頭がぼうっとする。 体が、妙に熱くて、胸がどくどく波を打つ。 ぼやけた視界に、複数の影が見えた。 熱い体を這う指の感覚、乳首を執拗に舐める濡れた舌の感触に――ティエリアは、夢から醒めたように、意識を取り戻した。 「…なっ」 覚醒したその視界には、自分に群がる息を荒げた複数の男達の姿が見えた。 ティエリアが、慌てて体を起こそうとすると、きつく髪を掴まれ、マットへと引き戻される。 「…ぅっ、あ…ッ!」 複数の手に手足を掴まれ、ティエリアの全裸は、縦横無尽に男達の指と舌が這っていた。 あまりのおぞましい光景に、ティエリアはゾッと、背中を凍らせる。 「やっと、気付いたのかよ?」 「いい感じに、熟れてきたな――。どうだ、気持ちいいだろう?」 ティエリアを見下ろす複数の視線は、貪欲なまでに欲望に濡れていた。 大きく足を左右に開かされ、その中心と後孔をクチュクチュと弄ぶように男達に嬲られる。 ティエリアの濡れた果実は、顕かに欲望に支配され、使い慣れた後孔は、ひくひくと侵入する指を締め付けていた。 「やっ…やめろ―――ッ!!」 敏感なまでに反応しつつも、ティエリアは羞恥と理性に声をあげた。 しかし、抗おうにも、既に敏感に絆されたティエリアの肉体を嘲笑うように、男達は陵辱を続けた。 「ククククク―――ッ、随分と慣れてるじゃねえか――どんだけ、男を咥え込んできたんだッ――?」 ティエリアは、くっと声を漏らし、その複数の太い腕から逃れようと身を捩るが、 その抵抗も虚しいまま、ティエリアの尖った乳首を、美味そうに男の唇が吸い上げた。 「や…ぁっ」 敏感な部分を弄ばれ、ティエリアの体は嫌悪とともに、甘い恍惚感を感じていた。 男を取り込む事に慣れたその肉体は、犯されながらも、否応なしに感じる事を覚えていた。 「噂通りだな―――お前が男とヤッてんのは有名な話だからな――。普段は、ツンケンした態度をしてやがる癖に、 こっちの方は随分と従順でお盛んじゃねえか?」 ティエリアの体を返し、尻を高く突き出させる――ゴクリと、生唾を飲む音が聞こえた。 体育館倉庫のマットの上で、ティエリアは全裸に剥かれ、男達に押さえつけられて、尻の谷間に肉棒を打ち込まれる。 「ぅっ…あ…ッ!」 四つん這いに体を支えるティエリアの手足は、汗臭いマットの上でその熱い衝動に耐えていた。 腰を大きく揺らし、男は生々しい水音を立てて、ティエリアの体内に太い楔を打ち込んでゆく。 周りを取り囲む複数の男達は、ティエリアの白い体を撫で上げ、反った背中や尻を弄り、堅く尖る乳首に指を擦り這わせた。 「―――あ…ッ、あぁ…――っ!」 ティエリアは、真っ直ぐな髪をバサバサと揺らし、体を揺さぶる律動と、体を這う男達の愛撫に腰を甘く刻ませた。 屈辱的な行為にも、性交渉に慣れたティエリアの体は、次第に甘く表情を変え、腰を貪欲に震わせ始めた。 「どうだ――気持ちいいんだろ――…!?」 周りを囲む男達は、その欲望に堕ちるティエリアの姿に、興を帯びた声をあげる。 「んっ――んん――…っ!」 貪られる蕾に、ティエリアは甘い声をあげ、自ら腰を回して、クチュクチュと水音を響かせる。 ティエリアの後孔を抜き差しする卑猥な音が響き、その空間には甘い愛液の匂いが充満した。 「あ…っ」 余りの気持ち良さにティエリアは、キュッと顎を上げた。その美しい顔は性行為に紅潮し、 尻に打ち付けられる欲望をきゅっと強く締め上げる。 「んく…っ」 ティエリアの白い顎を捉え、その赤い唇にテラテラ光る男の肉棒が捩じ込まれる。 ティエリアは、後ろから突き上げる衝撃に甘く腰を揺らすも、その太い肉棒に舌を這わせ、 チュクチュクと美味しそうに頬張っていった。 自らの欲望も、猛っているのがわかる。 尻に指を食い込まされ、パンッパンッパンッと、何度も激しく腰を打ち付けられる。 ティエリアの頬は更に紅潮し、体は淫靡に艶かしく動き回り、繋がった部分がジュクジュクと熟れてきた。 「クッ…たまんねえ――ッ!」 男は、グイッと大きく腰をグライドさせると、プシュッと、ティエリアの中に白い欲望を撃ち放った。 「は…ぅっ!」 ティエリアの体内に、熱い迸りが大きく弾けたのがわかる。 ティエリアの腕が折れ、前のめりになるも、くるりと体を翻されて、快感の余韻に浸る間もなく次の男が足の間に入ってきた。 「お前のも、良い具合に勃ち上がってるじゃないか」 ティエリアは、自身を大きな掌で撫でられ、ギラギラとした鋭い眼光で自分を見下ろしてくる男に、 軽く首を仰け反らせて、甘い反応を返す。 しかし、横から他の男の手が伸びてきて、そのティリエアの欲望を、意地悪く掌でグイッと握り締めた。 「んっ、んんん…っ!」 ティエリアはくぐもった声を出して、男の掌の中にある欲望を見た。 男は、にやりと笑って、ティエリアの欲望をピチピチと跳ねる魚を持つように、掌握した。 ティエリアの足の間に割り込んだ男は、ティエリアの瑞々しい白い足を左右に押し広げ、濡れそぼる蕾に自分の肉棒を当てる。 「…んっ!」 挿入されて、背中を倒して仰向けになったティエリアに、更に男達の欲望が降り掛かってきた。 顔に何本もの肉棒を突きつけられ、舐める事を強要される。 ティエリアの仰け反った胸にも押し当てられ、その先端で柔らかいピンクの乳首をぐりぐりと押し潰された。 「あっ…ぁっ」 想像するだけで卑猥なシーン。ティエリアは、唇に押し当てられた肉棒をまたもやクチュクチュと音を立てて舐めると、 唇に咥えて甘く転がし、男達の欲望を膨らませていった。 両手には、順番を待つ男達の肉棒を、当たり前のように贅沢に握り締めている。 下半身は、グジュグジュと、ティエリアを掻き混ぜる肉棒のピストン運動が続けられていた。 男の肉棒に取り囲まれ、下の口にも咥え込んだ体勢で、ティエリアは甘いお菓子を頬張るように貪っていった。 「あっ…ぁぅぅ…っ」 しかし、自分の欲望は常に男の掌に、きつく握られたままだ。 わざとイカせられないように握り締められたまま、ティエリアの体は揺さぶられる。 「ぅっ…うぅ…っ」 ティエリアの下半身は、熱く悶えていた。蕾は男の肉棒に掻き混ぜられ、内壁は伸縮を繰り返して、ドライオーガニズムに達っした。 男はクチュクチュと生々しい水音を立てて、激しく腰を打ち付けていたが、ティエリアの内壁に巧妙に締め付けられ、 その瞬間、またもやティエリアの中で精液が弾け飛んだ。 ぐじゅっ――と、蕩けるような甘い音を立て、ティエリアの蕾から肉棒が取り出される。 ねっとりとした白濁が零れ落ち、ティエリアの秘部とすべらかな内股を汚した。 男は、淫猥な顔つきをして舌舐めずりをし、それを掻き出すようにティエリアの蕾に指を入れ、クの字に折り曲げて、 乱暴に内壁を擦った。 「ひっ…ひゃぁ…ッ!」 ティエリアは、急激に与えられた雷に打たれたような衝撃に、自らの欲望を噴水のようにぶち撒けた。 「いやらしい奴だな。こんなに恥ずかしい汁を迸ぼらせて――」 ティエリアの放った淫汁は、滑らかな曲線を描くティエリアの腹部を汚し、脇腹の丸みをなどるように流れ落ちた。 「…ん…んぅ…っ」 ティエリアは解放した気持ち良さに、長くしなやかな腕で自分の体を掻き抱き、恍惚とした甘い表情をする。 ゴクリ――と、体育館倉庫内に、男達の嚥下する欲望の音が響いた。 いつもは、冷たい表情でお高くとまり、特定の男達としか会話もしない高嶺の花。 その美貌は、この世のものとは思えない程の美しさ――。 そんな極上の獲物が、一糸纏わぬ姿で淫欲に塗れた顔をして、男達の前に身を曝け出しているのだ。 ―――冷静でいられる男が、いようか。 男達は、ティエリアの体を担ぎ起こし、その場に無理矢理に立たせた。 よろけるティエリアの体を、男の肉体で前後に挟み込み、足を広げさせて欲望を穿つ場所を愛しそうに愛撫する。 「ん…んんっ…」 横からも伸びてくる幾つもの太い腕に、ティエリアは体を揺らしながらも恍惚とした表情で、甘んじるように薄っすらと瞳を閉じた。 昼間の顔とは、違う顔を見せるティエリア・アーデ――。取り巻きの男達とのセックスで、娼婦のように熟れたカラダ――。 その噂は、ティエリアが全く相手にしない男達の間にも知れ渡っていた。 ひとりで行動すればこうなる事は、歴然だった。 しかし、それを介さない介すつもりもなかったのか、取り巻きの男達と別れて、薄暗い廊下を歩いているところを囲まれて、 薬を嗅がされ、全裸に剥かれて、饐えた匂いのする体育館倉庫のマットの上で欲望の玩具にされている。 「ぁ…あっ、あっ…ッ!」 しかし、ティエリアの表情に、犯されているという悲壮感はない。 寧ろ、体をよがらせて、淫らに汁を溢れ出し、それを甘受している。 その場にハアハアという男達の荒い息遣いが吐き出され、ティエリアの体を包み込むように熱を帯びていった。 やがて、ひとりの男がマットの上に仰向けになり、男達はティエリアの体を持ち上げ、宙に浮かせたまま、 その男の欲望に勢い良く突き刺していった。 「ひゃ…ひゃぁ――ッ!」 膝裏と腋の下に腕を回されて、不自然な形で持ち上げられる。しかも、愛液塗れになった敏感な部分には、太い楔が埋め込まれる。 持ち上げられた瞬間、ティエリアは「落ちる――」と思ったが、この男達が自分をちゃんと支えるだろう安心感は薄らとわかっていた。 「ティエリア……。どうだ……気持ちいい――?」 「あッ…あぁ…っ」 ティエリアの体を男達の腕で拘束した状態で、ティエリアの下の口と男の肉棒をグチャグチャと合体させる。 ティエリアは目を細めて、まるで子供のように無垢な表情で、出し入れされる肉棒の味に酔い痴れていた。 蛙のように足を開脚し、グチュグチュと肉棒の上に体を押し沈められて、ティエリアの頭の中は邪まな感覚だけを彷彿とさせた。 可愛い唇の端からは、唾液が甘く零れ落ち、汗と共にマットの上に幾つもの染みを残した。 「ぁっ…ああっ…っ、ぃ…やっ…――ん…く…ぁっ…――っ!!」 リズミカルに四肢を揺さぶられ、肉棒を何度も咥え込み、ティエリアは鼻から抜けるような甘い声を漏らす。 ティエリアの全身は総毛だって、薄桃色の乳首は痛いほどに硬くなっていた。 それを男達は順番に舌で舐め取り、擦りあげたり、指の腹で抓ったりして、ティエリアの体の感覚をさらに淫乱に敏感にさせていた。 ズチャズチャと愛液の混じる音が耳をつき、ティエリアは興奮に甘く胸を震えさせ、 一部の人間にしか見せた事のない淫靡な表情を余す事なく男達の前に見せ付けた。 そんなティエリアの姿を見て、男達の興奮も、最高潮になる。 ティエリアの腰を捕らえ、もっともっと激しくスピードをあげて振り下ろし、グチュグチュパンパンとその上に乱暴に撃ち付けてゆく。 「あっ、あッあッあッ――もぅ…ダ…メ――いやああああああぁぁぁぁぁぁ…ッ!!!」 「…いい子だ…ティエリアちゃん――」 男達は、ティエリアの痴態に興を帯び、歓喜の声をあげ、もっともっとティエリアを貪欲に追い詰めていった。 最後に大きな一振りをした後に、ティエリアの体が――ぐんっと大きく伸び、固まって、内壁が痺れるような震えを帯びた。 二度目のオーガニズムに達っし、前の方の欲望も同時に弾け飛んでいった。 「…ぅ…んん…っ」 瞳を感情の涙で甘く緩ませ、そっと差し出された男の指を、ティエリアは美味しそうなお菓子のようにしゃぶってゆく。 体中に流れる痺れるような甘い感覚に身を任せるティエリアの可愛い仕草に、 男達はこれまで以上にゾクゾクするような真っ黒で淫猥で貪欲な感情に支配される。 セックス・ドールと成り下がったティエリアは、男達を素直に受け入れ、互いの欲望を満足させる為の悦楽を愉しもうとしているのだ。 ちゅぽんっと濡れた音を立てて、肉棒が外された。 男達は再び、ティエリアをマットの上に押し倒し、組み敷いたティエリアの体を順番に激しく犯していった。 差し出される幾つもの肉棒――淫らに足を開いて、男達を咥える熟れた蕾――。 夜の帳が落ち、日付が変わる頃になっても、ティエリアと男達の淫らな交わりは続いていった。