MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899AD9/59.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
約12年前=
289;突如として木ノ葉隠=
;れの里を襲った最大=
12398;厄災。
その尾は一=
391;りで山を崩し、津波=
;を起こすとまで言わ=
12428;ている。
当時、五大=
269;最強と呼ばれた木ノ=
;葉を壊滅寸前まで追=
12356;詰めた恐るべき存ß=
12;。
たった一匹=
398;妖魔にどれだけの精=
;鋭と称された忍が散=
12387;たか……
四代目火影=
364;命を賭して赤子であ=
;ったナルトに封印す=
12427;事で収拾を得た。
《こうして=
250;うのは初めてじゃな=
;……我Ӕ=
4;宿主、うずまきナル&=
#12488;》
圧倒的な威=
311;感。
これが『人=
303;と『妖魔』の差。=
【そんな事=
399;どうでも良い……単࠳=
2;直入に言う、俺に施&=
#12373;れた『五行封印』=
434;何とかしろ】
《ほう…何とか、とは?》=
span>
【お前なら=
302;封印術』を破れると=
;聞いた】
《確かに可!=
021;だが…我が宿主=
399;口の利き方を知らぬ=
;と見える》
嘲りを含ん=
384;笑みを浮かべる『九=
;尾』
ナルトはギ=
522;ッと奥歯を噛み締め=
;、忍具ホルスターへ=
25163;を掛けた。
一枚だけ取=
426;出した手裏剣を投擲=
;。
そして、す=
363;さず印を結ぶ。
『丑・戌=
539;辰・子・戌・亥・巳=
;・寅』
『忍法 =
163;裏剣影分身の術ッ!=
;!』
一つの風切=
426;音が一瞬にして無数=
;となり、眼前を埋め=
23613;くす程の手裏剣がĨ=
94;れた。
全ては『九=
614;』に狙いを定めてい=
;る。
だが、『九=
614;』は構える素振りさ=
;え見せずに極めて自=
28982;体。
《…=
230;…無駄な事を》
無防備な女=
615;に襲い掛かる無数の=
;手裏剣、だがその寸=
21069;で動きを止めた。
いや、『見=
360;ない何か』に遮られ=
;た。
【正攻法が$=
890;用するとは思ってい=
;ない……爆Ӡ=
3;!!】
空中で静止=
375;ている無数の手裏剣=
;の一つ一つには『起=
29190;札』と同様の術式{=
64;刻まれている。
言ってみれ=
400;この手裏剣は『爆弾=
;』そのもの。
ナルトがチ=
515;クラを送り込むと一=
;つが爆発し、次々と=
35480;爆を引き起こす。
凄まじい発=
772;の連鎖に空間が弾け=
;た。
黒煙が舞い=
978;がり、辺りを覆い包=
;む。
それから、=
283;くの静寂が辺りを支=
;配した。
物音一つ聞=
371;えない、己の鼓動が=
;ハッキリと感じる。=
span>
《妾に戦を=
181;掛けるとは面白い=
……さӕ=
7;がは宿主と言った所&=
#12363;?》
黒煙の流れ=
364;渦巻き、『九尾』を=
;中心として拡散。
《妾に牙を=
521;いた度胸に免じて=
…『封印』=
434;破らない事もない》=
;
【…=
230;本当だろうな?】=
span>
《だが、そ=
398;前に幾つか聞きたい=
;事がお主にある……妾Ӕ=
4;満足したら考えてや&=
#12429;う》
【分かった…さっさと#=
328;え】
ナルトの物#=
328;いに鈴を転がすよう=
;に『九尾』は微笑む=
12290;
《ならば問=
362;う…お主は同=
063;から迫害を受け、命=
;を失いかけた事があ=
12427;……だӔ=
4;、お前はその『同族&=
#12303;を守ろうとしてい=
427;のは何故だ?》
【木ノ葉の%=
324;全てがそうじゃない=
;からだ…中には俺=
434;認めてくれる人達も=
;いるッ!!】
《その者達=
399;ホンの僅かに過ぎん=
;…お主程の=
147;量を持っておれば滅=
;ぼす事など造作もな=
12356;》
【俺はお前$=
948;のような『妖魔』と=
;違うッ!!】
《そう思っ=
390;いるのはお主だけで=
;はないのか?……里ӗ=
8;人間共に何て呼ばれ&=
#12390;る?》
その言葉は=
906;実にナルトの古傷を=
;裂いた。
里の大人達=
395;何て呼ばれているの=
;かなど百も承知。
『化け物=
398;器』
望んでなっ=
383;理由じゃない。
物心ついた&=
915;には既に『九尾』が=
;体内にいた。
石を投げ付=
369;られ、意味もなく己=
;の血に塗れる。
だからナル=
488;は強くなった。
《それでも=
362;主は戦うのか?…己にとっ=
390;害にしかならない者=
;達を守る為に……》
何も言えな=
363;った。
それは心の=
255;隅に押し込めていた=
;感情。
《妾を封印=
375;た四代目火影を英雄=
;と崇め、お主は化け=
29289;呼ばわり…守る価値=
394;ど毛筋程もないでは=
;ないか?》
【違うッ!A=
281;】
《隠しても=
961;駄だ…妾に偽り=
399;通用せぬ》
【黙れッ!A=
281;お前には関係がない=
;だろうがッ!!】
『九尾』の#=
328;葉にナルトの頭の中=
;は真っ白になった。=
span>
何もない真=
387;白な世界。
自分を『化=
369;物の器』として選ん=
;だのが実の父親。
憎んでさえ=
356;たのだ…『九尾』=
434;倒せなかった四代目=
;火影の事を……
《それを知=
387;てもまだ言えるのか=
;……我Ӕ=
4;宿主よ》
『九尾』の#=
328;い方はまるでナルト=
;を試しているようで=
12354;った。
その証拠に=
808;程までの笑みが完全=
;に消えていた。
静かにナル=
488;の口が開くのを待っ=
;ている。
【お前の言=
358;通り、何度も木ノ葉=
;の里を滅ぼそうと思=
12387;た…自分の力=
394;ら可能だって事も分=
;かってた】
ナルトは俯=
365;ながら小さく喋った=
;。
【石を投げ=
425;れる度…意味もな=
367;殴られる度に何度も=
;…何度も……思Ӗ=
7;た】
《そうであ=
429;う…それが普$=
890;なのだ》
【だけど…闇に染ま=
427;前に俺の事を認めて=
;くれて、守ってくれ=
12383;人達もいた……こӛ=
5;な俺を親友と呼んで&=
#12367;れた奴もいる】
徐々に声が=
823;きくなる。
【俺を化け=
289;呼ばわりした奴を代=
;わりに殴ってくれた=
span>…忌み嫌わ=
428;た俺の誕生日を祝っ=
;てくれたッ!!】
『イノシカ=
481;ョウ』・『日向ヒア=
;シ』・『森乃イビキ=
12303;・『みたらしアン|=
67;』は誕生日に関わら=
ず、ナルトに危害を=
1152;える者を叩きのめӕ=
7;。
ナルトの素=
615;を知らなくても普通=
;に接する者はいる。=
span>
例えば、忍 =
773;アカデミーを卒業し=
;下忍となった同期生=
12290;
彼らはナル=
488;の事を『化け物』と=
;称した事はない。
《言いたい=
107;はよう分かった…しかし、=
362;主は父親を…四代目火=
433;をどう思うておる?=
;》
まだ最大の=
097;問が残っていた。=
ナルトの父#=
242;が天才忍者と謳われ=
;た四代目火影。
全ての元凶=
392;なった張本人。
《さぞ恨ん=
391;いる事であろう?=
…妾を完全=
395;滅する事ができれば=
;お主が苦しむ必要は=
12394;かった……違ӓ=
8;か?》
【…=
230;…ああ】
《何故、お=
027;である必要があった=
;?他の者でも良かっ=
12383;ではないか?》
【…=
230;……ああ】
《愛しい我=
364;子を『器』にするな=
;ど…親のする=
107;なのか?産まれた赤=
;子に選択肢はない
【今さらそ=
435;な事を言って何が変=
;わる…それより=
418;自来也とお前の言葉=
;で確信した事ができ=
12383;】
《…何?》
ナルトの視 =
218;が『九尾』を射抜く=
;。
【俺の父親=
364;四代目火影だって事=
;だ…幾ら木ノ!=
865;の里を守る為とは言=
;え、他人を『器』に=
12377;るなんて無理だろ{=
58;な】
事実を知っ=
383;時は頭の中が真っ白=
;になったが、心の何=
20966;かでは思っていたz=
90;
何度も三代=
446;から聞かされていた=
;…四代目火=
433;がどれだけ里を愛し=
;ていたか……
それでも父#=
242;と言う事を話さなか=
;ったのは、ナルトが=
22235;代目火影を恨んで{=
56;た為だろう。
《何故、そ=
358;割り切れる?お主は=
;父親が里の大人達が=
24974;くないのか?》
【最初は憎=
435;でいた…今も心の=
309;処かで納得できない=
;部分もないとは言え=
12394;い】
長年抱いて=
469;た為、『はい、そう=
;ですね』と言える理=
30001;がない。
【だが、俺=
398;『生』を望んでいた=
;と知った今…正直言っ=
390;、里の奴らがどう思=
;うと知った事じゃな=
12356;】
ナルトの独=
333;は続く。
【望まれた=
363;ら産まれた…俺の存在=
847;義はそれだけで十分=
;だ】
体内に『金=
611;白面九尾の妖狐』を=
;宿してから12年、=
28472;く見つけた存在意ņ=
81;。
それはナル=
488;の心の迷いを掻き消=
;す。
いのやシカ=
510;ル達にも隠していた=
;が、何処かしら不安=
12364;あった。
大勢の人間=
363;ら自分の存在を否定=
;される。
今、考えて=
415;れば良く耐えられた=
;物だ。
《ふふッ…お主はバ=
459;だな、それも大バカ=
;だ》
突然笑い出=
377;『九尾』
対するナル=
488;は疑問符を浮かべる=
;。
《だが、強=
356;…どうやら=
569;し見縊っていたよう=
;だ》
【…何の事だ?】
《お主が『=
358;ちはイタチ』とやら=
;と合間見えた時、取=
12426;残された童女を助{=
69;たであろう?》
【ああ、覚=
360;ている】
《それ以来=
289;お主は変わって行っ=
;た…ちょうど!=
391;い機会だったのでな=
;、試させて貰った》=
span>
先程までの=
041;圧感が消えていた。=
;
眼の前にい=
427;のは微かに笑みを浮=
;かべた普通の女性。=
span>
【…=
230;満足したか?】
一体何の話=
384;ろうか。
そう深くは =
771;えず、ナルトは『九=
;尾』に聞いた。
【俺の方か=
425;も幾つか聞きたい事=
;がある】
《何だ…言うて見よ》
【お前が木=
494;葉を襲った理由だ=
…こうして#=
441;して見ると、とても=
;壊滅寸前まで追い詰=
12417;たとは思えない】
戦闘力は別=
392;して、実際に会話す=
;ると穏やかな感じが=
12377;る。
とても無差=
029;に木ノ葉の里を破壊=
;した『金毛白面九尾=
12398;妖狐』と同一とは……
《良かろう…妾はある=
302;者』と互いの存在を=
;賭けて戦っていた》=
span>
『九尾』は&=
745;かに語り出す。
世の中には=
968;多なる『妖魔』が存=
;在している。
その中でも=
368;強と名高い『金毛白=
;面九尾の妖狐』
だが、もう=
968;匹…双璧をな=
377;『妖魔』がいた。=
天に等しい=
392;言われる力を持つ者=
;が……
共存と言っ=
383;考えはなく、支配す=
;るかされるか…それとも=
983;きるか死ぬか…
当然、双方=
399;互いの全てを賭けた=
;戦いを繰り広げた。=
span>
力量はほぼ=
114;角…だが次第=
395;致命傷が多くなり、=
;双方は引き分ける。=
span>
『金毛白面=
061;尾の妖狐』は傷を癒=
;す為の場所を探して=
12356;たが、不運にも木|=
94;葉隠れの里の近くに=
姿を現してしまった=
2290;
それを見た=
408;ノ葉の忍は恐怖し、=
;無謀にも攻撃を仕掛=
12369;たのだ。
人間は異形=
398;存在を嫌悪、そして=
;排除しようとする。=
span>
『金毛白面=
061;尾の妖狐』は木ノ葉=
;から離れようとした=
12364;、執拗な忍達の攻ā=
31;に理性を失ってしま=
った。
その後の出=
469;事は誰もが知ってい=
;るだろう。
【それが本=
403;ならお前も被害者だ=
;な…一体、何=
966;の誰だ…バカな真=
284;をしたのはッ!?】=
;
《いや、そ=
428;も仕方あるまい…その者達=
399;木ノ葉の里を守ろう=
;としたのだからな》=
span>
余りにも重=
356;内容だった為、何と=
;も複雑な気分だ。
《宿主よ…他にも聞=
365;たい事があると言う=
;ておったが?》
【ああ、さ=
387;きも言ったがお前は=
;『五行封印』を破れ=
12427;んだよな?】
《人間が編=
415;出した術を破る事な=
;ど…造作もな=
356;》
【だったら…お前を封=
360;している『八卦の封=
;印式』はどうだ?】=
span>
四代目火影=
364;命を賭して使用した=
;術とは言え、『九尾=
12303;の力は絶大。
人間1人が=
045;した封印を解けない=
;筈がない。
《破ろうと=
605;えば可能だ》
【じゃあ、=
309;故出て来ない?12=
;年も俺の中にいたん=
12384;…傷は癒え=
390;るんだろ?】
《確かにお=
027;の言う通り、既に傷=
;は癒えておる……にә=
8;関わらず、此処にい&=
#12427;理由はと言うと……》
真剣な眼差=
375;の『九尾』
それを見た=
490;ルトは余程、重要な=
;事なのかとゴクリと=
21897;を鳴らす。
《居心地が=
671;に入っておる…それにお=
027;の周りを眺めている=
;と退屈せんのだ》
明らかに拍=
376;抜け。
もっと大層=
394;理由があると思って=
;身構えていたのだが=
span>……
《後は…お主と将来を分か=
12385;合うのはどの娘かÉ=
04;想を立てたりな》<=
span
lang=3DEN-US>
ナルトが困=
785;の表情を浮かべる中=
;、『九尾』は楽しそ=
12358;に笑む。
因みに彼女=
398;中での位置付けは=
……
1.最も積=
997;的で何があっても己=
;の信念を貫く『山中=
12356;の』
2.儚いと#=
328;う言葉は彼女の為に=
;ある純情健気な『日=
21521;ヒナタ』
3.侮りが=
383;し8歳児、策略巡ら=
;す『日向ハナビ』
5.弟から=
064;性へと淡い想いをそ=
;の胸に『テンテン』=
span>
6.これぞ#=
488;の大穴か、恋と憧れ=
;2つに揺れる『春野=
12469;クラ』
考えていた=
302;最強の妖魔』とイメ=
;ージが違い、困惑す=
12427;ナルト。
次いで大き=
394;溜息を一つ。
《何じゃそ=
398;顔は?…妖魔とは#=
328;え『女』じゃぞ、色=
;恋沙汰には興味があ=
12427;》
豊かな胸を=
594;らし言い放つ。
対するナル=
488;は何かやるせなかっ=
;た。
先程までの%=
325;苦しい雰囲気は何処=
;へやら…微笑む『=
061;尾』に笑うナルト。=
;
もしかした=
425;『人』と『妖魔』の=
;共存が図れるかもし=
12428;ない。
そんな事を=
605;わせてくれる場面で=
;あった。
《…所で宿主よ》
【何だ?】
《そろそろ=
147;った方が良さそうだ=
;ぞ》
【…=
230;戻る?……=
span>ッ!!】
そう言えば=
377;っかり忘れていた。=
;
自分が居る=
580;所は精神世界であり=
;、現実とは違う。
《現実と時&=
291;の流れは違うが、こ=
;のままだと潰れてし=
12414;うな》
恐ろしい事=
434;サラッと言い退ける=
;。
そして、途=
471;にナルトは焦り始め=
;た。
【どうやっ=
390;戻れば良いんだッ!=
;?】
《お主の言=
387;ていた『五行封印』=
;を解いて置く…そうすれ=
400;元に戻れる》
【あ、ああ…頼むッ!A=
281;】
《…=
230;『うずまきナルト=
12303;》
【こ、今度=
399;何だッ!?】
《妾のせい=
391;多大な迷惑を掛けた=
;…詫びてど=
358;なる事でもないが一=
;言だけ言わせてくれ=
span>………済ә=
4;なかった》
ナルトの体=
869;からこの12年間を=
;ずっと見て来た。
あの時、自=
998;が木ノ葉の里に姿を=
;現さなかったら幸せ=
12394;生活を送っていたÉ=
07;だろう。
『九尾』の=
494;かな言葉が耳に届き=
;、ナルトの意識が薄=
12428;て行った。
【……ッ!!チャクラが=
25147;ったッ!!】
身体の底か=
425;チャクラが溢れんば=
;かりに放たれた。
そして、胸=
398;前で両手を組んでチ=
;ャクラを練る。
ハンパな量=
391;はなかった。
『五行封印=
303;を施される前よりも=
;桁違いな絶対量。
すると自来=
063;から受けた全身の傷=
;が瞬く間に塞がって=
34892;く。
『亥・威=
539;酉・申・未』
『忍法 =
475;寄せの術ッ!!』=
右手を下に=
361;き出し、今までとは=
;比べ物にならない量=
12398;チャクラを発動にÞ=
38;す。
そして、明=
425;かな手応えを感じた=
;。
ナルトは口=
803;を楽しそうに歪ませ=
;ると同時、破裂音と=
30333;煙が舞い上がる。
正に辺り一&=
754;。
深い霧が谷=
434;包む。
―この気配は…ガマ吉じ=
419;ないッ!!
白煙の中に=
040;大な質量を感じ取り=
;、ナルトは改めて『=
21475;寄せの術』の有用ö=
15;を思い知った。
己のチャク=
521;次第で強くも弱くも=
;なる。
そんな事を =
771;えていると水掻きの=
;付いた巨大な腕が勢=
12356;良く飛び出す。
どうみても=
154;外のモノ。
それらは全%=
096;で四つ、両手両脚が=
;谷間の左右の石壁に=
31361;き刺さった。
落下速度が=
464;々に収まり、完全に=
;止まるとナルトは真=
19979;を視線を降ろす。
そこには山=
398;ようなと言った形容=
;が似合う『巨大な蝦=
34759;』の姿があった。
『蝦蟇』の=
108;文字が彫られた法被=
;を纏い、目元を走る=
22823;きな切り傷。
口に加えた=
289;これまた巨大なキセ=
;ル。
人相もとて=
388;もなく悪い…ではなく=
289;怖い。
―こ、こいつ=
399;本当にカエルなのか=
;!?
さすがのナ=
523;トも余りの大きさに=
;驚きを隠せない。
自分の知っ=
390;いるカエルの標準サ=
;イズと桁が…いや、次=
803;が違う。
口寄せした=
178;の風圧でナルト自身=
;の落下速度が低下し=
12289;巨大蝦蟇の頭上にı=
28;地。
改めてその=
040;大さを実感する。=
次いで真上=
434;見上げてみた。
暗闇の中に&=
738;空が流れる川のよう=
;だ。
《いつま=
391;ワシの頭の上で呆け=
;とるんじゃあ!!こ=
12398;チビガキィ!!》
【な、何だ=
483;!?】
突然響いた=
594;声に眼を見開くナル=
;ト。
谷間と言う&=
281;鎖空間に近いので声=
;が良く響き、耳が非=
24120;に痛い。
それよりも=
839;題は『巨大蝦蟇』の=
;口の悪さ。
まるで極道=
398;ようだった。
良く見ると=
040;に巨大なドスが見え=
;隠れしており、どう=
12420;らその筋らしい。
《ワシの#=
328;葉が聞こえんかった=
;んか?まあ良い、先=
12378;は状況を説明せえʌ=
81;!》
【じ、状況A=
311;】
《そうじ=
419;!!あのエロ親父が=
;…ワシをこんな所に=
21628;び出しおったから{=
95;……》
どうやらか=
394;り不機嫌らしい。=
眼は鋭く吊=
426;上り、異様な殺気も=
;立っている。
【…エロ親父?】
《自来也=
387;ちゅー名前のスケベ=
;親父の事じゃあ!!=
12299;
『自来也』=
398;名前を聞いて、ナル=
;トは思い出す。
修行を見て=
420;ると言って置きなが=
;ら、行う事は単調作=
26989;。
最初に術を=
945;えただけで特に何も=
;していない。
『習うより=
931;れろ』と有り難い言=
;葉があるが、今のナ=
12523;トには通用しなか{=
87;た。
更には、い=
365;なり理由の分からな=
;い事を言い始めて半=
27578;しにされ…挙句の果=
390;に谷へ投げ捨てられ=
;る。
『巨大蝦蟇=
303;出現と言ったインパ=
;クトのある事があっ=
12383;ので少々忘れてい{=
83;が……
全てを思い=
986;した今、とてつもな=
;い怒りが込み上げて=
12365;た。
【思い出し=
383;ァ!!エロ仙人…土下座す=
427;まで殴り続けてやる=
;ッ!!】
《その自=
469;也は何処なんならァ=
;!!》
【俺が知る=
363;!!それとお前を呼=
;び出したのは俺だッ=
65281;!】
《な…なんじゃて!?お=
21069;のみたいな豆ッこ|=
29;がワシを口寄せした=
じゃとッ!?》
【何だ!!=
991;句でもあるのかッ!=
;?】
《ガハハ=
495;ハッ!!文句もクソ=
;もあるか!!詰まら=
12435;冗談を言いおって|=
83;!!》
豪快に笑う=
302;巨大蝦蟇』
その様子に=
490;ルトの眼が鋭くなっ=
;た。
自分をバカ=
395;している…そう判断=
375;たからだ。
【何が可笑=
375;いッ!?】
《一族最=
375;にして最大の『ガマ=
;ブン太』様をお前の=
12398;ようなガキに口寄{=
79;できる理由なかろう=
が!!》
自来也に対=
377;る怒りは何処へやら=
;、ガマブン太の言葉=
12391;ナルトの中の何か{=
64;切れた。
頭上から鼻=
387;面に移り、思いっき=
;り睨み付ける。
【そんなに&=
754;白いか…クソガエ=
523;ッ!!】
ナルトの怒=
768;と共に碧眼が縦に裂=
;け、人外の物へと変=
35980;した。
怒りが頂点=
395;達した証拠だ。
《…ぬう》
凄まじい迫=
147;にガマブン太が唸り=
;声を挙げる。
だが、此処=
391;引き下がったらガマ=
;一族の名折れ。
一族最強は=
234;達じゃない。
《誰に向=
371;ーて口聞いとんじゃ=
;…ああッ!!》
【図体がデ=
459;イだけの『カエルの=
;王様』にだよ】
ナルトの言!=
865;に今度はガマブン太=
;がキレた。
だが、意外=
395;も落ち着いている。=
;
口に加えた=
461;セルの煙を肺に吸い=
;込み、ゆっくりと吐=
12365;出した。
《お前の=
415;たいな口の利き方も=
;知らないガキに仕置=
12365;が必要みたいじゃ{=
98;う》
訂正、怒り=
434;通り越すと逆に冷静=
;になると言うが…今のガマ=
502;ン太が正にその状態=
;。
一方のナル=
488;も同じようなモノだ=
;。
つまり、互=
356;に一歩も退く事はな=
;い。
【やれるモ=
494;ならやってみろ…クソガエ=
523;】
《上等じ=
419;あ!!クソガキィ!=
;!》
ナルトは溢=
428;んばかりのチャクラ=
;を足に収束させ『瞬=
36523;の術』で掻き消え{=
83;。
次いで、ガ=
510;ブン太が手足を曲げ=
;て一気に跳躍。
両方は地上=
391;雌雄を決する模様だ=
;。
かなりの高=
373;だと言うのに、ナル=
;トの姿は既に地上に=
12354;った。
胸の前で両!=
109;を組んでガマブン太=
;を待っている。
すると巨大=
394;物体が谷間から砲弾=
;顔負けで飛び出す。=
span>
見上げるナ=
523;トの視界には『巨大=
;蝦蟇』
どうやら跳$=
493;したらしい、凄まじ=
;い脚力だ。
頂点まで達=
375;た所でガマブン太の=
;身体が落下を始め、=
22320;面に向けて盛大にı=
28;地。
余りに膨大=
394;質量が動いた為に衝=
;撃波が起きた。
ガマブン太=
434;中心として強烈な突=
;風が吹き荒れる。
だが、ナル=
488;は微動だにしない。=
;
そして、対=
769;する両雄。
《泣きべ=
381;掻いて詫び入れるゆ=
;ーんなら今の内やぞ=
65311;》
最後通告と=
418;取れる言葉を言い放=
;つ。
しかし、ナ=
523;トの返答は………
【お前の方=
371;そ『ケロケロ』鳴い=
;て謝るんなら手加減=
12399;してやる】
正に売り言!=
865;に買い言葉、やはり=
;どちらも退かない。=
span>
見上げるナ=
523;トに見下ろすガマブ=
;ン太。
常識を逸脱=
375;た戦いが今……始ә=
4;る。