MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899A96/36.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
《起きよ……わӔ=
4;宿主よ…》
【…=
230;…】
《このまま=
391;は………あӗ=
8;小娘達が死ぬぞ?》<=
/span>
【死ぬ……誰が…?】
《それでも!=
391;いのか?……『ӓ=
6;の』と言ったか…》
【…いの!?】=
《『サクラ=
303;と言ったか…》
【サクラち=
419;ん!?】
《お主を真=
711;に受け止めてくれた=
;乙女……間=
9;いなく死ぬ…》
【何故だ!=
968;体何がどうなってる=
;!?】
《それは自$=
523;で確かめよ……かӗ=
8;者を失って悲しむの&=
#12399;宿主であるお主…妾ではな=
356;…》
【ちょっと=
453;て…お=
8230;前に…はまだ…聞き…!!】
【何処行き=
420;がった!あのクソ狐=
;ェ!!】
ガバッと勢=
356;良く起き上がったナ=
;ルト。
【…痛ッ!頭が=
…あれからどうなっ=
12383;んだ?】
今まで長時&=
291;に渡って意識を失っ=
;ていたのだ。
突然、眼が#=
226;めれば頭痛の1つも=
;するだろう。
「ナルト!=
524;が覚めたのね!!」=
;
【ああ…サクラちゃん、心=
37197;かけて悪か…!!】
米神の部分=
434;押さえていたナルト=
;に、サクラは声を掛=
12369;る。
そして、両 =
773;の視線が合った時=
…ナルトの&=
996;色が変わった。
【サクラ…ちゃん?…髪が…何で…血塗れで…<=
/span>】
「ナ=
8230;ナルト?」=
サクラのボ=
525;ボロの姿を見たナル=
;トは呆然とした表情=
12391;呟く。
自分が気を=
833;っている間に何があ=
;ったのか…。
誰がこんな=
446;に合わせたのか…。
何でそんな=
178;に自分は気絶してい=
;たのか…。
思う所は沢=
665;あった。
しかし、何=
968;つ言葉にできない。=
;
「オイ!ナ=
523;ト、やっと起きやが=
;ったのか!?」
【シカマルA=
281;?】
ナルトの復=
963;と同時に、シカマル=
;はいのを担ぐと急い=
12391;駆け付けた。
【シカマルA=
281;何がどうなってんだ=
;!?俺が気絶してい=
12427;間に何があったん…!!】
常に冷静沈=
528;なシカマルに事の顛=
;末を聞き出そうとす=
12427;。
だが、その=
178;…いのの姿=
418;眼に入った。
口元から血=
434;流し、全身がグッタ=
;リとしている少女の=
23039;が…。
【いの!?=
305;
そう叫んだ=
636;間、ナルトは我を忘=
;れて叫んだ。
【いの、サ=
463;ラちゃん!?…誰だ…誰にやられたッ!=
65311;】
必死の形相=
398;ナルトが、いのの身=
;体を揺らす。
【誰がこん=
394;ボロボロにしやがっ=
;たッ!?】
「…=
230;ナルト…やっと起きた…」
傷だらけに=
394;りながらも、いのは=
;何とか笑みを返した=
12290;
今にも消え=
390;無くなってしまいそ=
;うな笑顔を…。
「オレらだ=
424;!そこの奴をボロボ=
;ロにしたのも…お前、運=
364;良いぜ…『いの』=
392;か言う女…今から殺=
377;とこだったからな!=
;」
ザクが底意=
320;の悪い笑みを浮かべ=
;て言った。
それを聞い=
383;途端、ナルトの身体=
;が激しく震え始める=
12290;
奥歯を噛み =
224;め、拳を握った。=
「オ=
8230;オイ、ナルト?」=
span>
シカマルが=
064;変を察知し、ナルト=
;に声を掛ける。
だが返事は$=
820;っては来ない。
更に震えが=
608;しくなるが、秀麗な=
;金髪が逆立つと震え=
12364;止まった。
【少し…待っててくれ…】
いのの身体=
434;シカマルに預け、ナ=
;ルトは静かに立ち上=
12364;る。
【心配はい=
425;ない…すぐに終=
431;る…】
何の感情も$=
796;められていない起伏=
;のない声色。
【奴等を……血త=
5;りにあげてくる……】
そう言った=
490;ルトの表情には、明=
;らかな怒りが映し出=
12373;れていた。
それも半端=
391;はない怒り…憎悪・殺=
847;と変わりつつある。=
;
「…=
230;ナルト」
サクラはた=
384;呆けたように呟く事=
;しかできなかった。=
span>
肉体・精神=
398;両方が既に限界を越=
;えているのだ。
【サクラち=
419;ん…疲れただ=
429;う。…少し、眠=
387;ててくれ…】
少量のチャ=
463;ラを練り、片手で印=
;を結ぶ。
『幻術 春=
496;香』
術を掛けら=
428;たサクラの辺りに甘=
;い香りが立ち昇る。=
span>
その香りを=
560;い込んだサクラは、=
;自分の意思とは関係=
12394;く深い眠りについ{=
83;。
全身が弛緩=
375;た彼女を、ナルトは=
;静かに横たわせる。=
span>
【シカマル…2人を頼=
416;】
「ああ…わ、分かった…」
驚きを隠せ=
394;いシカマル…無理もな=
356;。
幼い頃から=
490;ルトの実力を知って=
;はいるが、実際に戦=
12358;姿は見ていないの{=
84;。
あるとして=
418;せいぜい、組み手の=
;練習…。
(このまま=
376;ゃ完璧に巻き込まれ=
;ちまう!)
シカマルは=
356;のとサクラを両肩に=
;担ぎ、茂みの中へと=
36991;難する。
「チョウジA=
281;お前もそっから離れ=
;ろ!巻き添えを喰う=
12382;!!」
『肉弾戦車=
303;の回転で酔ったのか=
;、顔色を悪くしてい=
12427;チョウジに叫ぶ。
「お前みた=
356;なチビが…オレ達を"=
880;祭りにあげる?…面白ェな=
289;オイ!!」
ザクの放っ=
383;嘲笑がナルトに突き=
;刺さる。
だが、そん=
394;事はお構い無しにナ=
;ルトは歩き続けてい=
12383;。
その表情に=
399;何も映ってはいない=
;……正ӗ=
5;無表情、そう言った&=
#26041;が正しい。
「ザク!下=
163;な挑発は止めろ!=
……何Ӕ=
3;がおかしい…」
「ドス!こ=
435;な死に損ないにビビ=
;る事はねェ…コイツか=
425;はチャクラの欠片も=
;感じられねェんだか=
12425;よ!」
ナルトの風#=
980;は泥塗れ…しかし、=
961;傷だ。
不完全な『=
116;行封印』を施されて=
;いるが、今のナルト=
12395;は関係なかった。
『眼の前に=
356;る奴を弄り殺したい=
;…』
ただ、それ=
384;けだった。
(チャクラ=
364;感じられない…!?それ=
399;可笑し過ぎる!?)=
;
ザクの言葉$=
890;り、金髪の少年から=
;は何のチャクラも感=
12376;られなかった。
だが、人は=
983;きている限り常にチ=
;ャクラを発している=
12290;
それらを踏=
414;えて考えてみると=
……。
(あのナル=
488;とか言う奴……少ӗ=
4;くともチャクラが0&=
#12394;筈がない…まさかッA=
281;?)
内心の叫び=
392;同時に、ドスの眼が=
;大きく開かれた。
もし、それ=
364;本当ならば自分達が=
;勝てる相手ではない=
12290;
ドスがそう=
770;断して、この場を退=
;こうと口に出そうと=
12375;た瞬間……。
「まずはオ=
524;から行くぜェ!!一=
;撃で仕留めてやる
「待て、ザ=
463;!分からないのか!=
;?」
ドスの言葉=
434;振り切り、『先手必=
;勝』そう言わんばか=
12426;に叫び、両手を眼Ò=
69;に突き出す。
『斬空極波A=
281;!』
両の風穴か=
425;放たれる衝撃波は、=
;先程とは比べ物にな=
12425;ない程の威力であ{=
87;た。
木々は吹き'=
131;び、岩は塵と化し、=
;砂煙で視界が完全に=
38560;れる。
(フン…直撃だな…<=
/span>)
確かに手応=
360;はあった。
自らが放っ=
383;衝撃波が金髪のチビ=
;に直撃。
両手から繰=
426;出される術に絶対的=
;な自信を持っている=
12470;ク。
だが、砂煙=
364;晴れて姿を現したの=
;は……。
【そんなに=
908;てるな……お࠺=
9;は最後に殺してやる<=
/span>…】
何事も無か=
387;たかのように佇んで=
;いたナルトであった=
12290;
それだけで=
399;ない、特質するのは=
;左の眼。
瞳孔が縦に#=
010;け、『九尾』の瞳と=
;化していた。
『五行封印=
303;で『九尾』のチャク=
;ラを封じられていた=
12364;不完全だった為、{=
81;のチャクラが徐々に=
漏れ出して行く。
更には『い=
398;』と『サクラ』に傷=
;を負わせた者に対し=
12390;の怒りがそうさせ{=
83;。
「ナルトの=
900;…完璧にキ=
524;てやがる…」
金髪の少年=
363;ら無造作に放たれる=
;凄まじい威圧感。
「シカ…マル?」
いのが意識=
434;取り戻し、小さく呟=
;く。
「起きたか……っӖ=
3;く、心配掛けやがっ&=
#12390;…」
「あれは……ナӤ=
3;ト?」
少し離れた=
580;所に見えるのは想い=
;人であるナルト。
「ああ…長年アイツのダチ=
12434;やってるが…戦う所は=
021;めて見る…」
「初めて…?」
「そうだ……親୫=
8;から聞いた事はある&=
#12369;どな…」
幾らナルト=
398;本性を知っているシ=
;カマルでも、『狐』=
12398;暗部としての姿はŠ=
11;た事はない。
ナルトとミ=
474;キの戦闘を見た事が=
;あったいの。
しかしあの=
178;、ナルトは実力を全=
;然出していなかった=
12290;
「アンタの=
497;パ…何て言っ=
390;たの?」
「『あの小=
711;の戦いは凄い…『何が』=
376;ゃない…兎に角凄=
356;んだ…』ってな…」
そう言って=
356;る最中、シカマルの=
;背筋がゾクゾクと震=
12360;た。
怖いモノ見=
383;さ…と言う奴=
384;ろうか。
「サクラの=
039;を…お前が血=
434;流してるのを見て、=
;ナルトのヤローはキ=
12524;た…以前のア=
452;ツなら絶対に無かっ=
;た事だぜ…」
「ど=
8230;こういう事=
…?」
シカマルの#=
328;葉の意味が今一理解=
;出来ないいの。
「つまりだ……そӚ=
8;だけお前が大切だっ&=
#12390;事だ…」
「…え?」
『サクラも=
394;…』と言っ=
383;言葉は敢えて言わな=
;い。
ニヤリとし=
383;表情を浮かべている=
;シカマル。
対するいの=
399;、頬を薄っすらと紅=
;色に染める。
幼い頃から$=
843;害を受け続けて来た=
;ナルトは、好意を意=
21619;する感情に疎い。
自分がどれ=
384;け愛情表現を送り続=
;けても効果はないと=
24605;っていた。
だからこそ=
289;シカマルの言葉を聞=
;いた時、いのは喜ん=
12384;。
「後はアイ=
484;に任せようぜ…ナルトに=
424;…」
シカマルの#=
222;線はナルトに向けら=
;れている。
これから起=
365;る戦いを眼に焼き付=
;けんばかりに………。
【すぐには=
578;さない……サӞ=
3;ラちゃんといのが味&=
#12431;った苦痛を、お前=
425;に刻んでやる…】
封印を施さ=
428;た腹部が熱く脈動を=
;打つ。
全てを出し=
999;る事は不可能だが、=
;たかが下忍程度に遅=
12428;を取るナルトでは{=
94;い。
【まずは…どいつか=
425;刻まれたい…?】
『九尾』の=
643;が、ターゲットを見=
;定める。
いや=
8230;ターゲットと言っ=
12383;言葉は生温い、『ħ=
54;物』と称した方が正=
しかった。
「何が『刻=
414;れたい』だ?…オレの技=
434;一度ぐらい耐えただ=
;けで図に乗るなよ
ザクは先程=
392;は何ら変わらずに挑=
;発を繰り返す。
対するドス=
399;徐々にだが、後退去=
;って行く。
(コイツ…デカイな=
435;てモノじゃない…間違いな=
367;殺される!!)
ザクとは違=
356;、ドスは相手の力量=
;の度合いを見極めら=
12428;るタイプのようだz=
90;
一方、キン=
399;意味も分からずに震=
;えている。
相手の力量=
434;察知した理由でもな=
;い、ただ生物の本能=
12392;して恐怖を感じて{=
56;た。
【決めた……最࠶=
1;はお前だ…】
凄まじい笑=
415;を浮かべた瞬間、ナ=
;ルトの姿が掻き消え=
12383;。
文字通り、=
531;き消えたのだ…一粒の砂=
418;巻き上げずに。
「あの野郎A=
281;何処に行きやがった=
;!?」
ザクは辺り=
434;見回しながらも、何=
;時でも攻撃できるよ=
12358;に両腕を前方に突{=
65;出している。
(チャクラ=
364;デカ過ぎる…気配が感=
693;できない!!)
ドスの額に=
823;量の汗が浮かぶ。=
見えない敵=
364;繰り出す見えない攻=
;撃…それは恐=
598;以外の何者でもない=
;。
キンは大木=
395;背を預け、取り敢え=
;ず背後からの攻撃を=
36974;った。
(待て…落ち着け…<=
/span>どんな小さな気配=
12391;いい…感じるん=
384;…)
精神を集中=
373;せ、静かに眼を閉じ=
;るドス。
金髪の少年=
364;放ったチャクラを必=
;死に索敵する。
だが、それ=
399;すぐに終わる事にな=
;った。
……何故なら…。
【眼を閉じ=
390;いると言う事は『殺=
;される覚悟』が出来=
12383;と解釈しても良い|=
35;だな…】
その声はド=
473;の真正面から聞こえ=
;て来た。
(眼の前だ…すぐ眼の=
069;にいる!?)
中忍選抜第=
968;の試験からも分かる=
;ように、ドスの聴覚=
12399;恐ろしい程に敏感{=
84;。
音だけで、=
456;手の身丈や体重は勿=
;論…場所・位 =
622;まで感知できる。=
だがこの時……ドӟ=
3;の能力は仇になって&=
#12375;まった。
自分の意志=
395;関係なく、否が応で=
;もナルトと言う名の=
24656;怖が分かってしま{=
58;からだ。
ドスはきつ=
367;閉じた瞳をゆっくり=
;と開ける。
「ヒィッ…!!」
小さく悲痛=
394;叫びを声に出したド=
;スの視界には『九尾=
12303;の瞳…。
予想通り、=
490;ルトはドスの真正面=
;に立っていた。
手を伸ばせ=
400;届く距離に…。
【人の顔を#=
211;て悲鳴をあげるとは=
;失礼だ……そӓ=
8;は思わんか?】
不適な笑み=
364;張り付いており、そ=
;の口調からしてナル=
12488;は完全に遊んでい|=
27;。
全身を射抜=
363;れたような感覚に陥=
;ったドスはそれ所で=
12399;なかった。
恐怖で足が=
462;み、手が無意識に震=
;え出す。
【安心しろ…一度だけ=
481;ャンスをやる…お前の全=
147;を俺にぶつけてみろ=
;…】
ナルトは自=
425;の手で、心臓の位置=
;でトントンと叩いた=
12290;
どうやら『=
492;処に狙いを定めてな=
;』…と言いた=
356;らしい。
(一撃…一撃あれば十分だ=
65281;!)
ドスは絶望=
398;淵で一欠片の希望を=
;見い出す。
右腕にある=
305;殊手甲『響鳴スピー=
;カー』から放たれる=
25391;動『響鳴穿』
リーが喰ら=
387;たように、ドスの攻=
;撃は三半規管を破壊=
12377;る。
そうなれば=
393;んな強敵だろうと沈=
;む。
「…=
230;なら、お言葉に甘=
12360;て……」
口調は冷静=
391;あったが、袖を捲く=
;る左腕はブルブルと=
38663;えていた。
このチャン=
473;を逃す手はない…正に生き=
427;か死ぬかの瀬戸際だ=
;。
ドスは有り=
387;丈のチャクラを練り=
;、印を結び始める。=
span>
(手加減は=
961;しだ!…一撃で決=
417;る!!)
そう意気込=
415;、ドスは瞳を鋭く細=
;めた。
『響鳴穿!A=
281;』
ナルトに向=
363;って横薙ぎに繰り出=
;される『響鳴スピー=
12459;ー』
それは轟音=
434;伴い襲い掛かった。=
;
だが、ナル=
488;の身体に接触する寸=
;前でドスの右腕が動=
12363;なくなる。
押しても引=
356;てもビクともしない=
;。
そんな不思#=
696;な現象が起こり、自=
;分の右腕を見ると
【お前の拳=
364;遅くてな……遂ӌ=
9;受け止めてしまった<=
/span>…】
ナルトの手=
391;掴まれていた。
「約束が違=
483;…!!」
自分の放っ=
383;渾身の一撃が無造作=
;に受け止められ、絶=
26395;が心を完全に支配{=
77;る。
【お前にも=
354;るだろう?…我慢の限=
028;とやらが……】
ナルトの我=
930;の限界は、いのとサ=
;クラの姿を見た時点=
12391;越えていた。
要するに、=
368;初から約束を守る気=
;なんて更々なかった=
12398;だ。
忍同士の戦&=
360;は命懸け、敵がチャ=
;ンスを与えるなど有=
12427;理由がない。
【お前達を#=
211;ていて思った事が1=
;つ………】
握り締めて=
356;る方の手に力を込め=
;、ドスの拳が悲鳴を=
19978;げて軋む。
そして、小=
707;を蹴るようにしてド=
;スの足元を払った。=
span>
「うぐっ!=
301;
無造作だが=
961;駄な動作が一切ない=
;足払いを喰らったド=
12473;は、地面に仰向け{=
91;倒れる。
大の字で横=
383;わるドス…その右腕=
434;、すかさず足で踏み=
;付けた。
【特殊な忍=
855;を使わないと…碌に忍術=
398;1つも出来ないんじ=
;ゃないか?】
ドスは『響(=
180;スピーカー』ザクは=
;『両腕に仕込まれて=
12356;る風穴』
キンに至っ=
390;は不明だが、ナルト=
;の指摘通りであった=
12290;
(くっ…まずはこの足を
右腕を踏み=
184;けている足を退かせ=
;ようと、もう片方の=
25163;にクナイを持つ。
【俺が親切=
395;聞いている内に答え=
;ろ…】
若干の怒気=
434;込めた声色で、ナル=
;トは踏み付けている=
36275;に徐々にだが体重|=
34;乗せて行く。
材質は分か=
425;ないが、ドスの『響=
;鳴スピーカー』にヒ=
12499;が入った。
更に体重を=
499;けると潰れて行き、=
;無残な姿に変形…。
「ガアアア=
449;ッ!!!」
『響鳴スピ=
540;カー』の内部にある=
;腕が圧迫され、ドス=
12399;断末魔の悲鳴を叫|=
06;。
余りの激痛=
395;クナイを落とし、ナ=
;ルトの足首を掴んだ=
12290;
【このまま=
528;して…2度と使=
360;ないようにしてやろ=
;うか…?】
完全に遊ん=
391;いるナルト。
一気に体重=
434;駆け、右腕を踏み砕=
;こうと思った瞬間の=
20107;だった。
「てめェ!=
489;スから離れろ!!」=
;
『斬空波!A=
281;』
ザクの両腕=
363;ら放たれた衝撃波が=
;ナルトに襲い掛かる=
12290;
【お前は最=
460;に殺すと言った…】
ナルトはニ=
516;リと笑みを浮かべ、=
;衝撃波が直撃する寸=
21069;で再び掻き消えたz=
90;
後に残され=
383;のは右腕に重傷を負=
;ったドスのみであっ=
12383;…。
「音隠れの=
900;等なんかまるっきり=
;相手になってねェ
ゴクリと生=
822;を飲み、シカマルは=
;無意識の内に声に出=
12375;ていた。
「凄い…アレがナルトの実=
21147;…別人みた=
356;…」
いのまでも=
364;小さく呟いていた。=
;
「違うよ…別人じゃ=
394;い…アレはナ=
523;トだよ…」
口を開いた=
398;は秋道チョウジ。=
先程シカマ=
523;に言われて避難して=
;来たらしい。
「チョウジ…お前、何=
178;の間に?…いやそれ=
424;り、その口調からし=
;てお前も知っていた=
12424;うだな!?」
『知ってい=
383;』とはナルトの本性=
;の事である。
チョウジは=
490;ルトの誕生会にも顔=
;を出していたが、本=
24615;を知っている理由{=
91;はなかった。
「別に知ら=
394;い…けど、強=
367;ても弱くてもナルト=
;はナルトだよ」
その言葉は=
495;実であり、チョウジ=
;はナルトの本性を知=
12425;ないし、親からもă=
45;えて貰った事もない=
。
だが本能的=
395;感じ取ったのだろう=
;。
ナルトの優=
375;さを…里の大人$=
948;に流されずに…。
「…=
230;そうだったわね」=
span>
修行に付き=
512;ってくれたナルト、=
;自分の胸で泣いたナ=
12523;ト。
「偶には良=
356;事いうじゃねーか」=
;
シカマルは=
505;顔で言った。
そして3人=
399;視線を戻した時、冷=
;静を欠いたキンが木=
12398;枝に飛び乗った所{=
64;見えた。
キンは木の=
525;に飛び乗りると、真=
;下を見下ろす。
「何処に…何処にい=
427;のよ…」
ナルトに対=
375;て、全然歯が立たな=
;かったドスを思い出=
12377;。
音隠れの里=
391;は結構上位の実力を=
;持つ下忍の筈だ。
恐怖を覚え=
427;のは当然の事である=
;。
【…=
230;誰を捜している?=
12305;
突然、背後=
395;現れた凄まじい威圧=
;感。
振り返らな=
367;ても分かる。
だからこそ=
289;キンの身体は自然と=
;震え出した。
(こ=
8230;…殺される!?)
だが、何と=
363;身体に言う事を聞か=
;せ両手でクナイを構=
12360;た。
【無駄だ…止めてお=
369;…】
チャクラを =
244;り、額に指を添える=
;。
『忍法 金 =
283;りの術』
術を掛けた=
392;同時に、キンの身体=
;が見えない力で拘束=
12373;れた。
ナルトは背=
434;向けているキンから=
;クナイを取り上げる=
12290;
その際、手'=
318;の部分に絡まってい=
;る細い糸のようなモ=
12494;を見つけた。
【これは…髪の毛?=
305;
それは綺麗=
394;桃色であった。
一本では分=
363;らなかったが、キン=
;の手首にはかなりの=
37327;が絡みついているz=
90;
数十本の髪=
434;眺め、ナルトは思案=
;を走らせた。
【そうか…お前がサ=
463;ラちゃんの髪を切っ=
;たのか…】
演技とは言=
360;、忍者アカデミー時=
;代にサクラの後を追=
12356;かけていたナルトz=
90;
そんな彼が#=
211;間違える事はなかっ=
;た。
しかも、自=
998;の身近で桃色の髪を=
;持つ人物は1人しか=
12356;ない。
「ち、違うA=
281;…私じゃな=
356;!あの女が自分で切=
;ったんだ!!」
必死で弁解=
377;るキン。
表情は恐怖=
391;歪み、双眸からは涙=
;が零れ落ちそうであ=
12387;た。
【そうだと=
375;ても…お前が間=
509;的に関わった事は間=
;違いないだろう?】=
span>
口調は極め=
390;穏やか、しかしナル=
;トは取り上げたクナ=
12452;を指の力だけでへ{=
75;曲げた。
内心では怒=
426;猛っているようだ。=
;
【相手が女=
384;ろうと容赦はしない=
;…と言いた=
356;所だが、今回は見逃=
;してやる】
珍しく慈悲=
434;見せたナルト、その=
;言葉を聞いたキンは=
12507;ッと安堵の溜め息z=
90;
(た=
8230;助かったの?)
【だが…罰を与えなければ=
12394;…】
口元を邪悪=
395;歪ませ、キンの背に=
;手を当てる。
【サクラち=
419;んと同様にお前の髪=
;を刻んでやりたいが=
span>……此࠰=
6;から落ちる事で許し&=
#12390;やる】
「た、助け=
483;……キӣ=
5;アアアアアアッ!!&=
#12301;
トンと軽く =
972;中を押す。
バランスを=
849;し、木の枝から落下=
;して行くキン。
結構な高さ=
384;が、忍者なら何の問=
;題はなかった。
【『金縛り=
303;を掛けたままだ…碌な受け$=
523;も取れんぞ】
ナルトの言!=
865;通り、身動きを封じ=
;られた状態では話は=
21029;だ。
受け身が取=
428;なければ、上忍であ=
;ってもダメージは免=
12428;ない。
「ふぐッ!A=
281;」
キンが落下=
375;てから数秒後、『ド=
;サッ』と言う生々し=
12356;音が聞こえた。
ナルトが真=
979;を覗くと背中を丸め=
;、全身を痛みで痙攣=
12373;せているキンの姿{=
64;あった。
外傷は見ら=
428;ないが、打撲などと=
;言った内部の損傷が=
37239;い様子だ。
そんな様子=
434;ナルトは『九尾』の=
;瞳で淡々と眺めてい=
12427;。
「キン、大=
976;夫か!?オイ…キン!?=
301;
落下したキ=
531;に気付き、ザクは急=
;いで駆け付けた。
「テメェ…ぶっ殺し=
390;やる!!」
ザクが声を!=
618;げ、木の枝を見上げ=
;る。
しかし、そ=
371;にはナルトの影も形=
;もなかった。
【…此処だ】
ナルトは何=
178;の間にか地面に降り=
;立っていた。
その気配す=
425;感じ取れなかったザ=
;ク。
「よくもド=
473;とキンをやってくれ=
;たな!!」
怒りの余り=
289;掌の風穴からは空気=
;圧が洩れている。
【何を怒っ=
390;いる…お前らが=
375;た事を仕返しただけ=
;だ…】
ナルトとド=
473;…実力は違=
360;ど、互いに怒りと言=
;う感情を持つ者同士=
12290;
「あのドス=
387;て野郎…あの女ご=
392;お前を吹き飛ばして=
;たよな?」
「そうよ…何の躊躇=
356;もなくね…」
目的の為な=
425;手段は選ばないタイ=
;プだと思っていたが=
12289;どうやら違ったよ{=
58;だ。
今回の中忍$=
984;抜試験の為に急遽選=
;ばれた者達。
そんな彼ら=
395;も仲間意識と言うモ=
;ノがあったらしい。=
span>
サスケを始=
411;する任務が最優先=
…仲間は二=
398;次だったが。
「それにし=
390;も数分間で2人も=
……マӟ=
2;で凄ェな…」
「普段、ど=
428;だけ自分を抑えてた=
;か否が応でもわかっ=
12383;わ…」
ナルトの圧=
498;的な戦闘能力を垣間=
;見て、思わずそんな=
35328;葉が出た。
忍者アカデ=
511;ー時代、下忍として=
;の任務…そして中=
525;選抜試験。
実力の3分=
398;1程度も発揮すれば=
;、簡に終わってしま=
12358;だろう。
『自分を弱=
367;見せる演技』…ナルトは=
381;れを12年間も続け=
;て来たのだ。
「もう言葉=
399;いらねェ…吹き飛べ=
455;!!」
ザクの瞳に=
378;気が宿っていた。=
『斬空極波A=
281;!』
両手から繰=
426;出される恐怖の破壊=
;圧。
ナルトに向=
363;って一直線に障害物=
;を粉々に破壊しなが=
12425;突き進む。
【馬鹿の一=
388;覚えと言った所だな=
;…】
先程も喰ら=
387;ては見たが、大した=
;威力はなかった。
『土遁 土=
969;壁!!』
瞬時にして=
360;を結び終えると、ナ=
;ルトの眼前の地面が=
38534;起し、巨大な土のã=
21;が現れた。
ドスの放っ=
383;衝撃波が土の壁と激=
;突し、拡散された風=
22311;が辺りに傷痕を残{=
77;。
「チィ!!=
301;
効果の薄い=
302;斬空極波』から、連=
;射の効く『斬空波』=
12395;切り替えた。
一発一発の=
480;メージは小さいが、=
;数を重ねて行くとそ=
12428;は脅威だ。
土流壁の一%=
096;が徐々に欠け始め、=
;ドスは笑みを浮かべ=
12427;。
「後少しで…てめェに=
481;き込んでやるぜ!!=
;」
【それまで=
481;ャクラが続けば良い=
;がな…】
「なんだとA=
281;?」
ナルトの言!=
865;に気を取られ、ドス=
;は攻撃の手を休めて=
12375;まった。
その間に更=
394;る印を結ぶナルト。=
;
『土遁 土=
969;爪!!』
土の壁が大=
365;な音を立て姿形を変=
;え始めた。
文字通り『=
303;流壁』が鋭い爪と化=
;し、一斉にドスに襲=
12356;掛かる。
「何!?……こӌ=
9;こんなモノ!!」回避不可能=
392;思ったのか、ザクは=
;『斬空波』の連射速=
24230;を上昇。
だが凄まじ=
356;勢いで迫ってくる『=
;土の爪』に全てが弾=
12363;れてしまった。
「オレの術=
364;効かねェ!?……しә=
4;った!!」
時既に遅し…地を這う=
302;土の爪』がドスの身=
;体を巻き込むと大木=
12395;叩き付けた。
「グッ!!=
450;アアアアアアッ!!=
;」
ドスの右腕=
364;大木と『土の爪』に=
;挟まれ、有り得ない=
26041;向にへし折れる。
『ゴキンッ=
303;と嫌な感触と凄まじ=
;い激痛がドスを絡め=
21462;った。
【これで終=
431;ったな……後ӗ=
9;トドメだけだ…】
ホルスター=
363;らクナイを取り出し=
;、身動きの取れない=
12489;スに近づいて行くz=
90;
一歩=
8230;二歩…三歩……
『響鳴穿!A=
281;』
その頃を見#=
336;らったかのように放=
;たれる振動波。
それはドス=
398;『響鳴スピーカー』=
;から発せられる『響=
40180;穿』
ナルトの近=
367;をかすめ、ザクの動=
;きを封じている『土=
12398;爪』に直撃して砕{=
69;散った。
大木に押さ=
360;付けられていたザク=
;の身体が、地面に倒=
12428;落ちる。
【まだ動け=
383;か……】
そう呟くと$=
523;体の向きを変えた。=
;
「いえ…立っているのがや=
12387;と…そこで君=
392;取引がしたい…」
【取引に応=
376;る気になる程のモノ=
;を持っているのか?=
12305;
「ボク達の=
345;っている『地の書』=
;…これは手=
171;ち料、此処は退かせ=
;て下さい…」
『響鳴スピ=
540;カー』は無残な姿に=
;なり、その右腕から=
12399;真っ赤な血液が雫{=
92;なって地面に落ちる=
。
【そんなモ=
494;はいい……殺ӕ=
5;てから奪った方が早&=
#12356;…】
かつて大蛇=
024;が言っていた事を同=
;じ事を述べる。
「くっ!」
一瞬にして=
132;渉決裂となってしま=
;い、ドスの表情に焦=
12426;が浮かぶ。
【まずは口=
398;利けるお前から始末=
;してやろう…】
獲物をドス=
395;狙いを定め、一歩一=
;歩…ゆっくり=
384;が確実に歩みを進め=
;る。
『九尾』の=
643;に射抜かれて、ドス=
;の足腰は竦んでいた=
12290;
何の抵抗を=
034;さない相手に向かっ=
;てクナイを振り下ろ=
12377;。
「ナルトの=
900;…本性見せ=
458;くりじゃねェか…」
「そうよね…リーって#=
328;う人のチームも見て=
;るのに…」
下忍に有る=
414;じき身体能力・高度=
;な忍術。
『日向ネジ=
303;と『テンテン』が見=
;ている中、ナルトは=
12381;んな心配など露知|=
25;ず。
『音忍3人"=
886;』に対しては別に構=
;わないだろう。
ナルトとい=
358;存在の恐怖を植え付=
;けられた彼らは、思=
12356;出す度に悪夢に苛|=
14;れるだけだ。
「大丈夫…『成せば=
394;る成さねばならぬ何=
;事も』って言うよ
久方ぶりに=
475;を開いたチョウジ。=
;
「…それなら良いんだ=
12369;どよ…」
『ふう~』=
392;溜め息を吐きながら=
;溢す。
「うっ…う~ん…」
その時、ナ=
523;トの幻術によって夢=
;の世界へ誘われてい=
12383;サクラが覚醒しつ{=
88;あった。
「ちょ…ちょっとシカマル=
65281;」
「やべェな…いの、ナ=
523;トに知らせろ!」=
サクラの目=
803;がピクピクと動き、=
;今にも起きそうであ=
12427;。
「ナルトォA=
374;!!サクラが起きる=
;わよ~!!!」
いのの叫び=
364;森中に木霊する。=
振り下ろさ=
428;たクナイが、ドスの=
;首筋にある頚動脈寸=
21069;で止まった。
【時間切れ=
363;……オӝ=
2;、お前…巻物を置=
356;てさっさと消えろ】=
;
幻術を掛け=
383;手前、サクラに自分=
;の本性を見られるの=
12399;好ましくない。
そう判断し=
383;ナルトは、ドスが言=
;った妥協案を飲み込=
12416;。
【見逃すの=
399;今回だけだ……次ӗ=
9;手加減なしで行く…】
「…=
230;……」
ドスは沈黙=
391;返事を返す。
そして、ザ=
463;とキンの2人を担ぐ=
;とその場を去って行=
12387;た。
「ナルト!=
469;クラが直に眼を覚ま=
;す!…いの、面=
498;臭ェけどリーって奴=
;を頼む!」
シカマルが!=
538;みから飛び出し、い=
;のに指示をする。
「オイ、大=
976;夫かよ!?」
「ああ…平気だってばよ
『五行封印=
303;を施されている中、=
;アレだけのチャクラ=
12434;練り出したのだ。
身体の節々=
364;軋み、鈍い痛みを発=
;する。
(ナルト君……格ࣲ=
9;良い…)
今まで触れ=
394;かったが、枝の上で=
;ずっとナルトの戦い=
12434;観戦していたテン|=
86;ンの一言。
『世話の掛=
363;る弟』から『頼りに=
;なる男の子』として=
20309;時の間にかレベル|=
50;ップしていた。
「テンテン……アӝ=
2;ツとは同期だったん&=
#12384;よな?」
「え?…うん、そうだけど=
span>…」
「そうか……」
(アレだけ=
398;実力を秘めていなが=
;ら…忍者アカ=
487;ミーの卒業試験に落=
;ちただと!?…そんな事=
399;有り得ん)
ネジの視線=
399;地面に寝そべってい=
;る金髪の少年へと向=
12369;られていた。
「サスケ君A=
281;サクラ!起きなさい=
;よ~」
そんな中、=
356;のが2人を起こして=
;いた。
気絶してい=
383;リーに肩を貸しなが=
;らもだ。
「くっ……オレはどのくらい=
27671;を失っていた?」
「私=
8230;何時の間に=
…それよりもアイツ=
12425;は!?」
起きた早々=
289;途端に騒がしくなっ=
;た。
「音隠れの=
900;等ならもう居ないわ=
;よ…それと、=
393;のぐらい寝てたのか=
;はサクラが知ってる=
12431;」
「それより=
469;クラ…お前、そ=
398;髪…」
自分から振=
387;といて、『それより=
;』はないだろう。
「あ!コ…コレね…えと、こ=
435;な森じゃ動き回るの=
;に長いと邪魔だから=
span>…その…」
シドロモド=
525;になりながら、必死=
;で言葉を紡ぎだして=
34892;く。
「…=
230;そうか」
その様子を#=
211;たサスケはそれ以上=
;、サクラの髪に付い=
12390;聞く事はなかったz=
90;
(サクラの=
900;…ホントは$=
763;いでしょうに…)
同じ女とし=
390;、いのにはサクラの=
;気持ちは痛い程に分=
12363;る。
そう思った=
392;同時に、木の枝から=
;テンテンが静かに降=
12426;立った。
「後は私が#=
211;るわ」
ナルトの側=
395;早く行きたいと言う=
;のが本音だが、仲間=
12391;あるリーを何時ま{=
91;も任せる理由にはい=
かない。
「しっかり=
375;なさいよ!リー~!=
;!」
「うっ…うう……
その鬱憤を=
228;らすべくようにリー=
;の肩を掴み、勢い良=
12367;揺すり始めた。
「ん=
8230;あ、テンテン…どうして=
492;処に…?」
「助けに来=
383;のよ!」
まだ完全に=
847;識が回復していない=
;のか、口調が舌足ら=
12378;だ。
「…アレ?アイツら音=
24525;は…?」
「そんなの=
490;ルト君が追い払っち=
;ゃったわよ!」
「え!?ナ=
523;ト君が!?」
テンテンの=
968;言で、リーの意識が=
;完全に覚醒。
驚きの表情=
434;浮かべ、金髪の少年=
;に視線を向ける。
「サ=
8230;サクラさんがピン=
12481;で…男として=
399;…」
「!!」
(全く…!恋愛も良いけど=
12289;ちゃんとしなさい|=
24;ね!)
「ホント、=
450;ンタって馬鹿ね…その上、=
002;斐性なしのろくでな=
;し!」
「そ=
8230;それは酷いよ」
多分、言葉=
398;勢いとノリだと思わ=
;れる。
「そう言え=
400;…アイツら=
434;追っ払ったのは誰?=
;もしかして…アンタ達A=
311;」
此処まで来=
390;漸く、サクラが本題=
;に入った。
「ちげーよ……コӝ=
2;ツだコイツ…」
シカマルの=
351;が地面に倒れている=
;ナルトに向けられる=
12290;
「はあ?何#=
328;ってんのよ…サスケ君=
394;ら兎も角、ナルトが=
;勝てる理由ないでし=
12423;」
その言葉に=
356;のがピクリと反応し=
;た。
今の今まで=
955;々ナルトに助けられ=
;てきたサクラ。
『頼りにな=
427;』と認識されている=
;が『強い』と言う事=
12399;まだ知らないのだz=
90;
だからそう#=
328;った発言するのは仕=
;方ない。
一方その頃=
289;ナルトは……。
―不味いな…チャクラ=
364;空っぽだ…。
先程までは=
289;いのとサクラを助け=
;る為にチャクラを放=
20986;していた。
不完全な『=
116;行封印』を施されて=
;いる中、ナルトの感=
24773;が原因だったよう{=
84;。
しかし、現=
312;では殆どチャクラを=
;感じる事はできない=
12290;
「…=
230;ナルト君」=
思考の海へ$=
523;を投じようとした時=
;、ナルトは声を掛け=
12425;れた。
その声の主=
399;オカッパにゲジゲジ=
;眉毛のロック・リー=
12290;
「お前って=
400;…ゲジマユA=
311;」
ナルトは上=
307;を起こしながら言っ=
;た。
「ナルトォA=
374;」
『ゲジマユ=
303;の言葉を出して間も=
;無く、背後から響い=
12390;くるサクラの声。
「リーさん=
395;失礼な事…言うんじ=
419;ないわよ!!」
唸るサクラ=
398;拳。
それがナル=
488;の顔面に直撃する寸=
;前…。
「ちょっと=
450;ナタ…ナルト君=
395;何する気?」
テンテンが=
469;クラの拳を受け止め=
;た。
「そっちこ=
381;…何で止め=
427;のよ?」
ナルトが何=
363;を起こす度に殴って=
;いたサクラにとって=
12399;当然の行為。
しかし、ナ=
523;トに好意を抱いてい=
;るテンテンにとって=
12399;面白くない。
2人の間に&=
522;呑な雰囲気が醸し出=
;されて行く。
―な…何だ?一体何なん=
12384;?
相変わらず=
289;何が原因でこうなっ=
;たのが理解できてな=
12356;ナルト。
暫く睨み合=
387;ていたサクラとテン=
;テンだったが、お互=
12356;にソッポを向いたz=
90;
「リーさん…ありがと=
358;」
そしてサク=
521;は、おもむろに口を=
;開いた。
「私、リー=
373;んのおかげで眼が覚=
;めました。ちょっと=
12384;け強くなれた気が{=
75;ます」
(サ=
8230;サクラさん=
…)
サクラに惚=
428;ているリーはその一=
;言だけで感動してし=
12414;った。
「ボクはま=
384;まだ努力が足りなか=
;ったみたいです……ナӤ=
3;ト君」
「ん?」
「初対面の=
178;、ボクは君を過小評=
;価していました…お詫びし=
414;す。
音忍を追=
358;払うなんて、君は凄=
;い力の持ち主だ……。
ボクはコ=
486;ンパンにやられた=
…」
自分の不甲=
000;なさを心底悔やんで=
;いるように見える。=
span>
(何!?コ=
452;ツがコテンパンにや=
;られた…!?)
サスケは気 =
118;していた為、ナルト=
;が誰と戦ったのなん=
12390;知らない。
だが、リー=
398;敵わなかった相手に=
;ナルトが勝ったと聞=
12356;て自分の耳を疑っ{=
83;。
「サクラさ=
435;…木ノ葉の"=
030;華は2度咲きます」=
;
「え?」
「次に会う=
178;はもっと強い男にな=
;っている事を―誓います=
301;
リーならで=
399;の言い方に、サクラ=
;は満面の笑みを浮か=
12409;る。
「うん!」
そんな中、=
490;ルトはいのにアイコ=
;ンタクトを送ってい=
12383;。
―いの=
8230;サクラちゃんを頼=
12416;。
『ホントは=
244;だけど…ナルトの&=
972;みなら仕方ないわね=
;…』
その間、僅=
363;一瞬の意思疎通であ=
;った。
「ちょっと=
469;クラ~!こっち―!髪、整=
360;て上げるから!」=
「…=
230;……お願いするわ…」
一呼吸置い=
390;からサクラは答えた=
;。
いのはサク=
521;の背後に回り、クナ=
;イで髪を切り始める=
12290;
「アンタも=
605;い切った事やるわね=
;~」
「何よ…見てたんなら助け=
12394;さいよ」
「結果的に=
161;かったんだから良い=
;でしょ~」
「それはど=
358;だけど……」
2人の会話=
364;弾むに連れて、サク=
;ラの髪が整えられて=
34892;った。
(うずまき…ナルト…)
ネジは木の=
525;の上で1人、ナルト=
;に熱い視線を送って=
12356;る。
(名家でも=
309;で無い奴がこれ程と=
;は…強敵って=
392;こか…)
『301』=
945;室に向かう途中で気=
;に掛けた新人下忍の=
12490;ルトに注目するネ|=
72;。
以前なら相=
163;を見下していたが、=
;今回の戦闘を垣間見=
12390;考えを変えたよう{=
84;。
『そしてこ=
428;より約10時間前=
―』
「ハァ…ハァ…ハァ…」
大蛇丸と対=
769;して、首筋に刻まれ=
;た呪印が再発。
アンコは肩=
391;呼吸をしながら、『=
;死の森』を進んでい=
12383;。
《グルルル……グӤ=
3;ルル…》
茂みが揺れ=
289;中から姿を現したの=
;は巨大な虎。
どうやらア=
531;コの匂いを嗅ぎ付け=
;て来たようだ。
(こんな時=
395;…)
普段なら巨=
823;虎の一匹や二匹…至って問&=
988;はない。
しかし、身=
307;を蝕む呪印の鈍痛に=
;よってどうしても注=
24847;が散漫になってし|=
14;う。
今の状態で=
399;極めて危険。
《グオオウA=
281;!》
虎達にとっ=
390;は格好の獲物。
そんなアン=
467;を逃す筈がなかった=
;。
3匹の虎が=
450;ンコに飛び掛った瞬=
;間、その動きがウソ=
12398;ように止まる。
(こ=
8230;これは…『金縛りの術』
「こんな所=
395;居たか…アンコ」
アンコの背=
460;に聳え立つ木の枝に=
;見える暗部の姿。
「何だ…ナルトじゃないの=
65311;」
危ない所を=
161;けられたと言うのに=
;、アンコは不満タラ=
12479;ラの表情を浮かべ|=
27;。
「まあ、そ=
358;言うな」
「普通は思=
387;てても口には出さな=
;いモノだぞ…」
随分な言い!=
609;に暗部達も負けじと=
;言い返す。
「ぐっ!!=
301;
突然、アン=
467;が肩を押さえ膝から=
;崩れ落ちた。
「大丈夫か…オイ?」
「!!…『あの呪印』が浮=
12365;上がって…まさか、=
362;前…」
「ええ…そうよ」
アンコは苦=
171;で顔を歪ませ、頷く=
;。
「大蛇丸か……」
「チィ…!こうなったらお=
21069;を火影様の所へ連|=
28;て行く!」
「待って頂=
140;…塔に向か=
387;て…」
伝説の三忍=
392;謳われた大蛇丸の呪=
;印をに対抗できるの=
12399;同等かそれ以上のê=
55;力の持ち主だけ。<=
span
lang=3DEN-US>
「何を言っ=
390;る!大蛇丸がこの里=
;に来た時点で戒厳令=
12364;発令される!試験{=
93;ころじゃない!」<=
span
lang=3DEN-US>
「兎に角…詳しい話=
399;塔でするわ…アンタは=
373;っさと火影様を呼ん=
;で来て!」
アンコは暗%=
096;に所属はしていない=
;が、実力的に言えば=
25152;属していても可笑{=
75;くない。
その為、彼=
899;は暗部達にタメ口を=
;使っている。
「大変な事=
395;なってるけど…この試験=
399;中止にはできないの=
;よ!」
「…=
230;どういう事だ?」=
span>
眼の前にい=
427;暗部達に大蛇丸の言=
;葉を伝えようとした=
26178;、扉が荒々しく開{=
63;れた。
「ご到着、=
362;待ちしておりました=
;…アンコさ=
435;!至急、御報告申し=
;上げたい事が…」
「何なの!A=
311;人が大事な話してる=
;時に!」
「ちょっと=
467;レを見て下さい!」=
;
そう言って=
462;り出したのは1本の=
;ビデオテープ。
「ビデオか…?」
中忍試験官=
364;塔の内部に設置され=
;ているビデオデッキ=
12395;テープを入れ、再ī=
83;を押す。
「良いです=
363;此処!時間、見てい=
;て下さい…!!」
「こ=
8230;これって…<=
/span>」
「『第2の#=
430;験』開始1時間37=
;分後…塔内の録=
011;です!砂の国の忍3=
;名が第の試験…突破しま=
375;た!」
画面の右上=
395;表示されている時間=
;は『16:09』
コイツら=
082;に下忍レベルじゃな=
;い…今までの#=
352;録を4時間も塗り替=
;えてしまうなんて
「そんなに=
966;る事じゃないわ…忍は常に$=
914;歩するモノ…それより=
418;他に見るとこがある=
;でしょ?」
「…どういう事ですか=
65311;」
「試験場入=
475;から、この塔まで約=
;10キロ…猛獣・毒"=
411;…険しい森=
398;道…。
それをま=
427;で何事もなかったか=
;のように…特に手前=
398;茶髪の子…」
「この子が=
309;か…?」
「気付かな=
356;の…」
「…=
230;ん?」
中忍試験官=
399;ビデオを巻き戻し、=
;我愛羅を凝視する。=
span>
「一体コイ=
484;の何がそんなに……」
「良く見て=
415;な…その子の$=
523;体…」
もう一度巻=
365;戻す。
「成る程…」
「傷一つな=
356;…それどこ=
429;か服にすら、汚れ一=
;つ見当たらない…」
(今のオレ=
391;すら…いや、他=
398;中忍の誰であっても=
;…この塔ま=
391;無傷で辿り着く事は=
;不可能…)
「恐らくソ=
452;ツの能力に関係があ=
;るんだろう…久々に頼=
418;しい奴が出てきたな=
;…嫌な眼を=
375;てるが…」
暗部の1人=
364;腕を組みながら呟く=
;。
画面の中の=
105;愛羅は此方を延々と=
;睨み続けていた。