MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899A77/27.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
《お主は=
309;故…闇に染ま=
425;ぬ?》
【何言って=
435;だお前…?】
《その身に=
313;を宿らせ、里の者か=
;ら憎まれておるのに=
span>…》
【お前…誰だ?】
《何度も殺=
373;れ掛け…忌み嫌わ=
428;ておるのに…》
【質問に答=
360;ろ…お前は何 =
773;だ…】
《妾は『九=
614;』…『金毛白&=
754;九尾の妖狐』…数多なる=
934;魔の帝なり…》
【そうか…お前が俺=
398;中にいる『九尾』か=
;…】
《妾には理#=
299;出来ぬ…何故お主=
399;前に進める…》
【オイ…お前は何が言いた=
12356;?】
《妾には理#=
299;出来ぬ…何故お主=
399;前に進めるのだ…》
【オイ!『=
061;尾』…お前は俺=
395;何が言いたいんだ!=
;?…くっ!何=
384;?…光りが…!!】
【今の夢は=
309;だったんだ?】
ナルトは自=
998;の家にあるベッドで=
;眼が覚めた。
左腕もすっ=
363;り良くなり、ナルト=
;の怪我はほぼ完治し=
12383;。
つい先程ま=
391;見ていた夢の内容を=
;思い出そうとナルト=
12399;額に手を添える。
何時になく=
145;刻な表情をしている=
;ナルト。
だが、その&=
957;には可愛らしいナイ=
;トキャップ、薄い青=
33394;の寝巻きを纏って{=
56;る。
その姿は実=
395;愛らしかった。
「あら~や=
387;とお目覚め?」
一人暮らし=
434;している筈のナルト=
;の家に、何故か少女=
12398;声が……。
【オイ…何で朝っぱらから=
12362;前がいるんだ……いӗ=
8;?】
ナルトの視 =
218;の先には、白いエプ=
;ロンを掛け、お玉を=
29255;手に持った『新婚}=
23;ック』の『山中いの=
』が立っている。
間違いなく=
152;夜は、ナルト以外誰=
;もいなかった筈だ。=
span>
【家の鍵は=
152;夜に変えたばかりだ=
;……どӓ=
8;やって入って来た?&=
#12305;
「イキナリ=
833;礼ねー。…ちゃんと=
572;関から入って来たわ=
;よ…コレで…」
そう言って=
289;いのが取り出したの=
;は無数の鍵束であっ=
12383;。
「何個も作=
387;てる内に、慣れちゃ=
;ったのよねー。…5分もあ=
428;ば完成するわ」
【それを寄$=
234;せ!!】
ナルトは鍵=
463;に向かって、思い切=
;り手を伸ばす。
これ以上い=
398;にプライベートを探=
;られたらたまらない=
12290;
「ナルトの&=
972;みでも、それはダメ=
;よー」
ヒラリと華(=
599;に回避するいの。=
しかし、ナ=
523;トの視線は鍵束に向=
;けられたままだ。
後ろを向き=
289;一度諦めたフリをし=
;てから、ナルトはい=
12398;に飛び掛った。
「キャッ♪」
いのは何故=
363;嬉しそうな悲鳴を上=
;げる。
その理由は…ナルトが'=
131;び掛った事により、=
;いのが床に押し倒さ=
12428;る形になったから{=
84;。
決して不埒=
394;事を考えての行動で=
;はなく、あくまでも=
37749;束を奪取する為で{=
54;る。
「結構大胆=
394;のねー何なら病室の=
;時みたいに、、また=
31169;の胸で泣いてみるʍ=
11;」
ニンマリと=
213;ち誇った笑みを浮か=
;べる。
それに対し=
390;ナルトの顔面は、燃=
;え盛るように真っ赤=
12395;染め上がった。
人前で、し=
363;も女の子に抱き付い=
;て涙を流したのだ。=
span>
思い返して#=
211;れば、それは年頃の=
;男の子にとって、物=
20932;く恥ずかしい行為……。
その場面が=
459;ラーで、ナルトの脳=
;裏に思い出される。=
span>
ナルトはド=
479;ドタと慌しく洗面所=
;に駆け込み、鍵を掛=
12369;た。
余程恥ずか=
375;かったらしい……。
「フフ…勝ったわ!」
かなり面白=
356;ネタを手にしたいの=
;は、この先どういう=
39080;にナルトを扱き使{=
62;うか考えていた。<=
span
lang=3DEN-US>
『白飯』・=
302;大根の味噌汁』・『=
;鮎の塩焼き』・『白=
33756;の漬物』が所狭し{=
92;テーブルの上に並ん=
でいる。
これら全て=
399;いのの手作り…ナルトの=
397;食を作る為に、合鍵=
;を作ってまで家に来=
12383;のだ。
【これ…いのが作ったのか=
65311;】
見た目も良=
367;、食欲を嗅ぎ立てら=
;れる匂いがナルトの=
40763;腔を擽る。
「そうよ…美味しそ=
358;でしょ?」
【あ、ああ……】
毎日ラーメ=
531;とお汁粉を食べてい=
;たナルト、こんな御=
39347;走は見た事がなか{=
87;た。
お預けを喰=
425;った飼い犬のように=
;、ジィ~と料理を凝=
35222;する。
「ほら!食=
409;ましょうよ、ナルト=
;」
【あ、ああ……】
『頂きます=
303;と行儀良く手を合わ=
;せると、ナルトは箸=
12434;手に持ち、料理をÖ=
75;に運ぶ。
『白飯』を=
027;役に、『味噌汁』・=
;『鮎の塩焼き』・『=
30333;菜の漬物』を順番{=
95;食べて行く。
―う…美味い…こんな美味い物食=
12409;た事ないぞ!
ナルトは今=
197;上の速さで、料理を=
;食べ始めた。
誰に盗られ=
427;理由でもないのに、=
;大慌てで平らげて行=
12387;た。
自分の作っ=
383;料理を美味しそうに=
;食べているナルトを=
12289;いのはジッと見つ|=
17;ている。
(練習した=
002;斐があったわー)
ナルトと出=
250;ってから今まで、い=
;のは母親に料理を教=
12431;っていた。
母曰く『男=
399;手料理に弱いのよ』=
;と自らの経験談を踏=
12414;えながら、『いの}=
10;マ』は愛娘に説いた=
。
そして、他=
398;娘達に出遅れないよ=
;うに必死で料理の練=
32722;をしたのだ。
【いの!お=
363;わり!】
専用の茶碗=
434;突き出すナルト。=
そんなナル=
488;に、いのは笑顔で答=
;え、茶碗に炊き立て=
12398;『白飯』をよそっ{=
83;。
【此処まで=
936;ったのは生まれて初=
;めてだ…】
あれからナ=
523;トは、10杯もおか=
;わりを繰り返すと『=
12372;馳走様』と手を合|=
31;した。
「お粗末様=
301;
いのもそう$=
820;して、食器を台所の=
;流しに運ぶ。
「ナルトー=
289;アンタ今日は任務あ=
;るの?」
スポンジに=
569;量の洗剤を付け、一=
;枚一枚丁寧に洗う。=
span>
【ああ…カカシから集合を=
36016;ってる…】
満腹になっ=
383;お腹を擦り、ナルト=
;は応えた。
その表情は=
392;ても幸せそうだ。=
「私も午前=
013;に任務が入ってるか=
;ら、洗い物終わった=
12425;行くわね」
【今日は助=
363;った…最近、碌=
394;モノを食べてなかっ=
;たからな…】
それから暫=
367;して、いのは洗い物=
;が終わるとナルトの=
23478;を出て行った。
いのもナル=
488;と同じ下忍であり、=
;任務が入っている。=
span>
【さて…俺もそろそろ行く=
12392;するか】
額当てを力=
375;く締め、首の関節を=
;『コキコキ』と鳴ら=
12377;。
念の為、家=
395;鍵を掛ける…それから=
490;ルトは表情を変えた=
;。
偽りの姿を#=
013;い、下忍の『うずま=
;きナルト』に……。
「うらぁ!=
170;日も任務バリバリや=
;ってやるってばよォ=
65281;!」
地面を強く$=
275;で弾き、ナルトは走=
;り出す。
「うおォオ=
361;お!!マッハ5―――!ᦀ=
1;!」
時は進み、=
032;たなる物語が始まる=
;。
「グッ!モ=
540;ニーン!!サクラち=
;ゃん!!」
カカシの指=
450;した待ち合わせ場所=
;には、既にサスケと=
12469;クラの両名が揃っ{=
90;いた。
近くまで来=
383;所で、ナルトはサス=
;ケと目線が合う。
「…=
230;…」
険悪な雰囲=
671;にオロオロするサク=
;ラ。
「「フン!=
301;」
終いにはお=
114;いが顔を背けた。=
(あ~また=
384;わ!この2人…波の国か=
425;帰って来てから変な=
;のよね…う゛~何=
384;か気詰まり……)
波の国でナ=
523;トを庇った事から照=
;れているサスケ、そ=
12428;に前回の時に身体|=
34;張ってアスマや紅に=
知らせた事も関係あ=
2427;。
ナルトはた=
384;合わせているだけ=
…別にサス=
465;の事なんて特に思っ=
;ていない。
(早く来い=
469;い!カカシ先生!!=
;しゃーんなろー!!=
65289;
徐々にテン=
497;って来たサクラ。=
1時間が経$=
942;…来ない。
2時間が経$=
942;…まだ来な=
356;。
そして3時&=
291;が経過した頃……。
「や=
8213;―諸君おはよう!今=
26085;は道に迷ってな……」
3時間もの$=
933;刻をしたのに、悪び=
;れた様子もなくカカ=
12471;は言いのける。
《いつも真&=
996;で大ウソ突くなっ!=
;!大概にしろ!》
「カカシ先=
983;が遅刻して来たから=
;、私達大変な目にあ=
12387;たのよ!」
「そうだっ=
390;ばよ!俺死ぬかと思=
;ったってばよ!」
ナルトとサ=
463;ラは河に流され遭難=
;し、文字通り死に掛=
12369;た。
サスケは他=
398;上忍達に知らせる為=
;、毒に侵されながら=
12418;里に戻り、その後ø=
47;識を失った。
怒りたいの=
418;無理はない。
「…それに関しては言=
12356;訳はしない…済まなか=
387;たなお前達…」
カカシにし=
390;は珍しく謝罪の言葉=
;を述べる。
「もうこれ=
363;らは絶対に危ない目=
;には遭わせない…約束する=
301;
更には、眠=
383;そうな眼をちゃんと=
;開いて真剣な表情を=
12375;て言った。
「先生がそ=
358;言ってくれるなら良=
;いんですけど……」
「じゃあ…遅刻もこ=
428;からはしないってば=
;?」
危ない目に$=
973;わせない=遅刻せず=
;に毎日来る…と言った=
041;式がナルトの頭に浮=
;かぶ。
「そ=
8230;それはまあ=
…善処する…<=
/span>」
後頭部をポ=
522;ポリと掻きながら、=
;カカシは言葉を濁す=
12290;
それを見たA=
299;人は…『コイツ…絶対にや=
427;…』と思っ=
383;とか、思わなかった=
;とか…。
「あのさ!=
354;のさ!カカシ先生さ=
;ァ!俺ら7班、最近=
12459;ンタンな任務ばっ{=
63;じゃん!?」
両の拳を胸=
398;前で握り締め、ナル=
;トは熱弁する。
「俺がもっ=
392;活躍できる何かこう=
;…もっと熱=
356;のねーの!?こう、=
;俺の忍道をこう!心=
12398;こうさァ…!!」
「あーハイ=
495;イ…言ーたい=
107;は大体分かったから=
;……」
言っている=
107;は無茶苦茶だが、カ=
;カシはナルトの言い=
12383;い事が大体分かっ{=
83;。
だが、ナル=
488;の内心ではこう思っ=
;ていた。
―怪我のせい=
391;、『Sランク』の任=
;務が出来なかったか=
12425;な…腕が疼く…。
ナルトがい=
398;の胸で泣いた後、少=
;しだけだが『九尾』=
12398;治癒力が戻り、す{=
68;に怪我が完治した。=
更には、ナ=
523;ト自身のチャクラも=
;ある程度調子を取り=
25147;し、以前の状態にû=
47;った。
「それはま=
383;今度な…取り敢え=
378;は任務に行くぞー!=
;」
「オッス!A=
281;」
「アンタさ=
387;きから煩いわよ!」=
;
ナルトの騒=
364;しさに、サクラが頭=
;ごなしに怒鳴る。
本日の任務=
302;紛失物捜索』終了=
……。
「フ~~……」
「もう無茶=
377;るからよォ!」
色々と無駄=
395;頑張ったナルトはボ=
;ロボロになり、サク=
12521;に肩を借りているz=
90;
「フッ…ったく世話の妬け=
12427;奴だな…」
サスケが小=
373;く呟いた言葉に、ナ=
;ルトはカチンと来た=
12290;
本来ナルト=
398;実力は、軽くサスケ=
;を凌駕している。
「ムッキィ――!ᦀ=
1;ザスゲ―――!ᦀ=
1;」
怒りながら=
418;演技するナルトは、=
;ジダバダと暴れ出す=
12290;
「ナルト!=
371;れ以上暴れたらトド=
;メ刺すわよ!!」
「ん=
8213;―最近チームワーク=
12364;乱れてるなァ…」
カカシの言!=
865;通り、最近のナルト=
;とサスケはギクシャ=
12463;していた。
「そーだ!=
381;ーだ!チームワーク=
;乱してんのはテメー=
12384;よサスケ!いつもÑ=
86;しゃばりやがって!=
!」
更に暴れ出=
377;ナルト。
「そりゃお=
069;だ、ウスラトンカチ=
;…そんなに=
458;レに借りを作りたく=
;ねーなら…オレより=
375;くなりゃいーだろが=
;」
ナルトの表=
773;が険しく歪む。
―このガキ…うちは一=
063;の歴史を此処で終わ=
;らせてやろうか?
(なーんか=
132;より仲悪くなったわ=
;ね…)
サクラはそ=
358;思った。
(ちくしょ=
358;!イラつくぜ…外にはオ=
524;より強い奴がゴロゴ=
;ロいやがるってのに=
span>…こんな任=
209;ばかりチンタラと=
…)
親指の爪を=
107;みながら、サスケは=
;表情を険しくする。=
span>
『イチャパ=
521;』を片手に、横目で=
;その様子を見ている=
12459;カシ。
その時だっ=
383;…『ピィー=
498;ョロロー』と大きな=
;鳥が木ノ葉の里上空=
12434;旋回していた。
「さーてと=
381;ろそろ解散にするか=
;、オレはこれから、=
12371;の任務の報告書をÿ=
52;出せにゃならん……」
カカシは大=
365;な鳥を一瞥すると、=
;ナルト達に伝える。=
span>
「…=
230;なら帰るぜ」
そう言って=
368;初に反応したのはサ=
;スケ。
「ねェーサ=
473;ケ君待ってー!」=
「…=
230;…」
「ねェ、あ=
398;ねェ…これから=
373;ー♪」
背を向けて=
112;ろうとするサスケを=
;、サクラは呼び止め=
12427;。
「私と2人=
391;ェー♪チームワ=
540;ク深めるってのは=
―――」
「お前もナ=
523;トと同じだな」
最後まで言=
358;までもなく、サスケ=
;に遮られた。
「オレに構=
358;暇があったら術の一=
;つでも練習しろ」
「ハッキリ#=
328;ってお前の実力はナ=
;ルト以下だぞ」
内なるサク=
521;に、『ナルト以下』=
;と書かれた巨大な岩=
12364;降り注ぐ。
それを何と=
363;踏ん張り、耐え切る=
;。
その間に、=
469;スケは両手をポケッ=
;トに入れるとスタス=
12479;と帰って行った。
(そうね…私ったら=
393;の任務でもそう…一番、良=
356;とこ無しだもんね=
…)
ガックリと =
937;を落とし、サクラは=
;項垂れる。
「サクラち=
419;ーん!サスケなんか=
;ほっといて2人で修=
34892;しようってばよ!ʌ=
81;」
そうは言っ=
390;いるが、本当にサク=
;ラと修行をしたい理=
30001;ではない。
自分に興味=
434;持っていないサクラ=
;だからこそ言えるの=
12384;。
実際の所、=
469;クラはナルトに興味=
;を持ちつつあるのだ=
12364;…。
何時の間に=
363;カカシの姿が消えて=
;いた。
―先程の鳥…何かの合=
259;か?
思考が暗部=
398;モノへと変わった。=
;
だが、それ=
399;すぐに元へ戻す。=
「よーしィA=
281;サスケにも負けねっ=
;てばよ!俺の眼には=
20462;行ォーの2文字――♪」
両手を挙げ=
390;元気良く叫ぶナルト=
;、しかしその背後に=
12399;一つの影が近づき{=
88;つあった。
「ん?」
ナルトはそ=
398;気配に気付き、後ろ=
;を振り向く。
そこには如=
309;にも怪しい物体が存=
;在していた。
ダンボール=
665;に亀の甲羅のような=
;ひび割れがあり、覗=
12365;穴と思われる小さ{=
94;黒い点が2つ付いて=
いる。
―岩…=
230;!?…のつもりか=
……!
気付かぬフ=
522;をして、怪しい物体=
;に背を向け歩き出す=
12290;
すると、怪=
375;い物体までゴソゴソ=
;と着いて来た。
「―と!前を向くと見=
12379;掛けてフェイントʍ=
74;!」
今朝、いの=
395;仕掛けた『あのフェ=
;イント』であった。=
span>
「そんなに=
495;四角で適度な穴が2=
;つ開いてる岩がある=
12363;ァ!!バレバレだ{=
87;つーの!!」
口ではそう#=
328;っているが、内心で=
;は少しビビっていた=
12490;ルト。
人間、未知=
394;る物体と遭遇した時=
;、恐怖を覚えるのは=
33258;然の摂理だ。
「!!」
怪しい物体=
399;ビクッと身体……を༚=
3;わせる。
そして、中=
363;ら3人の子供が姿を=
;現した。
「さすがオ=
524;の見込んだ男!オレ=
;のライバルなんだな=
12289;コレ!!」
3人の中心=
391;腕を組んでいるのは=
;『木ノ葉丸』。
これでも三=
195;目火影の孫である。=
;
向かって左=
596;にいる男の子は『ウ=
;ドン』。
少々おっと=
426;としてノンビリ屋だ=
;が、忍者アカデミー=
21021;等部では成績は良{=
56;方だ。
その反対側=
395;いるの女の子は『モ=
;エギ』。
勝気だが甘=
360;ん坊で、ナルトによ=
;く懐いている。
「なんだァ…木ノ葉丸$=
948;か…ん!?何=
384;お前ら…ゴーグル=
394;んかしちゃってさ=
…」
「へへへェ…昔の兄ち=
419;ん真似しちゃったの=
;さ、コレ!」
嬉しそうに&=
989;に位置するゴーグル=
;を両手で触る。
「ふ~~ん=
301;
だがナルト=
398;反応は冷めていた。=
;
「ふ~~ん=
387;てコレ!何か最近、=
;兄ちゃんリアクショ=
12531;冷たいぞォ!」
ビシィと木=
494;葉丸はナルトに向か=
;って指差す。
「―で何か用なのか?=
12301;
頭の後ろで=
001;手を組み、興味なさ=
;そうに聞いた。
「あのね!=
522;ーダー!これからヒ=
;マ!?」
モエギが一=
497;前に踏み出し、ナル=
;トに言った。
「ん~ん!=
371;れから修行ォ―!!」
並の修行で=
399;何にもならないので=
;、自分の影分身と組=
12415;手でもしようと思{=
87;ていた。
「えぇ~!A=
281;今日は忍者ゴッコし=
;てくれるって言った=
12376;ゃあん!!コレェ}=
40;!!」
「あ=
8230;ハハ…そうだっけかなァ=
span>……」
―コイツらと$=
938;ぶと異常に疲れるか=
;らな…
『Sランク=
303;任務を軽々とこなす=
;ナルトが疲れる程の=
36938;びとは一体何だろ{=
58;…。
「フン…忍者が忍者ゴッコ=
12375;てどーすんのよ…」
忘れていた=
364;サクラはまだ近くに=
;いた。
サスケに言=
431;れた事がショックで=
;、負の感情を纏って=
12356;る。
その辺りだ=
369;異様にダークな雰囲=
;気だ。
(それにし=
390;もコイツ以下…そりゃ確=
363;に何度も助けられた=
;けど…)
ジィ~と射=
244;くようにナルトを凝=
;視する。
「兄ちゃんA=
281;この姉ちゃん誰!?=
;」
―何故に俺を#=
211;る?…何か悪い=
107;したか?
心当たりが=
394;いので、内心で首を=
;傾げる。
(ずっと兄=
385;ゃんの事を喰い殺す=
;ような眼でみてるな=
12289;コレ…)
ナルトとサ=
463;ラの関係を8歳児に=
;て真剣に考える木ノ=
33865;丸。
ほんの数秒=
391;答えが出て、右拳を=
;左の掌に打つ。
「兄ちゃん=
418;スミに置けないなァ=
;…」
「は?」
「あいつっ=
390;兄ちゃんの…コレ!」
そう言って=
567;指を勢い良く立てた=
;……8ા=
7;児にしてこのジェス&=
#12481;ャーを知っている=
392;は…。
「へへへ…も=
8213;!君たちはガキの=
21106;には鋭い―」
「ちが―――う!!」
演技上で照=
428;たフリをしていたナ=
;ルトの横っ面を、サ=
12463;ラはグーで思い切|=
26;殴り付けた。
踏み込み、!=
136;の回転、狙いの角度=
;…どれを取=
387;ても一流のハードパ=
;ンチャーだ。
通常時の5=
106;増しで吹っ飛んで行=
;くナルト。
何度も地面=
434;バウンドして、木製=
;の塀へ激突する。
「ヤダァーA=
281;リーダー!死んじゃ=
;やだー!!」
モエギが荒=
293;しくナルトの肩を揺=
;らす。
「このブー=
473;!ブース!!」
木ノ葉丸は$=
960;くからサクラに向か=
;って叫ぶ。
それを聞い=
383;サクラは指の関節を=
;鳴らし、内なるサク=
12521;のチャクラは通常{=
98;倍以上に膨れ上がる=
。
「では確か=
395;預かりました」
「ナルトの=
900;…仲間と上=
163;くやれてますか?」=
;
「ま!ぼち=
412;ちね!」
イルカの問=
356;に、カカシは目線を=
;逸らしながら答えた=
12290;
「最近忙し=
367;て…まだ帰っ=
390;来てから一度も会え=
;てませんから…少し心配=
391;…」
「イルカ先=
983;も御存知の通り、う=
;ちはサスケも一緒な=
12435;でライバル視して{=
99;ギクシャクしてます=
けど…」
忍者アカデ=
511;ー時代、ナルトの担=
;任だったイルカ。
「結果とし=
390;実力はバリバリに伸=
;びてますよ…尊敬する=
450;ナタに追い付くぐら=
;いに…!」
その口調か=
425;して、カカシもナル=
;トの正体に気付いて=
12356;ないようだ。
「…=
230;どうですか!」
「な=
8230;何で俺まで=
……」
地面に大の=
383;になって伸びていた=
;。
乙女に対す=
427;禁句を言った木ノ葉=
;丸も同様だ。
「木ノ葉丸=
531;、大丈夫?」
ウドンが心%=
197;そうに2人を覗き込=
;む。
「…ったく、あのブス=
12487;コぴかちん…アレで女=
363;よ、マジでコレ…ねェ兄ち=
419;ん…」
頭を押さえ=
289;涙ぐみながら愚痴を=
;垂れる木ノ葉丸。
「ぎゃああ=
354;ああっ!!」
凄まじい勢=
356;と形相で追いかけて=
;来た。
ナルト・木=
494;葉丸・ウドン・モエ=
;ギは一目散に逃げ出=
12377;。
だがその時……。
「キャッ!=
301;
モエギが何=
363;にぶつかり、尻餅を=
;つく。
「いてェー=
376;ゃん……」
目線を上に=
978;げると、そこには男=
;女2人の忍が立って=
12356;た。
額当てのマ=
540;クからして、『砂隠=
;れの里』だと言うの=
12364;分かる。
男の方は、&=
989;当てを頭巾のように=
;被り、背中には人程=
12398;大きさの何かを背Ũ=
00;っていた。
女の方は、&=
989;当てを首元へ巻いて=
;いて、背中には巨大=
12394;扇子が見える。
「何かしら…」
カカシが大=
365;な鳥を見た頃と同時=
;期、紅も何か思う所=
12364;あった。
紅班には『=
356;塚キバ』・『油女シ=
;ノ』・『日向ヒナタ=
12303;がいて、3人ともŐ=
18;々しく呼吸をして球=
形していた。
「チィ…今すぐかよ=
…」
アスマ班は=
082;に任務を終わらせて=
;おり、『奈良シカマ=
12523;』・『秋道チョウ|=
72;』・『山中いの』の=
3人に茶を奢ってい=
2383;。
「あぅ…」
「いてーじ=
419;ん…くそガキA=
281;」
砂隠れの忍=
364;、自分にぶつかった=
;モエギの胸倉を掴み=
30446;の高さまで持ち上{=
70;る。
「やめとき=
394;って!後でどやされ=
;るよ!」
もう一人が=
490;めさせようと宥めた=
;。
「ごめんな=
373;い…私がふざ=
369;てて…」
(何なの、=
371;の人達…)
サクラは謝=
387;たが、内心では怪し=
;んでいた。
「こらデブA=
281;その手を離せってば=
;よ!!」
(フン…コイツら木ノ葉の=
19979;忍ってとこじゃん……)
ナルトの額=
403;てを一瞥する。
「うるせー=
398;が来る前にちょっと=
;遊んでみたいじゃん=
span>…」
「ぐ=
8230;うっ…」
そう言って=
289;モエギの身体を更に=
;持ち上げる。
「てめー!A=
281;」
声を荒げ、=
490;ルトは砂隠れの忍に=
;向かって駆けた。
ちょうど、=
490;ルトの足元に薄いチ=
;ャクラの糸が張り巡=
12425;れた。
―コイツ…傀儡使いか=
…。
傀儡使いと=
399;、文字通り傀儡を操=
;って戦う忍の事であ=
12427;。
足元に張り=
033;られたチャクラの糸=
;を避け、砂隠れの忍=
12398;一歩手前まで近寄{=
87;た。
「へェ…結構やるじゃん。=
span>…木ノ葉の=
979;忍ってのはよォお!=
;」
(こ=
8230;こいつらって国外=
12398;…何でこん=
394;とこに…)
だが、砂隠=
428;の忍はモエギの首を=
;締め上げるように持=
12385;上げる。
「く=
8230;苦しいよぅ=
…」
「モエギ!=
301;
「モエギち=
419;ん!」
木ノ葉丸と=
454;ドンがそれぞれ叫ぶ=
;。
「コラ!こ=
398;黒ブタ!モエギを放=
;さないとこの俺が許=
12373;ないぞ!デブ!バ|=
59;!!」
罵詈雑言を=
520;きまくるナルト。=
「バカはア=
531;タよ!相手煽ってど=
;ーすんのよ!」
「ムカつく=
376;ゃん…お前…オレ…大体チビって大嫌=
12356;なんだ…」
砂隠れの忍=
399;左手で拳を握る。=
「オマケに=
180;下の癖に生意気で=
…殺したく=
394;っちゃうじゃん…」
「あーあ…私知らね=
540;よ…」
もう止める=
398;は無理…と言った'=
080;に投げやりな砂隠れ=
;の忍。
涙をボロボ=
525;流しているモエギに=
;、砂隠れの忍が拳を=
25918;った瞬間…。
恐ろしい程=
117;々しい殺気が、砂隠=
;れの忍に絡みついた=
12290;
【オイ…お前…それ以上何かして=
35211;ろ…生きて里=
434;出られると思うなよ=
;…】
静かだが、%=
325;々しい雰囲気の声が=
;響く。
(な=
8230;何者じゃん=
…コイツ…)
ナルトの金'=
658;が逆立ち、碧眼が縦=
;に裂け、獣のような=
30643;と化す。
前回の事件=
363;らして見て、怒りが=
;ある程度まで達する=
12392;獣のような瞳が姿|=
34;現すようだ。
ギラリと砂&=
560;れの忍を睨み付ける=
;ナルト。
(コイツ…我愛羅よ=
426;……)
砂隠れの忍=
398;腕が、自分の意思と=
;は関係なく震え始め=
12383;。
そして、ナ=
523;トが砂隠れの忍に殴=
;り掛かろうとした時=
span>……。
石つぶてが=
289;モエギを持ち上げて=
;いる方の腕に直撃す=
12427;。
「くっ…!」
その衝撃で=
289;モエギから手を離し=
;てしまった。
「他所んち=
398;里で何やってんだテ=
;メーは…」
その声の出=
152;は木の枝の上であり=
;、そこにはサスケが=
25331;大の石を弄んでい|=
27;姿があった。
「サスケく=
540;ん!!」
余りにも渋=
356;登場の仕方に、サク=
;ラは黄色い歓声を上=
12370;る。
―来るのが遅=
356;んだよ…うちはの=
460;キ…。
内心、毒づ=
356;てナルトは普段の状=
;態へと戻った。
「…失せろ」
「クッ…ムカつくガキが、=
12418;う一人…」
石つぶてが=
452;撃した手首を、押さ=
;えながら砂隠れの忍=
12364;呟く。
「モエギ…悪かった=
394;…怖い目に$=
973;わせて…」
砂隠れの忍=
364;ハッとして、声のす=
;る方へ視線を向ける=
12290;
自分の半径A=
297;メートル以内の場所=
;に、モエギを抱き抱=
12360;たナルトの姿があ{=
87;た。
忍として常=
085;頃、自分の周りの気=
;配を察知し警戒して=
12356;た。
だが、幼女=
434;抱いている金髪の少=
;年の気配を感じる事=
12364;出来なかった。
(コイツ…何時の間=
395;…やっぱ只 =
773;じゃないじゃん…)
先程、自分=
395;向けられた眼を思い=
;出して、背筋が震え=
12427;。
「サスケ…遅かった=
376;ゃねェーか…見てたん=
394;ら早く出て来いって=
;ばよ」
ナルトはモ=
456;ギを抱き抱え、サス=
;ケに背を向けたまま=
35328;った。
「フン…この程度、自分で=
20309;とかしやがれ…ウスラト=
531;カチ…」
鼻で笑い、=
469;スケはナルトに視線=
;を向ける。
「それと……」
ナルトの言!=
865;はまだ終わらず、更=
;に続けた。
【サスケの=
453;対側の枝に、ひょう=
;たんを背負ってぶら=
19979;がってる奴…静観して=
394;いで止めたらどうだ=
;…】
背を見せて=
356;たナルトは、少しだ=
;け振り向いて、獣と=
21270;した瞳で睨む。
その言葉を =
862;いて、そこにいる皆=
;が一斉に振り向いた=
12290;
「!」
「!」
「!」
「!」
「カンクロ=
454;…止めてお=
369;…里の面汚=
375;め…」
「ガ=
8230;我愛羅…」
我愛羅と呼=
400;れた砂隠れの忍、背=
;中には巨大なひょう=
12383;んを背負い、眼のØ=
08;りには彫りの深い隈=
がある。
(コイツ…何時の間=
395;オレの隣りに…!!)
サスケの額=
363;ら一筋の汗が流れる=
;。
(…=
230;カカシ並の抜き足=
12384;ぜ…)
すぐ隣りに=
621;たのに、サスケは一=
;向に気付かなかった=
12290;
「ケンカで=
049;を見失うとは呆れ果=
;てる…何しに木=
494;葉くんだりまで来た=
;と思ってる」
薄暗い闇の=
213;から響いてくるよう=
;な声。
「聞いてく=
428;…我愛羅、=
467;イツらが先に突っ掛=
;かって来たんだ…!」
自分よりも=
180;下で、小さい相手な=
;のにカンクロウは何=
20966;か怯えていた。
「黙れ…殺すぞ」
視線だけで=
154;を殺せるような眼光=
;を放つ。
カンクロウ=
399;諸にそれを受け、震=
;える。
「わ=
8230;分かった、オレが=
24746;かった…」
「ご=
8230;ゴメンね…<=
/span>ホントゴメン…」
砂隠れの忍=
391;ある少女の名は『テ=
;マリ』。
男勝りの性=
684;と気性の激しさが特=
;徴だが、我愛羅の前=
12391;は大人しくなる。
「悪いのは=
459;ンクロウだ…姉さんじ=
419;ない…」
我愛羅の気=
615;は残虐で荒々しいが=
;、何故か姉であるテ=
12510;リの言う事は聞くz=
90;
この3人、=
455;は兄弟である。
長女がテマ=
522;、長男がカンクロウ=
;、そして末っ子の我=
24859;羅…。
何故、我愛 =
645;がテマリの言う事を=
;聞くのかは後々語ら=
12428;る。
(コイツが&=
957;か…嫌な眼を=
375;てやがる…)
「君達悪か=
387;たな…」
心の込めら=
428;ていない謝罪を述べ=
;、我愛羅は『瞬身の=
34899;』で姿を消す。
(あのカン=
463;ロウにいとも簡単に=
;石つぶてを当てると=
12399;…出来るな…コイツ…)
サスケと目 =
218;が合った我愛羅は、=
;そう思った。
(それより=
418;…オレの気%=
197;に気付いた金髪の奴=
;が放ったチャクラ
次の瞬間、=
459;ンクロウとテマリの=
;間に姿を現す。
「どうやら=
089;く着き過ぎたようだ=
;が…オレ達は$=
938;びに来た理由じゃな=
;いんだからな…」
「分かって=
427;って…」
「行くぞ」
背を向けて=
289;2人を連れ添って場=
;を去ろうとする。
その後姿を=
469;クラが呼び止めた。=
;
「何だ?」
「額当てか=
425;見て貴方達…砂隠れの=
525;よね…」
先程から気=
395;なっていた事を口に=
;出す。
「確かに木=
494;葉の同盟国ではある=
;けれど…両国の忍=
398;勝手な出入りは条約=
;で禁じられている筈=
span>…」
サクラの表=
773;が何時になく真剣な=
;モノになっている。=
span>
「目的を言=
356;なさい!場合によっ=
;ては貴方達をこのま=
12414;行かす理由にはい{=
63;ないわ…」
「灯台下暗=
375;とはこの事だな…何も知ら=
394;いのか?」
『ハイ!通"=
892;証』と言って、懐か=
;ら手帳のようなモノ=
12434;取り出す。
「お前の言=
358;通り、私達は砂隠れ=
;の下忍…中忍選抜#=
430;験を受けに、この里=
;へ来た」
「中忍選抜#=
430;験…?」
―何だそれはA=
311;…聞いた事=
394;いぞ…。
ナルトは、=
180;中『Sランク』任務=
;を請け負っていた為=
12289;里のシステムの事{=
99;何も知らない。
「本当に何=
418;知らないんだな…」
テマリは呆=
671;に取られながら続け=
;る。
「中忍選抜#=
430;験とは…砂・木ノ!=
865;の隠れ里とそれに隣=
;接する小国内の中忍=
12434;志願している…
優秀な下=
525;が集められ行われる=
;試験の事だ…。
合同で行=
358;主たる目的は、同盟=
;国同士の友好を深め=
span>…
忍のレベ=
523;を高め合う事がメイ=
;ンだとされるが、そ=
12398;実…隣国との=
497;ワーバランスを保つ=
;事が各国の緊張を
「木ノ葉丸=
387;てばよ!俺も中忍選=
;抜試験ってのに出て=
12415;よーかなァ…」
ナルト自身=
364;聞いた筈なのだが、=
;テマリの話しをそっ=
12385;のけだった。
「てめー!$=
074;問しといてこのヤロ=
;ー!最後まで聞けー=
65281;」
「お前、話=
364;長過ぎるってばよ=
…」
『ブーブー=
303;と文句を垂れるナル=
;ト。
これでは話=
364;進まないと思ったの=
;か、木の枝にいたサ=
12473;ケがサクラの眼のÒ=
69;に『瞬身の術』で移=
動した。
「おい!そ=
371;のお前…名は何て#=
328;う?」
サスケは、=
456;手を射抜くような視=
;線で睨み付ける。
対する我愛 =
645;は何の感情も含まれ=
;ていない視線を向け=
12383;。
「…オレもお前に興味=
12364;ある…名は?」
「!=
8230;…うちはサスケだ
久々に骨の=
354;る相手を出会ったせ=
;いか、サスケの体内=
12434;流れる『うちは一Ą=
63;』の血が騒ぐ。
自己紹介が =
066;わり、無言で対峙す=
;る2人…。
そんな中、=
490;ルトが隣りにいるサ=
;クラに話し掛けた。=
span>
因みにモエ=
462;は、まだナルトの腕=
;の中にいる。
「あーゆー=
637;開って、生涯ライバ=
;ルになるパターンだ=
12387;てばよ」
「アンタね=
455;…今はシリ=
450;スな場面なの!少し=
;黙ってなさい!」
「おい…そこの金髪の奴
沈黙が続い=
390;いた両者だったが、=
;我愛羅がナルトに向=
12363;って口を開いた。
「お前にも!=
288;味がある…何と言う=
517;だ…?」
淡々とした=
475;調…しかし我=
859;羅の身体からは攻撃=
;的なチャクラが立ち=
26119;っている。
そのチャク=
521;を感じたナルトは、=
;口元を楽しそうに歪=
12414;せた。
【うずまき…ナルト…】
一方、ナル=
488;の身体からもチャク=
;ラが溢れ出す。
ナルトと我=
859;羅の2人以外は、何=
;が起こっているか理=
35299;出来ない。
チャクラを=
863;知できる許容量を遥=
;かに越えている為、=
12490;ルトと我愛羅のチ}=
15;クラが感じられない=
のだ。
下忍NO.1ルーキ=
540;と言われたサスケで=
;さえも例外ではなか=
12387;た。
先程から無"=
920;情を保っていた我愛=
;羅が、ナルトのチャ=
12463;ラを感じ、笑みをĘ=
14;かべる。
「うずまき=
490;ルト…覚えてお=
371;う…」
その一言を=
531;すと、我愛羅は左右=
;にいる2人に目配せ=
12434;する。
「行くぞ」
最初に我愛 =
645;の姿が消え、次いで=
;カンクロウとテマリ=
12398;姿が消えた。
(フン…面白くなって来た=
12380;…)
そう言った=
469;スケの表情は自信満=
;々だった。
―砂瀑の我愛 =
645;…俺と同じ=
250;いだ…。
ひょうたん=
434;持った少年の中から=
;、もう一つのチャク=
12521;を感じる。
自分と同じ=
391;、体内に何かを宿し=
;ているのかもしれな=
12356;。
―それと…すぐ近くにチャク=
12521;が3つ…何処の里=
398;奴だ?
暗部の任務=
392;して、他の里に所属=
;している忍と戦った=
20107;のあるナルト。
相手のチャ=
463;ラを感じれば、大体=
;何処の里の忍か分か=
12427;。
だが、今感=
376;た3つのチャクラ=
…決して大=
365;くはないが、覚えの=
;ないチャクラの波状=
12434;していた。
ナルトの察=
375;た通り、すぐ近くに=
;ある木の枝に3つの=
24433;があった。
「どう思うA=
311;」
着衣に『死=
303;と言う不吉な文字が=
;縫い付けてある男が=
23563;ねる。
「まあ…大した事無いけど=
12373;…」
木の枝に座=
387;ている、顔面を包帯=
;で覆った男が答えた=
12290;
「木ノ葉の(=
658;髪と砂のひょうたん=
;…あの2人=
399;要チェックだよ…」
そう言った=
007;の額には、『♪』の印が=
051;まれた額当てが締め=
;られていた。
その頃…火影邸にて=
…。
「召集をか=
369;たのは、他でもない=
;…」
最初に口を&=
283;いたのは、木ノ葉隠=
;れの里を統べる三代=
30446;火影。
「この面子=
398;顔ぶれで、もう分か=
;ると思うが…」
キセルを吹=
363;しながら、20人近=
;く集まった高位の忍=
36948;を見渡す。
「もう、そ=
435;な時期ですかね……」
答えたのは=
496;そうな眼をしている=
;カカシ。
「既に他国=
395;は報告済みなんです=
;よね…里でちら=
411;ら見ましたから…」
続けて口を&=
283;いたのは、『不知火=
;ゲンマ』…特別上忍=
398;一人だ。
「―=
213;でいつです?」
「そりゃま=
383;急ですね」
三代目火影=
399;ゆっくりと白煙を吐=
;く。
「では…正式に発表する
中忍選抜試'=
443;と言うからには、下=
;忍であるナルト達も=
21463;験できる。
「さて…まず新人の下忍を=
25285;当している者からÒ=
69;に出ろ」
三代目火影=
398;言葉に、3人の上忍=
;が前に歩み出る。
普段とは違=
356;、三代目火影の表情=
;は真剣だ。
「言うまで=
418;無い事だが…形式上で=
399;最低8任務以上をこ=
;なしている下忍なら=
12400;…お前達の=
847;向で試験に推薦でき=
;る」
カカシ第7=
677;は『Dランク』―7回、『A=
315;ランク』―1回。
アスマ第1A=
296;班は『Dランク』=
―6回、『A=
315;ランク』―2回。
紅第8班は=
302;Dランク』―5回、『A=
315;ランク』―3回。
「まあ…通例、その倍の任=
21209;をこなしているの{=
64;相応じゃがな…」
(聞くまで=
418;ない…アイツら=
395;はまだ早過ぎる…)
内心、そう=
605;ったのはナルト達の=
;担任であったイルカ=
12290;
「じゃあ、=
459;カシから…」
三代目火影=
398;言葉に、カカシは左=
;手を胸の前で構える=
12290;
「カカシ率=
356;る第7班、うちはサ=
;スケ・うずまきナル=
12488;・春野サクラ…以上3名…。
はたけカ=
459;シの名を持って中忍=
;選抜試験受験に推薦=
12375;ます」
「何!?」
驚きの声を=
978;げるイルカ。
「紅率いる=
532;8班、日向ヒナタ・=
;犬塚キバ・油女シノ=
span>…以上3名…。
夕日紅の=
517;を持って左に同じ=
…」
「アスマ班=
532;10班、山中いの・=
;奈良シカマル・秋道=
12481;ョウジ…以上3名…。
猿飛アス=
510;の名を持って左に同=
;じ…」
紅・アスマ=
398;両名も、カカシと同=
;様に胸の前で左手を=
27083;えている。
「…=
230;ふむ…全員とは珍しい
新人の下忍A=
305;名全てを、中忍選抜=
;試験に推薦する事は=
29645;しい。
「ちょ…ちょっと待って下=
12373;い…!!」
そんな中、=
239;議の声を上げる者が=
;いた。
「何じゃ…イルカ?=
301;
「火影様…一言だけ#=
328;わせて下さい!」=
三代目火影=
398;前に出た3人の上忍=
;が振り返る。
「差し出が=
414;しいようですが…今、名を=
369;げられた9名の内の=
;殆どは、忍者アカデ=
12511;ーで私の受け持ち{=
91;した…。
確かに皆=
289;才能ある生徒でした=
;が、試験受験は早過=
12366;ます!
アイツら=
395;はもっと場数を踏ま=
;せてから…上忍の方=
293;の推薦理由が分かり=
;かねます!」
「私が中忍=
395;なったのは、ナルト=
;達より6つも年下の=
38915;です」
「ナルト達=
399;アナタとは違う!!=
;」
天才エリー=
488;として名を馳せたカ=
;カシと、落ちこぼれ=
12398;ナルトでは比較に{=
94;らない。
「アナタは=
289;あの子達を潰す気で=
;すか!?中忍試験と=
12399;別名…!!」
「大切な任=
209;に、アイツらはいつ=
;も愚痴ばかり…一度、痛=
356;目を味合わせてみる=
;のも一興…潰して見=
427;のも面白い…」
冗談とも本=
671;とも思える言葉を、=
;カカシは放った。
誰よりも生=
466;を愛するイルカは声=
;を荒げる。
「…とまあ、これは冗=
35527;として…イルカ先=
983;、アナタの痛い事も=
;分かります。
腹も立つ=
391;しょう…しかし……」
「ぐっ…!」
「カカシ…もう止め=
392;きなって…」
段々と険悪=
394;雰囲気になって来て=
;おり、紅はカカシを=
27490;めようとする。
「口出し無=
992;!アイツらは、もう=
;アナタの生徒じゃな=
12356;…今は…私の部下です」
額から汗が=
969;れ落ちるイルカ。=
こう言われ=
390;は返す言葉が見つか=
;らない。
(…ったく、めんどく=
12379;ー奴らだな…)
火の着いて=
394;い煙草を咥えている=
;アスマが、内心でぼ=
12420;く。
「…=
230;……」
そして、木=
494;葉隠れの里を統べる=
;長はある事を考えて=
12356;た。
(中忍選抜#=
430;験…ナルトの=
900;が素直に言う事を聞=
;くかのう?)
既に暗部と=
375;て功績を挙げている=
;ナルト。
忍者アカデ=
511;ーに通う事は承諾し=
;たが、下忍になる事=
12434;頑なに拒否し続け{=
83;。
何とか妥協=
375;て下忍として登録し=
;たが、その時のナル=
12488;は物凄く不機嫌だ{=
87;た。
(後はカカ=
471;に任せるとするか=
…)
結局、三代=
446;火影は担当上忍であ=
;るカカシに擦り付け=
12383;。
そして、そ=
398;日の深夜…カカシ・=
450;スマの両名は再び火=
;影邸に訪れていた。=
span>
「カカシ、=
450;スマ…報告を…」
「はっ!ナ=
523;トを狙ったと思える=
;特別上忍の素性は割=
12428;ましたが…」
「何じゃ、=
393;うした…言うてみ=
356;…」
アスマが前=
238;の事件の内容を報告=
;する…しかし、$=
884;中で言葉を詰まらせ=
;た。
それを横目=
391;見たカカシが、アス=
;マの言葉を続ける。=
span>
「以前とし=
390;行方不明です…忍犬達も =
207;動員して捜索しまし=
;たが、肉片一つ見つ=
12363;りません…」
「左様か…」
(…となると、ナルト=
12398;奴が始末したと考{=
60;た方が良いのう…)
この頃、ナ=
523;トを殺めようとする=
;輩が増えてきた。
何とかして=
490;ルトの苦痛を取り除=
;いてやりたい…木ノ葉の%=
324;を統べる長はそう思=
;った。