「気分が悪い。退席させてもらう」 自分達を小馬鹿にしたようなミハエルの言葉に、ついに堪忍袋の緒が切れて、 ティエリアは一人、ブリーフィングルームを立ち去った。 部屋を出て、向かうはヴェーダのデータルーム。 ─トリニティが存在しているという事実を、ヴェーダに確認して検証しなければ…。 廊下を急ぐティエリアの視界に、意外な光景が飛び込んできた。 自分しか入れないはずの、ヴェーダのターミナルユニットが開いている…!? 一体、誰が…!!? 慌てて上から覗き込むと、中にいたのはトリニティの末妹、ネーナ・トリニティ。 赤髪のそばかす少女は、しかも、データの閲覧までしているようだ。 「何をしている…!一体、どうやって入った…!?」 驚きと怒りを含ませた語調で問いただすティエリアに、ネーナが余裕の笑みで答えた。 「普通にね♪」 ピースサインまで作って、まるで悪意のない子供のような、ネーナ・トリニティ。 それが一層、ティエリアにそこはかとない不安と恐怖を呼び起こした。 「…!君は…、君達は一体何者だ…?」 ネーナがふふんと達観したような笑みを浮かべ、ふわりと浮き上がって、 一気にティエリアににじり寄る。 「な〜いしょ♪」 「な…!」 悪戯っぽく片目を瞑った後、現実を理解不能のティエリアを、しげしげと観察するネーナ。 彼女の金色の瞳が、全てを見透かすかのような冷酷さで、 ティエリアの肢体を上から下まで舐め回した。 「く…!」 嫌な予感がして、即座に視線を外して踵を返し、緊急避難しようとしたその時。 ティエリアは鋭い痛みと共に体が硬直し、回転性の眩暈に襲われた。 立っていられないほどの、体の不安定と、気分の悪さ─。 体全体をハックされ、外部で誰かに操られているかのような、虚脱感─。 瞬間、ネーナの小悪魔のような微笑が脳裏をよぎり、必死で顔だけを振り向かせた。 くすくす…。 ネーナが想像通りの意地悪い微笑を浮かべて、ティエリアを凝視していた。 その目が、明らかに機械的な輝きを湛えて、光り輝いている。 ヴェーダとリンクする時の、ティエリアと全く同じだった。 「き…きみ…は…」 ぼくと、同じ存在か…! ネーナの表情が意地悪く歪む。 「そうよぉ?悪いけど、ハックさせてもらっちゃった♪ヴェーダも、あんたも…」 「な…なぜ、こんな事を…」 「…」 ネーナが、無言のままで、まるで石のように硬直するティエリアの身体を、 強引に真下のデータルームに引き込んだ。 赤い光を放つ、升目状のデータのど真ん中に、ティエリアの肢体が力なく横たわる。 ネーナが立ったまま、勝ち誇った視線で見下ろしてきた。 屈辱感で唇を噛むが、体は相変わらず動かない。 「だぁってさ…、あんたらと来たら、まるでへっぼいんだもん。 おかげであたし達がやらなくていい仕事までやらされちゃってさ?面白くないでしょ?」 「君達は…何者なんだ…!?ヴェーダには…情報が…」 ネーナが吹き出した。 「あるわけないよ。ばっかじゃないの?ま、今言える事は…秘密兵器ってとこかな?」 「しかし…」 ティエリアの言葉を遮るように、ネーナが明るく誘うように言った。 「ねえ。小難しい事考えてないでさぁ。あなたもウチに来ない? 楽しいよ♪どうも、兄貴たちだけだと、刺激が足んなくてさあ。」 かっと頭に血が上る。トレミーのマイスター達の事は常々、不完全だと思ってきた。 しかし、トリニティに比べれば、彼らがいかにまともだったか、今ならはっきりと分かる。 「断る。君たちはガンダムマイスターに相応しくない。 一体何者が君達にガンダムを与えたのかは知らないが、 君達は計画にまるで必要のない存在だ。さっさとガンダムを放棄しろ」 体の自由を奪われながらも、ティエリアは断固とした口調で言い切った。 みるみるネーナの表情が怒りに歪んでいく。 「エクシア君といい、あんたと言い…。なんでそんなクソ生意気なの? あたしを怒らせるなんて、ほんっとムカツク。 今どんな立場にあるか、分かってないみたいね?」 直後、ネーナの金目が更に彩りを増した。 「ぐあっ…!」 脳の奥深くから、細胞の隅々まで、検索された上で蹂躪されるかのような 強烈な痛みと違和感が走り、ティエリアが顔を引きつらせ、涙を滲ませた。 くすくす…。 耳からではなく、脳そのものに響かせるような、ネーナの嘲笑。 言葉ではなく、まるでプログラミングしていくかのように、体全体を揺さぶるかのように、 ネーナの意思が流れ込んできた。 <何だったらハックどころかクラックしてやってもいいのよ…? あんたの代わりなんかいくらでもいるんだから…。> ─リンクされた…! 思い知ったティエリアが、何とかインタラクティブを維持し、意思を放った。 <黙れ…!!お前達こそ必要のない存在だ。 ここには他のマイスターもいるのを忘れたのか。さっさと解放しろ> 折れないティエリアの強情さに、ネーナの意思が悪意を増したのが、体で分かった。 <……。あんた、マジで腹立つ。 あたしを怒らせるとどういう事になるか、思い知らせてやる…!> 次の瞬間、ネーナの悪意が最大限の容量で加速度的に、ティエリアに流し込まれた。 「………ッ……!!!!」 膨大な悪意の数値力の波に、ティエリアは声も出せずに、必死で耐えた。 真っ暗な脳裏で、火花が飛び、体がびくんびくんと痙攣するのだけが分かる。 (やられる…!!ヴェ…ダ…) 混沌としていく意識の中で、ヴェーダの赤だけが華やかな色彩を保って浮かびあがった。 こんな所で、終わりにされるのか…。暗澹たる思いで涙が滲む。 そのままティエリアは完全に自我を失って、気絶した。 ─うっすらと意識を取り戻す。 おぼろげな視線にちらつく景色は、身体を蹂躪される中で見たのと同じく、 ヴェーダの赤のまばゆさだった。 まだ、ヴェーダの中にいる。よかった…。 身体は…寝そべったままだ。そして、意識は…。 とりあえず、自分の脳内のデータ領域を確認してみる。 暗号化された数値データの一つ一つを、検索していった。 クリア…クリア…クリア…。異変は、見当たらない。 よかった…。検索を続行する……。 ………ん…!?……身体動作伝達機能の一部に、改ざん…いや、ハックされている…!? ティエリアは、体を動かそうとしてみた。しかし、ピクリとも動かない。 脳はしっかりと動き、考えを巡らすのに、体だけが金縛り状態でずしりと重く、 まるで反応も見せないでいた。 (く…) 混乱する意識を何とか正常の範囲内に保って、目だけを動かしてあたりを確認する。 視界の隅で、何かが揺らめいた。 「……!!」 ネーナが仰向けに大の字に寝転ぶティエリアの腰のあたりを跨いで立ち、見下ろしていた。 相変わらずの薄笑いを浮かべたネーナの姿は、まだ少女に他ならないのに、 圧倒的な威圧感を醸し出している。 「うあ…、き…君は…」 なんとか、声は出た。 しかし、自分の身体と、あるいは脳機能までネーナの支配下に置かれてしまっている事が、 本能的な正確さで認められて、ティエリアが屈辱感を滲ませる。 「しっかし、綺麗なカオしてるよねえ、あなた。エクシア君も悪くないけど…ww」 ネーナが再び、ねちっこくティエリアの顔と体を舐め回すように見た。 にっ、と口元に卑猥なものが混じった。 おもむろに、ネーナが身をかがめ、ティエリアのパイスーの前ジッパーに手を掛けた。 「な…何をする…!」 「くす…っ。イイコト…♪」 ティエリアの焦りの表情を愉しむかのように眺めながら、ネーナがジッパーを下ろしていった。 わざと時間を掛けて、いたぶるようにチャックを下ろしていくネーナ。 ティエリアは悔しさを滲ませて、体に力を入れるが、やはりピクリとも動かない。 「んふふ…。かっわいい♪いやがっちゃって。もしかしてぇ…、はじめてだったりするぅ?」 「黙れ…!貴様、万死に値するぞ…!」 余裕の手つきで、ネーナがジッパーを下ろしきった。 わずかに開いたままの前開き部分から、黒いアンダーシャツがちらりと見える。 「あははっ♪万死に…なんだっけ? いつの言葉よそれぇ♪それがあんたの決めゼリフぅ?」 ネーナが心底楽しそうに笑っている。 下から、激しい憎悪をたぎらせて、呪い殺すかのようにティエリアが睨み付けた。 「何よその目つき。ま、いいわ。簡単に折れちゃったらつまんないもんね。 さあって、じゃ、楽しませてもらおっと♪そおれっっ!!」 「……!!」 ネーナがパイスーの襟元を掴み、左右にこじ開けた。 ティエリアのアンダーシャツの上半身が、露わになる。 「あれぇ…?」 すぐにネーナが違和感に気付き、不思議そうに中を覗いた。 細い体躯にぴっちり沿うアンダーシャツの胸部分が、僅かに盛り上がっている。 「み…見るな…!」 ティエリアが慌てて声を荒げ、顔を真っ赤にする。 無視して、ネーナがかすかな膨らみを横から真ん中に寄せるように、揉み上げて確認した。 「やっだぁ♪あんた、女の子だったのぉ?ひんそーな体してるからわかんなかったなあ」 貧相な体と言われて、何故かプライドが傷つき、ティエリアがさらに真っ赤になった。 それでも、自分が女である事を知ったネーナは、妙な行為を中断するだろう。 そう思って、ティエリアは人知れずほっとした。 「そうだ。僕…いや、わたしは女だ。だからさっさと離れて自由にしろ」 「んん〜…。女の子かぁ…。残念だなぁ。……でもぉ」 ネーナがにやっと笑った。嫌な予感が走る。 「あんま関係ないし、そういうの♪ 目的はクソ生意気な同型ティエリアちゃんを飼いならす事なんだから♪」 「ひゃあっ!」 ネーナがぐいっとティエリアの小さい乳房を掴んだ。 乱暴な行為に、思わず悲鳴が出る。嬉しそうに冷笑しているネーナが、たまらなく憎い。 ぐりぐりと形を確かめるように、胸を押しつぶすように撫で回した後、 今度は左右の胸を鷲掴みにして、五指を折り曲げるように動かし、しつこく揉みしだいた。 「ほぉっら、おっきくなあれ♪」 「やめろぉ…」 子供の成長を願う、親のような口調で、ネーナが嬉しそうに胸を揉み続ける。 「あたしみたいに♪」 ネーナが馬乗り状態で、ティエリアの感触と表情を味わいながら、 ぷるんと自分の体を揺さぶった。 少女にしては発達しすぎな勘のある、ネーナの乳房がパイスー越しでもぷるぷる大きく揺れた。 「ブラとかしないの、あんた?ま、必要ないか。ちい〜さいもんね♪」 ネーナが嫌味な言葉を吐く。 彼女の手の中で、ティエリアの乳房が形を変えて何度もこね回された。 ネーナの手の平が、乳首を刺激する。 たとえ体の自由は利かなくても、感覚まで失ったわけではない。 恥ずかしいような、嫌でたまらない様な、複雑な感情で、ティエリアは唇をきつく噛んだ。 「じゃ、そろそろ中身を味わうとしますか」 ネーナが手を離し、アンダーシャツと下着のみ残してティエリアのパイスーを剥ぎ取った。 「じっみなパンツ」 ティエリアのボクサータイプのグレーの下着を一瞥して、つまらなそうに言い放つ。 またしてもティエリアが羞恥で真っ赤になった。 「まだまだ今からよ?えいっ!!」 「あっ!!」 ネーナがアンダーシャツを一気に捲り上げ、胸を露出させた。 ティエリアの小さい双丘が、それでもわずかにふるんと揺れた。 「きゃあかっわいい♪さきっぽもキレイなピンク…。 もったいないなあ…。こんな可愛いの、誰にも見せないなんて」 ネーナがそっと白い乳房に手を這わせ、思わず感嘆の声をあげる。 すぐにさっきの続きをするように、両手で下から横から、たっぷりと揉みあげる。 ネーナの指に吸い付くように、ティエリアの胸がはっきりと形を変えていった。 「な…なに…を言ってる…。わ…わたしは…あぁっ…!!」 ネーナが親指と人差し指で、二つの乳首をきゅっと挟んで押しつぶし、 ティエリアの呼吸が急に乱れた。 そのまま乳首をひねり上げるように転がすと、簡単に硬くなり、 ティエリアが強くなった刺激でたまらずのけぞった。 「あんたの記憶、ちょっと覗かせてもらっちゃった♪まるで知らないんでしょ? こういう事…。」 「は…あ…っ、な…なにを…言って…る…。も…はなし…て」 「だぁ〜め♪ん〜。そうだ。せっかくだから、オンナにしてもらいなよ。 兄貴たち、うまいよ?」 ネーナの金目が再び光った。しばらくだれかと通信をしているかのように、 電気信号が目の中で飛び交う。 すぐに、長兄・ヨハンと、次兄・ミハエルが現れて、ティエリアは絶望的な気分に陥った。 「やめて…やめてくれ…」 ティエリアが馬乗りのままのネーナに、必死で懇願する。 完全に無視してネーナが立ち上がり、兄たちを振り返った。 「こいつ、女の子だった。ミハ兄、こういうのタイプでしょ? ぜ〜んぜんやった事ないんだって♪久しぶりだしぃ…、楽しもうよ」 ネーナが言いながらトリニティ兄達と交信し、今までの会話の全てを伝えた。 ミハエルがやる気満々でティエリアににじり寄る。 「へっへ〜!!いいぜぇ?まさかマジで女だったとはな。しかも、お初ですってか? へえ…?キレーな乳してんじゃねえかよ…。ティエリアちゃん?」ミハエルが舌なめずりして、ティエリアの丸出しの胸を観察した。 長い宇宙船暮らしで欲求不満が募っていたミハエルの股間は、早くも勃起の兆候を見せている。 ティエリアが本能的な恐怖で顔を背ける仕草で、ミハエルはさらに嗜虐心を高めていった。 「兄貴、いただこうぜ?ネーナへのクソ生意気な態度への、罰って事でいいだろ?」 一応、長兄の許可を得ようと、興奮を抑えきれない様子でミハエルが振り返った。 ヨハンが無言のまま、踵を返す。 「お、おい兄貴…?やらねえっての?」 狼狽するミハエルを視線だけで押し留め、ヨハンが静かにターミナルユニットの出口を閉め、 外界と遮断した。 「……。悪いね。ティエリア・アーデさん。まあ、今更言い訳もないだろう。 お互い、似たような存在だ。一緒に楽しもう」 ヨハンが落ち着いた声音で、淡々と判決を言い渡す。ティエリアの絶望の色が濃くなった。 「じゃっ♪さっそくやろっか。あたしは、さっきの続きね?」 ネーナが嬉しそうに言い、ティエリアの背後に廻って座り、 ティエリアの上半身だけを起こして、後ろから再び胸を揉みあげはじめる。 「ほ〜らっ。兄貴たちにたっぷり見てもらいな♪」 「一体、何を考え…あ…んっ!」 小さい胸の存在感を必死で誇示するかのように、下から上へ、ネーナが揉み上げ、 さらに乳首をひねり上げた。 白い肌がうっすらと赤く染まり、たくし上げられたままの黒いアンダーシャツとの対比が、 たまらなくエロティックで、ミハエルとヨハンは思わず見とれてしまった。 「くすっ。奪ったのは、体の制御機能だけだからね?ちゃ〜んと感じるでしょ? 声も出るでしょ?」 「やめ…俺は…こんな事望んでない…!はうっ!」 ネーナが再び乳首を力を込めて押しつぶした。 「よっく言うわ。何が俺…よ。強がっても、体は正直だからねぇ。 あんたの、やりたい事だけをやれるようにしてあげる」 ネーナが金目を光らせ、再びティエリアにリンクした。 どんどんデータ領域が修正されていくのが分かる。 「お〜い、ネーナぁ。エロくするのはいいけどよお。 意思は別モノにしといてくれねえかな? 嫌なのに、感じちゃうんですってのが一番いいからな」 ミハエルの言葉にネーナが頷く。 「大丈夫。体と深層心理が本当に望むことだけをやらせるから。 表向きは、嫌がるに決まってるけど…ね」 ネーナのリンクが終了した。ティエリアの、思考方法は変わっていないように感じた。 しかし、体の方は今までと何かが違う。 ネーナに乳首を弄られるのが嫌なはずなのに、体の奥底が疼いて疼いて仕方ない。 いや、違うというより、これが望んでいた事なのか…? しかし、頭の方は、こんな事はいやだと叫んでいた。 ティエリアは完全に混乱してしまっていた。 後ろから相変わらず胸を揉み続けるネーナと、目の前でその様子を凝視するヨハンとミハエル。 惨めで恥ずかしいはずなのに、どんどん体が熱くなっていくのを止められない。 言い聞かすように、ネーナが耳元で囁いた。 「無理しなくていいよ…?あんたのやりたい事、したらいいんだから。単純でしょ?」 「ん…で…でも…」 (イヤだ…!こんな事、絶対したくない。まして、見られたくなんかない…!!) 右手がぴくんとかすかに動いた。 (動くな…!!) 必死で念じるが、それが「体と深層心理の望んでいる事」とは真逆の思考なのは、 ずっしりと重いままの体の状態で、はっきりと分かった。 ──抵抗が、出来ない。 「ほら…無理しないで…」 ネーナの口調が優しいものに変わる。 ティエリアの最後の砦が、徐々に壊されていった。 「おへえ、すっげえ…!」ミハエルが思わず声をあげた。 二人の男の目の前で、ゆっくりとティエリアの足が開いていく。 「ふふ…。たいしたお嬢さんだ。もう濡れている」 ヨハンが満足げに目を細め、ティエリアの股間部分に目をやった。 グレーの下着の中心部は、確かに他の布部と色が違っている。 「く…」 ティエリアは恥辱で目を閉じたが、自分で足を開いていく度に、 体が羽のように軽くなるのは疑いようもなかった。 やがて、M字開脚の状態で大股を開ききってしまった。 「エロい!たまんねえ!」 ミハエルが前を完全に大きくして、鼻息も荒くティエリアに覆い被さろうといきり立った。 「まあ待て。ネーナが、調教したがっている」 それを、ヨハンが相変わらずの、落ち着いた口調と態度で止めた。 「さっすがヨハン兄。分かってるぅ♪」 「何かしらねえが早くしろよ!」 不満げなミハエルに、ネーナがにやっと笑いかけた。 「クスクス…この子、本当に何も知らないんだって…♪ 可愛いじゃない?でも、あ〜んな気持ちいいこと知らないのは 体によくないと思うんだよねえ?だっからあ…」 ネーナが右手をティエリアの下着の中に差し入れた。 すぐに茂みをかき分けて、目的地に到着し、慣れた手つきでそこをくいっと擦った。 「ひゃううっ…!」 初めての、快感。ティエリアが大きく声を上げた。 「こ〜こ。女の子だったら、誰でもイイ場所♪ ちゃ〜んと覚えとくのよ?いつでも気持ちよくなれるから♪」 ネーナがクリトリスをゆっくりと刺激する。 しかし、快感は最初の一瞬だけだった。 初めての秘核への重なる刺激は、まだ慣れていないが故に、むしろ痛みを呼び起こした。 「い…痛い…!」 ティエリアが首を振って抵抗する。開いていた足が思わず閉じてしまった。 「ネーナ…。」 ヨハンが落ち着いて嗜めた。 「分〜かってるわよぉ!」 口を尖らせてふてくされるネーナ。しかし、すぐに次なる行動に移った。 べっとりと濡れそぼった膣口に指を進める。 「あはっ。すっごい濡れてる。おっぱい触っただけなのに、ほんと感じやすいんだぁ?」 「…は……う…うるさ…ぁっ…!」 ネーナが中指を押し付け、たっぷりと愛液をなすりつけた。 「これならイイはず♪」 そのまま再びクリトリスを上下に擦る。 「あぁぁ…んっ…」 愛液が潤滑油となって、指を滑らかに滑らせ、不必要な摩擦を排除した。 ─気持ちいいっ!! さっき一瞬感じただけの、性的な快感が今度は継続し、思わず息が乱れてしまう。 しかも、擦られる度にどんどん快感が高まっていくようで、 その快感をもっと得たいという気持ちになってしまう。 閉じた足が再び開いていき、ネーナの指に自分でもクリトリスを押し付けて 更なる快感を得るように、腰が上下にいやらしく蠢いた。 「たまんねえ、たまんねえ!!」 目の前で繰り広げられる、少女二人の淫らな行為に、ミハエルは興奮しきってしまった。 グレーの下着の中にずっぽり入ったネーナの指が、布を持ち上げるようにくいくいと動き、 その中での淫らな指の動きがはっきりと想像できる。 加えて、ティエリアが頬と体をほんのり染めて、 気持ちよさげな表情で、小さく口をぱくぱくさせて荒い息を吐いている。 「おい、パンツ脱がせろよ!」 ミハエルが自分の一物を取り出して、自慰をはじめながらネーナに言った。 「んん〜。そう…ね。じゃ、自分で脱いでみて♪」 ネーナが下着の中から手を引き抜いた。 中指がしっとり濡れているのが、遠目でもはっきりと分かった。 「く…!いや…だ…そんな事…!」 「今更無駄な抵抗してんじゃねえよ!! いやだいやだ言いながらばっちし濡れてるくせによお!?気持ちいいんだろうが? いやらしいマイスターのお嬢さんよ!?」 ミハエルがペニスを扱き上げながらティエリアににじり寄り、先走り溢れる先端をその鼻先に押し付けた。 (くさいっ!) 苦い匂いが至近距離で鼻腔を捉え、吐き気を催し思わず目を閉じる。 「へっ…!イヤかよ?心配しなくても、後でたっぷり突っ込んで泣かしてやるからよ…? あそこがイヤだってんなら、ここに突っ込んでやろうかぁ?」 ミハエルが猛って、男根をティエリアの鼻の穴に押し当て、ぐいぐいと突き上げた。 押し広げられた鼻腔に、臭気とともに先走りが飛び込んできて、 ティエリアが苦痛でたまらず涙をこぼした。 「ミハ兄…。オナニー教えたいんだけど?」 ネーナが不機嫌に睨みつけてきて、ようやくミハエルが距離を取った。 「ちっ、分かったよ。早くしろよ」 「ごめんねぇ?ミハ兄、いっつも乱暴なんだから。じゃ、続き♪」 ようやく一息ついたティエリアの様子を伺うように、ネーナが今度は 下着の上から秘裂を数回往復するように触った。 「あんっ」 すぐに快感が蘇って、ティエリアの腰が再び上下に大きく跳ね上がった。 「ほら…。素直になって?み〜んな好きな事なんだからぁ…。ね?」 爪を立てて、クリトリスを布の上から刺激されると、もう抵抗も出来ないような 気持ちになってしまう。 直接、触れて欲しい。もっと大きな快感があるような期待感が体に充満した。 何も言われていないのに、ティエリアの両手が動いた。 ゆっくりと下に向かったその手は、戸惑うそぶりもなく下着をおろしていった。 表情は嫌悪と拒絶そのものなのに。 やがて下着を脱ぎ捨て、惜しげもなく脚を広げて、陰部を露呈した。 ヴェーダの赤い色に照らされて、ぬらぬらとした粘液が卑猥に輝いた。 「ぎゃははは!すげえすげえ!まっるみえ」 ミハエルが自慰の手を止めて、陰部を覗き込む。 視姦に晒されて、ティエリアの顔がますます屈辱に歪み、我慢できずにぽろぽろと 涙をこぼした。 「ミハエル、いい加減にしないか。相手は若い女性だぞ」 ヨハンが大人顔でミハエルに注意し、ティエリアに近寄り優しく囁いた。 「心配しなくていい。ネーナの言ったとおり、こんな事は誰でもする事だ」 ヨハンの褐色の指が、ティエリアの股間に伸び、ネーナがしたのと同じく、 溢れ出た愛液を掬い取った。 ゆっくりと、優しい手つきでクリトリスを上下に擦る。 「はあ…っ」 再びティエリアに快感が訪れ、意図せずに限界まで大きく足が開いていった。 ヨハンがくるっと陰核を回すように刺激する。 「んはっ…!」 さっきとは違う快感で、ふとももがぴくぴくと小刻みに痙攣した。 「さあ、自分で触ってごらん?出来るだろう?」 ヨハンが指を離し、付いた愛液を自分のパイスーで拭き取った。 「そんな…事…。出来ない…」 ティエリアの口から出たのは、やはり拒絶の言葉だった。 「何言ってんだ、ティエリアちゃんよぉ!! んな顔して感じてるくせに、もったいぶんなよな!おらどうだよ!?」 ミハエルが乱暴にティエリアの股間に吸い付いた。 「やああ!!」 熱くぬめった舌の動きで、指よりも強く、更に艶かしい快感が走る。 ミハエルの舌が、膣から陰核までを乱暴に往復した。 急速に表情が快感に歪み、はあはあと熱い息が漏れ出る。 「ああん…や…やめ…、あ…んっ…あん…」 「おらどうだよ?初めて舐められる気分は。もう、忘れられねえだろ?」 ミハエルがじゅぶじゅぶと音を出して愛液を吸い取り、何度も膣口を舐め回した。 「く…そんな汚い…ところ…あんっっ!!」 ミハエルがクリトリスに吸い付き、れろれろと転ばすように舌を這わす。 ティエリアが思わず大きな声を出し、耐えていた両手が遂に動いてしまった。 快感の中心を決して逃がさないかのように、大きく足を広げたその中心に居座る、 ミハエルの頭をしっかりと掴んだ。 「あはっ♪すっごい体が熱くなってるよ?じゃあ、もっと、ね?」 ネーナが後ろから両手を伸ばして、ティエリアの陰核包皮を剥いて、 クリトリスを完全に露出させた。 「すげ…、可愛いじゃねえかよ…。ほれ」 「あんん…っ!」 ミハエルが剥き出しになった秘芽を、舌全体をしっかりと押し付けるように舐め上げる。 堪らずティエリアがびくんと飛び跳ねた。 「きもちい?」 ネーナが再び乳首を弄びながら、耳穴に舌を這わす。 「よくない…っ!全然…良くなんかない…!!」 溢れ出る粘液も、歪んだ顔も、熱くなる体も、その全てが感じている事をはっきりと 体現しているのに、ティエリアはまだ強情に言い張った。 「ふ…さすがに、マイスターだね。でも、無理はしない方がいい。 ミハエル、そっちに行きなさい」 ヨハンがミハエルをティエリアの横に移動させ、自分は足の間に入って、 中指を膣口に押し当てた。 「さあ、入れるよ?」 「痛っ!」 ヨハンの指が少し入っただけで、痛みが走った。 すぐにネーナがティエリアの腰を支えて、受け入れやすい位置に角度を調整する。 今度は、秘肉の抵抗を受けながらも、指がずぶずぶと入っていった。 ミハエルがごくりと喉を鳴らして、挿入部を凝視した。 「すげえ…。兄貴、どうよ?具合は…?」 「ああ。なかなか良さそうだ。さあミハエル、手伝ってくれ」 ヨハンが指の抜き差しをはじめる。感度を開発するような、ねっとりとした動き。 「ん…ん…」 指が出し入れされる度に、催しそうな不思議な感覚が充満した。 ティエリアが顔をしかめて、快感とも言えない様な異物感に耐える。 触発されたミハエルが、再び秘芽に吸い付いた。 「ああああっっ!!!」 今までとは比にならない、強く深い快感が一気に全身を貫いた。 ヨハンが膣全体に指を突き入れながら、同時に中の敏感な所を押し込むように刺激していく。 クリトリスと、Gスポット。そして、さんざん弄ばれた乳首。 性感帯の全てを刺激されて、ティエリアはもはや拒絶の言葉さえ出せなくなった。 「あんっ、あんっ、あんっ!」 指の動きにあわせて、耐え切れずに淫らな喘ぎが飛び出す。 3兄妹が満足げに、責めを続けながらそれを聞いていた。 ヨハンの指の動きが更に速くなり、抜き差す度に水音が響き、愛液が飛び散った。 「あんんっ!なん…か…来る…!来るぅ……!!」 ティエリアが近づく絶頂を感じて、叫んだ。 快感が大波のように塊となって押し寄せる。それが今にも弾けそうに体を追い込んでいく。 「あああっ……!あんっ…ダメ…だぁっ!!」 波が最高潮を迎えようとしたその時。3兄妹の行為が、一気に止んだ。 不完全燃焼で取り残され、ティエリアがぼんやりと目を開ける。 ミハエルは顔を上げ、ヨハンは指を抜き、ネーナはティエリアの後ろから体を支えたままだ。 ミハエルがいやらしい薄笑いを浮かべて、口を開いた。 「やり方わかっただろ?続きは自分でやれよ」 「……」 荒い息を吐いたまま、ネーナに体重を預けて寝転がったままのティエリア。 「ほら。イキたいんでしょ?」 ネーナがティエリアの腕を取って、濡れそぼった股間に導いてやった。 「んっ…!」 指先が少し触れただけで、強い快感を覚えた。 後はもう、何も指示される事はなかった。 3兄妹に施されたのと全く同じ動きを、自分で再現する。 クリトリスを自分で擦り、中指を膣内に挿入した。 自分のペースで、好きな強弱をつけて自らを無心で慰めた。 「あぁ…ん、あ…ん、ああん…」 膣内をかき回す指の動きが、どんどん速くなっていく。 ティエリアの細く、長い指が加速度的に中に埋め込まれていく淫靡な光景に、 ミハエルだけでなくヨハンまでもが自慰をはじめた。 後ろではネーナが居心地悪そうに太ももを擦り合わせている。 「ネーナぁ!やりたかったらお前もやれよ」 「うるさい、ミハ兄…!ほっといてよ」 兄妹の軽口にも、思わず怒気が混ざり、視線はますます真剣身を帯びた。 早くもコツを掴んだティエリアが、人差し指と薬指で陰核を挟んで、 秘芽を露出させ、中指で摩擦を加え始める。 「ああんっ!ああんっ!ああんっ!」 小刻みに震わすような、絶妙な手技で自らを追い立て、 ティエリアが快感に集中して、激しく身をよじった。 (また…来る…!さっきの何か…) 再び体の奥深くで、絶頂の予感が頭をもたげた。 「そういうの、ね、イクって言うのよ?言ってみて?」 ネーナが察知して、囁いた。 その言葉が、今の体の状態にぴったりに思えた。 「あ…!あ…!も…ダメ…!い…イ…ク!!」迷いなく大声で叫んだと同時に、ティエリアが背筋を反らせて、 強烈な絶頂の快感を全身で味わった。 あれほど高まっていた大きな波が、一気に弾けて、全身にくまなく広がる感じ。 「病み付きになる…でしょ?」 脱力した体と脳に、ネーナの言葉がすんなりと入ってくる。 ぶしゅっ…!何か熱いものが腹の辺りに飛び散った。 ふらふらと目をやると、大量の白濁が、へそあたりで水溜りを作っている。 その先には、出し切って急速に萎えていく、ミハエルとヨハンの男根。 「ちょっとぉ!何出してんのよお?この子、女にしてやんなきゃかわいそうでしょぉ?」 ネーナが咎めるように言い、二人の男がバツが悪そうに頭を掻いた。 「いや、すまないな。こういうのは久しぶりだから、ついイってしまった」 ヨハンの言葉に、ミハエルも頷いた。 「そうそう。コイツがエロすぎるから悪いんだよ。すっげえオナり方だったもん」 「まあ、せっかくだから、舐めてもらうとしようか、ミハエル」 ヨハンが、早くも半勃ちの様相を呈するモノを握り締めて、ティエリアの口元に持っていった。 表情の冷静さとは裏腹に、その濡れた唇を見ただけで、褐色のペニスがどんどん勃ちあがっていく。 「さあ、口を開けて」 「あう…」 まだ絶頂の余波に身を任せたままのティエリアは、抵抗のそぶりさえ見せずに、 言われたままに口を開いた。 「うぐっ!」 即座にヨハンのペニスが押し込まれた。 口中でどんどんと質量を増し、熱くなっていく男根の圧迫感で、熱いものがこみ上げて来る。 「体起こした方がやりやすいでしょ?」 ネーナがティエリアをきちんと座らせた。 「さあ、手と舌を使って。丁寧にやるんだよ?」 ヨハンがティエリアの髪をそっと掴んで、軽く前後に腰を振った。 「んぐ…!」 口中一杯に含ませられたペニスの先端が、容赦なく喉奥を刺激して、苦痛を覚えたが、 それでもティエリアは何をすればいいのか、すぐに理解した。 舌を巻き付けながら、ゆっくりとペニスを口腔内に出し入れした。 「ああ…」 上から聞えるヨハンの気持ち良さそうな声。 ティエリアが上目遣いでヨハンの表情を伺いながら、じっくりとフェラチオを繰り返した。 「しっかし、エッロいなあこいつ…」 ティエリアの小さい口中に、荒ぶるヨハンの勃起が何度も出し入れされた。 卑猥な光景を凝視しながら、再びミハエルが自慰をはじめる。 しばらく経って、勃起しきったヨハンのペニスが存在感を増し、 ティエリアの顎が疲れてきたが、それでも行為を止めようとはしなかった。 ヨハンの根元を扱きながら、先端を丁寧に舌先で舐める。 「くは…あ」 堪らずヨハンが髪を握る手に力を込めた。 ティエリアが洩らす熱い吐息が、剥き出しの先端に当たり、それよりももっと熱い舌先が、 ヨハンのご無沙汰の男根を這いまわった。潤んだ瞳がなんとも言えず悩ましい。 「うらやましいぜ、兄貴ぃ…!早くしてくれよ…!」 ミハエルが堪らず、愚痴をこぼし、自慰の手を止めて自分の先端を、 ティエリアの勃ちあがった乳首に押し当てた。 「これこれ…!これがなんとも言えねえんだよな!」 乳首のコリコリ感をじっくり楽しむように、ミハエルが先端をぐりぐりと押し付ける。 真っ赤に腫れあがったかのような乳首を、先走りが淫猥に滴り落ちて行った。 「んっ…!」 敏感になったティエリアは、口技と乳首への刺激の両方で、ますます体を熱くしていく。 ふとももから膝へと滴るほど、新しい愛液が大量に溢れ出た。 「んはああ…っ!」 ティエリアの顔が紅潮した。 膝立ちでフェラをしている格好のティエリアの後ろから、 ネーナが舌を伸ばし陰部を舐めまわし始めたのだ。 思わずティエリアが、受け入れやすいように尻を突き出した。 「んんん…んん…んん…」 ネーナの舌技で、簡単に快感を与えられ、思わず腰が上下に動いてしまう。 腰を振りたてながらも、ティエリアは必死でヨハンへの奉仕を継続した。 「く…っ…!兄貴…、俺、そろそろ…」 ミハエルが余裕を無くして、ヨハンに頼み込む。 「…く…まあ、いいだろう…。早くイケよ?私も、長くはもたない…」 「あんがとよ。ネーナ、どいてくれ」 ネーナが退くと同時に、ミハエルがティエリアの腰を思い切り引き上げて一気に挿入した。 「んあああ─!!」 こじ開けられるような破瓜の痛みで、ティエリアが声にならない悲鳴をあげる。 同時に前に押出されたせいで、ヨハンの勃起が喉の最奥までを貫いた。 「ひぐうう─!!!」 絞り出すような、苦痛の叫び。驚いたヨハンが、肉棒を引き抜いて様子を伺う。 一方でミハエルが気遣う事もなく、荒々しい抽迭を開始した。 根元まで埋め込んだペニスを、一気に先端まで引き抜いて、再び一気に埋め込む。 愛液に混じって、血液がたっぷりと肉棒についているのが確認できたが、 ミハエルは気が咎める風でもなく、悦に入って腰を打ちつけ続けた。 「ううっ!ううっ!ううっ!」 ティエリアは、痛みと、体ごと押し出される圧迫感に泣きながら耐えるしかなかった。 「ミハエル…。痛がっているぞ。もっと優しく出来ないのか」 ヨハンが嗜めるように言うが、ミハエルはどこ吹く風だ。 「知らねえよ、んな事。誰だって最初はいてえんじゃねえの? おらおらっ!どうだよ、へぼマイスターさんよぉ?これ位余裕だろうがっ!!」 ミハエルが腰をしっかり掴んで、さらに速度を上げて奥まで打ち込んだ。 「ひいいっ!いた…痛い…!!ヴェーダ…助け…」 「諦めなよ?あんたの大事なヴェーダは、な〜んにもしちゃくれないよ? もうすぐ終わるからさあ…。でも、人のヤッてるとこって初めて見たなあ…。 こ〜んな風に、出たり入ったりするんだ…。」 ネーナが真横から感心した様子で結合部を観察した。 ティエリアが屈辱に泣きながら叫んだ。 「見…見るなぁ…っ!君…達は最悪なイキモノだ…!」 ネーナが薄笑いを浮かべて、バックで攻められるティエリアの前に手をやり、 秘核を押しつぶした。 「あ…ん…っ!」 痛みに混じって、かすかな快感が確かに感じられ、ティエリアが小さく喘ぐ。 「ニンゲン…じゃないのはあんただって同じでしょ? しかもヒイヒイよがってたの、どこのどいつよ? 言っとくけど、あたし、データ改ざんなんて何もしてないからね? あんたの本能的な欲求に素直に体が反応するように、ロック解いてあげただけなんだから」 ネーナが一度指を離し、唾液で湿らせてから再び、クリトリスへの刺激を再開した。 あれほど酷かった膣の痛みが、秘芽への摩擦で急激に和らいでいくのが分かる。 それどころか、中を往復するペニスが、だんだんと快感をもたらし始めた。 「あ…あんっ…、あんっ…、こんな…の…嘘…だ…!や…ん」 気持ちとは裏腹に、体の奥深くから、さっき知ったばかりの性的快感が充満していく。 「ほら…。どうよ?ミハ兄、もっと突いてやって」 「任せろよ、ネーナぁ…!!」 ミハエルが、高速ピストンを思う存分食らわした。 パンパンと肉がぶつかり、じゅっと粘液が飛び散る。 摩擦の度に中がどんどん開発され、擦られる度に肉壁は快感だけを得るようになっていた。 「ああん、やめ…いや…いやだぁっ…!あん…っ、こんなの、ぼく…私じゃない…っ!」 喘ぎの合間の拒絶の言葉は、空しく響くだけだった。 「きゃははっ♪信じらんな〜い!初めての癖にこんなになっちゃって♪ ほら〜、気持ちいいって言ってみなよぉ?」 ネーナが肉芽を素早く擦りながら、反応を楽しんで大笑いした。 ティエリアは痛みではなく、快感に身震いした。 きゅきゅっと膣壁が締め付けを強める。 「くう…っ!すげえ締まり…!もうイキそ…」 ミハエルの余裕がなくなってきた。 ティエリアの腰を引き寄せて、最後の打ち込みに入る。 「あ〜。ミハ兄イキそう…。ヨハン兄、準備いい?こいつ、中でイカしてやって 自分が大層な肉便器だってこと、思い知らせてやるんだから♪」 ヨハンは準備万端だったが、非難の視線をネーナに向ける。 「…ネーナ、肉便器なんて言葉を使うのは、感心しないな。 今はみんなで楽しんでいるんだから、不必要な侮辱は避けるべきだよ」 「…ちぇっ、相変わらずヨハン兄はまじめなんだから…」 舌打ちするネーナの横で、「ぐ…ああっ!!」咆哮が響いた。 ミハエルが大きく体を震わせて、中に発射した。 「ふう…っ」 出し切って、気持ち良さそうに溜息を吐き、ティエリアの腰から手を離してペニスを引き抜く。 ティエリアが支えを失ってうつ伏せにくず折れてしまった。 膣からは、精液がたっぷりと漏れ出している。 「…。ミハエル。相手は一応若い女性だ。中に出すのは感心しないな」 ヨハンが顔をしかめてミハエルを睨んだ。 ミハエルが肩をすくめて、自分の白濁をちらりとみやった。 「へえへえ。感心しない事ばっかだな、兄貴は。 心配しなくてもこいつは妊娠なんかしねえさ。」 ミハエルがにたーっと笑って、ティエリアを仰向けに反転させ、 足を左右にこじ開けて、陰部をヨハンに見せ付けた。 「それより、ちゃんと突いて気持ちよくしてやんなよ? さっきイイ所で俺、イッちまったからさあ…?多分、欲求不満なんじゃねえかなあ?」 ミハエルの精液滴る秘部は、ミハエルを受け入れていた形そのままに ぱっくりと開き、いまだ物欲しげにヒクついている。 ヨハンが下半身を昂ぶらせて、そこを凝視した。 冷静な仮面の奥に、血走るような男の欲情がたぎっているのが、 ティエリアにははっきりと感じられた。 「や…も…やめ…」 急に体が震え出す。先ほどの絶頂の快感は、既にどこか遠くへ押しやられてしまい、 今ティエリアにあるのは犯される恐怖と、屈辱、それだけだった。 勘のいいヨハンが、先回りをしてティエリアを安心させにかかる。 「心配しなくていい。私は弟とは違う。何も、怖がる事はないからね?」 しかし、ティエリアの怯えが解消される事はなかった。 カタカタ震えて、逃げ出すように後ろ手に後退していく。 「心配しなくてもいい、と言っただろう?まあ、口で言っても分からないかな…」 ヨハンが仁王立ちのまま、自身を握り締めてティエリアににじり寄った。 「お〜っと!兄貴も最近、ご無沙汰なんだよ。 ちゃんと、解消してやってくれよ?お嬢チャン?」 逃げ出すべく、立ち上がろうとしたティエリアの上半身を、ミハエルが後ろから羽交い絞めにした。 「さ、兄貴。どうぞ?」 再びぐいっと足を大きくこじ開ける。ヨハンがゆっくりと、上に乗って身をかがめた。 「や…よせ…やめて…!」 「諦めな!!」 ミハエルの言葉と、ヨハンが入ってくるのはほぼ同時だった。 「あ…んっっ!!」 ミハエルに開発され、敏感にされていた内壁は、ミハエルのそれよりも太い ヨハンの勃起に一度抉られただけで、軽い絶頂のような、強い快感を伝えた。 「や〜っぱ肉便器ね?あんなに嫌がってた癖に、入れられただけでイッちゃうなんて♪」 ネーナがティエリアの紅潮した顔を見ながら、ほくそ笑んだ。 根元まで埋め込んで、ティエリアの締め付けと感触を確かめるヨハン。 「そういう言い方は良くないと言っただろう?彼女も私達も、同じような存在だ。 単純に体が合うんだよ、きっと」 「ふううん?」 不満げなネーナを横目に、ヨハンがティエリアを気遣うかのような緩いピストンを始めた。 同じ兄弟でも、性格と言うのは随分違うものらしい。 優しく抱き締めるような、心地いい抽迭は、確かにティエリアに官能をもたらした。 「あん…っ、あん…っ」 ヨハンのゆっくりとした腰遣いは、たっぷりと快感を味わえるほどの、余裕を与えてくれる。 激しい突き上げに晒されていた時よりも、じっくりと可愛がられる体は、 ますます淫らに火照っていった。 「あ…ん…あ…っ!」 甲高い声が飛び出し、表情が艶かしく変貌していく。 ヨハンが伺うようにじっと顔を見つめたまま、ゆっくりと腰を振り続けた。 しばらくそのままで責められて、やがてティエリアの方が我慢できなくなった。 もっと深く、速く突いて欲しい。さっきみたいに、思いきり気持ちよくなりたい。 どこか遠くへ行っていた、絶頂の記憶が体に蘇り、貪欲にそれを求め始めていた。 自分で足を大きく広げ、本能に従うように、ヨハンの腰に巻きつけた。 「うわ!信じらんねえ…!」 見下すようなミハエルの言葉は、耳に届いただけで、言葉としての意味を伝えなかった。 「ふ…。いいだろう。」 ヨハンが、ゆっくりと自身を引き抜いた。 一瞬静止した後、弾みをつけて一気に奥まで突き入れる。 「ああっ!!!」 大きく揺さぶられながらも、深くなった結合で子宮口に先端が当たり、 悲鳴にも似た喘ぎが飛び出した。 ヨハンがスピードをあげて、ティエリアを突き上げ始める。 「ああっ!ああっ!ああっ!」 ヨハンのペニスが一番いいところを余す事無く攻め立てる。 涙が出そうなほどの快感で、何も考えられなくなってしまうティエリア。 「どうよ?奥まで突かれる気分は…?兄貴たち、上手いって言った通りだったでしょ?」 「あんっ、あうっ、ちが…ああんっ!」 ネーナの嫌味な問い掛けにも、涙混じりの喘ぎで応じるしか出来なかった。 「こりゃあいいぜぇ!兄貴、もっとやってやれよ。この顔、たまんねえ…。 俺ももう一回すっきり抜くとするか…。ま〜たむなしい艦暮らしが続くんだろうからなぁ!!」 ミハエルがティエリアの痴態を眺めながら、再び自身を扱き始める。 「じゃあ、そろそろ私も本気でいくとしようか」 ヨハンが浅い抽迭に移行して、腰に巻きつけられたティエリアの脚を剥ぎ取った。 そのまま、脚を自分の肩にかけて担ぎ上げる。 それだけで男根が膣奥深くまでに、しっかりと栓をした。 「ネーナ、抑えていてくれ」 「リョ〜カイ♪」 ネーナがティエリアの肩を抑えて固定した。 「さあ、最後だからね。せっかく出会えたんだ。お互い、いい思い出にしよう」 「はははっ!体が、忘れられない思い出ってヤツだな?」 ミハエルが嘲りながらも、自慰を続ける。 ぐんっ!ヨハンが腰を大きく突き出した。 ネーナに抑えられているせいで、何も阻止するものなく、 体の中心までペニスを受け入れてしまう。 「くはあっ!!」 今までで最も深く、強い結合の快感。 芯から絞り出すかのような、苦悶にも似た声が漏れた。 内壁の締め付けを跳ね飛ばすように、ヨハンが激しく腰を振る。 初めての性交にも関わらず、ティエリアはどんどん開発されていった。 子宮口を突かれるたびに、耐え切れないほどの悦楽が全身を駆け抜ける。 「んは…っ!んん…っ!んん…っ!」 声も満足に出せないほどの、絶え間ない快感で涙がほとばしり、 開きっぱなしの口からは涎が滴り落ちた。 「もっと声出せよ、ティエリアちゃんよぉ!?」 ミハエルが目を血走らせる。 「どう?奥まで届くでしょ?言ってみなよ、どうなの?」 「んん…っ、あんっ…、あんんっ!う…うるさ…」 「な〜にあんた、まだ抵抗するつもり?さんざんヤラれて泣いちゃってる癖に。 わかった。感情のバリアも解いてあげる」 ネーナが金目を輝かせた。 僅かに残っていたティエリアの理性のバリアが、領域から解除されていく。 シンクロするように、ヨハンが激しく突きこんだ。 「あ─!!あ─!!」ティエリアが我慢できずに大声で叫ぶ。 「ほら、どう?ヨハン兄のアレ、気持ちいいでしょ?」 ネーナが肩を抑えたまま、片手を伸ばしティエリアの真っ赤に充血した乳首をつねった。 その刺激が最後の契機となって、ティエリアの箍が完全に外れた。 「ああんっ!!気持ち…いい!気持ちいいよぉっ!!もっと、もっと突いて…っ!!」 「ぎゃははっ、壊れやがった!どこがいいのか言ってみな」 ミハエルの言葉に、ティエリアが泣きながら答える。 「奥まで来る…っ!ずんずんって…欲しい…、もっと奥まで…っ!太い…のが欲しい…!」 「そうかよ?奥までねえ?とりあえず、コレやるからよぉ?ありがたく思いな!!」 理性をなくして泣き叫ぶティエリアの、開いたままの口目がけ、ミハエルが白濁を放出した。 赤い舌に、真っ白な精液が絡みつく。 「おいしいでしょ?」 ネーナが指で粘着質なそれを、ティエリアの舌全体に塗りこむように広げた。 「んはっ、おいしい…!」 動物的な苦味を苦ともせずに、ティエリアが味わう。 「おら飲めよ!!」 ミハエルがティエリアの唇と顎を?んで、強引に口を閉じさせた。 ティエリアが言われた通りに、白濁を飲み下していった。 「私もそろそろイキそうだ。受け止めてくれ…ティエリア・アーデ」 ヨハンがラストスパートに入る。 「やあんっ!そこ…いいよぉ…っ!ああんっ、ああんっ…!!」 何度も突かれ、敏感にされた子宮口が快感とも苦痛ともつかないような、 息もつかせぬ激しい衝撃を、細胞隅々にまで与えていく。 「んああっ!あああっ!壊れ…る!壊れちゃうよおっ!ヴェーダぁ…!!」 「大丈夫。君は、そんなに簡単に壊れやしない」 「ああんっ!ああんっ!気持ちいい…っ!また…イク…!ああんっ!」 ミハエルが、真横にまわってティエリアの下腹部に手を伸ばす。 「いいぜ?イケよ。だ〜れも止めちゃいねえからよ。おらイッちまいなあ!」 ミハエルがぱんぱんに膨れ上がったティエリアの秘芽をきゅっとつねった。 「んああああっっっ!!!」 ティエリアが体を固定されながらも、大きくのけぞって達した。 激しい硬直がしばらく続き、膣壁が急速に収縮する。 「くっ…!」 ヨハンが、脚を担ぎ上げたままの体勢で、ミハエルと同じく膣内に射精してしまった。 ティエリアから、トリニティ3兄妹が離れた。 ようやく解放されたティエリアは、脚を大きく広げたまま、 荒く息をして余韻に浸っていた。 その様子を横目に見ながら、トリニティ3兄妹は淡々と衣服を整える。 「ひっさしぶりに抜きまくったなあ、兄貴?」 「ああ。そうだな。これでしばらくは任務に集中できる」 満足げな兄2人に、ネーナは不満顔だ。 「あたしはイマイチ欲求不満なんですけど?」 「なら、お前もやりゃあよかっただろ?」 「だあってえ…。」 「まあまあ、ネーナ、ちゃんと撮ったんだろう?艦に戻って、楽しめばいい。 お前は仮にも女の子、なんだからな」 ヨハンの言葉に、片目を瞑ってえへっと笑い、ネーナがメモリーカードをちゃっと掲げた。 「うん♪ばっちし撮れてるよ?これで当分、オカズには事欠かないよね〜♪」 「よおっしゃあ!たんのしみだなあ!早く戻って、じっくり見ようぜぇ?」 「うん♪ヨハン兄、もう帰るぅ?」 「ああ、そうだな。一応自己紹介も果たしたし、もういいだろう。」 帰り支度をはじめる3兄妹。 「じゃあな。良かったぜ?また今度も楽しもうぜ?」 「今日は疲れさせてしまって申し訳なかったね。 まあ、お互いマイスターとして、戦争根絶に邁進しよう」 放心状態のティエリアに、それぞれ声をかけて、さっさと出口に向かう。 兄二人が出て行った後、ネーナだけがまだ残って、ティエリアに近寄った。 「…」 呆けた視線のままで、ネーナを見上げるティエリア。 「兄貴たち、あんたで相当楽しんだみたい。 あたしもなんかヤリたくなっちゃった…。 エクシア君もいいけど、女の子も悪くないかなって。新しい世界が広がったってヤツ?」 ネーナがパイスーから、いくつかの物体を取り出した。 「あんたも、きっと我慢できなくなっちゃうでしょ?ああいうの♪ でも、人間とやっちゃダメよ?サビちゃうからね?だ〜か〜ら、コレ!あげる♪」 ティエリアのぐったり横たえたままの右手に握らされたもの─。 ─大人のおもちゃ、一式。 「とりあえずあんたの機能は元に戻しといたから。体が疼いたらぁ、ソレ使ってね? ついでに、たっぷり開発しといてね?またしようよ、みんな、でもいいけど…やっぱ二人でね♪」 「あ…」 「じゃあねっ♪おなか冷やしたらダメよ♪」 力なく横たわったままのティエリアを残し、ネーナが爽やかな笑みを投げかけて、去っていった。                                                                   <終わり>