MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899AB0/40.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
「何度か#=
211;る顔じゃな…確か、前=
238;も本選で途中棄権し=
;とったが…いったい=
289;何を考えとるんじゃ=
;…」
「薬師カブ=
488;、データでは…6回連続=
391;不合格です」
火影の言葉=
363;らして、カブトは何=
;度も第2試験を合格=
12375;ているようであるz=
90;
顔を覚えら=
428;ているのが証拠であ=
;り、それが火影の中=
12391;引っ掛かった。
「どういう =
076;歴じゃ…」
「アカデミ=
540;時代から余り目立つ=
;生徒ではなく、成績=
12418;平凡…3度目に=
375;て漸く卒業試験に合=
;格。
以後、こ=
394;した任務はCランク=
;―2回 D=
521;ンク―14回…取り立て=
390;目立った戦歴はあり=
;ませんね」
名簿をチェ=
483;クしているのは試験=
;官であるアンコ。
「…=
230;ただ…」
「ただ…?」
途中で言葉=
434;詰まらせたアンコに=
;火影は聞き返す。
「アカデミ=
540;以前の話なんですが=
;…覚えてお=
425;れますか?あの桔梗=
;峠の戦いで連れ帰ら=
12428;た1人の少年の話…」
「勿論、憶=
360;ておる…確か戦場=
391;生き残っていた敵の=
;少年を…医療部隊=
398;上忍が引き取ったと=
;いう話じゃったな
火影は顎鬚=
434;弄ぶ。
「奴がその=
376;と言う理由か…」
(余程…御執心と見えます=
12397;。此処は全て僕にÊ=
19;せて下さい…と言いた=
356;所ですが…)
内心で呟い=
390;いるのは薬師カブト=
;。
その視線は=
309;故か音忍達の担当上=
;忍と思われる男に向=
12369;られていた。
(…ナルト君…<=
/span>サスケ君…<=
/span>もう少し君達と遊=
12403;たかったんですが{=
97;…これ以上=
420;ると…)
表情が前髪=
391;隠れよく伺えない。=
;
更に眼鏡を=
276;す上げるふりをして=
;いる為、完全に見え=
12394;い。
だが、カブ=
488;の視線は鋭くなって=
;いた。
(フフ…昔の血が騒ぎ出し=
12363;ねない…これでも=
968;応スパイなんでね=
…『本当の&=
996;』を此処で晒す理由=
;には行かない…)
視線は再び&=
899;の担当上忍に向けら=
;れる。
(ちょうど=
356;い…アナタが=
481;覧になるなら…僕の―情報収集も用済み=
12391;すね…『大蛇丸=
096;』)
ナルト達の=
069;に姿を現した大蛇丸=
;。
黒幕とも言=
360;るその存在は、大胆=
;にも火影の前に出て=
12356;た。
音隠れの担=
403;上忍として顔を変え=
;ているが、その忍の=
30524;が薄気味の悪い雰Þ=
58;気を醸し出している=
。
《幼い頃か=
425;スパイとして『ウソ=
;の自分』を装ってき=
12383;お前だものね…騒ぐ血を=
289;無理矢理押さえてる=
;感じかしら…》
(勝手な行=
205;を取るな。大蛇様の=
;命令を忘れたのか?=
65289;
カブトに声=
434;掛けたのはチームを=
;組んでいる『赤胴ヨ=
12525;イ』
丸いサング=
521;スに口元を黒い布で=
;覆い隠しているのが=
21360;象的だ。
(アンタ達=
395;任せるよ。特にヨロ=
;イさん…アナタの!=
021;力があれば此処は問=
;題ない筈…。此処は=
147;の見せ所ですよ…最近、僕=
395;越されて苛立ってい=
;るアナタのね)
(フン…大蛇様のお気に入=
12426;か…図にのる=
394;ガキめ…)
(分かりま=
375;たよ、先輩…)
そんなやり=
462;りが終わった後、カ=
;ブトは普段の表情に=
25147;す。
サスケ達の=
041;に笑顔を見せ、受験=
;生達の列から去って=
34892;った。
(いつか、=
414;た…楽しみは=
808;に取って置こう…サスケ君=
289;そしてナルト君…君もね…)
受験生達か=
425;は後姿しか見えない=
;中、カブトの眼が細=
12414;り鋭くなる。
先程の笑顔=
363;ら一転して、好戦的=
;…それも残"=
384;性を含んだ表情。=
これが『薬=
107;カブト』の本性であ=
;った。
(フン…楽しみは残さんよ=
span>…このヨロ=
452;がな…)
その口調か=
425;見て取れるが、チー=
;ムを組んでいる2人=
12395;はカブトの真の実Ó=
47;が見抜けてないよう=
だ。
(あの男…何か引っ=
499;かる…痛ッ!!A=
289;)
疑惑の視線=
434;送っていたサスケに=
;、突如訪れた激痛。=
span>
サスケは思=
431;ず首筋を押さえた。=
;
(…くっ…痛みの波が=
…段々、短くなって=
26469;やがった…クソ!!A=
289;
その様子に=
356;ち早く気付いたのは=
;サクラ。
(サスケ君
「えーでは…辞退者は=
418;ういませんね…ゴホッ!=
301;
(サ=
8230;サスケ君…<=
/span>サスケ君もこの予=
36984;…辞めた方=
364;良いわ!)
「!!?」
(だ=
8230;だって、大蛇丸っ=
12390;奴にやられてから|=
69;スケ君ずっと変よ!=
今でも痛むんでしょ=
2289;その痣…このまま"=
892;けば…!!)
『別れのプ=
524;ゼントをあげたのよ=
;…サスケ君=
399;必ず私を求める…力を求め=
390;ね…』
第2の試験=
391;対峙した草隠れの下=
;忍の言葉を思い出す=
12290;
(まだ症状=
399;出てないけど…普通じゃ=
394;いわ!それなのに戦=
;うなんて無茶よ!!=
65289;
(黙れ…)
(ずっと痛=
415;を我慢してるじゃな=
;い!サスケ君!)
(サスケ君=
364;何と言おうが私…その痣の=
107;を先生達に言うわ!=
;そうすれば…)
サクラはサ=
473;ケの身を案じ、担当=
;上忍達に訴える為に=
25163;を上げる。
《パシッ!=
299;
だが、その=
163;は挙げる前に止めら=
;れた。
(この痣の=
107;は…黙ってろA=
289;
(どうして=
289;そう強がるのよ!ず=
;っと苦しんでいるサ=
12473;ケ君なんて見たく{=
94;い…私にはサ=
473;ケ君が…)
(お前には&=
306;係ねーだろ…余計なお=
990;話なんだよ…)
「!!」
冷たく言い$=
820;され、サクラの目尻=
;に涙が浮かぶ。
それと同時=
395;眠っていたナルトの=
;眼が開いた。
(これはオ=
524;にとって単なる試験=
;じゃない…中忍どう=
371;うなんてのも関係な=
;い。『オレは強いの=
12363;?』その答えが欲{=
75;い…此処で強=
356;奴と戦いたかっただ=
;けだ…そして、=
381;いつらは此処にいる=
;!!)
(で=
8230;でも、サスケ君!=
65281;)
(それにな…オレはコ=
452;ツ…『うずま=
365;ナルト』とも戦いた=
;い…)
「!!」
サクラの感=
773;に揺らぎが生じた。=
;
『うちはサ=
473;ケ』と『うずまきナ=
;ルト』が戦う。
『私はサス=
465;君が好き…だけどナ=
523;トには傷付いて欲し=
;くない』
依然とは全=
367;違った見方をしてい=
;るサクラ。
徐々にだが=
289;彼女の中でナルトの=
;存在が大きくなりつ=
12388;あった。
「やはりな…」
「どうしま=
377;?」
サスケを見=
390;いた火影が呟き、イ=
;ビキが訊き返した。=
span>
「彼は試験=
363;ら降ろし…暗部の護"=
907;を付けて隔離すべき=
;です!!」
横からアン=
467;が割って入り、声を=
;荒げて訴える。
「そう素直=
395;言う事を聞くタマで=
;もないでしょ、あい=
12388;は…何せあの―『うちは=
968;族』ですからァ…」
更に割って=
837;って来たのはカカシ=
;。
「なに馬鹿#=
328;ってんのよ!力づく=
;でも辞めさせるわ!=
12481;ャクラを練り込ん{=
84;だけでも呪印が反応=
して無理に力を引き=
0986;すのよ!
術者の身=
307;を蝕む禁術なのよ!=
;あの子が耐えてるだ=
12369;でも不思議よ…ホントな=
425;もう死んでるわ!=
………火ঋ=
3;様!!」
「大蛇丸の#=
328;った事も気に掛かる=
;…サスケは=
371;のままやらせ様子を=
;見て行く…良いな?=
383;だし…呪印が開=
365;、力が少しでも暴走=
;したら止めに入れ」=
span>
「えーでは=
289;これより予選を始め=
;ますね…これから=
398;予選は1対1の個人=
;戦…つまり実=
126;形式の対戦とさせて=
;頂きます。
ちょうどA=
298;0名となったので合=
;計、10回戦行い
ルールブッ=
463;に眼を滑らせながら=
;答えて行く。
「ルールは=
968;切なしです。どちら=
;かが死ぬか倒れるか=
span>…或いは負=
369;を認めるまで戦って=
;貰います。えー死に=
12383;くなければすぐにŨ=
00;けを認めて下さいね=
。
ただし、=
213;負がハッキリとつい=
;たと私が判断した場=
21512;…無闇に死=
307;を増やしたくないの=
;で止めに入ったりな=
12435;かします…」
ルールがな=
356;のに『ルールブック=
;』を見るのは何か可=
31505;しいが…まあ、そ=
371;はそれ…。
「そしてこ=
428;から、君達の命運を=
;握るのは……」
ハヤテが途=
013;まで言うと、アンコ=
;が何処かしらに合図=
12434;送る。
すると、壁=
398;一部が動き出し中か=
;ら現れたのは巨大な=
12473;クリーン。
「これです=
397;…えーこの&=
651;光掲示板に…1回戦ご=
392;に対戦者の名前を2=
;名ずつ表示します。=
12391;は早速ですが第1Þ=
38;戦の2名を発表しま=
すね」
ハヤテの視 =
218;が電光掲示板に向け=
;られる。
受験生達も=
388;られて眼を向けた。=
;
『ウチハ・=
469;スケ』VS『アカド=
;ウ・ヨロイ』
(…イキナリとはな
(ふっ…願ってもない…)
それぞれは=
550;戦者同士の心の声。=
;
(そんな…!!何で=
469;スケ君が…!?)
少しでも容=
907;が回復してから…と思って=
356;たのだが、その考え=
;は一瞬にして砕かれ=
12383;。
「では、掲=
034;板に示された2名前=
;へ…第1回戦=
550;戦者―赤胴ヨロ=
452;・うちはサスケ両名=
;に決定…依存あり=
414;せんね」
「はい…」
「ああ…」
電光掲示板=
395;表示された両名が中=
;央で対峙する。
「えーでは…これから=
532;1回戦を開始します=
;ね。対戦者2名を除=
12367;皆さん方は上の方|=
08;移動して下さい」<=
span
lang=3DEN-US>
その言葉を=
512;図に受験生を含め、=
;担当上忍達も階段へ=
12392;足を運ぶ。
(サスケ…『写輪眼=
303;は使うな…)
ナルト達の=
285;当上忍であるカカシ=
;がサスケに対して呟=
12356;た。
(…何だと?)=
(その首の=
179;…『呪印』=
387;て言ってな…暴走すれ=
400;、お前の命に関わる=
;)
(!?)
(ま=
8230;その時は試合は中=
27490;…オレがお=
069;を止めに入るからよ=
;ろしく…)
「!!…中止だと…<=
/span>」
首筋から身=
307;全体へ駆けて行く激=
;痛。
決して良い=
514;ノじゃないと思って=
;いたが、想像以上に=
21361;険な代物だと言うÉ=
07;が理解できた。
だが、そん=
394;事ぐらいで辞退する=
;サスケではなかった=
12290;
(この呪印=
392;やらはどうやらオレ=
;のチャクラに反応し=
12390;やがる…そんな事=
391;、試合を止められて=
;たまるか!!)
奥歯を噛み =
224;め、焦りの色が強く=
;なって行く。
その中で呪=
360;は刻一刻と育まれて=
;行った。
一方、ナル=
488;は先程起きたと思っ=
;たら…またすぐ=
395;寝てしまっていた。=
;
立ちながら=
517;る…と言う器=
992;な真似をしているが=
;、それほどナルトの=
20307;調が深刻なのだ。
「ナルト?…ほら、行=
367;わよ」
サクラはサ=
473;ケの事を割り切り、=
;階段に向かう。
所が、ナル=
488;はボーッと突っ立っ=
;たままで動かない。=
span>
不審に思っ=
383;サクラがナルトの顔=
;を覗いてみると…
「…寝てる…ナルト!こんな所=
12395;いると巻き込まれ|=
27;わよ!」
乱暴に身体=
434;揺すって見ても起き=
;る様子がなかった。=
span>
「ナルト…起きなさ=
356;って言ってるでしょ=
;!!」
さすがに頭=
395;来たのか、サクラは=
;握り拳で殴り掛かる=
12290;
スヤスヤと=
515;地よく眠っているナ=
;ルトはピンチだ。
しかし、ナ=
523;トの顔面に減り込む=
;寸前で拳が止まった=
12290;
何といのが=
469;クラの手首を掴んで=
;いた。
「無理に起=
371;す必要はないでしょ=
;~これだから野蛮人=
12399;……」
「だ、誰が%=
326;蛮人よ!!」
「アンタよ=
289;アンタ…と、それ=
424;りも…ヒナタ!=
521;こう側に回ってナル=
;トを支えて!」
「え?…う、うん」=
ヒナタもサ=
463;ラと一緒で、ナルト=
;の事を心配していた=
12290;
だから、キ=
496;やシノが上に行って=
;も残っていたのだ。=
span>
「よいしょ…やっぱ男=
398;子よね~小さいのに=
;重いわ…」
「ど、何処=
395;連れて行く気よ!」=
;
「何処…って決まってるで=
12375;ょ~上よ、上…」
ナルトはい=
398;とヒナタに支えられ=
;、階段に向かって連=
12428;られて行く。
「…=
230;何なのよ、この気=
25345;ち……」
自分から遠=
374;かって行く3人…いやナル=
488;の後姿を見たサクラ=
;の胸に鈍痛が走った=
12290;
顔を左右に=
391;り否定するサクラ。=
;
そして、サ=
463;ラも階段へと向かっ=
;て歩いて行く。
場所が変わ=
426;、各々は戦いの場が=
;一望できる所にいた=
12290;
「い、いの=
385;ゃん…さすがに=
289;これは…ちょっと…」
普段よりもA=
299;割増のか細い声でヒ=
;ナタが言った。
「な~に言=
387;てんのよ!ナルトを=
;石の床で寝かせられ=
12394;いでしょうが…かと言っ=
390;布団はないけど枕ぐ=
;らいは…ね?」
対照的な美=
569;女2人が何やら話し=
;合っている。
お題は『起=
365;ないナルト』
ずっと立っ=
383;ままでは辛いので、=
;横に寝かせる事にし=
12383;いの。
しかし、石=
202;で寝ても辛いのは一=
;緒なので考えてみた=
12290;
『此処は【!=
181;枕】でしょ~!!』=
;
そこでヒナ=
479;の台詞に戻る。
簡潔に述べ=
427;とナルトは現在、ヒ=
;ナタの膝枕でグッス=
12522;と眠っているのだz=
90;
「で、でも…いのちゃ=
435;だってナルト君の事=
;が…」
「別に良い=
431;よ、ヒナタなら…それに私=
399;もう良い思いをした=
;から~」
いのは『死=
398;森』で自分の為に戦=
;ってくれたナルトの=
23039;を思い出す。
嬉しすぎて!=
258;然と表情が緩んでし=
;まっていた。
「良い…思い…?」
何が何やら=
469;ッパリなヒナタは可=
;愛らしく首を傾げる=
12290;
ちょうどそ=
398;頃、サクラが階段を=
;昇り終えナルト達の=
19979;へと到着。
「ねェ…カカシ先生=
…」
「どうした…サクラ?=
301;
「アレは一=
307;…何?」
サクラが眼=
395;したのは、ヒナタに=
;膝枕をして貰ってい=
12427;ナルト。
「ああ、ア=
524;か…いや~オ=
524;もビックリなんだわ=
;。ナルトの奴、知ら=
12394;い間にモテモテで…しかも女=
398;子が2人…」
若いって良=
356;な~…と少しだ=
369;歳を感じさせる発言=
;をしたカカシであっ=
12383;。
能天気に笑=
387;ているカカシに対し=
;、サクラの頬は心成=
12375;か引き攣っているz=
90;
「そうじゃ=
394;くて!サスケ君の試=
;合が始まるのにナル=
12488;の奴は寝てるし…起こさな=
367;て良いの!?」
「別に良い=
384;ろ…スタミナ!=
258;慢のナルトがあれだ=
;けやって起きないっ=
12390;事は、よっぽど疲|=
28;てるんだろうな」<=
span
lang=3DEN-US>
「でも、だ=
363;らってカカシ先生!=
;!」
「それにし=
390;も今日はえらくナル=
;トに構うな。前まで=
12399;見向きもしなかっ{=
83;のに……」
「うっ!!=
301;
カカシに図=
143;を突かれ、サクラは=
;黙り込んでしまった=
12290;
途端に顔に"=
880;液が集まり、真っ赤=
;に紅潮する。
ナルトが他=
398;女の子と親しげにし=
;てるのを見ていると=
33016;がモヤモヤとなっ{=
83;。
同じチーム=
434;組んでいて、自分が=
;一番近い位置にいる=
12398;に…。
この感情を=
439;に『嫉妬』と称する=
;。
だが、『春%=
326;サクラ』12歳はそ=
;の事には気付いてい=
12394;かった。
「それでは…始めて下=
373;い!」
ハヤテの合=
259;で『第3の試験予選=
;』が開始された。
「ああ」
ヨロイは顔=
398;前で印を結び、サス=
;ケはホルスターから=
12463;ナイを取り出す。
印を結び終=
360;たヨロイの右手に醜=
;悪なチャクラが宿る=
12290;
更にホルス=
479;ーから数枚の手裏剣=
;を左手で掴む。
「フンッ!A=
281;」
掛け声と共=
395;、ヨロイは手裏剣を=
;投げた。
鋭い刃を剥=
365;出しながらサスケに=
;襲い掛かる。
「うらああ=
354;ああ!!」
右腕を大き=
367;振り上げると、飛来=
;する手裏剣に向かっ=
12390;振り下ろした。
たった一撃=
391;複数枚の手裏剣を跳=
;ね返す。
さすがは『=
358;ちは』と言った所か=
;…。
(ぐっ!―しまったA=
281;!)
身体を激し=
367;動かした事によって=
;、首筋の痣から激痛=
12364;走った。
体制を崩し=
390;しまい、サスケは地=
;面に倒れこむ。
すぐに視線=
434;相手へと向けるが、=
;何処にも姿は無かっ=
12383;。
その時、サ=
473;ケの視界が真っ暗に=
;覆われた。
(ちィ!!A=
289;
そこには拳=
434;繰り出そうとしてい=
;るヨロイの姿。
サスケは類=
232;なる反射神経でそれ=
;を回避する。
間一髪と言=
387;た所で、サスケは横=
;に転げた。
自分がいた=
580;所にはヨロイの拳が=
;石床を粉々に砕いて=
12356;るのが見えた。
(やられっ=
401;なしでたまるか!)=
;
サスケは手=
395;持っていたクナイを=
;床に突き刺し、慣性=
12434;相殺。
身体が安定=
373;せ、右足の甲で相手=
;の手首を刈り、肘の=
38306;節に向かって蹴り|=
34;入れた。
「なに!?=
301;
バランスを=
849;し、仰向けに倒れた=
;ヨロイの腕を取った=
12469;スケは関節技を決|=
17;る。
ミシミシと&=
306;節が嫌な悲鳴を上げ=
;るが、ヨロイは解こ=
12358;とせずに胸倉を掴|=
35;だ。
「!!?…ち、力が…」
その途端、=
469;スケの全身から力が=
;失われる。
(幻術でも…毒でもな=
356;…一体何な=
435;だ!?)
ヨロイは力=
219;せに腕を振り解くと=
;、サスケの溝に拳を=
31361;き降ろす。
「ぐォ!!=
301;
一瞬、呼吸=
364;止まり酸っぱい物が=
;込み上げて来た。
腹部を押さ=
360;てのた打ち回ってい=
;るサスケを見下ろす=
12520;ロイ。
再び右手を=
083;えると、サスケの頭=
;部に向かって繰り出=
12375;た。
(不味い!A=
281;)
何とか回避=
434;試みようとするが=
……。
「フン…遅い!!」=
ヨロイは殴=
426;付ける理由でもなく=
;、ただ単にサスケの=
38957;部を掴んだだけだ{=
87;た。
だがそれだ=
369;で、サスケの全身か=
;らは力が抜けて行く=
12290;
「お前…オレのチャクラを=
span>……」
「…フフフ…今頃、気付いたか=
span>……」(く=
8230;危なかった=
…だが…もう一度ヤツに触=
12428;られればもう、指Ç=
68;つ動かなくなる。恐=
らくコイツの狙いは=
5509;近戦…次がラス=
488;だ、どうする!?)=
;
ヨロイの異=
471;な能力とはチャクラ=
;吸引術!掌を相手の=
36523;体に宛がうだけでĿ=
34;神と身体のエネルギ=
ーを吸い出す素晴ら=
2375;き術。
…そして、チ=
515;クラを全て吸い取ら=
;れてしまえば…サスケ君…君は私の=
610;印の力に頼らざるを=
;得なくなる。
さあ=
8230;解放しなさい…甘美なる=
147;を…それしか=
289;アナタの生き残る道=
;は無いわよ…。
「ぐっ、コ=
494;ォ…やろォ!A=
281;」
「オゥ!!=
301;
サスケは渾$=
523;の力を込めた蹴りで=
;、ヨロイを引き剥が=
12377;。
だが、ヨロ=
452;は受け身を取ると再=
;び右手を構えた。
対するサス=
465;は呼吸が荒く、足元=
;もおぼつかない。
焦りの色が=
611;くなり、サスケは考=
;えが纏まらない。
格下だと思=
387;ていたナルトの成長=
;速度に追い詰められ=
12289;サスケは思った…『力が欲=
375;い』…と。
そう純粋に=
714;めた瞬間、辺りから=
;は音が全く聞こえな=
12367;なった。
自分の心音=
384;けがゆっくりと確実=
;に刻まれて行く。
やがてそれ=
399;、漆黒の痣となり全=
;身を蝕んで行った。=
span>
(これまで=
391;すかね…)
試験官であ=
427;ハヤテがそう呟く。=
;
(サスケの=
900;…まさか!A=
311;)
カカシの表=
773;に浮かぶのは驚愕。=
;
嫌な予感が=
170;まさに的中しようと=
;していた。
(フフ…いい子ね、サスケ=
21531;…)
音の担当上=
525;―大蛇丸は=
288;足そうな笑みを浮か=
;べている。
「余所見な=
435;てしてる暇はないだ=
;ろう!チャクラを全=
12390;吸い尽くす!これ{=
91;最後だ!!」
チャクラを=
560;引すべく右手を構え=
;、ヨロイがサスケ目=
25499;けて駆け抜ける。
辛うじて立=
387;ている状態のサスケ=
;、誰もがヨロイの一=
25731;が決まったと確信{=
75;た時。
《ゴチャゴ=
481;ャ……うӚ=
7;せェよ!!》
その両目に=
487;るのは『写輪眼』、=
;サスケの双眸がヨロ=
12452;を射抜く。
それだけで=
399;ない、左半身を覆っ=
;ているのは首筋にあ=
12427;モノと同じ呪印。
全身から溢=
428;出さんばかりのチャ=
;クラと殺気に、ヨロ=
12452;の動きが止まる。
(お=
8230;大蛇様!?)
眼の前にい=
427;少年と主である大蛇=
;丸と重なった。
《…=
230;すぐに決着をつけ=
12390;やる》
サスケは嫌=
394;笑みを浮かべると、=
;瞬時にしてヨロイの=
25040;に潜り込む。
そして、真=
979;から真上に突き上げ=
;るようにして蹴りを=
25171;ち放った。
強烈な一撃=
434;喰らい、ヨロイの身=
;体は上空へと吹っ飛=
12406;。
(アレはボ=
463;の…!?)
リーは驚き=
398;余り、開いた口が塞=
;がらなかった。
中忍選抜試'=
443;前に一度だけ見せた=
;蹴りと余りにも酷似=
span>…いや、『=
381;れそのモノ』だった=
;からだ。
《手加減は=
394;しだ…お前は殺=
375;てやる…》
サスケは影!=
310;葉でヨロイの背後を=
;追尾。
『写輪眼』=
434;更に発動させ、呪印=
;からチャクラを引き=
20986;す。
そして、ヨ=
525;イの服を掴んで引き=
;寄せると凄まじい蹴=
12426;を放つ。
「な=
8230;何だと!?」
サスケの放=
387;た蹴りを受け止めた=
;腕は、あらぬ方向へ=
12392;圧し折れた。
引き寄せた=
858;、自分よりも低位置=
;に来たヨロイに向か=
12387;て更に蹴りを繰りÑ=
86;す。
「ガハッ!A=
281;」
直撃を受け=
383;腹部からは『ゴキン=
;ッ!』と完全に骨が=
36893;った感触が響いたz=
90;
だが、サス=
465;の猛攻は止まらない=
;。
蹴りの遠心=
147;を利用した打撃を胸=
;元に叩き込む。
その一撃で=
289;ヨロイの身体は石の=
;床へと急加速。
《これで終=
431;ると思うなよ!!》=
;
『獅子連弾A=
281;!』
石の床へと=
608;突し、跳ね上がる寸=
;前にトドメの蹴りを=
21897;元へと見舞った。
ヨロイの顔&=
754;に石床に減り込み、=
;直撃を喰らった喉元=
12399;無残な姿と化して{=
56;た。
(間違いな=
367;…即死です=
397;…)
ハヤテはヨ=
525;イに近寄る事もなく=
;、ただ首を横に振っ=
12383;。
さすがに特=
029;上忍だけ取り乱す事=
;はない。
「第1回戦=
289;勝者うちはサスケ=
…予選通過=
391;す!」
勝ち名乗り=
434;受けたサスケだが、=
;何か様子が可笑しか=
12387;た。
呪印が更に=
313;がって行き、禍々し=
;いチャクラが膨れ上=
12364;って行く。
《ナルト…降りて来=
356;…オレの方=
364;上だって事を、見せ=
;てやる!!》
大蛇丸と酷=
284;するサスケを見てい=
;る受験生達が息を飲=
12416;。
相応の実力=
434;有している『日向ネ=
;ジ』や『ロック・リ=
12540;』等の者も額に汗|=
34;浮かべていた。
その中で平=
982;としているのは上忍=
;達と『砂瀑の我愛羅=
12303;…そして、=
087;睡しているナルトぐ=
;らいなものだ。
「い、いの=
385;ゃん…」
「サスケ君=
364;あんな風になるなん=
;て…」
ナルトが近=
367;にいる為か、余り怯=
;えた様子は見せてい=
12394;いヒナタ。
いのはサス=
465;の変わりように驚い=
;ていた。
だが、御指=
517;されたナルトは一向=
;に起きる気配がない=
12290;
「カカシ先=
983;!!…サスケ君=
364;、サスケ君が…!!」
サクラは涙=
151;じりに訴える。
(恐れてい=
383;事が現実になったか=
;…)
「泣くなサ=
463;ラ…先生に任=
379;ておけ!」
試合前に火=
433;から言われた通り、=
;カカシはサスケの暴=
36208;を止めるべく試験Ê=
50;場へと飛び降りた。=
《オレが戦=
356;たいのはナルトだ=
…アンタじ=
419;ねェ…》
『瞬身の術=
303;で現れたカカシに向=
;かっての第一声。
カカシの眼=
364;真剣なモノに変わる=
;。
それと同時=
395;、サスケの腹部に向=
;かって蹴りが繰り出=
12373;れた。
だが、その=
968;撃は受け止められる=
;。
《カカシ…てめェ、=
309;すんだ!?》
「いやなに…お前の呪=
360;を封じる為にはまず=
;…大人しく=
373;せないと…」
(手加減し=
383;とは言え、オレの蹴=
;りを受け止めるとは=
span>…やはり、=
610;印の力か…)
大蛇丸によ=
387;て刻まれた呪印は、=
;サスケの能力を大幅=
12395;強化させている。
元から秀で=
390;いた身体能力が更に=
;向上しているのだ。=
span>
「サスケ…その呪印=
395;身を任せれば、お前=
;の為にはならないよ=
12301;
《そんな事=
399;どうでもいい…ナルト、=
356;や…此処にい=
427;全員と戦わせろ!!=
;》
並々ならぬ=
126;闘意欲が、サスケを=
;狂気に走らせる。
サスケはカ=
459;シに向かって攻撃を=
;仕掛けた。
既に下忍の=
524;ベルを越えている身=
;のこなし、生まれ付=
12365;の天賦の才。
しかし、上=
525;であるカカシは軽々=
;と避けて行く。
「出来れば=
311;便に済ませたかった=
;が…仕方が無=
356;な…」
溜め息を大=
365;く吐くと、カカシは=
;凄まじい速度の突き=
12434;サスケの水月に叩{=
65;込んだ。
今度ばかり=
399;サスケも回避できな=
;かった。
幾ら強いと#=
328;ってもそれは下忍の=
;枠の中、カカシは多=
25968;いる上忍の中でト|=
83;プレベル。
水月に強打=
434;受けたサスケは意識=
;を失い、前のめりに=
20498;れる。
そして、カ=
459;シはサスケを担ぎ上=
;げた。
「お騒がせ=
375;ました…オレはこ=
428;から用があるんで、=
;これで……」
普段の口調=
391;それだけ言い残すと=
;、カカシの姿は白煙=
12392;共に消える。
ほぼ同時期=
395;、音隠れの上忍の姿=
;も消えていた。
暫く試験会=
580;は沈黙に包まれたが=
;、ハヤテの言葉で破=
12425;れる。
「色々とア=
463;シデントがありまし=
;たが…えー次の=
550;戦者をお願いします=
;」
アンコが合=
259;を送り、電光掲示板=
;に次の対戦者の名前=
12364;映し出された。
『ザク・ア=
502;ミ』VS『アブラメ=
;・シノ』
「フン…何処の雑魚だ…」
粋がった台#=
422;を吐いているが、内=
;心では安堵していた=
12290;
サスケは兎=
418;角、『死の森』で手=
;も足も出なかった相=
25163;…ナルトと=
126;わなくて済んだから=
;だ。
「…=
230;……」
対するシノ=
399;表情を変える事なく=
;、電光掲示板を眺め=
12390;いた。
(サスケ君=
364;あんなになっちゃう=
;なんて…だから嫌=
384;ったのよ!)
サクラはき=
388;く眼を瞑り、心で叫=
;ぶ。
(それなの=
395;無理するから……お༼=
0;い、カカシ先生…サスケ君=
434;助けて…)
信頼してい=
427;カカシに祈っている=
;サクラ。
そのすぐ近=
367;で、ナルトは何事も=
;なかったかのように=
30496;っていた。
ナルトが起=
365;るとすれば、『脅威=
;に値する敵が現れた=
26178;』『大切な人達にÕ=
61;害を加える敵が現れ=
た時』
呪印を発動=
373;せても、サスケはナ=
;ルトの実力に遠く及=
12400;ない。
ナルトに最=
418;近い場所にいるサス=
;ケにとって、焦りが=
28014;き出る事は無理も{=
94;かったのかも知れな=
い。