ヴェーダの中でゆらりと浮かび、ティエリアは全てのデータに意識を集中させていた。 ヴェーダが持っている情報は、日々恐ろしいスピードで更新されている。 ヴェーダと融合して以来、それらを逐一把握する作業が、ティエリアの毎日の日課となっていた。 そして、もう一つ。 長年人間と暮らしてもなお理解不足だった部分を補う為に、ティエリアが毎日のように行ってきた事がある。 「では、やるか……」 今日もまた、その作業の為にティエリアは準備を整え、金目を光らせた。 膨大なデータの中から一つをピックアップして意識にダウンロードすると、 辺りの風景がめまぐるしく変わった。 *** 見慣れない小部屋の中心に、ティエリアは一人、ぼんやりと立っていた。 ヴェーダの無重力感と違い、懐かしい現実世界の重力を体にはっきりと感じる。 空気の揺らめく感じや匂いまで感じ取り、急激に五感が目覚めていった。 自分が身に付けているのが女子高生と思われるセーラー服である事に気付いた矢先、 「さあて。はじめようかぁ!?」 静まり返っていた部屋に場違いな声が響き、バンと乱暴な音を立ててドアが開いた。 はっと振り返ったティエリアを、どやどやと入ってきた数人の男たちが取り囲む。 5,6人はいるだろうか。 誰も彼もが面倒くさい前フリなどいらんとでも言うように、下着一丁の姿だった。 それも、股間の形が丸分かりのぴったりとしたボクサーかブリーフ揃いと来ている。 思わず視線を反らしたティエリアの顔を、男たちはにやにやと笑いながら、吟味するように覗き込んだ。 「今日は随分上玉だなぁ。久しぶりにヒットだな」 下卑た言葉に他の男たちが頷く。 視線を外して怯えたように俯くティエリアの表情が、少女であるが故に一層艶かしい。 男たちは今にも飛び掛らんばかりにティエリアを眺め回し、そしてごくりと喉を鳴らした。 「綺麗な顔してるねぇ?」 一人の男がティエリアの顎を掴み、ぐいっと押し上げて真正面から凝視する。 ティエリアの整った造形とその若さを確かめ、男の目が卑猥に歪んだ。 その鼻息が急に荒くなったのを肌で感じ、ティエリアは不快感と怯えで顔を引きつらせた。 「そんな顔すんなよ、お嬢ちゃん…?みんなで気持ちよくなるだけだからよ」 男がにたにたと笑い、ぐっと下半身を押し付けてくる。 短いスカートから剥き出しの太ももに、下着越しの熱いモノの感触をはっきりと感じ、 「や…っ」 ティエリアは短く叫んで、男を跳ね飛ばそうと腕を押し付け力を込めた。 しかし、その腕を男は簡単に掴み取って捻り上げてしまう。 「やだ…っ、離して…っ」 それでも何とか体をよじって必死に抵抗するティエリアに、男たちの下卑た笑いが投げつけられた。 「駄目だよ、お嬢ちゃん。おいたするなら、お仕置きしちゃうよ〜?」 ぞっとする猫撫で声で、男が耳元に息を吹きかけてくる。 そのままべろんと耳たぶを舐められ、続いてぱくっと唇で咥えられて、 あまりの悪寒でティエリアの全身が震え上がった。 いつの間にか側面や背後に回っていた他の男たちの手が、 逃げようと体を震わせるティエリアを抑え付ける様に伸びてくる。 肩を、腰を、腕を太い指できつく掴まれて、ティエリアは完全に身動きが出来なくなってしまった。 膝が震えるが、しゃがみ込む事さえ出来ない。 男の舌が耳の穴にまで入って来て内部を嘗め回す。 「ひ…っ」 堪らず目を閉じると、舌が穴を這い回る感触とくぐもった音の響きがより鮮明になった。 唾液の絡むにちゃにちゃという音と共に、低い笑いが鼓膜に響く。 「や…、やめ…て…」 恐怖と悪寒で声が掠れる。膝ががくがくと震え出す。 「可愛い顔真っ赤にしちゃって…。そんなに怖いの?」 男たちの嘲りの言葉が耳に痛い。 せめて怯えや恥辱を顔に出さないように、と唇を噛んだ瞬間、 スカートの裾に数本の手が無遠慮に入ってきた。 「んっ…!」 身構える間もなく、男たちの指が太ももを撫で回し、股間を這い回る。 数本の指が下着の上から、秘所全体を揉むように刺激した。 男たちの指がやわやわと動くのに併せて、布越しにでもそこ一帯がどんどん熱くなっていく。 数分弄られただけで恥辱を緩い快感が覆い尽くし、ティエリアの口から漏れるのは 拒絶の言葉ではなく、微かな喘ぎに変わっていた。 「感じてるんだ?こうすると、もっと気持ちいいだろ?」 男の一人が指を立て、堅い爪先でクリトリスをしゅっしゅっと擦り上げた。 「は…っ、あ…ぁ…っ!」 ぐちゅぐちゅと卑猥な音が響き、淫らな喘ぎが漏れるのを抑え切れない。 無意識状態でティエリアの足が開いていく。 男たちの指にも、下着に染み入った愛液のぬめりと熱さがしっかりと伝わってきた。 「もう濡れてんの?高校生の癖に、やらしいねぇ?」 1本の指が下着の端から入って来て、濡れた膣口をぬるぬると摩擦した。 「あう…っ…」 ティエリアの体がびくんと震える。 指に触発されたように、愛液がますます勢いを増して溢れ出し、男の指をたっぷりと湿らせた。 「おー、やらしい。ほら、見てみなよ」 男がにやりと唇を歪めて指を抜き出し、ティエリアの眼前に掲げて見せ付けた。 (いやだ。そんなの見たくない……!) 目を閉じたまま、首を振って拒絶するティエリアを嗜めるように、 誰かの手がセーラー服の上着の中に入って来て、下着をずり上げると胸を鷲掴みにした。 剥き出しの両胸をぐいぐいと揉みしだかれ、乳首の突起まできゅっと摘まれて弄ばれる。 「や…っ」 二つの胸に伸ばされた2本の手がそれぞれ別人のものである事は、全く違うその触り方で明らかだった。 まるで違うタイミングと強弱で捏ね回されて、2つの乳首があっという間に硬くなる。 全身を痺れさすような淡い快感が走り抜けた。 嫌なはずなのに、こりこりと優しく摘んで転がされる度に、反応していく体を止められない。 「乳首気持ちいいんだ?今も濡れてるんでしょ? ほら、自分のいやらしい汁、ちゃんと見てみなって」 男が愛液まみれの指をティエリアの鼻に近づけた。 「ふ…っ、んんっ…!」 つんとした女の臭いが鼻をつき、ティエリアの顔は羞恥で真っ赤になった。 同じような牝の性臭が、下半身から立ち昇ってきているのが分かる。 悔しいが、身体は男たちに弄ばれるままに確かに感度を増しているのだ。 「違う…っ、こんなの…、違う…っ」 はあはあと荒い息だけを響かせ、それでも瞳をきつく閉じたままでティエリアは厭々と首を振った。 「そうかよ。しゃあないな」 男の小馬鹿にしたような声が響き、鼻先に押し付けられていた指が遠のいた。 ティエリアがほっと安心したのも束の間、 「じゃあしゃぶれや!」男の声と共に、口の中に指がずぼっと突き入れられる。 途端に、動物じみた独特の酸味が口腔内に広がった。 男がティエリアの舌に指を押し付けながらぐりぐりと動かして、愛液を舐め取らせていく。 「ほれ、美味いだろ〜?」 「む…っ、んんっ……」 唾液と混ざると愛液のぬめった感触がより際立ち、己の体液でありながら気持ち悪くて堪らない。 ひきつったティエリアの顔を眺めながら、ひゃははと男たちが嘲笑った。 彼らは心の底からこの行為を愉しんでいるのだ。 それが分かっているから、ほとんど抵抗も出来ない自分が悔しくて堪らない。 ティエリアの目尻に、涙が熱く滲んだ。 その間も両胸は赤く色付くほどにたっぷりと揉まれ、乳首も指先でしごかれ続けている。 「乳首、ビンビンになってるぜ?触ってみろよ」 乳首を弄んでいた男がティエリアの腕を取り、セーラー服の中へと導いた。 嫌がるのを無理やりに引っ張られ、強引に指先を乳首の先端へと押し当てられてしまう。 「んぁ…っ」 自分の指で自分の乳首に触れた瞬間、痺れが急激に強くなり、思わず身体が飛び跳ねた。 いやらしく形を変えた乳首がコリコリに硬くなっているのが、指先の感覚で分かった。 男たちが目配せし合う。 そろそろ頃合と見た彼らは、遂にティエリアのセーラー服を脱がしはじめた。 首までたくし上げられた白いブラの下から、薄っすら赤くなった白い胸と 桃色の乳首が惜しげもなく飛び出してふるんと揺れる。 まだ汚れも知らないかのような少女の乳首は、その淡い桃色とは裏腹に、 卑猥に膨らみきっていた。 「お〜、いやらしい乳首してんねぇ」 男たちは無遠慮に蕾を覗き込み、言葉と視線で汚していく。 恥ずかしい箇所をじっくりと見られて、ティエリアの顔が泣きそうに歪んだ。 ティエリアの細い指が乳首に纏わり付いているのが、男たちの欲情を否応なく誘う。 興奮を抑え切れずに、男の一人が乳首の先端を爪で弾くと、 乳首がふるんと揺れて尖りを増した。 「ほれ、気持ちいいか?」 「は…う…っ」 別の男が真下から乳房を掴んでゆっくりと揉み上げる。 男の手の平の中で、形を変えた乳首にもどかしい快感が強まり、ティエリアの指が震え出す。 「自分で弄ってみろや」 「あ、や、やだ…っ」 男がティエリアの指を掴んで、強引に乳首の先端を摘ませた。 自分のものとは思えないほどに、そこが硬くなっている。 「摘んで自分で転がしてみろ。どうせ散々オナッてるんだろ?  それとも、もうその辺のガキにでも弄られまくってんのか?」 「やっ、あっ…!」 男が上から指を重ねて、ティエリアの2本の指を使役し、乳首をくりくりと押し潰して捻りあげた。 引きつるような痛みと共に、強い快感が乳首を走り抜けていく。 別の男の指が伸びてきて乳輪をなぞり出すと、ぞくぞくするような快感が強まった。 「ふあぁっ」 ティエリアの表情が快楽に歪み、我慢しきれずに口元が半開きに緩んだ。 その瞬間、口に突き入れられていた指が抜かれ、唾液まみれのそれが再び股間へと伸びていく。 下着の中に指が入る前に、別の誰かの手がティエリアから下着を剥ぎ取った。 すわっと駆け抜けていった冷気が、いかにそこが濡れそぼっているかをティエリアに教える。 男の指が膣口を捕らえ、再び前後に擦り上げて愛液の滲出を促した。 「もうぬるぬるになってるよ?乳首、そんなに良かったんだ…?」 ちゅくっ、ちゅくっ、ちゅくっ……。 剥き出しになった陰部からいやらしい音が遮るものなく響き、 ティエリアは込み上げてくる恥ずかしさで唇を噛んだ。 しかし、同時に湧き起こってくる淫らな気持ちにもどうにも蓋が出来ない。 男の指がぬるぬるの秘所口を前後する度に、下半身から力が抜けていく。 「…っ、は…ぁん…っ、あん…っ、あぁっ…!」 半開きの口が、パクパクと金魚のような苦しげな呼吸を繰り返した。 どうせ押さえつけられて身動きも出来ないのだという諦めにも似た気持ちが、 ティエリアの理性を凍り付かせていくようだった。 「さあて。じゃあそろそろ、クリ触ってやるからな」 男はほくそ笑みながら、愛液滴る指をクリトリスへと押し付ける。 「ゃあぁっっ…!!」 とん、と指先が触れただけでティエリアは淫らな声を上げ、快感に全身を奮わせた。 おおっ、と男たちが色めき立つ。 そのまま男の指がゆっくりとクリトリスを擦り出すと、ティエリアは強烈な快感に堪らず仰け反った。 「ああっ、あっ、やっ、そこ…っ、だめ…、だめぇ…っ」 「駄目ってどこがだ?ここか!?」 男はクリをぐっと押し潰し、速度を速めて激しく擦り立てた。 「ああんっ!!ああっ、それ、だめっ、あぁぁっっ!」 愛液とクリトリスが擦れ合ってじゅぶじゅぶと泡立つ。 同時に乳首を一層激しくしごかれ、ティエリアは余りの快感で泣くように喘いだ。 男の指に促されるまでもなく、知らず知らずのうちにティエリア自身の指もより強い快楽を求めて 乳首を捏ねるように淫らに動き出していた。 「どうだ?気持ちいいだろ?すげえ濡れてるぞ?」 「ふあっ、あっ、ああっ、ああんっ、ああっ…!」 力なく倒れそうになる背中を別の男が後ろからしっかりと支え、 ティエリアはがっしりとした男の胸に身を預けながら、強い快感を貪った。 「さあて、そろそろマンコも寂しい頃だろ?ん?どうだ?」 別の男の指が膣口に伸ばされる。 補助するように、違う男の手がティエリアの片足を持ち上げて、秘所を露出させた。 びしょびしょになったそこの熱さに一瞬驚いた男の指が、 即座に割れ目に沿って前後にいやらしく動き始める。 時折膣口に指をめり込ませながら、素早く摩擦したかと思うと今度はゆっくり嬲るように刺激する。 膣が愛液を溢れさせ、快楽を強める様子を愉しんでいるような焦らした動きだった。 それでも乳首とクリと膣口を同時に弄ばれるティエリアには、最高の快感が押し寄せてくる。 嫌なはずなのに、気持ちよくて堪らない。 「ああっ、ああんっ、ああっ、ああっ!」 もはや嬌声を抑える事も出来ず、整った顔を快楽に蕩けさせて快感を全身で味わうティエリアに、 男たちは意地悪く唇を釣り上げた。 「やらしい顔して感じちゃって…。ほんと、君はエロいね」 膣口を弄る男が別の男に目で合図をする。 すぐに意図を汲んだ男が頷いて、ティエリアのスカートを脱がした。 片足を大きく持ち上げられたティエリアの秘所は丸見えで、ぷっくりと膨れたクリトリス、 誘うように濡れてひくひくと蠢かんばかりの膣穴に男たちの目が集中した。 ほとんど全裸にされた途端、クリにも膣にも再び指が押し付けられ、今度はリズミカルな刺激を与えられる。 「あうっ、あんっ、ふああんっ!やっ、やっ、あああっ!」 絶頂に追い立てるかのようなリズムに翻弄され、ティエリアの嬌声が一段と激しくなる。 乳首までもが一層、その尖りを硬くした。 「もうイクの?そんなに気持ちいい?」 「あぁっ、ああっ、ああっ、んぁあぁっ…!」 男の問い掛けにふるふると首を横に振って否定するが、 男たちの指に反応しまくる淫らな体が、それが嘘だとはっきりと証明していた。 ティエリアの体に、後ろからも前からも、そして側面からも男たちの股間の膨らみが何度も何度も当たった。 その硬く、熱い感触に本能的に淫欲が刺激されてしまう。 快楽に呆けた脳が、陵辱の屈辱を知らぬ間に薄めていた。 男たちのモノを体内に受け入れて突きまくられたくて仕方ないと体が勝手に叫び出す。 もはやこれ以上の刺激には耐えられそうにもない。 だが、既にティエリアが限界寸前で爆発しかかっているというのに、 男たちの責めは容赦なく続くのだった。 「どうせイクなら中でイキたいだろ?マンコにも指、ちゃんと入れてやるよ」 「んっ、やっ、やめっ…、やああっっ!」 耳元への低い囁きとともにずぶずぶと太い指が膣内に入ってきて、 ティエリアを最上級の快感が襲った。 体の外に感じていた快感が今度は体内で増幅し、本当に耐え切れない。 崩れ落ちそうな腰を男の太い腕ががっちりと固定する。 とろりと溢れ出た愛液が、男の指を伝って滴り落ちた。 「すげえ濡れてるね、中…。とろとろでぬるぬるだぜ?」 男が潤んだ膣壁の感触を指で捕らえて、卑猥に笑った。 膣壁の弾力を確かめるように軽く左右に指先を動かした後、 男は指を僅かに折り曲げ、膣壁を押し込みながら抽挿を開始した。 「あうっ…!あああっっっ!!あああっ!!!」 いきなり絶頂が近くなり、ほとんど悶絶に近いほどの激しい快感に晒され、 ティエリアの顔が紅潮して歪む。 数回抜き差しされただけで、ティエリアはびくびくと膣肉を震わせながら昇天した。 「イッちゃったか。でも、まだまだだよ?もう一回、立ったままでイケよ」 男は指を休める事もなく、ティエリアの膣内を抜き差し続けた。 掻き回される愛液がじゅぶじゅぶといやらしい音を立てる。 指を増やして擦り上げられると、イったばかりの膣壁に段々快感が蘇ってくる。 「ふあう…っ、あうぅっ…、ああっ…、ああっ…!」 意識がぼやけ、視界が歪む。 いくら支えられているとは言え、もう立っていられない。 いっそのこと寝転がって大きく脚を開き、思う存分この快楽を貪りたいような気持ちにさえなってしまう。 いまや自分で乳首を捻り上げながら、ティエリアは激しく悶えていた。 もちろんクリトリスも休む事なく擦り続けられているだから堪らない。 ティエリアの昂ぶりに併せるかのように、 クリを膣内を犯す男の指の動きが段々と強く、激しいものへと変わっていく。 「あぁっ…!あんっ…!んっああんっ…!」 「乳首とクリとマンコ…。どこが一番気持ちいい?一番イイ所、もっと強くしてあげるよ」 「はうっ、ああんっ、そ、そんなの…っ、分かんな…っ!ああ…っ、あんっ…!」 全ての性感帯を嬲られながら耳元で低く囁かれたが、 ティエリアはもう何も考えられない状態にまで追い詰められていた。 ただだらしなく口を開け、快感に蕩けた表情を男たちに晒すだけ。 興奮が最高潮に高まっている事は、男たちの指自身が既に感じ取っていた事だろう。 「ん?どうなんだ?嫌なら、やめてやってもいいんだよ?」 満足に答えられない事が分かっていて、男はしつこくティエリアに意地悪な質問をしてくる。 だがその事に気を遣る余裕は、もうティエリアには残されてはいなかった。 薄く目を開けると、ほとんど全裸の自分の体を、男たちの指が淫らに弄んでいる。 初めて見るほどにいやらしく屹立した乳首、形が変わるほどに揉み上げられる両胸、 くいくいとリズミカルにクリトリスを擦る卑猥な指遣い。 「んっ、や…っ、や…っ」 必死で左右に振る頭を押さえつけられ、誰かの舌が耳たぶを舐める。 乳首を捻るティエリアの指を撥ね退け、代わりに男の舌が2つの蕾に絡みついた。 度重なる刺激で敏感になった尖りを唇に挟み、 軽く歯を立てられるとびくびくと仰け反った乳房が波打つ。 完全に五体を支配しされ、本当に僅かな抵抗さえ出来なくなった所で、 男の駄目押しの言葉が再び囁かれた。 「ちゃんと言わないと、指、抜いちゃうよ?」 言葉通りに膣に突き入れられた指がにわかに動きを緩め、刺激が途端に弱まった。 快感が遠のくその感じが、ティエリアを無性に焦らせた。 耐え切れずに震えながら、うわ言のように唇が勝手に言葉を搾り出す。 「マ…、マン……」 ほとんど消え入るような声で呟いた瞬間、ご褒美だとでも言うかのように膣内の指の動きが激しい抽迭に変わった。 「ふあああっっ!」 途端にティエリアの顔が快楽に歪む。体全体が悦びに震える。 「ほら、もっとデカイ声ではっきり言えよ!イキたいんだろ!?」 男の指が愛液を飛び散らせながら、勢いよく抜き去られては再びずんっと突き入れられた。 乳首とクリトリスと膣、3つの部分がどうしようもなく気持ちよくて堪らない。 相乗して淫らに火照っていく体は、どれか一つ欠けただけで物足りなくなる事を既に悟っていた。 「ぜんぶっ…!全部激しくしてぇぇぇっっ!!」 遂にティエリアの箍が外れ、体の求めるままに淫らな要求を叫ぶ。 次の瞬間、ふんっと笑った男たちの指が、その激しさを加速度的に増した。 胸を下から上へと大きく揉みあげられ、その先で尖って敏感になった乳首を れろれろと舌先で執拗に舐め転がされる。 包皮から剥き出しにされたクリトリスも素早く前後に扱かれ、 膣内を抽迭する指はより奥までを突き上げていく。 「ああっ、あんっああっ、あああっ!!」 「イク時はちゃんと言えよ!?」 悦び狂うような快感の中で怒鳴るように命令されたが、苦しげに頷くのが精一杯。 ただ喘ぐばかりのティエリアは、嬌声以外の意味のある言葉を発する事も出来ない。 あっという間に、ティエリアに限界が訪れた。 「ふああっ、ああっ、イ…クぅッ…!ああああっっっ!!」 四方を囲む男たちにイキ顔を惜しげもなく晒しながら、再びティエリアは立ったままで果てた。 激しい絶頂が随分長く続き、びくんびくんと体が小刻みに痙攣を繰り返す。 男たちの指が離れてもなお、なかなか快感は去ってはくれなかった。 「いつまでイってんだよ?」 男が咎めるように頬を軽く張り、四方からそそり勃った6本の肉棒がティエリアの柔肌に押し付けられる。 その勃起の堅さと熱さを改めて素肌に感じ、余韻の中でもティエリアに恐怖が押し寄せてくる。 丸裸。 いつ肉棒を突き入れられてもおかしくない。 ほとんど全裸の濡れた体に、男たちの視線が纏わり付く。 隠し切れない不安と怯えがティエリアの顔にまざまざと浮かんだが、 それさえ男たちにとっては淫欲のスパイスにすぎない。 少女の膣や口腔内に肉棒を押し込んだ時の快感を予感して、男たちは下卑た笑いを漏らした。 むっと立ち昇る男の体臭と性臭が、ティエリアの恐怖を一層煽り立てる。 「やめ…て…。もう…、やめ…てくだ…さい……」 俯いて体を強張らせ、ティエリアは必死に懇願したが、男たちは鼻で笑い飛ばしてしまう。 群がるように伸ばされた何本もの指が、胸を揉み上げ、腕を掴み、太ももまで撫で回した。 過呼吸のようにティエリアの息が乱れる。 「おいおい、今更何も怖くねぇだろ?ほらよっ」 膝裏に後ろから腕が回され、ティエリアの体が唐突に空中に持ち上げられた。 そのまま空中で大きく脚を開かされ、子供の放尿のような卑猥なポーズを取らされる。 後ろから支えている男以外の5人全てが前に回って、ティエリアの股間を間近で眺め回した。 「おお〜、すげえすげえ。女子高生のマンコはやっぱり綺麗だねぇ?」 「やっ、やだっ…、見ないで…っ」 男たちの好奇の視線に晒され、ティエリアは堪らず身をよじって逃げようとするが、 後ろからがっちりと抱え上げられて、まるで身動きが出来ない。 むしろ前方の男たちに見せ付けるようにぐいっと股を一層開かされ、 秘所はぱっくりと口を開けた状態で放置されてしまった。 まだ興奮覚めやらぬ膣口からとろりと愛液が垂れ落ち、男たちの視線が興奮を強める。 その上では、未発達な少女の体に似つかわしくない程にツンと勃ったクリトリスが、 赤い粒を惜しげもなく覗かせていた。 「まだクリが尖ってるぜ?触ってほしいんだろ?お嬢ちゃん…?」 「ち、ちが…っ…。み、見ない…で…っ…」 羞恥で真っ赤になりながらも、視線を集める膣からは再び愛液が漏れ出してしまう。 ただの身体の条件反射だ、自分はそんないやらしい人間じゃないと言い聞かせれば言い聞かす程に、 秘所の全てが熱くなっていくのが悔しい。 男の一人が鼻息も荒く股間に顔を寄せてきた。 「まあ、そう言うなよ…。俺がたっぷりしゃぶって、もう一回天国にいかせてやるからさぁ?」 「そんな事…っ、しなくていい…っ…」 「こんなに濡れてんのに?」 男が指でつーっと膣口をなぞる。 「ひゃうっっ…!」 体は素直に喜び、びくんと大きくのたうった。 ふうふうと至近距離で当たる息が、どうしようもなく秘所全体をむず痒くさせる。 体の奥が熱くて熱くて堪らない。 「ほら、どうよ?欲しいだろ?」 男が舌を出し、チロチロと前後に素早く動かしてティエリアに見せ付けた。 卑猥な赤い粘膜がてらてらと輝き蠢く光景に、 ついさっき与えられたばかりの淫欲の昂ぶりを瞬間的に体が思い出す。 「……っ…」 どうしても男の舌から目を離せない。 疼きで息が乱れ、愛液がしとどに滲み出して、太ももを滴り落ちていった。 (こんなの嫌だ。こんなのはあるべき姿じゃない…!) しかし、頭の抵抗とは裏腹に、体の方は快楽を求めて疼き続ける一方なのだった。 「そうだよなぁ。気持ちいい事、大好きだもんなぁ?あんたはさぁ」 代弁するように男がにたにたと笑い、舌を突き出し卑猥に動かせながら、秘所へと顔を近づけていく。 熱い舌が与えてくれる快感を予感したかのように、自然にティエリアの太ももが震え出す。 いやいやと首を振る行為は、もはや何の意味も為さなかった。 「いい声出せよ、お嬢ちゃん」 男が大股を開かせたティエリアの太ももをさらに押し開き、 ほとんど180度に開脚させて、遂に秘所にむしゃぶりつく。 「やああああっっっ!!!」 いきなり膣からクリトリスまでべろべろと乱暴に舐めあげられて、 それだけでティエリアは3回目の絶頂を迎えた。 「もうイッちゃったのか?辛抱ない子だなぁ。お仕置きだな…!」 男は嘲笑とともに、絶頂を迎えたばかりでいたいけに震えるクリトリスを激しく舐め上げていく。 尖らせた舌先の粘膜で激しく突付かれては舐め転がされ、快感が復活して我慢できない程に高まっていった。 「はあっ、あっあっあっああっ…!」 舌の小刻みな往復にあわせて、ティエリアの嬌声も切れる事なく迸る。 余りの気持ちよさで、力一杯握り締めた手の平に爪がきつく食い込んだ。 「おいおい、独り占めすんなよな」 別の男が脇からしゃしゃり出て、ティエリアの股間に強引に割り込んできた。 最初にクリを舐め回していた男がちっと舌打ちしたが、 すぐに脇にずれてもう一人の男にスペースを与えてやる。 「2枚の舌で舐められる感覚がどんなんなのか、後で教えてくれよ、嬢ちゃん…?」 男は快感に潤むティエリアの顔をにやりと見上げた後、すぐさまクリトリスに吸い付いた。 「ひあああんんっっ!!」 ティエリアの体が激しく震え出す。 2枚の舌がじゅるじゅると音を立てながら、クリトリスを舐め回す快感で気が狂いそうになる。 一人の舌がクリの側面を舐めれば、もう一人の舌が頂上を刺激する。 複雑な責めが延々と続き、 「あううううっっっ!!」 時折唐突に絶頂が訪れては、去っていった。 その度に愛液が噴出さんばかりに溢れ、 ティエリアの下半身は唾液と愛液の混じったものでぐちゃぐちゃになった。 男が愛液でテカった顔を上げて少女の顔を見ると、 開きっぱなしの口から覗く舌は快楽にピクピクと震え、涎が唇から垂れては糸を引いている。 「あーあ。イキ死んじゃうじゃねーの?せっかくの美少女なのに、もったいねぇなあ」 周りで見ている男たちの嘲りも、もはやティエリアの感情を刺激するものではなくなっていた。 ただがくがくと腰を震わせ、2枚の舌で蹂躙される陰核の凄まじい快楽に翻弄される。 クリトリスがここまで気持ちよくなるのだと、ティエリアは初めて知った。 だが、残酷にも、男たちの責めがこれで終わりと言うわけではなかった。 「指入れてやれよ」 外野の野次とともに、2本の指がずんっと膣内に突き入れられる。 すんなり侵入を許した膣肉が、快楽をねだるように男の指を締め付ける。 何度も達したにしては十分な締め付けだったが、 それでも男はあえて意地悪くティエリアを言葉でなじった。 「もっと締めろよ。まだ16なんだろ?今からこんなんじゃあ、将来ゆるゆるになっちまうぜ?」 「はう…っ…!」 咎めるように男が指を軽く抜き差す。 膣肉は期待以上の締め付けで指に絡みつき、そのぬめりを強くした。 「そうそう。濡れまくってるから奥まで簡単に入っちゃうね」 「ふあんっ!やぁっあっ!ぁっああ…っ!!」 指の出し入れの速度がますます速くなっていく。 飛び散る淫液が卑猥な音を出し続ける中で、 まだ舐めたりないとでも言うかのように、クリトリスを2枚の舌が執拗に這い回り続けた。 「あっ、あぁぁぁぁっっっ!!」 再び深い絶頂がティエリアを襲う。 大声で叫びながら足を震わせ、ティエリアは再び男たちの目の前で激しく達した。 イッた瞬間、膣から勢いよく抜かれた指から、愛液がぴゅっと飛び散った。 開いた膣口からピンクの粘膜が覗き、まだ刺激を求めてやまないかの如くに ひくひくと蠢いては男たちの視線を釘付けにする。 「すげぇイキっぷり。とても小娘には思えねぇなぁ」 ティエリアの激しい痴態をつぶさに見つめ続けた男たちにも、さすがに余裕がなくなっていた。 後ろからティエリアを抱え上げている男以外の全員が、ティエリアの濡れた秘所や 勃った乳首に目を血走らせながら下着を下ろし、勃起を扱き出す。 「ふあぁ……」 時折ティエリアの顔が絶頂の余韻に艶かしく崩れる感じが、男たちの淫欲をより一層煽り立てた。 「い、挿れるぜ…!?」 一人の男が声を震わせながら仲間たちに宣言して、ティエリアの股の間に滑り込む。 その勃起は今にも射精に至らんばかりにそそり勃っていた。 先端に滲み出したカウパーが、肉棒の卑猥さをより際立たせている。 「ゃ…っ…」 想像以上の醜悪さに、ティエリアが震えながら首を振る。 男根を受け入れるのは初めてではないはずなのに、こんなものが突き入れられるかと思うと怖くて堪らなかった。 裏腹に男の勃起は、ティエリアの怯えの視線でなお奮い立ち、 びくびくと脈打っては血管を浮き上がらせる。 「ほうれ、入るとこ、ちゃんと見てろよ…?」 男の声が裏返る。相当に興奮しているらしい。 亀頭が膣口に迫る。 「いや…っ、やだ…っ、やめて…っ」 ティエリアは必死に足をバタつかせて逃げようとしたが、 どれほど体をよじってみても、後ろから押さえ込んだ男の腕力が弱まる事はなかった。 遂に亀頭が膣口に押し当てられた。 その熱さと圧迫感に、思わず膣口が閉まって侵入を拒絶する。 だが、男は亀頭を強引にめり込ませて膣口を割り開き、そのまま勃起を埋め込んでいった。 「あ…っ、ああ…っ……」 勃起が膣壁を押し開く圧迫感を感じながら、力ない声が自然に出てしまう。 一方で肉棒が膣内にめり込んでいく光景から、何故だか目が離せない。 ティエリアだけでなく、6人の男全員の目が結合していく秘所に集中した。 男は全棒埋め込んで少女の細い肢体を完全に貫き、征服した愉悦に浸った。 「ほうら、ちゃんと入ったぞ?突いてやるから、しっかり見てろよ?お嬢ちゃん」 男の腰が前後にゆらゆらと動き出す。 大股を開かされているティエリアの腰の位置はちょうど男の腰の高さと同じで、 男が腰を突き出す度にペニスは何の苦もなく膣内を抽迭した。 あえてティエリアの腰を掴むまでもなく、腰を軽く動かすだけで、ペニスが奥深くまで埋まっていく。 「あ…んっ、あんっ、ああっ、ああっ、ああっ!」 小刻みなストロークでずんずんと突き上げると、ティエリアは簡単に反応して嬌声を響かせはじめた。 男の顔が醜悪に歪む。 「もう感じてんのかよ?チンポそんなに美味いか?」 男のピストンが段々と激しくなっていく。 身動きできない体を奥まで乱暴に突き上げられ、大きく揺さぶられると、 膣の快感は否応なく高まっていくのだった。 「あんっああっあああっああっ!!」 快感に咽ぶように途切れる事ない嬌声が迸る。 あれほど射精直前に思えた男のペニスは、挿入してからがその真骨頂だった。 絶妙の角度を付けてティエリアのいい所を擦り上げながら、緩急をも加えたピストンで責め立てる。 慣れた抽迭で、ティエリアの腰は砕けそうに蕩けた。 閉じた瞼から涙が一筋溢れ出る。 「ああっ、もうだめ、だめぇぇっっ!!んああっっ」 「だめぇ?嘘付け。すごい締め付けてきてんぞ?ほれっ!」 男がぐんっと腰を突き出し、最奥を亀頭で突き上げた。 ティエリアの体がぐっと奥に沈み込む。 「あんんっっっ!!」 電流のような快感が膣から子宮を通り抜け、脳にまで到達した。 そのまま再び規則的なピストンで揺さぶられ、いつ終わるとも知れぬ快感で 体全部が膣になったかのような錯覚さえ起こしそうになる。 「ほれ、気持ちいいんだろ…!?どうだよ!?」 「ふああっ、ああっあんっ、んんっ、すご…いい…っ…!壊れるぅぅっっ!!!」 「壊れるわけねーだろ!そういう場所なんだからよぉっ!!」 「あんっああっああっ、でも、でもぉ…っ…!やっああっあんっ!!」 周囲から他の男たちが勃起を扱く規則的な音が響き続けている。 ティエリアを持ち上げている背中の男のペニスも既にガチガチになって、 ティエリアの尻肉をぐいぐいと押し込んでいた。 これからこの男たちが満足するまで、延々と輪姦されるのだ。 一瞬理性を取り戻した脳がふとそう考えた途端、恐怖と快感の両方が急激に強まった。 「んんっ、あぁぁあんんっっ!!!」 背骨を弓なりに反らして、ティエリアは激しい絶頂を受け止めた。 もう何度も味わっているのに、今までと全く遜色ないほどの快感で全身が支配される。 頭が真っ白になって全ての感情が失われていった。 男のペニスを膣壁がぐいぐいと締め付けて、全てを絞り尽く出さんばかりに肉襞を吸い付かせる。 男が軽くうめいて腰を深く突き入れ、精液を膣内に噴射していく。 「んっ、あふ…ぅ…」 精液が注がれている間、ティエリアは絶望とも諦めとも微妙に違う呆然とした気持ちで、 その熱い感触を味わっていた。 「どうだ?ザーメンの味は。たまんねえだろぉ?」 射精を終えて勃起を抜き去ると、大量の精液がごぼごぼと泡立ちながら膣穴から漏れ出てくる。 蹂躙の証しを見届けて男が優越感に浸った瞬間、 「いいからどけよ…!」 別の男が彼を乱暴に突き飛ばし、他人の白濁溢れる膣穴へと一気に肉勃起を突き入れた。 「ゃあっっ…!!」 いきなりトップスピードの激しいピストンで責められて、 激しい振動でティエリアが堪らず悲鳴を上げた。 だがそれも最初だけの事だった。 散々蕩かされた膣肉は、今までと違った抽挿にもすぐに馴染み、次第に快楽を強めていく。 最初の男のペニスとは、太さや形状が微妙に違っている。 その微細な差でさえ抱き締めるように襞はしなやかに絡み、 より密着しては感度を強めていくのだった。 「っふぅっ…!ああっ…!ああんっ、あぁっああんっ…!」 一体どこまで感じたら気が済むのか、ティエリア本人にも分からない。 ただペニスが引き抜かれては突き入れられる度に、全身が痺れるように気持ちよかった。 「ほれ、こうだろぉ…ッ!?」 男が腰を大きく引いて勃起を先端まで抜き、反り返ったカリ首で抉るように膣壁を擦り立てた。 ずんっと子宮口に亀頭が当たり、内臓を突かれるような衝撃と共に一際深い快感が湧き起こる。 「あああっっ、そこっ、だめぇぇぇっっっ!!!」 ティエリアの紅い瞳が激しい快楽で潤む。 一気に膣壁が収縮して勃起を締め上げた。 「またイッたのかよ…!?淫乱女がっ!!!」 射精に煽り立てるような締め付けに苦悶しながら、男はそれでも耐えて、 ティエリアの感じる場所を狙って集中的にガンガンと突きまくった。 「あぁぁっ!そこ…っ!そこ擦らないでぇぇっっっ!!」 止まない抽迭の淫らな衝撃が、ティエリアを背後から持ち上げる男にもひっきりなしに伝わる。 彼は両手がふさがっているが故に、他の仲間と違って勃起を扱く事さえ出来ず、 狂おしいほどの欲情に焦がれていた。 下着の中でペニスは完全に勃起し尽くし、滲み出したカウパーが既に染みを作っている。 ティエリアの体重を支え続けた腕の筋肉も、もう限界的に震え出していた。 「お、おい…っ!座れよ、お前…!」 前から突き入れている仲間に叫んで、男はティエリアの膝から片手を離して下着を乱雑にずり下ろす。 勢いよく飛び出た亀頭がティエリアの尻肉に当たり、大量の先走りがぬるっと肌を滑らせた。 「ひう…っ」 その不快な感触にティエリアが震えた次の瞬間、 膣を貫いていた男は仲間の頼みを聞き入れてティエリアを前から抱え込み、繋がったままで腰を下ろして行った。 男が床にどっかと座っても、突き上げが止む事は当然のようになかった。 男の上で、ティエリアの体が休む事なく突き上げられては飛び跳ねる。 カリの当たる角度が変わり、新しい快感が膣に生まれた。 「あぁぁんっ!!ダメ…っ、ダメぇっっっ!!」 ティエリアの首が反り返る。美しい黒髪が淫らに揺れて、後ろの男の鼻腔をくすぐった。 「もう駄目だ…っ!こっちに挿れるぞ…!!」 後ろの男が肉棒の疼きに耐え切れず、亀頭をティエリアのアナルへと押し付ける。 まだ誰も受け入れた事のないそこを蒸れた亀頭で探るようにぐりぐりと擦られて、 堪らずティエリアが上体を反らした。 「やっ…!そこはだめぇっ…!!」 アナル口から亀頭がぬるっと滑り落ちて挿入が阻止された代わりに、 後ろに仰け反った形の膣壁に容赦なく勃起がめり込んでくる。 「ふああんっっ!!」 膣内の敏感な所を鋭く抉られ、ティエリアの腰が自然に動き出す。 男の抽挿に併せて上下に腰を振る度に、肉棒と擦れ合う膣壁が気持ちよくて堪らない。 一度動き始めた腰は、もう止められそうにもなかった。 「やっ、ああっ、ああっ!気持ちいい…っ…!何で…っ…こんなに…っ!ああんっ!」 くねくねと淫らに腰を振って自分で肉棒を出し入れするティエリアの媚態に、 その場にいた全ての男たちが生唾を飲み込んだ。 小部屋に交合の熱気が充満する。 後ろの男は、ティエリアの汗ばむ背中がのたうつ様を凝視していた。 腰が淫らに上下に飛び跳ねる度に、濡れた肉棒が膣内を往復する光景が、 双丘の間からチラチラと覗いている。 「くっ…!」 ペニスを扱いて慰めようとしたが、すぐ目の前にある最高の獲物を無視出来るはずもない。 軽く勃起を掴んだだけで抑え切れなくなり、堪らず男はティエリアの反った体を前へと乱暴に押し倒した。 汗ばんだ背中に抱きつくように体重を掛けたせいで、前から挿入する仲間ごと、床に押し倒す格好になる。 倒れ込んだティエリアが腰を振り続けながらも上体を起こそうとするのを 背中を抑え付ける事で制止し、男は目の前に現れた少女のアナルへと勃起を再び押し付けた。 「ひゃ…っ」 びくんとティエリアの体が強張ったのが亀頭に伝わってきたが、 どれだけ抵抗されても今度こそ、待ってやる事は出来そうにもない。 抵抗の隙を与える前に、男は一気に亀頭をアナルへと突き入れた。 異物の侵入を受けて、そこが一瞬自己防衛的に弛緩したのをいい事に、 男は迷いなく肉棒を行き止まりまで挿入していく。 「はうっ…!んっ…!」 直腸を拡げられる感触が相当に不快なものに違いないだろう事は、男にもよく分かっている。 それでもペニスを進める度にびくびくと動く背骨が艶かしくて、 勃起は肉壁の締め付けを跳ね返さんばかりに一層硬くなってその容積を増した。 「う…、うぅぅ……」 2本のペニスを突き刺されて、ティエリアは全く動く事も出来ず、 ただ肉棒の太さだけを体内に感じていた。 体に力が入らない。 少し動いただけで、深い所を先端が容赦なく押し込んでいく。 凄まじい圧迫感だった。 ティエリアが目の前の男の肩を震える指で必死に掴む様は、 これ以上の衝撃が来ない事を祈っているようでもあった。 「へっ、さっきまで腰振ってよがってたくせに、どうしたよ?お嬢ちゃん?」 外野の男が投げつける、意地悪な言葉が恨めしい。 ティエリアが潤んだ瞳をかすかに開けて、精一杯に強がって男を睨み付けたが、 2穴を塞がれている屈辱的な状態では、何の迫力もありはしなかった。 「さあて、行くぜ?まだ挿れてない奴がいるんだからなぁ。  とっとと譲ってやらなきゃ、かわいそうだろ?」 2人の男がゆっくりと動き出す。 せっかくの玩具を壊さないように、慎重に具合を確かめるような緩やかなピストンが、 皮肉にもティエリアに最上の快楽を与える事になった。 「はっ…、あっ…、あう…っ、あん…っ」 拡張し尽くされた膣壁を後ろからも押し込まれているような、強烈な圧迫感。 2本のペニスが抽挿の度に、薄い膜だけを隔てて内部で触れ合っているに違いない。 そう思わせる程に、体が2本の逸物で満杯になる。 下から突き上げられつつ、後ろからもぐいぐいと押し込まれ、息が出来ない。 それでもゆっくりとした小さな動きが次第に速度を増していくごとに、快感は徐々に深まっていった。 「んっ、ああっ、あんっ、ぁんっ、んんっ…!」 二人の男のピストンのタイミングが同調していく。 やがて背後の男はティエリアの腰をしっかりと掴み、 腸壁の深くにまで遠慮ないストロークを食らわすまでになった。 「すげえ締まる…っ!奥までめり込むぜ…!!」 「ああっ、あんっ、ああっ、やっ、やあっ!!」 膣へのピストンも同調して、いつの間にか激しいものへと変わっている。 ティエリアの上半身が後ろから押されて沈み、 真下の男の肌に触れ合った乳首がピストンの度に擦れた。 「ひゃっ…!あうっ!あうぅっ…!!」 アナルと膣の快感に乳首の快感までが重なって、男の肩にティエリアの爪がきつく食い込んでいく。 男は痛みに顔を引きつらせつつも、ティエリアの背中に腕を回して、より自分へと密着させた。 「乳首勃ってるのよく分かるぜ?すげえコリコリしてる。もっかいイケよ」 乳首の快感が一際強まった所を狙い済ましたように激しく突き入れられて、 瞬間的にティエリアの体が弾けた。 「ふああんっ!!あああっっ!!!」 絶頂の嬌声と共にティエリアの背中が反り返る。 「ぐっ…、イクぞッ…!」 肉棒を締め付ける二つの穴の角度が変わり、男たちはそれを契機に白濁を放った。 膣とアナルを精液で一杯にして、2人の男はようやく欲を解放した。 真下の男がティエリアを押しのけて、膣から肉棒を抜き出す。 そのはずみでアナルの勃起もちゅるりと抜けて、漏れ出た大量の白濁が窄みの入り口を覆い尽くした。 「やっ…、熱…いぃ…っ…」 自由になった体で思わずティエリアが呟いた言葉が、残った男たちに火を点けた。 「やらしい顔してんじゃねえよッ!!」 「――ッ!」 一人の男がティエリアの後ろに回り、射精を終えたばかりの仲間を突き飛ばして ぐいっと腰を掴んで高く持ち上げる。 四つん這いで獣のように尻を宙高く卑猥に突き出させると、 男の目の前に晒された膣からもアナルからも、仲間の撃ち付けた白濁がどろりと垂れて糸を引いた。 男の目がギラギラと燃え滾り、肉棒が淫欲で反り返る。 ぐっと双丘を割り開き、垂れ落ちる白濁を亀頭で拭い取る。 「やっ…、開かないでぇ…っ。やめてぇ…っ」 ティエリアは床に手を付きながら、秘所を開かれて覗き込まれ、 その上熱い勃起を押し付けられる恥辱に耐えた。 ぶるぶると腕全体が震え、屈辱感で唇を噛み締める。 男が膣口とアナルの入り口を、交互に亀頭で軽く抉った。 どちらに挿入するか、迷っているような仕草だ。 「ケツとマンコとどっちがいい!?」 その証拠に男は荒々しい声で問い掛けたが、 ティエリアは四つん這いで唇を噛み締めたまま、何も答える事が出来ない。 ただ体を小刻みに震わせ、流れる涙もそのままに、再び訪れるであろう挿入の衝撃に身構えている。 「答えろよ、クソ女!!」 男はより屈辱を煽る為に先端をアナルへと押し当て、ぐりぐりと孔の周囲を掻き回した。 「ひう…っ…!」 アナルへの衝撃を予感して、ティエリアが体を強張らせる。 男の目の前で、精液にまみれた後孔の襞がきゅっと締まった。 「そうかよ、こっちに欲しいのかよ…!じゃあ、たっぷり入れてやるよ!」 「ひゃううっっっ!!」 男は肉襞を亀頭で押し開き、奥まで一気に貫いた。 ずんと言う衝撃とともに、一度犯され拡張されていた直腸壁が滑らかに肉棒を受け入れる。 そのまま間髪入れずに男はティエリアの腰を引き寄せて、激しい抽迭を繰り出していった。 仲間が植え付けた精液の残滓をカリ首で掻き出しながら、 男は吸いつくような肉壁の快感を肉棒に感じていた。 自然にピストンが激しくなる。 「ああっ、んあぁっ、ああっ、ああっ!やだ…っ、お…尻…っ、抜いてぇっっ…!」 「うっせえ!!気持ちいいんだろうが!!」 ティエリアが苦しげに訴えてくるのさえ、男の耳には快感の嬌声として響いた。 ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ! 一突きごとにペニスに纏わりつく前人の白濁を飛び散らせながら、 男は肉棒で嫌と言うほどぐいぐいと肉壁を擦り続けた。 精液と腸液が絡み合い、秒ごとに抽迭が滑らかになっていく。 やがて、ティエリアの様子が少しずつ変わっていった。 刺激に慣れた直腸の粘膜は、肉体反射的に摩擦の快感を得はじめていた。 「ふっ、ああっ、ああんっ、あぁんっ!き、きもちい…っ……!?」 気持ちいい、と脳が認識した途端、ティエリアの顔が快楽に緩む。 アナル粘膜が擦られる快感は膣のそれとはまるで違っていたが、不快なものでは決してない。 明らかに様子の変わった直腸壁の熱さと締め付けに、男はほくそ笑んだ。 無垢な少女を汚しきった征服感で満たされ、男の嗜虐心が一層強まっていく。 緩い抜き差しに変えて焦らすようにアナルを責めると、ティエリアの声が一気に弱まった。 「どうだ?もっと突いて欲しいか?ケツ、気持ちいいんだろ?」 意地悪く囁きながら、男がティエリアの双丘を掴んでぐいっと左右に押し開く。 「はうう…んっ…!」 肉棒のめり込み方が僅かに変わって、ティエリアが背筋を反らせて喘いだ。 「どうなんだよ、お嬢ちゃんよぉ?」 奥まで埋め込んで、アナルの行き止まりを亀頭でゴリゴリと突き上げてやると、 ティエリアの腰が自分で快楽を貪るかのように、淫らに揺れた。 「ほれよぉっ!」 男が肉棒を引き抜いて一瞬動きを止め、再び一気に突き入れる。 電流のような摩擦の快感が走り、ティエリアはもう我慢出来なくなった。 余計な抵抗を捨て去って、ただ楽になりたくて仕方ない。 「あん…んんっ…!!突い…て…っ、もっと…!一杯突いてぇっ…!!」 ティエリアが嬌声を上げたその瞬間、男の肉棒が激しいピストンを再開した。 揺れるティエリアの腰を抑えつけ、乱暴に奥までずんずんと抉るように突き入れる。 「あああっ!!ああっ!!ああんっ!!」 「もうケツが完全にマンコだなぁ?そうだろ?こんな感じまくってんだからなぁ!!」 「ああっあんっああっ!もっと…!もっとぉ…っ!!」 ティエリアに理性はもう残ってはいなかった。 たった今感じている場所がアナルなのだという恥辱さえ、どこかに吹き飛んでいく。。 「っあああっ、ああっ、また…来るぅ…っ!!ああっ…!!イクぅぅ…っ!!」 待ち望んだ快楽を思う存分与えられて、体の奥で再び絶頂感が頭をもたげ始める。 アナルの快感に刺激されたのか、膣壁までもが疼いて堪らない。 だらだらと愛液が溢れ出し、太ももをいやらしく垂れ落ちて行った。 男のペニスにも、ティエリアの中が蠢いている感触がはっきりと伝わってきた。 「あん?ケツでイクのかよ?もう嫁には行けないなぁ、お嬢ちゃん?  まともな女が、ケツでイクわけないもんな?」 「んんっ…!やだ…っ!!」 ティエリアが涙目を更に潤ませながら、ふるふると頭を振って唇を噛む。 徹底的に蹂躙されてしまったのだという屈辱感に今更ながら苛まれたが、 多淫な体から快感が去る事は決してなかった。 それでも、最後の抵抗とばかりに直腸壁が僅かに理性を取り戻して、絶頂感を遠ざける。 「おおっとぉ。イケなくなっちまったか?じゃあよぉ。せめて前の穴も突いてもらえや」 「……ッ!」 ふわっと体が浮き上がり、ティエリアはアナルを貫かれた背面座位の体勢で、 胡座をかいた男の上に座らされた。 体をよじる余裕もなく、ティエリアの脚が後ろの男によって大きく左右に開かされる。 前面に集った男たちの目が、アナルに栓をしたペニスの結合部と、 その前で愛液にまみれててらてらと輝く卑猥な膣口に集中した。 背後の男が突き上げを再開すると、男たちの目の前でアナルに肉棒がずぼずぼと吸い込まれていく。 「ああっ…!ああっ、ああんっ…!!」 ぐちょぐちょという結合の水音とティエリアの嬌声が淫らに響き渡る。 男はティエリアの腰を掴んで後ろから激しく突き上げながら、仲間たちに怒鳴るように呼び掛けた。 「もう誰でもいいんだってよ、このお嬢さんはさぁ!?早くマンコ突いてイカせてやれよ!?」 即座に反応して、一人の男がティエリアにのしかかった。 長らく待たされた肉棒から大量の先走りを滴らせ、男は血走った目でティエリアの濡れた秘所を凝視した。 「随分待たせてくれたなぁ?お嬢ちゃん?」 男は勃起を一旦膣口に近づけたが、欲求不満をまだ解消したくないとでも言うかのように、 まだ挿入しようとはしない。 代わりに、勃起して尖ったクリトリスへと亀頭を押し付ける。 「ひゃっ…、やぁぁんっっ!!!」 膨らんだクリトリスの先端を亀頭で軽く擦られただけで、ティエリアは激しい絶頂に達した。 膣から透明な液体がびしゅっと溢れ出す。 「へっ。じゃあ、そろそろ入れてやるよ…!まだまだイケるだろ?やらしいお嬢さんよぉっ!?」 ようやく男は勃起を膣口にあてがい、ずぶずぶと埋め込んでいった。 即座に前と後ろから強烈なストロークが与えられる。 もう何度も絶頂に達したというのに、途切れる事のない膣とアナルの2ヶ所責めが、 容赦なく快感を復活させてしまう。 「あううっ…!ああっ!も…う…っ…、もうやめ…っ…!」 これ以上突かれたら気が狂うのではないかというくらいに、 ティエリアの精神はギリギリのところまで追い込まれていた。 体に力が入らない。 前後から何度も激しく突き入れられて、繋がっている場所の感覚さえ段々と麻痺していく。 それでも二つの壁は擦られる度に快感を増幅させ、ティエリアを喘がせ続けた。 「んああっ…!ああっ!ああっ!!あぁぁっっ!!」 抽挿に併せて体を揺さぶられるまま、淫らな声だけが迸る。 堪らずティエリアが男の腕を掴むが、その手を強引に引き剥がし、 代わりに与えられたのは別の男の肉棒だった。 「我慢できないんだったら、コレ扱けよ?好きだろ?」 男はティエリアの指ごと自身を握り締め、ごしごしと乱暴に扱き上げていった。 ティエリアの指の中で肉勃起がどくどくと脈打って、カウパーを垂れ流す。 「じゃあ俺も…っ!」 もう一人の男が追随し、ティエリアのもう片方の手にペニスを握らせて扱かせはじめた。 「もっと扱いてやれよ、お嬢ちゃん?」 残った2人の男が、堕ち切った美少女の惨めな姿に唇を歪めて笑った。 そしてティエリアの半開きの唇に目を止め、お互いに目配せする。 「じゃあ、俺らはここだな」 2本のペニスが、ティエリアの濡れた唇へと押し付けられた。 「んぐ…っ…!」 先走りの苦味と臭気で苦痛に歪むティエリアに大人の男らしい気遣いを見せてやる事もなく、 男たちはペニスで歯列をこじ開けていった。 2本の荒ぶったペニスが小さな口に収まりきるはずもなく、ティエリアの口の端は切れそうに痛んだ。 先端だけをめり込ませた状態で、肉棒の侵入がようやく止る。 限界まで大口を開けさせた唇の入り口で、亀頭同士が触れ合った。 「きもちわりい〜っ」 2人の男は茶化すように嘲笑い、ティエリアの頭を掴んでぐいぐいと動かした。 「舌ぐらい遣えよ、嬢ちゃん」 「……ッ!」 嗜めるように頬を張られ、下半身の快感も相まって、ティエリアの舌が自動的に動き出す。 せめて苦痛を和らげようと、舌が必死に2本の亀頭を舐め回した。 舌先を無我夢中で回す度に、鈴口から先走りが溢れ出して口の中に垂れ落ちていく。 男たちが快感に湿った息を吐いた。 「やりゃあ出来るじゃねえか…っ」 亀頭の快感だけでは物足りず、男たちは射精に向けて勃起を扱きはじめた。 ティエリアの頭が前後に激しく揺さぶられる。 「んんっ…!んんんっっ…!!」 体の全ての穴を塞がれ、両手にまで肉棒を握らされたティエリアは、 全身でペニスが猛っていく様子を味わわされていた。 苦しい。 それでも、全身に満ちる快感が消える事がないのが辛かった。 きつく閉じた瞳から涙がほろりと零れ落ちる。 「泣いてんじゃねぇよッ」 まだ陵辱し足りないかのように男たちの指が伸びてきて、 ティエリアの胸を揉み上げ、乳首を強く捻り上げた。 その上クリトリスまで濡れた指でくいくいと擦られて、ティエリアの快感が限界を極めた。 「――っ、――――ッッ!!!!」 抑えつけられた肢体が絶頂に震える。 全身を快楽の波が駆け回り、意識が飛んで頭が真っ白になる。 その瞬間、唇から肉棒が2本とも勢いよく引き抜かれ、鈴口から精液が噴き出した。 一気に蛇口を緩めたように激しく迸る2人分の精液が、 ティエリアの口中目掛けてぶしゅうっと撃ち付けられていく。 「ふぁぁ…っ…」 口の中だけでは足りずに外にも精液は乱雑に飛び散り、顔面をベトベトに汚した。 空気に触れた途端に白濁が苦味を増す。 押し寄せてくる吐き気を堪えて精液を吐き出す前に、 ティエリアの指で肉棒を扱ききった男たちまでもが、射精をはじめた。 「あ〜、ベットベト」 ドロドロに汚れたティエリアの顔面に噴き付けるだけでは飽き足らず、 痛々しいほどに充血した乳首までをも、大量の白濁が覆い尽くした。 程なくして、膣内にも直腸内にも精液が注ぎ込まれていく。 長い交合でほとんど麻痺した壁や入り口に、その熱さが染み入るようだった。 精液を吐き尽くした男たちが肉棒を引き抜いて、ティエリアの周囲を取り囲む。 「随分気持ちよくイッたなぁ?何回イッた?あんた才能あるよ。まじでド淫乱ビッチ」 感心と嘲りの入り混じったような言葉が、ティエリアの耳にうっすらと届いた。 否定、肯定、どちらの意思も表せずに、ティエリアの意識はゆっくりと薄れ、 やがて辺りは真っ暗になった。 *** 気が付くと、ティエリアはヴェーダと融合した状態で、いつものように空間に浮かんでいた。 まだ絶頂の余韻が残っている。心地よいけだるさが全身を甘く包み込んでいた。 一方で、割り切れない思いも強い。 この感情の正体に思い至る前に、意識の隅に他人の存在を感じ、ティエリアはゆっくりと振り返った。 「君か……」 視線の先に、リジェネが腕を組んで立っていた。 もう随分その場所にいたらしい事が雰囲気で分かる。 「随分趣味が悪いな。覗き見など、僕は許してはいないぞ」 鉄面皮を崩す事もなくティエリアは冷たく言ったが、心なしか言葉尻が震えている。 「僕の集めてきたデータ、随分お気に召したようだね」 リジェネが表情を変えずに淡々と言い、ティエリアの様子を窺った。 ティエリアは何か反論しようと口を開きかけたが、すぐに諦めたようにふうっと息を吐いた。 意識の隅々にまで広がった疲れが、覗き見をしていたリジェネへの怒りを知らず知らずの内に薄めている。 それに、リジェネの言った通り、このデータはリジェネ自身が集めてきたものなのだ。 どういった種類のデータか既に知っている張本人を咎めるのはお門違いというものだろう。 とにかく今は、ゆっくりと休みたい。 「…………」 心の中まで見透かすような視線を向けてくるリジェネから目を反らし、 ティエリアはこの場を立ち去ろうと、無言のままで踵を返した。 去っていくティエリアの背中に、リジェネが静かに声を掛ける。 「ねえ、ティエリア。どうしてあんな激しい行為まで知る必要があるんだい?  ちょっと前に普通のセックスを覚えたばかりなのに」 リジェネの口調には単純な疑問と心配、その両方が混じっていた。 ヴェーダと融合したティエリアは、いまやリジェネの主人のような存在なのだ。 壊れてしまっては困る。 「あんなの、ただの強姦じゃないか。  いや、正確には陵辱の結果、身も心も調教されてしまった哀れな人間の物語だ」 ティエリアが足を止め、振り返らずに答えた。 「あの辺りが人間が争いを止めない根源なんだろう。  あの男たちは少女を犯す愉悦に浸り、暴力を加えることに何の戸惑いも感じていない。     よしんば感じていたとしても、それを生物的な欲望が押し潰してしまう。  性欲というよりは、支配欲と言った方が相応しい。  それを正当化する人間がいる。一方で、それを否定し、憎しみを募らせる人間もいる。  少女の身近な人たちは、たとえ殺しても構わないほどに男たちを憎むだろう」 「だからって、君が犯される側にならなくてもいいじゃないか。  それ位、今まで蓄積されたデータで既によく分かってる事だろう?」 「本人の心理状態も知らなければ、意味がないだろう!?」 押し問答のようなやり取りに、ティエリアが苛々しながら答えた。 どうやら快感の余韻に混じって、 陵辱を受けた屈辱感とその疲れが、相当に浸透しているらしい。 ティエリアの一言で、今のリジェネはいつヴェーダから消去されてもおかしくない。 超えられない力関係が二人の間にはある。 リジェネはもう昔のようにティエリアの無知を嘲笑い、単純に利用するなど出来はしない立場にあった。 それでも、生真面目に反論してくるティエリアに皮肉な一言を言わずにいられない。 そういう性格なのだから、仕方ない。 「ただのAVなのに?あんなの、架空の物語で全くリアリティなんてないよ?」 ぱっとティエリアの頬が赤くなったのが、後ろからでもよく分かった。 ああ、可愛いなぁとついリジェネの頬が緩む。ご主人様は感情を隠すのが下手だ。 いつも真面目だから、ついからかってしまいたくなる。 「本当はただ、気持ちいい事が好きなだけなんじゃない?」 リジェネの思惑通りにティエリアの方は照れ隠しにも似た苛立ちを募らせ、乱暴に言い放った。 「だ、黙れ…!今の僕はもっと色んな事を知る必要があるんだ。  文句があるならここから出て行けばいい…!」 肉体を失ったリジェネがどこにも行く場所などない事を知っていて、 あえて冷たい言葉を投げつける。 言った後でしまったとでも言うように口をつぐむ。 ここ最近何度も繰り返した、ティエリアとリジェネのお決まりのパターンだった。 はいはい、と肩を竦めるリジェネが全く堪えていない事は明らかで、 人知れず安堵する自分がいる事に、ティエリアは戸惑いつつも苛立った。 「も、もういい。僕はしばらく休む。君はデータ整理でもしていろ」 振り切るように言って遠ざかっていくティエリアの背中に、リジェネが微笑しながら声を掛けた。 「データ整理が終わったら、マッサージしてあげるよ。いつものように、ね」 その言葉にティエリアの体がぴくんと強張ったのを、リジェネは見逃さなかった。 ――マッサージ。 妙な性交で疲れ、混乱したティエリアの心身を優しくほぐす作業。 汚れた身体を丹念に愛撫して清め、心の襞の隙間まで繋がって余計なバグを取り払ってやる。 二人だけの暗号だった。 それから得られる快感はどんなアブノーマルな交合よりも遥かに深いもので、 ある意味ティエリアはその為に、危険なデータをインストールしていると言っても過言ではないかもしれなかった。 もちろん、そんな事に本人が気付くはずもないし、認めるはずもないのだが。 「か、勝手にしろ…!」 耳まで真っ赤になって、急ぎ足で逃げるように遠ざかっていくティエリアの背中に、 リジェネは思わず噴き出した。 くくくと漏れる笑いがどうしても止らない。 「あーあ。新しいご主人様は、生真面目すぎて仕方ないな」 ティエリアの姿が消え去るのを確認して、リジェネは手の平を宙に掲げた。 ぐんと低い電子音がして、手の平の上に薄黄色に光るデータの束が現れる。 「さっきのデータの続編も集めてはいるんだけど……」 意味深に笑いながら、リジェネはそのデータの中身を高速回転してざっと確認した。 制服を纏った少女が、今度は数人の男たちに淫具責めを延々と受けている。 大きく開かされて縛られた股間には、2本の淫具が深くまで突き入れられ、 少女はだらだらと涎を垂らさんばかりによがり狂っていた。 しらじらしいよがり声。さすがに演技に違いない。 しかし、このデータをインストールしたティエリアの乱れる様が決して演技ではない事は、 誰よりもリジェネ自身が知り尽くしていた。 ふと嫉妬心が芽生える。 マッサージという癒しの作業以上の行為を、ティエリアに与えてやりたいと思った。 湧き起こってきた悪戯めいた黒い感情が、リジェネの笑顔を意地悪いものへと変える。 「……これは、さすがに消去かな。どうせなら、この僕が……」 握り潰すようにデータを消去して目を細め、リジェネはティエリアの後を追った。