暗く静か=
394;夜空の元で、隠され=
;た実力を見せ付けた&#=
12459;ンクロウ。
それを見抜=
369;なかったドスは再起=
;不能に陥り、屋根瓦&#=
12395;埋もれていた。
「この程度=
398;実力で我愛羅に挑も=
;うなんて…１００年=
089;いじゃん」
鋭い視線で =
568;みつけるが、当の本=
;人には聞こえていな&#=
12356;だろう。
体術と呼ぶ=
395;は程遠く、力任せの=
;攻撃。
しかし、そ=
398;シンプル故の破壊力=
;。
「さて…我愛羅とテマリに&#=
23475;を為そうとしたか|=
25;な…厄介事が=
877;発しないように始末=
;しておくか…」
そして、足=
808;の部分を掴んで肩に=
;担いだ。
「安心する=
376;ゃん…一撃で決=
417;てやるからよ」
砂隠れでの=
415;精製可能な特殊合金=
;で創造された烏を『&#=
37389;器』として使用す|=
27;らしい。
カンクロウ=
398;剛力を加えれば確か=
;に『一撃』だろう。
だが、そん=
394;憶測を立てる必要な=
;かった。
何故なら次=
398;瞬間、既にカンクロ=
;ウの腕が振り下ろさ&#=
12428;ていたからだ。
「悪いけど…彼を死な=
379;る理由には行かない=
;んだよ」
背後から凍=
360;るような声が聞こえ=
;、直撃する寸前で腕&#=
12364;止まった。
いや、腕が=
205;かなくなった。
自慢の剛力=
434;振るってもビクとも=
;しない。
（な&#=
8230;何が起こったじゃ&#=
12435;ッ！？）
突然の異変=
395;戸惑いを隠せないカ=
;ンクロウ。
その時、再=
403;背後から声が聞こえ=
;た。
「安心して!=
391;いよ…腕の神経=
395;刺激を与えて、一時=
;的に麻痺させただけ&#=
12384;から……」
まるでその=
768;に誘われるようにカ=
;ンクロウは振り向い&#=
12383;。
「そんな…テメェは=
483;！？」
「中忍選抜#=
430;験の会場で会ったね=
;…僕の名前=
399;『薬師カブト』…そんなに'=
514;く事はないよ」
そうは言う=
514;ノ、カンクロウから=
;見ればカブトは木ノ&#=
33865;の下忍。
冷静で居ら=
428;る筈がない。
「ほら…額当てのマークを&#=
33391;く見てご覧？」
「額当ての=
510;ーク？……木ӡ=
4;葉じゃない……そӚ=
8;は音隠れの！？」
白々しい台#=
422;を吐き、深い溜息を=
;一つ。
「テメェ…いや、ア=
531;タはスパイなのか？=
;」
「ふふ…そんな事を聴ける&#=
24230;胸は好感が持てる{=
01;
中指でずり=
979;がって来た眼鏡を押=
;し上げる。
薄っすらと =
505;みを浮かべ、本当に=
;楽しそうに……
「気付いて=
427;んだろう？…僕と君と=
398;絶対的な実力の差っ=
;て奴をさ…その証拠=
395;身体が震えてるよ？=
;」
「なッ！？=
301;
視線を降ろ=
377;と、腕が微かに震え=
;ている。
言われて初=
417;て気が付いた。
頭で理解す=
427;よりも、身体が本能=
;的に悟ってたのだろ&#=
12358;。
「それぐら=
356;で止めておけ…カブト」
白煙と共に=
039;を現したのは『我愛=
;羅』『テマリ』『カ&#=
12531;クロウ』達の担当Ç=
78;忍。
名を『バキ=
303;と言う。
「いえ、別=
395;彼をどうこうするな=
;んて気は更々ありま&#=
12379;んよ？」
「…=
230;なら、別に良いが………カӥ=
1;クロウ、オレは今か&=
#12425;コイツと話がある=
301;
そこまで言!=
865;に出し、後は視線で=
;投げ掛けた。
幾ら部下で=
418;計画の話を聞かせる=
;理由には行かない。
「…=
230;わかったじゃん」
一呼吸置い=
390;から呟き、カブトを=
;一瞥して姿を消した&#=
12290;
場に残され=
383;のは２人の忍。
「しかし、=
847;外だったな」
唐突に口を&=
283;くバキ。
「何の事で=
377;？」
「そこに倒=
428;ている下忍は『サス=
;ケ』とか言う奴の実&#=
21147;を見る為の……当ӗ=
0;馬、要するに捨て駒&=
#12363;と思ったが…」
既に瀕死に=
394;っているドスを助け=
;る事を驚いているら&#=
12375;い。
「ああ、こ=
428;ですか？…何、大蛇=
024;様の術には『生け贄=
;』が必要なモノで
「既に死に=
499;けているが大丈夫な=
;のか？」
「最悪、『=
515;臓が動いていれば』=
;大丈夫です…と、世間#=
441;は此処までにして=
…本題に入=
426;ましょうか？」
辺りが重苦=
375;い雰囲気に包まれた=
;。
「砂の方で=
399;特に異常はない…『木ノ葉=
849;し』の準備は着々と=
;進んでいる」
「それは結=
083;…ですが、=
385;ょっと僕の方でヘマ=
;をしてしまいまして…」
「…何だとッ！？」
「…まさかとは思うが&#=
65311;」
「ええ…僕が『音』の手先&#=
12384;ってのもバレちゃ{=
87;てますよ」
頭の後ろを=
531;き、困った表情を見=
;せる。
だが、妙に =
966;りが見えないのはど=
;ういう事だろう。
カブトを射=
244;く視線は、刃の如く=
;鋭さを帯びていた。
「アンタ…大蛇丸の=
491;腕と聞いたが、『木=
;ノ葉』に顔まで明か&#=
12375;てノコノコとオレ{=
95;会いに来るなんて<=
span
lang=3DEN-US>…とんだ『=
358;つけ』だな」
その一言で=
289;ニコニコと笑みを見=
;せていたカブトの表&#=
24773;が固まる。
月の光が眼%=
857;に反射して良くは覗=
;えない。
「いやね…正確に言=
358;と、正体バレたんじ=
;ゃなく……バӤ=
1;したんですけどね」<=
/span>
「ほう？…それで？=
301;
「アレで『=
408;ノ葉』がどの程度動=
;いて来るのか確かめ&#=
12383;くてね…サスケ君=
434;奪う事は造作もない=
;」
「アンタら=
364;しくじるようならす=
;ぐに手を引く…元々、『&=
899;』の方から持ち掛け=
;て来た計画だ」
「分かって=
414;すよ」
そう呟き、=
040;から巻物を取り出す=
;。
そして、そ=
398;巻物を手渡した。=
「これが、=
492;方側の決行計画書で=
;す…それと、=
381;ろそろ彼らにもこの=
;計画を伝えて置いて&#=
19979;さい」
「ああ」
「では、僕=
399;これで……」
２人が密会=
375;ている場所から少し=
;離れた場所。
正確には屋=
681;瓦の影に人影が潜ん=
;でいた。
（…同盟国の砂隠れが&#=
12289;既に音隠れと繋が{=
87;ていたなんて…ゴホッ…カカシさ=
435;の言った通りですね=
;）
その人影は=
013;忍選抜試験の試験官=
;を務めていた『月光&#=
12495;ヤテ』
（兎に角、=
089;くこの事を火影様に=
;……！ᦀ=
1;）
眼前で垣間#=
211;た事実に焦りを隠せ=
;ない。
幾ら『木ノ!=
865;隠れの里』が五大国=
;の中で大規模と言っ&#=
12390;も、２つの隠れ里|=
34;相手にすれば無傷で=
は済まないのだ。
だが、此処=
391;ハヤテは重大なミス=
;を犯してしまった。
一連の出来=
107;を報告する為に移動=
;する際、物音を立て&#=
12390;しまったのだ。
（…=
230;しまったッ！！）
ハヤテの額=
363;ら一筋の汗が流れ落=
;ち、気付かれたかど&#=
12358;か様子を覗って見|=
27;。
やや俯き加 =
187;で、眼鏡を押し上げ=
;ているカブト。
隙間から見=
360;る視線が不意に鋭く=
;なった。
「ああ…あと、後片付けは&#=
20693;がしておきます…どの程度=
398;奴が動き回っている=
;かしっかりと確かめ&#=
12390;置きますから……」
「イヤ…オレがやろう」
「『砂』と=
375;ても『同志』の為に=
;人肌脱ぐくらいはせ&#=
12435;とな…それに『=
493;ズミ』はたった一匹=
;…軽いもん=
384;」
言い放った =
636;間、膨大な殺気が溢=
;れ出す。
屋根瓦の影=
395;潜んでいた『ネズミ=
;』の気配が掻き消え&#=
12289;それと同時にバキ{=
98;姿も消えた。
焦りを必死=
395;隠し、屋根伝いに駆=
;けて行くハヤテ。
一刻も早く=
289;この場から離れなけ=
;れば自分の身が危な&#=
12356;。
４人小隊で=
399;なく、１人で来た事=
;を今更ながらに悔や&#=
12416;。
数秒後、後=
041;から凄まじい殺気が=
;迫ってくるのを感じ&#=
12383;。
（予想以上=
395;……速ӓ=
6;ッ！！）
このままで=
399;追い付かれるのは時=
;間の問題。
何とか引き&=
626;そうとチャクラを脚=
;部に集中させる。
そして、完=
840;に消えた。
（ふう…何とか撒いたよう&#=
12391;すね）
一旦、立ち=
490;まって後方を見る。=
;
安堵の溜息=
434;吐き、振り向いて三=
;代目火影の元へと一&#=
27497;を踏み出した瞬間……
足元にある=
627;根瓦が鋭い『何か』=
;で切り裂かれた。
突然の事に'=
514;きを隠せないハヤテ=
;。
「これはこ=
428;は…試験官様=
362;１人でどうされまし=
;た？」
口調は丁寧=
384;が、その鋭い眼光か=
;らは溢れんばかりの&#=
27578;気が見える。
身体を低く=
083;え、既に戦闘態勢。=
;
「やるしか=
394;いようですね…ゴホッ」
対するハヤ=
486;は背中に掛けてある=
;忍者刀に左手を伸ば&#=
12377;。
残る右手は!=
016;の前で印を結ぶ。=
『木ノ葉流=
288;三日月の舞ッ！！」=
;
白煙と共にA=
298;体の影分身が現れ、=
;合計３人のハヤテが&#=
12356;っせいに斬り掛か|=
27;。
先手を打た=
428;、それぞれが死角か=
;らの攻撃。
だが、バキ=
399;前に歩みを進めた。=
;
向かって左=
041;向から斬り掛かるハ=
;ヤテの胸部に蹴りを&#=
21481;き込む。
次いで上方=
521;から突きを繰り出し=
;てくるもう１人の忍&#=
32773;刀を掴み引き寄せz=
89;カウンター気味に拳=
を腹部目掛けて減り=
6796;ませた。
現れた時と=
516;様、影分身達は再び=
;白煙を巻き上げ消え&#=
12427;。
「貰ったッA=
281;！」
掛け声を発=
375;、本体であるハヤテ=
;が忍者刀を振り下ろ&#=
12377;。
だが、忍者=
992;はバキの胴体を斬り=
;裂く所か…着衣に傷=
434;付ける事さえ叶わな=
;かった。
「この技は…『木ノ葉=
969; 三日月の舞』…その若さ=
391;扱えるとはさすがに=
;粒が揃っている」
「一つ教え=
390;やろう…砂隠れは$=
557;備縮小の為、個々の=
;忍を活かす工夫が様&#=
12293;にされ、この着衣{=
95;も同様だ」
ハヤテは忍 =
773;刀を引こうと必死に=
;なるが微動だにしな&#=
12356;。
「砂隠れで=
398;み精製される特殊合=
;金を鋼線に加工し、&#=
12381;れを所々に編み合|=
31;せてある」
「くッ…通りで……」
「さて、冥=
303;の土産はこれぐらい=
;にして……そӚ=
9;そろ死んで貰おうか&=
#12301;
指２本を天=
395;向け、不意にハヤテ=
;に向かって振り抜い&#=
12383;。
『風遁 風=
398;刃ッ！！』
見えない『=
309;か』が迫ってくる。=
;
背筋に冷た=
356;モノが走り抜け、ハ=
;ヤテは上体を反らし&#=
12390;回避。
すると眼前=
434;一陣の風が通った。=
;
その刹那、=
495;ヤテの背後にある建=
;物の壁が裂けたのだ&#=
12290;
「な&#=
8230;なんと…
ハヤテの頬=
395;一筋の汗が伝う。=
まさに一撃=
517;殺、喰らったら一巻=
;の終わり。
「この術を$=
991;けるとは…だが、２ =
330;目はどうかな？」=
再び『風の=
995;』を振り下ろそうと=
;するバキの腹部に蹴&#=
12426;を入れ、その反動|=
34;利用して間合いを取=
った。
何とか忍者=
992;も離れたが、驚く事=
;に刃毀れをしている&#=
12290;
『風遁 風=
398;大太刀ッ！！』
更に繰り出=
373;れる見えない刃。=
ハヤテは微%=
327;な大気流れ、腕の振=
;りなどで見極めなけ&#=
12428;ばならない。
横に跳び、=
525;者刀を構え直す。=
「何処まで$=
991;けられるか…楽しみだ=
301;
第３発目を=
918;とうと振り被った時=
;………
「残念です=
364;時間切れです…間もなく=
736;戒任務に付いている=
;暗部達が此処にやっ&#=
12390;きますよ」
バキの隣に=
039;を現したカブト。=
「何だと？=
301;
「すいませ=
435;…少しばか=
426;言い忘れていました=
;」
「ならば早=
367;始末せねば……」
「此処は僕=
395;任せて下さい…アナタは=
089;くこの場から…」
計画の事を =
771;え、姿を消すバキ。=
;
場に残った=
398;はカブトとハヤテ。=
;
「…=
230;君は数年も前から&#=
26408;ノ葉にいた、全て{=
99;木ノ葉を潰す為です=
か？」
別に時間稼=
366;をしている理由では=
;ない。
何故か眼の=
069;の青年に問い質した=
;くなった。
「別にそん=
394;必要はありませんで=
;したよ？…こんな平=
644;ボケしたぬるま湯の=
;ような木ノ葉を潰す&#=
12394;んて造作もないで{=
77;からね」
カブトの眼=
809;が鋭さを増す。
そして、中=
351;を眼鏡を押し上げた=
;。
「あの人は=
450;ナタを始末しようと=
;していましたが…安心して=
979;さい、僕はそんな手=
;荒な真似はしません&#=
12290;
少しばか=
426;…アナタの#=
352;憶を消させて貰うだ=
;けですから…大人しく=
375;て下さい」
そう言って=
289;右手にチャクラを集=
;中させる。
「…=
230;そう簡単には行き&#=
12414;せんよ？」
ハヤテは再=
230;、忍者刀を構え直し=
;て姿勢を低く落とす&#=
12290;
対するカブ=
488;は極めて自然体であ=
;った。
「いえいえ=
289;簡単に行きますよ=
…何故なら=
400;……」
ニッコリと =
505;みを浮かべた瞬間、=
;カブトの姿は何処に&#=
12418;なかった。
文字通り消=
360;たのだ。
気配すら感=
376;られない。
「僕はカカ=
471;さんよりも実力は上=
;ですから……」
背後から聞=
371;えてくる穏やかな声=
;。
ハヤテの表=
773;が驚愕に彩られた。=
;
『特別上忍=
303;である己は『上忍』=
;であるカカシには遠&#=
12367;及ばない。
…にも関わら=
378;、眼の前の青年はそ=
;の上を行くと言う。
「脳内に置=
369;る情報の伝達手段は=
;微弱な電流を通して&#=
34892;われる…つまり、=
385;ょっとした刺激を与=
;えてやれば記憶を消&#=
12379;る理由だ」
ハヤテは動=
369;なかった。
圧倒的な実=
147;差故、思考・身体が=
;拒絶反応を示す。
『忍法 記=
014;消写の術』
頭部を介し=
390;脳内にチャクラを送=
;り込み、白紙…簡単に言=
360;ば放心状態に陥らせ=
;る。
記憶を消し=
383;だけでは後々に厄介=
;になる為、虚偽の記&#=
25014;を写して置く。
《アナタは=
693;達の事を見ていない=
;…特に異常=
399;なかった…そして、=
877;び意識を取り戻すの=
;は３分後…》
ハヤテは身=
307;を揺らし、暫くして=
;膝から崩れ落ちる。
完全に意識=
434;失っているようだ。=
;
「これ以上=
289;木ノ葉の警戒が厳重=
;になると厄介だから&#=
12397;…それと大"=
503;丸様が行っていた『=
;狐の暗部』……」
伝説の三忍=
364;気に留めるたった１=
;人の暗部。
「大蛇丸様=
399;逃げろと言ったけど=
;…実際の所=
289;戦って見たいっての=
;が本音だね」
その場に意#=
672;を失ったハヤテを残=
;し、『生け贄』にさ&#=
12428;るドスの元へ向か{=
58;カブト。
彼が言って=
356;た事が後々、現実に=
;なる事など知りよう&#=
12364;なかった。
時刻は正=
320;、場所は『火影邸』=
;にて……
『木ノ葉隠=
428;の里』が誇る精鋭の=
;忍達が一同に集まっ&#=
12390;いた。
「えっ…ハヤテが…<=
/span>！？」
「うむ…今朝、桔梗城の傍&#=
12425;で発見されたそう{=
76;ゃ…しかし、!=
105;に堕ちん事がある」=
;
カカシの問=
356;に、歯切れ悪く答え=
;る三代目火影。
「全くと言=
387;て良い程…外傷がな=
356;のじゃ」
「それで詳=
375;い容態は？」
「数時間前=
460;の記憶が不明確で=
…他は特に =
064;常はない」
無傷なのは=
184;いだが、幾つかの疑=
;問が残る。
「相手は大"=
503;丸ですか？」
震える声を&=
560;しながらアンコが言=
;った。
「いや、そ=
358;判断は出来ない…ハヤテが=
184;いていたのは恐らく=
;『カブト』と言う音&#=
12398;スパイだ」
「たかがス=
497;イが記憶を操作する=
;等……」
何処からか=
449;じられないと言わん=
;ばかりの言葉が聞こ&#=
12360;た。
それに反応=
375;たのはカカシ。
「医療忍術=
434;扱う奴なら可能だ=
…それにこ=
435;な事は言いたか無い=
;が……実ࡂ=
7;はオレよりも上なん&=
#12384;よ」
カカシは首=
803;に巻いてある包帯に=
;手を添え、苦々しく&#=
35328;い放つ。
刹那、場に=
932;まじい緊張が走った=
;。
エリートと =
216;されるカカシよりも=
;実力が上。
この場合、=
763;気が下がる可能性が=
;あるが相手を見下し&#=
24930;心から死ぬよりは}=
10;シ。
だからカカ=
471;は敢えて言ったのだ=
;。
「じゃあ、=
013;忍試験は中止して=
…大蛇丸を……」
別の忍が指 =
034;を仰ぐ。
「いや…あやつはアンコに&#=
27491;体を明かし、中止{=
77;るなと脅しを掛けて=
きとる…この同盟=
269;の忍が一同に解する=
;この中忍試験をな」
「どう言う=
107;だ？」
三代目火影=
398;補佐として『御意見=
;番』の『水戸門ホム&#=
12521;』が聞き返す。
因みにスリ=
540;マンセルを組んだ仲=
;間である。
「大蛇丸はA=
297;人で小国を落とす程=
;の力…恐らくこ=
398;里を抜けてからどの=
;国も眼を付けておっ&#=
12383;忍じゃ」
そこまで言=
387;て、一呼吸置いた。=
;
「その上、%=
117;合よく木ノ葉に恨み=
;を持っとる…その国も=
442;しがるさ」
「では、ま=
373;か…同盟各国=
364;大蛇丸と組んで…木ノ葉を#=
023;切るとでも…！？」
しかし、三=
195;目火影は無言。
その代わり=
395;カカシが口を開いた=
;。
「ま、同盟=
465;約なんてのは口約束=
;と同じレベルだよ
何処か想う=
152;があるのだろう、カ=
;カシの口調は重い。
「兎に角、=
170;は情報が少なすぎる=
;…余計な勘 =
368;りはやめじゃ…」
此方も三代 =
446;火影とスリーマンセ=
;ルを組んでいた仲間&#=
12290;
「既に各国=
408;情報収集に暗部を走=
;らせてある…迂闊に動=
367;と危険じゃ、そこに=
;敵の狙いがあるやも&#=
12375;れん…」
三代目火影=
398;一言で、カカシやア=
;ンコを含む精鋭達の&#=
34920;情が引き締まったz=
90;
「いざの際=
395;は木ノ葉の力を総結=
;集して戦うのみよ」
新たに決意=
434;固めた三代目火影の=
;気迫は少しも衰えは&#=
35211;えなかった。
三代目火影=
398;話の終え、他の忍達=
;は自らの任務の為に&#=
25955;った。
だが、ただA=
297;人…アンコだ=
369;が残っている。
「火影様」
「ん？…アンコか…<=
/span>どうした？」
太陽のよう=
395;いつも明るいアンコ=
;が、今では見る影も&#=
12394;い。
何かを深く =
771;えている様子であっ=
;た。
「すみませ=
435;……私ӗ=
9;…」
アンコは静=
363;に頷く。
「余計な事=
376;ゃ、もうお前と大蛇=
;丸は何の関係もない&#=
12398;じゃし…生きて戻=
428;ただけで奇跡じゃわ=
;い」
愛用のキセ=
523;に火を付け、胸一杯=
;に吸い込む。
そして、ゆ=
387;くりと吐き出す。=
「今のあや=
388;に太刀打ちできる忍=
;など…この木ノ!=
865;にはおらんよ」
「…=
230;……」
「このワシ=
395;した所でな…」
身体に『金=
611;白面九尾の妖狐』を=
;宿している少年。
「ナルトは%=
324;の者から幾度となく=
;迫害を受けてきた
それだけ言=
356;放つを顔を俯かせた=
;。
木ノ葉隠れ=
398;里を優先するのなら=
;ナルトの力を借りる&#=
20107;が手っ取り早い。
でも、それ=
384;けは避けたかった。=
;
「だが、安=
515;せい…ワシもま=
384;まだ若い衆には負け=
;ん。大蛇丸はワシ自&#=
12425;が決着を付ける」
ニッコリと =
505;みを浮かべ言うが、=
;アンコの表情はまだ&#=
26311;っていた。
そこで三代 =
446;火影は考える。
「アンコよ=
289;これから任務は入っ=
;ておるのか？」
「いいえ、 =
305;には何も…」
「私が…ですか？」=
急に話が切=
426;替わった為、アンコ=
;は少し困惑気味。
「はあ…」
「中忍試験=
391;ナルトがどんな事を=
;してたか知りたいし&#=
12394;……そӗ=
8;前に茶を用意しよう&=
#12289;美味い芋羊羹が手=
395;入ったんじゃ」
「よ、用意=
394;ら私がッ…！！」
茶の用意の =
858;に席を立った三代目=
;火影。
アンコが急=
356;で立ち上がろうとす=
;るが、やんわりと断&#=
12425;れた。
「何&#=
8230;近頃は茶の入れ方&#=
12395;凝っておってな、Ţ=
30;しに飲んでくれるか=
…味には自=
449;があるから大丈夫じ=
;ゃ」
そう言って=
289;三代目火影は湯を沸=
;かしに行った。
アンコはそ=
398;後姿を見て、双眸か=
;ら涙を流す。
自分を元気=
184;ける為の心遣いが痛=
;い程に心に染みた。
そして、一 =
036;してから再び席に座=
;り込んだ。
窓の外には=
302;火影岩』が相も変わ=
;らず木ノ葉隠れの里&#=
12434;見守っていた。
火影邸で解=
955;した後、カカシは木=
;ノ葉病院へと足を運&#=
12435;でいた。
「…=
230;でサスケ、具合は&#=
12393;うよ？」
「別に普通=
384;…問題なく=
205;ける」
中忍選抜第A=
299;試験の本選まで一ヶ=
;月、サスケの修行を&#=
35211;てやらなければな|=
25;ない。
同じ『写輪 =
524;』を使える者同士と=
;言う事もあるが、今&#=
12398;サスケでは明らか{=
95;レベルが低過ぎる。=
本選での一=
238;戦の相手『我愛羅』=
;の戦闘力はハンパで&#=
12399;ない。
このままで=
399;間違いなく負ける=
…いや、殺=
373;れる。
「そっか…それだけ=
803;気なら修行を始めて=
;も大丈夫だな」
「…=
230;修行だと？」
「そッ、こ=
398;ままずっと寝てるつ=
;もりなんてないでし&#=
12423;？なら時間は有意ņ=
81;に使わないとな」<=
span
lang=3DEN-US>
まるで『名=
696;だ』と言わんばかり=
;に手を叩く。
「だったら=
170;日から始めようぜ」=
;
「まあ、お=
069;がそう言うんなら別=
;に構わないが……オӤ=
4;の修行は辛いぞ？」<=
/span>
「フン…望む所だ」=
誰よりも力=
434;望んでいるサスケに=
;とってそれは願って&#=
12418;ない事だった。
手っ取り早=
367;強くなるには『己よ=
;りレベルの高い相手&#=
12303;と修行する事。
しかも、カ=
459;シは木ノ葉隠れの里=
;が誇るエリート忍者&#=
12290;
修行相手と=
375;ては申し分なしだ。=
;
「よし、分=
363;った……修ඡ=
2;する場所は此処から&=
#32080;構な距離だからな…いつもの =
436;習場で待ち合わせね=
;」
「遅刻すん=
394;よ、カカシ？」
「あら…信用ないのね、オ&#=
12524;って…」
「ま、用件=
399;それだけだ……バӤ=
4;ずに窓から出て来い&=
#12424;」
それだけ言=
356;残し、カカシは病室=
;から出た。
そして、首=
803;の包帯に手を触れる=
;。
（サスケだ=
369;の話じゃない…オレもこ=
398;ままじゃ確実に殺さ=
;れる）
担当上忍と=
394;り、碌な任務をして=
;いなかった為か身体&#=
12364;鈍っていた。
暗部にいた&=
915;ならカブトにも引け=
;は取らなかっただろ&#=
12358;。
自らも更な=
427;高みを望み、一足先=
;に演習場に向かう。
（サスケに=
399;ナルトの事は言わな=
;い方が良いな…自分より=
418;下だと思っていた相=
;手が知らない間に格&#=
19978;になっていたなん{=
90;、プライドが許さな=
いだろうからな）
詰まらない=
503;ライドだとは思うが=
;、もしもの時を考え&#=
12390;だ。
『うちは一=
063;』と言うエリートの=
;レッテルを貼ってい&#=
12427;サスケは常に天才{=
92;言われ続けてきた。=
だがその反&=
754;、挫折に陥ったら脆=
;く崩れてしまうかも&#=
12375;れない。
そんな事を=
605;いながら歩みを速め=
;るカカシであった。
演習場へ続=
367;林道を歩いて行くサ=
;スケの姿があった。
大きなリュ=
483;クを背負い、薄暗い=
;道を無言で歩いて行&#=
12367;。
１０分程進=
416;と人工的に手の入っ=
;た広場に出た。
カカシと待=
385;合わせた演習場まで=
;ちょうど半分と言っ&#=
12383;所だ。
特に目ぼし=
356;物はなく、そのまま=
;通り抜けようした時…一陣の風=
364;眼の前で渦巻いた。=
;
「『うずま=
365;ナルト』の居場所を=
;教えろ」
胸の前で腕=
434;組み、巨大なヒョウ=
;タンを背負った砂隠&#=
12428;の下忍『我愛羅』{=
64;姿を現した。
「なッ！？=
486;メェは…ッ！！」
眼を鋭くさ=
379;、サスケは低く構え=
;た。
「聞こえな=
363;ったのか…『うずま=
365;ナルト』の居場所は=
;何処だ？」
だが、サス=
465;の事など眼中にない=
;のか我愛羅は先程と&#=
21516;じ事を言った。
「それを聞=
356;てどうするつもりだ=
;？」
「決まって=
427;…自分の存=
312;を確かめに行く」=
「自分の…存在だとA=
311;」
「そうだ…己と同等=
363;それ以上の相手と殺=
;し合い、その相手の&#=
29983;命を奪う事で生をê=
55;感できる」
我愛羅の口=
803;が楽しそうに歪む。=
;
「成る程な…だがアイ=
484;の所になんか行かな=
;くても『生』とやら&#=
12434;実感する方法があ|=
27;ぜ」
「…何？」
「ちょうど =
906;かめたかった所だ=
…オレが相=
163;になってやる」
背負ってい=
383;リュックを投げ捨て=
;るサスケ。
既に臨戦態=
218;は整った。
すると我愛 =
645;の身体が震え始めた=
;。
「クッ…ククク……」
「何が可笑=
375;いッ！？」
「これが笑=
431;ずにいられるか…貴様が相=
163;になるだと？寝言は=
;寝てから言え」
「オレはナ=
523;トより強いぜ…寝言かど=
358;か試してみな」
「無知とは=
178;に恐ろしい…貴様が『=
358;ずまきナルト』より=
;強い？」
サスケの双 =
520;が怒りによって更に=
;険しくなって行く。
『呪印』の=
292;走によって意識を失=
;っていたサスケはナ&#=
12523;トが見せた一連をIJ=
93;らない。
上忍でさえ=
041;圧する膨大なチャク=
;ラ、下忍にあるまじ&#=
12365;眼光。
サスケにと=
387;てのナルトは『落ち=
;こぼれ』・『万年ド&#=
12505;』・『足手まとい{=
03;でしかない。
「ああ、そ=
358;だ…オレから#=
211;たナルトは……」
途中で言葉=
434;止め、足元に転がっ=
;ている拳大の石を蹴&#=
12426;上げて掴む。
「このちっ=
413;けな石ころ程度だ」=
;
そして、そ=
398;石を我愛羅へ放った=
;。
砂達が石を=
253;み込み、我愛羅はそ=
;れを手に取る。
「ならオレ=
363;ら見た『うずまきナ=
;ルト』の価値がこの&#=
30707;を基準として……『ӓ=
8;ちはサスケ』…貴様は……」
石を握る力=
364;徐々に増していき、=
;耐久力が限界を超え&#=
31881;々に砕け散った。
我愛羅の掌=
363;らは小さい石や砂が=
;零れ落ちていく。
それを聞い=
383;途端、サスケの眼が=
;見開かれ拳を繰り出&#=
12375;ていた。
しかし、ヒ=
519;ウタンから溢れ出た=
;砂によって遮られる&#=
12290;
（コイツ…砂をッ！A=
311;）
「これで分=
363;ったろう…貴様では =
289;足りないんだよ」=
砂達がサス=
465;に狙いを定めて次々=
;と襲い掛かった。
『血継限界=
288;写輪眼ッ！！』
サスケの両 =
524;に２つの『巴』が浮=
;かび、砂の動きを先&#=
35501;みして回避。
現状では『=
889;輪眼』で先読みしな=
;いと砂の攻撃を避け&#=
12427;事すらできないの{=
84;。
木ノ葉の下=
525;、ＮＯ．１ルーキー=
;と言われていたが、&#=
20182;里と比べるとレベ}=
23;は低い。
『守鶴』を=
487;している我愛羅と比=
;べると…だが。
「さっさと=
621;場所を教えろ…そうした=
425;命だけは助けてやる=
;」
眼が合った=
425;皆殺しと公言してい=
;た我愛羅からは信じ&#=
12425;れない程の妥協案z=
90;
だがその言!=
865;はサスケにとって『=
;火に油』であった。
「ふざッ…けるなァA=
281;！」
左右交互に =
154;けて連打。
蹴りやクナ=
452;による斬撃も加える=
;が、全てが砂によっ&#=
12390;無効化。
我愛羅に至=
387;ては腕を組んだまま=
;微動だにしない。
「ハァ…ハァ…ハァ……
体力が尽き=
499;けているのだろう、=
;既に肩で荒い呼吸を&#=
32368;り返している。
あれだけ全=
147;で何度も打ち込めば=
;仕方がない。
「その様子=
384;と『うずまきナルト=
;』の居場所は知らな&#=
12356;ようだな……無འ=
4;な時間を過ごした」<=
/span>
息を切らし=
390;いるサスケに背を向=
;け、林道へ向かって&#=
27497;き出す。
「待ち…やがれッ！！」
振り向きも=
379;ず言い放つ我愛羅。=
;
サスケは悔=
375;さの余り、奥歯を強=
;く噛み締めた。
そして、拳=
434;強く握り締めて渾身=
;の力で殴り掛かる。
「ハアアア=
449;ァアアッ！！」
サスケの動=
365;がスローモーション=
;になり、我愛羅の顔&#=
38754;まで後僅か………
「…=
230;…下らない」=
小さな呟き=
364;聞こえた瞬間、サス=
;ケは自分の顔面に強&#=
28872;な衝撃を感じた。
弾かれる様=
395;吹っ飛ぶ間際、視界=
;に映ったのは裏拳を&#=
32368;り出す我愛羅と歪|=
15;きった辺りの景色。=
それから視 =
028;一面に地面が映り、=
;殴り飛ばされた事に&#=
12424;うやく気付いた。
（拳が…見えなかった）
脳震盪を起=
371;しているのだろう。=
;
その為に足=
395;力が入らないのだ。=
;
（膝が震え=
390;…立てねェ…ッ！！）
たった一発=
290;
裏拳の一撃=
391;立ち上がる事さえ出=
;来なくなった。
「所詮はこ=
398;程度…『うちは=
968;族』の生き残りと聞=
;いたが……死ӛ=
5;だ奴らはさぞ無念だ&=
#12429;うな」
サスケ個人=
391;はなく、その血筋に=
;対して明らかな嘲笑&#=
12434;浮かべる我愛羅。
そして、再=
403;歩みを進めると『瞬=
;身の術』で姿を消し&#=
12383;。
辺りに静け=
373;が戻る。
サスケはそ=
398;後ろ姿を睨み付ける=
;事しかできなかった&#=
12290;
「チクショ=
454;…畜生ッ畜 =
983;ッ畜生ッ……」
情けなかっ=
383;…不甲斐な=
363;った…己の未熟=
373;が。
力があれば…誰にも負=
369;ない力があれば……
「チクショ=
458;オオオオオオオッ！=
;！」
サスケの心=
434;深い闇が侵食して行=
;く。
それに呼応=
375;て首筋の『呪印』が=
;騒ぎ出し、言いよう&#=
12398;ない焦燥感が拡が|=
27;。
『絶望』・=
302;憎悪』・『殺意』が=
;少しずつ蓄積されて&#=
34892;くのだ。
こうして、=
469;スケは徐々に黒く染=
;まって行く。