MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899AD3/53.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
「中忍試'=
443;『第3の試験』進出=
;を決めた皆さん…ゴホッ、A=
297;名はいませんがおめ=
;でとうございます」=
span>
全10試合=
418;の予選が終わり、審=
;判員であるハヤテが=
31069;辞を述べた。
相変わらず=
307;調が悪そうである。=
;
(此処に居=
425;ん『うちはサスケ』=
;を含め…木ノ葉5=
517;に砂3名…音1名か…)
三代目火影=
399;各下忍達を値踏みす=
;るように視線を滑ら=
12375;て行く。
その途中で=
490;ルトへと視線を止め=
;た。
(それにし=
390;も…『あの』=
490;ルトが大人しく下忍=
;を装っているとはの=
12457;…一時期は=
393;うなる事かと思った=
;が…)
『暗殺戦術=
305;殊部隊』―暗部最強=
392;知る人ぞ知るナルト=
;。
彼にとって=
013;忍選抜試験など稚戯=
;に等しい。
だが、色々=
392;苦戦しているのも事=
;実。
(この試験=
395;大蛇丸が絡んでいる=
;以上、『狐の暗部』=
12395;力を借りる事にな|=
27;かもしれん)
大蛇丸は元=
945;え子―伝説の三=
525;の1人。
5大国最強=
392;言われる火影でも苦=
;戦は免れない。
自分の手で=
465;リを着けるのが道理=
;と言うものだが、老=
12356;た身ではそれすら|=
18;難しい。
―と三代目火=
433;が色々と模索してい=
;る中、ハヤテが話を=
25391;った。
「えー…では、火影様…お願いし=
414;す」
「うむ…ではこれから…『本選』=
398;説明を始める」
そこまで言=
358;と愛用のキセルから=
;煙を噴かす。
「以前も話=
375;たように、本選は諸=
;君の戦いを皆の前で=
26194;す事になる。各々{=
99;各国の代表戦力とし=
て―
それぞれ=
398;力をいかんなく発揮=
;し、見せ付けて欲し=
12356;。よって『本選』{=
99;一ヶ月後に開始され=
る!!」
第3試験の=
104;選は休む間もなく開=
;始したと言うのに、=
12302;本選』まではかな|=
26;の時間がある。
余りのギャ=
483;プに疑問符を浮かべ=
;る受験生達。
「そんなの=
399;必要ない…今すぐ始=
417;ろ」
最初に口を&=
283;いたのは我愛羅。=
戦闘意欲が=
288;々であった。
「まあ、落=
385;着くが良い…これは相=
540;の準備期間と言う奴=
;じゃ…」
「どういう=
107;だ?」
今度はネジ=
364;尋ねる。
里の長に向=
363;ってのタメ口。
これで良い=
398;だろうか?
「つまりじ=
419;…各国の大=
517;や忍頭に『予選』の=
;終了を告げると共に=
12302;本選』への召集をþ=
99;ける為の準備期間<=
span
lang=3DEN-US>……」
「だから意=
619;分かんねーじゃんよ=
;!どう言う事だ?」=
span>
更にカンク=
525;ウが意見を述べた。=
;
「そして、=
371;れは…お前達、=
463;験生の為の準備期間=
;でもある。つまり、=
25973;を知り己を知る為{=
98;準備。
予選で知=
426;得た敵の情報を分析=
;し…勝算を導=
367;為の期間。これまで=
;の戦いは実戦さなが=
12425;……
言うなれ=
400;、『見えない敵』と=
;戦う事を想定して行=
12431;れて来た」
三代目火影=
398;言葉にいち早く反応=
;したのはシカマルで=
12354;った。
(確かに…我愛羅っ=
390;奴が『砂』なんか武=
;器にするとは思わな=
12363;ったしな…)
「しかし『=
412;選』はそうではない=
;…宿敵達の=
524;の前で全てを明かし=
;てしまった者もおる=
12384;ろう。
相対的な=
375;者と当たり、傷付き=
;過ぎた者もおるじゃ=
12429;うて…公正公平=
434;期す為……
一ヶ月間=
399;各々更に精進し励む=
;が良い…勿論、身=
307;を休めるも良し」=
やっとの事=
391;三代目火影の言った=
;意味が理解できた。=
span>
―本選なぞど=
358;でも良いが…木ノ葉で=
309;が起きているのかが=
;気になる…後であそ=
371;に行って見るか…
ナルトに取=
387;て、中忍選抜試験は=
;眼中に無かった。
油断したと=
399;言え、相手はかなり=
;の実力者。
下忍である=
560;がない。
そこでナル=
488;は情報収集を目的と=
;して『ある場所』へ=
12392;足を運ぼうとして{=
56;た。
「…と言う理由でじゃ=
span>…そろそろ#=
299;散させてやりたい所=
;なんじゃが…その前に=
968;つ、『本選』の為に=
;行う大切な事がある=
12290;
まあ、焦=
425;ず…アンコの=
345;っとる箱の中に紙が=
;入っとるからそれを=
65297;人1枚ずつ取るの{=
76;ゃ……」
三代目火影=
398;隣には白い小さな箱=
;を持ったアンコの姿=
12290;
「私が回る=
363;ら順番にね!…じゃあま=
378;はナルトから…」
極上の笑顔=
434;浮かべながらアンコ=
;はナルトの眼前に立=
12388;。
最近、接す=
427;機会が余りなかった=
;為だろう。
「ほら、1=
522;だけよ」
「分かって=
427;ってばよ」
白い箱の中=
395;手を突っ込み、ナル=
;トは1枚の紙を取り=
20986;す。
そして、今=
230;は………
(よし…次はオレの番じゃ=
12435;)
口調からし=
390;言う間でもなくカン=
;クロウ。
アンコが眼=
398;前に立ち、白い箱の=
;中に手を入れようと=
12375;た瞬間……
「…早くしな」=
ナルトの時=
392;は打って違った無愛=
;想な口調。
「ハ=
8230;ハハハ…ハハ…」
渇いた笑い=
434;浮かべるカンクロウ=
;。
(オレって=
356;つもこんな役…別に良い=
376;ゃん)
心の中では=
875;いていた。
それにして=
418;、自分の立場を結構=
;理解している。
「よし、全=
729;取り終わったな…では、そ=
398;紙の数字を左から順=
;に教えてくれ」
側にはイビ=
461;が名簿とペンを持っ=
;ている姿があった。=
span>
「8だ」
音隠れの下=
525;、ドス・キヌタ。=
「1だって=
400;よ」
木ノ葉暗部=
152;属、うずまきナルト=
;。
「7よ」
我愛羅至上=
027;義、テマリ。
「5じゃん=
301;
ちょっぴり=
504;タレ、カンクロウ。=
;
「オレは3=
384;」
姉至上主義=
289;我愛羅。
「…9」
面倒臭がり=
825;才児、奈良シカマル=
;。
「2だな」
日向一族エ=
522;ート、日向ネジ。=
「6」
口数は少な=
356;が実力者、油女シノ=
;。
「…と言う事は4番が=
24444;ですね」
名簿に書か=
428;た名は『うちはサス=
;ケ』
意外にも達=
558;であった。
「うむ…ではお前達に本選=
12398;トーナメントを教{=
60;ておく!!」
突然に言い=
918;った三代目火影の言=
;葉に驚く受験生。
「ハイ」
名簿を受験=
983;達に突き出す。
①『うずまきナルト=
12303;VS②<=
/span>『日向ネジ』
③『砂瀑の我愛羅』=
65334;S④<=
/span>『うちはサスケ』=
span>
⑤『カンクロウ』V=
65331;⑥<=
/span>『油女シノ』
⑦『テマリ』VS
各々が組み=
512;わせを見ている中、=
;三代目火影が煙草の=
29017;を吐く。
「では、そ=
428;ぞれ…対策を練=
427;なり、休むなり、自=
;由にするが良い…これで解=
955;にするが最後に質問=
;はあるか?」
「ハイ…ちょっと良いスか=
65311;」
シカマルが=
163;を挙げた。
「トーナメ=
531;トって事は…優勝者はA=
297;人だけって事でしょ=
;う?つー事は…中忍にな=
428;るのは1人だけって=
;事っスか?」
「いや!そ=
358;ではない…この本選=
395;は審査員として『風=
;影』や任務を依頼す=
12427;諸国の大名や忍頭{=
64;見る事になっておる=
。
その審査=
729;達がトーナメントを=
;通して、お前達に絶=
23550;評価を付け…中忍の資$=
074;があるか判断された=
;者は……
例え、1=
238;戦で負けていようと=
;も……中ঔ=
5;になる事が出来る可&=
#33021;性もある」
「…と言う事は=
…此処にいる全員が=
20013;忍になれる場合も{=
54;るって事か?」
この漢らし=
356;口調は何を隠そうテ=
;マリであった。
思春期真っ=
427;りの彼女だが、稀に=
;口調が変わってしま=
12358;。
それはさて =
622;き、三代目火影の説=
;明はまだ続く。
「うむ、じ=
419;が逆に…1人も中=
525;になれん場合もある=
;!トーナメントで勝=
12385;上がると言う事は…自分をア=
500;ールする回数が増え=
;ると言う事じゃ」
「分かった=
363;のォ…シカマル=
531;?」
「ああ…十分だ」
そう言いな=
364;ら、シカマルは面倒=
;臭そうに後頭部を掻=
12356;た。
「では、御!=
510;労じゃった!一月後=
;まで解散じゃ!!」=
span>
三代目火影=
398;言葉を最後に、受験=
;生達は各々の期間を=
26377;効に使う為に散っ{=
90;行く。
ナルトも『=
363;の場所』へと向かお=
;うとするが……
「ねェ、ナ=
523;ト…」
【ん?…どうした、いの?=
12305;
「アンタは=
371;れからどうするの?=
;」
【取り合え=
378;、木ノ葉病院に行っ=
;てヒナタの様子を見=
12390;くる…そしたら=
289;まあ…適当だな=
305;
「でも…調子悪いんでしょ=
65311;」
その言葉に=
490;ルトは驚きの表情を=
;浮かべる。
「やっぱり=
259;星か…ナルトの#=
519;子が悪いなんて一目=
;で分かったわよ」
「アンタに=
945;わったのよ…『チャク=
521;の見極め方』」
冷静を装っ=
390;いたが、内心では本=
;当に驚いていた。
にも関わら=
378;、眼の前の少女は自=
;分のチャクラを感じ=
21462;ったと言う。
【心配しな=
367;ても大丈夫だ…ちゃんと=
451;がある】
「…なら良いけど」
「確かにパ=
497;の医療術はそんじょ=
;そこらも医療班も真=
12387;青だから…」
余談だが、=
302;いのパパ』は極普通=
;の上忍である。
しかし、花=
627;と言う副業でかなり=
;の知識を持っていた=
12290;
植物からは=
096;々な薬物が精製され=
;るのだ。
毒薬もあれ=
400;万能薬もある。
【なら安心=
384;……でӌ=
9;シカマル…お前はど=
358;するんだ?】
いのとは反=
550;の方を向くとそこに=
;はシカマルが立って=
12356;た。
先程からず=
387;と居たのだが……
「面倒臭ェ=
364;…帰って修"=
892;だ」
【珍しいな…お前が修"=
892;なんて】
「そりゃそ=
358;だが、そうも言って=
;られない…今は試験=
398;最中だが、一つ学ん=
;だ事がある」
【学んだ事A=
311;】
「ああ、オ=
524;が無茶苦茶に弱いっ=
;て事だ」
不意に放っ=
383;言い草にナルトとい=
;のは視線を合わせる=
12290;
「だからよ…オレはも=
387;と強くなりてェ。お=
;前の後ろを守れるぐ=
12425;いにな」
シカマルは=
381;う言った後、出口に=
;向かって歩き出す。=
span>
数歩進んだ=
152;で振り返った。
「一ヶ月後=
434;楽しみにして置けよ=
;…ビックリ=
373;せてやるから…」
不適な笑み=
434;浮かべ、今度は振り=
;返らずに歩みを進め=
12427;。
「じゃあ…私も行く=
392;するか」
両手を挙げ=
427;と、大きく伸びを一=
;つ。
「…と、そうだ。私も=
12371;の一ヶ月間に修行{=
77;るから今度暇な時が=
あったら組み手を頼=
2416;わね」
【…了解、気を付けて=
12394;】
ナルトが心%=
197;の声を掛けると、い=
;のは満面の笑みを浮=
12363;べた。
そして、『=
636;身の術』で姿を掻き=
;消す。
辺りに砂塵=
364;巻き起こり、残った=
;のはナルト1人。
そう考える=
392;自然に笑みが零れて=
;しまう。
それからナ=
523;トも『瞬身の術』で=
;姿を消した。
先程とは違=
356;、砂粒一つも舞い上=
;がらなかった。
場所は木ノ!=
865;病院の特別医療室。=
;
動物を模し=
383;面を付けた暗部達が=
;、次々と一つの人影=
12395;生命を絶たれて行{=
67;。
人影は特に=
966;った様子も見せずに=
;歩みを進める。
そして、病=
460;の扉を軽く叩いてか=
;ら一呼吸を置いて静=
12363;に開けた。
「フゥ…失礼するよ」
その人影の=
491;体は『薬師カブト』=
;
大蛇丸の片!=
109;的存在であった。=
「優秀過ぎ=
427;ってのも考え物だね=
;…僕らは目=
435;ちすぎた」
スタスタと=
505;ッドの近くまで歩く=
;。
「大蛇丸様=
398;眼に留まったのはお=
;互い不幸だったかな=
span>……サӟ=
3;ケ君?」
ベッドの上=
395;はサスケが眠ってい=
;た。
『呪印』の=
292;走、『封邪法印』で=
;疲労の限界に来た為=
12289;治療していたのだz=
90;
(確かに『=
358;ちは』の血は優秀だ=
;が、サスケ君の実力=
12399;たかが知れてる)
無数のチュ=
540;ブがサスケの身体を=
;取り巻いている。
当初の目的=
399;『うちは』の血。=
だが、今と=
394;っては『うずまきナ=
;ルト』本人が目的と=
12394;っていた。
それなのに=
309;故、この少年を攫う=
;必要があるのか?
捕らえるの=
364;困難なナルトより、=
;抵抗してもさほど問=
38988;ないサスケが先とš=
28;う事だ。
―その時、背=
460;から気配を感じた。=
;
カブトは口=
803;を歪め、己の脇の下=
;からメスを投擲。
「さすがカ=
459;シさんだ…ボクの死#=
282;からの攻撃を止める=
;なんて…」
木ノ葉の誇=
427;トップクラスの実力=
;者『はたけカカシ』=
span>
カカシは掴=
435;だメスを床に投げ捨=
;てる。
「お前…ただの下忍じゃな=
12356;でしょ」
少しだけ歩=
415;を進めた。
「オレの気%=
197;に気付き、すぐに武=
;器を構えるなんての=
12399;…大した奴=
384;」
「いや…それ程でも=
…」
「サスケに=
309;の用だ?…事と次第=
395;よっちゃあ、捕まえ=
;て尋問する」
「出来ます=
363;ねェ……」
ゆっくりと=
391;り返るカブト。
口元を楽し=
381;うに歪ませ、カカシ=
;と対峙する。
「アナタ如=
365;に…」
「その『如=
365;』と…試して見=
427;か?」
ナルト達の=
693;らない所で、一つの=
;殺し合いが始まろう=
12392;していた。
狭い室内に=
578;気が充満している。=
;
カブトはメ=
473;を、カカシはクナイ=
;を手に持つ。
そして、戦=
356;の火蓋が切って落と=
;された。
先に動い=
383;のはカブトであった=
;。
手に持った=
513;スをカカシの頚動脈=
;に滑らす。
「くッ!!=
301;
それを辛う=
376;てクナイで受け止め=
;る。
「カカシさ=
435;、僕の事…侮ってい=
383;でしょう?」
眼鏡が光で=
453;射して表情が良く見=
;えない。
「余り図に=
055;らない方が良いです=
;よ?…アナタ如=
365;の実力者ならそこら=
;辺に居ますから…」
嘲笑を含む=
289;言い、そしてカブト=
;は更に斬撃を繰り出=
12375;ていく。
下忍レベル=
391;はなく、明らかに自=
;分と同等の戦闘力を=
26377;している。
(チィ…まさかこれ程とは=
12394;)
内心で舌打=
385;するカカシ。
次々と襲い=
469;るメスの嵐を全てク=
;ナイで捌いて行く。=
span>
そして、後=
041;へ跳ぶと間合いを取=
;る。
「お前…確か木ノ葉の忍医=
12398;息子だったな…うだつの=
978;がらないダメ忍者で=
;、名前はカブトだっ=
12369;か?」
「今度から=
399;暗部の数を倍以上に=
;した方が良いですよ=
12301;
「黙って質=
839;にだけ答えろ」
「『嫌だ』=
392;言ったら?」
カブトは楽=
375;そうに嘲笑う。
「質問して=
435;のはこっちだ…大人しく=
572;えろ。お前は…『大蛇丸=
303;と繋がっているのか=
;?」
「別にアナ=
479;に答える義理はない=
;と思いますが…そんなに=
693;りたいのなら力づく=
;で吐かせたらどうで=
12377;?」
カカシの眼=
364;スゥと鋭さを増す。=
;
「なら…そうさせて貰おう=
12363;ッ!!」
クナイを逆=
163;に構え、凄まじい勢=
;いで突っ込んだ。
だが、寸前=
398;所でメスによって遮=
;られる。
金属同士が=
002;高い悲鳴を上げた。=
;
「フフ…幾ら木ノ葉一の業=
24107;のアナタでもこん{=
94;狭い場所では扱える=
術が限られてくる」
ギリギリと=
114;いの刃物が押し合う=
;。
「増してや=
371;れだけ近くにサスケ=
;君が居るとなると
カブトは空=
356;ている方の腕で手刀=
;を繰り出す。
狙いである'=
318;筋をずらし紙一重で=
;避けるカカシ。
しかし、次=
398;瞬間…真っ赤な'=
854;血が噴き出した。=
「なッ!?=
301;
紙一重とは#=
328;え、確実に避けた筈=
;。
「カカシさ=
435;、アナタは本当に僕=
;を侮っていますよ
手刀を眼前=
395;構え、指先からは光=
;状の刃物が見える。=
span>
『医療術 =
481;ャクラの解剖刀』=
カカシは首=
563;から溢れる血流を押=
;さえ、必死に止血を=
35430;みた。
「医術は時=
395;殺人術にも成り得る=
;…だってそ=
358;でしょう?人体の構=
;造を知らないと治療=
12399;出来ない…その逆も=
982;り…」
今頃になっ=
390;カカシは悟った。=
眼前にいる=
456;手は間違いなく自分=
;と同等、もしくはそ=
12428;以上。
最初から全=
147;を出さなかった甘さ=
;を呪う。
血が流れる=
107;に比例して、体力も=
;失って行く。
「今日はサ=
473;ケ君を貰って行く予=
;定でしたが…止めて置=
365;ますよ。これならい=
;つ何時でも奪える」=
span>
下がって来=
383;眼鏡を中指で押し上=
;げた。
「それに『=
406;鼠猫を噛む』…アナタに=
448;て身で来られたら溜=
;まった物じゃありま=
12379;んから……」
そのまま、=
459;ブトは病室の窓に近=
;づいた。
手刀を振り=
978;げると無造作に切り=
;裂く。
「それでは=
693;はこれで…そうそう=
289;ナルト君によろしく=
;言って置いて下さい=
12301;
「…=
230;どう言う意味だ?=
12301;
「大蛇丸様=
398;お言葉ですよ」
「お前…やはり大蛇丸の
「ナルト君=
243;の人材が木ノ葉に居=
;る事は『宝の持ち腐=
12428;』だそうです」
そうしてカ=
502;トは窓枠に足を掛け=
;た。
「最後に…次に会う=
178;はもっと僕を楽しま=
;せて下さいね、カカ=
12471;さん?」
まるで我が=
478;の階段を降りる様に=
;一歩を踏み出す。
途中、生い!=
538;った木に降り立つと=
;気配は何処へと消え=
12383;。
「まさか…これ程の=
900;が大蛇丸の元に居る=
;とは……」
完全なる敗=
271;感がカカシを包む。=
;
『写輪眼』=
434;出す暇もなく、己の=
;慢心で招いた敗因。=
span>
「クソッ…もう1度%=
723;え直す必要が有りそ=
;うだ」
更なる強さ=
434;求め、カカシは己を=
;省みる。
「…と、今はそれより=
12418;止血を…」
かなり深く=
999;れたのか、血が止ま=
;らない。
病室に備え=
184;けられているベッド=
;のシーツを引き千切=
12426;、首筋に巻き付け|=
27;。
「フゥ…取り合えず、応急=
20966;置ならこれでいい{=
84;ろう」
因みにその=
471;ーツはサスケの寝て=
;いるベッドのモノで=
12354;った。
同場所、同=
178;刻…木ノ葉病&=
498;の受付にて。
「申し訳あ=
426;ませんが、現在ヒナ=
;タ様は面会謝絶とな=
12387;ております」
「だったら=
968;つ教えて欲しいって=
;ばよ!!」
「ハイ、何=
391;しょう?」
「ヒナタの=
163;術はどうなったんだ=
;?」
看護婦は患 =
773;の名簿に眼を通す。=
;
「先程終わ=
387;たばかりです…命に別状=
399;ありませんが、絶対=
;安静の状態です」
眼の前にい=
427;金髪の少年の口調が=
;変わり、看護婦は思=
12431;ず驚く。
ヒナタの容=
907;を知るとナルトは安=
;堵し、素が出てしま=
12387;たのだ。
これ以上、=
492;処にいてもどうにも=
;ならないだろう。
その途中に=
354;る階段から覚えのあ=
;る気配が降りて来た=
12290;
「ん?…どうした、サスケ=
12398;見舞いか?」
首筋に白い=
067;を巻きつけたカカシ=
;である。
「違うって=
400;よ、俺が来たのはヒ=
;ナタの見舞い!!」=
span>
「オイオイ
「アイツは=
578;しても死なないから=
;大丈夫だってばよ」=
span>
ナルトの物#=
328;いにカカシは苦笑い=
;を浮かべる。
「それはそ=
358;と…本選まで=
398;一ヶ月間はどうする=
;?」
「別に…修行するだけだっ=
12390;ばよ」
「ふむ…オレは用事がある=
12363;ら出来ないが、代|=
31;りの先生を紹介して=
やろうか?」
しかし、ナ=
523;トは首を横に振って=
;返事を返す。
「そうか…なら余り=
961;理はするなよ」
「分かった=
387;てばよ、カカシ先生=
;!!」
元気良く返=
107;をするとナルトは一=
;目散に駆けて行った=
12290;
その後ろ姿=
434;見つめるカカシ。=
『ナルト君=
243;の人材が木ノ葉に居=
;る事は『宝の持ち腐=
12428;』だそうです』
数分前に戦=
387;たカブトの残した言=
;葉。
「ま~さか=
394;ァ…」
ポリポリと&=
957;の後ろを掻くと受付=
;に向かう。
自分の首筋=
434;治療する為に………
雲一つない=
244;けるような青空。=
里は普段通=
426;の賑わいを見せ、活=
;気に溢れていた。
視線は様々=
394;所を見渡し、道を歩=
;いている1人々々の=
38996;を確認。
まるで何か=
434;探しているようだっ=
;た。
(此処にも…此処にも=
621;ない)
薄い胸の中=
391;の呟き。
この影が探=
375;ているのは1人の少=
;年であった。
危ない所を=
937;われ、それ以来好意=
;を寄せているのだ。=
span>
(父上から=
013;忍選抜試験が終わっ=
;たって聞いたのに
聞き覚えの=
354;る口調。
この小さな=
154;影は尚も人を探し続=
;ける。
己の血に秘=
417;られる『血継限界』=
;をも発動させて……。
(ダメ…見つからない…)
このまま闇&=
642;に探していても埒が=
;明かない。
そこで冷静=
395;なって考えて見る。=
;
出没する確=
435;が最も高いのは何処=
;か?
身長・体重=
539;性別・好物・特徴・=
;その他諸々…を考慮す=
427;。
検索に引っ=
499;かったのは『好物』=
;の蘭であった。
(空腹時を=
206;定して向かう場所は=
;ただ一つ…)
小さな人影=
399;更に速度を上げ、あ=
;る店へと急行した。=
span>
それから数=
998;後、目的地へと辿り=
;着く。
(居た…見つけた!!)
着地地点は=
385;ょうど目標人物と重=
;なる。
距離にして=
677;か数メートル。
目標である%=
329;髪の少年は気付いて=
;いないのか、そのま=
12414;歩き続けていた。