MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/85899A53/13.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii" 「こいつら霧隠れ = 398;中忍ってとこか…」=

「こいつ = 425;霧隠れの中忍ってと= ;こか
縛られた二= 154;を囲むように見る。= ;

「こいつら = 399;如何なる犠牲を払っ= ;ても戦い続ける事で&#= 30693;られる忍だ」

何故、我々の動き&#= 12434;見切れた」

「数日雨も&= 477;っていない今日みた= ;いな晴れの日に水溜りな = 435;てないでしょ」

水溜りを覗 = 356;ていたのはその為だ= ;ったのだ。

「あんた、 = 381;れ知ってて何でガキ= ;にやらせた」

「私がその= 671;になれば、こいつら= ;くらい瞬殺できます&#= 8230;私には知る必要が&#= 12354;ったのですよ」

視線をタズ = 490;に向ける。

この敵のターゲッ&#= 12488;が誰であるかを……

「?&#= 8230;…どういう事だ?」

「つまり、= 401;われているのは貴方= ;なのか?それとも= 105;々忍の内の誰かなの= ;かという事 = 391;す」

カカシの視 = 218;から眼を逸らすタズ= ;ナ。

「我々は貴= 041;が忍に狙われてるな= ;んて話は聞いてない&#= 12301;

…= 230;…

「依頼内容 = 399;ギャングや盗賊等、= ;ただの武装集団から&#= 12398;護衛だった筈これだとA= 314;ランク以上の任務だ= ;依頼は橋 = 434;作るまでの支援護衛= ;という名目だった筈&#= 12391;す」

…= 230;…

「敵が忍者 = 391;あるならば、迷わず= ;高額な『Bランク』&#= 20219;務に設定されてたĻ= 60;何か理由 = 354;りのようですが、依= ;頼でウソをつかれる&#= 12392;困ります」

…= 230;

「これだと= 105;々の任務外って事に= ;なりますね」

今回請け負 = 387;た任務は『Cランク= ;』。

任務遂行者 = 398;負傷が予想される任= ;務であるが、忍同士&#= 12398;戦闘は想定されて{= 56;ない。

・身辺護衛 = 289;素行調査、猛獣の捕= ;獲・討伐等が主な任&#= 21209;である。

忍者同士の= 126;闘が予想される任務= ;の『Bランク』

・身辺護衛 = 289;諜報活動、忍者殺害= ;等が挙げられる。

「この任務 = 289;まだ私達には速いわ= ;やめまし = 423;!」

任務を遂行 = 377;るに当たって、これ= ;から起きる事態を想&#= 23450;し不安感を募らせ|= 27;。

「ナルトの= 663;口を開いて毒血を抜= ;くにも麻酔がいるし里に帰っ = 390;医者に見せないと= ……

「ん&#= 8213;――――

カカシはチ = 521;リと、ナルトに視線= ;を向ける。

「こりゃ荷 = 364;重いな!ナルトの治= ;療ついでに里へ戻る&#= 12363;」

第7班の実= 147;から見て、今回の任= ;務は遂行に支障来た&#= 12377;下手をす = 427;と死傷者が出るかも= ;しれない。

カカシはそ = 358;決断を下す。

「いや任務は続行しよう&#= 12301;

そう言った = 398;はナルトであった。= ;

しかも毒血 = 434;抜く為に、左手の甲= ;にクナイを突き立て&#= 12390;いた。

「わざわざ= 219;務ランクを偽ってま= ;で、頼みに来たんだ&#= 28961;下には出来まい」

「え!?」

「!」

「!!」

…= 230;…

サクラ、タ = 474;ナ、サスケ、カカシ= ;は眼を見開いた。

『ドベ』『!= 853;ちこぼれ』のナルト= ;でなはない、別人に&#= 35211;えたのだ。

カカシに至 = 387;ては、何処かで聞い= ;た事のある口調なの&#= 12384;が、思い出そうと{= 77;ると思考が拒否反応= を示す。

「オッサン = 289;波の国に身内はいる= ;のか?」

「あ、ああ = 290;娘と孫が……

「なら余計 = 395;引き返す理由には行= ;かない……オӠ= 3;サンが狙われてるの&= #12394;ら、その身内の身 = 418;危険だ」

そう言いな = 364;ら、ナルトは更にク= ;ナイを斬り込む。

今更になっ = 390;里に戻るだと?……冗෠= 7;じゃない。

胸の内に秘 = 417;られた暗部としての= ;ナルトの声に、怒り&#= 12364;混じっていた。

霧隠れの中= 525;の雑魚二人に『匹』= ;と言われて、受けた&#= 12367;もない傷をわざとŨ= 00;ってやったんだ。<= span lang=3DEN-US>

その怒りは= 464;々に膨れ上がる。=

このまま帰 = 427;んなら、木ノ葉を消= ;しちまうかも知れな&#= 12356;な。

ナルトは無#= 328;で手を動かす。

(ちょっと= 453;って何か変よA= 289;

サクラは何 = 363;しらの違和感を感じ= ;る。

ナルトの口#= 519;が変わったのも、そ= ;の一つなのだが……そӚ= 8;とは別の違和感が

サクラの視= 028;には毒血を抜いてい= ;るナルトがいるだけ&#= 12391;ある。

(!!!)

その様子を#= 251;察していると、その= ;違和感に気付いた。

(な、何で= 179;気な顔してるのよ?= ;)

毒に侵され = 390;いる手の甲に、自ら= ;クナイを突き刺す事&#= 31561;想像を絶 = 377;る激痛が伴う。

だがナルト = 399;激痛を我慢している= ;様子もない。

それどころ = 363;、額に汗一つも掻い= ;ていない。

サクラの明= 224;な頭脳は、違和感の= ;正体を探ろうとする&#= 12290;

「ナルト景気良く= 602;血を抜くのはいいが= ;それ以上 = 399;……

だがそれは = 459;カシに遮れらた。=

「出血多量 = 391;死ぬぞ
ニッコリと= 288;面なく笑顔を浮かべ= ;る。

「ぬおぉ! = 480;メ!それダメ!こん= ;なんで死ねるかって&#= 12400;よ!!」

景気良く流 = 428;出す鮮血に錯乱気味= ;のナルト。

「ちょっと= 163;を見せてみろ」

手の甲の治= 274;の為に傷口を視察す= ;る。

「ナルト! = 450;ンタって自虐的性格= ;ねそれって = 510;ゾよ!」

普段の口調 = 395;戻ったナルトを見て= ;、何故か安堵するサ&#= 12463;ラ。

(そうよねナルトは = 490;ルトだもんね)

「だったら = 469;クラちゃんは加虐的= ;性格で、サドだって&#= 12400;よ!」

ナルトはつ = 356;本音を洩らしてしま= ;う。

「何ですっ = 390;ー!!もう一度言っ= ;てみなさいよ!!バ&#= 12459;ナルト!!!」

「わ、あわ = 431;ゴメンだ = 387;てばよ、サクラちゃ= ;ん!」

「ほらナル = 488;少しは大= 154;しくしろ」

血に塗れて = 356;る傷口を見てみると= ;、既に塞がりつつあ&#= 12387;た。

…= 230;傷口がもう= …

「あのさ! = 373;のさ!……俺Ӗ= 7;てば大丈夫? = 301;

やけに心配 = 381;うに見ているカカシ= ;に不安になった。

「ま!大丈= 827;だろ」

(やはり九尾の力 = 363;
ナルトの体= 869;に封印された『金毛= ;白面九尾の妖狐』の&#= 12481;ャクラによって、{= 81;の自己治癒能力は飛= 躍的に高くなってい= 2427;。

…= 230;先生さんよ」

少し離れた= 580;所にいたタズナが声= ;を掛けた。

…= 230;?」

「ちょっと#= 441;したい事がある」=

そう言った = 479;ズナの表情は真剣だ= ;った。

「すごい霧 = 397;、前が見えない!」= ;

ナルト達は= 567;さな小船で波の国へ= ;向かっていた。

「そろそろ= 211;が見える。その橋沿 = 356;に行くと、波の国が= ;ある」

タズナの友= 154;である『カジ』が声= ;量を抑えながら喋る&#= 12290;

波の国と他= 269;を繋ぐ、渡し歴20= ;年の船頭である。

「うひょうA= 281;でけェ―――っᦀ= 1;」

最初は濃い&= 695;で見えなかったが、= ;近づくに連れて巨大&#= 12394;橋が見える。

作り掛けで = 354;ったが、その存在感= ;は圧倒的だった。

「コ&#= 8230;コラ!静かにして&#= 12367;れ!」

その声色に= 966;りが見える。

「この霧に&= 560;れて船出してんだ。= ;エンジン切って手漕&#= 12366;でな……ガӠ= 8;ーにあったら大変な&= #20107;になる」

…= 230;…

…= 230;うっ!」

手で口を塞 = 368;ナルト、サクラは僅= ;かにだが額に汗が見&#= 12360;る。

『先生さん = 424;』

…= 230;…

カカシは、!= 311;に乗る前にタズナが= ;話した事を考えてい&#= 12383;。

「ちょっと#= 441;したい事がある。= 依頼の内= 481;についてじゃ
…= 230;

「あんたの#= 328;う通り、おそらくこ= ;の仕事はあんたらの&#= 12302;任務外』じゃろう実は、わ = 375;は超恐ろしい男に命= ;を狙われている」

「超恐ろし = 356;男?」

…= 230;

「誰です? = 301;

「あんたら = 418;名前ぐらい聞いた事= ;があるじゃろう」

カカシの背= 460;でナルトが聞き耳を= ;立てていた。

「海運会社 = 398;大富豪……『Ӟ= 0;トー』と言う男だ!&= #12301;

「え&#= 8230;!?『ガトー』っ&#= 12390;……あӗ= 8;『ガトーカンパニー&= #12303;の?世界有数の大%= 329;持ちと言われる!?」

「そう表向きは海運会社&#= 12392;して活動しとるが裏ではギ = 515;ングや忍を使い麻薬= ;や禁制品の密売
そこまで言 = 358;と、眼鏡を掛け直し= ;た。

「果ては企= 989;や国の乗っ取りと言= ;った悪どい商= 770;を生業としておる男= ;じゃ
…= 230;

「島国国家 = 398;要である交通を『独= ;占』し、いまや富の&#= 20840;てを『独占』する|= 60;トー

 そんなガ = 488;ーが唯一恐れている= ;のが、兼ねてから建&#= 35373;中の『あの』= 211;の完成なのじゃ!」= ;

「なるほどで!橋を= 316;ってるオジサンが= 邪魔にな = 387;たって訳ね
顎に手を添 = 360;納得するサクラ。=

「じゃああの忍者$= 948;はガトーの手の者=
サスケが口 = 434;開く。

「しかし分 = 363;りませんね相手は忍 = 377;ら使う危険な相手= 何故それ = 434;隠して依頼されたの= ;ですか?」

「波の国は$= 229;貧しい国で大名すら= ;、金を持ってない
そんな高&= 989;な『Bランク』以上= ;の依頼をするような
カカシは何 = 418;言わず、黙っている= ;。

「まあお前らがこの任務&#= 12434;止めれば、ワシはĵ= 06;実に殺されるじゃろ= うが!」

辛気臭かっ = 383;雰囲気から、一転し= ;て変わった。

「なーにっA= 281;お前らが気にする事= ;はない!ワシが死ん&#= 12391;も10歳になる可ø= 59;い孫が一日中泣くだ= けじゃ!」

妙に恩着せ = 364;ましく、ハイテンシ= ;ョンな声で話すタズ&#= 12490;。

「あっ!そ = 428;とワシの娘も木ノ葉= ;の忍者を一生恨んで&#= 12289;寂しく生きて行く{= 84;けじゃ!」

ナルト達は= 256;惑した表情を浮かべ= ;るしかなかった。

「いや何っA= 281;決してお前達の『せ= ;い』じゃないわい!&#= 65281;」

更に止めを= 050;す様に追い込むを掛= ;ける。

「ま!仕方 = 394;いですね。国へ帰る&= 291;だけでも護衛を続け= ;ましょう」

(まさに最= 746;の依頼人だ
そう毒づき = 394;がらも、渋々了承し= ;た。

(ふふん……勝Ӗ= 7;た!)

対するタズ = 490;は、心の中でブイサ= ;インをしていた。

「タズナどうやら= 492;処までは気付かれて= ;ないようだが
警戒するよ = 358;に辺りを見回す。=

念の為、マングロ&#= 12540;ブのある街水道をƁ= 60;れながら、丘に上が= るルートを通る」

すまん」

そんなこん = 394;で、舟はトンネルの= ;ような穴の中を進ん&#= 12391;行く。

その薄暗い= 348;を抜けると、マング= ;ローブの森が見えて&#= 26469;た。

暫くその景!= 394;を眺めていると、舟= ;が岸に止まった。

「オレは此= 966;までだそれじゃ = 354;な、気ィつけろ」=

「ああ超悪かった」

軽く挨拶を= 132;わすと、舟は岸を離= ;れて行った。

「よーしィA= 281;ワシを家まで無事送= ;り届けてくれよ」

「はいはい大丈夫で = 377;よ」

渋々承知し = 383;とは言え、任務を引= ;き受けた以上はこな&#= 12377;。

(次に奴ら = 364;襲って来るとしたら= ;中忍じゃ = 394;く、上忍レベルに違= ;いない
だが、面倒!= 261;い事には変わりは無= ;い。

そしてタズ = 490;の家に向かう途中の= ;事だった。

生い茂る草 = 416;らに感じる気配と、= ;鋭い視線。

この気配は= 978;忍……チӣ= 5;クラの性質から見て&= #12289;霧隠れのヤツだな = 290;

カカシです = 425;気付いていない気配= ;それに敏= 863;に反応するナルト。= ;

そして突然 = 289;ナルトは可笑しな行= ;動を取った。

姿勢を低く = 375;てキョロキョロと辺= ;りを伺うと、手裏剣&#= 12434;取り出す。

「そこかぁ―――っᦀ= 1;!」

掛け声と同= 178;に草むらに向かって= ;投げ付けた。

「なぁ!? = 301;

「ちょ、ち = 423;っとナルト!?」=

「!」

「!!」

余りの突拍= 376;のナルトの行動に、= ;驚きを隠せないカカ&#= 12471;達。

クールなサ = 473;ケでさえ、驚いてい= ;るのだ。

だが狙った= 580;所からは、物音一つ= ;聞こえなかった。

…= 230;

…= 230;

…= 230;

…= 230;

「フ&#= 8230;なんだネズミか」

髪を掻き上 = 370;、キザな台詞を吐い= ;た。

って何カッコつけ&#= 12390;んの!!そんなと{= 71;、初めから何もいや= しないわよ!!!」

鬼の形相で= 594;鳴るサクラ。

「コ&#= 8230;コラ!頼むからお&#= 21069;がやたら滅多ら手Ş= 23;剣使うな『マジで = 450;ブナイ』!!」

焦りながら = 490;ルトに注意する上忍= ;、『はたけカカシ』&#= 12290;

そんな中、 = 479;ズナの身体がプルプ= ;ルと震えていた。

「こら!ち = 403;!!紛らわしいこと= ;すんじゃ = 397;ェ!!!」

感情が大爆= 330;。

「む!あそ = 371;に人影が見えたよう= ;な!」

皆の言葉な = 435;かそっちのけで、キ= ;ョロキョロしている&#= 12290;

「!!」

ふと、カカ = 471;の表情が険しくなる= ;。

だが、その= 069;にナルトは気付いて= ;いた。

次はそっち = 363;……ちӖ= 7;、俺一人だけだった&= #12425;一瞬で終わるモノ = 434;
「そこかァ――っᦀ= 1;!!」

心の内は暗%= 096;、表向きはあくまで= ;『下忍』として行動&#= 12377;る。

手裏剣をホ = 523;スターから取り出し= ;、投げ付ける。

「だからやめろ――っᦀ= 1;!!」

サクラの拳 = 364;、ナルトのテンプル= ;【米神】を剛打する&#= 12290;

「ぐぼおぅA= 281;脳が!脳 = 364;揺れるってばよーっ= ;!!」

両手で頭を= 375;み、地獄の激痛にの= ;た打ち回る。

「ホ&#= 8230;ホントに、今度は&#= 26412;当に誰かがずっとĦ= 01;ってたんだってばよ= !」

「はい、ウ = 477;!!」

ナルトの意#= 211;は一瞬で却下される= ;。

「!!」

カカシはナ = 523;トの投げた手裏剣の= ;場所を探っている。

「ナルト! = 450;ンタなんて事すんの= ;よォ!」

「ごめんだ = 387;てばよ!うさ公!」= ;

「何だウサギか!」

そこにいた = 398;は毛並みの白いウサ= ;ギであった。

(あれはユ = 461;ウサギだ今は春。あの毛色 = 399;何だ?)

光が余り当 = 383;らない室内で飼われ= ;た、【変わり身用】&#= 12398;ユキウサギだな。

ナルトとカ = 459;シの考えが一致する= ;。

(成る程、 = 373;っそくお出ましか)= ;

やっと来や = 364;ったか。

カカシは気%= 197;を伺うように警戒す= ;る。

しかし、ナ = 523;トは違っていた。=