MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899A53/13.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii"
「こいつ=
425;霧隠れの中忍ってと=
;こか…」
縛られた二=
154;を囲むように見る。=
;
「こいつら=
399;如何なる犠牲を払っ=
;ても戦い続ける事で=
30693;られる忍だ」
「…何故、我々の動き=
12434;見切れた」
「数日雨も&=
477;っていない今日みた=
;いな晴れの日に…水溜りな=
435;てないでしょ」
水溜りを覗=
356;ていたのはその為だ=
;ったのだ。
「あんた、=
381;れ知ってて何でガキ=
;にやらせた」
「私がその=
671;になれば、こいつら=
;くらい瞬殺できます=
span>…が=
8230;私には知る必要が=
12354;ったのですよ」
視線をタズ=
490;に向ける。
「…この敵のターゲッ=
12488;が誰であるかを……」
「?=
8230;…どういう事だ?」=
span>
「つまり、=
401;われているのは貴方=
;なのか?…それとも=
105;々忍の内の誰かなの=
;か…という事=
391;す」
カカシの視 =
218;から眼を逸らすタズ=
;ナ。
「我々は貴=
041;が忍に狙われてるな=
;んて話は聞いてない=
12301;
「…=
230;…」
「依頼内容=
399;ギャングや盗賊等、=
;ただの武装集団から=
12398;護衛だった筈…これだとA=
314;ランク以上の任務だ=
;…依頼は橋=
434;作るまでの支援護衛=
;という名目だった筈=
12391;す」
「…=
230;…」
「敵が忍者=
391;あるならば、迷わず=
;高額な『Bランク』=
20219;務に設定されてたĻ=
60;…何か理由=
354;りのようですが、依=
;頼でウソをつかれる=
12392;困ります」
「…=
230;」
「これだと=
105;々の任務外って事に=
;なりますね」
今回請け負=
387;た任務は『Cランク=
;』。
任務遂行者=
398;負傷が予想される任=
;務であるが、忍同士=
12398;戦闘は想定されて{=
56;ない。
・身辺護衛=
289;素行調査、猛獣の捕=
;獲・討伐等が主な任=
21209;である。
忍者同士の=
126;闘が予想される任務=
;の『Bランク』
・身辺護衛=
289;諜報活動、忍者殺害=
;等が挙げられる。
任務を遂行=
377;るに当たって、これ=
;から起きる事態を想=
23450;し不安感を募らせ|=
27;。
「ナルトの=
663;口を開いて毒血を抜=
;くにも麻酔がいるし=
span>…里に帰っ=
390;医者に見せないと=
……」
「ん=
8213;――――」
カカシはチ=
521;リと、ナルトに視線=
;を向ける。
「こりゃ荷=
364;重いな!ナルトの治=
;療ついでに里へ戻る=
12363;」
第7班の実=
147;から見て、今回の任=
;務は遂行に支障来た=
12377;…下手をす=
427;と死傷者が出るかも=
;しれない。
カカシはそ=
358;決断を下す。
「いや…任務は続行しよう=
12301;
そう言った=
398;はナルトであった。=
;
しかも毒血=
434;抜く為に、左手の甲=
;にクナイを突き立て=
12390;いた。
「わざわざ=
219;務ランクを偽ってま=
;で、頼みに来たんだ=
28961;下には出来まい」
「え!?」
「!」
「!!」
「…=
230;…」
サクラ、タ=
474;ナ、サスケ、カカシ=
;は眼を見開いた。
カカシに至=
387;ては、何処かで聞い=
;た事のある口調なの=
12384;が、思い出そうと{=
77;ると思考が拒否反応=
を示す。
「オッサン=
289;波の国に身内はいる=
;のか?」
「あ、ああ=
290;娘と孫が……」
「なら余計=
395;引き返す理由には行=
;かない……オӠ=
3;サンが狙われてるの&=
#12394;ら、その身内の身=
418;危険だ」
そう言いな=
364;ら、ナルトは更にク=
;ナイを斬り込む。
―
胸の内に秘=
417;られた暗部としての=
;ナルトの声に、怒り=
12364;混じっていた。
―霧隠れの中=
525;の雑魚二人に『匹』=
;と言われて、受けた=
12367;もない傷をわざとŨ=
00;ってやったんだ。<=
span
lang=3DEN-US>
その怒りは=
464;々に膨れ上がる。=
―このまま帰=
427;んなら、木ノ葉を消=
;しちまうかも知れな=
12356;な。
ナルトは無#=
328;で手を動かす。
(ちょっと=
453;って…何か変よA=
289;
サクラは何=
363;しらの違和感を感じ=
;る。
ナルトの口#=
519;が変わったのも、そ=
;の一つなのだが……そӚ=
8;とは別の違和感が…サクラの視=
028;には毒血を抜いてい=
;るナルトがいるだけ=
12391;ある。
(!!!)
その様子を#=
251;察していると、その=
;違和感に気付いた。=
span>
(な、何で=
179;気な顔してるのよ?=
;)
毒に侵され=
390;いる手の甲に、自ら=
;クナイを突き刺す事=
31561;…想像を絶=
377;る激痛が伴う。
だがナルト=
399;激痛を我慢している=
;様子もない。
それどころ=
363;、額に汗一つも掻い=
;ていない。
サクラの明=
224;な頭脳は、違和感の=
;正体を探ろうとする=
12290;
「ナルト…景気良く=
602;血を抜くのはいいが=
;…それ以上=
399;……」
だがそれは=
459;カシに遮れらた。=
「出血多量=
391;死ぬぞ♪」
ニッコリと=
288;面なく笑顔を浮かべ=
;る。
「ぬおぉ!=
480;メ!それダメ!こん=
;なんで死ねるかって=
12400;よ!!」
景気良く流=
428;出す鮮血に錯乱気味=
;のナルト。
「ちょっと=
163;を見せてみろ」
手の甲の治=
274;の為に傷口を視察す=
;る。
「ナルト!=
450;ンタって自虐的性格=
;ね…それって=
510;ゾよ!」
普段の口調=
395;戻ったナルトを見て=
;、何故か安堵するサ=
12463;ラ。
(そうよね…ナルトは=
490;ルトだもんね)
「だったら=
469;クラちゃんは加虐的=
;性格で、サドだって=
12400;よ!」
ナルトはつ=
356;本音を洩らしてしま=
;う。
「何ですっ=
390;ー!!もう一度言っ=
;てみなさいよ!!バ=
12459;ナルト!!!」
「わ、あわ=
431;…ゴメンだ=
387;てばよ、サクラちゃ=
;ん!」
「ほらナル=
488;…少しは大=
154;しくしろ」
血に塗れて=
356;る傷口を見てみると=
;、既に塞がりつつあ=
12387;た。
(…=
230;傷口がもう=
…)
「あのさ!=
373;のさ!……俺Ӗ=
7;てば…大丈夫?=
301;
やけに心配=
381;うに見ているカカシ=
;に不安になった。
(やはり…九尾の力=
363;…)
ナルトの体=
869;に封印された『金毛=
;白面九尾の妖狐』の=
12481;ャクラによって、{=
81;の自己治癒能力は飛=
躍的に高くなってい=
2427;。
「…=
230;先生さんよ」
少し離れた=
580;所にいたタズナが声=
;を掛けた。
「…=
230;?」
「ちょっと#=
441;したい事がある」=
そう言った=
479;ズナの表情は真剣だ=
;った。
「すごい霧=
397;、前が見えない!」=
;
ナルト達は=
567;さな小船で波の国へ=
;向かっていた。
「そろそろ=
211;が見える。…その橋沿=
356;に行くと、波の国が=
;ある」
タズナの友=
154;である『カジ』が声=
;量を抑えながら喋る=
12290;
波の国と他=
269;を繋ぐ、渡し歴20=
;年の船頭である。
最初は濃い&=
695;で見えなかったが、=
;近づくに連れて巨大=
12394;橋が見える。
作り掛けで=
354;ったが、その存在感=
;は圧倒的だった。
その声色に=
966;りが見える。
「この霧に&=
560;れて船出してんだ。=
;エンジン切って手漕=
12366;でな……ガӠ=
8;ーにあったら大変な&=
#20107;になる」
「…=
230;…」
「…=
230;うっ!」
手で口を塞=
368;ナルト、サクラは僅=
;かにだが額に汗が見=
12360;る。
『先生さん=
424;』
「…=
230;…」
カカシは、!=
311;に乗る前にタズナが=
;話した事を考えてい=
12383;。
「ちょっと#=
441;したい事がある。=
…依頼の内=
481;についてじゃ…」
「…=
230;」
「あんたの#=
328;う通り、おそらくこ=
;の仕事はあんたらの=
12302;任務外』じゃろう…実は、わ=
375;は超恐ろしい男に命=
;を狙われている」
「…=
230;」
「誰です?=
301;
「あんたら=
418;名前ぐらい聞いた事=
;があるじゃろう」
「海運会社=
398;大富豪……『Ӟ=
0;トー』と言う男だ!&=
#12301;
「え=
8230;!?『ガトー』っ=
12390;……あӗ=
8;『ガトーカンパニー&=
#12303;の?世界有数の大%=
329;持ちと言われる…!?」
「そう…表向きは海運会社=
12392;して活動しとるが…裏ではギ=
515;ングや忍を使い麻薬=
;や禁制品の密売…」
そこまで言=
358;と、眼鏡を掛け直し=
;た。
「果ては企=
989;や国の乗っ取りと言=
;った…悪どい商=
770;を生業としておる男=
;じゃ…」
「…=
230;」
「島国国家=
398;要である交通を『独=
;占』し、いまや富の=
20840;てを『独占』する|=
60;トー…
そんなガ=
488;ーが唯一恐れている=
;のが、兼ねてから建=
35373;中の…『あの』=
211;の完成なのじゃ!」=
;
「なるほど…で!橋を=
316;ってるオジサンが=
…邪魔にな=
387;たって訳ね…」
顎に手を添=
360;納得するサクラ。=
「じゃあ…あの忍者$=
948;はガトーの手の者=
…」
サスケが口=
434;開く。
「しかし分=
363;りませんね…相手は忍=
377;ら使う危険な相手=
…何故それ=
434;隠して依頼されたの=
;ですか?」
「波の国は$=
229;貧しい国で大名すら=
;、金を持ってない
カカシは何=
418;言わず、黙っている=
;。
「まあ…お前らがこの任務=
12434;止めれば、ワシはĵ=
06;実に殺されるじゃろ=
う…が!」
辛気臭かっ=
383;雰囲気から、一転し=
;て変わった。
「なーにっA=
281;お前らが気にする事=
;はない!ワシが死ん=
12391;も10歳になる可ø=
59;い孫が一日中泣くだ=
けじゃ!」
妙に恩着せ=
364;ましく、ハイテンシ=
;ョンな声で話すタズ=
12490;。
「あっ!そ=
428;とワシの娘も木ノ葉=
;の忍者を一生恨んで=
12289;寂しく生きて行く{=
84;けじゃ!」
ナルト達は=
256;惑した表情を浮かべ=
;るしかなかった。
更に止めを=
050;す様に追い込むを掛=
;ける。
「ま!仕方=
394;いですね。…国へ帰る&=
291;だけでも護衛を続け=
;ましょう」
(まさに最=
746;の依頼人だ…)
そう毒づき=
394;がらも、渋々了承し=
;た。
(ふふん……勝Ӗ=
7;た!)
対するタズ=
490;は、心の中でブイサ=
;インをしていた。
警戒するよ=
358;に辺りを見回す。=
「…念の為、マングロ=
12540;ブのある街水道をƁ=
60;れながら、丘に上が=
るルートを通る」
「…すまん」
そんなこん=
394;で、舟はトンネルの=
;ような穴の中を進ん=
12391;行く。
その薄暗い=
348;を抜けると、マング=
;ローブの森が見えて=
26469;た。
暫くその景!=
394;を眺めていると、舟=
;が岸に止まった。
「ああ…超悪かった」
軽く挨拶を=
132;わすと、舟は岸を離=
;れて行った。
「よーしィA=
281;ワシを家まで無事送=
;り届けてくれよ」
渋々承知し=
383;とは言え、任務を引=
;き受けた以上はこな=
12377;。
(次に奴ら=
364;襲って来るとしたら=
;…中忍じゃ=
394;く、上忍レベルに違=
;いない…)
だが、面倒!=
261;い事には変わりは無=
;い。
そしてタズ=
490;の家に向かう途中の=
;事だった。
生い茂る草=
416;らに感じる気配と、=
;鋭い視線。
―この気配は=
978;忍……チӣ=
5;クラの性質から見て&=
#12289;霧隠れのヤツだな=
290;
カカシです=
425;気付いていない気配=
;…それに敏=
863;に反応するナルト。=
;
そして突然=
289;ナルトは可笑しな行=
;動を取った。
姿勢を低く=
375;てキョロキョロと辺=
;りを伺うと、手裏剣=
12434;取り出す。
「そこかぁ―――っᦀ=
1;!」
掛け声と同=
178;に草むらに向かって=
;投げ付けた。
「なぁ!?=
301;
「ちょ、ち=
423;っとナルト!?」=
「!」
「!!」
余りの突拍=
376;のナルトの行動に、=
;驚きを隠せないカカ=
12471;達。
クールなサ=
473;ケでさえ、驚いてい=
;るのだ。
だが狙った=
580;所からは、物音一つ=
;聞こえなかった。
「…=
230;」
「…=
230;」
「…=
230;」
「フ=
8230;なんだネズミか」=
span>
髪を掻き上=
370;、キザな台詞を吐い=
;た。
「…って何カッコつけ=
12390;んの!!そんなと{=
71;、初めから何もいや=
しないわよ!!!」
鬼の形相で=
594;鳴るサクラ。
「コ=
8230;コラ!頼むからお=
21069;がやたら滅多ら手Ş=
23;剣使うな…『マジで=
450;ブナイ』!!」
焦りながら=
490;ルトに注意する上忍=
;、『はたけカカシ』=
12290;
そんな中、=
479;ズナの身体がプルプ=
;ルと震えていた。
感情が大爆=
330;。
「む!あそ=
371;に人影が見えたよう=
;な…!」
皆の言葉な=
435;かそっちのけで、キ=
;ョロキョロしている=
12290;
「!!」
ふと、カカ=
471;の表情が険しくなる=
;。
だが、その=
069;にナルトは気付いて=
;いた。
―次はそっち=
363;……ちӖ=
7;、俺一人だけだった&=
#12425;一瞬で終わるモノ=
434;…。
「そこかァ――っᦀ=
1;!!」
心の内は暗%=
096;、表向きはあくまで=
;『下忍』として行動=
12377;る。
手裏剣をホ=
523;スターから取り出し=
;、投げ付ける。
「だから…やめろ――っᦀ=
1;!!」
サクラの拳=
364;、ナルトのテンプル=
;【米神】を剛打する=
12290;
「ぐぼおぅA=
281;…脳が!脳=
364;揺れるってばよーっ=
;!!」
両手で頭を=
375;み、地獄の激痛にの=
;た打ち回る。
「ホ=
8230;ホントに、今度は=
26412;当に誰かがずっとĦ=
01;ってたんだってばよ=
!」
「はい、ウ=
477;!!」
ナルトの意#=
211;は一瞬で却下される=
;。
「!!」
カカシはナ=
523;トの投げた手裏剣の=
;場所を探っている。=
span>
「ナルト!=
450;ンタなんて事すんの=
;よォ!」
「ごめんだ=
387;てばよ!うさ公!」=
;
「何だ…ウサギか!」
そこにいた=
398;は毛並みの白いウサ=
;ギであった。
(あれはユ=
461;ウサギだ…今は春。…あの毛色=
399;何だ?)
―光が余り当=
383;らない室内で飼われ=
;た、【変わり身用】=
12398;ユキウサギだな。
ナルトとカ=
459;シの考えが一致する=
;。
(成る程、=
373;っそくお出ましか)=
;
―やっと来や=
364;ったか。
カカシは気%=
197;を伺うように警戒す=
;る。
しかし、ナ=
523;トは違っていた。=