MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/EC2C4CD6/6.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
「ナルト=
540;!一緒にお弁当食べ=
;ましょー!」
いつか聞い=
383;事のある大音量の声=
;が教室内に響いた。=
span>
しかも名指=
375;である。
教室内にい=
427;生徒達がザワザワと=
;騒ぎ出す。
だが、最も'=
514;いたのは誰でもない=
;ナルト本人だった。=
span>
「ナルト、=
152;日さぼったのはあい=
;つが原因か?」
「ご名答。#=
211;事に俺の裏の顔を暴=
;いてくれたよ」
「で=
8230;お前はどう対処し=
12383;んだ?」
「俺が化け=
289;だって言う証拠見せ=
;て、もう話し掛ける=
12394;って言っといた」
―それで引き=
979;がる程、楽な相手じ=
;ゃねぇぞ。
彼女をよく=
693;るシカマルは心の中=
;で呟く。
ナルトは弁=
403;の入っている鞄を肩=
;に掛け、教室の入り=
21475;に向かって歩いてŜ=
92;った。
「おい、待=
390;よナルト!」
シカマルも=
908;てて後を追い掛ける=
;。
「はっろー♪お弁当食=
409;ましょー」
「俺の話し=
434;聞いてなかったのか=
;?話し掛けるなって=
35328;っただろ?」
御機嫌ない=
398;とは対照的に不機嫌=
;なナルト。
幾分かきつ=
356;口調だが、いのは全=
;くと言って良い程気=
12395;していない。
決して邪険=
395;しているわけではな=
;い。
いのを巻き$=
796;むわけにいかないか=
;ら言っているのであ=
12427;。
それが解っ=
390;いるから、気にしな=
;いのだ。
「…=
230;シカマル」=
「あん?ど=
358;した?」
「先に行っ=
390;る」
「解った」
それだけ言{=
58;とナルトは『瞬身の=
術』で姿を消した。
残されたは=
398;、シカマルといのの=
;二人だけ。
「いの、お=
069;サスケはどうした?=
;ナルトの奴に鞍替え=
12391;もしたのか?」
からかい口#=
519;で尋ねた。
「そうねぇ=
540;ナルトってよく見る=
;と綺麗な顔してるの=
12424;ね。
みんな気=
184;いてないけど…」
―おいおい…マジかよ=
290;
意外な言葉=
364;返って来た。
「所でシカ=
510;ル?あんた知ってた=
;のよね、ナルトの事=
12301;
「それがど=
358;かしたか?」
「じゃあ『!=
258;分に話し掛けるな』=
;って私に迷惑が掛か=
12427;からなんでしょ?
そう理解=
375;てもいいわよねー?=
;」
「ああ見え=
390;もあいつは、それな=
;りに優しいからな」=
span>
シカマルは=
356;のの質問に正直に答=
;える。
この幼馴染=
395;は嘘は通用しないだ=
;ろう。
他人の意見=
395;左右されずに、自分=
;が見て・聞いて・確=
12363;めないと気がすま{=
94;い性格なのだ。
どっち道す=
368;ばれる。
「じゃ、俺=
399;もう行くからな」=
「ちょっと=
453;った」
「ん?」
「ナルトの=
392;こに行くんなら伝言=
;頼むわ」
にやりと口=
434;歪ませる。
「『私はそ=
358;簡単には諦めないわ=
;よ』って…」
「んなこと=
362;前に言われなくても=
;、あいつに言うつも=
12426;だよ」
シカマルも%=
347;られてニヤリと笑う=
;。
久しぶりに&=
754;白い事に遭遇したか=
;らだ。
ナルトがこ=
435;なにも他人に気を遣=
;うのなんて初めて見=
12383;からだ。
いのとの会#=
441;も適当に切り上げ、=
;ナルトの後を追う為=
12395;『瞬身の術』の印|=
34;組む。
昼休みに、=
367;の一トップの『山中=
;いの』が男子教室に=
26469;る。
その目的は=
975;年ドベの『うずまき=
;ナルト』を昼食に誘=
12358;事。
そんな噂が=
525;者アカデミー内で流=
;れた。
噂ではなく=
289;事実なのだが……。
ナルトがい=
398;に、『話し掛けるな=
;』と言った翌日、彼=
22899;は再度訪れた。
教室内に響=
365;渡るようにナルトの=
;名を叫ぶ。
そしてナル=
488;は教室の入り口に向=
;かって、肩に鞄を引=
12387;掛け無言で歩いてŜ=
92;く。
だがそれは=
289;決して彼女と食事を=
;する為ではなかった=
12290;
いのを一瞥=
377;るとナルトは『瞬身=
;の術』で姿を眩ます=
12290;
「よう、い=
398;」
「あら、シ=
459;マルじゃない」
「白々しい=
394;…おい。そ=
428;で今日はどうだった=
;?」
「見ての通=
426;よ」
「そうか。=
152;日、ナルトにお前の=
;伝言を伝えたんだけ=
12393;よ…」
「ナルト何=
363;言ってた?」
「ああ、『=
309;で俺なんかに構うん=
;だ?』ってさ」
ナルトはい=
398;を自分の側に近寄ら=
;せたくなかった。
そんな自分=
395;関わると碌な事がな=
;い。
それ所か自=
998;と同じ様な目に遭う=
;かも知れない。
『九尾』の=
107;を知らないとは言え=
;、『山中いの』は自=
20998;に好意を寄せてく|=
28;た。
嬉しかった=
290;たまらなく嬉しかっ=
;た。
だからこそ=
289;ナルトは遠ざけるの=
;だ。
いのが自分=
398;せいで傷付く事が怖=
;いから。
「そんな事=
770;まってんじゃない!=
;」
だがしかし=
289;この少女はナルトが=
;思っている程弱くは=
28961;い。
自分の心に=
491;直に、自分の思いに=
;一途に。
「ナルトが=
909;い男だからよ」
それが彼女―『山中い=
398;』―の忍道で=
354;った。
「ナルトーA=
281;屋上行きましょーー=
;!」
今日も今日=
392;て教室内に響き渡る=
;大音量。
ナルトを誘=
356;に来て、今回で6回=
;目。
そう今日でA=
302;日目だった。
ここ数日、=
490;ルトの行動は一緒だ=
;った。
自分を誘い=
395;来た少女を一瞥して=
;から、姿を眩ます。=
span>
しかし、今=
085;は何かが違っていた=
;。
「なあ、山=
013;いのってさー。サス=
;ケの事が好きだった=
12435;じゃねぇの?」
「でもよ、=
450;イツ毎日ここに来て=
;るよな?」
「ああ。あ=
398;落ちこぼれの名前呼=
;んでるぜ」
「サスケじ=
419;なくて…あの『化=
369;物』を?」
「どうせ遊=
435;でるんだろ?あいつ=
;は里の『嫌われ者』=
12384;からな」
悪意が含ま=
428;た嘲笑が、聞こえて=
;来た。
その声の出=
152;は、一目瞭然だった=
;。
汚らしい物=
434;見るように、人を見=
;下した瞳をした生徒=
12364;二人。
教室から出=
424;うとしていたナルト=
;の動きが止まる。
それを見て=
205;き出したのは、シカ=
;マルだった。
その表情は=
981;機嫌で塗り潰されて=
;いる。
悪口を言っ=
383;『クソ二人』の顔面=
;を殴ろうと歩みを進=
12417;るが……。
(別に気に=
375;てない。止めとけシ=
;カマル)
その歩みを=
490;ルトが制した。
(お前が気=
395;しなくてもな…俺がムカ=
484;クんだよ!)
シカマルも$=
000;けずに言い返す。=
小声で会話=
375;ていたナルトのシカ=
;マルの間を、小柄な=
24433;が一つ通って行っ{=
83;。
二人はその=
433;を目で追って行く。=
;
暫くして影=
364;立ち止まった。
『クソ二人=
303;の眼の前で……。
「さっきか=
425;愚痴々々と…言いたい=
107;があるなら、本人の=
;眼の前で!
相手の眼=
434;見て言いなさいよ!=
;!」
影の正体は=
302;山中いの』。
ナルトの悪=
475;を聞いて我慢が出来=
;なかったらしい。
何かされ=
383;の!?」
「いや!そ=
289;そのっ、別にっ……」
余りの迫力=
395;、後ずさる。
それ程、い=
398;の剣幕は凄まじかっ=
;た。
正に鬼。そ=
398;言葉以外に適する表=
;現はなかった。
悪口を言っ=
390;いた男子生徒は口篭=
;り、眼を逸らす。
だが、それ=
364;いけなかった。
「言いたい=
107;があるんなら、相手=
;の眼を見ろって言っ=
12383;でしょうが!!」
教室内にバ=
481;ン!と乾いた音が小=
;気味よく響く。
いのの右手=
364;唸りを上げて繰り出=
;されたのだ。
男子生徒の&=
956;に吸い寄せられるよ=
;うに、叩きつけられ=
12427;平手打ち。
くの一トッ=
503;の名に恥じず、その=
;威力は凄まじく、い=
12398;よりも、頭一つ分ʼn=
72;の高い相手が吹っ飛=
んだ。
「あんたも=
309;か言ってたわよねー=
;?何で?ナルトが何=
12363;悪い事した?」
穏やかな口#=
519;で尋ねるが、その手=
;は胸倉を掴んでいる=
12290;
男子生徒は=
082;に言葉を発する事が=
;出来なかった。
この二人は=
029;に何かされた訳では=
;ない。
ただ、親の=
495;似をしているだけ。=
;
『九尾の狐=
303;を身に宿している少=
;年を、当たり前のよ=
12358;に迫害し傷付けるä=
23;人達の真似を。
「あんた達=
398;代わりに私が言って=
;あげましょうか?」=
span>
胸倉を掴ん=
391;いる両腕に力を込め=
;ると、男子生徒の足=
20803;が床から離れた。
「親がして=
427;事がっ!何でも正し=
;いなんてっ!
やっても!=
391;いなんてぇえええ!=
;」
更に持ち上=
370;、背負い投げの形に=
;入る。
「ふざけん=
376;ゃないわよ!!!」=
;
そして力一=
479;ブン投げた。
その様を見=
390;いた生徒達を巻き込=
;んで、盛大に……。
肩で荒い息=
434;しながら、いのは床=
;に倒れてる二人の近=
12367;に歩み寄る。
近づいてく=
427;いのの姿に怯える二=
;人。
そんな二人=
392;目線を合わせる為に=
;しゃがむいの。
徐に二人の!=
016;倉を掴むと、地獄の=
;底から聞こえてくる=
12424;うなドスの利いたã=
68;で言った。
「今度、私=
398;目の前でナルトの悪=
;口言ってみなさい?=
12301;
グイッと力=
219;せに引き寄せる。=
「あんたの=
968;族……毒ૅ=
8;するわよ?」
『山中花店=
303;表向きは普通の花屋=
;であるが、裏では暗=
37096;御用達の治療薬やĔ=
02;薬等を扱っている。=
そんじょそ=
371;らの医療班等とは比=
;べ物にならないほど=
12384;。
その『山中!=
457;店』は娘に甘く、ナ=
;ルトを婿に迎えよう=
12392;画策している主人{=
64;いる。
二人の為な=
425;笑顔で猛毒薬をくれ=
;るだろう。
そして、殴=
426;倒された二人は肉体=
;的、精神的共に限界=
12395;来たのか気を失っ{=
90;いた。