MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899A99/39.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
やっとの=
107;で塔に辿り着いたナ=
;ルト達。
カブトと別=
428;、塔の内部を進んで=
;行くと一際広い場所=
12408;と出た。
「誰もいな=
356;ってばよ…」
辺りを見回=
375;てみるが、人っ子一=
;人見当たらない。
それ所か気%=
197;すら感じられなかっ=
;た。
「あのさ!=
354;のさ!どーすりゃい=
;いんだってばよ!」=
span>
ナルトの呼=
560;も大分落ち着いてき=
;ており、普段の『演=
25216;をしているナルト{=
03;に戻る。
「ねェ、ア=
524;見て!」
サクラが何=
363;を見つけた。
自分達の真=
491;面の壁に向かって指=
;を示す。
『天』無く=
400; 智を識り機に備え=
; 『地』無くば 野=
12434;駆け利を求めん
天地双書を&=
283;かば危道は正道に帰=
;す これ即ち『 』=
12398;極意…導く者な=
426;
=
288; =
; =
12288; 三代目
「何だって=
400;よ…アレ…?あそこ、何か文=
23383;が抜けてるっぽい{=
75;…」
難しい漢字=
400;かりが使われ、ナル=
;トにはチンプンカン=
12503;ン。
常人は術を =
722;得する時に字を読み=
;・学ぶが、ナルトは=
36523;体で極めるタイプz=
90;
ケンカは強=
356;が頭は弱かった。=
「多分…巻物の事よ=
…これって『天地』=
12398;巻物を開けって事{=
84;と思うんだけど…」
言うが早い=
363;、ナルトとサクラの=
;2人は巻物を手に持=
12388;。
糊付けされ=
383;部分を剥がし、指を=
;入れる。
「それじゃ
3人が同時=
395;生唾を飲む。
一呼吸置い=
390;から、2人は一気に=
;巻物を広げた。
「「「!!=
301;」」
ナルト・サ=
473;ケ・サクラの視界に=
;は入ったのは漢字一=
25991;字。
「は=
8230;!?何だこりゃ
「ひと…?じん…?」
巻物のど真=
435;中に描かれていたの=
;は『人』の文字。
それらを取=
426;囲むように何やら術=
;式が書かれている。=
span>
(これは…!!『口=
492;せ』の術式!!)=
巻物を広げ=
383;2人の頭上にはハッ=
;キリと疑問符が浮か=
12435;でいた。
その中で唯=
968;気付いたのはサスケ=
;。
「ナルト!=
469;クラ!その巻物を放=
;せ!!」
『人』と書=
363;れた中心部が盛り上=
;がり、白煙が立ち昇=
12427;。
サスケは2=
154;の手元から巻物を取=
;り上げると、遠くへ=
25237;げ付けた。
巻物は弧を=
551;き、重なり合って地=
;面に落ちた。
更に白煙が=
611;さを増し、その中か=
;ら人影が現れる。
その正体は=
289;忍者アカデミー時代=
;、担任の教師であっ=
12383;イルカ。
腕を組んで=
847;味深な笑みを浮かべ=
;ていた。
「ど=
8230;どういうことォ!=
65311;」
「何でイル=
459;先生が口寄せで出て=
;くんだってばよ!?=
12301;
サクラは兎=
418;角、ナルトは本当に=
;驚いていた。
口寄せの術=
392;言えば『口寄せ動物=
;』が出て来るのが相=
22580;。
それなのに=
289;人間が出て来ようと=
;は……。
「この『第A=
298;の試験』の最後はオ=
;レ達、中忍が受験生=
12434;迎える事になって{=
94;…。
偶々、オ=
524;がお前達の伝令約を=
;仰せつかった理由だ=
12301;
「伝令役…!?」
ナルト達の=
599;きを他所に、イルカ=
;は懐から取り出した=
25040;中時計を開く。
「フ=
8213;まだ時間があると=
12399;言え、ヤバかった{=
94;…お前達」
パチンと小=
671;味良い音を立てて閉=
;じると、イルカは笑=
38996;を浮かべた。
「何はとも=
354;れ…『第2の#=
430;験』3人とも突破お=
;めでとう!」
『第2の試'=
443;合格』…それを聞=
356;たナルト達は一瞬呆=
;けた表情になった。=
span>
「『第2の#=
430;験』無事、合格を祝=
;って…一楽のラ=
540;メンを奢ってやりた=
;い所ではあるが…!!」
教え子達の&=
929;張りを嬉しく思い、=
;イルカが気前の良い=
20107;を言うが……。
「やった…ってばよ…」
ナルトが勢=
356;良く倒れた。
何の問題も=
961;く終わると思ってい=
;た中忍選抜試験。
不完全な『=
116;行封印』を施された=
;せいでもある。
「はァ…」
「やっと終=
431;ったか…」
サクラとサ=
473;ケも気が抜けたのか=
;、床に座り込む。
「何だ、サ=
473;ケ?」
「もし、オ=
524;らが試験途中で巻物=
;を見たら…イルカ先=
983;、アンタはどうする=
;つもりだったんだ!=
12301;
「サスケ、=
362;前も相変わらず鋭い=
;奴だな…」
イルカはし=
419;がんで、2つの巻物=
;を拾う。
「察しの通=
426;だ…この試験=
398;規則はお前達の確実=
;な任務遂行能力を試=
12377;為のモノ。
つまり、=
418;し…試験中に#=
215;則に反する条件で巻=
;物が開かれた場合
「開かれた=
580;合…!?」
「…その眼の前の受験=
32773;には…『第2の#=
430;験』終了時刻まで、=
;気絶していて貰うよ=
12358;命じられていた」
「開かれな=
367;って良かったな…お前ら…」
ナルトの提=
696;で、巻物を広げよう=
;としたサクラ。
(フ=
8213;マジ危なかった
内なるサク=
521;も冷や汗モノだ。=
因みにナル=
488;は、大の字になって=
;打っ倒れているまま=
12290;
「あ!そう=
384;、先生!!」
「ん?どう=
375;た…サクラ」
「所であの=
721;紙は何なの?…何か虫食=
356;文字になってるし=
…私達じゃ=
289;全然意味分かんない=
;んだけど…」
優等生な気$=
074;を持ったサクラは、=
;忍者アカデミー時代=
12392;同様に挙手して質Ú=
39;した。
「そんなの!=
391;いってばよ…俺達、合=
684;…したんだ=
363;ら…」
仰向けにな=
426;ながら、ナルトは小=
;さく呟く。
瞼は徐々に&=
281;じて行き、とても眠=
;そうだ。
「あのな、=
490;ルト。オレはそれを=
;説明する為の伝令で=
12418;あるんだがな…読んでみ=
429;…これは火=
433;様が記した『中忍』=
;の心得だ」
「心得…!?」
「そう!こ=
398;文章の『天』とは即=
;ち人間の頭を指し、=
12302;地』は人間の身体|=
34;指してんのさ…」
イルカは壁 =
025;の方を向いた。
「『天無く=
400;智を識り機に備え』=
;あれはつまり…例えばナ=
523;トの弱点が頭脳にあ=
;るなら……『ક=
6;々な理を学び、任務&=
#12395;備えなさい』
そして『=
320;無くば野を駆け利を=
;求めん』サクラの弱=
28857;が体力にあるなら{=
02;日々鍛錬を怠らない=
ようにしなければな=
2426;ませんよ』と言う=
7;味だ」
「へ~」
サクラが感=
515;したように頷く。=
「そして天=
320;両方を兼ね備えれば=
;―どんな危&=
522;に満ちた任務も正道=
;…つまり覇$=
947;とも言える安全な任=
;務にになりえる…と言う事=
384;!」
「じゃあ…あの抜け=
383;文字の所は…?」
勉強熱心な=
945;え子の姿を見て、イ=
;ルカは笑顔になる。=
span>
「だから…中忍を意=
619;する文字…さっきの=
059;物にあった『人』と=
;言う一字が入ると言=
12358;理由だ
この5日&=
291;のサバイバルは受験=
;生の中忍としての基=
26412;能力を試す為のモ|=
94;……
そしてお=
069;達はそれを見事クリ=
;アした。中忍とは部=
38538;長クラス…チームを=
566;く義務がある。
任務にお=
369;る知識の重要性、体=
;力の必要性を更に心=
24213;心得よ。
この『中=
525;心得』を決して忘れ=
;ず、次のステップに=
25361;んで欲しい」
忍者アカデ=
511;ーの教師としてでは=
;なく、忍の先輩とし=
12390;の激励の言葉。
それらは各=
293;の胸に深く刻まれた=
;。
「これが…オレが仰=
379;つかった伝令の全て=
;だ!…と、ナル=
488;…聞いてる=
363;?」
何時も騒が=
375;いナルトが大人しく=
;している。
違和感を感=
376;たイルカは、大の字=
;になっているナルト=
12434;覗き込む。
「コイツ…寝てやが=
427;」
「ちょ、ち=
423;っとナルト!起きな=
;さいってば!!」
激減したチ=
515;クラを回復させる為=
;に深い眠りについた=
12424;うだ。
「第3の試'=
443;が始まるまで、まだ=
;時間がある…そのまま=
517;かしといてやれ。お=
;前達も疲れたろう」=
span>
戦闘と緊張=
398;連続で、サスケとサ=
;クラの肉体は疲労し=
12365;っていた。
現に2人は=
202;に座り込んでいる。=
;
「そうね…少し休も=
358;かしら…」
サクラは忍=
855;ポーチから取り出し=
;たタオルで顔を拭く=
12290;
女の子とし=
390;は何時までも汚れて=
;いるのは嫌なのだろ=
12358;。
「…=
230;……」
サスケは黙=
387;たまま、少し離れた=
;場所まで歩いて行き=
12289;壁に背を預ける。
腕を組んで=
463;いている所を見ると=
;、眠るつもりだ。
その一言を=
531;し、イルカの姿は白=
;煙と共に掻き消えた=
12290;
「どうじゃ…呪印はま=
384;痛むか…」
「いえ…お陰で大分良くな=
12426;ました…」
ナルト達が=
612;に辿り着いたのを同=
;じくして、塔内部に=
12399;三代目火影が足をű=
39;んでいた。
アンコの首=
563;に刻まれた呪印を封=
;ずる術が終わった頃=
12290;
「それにし=
390;も…大蛇丸っ=
390;木ノ葉伝説の、あの=
;『三忍』の内の1人=
12391;すよね」
「暗部すら=
163;が出せなかったビン=
;ゴ・ブックS級の抜=
12369;忍でしょ、既に死|=
35;だとも聞いてました=
けど…」
中忍選抜試'=
443;を補佐する役目を担=
;った2人の中忍が口=
12434;開く。
『さっきも=
381;れと同じ呪印をプレ=
;ゼントして来た所な=
12398;よ…欲しい子=
364;いてね…』
『…=
230;お前がそこまで固=
22519;するなんて…その子、=
362;前の眼の前で殺しち=
;ゃおうかしら…』
アンコの脳#=
023;に、大蛇丸の言葉が=
;浮かぶ。
「多分…サスケじゃろう」=
span>
「え!?」
「大蛇丸…奴の生業=
399;術の開発…その為に=
302;うちは』が必要なん=
;じゃろうて…」
三代目は誰=
392;も言うなしに呟いた=
;。
「火影様!=
823;蛇丸はナルトの事も=
;…!!」
「ナルトに&=
306;しては心配なかろう=
;て…あの子は=
375;いからのォ」
後ろに立っ=
390;いる中忍2人は、何=
;の事を言っているか=
29702;解できない。
《アンコ様A=
281;!》
その時、モ=
491;ター画面の一つから=
;慌しい声が聞こえた=
12290;
《『第2の#=
430;験』通過者、総勢2=
;1名を確認!中忍試=
39443;規定により『第3{=
98;試験』は5年ぶりに=
『予選』を予定致し=
2414;す》
「…取り敢えず試験は=
12289;このまま続行する…大蛇丸の=
205;きを見ながらじゃが=
;な…」
「はい…」
アンコは静=
363;に返事を返した所で=
;、一旦幕が降りる。=
span>
「まずは『=
532;2の試験』通過おめ=
;でとう!!」
(フフ…第2試験受験者数=
65303;8名…此処までA=
298;1名も残るなんてね=
;…本当は1=
689;を考えてたのに…)
ナルト達が=
612;に辿り着いてから数=
;時間。
『天地』両=
041;の巻物を持った他チ=
;ームも続々と姿を現=
12375;始める。
そして、厳=
375;い試験を生き残った=
;僅か21名が各班ご=
12392;に整列していた。
『山中いの=
303;『奈良シカマル』『=
;秋道チョウジ』
(腹減ったA=
374;!!)
(まだこん=
394;に残ってんのかよ=
…面倒臭ェ…)
内心で愚痴=
434;言いまくりのシカマ=
;ル・チョウジ。
(フフ…ナルト達もちゃん=
12392;合格してるわね)
いのはナル=
488;に熱い視線を送って=
;いる。
(でも…何か可笑しいわ
チャクラを=
519;知する能力が長けて=
;いるいのが気付いた=
12290;
ナルトの身=
395;起きた異変を。
『日向ネジ=
303;『ロック・リー』『=
;テンテン』
(ナルト君=
418;合格してる…此処で良=
356;とこ見せとかないと=
;…)
恋する乙女=
434;化したテンテン。=
人知れずに=
331;をギュッと握り締め=
;ていた。
(ガイ先生=
364;一番輝いて光ってま=
;す!並み居る先生達=
12398;中でも一際!!)
ガイ至上主 =
681;のリーも人知れずに=
;燃えている。
(やはり目=
412;しい所が揃ったな=
…うちはサ=
473;ケ…それより=
418;『うずまきナルト』=
;か…)
ネジの脳裏=
395;浮かぶのは、音忍達=
;を圧倒しているナル=
12488;の姿。
あの身のこ=
394;しは『落ちこぼれ』=
;ではない…ネジはそ=
358;思った。
『ドス・キ=
492;タ』『ザク・アブミ=
;』『キン・ツチ』
(早くサス=
465;の野郎を始末しねェ=
;と…こんな所=
363;ら早く消えたいぜ=
…)
ドスは無残=
395;変形した『響鳴スピ=
;ーカー』に手を添え=
12427;。
ザクはナル=
488;に視線を向けると身=
;震いが止まらない。=
span>
キンは落下=
375;た時のダメージが深=
;刻なのか、顔色が悪=
12356;。
「中々やる=
376;ゃないか、お前のチ=
;ーム…運が良か=
387;たかな。だがオレの=
;チームがいる限りこ=
12428;以上は無理だな…」
塔内部には=
463;験生だけでなく、各=
;々の担当上忍の姿も=
12354;った。
その中で一&=
555;異彩を放っているの=
;がカカシの隣りにい=
12427;濃い漢。
名を『マイ=
488;・ガイ』
「何せ次の&=
306;門では否応なしに実=
;力が物を言う…まあ、青=
149;とは時に甘酸っぱく=
;時に厳しいモノだよ=
span>…カカシ…」
口調からし=
390;、遠回しに自分の教=
;え子達の方が凄い!=
12392;言う事なのだが…。
対するカカ=
471;は…。
「ん?何か#=
328;った?」
普段と同様=
395;眠そうな眼で切り捨=
;てた。
ガイは大き=
367;溜め息を吐き、背を=
;向けると拳を握り締=
12417;た。
(ふっ…やるじゃあないか=
span>…我がライ=
496;ル、カカシ…お前のそ=
358;言う所がまたナウい=
;感じでムカツク…)
そんな事を=
605;っているとは露知ら=
;ず、カカシは疑問符=
12434;掲げていた。
『砂瀑の我=
859;羅』『カンクロウ』=
;『テマリ』
(26チー=
512;中、たった7チーム=
;しか残らないとはな=
span>…)
テマリがポ=
484;リと小さく呟く。=
当然だが我=
859;羅は無傷。
カンクロウ=
399;埃や泥に塗れている=
;。
そして何故=
363;テマリも我愛羅同様=
;に無傷であった。
『犬塚キバ=
303;『油女シノ』『日向=
;ヒナタ』
(砂の奴ら…)
自称リーダ=
540;を名乗っているキバ=
;は、我愛羅を横目で=
35211;ている。
その胸元で=
399;赤丸が小さい身体を=
;更に縮こませていた=
12290;
シノは表情=
399;サングラスで伺えな=
;い。
(ナルト君=
418;合格したんだ…良かった…)
ヒナタは素=
452;に喜んでいた。
『うずまき=
490;ルト』『うちはサス=
;ケ』『春野サクラ』=
span>
(何よ…木ノ葉のルーキー=
12415;んないるじゃない…)
サクラは辺=
426;を見回す。
視界に入る=
398;はどれも知った顔ば=
;かりだ。
―塔に着いて=
363;ら結構寝たと思った=
;が…まだ眠い=
394;…。
ナルトの表=
773;は分かりやすく、『=
;先程に起きたばかり=
12303;と言った顔をして{=
56;る。
目元を擦っ=
390;いるのが証拠だ。=
(ふっ…あんまり良い予感=
12399;しねーな…)
そう1人愚=
196;るとサスケは首筋を=
;押さえる。
段々と痛み=
364;酷くなっているよう=
;だ。
(これほど=
531;るとはのォ…しかも残=
387;てきた者の殆どが新=
;人)
「あやつら=
364;競って推薦する理由=
;じゃ…」
5年ぶりの=
032;人参加と言う事もあ=
;ってか、それぞれの=
25285;当上忍達を見る。
「それでは=
289;これから火影様より=
;『第3の試験』の説=
26126;がある…各自、心=
375;て聞くように!!で=
;は、火影様お願いし=
12414;す!!」
「これより=
987;める『第3の試験』=
;…その説明=
398;前にまず一つだけ=
…はっきり=
392;告げておきたい事が=
;ある!!」
いの、ヒナ=
479;の表情が疑問に曇る=
;。
「…=
230;この試験の真の目=
30340;についてじゃ…」
(!!?…真の目的…!?)
「何故…同盟国同士が試験=
12434;合同で行うのか?{=
01;
―不味いな…眠くなっ=
390;来た。
「『同盟国=
516;士の友好』『忍のレ=
;ベルを高め合う』そ=
12398;本当の意味を履きű=
49;えて貰っては困る!=
…この試験=
399;言わば―」
(言わば…?)
受験生達が=
425;の言葉を待つ中、火=
;影はゆっくりと煙を=
21520;き出す。
そして、一=
628;吸を置いて言い放つ=
;。
「同盟国間=
398;戦争の縮図なのだ」=
;
「ど=
8230;どういうこと…?」
思わず声に=
986;してしまったのはテ=
;ンテン。
「歴史を紐#=
299;けば今の同盟国とは=
;即ち…かつて勢=
147;を競い合い争い続け=
;た隣国同士。
その国々=
364;互いに無駄な戦力の=
;消費を避ける為に選=
12435;だ戦いの場。
それが、=
371;の中忍選抜試験のそ=
;もそもの始まりじゃ=
span>…」
「ちょ、ち=
423;っと待て!中忍を選=
;ぶ為にやってんじゃ=
12397;ーのか!?」
キバが声を!=
618;げて叫んだ。
因みにナル=
488;は既に夢の中。
「確かにこ=
398;試験が中忍に値する=
;忍を選抜する為のモ=
12494;である事に否定のË=
13;地はない。
だが、そ=
398;一方でこの試験は国=
;の威信を背負った各=
22269;の忍が…命懸けで=
126;う場である!
この『第A=
299;の試験』には我ら忍=
;に仕事を依頼すべき=
35576;国の大名や著名なÉ=
54;物が招待客として多=
勢招かれる。
そして何=
424;り各国の隠れ里を持=
;つ大名や忍頭が、お=
21069;達の戦いを見る事{=
95;なる。
国力の差=
364;歴然となれば『強国=
;』には仕事の依頼が=
27578;到する。『弱小国{=
03;と見なされればその=
逆に依頼は減少する=
2301;
受験生の誰=
418;が考え付かなかった=
;事だろう。
殆どが『中=
525;』になる為の試験と=
;しか見ていないのだ=
12290;
「…そして、それと同=
26178;に隣接各国に対し{=
02;我が里はこれだけの=
戦力を育て有してい=
2427;』と言う脅威。つә=
4;り、外交的…政治的圧=
147;を掛けることもでき=
;る」
「だからっ=
390;何で!命懸けで戦う=
;必要があんだよ…!?」
「国の力は%=
324;の力…里の力は=
525;の力。そして忍の本=
;当の力とは―命懸の戦=
356;の中でしか生まれて=
;こぬ!!
この試験=
399;自国の忍と言う『力=
;』を見てもらう場で=
26377;り…見せ付け=
427;場である。
本当に命=
080;けで戦う試験だから=
;こそ意味があり、だ=
12363;らこそ先人達も『İ=
46;指すだけの価値があ=
る夢』として中忍試=
9443;を戦ってきた」
「どうして…『友好』=
394;んて言い回しをする=
;んですか!?」
テンテンの#=
328;葉も最もである。=
『友好』と=
216;するよりも『戦争』=
;と言った方が正しい=
12290;
「だから始=
417;に言ったであろう!=
;意味を履き違えては=
22256;ると。
命を削り=
126;う事で力のバランス=
;を保ってきた慣習。=
span>
それこそ=
364;忍の世界の友好なの=
;じゃ…諸君にも=
358;一度告げる…これはた=
384;のテストではない。=
;
これは『=
049;の夢』と『里の威信=
;』を賭けた…命懸けの=
126;いなのじゃ」
「何だって!=
391;い…それより=
418;早く、その試験って=
;奴を聞かせろ…」
火影の言葉=
391;訪れた沈黙を破った=
;のは我愛羅の一言。=
span>
彼にとって=
818;だとか威信だとかは=
;関係ない。
ただ、戦え=
428;ばいいのだ。
「うむ…ではこれより、『=
31532;3の試験』の説明|=
34;したい所なのじゃが=
…実はのォ…ゴホン!=
301;
含みを混じ=
387;た言い方をする火影=
;。
その時、一=
388;の影が現れた。
「…恐れながら火影様=
span>…ここから=
399;『審判』を仰せつか=
;った、この…『月光ハ=
516;テ』から…」
「…任せよう…<=
/span>」
この『月光=
495;ヤテ』と名乗った忍=
;。
顔色が一目=
391;悪いと判断できる=
…要するに=
289;凄く土気色なのだ。=
;
ハヤテは立=
385;上がると、受験生達=
;の方を向く。
「皆さん、=
021;めまして…ハヤテで=
377;。えー皆さんには『=
;第3の試験』前にや=
12387;て貰いたい事があ|=
27;んですね…」
『ゴホッ、=
468;ホッ!』としきりに=
;咳をしている。
《この人…何か体調=
746;そ~…大丈夫か=
394;?》
受験生全員=
364;そう思ったとか、思=
;わなかったとか…。
「えーそれ=
399;本選の出場を賭けた=
;『第3の試験』予選=
12391;す…」
「!!?…予選?」
「予選って…どういう=
107;だよ!!」
「先生…その予選って…意味が分=
363;らないんですけど=
…今残って=
427;受験生で次の試験を=
;やらないんですか?=
12301;
此処まで来=
390;更に『予選』…納得でき=
427;とは言い難い。
「えー今回=
399;…第1・第A=
298;の試験が甘かったせ=
;いか…少々残り$=
942;ぎてしまいましてね=
;…。
中忍試験#=
215;定に乗っ取り予選を=
;行い…『第3の#=
430;験』進出者を減らす=
;必要があるのです」=
span>
「そ=
8230;そんな…」
「先程の火=
433;様のお話しにもあっ=
;たように『第3の試=
39443;』には沢山のゲス|=
88;がいらっしゃいます=
から…
だらだら=
392;した試合はできず、=
;時間も限られて来る=
12435;ですね…えーとい=
358;理由で…。
体調の優=
428;ない方…これまで=
398;説明で辞めたくなっ=
;た方、今すぐ申し出=
12390;下さい。
これから=
302;すぐ』予選が始まり=
;ますので…」
「…!これからすぐだ=
12392;…!!?」
キバが吼え=
390;いる横には、ナルト=
;が器用に立ったまま=
29087;睡している。
「あのー…僕は辞め=
392;きます」
ハヤテが言=
387;てから数分後、1人=
;が手を挙げた。
それはなん=
392;、薬師カブトであっ=
;た。
「え=
8213;と…=
26408;ノ葉の薬師カブト×=
31;ですね…では下が=
387;ていいですよ。他に=
;辞退者はいませんか=
65311;
あ=
8230;言い忘れてました=
12364;、これからは個人û=
26;ですからね…自分自身=
398;判断で挙手して下さ=
;い」
ハヤテは何=
966;からか名簿を取り出=
;すと、何やら記入す=
12427;。
《おい、ア=
531;タ…どういう=
388;もりだ…》
カブトが立=
385;去ろうとした時、サ=
;スケが呼び止めた。=
span>
《実は…第1の試験前に音=
12398;奴らとモメた時か|=
25;左の耳が全く聞こえ=
ないんだ…その上、=
629;懸けって言われちゃ=
;…僕にはも=
358;…》
表情からし=
390;ウソを言っていると=
;は思えない…が、サス=
465;は疑っている。
理屈ではな=
356;、サスケの中にある=
;何かが訴えているの=
12384;。
『この男は=
309;かが違う』…と。