MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899A93/33.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
『中忍選=
244;第2の試験』が開始=
;され、早くも巻物争=
22890;戦が繰り広げられ|=
24;うとしていた。
「取り敢え=
378;全員、塔を目標にし=
;てる理由だろ…だったら=
986;来るだけ塔付近に罠=
;を張るのが利口だな=
span>…」
比較的発見=
373;れやすい広い場所で=
;、そう言っているの=
12399;『犬塚キバ』
相変わらず&=
957;上には忍犬『赤丸』=
;の姿もある。
不意にキバ=
398;表情が険しくなり、=
;辺りを伺うように気=
37197;を探り始めた。
「おっとォ=
289;早速来たぜェ…何処だ…?」
キバの呟き=
395;、スリーマンセルを=
;組んでいるヒナタと=
12471;ノも警戒する。
「フ=
8230;ガキだな。あんな=
30446;立つ所で…見つけて=
367;れってか?気配には=
;気付いたようだが
どうやら=
414;だ、オレ達の居場所=
;までは掴めてないな=
span>…」
キバ達から=
569;し離れた木の枝の上=
;に3つの人影。
全身のライ=
531;に沿った黒いタイツ=
;状の着衣を纏ってい=
12427;。
額当てには=
408;ノ葉の印が刻まれて=
;いるのが見えた。
キバ達に眼=
434;付けていた木ノ葉の=
;下忍の1人が痙攣し=
12289;不意に黙り込む。
「どうしたA=
311;顔色が悪いぜ……」
仲間の1人=
364;異変に気付き、声を=
;掛けるが…。
「何だそり=
419;!!?」
黙り込んだ=
210;間の首筋に巨大なヒ=
;ルがへばり付き、鮮=
34880;を貪っていた。
しかも、そ=
398;声に反応したのか、=
;幾つモノ吸血ヒルが=
33853;下して来る。
「うぎゃあ=
353;あぁ!!」
余りの気色=
746;さと自らの身の危険=
;を感じ、張り裂ける=
12424;うな大声で悲鳴をÇ=
78;げた。
その際に足=
434;踏み外したのか、木=
;ノ葉の下忍3人がか=
12394;りの高さから落下{=
75;てしまった。
襲い掛かっ=
390;きたヒル全てには、=
;クナイや手裏剣が突=
12365;刺さっており、何{=
92;か駆逐できたようだ=
。
「うっ…」
「ぐっ…」
「ちくしょ=
358;……んᦀ=
1;?」
既に満身創=
157;となっている木ノ葉=
;の下忍達。
だが、彼ら=
398;不幸はそれだけでは=
;終わらなかった。
「木ノ葉の=
488;ビヒルは発汗・体温=
;を感知して、集団で=
29554;物に飛び掛かる。…5分も吸"=
880;され続ければ、あの=
;世行きだ。
その習性=
434;利用して敵の逃げ道=
;に罠を張る…いっちょ=
978;がり!!」
その口調か=
425;して、キバには全て=
;がお見通しだったよ=
12358;に思われる。
「うわぁあA=
281;!」
地面に敷か=
428;た網が、木ノ葉の下=
;忍達を包み込み宙吊=
12426;になった。
場面を変え=
390;、ナルト達一行は=
…。
「…=
230;!!」
「…今の、人の悲鳴よ=
12397;!?」
サスケとサ=
463;ラが、キバ達の罠に=
;掛かった木ノ葉の下=
24525;達の悲鳴を耳にし{=
83;。
「な=
8230;何か緊張して来た=
span>…」
サクラが不=
433;そうに呟く。
「ど=
8230;どーって事ねーっ=
12390;ばよ、サクラちゃ|=
35;!」
―そんな事よ=
426;…先程の草&=
560;れの奴が気になって=
;仕方が無い。
表面上、サ=
463;ラを気遣う言葉を掛=
;けているが、内心で=
12399;全く別の事を考え{=
90;いた。
一介の下忍=
392;は思えない程の禍々=
;しいチャクラ。
理屈ではな=
367;、ナルトの本能が『=
;アイツは何か違う』=
12392;告げていた。
「…=
230;……」
暫く考えて=
356;たナルトだったが、=
;急にある事を思い出=
12377;。
「…俺ってば、ちっと=
23567;便…」
―すぐに答え=
434;出す必要はないな。=
;
そうは言っ=
390;見たモノの、ナルト=
;はやはり気になった=
12290;
「レディの=
069;で何晒そうとしてん=
;のよ!!草陰行きな=
12373;いよ!馬鹿!!」
(サスケ君=
394;らOKだけど、フフ=
;フ…)
その場でズ=
508;ンを下ろそうとして=
;いたナルトに、サク=
12521;は鉄拳を振り下ろ{=
77;。
「テ=
8213;――ッ!!」
延髄の部分=
395;強打を喰らい、思わ=
;ず叫ぶナルト。
肉体を常時=
963;性さているナルトだ=
;が、何故かサクラの=
25331;によるダメージはÐ=
13;れなかった。
ズキズキと%=
389;い痛みを発している=
;後頭部を押さえ、ナ=
12523;トは少し離れた草Ɓ=
12;へと向かう。
そして、約A=
301;分が経過。
「あ=
8213;すっげー出た~す=
12387;きりー!!」
実に満足げ=
394;表情で戻って来たナ=
;ルト。
「!」
そのナルト=
434;一瞥すると、サスケ=
;は眼を細めた。
「だからレ=
487;ィの前でそーいう=
……」
サクラは気=
184;いていないで、先程=
;と同じく鉄拳を振り=
19979;ろそうとする…。
だが寸前に=
289;サスケの強烈な裏拳=
;がナルトの顔面に決=
12414;った。
上体を仰け=
453;らせ殴り飛ばされ、=
;そのまま木に叩き付=
12369;られる。
(え!?…サスケ君A=
281;?)
余りの出来=
107;に、一瞬言葉を失う=
;サクラ。
「サ=
8230;サスケ君…<=
/span>幾ら何でもそこま=
12391;しなくたって……」
すぐさま我=
434;取り戻し、サスケに=
;抗議する。
「な=
8230;なにすんだってば=
12424;!!」
木に叩き付=
369;られたナルトは、手=
;の甲で口元を拭うと=
12422;っくりと起き上が{=
87;た。
しかし、サ=
473;ケの表情は眼を細め=
;険しいままであった=
12290;
「本物のナ=
523;トは何処だ!」
「え?」
「きゅ…急に何わけわか
どう見ても=
524;の前にいるのはナル=
;トである。
所が、良く#=
211;てみると何処かが違=
;う。
「手裏剣の=
507;ルスターが左脚に付=
;いてる…アイツは=
491;利きだ。
それに決=
450;的な違いはさっきあ=
;の試験管に付けられ=
12383;傷跡がお前にはな{=
56;。
てめーは=
289;ナルトより変化が下=
;手だな…ニセ者ヤ=
525;ー!」
「!!」
サクラは言=
431;れて見て、初めて違=
;いに気が付いた。
くぐもった=
505;いを浮かべ、偽ナル=
;トの身体が白煙に包=
12414;れる。
そして、そ=
398;白煙から現れたのは=
;口元に特殊な器具を=
21462;り付け、目元を布{=
91;隠した下忍。
額当てには=
302;雨隠れの里』を象徴=
;する4本の縦線が入=
12387;ていた。
サスケとサ=
463;ラは反射的に戦闘態=
;勢を取る。
「こうなっ=
383;ら実力行使だ!」=
雨隠れの下=
525;が狙いを定めたのは=
;、桃色の髪を持つ少=
22899;。
サスケと違=
387;て、比較的戦闘力の=
;低そうなサクラを選=
12435;だのだろう。
サクラはク=
490;イと構え迎撃を試み=
;る。
だが、咄嗟=
395;サスケがサクラの眼=
;前に踊り出ると、チ=
12515;クラを練り、印をŀ=
80;ぶ。
『火遁 鳳=
185;花の術!!』
口元に手を=
155;え、体内で練られた=
;チャクラを炎に変換=
12373;せ無数の火球を繰|=
26;出す。
だが、以外=
395;も雨隠れの下忍の素=
;早さが高く、次々と=
22238;避されて行く。
それを見た=
469;スケは、雨隠れの下=
;忍に斬撃を見舞う。=
span>
眼にも止ま=
425;ぬ攻防が繰り広げら=
;れ、金属同士がぶつ=
12363;り鋭い悲鳴を上げ|=
27;。
接近戦はサ=
473;ケの方に軍配が上が=
;り、雨隠れの下忍は=
20307;勢を整える為に逃{=
70;の一手。
それを必死=
391;追いかけていくサス=
;ケ。
「は~すっ=
365;りしたってばよ~」=
;
追撃の途中=
391;、サスケは用を足し=
;終えたナルトを眼に=
12377;る。
(…ったく、ウスラト=
12531;カチが!!…こっちの=
671;もお構い無しに!!=
;)
遂々、ナル=
488;の方に意識が行って=
;しまった。
「ホラ、隙=
364;できたァ!ラッキー=
;!」
逃げの一手=
434;決め込んでいた雨隠=
;れの下忍が振り返り=
12289;無防備となったサ|=
73;ケにクナイを投げ付=
ける。
「チィ!!=
301;
サスケは咄=
983;に回避行動に移ると=
;、木の枝を盾にした=
12290;
凄まじい勢=
356;で突き刺さって行く=
;6本の小刀とクナイ=
12290;
「!!」
(起爆札…!?)
クナイには=
302;爆』と描かれた術式=
;の札が縛り付けられ=
12289;気付いた時には燃{=
60;上がっていた。
次の瞬間…爆発が起=
371;り、爆風がサスケを=
;襲った。
何とかダメ=
540;ジを最小限に抑え、=
;サスケは地面に降り=
31435;つ。
「これぞラ=
483;キー!動くと殺す!=
;巻物を大人しく渡せ=
65281;!」
背後から雨&=
560;れの下忍の気配が現=
;れ、クナイをサスケ=
12395;突き付ける。
「サスケ君A=
281;!」
サクラがサ=
473;ケの名を叫んだ。=
その時、絶=
307;絶命の状況にも関わ=
;らず、サスケの口元=
12364;笑みを浮かべた。
「!!」
雨隠れの下=
525;の背筋に冷たいモノ=
;が走り、思わず後ろ=
12434;振り向く。
そこには自=
998;に向かって飛来して=
;くるクナイが眼に入=
12387;た。
上空に跳躍=
375;、回避する雨隠れの=
;下忍。
(てめーは=
309;時もおせーぞ、ナル=
;ト!)
サスケはナ=
523;トが投げたクナイだ=
;と分かっているよう=
12384;。
自らの足元=
395;突き刺さる寸前のク=
;ナイに靴の裏を当て=
12289;チャクラを収束さ{=
79;た。
(チャクラ=
391;吸着!!)
すると、ク=
490;イが靴の裏に引っ付=
;いた。
更には、上=
354;に跳躍した雨隠れの=
;下忍に向かってクナ=
12452;を蹴り飛ばす。
その鋭い瞳=
395;は『巴形』が2つ=
…サスケは=
302;写輪眼』を発動して=
;いた。
その一連の=
096;を見ていたナルトも=
;動いた。
―さて=
8230;少しは真面目にや=
12427;か…。
ちょうどそ=
398;頃、サスケの蹴り飛=
;ばしたクナイを、雨=
38560;れの下忍が回避し|=
24;うとした。
それを凝視=
375;たナルトは、ホンの=
;少しだけ抑えている=
25126;闘力を解放。
『瞬身の術=
303;で雨隠れの下忍の背=
;後に一瞬で現れた。=
span>
「な=
8230;何時の間に=
…」
クナイに気=
434;取られていた雨隠れ=
;の下忍が、突如現れ=
12383;ナルトに驚く。
「俺なんか=
398;事より…前に気を=
184;けた方が良いってば=
;よ?」
「!!」
ナルトの言!=
865;で、雨隠れの下忍は=
;自分に向かって飛来=
12377;るクナイに意識をĸ=
27;す。
そして回避"=
892;動に移ろうとした時=
;、ナルトが雨隠れの=
19979;忍の後ろ首を掴むz=
90;
「来いって=
400;よ、サスケ!!」=
身動きの取=
428;ない雨隠れの下忍に=
;クナイが突き刺さる=
20013;、ナルトはサスケ{=
98;名を呼ぶ。
「言われな=
367;ても…そのつも=
426;だ、ウスラトンカチ=
;!!」
『写輪眼』=
434;発動させ、今度はサ=
;スケ自身が雨隠れの=
19979;忍目掛けて突っ込|=
35;だ。
サスケのク=
490;イが雨隠れの下忍の=
;左腕を深々と貫く。=
span>
(くっ…利き腕を…<=
/span>コイツはアンラッ=
12461;ー!気配を消す為z=
89;単独で来たのが仇と=
なったか…)
冷静に現在=
398;状況を分析している=
;が、更なる衝撃が雨=
38560;れの下忍を襲う。
「これでも…喰らえっ=
390;ばよ!!」
後ろ首を掴=
435;でいたナルトが、横=
;っ腹に蹴りを入れた=
12398;だ。
下忍とは思=
360;ない程、重く鋭い蹴=
;り。
幾つかの骨=
364;逝った感触がナルト=
;の足に伝わる。
そのままナ=
523;トは足を振り切り、=
;森の奥へと蹴り飛ば=
12377;。
凄まじい勢=
356;で吹き飛んでいき、=
;雨隠れの下忍の姿は=
30636;く間に見えなくな{=
87;た。
「フン…結構やるじゃねー=
12363;、ナルト…」
「サスケも=
013;々のモンだってばよ=
;…」
珍しく互い=
395;声を掛け合う2人。=
;
ナルトは元=
398;戦闘力が尋常ではな=
;い為だが、サスケは=
36949;う。
ロック・リ=
540;と闘った時以上の動=
;きをしていた。
「サスケ君A=
281;ナルト!大丈夫!?=
;」
少し遅れて=
469;クラが現れた。
「別に何と=
418;ないってばよ!」=
「ああ…別に大した奴じゃ=
12394;かったからな…」
こうして中=
525;選抜第2の試験での=
;最初の戦闘が終わっ=
12383;。
ただ今ナル=
488;達は小休止…地面に座=
426;込んで作戦会議を開=
;いていた。
「いったんA=
299;人バラバラになった=
;場合…例え、そ=
428;が仲間であっても信=
;用するな、今みたい=
12394;事になりかねない{=
01;
「それじゃ=
393;ーするの?ナルトの=
;時みたいに思いっき=
12426;殴るの?」
最もな事を#=
328;ったサスケに、サク=
;ラは問い掛ける。
良いか…合言葉が$=
949;った場合はどんな姿=
;形でも―敵と見な=
379;!」
サスケが説=
126;している中、ナルト=
;は覚えのあるチャク=
12521;を感じていた。
―この胸糞悪=
356;チャクラ…あの時の!=
609;隠れの奴…。
ナルトは辺=
426;を見回し、警戒する=
;。
「ちょっと=
289;ナルト!ちゃんと聞=
;いときなさいよ!」=
span>
落ち着きの=
961;いナルトを、サクラ=
;は叱咤した。
「良く聞け=
289;言うのは一度きりだ=
;……忍=
8;『忍機』…と問う、=
381;の答えはこうだ」=
大勢の敵の'=
442;ぎは忍びよし 静か=
;な方に隠れ家もなし=
span>
忍には時を=
693;ることこそ大事なれ=
; 敵のつかれと油断=
12377;るとき
「OK!」
記憶力抜群=
398;サクラは一度聞いた=
;だけで覚えてしまっ=
12383;。
対するナル=
488;は表情を険しくして=
;いる。
術や技の名=
434;覚えるのは得意だが=
;、自分と全く関係な=
12356;事を覚えるのが苦û=
63;なナルト。
半分ぐらい=
414;で何とか大丈夫…しかし、=
418;う半分の自信がない=
;。
………それで良=
356;のだろうか、『狐』=
;の暗部。
「…またまたァ、そん=
12394;の覚えられる理由{=
94;いじゃん」
「アンタ馬(=
575;ね…私なんて=
302;即覚え』よ!」
(フフ…いったん引いて作=
25126;ね…)
「オイ…ホント、この合言=
33865;で…」
「巻物はオ=
524;が持つ!」
ナルトの言!=
865;を遮り、サスケは言=
;い放つ。
―オイ=
8230;俺を無視するなよ=
span>…。
若干顔を引=
365;攣らせているナルト=
;。
ちょうどそ=
398;時、森の中に一陣の=
;疾風が走り抜ける。=
span>
「痛ッ…何だ?」
風に飛ばさ=
428;たのか、ナルトに小=
;石が直撃した。
そして風の=
218;いは衰える所か、益=
;々威力を増して行く=
12290;
「!!…新手か!!」
さすがに異=
120;と思ったのか、サス=
;ケが叫ぶ。
まだまだ強=
367;なって行き、暴風が=
;吹き荒れる。
「うわああ=
353;あああ!!」
暫くして一&=
555;、凄まじい衝撃波が=
;ナルト達を襲い掛か=
12387;た。
幾本もの大=
408;が薙ぎ倒され、砂塵=
;が舞い上がり、辺り=
12398;視界は0になる。
「アナタ達=
399;その辺で遊んでらっ=
;しゃい…此処は私A=
297;人で行くわ…」
暴風の出所=
392;思われる場所に、3=
;人の人影があった。=
span>
編み笠を被=
426;、額当てには『草隠=
;れの里』の印が刻ま=
12428;ている。
それから程=
961;くして暴風が止み、=
;茂みに見を潜まして=
12356;たサスケが辺りをŠ=
11;渡す。
「!」
そこには桃!=
394;の髪を持つ少女が、=
;キョロキョロと辺り=
12434;見ていた。
「サクラ……」
「サスケ君A=
281;」
取り敢えず=
289;サスケは姿を現す。=
;
「寄るな!=
414;ずは合言葉だ…『忍機』A=
281;」
クナイを構=
360;、サクラに合言葉を=
;即した。
「あ!うん……」
大勢の敵の'=
442;ぎは忍びよし 静か=
;な方に隠れ家もなし=
span>
忍には時を=
693;ることこそ大事なれ=
; 敵のつかれと油断=
12377;るとき
「よし!」
サクラは合#=
328;葉を正確に答える事=
;ができた。
「いってー……おӓ=
6;、みんな大丈夫か?&=
#12301;
そんな時、=
823;木の陰からナルトが=
;姿を現した。
「ナルト!=
385;ょい待ちなさい!合=
;言葉……」
雨隠れの下=
525;がナルトに変化して=
;いた事もあったので=
12289;サクラは身構えるz=
90;
「分かって=
427;って……」
大勢の敵の'=
442;ぎは忍びよし 静か=
;な方に隠れ家なし
ナルトも正=
906;に合言葉を答える事=
;が出来、サクラは安=
22581;の溜め息を吐いたz=
90;
だが、サス=
465;の表情は雨隠れの下=
;忍と闘った時のよう=
12395;険しい。
すると突然=
289;ナルトに向かってク=
;ナイを思いっきり投=
12370;付ける。
「うわあ!=
301;
慌てて避け=
427;ナルト。
「え!?サ=
473;ケ君…何で?ナ=
523;トはちゃんと合言葉=
;を……」
「今度はオ=
524;の攻撃を避ける程の=
;奴か……」
「な=
8230;何を言ってるの、=
12469;スケ君!?」
サクラが大=
768;を上げ、サスケはナ=
;ルトに対して戦闘態=
21218;を取る。
「フフ…フフフ…よく分かったわね=
span>…」
つまり、=
362;前は偽者って事だ=
…」
ナルトには=
284;つかわしくない不気=
;味な笑みを浮かべ、=
29255;手で印を結ぶ。
途端に白煙=
364;辺りに巻き起こり、=
;中から草隠れの下忍=
12364;姿を現れた。
「何故、分=
363;った?私が偽者だと=
;…」
「てめーが=
303;ん中でオレ達の会話=
;を聞いてるのは分か=
12387;ていた。だから、|=
31;ざとあんな合言葉に=
した…」
ナルトだけ=
391;はなく、サスケまで=
;も気付いていたよう=
12384;。
「アイツが=
381;んな長い歌、覚えら=
;れる筈ないからな
しかしサス=
465;が気付いたのは気配=
;だけだ。
ナルトと違=
356;、相手のチャクラま=
;では感じ取れなかっ=
12383;。
「成る程…『つかれ=
418;油断』もないって理=
;由ね…思った以=
978;に楽しめそう…」
鋭い眼光を=
918;ちながら、草隠れの=
;下忍は編み笠を取る=
12290;
【さっきの'=
080;は『風遁 大突破の=
;術』…それもか=
394;りの威力だ…】
ナルトは1=
154;だけ、別の場所に吹=
;き飛ばされてしまっ=
12390;いた。
【だとする=
392;…サクラち=
419;んとうちはのガキが=
;危険だ…】
あの場で感=
376;た『胸糞悪いチャク=
;ラ』そして高威力の=
12302;風遁 大突破の術{=
03;。
それら2つ=
363;ら弾き出される答え=
;は一つ。
ナルトは身=
307;の反動だけで起き上=
;がり、周囲に感じら=
12428;るチャクラを探りå=
87;める。
―此処からそ=
358;遠くない場所に強大=
;なチャクラ…その近く=
395;2つ!
数秒でサス=
465;達の位置を感知する=
;と、急いで向かう。=
span>
だが、ナル=
488;の眼前を巨大な蛇が=
;行く手を遮った。
―
先の割れた!=
292;を忙しなく動かし、=
;ナルトの様子を伺っ=
12390;いる。
巨大な体躯=
434;唸らせ、徐々に近づ=
;いてきた。
細い眼が更=
395;吊り上げられ、ナル=
;トを鋭く睨む。
そして、ナ=
523;トに向かって牙を剥=
;いて襲い掛かった。=
span>
真上に跳躍=
375;て回避するナルト。=
;
―所詮は蛇か…攻撃が単#=
519;だ。
上空から見=
979;ろしてるナルトの死=
;角から、巨大な蛇の=
23614;が鞭の様に繰り出{=
73;れる。
その尾撃を=
255;手で防御する…だが蛇の=
915;撃はそれだけでは終=
;わらない。
防がれた尾=
731;の先がしなり、ナル=
;トの身体を締め上げ=
12427;。
巨大な蛇か=
425;繰り出される力は尋=
;常ではなく、全ての=
12514;ノを締め潰す。
―残念だがお=
069;と遊んでいる暇はな=
;い…消えろ…。
巨大な蛇の=
059;き付きを内側から圧=
;し抜け、ナルトは膨=
22823;なチャクラを練るz=
90;
それから大%=
327;の印をホンの数瞬で=
;結び終わった。
『火遁 狐=
779;の術!!』
術が発動し=
383;刹那、ナルトのチャ=
;クラが周りにある大=
27671;に溶け込むと、凄|=
14;じい熱量を生み出し=
た。
尋常ではな=
356;炎と熱がナルトを中=
;心に立ち昇って行く=
12290;
ナルトを締=
417;上げていた巨大蛇が=
;、その体躯以上の火=
26609;に包まれる。
その巨大な=
779;柱は、まるで天を支=
;えているような光景=
12391;あった。
『火遁』と#=
328;っても『狐火の術』=
;は『九尾』の扱う術=
12391;あり、人間の使う}=
14;ノとは比べ物になら=
ない。
『狐火』に#=
302;れたモノは一瞬にし=
;て灰に帰してしまう=
span>…その為、=
182;の木に燃え移る事は=
;なかった。
ナルトの術=
395;よって屍と化した巨=
;大蛇。
その中から=
309;事もなかったかのよ=
;うに、出て来たナル=
12488;。
下忍を演じ=
390;いる時と違って、そ=
;の表情は真剣だった=
12290;
サクラとサ=
473;ケのチャクラが感じ=
;られる方を一瞥して=
12289;ナルトは『瞬身のŜ=
99;』で姿を消した。<=
span
lang=3DEN-US>
「またナル=
488;じゃなかったなんて=
;……!ӎ=
1;
2度ある事=
399;3度ある…と言う言!=
865;があるが、まさか短=
;時間で同じ事が起き=
12427;とは……。
(そうよね=
289;ナルトなら……『ࡧ=
2;言葉忘れちまったぜ&=
#12303;とか言うもんね…)
サクラは軽=
475;を叩いているが、そ=
;の場には嫌な緊張感=
12364;漂っている。
(それにし=
390;も、コイツ…不気味過=
366;よ…それにナ=
523;トの奴は何処に…)
彼女の脳裏=
395;は、長く気色悪い舌=
;でクナイを絡めとっ=
12390;いた姿が思い浮か|=
06;。
「…私達の『地の書』=
27442;しいでしょ…君達は『=
825;の書』だものね…」
何処からと=
418;なく『地の書』を取=
;り出した草隠れの下=
24525;。
サスケとサ=
463;ラの視線が一斉に、=
;草隠れの下忍の手に=
38598;まった。
「フフ…フフフ…」
そして、草&=
560;れの下忍が『地の書=
;』を口元まで運ぶ。=
span>
その不気味=
394;舌が伸びて『地の書=
;』に巻き付き、草隠=
12428;の下忍が口の中にü=
76;し込んだ。
蛇が獲物を'=
154;み込んで行くように=
;、ゆっくりと口の中=
12395;収まって行く。
「さァ…始めようじゃない=
span>…巻物の奪=
356;合いを…」
完全に最後=
414;で飲み込み、舌なめ=
;ずりをした。
サスケとサ=
463;ラは、草隠れの下忍=
;の放つ異様な雰囲気=
12395;動揺を隠せない。
「命懸けで……」
自らの眼球=
434;弄ぶ草隠れの下忍。=
;
形容し難い=
656;怖が2人を包み込む=
;と同時に、体中から=
39854;血が噴き出した。
手足をもぎ=
462;られ、抵抗する暇も=
;なく解体されて行く=
12290;
全身が血塗=
428;になり、トドメと言=
;わんばかり2人の額=
12395;クナイが突き刺さ|=
27;。
「「!!」=
301;
だが、現実=
398;2人は無傷であった=
;…そう肉体=
384;けは…。
(…=
230;幻術…!?)
許容量を遥=
363;に超越した恐怖で、=
;精神を刻まれた2人=
12399;地面に座り込んで{=
75;まった。
サスケは呼=
560;が荒く、両手を地面=
;に突くと身体の内部=
12363;ら熱いモノが込みÇ=
78;げてくる。
「ぐっ…うおえっ!!…」
(イヤ…これはただの殺気=
12384;…何て事だA=
281;!奴の眼を見ただけ=
;で…死をイメ=
540;ジさせたれた…)
胃の中にあ=
427;モノを全て吐き出し=
;、全身が震え始めた=
12290;
(な=
8230;何者だ…コイツ…!!)
今まで感じ=
383;事のない威圧感と恐=
;怖に、表情が歪む。=
span>
「サクラ……」
ふと、隣り=
395;いる少女に話し掛け=
;るが…サクラは!=
258;分以上に恐怖に身を=
;竦ませていた。
力なく地面=
395;座り込み、眼は虚ろ=
;で涙が溢れ出ている=
12290;
(ダメだ!=
492;処は逃げるしか…そうしな=
369;れば…『死しか=
303;ない!!)
状況は至っ=
390;最悪だ…相手は自=
998;以上の実力の持ち主=
;。
サクラも自=
998;も満足に動く事もで=
;きない。
絶体絶命・ =
118;望と言う言葉が最も=
;相応しき事態だ。
射抜くよう=
394;視線を向け続けてい=
;る草隠れの下忍。
震える身体=
395;鞭を打ち、サスケは=
;何とかクナイを取り=
20986;す。
(動け!!A=
289;
その様を特=
395;気にした様子なく、=
;草隠れの下忍は手首=
12384;けで無造作にクナ|=
52;を投げた。
狙いは戦意=
930;失しているサクラ。=
;
「!!」
サスケは『=
889;輪眼』を発動させ、=
;サクラに飛び掛かっ=
12383;。
そしてサク=
521;を抱えると巨木の陰=
;へと逃げ、身を潜め=
12427;。
「恐怖で痛=
415;で消し去る為に、咄=
;嗟に自分の身体を傷=
20184;けるとはね…フフ…やっぱりただの獲=
29289;じゃないわね…」
サスケ達に$=
867;げられたのに、草隠=
;れの下忍は満足げな=
31505;みを浮かべていたz=
90;
「ぐっ…うっ!!」=
サスケは右$=
275;に突き立てたクナイ=
;を勢い良く引き抜い=
12383;。
「サスケ君=
289;大丈―!!」
サクラはサ=
473;ケの怪我の心配をす=
;るが、最後まで言い=
32066;わる前に口を塞が|=
28;た。
(早く逃げ=
394;いと、此処も直に気=
;付かれる…どう逃げ=
427;…どう逃げ=
428;ば良い…)
自分より遥=
363;に力量を持つ相手を=
;目の当たりにして、=
12469;スケは錯乱してい|=
27;。
(…あのサスケ君が、=
12371;んなに取り乱すな|=
35;て…こんなサ=
473;ケ君…見た事が=
394;い…)
何時もクー=
523;な姿が、今は見る影=
;もない。
サクラが口=
434;塞がれ、サスケが逃=
;げる算段を考えてい=
12383;時、真上から長太{=
56;モノが降りてきた。=
「ん~~っA=
281;ん~~っ!」
その正体は=
823;きな蛇。
人独りぐら=
356;なら容易く飲み込ん=
;でしまいそうな程だ=
12290;
先の割れた!=
292;を忙しなく動かして=
;いる。
「サスケ君=
289;蛇!!」
サクラは口=
363;ら手を退かし叫ぶ。=
;
それに声に=
671;付き、サスケが蛇か=
;ら離れようと跳躍す=
12427;。
勿論、サク=
521;もその場を離れたが=
;、蛇の狙ったのはサ=
12473;ケであった。
(チィ…気が動転して蛇に=
12418;気付かねーとは…!!)
大蛇のお陰=
391;何とか、正気を取り=
;戻すサスケ。
だが次の瞬&=
291;……。
『さあ…始めようじゃない=
span>…巻物の奪=
356;合いを…命懸けで…』
草隠れの下=
525;が放った異常な殺気=
;が込められた眼光と=
12289;大蛇の鋭い瞳が重{=
94;って見えた。
先程の恐怖=
434;思い出し、思考が掻=
;き回される。
「うわああ=
354;!!来るなぁあ!!=
;」
両手に持て=
427;だけの手裏剣を構え=
;、大蛇に向けて放つ=
12290;
牙を剥いて#=
186;い掛かってきた大蛇=
;の顔面に、全ての手=
35023;剣が命中。
そして大蛇=
399;、大したダメージを=
;喰らっていない筈な=
12398;に力なく倒れた。
「ハア…ハア……
サスケは苦=
375;そうに肩で呼吸して=
;いる。
それで全て=
364;終わったと誰もが思=
;った時、大蛇の身体=
12364;異様に膨らみ始め{=
83;。
「お前達は=
968;瞬たりとも気を抜い=
;ちゃダメでしょ……獲୰=
9;は常に気を張って逃&=
#12370;惑うモノよ…」
生々しい大"=
503;の皮膚を突き破り、=
;醜悪な笑みを浮かべ=
12383;草隠れの下忍が姿|=
34;現す。
「…=
230;捕食者の前ではね=
span>…」
驚愕の表情=
434;浮かべている2人に=
;微笑むと、草隠れの=
19979;忍が下半身を蛇の|=
24;うになる。
サスケに向=
363;って、木の枝に身体=
;を巻き付かせ歩み寄=
12387;て行く。
草隠れの下=
525;がサスケ達までもう=
;少しと言った距離ま=
12391;来た時、4枚の手Ş=
23;剣と1本のクナイが=
空を切り飛来した。
サスケに歩=
415;を進める草隠れの後=
;頭部に襲い掛かった=
12364;、寸前の所で避け|=
27;。
「悪いなサ=
473;ケ…大勢の敵=
398;騒ぎは忍び…だったかA=
311;」
聞き覚えの=
354;る声が背後から聴こ=
;え、草隠れの下忍と=
12469;スケ達が一斉に振|=
26;向いた。
「それ以上=
399;……忘Ӛ=
8;ちまったぜ!」
そこにいた=
398;は金色の髪を持つ少=
;年、うずまきナルト=
12290;
『狐』と『"=
503;』の闘いが今始まる=
;…。