{=
87;てんだろうけどな」=
「グダグダ#=
328;わない…さっさと=
517;ろ」
さすがの頭=
395;来たのか、いのの口=
;調にドスが込められ=
12390;いた。
シカマルは=
171;々だが、横になって=
;大人しくする。
しかし、い=
398;はまだ帰ろうとしな=
;い。
「…=
230;で、お前は帰らね=
12455;のか?」
「パパが迎=
360;に来るまで此処にい=
;るつもり」
「そっか、=
371;の頃やけに物騒だか=
;らな…大事な一=
154;娘、夜道を一人で歩=
;かせる訳には行かな=
12356;か」
「そう言う=
107;」
頷く度に、=
460;ろで結った金色の髪=
;が揺れる。
(そういや=
467;イツも何か変わった=
;よな…なんつー=
363;キレイになった?)=
;
心の中で呟=
367;シカマルだったが、=
;しばらくして自分が=
20309;を口走ったのかをĔ=
71;付いた。
途端に顔が=
105;くなり、鏡を見なく=
;とも真っ赤になって=
12356;る事が分かる。
「どうした=
398;よ、シカマル…急に赤く=
394;って…?」
「い、いや…何でもね=
455;」
慌てて取り =
341;うが、幸いにもいの=
;は気付いていないよ=
12358;だ。
照れ隠しに=
499;け布団に包まる。=
そんなシカ=
510;ルを見ていのは疑問=
;符を浮かべた。
「もう…一体何なのよ」
幼少の頃の=
605;い出話、ナルトと知=
;り合った経緯。
『いのパパ=
303;と『ヒアシ』が昔か=
;ら好敵手だった事や=
12425;。
「おっと…悪ィ」
「どうした=
398;?」
「便所に行=
387;て来る…果物いっ=
401;い食ったからな」=
「レディの=
069;でそんな事…言うなっ=
390;の!!」
いのが繰り=
986;された正拳がシカマ=
;ルの水月に直撃。
「お、おい…そりゃね=
455;だろ、傷口が開いち=
;まう」
腹部を押さ=
360;て悶絶していた。=
「自業自得=
424;…ったく!A=
281;」
何とか痛み=
395;耐え、眼に涙を浮か=
;べながらもシカマル=
12399;立ち上がった。
勿論、松葉=
454;を使ってだ。
普通に歩け=
427;事は歩けるが、負担=
;を減らす為。
手洗いに向=
363;う為、寝巻きのまま=
;で廊下に出る。
すると、左=
041;向から嫌な気配を感=
;じた。
「シカマル=
531;に用があったんだけ=
;ど…まさか『=
665;中いの』君も居ると=
;はね…手間が省=
369;たよ」
ゆっくりと=
391;り向くシカマル。=
「…=
230;アンタは!?」
中忍選抜試'=
443;で見た事があるが、=
;全くの別人。
全身に纏っ=
390;いるチャクラと殺意=
;。
「君よりも=
444;女の方がナルト君を=
;引き込む材料として=
12399;打って付け……悪ӓ=
6;けど君には死んで貰&=
#12358;」
薄暗い闇の=
013;で、クナイの刀身が=
;不気味に光る。
身体の芯が=
361;険信号を出すが、シ=
;カマルの下半身は言=
12358;事を利かない。
「じゃあ、=
496;イバイ」
無造作に投=
370;付けられるクナイ。=
;
これが死期=
398;間際と言うものだろ=
;うか、飛来するクナ=
12452;がスローモーショ}=
31;で映る。
その際にカ=
502;トの額当てに視線が=
;映った。
(コイツの&=
989;当て…『=
9834;』だと!?)
シカマルま=
391;後僅かの所で、小柄=
;な影が飛び掛った。=
span>
余りの勢い=
395;影と共に転げまわる=
;シカマル。
「痛ッ…何なんだよ」
「何をボー=
483;としてるのよ…世話が焼=
369;るわね」
「いの!?=
301;
自分を助け=
428;くれたのは、いので=
;あった。
お陰で身体=
395;傷は負っていない。=
;
「どう言う=
107;よ…何でカブ=
488;さんがアンタを…」
「あのカブ=
488;って野郎…木ノ葉の=
525;じゃねェ」
「ハァ?ア=
531;タ、何を言って…」
突然の事で=
366;況が読み込めない。=
;
シカマルか=
425;更に聞き出そうとす=
;るが、前から声が聞=
12371;えた。
「良く分か=
387;たね、シカマル君=
…僕は『音&=
560;れの隠密』なんだよ=
;」
下がって来=
383;眼鏡を押し上げる。=
;
「そんなに=
292;露しちまっても良い=
;のかよ…『隠密』=
394;んだろ?」
「別に大丈=
827;さ…君はここ=
391;殺され、彼女は『音=
;』に連れて行く」
「ふふ…君は抜け目がない=
12397;、こんな状況に陥{=
87;ても情報を入手しよ=
うとしている」
「チィ…残念」
軽口を叩い=
390;いるが、打開策が何=
;も浮かばない。
眼の前にい=
427;敵は間違いなく自分=
;よりも実力が上。
(オレは足=
163;まといにしかならね=
;ェ…最悪、い=
398;だけでも…)
もうそろそ=
429;、『いのパパ』が迎=
;えに来る時間。
それまで時&=
291;を稼げば良い。
その為には=
531;ったチャクラで『影=
;真似の術』で足を止=
12417;る必要がある。
(…=
230;行くぜッ!!)
「シカマル=
289;何やってんの…逃げるわ=
424;ッ!!」
そのまま引=
365;摺るようにして脱兎=
;の如く駆ける。
シカマルが=
345;っていた松葉杖がカ=
;ランと渇いた音を立=
12390;、転げ落ちた。
残されたカ=
502;トは溜息を一つ吐く=
;。
「どこに逃=
370;ても一緒だよ…この先は=
627;上しかないからね」=
;
視線を刃の=
424;うに鋭くさせ、ゆっ=
;くりと…だが確実=
395;追う。
「ゲッ…行き止まりかよッ=
65281;!」
いのに引き=
722;られ、辿り着いた先=
;で言ったシカマルの=
19968;言。
回りは落ち=
394;いように高いフェン=
;スに覆われ、夜と言=
12358;事で冷たい風が吹{=
56;ていた。
飛び降りよ=
358;にも結構な高さがあ=
;り、シカマルを抱え=
12390;…とは無理=
394;ようだ。
「気は済ん=
384;かい…大人しく=
377;れば楽に殺してあげ=
;るよ?」
自分達が先=
243;通って来た扉に持た=
;れるようにカブトの=
23039;があった。
逃げ道はな=
356;…打開策も=
394;い…出来る事=
392;言えばジタバタする=
;のみ。
「…=
230;最悪な状況だぜ」=
span>
せめてチャ=
463;ラが回復していれば=
;、『口寄せの術』で=
12393;うにかなったかも{=
75;れない。
だが、フル=
398;状態でもギリギリで=
;発動できるかと言っ=
12383;具合だ。
望みは……薄い。
(こりゃ、=
629;を賭けるしかねェな=
;)
絶体絶命な=
366;況に陥っていると言=
;うのに、シカマルは=
21475;元に笑みを浮かべ{=
83;。
身体中から&=
911;く激痛を精神力で押=
;さえ込み、立ち上が=
12429;うとするが……
シカマルの=
178;を一陣の風が駆け抜=
;けた。
「ハッ!!=
301;
いのが飛び=
986;し、カブトに向けて=
;飛び後ろ蹴りを放つ=
12290;
だが、その=
968;撃を余裕の笑みを浮=
;かべて避ける。
上体を後ろ=
395;反らしたのだろう。=
;
「いのッ…お前は逃=
370;ろッ!!」
「アンタこ=
381;逃げなさいよッ、シ=
;カマルッ!!」
病院の屋上=
391;怒声が飛び交う。=
しかし、こ=
398;騒ぎで誰も起きない=
;のは少し異常だ。
カブトが得=
847;とするのは幻術。=
高等忍術の=
968;つ『涅槃精舎の術』=
;を用いて、病院全体=
12434;包む。
その効果は=
239;う事のできない眠り=
;へと誘う術。
身体を傷付=
369;るぐらいでは抜け出=
;せない、睡眠欲を司=
12427;本能を刺激するか|=
25;だ。
「見た目は=
778;しそうだと思ったけ=
;ど…とんだ役 =
773;じゃない?」
「『音の隠=
494;』として木ノ葉に潜=
;伏して十年近いから=
12397;…慣れたモ=
494;だよ」
しゃがみ込=
415;、次いで足払いを繰=
;り出す。
「良い動き=
384;」
後ろへ飛び$=
864;き、眼鏡を押し上げ=
;る。
そして、微=
363;に嘲笑を浮かべた。=
;
「本気で…行くわよ=
301;
腰に巻いて=
356;た額当てを頭に絞め=
;直す。
全身にチャ=
463;ラを張り巡らせ、更=
;なる力を引き出そう=
12392;する。
「まさか…肉体活性A=
311;」
ここで初め=
390;カブトが驚きの表情=
;を浮かべた。
その間にも=
356;のが放つチャクラが=
;膨れ上がる。
グッと腰を!=
853;とし、次の瞬間…いのが動=
356;た。
「せいッ!A=
281;」
瞬時に間合=
356;を詰め、右上段から=
;の回し蹴り。
カブトが左!=
109;で防ごうとした時、=
;蹴りの軌道が中段へ=
12392;変わった。
「くッ!!=
301;
すかさず左!=
109;を降ろし、肘で防御=
;。
腕からは痺=
428;に似た感覚が拡がる=
;。
予想以上に%=
325;い一撃。
(下忍と思=
387;て油断した…だが、見=
999;るのは容易い)
次々と繰り=
986;される打撃・蹴撃を=
;紙一重で避けて行く=
12290;
カカシと同=
561;、もしくはそれ以上=
;の実力を有している=
12459;ブトには苦にもな|=
25;ない。
一方、いの=
395;焦燥感が蓄積されて=
;行った。
「このッ!A=
281;」
裏拳を放つ=
364;、手の甲で軽く受け=
;止められる。
続いて足刀$=
468;りを繰り出す。
「下忍にし=
390;はかなりの体術だけ=
;ど…まだまだ=
978;の領域には程遠い」=
;
足首を掴ま=
428;、身動きを封じられ=
;た。
「そうは言=
387;ても君の動きは厄介=
;だ…少し大人=
375;くして貰うよ?」=
カブトの右=
163;にチャクラが収束。=
;
そして、一&=
275;。
「うぐッ!A=
281;」
己の足首か=
425;稲妻のように鋭い激=
;痛が走った。
とても立っ=
390;いられない。
いのは足首=
434;押さえながら床へと=
;蹲る。
顔をしかめ=
289;汗が雫となって浮き=
;上がって見えた。
床に伏せて=
356;るいのを一瞥して、=
;カブトの視線がシカ=
12510;ルへと向けられたz=
90;
「次は君の=
058;だね…一思いに=
005;して上げよう」
手刀を振り=
363;ざし、徐々に近付い=
;て行く。
畜生ッ…動けよ、この身体=
12483;!!
いのが傷付=
356;てんのを見て…オレだけ=
309;もしねェなんて…
修行して強=
367;なったのによ…これじゃ=
354;何にもならねェじゃ=
;ねェかッ!!
良いから動=
369;って言ってんだろー=
;がッ!!
眼の前のコ=
452;ツだけは、この野郎=
;だけはぜってーぶっ=
20498;すッ!!
根性見せろ=
483;!!惚れた女を守れ=
;ねーで…何が男だ=
483;!!
この時、シ=
459;マルの身体に蓄積さ=
;れたダメージ量を精=
31070;力が凌駕した。
傷口が裂け=
424;うが、血が噴き出そ=
;うが構わずに立ち上=
12364;る。
「ふーやれ=
420;れ…そのまま=
384;と死ぬよ?」
「うっせー…テメェは(=
665;ってろッ!!」
身体の底か=
425;チャクラを捻り出し=
;、胸の前で印を結ん=
12384;。
「君の『影=
495;似の術』なら既に見=
;切ってる…前に何度=
418;見たからね」
何の警戒も=
379;ずに近づいて行くカ=
;ブト。
それを見た=
471;カマルが口元を楽し=
;げに歪めた。
「へッ…勘違いしてくれて=
12354;りがとよッ!!」
更なるチャ=
463;ラを送り込む。
『忍法 影=
436;の術ッ!!』
自身の影を=
186;介に、無数の『影狼=
;』を産み出す忍術。=
span>
試行錯誤を =
368;り返し、生死の境を=
;彷徨った時に習得し=
12383;シカマルだけが扱{=
60;る。
術のランク=
399;『A』
シカマルの=
345;つ最も威力のある術=
;の一つ。
「これは…『影真似=
398;術』じゃないッ!?=
;」
己を取り囲=
416;影の獣を垣間見て後=
;退さった。
「あんまり=
458;レを舐めんじゃねー=
;ぞッ!!」
カブトを獲=
289;と見定め、一斉に襲=
;い掛かる。
夜も深い為=
289;影には事欠かない。=
;
チャクラが =
154;く限り、幾らでも攻=
;撃が可能。
「くッ!!=
301;
次々と牙を=
093;き、爪で引き裂かん=
;とする影狼の攻撃を=
36991;け続ける。
余りの数と=
104;想外の反撃に動揺が=
;隠せない。
すかさず、=
859;用のメスを取り出す=
;と投擲。
しかし、何=
107;もなかったかのよう=
;に通り抜けた。
「へッ、バ=
540;カ…影は影、=
455;体がある訳ねーだろ=
;ッ!!」
驚愕を浮か=
409;るカブト。
ホンの僅か=
394;隙を逃さず、影狼が=
;鋭い爪を振り下ろす=
12290;
回避する暇=
418;なく、顔面に攻撃を=
;喰らって吹き飛んだ=
12290;
トレードマ=
540;クとも言える眼鏡も=
;粉々に砕けた。
「ハァ…ハァ…いの、いのは大丈=
22827;かッ!!」
足を引き摺=
426;ながら、シカマルは=
;いのが倒れている元=
12408;と行く。
浅い呼吸を =
368;り返し、血の気が引=
;いている。
「畜生ッ…こんな時=
395;医療忍術が使えれば=
;…」
生憎、影が=
351;える以外は普通の忍=
;。
人には得手=
289;不得手とあるが…この時ば=
363;りは己を呪った。=
「大丈夫だ=
363;らな…すぐに親=
238;さんが来てくれる」=
;
自分の肩に=
163;を回させると、フラ=
;フラしながらも立ち=
19978;がった。
シカマルの=
517;巻きは真っ赤に染ま=
;っている。
とても動け=
427;状態じゃない。
「参ったよ…仕掛ける=
636;間だけ実体化してた=
;なんてね」
2人の背後=
395;人影が立ち上がった=
;。
暗闇の中、=
578;意の込められた瞳が=
;不気味に光る。
「ッ=
8230;マジかよ」=
振り返るま=
391;もなかった。
この圧倒的=
394;殺気は忘れられない=
;。
「楽に殺し=
390;上げようと思ったけ=
;ど、気が変わった
シカマルの=
001;脚に向けて、手刀を=
;無造作に振った。
途端に走り=
244;けた激痛。
膝から崩れ!=
853;ち、必死に歯を食い=
;縛る。
「両脚の腱=
434;完全に断ち切った=
…そして、=
425;は……」
更に手刀を=
391;り下ろす。
耐え難い激=
171;と共に右腕が動かな=
;くなった。
左手で押さ=
360;るが、触れた感覚が=
;ない。
「右腕の神 =
076;をプッツン…とね。直=
509;、神経を抉られるの=
;は痛いだろう…滅多にな=
356;経験だよ」
口元に楽し=
370;な笑みを浮かべ、シ=
;カマルを見下ろす。=
span>
子供が蝶の =
701;を毟り取るようにジ=
;ワジワと弄る。
(マジやべ=
540;…こ、殺さ=
428;るッ!!)
既に立ち上=
364;る事さえ出来ず、印=
;を結ぶ事も封じられ=
12383;。
オマケに全$=
523;を駆け巡る激痛のせ=
;いで思考すら麻痺し=
12390;いる。
「ふふ…次は何処が良いか=
12356;?視覚…聴覚、そ=
428;とも脊髄を寸刻みに=
;して上げようか?」=
span>
良く見ると=
289;カブトの頬には深い=
;裂傷が生々しく刻ま=
12428;ていた。
そして、左=
163;をソッと傷口に沿っ=
;て動かす。
すると、深=
356;裂傷が完全に塞がっ=
;ていた。
「のた打ち=
238;って惨めに死んでく=
;れ」
今まさに手=
992;を振り下ろそうとし=
;た瞬間、カブトは背=
31563;に冷たい物を感じz=
89;手の動きを止めた。=
「それぐら=
356;にしておいたらどう=
;だい?」
カブトが眼=
434;見開き、振返り切る=
;前に高速裏拳が直撃=
12290;
投げ捨てら=
428;た玩具のように吹き=
;飛んだ。
突然の出来=
107;に、受け身も取れず=
;に転がる。
「遅れて済=
414;ないね…いの、シ=
459;マル君」
身動きの取=
428;ないシカマルの元へ=
;しゃがみ、右手を前=
12395;突き出す。
患部から少=
375;離れた所で静止し、=
;チャクラを送り込む=
12290;
「薬師カブ=
488;…君の話は =
884;いてるよ」
更にチャク=
521;を送り込み、シカマ=
;ルの傷を治療して行=
12367;。
「シカマル=
531;は古くから付き合い=
;のある友人の息子さ=
12435;…」
次いで、い=
398;が倒れている所へ行=
;った。
断ち切られ=
383;腱に手を添え、同じ=
;ようにチャクラを送=
12426;込んだ。
途端に血の=
671;が戻って行く。
少し汚れて=
356;る髪を優しく撫でた=
;。
「いのは…私の愛す=
427;可愛い娘だ」
静かに立ち=
978;がり、カブトと対峙=
;。
「私が迎え=
395;来る間…好き勝手=
420;ってくれたようだが=
;…」
全身から凄=
414;じい量のチャクラが=
;立ち昇る。
それは異常=
394;までの攻撃的なチャ=
;クラ。
木ノ葉が誇=
427;名家の一つ、『山中=
;』の名を継ぐ男が本=
27671;を出した。
「覚悟は良=
356;かッ!!」
怒りの余り=
289;溢れ出したチャクラ=
;が屋上の床を砕く。=
span>
「まさか…『山中家=
303;の当主が出て来ると=
;は思っても見ません=
12391;したよ」
(動きがま=
427;で見えなかった…気配も……こӚ=
8;が名家当主か…)
軽口を叩い=
390;いるが、内心ではか=
;なり焦っていた。
木ノ葉に潜=
387;て十数年、名家と呼=
;ばれる一族の実力は=
20182;の忍と桁違い。
特に『山中=
478;』『奈良家』『秋道=
;家』『日向家』は異=
24120;だ。
(簡単に倒=
379;る相手じゃない…ならば、=
401;うはッ!!)
「先手必勝=
483;!!」
両の手刀に=
481;ャクラを宿し、一気=
;に跳躍。
『掌仙術 =
481;ャクラの解剖刀ッ!=
;!』
そのまま眼=
398;前の男目掛けて襲い=
;掛かった。
「君は以前=
289;カカシ君と互角以上=
;に渡り合ったようだ=
12397;」
対する『山=
013;家当主』は身構えも=
;しない。
「しかし、=
169;からすればカカシ君=
;と言えど…未熟も未=
087;……」
ボンッと空=
671;が弾ける音が響いた=
;と思ったら、カブト=
12398;腹部に蹴りが突きÒ=
50;さっていた。
ノーモーシ=
519;ンからの前蹴り。=
カブトの身=
307;がくの字に曲がって=
;、胃液を吐き出す。=
span>
「ぬうんッA=
281;!」
続いて地面=
395;叩きつけるが如く繰=
;り出した裏拳。
地面に接触=
377;る寸前にカブトの水=
;月にを狙って追撃。=
span>
そのまま遠=
367;へ蹴り飛ばした。=
「ぐッ…ガハッ!!」
両膝と額を=
627;上の床へ突き、蹲っ=
;ているカブト。
激痛の元で=
354;る腹部へチャクラを=
;送り込む。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
「ふむ、ま=
384;立ち上がれるか…私と正面=
363;ら戦えるのは『三代=
;目』と『あの子』
これでも若=
363;りし頃は暴れまわっ=
;ていた物だ。
手当たり次=
532;に挑み、問答無用で=
;叩き伏せてきた。
しかし、今=
398;戦いぶりを見ると牙=
;は失っていない。
今度は両手=
395;クナイを持って突貫=
;。
無謀とも言=
360;るカブトの行動に疑=
;問符を浮かべる『山=
20013;家当主』
左手首を掴=
435;で、相手の右襟を握=
;り締めて倒れこむよ=
12358;に地面へ叩き付け{=
83;。
その際に足=
803;を刈るのを忘れない=
;。
「まだまだ=
483;!!」
無理矢理立=
383;せ、豪快な一本背負=
;いを決めるとフェン=
12473;へ向けて思いっ切|=
26;投げ飛ばした。
「…=
230;これを待っていた=
12435;ですよ」
屋上を取り=
258;んでいる金網に激突=
;する瞬間、手刀でフ=
12455;ンスを切り裂く。
そして、慣=
615;のままに外へと飛び=
;出した。
「僕はまだ…死ぬ訳に=
399;行かないんでね」=
不適な笑み=
434;浮かべ、カブトの姿=
;は闇へと消えて行っ=
12383;。
『山中家当=
027;』はすぐ視線を外し=
;、倒れている二人に=
36817;寄る。
「二人とも…本当に済=
414;ない」
意識を失っ=
390;いる二人に謝罪を述=
;べ、静かに涙を流し=
12383;。