MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899AD2/52.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
凝縮され=
383;風塊が既に身動きの=
;取れなくなったリー=
12395;襲い掛かる。
(不味いぞA=
281;!…あんな状=
907;で喰らったら…ッ!!)
カカシの表=
773;に焦りが浮かぶ。=
手すりを掴=
415;、身を乗り出そうと=
;した瞬間、一陣の風=
12364;カカシの横を通りü=
44;けた。
『木ノ葉流=
307;術 旋風裂破ッ!!=
;』
聞き覚えの=
354;る声が響き、襲い来=
;る風塊に人影が突っ=
36796;む。
ボンッと大=
671;が破裂する音と共に=
;、風塊は跡形もなく=
28040;し飛んでいた。
そして、リ=
540;を守る様に立ち塞が=
;るガイの姿がそこに=
12354;った。
《テメェ…何オレ様=
398;邪魔をしてやがるッ=
;!?》
折角の楽し=
415;を邪魔され、『守鶴=
;』の顔が怒りに歪む=
12290;
鋭い視線が=
460;イを射抜いた。
「…=
230;……」
だが、真正&=
754;から見据えるガイ。=
;
その様子を=
250;場にいる全員が息を=
;飲んで見ていた。
「もう既に=
213;負は見えている…これ以上=
398;戦いは意味がない」=
;
《意味がね=
455;だと……だӖ=
7;たら、テメェの後ろ&=
#12398;奴は何なんだ?》
ハッとして=
460;ろを向いた。
そこにはボ=
525;ボロになりながもリ=
;ーが立ち上がり、『=
23432;鶴』に向けて構え|=
34;取っている。
《ソイツは=
414;だまだ闘る気だぜェ=
;?》
『守鶴』が=
244;らしい笑みを浮かべ=
;た。
ガイは振り$=
820;り、傷付いた教え子=
;の肩を掴んだ。
「リー…もう良い…<=
/span>もう終わっ=
…ッ!?」
最後まで言!=
865;を紡ぐ事ができず、=
;ガイの双眸が大きく=
35211;開かれた。
そして、徐=
293;に涙が溢れ出す。=
(リー…お前は…お前って奴は……)
肩を掴む手=
395;自然と力が込められ=
;る。
(気を失っ=
390;さえもまだ…自分の忍$=
947;を証明しようと言う=
;のか…リー、お=
069;はもう…)
リーの瞳は$=
965;か虚空を見つめてお=
;り、既に焦点が合っ=
12390;いなかった。
立ち上がっ=
390;構えを取ったのも無=
;意識の内なのだろう=
12290;
それだけリ=
540;の信念が強かった。=
;
「…立派な…忍者だよ」=
両腕をリー=
398;背中に回すと力強く=
;引き寄せ、抱き締め=
12383;。
強き意思と=
266;き信念を持った教え=
;子を包み込むように=
span>……
《感動のお!=
437;居の最中に悪ィんだ=
;けど…そこのポ=
531;コツにトドメを刺さ=
;ねェとオレ様の気が=
28168;まなくてよッ!!z=
99;
『守鶴』の=
040;大な腕がリー目掛け=
;て、ガイ諸共襲い掛=
12363;る。
大気を裂き=
289;唸りを上げて放たれ=
;た巨腕。
その凄まじ=
373;はリーとの試合で証=
;明済み。
「…少し…黙れ」
だが、『守(=
372;』の一撃は音もなく=
;動きを止めた。
よく見ると=
289;ガイの掌が『守鶴』=
;の巨腕に添えられて=
12356;る。
「これ以上…闘ると言=
358;のなら…オレが相=
163;になるぞ」
振り向き様=
395;見える鋭い瞳。
そこには静=
363;な怒りが燃え盛って=
;いた。
《テメェ…何でそこ=
414;でして守る?》
「そんなの=
399;…決まって=
356;る」
ガイの低い=
768;が響く。
「コイツは…愛すべき=
458;レの大切な教え子だ=
;からだ」
時間にして=
968;秒…『守鶴』=
399;伸ばしていた巨腕を=
;引いた。
そして、大=
365;な呼吸を一つ。
《ケッ、下=
425;ねェ…殺す気も=
833;せたぜェ》
拍子抜けし=
383;と言わんばかりの表=
;情の『守鶴』
《まだ物足=
426;ねェが…我愛羅、$=
523;体を返してやる》=
そう言った$=
884;端、『守鶴』の身体=
;を形成している砂達=
12364;一斉にざわめき出{=
77;。
その動きが=
356;に激しくなり、小さ=
;な塊が一箇所に集ま=
12427;。
やがてヒョ=
454;タンの形に変わって=
;行き、中からは我愛=
32645;が姿を現した。
「愛すべき…だと?下=
425;ない…血の繋が=
426;のない『愛』など偽=
;りに過ぎん」
表に出てい=
383;のは『守鶴』であっ=
;たが、我愛羅は外界=
12398;事を見ていたよう{=
84;。
「血の繋が=
426;による『愛』こそが=
;真実…それ以外=
399;全てがクズ以下だ」=
;
我愛羅が信=
376;られるのは唯一、愛=
;情を注いでくれる姉=
12398;み。
姉弟と言う"=
880;の繋がりが深い絆を=
;作っている。
そう、我愛 =
645;は考えていた。
カンクロウ=
399;どうなる?…と言いた=
356;所だが、我愛羅の眼=
;中に入っていないだ=
12369;だ。
我愛羅はそ=
428;だけ告げると踵を返=
;して歩き出す。
「ゴホンッ…勝者、我=
859;羅!!」
既に勝負の"=
892;方は明白。
ハヤテが勝=
385;名乗りを挙げ、第9=
;試合は幕を閉じた。=
span>
会場が荒れ=
395;荒れた為、インター=
;ミッション開始。
重傷を負っ=
383;リーは医療班によっ=
;て運ばれた。
その様を見=
390;いたガイに医療班の=
;1人が告げる。
「アナタが=
285;当上忍ですね?…少しお話=
364;あります」
リーの怪我=
398;具合を見たのであろ=
;う。
かなり深刻=
394;表情をしていた。=
「辛うじて=
628;吸はありますが…全身の粉=
741;骨折と筋肉断裂が酷=
;い…生きてい=
427;のが不思議なぐらい=
;です」
『禁術』を=
992;いた代償は余りにも=
;大きい。
「医療を携=
431;る者として言わせて=
;頂きますが……何ӗ=
1;あんな状態になる前&=
#12395;止めなかったんで=
377;ッ!?
中忍選抜#=
430;験がどれだけ大切か=
;は知っているつもり=
12391;す…でも、彼=
399;まだ若い…次の機会=
418;あるでしょう。
でも…今回は遅すぎた。=
19968;命を取り留める事{=
99;出来ます…出来ます=
364;………」
ガイの眼を#=
211;据えていた医療班だ=
;ったが、スッと視線=
12434;横に外す。
「こんな事=
399;言いたくはないんで=
;すが…彼はもう=
289;2度と忍として生き=
;て行く事は出来ない=
36523;体です」
医療班の言=
356;たい事が分かってい=
;たガイ。
だが、こう=
375;て実際に面と向かっ=
;て言われると辛い。=
span>
頭部を鈍器=
391;殴られたような衝撃=
;が走り、ガイは呆然=
12392;立ち尽くす。
(リー…お前が負けるとは=
24605;わなかった…お前の忍$=
947;を叶えさせてやりた=
;かった)
次第に肩を&=
663;わせ、双眸から涙が=
;流れる。
(止める事=
398;出来なかったオレを=
;……許ӕ=
5;てくれ…リー)
少し離れた=
580;所にいるカカシ達は=
;と言うと……
(やはりな…『禁術』=
398;後遺症はデカかった=
;か……)
さすがは上=
525;と言うべきか、ガイ=
;と医療班との会話が=
32862;こえていたようだz=
90;
「カカシ先=
983;…どうした=
398;?」
心配そうな"=
920;情で尋ねるサクラ。=
;
カカシは眼=
434;伏せ、事実を言おう=
;か言うまいか悩む。=
span>
だが、サク=
521;の真剣な表情を見て=
;覚悟を決めた。
「医療班の#=
441;だとリーはかなりの=
;重傷だ…」
「重傷…って、リーさんは=
22823;丈夫なの!?」
「…=
230;…命に別状はない
それ以上、#=
328;葉を紡ぐ事は出来な=
;い。
しかし、サ=
463;ラにはカカシが何を=
;言おうか理解できた=
12290;
胸の前で拳=
434;握り締め、顔を伏せ=
;る。
試験会場の=
972;備も終わり、インタ=
;ーミッション終了。=
span>
下忍のレベ=
523;を超越した第9試合=
;も昇華。
残りは僅かA=
298;人。
電光掲示板=
395;表示されるまでもな=
;く、両者が中央へと=
38477;り立つ。
音隠れのド=
473;・キヌタ。
木ノ葉隠れ=
398;秋道チョウジ。
「では、最 =
066;第10回戦…始めて下=
373;いッ!!」
ハヤテが試=
512;開始を宣言して、最=
;終戦が幕を開けた。=
span>
ドス・キヌ=
479;はナルトによってズ=
;タズタにされた『響=
40180;スピーカー』を露Ñ=
86;させる。
一方、チョ=
454;ジは珍しく闘志を見=
;せていた。
「よォ~し=
483;!!やるぞォ~ッ!=
;!」
両手を胸の=
069;で結び、チャクラを=
;練り始める。
そして、次=
293;と印を結んで行く。=
;
「すぐに終=
431;らせてやるッ!!忍=
;法、倍化の……ッᦀ=
1;?」
術を発動さ=
379;ようとした瞬間、眼=
;前にいたドスの姿が=
25531;き消えた。
チョウジは=
978;下左右を見回すが、=
;何処にもいない。
ドスの声が =
972;後から聞こえ、何か=
;がチョウジの後頭部=
12395;触れる。
それはドス=
398;掌であった。
大きく歪ん=
391;いる特殊手甲からは=
;鮮血が流れ落ちてい=
12383;。
ナルトに踏=
415;潰されかけた傷が完=
;治していないのだ。=
span>
「張り切っ=
390;るようだけど…これで終=
431;らせるよ?」
右腕に見え=
427;手甲を左手で軽く弾=
;く。
『忍法 響(=
180;穿ッ!!』
手甲の中で"=
909;撃が数十倍にも膨れ=
;上がり、掌を通して=
12481;ョウジの頭部を襲{=
87;た。
視界全域が=
498;み、意識が徐々に薄=
;れて行く。
そして、そ=
398;ままチョウジは声を=
;上げる間もなく前の=
12417;りに倒れた。
足早にハヤ=
486;が駆け寄り、チョウ=
;ジの具合を確かめる=
12290;
チョウジは=
459;画のようにグルグル=
;と眼を回していた。=
span>
「ゴホンッ…勝者、ド=
473;・キヌタ!!」
第9回戦と$=
949;って、早々に決着。=
;
医療班がタ=
531;カを持って来ると、=
;チョウジを乗せて医=
21209;室へと運んで行っ{=
83;。
一方、勝者=
391;あるドスの表情は険=
;しい。
(これで本=
126;でサスケ君と戦える=
;…じゃない=
392;大蛇丸様、アナタの=
;期待に添えない。
ボク達は=
388;まり…試験中、=
469;スケ君の実力を見る=
;為の『噛ませ犬』
拳が頑なに=
569;られ、微かに震えて=
;いる。
(大蛇丸様…いや、大"=
503;丸…教えてや=
427;。ボクがただの『噛=
;ませ犬』じゃないっ=
12390;事を…)
こうして、=
096;々な思いを胸に中忍=
;選抜第3の試験予選=
12364;終了した。
しかし、更=
395;波乱に向かって加速=
;していく事を誰も知=
12425;ない。
木ノ葉隠れ=
398;里にある屋敷の一つ=
;に、野望を抱く者の=
27671;配があった。
「予選は無=
107;終わり…本戦に入=
427;ようです」
人影は数え=
390;2つ。
柱に背中を&=
928;けている者、膝を突=
;いて畏まっている者=
12290;
後者は適当=
395;流した髪を後ろで縛=
;り、眼鏡を掛けてい=
12383;。
その男に見#=
226;えがある。
「それにし=
390;も穏やか…いや、本=
403;に平和ボケした国に=
;なったわ」
もう1人は&=
263;い黒髪に人とは思え=
;ない程、邪悪に染ま=
12387;た瞳。
「…どの国も軍拡競争=
12391;忙しいって言うの{=
95;ねェ…『カブト=
303;?」
「そうです=
397;…今なら取=
428;ますか…『大蛇丸=
096;』…」
木ノ葉の医=
274;班の上忍に引き取ら=
;れ養子として育てら=
12428;てきた『薬師カブ|=
88;』
三代目火影=
398;教え子…伝説の三=
525;と謳われた『大蛇丸=
;』
「まあね…あんなジ=
472;イの首を取って楽し=
;いかは分からないけ=
12393;…」
「…=
230;そうでしょうか?=
12301;
カブトの言!=
865;に大蛇丸の瞳が鋭さ=
;を増した。
「ボクには=
414;だ…アナタが$=
490;躇しているように思=
;われますが……
これから=
508;隠れ里の力は長く、=
;激しくぶつかり合う=
span>…音隠れも=
381;の一つ。
…アナタはその引き=
37329;になるおつもりだ…」
下がって来=
383;眼鏡を中指を使って=
;押し上げる。
「そして、=
444;はその為の『弾丸』=
;なんでしょう?…『うちは=
469;スケ』君…いや、今=
392;なっては『うずまき=
;ナルト』君と言った=
26041;が正しいですか?{=
01;
「フフ…お前は察しが良過=
12366;て気味悪いわ…」
「そうでも=
354;りませんよ…ドス・ザ=
463;・キンの事は知りま=
;せんでしたからね」=
span>
考えて見る=
392;、音隠れの3人衆と=
;カブトは仲間と言う=
20107;になる。
「サスケ君=
398;情報収集にあたって=
;、彼ら音忍3人の能=
21147;を知って置きたく{=
90;……
わざと攻=
731;を喰らうような要領=
;の悪い事もしました=
12375;…買い被り=
391;すよ」
自嘲気味に=
505;みを浮かべるカブト=
;。
「私はまだ…完全には=
449;用されていない…みたいで=
377;ね」
「彼ら如き=
398;話を私の『右腕』で=
;あるお前に言う必要=
12364;あったかしら…それこそ=
449;頼の証よ」
嘘か真かそ=
398;表情からは伺えない=
;。
「だからこ=
381;…サスケ君=
434;お願いしようかしら=
;…」
大蛇丸の口=
803;が三日月のように吊=
;り上る。
「彼に与え=
383;『呪印』…カカシの=
900;に封印されちゃった=
;みたいなの…まあだか=
425;って余り関係ないん=
;だけど…
彼の心に=
035;食う『闇』が完全に=
;消えない内に………今ӕ=
7;ぐ、攫って来て欲し&=
#12356;のよ」
「柄にもな=
367;…焦ってら=
387;しゃいますね。…『うずま=
365;ナルト』君…ですか?=
301;
カブトの眼%=
857;が陽の光で反射して=
;不気味な光沢を彩っ=
12390;いる。
「そうよ…可愛いナ=
523;ト君を無傷で手に入=
;れるには骨が折れそ=
12358;でね…そう簡単=
395;は行かないわ。
この私に=
163;傷を負わせる程なん=
;だから…こんな所=
395;、木ノ葉の里には勿=
;体無い…
私の手元=
395;置いて…ゆっくり=
392;少しずつ、私色に染=
;めないとねェ…フフ…フフフ……=
span>」
恍惚とした"=
920;情で不気味に笑う。=
;
その様を見=
383;カブトの背筋に冷た=
;いモノが走った。
「分かりま=
375;た…では……」
カブトは踵=
434;返すと木ノ葉病院へ=
;と向かう。
「カブト…お前…」
だが、大蛇=
024;に呼び止められた。=
;
「木ノ葉に=
646;する『狐の暗部』の=
;噂は知っているかし=
12425;…?」
「狐=
8230;ですか?」=
「そうよ」
「それが…何か?」
「出会った=
425;すぐに逃げなさい」=
;
カブトの双=
520;が大きく見開かれた=
;。
絶大なる自=
449;も有している大蛇丸=
;の口から『逃げる』=
12398;一言。
一瞬、何か=
398;聞き間違いかと思っ=
;た程だ。
「『暁』か=
425;の情報だと…あの『う=
385;はイタチ』でさえ手=
;も足も出ない程の実=
21147;者…
幾ら強い=
392;言っても、カカシと=
;同じ程度じゃ…殺される=
398;は眼に見えてるわ」=
;
いつになく=
495;剣な眼差し。
その瞳には&=
343;色の野望が渦巻いて=
;いるのだろう。
「呼び止め=
390;悪かったわね…もう行っ=
390;良いわ。信用してる=
;わよ…カブト」
重みのある=
768;色。
カブトはゴ=
463;リと喉を鳴らし、『=
;瞬身の術』で姿を消=
12375;た。
残ったのは=
823;蛇丸ただ1人。
胸の前で腕=
434;組む。
「『狐の暗%=
096;』……試ӕ=
5;に誘ってみる価値は&=
#12354;りそうね…フフ…」
木ノ葉を覆=
356;隠す程の邪悪な闇。=
;
伝説の三忍=
289;大蛇丸の計画も着々=
;と進んでいる。
取り合えず=
289;今は進むだけ。
中忍選抜第A=
299;の試験本戦へ。