MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899AB2/42.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
第3回戦=
288;『ツルギ・ミスミ』=
;VS『カンクロウ』=
span>
(やっとオ=
524;の番じゃん…)
電光掲示板=
395;映し出されたのは砂=
;隠れの里の下忍『カ=
12531;クロウ』
木ノ葉隠れ=
398;里の下忍『ツルギ・=
;ミスミ』
(カンクロ=
454;め…完全に舐=
417;てるな…)
(此処から=
399;個人戦……カӥ=
1;クロウがいなくても&=
#21839;題ない…)
上から順に=
285;当上忍である『バキ=
;』
次いで実の=
351;の『我愛羅』
「それではA=
299;回戦…始めて下=
373;い」
ハヤテの合=
259;で第3回戦が開始さ=
;れた。
「オレはヨ=
525;イと違ってガキでも=
;…油断は一=
999;しないぜ。始めに言=
;っておく…オレが技=
434;掛けたら最後…必ずギブ=
450;ップしろ」
この『ツル=
462;・ミスミ』と言う男=
;、カブトの仲間であ=
12427;事から音隠れの隠ê=
94;の1人。
「速攻でケ=
522;をつける!」
「なら、オ=
524;も……」
カンクロウ=
399;背負っている忍具『=
;戦術カラクリ・烏』=
12434;降ろし、地面に突{=
65;刺す。
「速攻でケ=
522;をつけてやるじゃん=
;」
口元に笑み=
434;浮かべ、明らかに相=
;手を挑発している感=
12376;だ。
それを眼に=
375;たミスミは顔を険し=
;くさせると地を蹴り=
12289;襲い掛かる。
「何もやら=
379;はしない!先手必勝=
;ッ!!」
左腕を振り=
978;げ、カンクロウの顔=
;面に狙いを付け裏拳=
12434;繰り出した。
加速を乗せ=
383;強烈な一撃。
「粋がって=
383;割には遅いじゃん=
…!?」
しかし、カ=
531;クロウは難なく片手=
;で受け止める。
「クク…それが狙いよ…」
ニヤリと口=
803;を歪む。
そう言った=
636;間、ミスミの腕が蛇=
;のようにカンクロウ=
12398;身体に絡み付く。
「なに!?=
301;
両腕は首の&=
306;節を決め、両足はカ=
;ンクロウの下半身に=
24059;き付き動きを封じ{=
90;いる。
その際にカ=
531;クロウは『戦術カラ=
;クリ・烏』を手放し=
12390;しまった。
「オレは情=
577;収集の為…何処でも=
525;び込める身体に改造=
;している。あらゆる=
38306;節を外し、グニャ|=
64;ニャになった身体を=
チャクラで自在に操=
2428;るのさ」
カンクロウ=
398;首を締めている手に=
;力が込められる。
本体をこ=
358;しちまえば意味はね=
;ェ…だが、ち=
423;っとでも可笑しな動=
;きをしてみろギブア=
12483;プを待たずに…首の骨を=
311;し折る!!」
メリメリと'=
592;が悲鳴を上げる。=
「早くギブ=
450;ップしろ!!」
「へっ…ヤダね」
「死にたい=
398;か…!?」
「ぐっ…!!」
呼吸すら困&=
627;になってきたにも関=
;わらず、カンクロウ=
12399;強気な態度を保っ{=
90;いる。
ギブアップ=
434;即すのはミスミにし=
;て見れば最大限の譲=
27497;と言った所。
だが、次の=
636;間……
「死ぬのは=
390;めーじゃん!?」=
その一言が=
511;スミの逆鱗に触れた=
;。
眼が鋭く細=
414;り、米神の辺りには=
;血管が浮き出ている=
12290;
《ゴキンッA=
281;!》
密度の濃い=
309;か太い物が砕けた感=
;触がカンクロウから=
30330;せられた。
会場全体が=
784;黙に包まれる。
その場にい=
427;受験生達にも聞こえ=
;たのだ……
首の骨が砕=
363;れた生々しい音が=
……
カンクロウ=
398;首は糸の切れた操り=
;人形のように力無く=
20463;いていた。
「首の骨が…折れてい=
427;…」
リーが静か=
395;呟いた。
「フン…下らん」
我愛羅は実=
395;退屈そうに言い放つ=
;。
「チィ…馬鹿が…勢い余って殺しち=
12414;ったじゃねーか…」
頭に血が昇=
387;てしまい、カンクロ=
;ウの首の骨が圧し折=
12387;たミスミ。
確かな手応=
360;を感じ、カンクロウ=
;から離れようとした=
26178;……
《パラ…パラパラッ=
……》
石床に何か =
048;かい物が落ちた。=
「…何だ?」
ミスミが思=
431;ず声に出す。
すると、絶=
629;した筈のカンクロウ=
;の身体が震え始めた=
12290;
《勝ッタト=
605;ッタ?…アハハ、=
376;ゃあ今度はボクの番=
;♪》
首が180=
230;反転し、ミスミに向=
;けたその顔は…表皮が剥=
364;れ、無機物が覗いて=
;いた。
「な=
8230;なに!?」=
驚くもの無=
702;はない…殺したと=
560;の相手が『戦術カラ=
;クリ』
通称『傀儡=
154;形』と呼ばれる物。=
;
《君ニモ上=
370;るよ…ボクの抱=
793;を♪》
黒い装束を=
361;き破り、何本もの隠=
;し腕が姿を現す。
「こ=
8230;これは『傀儡人形=
12303;!?」
表皮が全て=
093;がれ落ち、ケタケタ=
;と笑い出した『戦術=
12459;ラクリ・烏』
「こんな簡=
336;に引っ掛かるなんて=
;…最高じゃ=
435;」
包帯でグル=
464;ル巻きになっている=
;『戦術カラクリ・烏=
12303;と思っていたモノ{=
64;動き出す。
その隙間か=
425;手が出ると、包帯の=
;一部を掴む。
次の瞬間、=
459;ンクロウの姿が包帯=
;の中から現れた。
カンクロウ=
398;片手にはチャクラの=
;糸が見える。
「お前…その身体が自慢だ=
12387;たな。なら骨までij=
41;けばもっとグニャグ=
ニャになれるじゃん…」
チャクラの=
992;を器用に操作して、=
;『戦術カラクリ・烏=
12303;に生命を吹き込むz=
90;
「ぎ=
8230;ギブアッ…<=
/span>アグヮアアアア!=
65281;」
最後まで言!=
865;を紡ぐまでもなく、=
;ミスミの身体を締め=
19978;げて行く。
《バキッ!=
468;キッ!!》
ミスミの絶=
483;が響く中、骨の砕け=
;る音色が木霊する。=
span>
「ただし…首以外に=
375;といてやるよ」
(フー…私とした事が危う=
12367;途中で止める所で{=
75;たね…)
内心で安堵=
434;浮かべているハヤテ=
;。
「試合続行=
981;可能により、勝者カ=
;ンクロウ!!」
こうして第A=
299;回戦が終わりを告げ=
;た。
「カカシ先=
983;…世の中に=
399;色んな忍がいるのね=
;…」
今の戦いを#=
211;ていたサクラがカカ=
;シに言った。
「そうだな…『血継限=
028;』を受け継ぐ忍もい=
;れば…地道に努=
147;して強くなる者にい=
;る…ま!それ=
364;忍の世界だ」
ナルト達を=
547;んだ木ノ葉のルーキ=
;ーは中忍選抜試験を=
21463;験した事によってz=
89;更に世の広さを知っ=
ただろう。
「では、続=
356;て第4回戦を始めま=
;すね」
ハヤテの合=
259;と共に電光掲示板が=
;作動し、様々な名前=
12434;映し出して行く。
第4回戦『=
495;ルノ・サクラ』VS=
;『ヤマナカ・イノ』=
span>
電光掲示板=
434;見つめていたサクラ=
;。
自分の対戦 =
773;の名が視界に入った=
;時、隣りにいる少女=
12395;眼を向ける。
そこには自=
998;と同じ様に電光掲示=
;板を見つめていたい=
12398;。
だが、その=
475;元には笑みが浮かん=
;でいた。
「何時か闘=
427;とは思ってたけど=
…こんなに=
089;くとはね~」
口調は普段=
392;同じだが、その表情=
;は真剣そのモノだっ=
12383;。
先程までナ=
523;トにちょっかいを掛=
;けていた少女とは思=
12360;ない程。
いのはサク=
521;を一瞥すると階段を=
;降りて行く。
「サクラ…頑張って=
371;い!」
カカシはさ=
426;気無い激励を飛ばす=
;。
サクラは力=
375;く頷くと階段を降り=
;て行った。
(ど=
8230;どうしよう、どう=
12375;よう!)
オロオロし=
390;いるのは言うまでも=
;なくヒナタ。
未だ膝には=
490;ルトが熟睡している=
;が、いのとサクラが=
25126;う事になったのでŪ=
15;こした方が良いかも=
知れない…
そう思った=
398;だ。
「ナルト君=
289;起きて…ナルト君A=
281;」
ヒナタはナ=
523;トの身体を揺すって=
;見るが一向に起きる=
27671;配がない。
もっと乱暴=
395;揺すれば起きるかも=
;しれない。
しかし、そ=
428;をヒナタに求めるの=
;は酷な話だ。
「どうやっ=
390;起こそう……あӌ=
9;そうだ…」
どうやら良=
356;考えが浮かんだよう=
;だ。
「ナルト君…ごめんね=
301;
そう言うと=
498;ナタはナルトの鼻を=
;摘む。
ヒナタの膝=
517;で気持ちよさそうに=
;寝ていたナルトだっ=
12383;が、徐々に苦しげ{=
94;表情に変わって行く=
。
やがてジダ=
496;タと暴れ出した。=
【お=
8230;溺れる…呼吸が…って!!?】
寝言をぼや=
356;ていたナルトが勢い=
;良く目覚めた。
【ん=
8230;ヒナタ?俺は……寝ӗ=
0;たのか…】
「お=
8230;おはよう。ナルト=
21531;」
【ああ…所で俺は何で寝て=
12383;んだ…しかも、=
498;ナタの膝枕で…】
「そ、それ=
399;いのちゃんが…あ!ナル=
488;君、今からいのちゃ=
;んとサクラちゃんの=
38360;いが始まるの!」
【いのとサ=
463;ラちゃんが…】
寝起きと言=
358;事もあってか、ナル=
;トの口調は暗部の時=
12398;モノだった。
復活したナ=
523;トは立ち上がると、=
;中央にある会場に眼=
12434;向ける。
そこには2=
154;の少女の姿。
「サクラ…覚悟は良=
356;?幾らアンタでも容=
;赦はしないわ」
いのの表情=
395;は絶対的な自信が見=
;て取れる。
忍者アカデ=
511;ー時代、いのは諜報=
;系の技術が得意だっ=
12383;。
だが、ナル=
488;との修行で今は体術=
;の方が秀でている。=
span>
「…=
230;……」
サクラは何=
398;言葉も返さなかった=
;。
その代わり=
289;己の髪留めにしてい=
;た木ノ葉の額当てを=
35299;いた。
それをいの=
398;方へ突き出す。
「嬉しいわ=
449;…サクラ。=
368;もアンタが自分で言=
;った事だけどね…」
いのも腰に=
059;いていた額当てを解=
;く。
『くノ一は=
525;術だけではなく女性=
;としての幅広い知識=
12392;教養を身に付けな{=
69;ればなりませんの』=
それはサク=
521;の幼い頃の思い出。=
;
忍者アカデ=
511;ーに入学して間もな=
;い屋外での授業。
「今日は授=
989;は生け花です!では=
;、皆さん…各自に思=
356;思いの花を集めまし=
;ょう……」
《ハーイ!A=
281;》
くノ一の卵$=
948;が元気よく返事をし=
;て授業が始まった。=
span>
「いのちゃ=
435;、待って…!」
息を弾ませ=
289;幼いサクラが野原を=
;駆ける。
……とその時=
289;小さな石に躓いてし=
;まう。
「キャッ!=
301;
盛大に転ん=
391;しまうが、地面には=
;草花の絨毯が轢いて=
12354;るので怪我はないz=
90;
「も~ドジ=
397;~!」
語尾を延ば=
375;た口調は言うまでも=
;なく、幼い頃のいの=
12290;
そう言いな=
364;らも手は花を丁寧に=
;摘んでいた。
「私こーゆ=
540;の苦手…いのちゃ=
435;は?」
「アンタ、=
302;サクラ』って花の名=
;前を持ってる癖にダ=
12513;ね~!フフ…こーゆー=
398;はポイントがあんの=
;~!」
「え?そう=
394;の?」
「あのね~!=
457;ってゆーのはメイン=
;になる花を決めたら=
span>―それを飾=
426;立てるように他の花=
;を添えてやるの―」
「ふぅーん=
301;
取り敢えず&=
967;いて見るが、サクラ=
;には今一つ理解でき=
12390;いないだろう。
「花は主張=
375;合っちゃダメなのよ=
;ね~例えば―ホラ…」
ちょうど眼=
398;前に咲いている花を=
;指す。
「この…『コスモス』がメ=
12452;ンなら―サクラが=
373;っき採った『ふじば=
;かま』はオマケ!」=
span>
爽やかな風=
364;サクラの髪を弄ぶ。=
;
「コスモス=
399;春の桜に対して秋桜=
;の呼称があって―秋で一番=
461;レーな花なのよね=
…それに言#=
486;の意味は『調和』っ=
;て言うぐらいだから=
span>…どんな秋!=
609;でもおうったり来る=
;のよ~!」
「…=
230;…」
草花に対す=
427;知識の豊富さを目の=
;当たりにしたサクラ=
12290;
思わず感嘆=
398;言葉を呟いてしまっ=
;た。
「どぉ~!=
169;もコスモスと同じぐ=
;らい似合ってる?ね=
12540;ねー可愛い?」
「う=
8230;…うん」
「ね~その&=
291;は何?」
「エヘヘ…」
サクラは何=
392;か笑って誤魔化す。=
;
2人の少女=
434;穏やかな雰囲気が包=
;み込む。
「今日はや=
369;に楽しそーねェ…デコリー=
531;ちゃん!」
そんな中、=
469;クラの背後に3人の=
;少女が立っていた。=
span>
真ん中にい=
427;のはリーダー的な存=
;在な『アミ』
左右の少女=
398;名はそれぞれ『カス=
;ミ』に『フキ』
成績優秀な=
469;クラを事あるごとに=
;苛める3人組。
「アンタ、=
368;近…色気づい=
390;んじゃない?あんま=
;り調子乗ってんやな=
12356;わよ!!」
上半身を乗=
426;出し、サクラを威嚇=
;する。
現在とは違=
356;、当時のサクラは弱=
;々しく自分に自信が=
25345;てていなかった。
その為、サ=
463;ラは身体を震わせ目=
;尻に涙を浮かばせる=
12290;
「サクラ!…良いこと…ぐゥ!!A=
311;」
アミが更に =
629;声を浴びせようとし=
;た時、その口に数本=
12398;花が押し込められ{=
83;。
「ゴメーンA=
281;あんまりキレイな寸=
;胴なんで―花瓶と間$=
949;えて生けちゃった=
♪」
「ビボォーA=
281;!」
いのの口調=
399;明らかに嘲笑を含ん=
;でいる。
「忍花鳥兜=
384;から毒性は弱いけど=
;―有毒植物=
384;から早く吐き出した=
;方が良いわよ~!!=
12301;
トリカブト…その名は=
526;どのアカデミー生な=
;ら知っているだろう=
12290;
有毒植物の=
517;を挙げろと言われれ=
;ば、間違いなくトリ=
12459;ブトの名を出す。
「キャー先=
983;ー!!」
アミ達は顔&=
754;を真っ青にさせ、急=
;いで担任の教師の元=
12408;と走っていった。
「毒がある=
398;は根だけどね♪」
その3人の=
460;ろ姿を眼にしたいの=
;はペロッと舌を出す=
12290;
(いのちゃ=
435;は凄いなァ…何でも知=
387;てるし…お洒落で=
487;愛いし…それに今=
398;手裏剣術にしてもそ=
;う、忍術だって凄い=
span>…)
この時、サ=
463;ラは改めて自分の劣=
;等感を認識した。
サクラの手=
395;は小さな花。
「いのちゃ=
435;が『コスモス』なら=
;…私は『ふ=
376;ばかま』かなァ…」
「…=
230;なに言ってんの~=
65281;」
「!!」
「ん=
8213;言って見ればサク=
12521;は、まだ花どころ{=
63;…蕾ってと=
371;ね~!!」
「…=
230;ハハハ…そ、そうだよねェ=
span>…」
「…=
230;?」
何とか笑顔=
434;繕っているが、心成=
;しか悲しみを帯びて=
35211;えた。
サクラは真=
387;直ぐにいのを見つめ=
;ている。
「今となっ=
390;は…アンタと=
469;スケ君を取り合うつ=
;もりもないわ!」
突然出て来=
383;サスケの名に、いの=
;は疑問符を浮かべた=
12290;
「サスケ君=
392;アンタじゃ釣り合わ=
;ないし…もう、私=
399;完全にアンタより強=
;いしね!眼中なし!=
65281;」
「…=
230;…!!」
サクラの放=
387;た言葉にいのは反応=
;する。
ただし、そ=
428;は前半の部分ではな=
;く…後半の部=
998;であったが……。
「サスケ君=
398;事は良いとして……サӞ=
3;ラ、アンタが私より&=
#24375;い?……笑ӛ=
1;せないで!!」
いのの怒声=
364;会場全体に響き渡る=
;。
「カ=
8230;カカシ先生、何か=
12373;!何かさ!凄い事{=
95;なってるってばよ!=
!」
余りの迫力=
395;思わずナルトはカカ=
;シに声を掛けた。
担当上忍と=
375;ての意見だろうか=
…
カカシは溜=
417;息を一つ吐き、ナル=
;トの問いに答える。=
span>
「私は蕾か=
449;…ねェ、い=
398;ちゃん…」
「なによ~A=
311;」
「…な…=
20309;で私なんかに…このリボ=
531;くれたの…」
身体を縮め$=
796;ませ、サクラは上目=
;遣いで尋ねる。
「フフ…それはね―<=
/span>」
いのは笑顔=
434;作り応える。
「アンタが"=
174;のまま枯れちゃうの=
;は…勿体ない=
392;思ってね―花は咲か=
394;きゃ意味ないでしょ=
;。もしかしたらそれ=
12364;…コスモス=
424;りもキレーな花かも=
;知れないしね―!!」
その言葉を =
862;いたサクラは目尻に=
;涙を浮かべる。
(ありがと=
358;…いのちゃ=
435;…)
しかし、先=
243;とは違って感動の涙=
;を。
「―と…=
12469;クラ、早く花摘ん{=
76;ゃお~!」
「うん!」
「アレ?ど=
358;したの~サクラ?」=
;
「うん…さっき転んだ時、=
30524;に砂が入っちゃっ{=
90;…」
いの=
8230;私はずっとずっと=
12289;あの時くれたアナ|=
79;の言葉を信じてやっ=
てきた。
ホントにそ=
358;だったら良いなって=
;ずっと…アナタの=
424;うになりたくて…
アナタを目=
351;してやってきた。お=
;陰で、今ここに私が=
12356;る。
だからいの…本気で闘=
356;たい…私、本気=
398;アナタを越えないと=
;意味ないから!!
「私=
8230;サスケ君と同じチ=
12540;ムになったわよ。…いのには=
418;う負けない…」
「私だって=
469;クラ―アンタに=
384;けはどんな事だって=
;負けないわよ―!」
幼い頃はサ=
473;ケに想いを寄せてい=
;たいのだったが、こ=
12398;時既にナルトへのø=
19;いの方が大きくなっ=
ていた。
「これ…返すわ」
そう言って=
469;クラが差し出したの=
;は真っ赤なリボン。=
span>
「そのリボ=
531;はあげたのよ~!そ=
;れに額当ては額にす=
12427;モノでしょ~…」
「これから=
399;もう、いのの後を追=
;いかけている女の子=
12376;ゃない…」
「!!」
「これを額=
395;する時は女の忍とし=
;て…アナタに$=
000;けられない時……」
いのは静か=
395;リボンに手を伸ばす=
;。
「良い案ね…私も…その時まで=
……」
2人の少女=
399;手に持った額当てを=
;額に締める。
その表情は=
495;剣そのモノ。
「では…第4回戦、始めて=
19979;さい!!」
ハヤテの合=
259;と共にサクラが地を=
;蹴った。
『未・巳・=
493;』
更に両手を=
512;わせ、印を組み始め=
;る。
(ただの分$=
523;の術……)
「忍者アカ=
487;ミーの卒業試験じゃ=
;ないのよ―そんな教=
185;書忍法で私を倒せる=
;と思ってんの!!」=
span>
サクラは印=
434;組み終わると、チャ=
;クラを足へ収束させ=
12383;。
(チャクラ=
434;一気に足へ…そして地&=
754;を弾く!!)
『分身の術=
303;で3人に増えたサク=
;ラが一斉に加速する=
12290;
(は=
8230;速い!…でもね、サクラ
予想以上の$=
895;度に驚きはしたモノ=
;の…いのは口=
803;に笑みを浮かべた。=
;
眼の前には=
469;クラが振り上げてい=
;るのにも関わらずだ=
12290;
「確かに速=
356;けど…ただそれ=
384;け…本体はッA=
281;!」
いのもサク=
521;に向かって駆け、上=
;半身に捻りを加える=
12290;
「向かって…右端ィ!A=
281;」
サクラの拳=
364;振り下ろされる前に=
;、リーチの長い蹴り=
12434;水月に叩き込む。
「キャッ!A=
281;」
カウンター=
671;味に中段足頭蹴りを=
;喰らったサクラは弾=
12363;れるようにして吹{=
65;飛んだ。
何とか受け$=
523;と取ると体勢を立て=
;直す。
サクラは腹%=
096;を手で押さえ、激し=
;く咳き込んでいる。=
span>
「その程度=
398;体術なら…眼を瞑っ=
390;ても避けれるわよ~=
;」
突き出した=
491;脚を静かに降ろすい=
;の。
―いのの奴…あれほど!=
109;を上げたとは…俺が教え=
383;のは基礎中の基礎な=
;んだが…
ナルトがい=
398;に教えたのはチャク=
;ラの見極め方。
それに軽く =
068;み手の相手をしたぐ=
;らいだった。
しかし、ナ=
523;トは彼女の事を甘く=
;見ていた。
修行が終わ=
387;た後、いのは毎日遅=
;くまで鍛錬を続けて=
12356;たのだ。
ナルトの体"=
899;を頭に叩き込み、『=
;いのパパ』から借り=
12383;医学書で人体急所|=
34;覚える。
更には独自=
391;肉体を活性化させる=
;までに至った。
何がそこま=
391;彼女を追い立てるの=
;か…
「チャクラ=
434;使った基本動作はル=
;ーキーじゃピカイチ=
12384;な…」
カカシは小=
373;く呟いた。
「全身の隅=
293;までチャクラを巡ら=
;し、それをタイミン=
12464;良く使う技術…サクラの=
580;合は初めから抜群に=
;上手かったからなァ=
span>…」
忍者アカデ=
511;ー時代の成績表を見=
;た時を思い出す。
そこから少=
375;離れた場所、『ロッ=
;ク・リー』は熱い視=
32218;で見守っていた。
(サクラさ=
435;…ガンバで=
377;!!)
ギュッと拳=
434;握り締める。
「ネジ…この勝負、アンタ=
12399;どう見る?」
不意にテン=
486;ンがネジに言った。=
;
「既に勝負=
399;決まっている…いのとか#=
328;う女の方が実力は上=
;だ…」
ネジは『死=
398;森』でいのと対峙し=
;た事がある。
実際に闘っ=
390;はいないが、構えを=
;見ただけで実力の程=
12364;見えた。
腹部にダメ=
540;ジが残っているが、=
;サクラは脚に力を入=
12428;て立ち上がる。
「この前は$=
930;助けたけど…私はアン=
479;が大っ嫌い!!」=
地面を強く$=
468;り上げ、今度はいの=
;が仕掛けた。
その速さは=
469;クラの比ではない。=
;
サクラは腹%=
096;の痛みを堪え、クナ=
;イを片手に構える。=
span>
「何でアン=
479;なんかがナルトと一=
;緒のチームなのよ!=
65281;」
体重を乗せ=
383;掌底を繰り出した。=
;
「くっ…!!」
しゃがみ込=
415;、サクラは寸前で避=
;ける。
「ナルトの=
107;なんて何も知らない=
;癖にッ!さも当然と=
35328;った感じの仲間面|=
34;しててッ!!」
低い姿勢の=
469;クラに、いのは膝蹴=
;りを放つ。
掌底は最初=
363;ら囮。
だからサク=
521;でも避けられたのだ=
;。
本命はこの=
375;烈な膝蹴り。
「痛ッ!!=
301;
腕を十字に=
132;差させ、顔面への直=
;撃を防ぐ。
だが、代わ=
426;に受けた両腕の骨が=
;悲鳴を上げた。
思わず手に=
345;っていたクナイを落=
;としそうになる。
(これなら=
483;!!)
的の小さい&=
957;部より、狙いは面積=
;の広い胴体。
投擲された=
463;ナイは一直線で飛ん=
;で行く。
いのの身体=
363;ら数センチまで来た=
;時……
《パシッ!=
299;
「甘いわよ=
289;サクラ!!」
たった2本=
398;指だけで受け止めて=
;しまった。
(強くなっ=
390;る…忍者アカ=
487;ミーの時とは桁違い=
;…こんなに=
046;があるなんて…)
サクラは両=
163;にクナイを構える。=
;
ちょうど手=
398;甲から肘に掛けての=
;部分が青く変色して=
12356;るのが痛々しい。
「アンタ、=
169;よりも強いって言っ=
;てたわよね~それが=
12371;の程度?」
受け止めた=
463;ナイを指でクルクル=
;と弄ぶ。
「ハァ…ハァ…これが才能の差
サクラは息=
434;切らせながらも強気=
;な発言。
「当たり前=
424;…アンタが=
469;スケ君の後を追い駆=
;けてた頃、私はナル=
12488;と修行してたわ」
「…=
230;ナルトと?『落ち=
12371;ぼれ』のアイツと…何でアン=
479;が…!!」
『落ちこぼ=
428;』と聞いた瞬間、い=
;のの表情が険しくな=
12387;た。
「そう言う=
398;が気に入らないのよ=
;ッ!!」
怒声と共に=
324;んでいたクナイを投=
;げ付ける。
「!!?」
サクラは手=
395;持ったクナイで弾く=
;。
「いの…ハァ…ハァ…アンタ、ホントに=
12490;ルトの事を……」
「そうよ。=
169;はナルトが好き…愛してる=
392;言っても過言じゃな=
;いわ」
何の躊躇い=
418;見せないいのの告白=
;。
ナルトに対=
377;る一途な想い。
サクラは何=
925;か胸の内に鈍痛が走=
;った。
「一体…ナルトの…<=
/span>何処が…」
「じゃあ逆=
395;聞くわ…アンタは=
490;ルトの何処が嫌いな=
;の!?」
「何処が…って…」
確かにナル=
488;の成績は悪いし、悪=
;戯ばっかしている問=
38988;児。
だが実際に=
399;どうだろう。
今まで任務=
434;受けていた中、どれ=
;だけナルトに助けら=
12428;たのか。
それも身体=
434;張って…己の身を=
344;牲にして守ってくれ=
;た。
『第45演 =
722;場』事件、遭難して=
;自分の荷物を落とし=
12390;しまった時なんて|=
90;ルトは食料と飲み水=
を全部分けてくれた=
2290;
心配掛けま=
356;と重傷である怪我を=
;隠してまで。
「アンタは=
693;らないでしょうが=
…ナルトは=
778;し過ぎるのよ…」
いのの呟き=
399;辛うじてサクラに聞=
;こえた。
『これで解=
387;たろ?俺が化け物だ=
;って…だからさ……』
少しだけ沈=
435;だ声。
『もう俺に#=
441;し掛けない方が良い=
;ってばよ。お前まで=
22793;な風に見られて悪Ö=
75;言われるってばよ』=
口調が変わ=
387;ていた。
嘘の自分を#=
013;っている口調に。=
『え、ナル=
488;?』
自分の事を=
671;遣う言葉にハッとし=
;てナルトの方を向く=
12290;
しかし、い=
398;の瞳にはナルトの背=
;だけが映っていた。=
span>
『でも結構=
305;しかったってばよ。=
;…こんな俺=
391;も気に掛けてくれる=
;奴がいる。それだけ=
12391;十分だってばよ……』
―ありがとな…いの。
あの時の笑&=
996;は今も瞼に焼き付い=
;ている。
嬉しそうな=
289;そして何処か悲しげ=
;な表情。
間違いなく=
289;その時にいのはナル=
;トに恋をした。
サスケに対=
377;る『憧れ』とは違う=
;『本当の恋』を。
チャクラを=
840;身に張り巡らせ、い=
;のは身体能力を限界=
12414;で引き上げる。
地を蹴ると=
356;のの姿は一瞬にして=
;サクラの懐に入り込=
12435;でいた。
サクラにし=
390;見れば、気付いた時=
;には既に眼前にいた=
12398;だ。
(は=
8230;速過ぎるッ!!)=
span>
避ける暇も=
394;く迫ってくるいのの=
;掌打。
『奥義 八=
057;女ッ!!』
人体の中心 =
218;にある『額・鼻骨・=
;顎・喉・胸骨・水月=
12539;臍・丹田』全てに×=
16;時に叩き込む。
この技は『=
515;の森』でザクに放っ=
;たモノとは桁が違う=
12290;
全身全霊を$=
077;けた最終奥義。
同時8ヶ所=
363;ら凄まじい衝撃を受=
;けたサクラは成す術=
12418;なく、後方へ大き{=
67;吹き飛んだ。
そして、ス=
525;ーモーションで地面=
;に仰向けで倒れこむ=
12290;