「！！…再不斬の=
900;か…！？」
（違う！…この禍々=
375;いチャクラは…嘗て…何故ここに=
…！？）
白と言う少=
180;が『血継限界』で作=
;った『秘術 魔鏡氷&#=
26230;』から感じられるó=
75;大なチャクラ。
このチャク=
521;は以前にも感じた事=
;があった。
『Ｓランク=
303;任務を請けた時、偶=
;然一緒になった『狐&#=
12303;の暗部。
（何だ！？=
371;のチャクラは…嫌な感じ=
384;…カカシ…！？いや=
289;カカシにしちゃデカ=
;過ぎる…誰だ！？A=
289;
再不斬も突 =
982;感じられた禍々しく=
;戦闘的なチャクラ。
今戦ってい=
427;カカシを軽く凌駕し=
;ている。
（何故アイ=
484;がいる！？…ナルトや=
469;スケやどうした！？=
;）
カカシ自身=
364;手も足も出なかった=
;『狐』の暗部の事を&#=
24605;い出そうとする度{=
95;、頭痛がしていた。=
だがこの強=
823;なチャクラのお陰で=
;全てを思い出した。
手に持って=
356;る巻物を勢いよく開=
;き、胸に出来た傷口&#=
12395;指を突っ込み血をý=
25;う。
そして開か=
428;た巻物に自らの血を=
;染み込ませた。
（今ならま=
384;間に合う！！…ナルト達=
364;心配だ！！）
「聞こえる=
363;…再不斬…お互い忙=
375;い身だ。お前の流儀=
;には反するだろーが…楽しむの=
399;やめにして…」
「次で白黒=
388;けるってのはどうだ=
;！」
《フン…面白い…
再不斬とし=
390;も持ち主不明の強大=
;なチャクラが気にな&#=
12387;ていた。
【どうしたA=
311;…来ないの=
394;ら此方から行くぞ】=
;
サスケの意#=
672;が無くなった事で、=
;本性を現したナルト&#=
12290;
その声はと=
390;も楽しそうに聞こえ=
;た。
白は氷の鏡=
398;中に身を潜めており=
;、ナルトの姿をジッ&#=
12392;見ていた。
そして次の =
636;間、ナルトが白のい=
;る鏡に向かって突っ&#=
36796;む。
（この状況=
434;楽しんでいる！？=
…先程まで=
399;成す術もなかったの=
;に…）
【こんな玩=
855;では…かすり傷=
968;つ付けられん】
無造作に手=
434;振り、幾つもの千本=
;を全て弾き落とす。
そのまま、=
490;ルトは右腕を振り上=
;げ、氷の鏡に殴り掛&#=
12363;った。
（は&#=
8230;速いっ！！）
白は急いで=
029;の鏡に移り変わった=
;。
氷の鏡の中=
395;潜んでいた状態で砕=
;かれたら、鏡だけで&#=
12399;なく自分まで粉々{=
95;なってしまう。
振り下ろさ=
428;たナルトの拳は、氷=
;の鏡を難なく破壊す&#=
12427;。
サスケの『#=
946;火球の術』でも解溶=
;けなかったのだが、&#=
12381;れがナルトとの実Ó=
47;の違いと言う奴だ。=
【何処へ行=
387;た？……出ӗ=
0;来ないのなら全てを&=
#21481;き割るまでだ】
分からない=
392;言いながら、ナルト=
;の意識は頭上にある&#=
27703;の鏡にあった。
幾ら鏡の反=
556;を利用して光速で移=
;動できるとしても、&#=
35211;切れないナルトで{=
99;ない。
それに白の=
481;ャクラを感じ取れば=
;容易い事だ。
（…好機は今しかない&#=
65289;
懐から千本=
434;取り出し、白は構え=
;た。
そしてナル=
488;目掛けて、真下に向=
;かって突っ込んだ。
狙いは首元=
289;首筋にある秘孔。=
白はサスケ=
392;の戦いで、かなりの=
;チャクラを消耗して&#=
12356;る。
早急に決着=
434;つけねばならない。=
;
手に持って=
356;た千本が、ナルトの=
;首筋近くまで届いた&#=
30636;間…。
心成しかナ=
523;トの姿が歪んで見え=
;る。
まるで蜃気=
004;の様に…。
白の攻撃は=
490;ルトの身体を突き抜=
;け、地面を抉る。
その口調か=
425;して完全に遊んでい=
;る。
（マズイ！=
425;の鏡へ……！ᦀ=
1;）
必殺の一撃=
434;避けられた白は、再=
;び氷の中へと潜ろう&#=
12392;する。
そして眼を=
184;けたのが、ナルトの=
;背後にある鏡。
ナルトへ攻=
731;を仕掛ける事が出来=
;、かつ自分も鏡の中&#=
12395;入る事が可能。
思った事を=
377;ぐに実行する白。=
千本をナル=
488;の首筋に狙いを定め=
;、光の速度で突っ込&#=
12435;だ。
（これは残=
687;じゃない！！）
白の言った$=
890;り、眼の前にいるナ=
;ルトの姿はハッキリ&#=
12392;している。
本物である=
490;ルトの首筋へ今度こ=
;そ本当に近づく。
【遅すぎて=
424;伸が出る】
ナルトの拳=
364;白の鳩尾にキレイに=
;突き刺さっていたの&#=
12384;。
光速で突っ$=
796;んで来た白にカウン=
;ターを喰らわせたナ&#=
12523;ト。
「ぐっ…ふぅ…」
面を付けて=
356;るから表情は見えな=
;いが、かなり苦悶の&#=
34920;情をしているだろ{=
58;。
【お前如き=
398;実力者なら裏の世界=
;に腐る程いる】
既にナルト=
398;言葉は聞こえていな=
;い。
白は鳩尾に=
163;を添え、膝を折り倒=
;れそうになるが、何&#=
12392;か踏み止まった。
「キミは…強い。…だけどそ=
428;が命取りに…なる！！=
301;
もう片方の=
163;で白は印を組む。=
【秘術 千=
578;水翔】
ナルトと白=
434;取り囲んでいた氷の=
;鏡が、幾つもの千本&#=
12395;姿形を変えた。
その凄惨な=
809;景を眼にしながらも=
;、ナルトは唯突っ立&#=
12387;ているだけ。
「これでも=
358;…キミに逃=
370;場はありません」=
その間にも =
333;は最後の印を結び終=
;わり、ナルトへ向か&#=
12387;て水の千本が襲いþ=
99;かった。
ナルトの姿=
364;見えなくなる程の凄=
;まじい量の千本。
白の放った=
315;本は、ナルトの身体=
;から数十センチ離れ&#=
12383;所で全て止まって{=
56;る。
そして喰ら=
387;た本人はそのまま、=
;身体をコマの様に円&#=
36939;動させ弾き飛ばし{=
83;。
弾き飛ばさ=
428;た千本は再び水へと=
;還元される。
【『八卦掌=
288;回天』…なんてな=
305;
そう言った=
475;元がニヤリと歪む。=
;
身体中のチ=
515;クラ穴からチャクラ=
;を大量放出して、敵&#=
12398;攻撃を受け止め、ë=
78;且つ身体を回転させ=
て弾き返す体術。
本来なら日=
521;宗家にだけ代々口伝=
;される秘術である。
嘗て過去に=
968;度だけ、ヒアシの技=
;を見た事があった。
（そ&#=
8230;そんなっ！）
最後のチャ=
463;ラを振り絞った一撃=
;が難なく回避されて&#=
12375;まった。
白の表情に=
399;驚愕が張り付いてい=
;る。
【次は俺の =
058;だ……喰Ӛ=
5;うがいい】
驚きで膠着=
375;ている白に、ナルト=
;は殴り掛かった。
だがその単 =
020;な攻撃も、ナルトに=
;掛かれば全てが必殺&#=
12398;一撃と化す。
「ガハッ！A=
281;」
必殺の一撃=
364;白の顔面に決まった=
;。
その衝撃で&=
695;隠れの追い忍が付け=
;ている面が粉々に砕&#=
12369;散った。
勢いはそれ=
384;けでは収まらず、白=
;の身体が盛大に吹き&#=
39131;ぶ。
（再不斬さ=
435;…ボクはこ=
398;子には敵いません=
…）
呼吸するだ=
369;で全身の骨が悲鳴を=
;上げる。
【どうした…もうお終=
356;かなのか？】
余りの手応=
360;のなさと、諦めの良=
;さに首を傾げる。
静かに口を&=
283;いた白の瞳は虚ろで=
;、顔色には生気がな&#=
12363;った。
【…=
230;そんなに死にたい&#=
12398;か？】
「キミはボ=
463;より強い…だから殺=
379;る筈です」
【お前を殺=
377;など造作もない…だがそれ=
434;決めるのは俺だ。=
…お前じゃ=
394;い】
口ではそう#=
328;っているが、ナルト=
;の内心では再び葛藤&#=
12364;産まれつつあったz=
90;
『…キミには大切な人&#=
12364;いますか？』
『ボクは大=
999;な人を守りたい…
その人=
398;夢を叶えたい…
それが=
508;クの夢……』
『うちはイ=
479;チ』との戦いで、名=
;前も知らない少女を&#=
21161;けた時のような焦ģ=
57;感を……。
「よく勘違=
356;している人がいます=
;。倒すべき敵を倒さ&#=
12378;に情けを掛けた…命だけは#=
211;逃そう…等と」
静かに立ち=
978;がり、口元の血を拭=
;った。
「知ってい=
414;すか…夢もなく…誰からも=
517;要とされず…『ただ生=
365;ること』の苦しみを=
;…」
そう言って=
491;コリと微笑む。
『人は大切=
394;何かを守りたいと思=
;った時に、本当に強&#=
12367;なれるモノなんで{=
77;』
『お前にと=
387;ての『大切な人』と=
;は…あのマユ=
490;シ一人だけなのか】=
;
「…=
230;…」
しかし白は=
490;ルトの問いに応えな=
;い。
「ずっと昔=
395;も…大切な人=
364;いました…ボクの両#=
242;です。
ボクは&=
634;深い小さな村に生ま=
;れました。
幸せだ=
387;た…本当に優=
375;い両親だった。」=
ナルトは黙=
387;て聴いている。
「…=
230;ボクが物心ついた&#=
38915;…ある出来=
107;が起きた」
【…ある出来事？】
「父が母を=
578;し…そしてボ=
463;を殺そうとしたんで=
;す」
【…=
230;…】
「絶え間な=
356;内戦を経験した霧の=
;国では、『血継限界&#=
12303;を持つ人間は忌みè=
44;われていました」<=
span
lang=3DEN-US>
【『血継限 =
028;』…お前の使=
387;た『千殺水翔』や『=
;魔鏡氷晶』の事か
国に災=
380;と戦禍をもたらす汚=
;れた血族と恐れられ&#=
12383;のです」
人ならざる=
147;持った者は、自分の=
;意思に関係なく戦い&#=
12395;巻き込まれる。
「戦後…その血族達は自分&#=
12398;血の事を隠して暮|=
25;しました。
その秘=
494;が知られれば、必ず=
;『死』が待っていた&#=
12363;らです」
『一族復興=
392;ある男を必ず…殺す事だ=
303;
「…ボクの母は血族で&#=
12375;た…それが父=
395;知られてしまった。=
;
気付い=
383;時、ボクは殺してい=
;ました…実の父を=
391;す…！！」
自らの父を=
578;す…両親のい=
394;いナルトにとってそ=
;れは想像できなかっ&#=
12383;。
「そしてそ=
398;時、ボクは…自分の事=
434;こう思わざるを得な=
;かった。
そしてそ=
428;が一番辛い事だと知=
;った。
自分がこ=
398;世にまるで…『必要と=
373;れない存在』だと言=
;う事です」
ナルトの脳#=
023;に浮かぶのはシカマ=
;ルと初めて会った頃&#=
12398;自分…。
でも大=
999;な人がいるのは設定=
;上でもウソでもない&#=
12391;しょう」
それは誰よ=
426;もナルト自身が知っ=
;ている。
「…再不斬さんは、ボ&#=
12463;が『血継限界』のŜ=
80;族だと知って拾って=
くれた。
誰もが=
244;った…この血を…好んで必#=
201;としてくれた…」
「嬉しかっ=
383;…！！」
『白&#=
8230;残念だ…
その為=
395;必要なのは慰めや励=
;ましじゃない…本当に必#=
201;なのは…』
言いつ=
369;を守る唯の道具とし=
;てお側に置いて下さ&#=
12356;』
『フッ…いい子だ…<=
/span>』
（すみませ=
435;…再不斬さ=
435;…ボクは貴=
041;の求めた武器にはな=
;れなかった）
「ナルト君…ボクを…殺して下=
373;い…」
ナルトは何=
418;せず突っ立っていた=
;。
だが心の中=
391;は葛藤と凄まじい戦=
;いが繰り広げられて&#=
12356;る。
イタチとの=
126;いの時にも出て来た=
;、残虐的な自分。
あれは多分=
289;暗部に入ったばかり=
;の幼き日のナルト。
いのやシカ=
510;ル達と出会う前の姿=
;…里の人間$=
948;全てを喰い殺したが=
;っている。
【…=
230;分かった】=
内心で決着=
364;付いたのか、ナルト=
;はホルスターからク&#=
12490;イを取り出す。
そして左手=
391;クナイを持ち、構え=
;る。
【もう一度 =
862;く……そӚ=
8;で良いんだな】
「ハイ…！！キミは自分の&#=
22823;切な人を守って上{=
70;て下さい」
その言葉を=
512;図に、ナルトは地を=
;蹴り白に向かって駆&#=
12369;た。
その軌道か=
425;して、クナイは首を=
;狙っている。
（これでボ=
463;は……死ӗ=
6;）
死を覚悟し=
390;白は眼を瞑り、狙い=
;易いように顎を上げ&#=
12289;喉元を曝した。
ナルトのク=
490;イが空を斬り、疾風=
;の如きの速度で首元&#=
12408;と吸い込まれる。
（…再不斬さん=
…ごめんなさい）
「…ナルト君！？…何故…！！！」
その代わり=
395;喰らったのは、ナル=
;トの右拳による正拳&#=
31361;きである。
先程と同様=
395;鳩尾にキレイに決ま=
;った。
しかし威力=
384;けは段違いで、白は=
;最後まで言葉を言う&#=
20107;が出来なかった。
【さっきも#=
328;った…殺すのは=
481;易いが、決めるのは=
;俺だ…お前じゃ=
394;い】
白の身体か=
425;力が抜けて行き、地=
;面に膝をつき倒れた&#=
12290;
そして完全=
395;白の意識が飛んだ。=
;
ナルトは２=
412;の指を交差させ独特=
;の印を結ぶ。
『忍法 影=
998;身の術』
白煙と共に=
968;人のナルトが姿を現=
;した。
【お前はコ=
452;ツを運べ、残ったお=
;前は俺の代わりに此&#=
20966;で倒れていろ】
影分身達は=
490;ルトの言葉に頷き、=
;それぞれの役割をこ&#=
12394;す為に動く。
当の本人は=
525;具ポーチから、『狐=
;』の面と暗部装束を&#=
21462;り出すと、身に纏{=
56;面で顔を覆う。
【非情に徹=
375;きれない自分……昔ӗ=
8;俺は何処にいった？&=
#12305;
そして次の =
636;間、その姿は何処に=
;もなかった。
『寅・巳・$=
784;・戌』
次々と印を =
068;んでいくカカシ。=
そして、巻 =
289;ごと地面に両手を叩=
;き付けた。
『忍法 口=
492;せ 土遁 追牙の術=
;』
術の発動と=
516;時に巻物に書されて=
;いた文字が地面に潜&#=
12426;込んで行く。
《フン…何をやっても意味&#=
12397;ーぜ。お前にはオ}=
24;の気配は全く掴めて=
いない。
だがオ=
524;はお前の事は手に取=
;るように分かる…。
言葉の最中=
391;再不斬は奇妙な音を=
;感知した。
その音源は=
320;面の下から聞こえて=
;来る。
《くっ！！=
299;
突然、地面=
364;崩れて足元から犬が=
;姿を現し、再不斬に&#=
22107;み付いた。
左足は何と=
363;回避したが、軸足で=
;あった右足に喰い付&#=
12363;れる。
《！！！》
そして動き=
364;取れなくなった再不=
;斬の八方向から数匹&#=
12398;犬が飛び掛った。
「眼でも耳=
391;もダメなら…鼻で追う=
414;でのこと…」
再不斬の身=
205;きが完全に封じられ=
;た。
「霧の中で =
524;なんか瞑っているか=
;らそうなる…これは追=
614;専用の口寄せだ」=
両手両足、 =
937;口に額当てに犬が噛=
;み付いている。
「オレがお=
069;の攻撃をわざわざ２=
;度も血を流して止め&#=
12383;のも、この為だ…。
そいつ=
425;はオレの可愛い忍犬=
;達でね」
「ぐっ…」
「どの犬よ=
426;鼻が効く…。
もはや&=
695;は晴れた…お前の未=
469;は死だ」
「オレの未=
469;が死だと…お前のハ=
483;タリはもういい」=
強気の発言=
384;が、額に浮かぶ汗が=
;余裕の無さを物語っ&#=
12390;いる。
「強がるな…この状況=
391;お前はどうする事も=
;出来ないよ。
お前の=
515;は確実だ」
「…=
230;…」
「お前の野=
395;は大きすぎた。
霧の国=
434;抜け『抜け忍』とな=
;ったお前の名は、す&#=
12368;に木ノ葉にも伝え|=
25;れたよ…。
『丑・卯・ =
003;』…この印は=
459;カシの究極奥義の術=
;。
「報復の為=
395;資金作り、そして『=
;追い忍』の追討から&#=
36867;れる為…そんな所=
384;ろう。
ガトー=
398;ような害虫にお前が=
;与したのは…」
それは次第=
395;大きくなって行き、=
;カカシの身体に放電&#=
12364;絡みつく。
『忍法 雷=
999;り』
（なっ…何だ！！チャクラ&#=
12364;手に…眼に見え=
427;程…）
タズナ=
373;んの架ける橋はこの=
;国の『希望』だ。
そうゆ=
358;のは…忍のやる=
107;じゃあないんだよ」=
;
「…そんなこと知るか…。
極限まで追=
356;詰められた再不斬だ=
;が、その強気な発言&#=
12399;変わらない。
「もう一度#=
328;う」
「あ！？」
「諦めろ…お前の未=
469;は死だ」
カカシは地=
434;踏み締め、再不斬の=
;心臓に狙いを付け駆&#=
12369;た。
右手に収束=
373;れているチャクラが=
;猛々しい騒音を立て&#=
12289;作り掛けの橋を抉|=
27;。
徐々に距離=
364;縮まって行く。
再不斬の胸=
803;まで後数センチ、だ=
;がその時、カカシの&#=
30524;の前に一つの影がĨ=
94;れた。
【悪いが……コӝ=
2;ツは俺の獲物だ】
以前戦った=
178;と同様にカカシの右=
;手首が掴まれている&#=
12290;
カカシにと=
387;ては悪夢を見ている=
;ようだった。
過去に一度=
126;った相手、『狐』の=
;暗部が眼の前にいる&#=
12398;だ。
「…何故、此処にいる&#=
65311;…ナルトや=
469;スケはどうした！？=
;」
額に汗を浮=
363;ばせ、こんなにも焦=
;っているカカシは見&#=
12383;事がない。
【ガキ２匹=
394;らそこで寝ている=
…面を付け=
383;奴は俺が殺しておい=
;た】
「何&#=
8230;白が死んだ=
……だと」
再不斬から#=
211;れば、ナルトの背中=
;しか見えない。
何者かは分=
363;らないが、この強大=
;な禍々しいチャクラ…只者では=
394;い。
【そんな事=
399;どうでもいいだろう=
;…『写輪眼=
303;のカカシ…お前に一=
388;言って置きたい…】
クナイによ=
387;て両断された巻物は=
;その効果が消え、カ&#=
12459;シの忍犬達が一斉{=
95;姿を消す。
【たかが霧&=
560;れの抜け忍を殺す事=
;ぐらいで『雷切り』&#=
12434;使う必要はなかろ{=
58;？】
再びクナイ=
434;構え、１８０度向き=
;を変えると、再不斬&#=
12392;対峙する形になるz=
90;
突然の事で=
309;が何やら理解出来な=
;い２人の忍。
しかし再不=
028;の視線が、ナルトの=
;顔を覆っている白い&#=
38754;に止まった。
「…『狐』の面=
……！！まさか=
…実在していたと
最後まで言!=
865;を紡ぐ事が出来ず、=
;再不斬の首筋から血&#=
12364;噴き出した。
その傷口は=
178;一文字にパックリと=
;裂かれている。
ナルトが手=
395;持ったクナイで喉元=
;を斬り付けたのだ。
長年愛用し=
390;いる漆黒の暗部装束=
;に大量の血が染み込&#=
12416;。
純白の『狐=
303;の面も深紅に染まり=
;、血に塗れている。
【人を殺す=
392;言う単純な行為……こӗ=
8;ように、クナイで切&=
#12428;目を入れてやれば!=
391;いだけだ】
淡々と殺し=
398;解説をしているナル=
;ト。
（不意を突=
356;たとは言え、あの再=
;不斬がこうも呆気な&#=
12367;……）
カカシは改=
417;て『狐』の暗部の実=
;力を思い知った。
だがそれを=
046;し置いても、こうも=
;簡単に決着を付ける&#=
20107;は容易でない。
その証拠に!=
258;分は、相手の身動き=
;を封じる為に『口寄&#=
12379;の術』を使い、奥ņ=
81;『雷切り』まで繰り=
出したのだ。
一方その頃=
289;ナルトに後を任され=
;たイナリは……。
「ギイチの=
362;じちゃん！！ここ開=
;けてよ！！」
ドンドンッA=
281;と子供だが力強く扉=
;を叩く音がする。
そこら中を$=
208;り回ったのか、肩で=
;荒い息をしている。
「すまん…イナリ。=
527;シらはもう戦う事を=
;やめたんじゃ…。
返って来た=
398;は希望を失った男の=
;声。
「戦おうと=
377;れば多くの犠牲者が=
;出る。
大切な=
514;ノはもう失いたくな=
;い。
もう誰=
418;後悔したくないんじ=
;ゃ…」
だから…戦わなき=
419;…父ちゃん=
394;らきっと戦ってた！=
;！」
『男なら後=
724;しない生き方を選べ=
;』
「…ボクは母ちゃんも&#=
12376;いちゃんも、ギイ|=
81;のおじちゃんも…町の皆が=
909;きだ…」
「泣き虫の=
414;んまじゃ…何にも守=
428;やしないんだって=
…もう分か=
387;たんだ」
それだけ言=
356;残して、イナリは元=
;来た道を走っていっ&#=
12383;。
「…イナリは立派な男&#=
12395;なったね…いいのか=
356;？イナリをこのまま=
;一人で行かせて…」
「あたしが=
794;れた男気のあるアン=
;タは何処へ行ったん&#=
12384;い？」
「…=
230;…」
「男なら此=
966;一番に頑張って気張=
;ってきな！！」
「ダメよ！=
968;人で橋に行くなんて=
;！」
「町中回っ=
383;けど、誰も一緒に来=
;てくれないんだ…しょうが=
394;いよ」
「だからっ=
390;……」
イナリは一=
086;、家へ帰ると手造り=
;のボウガンを手にし&#=
12289;底の深い鉄鍋を被{=
87;ていた。
「アナタは=
414;だ子供なのよ！」=
「ボクはま=
384;子供だけど…戦う事が=
393;ーいう事かは知って=
;るよ」
ツナミは母=
392;して子供を心配する=
;。
「ボクは父=
385;ゃんの息子だから」=
;
だがイナリ=
398;表情は子供から大人=
;へと変わっていた。
血は繋がっ=
390;はいないが、亡き夫=
;であるカイザを思い&#=
20986;させる。
「イナリ！=
453;ちなさい！」
ツナミが止=
417;るのも聞かずに、外=
;へ出て行く。
そこでイナ=
522;が見たモノは先程と=
;は打って変わった表&#=
24773;をしている町の男ű=
48;だった。
一人一人の =
643;には希望が宿って見=
;える。
その中には=
462;イチの姿もあり、イ=
;ナリは眼を見開き驚&#=
12356;た。
【『写輪眼=
303;のカカシ…コイツの=
515;体は貰って行く…任務なん=
391;な】
首切り包丁=
434;含め、１００キロ近=
;くある再不斬を片手&#=
12391;軽々と持ち上げ、ʼn=
37;に担ぐ。
「…=
230;…待て」
カカシが以=
069;と同じようにナルト=
;を止める。
【何だ……また俺を見極めた&#=
12356;のか？】
「いや…違う。…
上忍として=
120;日頃、辺りの気配を=
;伺っていたカカシ。
しかし『狐=
303;の暗部の気配は感じ=
;られなかった。
【最初から#=
211;ていた…お前如き=
395;気配を探られる程=
…俺は弱く=
394;い】
ナルトはカ=
459;シに背を向けている=
;。
【お前の戦=
356;方を見ていると、虫=
;唾が走る…だから出=
390;来た】
その言葉に=
454;ソはついてはいない=
;。
『下忍』の=
302;うずまきナルト』と=
;して近くにいたし、&#=
20877;不斬程度に苦戦し{=
90;いて腹が立っていた=
。
「カカシ先 =
983;！！…サスケ君=
392;ナルトは！？」
再不斬が死=
435;だ事によって、『霧=
;隠れの術』が解け、&#=
38695;が晴れてきた。
カカシの姿=
364;見えて来たのか、サ=
;クラはタズナと共に&#=
36817;づく。
【お前の言=
387;ているガキなら、向=
;こうで寝ている】
（こ&#=
8230;この人…
サクラは初=
417;て見た『狐』の暗部=
;に対して思った。
「…ワシも一緒に行こ&#=
12358;。
そうす=
428;ば、先生の言いつけ=
;を破った事にはなら&#=
12435;じゃろ」
タズナの言!=
865;でサクラの思考が中=
;断される。
今は一刻も=
469;スケ…とついで=
395;ナルトの身が心配だ=
;。
サクラはタ=
474;ナと手を握ると、『=
;狐』の暗部が言った&#=
26041;へ走って行った。
「ナルトォA=
281;！」
まず最初に#=
211;つけたのはナルトで=
;あった。
全身ボロボ=
525;で傷だらけではある=
;が、胸は上下してい&#=
12427;ので取り敢えず生{=
65;ている。
そして視線=
434;少しだけ遠くに向け=
;ると、黒髪の少年が&#=
20208;向けで横たわって{=
56;るのが見えた。
「サスケ君=
387;！！」
サクラの視 =
028;に入ったのは、ナル=
;トよりも多くの千本&#=
12364;突き刺さっている|=
69;スケ。
首筋を貫い=
390;いる幾つもの千本が=
;痛々しい。
タズナは思=
431;ず顔を背けた。
「冷たい…これはも=
358;…幻術じゃ…ないのね…」
だがそれは=
313;りにも冷たかった。=
;
「わしの前=
384;からって気にする事=
;はない……。
こうい=
358;ときは素直に泣いた=
;らええ……」
「私&#=
8230;いつも忍者学校の&#=
12486;ストで１００点取{=
87;てた…」
「１００以=
978;もある忍の心得を全=
;部覚えてて…いつも得=
847;げに答えを…書いてた…
&#=
8230;ある日のテストで&#=
12371;んな問題が出たの…」
「『忍の心=
471; 第２５条を答えよ=
;』って…それで私=
399;いつものように、そ=
;の答えを書いたわ」
「！？」
「…『忍びはどのよう&#=
12394;状況においても感÷=
73;を…表に出す=
409;からず…。
（これが…これが忍=
392;いうものか…余りにも$=
763;い…）
「お前はこ=
428;からどうするつもり=
;だ？」
【もう一つ=
398;任務を終えてから=
…里に帰る=
305;
カカシの表=
773;に後悔が現れていた=
;。
サクラの泣=
365;声が聞こえてきたの=
;だろう。
【それより=
418;…新しいお=
458;のお出ましだ】
ヒシヒシと=
863;じてきた汚らわしい=
;チャクラが感じられ&#=
12427;。
大した実力=
418;ない癖に、人一倍も=
;の野望や欲望を抱え&#=
36796;んだチャクラが…。
ガトーの背=
460;には武装した数十人=
;ものチンピラが集ま&#=
12387;ていた。
どうやら金=
391;雇った奴らのようだ=
;。
「…正規の忍を雇えば&#=
12420;たらと金が掛かるÇ=
78;、裏切られれば面倒=
だ…そこでだ…」
「処理しや=
377;い抜け忍を雇い、他=
;流忍者同士の討ち合&#=
12356;で弱った所を数で|=
18;ろとも攻め殺す…」
「『霧隠れ=
398;鬼人』も最後の最後=
;で役に立ちおった
【その馬鹿 =
505;いをやめろ…癪に障る=
305;
何時の間に=
363;ナルトがガトーの首=
;を鷲掴みにして持ち&#=
19978;げている。
それは一瞬=
398;事であった。
雇われたチ=
531;ピラは兎も角、『写=
;輪眼』のカカシでさ&#=
12360;ナルトの動きは見Ñ=
99;れなかった。
ナルトの左 =
937;には再不斬が担がれ=
;ている。
【俺のもう=
968;つの任務は…お前を殺=
377;事だ】
三代目火影=
363;ら与えられた『ガト=
;ーカンパニー』の完&#=
20840;破壊。
会社の方は=
087;・イノシカチョウに=
;任せてある。
そしてナル=
488;は徐々に力を込めて=
;行った。
気管が締め=
425;れ、呼吸が出来なく=
;なり暴れ足掻くガト&#=
12540;。
すぐ後ろに=
356;るチンピラ達は、ナ=
;ルトの恐ろしさを本&#=
33021;的に察したのか、Ô=
05;かない。
【お前にも=
968;つアドバイスをやる=
;……『༔=
9;魚は粋がるな』…】
ガトーの身=
307;が一瞬、痙攣してそ=
;のまま動かなくなっ&#=
12383;。
【次に生ま=
428;変わった時に注意し=
;ろ】
この場に出=
390;来なければ、少しは=
;生き延びられたもの&#=
12434;……。
ガトーは自=
425;の寿命を縮めてしま=
;った。
既に息絶え=
390;物言わぬ亡骸を、ナ=
;ルトは無造作に河へ&#=
25237;げ捨てた。
【お前らも=
381;こを退け…邪魔だ】
再不斬を担=
356;だまま、ナルトは歩=
;みを進めた。
雇い主を失=
387;たゴロツキ達が左右=
;に分かれ、一筋の道&#=
12364;出来る。
まるでモー=
476;のようだ。
【はたけカ=
459;シ…後はお前=
395;任せる…俺の任務=
399;これで終わった】=
そう言い残=
375;てナルトはその場を=
;後にした。
別に何も考=
360;がなかった理由では=
;ない。
此方に向か=
387;てくる大勢の足音と=
;チャクラを感じて、&#=
33258;分はいなくても十Ñ=
98;と理解したからだ。=
「うっ…うっ…」
（オレは…死んだの=
363;）
「サスケ君…うっ…うっ」
（この声は…サクラ！A=
311;）
真っ暗闇の=
013;、サスケは意識を取=
;り戻した。
腹部に感じ=
427;重みからすすり泣く=
;声が聞こえて来る。
「…=
230;サクラ……重いぞ…
虚ろな眼を=
375;ているが、確かにサ=
;スケは喋った。
悲しみの涙=
434;流していたサクラの=
;動きが一瞬硬直し、&#=
26356;に涙を溢れ出したz=
90;
この涙はサ=
473;ケが助かって良かっ=
;たと安堵したものだ&#=
12290;
「サスケく――んᦀ=
1;サスケ君！サスケ君&=
#65281;！わぁあああああ=
354;ああ！！」
思い余って=
469;クラはサスケに抱き=
;付く。
（良かった=
398;ォ…サクラ）
タズナの目=
611;にも涙が浮かぶ。=
「サクラ…痛てーよ…」
「それより…ナルトは…それにあ=
398;…お面ヤロ=
540;はどうした？」
「動かない=
391;！ナルトは無事よ！=
;それにあのお面の子&#=
12399;死んだわ…」
「死んだっ=
390;…ナルトが=
420;ったのか…？」
「う&#=
8230;ううん。私もよく&#=
20998;からないけど…『狐』の=
362;面を被った人が…」
サスケの記=
014;の中に該当する人物=
;は見つからなかった&#=
12290;
それは当た=
426;前と言えばそうなの=
;だが……。
「私&#=
8230;信じてた」=
先程までの =
057;がウソのように笑顔=
;になっている。
「さすがサ=
473;ケ君！致命傷を避け=
;てたのね！！…よかった=
353;…」
（アイツ…初めから…）
「カカシ先 =
983;ェ―――ッᦀ=
1;！サスケ君もナルト&=
#12418;無事よォ！！ちゃ=
435;と生きてるわァ！！=
;」
「ずっと気=
395;かかってはいたんだ=
;が…サスケも =
961;事か…良かった=
301;
担当上忍の=
459;カシ、下忍のナルト=
;・サスケ・サクラ。…そして護"=
907;対象であるタズナ。=
;
全員無事で=
354;り、死傷者はいない=
;。
《オイオイ=
458;イ……お࠺=
9;ら安心し過ぎ！！》<=
/span>
「クソ忍者=
393;もめ…折角の金=
485;ルを殺してくれちゃ=
;って…！！」
「お前らも=
358;死んだよ！！」
「こーなっ=
383;らオレら的には町を=
;襲って…！！」
「金目のも=
398;…ぜ～～ん=
406;頂いていくしかねー=
;っつーの！！」
「そうそうA=
281;！」
ナルトの姿=
364;見えなくなり、残っ=
;たカカシ達がボロボ&#=
12525;だと分かるとゴロ|=
84;キ達は躍起になった=
。
手に持って=
356;るそれぞれの武器を=
;持ち直し、下品な笑&#=
12356;声を上げたりして{=
56;る。
「くっ…マズイな」=
「カカシ先 =
983;…どかーっ=
392;やっつけちゃう術と=
;かないの！？」
サクラが悲(=
180;のように叫ぶ。
「無理だ！=
302;雷切り』に『口寄せ=
;』に『写輪眼』…チャクラ=
434;使い過ぎた！」
残り僅かな=
481;ャクラしかないカカ=
;シ。
瀕死状態に$=
817;いサスケ。
戦闘能力が =
342;無なサクラ。
影分身のナ=
523;トは未だに倒れてい=
;る。
…その時だっ=
383;。
雄叫びを上=
370;て突っ込んで来たゴ=
;ロツキ達の眼前に一&#=
26412;の矢が地面に突きÒ=
50;さる。
《それ以上=
371;の島に近づく輩は=
…島の全町=
665;の全勢力を持って！=
;！生かしちゃおかね&#=
12455;ッ！！》
そこには大=
218;の男達が手にそれぞ=
;れの武器を構えて立&#=
12387;ていた。
その先頭に=
399;イナリの姿が見える=
;。
「イナリ…お前達……！ᦀ=
1;」
ゴロツキど=
418;、町民達の勢力は数=
;の上ではほぼ互角。
それを見た=
459;カシはすかさず印を=
;結ぶ。
（数だけな=
425;…今のチャ=
463;ラでも…ハッタリ=
395;はなるか…）
残り少ない=
481;ャクラを限界まで使=
;い、数十人に分身す&#=
12427;。
《ヒィ―――――ッ！！》
「さーあ…やるかァA=
281;？」
大量の血に=
615;れている数十人のカ=
;カシが、ゴロツキ達&#=
12395;向かって言い放っ{=
83;。
「やりませ=
455;～～ん！！」
「うわかぁ=
354;！逃げとけェ～～～=
;！！」
一人でも驚 =
064;的な忍が、一気に数=
;十人に増え、ゴロツ&#=
12461;達は恐怖心に駆ら|=
28;逃げ出した。
もし相手に=
968;人でも忍がいれば、=
;そんな事にはならな&#=
12363;っただろう。
作り掛けの=
211;に船を止めていた為=
;、ゴロツキ達は大急&#=
12366;で舟に乗るが…そこには=
354;る人物がいた。
【お客さん…何処まで…？】
姿を消した=
392;思っていた『狐』の=
;暗部がいたからたま&#=
12425;ない。
更なる恐怖=
364;背筋を伝い、一斉に=
;舟から飛び降りる者&#=
12364;続出した。
《やったぁ―――！ᦀ=
1;》
町民達は勝=
033;の雄叫びを上げ、辺=
;りは歓喜に包まれた&#=
12290;
カカシの影=
998;身達も白煙と共に一=
;斉に消える。
「ねェ…カカシ先生」
「ん？…どうした、サクラ&#=
65311;」
勝利と言う=
418;で戦いが終わり、サ=
;クラはカカシに尋ね&#=
12383;。
サスケはタ=
474;ナに支えられている=
;。
因みに首筋=
395;はまだ無数の千本が=
;貫通していた。
「あの…『狐』のお面を付&#=
12369;てた人って…」
「木ノ葉の=
263;部……じә=
9;あ私達の味方なのよ&=
#12397;？」
「大丈夫だ…安心しろ=
301;
口ではそう#=
328;ったが、カカシは心=
;の底からサクラと同&#=
12376;事を思った。
もし『狐』=
398;暗部が敵に回ったら=
;木ノ葉だけではなく&#=
12289;全ての隠れ里が壊ě=
57;するだろう。
こうして、=
479;ズナの護衛と言う『=
;Ｃランク』任務が終&#=
12431;った。
「此処は何=
966;だ…？&#=
8230;オレは確か=
……」
「起きまし=
383;か…再不斬さ=
435;」
橋から遠く&=
626;れた森の中に彼らは=
;いた。
「お前は白…生きてい=
383;のか？」
「はい……すいません。…ボクは再=
981;斬さんの求めた武器=
;にはなれなかった」
「別にそん=
394;事はいい…それより=
418;…オレは首 =
563;を斬られた筈だが=
…」
「それは…多分、彼=
364;知っています」
「…=
230;誰だ？」
「…ナルト君です。金&#=
39658;の下忍の子…」
『血継限界=
303;を持った白が、たか=
;が下忍に負けるとは&#=
24605;わなかったからだz=
90;
だが思い返=
377;と色々と納得出来る=
;部分がある。
カカシでさ=
360;気付かなかった気配=
;に、ナルトだけが気&#=
20184;いた事。
起爆札装着=
411;クナイを投擲した際=
;、風魔手裏剣の腹を&#=
36011;いた手裏剣術。
色々と思う=
152;はあるが、信じられ=
;なかった。
無理もない=
290;
再不斬は『 =
392;』の暗部の正体が、=
;ナルトだと言う事に&#=
27671;付いていないのだ{=
63;ら……。
「あの金髪=
398;小僧が…お前より=
418;強いだと…そんな事=
354;るわけが……！ᦀ=
1;」
先程見た光=
223;と白の言葉を聞いて=
;、少々錯乱気味の再&#=
19981;斬。
何が現実で=
309;が虚偽なのか、理解=
;できなくなってきた&#=
12290;
そして視線=
434;少し横へ移すと、そ=
;こには真っ黒い装束&#=
12434;纏った『狐』の面{=
64;立っていた。
【やっと起=
365;たか……もӓ=
8;少し遅かったら本当&=
#12395;殺していた所だ】
その場に立=
387;ているだけで、その=
;人物以外の全てが小&#=
12373;く見える。
それ程まで=
395;『狐』の暗部の圧倒=
;的な存在感があった&#=
12290;
「お前は…あの時の…！」
再不斬は地&=
754;に突き立ててあった=
;首切り包丁を抜くと&#=
12289;姿勢を低く構えるz=
90;
【カカシ程=
230;に苦戦していたお前=
;に、俺を殺す事は不&#=
21487;能だ…】
【お前を治 =
274;したのは『掌仙術』=
;だ……余Ӛ=
6;得意ではないがな
その語気か=
425;して、今にも飛び掛=
;らんばかりであった&#=
12290;
【敢えて言=
358;なら……お࠺=
9;達は殺す価値もない&=
#12363;らだ】
ナルトの放=
387;た言葉に再不斬はキ=
;レた。
首切り包丁=
434;振りかざし、一足飛=
;びでナルトまでの距&#=
38626;を詰める。
そのままの=
218;いで加速力を保った=
;斬撃を繰り出した。
狙いは首筋=
395;横一文字。
そこは自分=
364;斬られた場所であっ=
;た。
「今の台詞…もう一度#=
328;ってみろォ！！」=
力任せに真=
178;に薙ぎ払われる首切=
;り包丁。
空を切り、'=
080;すらも引き裂いて見=
;える。
だがその一=
731;は首筋に到達する前=
;に止まってしまった&#=
12290;
【お前達程=
230;の忍なら始末しなく=
;とも……何ӗ=
8;害もないだろう】
【たかがこ=
398;程度…戦闘力が=
302;すぎるからな】
再不斬の忍=
392;しての戦闘力は、カ=
;カシと同レベルであ&#=
12427;。
『写輪眼』=
434;持っているカカシが=
;若干上だが、総合能&#=
21147;であれば再不斬もó=
41;けは取らない。
だがナルト=
395;とってその２人の戦=
;いは、稚戯にしか見&#=
12360;なかった。
先程の言葉=
399;ナルト自身を強さの=
;基準として、言った&#=
12418;のだ。
「だったら…試してみ=
427;か！！」
言葉と同時=
395;再不斬は、ナルトの=
;右上段に回し蹴りを&#=
25918;つ。
ナルトの右!=
109;は首切り包丁を掴ん=
;でいるので無防備だ&#=
12290;
カカシを軽=
367;１０メートルも吹き=
;飛ばした再不斬の蹴&#=
12426;が、ナルトの頭部{=
95;直撃する。
しかしナル=
488;は微動だにしなかっ=
;た。
別に耐えて=
427;様子も見せていない=
;。
【…=
230;何かしたか？】
「フン……大した野郎だ。
表向きは余#=
029;を見せているが、内=
;心では焦っていた。
「再不残さ=
435;！！」
白が再不斬=
395;向かって叫ぶ。
「白！お前=
399;黙ってろ！…コイツは=
458;レが消す！！」
そうは言っ=
390;見たが、首切り包丁=
;は無造作に受け止め&#=
12425;れ、体術は全く効ĉ=
24;がない。
ならば手段=
399;唯一つ。
再不斬は首=
999;り包丁から手を離す=
;と、後方へ跳び間合&#=
12356;を取った。
そしてチャ=
463;ラを練り、印を結ぶ=
;。
『水遁 水(=
845;弾』
森の中では=
354;るが、すぐ近くには=
;海が見える。
その大量の=
700;で巨大な龍の姿を形=
;取り、ナルトに向か&#=
12387;て驚異的な勢いでş=
86;い掛かった。
木々を薙ぎ=
498;し、大地を削り取り=
;ながら向かってくる&#=
12290;
【その程度=
398;術など…俺には通 =
992;しない】
掴んでいた'=
318;切り包丁を地面に突=
;き刺すと、ナルトも&#=
21360;を組み始めた。
膨大な量の=
481;ャクラを練っている=
;為、その衝撃で木々&#=
12364;荒々しく葉を揺ら{=
77;。
『火遁 火(=
845;炎弾』
再不斬の水(=
845;に対して、ナルトは=
;火龍を繰り出す。
だが２匹の(=
845;は互いを相殺し合い=
;消滅する。
よく見ると$=
794;りには２匹の龍によ=
;って出来た水蒸気が&#=
21253;み込んでいた。
再不斬は不$=
969;な笑みを浮かべ、再=
;び印を結んでいた。
『忍法 霧&=
560;れの術』
２匹の龍が =
456;殺し合って出現した=
;水蒸気を利用して、&#=
38695;を発生させる。
その霧はか=
394;りの広範囲で、しか=
;も濃度も桁違いに凄&#=
12414;じく辺りは何も見{=
60;ない。
《オレは視 =
028;０の環境で戦うの得=
;意でな…》
【成る程…これが噂=
398;『サイレント・キリ=
;ング』か……中Ӎ=
3;面白い戦闘術だ…】
ナルトはそ=
398;言葉を耳にして、『=
;狐』の面の下で薄笑&#=
12356;を浮かべた。
【確かにお=
069;の姿は見づらいが、=
;別に何の問題もない…】
【百聞は一#=
211;に如かず…実際に見=
390;みるのが早いな】=
―気配は上手=
367;消してある…だがチャ=
463;ラはそうはいかない=
;。
『無音殺人"=
899;』の達人である再不=
;斬は、音一つも立て&#=
12378;に移動する事が出Ĉ=
69;る。
しかも上忍=
524;ベルともなると、気=
;配の殺し方は一流
だが人間の=
307;内に流れているチャ=
;クラを消す方法は皆&#=
28961;である。
術を発動す=
427;為に、多くの忍はチ=
;ャクラを練る。
その時に感=
376;るチャクラは大きく=
;てすぐに感知できて&#=
12375;まう。
しかし例外=
364;唯一つだけあり、自=
;然体の状態でのチャ&#=
12463;ラを感知する事のÑ=
86;来る者はいない。<=
span
lang=3DEN-US>
この『狐』=
398;暗部…『うずま=
365;ナルト』以外は……。
―声の反響か=
425;して後方約２０メー=
;トル。…奴のチャ=
463;ラの位置も同様…。
それが終わ=
387;たと同時にナルトは=
;、後方へ向かって走&#=
12427;。
『瞬身の術=
303;で足元にチャクラを=
;収束させ、その移動&#=
36895;度は驚異的に跳ねÇ=
78;がった。
《馬鹿な！A=
281;…何故オレ=
398;いる場所が分かった=
;！？》
再不斬が焦=
427;のも無理はなかった=
;。
今まで自分=
398;姿を拝む事もなく、=
;相手を死に至らして&#=
12356;たのだ。
それが『狐=
303;の暗部は迷う事もせ=
;ずに、自分に向かっ&#=
12390;一直線に来たから{=
84;。
ヌゥ～と霧=
398;中から現れた『狐』=
;の面が、再不斬の眼&#=
21069;ギリギリにまで迫{=
87;ていた。
【…これが実力の差と&#=
35328;う奴だ】
そう呟いて=
289;ナルトは右中段回し=
;蹴りを放つ。
その蹴りの$=
895;度は再不斬にもハッ=
;キリと眼に見える。
「粋がって=
356;た割りには遅ェなァ=
;！！」
再不斬は避=
369;ずに腕でガードする=
;。
だがそれが=
629;取りだった。
ナルトの繰=
426;出した蹴りは、ガー=
;ドした再不斬の腕を&#=
30741;いた。
直撃を受け=
383;場所が青紫に変色し=
;、腕が不自然な方向&#=
12408;と曲がっている。
【わざわざ=
362;前が避けられる速度=
;に落としたのだが
腕を押さえ=
390;膝を地に落としてい=
;る再不斬を見下ろし&#=
12394;がら、ナルトは印|=
34;組む。
『風遁 大 =
361;破の術』
術の発動と=
849;に突風が吹き荒れ、=
;全てを消し飛ばした&#=
12290;
辺り一面を#=
206;い隠していた霧もろ=
;とも木々までも……。
驚異的な暴'=
080;を身体全身でまとも=
;に受けた再不斬は吹&#=
12365;飛び、一際太い大Ĉ=
08;に向かっていた。<=
span
lang=3DEN-US>
だが直撃す=
427;寸前に白が飛び出て=
;、身体を張って再不&#=
26028;を庇う。
【俺の言葉=
398;意味が理解出来たか=
;…】
しかし、再=
981;斬の瞳はまだ闘志を=
;失ってはいなかった&#=
12290;
【お前…中々良い瞳をして&#=
12356;る…ギラギラ=
392;絶対的な自信に満ち=
;溢れ……敵=
7;と殺意が混じってる&=
#12394;…】
「…待て！逃げる気か…てめェ！A=
281;」
白に肩を支=
360;られながらも再不斬=
;は吼えた。
【…逃げる？…<=
/span>決着は既に付いた……お࠺=
9;の負けだ】
「なら…何でオレを殺さね&#=
12455;！？」
【２度も同=
376;事を言わせるな…お前など=
578;す価値すら皆無…】
それを見て=
289;再不斬は無事な方の=
;腕で地面を殴りつけ&#=
12427;。
此処までコ=
465;にされたのは生まれ=
;て初めてだった。
相手は最強=
398;忍である『暗殺戦術=
;第零部隊』なのだか&#=
12425;…。
「…=
230;再不斬さん」
再不斬に対=
375;てどう声を掛けたら=
;分からない白。
そんな時、=
490;ルトが突然歩みを止=
;める。
【そんなに=
724;しいのなら…腕を磨い=
390;出直して来い…。
それだけ言=
356;残すと再び歩き始め=
;、暫くして姿が見え&#=
12394;くなった。
「再不斬さ=
435;……こӚ=
8;からどうします？」<=
/span>
ナルトの蹴=
426;で砕けた腕を治療し=
;ながら、白は尋ねた&#=
12290;
「そんな事……決ә=
4;っている…」
「霧隠れの%=
324;にクーデータ―を起こす =
858;の資金調達ですか？=
;」
「…違う。……そんな事はもうや&#=
12417;だ…」
白は驚いた=
290;
再不斬は水=
433;暗殺に失敗して、里=
;を抜けてからずっと&#=
21453;乱の機会を伺って{=
56;たのだ。
その為にガ=
488;ーのような害虫に組=
;してまで、資金を調&#=
36948;していた。
それなのに=
877;不斬が『そんな事』=
;と言っているからだ&#=
12290;
「あの『狐=
303;野郎をこの手で捻り=
;殺す！」
「でも良い=
435;ですか！？…再不斬さ=
435;は前から……！ӎ=
1;
「あの野郎=
392;戦った今じゃ…水影暗殺=
384;のクーデータ―だのオレ=
395;とっちゃ小さすぎる=
;からなァ！」
その瞳には=
808;程よりも大きな意志=
;が宿っていた。
「オレを生=
363;しといた事を…あの野郎=
395;後悔させてやる…」
話し込んで=
356;る間に、白の治療は=
;終わっていたらしい&#=
12290;
地面に突き=
050;さっていた愛用の首=
;切り包丁を引き抜き&#=
12289;背負う。
「白&#=
8230;行くぞ！」=
白に声を掛=
369;るが、まだ地面に座=
;ったままだった。
再度、声を=
499;けてみるが一向に変=
;化が無い。
白は整った=
481;姿を少し曇らせ、顔=
;を俯かせていた。
「ボクはナ=
523;ト君に敵いませんで=
;した…。
だからボ=
463;は再不斬さんと一緒=
;に行く事は出来ませ&#=
12435;。
弱い忍は=
517;要ない…ボクの存=
312;理由は無くなりまし=
;た…
…=
230;すいません=
…再不斬さん=
……」
白の双眸か=
425;は涙が流れ、頬を伝=
;っていた。
『安心して=
979;さい…ボクは再=
981;斬さんの武器です=
…』
敵に負けた=
178;点で武器は意味を成=
;さなくなる。
本当は一緒=
395;行きたい…でも白は=
770;死の覚悟で言ったの=
;だろう。
再不斬は白=
398;言葉を聞いてから暫=
;くして、やっと口を&#=
38283;いた。
「…白…&#=
12354;の時、お前の返事{=
92;涙はウソだったのか=
…？」
突然言われ=
390;白は、顔を上げた。=
;
『今日から=
362;前の血はオレのもの=
;だ！…ついて来=
356;！』
再不斬が自=
998;に対して言ってくれ=
;た言葉を思い出した&#=
12290;
『血継限界=
303;の血族であると知っ=
;ても拾ってくれた。
誰もが嫌っ=
383;この血を…好んで必#=
201;としてくれた。
その言葉を =
862;いた時、どれほど嬉=
;しかった事か……。
「もう一度=
384;け言うぞ…白&#=
8230;今までもこれから&#=
12418;お前の血はオレの|=
18;のだ！…ついて来=
356;！！」
それだけ言=
358;と、再不斬は鼻息を=
;荒くして歩いて行く&#=
12290;
暫くその様=
434;見ていた白だったが=
;、我を取り戻し立ち&#=
19978;がった。
そして前方=
395;いる再不斬に向かっ=
;て駆け出す。
白の双眸か=
425;は涙が溢れ出ていた=
;。
それは悲し=
415;ではなく、喜びの涙=
;……。
「遅かった=
376;ゃねェか……忘Ӛ=
8;物でもしたか？」
「これから=
418;お願いしますね」=
ニッコリと =
505;顔を見せる白。
再不斬の方=
418;笑みを浮かべている=
;。
最も口元を#=
206;っている包帯のせい=
;でよくは見えなかっ&#=
12383;が…。
キレイな景!=
394;が見える道を歩いて=
;いる２人はとても幸&#=
12379;そうだった。
【柄にもな=
356;事をしたな…】
【大切な人…か】
小さく呟く=
490;ルトの脳裏に浮かぶ=
;のは、いのやシカマ&#=
12523;達だった。
自分の本性=
434;知っても知っていな=
;くても…認めてく=
428;る。
【白と言っ=
390;いたか……『ӓ=
8;ちは』のガキを殺さ&=
#12394;かった礼だ…取ってお=
369;……】
その言葉は=
082;に遠くにいる白には=
;届かなかったが、ナ&#=
12523;トは言ってみた。
もしかした=
425;風が伝えてくれるか=
;も知れない。
そんな柄で=
418;ない事を思いながら=
;、ナルトはカカシ達&#=
12398;下へと向かう為にæ=
39;を消した。