アロウズの奇襲によって、壊滅的な打撃を受けたカタロン秘密基地。 見るも無残に死体が転がり、鉄の焦げる匂いに肉の焼ける死臭が混じる。 ティエリアが基地の一画に降り立つと、すぐに生き残ったカタロン構成員達が 怒りに震えながらにじり寄ってきた。 「お前らだ…!お前らがやったんだろっ!!」 ティエリアの胸倉を掴み、今にも絞め殺さんばかりの勢いで構成員の一人が怒声を上げた。 みなCBが基地情報を流出したのだと信じ込んでいるようだ。 「違う。我々ではない。我々はアロウズと敵対関係にある」 ティエリアの弁明は、彼らの耳には届かない。 「嘘をつけ!!お前らが来た途端にこんな事になっちまったんじゃねえかっ…!!  他に誰が情報を漏らすんだよ!!?」 怒りに震える目で睨みつけられたが、そんな事を言われてもティエリアに思い当たる事は何一つない。 CBのメンバーが情報を密告するはずもないが、もしあり得るとしたら、 密かにスパイが紛れ込んでいた可能性だろう。 一瞬、加入したばかりのライル・ディランディの顔が思い浮かんだが、彼はずっとティエリア達といた。 マリナ・イスマイールは刹那と共にアザディスタンに戻り─。 そこまで考えて、ようやく残る一人の顔が思い浮かんだ。 …沙慈・クロスロード。 3人の不審人物の中で最も無害そうに見えた彼しか、今の所情報を漏らせるはずがない。 「なるほど、小市民のフリをしていたというわけか…。人は見かけによらないな…」 しかし、その考えもまた推測の域を出るものではない。 ティエリアはその真偽を確かめるべく、その場を立ち去ろうと踵を返した。 その肩を、ぐいっと構成員が掴んでくる。 「おい、待てよ…、このままとんずらする気か…?」 「一人疑わしい人物がいる。事実関係を確認する必要がある。それだけだ」 憎しみを滾らせた彼らに、いつも通り淡々とティエリアは答えた。 しかし、彼らはその説明に納得しないどころか、むしろぎらぎらと瞳を横暴に光らせた。 何か、嫌な予感がする─。 そう思った瞬間、構成員がティエリアを後ろの瓦礫に勢いよく押し付けた。 思い切り背中を打ち付けられて、呼吸が一瞬止って意識が飛びそうになる。 「ぐ…っ、な、何を…」 抵抗しようとしたその腕を、違う男が捻り上げた。 肘を極められて痛みが走る。 何とか目を開けてみると、男達がティエリアの周りを取り囲んで明らかに異様な雰囲気を醸し出していた。 「行かせねえぞ…、CBのガンダムマイスターさんよぉ…。いや、CBの可愛い姉ちゃん…?」 あからさまに下卑た視線で自分を見てくる男達の視線に嫌悪感が募った。 「な…!君たちは…!」 ティエリアは身を返し、マイスターのその身体に叩き込まれた肉弾戦の技術をお見舞いしようとしたが、 男達は読んでいるかのような息のあった連係プレーでティエリアの四肢を抑えつけてしまった。 肘関節、膝関節、そして腰─。 ティエリアは一部残っていた壁の瓦礫にすべての関節を固定され、立ったままで押し付けられた。 手の空いている男の一人が懐から銃を取り出し、その銃口をぺろりと舐めた。 「ぼ、ぼくを殺す気ならやめておいた方がいい。対アロウズの貴重な戦力が削がれる事になる」 強がる言葉に動揺が混じる。 生身の体でこれほどの危機的状況に陥ったのは、ティエリアにとって初めての事だった。 男がにたりと笑った。 その侮蔑の笑いには、明らかに卑猥な色合いが強く混じっている。 「殺されたくない…、か…。随分いいご身分じゃねえか、CBさんは…。  一般人は有無を言わさず殺されて、しかもそれがCBのせいだっていうのによ…」 「だ、だから今回の事は我々とは…」 「黙れ!!」 ばしっと頬を張られて、ティエリアの言葉は遮られてしまった。 「結果が全てだ。そうだろ?お前達が来てすぐに、仲間が殺された。  それも普通の死に方じゃねえ…。  あちこち吹っ飛ばされて、満足に葬式もあげられないような無残な死に様でな」 男の目に狂気が宿る。 男は銃口をティエリアの腹に押し付け、つうっとみぞおちまで移動させていった。 いつ弾が発射されるか分からない。 思わずティエリアに冷や汗が滴り落ちる。 男はティエリアの顎を掴んで顔を上げさせ、その美しい容貌を吟味するかのようにまじまじと見つめた。 「しっかし…。変わってるねえ、CBは…。こんな可愛いお嬢ちゃんを戦わせるなんてな…」 「やめろ…!離せ…!ぼくは…」 ティエリアが頭を振って抵抗するが、彼はさすがに男らしい圧倒的な力でティエリアの顎を掴んで離さない。 「それに、ぼくっ娘かよ…。えっらいキワ好みだな、こりゃあ」 嘲るように周りの男達が一斉に笑った。 「ふざけるな!!」 そう叫んだ瞬間、銃口がみぞおちにめり込むようにぐいっと突きつけられ、ティエリアに痛みが走った。 「別にふざけてねえよ、お譲ちゃん」 男がまだ血の跡の残る顔をぐっと近づけて、ティエリアの頬をぺろりと舐め上げた。 ぞくぞくと悪寒が走る。 アレルヤ…!…ロックオン!! 助けを呼ぼうとしたが、男の舌が今度はティエリアの唇をべろりと舐めて、 あまりのおぞましさにまるで声が出ない。 男たちの嘲笑が間近から聞こえてくる。 復讐に駆られた彼らの気持ちを鎮める方法が、ティエリアにはどうしても思いつかなかった。 やがて男の舌がティエリアの口の中にまで入ってきた。 きつく歯を噛み締めてその侵入を遮ろうとしたが、男の舌は構わず歯茎を這い回る。 「やめ…っ」 思わず抵抗しようとしたその瞬間、開いてしまった上下歯の隙間から一気に男の舌が捻じ込まれた。 乱暴にティエリアの舌を絡めとって、れろれろといやらしく舌を動かしてくる。 どう考えても性的なその動きに、ティエリアの嫌悪感は最高潮に達した。 男の舌に力任せに噛み付いてやると、男は痛みに声を上げて後ずさった。 男の舌から血が吹き出てくる。 その鉄の味に、男の憎しみは爆発した。 ガンダムマイスターにしては美しすぎるティエリアの美貌に、彼らが目を付けていなかったわけがない。 その異性としての魅力も相まって、男の欲望が歯止めも利かないほどに増幅していく。 男は殺意さえ漂わすほどの冷酷な目で、ティエリアを見つめた。 「諦めろ。泣いても喚いても、もう許してやらねえ」 冷静な言葉づかいが尚更ティエリアに恐怖を湧き起こらせた。 仲間を呼ぼうと大声を出そうとしたが、別の男がティエリアの口を手で塞いでしまった。 「ん〜!!ん〜!!」 激しく身をよじって抵抗するティエリアを嘲笑うように、男は銃口をみぞおちから再び下へと移動させていった。 パイスーの上からとは言え、肌を這い回るその感触は不快でたまらない。 しかもティエリアに押し付けられているのは、いつでも彼女の命を奪える殺傷器なのだ。 その死の象徴たる銃口が、ティエリアの股間に押し付けられ、秘所のスジをゆっくりなぞった。 思わずびくんと体が震える。 「おら、気持ちいいだろ…?」 低い声で囁かれて、ティエリアは必死に首を振って抵抗した。 男は軽く笑って、銃口の最先端をティエリアのクリトリスの辺りに押し付けた。 しゅしゅっとパイスー越しにその一帯を擦られると、途端に体に快感が走る。 「ん…っ」 思わず抵抗とは違う息が漏れ、瞳が切なげに細まってしまう。 「ほら…、どうだ…?」 男は悦に入ってティエリアのそこを銃口で責め続けた。 「は…っ…、うう…っ…」 冷たい機械でそこを規則的に擦られて、ティエリアの快感は隠しようもなく高まっていってしまう。 「やっぱり、女だな…。お前も」 男が見下すように言った。 こんな時でも感じてしまう己の体が恨めしくて、ティエリアは悔し涙を一筋流した。 「おいおい、泣くなよ」 死臭漂う戦場に、見た事もないほどの美貌の少女、そしてその少女を陵辱する背徳─。 その全てが、男達の淫欲を残虐なまでに刺激していった。 急に男の鼻息が荒くなった。 男はティエリアから防護プロテクターを乱暴に剥ぎ取った。 ぷるんとパイスーの胸元が揺れる。 男の視線はそこに釘付けになった。 「随分可愛い乳してんじゃねえか…っ」 紫貴重のパイスーが、やけにティエリアを妖艶に見せていた。 魅せられるように、男が両胸を乱暴に揉みしだく。 「何だよ…、見かけによらず、結構あるぜ…っ」 男の言葉に、どこからともなく数本の腕が伸びてきて、ティエリアの胸を蹂躙していく。 いつの間にか口を塞がれていた手は除けられて、代わりにティエリアのあらゆる所を 男達の手がいやらしく撫で回し始めた。 「いやだ…っ…、やめろ、はなせ…っ…」 ティエリアの抵抗の言葉は、もはや何の意味も持たない。 男達は昂ぶる淫欲のままに、ティエリアの体を貪り続けた。 誰かがティエリアの髪を口に含んで舐め回す。 ティエリアは胸を乱暴に揉みあげられ、前から後ろから下腹部を指でいじられた。 パイスーを着ているのが唯一の救いだった。 「へへっ…、いい味がするねえ、ティエリアちゃん…?」 「な…」 「ティエリア・アーデちゃんだろ…?やっぱかわいこちゃんは、名前も可愛いねえ?」 「んぐ…っ」 ティエリアは涙を堪えて、この辱めに耐えるしかなかった。 「ほれほれ」 誰かの指がティエリアのクリトリスと乳首を震わせる。 「やん…っ!!」 嫌なのに、体には快感が走る。 これほど恐怖と悪寒を感じているのに、むしろそれこそが快感の源であるかのように ティエリアの3つの突起には切ないほどの快感が満ちた。 いつの間にかティエリアの耳たぶを、首筋を、誰かの舌が這いまわっている。 「ひあ…っ…!」 舌が肌を舐め上げた時に思わず飛び出た声はあまりにか細くて、男達はいきり立った。 一人がナイフを取り出し、ゆっくりとパイスーを切り裂いていく。 「やめろ…!あ…ん…っ!」 抵抗しようと力を入れた瞬間、クリトリスを擦られて力が一瞬で抜けた。 あっという間にティエリアの前面が露わになった。 まだ粉塵立ち込める戦場跡には不釣合いな、汚れなき乙女の美身が現れた。 その美しい容貌に負けないほどに、白く輝かんばかりの裸体─。 想像以上の美しさに、男達が息を飲む。 その絹のような肌とは裏腹に、既にじっくり責められていた乳首は赤く勃ちあがり、 股間の割れ目からも充血したクリトリスが垣間見えて、男達の興奮は爆発した。 我先にとティエリアに飛び掛り、彼女の裸のあらゆる所を嘗め回して行く。 ティエリアは剥き出しの地面に押し倒され、やはり四肢を抑えつけられて身動きも出来ない。 乳首に二人の男が吸い付き、唇で挟んで転がしては舌を絡みつかせた。 「や…、や…っ…」 快感なのか恐怖なのか分からないほどの敏感な感覚が体に広がり、満足に声が出ない。 誰かがティエリアの足をぐいっと左右に広げた。 数人の男達が、露わになったそこを凝視した。 恥辱にまみれてティエリアが泣き出してしまうのも構わずに、男たちはじっくりと視姦を与えていく。 「見ろよ、すげえ綺麗だぜ…」 「ああ…。こりゃあ、処女だな…」 その単語で男達の視線が一際ギラついた。 「や…、いやだ…ぁ…っ」 今からこの男達に処女を奪われるばかりか、輪姦されるのだ─。 恐怖でティエリアは顔色をなくした。 男達の顔が判別できない。みんな性欲の虜ののっぺらぼうに見えてしまう。 「心配すんな…。痛くしないからよ…」 誰かの指がティエリアの下半身に伸び、軽くクリトリスを擦った。 「あんっ…!」 泣いているにも関わらず、やはりそこには快感が走ってしまう。 すぐに指は膣口に移動し、まだカサカサのそこを丁寧に擦り始めた。 陵辱には相応しくないほどの優しい指遣いで、2本の指が膣口をゆっくり往復する。 すぐに中から愛液が漏れ出してきた。 愛液で指をたっぷり湿らせて、男はティエリアのクリトリスを擦り始めた。 摩擦なく指の腹が敏感な神経を昂ぶらせていく。 「あん…っ、あ…っ…、ああ…っ…」 クリトリスに蕩けるような快感が湧き起こった。 指が前後する度に気持ちよくて仕方ない。 しかもその快感がだんだんと強まっていくのだ。 男は興奮を押し殺して、処女のクリトリスを優しく優しく愛撫し続けた。 「ああ…っ!んん…っ…、ああっ…!!」 いつの間にかティエリアの声は淫らになり、そして大きくなっていった。 「気持ちいいだろ?ティエリア…?」 低い声で囁かれて、思わず頷きそうになってしまうほどの快感だったが、 ティエリアは必死で声を我慢して首を振る事で、健気にも抵抗の意思を見せた。 「そうかよ…。まあ、いいけどね…。ほれ」 男がティエリアの状態を知り尽くしたかのように笑って、素早くクリトリスを擦り上げた。 一気に快感が強まる。 「あぁぁんんっっ!!!」 ティエリアは大きく声をあげ、ほとんど顔も知らない男たちの目前で達してしまった。 自慰も知らずに来たティエリアにとって、その快感は激しすぎるものだった。 放心状態で脱力するが、男達の欲はまだまだ醒める気配さえなかった。 「どおれ…。イッたばかりのティエリアさんのいやらしい所を見せてもらうとしますか…」 ティエリアの足を折り曲げて局所を剥き出しの状態にすると、 陰唇をも押し開いて、まだ誰も押入った事のない秘穴を丸見えにしてしまう。 とろりとそこを濡らす愛液がてらてらと卑猥に輝いて、男達にそこを艶かしく見せ付けた。 「たまんねえ!!」 誰かの指が膣穴に侵入しようとしたが、他の誰かがそれを阻止した。 「何だよ…!?」 「じゃんけんだ」 誰がそこを一番に頂くのか、男達がじゃんけんをはじめる。 蚊帳の外のティエリアはただ呆然とその光景を見ていた。 体にまだ残った強すぎる悦楽の残り香が、抵抗の意思を奪っていた。 「よし、俺だ」 一人の男が勝ち鬨を上げる。 最初、ティエリアに銃口を向けた、あの男だった。 まだその手には銃が握られている。 さすがのティエリアも銃を再び目にして、恐怖を隠しきれなかった。 ティエリアの顔色が変わったのを見て、男は満足げに笑った。 あのCBの実戦部隊であるガンダムマイスターに恐怖を与えているのだ。 いい気分にならないはずがなかった。 男に残酷な考えが浮かんだ。銃を構えて、ティエリアに見せ付ける。 ティエリアが唾を飲み込んだ。再び嫌な汗が体中から噴き出す。 「抑えてろ」 仲間に命令して男は銃を握りなおすと、ゆっくりとティエリアの膣口に銃口を近づけていった。 「う…そ…っ…、や…っ、やめ…、やめてぇ…!!」 ティエリアの抵抗の言葉は既に懇願の様相を呈していたが、 男は無情にも無視して、銃口を膣口にぐいっと押し付けた。 熱く火照った秘所に銃の冷たさが広がる。 「あう…っ」 ティエリアは体を強張らせてその恐怖に耐えた。 声が出なくなったのは、銃口の冷たさに震えたばかりではない。 「力を抜け。弾が出るぞ」 そう言って男が銃身をずぶずぶと膣内に埋め込んでいく。 「ふあ…っ…、ああ〜っ…」 冷たい機械が、どんどん体の中に埋め込まれていった。 ティエリアは銃で処女を失ってしまった。 別にロマンチックな初体験を期待していたわけではなかったが、 あまりの惨めな結末に涙がとめどなく零れ落ちていく。 「おいおい、泣かすなよ。しっかし、銃が入ってるって言うのも、これまた堪らんねえ…」 数人でいたぶっているからこそ、男達はたいした罪悪感を感じない。 それどころか秘所深くまで銃身を突っ込まれたティエリアの姿に、ますます興奮していくのだった。 「早く突いてやれよ…!」 急かされる様にして、男が銃を抜き差しはじめた。 周りから歓声が上がる。 ぐちょぐちょといやらしい音を立てながら、ティエリアの女性器が黒光りした銃身を何度も咥え続けた。 冷たかった銃身はティエリアの熱にほだされて、あっという間に熱くなった。 「ほれ、見てみな」 促されて、ティエリアは仕方なく自分の股間を見た。 体の中心に突き刺された銃身が、何度も卑猥に膣を往復している。 「ん…っ、ん…っ」 たとえ武器であっても、目的が違えばそれはただの棒でしかない。 銃が抜き差しされる度に、ティエリアのそこには鈍い快感が走ってしまう。 屈辱的なはずの行為なのに、裏腹の体の反応が憎らしくて仕方ない。 「こんなの…、ぼくじゃない…っ…」 思わずそう呟くと、男がせせら笑って抜き差しを速めた。 「あん…っ…」 また感度が強くなってしまう。 「おい、誰かティエリアのあそこを舐めてやれよ」 男が仲間を促すと、すぐに別の男がティエリアのクリトリスに吸い付いた。 「ひゃううっ…!!」 急激に膣内の快感が強まった。 そのまま男は小刻みに舌を動かしてクリトリスを責め続ける。 同時に銃の抜き差しもどんどん早まっていく。 「ああ…っ…、や…っ、ああっ…!!」 ティエリアの体は再び絶頂間際になった。 銃にまとわり付いた愛液が、擦られて白く濁り出す。 他の男達が堪らず自慰をはじめた。 四方からペニスを扱く、卑猥な音が響いてくる。 堪らず目を閉じると、誰かの熱い先端が乳首に押し付けられ、ぐりぐりとそこを潰して弄んだ。 「ああ…っ…!!」 下半身の快感がますます強まっていく。腰ががくがくと震え出した。 「ああんっ、ああんっ、ああんっ…!!」 銃が抜き差しされる度に、ティエリアの声が規則正しく響く。 (ま、またイク…っ…!) そう思った瞬間、誰かの肉棒が口をこじ開けて押入ってきた。 つんと先走りの苦味が口中に広がったが、ぐんぐんとペニスが口腔内を移動し始めて もう何も考えられなくなった。 「いいぜぇ…っ、ほら、もっと舌使え…!」 男の勃起が舌をずるずると擦り立てていった。 股間を攻めていた男が、ティエリアの限界が近いのを知ってにやりと笑った。 「ティエリア、見てみろ」 そう言ってティエリアに下を見させ、その視線の先で男はかちゃりと撃鉄をおろした。 銃身が震えて膣に快感が走ったが、それよりも銃弾発射という恐怖感でティエリアは凍りついた。 口腔内を肉棒に犯されたままで目も反らせずに、ティエリアの生死を握る下半身の男を怯えて見つめる。 「ほうら、ココを引くと…バキュン!だぜ…?」 男の指が撃鉄から引き金に移った。 「ぁ…」 あまりの恐怖で息も出来ない。体だけが無意識状態で震え出す。 「諦めろ。お前らのせいだ」 男は無表情で言って、遂に引き金を引いた。 失禁してしまうかのような恐怖で、ティエリアは思わず目を閉じた。 バアンンっとくぐもった銃声がして、膣奥に何かが到達した。 「───!!!」 その刺激でティエリアは声も出せずに達した。 同時に口の中に男の精液が発射される。 どくどくと流し込まれたその気味の悪い感触を感じながら、 ティエリアはまだ自分が生きている事に気付いた。 頭が上手く回らない。 ずちゃっと銃が膣から抜かれ、卑猥に糸を引いた。 「ふっ…。まだまだ甘いな。こいつはただのモデルガンだ。  見抜けないとは、あんたも相当焦ってたって事かな」 膣奥を震わしたのは、その精巧なモデルガンが発射した空気圧だった。 男の説明に、ティエリアから思わず力が抜ける。 2度目の絶頂の快感も相まって、ティエリアにはもう怒りも湧いてこなかった。 「さあて、それでは、あんたの2度目の男にならせてもらうぜ…」 男はズボンからペニスを取り出した。 既にそそり勃ったそれは、銃身などより遥かに太く、長かった。 いきり立ったペニスを膣口に押し付け、具合を確かめるようにそこを軽く揺らしてみる。 じゅくじゅくと愛液が絡み付いて、ティエリアの意思とは裏腹にそこは受け入れを整えた。 「行くぜ…!」 男が猛り狂う勃起をティエリアのそこへと押し込んでいく。 銃身よりも遥かに強い圧迫感がそこに満ちた。 「ああ…っ、ああ〜〜っ…!!」 熱い肉棒が、銃では引き裂き切れなかった処女膜を強引に引き裂いていく。 既に潤され尽くしていてもなお、ティエリアのそこには痛みが走った。 埋め込んですぐに、男がずんずんと突き上げはじめた。 「あう…っ、あん…っ、あん…っ!!」 快感よりも痛みで、ティエリアは泣きそうな声を上げた。 男はティエリアが処女を失ったばかりなのに何の気遣いも見せずに、 ティエリアの足を肩に担ぎ上げ、体重を掛けてペニスを深く挿入し、奥までを突き上げていく。 上下に乱暴に揺さぶられてティエリアの背中で砂が軋むが、 その腰をぐいっと掴んで抑え付け、男は更に最奥まで突きこみ続けた。 男の鼻息がティエリアの顔にまで降りかかってくる。 「ひん…っ、ひぐ…っ…、んん…っ…!」 鳴き声混じりの喘ぎは決して快感を伝えるものではないのに、 男はその声を勝手に快感のものだと思い込んで、激しいストロークを繰り返した。 ティエリアが大きく口を開いて痛みに耐えた時、再び誰かの精液が高い位置から口の中へと撃ち付けられた。 思わず目を開けてその発射元を見ると、手で扱かれたペニスの先端から自分目掛けて勢いよく精液が迸っている。 ティエリアの口にも頬にも、白濁がたっぷりと撃ちつけられたが、 出し切ってふるると震えた肉棒はまだ満足しないかの如く、再び男自身によって扱き上げられた。 「おら、イクぞ…っ…!」 ティエリアの膣に押入った男が数回強く突き上げて体を硬直させ、気持ち良さそうに膣内へと射精した。 熱いそれが体内に植付けられる感触まではっきりと分かる。 ずぼっと肉棒が引き抜かれると、膣口からは男の出した大量の精液が溢れ出た。 「うう…」 精液が尻の割れ目にまで滴っていく。ティエリアは目を閉じてその屈辱に耐えた。 「次は俺だぜ…、ティエリア!」 違う男がティエリアに踊りかかり、彼女の体を反転させて四つん這いにし、後ろから突き入れる。 「あん…っ!!」 この体位もまた、深くまでペニスが挿入されるものだった。 根元まで埋め込んで、男が激しく腰を突き入れてくる。 四つん這いの状態でガンガン突き上げられてしばらくすると、誰かの指がクリトリスを擦り出した。 「ああ…っっ!!」 途端に痛みが快感に変わった。 既に擦り続けられていた膣壁は、その快感の芽生えを合図に、 突かれるごとに悦楽だけをティエリアに与えていくようになった。 「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ!!」 ずんずんと後ろから揺さぶられるその振動に合わせて、ティエリアのそこには激しい快感が走る。 口を開いたままで快感に咽んでいると、違う男が前に回って勃起をティエリアの口の中に押し入れた。 「むぐ…っ」 男が腰を動かし始めると、自然にティエリアの舌がそれに絡みつく。 男の快感の声がティエリアの耳に届いた。 「マワされて感じるなんて、インランな女だなぁ…」 誰かの声が聞こえたが、もうそんな事はどうでもいいような気分になっていた。 ただ全身に与えられる快感を味わって、ティエリアは誰かのペニスをしゃぶり尽くした。 「イクぞ、ティエリア…っ!!」 後ろの男がぐんぐんっと大きく腰を突き出して、膣内に射精していく。 「んあああ…っっ!!」 誰かのペニスを咥えたまま、ティエリアも絶頂に達した。 「俺もだ…!飲め…っ!!」 すぐに口の中にも精液が放たれる。 絶頂の快感の中で味わった、まずいはずの精液が、まるで甘いジュースか何かのように美味に感じられてしまう。 ティエリアは音を立てて、それをごくごくと飲み下していった。 その淫靡な表情に男達が生唾を飲み込んだ。 「来いよ、ティエリア…!」 男の一人が大の字に寝そべってティエリアを抱き寄せた。 騎乗位でやれ、と言葉で命令されるまでもなく、ティエリアは本能的に彼の上に跨った。 ずぶずぶとペニスを深くまで受け入れて、ティエリアは自分で上下に激しく腰を振りたてる。 「ああっ、あんっ、あんっ、あんっ…!!」 期待通りの快感を得て、ティエリアの動きがますます激しくなっていく。 自分で動くからこそ、最も気持ちいい場所と速度を見つけられた。 「そんなに気持ちいいのか、ティエリア…?」 騎乗位で淫らに腰を振り続けるティエリアの後ろから別の男が手を回し、彼女の乳首をきゅっと捻り上げた。 「はうぅ…っ!!」 仰け反って強まった快感に耐えながら、ティエリアは更に腰を打ちつけて行った。 凄まじい勢いで、ティエリアの膣肉が男のペニスを飲み込んでは吐き出していく。 下の男が苦しそうにうめいた。射精が近いのだ。 「ああっ、んんっ、ああんっ、ああっ!!」 「ん?どうなんだ?言ってみろ」 後ろの男が乳首を捻って転がす。 ペニスが膣壁を擦り立てる感触が、例えようもないほどに気持ちいい。 「ああっ、ああんっ、き、気持…ちい…い…っ…、ああっ…!!」 こくこくと頷くと、誰かのペニスが目の前に突きつけられた。 ティエリアが舌を目一杯に伸ばしてその先端を舐め上げる。 真下の男には、くねくねと動くティエリアの舌先が仲間の亀頭を刺激する光景が丸見えで、 「た、たまんねえっ!!」 その刺激に耐え切れず、彼は大きく腰を突き上げて射精を迎えた。 「ああ…んっ!ぼくは…まだ…なのに…っ…!」 果てた男を恨めしそうに睨みつけるティエリアに、再び誰かの肉棒が突き刺される。 「はううんっっ!!」 そしてティエリアにはまた快感が復活した。 それから小一時間、ティエリアはセックスドールの如くに無我夢中で男達とまぐわい続けた。 あらゆる体位で突かれ、何度イッてもティエリアの体は満足しなかった。 気が付いた時には、ティエリアは誰かの上で再び腰を振り、その男を絶頂に導いてやっていた。 ふと周りを見ると、何度も出し尽くした男達はそれぞれ地面に寝転がって荒い息を吐いている。 「あ、あああっっ!!」 真下の男が大声を上げて達し、すぐにがくりと気絶した。 体を抜き出すと、ティエリアの淫液にまみれたペニスがすごすごと萎えていく。 今この場で正気を保っているのは、ティエリアだけだった。 あれほど快感に打ち震えていたティエリアの体はいつの間にか落ち着いて、充実感だけが残っていた。 「なんだ。たいした事はなかったな…」 陵辱されても、ティエリアは男達に陥落したわけではなかった。 むしろ男達はティエリアの体を目覚めさせ、逆にその秘めた才能に打ちのめされてしまったのだ。 絶世の美女を落とせるのは、時の権力者のみなのだ。 その辺の雑魚ごときが、ティエリアを手中に収める事など出来ようはずもない。 体中精液でまみれた、一糸纏わぬ姿でティエリアは戦場にゆらりと立ち上がった。 男たちは虚ろな目で、その女神のように美しい姿をあがめるように見つめている。 「さて…。お前達、これで満足だろう。ぼくは沙慈・クロスロードに事情を聞きにいく」 言い捨てて、ティエリアは地面に転がっていた誰かのコートを颯爽と纏い、その場を立ち去っていった。