一方その&=
915;…カカシ達=
399;タズナの仕事場であ=
;る橋の上で数人の男&#=
36948;が、血塗れになっ{=
90;いた。
「どうしたA=
281;一体何があったんじ=
;ゃ！」
「ば&#=
8230;…化け物…
まだ辛うじ=
390;息はある…一先ずは=
433;心と言った所だ。=
しかし『化=
369;物』と言う言葉を聞=
;いたカカシは表情を&#=
30828;くした。
（…=
230;……まーさかなァ）
珍しく焦っ=
390;いるカカシであった=
;。
場所を再び=
479;ズナの家へ移すと=
…そこには=
981;穏な人影が２つ。=
「イナリー=
385;ょっと洗い物手伝っ=
;て――」
「う&#=
8213;―ん！今トイレ――」
まだツナミ=
392;イナリは気付いてい=
;ないようだ。
トイレで用=
434;済ませたイナリは洗=
;面所で手を洗ってい&#=
12427;…その時だ=
387;た。
「キャ―――――ッ！！」
突如母の悲(=
180;が聞こえ、何事かと=
;思い台所に向かうイ&#=
12490;リ。
「母ちゃんA=
281;」
そこには刀=
434;持った侍が二人、辺=
;りを見回すと鋭利な&#=
20995;物で傷付けられた{=
92;思われる破損した食=
卓がある。
木造で出来=
390;いる家の壁も斬り砕=
;かれていた。
「何だガキA=
281;」
「出てきち=
419;ダメ！早く逃げなさ=
;い！」
「こいつも$=
899;れてくか？」
「人質は一=
154;いればいい」
簡潔に会話=
434;終わらす『ゾウリ』=
;と『ワラジ』。
（人質…！？）
「じゃあ…クク…殺すかァ？」
自慢の刀を=
244;き、イナリを睨みつ=
;ける。
イナリは尋=
120;ではない雰囲気に飲=
;まれ、陰に隠れる。
「待ちなさ=
356;！…その子に=
163;を出したら…下を噛み=
999;って死にます…人質が欲=
375;いんでしょう？」=
そう言った=
484;ナミの双眸の瞳は強=
;い意志が宿っていた&#=
12290;
「フッ…母ちゃんに感謝す&#=
12427;んだな…ボウズ」
「あ&#=
8213;―あ…&#=
20309;か斬りてーなぁ…」
２人はツナ=
511;の手首を縄で縛ると=
;、依頼主の下へ連れ&#=
12390;行こうとした。
そんな中、=
452;ナリは涙を流し己の=
;無力さを嘆いていた&#=
12290;
（母ちゃん…ごめん…ごめんよ=
290;…ボクはガ=
461;で弱いから母ちゃん=
;は守れないよ）
膝を抱え更=
395;涙を流す。
（それに死=
395;たくないんだ……ボӞ=
3;怖いんだ…）
【いい加減=
875;くのはやめろ！鬱陶=
;しい！】
『あいつは=
418;う…泣き飽き=
390;るんだろうなぁ』=
【お前のい=
358;辛いって何だ！】=
『だから…強いって=
356;う事の本当の意味を=
;知ってる…君のお父=
373;んと同じ様にね』=
《本当に大=
999;なものは…例え命が=
833;うような事があった=
;って…この２本=
398;両腕で守り通すんだ=
;！！》
思い出され=
427;のは父である『英雄=
;』の信念の言葉。
（…=
230;ボクも…
「クク…アンタのそのキレ&#=
12540;な肌見てると斬り{=
83;くなるねェ」
「ホラ、早=
367;歩け」
ツナミは縄=
391;縛られたまま、連れ=
;てかれようとしてい&#=
12383;。
「待てェ！A=
281;」
「！」
「あん？」
「イナリ！A=
281;」
そこには覚=
735;を決め、漢の顔をし=
;ているイナリの姿が&#=
12354;った。
「何ださっ=
365;のガキじゃねーか」=
;
（ボクだっ=
390;…）
母であるツ=
490;ミを助ける為に、『=
;ゾウリ』『ワラジ』&#=
12395;向かって走り出し{=
83;。
「ったく…しょーが=
397;ェーガキだな！」=
「斬るぞ…」
「イナリ！=
301;
ツナミが叫=
435;だ瞬間、イナリの身=
;体がバラバラに刻ま&#=
12428;る。
しかしよく#=
211;てみると、それは唯=
;の丸太であった。
２人は驚き=
398;表情を浮かべる。=
「遅くなっ=
390;悪かったな」
意識を失っ=
383;ツナミとイナリを救=
;ったのは金髪の少年&#=
12391;った。
「ナルトの=
804;ちゃん……！ӎ=
1;
「イナリよ=
367;やったな！」
昨日とは打=
387;て変わった様子のナ=
;ルト。
「何だ…誰かと思ったら
ナルトは『=
478;ウリ』と『ワラジ』=
;を無視する。
その態度に!=
145;を立てたのか、２人=
;は居合の構えを取り&#=
31361;っ込んでくる。
「だ&#=
8230;大丈夫なの？兄ち&#=
12419;ん！」
「ああ」
イナリの問=
356;に簡潔に答え、手裏=
;剣ホルスターに手を&#=
25499;けると二枚取り出{=
75;た。
それを突っ$=
796;んでくる２人に無造=
;作に投げ付ける。
「フン…そんなモノが効く&#=
12363;！」
勇ましい言!=
865;を吐く２人は、刀の=
;腹で手裏剣を弾いて&#=
38450;ごうとする。
【俺の手裏=
091;が刀程度で止められ=
;ると思うな】
ナルトの口#=
519;が暗部の時のモノに=
;なっている。
その言葉通=
426;、ナルトの手裏剣を=
;防ごうとした刀が粉&#=
12293;に砕け散った。
手裏剣術と =
087;練の投擲能力が生み=
;出す凄まじい攻撃力&#=
12395;、刀の硬度が耐え|=
25;れなかったのだ。<=
span
lang=3DEN-US>
「な、何だ=
392;！？」
「たかが手#=
023;剣でオレの刀を…！？」
投げ付けら=
428;た手裏剣は勢いを失=
;う事なく、『ゾウリ&#=
12303;『ワラジ』の腹部İ=
46;掛けて一閃する。<=
span
lang=3DEN-US>
ナルトによ=
387;て手加減された手裏=
;剣は、２人の腹部を&#=
36011;かずに体内に抉りů=
96;む。
腹部に激痛=
364;走り、怯んだ２人の=
;眼前にナルトの姿が&#=
12354;った。
【お前達は=
899;るな】
肉を抉られ=
289;血が滴り落ちる傷口=
;に向かって掌底を繰&#=
12426;出す。
その衝撃に=
424;って、脳が痛みに耐=
;えられなくなり、２&#=
20154;は気を失った。
「兄ちゃん
「ん&#=
8213;―？森の中に刀で斬&#=
12425;れたイノシシがい{=
83;んだ――」
イナリの問=
356;にナルトは、曖昧に=
;答える。
【そんな事=
424;り…イナリ…昨日は悪=
363;った】
「え？」
【昨日言っ=
383;事は全て訂正する=
…お前は強=
356;】
ナルトは素 =
452;に思った事をイナリ=
;に伝えた。
普段見せて=
356;る偽りの姿ではなく=
;、本来の自分で……。
イナリは最=
021;、ボ―ッとして=
356;たが徐々に涙が溢れ=
;出て来た。
「くそ！も=
358;泣かないって決めた=
;のに…またナル=
488;の兄ちゃんにバカに=
;されちゃう…」
【嬉しい時=
399;泣け……そӚ=
8;ともう一つ。…お前の父=
399;本当の英雄だ…誇りに持=
390;】
「…=
230;ど、どうして…そう…思うの？」=
しゃくり上=
370;ながら尋ねた。
【死ぬ間際
【処刑寸前=
395;笑みを浮かべる輩な=
;どそうはいない】
その言葉を =
862;いてイナリは気付く=
;、自分が２人の侍に&#=
27578;されると分かったą=
78;、震え上がった。<=
span
lang=3DEN-US>
とても笑み=
394;ど浮かべれる状況で=
;はなかった。
【母ちゃん=
420;オッサン…お前に心%=
197;を掛けまいと思った=
;んだろう】
（…
イナリはナ=
523;トの言葉で更に涙を=
;流す。
【此処が襲=
431;れたと言う事は…橋の方も=
361;険だな】
ナルトは麻=
398;縄でグルグル巻きに=
;された侍二人を担ぐ&#=
12290;
正直言って=
510;ンガのように見える=
;が、一部の麻の縄の&#=
37096;分が紅く染まって{=
56;るから恐ろしい。<=
span
lang=3DEN-US>
【もう此処=
399;お前に任せても大丈=
;夫だな？】
「うん……大丈夫」
涙を服の袖=
391;拭うイナリ。
【コイツら=
398;始末も含めて…行って来=
427;。…後は頼ん=
384;ぞ】
「うん…任せて！」=
元気良く返=
107;をするイナリの背後=
;に、カイザが笑顔で&#=
31435;っているのを垣間Š=
11;た気がする。
そして、ナ=
523;トはカカシの元へと=
;向かっていった。
橋に向かう$=
884;中、ナルトは森の中=
;で立ち止まった。
辺りからは=
190;十、幾百の殺気を感=
;じる。
【お前達…感じるかA=
311;…辺りから=
863;じる無数の殺気を】=
;
『ゾウリ』=
398;髪を乱暴に掴み持ち=
;上げる。
「な&#=
8230;何しようとしてん&#=
12384;」
「くっ、離=
375;やがれってんだ！」=
;
２人共…現在の状況がまる&#=
12391;理解できていないz=
90;
【イナリの=
478;へ向かう途中で、無=
;数の刀傷を負った動&#=
29289;達が死んでいた…あれはお=
069;達の仕業だろう？】=
;
試し切りと =
216;して、立ち塞がる障=
;害物全てを切り刻ん&#=
12391;行った。
【森の動物$=
948;は凄まじい殺気をお=
;前らに対して放って&#=
12356;る】
「…
【アイツら=
399;お前達を殺したいそ=
;うだ】
『ゾウリ』=
302;ワラジ』に無差別に=
;殺された動物達の恨&#=
12415;を晴らす為に、臭{=
56;を嗅ぎ取ってゾロゾ=
ロと集まってきたの=
2384;。
【俺が此処=
395;いる限り、奴らは手=
;出し出来ない…逆に言え=
400;、俺が居なくなった=
;時点でお前達は喰い&#=
27578;される】
その言葉を =
862;いた２人は顔面蒼白=
;になる。
刀を持ち、=
116;体満足な普段なら動=
;物が幾ら来よう共訳&#=
12399;無い。
しかし、今=
399;自慢の刀は砕かれ=
…腹部に重=
663;とも言える傷を負っ=
;ている。
傷口からの=
986;血にも関わらず、痛=
;みが無いのは一番危&#=
38522;な状態だ。
「ま&#=
8230;待て！…
「お&#=
8230;お前みたいなガキ&#=
12395;…人を殺せ=
427;わけがねェ」
前者は典型 =
340;な言葉を、後者は挑=
;発するような言葉を&#=
21520;いた。
既に頭の中=
399;テンパイと言った所=
;だ。
【生憎だが=
289;俺は金目の物に興味=
;は無い…欲しけれ=
400;奪えばいい事だ】=
ナルトはチ=
515;クラを練り、印を組=
;む。
【それに人=
394;んぞ、３つの頃に殺=
;してる…ついでに#=
328;うと、お前達が手を=
;掛けた数百倍もの数&#=
12398;人間を殺してきた{=
05;
カカシ達の=
069;では必死に隠してき=
;た事をこうも簡単に&#=
36848;べるナルト。
どうせコイ=
484;は此処で死ぬ…何の問題=
418;ない。
『忍法 金 =
283;りの術』
術の発動と=
516;時に、２人の身体が=
;動かなくなる。
だが意識は=
385;ゃんとしており、当=
;然のこと痛覚も生き&#=
12390;いる。
しかし声帯=
231;能は麻痺させた…品の無い=
483;びを聞きたくないか=
;らだろう。
【俺が手を=
979;すまでも無い…お前達は =
983;きたまま喰われるの=
;がお似合いだ】
それだけ言=
356;残すとナルトは、麻=
;の縄でグルグル巻き&#=
12395;された二人から徐z=
93;に離れて行く。
『ゾウリ』=
392;『ワラジ』の両者は=
;何かを叫んでいるよ&#=
12358;だが、金魚の様にÖ=
75;をパクパクさせる事=
しかできない。
その姿は実=
395;滑稽であった。
５メートル =
243;歩いた所でナルトの=
;歩みが止まる。
それを見て=
289;２人は淡い希望を抱=
;く…だがそれ=
399;一瞬にして砕かれた=
;。
【お前達が =
040;える事で悲しむ奴は=
;一人もいない……安ও=
5;して死ね】
ナルトは口=
803;を邪悪に歪ませると=
;、『瞬身の術』で姿&#=
12434;消す。
そして完全=
395;ナルトの姿が消えて=
;から、動物達が動き&#=
20986;した。
一歩一歩、=
422;っくりと確実に溢れ=
;出す憎悪・怨恨・殺&#=
24847;を隠さずに…。
相手が無抵=
239;なのに気付いたのか=
;、動物達は一斉に飛&#=
12403;掛った。
熊は腕を喰=
425;い引き千切り、狼は=
;喉笛を噛み切ろうと&#=
36493;起になる。
猪は足に噛=
415;付くと玩具のように=
;振り回し、リス等の&#=
23567;動物は耳や鼻…指と言っ=
383;小さな身体の一部を=
;削り取る。
生きる為に'=
135;べる分だけ相手を殺=
;す動物達もこの時だ&#=
12369;は違った。
相手の苦痛=
364;長引くように狡猾に=
;解体していく。
おびただし=
356;量の血が地面に吸い=
;込まれ、それを木々&#=
12364;根から吸収する。
すると森の=
408;々達は、風もないの=
;に葉が生い茂る枝を&#=
25594;らした。
それはまる=
391;…歓喜の余=
426;踊っているようだっ=
;た。
再び場所を=
459;カシ達の下へ移そう=
;。
橋の上で傷=
384;らけになった作業員=
;達から事情を聞いて&#=
12356;る最中、霧が出て{=
65;て辺りを乳白色に彩=
る。
（この霧……）
「来るぞォA=
281;！」
突然カカシ=
364;叫んだ。
それを合図=
395;サスケはクナイを手=
;に持ち、サクラは手&#=
35023;剣ホルスターへ手|=
34;掛ける。
（やっぱり =
983;きてやがったな…さっそく=
362;出ましか…！）
カカシはチ=
515;クラを練り、何時で=
;も術が発動出来るよ&#=
12358;に対処する。
「ね！カカ=
471;先生…これって
サクラがそ=
358;尋ねる中、サスケの=
;身体が微かに震える&#=
12290;
前回の戦い=
434;思い出したのだろう=
;。
《久しぶり=
384;な…カカシ》
霧の中から =
862;こえて来た聞き覚え=
;のある声。
《相変わら=
378;そんなガキを連れて=
;…『また』&=
663;えているじゃないか=
;…かわいそ=
358;に…》
その光景は=
766;絶と表す以外なかっ=
;た。
「武者震い=
384;よ！！」
だがそんな=
013;、サスケは額に汗を=
;浮かばせながら言い&#=
20999;った。
それを見て=
491;ヤリと口を歪ませる=
;再不斬。
対するカカ=
471;は笑顔だ。
「やれ、サ=
473;ケ」
再不斬の水=
998;身達がサスケに向か=
;って、首切り包丁を&#=
25391;り下ろす。
しかしサス=
465;の動きは以前とは比=
;べ物にならない程に&#=
36895;くなっていた。
（…
一瞬の内に=
700;分身達の身体を切り=
;刻み、元の水へと還&#=
20803;させる。
「ホ&#=
8213;―水分身を見切った&#=
12363;…あのガキ=
363;なり成長したな…」
「ライバル=
986;現ってとこだな…白」
「そうみた=
356;ですね」
そのすぐ隣=
426;にはお面を被った少=
;年の姿があった。
「どうやら=
458;レの予想…的中しち=
419;ったみたいね……」
「あ！！」
サクラが白=
398;姿に気付き、声を上=
;げる。
「あのお面=
385;ゃん…どう見た=
387;て再不残の仲間でし=
;ょ！…一緒に並=
435;じゃって……」
「どの面下=
370;て堂々と出て来ちゃ=
;ってんのよ…アイツ！=
301;
内なるサク=
521;が少し表に出てきて=
;いるようだ。
「アイツは=
458;レがやる…下手な芝=
621;しやがって…オレはあ=
354;いう『スカしたガキ=
;』が一番嫌いだ」
「カッコイ=
452;、サスケ君♪」
カカシの言=
358;通り、サスケに対し=
;ては常にプラス思考&#=
12395;なる。
もしナルト=
364;同じ事を言ったら、=
;問答無用で殴り倒さ&#=
12428;、戦闘不能にされ|=
27;に違いない。
「大した少=
180;ですね…幾ら水分$=
523;がオリジナルの１０=
;分の１程度の力しか&#=
12394;いにしても…あそこま=
391;やるとは…」
白は『はい=
303;と簡潔な返事を返す=
;と、『瞬身の術』で&#=
12469;スケの元へと向か{=
56;、仕掛ける。
（なに！？A=
289;
その移動ス=
500;ードに驚愕の表情を=
;浮かべると、サスケ&#=
12399;重心を低く落とし|=
63;ナイを構えた。
突然眼の前=
395;現れた白の手には、=
;千本が握られており&#=
12289;それを使用して攻ā=
31;する。
お互いの武=
120;がスピードの勢いに=
;乗ったまま、ぶつか&#=
12426;合い甲高い悲鳴をÇ=
78;げた。
（ほう…あのスピードを見&#=
20999;るか…）
カカシと再=
981;斬がそれぞれ胸の内=
;で思う。
「サクラ！=
479;ズナさんを囲んでオ=
;レから離れるな…アイツは=
469;スケに任せる！」=
「うん！」
サクラは言=
431;れた通りにタズナの=
;護衛に付く。
その間にも=
469;スケと白の戦いは続=
;いている。
「君を殺し=
383;くないのですが…引き下が=
387;て貰えはしないので=
;しょうね…」
「やはり…しかし次=
289;アナタはボクのスピ=
;ードについてくれな&#=
12356;…それにボ=
463;は既に２つの先手を=
;打っている」
「２つの先=
163;？」
「一つ目は$=
794;りにまかれた水…そして２=
388;目にボクは君の片手=
;を塞いだ…従って君=
399;ボクの攻撃をただ防=
;ぐだけ…」
（なにィ！=
467;イツ…片手で…！！）
（片手の印=
384;と！？あんなの見た=
;事が…）
『秘術 千=
578;水翔！！』
左手で印を =
080;び、地面を強く踏み=
;付ける。
すると再不=
028;の水分身によって地=
;面に撒かれた水が、&#=
65298;人の周りを取り囲|=
35;だ。
（殺したく=
394;い…か。…本音かな）=
「サスケ君A=
281;」
取り囲んだ=
700;が幾本もの、千本へ=
;と徐々に姿形を変え&#=
12383;。
（思い出せ…あの修行=
434;…チャクラ=
434;一気に練り上げ…脚へ！）
そして水の=
315;本がサスケに向かっ=
;て勢いよく襲い掛か&#=
12427;。
白は巻き込=
414;れない為に距離を取=
;るが、そこにはサス&#=
12465;の姿は何処にもな{=
63;った。
（消えた？A=
289;
そう思った =
690;先、頭上から何かが=
;空を切る音が聞こえ&#=
12390;来る。
「！」
その音の正=
307;は手裏剣であった。=
;
次々と飛び=
499;ってくる手裏剣を回=
;避する白だが、段々&#=
12392;苦しくなって来るz=
90;
四枚目の手#=
023;剣が橋の手すりに弾=
;かれたのが最後だっ&#=
12383;。
「案外トロ=
356;んだな…これから=
362;前は…オレの攻=
731;をただ防ぐだけだ！=
;」
背後から聞=
371;えてくるサスケの声=
;色には自信が満ち溢&#=
12428;ていた。
クナイを両=
163;に持ち、白に向かっ=
;て斬り付ける…狙いは急=
152;である首。
だがその一=
731;は白によって防がれ=
;る。
千本を持っ=
390;ない白は、サスケの=
;手首の部分を押さえ&#=
22238;避した。
「甘ェんだ=
424;！」
サスケの攻=
731;はそれだけでは終わ=
;らず、防がれた方の&#=
25163;首のスナップを利{=
63;せて、白の顔面にク=
ナイを放つ。
しかし白も$=
000;けずと体制を低くし=
;て構え回避する。
（…は…&#=
36895;い…！！）
白がそう思=
387;た瞬間に、その身体=
;は吹き飛んでいた。
（何っ…！あの白がスピー&#=
12489;負けするとは…）
「どうやら=
473;ピードはオレの方が=
;上みたいだな…」
「ガキだ、=
460;キだとウチのチーム=
;をなめてもらっちゃ&#=
12354;困るねェ…こう見え=
390;もサスケは木ノ葉の=
;里の…ＮＯ．１=
523;ーキー…」
「此処にい=
427;サクラは里一番の切=
;れ者……」
（エッヘンA=
281;しゃーんなろー！！=
;）
「そしても=
358;一人は目立ちたがり=
;屋で、意外性ＮＯ．&#=
65297;のドタバタ忍者ナ}=
23;ト」
実際は『暗=
578;戦術第零部隊』で最=
;強の忍である。
「ククク…クククク=
483;…」
突然笑いだ=
375;た再不斬にサスケは=
;疑問を持つ。
「白&#=
8230;分かるか。=
…このままじゃ返り&#=
35342;ちだぞ…」
白は何事も =
961;かったかのように立=
;ち上がる。
（な&#=
8230;何だ…これは…
サスケの思=
356;を他所に、白は特殊=
;な印を結ぶ。
すると先程=
392;同じく地面に撒かれ=
;た水が、サスケを取&#=
12426;囲む。
だがそれは=
302;秘術 千殺水翔』と=
;は違い、幾つもの鏡&#=
12398;ような物体に形をû=
04;した。
『秘術 魔%=
857;氷晶！！』
（何だこの"=
899;は！？）
カカシでさ=
360;、白の放った術を今=
;まで見た事が無かっ&#=
12383;。
白は自らの=
316;った氷の鏡へ、身体=
;を滑り込ませる。
「くそっ！=
301;
見た事も無=
356;術に危険を感じ、カ=
;カシはサスケの元へ&#=
36208;る。
しかしそれ=
399;再不斬によって阻ま=
;れた。
「お前の相=
163;は…オレだろ=
290;…あの術が=
986;た以上…アイツは=
418;うダメだ」
（ぐっ！）
どうやらそ=
358;簡単には通してくれ=
;そうには無かった。
《じゃあ…そろそろ"=
892;きますよ》
白の姿のみ=
434;映す氷の鏡全てから=
;、声が聞こえて来る&#=
12290;
（これは…鏡！？…一体何を…！！）
《ボクの本=
403;のスピードをお見せ=
;しましょう》
千本を手に=
345;ち、構える白の姿が=
;眼に映った瞬間…。
サスケの左!=
109;に裂傷が走っていた=
;。
だが白は更=
395;攻撃を連続で続ける=
;。
「うぐぅっA=
281;！」
鏡の反射を=
033;用した全方位からの=
;千本による斬撃。
「サスケ…！！」
カカシのい=
427;場所からは、サスケ=
;が傷ついて行くのが&#=
35211;える。
《ぐあぁあ=
354;！！》
「サスケ君A=
281;！」
サスケの叫=
403;声が響き、サクラが=
;声を荒げる。
「迂闊に動=
369;ばそっちの２人を殺=
;るぞ！」
「…くっ」
正に八方塞=
364;りであった。
《ぐっ…うわぁ…
サスケは頭%=
096;を手で庇いながらも=
;攻撃を受け続けてい&#=
12427;。
「…タズナさん、ごめ&#=
12435;。…少しだけ=
492;処を離れるね…」
しかし、サ=
463;ラの任務はタズナを=
;護衛する事。
「ああ…行って来い=
…」
タズナはサ=
463;ラの気持ちを察した=
;のか、了解を出す。
「サスケ君A=
281;！」
それと同時=
395;サクラが駆け出し、=
;氷の鏡に向かってク&#=
12490;イを投げた。
だがそのク=
490;イは、白に受け止め=
;られる。
（避けれら=
383;！！）
そう思った=
178;、反対側から一枚の=
;手裏剣が白を目掛け&#=
12390;飛んで来た。
突然の事に=
453;応出来ず、白の仮面=
;に直撃する。
その衝撃で =
333;は氷の鏡から飛び出=
;る。
「！」
「…誰？」
カカシと再=
981;斬…サクラが =
524;を向けた。
突如巻き起=
371;った色とりどりの白=
;煙が辺りを包み込む&#=
12290;
（あのバカ…目立ちた=
364;り屋が…）
（…意外性ＮＯ．１の…ドタバタ=
525;者…！？）
面を付けて=
356;る為、分からないが=
;その下の素顔には驚&#=
12365;の表情があるだろ{=
58;。
「うずまき=
490;ルト！！……たӖ=
4;いま見参！！」
『ゾウリ』=
302;ワラジ』を見殺しに=
;した時とはまるで違&#=
12387;ている。
カカシ達が=
222;段見ているナルトだ=
;った。
「俺が来た=
363;らには、もう大丈夫=
;だってばよ！」
ビシッ！と=
351;を突き出しながら叫=
;ぶ、
「物語の主=
154;公ってのは、大体こ=
;ーゆーパターンで出&#=
12390;来てあっちゅーま{=
95;ィー…」
「敵をやっ=
388;けるのだァー！！」=
;
カカシの言=
358;事も最もであるが、=
;ナルトにとっては再&#=
19981;斬や白などは敵のÐ=
69;にも入らない。
だから遊ん=
391;みたり、悪ふざけも=
;出来るのだ。
「ナルトォA=
281;」
（話が長い…）
三者三様に=
605;う所があった。
『修行ォ！A=
281;オレってばもっと強=
;くりてーんだ』
その中で白=
399;、薬草摘みの時に会=
;ったナルトの言葉を&#=
24605;い出していた。
カカシと対=
769;していた再不斬は、=
;その隙を突いて手裏&#=
21091;を投げる。
しかしナル=
488;は何の構えも取らず=
;に自然体のまま…。
手裏剣と千=
412;がお互いを弾け合い=
;地面に落ちる。
その様子に=
459;カシ達全員が驚いた=
;。
「白&#=
8230;どういうつもりだ&#=
12301;
「再不斬さ=
435;…この子は=
508;クに…この戦い=
399;ボクの流儀でやらせ=
;て下さい」
「…手を出すなって事&#=
12363;…白、相変=
431;らず甘いヤローだ=
…お前は…」
（甘いか…確かにな…この傷か=
425;見て千本で攻撃され=
;いるのは確かだが
（今の所、=
613;所という急所は狙わ=
;れていない…生殺しの=
388;もりか…）
（…しかし、この術は&#=
20309;だ！？分身を鏡にĝ=
08;ませ、全員で同時に=
千本を投げ付けて…）
（いや…それにしちゃ速す&#=
12366;る…武器の軌$=
947;すら見切れないのは=
;どういう事だ…）
（それに単=
394;る『分身の術』だと=
;すれば、この氷の鏡&#=
12434;必要とする理由がŠ=
11;当たらない…兎に角、=
371;の鏡が奴の攻撃の要=
;である事は疑いよう&#=
12364;ない…）
（此処は取=
426;敢えず…オレは内=
596;…そしてナ=
523;トに鏡の外側から攻=
;撃させて見るしか
「よっ！助=
369;に来たぞ！」
既にナルト=
399;鏡の内側へ来ていた=
;。
「こっ…このウスラトンカ&#=
12481;！忍ならもっと慎ŵ=
25;に動けェ！お前まで=
鏡の中に…くそ！も=
358;いい、このバカ！」=
;
「なんだァ=
289;お前ェ！せっかく助=
;けに来てやったのに&#=
12451;！！」
いきなり始=
414;る口喧嘩。
（さすが意=
806;性ＮＯ．１の忍者だ=
;…助太刀に=
469;てドンドン状況が悪=
;化してやがる…）
（…ナルトとサスケの&#=
26041;へ行けば、タズナ{=
73;んが危ない…がと言っ=
390;アイツらを放ってお=
;く理由にも……）
カカシは何=
392;かこの状況を打破し=
;ようと考える。
（中途半端=
394;影分身をやってみて=
;も…こいつも=
377;ぐに水分身で足止め=
;に来る…余分なチ=
515;クラを使うだけだ）=
;
自分と対峙=
375;ている再不斬の瞳に=
;は士気が満ちている&#=
12290;
白が再び、!=
258;らが作った氷の鏡に=
;身を潜ませる。
（よし！あ=
381;こが本体か…）
《こっちだ=
424;》
背後から聞=
371;えてきた白の声。=
そして何時=
398;間にか傷付いていた=
;頬…。
（こうなっ=
383;ら…鏡を打っ=
730;すまでだ！！！）=
「どっ…どーいう事だァコ&#=
12524;ェ！！」
―中々面白い"=
899;を使う……戻Ӗ=
7;て来て正解だったな&=
#12290;
（こいつは=
703;を凍らせて作った鏡=
;…なら…）
何か考えが=
354;るのか、サスケはチ=
;ャクラを練ると印を&#=
32080;んだ。
『火遁 豪 =
779;球の術』
体内で練っ=
383;チャクラを炎に変換=
;させ、前方に巨大な&#=
29699;体の猛火を吐き出{=
77;術。
攻撃範囲は =
244;り上げるチャクラの=
;量を調節させる事に&#=
12424;り変化させる。
氷は火で溶=
369;ると言う、元素の相=
;対性を利用した攻撃&#=
12384;ったが効果は無か{=
87;た。
「全然効い=
390;ねェーじゃん！！」=
;
―俺の狐火な=
425;軽いんだが…この作り=
499;けの橋まで崩壊させ=
;てしまうな。
《そんな火=
147;では、この氷の鏡は=
;溶けませんよ》
「くっ……」
鏡の中の白=
364;千本を構え、光が反=
;射した瞬間にナルト&#=
12392;サスケの身体が大{=
65;く吹き飛んだ。
「何処だ…本体はァA=
281;！」
―『うちはイ=
479;チ』の術とは違った=
;面白みがある。
表向きは焦=
426;を見せているが、内=
;心では楽しんでいた&#=
12290;
《目で追お=
358;としても無駄だよ=
…ボクは絶=
550;に捕まらない》
ナルトは白=
398;忠告を無視して、印=
;を組む。
『影分身の"=
899;』
「よせ！」
―どれが本体=
363;確かめて見よう…。
しかし白は%=
857;の反射を利用しての=
;全方位攻撃で、影分&#=
36523;にダメージを与えĘ=
40;した。
「うわぁあ=
353;っ！！」
―うちはのガ=
461;が居なかったら、も=
;っと楽しめたモノを……。
影分身と共=
395;自分までダメージを=
;受け、地面に撃墜す&#=
12427;ナルト。
《この術は=
508;クだけを写す鏡の反=
;射を利用する移動術&#=
12290;…ボクのス=
500;ードから見れば、君=
;たちはまるで止まっ&#=
12390;いるのかのよう…」
「まさか、=
354;の少年があんな術を=
;体得していようとは&#=
12394;……」
「クククク……」
「あんな術…？」
カカシの言!=
865;にサクラは尋ねた。=
;
「『血継限 =
028;』だ！…深き血の =
331;がり…超常固体=
398;系譜…それのみ=
395;よって子々孫々伝え=
;られる類の術だ…」
「！」
「こんな所=
391;くたばってられっか=
;！オレには叶えなき&#=
12419;なんねェ夢があん{=
98;にィ…」
―
あると言え=
400;、『五影』を試す事=
;だろうか。
しかし、そ=
428;は実現させようと思=
;えば出来る為…夢とは言=
360;ないかも知れない。=
;
『オレの里=
391;一番の忍者になるこ=
;と！』
『みんなに=
458;レの力を認めさせて=
;やんだよ！』
白はナルト=
398;言った事を思い出し=
;た。
《ボクにと=
387;て忍になりきる事は=
;難しい…出来るな=
425;君達を殺したくない=
;し…君達にボ=
463;を殺させたくもない=
;…」
《けれど、=
531;たちが向かってくる=
;から…ボクは刃=
391;心を殺し忍になりき=
;る》
『クク…憐れなガキだ。
『…=
230;お兄ちゃんも…ボクと同=
376;目してる…』
《ボクは大=
999;な人を護りたい…その日と=
398;為に働き、戦い、夢=
;を叶えたい…それがボ=
463;の夢…》
《その為な=
425;ボクは忍になりきる=
;…あなた達=
434;殺します》
それを聞い=
383;両者の顔に浮かぶ笑=
;み。
「サスケ君A=
281;ナルトォ！そんな奴=
;に負けないでェ！！&#=
12301;
大声で叫ぶ=
469;クラ。
「やめろ、=
469;クラ…あの２人=
434;けしかけるな！」=
「え？」
「例え万に=
968;つ、あの術を破る方=
;法があったとしても…アイツら=
395;あの少年は倒せない=
;…」
サクラには=
459;カシの言った事が理=
;解出来なかった。
矛盾が生じ=
390;いる為に理解するの=
;は難しい。
「アイツら=
395;はまだ、心を殺し=
…人を殺め=
427;精神力はない…あの少年=
399;忍の本当の苦悩をよ=
;く知っている」
「…お前らみたいな平&#=
21644;ボケしたさとで、Ĉ=
12;物の忍は育たない<=
span
lang=3DEN-US>…」
「忍の戦い=
395;おいて、最も重要な=
;『殺しの経験』を積&#=
12416;事が出来ないから{=
84;…」
この状況を=
171;破する事の出来るの=
;は、上忍である『は&#=
12383;けカカシ』のみ…。
「クク…『写輪眼』=
…芸の無ェ奴だ」
対する再不=
028;は忍具入れへと手を=
;忍び込ませていた。
「『写輪眼=
303;！！」
サクラが叫=
435;だのを合図に、再不=
;斬がカカシに向かっ&#=
12390;地面を大きく蹴りÑ=
86;す。
忍具入れか=
425;『霧隠れの里』特有=
;の二又のクナイを、&#=
12459;カシの左眼に向か{=
87;て突き出した。
カカシの手=
399;額当てに添えられた=
;まま、しかし再不斬&#=
12398;クナイの一撃が頭Ų=
96;に直撃する。
「『芸が無=
356;』と凄んで見ても=
…やはり『=
889;輪眼』は怖いか…再不斬」
再不斬のク=
490;イは、カカシの左眼=
;ではなく…寸前で突=
365;出した右手で受け止=
;めた。
だが、右の=
484;がクナイによって貫=
;かれかなりの量の血&#=
12364;流れ出る。
「ククク…忍の奥義=
387;てのは、そう何度も=
;相手に見せるもんじ&#=
12419;ねーだろ」
「感謝しろ=
290;…２度もこ=
398;眼が拝めるのはお前=
;が初めてだよ…そして３=
230;目はない」
「クク…仮にオレを倒せた&#=
12392;しても、お前は白{=
95;は勝てねーよ…」
（カカシ先 =
983;が勝てないって…あのお面=
398;子ってそんなに強い=
;の？）
「先生…！」
自分達の担=
403;上忍よりも上の実力=
;…サクラに=
399;想像もつかない。=
「オレはア=
452;ツがガキの頃から、=
;徹底的に戦闘術を叩&#=
12365;込んできた…アイツは=
449;じがたい苦境の中に=
;おいても、常に成果&#=
12434;上げてきた」
再不斬の表=
773;は自信に満ちている=
;。
「『心』も=
394;く『命』という概念=
;すら捨てた、忍と言&#=
12358;名の戦闘機会だ…その上、=
900;の術はオレすら凌ぐ=
;。『血継限界』と言&#=
12358;なの恐るべき機能{=
01;
カカシの掌=
395;突き刺したクナイを=
;音を立てて、引き抜&#=
12367;。
「オレは高=
230;な道具を獲得したわ=
;けだ…お前の連=
428;てる廃品とは違って=
;な……！ᦀ=
1;」
「他人の自=
930;話ほど退屈なモノは=
;ないな…そろそろ"=
892;かせてもらおう！」=
;
木ノ葉のマ=
540;クが入っている額当=
;てを上にずらし、『&#=
20889;輪眼』を露出させ|=
27;。
「まぁ待て…話ついで=
395;お前の台詞を借りて=
;、もう一つ自慢話を&#=
12375;てやろう…お前は確=
363;こう言ったな…」
「クク…オレはその台詞を&#=
12469;ルマネしたくてウ|=
74;ウズしてたんだぜ」=
口元を嫌ら=
375;く歪ませる。
「『言って=
362;くが』『オレに２度=
;同じ術は通用しない&#=
12303;…だったか…」
「オレは既=
395;お前の…その眼の=
979;らないシステムを全=
;て見切ってんだよ」
再不斬はチ=
515;クラを練り始める。=
;
「この前の&=
360;い…オレはた=
384;バカみたいにお前に=
;やられてたワケじゃ&#=
12394;い」
『ぐっ…』
『終わりだ…』
「！」
予め練って=
356;たチャクラを媒体に=
;再不斬は印を結ぶ。
『忍法 霧&=
560;れの術』
辺りに漂う&=
695;が更に濃くなり、眼=
;の前にいた再不斬の&#=
23039;が掻き消えた。
「くっ…おいサスケ！これ&#=
12376;ゃ逃げ回ってるだ{=
69;だってばよ！」
「黙って立=
390;！お前の面倒までみ=
;きれねーぞ！」
―お前に面倒=
434;見て貰う程、俺は決=
;して弱くないと思う&#=
12435;だが…。
「多少の傷=
399;やむを得ない、取り=
;敢えず致命傷を避け&#=
12390;動くんだ！
サスケは自=
998;達を取り囲む氷の鏡=
;に視線を移す。
「恐らくア=
452;ツのチャクラにも限=
;界がある！！元に少&#=
12375;ずつ……」
鏡の中の白=
364;千本を構え、サスケ=
;も片手にクナイを手&#=
12395;持ち攻撃に備えるz=
90;
（来る！！A=
289;
ただ止まっ=
390;いるだけでは、狙い=
;撃ちにされて徐々に&#=
12384;が体力が奪われるz=
90;
それに再不=
028;を仮死状態にした白=
;の実力からして、相&#=
25163;を死に至らせる秘é=
80;の位置すら把握して=
いるだろう。
「サクラ！=
479;ズナさんを頼むぞ！=
;！」
「！&#=
8230;…」
（…そうよね…<=
/span>サスケ君とナルト&#=
12434;信じて、私は私の|=
20;るべき事を！）
サスケの事=
384;けでなく、無意識の=
;内にナルトの名前ま&#=
12391;出したのをサクラĈ=
12;人は気付いていなか=
った。
（何じゃ…この超凄=
356;霧は…視界、ほ=
412;０じゃないか…）
「おお、サ=
463;ラ」
サクラはク=
490;イを手に持つと、タ=
;ズナの前に出る。
その乳白色=
398;世界の中から奇妙な=
;音が聞こえてきた。
シュルル…シュルル=
392;何かが空を切り裂い=
;て向かってくる音。
この音には =
862;き覚えがあった。=
…幼い頃か=
425;慣れ親しんできた手=
;裏剣の風切り音。
その音の正=
307;が分かったのは、か=
;なり近くに来てから&#=
12384;った。
突然現れた =
961;数の手裏剣に、カカ=
;シは両手に構えたク&#=
12490;イで弾く。
手裏剣には=
671;配が無い為、何処か=
;ら来るのか察知でき&#=
12394;い。
「よくぞ避=
431;した…さすがは=
302;写輪眼』のカカシだ=
;」
背後から聞=
371;えてきた再不斬の言=
;葉。
音も気配も=
394;く、突然カカシの後=
;ろに姿を現した。
（眼を…！閉じてやがる！&#=
65281;）
「お前は『=
889;輪眼』を過大評価し=
;過ぎた」
「なに…」
「ククク…お前は事#=
937;の全てを見通してい=
;るかの様にほざいて&#=
12356;たが……結ੜ=
4;、その先読みはハズ&=
#12428;ている」
『お前には=
410;来が見えるのか…？』
『ああ……お前は死ぬ』
「カカシ…お前には=
458;レの心も未来も見え=
;てはいない…『写輪眼=
303;とは…つまり、=
381;う思わせる為の透遁=
;法！！」
再不斬は再=
403;霧の中へと姿を溶け=
;込ます。
「突き詰め=
390;言えば、洞察眼と催=
;眠眼の両方を持ち合&#=
12431;せた瞳術…」
「その２つ=
398;能力を使い、『姿写=
;しの法』から『心写&#=
12375;の法』そして『術Ð=
89;しの法』へと透遁し=
…」
「自分には=
354;たかも未来が見えて=
;いるかのように振舞&#=
12358;」
「まずはそ=
398;洞察眼でオレの動き=
;を即座に真似て同様&#=
12434;誘い…」
「オレの心=
398;揺らぎを確信したお=
;前は、更にオレにな&#=
12426;きる事で『心の声{=
03;を決め付ける――そӕ=
5;て…」
「焦りまく=
427;オレの動揺がピーク=
;に達した時を見計ら&#=
12356;、お前は巧妙なワ|=
90;を仕掛ける…」
「催眠眼で=
187;術を使い、オレに印=
;の結びを先出しさせ&#=
12390;…後はそれ=
434;真似するだけ…だったら#=
441;は簡単だ」
「！！……ぐォ！！」=
（くそ！こ=
398;視界でガードが遅れ=
;る！！）
視界０の霧=
398;中から受ける再不斬=
;の攻撃をギリギリで&#=
38450;御する。
「まず、こ=
398;濃霧で姿を消しお前=
;の洞察眼を封じ…」
「ククッ…オレ自ら=
418;眼を閉じ、接近戦に=
;置ける催眠眼の可能&#=
24615;を封じる」
「くっ…何故だ…
「なにっ！A=
311;」
「オレが音=
384;けでターゲットを掴=
;む『サイレント・キ&#=
12522;ング』の天才だとš=
28;う事を！！」
カカシは今=
356;だが、再不斬の戦闘=
;スタイルを思い出し&#=
12383;。
暗部にいた&=
915;に見た『ビンゴ・ブ=
;ック』に載っていた&#=
12302;無音殺人術』。
（ちくしょ=
358;…サスケと=
490;ルトも心配だっての=
;に…これ程の=
746;条件下での闘いは久=
;しぶりだ）
下忍第７班=
398;担当上忍になってか=
;らは、低ランクの任&#=
21209;ばかりしていた。
危機的状況=
395;陥るのは滅多にない=
;。
（冷静にな=
428;…考えるん=
384;…奴は何処=
434;狙ってくる）
もし自分が=
877;不斬だとして、何処=
;を狙うのが有効的か……。
その答えは=
847;外と簡単に出た。=
カカシにと=
387;ては余り的中して欲=
;しくなかったが…。
(
後方にいる=
469;クラとタズナを狙う=
;のが手っ取り早い。
再不斬の目 =
340;はカカシを倒す事で=
;はなく、ターゲット&#=
12391;あるタズナを殺すÉ=
07;。
カカシは振=
426;返り、サクラ達の方=
;へ向かう。
既に再不斬=
398;姿はサクラ達の背後=
;に現していた。
背負ってい=
427;首切り包丁に手を掛=
;けると一歩を踏み出&#=
12377;。
「えっ！？=
301;
「！！」
サクラ達が =
972;後を振り向いた瞬間=
;、再不斬の斬撃が繰&#=
12426;出されていた。
しかしカカ=
471;が前に立ち塞がり、=
;身を呈して庇う。
そして振り=
979;ろされる首切り包丁=
;の一撃、カカシの防&#=
24481;が間に合わない。
「きゃああ=
354;あ！！」
響き渡るサ=
463;ラの悲鳴。
「！！」
（今のはサ=
463;ラの声！！何かあっ=
;たのか！！カカシの&#=
12516;ローは何をしてい|=
27;！？」
先程から何=
392;か致命傷を避けてい=
;るナルトとサスケ。
さが２人の$=
523;体には幾つもの千本=
;が突き刺さっていた&#=
12290;
まるでハリ=
493;ズミのようだ。
（畜生！こ=
398;ままじゃマジでヤバ=
;イ…オレが何=
392;かするしかない）=
隣りで倒れ=
390;いるナルトは肩で息=
;をしていて、グッタ&#=
12522;としているのが見{=
60;る。
（眼は不思#=
696;と慣れてきた…）
（致命傷と=
394;る秘孔を狙ってきる=
;のに…ことごと=
367;外されている…）
「君は…よく動く…<=
/span>けれど次で止めま&#=
12377;…」
白が突っ込=
435;で来たのが明確に見=
;え、サスケはナルト&#=
12434;抱えると横へ飛ん{=
84;。
（完全に見=
999;った！？そんな……！ᦀ=
1;）
勢いよく地&=
754;を滑ったサスケは次=
;の攻撃に備える為に&#=
12289;視線を白に向けるz=
90;
「！！」
その瞳を見=
390;、面の下にある白の=
;表情が驚きに変わっ&#=
12383;。
（あの両眼…まさか！A=
281;『写輪眼』…！！？）
「…=
230;君は…！！そうか=
…キミも『血継限界&#=
12303;の血を…」
「！！」
「恐らく戦=
356;が長引けば長引くほ=
;ど…ボクの動=
365;はキミの『読み』の=
;範疇に入ってしまう…」
「キミの眼=
399;もうボクを捕え始め=
;ている。…ならば…！！」
（…=
230;あの子を使い誘き&#=
23492;せる）
うつ伏せに=
394;っているナルトに狙=
;いを定め、両手に持&#=
12387;た８つもの千本をĎ=
83;える。
「…これでカタをつけ&#=
12414;す！！」
氷の鏡から'=
131;び出た白がナルト目=
;掛けて突っ込む。
「くっ…！」
「！！」
「カカシ先 =
983;！！」
「ガードに=
837;るのが遅れたなァ=
…カカシ！=
301;
タズナの前=
395;出たカカシは、再不=
;斬の首切り包丁の斬&#=
25731;を胸部に喰らったz=
90;
暗部ベスト=
364;斜めに一閃され、大=
;量の血が流れ落ちる&#=
12290;
「ガキども=
434;助けたいと言う一心=
;が、お前の頭に血を&#=
26119;らせ…更に濃い&=
695;をかけたか…」
「大層な眼=
434;持っててもよ…オレの動=
365;を読む力が鈍ってい=
;るぜ」
その言葉通=
426;、カカシは防戦に徹=
;するしかなかった。
「ククク…もっと楽=
375;ませてくれよォ…カカシ。=
511;りは楽しく返したい=
;んでなァ！」
「…=
230;…」
「心配しな=
367;ても、ガキどもは白=
;がそろそろ殺してる&#=
12301;
タップリと=
459;カシの血を啜った首=
;切り包丁を、再び構&#=
12360;た。
「最もお前=
418;すぐヤツラと同じ場=
;所に送ってやる…せいぜい=
354;の世で、己の力の足=
;りなさを泣きながら&#=
35435;びるんだな！」
「…=
230;…」
「サスケ君=
399;、あんな奴に簡単に=
;やられてりしないわ&#=
65281;！ナルトだって！ʌ=
81;」
（しゃーん=
394;ろー！しゃーんなろ=
;ー！しゃーんなろー&#=
65281;……！ᦀ=
1;）
内なるサク=
521;が暴走しまくり…。
「オレはア=
452;ツらの強さを信じて=
;る…ナルトの=
847;外性…そしてサ=
473;ケは木ノ葉の最も優=
;秀な一族の正統血統&#=
65281;！」
「…=
230;！！まさか=
…」
「そうだ…奴の名は=
302;うちは』サスケ。=
…あのうち=
399;一族の『血継限界』=
;をその血に宿す…天才忍者=
373;！！」
「あの悲劇=
398;一族の末裔か……」
（どうりで=
104;長が早い…）
「だがそれ=
399;白とて同じ事…白の秘術=
434;破った者はいない=
…過去一人=
392;してな…」
「また消え=
383;！！」
「サクラ此=
966;を動くな」
《オレもそ=
429;そろカタをつけるか=
;…》
カカシはサ=
463;ラ達を巻き込まない=
;ように、その場から&#=
38626;れた。
「聞いてる=
363;再不斬…お前はこ=
398;オレが『写輪眼』だ=
;けで、この世界を生&#=
12365;てきたと思うか…」
「オレも元=
263;部にいた一人だ。=
…オレが昔=
289;どんな忍だったか=
…次はコピ=
540;じゃない…オレ自身=
398;術を披露してやる」=
;
「うっ…ん…&#=
12301;
―…しまった…退屈過ぎ=
390;少し寝ていたようだ=
;。
今まで動か=
394;かったのは怪我のせ=
;いではなく、唯単に&#=
30496;っていただけらし{=
56;。
身体に起き=
383;衝撃で眼を開けてみ=
;ると、そこには自分&#=
12398;眼前に仁王立ちし{=
90;いるサスケ。
その向こう=
596;には白が倒れている=
;のが視界に入ってい&#=
12383;。
「…まったく…<=
/span>お前は何時まで経&#=
12387;ても足手纏いだぜ……」
「サスケ！=
362;前……」
―誰が足手纏=
356;だ…誰が。
サスケの声=
364;聞こえ、ナルトは視=
;線を上へむけた。
「…な…&#=
12394;んて顔してやがん{=
84;…よ&#=
8230;この…ウスラ…
「な&#=
8230;何で…」
―何故にハリ=
493;ズミみたいになって=
;いる？
この状況で=
414;だ不真面目なナルト=
;。
「フン…お前なんか大嫌い&#=
12384;ったのによ…」
―奇遇だな俺=
418;お前が大嫌いだ。=
表向きはシ=
522;アスだが、内心では=
;ふざけてるとしか思&#=
12360;ない。
「…知るか…
段々とサス=
465;の眼の焦点が不安定=
;になりつつある。
―
「お前は…死ぬな…」
ナルトは呼=
560;を確認するが、何も=
;感じない。
そして首に =
361;き刺さって貫通して=
;いる千本に眼を配る&#=
12290;
「彼はボク=
395;一撃をくれ…怯む事な=
367;キミを守って死にま=
;した」
ムクッと起=
365;上がり鏡に向かって=
;歩き出す。
「大切な人=
434;守る為にワナだと知=
;っていながら飛び込&#=
12435;でいける…彼は尊敬=
395;値する忍でした…」
「仲間の死=
399;初めてですか…これが忍=
398;道ですよ…」
仲間が死ん=
384;事で、悲しみと怒り=
;のせいだと白は思っ&#=
12383;。
だがそれは=
823;きく間違っていた。=
;
【仲間の死A=
311;…詰まらな=
356;冗談はよせ…笑えんぞ=
305;
先程までと=
399;全く違った声色。=
【首元に位 =
622;する秘孔を貫いてい=
;る千本…数ミリだ=
364;外れている…いや外し=
383;と言った方が正しい=
;か？】
声色だけで=
394;く、気配までもが別=
;人だ。
【そこに転=
364;っている奴とは別に=
;仲間でも何でもない…偶々スリ=
540;マンセルを組んだだ=
;けの事…】
「！！」
【お前には=
863;謝している…先程から=
302;うちは』のガキが邪=
;魔で仕方なかった所&#=
12384;…】
ナルトの放=
388;圧倒的な存在感が繰=
;り出す威圧感に押さ&#=
12428;ながら、白は尋ね{=
83;。
【おや…心外だな。=
…森の中で一緒に薬&#=
33609;摘みを手伝ったで{=
99;ないか…忘れたの=
363;？】
見た目は、=
354;の時と同じなのだが=
;、表情・口調・気配&#=
12364;まるで別人だ。
【それにし=
390;も…結構傷付=
356;たモノだ…『Ｓラン=
463;』では常に無傷だっ=
;たが…】
「キミは本=
403;に…何者なん=
384;！？…『夢』を#=
486;っていたあの時のキ=
;ミとはまるで違う」
【…『夢』？…<=
/span>ああ、アレは表側&#=
12398;『うずまきナルト{=
03;としての設定上の事=
だ…本気にす=
427;な】
白が『夢』=
392;言う単語を出した途=
;端、ナルトは嫌悪感&#=
20024;出しの表情をするz=
90;
【まあそん=
394;事等どうでもいい。=
;…『邪魔者=
303;も消えたワケだ…今度は俺=
392;遊ぼうか】
その言葉と=
516;時にナルトは、極限=
;まで抑え付けていた&#=
12481;ャクラを開放するz=
90;
開放された=
481;ャクラは空気中で弾=
;け、旋風を巻き起こ&#=
12377;。
そのたった=
381;れだけの衝撃で、白=
;の『秘術 魔鏡氷晶&#=
12303;に無数のヒビが入{=
87;た。
【森の中で=
474;を起こした時、…ホンの少=
375;だけでも殺気が含ま=
;れていたら、あの場&#=
12391;お前を始末してい{=
83;】
透き通るよ=
358;なしっかりとした声=
;。
【命拾いを=
375;たな…お前。…だがその=
342;った命もすぐに捨て=
;る事になる】
ナルトは片=
163;にクナイを持ち、不=
;適な笑みを浮かべる&#=
12290;
今まで散々=
289;抑え付けられていた=
;暗部としてのナルト&#=
12364;遂に動き出した。