MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899AB9/49.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
第3の試'=
443;予選も大詰めとなっ=
;てきた。
残りはたっ=
383;の4人。
いや、既にA=
298;人の対戦は決まって=
;いる。
砂隠れの我=
859;羅、木ノ葉のロック=
;・リー。
互いが互い=
434;見据えていた。
「ナルト…お前から#=
211;て、あの砂の野郎は=
;どうだ?」
視線を我愛 =
645;に向けながらシカマ=
;ルは尋ねた。
【そうだな…簡潔に言=
360;ば、俺と『同類』と=
;言った所だ】
「…=
230;『同類』?」
そう聞き返=
375;たのはいの。
【ああ、奴=
363;らは2つのチャクラ=
;が感じられた…1つは我=
859;羅、それとは別の『=
;何か』のチャクラが=
span>…】
我愛羅から=
029;のチャクラを感じた=
;のは中忍選抜試験が=
22987;まる前。
初めて我愛 =
645;達と面識を持った時=
;だ。
「その『何=
363;』って…何よ?」
「まさか、=
362;前の中にいる『九尾=
;』みたいな代物か?=
12301;
【…だろうな】=
いのとシカ=
510;ルの2人がゴクリと=
;喉を鳴らす。
ナルトの強=
373;の秘密、それは『生=
;まれ育った過酷な環=
22659;』・『金毛白面九ì=
14;の妖狐』にある。<=
span
lang=3DEN-US>
他に前例は=
394;いが、体内に妖魔の=
;類を宿しているのだ=
12290;
人外の戦闘!=
021;力を秘めている可能=
;性が高い。
「あのオカ=
483;パがどんな攻撃をす=
;るかは知らねーが
我愛羅の実=
147;を最も熟知している=
;実兄。
カンクロウ=
398;口から誰ともなしに=
;吐き出された。
「当たり前=
384;…私の可愛=
356;我愛羅だぞ?」
その言葉に=
453;応するテマリ。
少々興奮気=
619;。
「わ、分か=
387;たじゃん!?…だからそ=
435;なに興奮するなよ」=
;
両手を前に=
361;き出し『落ち着け、=
;落ち着け』とジェス=
12481;ャーを送る。
(テマリの$=
817;くに居ると何か危険=
;じゃん…此処は1=
388;、情報収集を兼ねて=
;金髪のチビの所にで=
34892;って来るか……)
ズボンのポ=
465;ットに両手を突っ込=
;み、カンクロウはテ=
12510;リの邪魔をしない|=
24;うに後ろを通り過ぎ=
ようとする。
前を通って=
486;マリの視界を遮った=
;ら何をされるか分か=
12425;ない。
そそくさと=
671;配を消して歩みを進=
;めるが………
「待て、カ=
531;クロウ…何処へ行=
367;?」
テマリのハ=
473;キーな声色に捕まっ=
;た。
ビクッと肩=
434;震わせ、ゆっくりと=
;振り返ってみる。
そこには般!=
509;がいた。
割と端整な&=
996;立ちをしているテマ=
;リの視線が鷹を思わ=
12379;るような鋭さを帯|=
03;ている。
「我愛羅の#=
430;合は見ないのか?」=
;
そう言って=
289;愛用の巨大扇子を広=
;げた。
実力行使…その言葉=
364;最も似合っている。=
;
「ちょ、ち=
423;っとアイツらの所に=
;な…」
視線をナル=
488;達に向けた。
「何で行く=
517;要があるんだ?」=
「そ、それ=
399;…本戦で奴=
425;と戦うかもしれない=
;じゃん?…だから、=
381;の情報収集と思って=
;……」
そこまで言=
387;て、カンクロウはテ=
;マリの視線が更に険=
12375;くなるのを見た。
「奴らから=
408;ノ葉の下忍の情報を=
;聞いとけば、我愛羅=
12364;怪我するなくなる{=
76;ゃん?」
カンクロウ=
399;まるで速射砲の様に=
;言葉を紡ぎ出す。
「いや、ほ=
425;万が一って事が……」
テマリは視 =
218;を我愛羅に向け、何=
;やら考え込む。
数秒が経ち=
289;視線を再びカンクロ=
;ウに向けた。
「分かった…行って来=
356;」
何気に命令=
475;調。
我愛羅の特=
064;能力からして怪我を=
;負う事はないと思う=
12364;、それでも何が起{=
71;るか分からない。<=
span
lang=3DEN-US>
こんな『奴=
303;でも役に立つだろう=
;。
そう心の中=
391;呟いていた。
(ふぅ…助かった)=
対するカン=
463;ロウは盛大な溜息を=
;吐く。
普段ならテ=
510;リの実力は自分と大=
;差はない。
だが、我愛 =
645;が絡むと話は別だ。=
;
テマリの戦&=
360;能力は自分の上を行=
;く。
「じゃあ、"=
892;ってくる」
一言残して&=
542;段へ足を向けるが、=
;テマリは既に我愛羅=
12395;視線を戻しておりz=
89;カンクロウの言葉は=
無視された。
「…=
230;…別に良いじゃん」=
span>
それでもめ=
370;ずにカンクロウは歩=
;みを進めた。
「それでは=
289;第9回戦…始めて下=
373;い」
試合開始の=
512;図と共に舞台の幕が=
;上がった。
既に戦闘態=
218;を整えているリー。=
;
対する我愛 =
645;は両腕を胸の前で組=
;んでいた。
「では…行きますッ!!」=
span>
溌剌とした=
499;け声と同時に、リー=
;は駆ける。
サスケを翻=
324;したその動きは正に=
;俊足。
一瞬にして=
105;愛羅を間合いに捕ら=
;え、上半身を捻ると=
36468;りを繰り出す。
『体術 木=
494;葉旋風ッ!!』
狙いは我愛 =
645;の頭部。
完璧に直撃=
377;ると思った瞬間、我=
;愛羅の背負っている=
12498;ョウタンから何か{=
64;溢れ出した。
(なッ…これは砂ッ!?)=
span>
ヒョウタン=
363;ら溢れ出た砂が、そ=
;の流れでリーの蹴り=
12434;受け止める。
しかし、そ=
428;だけでは終わらない=
;。
蹴りを受け=
490;めていた砂が自らの=
;意思で動き、リーの=
36523;体を覆い隠す。
「くッ!!=
301;
背筋に冷た=
356;モノが走り、咄嗟に=
;避けるリー。
少し距離を=
462;って体勢を立て直す=
;。
そして、再=
403;我愛羅に向かって駆=
;け出した。
フェイント=
434;混ぜ、ジグザグに走=
;る。
「…=
230;無駄な事を=
…」
我愛羅が小=
373;く呟いた。
その言葉が =
862;こえたのか、リーの=
;視線が険しさを増し=
12383;。
「せいッ!A=
281;」
左正拳突き=
290;
「はッ!!=
301;
上段足頭蹴=
426;。
「とりゃッA=
281;!」
回転浴びせ$=
468;り。
体術を連続=
391;繰り出していく。=
だが、それ=
425;全てが砂によって防=
;がれてしまう。
そうしてい=
427;間に徐々にだが体力=
;が失われていった。=
span>
(砂=
8230;砂を操っているの=
65311;…あの速い=
522;ーさんの攻撃が全然=
;効かないなんて…)
サクラは驚=
365;の余り、眼を見開い=
;ていた。
(オレも長=
356;こと忍をやってるが=
;……変ӛ=
1;った術だ)
木ノ葉一の=
989;師を称されるカカシ=
;でさえも驚きは隠せ=
12394;かった。
土や岩を利=
992;した『土遁』
その術の殆=
393;が大規模な範囲にダ=
;メージを与えるモノ=
12290;
自分自身を=
432;ると言った小回りが=
;効く代物ではない。=
span>
【あの砂…やはりア=
452;ツが操っていたのか=
;…】
ナルトの脳#=
023;に浮かぶのは、気を=
;失ったテンテンを暗=
22120;の散らばった床にÖ=
81;き付けようとした時=
。
間一髪、自=
998;が受け止める事が出=
;来た。
それと同時=
395;、リーが飛び出して=
;テマリに攻撃を仕掛=
12369;る。
その際、先=
243;見た砂の塊がリーの=
;攻撃を防いだのだ。=
span>
「ああ…ありゃ砂の盾だ」=
span>
ナルト・い=
398;・シカマルの3人が=
;並んで見ている場所=
12395;第4者が現れた。
「アンタは=
906;か…砂隠れの……」
「その通り=
289;それよりもアイツの=
;事を詳しく聞きたく=
12394;いか?」
いのが尋ね=
289;カンクロウはニヤリ=
;と口元に笑みを浮か=
12409;る。
情報収集と#=
328;っていた筈なのに、=
;自分から教えようと=
12377;るとは……。
我愛羅達の$=
817;くにいるとカンクロ=
;ウは思う事が言えな=
12356;。
だから、ナ=
523;ト達の元へ来たのだ=
;。
要するに喋=
426;たいだけ。
「だったら=
945;えて貰おうじゃねェ=
;か」
シカマルが=
495;剣な表情で聞いた。=
;
「あのヒョ=
454;タンから出た砂は我=
;愛羅の意思に関係な=
12367;盾となる…どんな物=
702;的攻撃も通用しねェ=
;…」
シカマルと=
356;のが視線を中央へ向=
;ける。
「だから、=
170;までとしていねーん=
;だ…我愛羅を=
663;付けた奴なんてな」=
;
少しだけ優$=
234;感に浸っているカン=
;クロウ。
実に良い顔=
434;していた。
普段ならこ=
435;な事を言おうモノな=
;らテマリに怒鳴られ=
12427;からだ。
「どうして=
522;ーさんは体術ばかり=
;なの!?」
中央では尚=
418;リーが体術を繰り出=
;していた。
しかし、全=
390;が砂で防がれている=
;。
「あれじゃ=
289;接近戦は厳しいわ!=
;!少しは忍術で距離=
12434;置く戦いをしない{=
92;…!!」
サクラは忍 =
773;アカデミーで習った=
;兵法を思い出す。
「え?」
不意に聞こ=
360;たガイの声。
「…=
230;使えないんだ」
サクラは思=
431;ず自分の耳を疑った=
;。
それもその=
560;、忍術を使えない忍=
;など聞いた事がない=
12290;
体術だけで=
418;アレだけ凄いのだ。=
;
他の術もど=
428;だけ凄いのか……。
そう思って=
356;たサクラだが、その=
;期待は見事に裏切ら=
12428;る事になる。
「…リーには殆ど『忍=
34899;・幻術』の技術が{=
94;い…」
「う=
8230;うそ!?それじゃ=
12354;、どうやってこん{=
94;所まで残って…」
驚きの余り=
289;自然と声を荒げてし=
;まう。
「オレが初=
417;てリーと会った頃は=
;完璧ノーセンス…何の才能=
418;なかった」
ノーセンス=
392;言っているが、サク=
;ラが見た体術は既に=
19979;忍ではトップレベ}=
23;。
サスケでさ=
360;、リーの体術の前で=
;はなす術もなかった=
12398;だ。
そんな話を=
449;じられる理由がない=
;。
「だから、=
525;者としてリーにでき=
;る技は唯一…体術しか=
531;されてなかったのだ=
;よ…忍術も幻"=
899;も使えない忍者なん=
;てそうは居まい」
何の才能も=
394;い状態から体術のみ=
;とは言え、サスケを=
22311;倒する実力。
だが、逆に#=
328;えば相手に体術が通=
;用しないのなら打つ=
25163;がなくなってしま{=
58;。
「ハァ…ハァ…ハァ……
(本人はピ=
463;リとも動いていない=
;のに…このまま=
376;ゃボクの方が自滅し=
;てしまう)
どれだけ突=
365;を繰り出しても、蹴=
;りを放っても全てが=
38450;がれる。
体術しか残=
373;れていないリーには=
;厳しい状況であった=
12290;
しかし、リ=
540;は体術を繰り出すし=
;かない。
「でりゃあ=
483;!!」
拳を振り上=
370;、渾身の正拳を打ち=
;出す。
「フン…何度やっても無駄=
12384;」
砂が噴水の=
096;に湧き上がり、リー=
;の正拳の勢いを殺し=
12383;。
「そろそろ…こっちか=
425;行くぞ」
ヒョウタン=
363;ら更なる砂が溢れ出=
;し、宙を舞い踊る。=
span>
そして、生=
365;物の様にリー目掛け=
;て襲い掛かった。
攻撃から一$=
578;して回避行動へ移る=
;。
砂の攻撃は=
932;まじいが、見切れな=
;い程のスピードでは=
12394;い。
リーは連続=
398;バク転で距離を取り=
;、試験会場の一部で=
12354;る『印を組む両腕{=
03;に飛び乗った。
「ハァ…ハァ…」
体術の連打=
395;よってリーの体力は=
;かなり失い、浅い呼=
21560;を繰り返す。
対する我愛 =
645;は両腕を胸の前で組=
;んだまま、リーを見=
19978;げていた。
「…=
230;…だからこそ、勝て=
12427;!!」
「え?」
「ん?」
絶対的不利=
394;状況で『勝てる』と=
;言い放ったガイに、=
12469;クラだけでなくカ|=
59;シまで疑問符を浮か=
べた。
だが、ガイ=
399;そんな2人に構わず=
;にリーに向かって親=
25351;を立てる。
「リーッ!A=
281;外せッ!!」
会場にいる=
840;員の視線が熱血教師=
;へと向けられた。
「で=
8230;でもガイ先生ッ!=
span>…それは、=
383;くさんの大切な人を=
;守る場合じゃなけれ=
12400;ダメだって…ッ!!」
リーも負け=
376;と大声で聞き返す。=
;
「構わーん=
483;!!オレが許すッ!=
;!」
凄まじい声%=
327;にサクラの鼓膜はビ=
;リビリと震えていた=
12290;
聞こえない=
424;うに耳を手で防いで=
;いたが、大して効果=
12399;無い様だ。
「アハ…ハハハ……=
span>」
何が嬉しい=
398;か突然笑い出すリー=
;。
その場に座=
426;込み、脛当てを取り=
;外すと何かが巻かれ=
12390;いるのが見える。
「…=
230;重り?」
(何てベタ=
394;修行させてんだ…ガイの奴=
399;……)
サクラの言!=
865;通り、それは重りで=
;あった。
中忍ベスト=
398;巻物ポーチのような=
;モノに重りを入れて=
12356;るのだろう。
そこには『=
681;性』と小さく書かれ=
;ている。
「よーしィA=
281;!これでもっと楽に=
;動けるぞーッ!!」=
span>
両脚に装着=
375;ていた重りを取り外=
;すと無造作に投げ落=
12392;す。
それを見て=
356;た砂隠れの下忍であ=
;る『テマリ』・『カ=
12531;クロウ』
何処か馬鹿=
395;していた眼差しで見=
;ていた。
(下らねェ…馬鹿じゃ=
397;ェのか?)
(フン…重りを外したぐら=
12356;で我愛羅の砂に付{=
56;て行ける理由が……)
嘲笑を含ん=
384;物言いだが、次の瞬=
;間…。
《ズドンッA=
281;!》
手の平サイ=
474;の重りが、地面に触=
;れた刹那…轟音を立=
390;たのだ。
石床は蜘蛛=
398;巣のようにひび割れ=
;、中心部が深く減り=
36796;んでいる。
それだけで%=
325;りの重量が見て取れ=
;た。
(やり過ぎ=
391;しょ…ガイ…)
余りのスポ=
681;風味にやや引き攣っ=
;た表情を浮かべてい=
12427;カカシ。
しかし、ガ=
452;は構わず我が道を行=
;く。
「行けーッA=
281;リーッ!!」
ガイの激励=
364;リーに更なる力を与=
;え、不適な笑みを浮=
12363;べた。
「オッス!A=
281;」
腰を低く落=
392;し、跳躍の前傾姿勢=
;を取る。
そして、次=
398;瞬間…リーの姿=
364;掻き消えた。
「ッ!?」
我愛羅の眼=
364;見開かれた。
ジッと相手=
434;見ていた筈が、いつ=
;のまにか居ないのだ=
12290;
「…=
230;後ろかッ!?」
そこには自=
998;目掛けて繰り出され=
;るリーの正拳突きが=
35222;界に写った。
「せいッ!A=
281;」
我愛羅の顔&=
754;まで後数センチと言=
;った所で、先程同様=
12395;砂に遮られる。
さっきまで=
392;は動きがまるで違っ=
;た。
「忍術や幻"=
899;が使えない…だからこ=
381;…体術の為=
395;時間を費やし、体術=
;の為に努力し、全て=
12434;体術だけに集中し{=
90;きた」
サクラは今=
702;解できた。
何故、担当=
978;忍であるガイが冷静=
;に笑って見ていられ=
12427;か…。
教え子を信&=
972;しているのだ。
強くなる為=
395;凄まじい努力をして=
;きたリーを知ってい=
12427;からこそ……。
「例え、他=
398;術は出来ぬとも…アイツは#=
504;にも負けない…体術のス=
506;シャリストだッ!!=
;」
更なるスピ=
540;ドを有し、リーは次=
;々と攻撃を繰り出し=
12390;いく。
どれもこれ=
418;後少しと言った所ま=
;で来ている。
(砂の盾で=
377;か…厄介です=
397;)
直撃寸前で$=
974;られる砂の存在に下=
;を巻く。
(なら…もっと速く=
…もっと強くッ!!=
65289;
リーは動き=
434;止めて、再び独自の=
;構えを取った。
「行きます=
483;!!」
フェイント=
434;使わず、リーは真正=
;面から突っ込む。
正拳2段突=
365;。
「うりゃあ=
483;!!」
後ろ回し蹴=
426;。
「そいやッA=
281;!」
更に逆方向=
363;らの後ろ回し蹴り。=
;
「これで決=
414;りですッ!!」
我愛羅の頭=
978;に跳び上がり、身体=
;を縦に回転させた。=
span>
そして、遠=
515;力を利用しての回転=
;踵落としを打ち下ろ=
12377;。
『体術 木=
494;葉疾風ッ!!』
猛獣の牙と=
270;した鋭い蹴りが、我=
;愛羅の脳天に襲い掛=
12363;る。
「くッ!!=
301;
頭上に感じ=
383;嫌な気配。
我愛羅は咄=
983;に上を見上げるが、=
;時既に遅し……。
容赦なく、=
391;り下ろされた。
だが、危機=
395;面した人間の反射神=
;経は凄まじい。
間一髪と言=
387;た所で直撃は避ける=
;。
しかし、我=
859;羅の頬には深い裂傷=
;が刻まれていた。
ただそれだ=
369;しかサクラは言えな=
;かった。
とても同じ=
979;忍とは思えない。=
それ程、リ=
540;のスピードは群を抜=
;いていた。
「リーはス=
500;ードでは誰にも負け=
;ない…一言忠告=
375;ておいた筈だ…『この子=
399;強いよ』ってな」=
ガイも不適=
394;笑みを浮かべる。=
頬に裂傷を$=
000;った我愛羅だが、何=
;事も無かったかのよ=
12358;に立ち上がった。
対するリー=
399;『木ノ葉疾風』の勢=
;いを殺し、更に構え=
12427;。
「さあ…これからです!!=
12301;
リーの反撃&=
283;始だ。
『リーッ!A=
281;爆発だァ!!』
「オッス!A=
281;」
ガイの激励=
434;合図に、リーは動い=
;た。
一瞬にして=
531;き消えるその姿は『=
;眼にも止まらぬ速さ=
12303;
「ッ!!」
先程のリー=
398;動きを思い出し、我=
;愛羅は後ろを振り返=
12427;。
……が、そこ=
395;は砂が盾となって盛=
;り上がっているだけ=
12290;
リーの姿は=
309;処にもなかった。=
「こっちで=
377;よ……」
声が聞こえ=
390;きたのは真正面。=
我愛羅が再=
403;振り向いた瞬間、リ=
;ーの放った正拳突き=
12364;クリーンヒット。
最早、砂の=
462;が追い付かず我愛羅=
;は盛大に吹き飛んだ=
12290;
(手応え…ありです=
483;!!)
さすがに先=
243;よりも呼吸が荒かっ=
;た。
重りと外し=
383;とは言え、トップス=
;ピードを保つにはか=
12394;りの体力が必要の|=
24;うだ。
「す=
8230;凄い!速い速い!=
65281;完璧砂のガードがŰ=
61;い付いてない!!直=
撃よォ!!」
拳をギュッ=
392;握り締め、サクラは=
;興奮している。
「す=
8230;凄ェ…眼で追えねェ…」
「わ、私は=
309;とか見えるけど…反応でき=
427;かどうか…」
シカマルに=
375;て見れば、黒い影が=
;動いているとして見=
12360;ない。
一方、いの=
399;体術が秀でている為=
;か、辛うじて見えて=
12356;るらしい。
そして、ナ=
523;トは……。
【下忍にし=
390;は…『まあま=
354;』と言った所か?】=
;
『五行封印=
303;で戦闘力を抑えられ=
;ているナルトだが、=
12495;ッキリと見えてい|=
27;ようだ。
別段、驚い=
383;表情は見せていない=
;。
それだけで=
508;々の実力差が分かっ=
;た。
(私の我愛 =
645;に傷が…ッ!?)
溺愛してい=
427;弟の顔に裂傷が走り=
;、気が気でないテマ=
12522;。
(あのオカ=
483;パ…中途半端=
395;我愛羅を傷付けやが=
;った…不味いなA=
289;
カンクロウ=
399;焦りが隠せなかった=
;。
今まで殆ど=
105;愛羅が傷付いた事は=
;ない。
だからこそ=
981;安だ。
見下してい=
383;相手に傷付けられ、=
;我愛羅のプライドが=
12393;れだけダメージをŨ=
00;ったか?
(間違いな=
367;…殺される=
394;。もしかしたら…『アイツ=
303;を出すかも知れない=
;…)
『アイツ』=
434;想像した瞬間、胃液=
;が込み上げて来た。=
span>
カンクロウ=
395;とってそれは思い出=
;したくないモノらし=
12356;。
中忍選抜試'=
443;で初めて傷を負った=
;我愛羅。
「少々…侮り過ぎた」
そう言って&=
996;を上げる。
何の抑制も=
394;い声色。
「なッ!?=
301;
我愛羅の顔=
434;見た途端、リーは驚=
;きを表情を見せた。=
span>
何故なら、=
105;愛羅の顔にヒビが入=
;っていたからだ。
(身体中に=
722;を纏っていたとは=
…まるで無=
663;か…)
恐るべき防=
481;力。
下忍で此処=
414;での戦闘能力を有し=
;ているとは…。
様々な忍を#=
211;てきたカカシでさえ=
;驚きを隠せない。
身近に居な=
367;て、初めて見るタイ=
;プだからだろうか。=
span>
恐怖よりも=
244;悪感の方が強いかも=
;知れない。
「な=
8230;何だ!?顔が崩れ=
12420;がった!?」
冷静沈着な=
471;カマルも思わず声を=
;荒げた。
「砂の盾に=
152;えて…更に砂を =
399;っているなんて…」
【今までの=
915;撃がゲジマユの持て=
;る全てなら勝てる見=
36796;みはないな…カンクロ=
454;と言ったな…説明して$=
016;おうか?】
初対面時の=
490;ルトの口調と雰囲気=
;。
カンクロウ=
399;又もや後悔していた=
;。
我愛羅やテ=
510;リの近くにいると怖=
;いが、この『うずま=
12365;ナルト』は得体がIJ=
93;れないから更に恐い=
。
「あ、ああ…アレは最=
021;から自分の意思で薄=
;い砂の防御壁を身に=
32399;いガードするいわ{=
74;『砂の鎧』……」
「『砂の盾=
303;とは他に何処が違う=
;の?」
今度はいの=
364;尋ねる。
「普段、身=
398;周りを流動する砂が=
;オートでガードする=
12302;砂の盾』とは違う…アレが我=
859;羅の絶対防御だ…!!」
そう簡単に=
399;突破できないだろう=
;。
リーがやっ=
392;の事で与えたダメー=
;ジも『砂の鎧』で防=
12364;れてしまった。
「成る程な…お前の言=
356;方からするとオート=
;の『盾』と違い『鎧=
12303;は自身のチャクラ|=
34;使ってる理由だ…そう言う=
398;は『絶対』とは言わ=
;ねェよな?」
無限に使え=
427;ワケじゃなく、有限=
;なのだ。
チャクラが=
613;きれば効果は無くな=
;る。
頭脳明晰な=
471;カマルはカンクロウ=
;の言い方だけで推測=
12434;立てた。
(ま=
8230;不味いじゃん…オレの方=
363;ら情報教えてどうす=
;んだよ!?)
調子に乗っ=
390;しまったカンクロウ=
;。
間違えて我=
859;羅の特異能力まで説=
;明してしまった。
(しかし、=
309;てガードだ…幾ら速く=
205;けてもガードを纏っ=
;ていられてはボクの=
25915;撃も意味がない)
チマチマと=
567;技を繰り出しても単=
;なるジリ貧になって=
12375;まう。
なら残る手=
573;はただ一つ……
(こうなっ=
383;ら砂のガードの上か=
;ら強烈なダメージを=
19982;えるしかない…!!)
リーの視線=
364;険しさを増す、それ=
;はまるで何かを決意=
12375;たかのように見え{=
83;。
『禁術 表"=
030;華』
包帯で動き=
434;封じ、受身を取れな=
;い状態から逆さに高=
36895;で叩き落す。
その破壊力=
399;絶大。
如何に『砂=
398;鎧』と言えども無傷=
;では済まない。
(…=
230;ガイ先生)=
包帯を解き=
394;がら憧れの師を見上=
;げる。
(最早…オレは何も言わん=
span>…リー、お=
069;の全てを叩き込んで=
;来いッ!!)
その言葉が=
253;わったのか、リーは=
;腰を低く落とすと戦=
38360;態勢を取った。
(行きます…ガイ先生A=
281;!)
初速からト=
483;プスピードを出した=
;リーは我愛羅の周り=
12434;円を描くように駆{=
69;る。
恐らく様子=
434;見ているのだろう。=
;
現に我愛羅=
398;周りには砂が蠢いて=
;いた。
(しかし…重たい砂=
398;ガードを纏われてち=
;ゃ簡単には蹴り上が=
12426;ませんね…こうなっ=
383;ら…!!)
色々と思索=
434;張り巡る。
「どうした…さっさと=
469;い」
その言葉に=
605;考を遮られ、リーは=
;瞬時にして我愛羅の=
25040;に飛び込む。
「では…お望み通りにッ!=
65281;」
下から上に=
521;けて放たれる強烈な=
;蹴り。
サスケはこ=
428;を喰らって宙を舞っ=
;た。
「…=
230;その程度か?」
そう易々と$=
468;り上がらない。
「まだまだ=
449;!!」
リーは更な=
427;蹴りで我愛羅を突き=
;上げた。
一発でダメ=
394;ら数十発…それでも=
480;メなら更に倍……
そんな風に=
522;ーは連蹴りを繰り出=
;して行った。
「くッ!?=
301;
不意に走る&=
957;痛。
正確には三=
322;規管、音隠れの下忍=
;達と戦った時のダメ=
12540;ジが此処に来て効ĉ=
24;を現す。
(通常の蓮!=
775;でさえ身体にはとて=
;つもない負担が掛か=
12427;…アレだけ=
398;連蹴りはリーにもヤ=
;バい…これで決=
417;ろッ!!)
我愛羅の身=
307;がある程度まで持ち=
;上がると、事前に解=
12356;ていた包帯をそのŭ=
23;体に巻き付ける。<=
span
lang=3DEN-US>
幾重にも厳%=
325;に…四肢を封=
376;られ、我愛羅は受身=
;すら取れない状態。=
span>
「喰らえッA=
281;!」
リーは我愛 =
645;の頭部を地面に向け=
;、逆さにした。
更にキリモ=
511;回転を加えて地面へ=
;と落下。
『禁術 表"=
030;華ッ!!』
回転から発=
379;られる風圧が砂塵を=
;巻き起こす。
そして、我=
859;羅の頭部が地面に接=
;触。
轟音を伴い=
289;石床は粉々に砕け散=
;っていた。
リーは直前=
395;離脱して、無事に着=
;地。
「直撃…ですね」
そう言って=
213;利の笑みを浮かべる=
;。
『リーさん=
364;…勝ったッA=
281;!』
2階からは=
469;クラの声も聞こえた=
;。
(くッ…やはり身体が…)
『禁術』と=
628;ばれる奥義の後遺症=
;が、リーの身体を蝕=
12435;でいた。
間接の節々=
395;走る激痛。
立つ事すら=
288;足にままならない。=
;
誰もがリー=
398;勝利を確信した時、=
;砂塵から何かが聞こ=
12360;て来た。
「久しぶり=
395;痛みと言うモノを味=
;わった…礼を言っ=
390;置く」
そこには確=
363;に『表蓮華』の体術=
;の直撃を受けた筈の=
25105;愛羅の姿。
所々にヒビ=
106;れが見られるが、大=
;してダメージは負っ=
12390;いないようだ。
「そ=
8230;そんな…馬鹿なッ!?」
自分は既に=
288;身創意…絶対的不=
033;なこの状況。
我愛羅の一=
041;的な惨劇が始まる。=
;