「兎にも#=
282;にも頑張って『五行=
;封印』を解くしかな&#=
12356;からのォ」
思いっきり=
182;人事の発言である。=
;
「まあ、本=
469;なら『九尾』のチャ=
;クラを持ってすれば&#=
12393;んな拘束も打ち破|=
28;る…後はお前=
425;第だ」
「要するに!=
258;分で何とかしろ…って事だ=
429;？」
ナルトは頭=
364;痛くなってきた。=
封印を解い=
390;貰ったら一目散に消=
;えようと思っていた&#=
12398;だ。
「エロ仙人…本当に『=
253;説の三忍』なのか？=
;」
「そうだ、=
527;シが有名な『伝説の=
;三忍』の１人だのォ&#=
12301;
「…でも、『五行封印&#=
12303;解けないじゃん」
「幾らワシ=
391;も万能ではない…無理な物=
399;無理だ」
胸を張って#=
328;い放つ自来也。
「それで…どんな修"=
892;をしてくれるんだ？=
;」
ナルトは既=
395;諦め気分だ。
何を言って=
418;無駄だと悟ったのだ=
;ろう。
「今からお=
069;に教える術は…『口寄せ=
398;術』だ！！」
「…=
230;口寄せ？」=
聞き覚えな=
356;言葉に、ナルトは小=
;さく呟く。
「そう…あらゆる生き物と&#=
22865;約を交わして置きå=
09;きな時に忍術で呼び=
出す！『時空間忍術=
2303;の一種だ」
「…=
230;へェ」
少しだけ興=
619;を持ったようだ。=
「百聞は一#=
211;にしかず、まずワシ=
;が手本を見せるから&#=
12398;ォ」
右親指の腹=
434;噛み切り、滲み出た=
;血を左の掌に付着さ&#=
12379;る。
そして、慣=
428;た手付きで印を結ぶ=
;。
「良く見と=
369;！！」
『忍法 口=
492;せの術ッ！！』
最後に力強=
367;左手を地面に押し当=
;てると、白煙が立ち&#=
36796;めた。
その白煙の=
013;には巨大な物陰が膨=
;れ上がり、尋常では&#=
12394;い体躯のガマが姿|=
34;現す。
歌舞伎役者=
398;ような構えを取るガ=
;マ、その姿が異様に&#=
20284;合っている。
「これが『=
475;寄せの術』だ…名立たる=
525;は皆、専属と言うべ=
;きの口寄せ動物達と&#=
22865;約しとるからのォ{=
01;
ガマの頭上=
395;跳び上がった。
「お前も覚=
360;て置いて損はない=
…ガマよ、=
381;この坊主に巻物を渡=
;してやれ」
自来也に命=
376;られた通り、口に咥=
;えていた大きな巻物&#=
12434;下を伸ばしてナル|=
88;に渡した。
「何だって=
400;よ…これ？」
「それはワ=
471;が代々引き継ぐ口寄=
;せのガマ達との契約&#=
26360;だ」
巻物を開く=
392;そこには多数の名前=
;が書き記されていた&#=
12290;
「自分の血=
391;名を書き、その下に=
;…片手の指=
840;ての指紋で押せ！！=
;」
ナルトは少=
375;考えた素振りを見せ=
;たが、親指の腹を噛&#=
12415;切る。
「後は呼び=
986;したい場所に…チャクラ=
434;練って契約した方の=
;手を置く…印は『亥=
539;戌・酉・申・未』だ=
;」
名前を記入=
377;る蘭に『うずまきナ=
;ルト』と血で書き、&#=
21491;手の指紋も押す。
「これで……良ӓ=
6;のか？」
何処となし=
363;半信半疑。
「まあ、試=
375;に１度やってみろの=
;ォ」
「…分かったよ」
体内でチャ=
463;ラを練り上げ、ナル=
;トは印を組む。
『亥・威・%=
193;・申・未』
そして、右=
163;を地面に押し当てた=
;。
『忍法 口=
492;せの術』
ポワンと言=
358;音と共に立ち込める=
;白煙。
その範囲は=
997;めて狭く、爽やかな=
;微風で掻き消される&#=
12411;どであった。
そして中か=
425;現れたのは………
「…=
230;…オタマジャクシ？&#=
12301;
何時の間に=
363;覗き込んでいたハナ=
;ビが可愛らしく呟く&#=
12290;
自来也に至=
387;ては眉間に皺を寄せ=
;、苦々しい表情をし&#=
12390;いる。
（まあ、『=
116;行封印』でチャクラ=
;の流れを散らされと&#=
12427;からのォ…この程度=
364;限界って所か）
軽い溜息を=
968;つ、ふとナルトの姿=
;が視界に見えた。
「ナルト、=
527;シは今から昼飯を買=
;ってくる…でもって=
283;くは此処で暮らすか=
;らのォ、食料や寝袋&#=
12418;調達してくる…しっかり=
462;行しろよ」
だが、ナル=
488;は未だ自分の掌を凝=
;視していた。
「取り合え=
378;、限界まで『口寄せ=
;の術』を使用する事…封印の事=
399;暫く置いといてのォ=
;」
それだけ告=
370;ると、自来也は道な=
;き獣道に姿を消す。
残されたナ=
523;トとハナビ。
未だ固まっ=
390;いるナルトにハナビ=
;はソッと近づいた。
「どうした=
435;です、ナルトさん？=
;」
ナルトの掌=
434;覗き込むが、別段変=
;わった所はない。
辺りを見渡=
375;、手頃な巨岩の近く=
;まで歩いて行った。
「ナルトさ=
435;…無視です=
363;？」
本人に聞こ=
360;るように皮肉を言う=
;ハナビ。
だが、ナル=
488;はお構いなしに巨岩=
;と対峙。
「チャクラ=
434;練り、圧縮して…留める」
小さく呟く=
392;、右の掌にチャクラ=
;を収束させる。
大気に風の=
969;れを作る程だ。
『奥義 螺=
059;丸ッ！！』
眼前にそび=
360;立つ巨岩に対して、=
;己の最強の奥義を叩&#=
12365;込む。
普通なら文=
383;通り粉々になり、跡=
;形もなく吹き飛ぶ。
【チィ……まさかと思ってい&#=
12383;が…】
そして砂塵=
398;中から巨岩の姿が再=
;び現れた。
一部が抉れ=
390;いるが殆ど原型を保=
;っている。
【チャクラ=
398;放出量が減退してや=
;がる…此処まで"=
928;えているとはな…】
ナルトが固=
414;っている理由はそこ=
;にあった。
渋々とは言=
360;、ナルトは『口寄せ=
;の術』にかなりのチ&#=
12515;クラを練りこんだz=
90;
だが、結果=
399;どうだ？
ガマではな=
367;、現れたのはオタマ=
;ジャクシ。
無意識の内=
395;手を抜いていたと思=
;い、『螺旋丸』を放&#=
12387;てみたが案の定………
恐ろしいま=
391;に弱体化が進んでい=
;た。
一方、シカ=
510;ルは奈良家の私有地=
;である山へと足を運&#=
12435;でいた。
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……
肩で荒い息=
434;吐き、グッタリと寝=
;転がっているシカマ&#=
12523;がいる。
「ダメだ…もう、限 =
028;……」
幼い頃に連=
428;られた修行場まで来=
;たのは良いが、それ&#=
12384;けで身体中が悲鳴|=
34;上げている。
普段、楽ば=
363;りしているからだろ=
;うか？
特にふくろ=
399;ぎがパンパンに張っ=
;ていた。
「思ったよ=
426;…体力ねェ=
398;な…オレって…」
『影真似の"=
899;』は発動している最=
;中、チャクラを放出&#=
12375;なければならないz=
90;
この程度で&=
899;を上げていたらお終=
;いだ。
「さて…と、修行を始める&#=
12363;…」
そして、一=
671;に駆け出した。
その勢いを=
578;さず、眼の前に並ん=
;でいる木に狙いを定&#=
12417;て投擲。
空を切り、=
968;直線に飛んで行く。=
;
小気味良い&=
899;を立てて次々と刺さ=
;った。
「…手裏剣術はまずま&#=
12377;だな…ならお次=
399;ッ！！」
体勢を低く=
083;え、木の腹に体術を=
;打ち込む。
ドスッと鈍=
356;音を立て拳の跡が残=
;る。
「体術も『=
414;あまあ』にしちゃ『=
;まだまだ』って所か&#=
65311;」
一息入れる=
392;適当な岩に腰を降ろ=
;す。
「でもなァ…たった一=
534;月そこらで上達する=
;とは思えねェ…何か効率=
398;良い方法はねェもん=
;か？」
普段の癖で=
471;カマルはそのまま寝=
;転がった。
考え事をす=
427;と自然に楽な体勢に=
;なってしまうのが癖&#=
12384;。
その時、シ=
459;マルの視界に人影が=
;映った。
逆さまに見=
360;ているが、金色の長=
;い髪…スラッと=
375;た細身、何処かで見=
;覚えがある。
「ん？……お前が何でこんな&#=
25152;に居るんだよ…『いの』=
301;
言わずも知=
428;た『山中いの』、そ=
;の人であった。
澄み切った =
643;がシカマルを捉える=
;。
「シカマル…アンタ、=
309;か効率の良い方法が=
;ないかって聞いたわ&#=
12424;ね？」
口元を楽し=
381;うに歪ませる幼馴染=
;に嫌な予感が炸裂。
「自分より=
375;い相手と戦うっての=
;が、一番手っ取り早&#=
12356;わよ」
そう言うと=
289;指の関節を盛大に鳴=
;らす。
「ちょ、ち=
423;っと待て！！…お前、こ=
398;山を登って来たのか=
;！？」
「そうよ、=
381;れがどうかした？」=
;
「どうかし=
383;？…じゃなく=
390;よ！！」
シカマルが =
524;を大きく見開いた。=
;
その理由は=
356;のの身なりにあった=
;。
自分が山に =
331;って来た時は息も絶=
;え絶え、全身がボロ&#=
12508;ロになっていた筈……
だが、眼の=
069;にいる少女は埃一つ=
;付いていない。
「シカマル=
398;パパとママに聞いた=
;ら山にいるって聞い&#=
12390;…急いで登=
387;て来たのよ」
既に呆れる=
375;かなかった。
「ほら、私=
418;強くなってナルトを=
;驚かせたいし…人知れず=
462;行できるって言った=
;ら此処ぐらいしかな&#=
12356;じゃない？」
シカマルも=
968;緒に強くなれて一石=
;二鳥－と笑顔で言う&#=
12364;、シカマルの耳にÐ=
37;っていない。
（ナルトだ=
369;じゃなくて…いのとの=
046;も相当でけェんじゃ=
;ねェか？）
その予感は=
403;たっていた。
まず『絶対 =
340;な体力の差』が大き=
;い。
忍術よりも=
307;術を重点的に鍛えて=
;いるから仕方がない&#=
12392;言えば仕方がない{=
64;………
「じゃ、早$=
895;始めましょ～」
腕を思い切=
426;上に伸ばし、伸びを=
;するいの。
「…ってちょっと待て&#=
65281;！オレがいつ了承{=
75;たよ！？」
「あ～ら、=
471;カマルってば私みた=
;いな女の子に負ける&#=
12398;がそんなに怖いのʍ=
11;」
身を乗り出=
375;、明らかな挑発。=
「んな理由=
397;ェだろ！！良いぜ、=
;思う存分に闘ってや&#=
12429;うじゃねェか！！{=
01;
普段は冷静=
784;着なシカマルだが、=
;いのが放った挑発に&#=
31777;単に乗ってしまっ{=
83;。
プライドな=
435;て腹の足しにもなら=
;ねェ－と思っていた&#=
12471;カマル。
だが、今回=
400;かりは違う。
「本気で行=
367;からな…覚悟しろ=
424;！！」
腰を低く落=
392;し、構えを取った。=
;
「言っとく=
369;ど…今の私は =
961;茶苦茶に強いわよ？=
;」
ニッコリと =
505;みを浮かべ、片手を=
;腰に当てている。
「…行くぜッ！！」
下忍にして=
399;かなりのスピード、=
;あっと言う間に懐に&#=
39131;び込む。
完全に自分=
398;間合いだ。
「そりゃ！A=
281;」
上半身を捻=
426;、次いで下半身も同=
;調させ中段回し蹴り&#=
12434;放つ。
いのはしゃ=
364;んで避ける。
「まだまだA=
281;！」
それを読ん=
391;いたのか、シカマル=
;は地面に片手を突い&#=
12390;更なる蹴りを繰りÑ=
86;す。
しかし、い=
398;は余裕の笑みを浮か=
;べたまま手を足首に&#=
28155;えて軌道を外したz=
90;
予想外の受=
369;にバランスを崩すシ=
;カマル。
咄嗟に体勢=
434;立て直し、再び構え=
;を取る。
（当たる所=
364;…かすりも=
375;ねェ……）
闇雲に仕掛=
369;ても無駄な体力を消=
;耗するだけ。
少し間合い=
434;取って相手の隙を覗=
;う。
「さ～てと…今度は私=
398;番よね？」
シカマルの=
915;撃が一区切り付き、=
;いのが更なる笑みを&#=
28014;かべた。
その刹那、=
356;のが駆けた。
（は&#=
8230;速ェ！！）=
瞬きした間=
289;既にいのは眼前まで=
;迫っていた。
シカマルは =
906;信する。
眼の前にい=
427;幼馴染は自分より遥=
;かに強い。
「チィ！！=
301;
自分の顔面=
395;向かって一直線に掌=
;底が繰り出される。
直撃までの=
968;瞬。
シカマルは =
771;えてみた。
①直撃を喰らう―生命の危=
231;。
②避ける―
③受け止める=
―最もダメージが低&#=
12367;、上手く行けば捕|=
14;えて反撃の機会が生=
まれる可能性あり。
効率の良いA=
299;番目の対処法を実行=
;すべく顔面を防御。
いのが放っ=
383;掌底を受け止めよう=
;とする。
「ふふ…無駄よ、シカマル&#=
12301;
微笑を浮か=
409;呟くいの。
そして、シ=
459;マルが掌低を受け止=
;めた刹那……
（なッ！？…オレの方=
364;力負けしてやがるだ=
;と！？）
腕が外側に=
521;かって弾かれた。=
余りの威力=
395;防御した腕が耐えら=
;れなかったのだ。
腹部はがら =
354;きだ。
その事に気=
184;いた時、いのは既に=
;次の攻撃に移ってい&#=
12383;。
そこで再び$=
984;択肢を出してみる。=
;
①直撃を喰らう―生命の危=
231;。
②避ける―
③受け止める=
―間に合わない…生命の危=
231;。
④覚悟を決める―生命の危=
231;。
どれを取っ=
390;も結果は同様、直撃=
;は免れない。
そんな事を=
375;ている内に、いのが=
;掌低を放つ。
狙いはシカ=
510;ルの鳩尾、鍛えよう=
;がない人体急所の一&#=
12388;である。
「ぐッ…うッ！！」=
いのの掌が!=
145;部に触れた瞬間、凄=
;まじい衝撃が伝わっ&#=
12390;来た。
更にその衝=
731;はシカマルの身体を=
;宙に飛ばす。
視界が歪み=
289;思考が徐々に薄れて=
;行く。
そして、綺(=
599;な弧を描いて地面に=
;激突した。
「ちょっと=
375;過ぎたかしら……？ӎ=
1;
地面に大の=
383;になって転がってい=
;るシカマルに対して&#=
19968;言。
苦笑いを浮=
363;べ、冷や汗を掻いて=
;いるいのであった。
『亥・威=
539;酉・申・未』
『忍法 口=
492;せの術ッ！！』
ナルトが巨=
721;に螺旋丸の試し撃ち=
;を行ってから数時間&#=
24460;…
自来也に言=
431;れた通り、『口寄せ=
;の術』を繰り返し発&#=
21205;させていた。
【ハァ…ハァ…ハァ……
「ナルトさ=
435;、少しは休憩しない=
;と……」
無尽蔵の体=
147;を有していたナルト=
;も今となっては常人&#=
12392;殆ど変わりはないz=
90;
いや、常人=
424;りは戦闘力は有るが=
;『他の忍』と比べる&#=
12392;恐ろしい程に低下{=
75;ている。
【分かって=
356;る…分かって=
356;るが…】
尚も修行を =
154;けようとするナルト=
;の服を引っ張り、無&#=
29702;矢理に座らせた。
そして、携=
111;用の水筒に入ってい=
;る水を差し出す。
対するハナ=
499;は心配そうに純白の=
;瞳を曇らせる。
「そんなに=
681;を詰めると身体を壊=
;しちゃいますよ？」
【大丈夫だ
そうは言っ=
390;いるが、かなり顔色=
;が悪い。
チャクラ量=
398;著しい減少。
現状では大=
999;な人達を守りきれる=
;保障がないと言う焦&#=
29157;感。
それらがナ=
523;トの体力と精神力を=
;奪って行く。
「…=
230;……ナルトさん」
心身を削っ=
390;まで元の戦闘力を取=
;り戻そうとするナル&#=
12488;。
自分を認め=
390;くれる人達を守る為=
;には一刻の猶予もな&#=
12356;。
『伝説の三=
525;』謳い称される『大=
;蛇丸』が相手となる&#=
12392;良くて相打ち、悪{=
67;て殺されるだろう。=
【チィ…前回の時もそうだ&#=
12387;た…『九尾』=
398;奴のせいでどれだけ=
;苦労した事か……】
奥歯を噛み =
224;め苦々しく呟いた。=
;
前回の時と=
399;言うまでも無く『第=
;４５演習場』で起き&#=
12383;事。
『九尾』の=
433;響によって弱体化し=
;た日付、ナルトの生&#=
21629;を奪おうとした輩{=
98;計画が偶然にも重な=
った時だ。
驚異的な自 =
982;治癒力さえも失い、=
;死に掛けた。
自分だけな=
425;まだ良いが、あの時=
;はサクラを巻き込ん&#=
12391;しまった。
もうあのよ=
358;な二の舞は踏みたく=
;ない。
【さてと…続きを始=
417;るか】
休憩も終わ=
426;、膝に手を突いて立=
;ち上がろうとするナ&#=
12523;トをハナビは引きĒ=
90;めた。
服を思いっ=
365;り引っ張っている。=
;
「ダメです…もっと休=
435;で下さい」
【そんな時&=
291;は必要ない…早く元の=
126;闘力を取り戻さなけ=
;れば……】
ナルトの身=
434;案じて言っているの=
;にまるで聞く耳を持&#=
12383;ない。
そんなナル=
488;を見て、ハナビは眉=
;間にシワを寄せてち&#=
12423;っとだけ頬を膨ら|=
14;せた。
「ナルトさ=
435;はどうしてそんなに=
;頑張るんですか？」
ハナビの口#=
519;が少しだけ厳しくな=
;る。
【皆を守る =
858;だ…俺の存在=
434;認めてくれた人達を=
;守る為……】
「他の人達=
399;どうか知りませんが=
;、父上はナルトさん&#=
12395;守られたくないとš=
28;っていました」
【ヒアシの…オッチャ=
531;が…？】
「ええ…ナルトさんは確か&#=
12395;強いです。でも他{=
98;人達を守ると言う事=
はその分だけ…ナルトさ=
435;の負担が増えるんで=
;す」
ハナビはギ=
517;ッと拳を握り締める=
;。
「幾ら暗部=
391;強いと言っても…姉上と同=
376;年齢、ナルトさんは=
;１２歳なんですよ！&#=
65311;」
因みにハナ=
499;は今年で８歳。
「だから父=
978;は言っていました=
…『このま=
414;無茶を続けたら取り=
;返しの付かない事に&#=
12394;るかもしれない』{=
87;て……」
【…=
230;…ハナビ】
「それから =
238;上は今以上の鍛錬に=
;励みました…多分、そ=
428;は父上だけじゃない=
;と思います。山中の&#=
23567;父様達…いのさん=
395;姉上も……
ナルトさ=
435;に守られるだけじゃ=
;なく、反対にナルト&#=
12373;んの背中を守れる|=
24;うに努力しているん=
だと思います」
【…そう……
「ええ、絶=
550;にそうです」
【何で…そんなにハッキリ&#=
12392;断言できるんだ？{=
05;
「…=
230;私も同じだからで&#=
12377;」
【…同じ？】
「はい、私=
418;ナルトさんの…アナタの =
972;中を守りたい」
真正面から#=
328;い切るハナビ。
純真無垢な =
643;がナルトの碧眼を捉=
;えていた。
【…=
230;………】
その一言で=
490;ルトの中で燻ってい=
;た焦燥感が嘘のよう&#=
12395;消え去った。
自分はただ=
432;ろうとしただけ。=
守られる側=
398;気持ちを考えた事も=
;なかった。
【そうか…皆はそん=
394;事を思っていたのか=
;…それに気=
184;かないなんて……】
「そんなに=
329;下する事はないです=
;よ…皆はナル=
488;さんが好きなんです=
;から……」
ナルトの後=
434;追いかけるだけでは=
;なく、その横に立て&#=
12427;ように努力する。
その言葉は=
082;にいのが実践してい=
;るのだ。
諜報系の技"=
899;しか持っていなかっ=
;た彼女は体術を徹底&#=
30340;に昇華。
実力的には&=
291;違いなく、くの一=
NO.１。
【気付かせ=
390;くれて助かった…ありがと=
358;、ハナビ】
「いえ、『=
971;』の務めですから=
…」
先程までの'=
740;気迫る表情から一転=
;。
【よし…じゃあ、続きを始&#=
12417;るか】
気持ちを新=
383;に立ち上がる。
そして、胸=
398;前で印を組んでチャ=
;クラを練り始めた。
―焦るな…俺の中にあるチャ&#=
12463;ラを意識させて集È=
13;……
全身にチャ=
463;ラが流れ、最初の頃=
;と比べ物にならない&#=
31243;に安定している。
親指の腹を=
107;み切り、次いで印を=
;結ぶ。
『亥・威・%=
193;・申・未』
『忍法 口=
492;せの術ッ！！』
術の発動と=
849;に巻き上がる白煙。=
;
その範囲は=
126;らかに『オタマジャ=
;クシ』の時とは違っ&#=
12383;。
【…今度こそはどうだ&#=
65311;】
ゴクリと喉=
434;鳴らし、白煙が徐々=
;に薄れていくのを凝&#=
35222;する。
何とそこに =
694;れたのは………
《人が気持=
385;よー寝てんのを邪魔=
;すんのは誰じゃァー&#=
65281;！！！！》
手の平サイ=
474;より少し大きめのカ=
;エルが不機嫌を露に&#=
12375;て雄叫びを上げて{=
56;た。
はっぴのよ=
358;な着物を纏い、ナル=
;トを睨んでいる。
【…近頃のカエルは
《何を理由=
998;からん事を言っとん=
;のじゃ！！》
【しかも…妙な口調=
384;な…】
ナルトは驚=
365;を通り越して、意外=
;な程に落ち着いてい&#=
12383;。
普通なら『=
459;エル』の鳴き声は『=
;ゲコゲコ』だと思う&#=
12384;ろう。
だが、眼の=
069;にいる『カエル』の=
;第一声は…《人が気=
345;ちよー寝てんのを邪=
;魔すんのは誰じゃァ&#=
12540;！！！！！》
見事なまで=
395;人語を解している。=
;
「どうした=
435;です、ナルトさん？=
;…さっきか=
425;騒がしいですけど=
…？」
どうやら『=
459;エル』の雄叫びが気=
;に掛かり、様子を見&#=
12395;来たハナビ。
【ああ、ち=
423;っとな…『オタマ=
472;ャクシ』から『カエ=
;ル』に進歩したのは&#=
33391;いんだが……】
《カエル、=
459;エルって連呼すな！=
;！オレの名は『ガマ&#=
21513;』じゃ！！これで|=
18;『ガマ一族』の跡取=
り………》
『ガマ吉』=
392;名乗った『カエル』=
;は先程まで不機嫌丸&#=
20986;しで怒鳴っていた{=
64;、急に動きを止めた=
。
口をポカン=
392;大きく開け、ある一=
;点を文字通り穴が開&#=
12367;ほど見ている。
ロックオン=
808;は『日向一族の末姫=
;』であるハナビだ。
１秒経過…
２秒経過……
３秒経過………
４秒経過…………
５秒経過……………
何故に自分=
364;こんなにも見つめら=
;れているのか見当が&#=
20184;かないハナビは、{=
75;ゃがみ込んでガマ吉=
を覗き込んだ。
距離にして =
004;１メートル、ナルト=
;は完全に蚊帳の外だ&#=
12290;
《…=
230;………ポッ》
不意に頬を =
129;い桃色に染めるガマ=
;吉。
ハナビは理 =
001;が分からず、首を可=
;愛らしく傾げた。
《好きじゃ=
450;アァァアアッ！！》=
;
あろう事が=
495;ナビに向かって跳躍=
;したのだ。
カエル特有=
398;跳躍力を生かし…と言って=
418;１メートル弱しか距=
;離はないが…
ガマ吉は愛=
398;告白と共に宙を跳び=
;、目標まで数センチ&#=
12392;言った所で真上か|=
25;来た衝撃によって地=
面へ激突。
【おい、そ=
371;の両生類…何をやっ=
390;んだ？】
すぐ横には=
179;手を振り下ろしてい=
;るナルトの姿があっ&#=
12383;。
跳び上がっ=
383;ガマ吉を撃墜したら=
;しい。
ペチャと地&=
754;に叩き付けられ、身=
;体を痙攣させていた&#=
12290;
そして、身=
307;を震わせながら何と=
;か起き上がり……
《何すんじ=
419;、コラーッ！！》=
また雄叫び=
434;上げた。
だが、ナル=
488;はそんな事はお構い=
;なしにガマ吉の後ろ&#=
35167;を掴んで持ち上げ|=
27;。
自分と同じ =
446;線まで、ちょうど『=
;メンチを切る』と言&#=
12387;た状態。
【それは俺=
398;台詞だ…突然出て=
365;て脈絡もないに何を=
;口説いてる？】
《恋が訪れ=
427;のに脈絡もクソもあ=
;る理由なかろーが！&#=
65281;これだからガキはÞ=
56;るんじゃ！！》
明らかに人=
434;見下した態度を取る=
;ガマ吉、それを見て&#=
12356;たナルトは怒りのË=
13;りに頬を引き攣らせ=
ていた。
「ナルトさ=
435;、こちらのカエルさ=
;んと知り合いですか&#=
65311;」
ナルトとガ=
510;吉のやり取りを傍観=
;していたハナビが話&#=
12375;に入る。
【いや…『口寄せの術』を&#=
20351;っていたら『コイ|=
84;』が出てきた】
そう言って=
289;ハナビの方へ向けて=
;ガマ吉を持ち上げた&#=
12290;
「それにし=
390;も凄い進歩ですよ=
…『オタマ=
472;ャクシ』と比べれば=
;…」
揺らされて=
356;る本人は大して気に=
;しておらず、何故か&#=
20001;手をすり合わせて}=
14;ジモジしている。<=
span
lang=3DEN-US>
《オ、オレ=
399;ガマ吉…良かった=
425;…その…名前を教えてーな&#=
12299;
途切れ途切=
428;の口調からして、か=
;なり緊張しているの&#=
12384;ろう。
「日向ハナ=
499;です……初ә=
7;まして」
対するハナ=
499;は特に驚いた様子は=
;見られなかった。
それぐらい=
398;度胸を持っていない=
;と『好敵手』と互角&#=
12395;渡り合えないから{=
84;。
【両生類…何を照れ=
390;る？】
自分の時と=
399;明らかに違う態度に=
;ナルトは突っ込むが&#=
12289;まるで聞いていな{=
56;。
《そ&#=
8230;その、良かったら……オӤ=
4;の……》
先程の勢い=
399;何処に言ったのか、=
;ガマ吉の言葉は歯切&#=
12428;が悪い。
視線をキョ=
525;キョロと泳がし、忙=
;しなく動いている。
そして、数=
998;後…何か意を=
770;したのかハナビを真=
;正面から見据えた。
《オレの…『コレ』=
395;なってーなッ！！》=
;
そう言いつ=
388;、ハナビに向かって=
;右手……右࠺=
9;足を突き出す。
最初はどん=
394;意味か分からなかっ=
;た２人だが……
ガマ吉の突=
365;出した前足で理解で=
;きた。
まるで指き=
426;げんまんのように水=
;掻きの付いた右手の&#=
23567;指を突き出してい{=
83;のだ。
そのジェス=
481;ャーの真意とは…まあ、大=
269;の方は知っていると=
;は思うが…
《オレの女=
395;なれッ！！》
………である。
『種族が違=
358;』『出会って数分な=
;のに』『恋は盲目？&#=
12303;
などと色々=
392;言いたい事があるだ=
;ろう。
突っ込むべ=
365;場所もあるであろう=
;。
しかし、さ=
377;がのハナビも突然の=
;告白で固まっていた&#=
12290;
無理もない…相手は『=
459;エル』なのだから=
……
その時だっ=
383;。
若干３歳で=
263;部に所属し、難なく=
;Ｓランクを完遂する&#=
12490;ルト。
普段は冷静=
784;着なナルトだったが=
;、この時だけは考え&#=
12427;よりも先に身体がÔ=
05;いてしまった。
森の方へ向=
356;て、大きく振り被り=
;……
思いっきり………
力の限り…………
『ガマ吉』=
434;砲丸投げの要領で勢=
;い良く…………
…………投ӕ=
0;た。
【ハァ…ハァ……
チャクラの=
351;い過ぎとは全くの別=
;の意味で呼吸を荒げ&#=
12390;いるナルト。
【少しは…マシにな=
387;たと思ったら………】
最後に大き=
394;深呼吸を一つ。
「ナルトさ=
435;…さっきの=
302;アレ』は何だったん=
;でしょう？」
【自来也っ=
390;奴は何でも『ガマ一=
;族の契約書』って言&#=
12387;てたからな…さっきの=
418;その一族なんだろう=
;】
だいぶ気持=
385;が落ち着いてきたよ=
;うだ。
そして、気=
998;を改めて再びチャク=
;ラを練り始める。
迅速かつ的 =
906;に印を結んで行く。=
;
『忍法 口=
492;せの術ッ！！』
片手を地面=
395;向け、術を発動させ=
;た。
辺りには白 =
017;が舞い上がる。
小さいとは#=
328;え『カエル』が出た=
;のは事実。
ならば今度=
371;そは………
徐々に白煙=
364;晴れて行き、中から=
;現れたのは…………
《ようッ！A=
281;》
片手を上げ=
289;元気よく挨拶する『=
;ガマ吉』の姿があっ&#=
12383;。
思いっきり$=
960;くへ投げた筈。
にも関わら=
378;再び現れた。
『口寄せの"=
899;とはな…一種の時 =
354;間忍術のだ』
自来也の言=
387;ていた事を思い出す=
;。
どんなに遠=
367;へ投げても口寄せさ=
;れれば何処にでも現&#=
12428;る。
それは確か=
395;役に立つだろう。=
だが、今の=
490;ルトにとってそれは=
;喜べない。
【今更だが…暗部を続=
369;ていた方が楽だった=
;かもな…】