MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899A94/34.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
「良いわ=
424;、ナルト!イケてる=
;!!」
ナルトの登=
580;によって、サクラの=
;胸に微かな希望が涌=
12356;て来た。
今まで散々'=
340;鹿だのウザいだの言=
;っていたが、その考=
12360;も少しずつ変わり{=
88;つある。
『ドベで落=
385;こぼれの問題児』か=
;ら『此処ぞと言う所=
12391;頼りになる奴』へz=
90;
サクラの顔=
395;は満面の笑み、対す=
;るサスケは……。
「ナルト!=
459;ッコ付けて助けに来=
;たつもりだろーが
『写輪眼』=
434;発動させながらも、=
;焦りの表情を隠せな=
12356;。
「コイツは=
425;元が違い過ぎる!!=
;」
自分自身で=
619;わったからこそ言え=
;る言葉だ。
「フフ…あの大蛇を見事倒=
12375;て来たようね…ナルト君
陰気臭い視 =
218;をナルトに向ける草=
;隠れの下忍。
それを真っ=
521;から受け止めるナル=
;ト。
―たかが中忍#=
430;験で…こんな奴=
392;出会うとはな…。
草隠れの下=
525;から放たれるチャク=
;ラはドス黒く、瘴気=
12392;見分けが付かないz=
90;
『狐』の暗%=
096;として闘うのなら負=
;ける事はないが、『=
19979;忍としてのナルト{=
03;では話は別だ。
(アイツが=
161;けに来て…場が良く=
394;った試しがない…)
サスケが言=
387;ているのは、波の国=
;での事である。
「…=
230;で、お前は何者だ=
12387;てばよ…」
「あら…私の額当てを見て=
20998;からない?……私ӗ=
9;『草隠れの下忍』よ<=
/span>…」
人を馬鹿に=
375;ているような笑みを=
;浮かべながら答える=
12290;
それを見た=
490;ルトは、眼を鋭くさ=
;せた。
(マズい…このまま=
376;ゃ3人共やられる=
…)
今正に戦い=
364;始まる中、サスケは=
;この場から撤退する=
20107;だけを考えていたz=
90;
(これしか=
041;法はない…)
サスケは『=
889;輪眼』から通常の瞳=
;に戻し、『天の書』=
12434;取り出す。
「巻物なら=
362;前にやる…頼む…これを持って引い=
12390;くれ…」
―な…何だと!?=
何時になく=
369;気な口調なサスケ。=
;
それを誰よ=
426;も驚きの声を上げた=
;のはナルトであった=
12290;
「サスケ!A=
281;何トチ狂ってんだ、=
;テメ―は!?巻=
289;敵にやってどーすん=
;だってばよ!!」
怒声を張り=
978;げるナルト、だが草=
;隠れの下忍はさも当=
28982;と言った表情を張|=
26;付かせる。
「『獲物』=
364;『捕食者』に期待で=
;きるのは、他のエサ=
12391;自分自身を見逃し{=
90;貰う事だけですモノ=
ね…」
「受け取れA=
281;!」
サスケは『=
825;の書』を草隠れの下=
;忍に放り投げた。
回転運動を =
368;り返しながら草隠れ=
;の下忍に向かって行=
12367;『天の書』を、ナ}=
23;トは『瞬身の術』で=
奪い取る。
ナルトは巻=
289;を手に、サスケの隣=
;りに着地した。
「てめェ!=
313;計な事をするな!こ=
;の状況が分かってる=
12398;か!?」
サスケは凄=
356;剣幕で捲くし立てる=
;。
【…=
230;……】
だが、ナル=
488;は無言で返す…いや、無#=
328;と言う名の威圧感で=
;返した。
俯き加減の=
490;ルトの手が、サスケ=
;の額に添えられる。=
span>
「ナルト!=
362;前…何をすん…!!!」
不意に後頭%=
096;に響いた衝撃によっ=
;て、サスケの言葉は=
36974;られた。
良く見てみ=
427;と、サスケの後頭部=
;が大木に叩き付けら=
12428;ていたのだ。
「アンタ…何を…」
突然の事に'=
514;きを隠せないサクラ=
;。
【お前はサ=
473;ケの偽者だろう…こんな腑=
244;けた奴がアイツの理=
;由がない…】
「このウス=
521;…トンカチ=
364;!…オレは…本物だ…!!」
後頭部から=
330;せられる鈍痛に顔を=
;顰める。
【コイツが=
393;れだけ強いかは知ら=
;ないが…巻物を渡=
375;て俺達を見逃す保障=
;が何処にある…】
普段とは違=
358;ナルトの声色。
【恐怖で視=
028;が曇り、それすらも=
;理解できなくなった=
12363;?】
「フフフ…ナルト君…正解よ…」
舌なめずり=
434;して草隠れの下忍は=
;言った。
「巻物なん=
390;……」
草隠れの下=
525;が左腕を捲くると、=
;何かの術式の紋様が=
22435;間見れる。
「殺して奪=
360;ば良いんだからね=
…!!」
親指を噛み=
999;って、流れ落ちる血=
;を術式の紋様に擦り=
20184;けた。
【ならば…俺が先に=
578;してやる!!】
拳を握り締=
417;、草隠れの下忍に突=
;貫するナルト。
「止せ!逃=
370;ろナルト!!」
サスケの叫=
403;も虚しく響いた。=
「フフ…まずはこの子が相=
25163;よ…」
草隠れの下=
525;が怪しく微笑み、印=
;を結ぶ。
『忍法 口=
492;せの術』
白煙の竜巻=
392;共に現れたのは巨大=
;な大蛇。
先程、ナル=
488;が始末したモノとは=
;次元が違う巨大さだ=
12290;
―さっきの蛇=
418;奴の仕業か…!!
突然現れた=
040;大蛇に意識を奪われ=
;、ナルトに一瞬の隙=
12364;生じた。
草隠れの下=
525;がこの機を逃す手は=
;ない。
「ナルト君=
434;…殺しなさ=
356;…」
口寄せ動物=
391;ある巨大蛇はその命=
;令に従い、巨大な尾=
12391;ナルト目掛けて振|=
26;上げた。
―しまったッA=
281;!
気付いた時=
395;は巨大な尾は寸前に=
;迫っており、ナルト=
12399;腕を十字に構え防ô=
81;する。
だが巨大蛇=
398;繰り出す尾撃は凄ま=
;じく、その小さな身=
20307;が吹き飛んだ。
遥か真上に=
354;る木の枝に叩き付け=
;られたナルトは、重=
21147;に引かれ落下。
「「ナルト=
457;!!」」
サクラとサ=
473;ケの悲痛な叫びが木=
;霊する。
「フフ…取り合えず、喰ら=
12387;ときなさい♪」
草隠れの下=
525;の命令を待つまでも=
;なく、巨大蛇が大口=
12434;開けて待つ。
奈落の穴を#=
211;間違える程の巨大蛇=
;の口腔に落下してい=
12367;ナルト。
その時、ナ=
523;トの口元が歪む。=
右の掌にチ=
515;クラを収束させ、限=
;界まで凝縮。
荒々しいチ=
515;クラの唸りを球状に=
;封じ込める。
『螺旋丸・=
484;撃』
巨大蛇の鼻=
387;柱に奥義を叩き込ん=
;だ。
凝縮された=
481;ャクラが爆発し、巨=
;大蛇が苦しみ足掻く=
12290;
(ナルト…キレちゃ=
387;てる…でも、あ=
398;ナルトがどーしてこ=
;んなに強いの…!?)
ナルトの本=
615;を知る由もないサク=
;ラには到底理解でき=
12394;い。
(今の技はA=
281;!……いӚ=
0;、それは有り得ない&=
#12431;…下忍程度=
364;扱える代物じゃない=
;…)
草隠れの下=
525;までもが、『螺旋丸=
;』を見て驚愕の表情=
12434;見せた。
内心にある=
966;りを隠して、草隠れ=
;の下忍は口元に手を=
28155;える。
『風遁 大=
361;破の術』
練り上げた=
481;ャクラを体内に吸い=
;込んだ大気に融合さ=
12379;、一気に吐き出すz=
90;
それは凄ま=
376;い暴風と化し、ナル=
;トの身体を吹き飛ば=
12375;た。
―チィ=
8230;鬱陶しい!!
ダメージは=
342;無だが、そう何度も=
;気に叩き付けられれ=
12400;頭に来る。
(あ=
8230;あれが、ナルト
忍者アカデ=
511;ー時代とは比較にな=
;らない程の強さに、=
12469;スケは言葉を失うz=
90;
「ナルト君…私は君も=
442;しくなったわ!…でも次は=
469;スケ君……君Ӛ=
4;!!」
口寄せで召=
914;した巨大蛇が使えな=
;くなった今、草隠れ=
12398;下忍が直接サスケ{=
95;攻撃を仕掛けた。<=
span
lang=3DEN-US>
しかし、サ=
473;ケは足が竦んで身動=
;きが取れない。
草隠れの下=
525;がクナイを構え、サ=
;スケに斬りかかる寸=
21069;……。
【お前の相=
163;は俺だろうが!!】=
;
ナルトの姿=
364;現れ、草隠れの下忍=
;の顔面に蹴りを放つ=
12290;
切れのある$=
468;りをしゃがんで避け=
;、草隠れの下忍は次=
12356;で後方へ跳躍してž=
91;合いを取った。
「ナ=
8230;ナルト?」=
サスケが小=
373;く呟き、その瞳には=
;ナルトの背が映って=
12356;る。
【怪我はな=
356;か……ビӡ=
9;リ君…】
ナルトの口=
363;ら出たのは、波の国=
;へ向かう途中でサス=
12465;が吐いた言葉だ。
その一言を =
819;にした途端、サスケ=
;の身体に鼓動が響く=
12290;
「本当に面=
333;いわね…ナルト君=
290;今の蹴り…その身の=
371;なし…アナタ、=
412;当に下忍?」
【ああ…俺は『落ちこぼれ=
12391;万年ドベの問題児{=
03;…うずまき=
490;ルトだ!】
言い終わる=
392;同時に、ナルトは一=
;気に間合いを詰める=
12290;
そして、草&=
560;れの下忍に上段回し=
;蹴りを繰り出した。=
span>
「中々筋は!=
391;いけれど…スピード=
364;足りないわ!!」=
先程の蹴り=
424;り数段スピードの劣=
;る回し蹴りを上段の=
27083;えで受け止める。
【だが…その分、威力はお=
22696;付きだ!】
「なッ!…ぐうッ!A=
281;」
余裕で受け=
490;める事ができる筈だ=
;った蹴りは重く、草=
38560;れの下忍の腕が嫌{=
94;音を立てた。
密度の増し=
383;繊維の塊が引き千切=
;れる音が……。
そのまま振=
426;蹴り、草隠れの下忍=
;は受け身も取れずに=
21561;き飛ぶ。
(本当に…アレがナ=
523;トなの!?)
サクラの言!=
865;も最もだ。
彼女は今の=
170;まで、ナルトの表面=
;しか見ていない。
蹴り飛ばさ=
428;、無様に地に仰向け=
;になっている草隠れ=
12398;下忍に言い放つ。
腕は千切れ=
363;けて、有り得ない方=
;向へと曲がっている=
12290;
「正直言っ=
390;油断したわ…サスケ君=
398;実力の程を確かめに=
;来たのに…とんだ収=
339;ね……」
草隠れの下=
525;は千切れかけた腕を=
;モノともせず、軽や=
12363;に立ち上がった。
【お前も結=
083;余裕だな……だӔ=
4;、お前は此処で死ぬ<=
/span>…】
「私が此処=
391;…死ぬ?」
ナルトは静=
363;に宣告すると、双眸=
;を閉じる。
【ああ…俺がトドメを刺す=
12363;らな…】
その言葉を=
516;時に眼を開けた…そこにあ=
387;たのは『獣』の瞳。=
;
鋭く縦に裂=
369;、灼熱の闘争本能を=
;滾らせている『九尾=
12303;の眼光。
ナルトの身=
307;からは今以上のチャ=
;クラが立ち昇って行=
12367;。
(あの瞳…間違いな=
356;わ)
草隠れの下=
525;はナルトの瞳に思う=
;所があったのか、表=
24773;を険しくさせる。
(ナルト君=
364;『九尾』なのは確か=
;…でも、あ=
398;戦闘力は可笑しい=
……フӢ=
1;…あの子に#=
519;べさせようかしら=
…)
まだまだ余#=
029;の笑みを絶やさない=
;。
草隠れの下=
525;はナルトに視線を向=
;けながら、その後方=
12395;いるサクラに眼をÉ=
84;けた。
そして、よ=
426;醜悪な笑みを浮かべ=
;る。
(フフ…ナルト君、気付い=
12390;ないと思うけど…アナタ、=
691;色の髪の女の子を庇=
;うようにしているの=
12424;ね…)
ナルトと草&=
560;れの下忍の凄まじい=
;闘いが繰り広がられ=
12390;いた合間。
所々でナル=
488;の視線がサクラに向=
;けられていた。
いざと言う=
178;にいつでも守れるよ=
;うにだ。
無意識の内=
384;が、ナルトはサクラ=
;を守っている。
それは何故=
384;ろうか…少なくと=
418;ナルトはサクラに好=
;意を抱いてはいない=
12290;
だがしかし=
289;別段嫌いな理由でも=
;ない。
自分の本性=
434;知ってもいないのに=
;守るのは何故だろう=
12363;…。
その答えは=
412;人でさえ、分からな=
;いのかもしれない。=
span>
【オイ…何度も言わせるな=
span>…お前の相=
163;は俺だ…】
ナルトは草&=
560;れの下忍の視線から=
;サクラを守るように=
31435;ち塞がった。
「そう焦ら=
394;いで……次ӗ=
1;君を倒してあげるわ&=
#65281;」
言葉と同時=
395;一足を踏み出した草=
;隠れの下忍。
加速の勢い=
434;殺さず、残った方の=
;腕を前に突き出す。=
span>
『忍法 潜=
433;蛇手』
草隠れの下=
525;の袖から現れる無数=
;の小さな蛇。
様々な種類=
398;小蛇が牙を剥き、ナ=
;ルトに襲い掛かる。=
span>
【そんな小 =
048;工で俺を倒すか…笑えんぞ…】
ナルトも一=
636;で間合いを詰め、一=
;撃必殺の領域に草隠=
12428;の下忍を捕らえたz=
90;
「笑えない=
398;は私の方……だӖ=
7;て今のは君を狙った&=
#12435;じゃないもの…」
これ以上は=
394;いと言った壮絶な笑=
;み。
「嫌アァァ=
449;アアア!!気持ち悪=
;いッ!!」
ナルトが笑=
415;の真意に気付く前に=
;、背後から聞こえる=
12469;クラの叫び。
実際、気持=
385;悪い云々じゃなく=
…迫り来る=
302;死』の方が問題なの=
;だが…。
そう言って=
356;る間にも、サクラの=
;身体に絡みつく蛇達=
12290;
一生懸命に=
341;き剥がそうとするが=
;、その努力は報われ=
12394;い。
【サクラち=
419;ん!!】
ナルトが声=
434;張り上げ、後一撃で=
;仕留めれる寸前の状=
24907;を投げ出す。
そして、サ=
463;ラに絡み付いている=
;小さな蛇を無差別に=
24341;き千切って行ったz=
90;
「やっぱり…君にとっ=
390;その女の子は大事な=
;ようね…」
自分との戦&=
360;を放棄したナルトに=
;嘲笑を送る。
それから草&=
560;れの下忍は自らの額=
;に指先を添えた。
草隠れの下=
525;から放たれたチャク=
;ラが、背後を向けた=
12414;まのナルトを拘束z=
90;
この『金縛=
426;の術』は使用者の実=
;力がそのまま反映さ=
12428;る。
―身体が…動かん!?=
サクラに纏=
431;り付いた蛇に気を取=
;られている間に、ナ=
12523;トの身動きは封じ|=
25;れた。
たかが下忍=
243;度の術者なら問題は=
;ない。
しかし、現=
312;の状態のナルトは上=
;忍並の実力で闘って=
12356;る。
そのナルト=
398;動きを封じているの=
;だ…草隠れの=
979;忍は只者ではない。=
;
「ナルト君…確かに君=
399;強いわ…でもね、=
381;れだけ……」
勝利の笑み=
434;浮かべ、草隠れの下=
;忍が口を開く。
「私と比べ=
390;非情さが足りないわ=
;…そこの女=
398;子なんかに構わなけ=
;れば…私を倒せ=
383;かも知れないのにね=
;ェ…?」
草隠れの下=
525;は異様に長い舌を器=
;用に扱い、ナルトを=
33258;身まで引き寄せたz=
90;
先程まで優=
218;だったのが、ホンの=
;一瞬で最悪の状況に=
38501;ってしまった。
「安心しな=
373;い…私は君を=
578;さないから…何故なら=
289;ナルト君も私の手駒=
;の一つに…サスケ君=
392;一緒にね…」
そう言って=
289;草隠れの下忍は複雑=
;な印を結び始めた。=
span>
「だけど、=
170;日はサスケ君を試し=
;に来たのよ…ナルト君=
399;今日でお終い…残念だわ…」
『木・火・=
303;・金・水』の属性を=
;持つチャクラが五指=
12395;集まる。
『五行封印A=
281;!』
ナルトの腹%=
096;を抉り取るように五=
;指を喰い込ませ、二=
37325;の四象封印…通称『八=
350;の封印式』の上から=
;更に封印術を施す。=
span>
それと同時=
395;ナルトのチャクラが=
;急激に失われて行く=
12290;
―このクソ狐=
455;!!俺のチャクラを=
;巻き込むなと言った=
12384;ろうが!!
『九尾』の=
481;ャクラを封印する為=
;の術式だが、何故か=
12490;ルトのチャクラま{=
91;が激減。
獣のように =
294;に裂けていた瞳も通=
;常に戻って行った。=
span>
「ナルト君=
398;チャクラが段々と小=
;さくなって行くわ
乾いてきた=
767;を舐め、草隠れの下=
;忍は口の中で呟く。=
span>
そんな中、=
490;ルトの腹部には『木=
;・火・土……』ӗ=
8;3つまでが刻まれて&=
#12356;た。
―今の状態で=
399;うちはのガキは使え=
;ない…サクラち=
419;んでは到底敵わない=
;…俺が最初=
363;ら全力を出していれ=
;ば…!!
自分の甘さ=
434;後悔したナルトは最=
;後の力を振り絞ると=
12289;『金縛りの術』をġ=
61;理矢理断ち切った。=
腹部に喰い$=
796;ませている草隠れの=
;下忍の手首を掴むと=
12289;力任せに引き剥が{=
77;。
それは正に=
368;後の抵抗…激減して=
356;くチャクラで肉体を=
;活性化して、最後ま=
12391;封印される前に逃|=
28;る。
【ぐっ!!……ハӜ=
9;…ハァ…】
長い舌に吊=
426;上げられたままのナ=
;ルトは、両手をだら=
12375;なく垂らす。
「本当に面=
333;いわね…私の封印"=
899;から逃れるなんて=
…でも、今=
399;それで十分…」
既に脅威の=
384;在ではなくなり、草=
;隠れの下忍は後方へ=
12490;ルトを無造作に放|=
26;投げた。
緩い弧をを=
551;き落下して行き、ナ=
;ルトは木の枝に引っ=
25499;かる。
「ナ=
8230;ナルト!?」
一瞬の事で=
309;が起きていたが理解=
;できないサクラ。
ナルトがこ=
435;な目にあったのは、=
;明らかに自分が原因=
12384;。
分かってい=
427;…それは分=
363;っているが、碌な戦=
;闘力を有していない=
12469;クラにはどうしよ{=
58;もなかった。
その時、サ=
463;ラの視界にサスケの=
;姿が入る。
先程と変わ=
425;ず全身を硬直させて=
;いるサスケの姿を
「サスケ君A=
281;私達の知ってるナル=
;トはドジだけど…身体を張=
387;て闘ってくれたわ!=
;!」
サクラの必=
515;の咆哮。
「少なくと=
418;今のサスケ君みたい=
;に臆病者じゃないわ=
span>……そӓ=
8;でしょ!?」
容赦なく突=
365;刺さって行くサクラ=
;の言葉。
サスケとて=
289;言われなくとも分か=
;っている。
草隠れの下=
525;と闘っていたナルト=
;は別人のようだった=
12290;
それだけ一=
983;懸命闘っていたと言=
;う事……ナӤ=
3;トの本性を知らない&=
#65298;人はそう思った。
『愚かなる=
351;よ…このオレ=
434;殺したくば恨め!憎=
;め!!そして醜く生=
12365;延びるが良い…逃げて逃=
370;て…生にしが=
415;付くがいい!!』=
この極限状=
907;で、サスケの脳裏に=
;兄である『うちはイ=
12479;チ』の言葉が浮か|=
03;上がる。
自分が最も=
578;したいと思っている=
;存在。
父や母、『=
358;ちは一族』を虐殺し=
;…自分を残=
375;て壊滅にまで追いや=
;った元凶。
サスケはき=
388;く眼を瞑り、自分を=
;見下す瞳を思い出す=
12290;
すると身体=
398;硬直が解け、震えも=
;徐々に治まって行く=
12290;
(違う!!=
458;レは兄貴を殺す為に=
;生き残らなきゃなら=
12394;い…そう思っ=
383;…!)
サスケの心!=
235;が歓喜の鼓動を打つ=
;。
(…だが、間が抜けて=
12383;のはオレの方だっ{=
83;ようだな…ナルト…サクラ…!!)
挫かれた闘=
105;心が、今再び燃え上=
;がる。
開けられた=
001;の瞳には『うちは一=
;族』特有の天眼瞳術=
span>…『写輪眼=
303;
そして左手=
395;は大型の手裏剣を持=
;ち、右手には持てる=
12384;けのクナイを…。
口には鋭い=
995;を彩るクナイが光る=
;。
(フフ…一族の血が騒ぎ始=
12417;たようだわね…)
(サスケ君A=
281;!)
草隠れの下=
525;とサクラの心の声が=
;重なり、サスケの戦=
38360;態勢が整った。
そんな中、=
553;印術を施されたナル=
;トは意識を取り戻し=
12289;木の枝にもたれて{=
56;た。
苦しそうな"=
920;情を浮かべているが=
;、口元だけは満足げ=
12394;笑みが見える。
―それでこそ=
222;段のお前だ……うӖ=
5;はのガキ、いや…サスケ!A=
281;
自分よりも=
311;倒的な実力を持つ相=
;手と闘うのには生半=
21487;ではない精神力がõ=
17;要だ。
ナルトは最=
021;から暗部クラスの実=
;力を持っているが、=
12469;スケは違う。
NO.<=
/span>1ルーキーと言え=
12393;も、それは下忍のÈ=
13;での話。
そんなサス=
465;が上忍レベル以上の=
;相手に立ち向かって=
34892;く。
ナルトは初=
417;て『うちはのガキ』=
;と呼ばず、『サスケ=
12303;と称した。
サスケは草&=
560;れの下忍に向かって=
;、空高く舞い上がる=
12290;
全身のバネ=
434;フル活用し、右手に=
;あるクナイを投げた=
12290;
空を切り裂=
365;、目的に向かって一=
;直線に向かって行く=
12290;
だが、草隠=
428;の下忍は余裕の笑み=
;を浮かべ、次々と避=
12369;て行った。
(見えるぞA=
281;!)
回避されな=
364;らも、サスケには相=
;手の動きの先がはっ=
12365;りと見えている。
右手と右足=
434;木の腹に引っ掛け、=
;左手に持った大型の=
25163;裏剣も投げ付けたz=
90;
「!!!」
草隠れの下=
525;は驚愕の表情を見せ=
;る。
何故なら、=
170;そこに移動しようと=
;した場所に、サスケ=
12398;放った手裏剣が来{=
83;からだ。
しかし、何=
392;かそれも回避して間=
;合いを取るべく跳躍=
12290;
サスケはそ=
398;間、大木に透明な糸=
;をツルベの動きのよ=
12358;に設置する。
そしてクナ=
452;にチャクラを収束さ=
;せ、草隠れの下忍の=
38996;面に打ち放つ。
(まずまず=
397;…私の動き=
434;先読みして、確実に=
;急所を狙ってくる
顔を斜めに=
670;け、紙一重で避けな=
;がら思う。
草隠れの下=
525;に避けられたクナイ=
;は慣性を無くすまで=
12289;飛んで行く筈……。
だがその慣=
615;力が弱まって行くと=
;同時に、大型の手裏=
21091;が草隠れの下忍にô=
60;方から襲い掛かる。=
(…糸?)
そう思った=
392;同時に、後方から聞=
;こえる風切り音が耳=
12395;入り、勢い良く振|=
26;返った。
(これは…『写輪眼=
805;風車 三ノ太刀』!=
;!)
時既に遅し…気付いた=
636;間、大型の手裏剣が=
;顔面に命中。
「やったぁA=
281;!」
それを見た=
469;クラが歓喜の余り叫=
;ぶ。
(私の逃げ$=
947;を完璧に読んで…そこに見=
360;ない三手目を打つと=
;はね…)
「フフ…残念だった=
…」
顔面に命中=
375;たと思われた手裏剣=
;は、草隠れの下忍の=
21475;によって防がれて{=
56;た。
サスケが考=
360;る次の行動を楽しむ=
;ように、再び振り返=
12427;。
「!!」
「フン」
そこには印=
434;結んでいるサスケの=
;姿があった。
『火遁 龍=
779;の術』
草隠れの下=
525;が噛み締めている手=
;裏剣に繋がれた糸を=
21360;で結んだ両手で挟|=
16;。
その挟んだ=
992;を伝って、サスケの=
;『火遁』が凄まじい=
21218;いで走り抜ける。
さしもの草&=
560;れの下忍も、サスケ=
;の『四手目』の攻撃=
12434;見切る事が出来ずz=
89;顔面が炎に包まれた=
。
「その歳で…ここまで=
302;写輪眼』を使いこな=
;せるとはね…さすが『=
358;ちは』の名を継ぐ男=
;だわ…」
暫くして、=
123;え上がる炎が静まっ=
;た。
その中から=
986;て来たのは皮膚が爛=
;れている草隠れの下=
24525;。
しかし、そ=
398;声色からしてダメー=
;ジはないようだ。
草隠れの下=
525;が微笑んでいる中、=
;サスケは絶え間なく=
30330;動させている『写Ů=
50;眼』のせいで、多く=
の体力を失っていた=
2290;
立っている=
398;もやっと…と言った=
096;子のサスケに、サク=
;ラは急いで駆け寄る=
12290;
「色々と君=
398;力が見れて楽しかっ=
;たわ……そӚ=
8;と、思わぬ収穫もあ&=
#12387;たし…」
草隠れの里=
398;額当てに手を軽く添=
;える…それはナ=
523;トに掛けた術と同様=
;の姿であった。
『忍法 金 =
283;りの術』
途端にサス=
465;とサクラの動きが封=
;じられる。
「やっぱり=
804;弟だわね…あの『イ=
479;チ以上』の能力を秘=
;めた眼をしてる…」
「!!…お前は一体何者だ=
65281;!」
草隠れの下=
525;の口から出た兄の名=
;『イタチ』
サスケは眼=
395;見える程の動揺を見=
;せた。
「私の名は=
302;大蛇丸』…もし君が=
169;に再び出会いたいと=
;思うなら…この試験=
434;死にモノ狂いで駆け=
;上がっておいで…」
ここまで来=
390;、サスケ達に正体を=
;明かした大蛇丸。
懐から取り=
986;した『天の書』をサ=
;スケ達の眼前で燃や=
12377;。
「あ!!巻=
289;が!!…何時の間=
395;ナルトから取ったの=
;!!」
「私の配下=
391;ある『音忍三人衆』=
;を破ってね…」
「な=
8230;なにワケ分かんな=
12356;事言ってんのよ!|=
50;ンタなんかの顔、こ=
っちはもう2度と見=
2383;くないっていうのӚ=
4;!!」
身動きを封=
376;られながらも、サク=
;ラは勇猛果敢に叫ん=
12384;。
「フフ…そうは行かないの=
12424;…」
嘲笑を浮か=
409;、大蛇丸は特殊な印=
;を結ぶ。
「「!!」=
301;
すると、大"=
503;丸の首が蛇のように=
;伸び始める。
グングンと=
280;びて行き、サスケの=
;首筋まで辿り着くと=
12289;鋭い牙を突き立て{=
83;。
サスケの首=
563;に食い込まれる大蛇=
;丸の牙。
ホンの一瞬=
384;け動きを止め、その=
;後、大蛇丸の首が元=
12395;戻る。
「サスケ君=
399;必ず私を求める…『力』を=
714;めてね…」
その言葉と=
516;時に、サスケの首筋=
;にある傷口の周りに=
19981;気味な痣が浮き出{=
83;。
「ぐっ…な…=
12394;んだ!急に…苦し…!!」
「アンタ!=
469;スケ君に何をしたの=
;よ!!」
金縛りが解=
369;たサクラは、大蛇丸=
;を睨み付ける。
「別れのプ=
524;ゼントを上げたのよ=
;…」
そう言いな=
364;ら、大蛇丸の身体が=
;地面に減り込んで行=
12367;。
「桃色の髪=
398;お嬢ちゃん……ナӤ=
3;ト君にもよろしく言&=
#12387;ておいて頂戴…じゃあ、=
414;た会いましょう…」
次第に肩…頭部まで=
475;まって行き、完全に=
;姿を消した。
「ぐわァ!A=
281;」
首筋を押さ=
360;、サスケは悲痛の叫=
;びを放つ。
「サスケ君A=
281;!」
大蛇丸に気=
434;取られていたサクラ=
;はしゃがみ込み、サ=
12473;ケの心配をする。
「うっ…ぐあ”ぁぁあああああ!=
65281;」
痛みは引く=
152;が、更なる激痛とな=
;ってサスケを蝕む。=
span>
「しっかり=
375;てサスケ君!!…ねェ!!=
301;
サクラはサ=
473;ケの手を握り、必死=
;に励ます。
激痛の度合=
356;を表すように、サク=
;ラの手を力一杯に握=
12426;返した。
「うっ!」
その余りの=
569;力にサクラも小さな=
;悲鳴を上げた。
「…=
230;ガァッ!!グゥオ=
12458;オォォオオォッ!ʌ=
81;」
断末魔の叫=
403;にも聞こえるサスケ=
;の咆哮。
サクラはた=
384;黙って見ている事し=
;かできなかった。
ふと気付い=
383;のか、サクラは辺り=
;を見渡すとナルトの=
23039;を探す。
【サ=
8230;サクラちゃん…】
風の音にも=
531;き消されそうなナル=
;トの呟きが聞こえる=
12290;
肩で荒々し=
367;呼吸を繰り返し、眼=
;の焦点は合っていな=
12356;。
「ナルト!=
469;スケ君が……!ᦀ=
1;」
【悪いサク=
521;ちゃん……俺ә=
8;…倒れ…る…=
12305;
『五行封印=
303;によって激減したチ=
;ャクラを回復する為=
12289;ナルトは強制的にø=
47;識を手放す事になっ=
た。
サクラは眼=
434;見開き、静かに倒れ=
;て行くナルトを凝視=
12377;る。
「ナルトォA=
281;!」
必死の叫び=
418;虚しく…ナルトの$=
523;体が木の枝から落下=
;して行った。
「うっ…うっ…」
下唇を噛み =
224;め、サクラの双眸か=
;ら涙が頬を伝って行=
12367;。
《ギャー!=
462;ャー!》
急に静かに=
394;った森に、野生の獣=
;達の遠吠えが響き渡=
12427;。
「キャ!!=
301;
サクラは驚=
365;の余り、サスケの身=
;体を強く抱き締めた=
12290;
真上を見た=
469;クラの視界に入るの=
;は、異様な雰囲気を=
37304;し出している『死{=
98;森』
(私=
8230;私…=
12393;うしたらいいの!ʌ=
81;)
ナルトとサ=
473;ケが戦闘不能に陥っ=
;た中、サクラの思い=
12364;大きく響いた。
場所は変わ=
426;、此処は『木ノ葉隠=
;れの里』郊外……。
中忍選抜試'=
443;の補佐官を務めてい=
;る中忍達が、雁首を=
25539;えている。
「…1…=
65298;…3=
8230;仏が3つか=
…」
「…これって何かの忍=
34899;だよな…」
中忍達の口#=
519;からして、かなり変=
;わった死体のようだ=
12290;
「こりゃー%=
239;いな…」
軽口を叩い=
390;いるが、その表情か=
;らは姿の見えない恐=
24598;に怯えている。
「イキナリ=
839;題発生かよ…ったく…」
そこにあっ=
383;のは3つの惨殺死体=
;…何れも一=
636;で殺されたのか苦痛=
;の表情は見えない。=
span>
「第2試験=
448;アンコさんに知らせ=
;ろ!」
「ハイ!」
壁に刻まれ=
383;無数の地蔵が真っ赤=
;に彩られているのが=
21360;象的であった。
「うむ!団=
376;にはやっぱ…お汁粉ね…さーて…これ食っ=
383;ら、私も突破者を塔=
;で待つとするか…」
ナルトと初=
417;て会った時と同様、=
;大の甘党のアンコは=
22243;子をお汁粉で流しů=
96;んでいた。
「早い奴等=
399;24時間もあれば=
―クリアす=
427;プログラムだからね=
;……木ӡ=
4;葉マーク完成!!」<=
/span>
木の枝には =
004;50本近くの団子の=
;串が突き刺さってお=
12426;、木ノ葉のマーク{=
64;描かれている。
そんな茶目=
387;気タップリの24歳=
;―みたらし=
450;ンコ。
「大変です=
289;アンコ様!!」
「!=
8230;何よ、急に=
……」
突然『瞬身=
398;術』で姿を現した中=
;忍に対して、不機嫌=
12394;表情を丸出しのア}=
31;コ。
「死体ですA=
281;3体の……」
「死体……!?」
途切れ途切=
428;言う中忍に、アンコ=
;はオウム返しに尋ね=
12427;。
「しかも妙=
394;んです!兎に角来て=
;ください!!」
(…=
230;妙!?)
唯の死体な=
425;中忍達がこんなに騒=
;ぎ立てる筈がない。=
span>
そう思った=
450;ンコは団子を飲み込=
;み、眼を鋭く細めた=
12290;
「持ち物や$=
523;分証からして……中ঔ=
5;選抜試験に登録され&=
#12390;いた草隠れの忍な=
435;ですが…」
中忍の一人=
364;アンコを惨殺死体の=
;ある場所へと案内さ=
12428;た。
「見ての通=
426;……顔Ӕ=
4;ないんです…」
何でもない=
424;うに言っている中忍=
;、対するアンコの顔=
33394;は真っ青になって{=
56;る。
「まるで…溶かされ=
383;ようにのっぺらぼう=
;で…」
(間違いな=
356;…この術は=
450;イツの…アイツが…何でこの#=
430;験に…)」
アンコは既=
395;中忍の言葉なんて耳=
;に入っていない。
「あ!ハイA=
281;」
突如、声を!=
618;げたアンコに中忍は=
;返事を返し、写真を=
25163;渡す。
(コイツの…顔を奪っ=
383;のか…じゃあ、=
354;の時はもう既に…)
アンコの脳#=
023;に浮かぶのは、ナル=
;トとのスキンシップ=
12434;邪魔した草隠れのÇ=
79;忍。
「えらい事=
395;なったわ!アナタ達=
;はこの事をすぐ火影=
27096;に連絡!!」
「え!?」
下忍が死ん=
384;位で此処まで取り乱=
;すのは只事ではない=
12290;
そう感じて=
363;、中忍達の表情が強=
;張って行く。
「『死の森=
303;へ暗部の出動要請を=
;2部隊以下取り付け=
12390;!私はたった今か|=
25;コイツらを追い掛け=
るわ!!」
そう言うや=
542;や、アンコは『瞬身=
;の術』で姿を消して=
12356;た。
(もう夕刻=
384;わ!!)
その言葉通=
426;、森の中は既に真っ=
;暗となっている。
額に汗を浮=
363;ばせ、アンコは『死=
;の森』中を駆け巡っ=
12390;いた。
(間違いな=
356;…あれは『=
040;写顔の術』…しかし、=
968;体今頃…何故アイ=
484;が…目的は何…!?)
『消写顔の"=
899;』―対象者の&=
996;に手を当て、人相を=
;奪い自分の顔にして=
12375;まう非情なる死のġ=
61;化粧。
(まあ…いいわ。この里に=
26469;たのなら今日、此Ñ=
66;でケジメをつける!=
)
普段ナルト=
392;接している時の表情=
;ではなく、木ノ葉の=
12367;の一としての顔を{=
75;ていた。
(アナタは=
418;う…『ビンゴ=
539;ブック』レベルSの=
;超危険人物…此処で私=
364;仕止めなきゃ…例えそれ=
364;叶わなくとも…)
木の枝を伝=
387;て移動していたアン=
;コの足が止まる。
動きを止め=
383;アンコは、一呼吸置=
;いてから静かに口を=
38283;いた。
「私の役目=
424;ね…大蛇丸」
「無理よ…」
アンコの言!=
865;に応えたのは大蛇丸=
;であった。
『隠れ蓑の"=
899;』で大木の腹と同化=
;しているのが見て取=
12428;る。
顔面の皮膚=
364;焼け爛れているが、=
;その鋭い眼光は少し=
12418;失われていない。
(ナルトな=
425;兎も角…私じゃ敵=
431;ない…だけど私=
364;やらなきゃ!!)=
静かに眼を&=
281;じ、空高く跳躍する=
;と同時に袖から4本=
12398;クナイを取り出すz=
90;
上体を反ら=
375;、大蛇丸に向かって=
;クナイを振り下ろそ=
12358;とした…その時。
大蛇丸は顎=
434;突き出し、自らの舌=
;を触手の様に扱い、=
12450;ンコの手首を絡みÖ=
62;った。
その衝撃で=
463;ナイを落としてしま=
;ったアンコ。
何とか体制=
434;維持して、木の枝に=
;着地する。
(逃さない…)
『忍法 潜=
433;蛇手』
アンコの袖=
363;ら口寄せされた無数=
;の蛇が大蛇丸の舌に=
29273;を突き立て、逃げű=
47;を塞ぐ。
そのまま力=
219;せに引っ張り、大蛇=
;丸を自分の間合いま=
12391;引き込む。
「フフ…」
引き摺られ=
390;いる合間にも、大蛇=
;丸の顔からは笑顔が=
24373;り付いていた。
それと同時=
395;大蛇丸の舌が収縮し=
;て、アンコに向かっ=
12390;突っ込んで行く。
「!!…ぐっ!!」=
凄まじい加$=
895;を纏った体当てに、=
;アンコは木の腹に全=
36523;を強く打ち付けら|=
28;る。
内臓を圧迫=
373;れ、アンコの表情が=
;苦痛に歪む。
しかし、そ=
398;瞬間…大蛇丸の=
491;手を掴み、体勢を入=
;れ替えた。
開いている=
491;手には袖から取り出=
;したクナイが見える=
12290;
アンコはそ=
398;クナイを、自分の手=
;の甲と大蛇丸の手の=
24179;を木に縫い付けたz=
90;
「へっ!捕=
414;えた!!」
苦しそうに=
628;吸を繰り返している=
;アンコが、笑みを浮=
12363;べ言った。
「幾らアン=
479;でも…片手だけ=
376;ゃ印は結べないでし=
;ょ!!」
アンコは右=
163;を握り締め、大きく=
;振り上げる。
「アンタだ=
369;は…この私が=
508;ッコボコにしてやる=
;わ!!」
振り上げら=
428;た拳がチャクラを纏=
;い、大蛇丸の顔面に=
21629;中。
その凄まじ=
356;衝撃に、大蛇丸の後=
;頭部が木の腹に減り=
36796;んで行く。
だが、アン=
467;の殴打は止まらない=
;。
一撃一撃が%=
325;い殴打が乱打になり=
;、顔面と言わず、全=
36523;を滅多打ちにするz=
90;
10分程続=
356;ただろうか…既に原型=
434;止めていない大蛇丸=
;を見下し、アンコは=
25331;を止めた。
「フフ…昔と全然変わって=
12394;いわねェ…アンコ?=
301;
「!!」
眼前にいる=
823;蛇丸とは違う方向か=
;ら聞こえて来た声に=
39514;き、アンコは振りŰ=
20;った。
そこに居た=
398;は、焼け爛れた顔面=
;を晒している大蛇丸=
12290;
「影分身よ……仮ӗ=
5;もお前は、里の特別&=
#19978;忍なんだからね…」
その言葉と=
849;に、眼前の大蛇丸が=
;白煙に塗れ姿を消す=
12290;
「忍術じゃ=
394;く、体術を使って闘=
;うなんて…ナンセン=
473;よ…」
焼け爛れた&=
996;面の皮膚を引き剥が=
;し、大蛇丸は印を結=
12406;。
驚愕の表情=
434;浮かべていたアンコ=
;の首筋に、針で刺さ=
12428;たような痛みが走{=
87;た。
「ぐっ…い、今更…<=
/span>何しに来た=
…!!」
「久しぶり=
398;再開だと言うのに=
…えらく冷=
383;いのね…アンコ」
醜悪な皮膚=
398;下から垣間見たのは=
;、邪悪な瞳。
爬虫類の如=
365;冷たい眼差し。
その眼がア=
531;コを射抜くように凝=
;視している。
「フン…ま、まさか=
…火影様を暗殺でも=
12375;に来たっての?」
首筋を押さ=
360;冗談めかして言って=
;いるが、アンコの表=
24773;は真剣だ。
「いーや、=
356;や!…その為に=
399;まだ部下が足りなく=
;て…里の優秀=
381;うなのにツバ付けと=
;こうと思ってね…」
「ぐっ…うっ…!!」
「さっきも=
381;れと同じ呪印をプレ=
;ゼントして来た所な=
12398;よ…欲しい子=
364;いてね…」
アンコの首=
563;には、サスケと同様=
;の形をしている痣が=
28014;かび上がっていたz=
90;
忌々しそう=
395;、その痣を掻き毟る=
;。
「くっ…勝手ね…まず死ぬわよ…その子…」
「生き残る=
398;は10に1つの確率=
;だけど、お前と同じ=
12391;…死なない=
041;かも知れない…」
「えらく…気に入っ=
390;るのね…その子…」
「嫉妬して=
427;の?ねェ…!?お前=
434;使い捨てにした事=
…まだ根に=
345;ってるんだ…アハ…」
嘲笑を浮か=
409;ている大蛇丸を睨み=
;付けるアンコ。
「馬鹿言わ=
394;いで!!私には大切=
;な子がいるわ…自分の生=
629;を賭けるに値する子=
;が!!」
その名は言=
431;ずと知れた、誰より=
;も強く・誰よりも弱=
12356;金髪の少年。
「…=
230;お前がそこまで固=
22519;するなんて…その子、=
362;前の眼の前で殺しち=
;ゃおうかしら…」
アンコの言=
387;ている『大切な子』=
;が誰だか知らないが=
12289;大蛇丸は舌なめず|=
26;をして言う。
「…無理よ…絶対に無理=
…アンタなんかじゃ=
12302;あの子』を倒せな{=
56;わ…逆に殺さ=
428;るわよ…」
「…そう…それは楽しみね
大蛇丸の表=
773;が険しくなった。=
幼少の頃か=
425;アンコを見てみたが=
;、どんな状況に陥っ=
12390;もウソを言う娘で{=
99;なかったからだ。<=
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lang=3DEN-US>
「1つ言い=
536;れてたわ…くれぐれ=
418;、この試験…中断させ=
394;いでね…」
腕に力を入=
428;、大蛇丸がゆっくり=
;と立ち上がる。
「ウチの差=
392;も3人程お世話にな=
;ってる…楽しませ=
390;貰うよ…。
もし、私=
398;楽しみを奪うような=
;事があれば…木ノ葉の%=
324;は終わりだと思いな=
;さい…」
それだけ言=
356;残し、大蛇丸は白煙=
;と共に姿を消してし=
12414;った。
(ナ=
8230;ナルト…)
その場に残=
373;れたアンコは首筋を=
;押さえ、膝から崩れ=
33853;ちた。