名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/18(日) 22:28:17 ID:???<> 昴のエロ萌え話はこちらでどうぞ。
ギャルゲ板
http://game9.2ch.net/gal/
※ギャルゲ板の萌えスレにここのURLを貼らないこと
(2chルールで一般スレにピンク鯖へのリンクを張ることは禁止されてます)
関連スレ
エロパロ・サクラ大戦のエロ小説・その3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1064401357/
虹・サクラ大戦 落ちるまでの日数→
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1107559126/
前スレ
サクラ大戦Xの九条昴萌えスレ3
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1124521485/l50
サクラ大戦Vの九条昴萌えスレ2
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1122972348/
サクラ大戦Vの九条昴たん萌えスレ
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1121784753/
<>サクラ大戦Xの九条昴萌えスレ4
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/18(日) 22:30:02 ID:???<> >1
禁断の乙…
もう4なのか、凄いな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/18(日) 22:33:04 ID:???<> >1
乙狂咲
しかし700いかずに480kb超ってすごいな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/18(日) 22:39:57 ID:???<> >1
乙の放課後・・・
それだけ神作品が多いってことだな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/18(日) 23:08:27 ID:???<> >1 乙の構え!!
一週間ぶりに来たらもう4スレ目かスッゲー <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/18(日) 23:10:41 ID:???<> >1
「乙の準備を!!」
「必要ある」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/19(月) 00:13:32 ID:???<> 新スレ乙! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/19(月) 01:08:09 ID:???<> >1
乙の乱撃!
一桁踏んだの初めてでちとウレシ
これからも神作品が投下されますように祈る <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/19(月) 02:12:03 ID:???<> 新スレ乙!
ttp://www.uploda.org/file/uporg195993.jpg.html
パスはRではじまる10文字……っていうかランダムスター。
Flashでも作ってみようかと思ったが、反応が薄かった時に
立ち直れそうに無いのでやめた。その残骸。
ちょっとサイズがでかいので後悔してる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/19(月) 02:25:28 ID:???<> >9
フォォォォォォォォォォォォー!
超GJ!
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/19(月) 10:06:29 ID:???<> >>9
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
もしかしてお尻に入ってる?ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/19(月) 10:54:29 ID:???<> >>9
昴の細い身体も表情もたまらんっ!GJ!!!
Flashも是非見てみたいっす!ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/19(月) 21:43:40 ID:???<> >9
なんだか初々しい二人だな
ちょっと戸惑ったような感じの昴の表情が好きだよ、GJ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/19(月) 23:47:51 ID:???<> すでに見れなくなってた・・・orz
だいぶショックだ・・・。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/20(火) 04:24:07 ID:???<> >>1
君には乙が必要だ!
職人の皆様お待ちしております。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/20(火) 09:42:14 ID:???<> >>1
乙以上でも乙以下でもない!
4スレ突入スゴス <>
名無しさん@ピンキー<><>2005/09/20(火) 11:45:05 ID:TpYyB2XM<> >1
乙!月!花!!
職人さんの作品と放置プレイに期待してます <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/20(火) 16:14:28 ID:???<> >1
乙。もう4スレ目かぁ、早いなぁ。
>9
昴たんの表情が…ハァハァ。
GJでした。
そして前スレの埋めにするかこっちにするか迷ったのだけれど
容量的に怖かったのでこちらに姫始め代わりにSSを投下。
…ごめん、新×昴のラヴラヴ書こうとして出てきたのは違うのだったorz
注意点
・設定的には4話後で5話開始前くらい?昴の性別は未発達な女の子で
・サニー×ラチェ前提のサニー×昴な話
・サニーとラチェがちょっと黒いのでイメージ壊したくない人はパスで
・その他、色々合わないところとかはスルーお願いします
それでは、楽しんでくれる人が居れば幸い。 <>
private stage(1)<>sage<>2005/09/20(火) 16:18:02 ID:???<> 「昴…ちょっと、いいかしら?話があるから残って欲しいのだけど」
戦闘の後、作戦司令室にて今日の戦闘の反省会を終えて出ようとする僕をラチェットが呼び止める。
「…何だい?」
心の中で舌打ちをしつつも努めて冷静に呟く。
「大した話ではないのよ。ちょっと、気にかかることがあって」
艶やかなハニーブロンドを揺らし、ラチェットが微笑む。
周りにはまだ星組のみんながいる。
…つまり、他の人間には聞かれたくないことか。
「…了解した」
話の内容など聞かなくてもわかっている。
他の人間は気付かなかったようだが、ラチェットにだけは気付かれたか。
流石に長い付き合い。
……隠し事が通用しないのはお互い様らしい。
「今日の戦闘はどうしたの?貴方らしくないわね、昴」
司令室からラチェットと僕以外の人間が消えると、ラチェットは単刀直入にそう切り出した。
「……何がだい?」
そ知らぬフリをしてすっとぼける。
どうせそんなことで騙されるラチェットではないだろうが、素直に認めるのは癪だ。
「他のみんなは気付かなかったようだけど、私の目は誤魔化せないわよ、昴」
彼女の青い瞳がすっと細められる。
「二度ほど、狙いが逸れたでしょう。貴方らしくないわね、疲れているの?」
「……あれは大河が邪魔だっただけだ」
そうかわしてもラチェットの追求はやまない。
「いつもの貴方ならそれでも仕留めるわ、昴。次も同じような事があるならば私の権限で貴方の出撃を認めないわよ」
イヤリングが揺れる。
「戦闘中に集中力を欠くならば撤退すべきだ…と貴方、私に言ったわよね?」
「僕は問題ない。今日はたまたま調子が良くなかっただけだ。次回からは気をつけるよ。じゃあ失礼」
そのままラチェットの返事も聞かずに司令室を後にする。
これ以上の話し合いなど無意味だ。
理由は分かっていた。
狙いが逸れたのは大河が近づいた所為。それは間違いない。
けれど本当に彼が邪魔だったわけではない。
最近は、彼に近づかれるだけで心が乱れる。
戦闘中でも、日常生活でも。
…だが、理性でそれを押し留めていた。
はずだった。
はずだったのに。
翌日の戦闘演習ではくっきりと結果が現れた。
結果を見て愕然とする。
霊力が…落ちていた。
自分の霊力は星組の中でも一番高いと思っていた。
そのことに自負心も持っている。
しかし、今日の結果は信じられないほど霊力が落ちていた。
データを渡されるのは本人と司令であるサニーサイドと副指令であるラチェットだけ。
ラチェットの視線が突き刺さる。
どうすればいい。
その事だけが頭の中をぐるぐると回る。
こんなのは認めるわけにはいかない。
どうにかしなければいけない。
だがどうすればいい?
こんな事は初めてで、解決方法など予想もつかない。
一時的なものなのか、それとも本当に霊力が失われつつあるのかも。
自分から霊力が失われる日など考えたこともなかった。
ラチェットが霊力を失ったときでさえ、他人事と思っていたのだから。
どうすれば、どうすれば…それだけが頭を巡っていた。
取り戻す方法があるのならばなんでもいい。
神にでも悪魔にでも、縋ってやる。 <>
private stage(2)<>sage<>2005/09/20(火) 16:23:27 ID:???<> 「……昴、ちょっと話があるんだけど、いいかな?」
サニーサイドがいつものように曖昧な笑みを浮かべて僕を呼ぶ。
「今晩、ボクの家に来てくれるかい?…理由は、言わなくてもわかるよね?」
「……」
肩を掴まれ、耳元で囁かれる。副指令の次は、司令自らか。
憂鬱な気分になりながら「わかった……」とだけ答える。気分がだるい。
次の舞台までしばしの期間があり、稽古もなかったのでシアターを後にして自分の部屋で横になる。
そのまま眠ってしまったらしい。目を覚ましたときには、9時をまわっていた。
サニーは夜とだけで時間を指定していなかった。
もう帰っているだろうとセントラルパークの屋敷に向かう。
屋敷には明かりがついていた。どうやら帰っているらしい。
呼び鈴を押すとサニーが出てきた。
「やぁ、待っていたよ昴。どうぞ、遠慮はいらないよ」
彼に促されるままに居間へと案内される。
「…ダイアナは?もう寝てしまったのか?」
途中、以前立ち寄ったことのあるダイアナの部屋の明かりがついていないのに気付き、サニーに尋ねると
「あれ、言ってなかったっけ。ダイアナは前に住んでたアパートに戻ったよ。荷物はまだ全部運んでないけどね」
彼はそう言って肩を竦めてみせた。
「そうだったのか…」
そういわれてみれば、そんな事を話していたような気もする。
関心がないというか自分の事で頭が一杯で気にも留めていなかった。
「だから、今はボクだけの淋しい男の一人暮らしさ。何ならダイアナの代わりにキミが住むかい?昴」
サニーは僕をちらりと振り返りそんな事を言う。
「遠慮しておくよ、サニーサイド。君と住むのは色々と疲れそうだ」
「酷いなぁ、ボクは結構我関せずだから上手くいくと思うんだけどね、キミとは」
居間につき、ソファに腰掛けてサニーと向かい合う。
「……そんなことはどうでもいい。それより話ってなんだい」
「今日の戦闘演習の結果、随分悪かったじゃないか。昴とも思えないくらい」
サニーの懐から一枚の折りたたまれた紙切れが出されて、僕の前に突きつけられる。
…見なくても分かる。今日の結果だ。
「ラチェットも随分心配していたよ。昴らしくないってね」
「…たまたま調子が悪かっただけだよ。…次からは」
「ってこの間ラチェットに言ったそうだね」
冷ややかな声に遮られ、言葉を失う。
「昴。一度なら『たまたま』かもしれない。けれど、それが二度続いたらそんな言い訳は通用しないよ」
「……」
「何か悩みがあるのなら相談してくれないかな?ボクで話しにくいならラチェットでもいい」
サニーは足を組みなおすとサングラスの奥で微笑む。
「…悩みなんてない」
「やれやれ…そうかい。まぁ、ラチェットが霊力を失いつつあったときもキミみたいな反応だったしねぇ」
その言葉に身体がびくりと反応する。
「僕の霊力が失われつつあると、そう言いたいのか……」
「さぁ、それはわからないよ。もし本当にそうだったらボクとしても困るんだけどね。キミだってそうだろう?昴」
認めるわけにはいかない。
認めてしまえば、他の人間にも知られて…最悪は戦闘から外される。
そんなのは耐えられない。
「本当に…調子が悪いだけだ。すぐに元に戻る」
「すぐっていつ?敵はキミの体調なんか構っちゃくれないよ」
「そんなことはわかっている!」
思わず怒鳴るとサニーが困ったように笑う。
「怖いなぁ、そんなに怒らないでよ。キミを責めてるわけじゃない、むしろ手助けをしようと思って呼んだんだし」
「手助け?」
怪訝な顔でサニーを見ると彼は頷く。
「そう。ラチェットの霊力が落ちたときにもこの方法で一時立ち直ったからね、キミにも効果あるんじゃないかと思って」
「それは…どんな方法だ」
逸る気持ちを抑えて問い返す。しかしサニーは答えずに無意識に身を乗り出していた僕を抱きしめた。
「…なっ…何を…!」
「心が疲れているときは身体をリラックスさせるのが一番だよ。どうだい、試してみる?一晩、ボクと」 <>
private stage(3)<>sage<>2005/09/20(火) 16:27:27 ID:???<> 「…!!」
直接、言葉にしなくてもその意味するところは十分理解できた。
「それは……」
「あ、ラチェットの事なら気にしなくてもいいよ。彼女とは別に恋人同士というわけじゃないから」
サニーの手が僕の髪を撫で、背中をそっとさする。
普段ならすぐに突き放すところだが、驚きのあまりかそうしようという気もおきなかった。
「まぁ、日本人は結婚まで純潔を守りたがる方なんだっけ?キミもそうだったら無理にとは言えないけどね」
混乱する頭で必死に思考をめぐらせる。
サニーの言う事が本当である確証はない。
だが、本当かもしれない。
彼が嘘をついたところで彼にメリットなどないのだ、まさか純粋に僕を抱きたいなどと思っていはしないだろう。
『本当に霊力が戻るのなら』
ごくりと唾を飲む。
『本当に霊力が戻るのなら』
経験はなかった。
もう何年も昔、理由もわからず身体の成長が遅くなり反比例するかのように霊力は上がっていった。
子供のように貧弱な身体。
それでも良かった。
戦いにも舞台にもさしたる影響はない。
体格に劣ろうが戦いは量子甲冑に乗って戦うので問題ないし、舞台においては身体的よりも心情的になりきれるかどうかだ。
だが、自分の存在意義の一つである『戦う事』を捨てなければならないかもしれない。
そして、ラチェットと同じように霊力がつきればリトルリップシアターの舞台に立つ事も出来なくなる。
彼女はシアターの支配人、星組の副指令として留まった。
では僕は?
結論など、考えるまでもなかった。
取り戻す方法があるのならばなんでもすると思ったのは嘘じゃない。
「……わかったよ、サニーサイド。試してみる、ことにする」
それだけ呟くのが精一杯だった。
「オーケイ、昴。せっかくなら楽しもう、その方がきっと効果があるよ」
サニーはそう言って僕の唇に自分の唇を重ねる。
…初めてのキスは、かすかにアルコールの味がした。
サニーに導かれるまま、寝室に入ってもサニーはベッドの上で僕を抱きしめたままだった。
服すら脱いでいない。
もうどれくらいそうしているのだろう。
早く済ませてしまいたいという気持ちとやっぱりやめたほうがいいのではないかという気持ちと
これから起こるはずの出来事への緊張で頭の中はぐちゃぐちゃだった。
なのに、サニーは何もしない。
何故、さっきの言葉は嘘だったのか。
そんな考えがよぎったが、聞くのもまるでその次の『行為』をしたがっているみたいで憚られた。
「…不思議かい?ボクが何もしないから」
僕の考えを察したかのようにサニーが囁く。
「……僕の身体があんまり貧弱なんで抱く気が失せたかい?」
嫌味交じりに言う。
時間が経つほど緊張は苛立ちに変わっていく。
「そんなことないさ。…そうじゃなくて、いきなり『じゃあやりましょう』じゃ、ムードもないだろう?」
彼が僕の手を取る。
まるで、ワルツでも踊るかのように。
「そんなものは別に必要ない」
「おいおい、昴。キミをリラックスさせる為にこうしているのにそれじゃあ意味がないじゃないか」
そっけなく言い返すと大げさに驚かれた。
「ガチガチに緊張していたら楽しめるものも楽しめないよ。こうすれば少しは昴の緊張も解れるかと思ったんだけど」
「…僕は緊張なんてしていない」
それは嘘だったが、素直に認める気にはなれなかった。
「うーん…真面目なのは昴のいい所だとは思うけど、素直じゃないのは悪い所だね。こんな時位は素直になったらどうだい?」
「……」
「これから肌を重ねようって相手に思い切り全身で拒絶のオーラを出されたらボクだって困るよ、昴」 <>
private stage(4)<>sage<>2005/09/20(火) 16:30:00 ID:???<> サニーが笑う。
「僕は別に…そんなつもりは…、…っ!」
いきなり唇を奪われて身体が強張る。
「心より身体の方が正直だね、キミは」
からかうように言われてむっとしたが、言い返すのも癪なので睨み付けるだけに留めておく。
「まぁ、緊張するなというのも無理な話だろうから…そうだね、今だけボクに惚れてみるとかどうだい?」
「はぁ?」
何処から出てきたのか分からない発言に素っ頓狂な声が自分の口から漏れる。
「お芝居だよ、お芝居。一夜限りのね。ここは舞台、ボクとキミは俳優だと思えばいい。役柄は…そうだなぁ」
彼は少し考えて、こう言った。
「シアターのオーナーとダンサーの恋。彼らは惹かれあって苦労の末にようやく初めての夜を過ごす、でいいか」
「…役柄も何もそのままじゃないか」
「まぁまぁ。その方がリアリティがあっていいでしょ。じゃあ、せいぜい今夜一晩ボクに惚れてくれよ、昴」
言い終わると、サニーの顔が近づいてきて文句すら言う暇を与えられなくなってしまった。
…仕方ない。
茶番だが、彼の言葉に乗せられるとしよう。
このまま、ただ時が過ぎるよりかはずっといい。
「……っ」
口内に入ってくる舌に背筋がぞくりとしたが、それも初めてだからと都合の良いように解釈する。
目の前にいるのは自分の惚れた相手。
初めて過ごす二人きりの夜。
「サニーサイド…」
「昴…」
熱っぽく見つめ合う二人。
観客はお互いだけの舞台の、始まり。
「…あ…っ……ふ……」
いとも簡単に服を脱がされて、いかにも慣れた感じの唇と指が僕の身体中を這う。
首筋に、鎖骨に、胸に、そして徐々に下へと。
くすぐったいような、気持ちいいような、不思議な感覚。
指が、唇が、舌が触れるたびにまるでそこから身体中が熱くなっていくような。
人間という生き物はココロとカラダで出来ている。
ココロだけでも生きられない、カラダだけでも生きられない。
不安定で不思議な生き物。
触れられているのは身体なのに、心地よいと思うのは心。
喉から漏れる、自分の声が甘みを帯びていくのがわかる。
さっきまでの緊張が嘘のように、素直に身を任せている自分がおかしかった。
役柄になりきっているというのだろうか。
もちろん恥ずかしさはあるけれど、部屋が薄暗いせいか自分の身体をじっくり見られないのも幸いしていた。
「…っ!サニーサイド…っ」
指が、誰も触れた事のない恥部に触れて思わず抗議の声をあげる。
「どうしたんだい?昴」
撫でるように指を動かされて、軽い痺れが全身を伝った。
「…っ!!そこは…」
「昴の、一番熱い所」
心臓が、どくんと音を立てて跳ねた。
「そんな…風に…言わないで、くれ…」
恥ずかしさに片腕で顔を覆う。
サニーの指に纏わりつく自分の身体が興奮している証の体液も、何もかも。
「何故?本当の事なのに」
「うっ…!」
ゆっくりと、指が侵入してくる。
かすかな痛みのような違和感のような感覚に身を強張らせると、サニーはすっと指を引き抜く。
ほっと安堵のため息を漏らす間もなく、今度は舌が入ってきた。
「や…やめ……あ…ぁ……」 <>
private stage(5)<>sage<>2005/09/20(火) 16:31:21 ID:???<> 恥ずかしい。
何でこんなことをしているのかとかそんな事は既に頭になく、恥ずかしさで何も考えられなくなりそうだった。
自分の置かれている状況を冷静に考える事なんて出来ない。
恥ずかしさと、時折感じるむず痒いような快楽。
舞台の上でも自分の芝居が上手くいったと思ったら気持ち良いと感じる事はある。
あれが自分の内側から外側へと発散するような気持ちよさだとしたら、今は反対だ。
何かが、自分の内側へと内側へと入り込んで、浸食されるような…。
「ああっ……んっ……っ!!」
息を止め、身を縮めて全身の震えを受け止める。
自分に何が起こったのかを理解したのは、震えが治まって身体の力が抜けてからだった。
「…はぁっ…はぁ…はっ……」
呼吸が苦しい。
「気持ちよかった?昴。どう、イった感想は」
サニーが僕の背に手を入れて抱き起こすと耳元でそんな事を呟く。
「……死ぬかと、思った…」
呼吸困難で。
「はっはっはっ…これくらいで死にそうだったらセックスでイったら本当に死んじゃいそうだね。もっと凄いよ?」
ほんの少しだけ肩が震える。
「でもまぁ、初めてだからどうだかわからないけど。出来る限り頑張るよ、愛しいキミの為にね」
「……あ…うっ!!」
予想していたとはいえ、やっぱり痛い。
でも何とか耐えられる範囲だった。
ふと、何で自分はこんな事をしているのだろうと我に帰る。
ここまでして効果がなかったら…そう考えてぞっとした。
自分の純潔に拘るつもりはないが。
「昴……大丈夫かい?」
「平気だよ…なんとか」
「難しい顔をしてるね。もしかして後悔してる?」
自分でも気付かないうちに顔に出てしまったらしい。
「別に…そんなことないよ。サニーサイドの気のせいだ…」
「じゃあもう少し嬉しそうな顔でもしてくれよ。愛しい相手とセックスしているようにさ」
「そうは言われても…」
一度現実に引き戻されてしまったせいか、再びそんな気分になれない。
「霊力を取り戻したいんだろう?『気は心』ってキミの国でも言うじゃないか」
「…使い方が間違っている、サニーサイド」
くすりと笑みをこぼす。
「どうせなら楽しんだ方がいい。ラチェットも、そうだったしね」
「……ラチェットも、こんな風に抱いたのかい」
どうしてそんな事を口に出したのかはわからない。
聞きたいとも思わないし、聞いたところで答えが帰ってくるはずもないのに。
「おや?気になるかい?でも目の前に違う相手が居るのに過去の女性の事を話すのはマナー違反だろう。想像に任せるよ」
案の定、サニーは笑顔ではぐらかすとゆっくりと動き出す。
「…ぅっ…あ……はぁ…っ…」
あれこれ考えるのはやめにした。考えても栓のない事。
何も考えずにサニーに身を任せればいい。
彼が上手いのか下手なのか、他の相手と同じことをしたことがないからわからないけれど…少なくとも不快ではない。
「んっ…んっ…くぅ……」
貫かれるたびに走る鈍い痛みは消えないが、時々それだけじゃない感覚がじわじわと身体の奥底から湧いてくる。
…なんだろう、これは。
そんな事を考えている間にも自分の呼吸に合わせて、サニーの動きが激しさを増していく。
「サニーサイド…っ…そんな、に…激しく…ああっ」
何も考えられなくなる。
我を忘れるほどの感情など、自分にはないと思っていた。
どんな時でも冷静でありたいと願っていたし、そう演じ続けてきた。
なのに、この感覚は何だろう。
理性も、感情も、全てが頭の中から消えて。身体に心が飲み込まれて、しまいそうな。
「や…あ、あ…ああっ!!」
無我夢中でサニーにしがみつく。瞼の裏の世界が白く、弾けた。 <>
private stage(完)<>sage<>2005/09/20(火) 16:32:17 ID:???<> 「お疲れ様、昴。少しはスッキリしたかい?」
「…はぁ…はぁ……まぁね」
起き上がるのも億劫で目だけをサニーに向けて答える。
「今夜はここに泊まっていくといい。その身体で歩いて帰るのも辛いだろうし」
「……有難い言葉に感謝するよ」
正直、こんなに疲れるものだとは思わなかった。
こんな身体を引き摺って帰るのかと内心思っていたところだったので素直に言葉に甘える事にする。
「キミの霊力が戻るように祈っているよ、昴」
サニーが僕の額に口付ける。
何故だかわからないが、それがまるで夢から覚めるような気がした。
…本当に効果があったのか、翌日に一人でこっそり行った戦闘訓練の結果は今までどおりの霊力値に戻っていた。
実戦でもそれは変わらなかった。
「本当に疲れていただけみたいね、安心したわ。昴」
ラチェットが言う。
「…どうだい?本当に効果があっただろう?」
サニーがこっそりと僕の耳元で囁く。
今思えば、霊力がおかしくなっていたのも大河に心を乱されていたせいなのかもしれない。
僕が大河によって変わった後も、再び霊力が乱れる事はなかった。
むしろ、彼によって霊力も更に高まった気さえする。
サニーの態度はあの後も全く変わらない。シアターのオーナーであり、華撃団の司令だ。
あれは夢だったのではなかったのかと思う。
でも、身体に残る感触は夢ではない。
…そしてまた僕は舞台に立つ。
一夜限りのprivate stage.
それとは別の心地よさを求めて。
「昴…一時はどうなるかと思ったけど、良かったわ。霊力が尽きたわけではなくて」
「確かに、キミも失って昴まで失うとなると星組としては『損失』だからなぁ」
闇の中で一組の男女が笑い合う。
「でも、まさか本当に効果があるとは思わなかったわ。むしろ、昴が応じるとは、ね」
「キミがそれを言うのかい?ボクを焚きつけたくせに」
「私は星組の為を思って言っただけよ。自分の経験に基づいたアドバイスにすぎないわ」
「怖い怖い。ボクはキミの手の上で転がされてる哀れなピエロだな」
「あら?霊力を失いつつある私を騙し騙し使っていたのは何処の誰だったかしら。そのお返しよ」
「はっはっはっ…酷いなぁ。ボクらは利害の一致した大切な同士じゃないか」
「そうね、紐育を守る為に…」
二つの影は一つになり、闇に溶けた。
END <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/20(火) 16:35:01 ID:???<> というような話。
焦らさなくてすまんw
時間がなかったので一気に書き上げたからなぁ。
その分エロがいまいちエロくなくてネタもありがちだけど。
ではこのスレにもたくさんの職人さんが降臨してくれることを祈って。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/20(火) 21:12:09 ID:???<> サニ昴キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
このスレのおかげですっかりこの2人の虜だ!
昴エロカワイイよ昴。
サニーとラチェの大人な雰囲気にも萌えた。
台詞回しがキャラらしくてイイなvvv
本当、このスレは神降臨率が高すぎる…!
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/20(火) 21:50:26 ID:???<> サニ昴の神様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
サニー×昴はいいなあ〜大神。
氏の処女昴は最高だな。乙でした! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/20(火) 23:53:10 ID:???<> えげつないくせに気遣うサニーいいなぁ。
こういうサニー大好きだ。
神GJ!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/22(木) 01:27:12 ID:???<> 杏里に賄賂を贈って
昴のスリーサイズ聞くとか、
わざと破けやすい衣装作ってもらうとかいいなぁ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/22(木) 21:38:31 ID:???<> 昴たんを舐めまわしたい…ハァハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/23(金) 00:57:05 ID:???<> 自分は昴に舐めまわされたいハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/23(金) 18:22:38 ID:???<> サニ昴良かった。職人さんGJ!
ところで前スレに埋めでダイ昴の続きを上げてくれてるから読んでないヤシいたら是非。
久々に新昴も期待。(自分じゃ書けねえよ) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/23(金) 20:56:37 ID:???<> >>30 >>31
真ん中をとってお互いに舐めあえばいいんだよ ハァハァハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/24(土) 00:13:21 ID:???<> おまww
それは6-9でry
新昴待ちと聞いたので俺がおずおずとダーク大河×昴凌辱を書いてみたいと思っているんだが
初めての小説故まだ話が支離滅裂で時間がかかりそうな上にしかもガイシュツで素晴らしい小説があったので激しく迷っている…
もし需要あるならがんばって籠もろうかと思ってるんだがいいだろうか…
かなり時間がかかりそうだが… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/24(土) 00:51:04 ID:???<> >>34
全然アリっていうか大歓迎
楽しみに待っているよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/24(土) 01:25:35 ID:???<> >>34
щ(゚Д゚щ)カモォォォン!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/24(土) 02:36:09 ID:???<> >>34
俺も待ってるぞ!ハアハア <>
名無しさん@ピンキー<><>2005/09/24(土) 09:07:59 ID:ckgVsl8a<> 前スレより下がってるからage
>34
ねちこくまってるぞ(*゚∀゚)=3
あと未完話の続きもな
せかしてはいないけど楽しみに待ってる奴もいるってことで
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/24(土) 10:23:15 ID:???<> >>34
鬼畜なのを一発お願いします <>
34<>sage<>2005/09/24(土) 12:27:13 ID:???<> >>35-39
ありがとう 皆に喜ばれるようなダーク新昴を投下できるよう頑張ってみる
じゃあ 他の職人さん達を待ち焦がれつつノシ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/24(土) 15:43:23 ID:???<> 溢れる妄想を書いてみた。
モグモグ……
「美味しいなあ、このソーセージ。絶妙に塩味が効いてるんだよね。
あ、昴さんも食べます?」
「…僕は、い、いらない……」
「そうですか、残念だなあ」
ズル、ズルウッ…
「…っ、おうっ…!」
「ほら、もっと力抜いて…でないと抜けないじゃないですか…」
ジュプウッ!
「ひうううっ!前だめっ!い、今おまんこいじっちゃ駄目えっ!!
クリ摘むのも駄目っ!ひっ!」
「だったら早く、お尻から残りのソーセージ出してくださいよ。
それとも、力ずくで一気に引っ張り出しますか?」
「そ、それも駄目…うひいっ!ひいっ!
出ちゃう、ソーセージ出ちゃうっ!お尻から内臓ごと引っ張られちゃううっっ!!ひーーっ!」
ムチュ、チュウウッッ……
「あ、出てきた。昴さんのアナルからソーセージがいっぱい出てきましたよ。
…うわ、凄いな……全部出た後も、ぽっかり大穴空いてる…」
「いっ、いやぁ…見ないでっ……そんなこと言わないでえっ…」
…モグモグ…
「ああ、美味しいなあ。昴さんの腸液で味付けされたソーセージ…」
ズブウッ!!
「おううううっっっ!??りょ両方なんてええっ!!ぐううっ!
ふっ、太いいっ!昴の穴、壊れちゃうよおっ!!」
「今度は、僕がこれを平らげる間に、この特大フランクフルトに味付けしてて下さいね」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/24(土) 19:44:28 ID:???<> 食べ物挿入好きだな。野菜とかもいいね。
昴に淫乱な台詞を言わせまくりたい(;´Д`)ハァハァ
>>40
頑張れ!楽しみにしてる <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/24(土) 20:56:57 ID:???<> >>41
ナイトメアさん?最近見ないからもう書いてくれないのかと思ったよ・・
ソーセージで尻責めとか新次郎の変態ぶりも健在で良かった(;´Д`)ハァハァ
また濃ゆい妄想期待してます
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/25(日) 00:21:39 ID:???<> >>29
それはあれか?
公演中に衣装が破けてエロエロな格好になるってことか?
それなら俺は一番高い席を公演中ずっと確保するぞ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/25(日) 00:24:50 ID:???<> 賄賂出すとカネがもったいないから、杏里を肉奴隷にしちゃえばいいじゃない。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/25(日) 00:40:08 ID:???<> >>45
お前頭いいな <>
ナイトメア<>sage<>2005/09/25(日) 01:00:30 ID:???<> >>43
やっぱわかるか。一発ネタのつもりで名無しで書いたんだが。
じゃ、バレたことだし続きでも投下。
「もうそろそろ味が染みてきたかな?」
グチュ、グチュ……
「んああっ、ひっ、ひうっ!
どど同時に出し入れするなあっ……おう、あおおおうっ…!」
「え、もっと激しく?…ふふ、ヘンタイの昴さんはこの程度じゃ満足できませんか…?」
「だから、そ、そのわざと間違った解釈するのをやめ……おおうっ!ううっ!
やっ、やめてえっ!僕っ、こ、壊れるうっ!狂っちゃうよおっ!!」
ジュプジュプジュプッ!
「おううううっ!凄いいーー!うーーーっ!!」
「ひねりも加えたほうがいいですね」
グリュウウウウッッ!
「ひーーっ!駄目だめえっ!それだめーーっ!!
死ぬ、あぐうっ、イキ死ぬうーーっ!!」
(小声で、テーブルの下に隠れて奉仕しているリカに)
「…凄いだろ……昴さん、まるで獣みたいだと思わない?」
チュプ、ペチュ……
「そんなの、わ、わかんねーよ……」
「きっとその内にリカにもわかるよ。なんたって
処女なのにこんなにフェラが上手いんだし」
「………」
…チュ、チュウッ…
「今度はイマラチオをさせてもらおうかな。やり方は知ってるよね?」
「り、りろんはしってる……け、けど…」
「いいから、お口開けて…そうそう、いくよ……」
…ジュポ、ジュポッ……
「口をすぼめて吸ったり、舌を絡めるのも忘れないで…」
「んっ、んぐうっ…はむっ……」
クニュッ…
「…?あれ、もしかしてリカ、僕の足でオナニーしてるのかな〜?
そんなに腰使って、下着越しに股間つま先でグリグリさせちゃって……」
「ちゅう、んぐ…んっ、はふっ……」
(聞こえてないフリしちゃって〜ほんと可愛いフェラ奴隷なんだからw) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/25(日) 02:54:42 ID:???<> >そんなの、わ、わかんねーよ……
どもってるリカに萌えた(;´Å`)ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/25(日) 10:17:37 ID:???<> >>48
ぶっ壊れてる昴エロス!
リカもかわいいなw
リカにフェラされてえ(;´Д`)ハァハァ
これで星組奴隷全員集合だな
次は乱交プレイ希望。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/25(日) 10:18:23 ID:???<> アンカー間違えた
>>47ね <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/25(日) 13:08:07 ID:???<> ここ毎日見にきてしまう。
神職人さんたちが大勢で嬉しい。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/25(日) 14:40:32 ID:???<> 溢れる妄想を俺も書いてみた。
昴の部屋に二人きり。
「昴は言った。大河になら、何をされてもいい・・・、と。」
昴がややうつむきながら誘うように言った。
「そんなこと言うと、本当に昴さんのこと困らせちゃいますよ」
すぐにムキになる大河の反応が、昴には愉快でならない。
「へぇ、それは興味深いな」
余裕の笑みで大河にそう返せば、
「全然本気にしてくれていないんですね」
少し悲しそうな大河の表情がうかがえる。
「さあ、どうだろうね」
わかっていてイジメてしまいたくなるのは、何故だろう。
そう思った次の瞬間、圧倒的な力で昴は大河に押し倒された。
「なっ・・・!」
「いくら昴さんだからって、あんまり遊びが過ぎれば僕も怒りますよ?」
耳元で、大河の甘い声がする。
「大、河・・・・」
「どうなっても知りませんからね」
力を入れようにも、押さえつけられてうまくいかない。
「それじゃ、たっぷり昴さんを堪能させて頂きます」
不敵に笑う大河が昴のタイをゆるめるのを見届けて、昴はゆっくりと目を閉じた。
意味不明スマソ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/25(日) 15:19:28 ID:???<> で、続き期待しちゃっていいのか?いいのか?ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>age<>2005/09/25(日) 21:24:34 ID:???<> >>47
バージンなのに口奴隷にされてるのか……
最 高 だ な ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/25(日) 23:18:05 ID:???<> >52
勿論続きを書くよな? <>
名無しさん@ピンキー<><>2005/09/26(月) 11:22:20 ID:aXYCZSFQ<> アマリージュさん、続きまってます
ずっと待ってます…
まさかあそこで終わりじゃ切なすぎる(⊃д⊂) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/26(月) 12:29:45 ID:???<> アマリージュさん俺も待ってる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/26(月) 12:31:03 ID:???<> 変態も純愛もありなこのスレすげえ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/26(月) 12:36:36 ID:???<> 自分も待ってますよ、アマリージュさん。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/26(月) 13:18:46 ID:???<> 俺も待ってる。
ところで前スレは圧縮くるまで放置しておくほうがいいのかな? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/26(月) 14:12:18 ID:???<> まだ完結してないのどれくらいあったっけ
エロイ人とラチェ昴と禁断の放課後とアマリージュぐらい?
どの作品も楽しみに待ってますぞハァハァ <>
続・52<>sage<>2005/09/26(月) 16:09:06 ID:???<> 目を閉じた暗闇の世界の中で、昴は唇に大河が触れるのを感じた。
ゆっくりと指でなぞられると、それだけで背筋がゾクリとあわ立つ。
大河が見えない分、行動の予測がある程度限られるせいで感度が高くなっているのだろうか。
「ん・・・」
指で触れられていたはずの場所に大河の唇が押し当てられ、そのまま舌先でツンツンと戯れのようにつつかれる。
拒否するつもりなどもちろんない昴の唇が大河の侵入を簡単に許すと、そのまま歯列をなぞられた。
「・・・・・・んぅっ」
熱をもった大河の舌が昴の口内をかきまわすようにうねり、まるで生き物のように動き回る。
これまでに大河としてきた何度かのキスとは違う、動物的なそれ。
けれどその貪られるようなキスがどこか気持ちいい。
昴の本能が、その快感を求めようとする。
「・・・・・・たい・・・・がっ」
合間に思わずその名を呼ぶと、自然と舌を差し出す形になって、そのまま大河の舌に巻き込まれ飲み込まれてゆく。
そのまましばらく互いの舌を絡め合いながら、そのねっとりとした感触に没頭した。
そしてそろそろ呼吸も限界を迎えたころ、
「どうです、僕が本気だってわかったでしょう?」
うっすらと昴がまぶたを開くと、どちらのものともわからない唾液でぬれた唇をぬぐいもせずに大河は黒く笑った。
「せっかくですから、もうちょっと楽しみましょうか」
大河が嬉しそうにそう言って、昴の服に手をかけた。
しかし、ボタンをはずすその手がわずかに震えていることに昴は気付いて悪戯に指摘する。
「大河、手が震えているようだが。・・・・・・緊張しているのか?」
この期におよんでまだこんな口がたたけるのかと、自分自身に驚きながら昴は大河を見上げる。
「・・・武者震いに決まってるじゃないですか」
言葉とは裏腹に少しスネてしまったのだろうか、大河の手つきが早くなる。
けれど、結局は主導権を握っているからなのだろう、すぐに大河はいつになく自信に満ちた表情へと戻った。
「余裕を見せていられるのも、きっと今のうちですよ?」
スゥッと外気に腹が触れるのを感じて、前がすべてはだけさせられたのだと知った。
急に、羞恥心が、芽生える。
顔が上気して一気に染まるのがわかった。
瞬間的に胸を隠そうとした手をタッチの差で大河にさえぎられ、再び自由を奪われる。
「可愛い鳴き声、聴かせて下さいね」
昴の両の手の自由を奪ったまま、大河はまた耳元に口を寄せ、甘く低い声でささやいた。
体の芯がうずくようなその声に抵抗の意思が弱くなる。
大河に触れられたいという好奇心が、先ほど生まれた羞恥心を凌ごうとする。
それが、表面的にも現れたのだろう。
昴の体の力が抜けたのを見た大河は拘束していた手を開放すると、自らは昴の胸へと手を忍ばせた。
(昴は、本当に何をされてもかまわないよ・・・・大河。君になら、ね)
再び目を閉じ、昴はこれで本当に最後の覚悟だと、そう自分と約束をした。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/26(月) 16:37:54 ID:???<> 完結してないやつどれも待ち遠しい
楽しみにしてるから戻ってきてくれ、神たち!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/26(月) 23:33:01 ID:???<> >62
GJ!!
昴かわいいよ昴。
なんだかんだ言って初々しい二人だな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/27(火) 04:33:29 ID:???<> すいませんラチェ昴放置してる者です。
活動写真と時系列が被る部分を書いてたら、どうにも
オフィシャルと矛盾する点が出てきてしまって
路線変更せざるを得なくなり、難航中
続き出来たらまた投下にきます
前に投下した時にコメントくれた皆さんありがとう <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/27(火) 05:04:00 ID:???<> 続き物も篭ってる人の作品もみんな楽しみに待ってる。
どうしても書けないときってあると思うから(自分にもあるから)
またーりと神の作品を待ちつつ。待つのも楽しいし。
それまでの前菜代わりにもならないがこっそりと新昴話を投下。
…好きだけど、難しいなぁ新昴。
自分の「こうだったらいいなー」萌えポイントを詰め込んだら
多分ラブラブな話になった…と思うんだが拙くてスマソ。
一応前スレの504-507の後日談ぽい感じだけど単体でも読めるかと。
注意点
・風邪を引いた昴を看病したら逆に風邪を引いて看病される新次郎の話
・昴たんの性別は女の子で
・合わなかったらスルーお願いします
では、拙い話だけど少しでも楽しんでくれる事を祈って。 <>
新次郎×昴(1)<>sage<>2005/09/27(火) 05:06:20 ID:???<> 「昴さん、ごめんなさい…今度はぼくが風邪引いてしまって」
申し訳なさそうに、大河が呟く。
昨日とは反対に、今日は僕が大河の部屋へ来ていた。
大河は平気だと言い張ったが、そんな彼を放っておくわけにはいかない。
「気にするな…大河。今度は君の代わりに僕が看病するよ」
そう言うと彼が嬉しそうに目を輝かせる。
「本当ですか!?えへへ…昴さんに看病して貰えるならずっと風邪でもいいかも」
「…馬鹿」
こつん、と彼の額を小突く。
「そんな事を言ってないで早く治せ…治ったら一緒に出かけよう」
「そうですね…えへへ」
ふと、気になって彼の額に自分の額を重ねる。
「わひゃあ!?昴さん、何を…」
「……思ったより熱が高いな」
「今、ちょっと上がった気がします」
ぽつりと大河が呟く。
「え?」
「い、いえ。なんでもありません」
「変な大河だな。何か僕にして欲しいことはあるかい?」
「………いえ、傍に居てくれるだけで嬉しいです」
何だ、今の間は。
「大河?」
彼の様子がおかしい。
目が彷徨っている。
首を傾げながら彼の足元に目を向けてその理由に気付いた。
布団が一部分だけ盛り上がっている。
「……」
「あ、あはは…。昴さんの髪っていい匂いだなぁと思ったらつい」
大河が申し訳なさそうに笑う。
「全く…君って奴は…」
「うう…すいません」
呆れたようにため息をついた僕を見て彼が小さく縮こまる。
「でも、昴さんに風邪をうつすわけにはいきませんから…そのうち治まりますよ」
…という大河の言葉とは裏腹に5分経っても10分経っても治まる様子はなかった。
「………」
「す、すいません…」
僕の視線に居た堪れなくなったのか、大河はそう言ってもぞもぞと布団から出ようとする。
「待て、何処へ行く」
「ちょっとトイレに…」
消えそうな声でそう言う大河の肩を掴む。
……やれやれ。
「仕方ないな…」
「え?」
首を傾げる彼をベッドに寝かせると寝間着代わりの浴衣の間から未だに治まる気配のない彼の分身を取り出す。
「す、昴さん…!」
「今日だけだよ」
驚く大河を尻目におずおずとそれに舌を這わせる。
本当は、こういう行為はあんまり好きじゃないし得意じゃない。
一応彼に請われて何度かしたことはあるが、いまいち勝手がわからないし何より口に含むにはちょっと大きい。
彼が昇りつめる前に僕の顎の方が疲れる。
「いいですよ…そんな…」
「君も知ってると思うけど…僕はあまり上手くないから…君が自分でした方が早いのかもしれないが」
ちらりと大河を見る。
「同じ部屋の中で自分のあられもない姿を想像をされるよりはいい」
「!!」
僕の言葉の意味を理解してか、彼は乾いた笑みを浮かべた。
「あはは…やっぱりばれてました?」
「僕にだってそれくらいはわかるよ」 <>
新次郎×昴(2)<>sage<>2005/09/27(火) 05:09:58 ID:???<> そこで言葉を切って行為に没頭する。
言葉を交わしながら出来るほど器用じゃない。
戦闘でも、舞台でも、これほど悩んだ事はないのに。
自分がどうすれば目の前の男をいかせられるだろうか、なんて考える日が来るとは思ってもいなかった。
でもいい。
彼は『特別』だから。
大河が喜ぶことなら、してあげたいと思う自分はやはり彼に惚れているのだろうか。
「…昴さん…」
大河の指が、優しく僕の髪を撫でる。
裏側をなぞるように舐めあげ、舌先で刺激すると一応それなりに気持ちいいらしい。
時折、呻くような声が大河の喉から漏れる。
一通り舐めて、毎度ながら躊躇うが先の部分を口に含む。
「ぅ……昴さん」
幹は太くて硬いのにこの部分だけは柔らかいのは何故だろうなどと思いつつ舌を絡みつかせる。
舌全体でゆっくり大きく舐めたり舌先を丸めて小刻みに舐めたり。
呼吸が出来なくならない程度に根元の方まで含むと彼の指が一瞬止まる。
やはりそうされると気持ちいいのか…と考えながらもすぐに先端が喉に詰まって引き抜く。
その際に蜘蛛の糸のように口の端から垂れる一本の筋は僕の唾液だけではないらしい。
少しだけ口の中が苦い。
この味も好きになれなかった。大河のだから我慢しているけれど。
そうしてどれくらい経ったのか。
…例によって顎が痛くなるほど続けたが、やはり彼が達する事はなかった。
「ごめん…大河。もう限界だ」
根をあげたのは僕の方だった。
「いえ、ありがとうございます昴さん。あまり好きじゃないって言ってたのに…してくれて」
大河が、はにかみながら僕に微笑む。
「僕にはこういう才能はないのかもしれないな…」
ふぅ、とため息をつく。
情けない。
「そんなことないですよ。昴さん、少しずつ上手くなってますし」
それに、と大河はふらふらと上体を起こして僕を抱きしめる。
「昴さんの中の方が…何百倍も気持ちいいです」
「…!」
頬がかぁっと熱くなるのが自分でもわかった。
「た、大河…」
「昴さん…ぼく、我慢出来そうにありません。昴さんの中に……挿れたい」
熱っぽく囁く声が僕の心に響く。
頭の中では彼は病人だとわかっていても、大河にお願いされると断りきれないのも惚れた弱みか。
身体を離し彼の目を見ると、いつものように真っ直ぐな視線に射抜かれた。
「……いいよ」
「昴さん…」
ついばむように口付けを交わすと彼の手がもどかしそうに僕を服にかかる。
ネクタイを解かれ、スーツとシャツのボタンを外されると、まさぐるようにして大河の熱い手が僕の胸に触れた。
「んっ…」
手の平全体が薄い胸を撫で、指先で突起を刺激される。
「昴さん…もう起ってる。昴さんも…少しはしたいと思ってました?」
「さぁ…どうだろうね…」
はぐらかしながら彼の浴衣の帯を解く。
「…教えてくれないんですか。じゃあ、昴さんの身体に聞いてみますね」
「…っ。たい、が…」
ズボンの裾から彼の指が入ってくる。
指先が、そっと僕の恥部に触れた。
「やっぱり……濡れてる」
「馬鹿…そういうことは思っても口に出すな…」
自分でもうっすら気付いてはいたが、いざ言われると恥ずかしくなって大河の肩に頭を埋める。
「…なんでですか?昴さん、こうされたくて仕方ないんでしょう…」
彼の指が僕から滴る愛液を纏い僕の中に侵入すると、内部を擦られた。
「あっ…うっ…!」
「中も凄いどろどろですよ…ああ、早く挿れたいな…」
「んんっ…大河…」 <>
新次郎×昴(3)<>sage<>2005/09/27(火) 05:11:27 ID:???<> 「…いつもみたいに『新次郎』って呼んでくれないんですか?」
大河がちょっと拗ねたように口を尖らせる。
ちょっと乱暴に、指でも抗議をされて反射的に身体が仰け反った。
「はぁっ…!しん、じろう…」
紐育に平和が戻ってから。
彼の呼び名を『大河』から『新次郎』に変えていた時期もあったのだが。
今は『こういう時』だけ呼んでいる。
ちょっと、特別な気がして。
「えへへ…他の誰に呼んでもらうよりやっぱり昴さんに言われるのが一番嬉しいです。昴さん…大好き…」
お礼にもっと昴さんを悦ばしてあげますね、と彼の指が二本に増えて更に激しく僕の中を掻き回す。
「あっ…あっ!…ああ…っ」
抜き差しされる度に震えで腰が砕けそうになり、新次郎の肩を掴んで崩れそうな自分の身体を支える。
室内に響く淫らな水音に恥ずかしさと共に興奮を駆り立てられた。
「ああ……新次郎…気持ちいい…もっと…もっと…」
無意識に声が漏れる。
はしたないと思いながらも。
だが、ふと彼の指が止まる。
「新次郎…?」
問いかける自分はさぞ切なげな瞳をしているのだろう。
彼は僕を安心させるようにいつもの穏やかな微笑みを浮かべた。
「いいですよ、でも脱がせないと服がべとべとになっちゃいますよ…」
「……それは嫌だ」
彼が笑って僕の身体を覆っていた服を一つ残らず取り去る。
新次郎も既にはだけた浴衣を脱ぎ、お互いに生まれたままの姿になって抱き合う。
風邪のせいか、彼の身体は既に汗だくだったがそんなのも気にならないほど安心する。
心が満たされる。
「……ひぁっ!…ん…ぁっ…」
しばし抱き合うと新次郎の身体が離れ、舌や指が再び僕の胸や秘所を愛撫してくる。
「あ、あっ…しんじろ…っ…」
言葉に出来ない感覚がせりあがってきて、僕の全身を伝う。
嗚呼、あとちょっと。
あとちょっとで。
そう思った瞬間に指が引き抜かれ、代わりに新次郎自身が僕の中を満たした。
「ああっ…はあぁぁぁぁっ!!」
予想していなかった急の刺激に自分でも抑えきれない高い声が喉から漏れ、全身が痙攣して快感が行き渡る。
やがて、くたりと力が抜けた。
「昴さん…イきました?」
「…はぁっ…はぁ…はぁっ…」
息苦しくて言葉にならない代わりにこくりと頷く。
「挿れただけでイクなんて、昴さんも敏感になりましたね…」
彼が嬉しそうに言う。
「…はぁ…誰の、せいだ…」
新次郎を睨みつける。
「えへへ…ぼくのせいですけど」
最初からこうだったわけではない。
むしろ、最初は気持ちよいどころではなかった。
一番初めの時はやはり痛かったし、全然気持ちよいとも思わなかった。
新次郎も初めてだったのでお互い何が何やら状態で気がついたら新次郎が達していた。
「…すいません、昴さんは、気持ち良くなかったですよね?」
痛みを堪えるのに精一杯の僕に彼が申し訳なさそうに言う。
「気にしないでいいよ。僕も初めてだったし」
そうは言ったのものの、二度目もやはり気持ち良いとは思わなかった。
だが新次郎が気持ち良さそうなのは見てわかったので、それでいいと思っていた。
元々、絶頂に達するとかそういうことにさしたる関心はあまりない。
満たされるのは身体より心。彼と一つになっているという気分だけで満足だった。
けれど、新次郎は違ったらしい。
三度目の時に、彼は熱い思いを込めてこう言った。
「昴さんが気持ちよくなれるように…ぼく、頑張ります!」
そして彼の『僕をイかせる為の努力と特訓』が始まった。 <>
新次郎×昴(4)<>sage<>2005/09/27(火) 05:13:22 ID:???<> 「昴さん、どんな感じです?」
彼が自分の腰を円を描くように回しながら言う。
「…どうと言われても…何だか変な感じとしか…」
「うーん…じゃあこれは?」
すぅっと引き抜かれ、入り口をゆっくりと擦られる。
「んっ…なんだか、くすぐったい…」
「気持ち良い、じゃなくてくすぐったいかぁ…ううん。じゃあこれはどうです?」
新次郎の思考錯誤は続く。
「ちょっ…新次郎!何を…」
ひょいと片足を高く掲げられ、横から挿入される。
「…ちょっと角度が違ったら気持ちよくなるかなと思って」
「馬鹿!…やっぱり、何か変な感じ…」
「…うーん…」
そんなことを繰り返して何度か経った頃、いつものように新次郎が動いているうちに『いつもとは違う何か』を感じた。
「……んっ…!」
「昴さん!」
僕の発する声の違いに新次郎も気付いたらしい。
「ここですか?」
「あっ…や…やだ、新次郎…」
鳥肌が立つような感覚に全身が震える。
「嫌がる昴さんも可愛いなぁ…もっと、嫌がってみてください」
「ば、か…ああっ…ん、ん、んっ……」
一箇所を執拗に責められて脳の芯が痺れる。
今まで感じた事のない何かが、身体の中で蠢くような。
「いや…っ…だめっ…しんじ、ろ……もうっ…!」
耐え切れない、と思った瞬間目を瞑って彼の腕をぎゅっと掴む。
蕩けるような感覚が、僕の隅々までを支配した瞬間だった。
「昴さん…イったんですね……」
その後はしばらく動くどころか息を整えるのも大変だった僕をあやすように撫でながら新次郎が呟く。
何故か僕よりも新次郎の方が嬉しそうだった。
「…そうみたいだ…」
「えへへ…頑張った甲斐がありました」
「…何で君はそんなに嬉しそうなんだい?」
思わず疑問が口をついて出る。
「だって、自分の好きな人には気持ち良くなって欲しいじゃないですか」
それに、と彼は言う。
「どうせなら昴さんと一緒にイきたいです…」
「馬鹿……何言ってるんだ」
「えへへ、これからも頑張りましょうね!昴さん」
僕に微笑みかける新次郎にため息をつくと、彼はこんな事を聞いてきた。
「ところで…イクってどんな感じです?昴さんには」
「……そうだね…」
何とも表現しようのないが、新次郎が目を輝かせて聞いてくるのでしばし考えてこう答えた。
「目の前で星が弾けるような感じ、かな」
「少しは落ち着きました?昴さん」
「うん…なんとか」
新次郎が笑う。
「じゃあ、もう動いても平気ですね。昴さん、イった瞬間凄く締め付けてきたから…ぼくもイっちゃうかと思いました」
「だから、そういうことは口に出すなと……ん、あぁっ…!」
言うなり動き出す新次郎に、息も理性も奪われる。
「昴さんの中…ぐちょぐちょで…なんか、入ってる気がしないです……」
「…ん、くぅ…僕も……よく…わからな…あっ…」
二人の汗で全身べとべとで、まるで本当に一つになってしまったみたいに。
ああ、溶けてしまいそう。
けれど、身体を揺すられる度に頭から足先まで新次郎の存在を感じる。
「……っ、…しん…じ……ろっ…あっ…あぁっ」
苦しいほどの快感で、彼の名前を呼ぶことすらままならない。
おかしくなりそう。 <>
新次郎×昴(5)<>sage<>2005/09/27(火) 05:15:16 ID:???<> 「昴さん…大好き…」
新次郎の舌が息を求めて喘ぐ僕の舌に絡まる。
「…はっ…し…んじろぉ……」
助けを求めるように舌を差し出したのに、唇ごと吸い付かれて頭がくらりとした。
「んっ…んんっ……はぁ…っ」
息苦しさにもがこうとしても新次郎は許してくれない。
抽挿を繰り返したままの深い口付けに意識すら遠のいてきた。
「昴さん…好きです、大好きです…昴さん」
彼は行為の最中、何度も僕に向かって『好き』と言う。
それはとても嬉しいけど、ちょっとくすぐったくて。
僕も言った方がいいんだろうなと思いつつ何だか恥ずかしくて言えない。
だから、その代わりに彼の首に腕を回して抱きしめる。
言葉に表せない気持ちを、伝えたくて。
思いは新次郎にも伝わるらしい。
嬉しそうに微笑む彼の顔はどんな新次郎の表情よりも魅惑的に、僕の心を溶かす。
溶けてしまいたい。
「ん…くぅっ!……しん、じろう…」
「昴さん…ぼく、もう…」
新次郎が眉間に眉を寄せて堪えながらそう呟く。
「新次郎……僕も…っ…だから、手…握って……」
彼に向かって手を伸ばすと、見た目よりも力強い手が僕の手を握り指が絡められた。
「あぁ…新次郎…はぅっ……あ、うっ…んっ」
その手をしっかりと握り返すと安心する。
「ああっ…新次郎っ……!!」
昴さん、と彼の囁くような声と強く握りしめる指を感じながら、全ての感覚が溶けて、流された。
お互いにぐったりとした身体で横たわり、息を整える。
くしゅん、とクシャミをする新次郎の声で我に帰った。
すっかり忘れていたが彼は、病人だ。
「新次郎!風邪は…」
「えへへ…大丈夫ですよ。汗をかいたせいか、なんかすっきりしました」
「馬鹿!早くシャワーを浴びて横になれ」
「昴さんも一緒に浴びましょうよ」
「仕方ないな…」
彼と共に汗を流すと彼をベッドに寝かせる。
「ごめんなさい、昴さん。昴さんに風邪がうつってないといいんですけど…」
「僕は平気だよ。だから、早く君の風邪を治してくれ」
元々は僕の風邪なのに、僕を気遣う新次郎に微笑みかけると彼の指が僕の指をぎゅっと掴んだ。
「昴さん……今日は、せっかくのお休みだったのにごめんなさい…治したら、一緒に出かけましょうね…」
そう言うと、新次郎の目が閉じられる。
「…おやすみ、新次郎。約束だよ」
彼の頬にキスをすると彼の横に頭を置く。
流石に眠い。
ちょっとだけ自分も眠ろうと思ったまま。
…気がついたら翌日だった。 <>
新次郎×昴(完)<>sage<>2005/09/27(火) 05:16:45 ID:???<> 二人のキャメラトロンから鳴り響くシアターからの呼び出しで二人揃って目を覚ます。
「…新次郎!」
「昴さん!」
信長を倒し、紐育が平和になったからといって悪念鬼が出なくなったわけではない。
「僕は先に行く。…体調は大丈夫か?大河」
慌てて身支度を整えながら彼の方を見ると、彼も着替えながら僕に微笑む。
「はい、大丈夫です。先に行ってください。ぼくもすぐ行きます」
シアターには僕が先につき、遅れて大河もやってくる。
「全員揃ったようだね。じゃあ、状況を説明しようか」
サニーの説明が終わり、出撃準備に椅子から立ち上がると小指に何かが触れた。
「…!」
一瞬驚いたが、答えの代わりにその小指に自分の小指を絡めて、まるで指きりのように一瞬ぎゅっと握ると離す。
目を向けなくても誰だかわかる。
こんな時だというのに、昨日の事を思い出し頬が赤くなった。
「紐育華撃団・星組、出撃です!」
その台詞も大分板についてきた彼に向かって微笑みかける。
(ずっと一緒だ…約束だよ、新次郎)
君がいる。
それだけで、僕はもっと強くなれる。
君は僕のポーラースター。
END <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/27(火) 05:20:07 ID:???<> こんな感じで新昴のラブラブエロに見えるだろうか…?
新昴のまともなエロって初めて書いたんで見えなかったらごめん。
どうしてもここの職人さん達の素晴らしい作品を見てると
なんかちょっと違う気もするが。
読んでくれて有難う、お目汚し失礼。
では、神々の作品を待ちつつ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/27(火) 10:14:27 ID:???<> 新昴大好物な自分がきましたよ。GJ!GJ!!
最近飢えてたので満たされたよ。ありがとう! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/27(火) 12:31:54 ID:???<> G!J!やっぱりラブい新昴イイな!
看病Hいいな!(´д`;)ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/27(火) 13:11:53 ID:???<> 新昴キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
ラブラブで甘々ですっげぇ(・∀・)イイ 。
情景が思い浮かべられるような文で読んでいて引き込まれるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/27(火) 18:33:46 ID:???<> >65
攻めなラチェたん好きなんで
マッターリとお待ちしておりますぞ
>73
甘々でエロ可愛いなマジGJ!!
昴たんに看病されてえええええーハァハァ <>
52=62<>sage<>2005/09/27(火) 20:56:04 ID:???0<> >64
トンクス。。
単なる妄想から派生したから注意書きも何もなくてぐだぐだで悪いな。
次回また書くなら形式踏むように気をつける。
>73
GJ!新昴めちゃイイ!!
新昴のラブラブエロにしか見えん。
今日からおまいも神だとオモ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 04:39:32 ID:???<> 看病Hイイ!ラブラブ新昴ハァハァ
<>
名無しさん@ピンキー<><>2005/09/28(水) 08:36:43 ID:plAGp7BO<> あれ?このスレってエロパロになかったっけ?
気のせい? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 10:28:00 ID:???<> しまったぁぁ、読んじまった!
エロ苦手なのに読んじまった。
>>73
グッジョブだ。
苦手な自分に読ませるとは大したもんだ。
それだけ文章が上手いし話にも引き込まれるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 13:56:17 ID:???<> >80
あっちはサクラ全般だとオモ。 <>
ナイトメア<>sage<>2005/09/28(水) 14:54:29 ID:???<> エロパロの鬼畜陵辱スレに投下しといた。
スカ分入ってるのでここには落とせないと判断したためであります。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 16:56:35 ID:???<> >>83
鬼畜神GJ!!
甘々から鬼畜までバリェーション豊かな職人ばかりで
ほんとここは楽園だぜフゥーハハァー <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 18:49:28 ID:???<> 何が苦手とかわざわざ書かなくていいよ。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 19:43:31 ID:???<> エロスレでエロ苦手とか言われてもハァ?って感じだな
>>83
スカスキーなんでおいしく読ませて頂きましたよ
氏はほんとこのスレに貴重な鬼畜神ですよGJ!
もう大河にされるがままの変態昴たんハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 21:01:56 ID:???<> 気分害したのならすまん。
でも好きでも苦手ってあるじゃん。
エビ好きなのに食べるとアレルギーとかな。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 22:41:17 ID:???<> ここってスカ駄目だったの? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 23:10:09 ID:???<> >>88
スカだと特殊な部類に入っちゃうからナイトメア氏が配慮してくれたんじゃないか?
個人的には純愛から陵辱まで何でもアリだけど。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 23:10:54 ID:???<> 多分SMぐらいが限度だと思う。
でも、露骨にウンコ出さなければギリギリOKでは。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 23:15:29 ID:???<> ナイトメア氏は気の利いたスカキングなんだな。
さっきもエロパロの女装スカスレに投下してたし。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/28(水) 23:40:03 ID:???<> 67-72の人ってホムペで新昴とか昴サニとか書いてたりする?
さっき全く同じ小説をホムペで見つけたんだが…(;゚д゚) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/29(木) 00:00:01 ID:???<> 他の職人さんも自サイトで載せてることあるだろ。
別に特別なことじゃない。
書き手としてはそのこと言われたくないんじゃないのか? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/29(木) 00:52:04 ID:???<> >>92
んな事いちいちココで報告されるのは
書き手さんにとって迷惑だろ、空気嫁や <>
72 ◆ozOtJW9BFA <>sage<>2005/09/29(木) 01:17:26 ID:???<> >92
まぁ…いつかは言われるかなと覚悟はしていたが
出来れば晒して欲しくなかったのが正直な所だが名前が上がったので。
昴たんと関係ない書き込みでスマソ。
無断転載するような奇特な人間が居なければそれは俺のサイトです。
ただ、今度からそういう事は言わないようにしような。
他の人が言ってるように他の職人さんも自サイトに載せてるから。
というわけで申し訳ないのだが、事情が事情なので
しばらくこちらへの投下は自粛させて頂きます。
俺はこのスレを自分のサイト代わりにする気はないし
ここに投下していたのはここが好きで住人さんと職人さんから貰った
萌えに対する恩返しみたいなものだったので。
サイトの宣伝みたいに思った人が居たら申し訳なかったな。
感想をくれた人たちありがとう。
これからはマターリと名無しとして楽しませてもらうよ。
では以下、いつもの昴たん萌えスレ↓ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/29(木) 01:41:12 ID:???<> 別に投下自粛することはないんじゃないか?
サイト名がばれたわけでもなし。
自分も自サイト持ってSS書いていて、
スレ(ここじゃないけど)に投下したりするけど
自サイトとはまた違った感想が聞けて嬉しかったりする。
(つかうちのサイトはマイナーなので感想が来ないだけってのは
言っちゃいけないお約束)
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/29(木) 01:56:21 ID:???<> >95
自粛の必要はないとは思うんだが。
無粋なのは無視しなされ。
昴もそう言うと思うよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/29(木) 02:01:17 ID:???<> 92は一体何が言いたいんだ、まあ空気読めない奴だな
ココで投下した作品を自サイトに載せるのは
別に普通の事だから自粛する必要はない思いますよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/29(木) 04:52:15 ID:???<> 職人の身元に気付いてもそっとしておくのがマナー
身バレ覚悟とは言え、実際に指摘されると作品を投下し辛くなるから <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/29(木) 11:15:00 ID:???<> >>92はサイトにここと同じのが載ってたから
こちらから転載されたのか
それともサイトから転載したものか気になったので
サイトの有無を聞いたのかもしれん。
あまりありえんことだが他人様のSSを無断で貼るヤツも
いなくもがなだし。
>>72氏気にするな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/29(木) 14:28:49 ID:???<> 93だが、
そもそも漏れが喧嘩腰で書きこんだせいで
スレの雰囲気悪くしてしまったようだな・・・・ orz
悪かったよ。
100の指摘も一理あるし、
ここは叩き板じゃないからこの話題はここらへんで終わりにしないか?
72本人もそれを望んでるわけだしな。
つーわけで、以下いつもの昴たん萌えスレvv↓↓ <>
空気嫁無い奴漏れ<>sage<>2005/09/29(木) 23:42:26 ID:???<> こんな重い空気で言うのも何だが言わせてもらう
昴萌え━━━━━━≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!
結婚してくれ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━!! <>
同じく嫁無い奴<>sage<>2005/09/30(金) 00:03:58 ID:???<> 昴タンの下僕でもいい…ハァハァ
夜は下克じょ(ry <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/30(金) 00:21:30 ID:???<> 昴タンのオマンコにティムポ突っ込みたい(;´Д`)ハアハア <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/30(金) 00:49:19 ID:???<> 筆おろしなんでいろいろアレなんだが、新昴投下しに参上つかまつり。
エロ小説って難しいいんだな。
ここの職人マジすげえと思った。
注意点
・昴は女
・新昴だけど昴視点
・筆おろしなんで読みづらいと思われ
暇つぶしくらいにはなるだろ、くらいのノリで読んでくれ。 <>
新昴・1<>sage<>2005/09/30(金) 00:52:25 ID:???<> 「昴さん、僕とのセックス楽しんでくれてますか?」
ある日、僕の部屋のソファでくつろいでいた大河が大真面目な顔でそんなことを言うものだから
僕はどうしたものかと頭を悩ませた。
「・・・・・・」
真昼間から何だってそんなことを訊かれなければならないのか。
しかも自分からそんなこと言うなんてどうかしている。
自信がないならもっと別の方法でそれを探るくらいのことをしてもいいはずだろう?
「・・・昴さん聞いてます?」
大河が少し不安げな表情で僕の顔を覗き込んできた。
そんな顔をするのはズルいと思う。
大河がそんな顔をしたのでは、許してしまいたくなるじゃないか。
「聞いているよ、ただ何て答えようか考えていたのさ」
「それってやっぱり・・・・」
大河はますます落ち込んだ様子になる。
まったく世話が焼けるな、と思いながらもそんな大河の態度が愛しくもあった。
「馬鹿、そうじゃない」
「え?」
「昴は言った。・・・そんなこと、堂々と訊くものではない、と」
呆れ顔でそう言ってやれば、ようやく自分の大胆すぎる行動に気が付いたのか、大河は顔を赤くした。
鈍感以前の問題だ、と僕は思う。
「す、すみません・・・!つい」
「まったく、君ってやつは」
僕の隣に座っていったい何を考えていたんだ。
まさか暗に誘っているとでも?・・・いや、大河に限ってそんなことはないか。 <>
新昴・2<>sage<>2005/09/30(金) 00:54:03 ID:???<> けれど、ここでもう一度大河の質問を思い返してみた。
セックスを楽しんでいるか、・・・・・・か。
「どうしてそんなことを訊くんだい?」
途切れたままだった会話の糸を再び僕はつないだ。
すると一転してうつむいていた顔を大河は嬉しそうにこちらに向けた。
「あれ?昴さん答えてくれるんですか」
「大河、その前に僕の質問に答えろ」
すみませんと大河は言いながら、少し遠くを見るようにして言いにくそうにする。
話題が話題なだけに、そう簡単には説明できないのか。
「僕が楽しんでいない、と思ったということだろう?」
「え・・・まあ、その・・・そうなんですけれど」
自分から振った話題なのに、言いよどんでどうするんだと思いながらも、
仕方がないので大河が答えやすいよう誘導してやることにした。
「つまり、君は僕が楽しんでいるようには見えないわけか」
「・・・実際はどうなんですか?」
「さあ、どうだろうね」
大河がなんで僕をそんな風に見ているのか教えてくれたら僕も答えることにするよ、と微笑んでみせる。
手の内はそう簡単に見せることはできない。特に大河、君にはね。
君がどんな反応を示してくれるのか、とても興味深いから。
「じゃあ、言っちゃいますけど・・・」
「ああ」
「昴さんて、最中でもあんまり感情を表に出さないじゃないですか。
なんだかすごく淡々としてるような気がして・・・
もちろん感じてくれてるのはわかるんですけれど、もっとこう・・・」
そういうことか。
ずいぶんなことを言ってくれるな、と僕は思った。
つまり大河はもっと僕に感情を露わにして欲しい、ということか。
・・・・・・そんなこと、簡単にできるのなら苦労はしない。
今の僕は以前と比べればかなり感情を表現するようになったと自分でも思っている。
それはもちろん大河による革命のおかげだ。
そのうえ、大河と夜を共に過ごすときの僕は普段に増して感情をそのまま出してしまっている。
僕からしてみれば、大河にしか見せていない僕は相当感情的だと思っていたのに。
「物足りない、と言いたいんだね。大河は」
「え、そんな・・・! 不満だって言ってるんじゃないんです!!」
「いいよ、わかっているから」
「昴さん・・・」
でもまあ大河は大河なりに悩んでいたということか。
さしずめ、僕がそういう態度でいるのは大河自身に問題があるのかもしれないと感じていたんだろう。
・・・・・・やはり君は可愛い男だな。大河新次郎。
「それじゃ、試してみるかい?」
「え?」
「僕が楽しんでいるのかいないのか」
本当は明るい時間にそんなことをするのはどうかと思うけれど、たまにはいいかもしれない。
「もし君が、僕が楽しんでいないと感じているのなら、僕を楽しませてくれ」
「す、昴さん!!」
「いいだろう?・・・新次郎」
もう、これ以上言葉は必要ない。
僕は大河のアゴに手をかけて、ゆっくりとついばむようにキスを落とした。 <>
新昴・3<>sage<>2005/09/30(金) 00:55:33 ID:???<> 確かに淡々としていなかったか、と問われればそうだったのかもしれない。
どうしても羞恥が先に立って最後の殻を破れないような感覚はあった。
それにそもそも、僕はそんなに感情を表現する術を知らない。
何て言えばいいのか。
どんな顔をすればいいのか。
どんな風に触れればいいのか。
どうすればこの想いを相手に伝えられるのか。
僕にはわからない。
慣れていないから、上手くできないんだ。
「んぅ・・・・・・はぁっ」
胸を揉まれてその頂点を吸われるたび、甘い刺激に溺れる。
なんでこんなに、
「あぁっ・・・しんじ、ろう・・・・やぁっ」
新次郎に伝えたい。
どうやって?
もっと、僕の感じていることを伝えたい。
「ソコッ・・・ん・・・・・・気持ち、いぃ」
不意に出た言葉に自分で驚く。
気持ちいい、と昴はそう言ったのか。
こんなふうに乱されて、あられもない姿をさらして、それでも気持ちいいとそう口走ったのか。
けれど。
けれど本当にその通りだった。
気持ちいい。
もっと、もっと新次郎に触れてほしい。
与えてほしい。 <>
新昴・4<>sage<>2005/09/30(金) 00:56:23 ID:???<> 「新次郎・・・・・・んぁ・・・もっと・・・」
「昴さん?」
「もっと、・・・・さわって、」
夢中で新次郎の手をとって、あまり力の入らない手で彼を僕の下半身へと導いた。
触れて、欲しかった。
僕をもっと乱して欲しかった。
「もちろん、いいですよ」
大河が嬉しそうにそう言って、僕の秘部へ指を滑らせる。
濡れ始めていたそこを新次郎に執拗になで上げられて、
中途半端な刺激が僕を次第に狂わせていく。
「焦らすな・・・新次郎っ・・・・・・ひぁっ!」
指がナカに入ってくるのを感じて、突如として襲ってきた快感の波に飲まれていく。
「んぁっ・・・・だめ・・・ああっ」
翻弄されるままに声を荒げて僕は大河に必死で伝えようとした。
僕は今、君に狂わされて愛されてとてもとても気持ちがいい、と。
そのとき不意に、甘い甘い快楽の中で、けれどほんの少しの物足りなさを感じた。
もっと満たされたい。
つながりたい。
「新次郎・・・・・・・挿れ、て・・・?」
自らねだる日がくるなんて、これまで思っても見なかった。
それでも今の僕は、新次郎に満たされたくて、新次郎が欲しくて、仕方がなかった。
「く・・・・ぁん・・しん・・じ・・ろ・・・・・・」
今までに感じたことのないような興奮と快感が訪れたことだけは、
確かに感じたはずだった。
<>
新昴・終<>sage<>2005/09/30(金) 00:57:09 ID:???<> いつのまにか僕は意識を手放してしまっていたらしい。
気付いたときにはすっかり日が暮れてしまっていた。
シャツを1枚だけ羽織ったすがたのまま、僕はベッドの中だった。
「大河・・・?」
その名を呼んであたりを見回しても、大河の姿は見えない。
どうしたんだ?
状況が把握できないまま、ベッドを抜け出して僕はリビングへと向かった。
「あ、昴さん」
「なんだ、ここにいたのか」
大河はシャワーを浴びたばかりなのか、その黒い髪から水滴をしたたらせている。
「勝手に使っちゃいました」
「かまわないよ」
なんだか久々に大河の姿をみたような錯覚を覚えて、僕は大河に身を預けて抱きしめた。
たまには感情の赴くまま、素直になるのもいいのかもしれない。
「昴さん?」
「少し、酔っているのかもね」
「?」
「君に酔わされてしまったようだ」
大河。今夜は、もう一度僕と踊らないか?
ベッドの上で、二人で。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/30(金) 01:06:44 ID:???<> 筆降ろしなんていうから、てっきり昴が新次郎の筆降ろしをするのかと思ったよ。
でもグッジョブ。初めてにしてはいいと思う。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/30(金) 04:36:03 ID:???<> ここの神々に触発されて自分も新昴小説に挑戦してるんだけど、難しいな…
無駄に長くなってる気がする。
書けたら投下しに来るかもしれんが、俺の力量じゃいつになるやら…orz
<>
名無しさん@ピンキー<><>2005/09/30(金) 09:06:44 ID:v3LXwUa+<> 書き込み初です。
初めて書いたわりには、昴の性格が出てて良かったと思うよ。次の作品も楽しみにしてます!(^-^) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/30(金) 10:06:39 ID:???<> >>105
自分の言葉に興奮しちゃう昴たんテラモエス。
普通に読みやすいと思うよ。GJでした。
>>113
今度からはメール欄にsageを入れような。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/30(金) 21:31:47 ID:???<> もう相変わらず神ばっかりだ・・・!!
みんな超GJ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/09/30(金) 22:08:23 ID:???<> >>105
超GJ!初めてで筆卸しでこんなに書けるなんて神!
戸惑いながら自分から求めちゃってる昴テラモエス
ここの神達は本当にすごいよ。俺も話書こうと籠もるつもりがついつい神に期待して覗きにきてしまうよ。
俺も投下いつになるやらorz <>
105<>sage<>2005/10/01(土) 09:02:02 ID:???<> みんな感想ありがとう。
漏れの拙い文章でも萌えてもらえてよかったよ・・・orz
また書けたら投下しに来るな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/01(土) 23:38:50 ID:???<> 俺が風呂でるまでにレスつかなかったら昴は俺の虜 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/01(土) 23:49:55 ID:???<> >>118
阻止。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/01(土) 23:51:19 ID:???<> >>119
このタイミングだ! <>
118<>sage<>2005/10/02(日) 00:13:40 ID:???<> ちっ すっげー急いで入ってきたのに....
そんな昴スキーなおまいらGJ!
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 00:25:30 ID:???<> お前ら面白すぎだ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 00:45:16 ID:???<> おまいら何やってんだ・・・(;゚д゚) ポカーン
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 01:09:31 ID:???<> そんなときに投下しにきた俺がきましたよ。
新昴陵辱に思いのほか戸惑ってる中、
ちょっと溢れる妄想があったので書いてみた。
昴自慰ネタ。
なぜか大河はプチミント。(まあ、これは話の都合で仕方なryorz)
初投下、初小説なんで読みづらかったりするかもしれない。
もし駄目な設定、文章だったらスルーよろ。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 01:11:27 ID:???<> あ 昴は女の子なw
では次こそ投下 <>
昴自慰話<>sage<>2005/10/02(日) 01:46:35 ID:???<> 薄暗い部屋にぴちゃぴちゃと水音が響く。
「あっ……はぁ。す……昴……さん」
赤いワンピースが目の前でちらちら光る。
プチミントの姿で乱れる彼の掠れはじめた声が僕の名前を呼ぶと、
今度は舌で味わっていた彼のものを口に含ませ、先端を舌で刺激する。
「気持ちいいかい?新次郎……」
「ぁは…はぃ…あ…あの、でも……んんぅ」
続く言葉を聞きたくなくて、思い切り吸い上げる。
我ながら慣れたものだ。と思う。
初めて彼にしてあげたときは、正直戸惑ったが。
やはり、何事も続ければコツをつかむものだ。
自分の中で疼く感情を抑え、必死に彼を絶頂に導く。
「イッていいよ。新次郎」
「あっ!だ…だめで……す。昴さ……あ…ぁあああ」
彼の抗議を無視して、彼が絶頂に達するまで何度も彼のを強く吸い上げると、
やがて僕の口内一杯に苦味が広がる。
でも、これも慣れたものだ。
彼の熱い滴りはいつも多くて、一気に出されてしまうと思わずえづいてしまいそうになるのだが。
口から溢れ首に伝うのは無視し、中のものを飲み干してから、それを指で掬って舐めとる。
「す…昴さん……」
小さく呼び掛ける声に、彼を見上げると、
熱く潤んだ、けれどせつなそうな瞳と合う。
<>
昴自慰話<>sage<>2005/10/02(日) 02:07:45 ID:???<> 「気持ち良かったかい?」
「はっはい……あの、でも、昴さんも…」
「僕はいい。」
切ない目で見られるのが嫌で、続く言葉を聞くのも嫌で、言葉を遮った。
「昴さん!」
「昴は言った。君は、女でも男でもない僕を受け止めると、言ったはずだ、と」
そう言って彼の脚間から身体を離し、あまり乱れていない服を整える『ふり』をする。
「大河……君は僕に性を暴き、身体を晒せと求めるのかい?」
「それは……」
更に困らせると哀し気に揺れる瞳。
思わず抱き締めたくなる。
だが。駄目だ。
「そんなもの、性を越えて受け入れる絆とは思えない。」
大河に背を向けてそう呟けば、大体大河は反論しない。
「昴さん……」
大河は優しいから…こんな事ですぐ身を引いてくれる。
卑怯なやり方だと、思っている。
だが今はまだーーー駄目なのだ。
「衣装は僕がまた洗濯しておくよ。早く着替えておいで。夜もじき更ける。」
苦しくなる胸をごまかそうと言葉を続け大河をベットに残し、リビングに向かった。
<>
昴自慰を書いてる奴<>sage<>2005/10/02(日) 02:18:17 ID:???<> スマン。全部投下しようと思ったが、
ちょっと手間どったのでここまでにしとく。
自慰とか書いておいて自慰まで行かなくてすまん。
携帯に下書きしてるときは早かったんだが、
携帯だと行間がわからんからと思ってパソコンから投下したんだが、
キーボードは慣れてなくてな。慣れない事はするもんじゃないね。orz
先が見え見えな話になってしまって悪いがまた明日にでも投下しにくるよ。
本当にすまん
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 02:22:58 ID:???<> >126
出だしGJ!
しょっぱなっからエロいな。
超期待して待ってる。 <>
名無しさん@ピンキー<><>2005/10/02(日) 10:42:22 ID:Stfo3xq2<> はーやく来い来い>126
「こい」の一発変換「濃い」だった・・・ <>
名無しさん@ピンキー<><>2005/10/02(日) 10:43:48 ID:Stfo3xq2<> ありゃ?IDでた。PCだから?じゃないよね。
昼だから? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 10:45:08 ID:???<> 2回も続けてageちった。
まじでゴメソ
吊ってくる・・・ <>
自慰ネタのやつ<>sage<>2005/10/02(日) 11:28:42 ID:???<> すまん 今日朝投下しようと思ったが、うっかり寝てしまったorz
投下は夜になると思う。
ごめんな
俺も吊ってこようかな…… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 11:57:54 ID:???<> 意地悪な昴たんって萌えるよ(;´Å`)ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 15:51:55 ID:???<> ここは本当に神ばかりだな。
続きが楽しみで仕方がない。
ところで設定資料集買ったか?
昴のところばかり見てしまう。
ttp://www.uploda.org/file/uporg206606.gif.html
パスはshowtime。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 16:59:01 ID:???<> >135
ダイアナww
買ったよ、アントニオの衣装の靴が女物みたいなヒールで吃驚した
サニーの家は凄かった
サニーの家にも露天風呂あるなら、シアターよりも声出し放題のそっちで(*´Д`) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 17:20:56 ID:???<> >>135
GJ!GJ!
漏れも買ったよ。そして昴のところばかり見ている。
レアな表情があってたまらんな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 18:20:50 ID:???<> 都会の人はいいなぁ
俺のとこ田舎だから入荷しないんだよ
だからネットで注文して明日届くよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 20:22:47 ID:???<> 尼損組で今日届いた!やっぱEDの服は全身で見たかったけど良かった
帽子昴がイイと思ったよ・・・ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 20:45:59 ID:???<> 帽子だとあの綺麗なサラサラヘアが隠れるからイヤだ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/02(日) 21:16:40 ID:???<> 俺も今日買ってきた!!
昴可愛いよ昴。
帽子も、蝶々も、何もかんも萌えた!!
何より孔雀昴の衣装がタイツズボンだったのが最高だった……。
てことで自慰ネタ続き投下しにきた。
相変わらず打ち込み遅いかもだが、
頑張って全部投下できるように頑張るんでよろしく。 <>
昴自慰話<>sage<>2005/10/02(日) 21:35:09 ID:???<> 素直に普段着に着替えてくれた大河を自室の玄関で見送る。
「昴さん…あの」
「今度は…昴さんも。かい?それは何度も聞いたよ。」
軽く笑って軽く返す。
「うぅっ…」
それにわざとらしくいじけた顔を見せてくれた。
彼も彼なりに気を遣ってくれる。
「昴さん。あの、いつも言ってますけど……
昴さんがしたくなったら言って下さいね!僕頑張っちゃいますから!」
いきなり玄関先で叫ばれた言葉に、顔がかぁっと熱くなる。
「ばかっ。声が大きい」
「あははは。すいません。」
「まったく…」
「でも、絶対に教えて下さいね。僕待ってますからね。」
そう言って無理矢理な笑顔でなく、いつも通りに笑ってくれる。
やはり大河は優しい。
それこそ大河の願いなのだろうに…
「昴さん……キスしていいですか?」
別れ際にキスを迫られるのはいつもの事。
「いいよ」と言って子供騙しのキスを許す。
「えへへ…それじゃあ、また明日、会いましょうね。」
満たされてないはずなのに幸せそうに笑って、
駆け足で廊下を走る彼の姿を見送り、僕はドアを静かに閉めた。 <>
昴自慰話<>sage<>2005/10/02(日) 22:04:24 ID:???<> 静まり返った部屋で一人大河の言葉を繰り返す。
ーーーしたくなったら……
言って下さいねーーーーー
そんなもの、言えるものならとっくに言っている。
見送る前に渡された、自分の衣装であり、大河のものでもある赤い衣装。
その場で抱き締めると、大河の優しい匂いが鼻をくすぐる。
「たい……が…」
先程触れた唇を指でなぞると、
今まで我慢していた身体の疼きが堰を切ったように溢れ出すのが分かる。
だが、大河には言えない。
大河には見せられない。
こんな幼くて何の魅力もない身体。
見られて失望されたくはない。
いやーーきっと大河なら受け入れてくれる。
だが僕には受け入れてもらう勇気がない。全てを曝け出して、彼を求める勇気がない。
彼の匂いを抱き締めながら右手を服の裾から忍び込ませ、自分の胸に伸ばす。
膨らみのない胸。
大河なら、こんなに薄くて魅力のない処をどう触るだろうか。
そう想い、突起物を指で撫でると直ぐに固くなって刺激を待ちくたびれたかの様に立ち上がる。
彼なら…綺麗です。素敵です。と言ってくれるだろうか。
そう考えると自然と胸をいじる指に力が入り、夢中で責め立てる。
「…ぁ……はぁ…あっ」
鼻をくすぐる大河の匂いと、自ら与える刺激に、身体が熱くなるのがわかる。
「あっ…し…しんじろ…」
新次郎……こんな行為をしているだけで彼の呼ぶ声を変えるなんて…
なんて愚かで浅ましい…
だけどそう思えば思うほど、自分の身体に疼きが増すのはいつもの事なのだ……
我ながら可笑しな構造をした身体だと思う。
<>
昴自慰話<>sage<>2005/10/02(日) 22:41:42 ID:???<> 立つのが辛くてドア伝いに身体を引きずり、そのままリビングへ続く黒い床に脚を放る。
赤いワンピースはまだ胸の中だが、裾が僕の脚の間に入り込んでる。
まるでーーー新次郎がーーー僕の間にーー
そう思うと下半身がジュンと痺れ、疼くのがやまなくなって、
思わずズボンのファスナーを緩め右手を下着の中に差し入れる。
「あぁ……し…んじろ…だめ……あ」
既にぬるぬるとした感触の秘所を撫で回す。時に拡張した中心の突起を刺激する。
彼に触られているのを想像する。
実際に聞いた台詞でもないのに、
「昴さん。気持ちいいですか?」と彼の声が脳内で響く。
「あぁ……あっ…もっと…」
もっと強く。自分の身体に重ねた服を更に強く抱き締める。
そのまま上着のボタンを外してまた胸の突起物をいじる。
「あっ……はぁ…ん…くふぅ……ん……」
気持ちいい。
一人でする汚らわしい行為であるはずなのに、彼を想うだけでこんなに乱れるなんて…
実際抱かれたらどう狂ってしまうのだろうか。
指を秘所に潜らせる。ズボンと下着をずらしながら。
1本。2本。
今日見た彼のものが入るのを想像して。
「はっ……あっあぁん!んっう」
彼が中で動くのを想像して。脚を開いて。
3本。
中でぐじゅぐじゅと出し入れしてかき回す。
新次郎が腰を揺らしながら自由な手で僕の胸を触るのを想像して
服を抱きながら自分を弄る手を激しく動かす。
もっと。もっと。激しく、と。
頭が白くなる感覚の中に今日の最中に見た新次郎の熱っぽい視線と、
切な気に熱く呟いた「昴さん」と呼ぶ声が鮮明に映る。
「やっ……ぁ…ふん…し……しんじろ…ぅ…ぁ…あぁ、はっ、ぁああああああーーーーっ!」
最後に彼の着ていた服に顔を寄せ、涙を染み込ませながら、僕は果てたーー
しばらく息を整えて、ぼんやりと赤いワンピースの裾に広く染みている乱れた証を見る。
いつもながら行為が終わったときは、なんて馬鹿な事を。と思う中、
今回は、これは念入りに洗濯をしなければならないな…と頭の片隅で冷静に考えている自分に自嘲しながら
重い身体を起こし、そのままシャワー室に向かった。 <>
昴自慰話最後<>sage<>2005/10/02(日) 23:01:23 ID:???<> 自室にある、珍しい最新式の自動洗濯機が動く音をベッドルームの窓辺から聞く。
バスローブ姿で夜景がちらちらと光るのをぼんやり見つめて、大河を想う。
優しい大河。まるで抱かれるのが嫌みたいな事を何度も言っているが、
君に抱かれる夜を望んでないわけではない。
いつか、いつか僕が全てを曝け出して、君に抱かれる日が来たら……
今までの分、快楽も、愛情も、全て君に与えたいと思う。
だが待て。
そう思ってふとある考えが浮かぶ。
もし今日。いやずっと前でも。
大河が「それでも僕は昴さんの全てが見たいんです!」と強引に迫ってきたら。
きつく抱き締められたら。
僕は自分の自信とかの前に拒絶できるのだろうか?
そう考えるとふっ、と軽く笑ってしまった。
大河ーーーー男は時に強引にならなければならないのかもねーーー
洗濯機が機動音を止めたようだ。
優しい大河。いつか君が我慢の限界を越えて、強引に迫るまで、僕も殻を割らずに暫く待ってみるのも面白いかもしれない。
そう結論付けて、僕は大きな窓ガラスの夜景から離れ、
また大河に着せるかもしれない赤い衣装と、自分のお気に入りの紫のスーツを取りに、
再びシャワー室へと向かった。 <>
自慰ネタの奴<>sage<>2005/10/02(日) 23:10:24 ID:???<> って話。
昴ED大河が「未だに女か男かわからないし」っていってるのを聞いて
でも絶対こいつらなんかヤッてる!!って今まで悶々と妄想した産物だったのさ。
まぁ。プチミントの衣装着せてやってんのかよ!!とか、
この時代に自動洗濯機なんてあんのかよ!!とか
突っ込みどころも満載だし、初めての小説で痛痛しい文章だったと思うが
そこは
つヒント「サクラ大戦」ですませてくれると幸い。
読んでくれた人、待っててくれた人。どうもありがとうな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 00:10:38 ID:???<> >>146
きっと自動洗濯機じゃなくて蒸気洗濯機なんだろうな!
まぁそれはさておき超GJ!初めてとは思えないくらい読みやすい小説だったよ!
みるみると自慰してる昴が想像できた。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 04:51:48 ID:???<> >>146
自信持ってくれ、良かったよ
次からEDムービーの大河のセリフを
深読みしないで聞くことは出来なくなりそうだ <>
自慰ネタの奴<>sage<>2005/10/03(月) 19:42:41 ID:???<> 感想ありがとう。
実はふたなりで書こうとも思ったんだが、ふたなりって難しいのな。
結局当初の予定でおにゃのこにしたんだが…
ふたなり職人さんは本当にすごいと思ったよ。
って事で他の職人さんをワクテカしながら待ってる。
資料集見てジャングル昴エロが読みたくて仕方ないよ(*´д`)ハァハァ
誰か気が向いたら書いてくれまいだろうか… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 20:24:18 ID:???<> ジャングルの昴は、よく考えたらあの色だとオスの衣装なんだよな
オスの役なのかな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 20:51:23 ID:???<> オスなのか…オスなのにあんなヒールはいてタイツなのか…昴
テ……テラモエス…(*´д`)ハァハァ
ツインテールといい胸のフサフサといい 羽スカートといい
全部俺のツボだ。
出待ちで怒ってる顔がたまらん <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 21:12:33 ID:???<> 孔雀ってインド神話では愛の神様の乗り物で、我慢できない欲望の象徴なんだよね…エロスw
職人様方いつも楽しませていただいてます。
いつももらってばかりなのでせめて絵でも描いてみますた。
ttp://www.uploda.org/file/uporg207563.jpg.html
なんかエロゲの予約特典テレカみたいな絵になったからテレカっぽく加工してみたw
パスは電話つながりということでntt <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 21:19:27 ID:???<> >152
(゚д゚)ウマー
頂きました
綺麗です
孔雀はマハラジャに愛された鳥だし、何となく高貴なイメージ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 21:40:29 ID:???<> >152
GJ!!!!!152は神!!!!!!!!!
まな板テラモエス <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 22:00:44 ID:???<> レースのかきこみがすげえのれす <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 23:10:21 ID:???<> >>152
フォォォォォォォォォーーー!!
萌える!!GJ!!
昴は何着せても似合うとこが凄いな。
何着せても萌える。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 23:19:05 ID:???<> >>152
GJ!GJ! あまりの萌えに瞬殺された。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 23:47:36 ID:???<> >>152
GJ!!!!!神!!!!!!!!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/03(月) 23:58:48 ID:???<> >152
GJ!!
超かわええ(´Д`;)ハァハァ
今壁紙が超新星時昴なんだが
152の絵を見た後壁紙を見ると、そのギャップがたまらん。 <>
◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/04(火) 00:08:21 ID:???<> こっそりと禁断の放課後パロの続きを置いてきます。
何度もスレを跨いでしまって申し訳ない。しかもこのネタで。
ダメですよダメですよ、とツッコミいれつつ、
脈絡すら排除して、わざとらしいまでに禁断路線を目指してるんで、
ヤバいと思ったらスルーでよろしく。 <>
禁断の放課後:14 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/04(火) 00:09:14 ID:???<> 翡翠のロザリオは鋼鉄でできた鎖よりも強固に、少年を繋ぐ枷となった。
口付けの甘美な余韻など、どれほどのこともない。この枷の名は「罪悪」という。愚かしいことに、大河は次に昴に会うまで、その事実を失念していた。
一度目に出会ったのは偶然だった。二度目は大河が深い霧の森に幻を求め、そのよすがを夢見心地のままに手にした。
そして、三度目。
今、大河の手には、一輪の黒紅色のバラがあった。教室の机の上に無造作に置かれていたそれは、手にした者を傷つけないように丁寧に棘が取り払われていた。
メッセージが添えられていたわけではない。だが、大河はそれを目にした時、このバラの色に最も似つかわしくない人物の姿を思い浮べた。
好意とも悪意とも取れない。しかし、血溜りを思わせるこの色は、十分に対象の興味を引くという役割を果たしている。確信があろうとなかろうと、終業を知らせる鐘が鳴ると同時に自分は必ずバラの庭へと赴く。
人は、何と簡単に操り人形となってしまうのだろう。大河は身の置き所のないやるせなさを覚え、思わず我が身を両腕で抱き締めた。
震えているのはこの身体なのに、あたかも世界が揺れているかのように感じられる。
それは傲慢な勘違いだぞ、と己を戒めても、ふいに不安や恐れといった感情が胸の奥に溢れ出せば、一人で生きるということを覚えたばかりの少年は途方に暮れる他ない。
では、何に対しての恐れなのだろう。
この時、大河はまだ己の四肢を繋いだ枷を知らなかった。だから彼は、幸福な空想に溺れることもできたのだ。
それは、恐れとは無縁のように思えた。だがどういうわけか恐れは常に、甘美な空想と共にあった。
大河は、昨日礼拝室で起きた出来事のすべてを覚えていたつもりだった。
あの時、間近に寄せられた、この世のすべての真理を心得ているかのような落ち着いた瞳、そして、押し当てられた柔らかな朱色の唇を。 <>
禁断の放課後:15 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/04(火) 00:10:03 ID:???<> 思い出す度に、大河はさざなみ立つようなささやかな胸の高揚を感じ、制服のポケットに収められたロザリオをそっと手の平の中に握るのだった。
だが、大河は本当は、その瞬間をまるで覚えなどいなかったのだ。驚き取り乱した彼に、そんな余裕があろうはずがなかった。
記憶が曖昧であるがゆえに、回想は溶けるような空想に塗り替えられた。
冷静になれば気づいたはずだ。昴の瞳は、ああも真っすぐに己を見つめていただろうか。唇は、本当は触れるか触れないかのうちに離れたのかもしれないと。
甘い空想の海に溺れてしまった者にとって、次に同じ快楽を得るためならば、口実など何でも良かったのだ。バラの色が何色であろうと、生真面目な従者よりも忠実に、巧みに操られる糸の動きにただ従うのみ。
本心を偽るように足取りだけが戸惑いを装うが、そこへ辿り着くのは森を彷徨うよりも容易かった。
時計塔の下に一面に咲きほこるバラの園は、胸が苦しくなるほどの甘い香りに包まれていた。遠くから木々の緑の間を透かし見るだけで、色という色が溢れ出すかのようで目が眩む。
つるの絡んだ背の高いアーチをいくつも潜り、やがて視界が開かれる。気づくと、大河は見渡す限り、彩と光の渦の真ん中に佇んでいるのだった。
重なる花弁を静かに揺らす風に乗り、微かな歌声が聞こえてくる。
声の方へと視線を向け、大河は思わず手にした紅のバラの茎を胸元に寄せた。息をつめて瞬きも忘れ、その一言一句を聞き漏らすまいと、一挙一動を見逃すまいとする。
バラに囲まれた僅かな空間を舞台の代わりにして、昴は光の真下に当然のように身を置き、冴え冴えと凛々しく、天才と呼ばれるに相応しい自信に満ち溢れ輝いていた。
問うまでもない。物言わぬバラを観客に惜し気もなく、演じるは『ハムレット』の狂乱の場。
ハムレットに父を殺され、彼が去ったことでついに狂ってしまうヒロイン、オフィーリア。やがて彼女は入水して死んでしまうのだが、特に哀しく美しいのが、狂気のオフィーリアが歌を歌いながら皆に花を配るこの場面だった。
昴の演じるオフィーリアは可憐でありながら、どこか扇情的だった。 <>
禁断の放課後:16 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/04(火) 00:21:20 ID:???<> 狂気のオフィーリアは、恋人の死を悼む歌を歌う。かと思えば一転して、祭りの日の卑猥な歌詞の歌を歌いだす。
哀れみを誘う場面だが、不自然に視線を彷徨わせた昴の口から零れ出る台詞は明るい調子で紡がれ、多分に倒錯的だ。
うっとりと首を傾げ楽しげに、だが歌声はかぼそく、おののくほどの切なさを帯びて心に届く。
衣裳も小道具も、ここには何もない。なのに天上より降り注ぐ光は、彼女のためだけの贅沢なスポットライトだった。
そのひと時だけは、太陽と空は彼女のために、彼女の歌を聴くためだけにそこにあるようにさえ思えた。
だが、しばらくその様子を見つめるうち、大河はある違和感を覚え始めた。それはほんの些細なずれだった。
一見、昴の演技は完璧だった。役の心情を見事に乗せる計算された立ち居振る舞い。それらに説得力を持たせるべく、ぴたりと定められる視線の位置は寸分の狂いもない。
しかし、一部分を故意に四半音ずらされて調律されたピアノのように、所々の動作に、「こうあるべきでないはず」という、演じる者の焦れを感じさせる瞬間があるのは気のせいだろうか。
つまり、見る側には完璧に見えていても、昴は思うとおりに演じられていない。大河にはそう見えてならなかった。
……まさか。
その原因に思い当たった時、大河はさっと顔色を変えた。
「昴さん……!」
夢中で名を呼ぶと視線が重なった。その瞳から、見る間に役の色が剥がれ落ちる。残されたのはいつもの、遠くを見るような感情の読み難い表情だった。
大河は昴に駆け寄ると、強引に腕を掴み己の方へ引き寄せた。昴は不審げに大河を見上げた。
「右肩、ですか……?」
「何のことだ」
「怪我です。昨日、ぼくが思い切り突き飛ばしたから……!」 <>
禁断の放課後:17 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/04(火) 00:22:00 ID:???<> なぜ、そのことを失念していたのか。キスの余韻に舞い上がって忘れていたなど、言い訳にもならない。
まるで手応えがないほど、小柄で華奢な身体だ。今、掴んでいる腕も、もう少し力を込めれば容易く折れてしまうのではないかというほどに細い。
陶器の人形を壁に叩きつけて、知らぬ振りをしたようなものだ。間抜け、とどれだけ罵っても足りなかった。
「……」
昴はうんざりとした様子で、解けた唇から溜息を洩らした。
「同じことを何度も言わせるな。あれは僕が」
「ぼくのせいですよ!」
言葉をさえぎるように言うと、昴は眉を寄せ、腕を掴む大河の手をそっと払った。
今となっては、辺りのむせ返るようなバラの匂いも、不快感を催させるばかりだ。
「ならば、昴は問う。この怪我が大河のせいだったとして、君は昴にどうしてくれるのか、……と」
言うなり昴は大河に背を向け、制服の上着を脱ぎ、タイを緩めてシャツの襟元を肩の下まではだけた。
想像以上に厚みのない肩が露わになり、その肩口近くに生々しい大きな痣を見つけると、大河は息を飲んだ。
「……痛みますか」
「何しろ、君に気づかれるくらいだからね」
襟元を整え振り向きながら、昴は感情を滲ませぬ口調で切り返した。
大河は目を伏せ、きつく拳を握った。そうして、問い掛けへの答えを探す。
「ぼくに……、できることなら、なんでも……」
へえ、と昴の気の無さそうな返事が返った。
バラの茎が、握った手の中にひしゃげる。
あの礼拝室の床には、ステンドグラスの破片も散らばっていた。その鋭さは大河も身を以て知っている。
<>
禁断の放課後:18 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/04(火) 00:22:37 ID:???<> 「一歩間違えば、一生消えない傷をつけてしまったかもしれない……」
喉奥に圧し殺すように呟くと、昴は目を細めた。
「君は自虐的だな。よほど自分の罪を重くしたいらしい。……それとも」
昴はだしぬけに大河の腕を掴んだ。先刻とは逆の立場で強い力で引き寄せられ、ふらりと崩れた大河の足元を、昴の足先が掬い上げる。
呆気に取られる間に、背中から芝の上に放り出された身体の上へと昴が覆い被さった。
「す……」
声は、噛み付くように塞がれた唇に吸い取られた。昴は大河の両手首を捉え、やんわりと地に押しつける。
「その罪を僕に、罰して欲しい。……という意味に聞こえなくもないね」
仰向けに組み敷かれた姿勢のまま、何者も決してあらがえない強い威圧感を持つ瞳に見下ろされ、甘さを含んだ声音で低く囁かれると、大河は一気に頬が熱く上気するのを感じた。
この身体を力任せに押し返すのは容易だ。だが、できるはずがなかった。それは昨日の行為と全く同じだということを、大河は知っていたからだ。
昴もそれを見透かしているのか、力で押さえ付けようとはしてこない。
しどけなく緩められたままのタイと、くつろげられたシャツの狭間にのぞいた白い肌から、大河は必死に目を逸らそうとした。
再度、吐息が触れ合う距離まで顔が寄せられ、耳元に唇が落とされると、情けないことに身体は大袈裟に震えた。
押し当てられた唇は、そのまま首筋へと滑り小さく窄められ、薄い皮膚を軽く吸う。
「……っ、……」
大河は眉間にきつく皺を刻んで、狂おしく漏れる吐息を飲み込んだ。
甘美な空想と恐れは常に共にあった。行けば二度とは戻れぬ道を示した道標の文字は、どんなに目を凝らそうとも、擦れて読むことができない。
昴の繊細な指が、紅潮した頬をかろうじて隠していた髪を除けるのを感じると、大河の口から嗚咽に似た声が零れた。
<>
禁断の放課後:19 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/04(火) 00:23:39 ID:???<> 「大河……」
見上げると、昴はひどく驚いた顔でこちらを見下ろしていた。出会って以来、大河は昴のこのような表情を見たことはなかった。
「何て顔を、してるんだ……」
指先でしきりと頬を撫でながら、微かに上擦った声で昴が言った。
自分は今、一体どんな顔をしているというのだろう。きっと淫らな欲を抑えるのに必死で、ひどく醜くみっともない顔をしているに違いない。
だが続いた昴の言葉は、大河にとって最も意外であると同時に、消えてしまった道標の文字を示す言葉、そのもののように思えた。
「まるで、僕に恋をしているようだよ」
大河は言葉を失った。
困り果てたように眉尻を下げた昴のその表情も、初めて見るものだった。
……ぼくが、恋を?
心の内に反芻した途端、大河はこれ以上赤くなりようがないと思われた頬が、さらに熱く火照りだすのを感じ、両腕で顔を覆い意味の通らない呻き声を洩らした。
姿を見、声を聞くだけで、身体が喉の渇きを訴えるに似た焦燥感に満ちていくのは、これが恋だからか。
僅かに触れ合うだけでも、他者のものであるはずの温もりをこうも意識して、感覚のすべてをただ一人に傾け、やがて我を忘れ取り乱しそうになるのは、これが恋だからなのか。
大河はそれを否定しようと、地面に頭部を擦り付けるように激しく首を振った。
昴はそんな彼の手から黒紅色のバラを奪うと、その身体を解放し立ち上がった。
バラの花弁を光に透かすようにして、昴は時計塔の上を指差す。その様子を、大河は顔の前に交差した腕の隙間から伺った。
風に絡む黒髪が、緩められた襟元に覗くほっそりとした首筋をくすぐっている。放課後の淡い日差しに縁取られた横顔は透き通るように白く、奇跡のようになめらかな曲線を描いていた。
もしも、この不安と興奮を同時に掻き立てる、目眩のするような感情を恋と呼ぶなら、それは初めてこの姿を見た時からもう既に始まっていた。 <>
禁断の放課後:20 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/04(火) 00:24:45 ID:???<> 「なぜ、このバラだけこうも赤いのか。君は知っているか?」
やおら、昴は話し始めた。
「昔……、あの最上階の窓から飛び降りた生徒がいたそうだ」
大河は顔を覆っていた両手を開き、時計塔を見上げた。
最上階の窓は、敷地内の建物の中でも一際高い位置にあった。飛び降りた者がどうなったのかを、大河は尋ねなかった。
それよりもなぜ、唐突に昴はそんな話を始めたのか。大河は怪訝にその横顔を見つめた。
その視線を受けとめると、昴は小さく肩を竦めてみせた。
「分かるだろう、大河。その生徒は、二人、だったんだよ」
二人、と強調された語句に大河ははっとした。昴は頷く。
「そう。少年たちは、ソドムの罪を犯したんだ……」
ソドムの罪。その言葉の示す意味こそが恐れの正体であったのだと、大河はようやく気づいた。
この恋が存在するとして、それは紛れもなく罪と表裏一体を成してるものであった。
教会は、同性愛を禁じている。その愛が淫らな肉欲を伴うなら、より罪は深い。
「大河。君は、こんな取るに足りない痣のために、もっと深い傷を負おうとしているんだ」
許されぬ愛に身を投じる覚悟がないのなら、今すぐに引き返せと、昴は親切にも帰り道を示してくれているのだった。
大河は地面に背を預けたまま、目を閉じた。先刻、恋を否定したのは無意識に罪を犯すことを避けようとしたからだ。
しかし自覚することすらままならないのに、友愛と恋愛の境目を明確に指摘することなど誰にもできるはずがない。
……きっと、神ですら。
それは、大河らしい幼くも純粋なたくらみだった。
「これは恋ではありません」
目を開き、ゆっくりと身を起こすと大河はきっぱりと言った。
ハムレットがオフィーリアを突き放したのは、彼女の穢れなき肉体を愛していたからだと彼は思っている。
「尼寺へ行け」とは、オフィーリアに極限の清らかさを求めた彼の愛の言葉ではなかったか。
「……」
昴はバラの花弁を一枚唇に食み、しばし沈黙に撤した。
だがやがて、口を開いてこう言った。
「僕のために、何でもすると言ったね」
意味深に響いた言葉に、しかし大河は頷いた。
「だったら、僕のものになれ。君のすべての所有権を僕に。契約期間は、そう……、この痣が消えてなくなるまでの間、だ」
大河は驚いて昴を見上げた。何を意図して昴がそう言ったのか、大河には分からなかった。
昴は静かに微笑を浮かべた。
……ああ、そうだ。紅色ではなく白や淡い紫の花だ。あの髪に飾ったらどんなに似合うだろう。
友愛以上のものを求めず、肉欲を抱かず、天使のごとき彼の人の純潔を守る。
中世の騎士のように跪いて、海よりも深く一途に、尊敬と慈しみの愛を捧げよう。
その誓いが、どれほど脆いものであったか。
大河はまだ知らなかった。 <>
◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/04(火) 00:31:24 ID:???<> 微妙なところで切ってるんで、次はできるだけ間を置かずに持ってきます。
次回は多分ここ→「そこ、間違ってるよ」
改めて合体技見たんだけど、意識して聞くと昴の声の調子がやたら色っぽくて、
めっきり禁断の放課後で笑えなくなってしまった。……ヤバw
しかしダイアナ加入前は、オフィーリアは誰がやってたんだろうなぁ。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 00:37:17 ID:???<> リアルタイムでキタ――――――――(゜∀。)―――――
禁断の放課後をリアルで読めるとは……GJ!
次回をワクテカして待ってる!
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 00:54:46 ID:???<> GJ!!!!
もうその路線で突っ走っちゃって下さい。
むしろ突き抜けててなんか新鮮で面白いです。
続きも楽しみに待ってます。
ほんとにこのスレって作品のバリエーションが豊富でみんなレベル高いなあ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 12:17:00 ID:???<> すげー、お笑い小ネタしか捻り出せん自分が悲しくなる <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 12:30:51 ID:???<> こんな素晴らしい小説の後にあれだが、
あまりにも孔雀昴に萌えてる俺が溢れる妄想を抑えきれずに孔雀昴ネタを書いてしまったんだがまた投下してもいいだろうか?
投下は夕方か夜になりそうだが…
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 12:42:31 ID:???<> >172
超楽しみ!
期待して待ってる。
>171
その小ネタをここへ吐き出せ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 12:45:26 ID:???<> >173
えっち分がまったく含有されてないのでえっちでない方の萌えスレに置いてきた。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 16:26:04 ID:???<> >>168
作者乙
薔薇の花びらをくわえた昴と昴に恋する大河の姿が克明に浮かんでくる
これはパロディを超えた文学作品だ
例の合体攻撃がどんな風に小説に生かされるのか楽しみ
>オフィーリアは誰が
多分ラチェットかな
昔はメインの役者が3人しかいなかったけど、全員男役も女役もできるから
バリエーションはそれなりに豊富っぽい <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 17:07:50 ID:???<> ここの職人さん達は本当にすごいんだよな
レベルが高いし、俺なんか全然比べものになんねぇよorz
>>174
普通の萌スレちらっと見てきた。
禁断の放課後ネタのやつかい?なんか微笑ましいネタでワロタよW
とか言って違ったらスマソ
で孔雀ネタ投下しにきたんだが。
投下しても大丈夫か? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 17:28:29 ID:???<> 本当ここの職人さん達はSSも絵もスゲウマで
俺も毎日来ちまう。
>>176
おぉ!孔雀ネタ是非!!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 17:31:10 ID:???<> ありがとう。じゃあ投下するな
昴は女の子で。
あと資料集だと羽スカート中がよくわからんから下は厚手のタイツだけって事にしておいた。
その場のテンションで勢いにのって書いたからなんかおかしいことになってると思うが、おかしいと思ったらスルーよろ。
孔雀かわいいよ孔雀(*´д`)ハァハァハァハァ
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 17:44:25 ID:???<> 流れ切ってスマソ。一つ聞かせてくれ。
この前、このスレの文字色が薄紫に変わったんだがよくある事なのか?
当たり前の事だったら笑い飛ばして欲しい。
ただ、昴タン現象でも起きたんじゃないかって・・・ <>
くじゃく。<>sage<>2005/10/04(火) 17:50:08 ID:???<> ふわふわ舞い上がるあの姿。
本当に孔雀が楽しそうに踊ってるみたいで可愛かった。
昴さんの凛とした顔立ちに、アルカイックスマイルの如くほんわかと笑う表情。
それだけだといつもの大人っぽくて控えめな昴さんなんだけど、
家族向けの演目だからか、あの姿でくるくる踊るのを見てると子供みたいな茶目っ気さが出ていて、
可愛かったなぁ…………
と、ついつい、ぼけーっとしてしまう。
今日が最終公演なのが残念だ。
「君は。そこでなにをしてる。」
「わひゃあ!」
ぼんやりしすぎて昴さんが来たのがわからなかった。
ステージを終えて舞台袖から帰ってきた昴さんを見る。
髪についた羽飾りに、ぐっと髪をアップにセットしてる為に、いつもよりまたちょっとつり上がった目。
ふわっふわな羽毛をあしらった綺麗な衣装に、
ぱさぱさ揺れるスカートからまさに鳥の様に細くてスラっとした長い脚が、
これまた綺麗な色合いのタイツで更に脚を綺麗に見せて……
可愛いなぁー……
「大河。着替えたいんだが。」
「え?」
「昴は求める。そこを。早く退いてくれ、と」
「あ、すいません!」
そう言われて慌てて楽屋のドアから離れる。
やっぱり話をするときはいつもの昴さんなんだなぁ……って当たり前か。
<>
くじゃく。<>sage<>2005/10/04(火) 18:07:58 ID:???<>
ドアの前から身体を離すと、昴さんは僕の方なんか見向きもしないで楽屋に入ろうとする。
次に出て来た時はいつもの紫のスーツなんだな…と思った瞬間。
バンッ!
閉まりかかったドアを押さえていた。
昴さんが驚いた様に僕を見てる。
「あっ………」
体が勝手に起こした行動が気まずくて、ごまかす言葉も出ない。
「何をしてる。」
うわぁー。明らかに迷惑そう…
「え、えと…」
なんとかフォローをしようと言葉を探すけど、見つからない。
目が泳いでいるのが自分でも分かる。
「……話は音で聞く。着替えさせてくれないか?」
「は、はい。」
でも、ドアを押さえる手を離すのを忘れる。
いや、離れない。
あれ?と思った瞬間。
僕は昴さんを楽屋へ押し込み、自分も一緒に中に入ってしまっていた。
バタン。と勢い良くドアを閉め、ガチャリ。と鍵をかけた。
これは……多分、物騒と言われるアメリカで、暮らすようになってからの癖……だと思う。
腕の中の昴さんも何が起こっているかわかってないみたいだ。
不思議そうに僕を見上げている。
いや、迷惑そうに。の間違いかも…。
「君まで入ってきてどうする…」
「ご、ごめんなさい。つい…」
でも二人は思いっきり距離をとったりしない。
昴さんはまだ腕の中で立ってる。
妙な間だ……
<>
くじゃくの奴<>sage<>2005/10/04(火) 18:12:19 ID:???<> ごめん。誤字。
「……話は音で聞く→「……話は後で聞くだ
音で聞いてどうすんだよ昴……。
次からきちんと確認してからミスのないよう投下↓ <>
くじゃく。<>sage<>2005/10/04(火) 18:55:37 ID:???<> 「何か用があるのかい?」
ならとっとと言ってくれ。と言わんばかりの口調で僕を見ないで聞いてくる。
「えっえと、昴さんの衣装、可愛いなって」
「それはどうも。」
うぅ…いつも淡々としてる人だけど今日は本当に冷たいなぁ。
あからさまに義務的なお礼をされて落ち込みそうになる。自分のせいだけど。
「それで?」
次は、それだけかい?と言いたげな口調に誘導尋問みたいに答えてしまう。
「それで……着替えちゃうのは、もったいないなぁーって」
「だから……一緒に楽屋に入ってきた…なんて通用すると思ってるのかい?君は」
そう言われるとキッと睨まれてしまった。
昴さんが相当怒っているのがすごいわかる。
でも体は動かないし、あの可愛い孔雀姿が僕を睨んでいると思うと……
ごくん。
知らない間に生唾を飲み込んでた。
「!た…大河!!」
気付けばまた勝手に昴さんを後ろから羽交い締めにしてる。
ダメだ。失望される。
でも僕の口から出る言葉は全く反対で。
「ごっごめんなさい。昴さん!でも……この格好、凄く可愛くて……」
そう言ってふわふわした羽毛がついた胸元に手を伸ばして、手探りで首元のファーを止めるボタンを見つけそれを外す。
へぇ……こういう仕組みなんだ…
とか考えてたら逆の方の手は背中のファスナーを降ろしてしまっている。
だ、ダメだ。そんな事したら昴さんに嫌われる。
いや殺されるかも。
と思っても手はそのまま昴さんの衣装から中に滑り、昴さんの肌をさわさわ撫でてる。
「……な、にしてる!大河!」
「ご、ごめんなさい!」
「謝る前に手を…離せ!」
「ご、ごめんなさい。止まんないんです。」
「な…何だ。その言い分は……ぁ」
小さく喘いだ声にハッとなると、僕の手が昴さんの突起に触れてる。
う、うわ。さすがにこれ以上はまずいっ…
でも手は止まらない。
昴さんのそれを転がしたり、ふにふに押したり、楽しんでる。
いや、楽しんだらだめだ!
あぁ、でも止まんない。どうしよう。
「ぁっ……はっ…大河。やめ…ろ……ぅうんっ」
わかってます………わかってます。でも。
そんな言葉は浮かんで来るだけで言葉には出せなかった。
僕の唇は、昴さんの露になった首筋にくっつけてしまってたから。
いい匂い…
何だろう…甘いようで凛とした。桜みたいで梅みたいな「和」を思わせる匂い。
「んん!……はぁあっ」
味わうように唇だけで軽く噛み付くと、いつもは低くて落ち着いた声が、掠れて甘く響いてくる。
相変わらず手は昴さんの胸を弄るのをやめない。
あぁ……もう、どうなってもいいかも……
自分の口で溶けて広がる昴さんの薫りと、甘く耳を通る昴さんの声に、
僕は理性を手放した。
<>
くじゃくの奴<>sage<>2005/10/04(火) 19:02:55 ID:???<> スマン。ちょっとここまでで一旦切らせてもらう。
また後で投下しにくるんで。orz
誤字スマンかった。
つか色々おかしくてスマン。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 19:42:21 ID:???<> くじゃくGJ!!つ、続きを早く…(;´Д`)ハアハア <>
くじゃくの人<>sage<>2005/10/04(火) 22:11:42 ID:???<> 思ったより遅くなってしまったよorz
続き投下しにきた。
>>185
待たせて悪かった。
では↓から <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 22:13:52 ID:???<> 今まで新次郎の強引プレイみたいなのはナイトメア氏を除けばあまりなかったよな!
こういう展開もイイ!
超GJ!続き楽しみにしてる! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 22:23:37 ID:???<> リアルタイム投下!楽しみだ……!
体が勝手にな新次郎がイイ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 22:33:34 ID:???<> くじゃく超GJ!最高に楽しみにしてる!!
>>179
俺も全く同じだよ…わけわかんねー <>
くじゃく。<>sage<>2005/10/04(火) 22:34:49 ID:???<>
昴さんの体を弄りながら、声が漏れないようにと徐々にドアから離していく。
理性を捨てたはずなのに、一応人目は気にするんだ…
なんか矛盾してるなーと頭の片隅で思いながら、
ドアから少し離れた壁に昴さんを抱きながら寄り掛かる。
ふわふわした衣装の胸元は、いつのまにか腰の辺りまでずり落ちてしまってて、
昴さんの膨らみのない、でもそれが真っ平らで、逆に綺麗と思わせてくれる上半身が、露になってる。
僕の手は相変わらず昴さんのピンクの突起をくにくに揺らしたり、摘んだり。
「ぁあ…ん…たい……が」
僕が触り方を変える度、髪と羽飾りが目の前でゆらゆら揺れて、
低くて甘い声が耳をくすぐる。
可愛い……
こういう無理矢理な事しちゃったら駄目なのは十分わかってるんだけど、
昴さんが普段からは想像つかない声を出すから、自然と下半身に熱が集中してしまう。
「ふ………んんっ!……大河っ!」
昴さんが急に驚いた声を出すのを聞いて、我に返ると、
僕のものが昴さんの腰に当たってしまっていた。
「わっ!!す、すいません!」
慌てて腰を引こうとしたけど僕の後ろは既に壁で、昴さんに宛てがうのを防ぐ事ができない。
それよりか……昴さんが身を捩らせる度に、
僕のがすっと撫でられたり、ぐいっと押されたり、
羽越しだけど、たまに昴さんが反動でお尻を突き出したりするから……
お尻に滑ったり、太腿に挟まったりして……
もう。 だめ。
勢いに任せて今度は昴さんを壁に寄り掛からせて、
羽のスカートに手を潜らせる。
<>
くじゃく。<>sage<>2005/10/04(火) 22:53:09 ID:???<> 「大河!どこ触ってるっ……んっ!はっ…いや」
触ってみた感じ、昴さんは女の子みたいだ。
少しほっとして、そのまま布越しに昴さんの股下を撫でる。
たまにふわふわする恥丘の窪みに指を食い込ませて。
「あっぁあ……ぁっ!はんっ!」
喘ぐ声を聞いて、自分のが痛いくらいに硬くなる。
昴さんの中に早く挿れたくて、タイツを脱がせたいんだけど。
ぴっちりと汗で張り付いちゃっててなかなか脱がせられない。
どうしよう。
とにかく思いっきり下に引けば脱がせるかも。
と思って力を入れた瞬間。
やってしまった。
ビビビビビッと布が避け、数カ所破けた穴から、昴さんの白い脚が覗く。
これには昴さんもびっくりしたみたいだ。
「馬鹿…衣装を……破いて…どうする…」
乱れた呼吸でそう言われて少し慌てる。
「えっ!ど、どうしましょう。」
思わず出た声は我ながら情けない。でも熱に浮かされて思考が働かない。
戸惑っていると今度は昴さんが、意外な事を口走った。
「も…う。そんな事はどうでも…いい。早く済ませてくれ…」
少しびっくりしたけど、壁に寄り掛かって肌をほんのり紅くさせながら
目を潤ませてる昴さんを見て、また理性がすっ飛んだ。
<>
くじゃく。完<>sage<>2005/10/04(火) 23:31:44 ID:???<> 熱く火照る体を抱き寄せて昴さんの下着をずらし、自分のを昴さんの下腹部に軽く擦り付ける。
「痛かったら、言って下さいね。」
そう念を押してからしっかり入るように、と昴さんの体を壁に宛てがって
抱っこするみたいに高く掲げて、中に自分の杭をゆっくり挿れていく。
「っ…………んうぅっっ!んぁああっ……!」
背中に爪をたてられてるのが服越しでもわかる。
やっぱり急には痛かったかな……と思ったけど。
昴さんの中は意外にもぬるぬると蜜を溜め込んでて、
最後まで収めるのは簡単だった。
昴さんの中…狭くて気持ちいい…
僕に絡み付いてくるみたいで、僕をずっと待ってくれたんじゃないかって錯覚しちゃうくらい。
「はっはやく…っんぅっ済ませろ…」
そんな期待も虚しく首元で催促されて、少し残念だなと思いつつ、言われた通り腰を揺らす。
後ろ髪を引かれるってこういう時に使うのかな?と、ぼんやり考えながら。
「ぁ…はぁ…んっあっあ…」
昴さんの中で僕のを引いたり押したりすると、昴さんが動きに合わせて喘いでくれてる。
「昴さん。気持ちいいですか?」
「はっ…そ…んなことは、どぅでも…いっ…いいから…ぁっ……
はっ…早く…済ませろっ……」
熱く絡まった身体を揺らしてそんな会話をする。
早く済ませろって言われるけど、昴さんの中はひくひく痙攣して、僕を感じてくれてるみたいだ。
何度も締め付けられ、ほんとに味わう時間もなく、僕の限界はすぐ近くまできてしまった。
「はっ……す…昴さん。もうだめ。あ…い…イきます」
「わ…わざわざ…んなこと…はっ、あっ、言わなくて……いいっ…んっ」
そう言って腰を激しく揺らすと、昴さんもそれに応えてくれるみたいに、僕のをぎゅっと締め付けた。
「ふっ……んぁあっ……ああああ!」
「あっ……は…昴さん……んんんっ!」
昴さんの締め付けに堪えられなくて、思いっきり昴さんの中に
自分の精液を流し込んで、僕の視界は白くなった。
ぼんやりとした瞳の中に昴さんの白い肌。漆黒の髪。
色とりどりの衣装。
様々な彩色が揺れて映る。
「……大河…いつか……覚えていろ」
と乱れながらも確実に憎しみを込めた、
ぼろぼろの孔雀の声を聞いて、
僕達だけの楽屋の秘め事は幕を閉じた。 <>
くじゃくなひと<>sage<>2005/10/04(火) 23:38:56 ID:???<> 思ったより投下に時間がかかった……
すまん。自慰ネタより話短いはずなのに、なんでこんな戸惑ったんだろうか。
とりあえず読んでくれたみんなありがとう。
昨日まで昴孔雀で悶々してたのが少し晴れたよ。
次こそは新昴の陵辱話を投下できるようにがんばる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/04(火) 23:50:11 ID:???<> >>193
GJ!
今日やっと資料集手に入れたんで、孔雀昴のタイツ想像しながらハァハァさせていただきました!
あと清書しながら投下してるのかな。
投下中は他の人がレス遠慮するから、長くなりそうな時は全部打ち終わってからはってく方がいいと思うんだけどどうだろう。
まあ、楽しませてもらってる側からしたらたいしたことじゃないんだけど一応参考程度に。
焦らされるのも萌えるしなw <>
くじゃく人<>sage<>2005/10/05(水) 00:27:28 ID:???<> >>194
アドバイスありがとう。
アドバイスは参考にしたいんだが、保存してペーストの原理はわかるんだが…あんまりパソコンの文書打ちはしたことなくてな…orz
確かに>>194の言うとおりだな…
配慮が足りなくてスマン
機械音痴でスマン…orz
しばらくは焦らしプレイになってしまうが大丈夫なんだろうか…
あんまり一気に投下しない様にした方がいいのかもな… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/05(水) 00:51:03 ID:???<> >195
GJ!
つ、続きは…!ハァハァ(;´Д`)
と思いながら楽しませていただきました。
孔雀昴たんエロいよ昴たん。
んで、投下云々に関しては自分もスレに投下した事のある身だが。
アドバイスするなら過去の作品とかを参考にしながら
キリのいい所まで書けたら一気に投下、とかでいいんじゃないだろうか。
ただ、職人さんによってそこら辺は各々ペースがあるだろうから
そこらへんは投下しながらきっとコツがつかめるんじゃないかと。
焦らしプレイカモーン。きっと住人さんもそう思ってると思うし
色々悩むのも糧になると思うから。
新昴陵辱楽しみに待ってる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/05(水) 00:56:00 ID:???<> >>195
ここのスレ住人は優しいけど、一応ここも2ちゃんねるだからな。
投下の仕方がどうとかいう件はとりあえず置いても、
保存やコピペが分からないってのはさすがに基本的過ぎるから、自分で調べてできるようになった方が絶対いいと思うよ。
全然難しいことじゃないから。
そんなに焦って投下しなくても、ここの住人の昴萌えはとまらなそうだからいつでも歓迎されると思う。
頑張って。作品楽しみにしています。 <>
195<>sage<>2005/10/05(水) 01:42:52 ID:???<> みんなこんな駄目な俺のためにわざわざありがとう。
ちょっと今試してみたんだが、ファイルからこっちにペーストってのができないんだよな。
サイト内の文書をでコピペはできるんだけどね。文書のファイル持って来ようとするとエラーになる……
携帯ならペースト投下できるんだが、
行間と文字数が心配でパソコンの方で打ち込み投下してたんだよ。
したら携帯からはっつけて投下した方が良かったのかもな。
とにかくこれを機会に俺も勉強してみる。
つまらん話になってしまって悪かった。
また投下できるようになったら投下しにくるよ
ほんとにスマン。 <>
195<>sage<>2005/10/05(水) 04:12:28 ID:???<> 195だが。こういう報告とか微妙かと思ったんだが。
今までいろいろ調べたら
パソコンでも一気に文打って分けて貼り付けってのができるようになったかも知れない。
まだ自信がないけど、新昴がまとまったら、今度コピペ投下してみる。
アドバイスくれたみんな マジでありがとう。
みんなにいわれなかったら自分で調べる事もしなかったと思うよ。
今まで焦らし小説ですまんかった。
それを伝えたかったんだ。
ってことでまた名無しに戻るな。
ほんとまじありがとう。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/05(水) 11:28:21 ID:???<> >>195
おまいかわいいなwwww
投下まってるよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/05(水) 12:10:33 ID:???<> >>179
漏れも時々文字がピンク色になっててびびる事あるよー <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/05(水) 16:20:30 ID:???<> 設定資料集やっと今日来る…はぁはぁはぁ
昴たん <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/05(水) 18:26:01 ID:???<> >>195
君の書く新次郎すごくかわいくて好きだ!
そして昴たんもエロくて良いよ。
次回作の投下待ってる。がんばれ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/05(水) 20:58:03 ID:???<> >>179
今現在薄紫だwマジで昴色だな
>>195
今まで直に打ち込んでいたのか、乙!
孔雀昴(タイツ破れ)にハァハァ
又楽しみに投下待ってるよ
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/05(水) 23:14:59 ID:???<> >>195
くじゃく昴タン、凄い可愛い。GJ!
これって破れたタイツの隙間からおパンツをそこだけ横にずらして挿入してる・・?
違ってたら申し訳ないが、そうなら何てマニアックな萌えプレイなんだ新次郎・・・!!
俺が設定資料集を見て妄想したのは
「楽屋で台本読みエロ、ヘンタイガー×バタフライ昴」だったよ・・。
蝶々衣装で後ろから犯されながら台本を読むように強制される昴タン。
最後まで読まないとイかせて貰えないのに喘いじゃって上手く読めなくて
そのうち外から人の気配が楽屋のほうに・・!
や、ベタな妄想ですまん。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/05(水) 23:28:42 ID:???<> >>195
乙!そしてGJ!続き楽しみに待ってた組です。
ジャングル・レビュー衣装は本当に最高だと更に教えてもらったような作品だった!
コピペのことは気にするな!エロモエスを貰っていることだし・・・
これからも頑張ってくれ!
俺たちの昴タン萌えはまだまだ終わらない! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/05(水) 23:46:57 ID:???<> 設定資料集見てると色んな服で楽しめそうだw
最終話ドレスを下だけ脱がせてプレイとか希望。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/06(木) 00:05:54 ID:???<> >>205
正解だ。勢いで書いたから情景がわかりづらくなってたかもな
みんな感想ありがとう。
俺の孔雀萌はまだ溢れて止まらんので
他の職人さんも気が向いたらぜひ(;´д`)ハァハァ
>>207
EDの服 イイな!!
俺もあの衣裳でラチェの車でカーセクースを妄想してしまうよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/06(木) 09:46:20 ID:???<> >>205
おまwwwそれ良すぎwwww
ぜひ小説で読んでみたいシチュだな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/06(木) 11:57:20 ID:???<> >208
オープンカーでのカーセクースか、いいなあ
新次郎が上に昴タンを乗せて
新「ほら見てください昴さん、星がきれいですよ」
昴「ヒッ、アッ、お願い新次郎そんなに捏ね回さないでぇ・・・」
新「そんな余裕はなさそうですね」
着ているのはワンピースがいいな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/06(木) 12:39:19 ID:???<> カーセクース…(*´д`)ハァハァ
EDの服もいいが、クリスマスの衣裳もイイな
あのフードと透けたレッグウォーマーも萌える…
日替わりでいろんな衣裳着せて昴タンを犯したいよ…(*´д`) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 01:59:03 ID:???<> さっきCMで「ドッチモか」っていう台詞でちょっと吹きそうになったよ
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 02:00:59 ID:???<> もはや昴病だなw <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 02:39:54 ID:???<> 毎日昴のエロ妄想してそのたびに顔がにやけるんだ…
どうすりゃいいんだ… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 03:06:01 ID:???<> >214
その妄想をここに投下しる!!!
おまいもこの昴スレの神になれ!!!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 03:06:14 ID:???<> 俺も仕事中でも妄想が止まらない。
こんなに萌えたキャラは久しぶりだ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 03:33:40 ID:???<> 投下しても投下しても妄想が止まんない俺はどうすりゃいんだ…
仕事中とか妄想すると困るな。
昴……罪な人だ…
罪には罰が必要だな…昴……
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 06:16:52 ID:???<> >217
どんどん妄想し、投下するよろし。
罰してるところもなwwww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 12:47:24 ID:???<> 仕事中、サニーサイドになって昴にお仕置きする妄想をしてみた
ピシィ!
「はぅん!」
「大人をからかうとこうなるんだよ。昴」
ピシィ!
「うぁん!」
鞭をうならせ昴の尻を遠慮なくたたく。
「色仕掛けもいいけど相手を選ばなきゃね…痛い目をみるよ。どうだい?」
「………もっと。」
お仕置きにならねぇ…… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 17:34:04 ID:???<> ディナーショウの「新次郎のクリスマス IN TOKYO」
紐育メンバーの顔ぶれだけで萌え死ねた。
この勢いでサニ昴新の3Pとかどうよ。
日本で3人のクリスマス(*´д`*)ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 18:24:39 ID:???<> 設定資料集でサニーん家の温室にハァハァして
書き出してしまったブツ引っさげてきました。
時系列は4〜5話の間でレボ前、サニー×女子昴
前半部分だけ投下。 <>
Pollination(1)<>sage<>2005/10/07(金) 18:25:32 ID:???<> 渡り廊下を抜けて外に出ると、ゆるやかな石段を登りつめた先にガラスと黒
塗りの鉄筋で作られた丸天井の温室が見える。
侘び寂びの佇まいを無視した勘違いだらけのジャポニズムで満たされたサニ
ーサイドの邸宅で、ここだけは唯一まともな西欧風の建築で統一されていた。
そっと扉を押し開けると細い注射器を手に胡蝶蘭と向き合うサニーサイドを
見つけた。
シリンダーに鋏の柄のような指を通す輪のついたそれの針先を花弁の奥に差
し入れて、ゆっくりとピストンしてゆく作業は大柄な男がするには随分と細か
い仕事だとつい笑いがこぼれた。
「やあ、昴。こんばんは」
かがめていた腰を伸ばして僕に気付いた彼が微笑む。
「こんばんは、サニーサイド。届け物にきたよ」
「なんだい?」
「これさ」
今朝ベッドで目覚めると左手の薬指に嵌められていた指輪を彼に手渡す。
お互いの気の向くときに体を重ねる。恋人同士の営みではなく、あくまで肉
欲のために。そういう関係でしかなかったはずが、いつからかサニーサイドは
僕にプロポーズまがいの言葉を浴びせるようになった。
そして僕はノーと答え続けて今に至る。
「おや、返品されちゃったか」
「回りくどい事はやめてくれないか」
僕の爪ほどもある大粒のエメラルドをのせた指輪を玩具のように手のひらで
転がして、サニーサイドは本音の解りづらい微笑をみせる。 <>
Pollination(2)<>sage<>2005/10/07(金) 18:26:26 ID:???<> 「気に入らなかったかい? なんなら君の好みのものを二人で選びに行こうか」
「サニーサイド」
きつい口調で彼の言葉を遮ったが、ひるむ様子はない。
「僕たちの関係はすでに結論が出ている。今さら変化は望まない」
「…変わりたくない?」
「ああ」
僕の意見を聞き入れたのか、そうではないのか彼は手入れをしていた花に指
を添える。
「この花、霊子研究の産物でね霊力の高い人間が近づくと咲くんだよ。この間
ダイアナが温室に入ってしまって、このとおり満開さ」
だから急いで受粉の作業をしているところなんだよと、また注射器を手にし
て花のひとつひとつへ針を入れてゆく。
たっぷりと受粉用のゼリー液を含んだ花の連なる茎が重たげにかしぐ。花弁
から垂れたゼリーが滴り落ちると石畳のうえで暗い染みになった。
「座らないのかい?」
「もう帰るよ」
明確な返事を期待していた訳ではない。押し問答は趣味ではないし、また彼
が求婚してきたとしても冗談にして流してしまえばいい。
「昴、待つんだ。脱いでみせてくれないか」
「…こんなところでか?」
「全部じゃなくていいよ。君の体が気になっただけだ。座れないくらい痛むの
かと思ってね」
「平気だよ…案ずるほどのことじゃない」
「ダメだよ、見せて」
そういって彼は僕の前に跪くとズボンの裾から手を入れて直に尻へ触れてき
た。
「ここ…まだ痛むかい?」
昨夜、彼につけられた肌の窪みを指先でなぞられた。強く押されれば、思い
出したようにじわりと鈍痛がにじむ。
あくまで僕に脱いでみせろという要求らしい。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 18:32:46 ID:???<> リロードしたら文字が昴色になってる…。
後半エロ部分は出来次第もってきます。
なるべく急ぐけど待たせたらすんません。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 19:32:58 ID:???<> サニ昴キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!ww
個人的にすごく好みな感じのサニ昴だ。イメージぴったりというか。
エロ、期待してます! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 19:49:27 ID:???<> >>224
乙!
久しぶりのサニ昴だな!
続きかなり気になるよ…(;´д`)ハァハァ
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 20:41:08 ID:???<> >224
続き待ってる
サニーの家は色んなシチュの妄想膨らむよ
前から気になっていたんだが、文字の色が変わる人って何のブラウザ? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/07(金) 22:52:26 ID:???<> サニ昴キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
受粉用の注射器エロス
それを使って昴にぜひいやらしいことをハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/08(土) 02:29:44 ID:???<> >>224
ちょ…!
続きが凄く気になるんですが。
後半エロも超期待して待ってます。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/08(土) 12:53:21 ID:???<> >224
すげー焦らされる。
続き超期待してるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/08(土) 17:22:22 ID:???<> 久しぶりに長時間の放置プレイだな…(*´д`)ハァハァ
昴の尻がどうなってんのかすっげー気になる… <>
224<>sage<>2005/10/08(土) 23:03:51 ID:???<> 温室サニ昴放置中の奴です。
連休だからと飲みに連れ出されてPC触れなかった。
まだ書いてる途中なんだが>>228の注射器プレイってどんなんだ?
浣腸ぐらいしか思いつかないんだが…詳細求む。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/08(土) 23:27:18 ID:???<> やっぱり浣腸だろうけど、導尿プレイっつーのも有りかな? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/08(土) 23:28:56 ID:???<> ・精液注入→人工(?)受精
・浣腸
・顔射(口内発射)
自分で言っておきながらこんなんしか思い浮かばん>注射器プレイ
てか俺の戯言など気にせず>>224さんの欲望赴くままに書いてください <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 00:02:49 ID:???<> 妄想を垂れ流しに参りました。
とりあえず前半投下。
ED後の日常。
新次郎があほな子。
昴たん誘い受け(?)
性別おにゃのこ。
つー事でダメな人はスルーでお願いします。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 00:03:48 ID:???<> 「はぁっ…すごいっ。昴さんの中……熱くて溶けそうっ!」
ぼくは痛いほど硬くいきり立った自身を昴さんへ激しく打ち付けていた。
「はぁ…んっ!あぁぁ、しんじろぉ…もっと、もっとぉー!ぁんっ」
「あぁ、ごめんなさい…ぼく…もぅっ!」
その時、ハッと目が覚めた。
頭の中が真っ白だ………ん?なんか下の方がごわごわする。
「わひゃあっ!!」
…あぁ、ぼくは昴さんとエッチしてる夢を見て、
恥ずかしながら夢精してしまっていたのだ!
我ながら情けない。夢とはいえ、昴さんには申し訳ない気持ちでいっぱいだ…。
今、新しい舞台の準備が行われていて、みんな慌ただしく時間に追われ、
二人でゆっくり会う事もなかなか出来ないでいた。
「はぁー、欲求不満…なのかなぁ。」
汚してしまった下着等を処理しながら、自分をちょっと蔑んだ。
みんな真剣に舞台作業に取り組んでいるのに、ぼくは欲求不満で夢精とは…。
みんなに…昴さんに合わせる顔が無いよ、ほんと。
かと言って、こんな恥ずかしくて情けない事で
休むわけにもいかないので、朝食もとらずに出勤の支度をして、
重い気持ちのまま部屋をあとにした。 <>
欲求2<>sage<>2005/10/09(日) 00:04:41 ID:???<> 「ごめんなさい、昴さんごめんなさい。昴さん…」
シアターに着いてからも頭の中では、呪文のように
謝罪の言葉を繰り返していた。
「おっはよー!新次郎。」
「おおおっ、おはよう!ジェミニ」
「どうしたの?そんな声出して。ははーん。
さては、なんかやらかしたなぁ?」
……!!痛いとこを突かれた。けど、昴さんじゃなくてほっとした。
「いやぁ、ちょっと寝坊しちゃって、朝から色々忙しくてさ…あははっ」
「なーんだ。寝坊かぁ。あっ、昴さんだ。おはよーございまーす!」
ドキーッ!!昴さんの名を聞いただけで、カーーッと顔が熱くなる。
「おはよう、ジェミニ。大河も居るのか。おはよう、大河」
昴さんの声を聞いて、その存在を近くに感じると、
夢と失態が交錯して、思考回路は罪悪感でいっぱいになった。
「おはようございます。それじゃ、ジェミニ。ぼく、用があるから。」
昴さんを見る事さえ許されないような感覚に陥っていたぼくは、
目を向ける事なく言葉だけを残し、わざとらしく足早にその場を去った。
「どうしたんだ?大河は。」
「寝坊したんで、忙しいみたいですよ。」
「ふーん…」
「あぁぁっ!昴さん!!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
そう思いながらも、ぼくの下半身は、
昴さんの存在を感じた時から熱を帯びていた。
「あーーもぅっ!最低だー!!」 <>
欲求3<>sage<>2005/10/09(日) 00:05:19 ID:???<> それからも雑務をこなしながら、昴さんを意識してかわしていた。
「昴。新次郎となんかあったのかい?」
「サジータ、なぜそう思う?」
「いやぁ、今日のあいつ、やけにお前の事避けてるみたいでさ。」
「……こっちが聞きたい」
「?」
直接迷惑をかけたわけではないのに、それなのにこの居た堪れない罪悪感…。
夢で昴さんを辱めた自分が腑甲斐ない。あぁ、夢精って恐ろしい!
なんて我ながら馬鹿な発想で自分を戒めつつ、
早く今日が終わらないかなぁと、ぼんやり考えていた。
「大河…ここにいたのか。」
「わひゃあ!!すっっっ!すばるさん!?」
舞台の道具などを収める倉庫で、一人ひっそり休憩していた所に
昴さんが現われた!逃げる事も叶わぬ状況にぼくは少しパニくった。
「ど、どうしたんですか?まだ、休憩時間でしたよね?
ここに来ても何もないですよ!?」
「…では何故君はここに居る?」
「え、えーと…休憩中もみなさんのお邪魔にならないようにと、ここで休憩を…」
「…下手な嘘だな。僕を避けていたんだろ?」
そう言うと昴さんは、僕の隣へ腰を下ろした。
鼓動が高鳴る…やましい思考とともに覚られないだろうか。
舞台や楽屋からは離れているため静まり返り、
うっすらと明かりが灯っただけの倉庫に昴さんと二人きり。
場所はともかく、こんなシチュエーションを望んでいたけど…、
よりによって今だなんて…! <>
欲求4<>sage<>2005/10/09(日) 00:05:54 ID:???<> 昴さんが隣へ座ると同時に、ぼくはめいいっぱい膝を抱え込み、
昴さんへ背を向けるようにほんの少し動いてた。
だって、まともに顔が見れないんだもの…。
「今日はどうしたんだ?僕には避けられる心当たりがないんだけどな…。」
静かでどこか哀しげな声の昴さんに、
ぼくはもぅ色んな意味で申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「ごめんなさい。昴さんに気を使わせてしまって…。
そんな資格ないのに、申し訳ないです。」
「話してごらん。原因がないわけじゃないだろう?」
まるで母さんみたいな口調で、優しく促されると
全てを吐露し懺悔せずにはいられなかった。
「夢を見たんです。その…昴さんとえっ……ち、してる夢を。
それで、その…ぼく、む、夢精してしまって…!
夢とは言え、あの、その…も、申し訳ありませんでした!!」
そう言いきったぼくはとっさに、昴さんに向かって
深く土下座をした。
「まったく…君って男は…」
軽蔑される覚悟でいたけど…やっぱりツライし、情けない。
「馬鹿正直と言うのか…あやまられても、
対応に困るんだけど。ほら、顔を上げて。」
「へ?あ、あの…軽蔑しません?こんなぼくに。」
「男の生理現象にいちいち軽蔑なんてしないよ。ほんとに君は、
一人で何空回ってるんだか…軽蔑と言うよりあきれるよ。」
今日初めて真っすぐに見た昴さんは、そう言って苦笑いを浮かべていた。
<>
欲求5<>sage<>2005/10/09(日) 00:06:26 ID:???<> 「ようするに欲求不満…と言う事か。まぁ、最近舞台の方が忙しくて
それどころじゃなかったからね。解らなくもないよ。」
微笑みながら、あっけらかんと昴さんは言葉を綴った。
「す、昴さん…。あはは…は、はぁー。」
緊張感が解け、力が抜けた。足を投げ出し、ため息とともに大きく仰け反る。
こんな展開、考えもしていなかった。
「…昴さんって寛大ですね。」
「そこは寛容と言ってほしいな。なんなら…ここで欲求を満たそうか?」
「えっ!えっ!?」
「君はまだまだ、僕の事を解っていないな。」
そう言うと昴さんは、ぼくの腿に大胆にも又借り、手を添え、
向かい合うように乗っかってきた。
「君が思っているほど、僕はストイックな人間じゃないんだよ。」
ふふっと、試すかのように、悪戯っぽく覗き込んでくる
その表情が堪らなく愛くるしくて…ぼくは理性を手放した。
昴さんの腕をグッと引き寄せ、貪るようにキスをする。
「ふっ…ぁんっっ」
唇に吸いついたり、舌先でなぞったり、舌を絡めとってねぶったり…。
思うがままに昴さんを堪能する。
そぅ…、ずっとこうしたかったんだ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 00:14:00 ID:???<> 前半投下完了。
昴たんに「ストイックじゃない」
と言ってほしかった妄想です。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 00:19:32 ID:???<> リロードしたら昴になった!これはちょっと嬉しいなww
>>241
GJ!昴の誘い受けってかなり萌える。あぁ、夢精。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 00:20:43 ID:???<> フォォーゥッッ!!!!GJ!!昴可愛いよ昴(;´Д`)ハアハア 続き待ってるぞ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 00:37:54 ID:???<> 誘い受けキタ―――――(゜∀゜)―――
GJ!こういう仔悪魔な昴萌える
続き超期待!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 00:49:58 ID:???<> 夢精を自己申告とは・・・、男だな新次郎。 <>
欲求書いてる奴<>sage<>2005/10/09(日) 01:29:05 ID:???<> そうか、自己申告は男なんだなW
つか、続き書いてて誤字発見。
×又借る
○跨る
スマヌ。続きは近いうちに。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 14:47:35 ID:???<> 文字が昴色ってブラウザがIEなら普通だから一々報告しなくていい <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 15:46:23 ID:???<> >欲求氏
避けられて哀しげで、そして誘い受けな昴に萌えたよ。
GJ!!続き超待ってるぞ!
>昴色の文字
上の広告の単なるタグ閉め忘れ。firefoxでも起こる。
でも少し嬉しいかも。 <>
◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/09(日) 18:27:47 ID:???<> 禁断の放課後パロの続き置いてきます。
前置き長かったけど、ようやく合体攻撃のシーンです。
さじ加減を間違えてるというか、
シャレにしようと思ったら全くシャレにならなくなったというか、
何だかいろんな意味で微妙なシロモノでスマン。 <>
禁断の放課後:21 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/09(日) 18:29:08 ID:???<> クリーム色の壁に囲まれた教室は無機質だった。
その中にあり唯一味わいのある使い込まれた木製の机は、天板を持ち上げると思った通りその裏に、ここに彼らの春を閉じこめた生徒のしわざと思われる古い落書きが無数にあった。
稚拙な絵や幼稚な悪口。「一つの声を持ち、二つ足にしてまた四つ足にして三つ足なるものが地上にいる」、これはオイディプス王が解いたスフィンクスの謎掛けの詩の一部だ。人間という答えを導き出せなければ生命を奪われてしまう。
そして、数行の創作詩。町に出た折りに出会った少女を慕う恋の詩の一節と見せ掛けているが、秘められた暗号を読み解けば、それは同じ教室に学ぶ美しい少年へと綴った恋文だった。
昴は天板を閉じると、夕日の差し込む窓辺に寄り、しばしそこを己の居場所とした。
窓からは、夕刻の明るい色に照らされた庭が見えた。
白いチャペルと、趣のある古い時計塔。そして、目で見るよりずっと深い森。朽ちた礼拝室は、あの緑のどの辺りだろう。
まるで蜘蛛の巣にかかった蝶のようだったと、昴は思った。
誰が、ではない。昴が、である。
聖書の暗唱の練習だなどという口実を、誰が考えたのだろう。実際、あの礼拝室をそんな目的で訪れる者などいはしないのだ。
まだあどけない下級生ですら、その時だけは訳知った大人の顔になり、口付けくらいはそつなくこなす。先のことは、本能がどうにでもするものだ。
彼らの白く愛らしい頬が興奮に色付く様を楽しむのは、昴にとって多少の退屈しのぎにはなった。
時には、若さゆえにのぼせ上がってしまう者もいたが、結局は通り過ぎる一陣の風と同じ。昴の興味を引くほどの者は誰一人としていなかった。
「昴さんがそこに立つと、窓の光がまるで大きな翼みたいですね」
机の上に頬杖をつき無邪気に言った少年を、昴は一瞥しただけで、すぐに窓の外へ視線を投げた。
傍から見ればその様子は、じっと何かを思案しているふうでもあり、ただ無心に空を見つめているふうでもあったろう。 <>
禁断の放課後:22 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/09(日) 18:30:04 ID:???<> 「初めて会った時、まるで空から舞い降りたみたいに。本当にそう、見えたんですよ」
「ロマンチストだな、大河は」
昴は、皮肉な笑みを唇に敷いた。
大河新次郎。唯一、昴の流れを乱すもの。
昴のものになれ、とほとんど苛立ち紛れに口にした思いつきにあっさりと頷いて、こうして大河は傍にいる。
いっそのこと、本当に一生消えない傷が残れば良かったとさえ思う。それで、あの汚れを知らない瞳を、永遠に思うままにできたのならば。
わざとらしいバラを一輪と、わざとらしく外したオフィーリアの演技。そしてわざとらしい時計塔の作り話。
すべてはシナリオの通りであったのに、恋愛感情までは計算外だった。
恋ではない、とあの時大河は言ったが、今も彼はこうして、じっとこちらを見つめている。
「翼で飛ぶには、人は重すぎる」
にべもなく言い放つと、大河は口を曲げ、不貞腐れたような表情を作りこちらを睨んだ。
「翼っていうのは、そういう意味じゃなくて、もっと観念的な……、あ、そうだ」
反論を始めるのかと思えば、すぐに何事かを思いついたらしく机の上に作業を始める。
鮮やかな表情の変化は、全く、見ていて飽きない。
「人間が重くて飛べないのなら、その分、翼面積を大きくしたらいいんですよ」
名案とばかり言って、わざわざ紙面に描いた図面、というよりは走り書きの絵を、大河は自信ありげに掲げて見せる。
昴は仕方なく歩み寄ると、それを手に取った。
「……考え方は悪くはない。だけど、地上に下りた時に、これでは直立で歩けない。離着陸体勢にも問題が生じる。重心位置は?」
昴は絵を指差し、彼にも分かりやすいと思われる箇所だけを指摘していった。
紙一枚の計算で済むなら、人はとうに翼を背負って飛んでいる。 <>
禁断の放課後:23 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/09(日) 18:30:44 ID:???<> だが大河は諦めず、また紙に鉛筆を走らせ始めた。
背後から覗き込むと、どうやら歩行かつ飛翔可能な翼面積に加え、滑空するのに適した形を真剣に模索しているらしい。
興味本位に昴がヒトの骨格構造や臓器の重さ、何種類かの鳥の体積と重さの比率の情報等を与えてやると、紙面は『不可能』というただひとつの結論に向かう数式で埋まっていく。
……大河には、純白の翼が見えているのか。この背に。
他には誰もいない静かな教室には、さらさらと大河の鉛筆の滑べる音だけが聞こえた。
月が変われば試験期間に入る。そのためこの時期は、終業時刻を過ぎると校舎内の人影はまばらだ。
昴は、放課後の日差しに金色に染められていく時を持て余していた。この日が特別だったわけではない。もうずっと長くこうした無為な時間を一人で過ごしてきた。
不満もなく敵もない。九条昴の人生は、栄光という名の人工灯に照らされた、退屈という名の鳥かごの中にあった。
……君の空想のとおりに翼があれば、何処へなりと飛んで行けたのにね。
昴は、なぜだか急に、今まで感じたこともないような虚しさが襲うのを感じた。それは無意味なものとして排除してきたはずの、感情のひとつだった。
変化を示唆する警告はやはり正しかったのだ。子犬を鎖で繋いだつもりが、その鎖の逆端に、まさか自らが繋がれていようとは。
大河は相変わらず熱心に机に向かっている。手を伸ばせば届く距離にある背は、意外にも広く見えた。
まるで翼があるよう、と形容するに真に相応しいのはこの背なのだ。当人がそれに気づきさえすれば、あとは自由に飛んで行くだろう。
文字どおりの机上の空論さえ現実にしてしまいかねない。そんな希望すら抱かせる不思議な力を持つ存在を昴は他に知らない。
光は遠くに見るのが美しいのだと、ずっとそう思っていた。 <>
禁断の放課後:24 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/09(日) 18:31:29 ID:???<> 一度きり、この得体の知れない焦燥に似た苛立ちが晴れるなら、その光に触れることを試してみたいと、昴は思った。
ほんの気まぐれに、からかわれたのだと大河が思うくらい、冷淡なやり方でいい。
俗世から切り取られた短い季節のこんな些細な過ちなど、彼はきっとすぐに忘れてしまう。そうでなければならない。
「大河……、そこ、間違ってるよ」
白昼夢に身を踊らせるような心持ちで、聡明なる異端者は、背後から光へと寄り添う。
「え、どこですか?」
大河は鉛筆を止めると、無防備に視線を上げ尋ねた。
そのほんのわずかな隙に、昴は彼の顎先を指に捉え軽く仰向かせる。
「ここさ……」
「あ……」
魂を揺さ振るかのごとく鳴り響いたチャペルの鐘の音は、空耳だったろうか。
その時、一瞬とも永遠とも思える時が二人の間を通り過ぎた。
昴は、覗き込んできた瞳に吸い込まれるように唇を重ねた。
薄く唇を開き小さく舌先のぞかせ、誘うように大河の唇の合わせ目をなぞると、おずおずと唇が押し当てられる。
それを、いく度も角度を変えて貪ると、大河は苦しげに喘いで顔を背けようとした。
「いけません……、昴さん」
熱っぽく言葉を紡ぐ唇を、かまわず己の唇で塞ぐ。大河はまた、首を捻りそれを逃れようとする。
「こんなところ、誰かに見られたら……」
唇を追う代わりに、昴は頬へ宥めるようなキスを落とした。 <>
禁断の放課後:25 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/09(日) 18:32:09 ID:???<> 「その時は、僕に無理矢理にされたと言えばいい。ロザリオはどうした。怖いなら、聖書の言葉でも唱えていろ」
「どうして……」
昴は多少強引に、大河の顎を掴み寄せ再度己の方を向かせた。間近に視線を合わせ、有無を言わせぬ強い光を瞳に宿らせ、だが言葉だけは静かに告げた。
「昴は言った。契約を忘れたのか、……と」
瞳も唇も、身体も指一本に至るまで、今は昴のものであると、そう思い知らせると大河は、叱られた子供のように目を伏せ黙した。
「君には躾が必要だ……」
昴は、それ自体が意味を持つ儀式の所作のような優雅さで、大河の首筋から肩へと手を滑らせた。
椅子に座った彼へと身を屈め口付けると、もはや拒まずに唇を寄せてくる仕草に惹かれ、昴は容赦せずその唇を蹂躙する。
足元に、大河の手を離れた鉛筆が床に落ちて転がる音がした。
昴は徐々に大河へと重みを預けながら、唇を這うように差し出された舌に、自らの舌を強く押し当てる。
そのまま押し込むように口内へするりと舌先を差し入れ、やわらかな舌に表面を擦り合わせながらゆったりと絡める。
音を立て唾液を柔く吸い、歯肉との隙間を歯列にそって細かに撫でると、大河は目元を染めて、やるせない吐息を零した。
時に戯れて、絡み合う舌をはぐらかすように逃れさせると、大河は眉を寄せくぐもった呻きを洩らす。昴はその表情をさえ楽しんだ。
「大河……、大河……」
口付けの合間に、昴は熱い呼気と共に名前を呼ぶ。
本能のままに伸ばされた腕に抱き寄せられ、昴はもはや大河の上に乗り上げるような格好になり、服越しにも互いの体温が分かる距離にいた。 <>
禁断の放課後:26 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/09(日) 18:32:50 ID:???<> 唇を合わせたまま、昴は大河の胸元を探った。慣れた手つきでタイを解いてしまうと、彼の無意識の抵抗を唇で宥め賺しながら、シャツのボタンを外していく。
布地の狭間から手を差し入れ、熱を帯びた肌を辿る。薄いながら筋肉のついた均整の取れた身体の形を指先がなぞると、大河は緩く首を振った。
溢れる唾液が口元を汚す頃、昴はようやく顔を引いた。大河の顎を持ち上げ、口内の唾液を飲み下すように促す。逆らわず、喉が上下すると、昴は満足そうに頷いた。
「いい子だ……」
昴は口元を拭うと、確かめるように大河の下肢へと手を滑らせた。布地越しにも容易に分かる昂ぶりを手の平に感じ、昴はひっそりと笑む。
「欲情している。……僕に?」
「もう、……よしましょう」
昴の両肩を押し退け、互いの間にわずかな隙間を作ると、擦れた声で大河は懇願した。
「まだ、キスだけだよ」
「ぼくは、オフィーリアを汚したくはない」
その言葉に昴は眉を上げた。
「それは面白い解釈だな。だけど僕は、ハムレットとオフィーリアは肉体関係にあった、と思っているんだけどね」
すげなく言いながら、昴は制する間も与えず、大河の制服のズボンの留め具を外した。
「くれぐれも、突き飛ばさないでくれよ」
我ながらずるい台詞だ、と昴は思った。案の定、大河はうっすらと目に涙を浮かべて、きつく唇を結んだ。
もっと泣いてもいいんだよ、と告げたら少しは、彼の自尊心も傷ついただろうか。
昴は寛げたズボンの前立てから中へと右手を差し入れ、手の平に大河の熱を捉えた。
触れるだけで、大河は微かな獣のような吐息を喉奥に昇らせた。 <>
禁断の放課後:27 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/09(日) 18:34:07 ID:???<> 昴はその形状を確かめるようにしばし手の平で玩んだ後、人差し指と親指で輪の形を作ると、それを緩く頭をもたげたペニスの形に沿ってゆっくりと上下させ始めた。
「……、う、あ……」
ほとんど夢中といった様子で、大河は腰を浮かせかけた。昴がそれを上から全身で押さえ込む。
手の動きは休めぬままに、再度唇を味わおうと顔を寄せると、ふいにタイを引かれ、予想外に口付けは深く、大河の方から仕掛けられた。
「……昴さん……、ぼくは、貴方を……」
荒い息と共に告げられた言葉の続きは、激情が掻き消してしまった。
大河の手に頭部を引き寄せられ、強引に唇をこじ開けるようにされると、先刻とは逆に舌を押し込まれる。
「ん……っ、んん……!」
先刻まで幼い子供のように涙を浮かべていた少年の内から迸る情熱の奔流は、手加減を知らなかった。吐息さえ奪うような激しさに、昴は目眩を覚える。
まるで仕返しのように乱暴に刻まれていく行為なのに、知らず煽られていく。
「……っは、……大河……っ……」
気丈さを保っていた声が、次第に余裕を無くす。同時に、ぞくぞくとするような未知の興奮が背筋を這い上るのを感じた。
口端より時折吐息を零しながら、大河は昴の手が扱き上げるのに合わせて、あたかも性器を抜き差しするように、喉奥近くまで深く舌を差し入れては引き抜き、昴の口腔を犯した。
彼の両手は腰骨の辺りを掴んで、擬似的な交わりを演じるごとく、昴を身体ごと揺さ振る。
昴は睫を伏せ、全身を満たしていく鈍い痺れに似た感覚に身を委ねた。
舌が抜き差しされる度に規則的に奏でられる水音は、性交のそれに似ていた。どちらのものともつかない唾液が、唇から零れて顎を伝い、喉元まで滴る。
計算外の恋愛感情の芽生え。困ったことに、昴はそれを我が物にと望む、昴自身を自覚した。 <>
禁断の放課後:28 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/09(日) 18:34:42 ID:???<> ソドムの罪などと脅かしてはみたが、それでもなお共に堕ちることを彼が望んでくれたら、と。
罪の刃に引き裂かれ血を流しても、神をも恐れずひたむきに、ただ己にのみ傾けられる清浄無垢な愛を、昴は卑怯にも渇望している。
この光。
これは僕の賭けだ。
これは昴のただひとつの、そして最後の願いだ。
やがて大河は低く呻いて腰を震わせると、昴の手の中に欲望の飛沫を迸らせた。
同時に彼は、翻弄され壊れた人形のように力なく胸にくずおれる昴の細い体躯を、背がしなるほどにきつく抱き竦めた。
そして、まるで許しを乞うかのように昴の髪へと顔を埋め、頬を唇を擦りつける。
「……」
だが、その時。ほんの一瞬、まるで天啓でも授かったかのような表情で、大河は間近にある昴の顔を見つめた。
「昴、さん……」
荒い呼吸を押し隠すような、掠れた声で大河は名を呼んだ。まだ情欲の余韻を色濃く残した彼の瞳に、まざまざと混乱が広がっていく。
「……昴さん……、貴方は……」
大河は一度言葉を切り、大きく息を飲み下す。
次いで投げられたのは、見知らぬ土地で道を尋ねるかのような、確信のない問い掛けだった。
「貴方は、……イヴ……、ですか……?」
昴は瞬きすると、今さら気づいたかのように、白濁に汚れた己の手の平をじっと見つめた後、それを口元に引き寄せようとした。
「そんなこと! ……やめて下さい!」
慌てて手首を掴んでそれを制した大河の声は悲鳴じみていた。
……油断している間に、うっかり白い糸に羽を絡めとられ、もがく蝶の何と不様なことよ。
我に返り、生々しい精臭が鼻をつくと、昴はあからさまに顔をしかめた。 <>
◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/09(日) 18:36:49 ID:???<> 妄想垂れ流しスマソでした。
次で完結させます。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 19:01:46 ID:???<> うわぁ 超GJ!
すごい…相変わらずエロモエスを吸われるような引き出されるような壮大で繊細な文章だった!
禁断だな…いいな禁断…
犯昴モエス(;´д`)ハァハァ
次回で完結ですか…すごく惜しい気もしますが楽しみに待ってます。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 19:30:30 ID:???<> GJ!GJ!
素晴らしすぎてムネがドキドキ。
俺も完結を惜しみながら楽しみに待ってる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 20:49:20 ID:???<> 犯昴って字だけで危なげでエロスだw <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/09(日) 22:18:33 ID:???<> 一番好きなシリーズが終わってしまうと思うと、少し惜しい。でも楽しみにしてます♪(^O^)/ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/10(月) 00:37:21 ID:???<> 禁断の放課後マジGJ!エロすぎ耽美すぎw
>>262
釣りと言ってくれお嬢ちゃん^^; <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/10(月) 10:39:21 ID:???<> すげー、前にもすげーって書き込んだけど
本当に文才の差を思い知らされるよorz
ところでまた向こうの萌えスレに妄想をたれておいたのでよかったら見てクレ
宣伝かよorz <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/10(月) 23:40:43 ID:???<> そういえばいつのまにかホットミルクと湯豆腐の似合う季節になってきたね。
と話題提供してみる。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/10(月) 23:52:37 ID:???<> そういえばいつのまにかホットミルクと湯豆腐の似合う季節になってきたね。
と話題提供してみる。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 00:15:37 ID:???<> ホットミルクには蜂蜜を一匙いれるんだよね
蜂蜜プレイ(*´Д`)ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 00:20:13 ID:???<> 園崎もいれるんだよねwwあれだけで萌えた・・・ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 00:37:22 ID:???<> あれ?俺連投してないと思ったのに……連投してたorz
蜂蜜プレイかあー そういえば食物Hはナイトメア氏以外なかったよな?
蜂蜜でぺたぺたする昴も萌える
あっためようとした牛乳を何かの拍子に零して足に滴るのも萌える……(;´д`)ハァハァ
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 00:56:39 ID:???<> それを見た大河が舐めて綺麗にしてくれるんだろww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 00:59:50 ID:???<> そしてそのまま昴の足を… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 01:14:21 ID:???<> >269-271
連携GJ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 02:54:09 ID:???<>
「は、ぁっ……大河、もう、いいから……」
「駄目ですよ、蜂蜜は残るとべたついちゃいますから」
「自分で、拭くから……んッ」
「僕が零しちゃったんですから、僕が綺麗にしなきゃ」
そう言って彼は僕の足を丹念に舐めていく。
新次郎がカップを倒した時、残っていたミルクはほんの少しだったけれど、蜂蜜の入ったミルクは
タオルだけではベタつきが取れなくて、濡れタオルを持ってこようとした新次郎に
「君が舐め取ってくれてもいいんだよ」
なんて冗談めかして言ったら本当に舐められて、やめろといってもやめてくれない。
普段はなんともないけれど、新次郎に触れられると急に敏感になるのは何故だろう。
足を舐められているだけなのに、きっと僕の中は恥ずかしい位に潤んでいるはずで。
新次郎に悟られたくなくて、もういいと何度も言っているのに聞いてもらえない。
こういうときの彼はなんて強情なんだろう。
「も、充分だから、離れろ……っ」
何度目かの要請に、彼はちらりと僕を見るとズボンの裾から指を入れてきた。
くちゅっ、と音がして彼の指が僕の中に入ってくるのがわかる。
「ふぁぁっ、や、やめ……ッ」
「えへへ、こっちの蜜も綺麗にしなきゃですね」
しまりのない笑顔でそう言うと僕の服を脱がしはじめた。
大河おっさん発言。
>269-271の書き込みでおもわず妄想突っ走ってしまった。
はじめて書いたんで意味不明だったらスマソ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 03:09:22 ID:???<> ハ…ハァハァ(*´д`)
テラモエ死ぬ…
蜜つながり…その手があったか…
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 21:20:43 ID:???<> 蜂蜜プレイGJ!!
からかって誘ってヤられてしまう昴にテラモエス
この調子で誰か湯豆腐も美味しく料理を・・・ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 21:45:37 ID:???<> むしろ昴さんはお豆腐みたいですねって箸でつつくプレイはどうか? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 21:53:23 ID:???<> お箸で、あんな所やこんな所をつまむワケだな。ハァハァ
あとはホットドッグで無い乳をかき集めt <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 22:00:40 ID:???<> マスタードプレイ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 22:08:09 ID:???<> 痛そうだな。>マスタード <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 22:13:01 ID:???<> でも新次郎があまりにも楽しそうにマスタードをかけてくるから何も言えない…
食物プレイを通じて新次郎がどんどん鬼畜に……ww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/11(火) 23:22:36 ID:???<> 下唇を噛んで痛みに耐える昴さん萌え <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 00:13:06 ID:???<> マスタードなんか使ったら新次郎のティンポも痛くなっry <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 00:53:31 ID:???<> ティンティンに蜂蜜塗って舐めてもらえば(・∀・)イイ!
でも昴は甘いもの好きだっけ
ホテルのパティシエにケーキ貰うくらいだし、嫌いではなさそうだけど <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 02:07:57 ID:???<> コーヒーはブラックだっような気がする>昴
でも案外食通というか、食べるの好きだよな。
コロッケとかリカにもらってむぐむぐ食うくらいだしW <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 02:24:40 ID:???<> ホットドッグ、コロッケ、ホットミルク(蜂蜜入り)、生ハム、ベーグル、湯豆腐…
昴と関係のある食べ物は見る度に萌えてしまう。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 17:56:37 ID:???<> リカと中華粥も食べてたな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 18:43:06 ID:???<> 遅めの昼食のペスカトーレもな
ホント色々食べてるな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 19:08:17 ID:???<> 食いしん坊な昴 モエ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 23:02:09 ID:???<> 昴の食べ物ネタってけっこうあるんだな……。
ホテルのパティシエ〜とペスカトーレは見たことない。
誰か詳細を……。
甘いもの好きなイメージないけど
好きだったらちょっと萌える(*´д`) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 23:19:50 ID:???<> パティシエからケーキを貰うのは、五話の昼のフリー移動でセントラルパークへ
ペスカトーレは知らないので知りたい <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 23:38:26 ID:???<> 何話だったかな。昼フリー移動のカフェレストランで見れた
「ここのペスカトーレはいい仕事をしてるから」とか言う <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/12(水) 23:52:57 ID:???<> 三話のリカの話のフリー移動だったかと
マスタードたっぷりのホットドッグ食わせる時だし。
そういや二話のサニー邸での朝食では納豆も食べてたか。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/13(木) 00:57:45 ID:???<> 打ち上げも1人黙々と食べてるしなww
結構食べるの好きなんだな
そういえば前紐育の観光雑誌みたらミッドタウンにはベーグルの美味しい店は多いらしい。
一体どの店に行ったんだ昴! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/13(木) 01:29:15 ID:???<> 全店を制覇 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/13(木) 01:36:24 ID:???<> 昴が住んでるであろうホテルも探してみたけどあの辺はホテル街らしい
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/13(木) 01:59:14 ID:???<> ホテル街と聞いて真っ先にラブホテルが思い浮かんだ俺。
だって日本では高級ホテルが建ち並ぶホテル街ってないじゃない。 <>
欲求の人<>sage<>2005/10/13(木) 02:25:15 ID:???<> 後半書き上がったので投下しに来ますた。
自分の妄想の昴たんのエロ可愛さが、
皆様にも伝われば幸いだ。
前半>>236-240 <>
欲求6<>sage<>2005/10/13(木) 02:26:05 ID:???<> 「んっ…しん…じろぉ…あぅ…んっ」
吐息混じりの苦しげな声に名前を呼ばれても、
ぼくは止まれなかった。
「ぁ…んっ、あぁっ…」
唇を離れ、頬を伝い少しずつ首筋へと舌を這わせ、
耳の辺りへ何度もキスをし、
昴さんから零れる甘い声を全身で感じ取る。
ひからびていた欲望が満たされていくようで、堪らなかった。
「あっ…はぁっ…、しばらくしないうちに
随分情熱的になったものだね。」
「…昴さんがそうさせるんですよ…」
「僕が、か。それじゃあ…」
そう言って昴さんは、半ズボンの隙間から自らの秘部へと、
ぼくの手を強引に導いた。
「すっ、昴さん…!?」
「新次郎が僕をこうさせたって事だね。」
熱っぽく潤んだ瞳で微笑み、ぼくの反応を楽しむ
昴さんのそこは温かく、
たっぷりと蜜を湛えていた。
「ふふっ…、ほら、どうゆう意味か……解るだろ?」
思わず息を呑んだ。
それは、ぼくの自分勝手なキスが、昴さんの身体に火を点けた証…。
<>
欲求7<>sage<>2005/10/13(木) 02:26:42 ID:???<> 今度は昴さんを満たしてあげたい欲求に駆られ、
躊躇する事なくぼくは、無毛の割れ目へ指先を伸ばし、
ぷくんとした肉芽を優しく摘み、揉みしだいた。
「ふぁっ…んんっ!あぁ…ぁぁんっ」
親指と人差し指で刺激を与えつつ、中指を膣へと沈め軽く出し入れすると、
ぬぷぬぷと蜜が溢れ出てくる。
「あぁ…んんっ、はっ…ぁぅ…んっ」
腰を浮かし、ぼくの胸で力なく身体を支え、
善がる昴さんは夢なんかじゃない。
「しんじ…ろぉ…、あぁ…はぁ…んんっ」
ぼくを求めるその姿が淫らで、あまりに愛しくて、
このままいかせてあげようと惜しみなく愛撫を続けた。
「やぁっ……、しんじろぅ…ダメっ…だっぁぁ、はぁ、はぁ…」
導かれた手を掴まれその行為は止められた。
「昴さん…?」
「はぁ…僕だけを…いかせるつもりかい…?」
荒い息遣いで俯いていた昴さんは、
膨らみを作っていたぼくの股間へすぅっと、
掴んでいた手を離れ、白く細い指先を落としていった。
その意味をすぐさま察する。
「だっ、ダメです。そんな…。汚れちゃいますよ…」
「着替えならどうとでもなる。どの道、処理しなければ戻れないだろ?」
「そ、そうですけど…」
場所や時間、衣服の事を考えるとなかなか踏ん切りがつかない。
醜態を曝しているであろうぼくの耳元へ突然、
胸元にあった昴さんの顔が迫り、熱い呼吸で甘く囁く。
「欲しいんだ、新次郎のが…」 <>
欲求8<>sage<>2005/10/13(木) 02:27:16 ID:???<> その一言で、顔が熱くなる。
立ち膝でぼくの肩へ両手を掛け、少し上から恍惚な表情で
見つめてくる昴さんには、ホント適わないと思った。
「もぅ…ヤメロって言っても止めませんからね。」
「言わないよ…」
精一杯の強がりを言うぼくに、優しくキスをくれる。
ズボンに手を掛け、膝上まで下ろしてあげると、
昴さんが、器用に片方だけ足を抜く。
ぼくも自ら、硬く猛り立つ自身を取り出し、
剥き出しの愛らしい割れ目へと向けると、
ゆっくりといやらしく、それを銜え込んでいく。
「んっ…はっ、あぁ…んんっ…」
「はっ、はぁぁ…熱っ…」
昴さんの愛液が潤滑油となり、根元まで楽に収まる。
「はぁ…ぁっ、昴さんの中、温かくて…気持ちいい…」
「ふっ…ぅん…、夢の中の僕と…どっちがいいかな…?」
挑発的な表情は、火照っていて色っぽい。
肩に乗せていた手にギュッと力が入り、昴さんが上下に動きだした。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてながら繋がり、
ぬるぬるとした柔らかい膣壁に包まれ、ぼくは思い切り扱かれる。
「す、昴さんっ!あっ、すごっい……はっ、あぁぁ!!」
夢精なんかとは比べものにならないほどの快感。
身体中、昴さんで満たされていく…。
「はっ…ぅんっ、ぁんっ、あぅぅっ…」
自ら動き喘ぐ昴さんが、ぼくを使って自慰をしているようにも見え、
興奮すると同時に物足りなさを覚え、
ぼくの手は自然に昴さんの肉芽へと伸びていた。 <>
欲求9<>sage<>2005/10/13(木) 02:27:47 ID:???<> 「んぁっ…!?んんっ、しっ、しん…じろぅ…ぃやっだ…ぁっ」
「言ったでしょ?止めないって…」
ぼくを銜えながら身悶える昴さんにちょっと意地悪く言い返す。
「バッ、バカッ…!あっ、はぅ…んっ、あぁぁ…あぅぅっ…」
指先が刺激を与えてもなお、快感を貪るように昴さんは小刻みに動く。
「っぁ…気持ちいぃ?昴さん…、はぁ…あぁっ、
どんどん濡れてく…」
「きっ、聞くな…、そんな…こっ、あっ…んっっ」
昇り詰めるように、昴さんの動きが激しさを増し、
扱かれているぼくも、限界が近かった。
「はっ、あぁぁっ、しんっじろぉ…んっ、イクぅっっっ!」
「あぁっ、ぼっ、ぼくも……もぅっっ!」
力一杯、昴さんがぼくにしがみ付く。
「んぁっ!あぁぁぁぁんっ!!」
ビクビクッと膣を震わせ、天を仰ぎ、昴さんが達する。
その柔らかく、熱い圧迫感に耐えきれず、
ぼくも全てを、昴さんへ放ち絶頂へと達した。
「あぅ…っぁんんっ、しんじろぅ…ぁ熱い…よ…」
「はっ…あぁ、はぁー…」
二人とも余韻に浸りながら、荒い呼吸を整える。
ぼくが何気なく、
「昴さんも欲求不満だったんですね。」と言うと、
「…うるさい。」
と、一蹴された。
けど、ぼくに抱っこしてる状態で、
不貞腐れた表情されても可愛いだけだよ、昴さん。
<>
欲求10<>sage<>2005/10/13(木) 02:28:25 ID:???<> 「と、ところで、ズボン…こんなにしちゃって、
どっ、どうしましょう?」
落ち着きを取り戻し、案の定、現状に困惑した。
汗ばんだ上着は何とかなるとしても、
ぼくのズボンはチャックを下ろしただけで行為をしたものだから、
昴さんの愛液やなんやでお漏らししたような染みを作っていて、
さすがに履いたままではいられない。
「ふふっ、僕は楽屋に代えがあるからね。」
「ずっ!ずるいですよっ、昴さぁん!」
絶対昴さんはこの状況を楽しんでいる!!
…ぼくは心の中でちょっと泣いた。
「あるじゃないか、君にも丁度良い物が。」
「えっ?」
短くも充実した休憩を終え、気持ちを切り替え仕事に戻る。
けれど、とっても複雑だった。
「あら?大河さん、どうされたんですか?
プチミントさんになられて…」
ダイアナさんにばったり会う。
そう!ぼくはこの後半日、プチミントの衣裳で
過ごさなければならないのだ…!!
「え、えっと、休憩中に熱狂的なプチミントのファンが来て…、
面会とか断ったんですけどあまりにも粘られるものだから、
し、仕方なくプチミントになったんですよ、あはは…」
これは昴さんが考えた言い訳。
「僕に余計な気を使わせた罰だよ。ふふふっ。」
…と、楽しそうに出された案だった。
優しく誘われ、欲求を満たされ、最後には辱めを与えられ…。
今日の昴さんは色んな意味で仔悪魔に見える。
そんな昴さんも魅力なんだけど、
と惚気しまう自分は情けなくも虜なのだ。
スースーする足元が落ち着かない。
会う人会う人、説明しなきゃいけないし…。
「あぁ…、早く今日が終わらないかなぁ。」
ぼくはため息まじりに呟いた。
END
<>
欲求書いた奴<>sage<>2005/10/13(木) 02:32:25 ID:???<> 以上、お粗末さまでした。
新×昴しか妄想デキヌが、
また書けたら投下するかも。
その日まで他の職人さんの作品を
楽しみに待ってる。ハァハァ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/13(木) 02:42:03 ID:???<> 289です。
ケーキとペスカトーレ詳細ありがとう。
そういえばペスカトーレは見た気がする。
ケーキは今見てきた(*´д`)
あと、納豆のときの「昴は食べる。」は萌えるよな。
>欲求の人
GJ!!蜂蜜ホットミルクプレイエロス(*´д`)
新昴大好きなのでいつでも歓迎するハァハァ
今更だけど今日はじめて文字が昴色になった。
いい夢見れそうだ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/13(木) 02:57:28 ID:???<> >>303氏GJ!
小悪魔な昴イイヨー(*´д`)ハァハァ
次の作品も待ってる <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/13(木) 03:36:46 ID:???<> >>296
俺も書きながらラブホテルみたいだなと思ったww同志だなw
>>303
超乙!超GJ!色んな意味でおいしかったよ。
こういう昴って大好きだ・・・!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/13(木) 05:06:03 ID:???<> >>303
続きハァハァしながら待ってた!
GJ!からかわれてる新次郎ワロスWW
でもこのSS蜂蜜じゃなくてストイックのやつだよな?
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/13(木) 10:14:54 ID:???<> >303
プチミントワロス
GJ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/13(木) 22:01:44 ID:???<> >>303
GJ!小悪魔昴は最高だ!
欲求不満な昴テラモエス
欲求は蜂蜜とは別物だな。あれ書いたの俺だし。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/14(金) 04:16:39 ID:???<> >>303氏超GJ!
誘い受けな昴が最高!新昴作品期待してます
設定資料集確かに萌えるな。衣装モエ
ランダムスターはバイブネタ思い出したよ
つうか孔雀のエロさにやられた!もう妄想が止まらない <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/14(金) 22:43:54 ID:???<> どうでもいい話だが
某シャンプーのCMの「イェース、イェース」ってやつを聞いて
アメリカだと昴もあーゆー風に喘ぐんだろうかと思ってしまった
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/14(金) 22:58:29 ID:???<> さすがにそこは母国語の日本語だろw
むしろうっかり京訛りで「そこ、ええ…ええよ……」みたいの希望。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/14(金) 23:06:24 ID:???<> 「イェース、イェースゥゥ!」はどちらかって言うとサニーのイメージだ。
セクースの最中に煩いサニーに萎える昴たん・・・。カワイソス。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/14(金) 23:06:50 ID:???<> 京都訛で思い出したが、
標準語を京都弁に変換できるサイトがあって
なんとなく「昴は言った」を変換したら
「昴はヌかしやがった」って出てびびった事がある。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/14(金) 23:29:24 ID:???<> それ京都弁じゃない… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/14(金) 23:31:36 ID:???<> 俺も昴さんにヌかして欲しいのですが <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/15(土) 00:19:10 ID:???<> ワロス <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/15(土) 04:47:58 ID:???<> 昴はヌかした……腰を
この理由を20文字以内で明確に答えよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/15(土) 11:32:46 ID:???<> 新次郎に激しく打ち付けられすぎたため。(19字) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/15(土) 17:54:24 ID:???<> サニーに変態プレイを強要されたから(17文字) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/16(日) 00:26:13 ID:???<> なんとなく(5文字) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/16(日) 01:56:34 ID:???<> おまいら…なんか…いいなW <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/16(日) 03:39:41 ID:???<> チョコミントを見て驚いたため。(15字) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/16(日) 11:48:17 ID:???<> >>323
それは確かに腰ヌかすな… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/16(日) 12:31:47 ID:???<> チョコミントに襲われたため(13字) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/16(日) 18:55:23 ID:???<> >325
2人がかりか…… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 00:18:48 ID:???<> >>326の書き込みで
プチミントとチョコミントが2人がかりで
昴を辱める妄想をしてしまったじゃないか… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 01:07:09 ID:???<> >327
チョコミントはコンビ名
プチミントとプチチョコだよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 01:20:58 ID:???<> あ そうか。記憶違いしてた スマソ
しかし二人で凌辱も萌えるな…信長+ダーク大河とか…
なんだか最近頭が凌辱妄想だらけで困る。
幸せそうな昴は好きなんだがな…
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 17:22:05 ID:???<> 昴たんの色々な所を舐めたい…はぁはぁあ…ぁあ! <>
◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:05:40 ID:???<> 禁断の放課後パロの続きを投下。
ちょっと長いんですが最後まで。
性別:昴で通そうかと思ったんだけど、この辺はもう♀で読んで間違いないです。
広義にネタとしてどうぞ。 <>
禁断の放課後:29 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:06:25 ID:???<> 逃亡の果てに、ようやく腰を落ち着けた石の陰に、ひっそりと咲くエーデルワイスを見つけた愚かな咎人は、その手で花を千切ってしまったのだという。
他の誰かの手に散らされたくなかったのだ、と彼は言った。
それは一体、何という名の物語であったろう。
大河は虚ろな瞳で机に伏して、油差しを怠った機械のように鈍く思考を巡らせていた。
試験期間が終わり、吹き抜きの渡り廊下の掲示板に成績上位者の名が張り出されたその日、休暇を目前にして和やかな空気に包まれていた学内がほんの少しばかり賑やかになった。
終業時刻の過ぎた廊下を、生徒たちのにぎやかな足音が駆けていく。流れ聞こえてくる喧騒は、無責任な好奇心に満ちた笑いを含んで生き生きとしていた。
首席には、当然のごとく九条昴の名があった。入学以来の指定席であれば、いまさら誰もそのことを話題にしはしない。
一方、大河はというと、同じくそこに名を連ねるくらいには彼も優秀だった。おかげで、彼の周囲はにわかに騒がしい。
編入生というしきたりに疎い異端分子の小さな快挙は、この退屈な場所では十分に少年たちの好奇心を満たす話題になるらしかった。
唐突に目の前に並びだす、見知らぬ顔、顔、顔。
大河はついに居たたまれなくなると教室を抜け出し、廊下を足早に歩いた。
……九条昴。
ここ数日、大河はその名を思い出さぬよう極力努めてきた。そうでないと、狂おしいまでの胸の痛みに押しつぶされてしまいそうになるからだ。
試験の結果とて、彼にしてみれば散々なものであったと言えた。著しく集中力を欠いている証拠だ。目指すべき人は、こんなつまらない点数などでは測れない、遥か高みにいるというのに。
彼は、もはや誤魔化しようのないところまで追い詰められていた。
油断をすれば、まざまざと甦るのはあの日この身を覆った欲望。他人の温もりを知ったばかりの身体は身の程を知らず、激しく彼の人を求めて止まない。
恋ではないなどと、よくも言ったものだ。つまりは、己の持つ感情の名前すら知らない無知な子供だっただけである。
大河、と次に己を呼ぶ声を聞いたら、もう抑えは利かない。一度この身に刻まれた熱を忘れることなど、もはやできはしないのだ。
だがあの日以来、大河は昴と言葉すら交わす機会を得なかった。 <>
禁断の放課後:30 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:07:37 ID:???<> 避けられている。そう感じたのはおそらく気のせいではない。
擦れ違うことがあっても、君になど興味がないと言わんばかりに、昴は視線すら合わせず通り過ぎる。
気まぐれに手に取った玩具に飽きてしまった。そういうことなのだろうか。
大河は昴の中の、己の価値を考えるのが怖かった。
あの放課後の出来事とて、からかわれただけかもしれない。いや、そうに違いない。
これほどまでに取り乱しているのは自分だけ。あの日教室で、昴の日常に影響を及ぼすほどのどれほどのことがあったというのか。
何もありはしなかった。昴にとっては。
それを認めてしまうのが、大河には辛かった。
昴にとって、特別でありたい。ふとした拍子に頭を過ぎるその考えは、何という奢りだろう。
あの人を望む。この醜悪な形を取る欲望こそが罪であった。
大河はやり場のない息苦しさを覚え、足を止めた。制服の上着のポケットから翡翠のロザリオを取り出し、それを手の平にじっと見つめる。
泉の女神サルマキスに愛されて、性を失ってしまった美貌のヘルマフロディトス。ぼくの求めた幻よ。
あの背の痣は、もう跡形もなくきれいに消えただろうか。いつまでもあの真白い肌に、醜い痣が残るのは残酷だ。
その時。ふと視線を感じたような気がして、大河は周囲を見回した。そして、何気なく窓の外に視線を投げはっとした。
中庭に、昴を見たからだ。ほんの一瞬で木々に紛れたはかない姿。だが、他の誰でもないその人を見間違えるはずがなかった。
大河は窓に張りつくようにして、必死に目を凝らし、願うようにその姿を求めた。
最初に出会った時も今も、いなくなってしまうと、幻を見たかのような非現実感に囚われる。
記憶の中に九条昴という人物をいくら刻もうと、いつかその記憶ごとあっさりと消え去ってしまうのではないか。そう、不安になるのだ。
……天使が、飛び去ってしまった。
なぜ、そんな馬鹿げた考えが浮かんだのかは分からない。
ただ、今はその姿の幻を追い掛けて、羽根の一枚でもいい。見つけなくてはならない。そうしないと、記憶まで攫われてしまう。そう思ったのだ。 <>
禁断の放課後:31 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:08:23 ID:???<> 大河は身をひるがえし駆け出すと、息を切らして中庭へとやって来た。校舎から望める、手入れの行き届いた庭だ。
彼はそこに一本だけある桜の木の下に、木の葉と共にふわりと何かが舞い落ちるのを見た。近付いて、地面に落ちたそれを拾う。鳥の羽根だった。
「……」
白い羽根はまるで、己の探し求めていたものの一部のようにも見え、大河は思わず空想に囚われかけた。
ざっと、風が強く草木を揺らす音を立てなければ、きっと大地に立つ足のことを忘れて、心を飛ばしてしまっていた。
時計塔から飛び降りたという生徒は、何を思って飛んだのだろう。本当に死を、欲していたのか。
天使は、どこへ飛び去ってしまった?
……風が奏でる音の渦中に、ぼくはまた迷い道を見ている。
天使祝詞……、いや違う。
数歩踏み出す靴音は、いつか見たオペラのアリアのように軽快な拍子を刻む。『蝶々夫人』は悲しい物語だったが、あのソプラノの美しい歌声と言ったら。
大河は桜の木に寄り掛かると、大きく息を吸い込み吐き出した。
風が止まり、音が止む。
そうして、どれくらいの時が過ぎたろう。
木の枝の狭間から見上げた空は、もう色を変え始めている。
とうとうそこに、昴の姿は見つからなかった。
気づくと大河は、森の礼拝室へと足を向けていた。
最初に訪れたあの日と違い、森に雨の気配はなく、降り注ぐ木漏れ日は優しかった。
だが、風に吹かれた木の葉のざわめきを言葉にしたなら、きっと難しい哲学を論じているに違いない。森が与えるのは決して安らぎだけではない。
蔦に覆われた礼拝室は幻にはならず、静かにそこにあった。大河は、たったそれだけのことに安堵した。
だが、初めてここを訪れた日に心惹かれた蔦の間の名もない紫の花は、短い花の盛りを終えて花弁を落とし、骸となって迷い人を迎えた。 <>
禁断の放課後:32 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:09:55 ID:???<> 大河は入り口の扉に歩み寄ると、以前と同じようにそれを押し開けようとした。
ところが扉は、何かに支えて小さく音を立てただけで開かなかった。どうやら内側から鍵が掛けられているようだ。
誰かが中にいる。そのことに大河は小さく首を傾げると、窓の方へと蔦の壁を回った。
その時、中からくすくすと含み笑うような、微かな声が聞こえてくるのに気づいた。大河はぎくりとして足を止めた。
破れた窓ガラスの隙間、そこから室内の物音が漏れ聞こえている。
耳を澄ますと、声は艶を帯びて甘く、かと思えば時折苦しげに詰まり、赤ん坊がむずかるような泣き声の混じった喘ぎに変わる。
大河は、すぐにはそれが誰の声か分からなかったのだ。
もしも分かっていたら、決して中を覗こうなどという気にはならなかったろう。
大河は身を屈めて窓に寄ると、そっと割れたガラス越しに部屋の内部を伺った。
「……」
その光景を目にし、まず我が目を疑った。
すぐに目を反らしたにも関わらず、焼き付いたのは悦楽に溶け朱に染められた顔と、身じろぐ度に頼りなく揺れる剥き出しの白い足だった。
もっと、もっと、と甘く掠れた声は貪欲に先の行為をねだる。
大河は、早鐘のように打ち続ける胸を押さえ、放心したように草の上にうずくまった。
声はまだ続いている。大河は反射的に耳を塞いだ。
部屋には二人いた。一人は昴だった。
……声の主は昴だった。
そのまま時は静止して、二度とは動きださないのではないかと、大河にはそう感じられるほどの間、彼は何も考えられずに宙空を見つめていた。
だが、実際にはほんの数秒の間に過ぎなかったのかもしれない。
大河は、ショックのあまりに力を失っている己の両足を励まし、立ち上がろうとした。
だが足元はすぐにふらつき、傍の木の根に爪先を取られて派手に転ぶ。地面の尖った石に擦り剥いた膝よりも、物音が中に聞こえはしなかったか、とそればかりを大河は気にした。
やがて、どうにか足の裏が地面を掴む心強さを取り戻すと、彼は転げるようにしてその場を逃げ出した。
夢中で森を駆け、気づくと大河はあのいまいましいバラの園にいた。 <>
禁断の放課後:33 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:10:57 ID:???<> 罪なき者に八つ当たりするように手近なバラを無造作に千切ると、バラの棘は無法者の手を容赦なく傷つける。
大河は手の平を開いて、じっとそれを見つめた。棘に裂かれた皮膚が血を滲ませている。
彼はそれを見て、ふと初めて礼拝室に行った日のことを脳裏によみがえらせた。
ステンドグラスの破片に浅く切った傷に、寄せられた唇。その時に鼻をついたのは、昴には不似合いな香水の香りだった。
あれは、おそらく見知らぬ男の移り香。隙間無く身を寄せた時にだけ共有される、不道徳な香りだ。
そうだ。なぜあの時、すぐに気づかなかったのだろう。始めから、純潔の天使などどこにも存在しなかった。
いたのは、ただ天使のごとき美貌を以て人を惑わせる、昴という一人の人間だった。
九条昴。それ以上でも、それ以下でもない。
言葉の通りその在り方に、偽りはなかったはずだ。己が勝手に夢現つに溺れ、思い違いをしただけ……。
大河は傷ついた手の平をきつく握ると、やりきれぬ思いに唇を噛んだ。
おぼつかない足取りでバラの植え込みの間を進み遊歩道を抜けると、やがて石造りの時計塔へとやってきた。その真下に一株きりあるのは、あの黒紅色のバラだった。
大河は時計塔の入り口に手を掛けた。鍵の壊れた扉は軋む音を立て開き、暗く沈んだ内部に彼を誘う。
螺旋状の階段を上へ上へとあがっていくと、大河はついにあの最上階の窓へと辿り着いた。
石の窓枠から身を乗り出すと、眼下には一面の色あざやかなバラの園。森の向こうに日は沈みかけ、空は紫から群青へと色を変えていく。
びゅっと吹き込んだ冷たい風が、大河の額に掛かる前髪をひといきに捲り上げた。
ここから飛び立ったという少年たちは、どんなに幸福だったろう。
人は、その背に負った翼で飛ぶには重すぎるが、己の内の唯一の真理を得た時、それを無限のエナジーに変え、どこまでも飛んで行くことができる。
その真理の名は、愛という。
大河は壁を背に腰を下ろすと、今さら痛みだした膝を抱えしばし目を閉じた。
床石は暗くなるほどに冷たく、大河を慰めてくれようとはしなかった。
次に目を開けると、大河は見知らぬ場所にいた。
何処とも見覚えのないその場所は、何の変哲もないいくつもの木製の扉を結ぶためだけに、長い廊下が続いていた。 <>
禁断の放課後:34 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:14:11 ID:???<> 硬質な靴音を立て、大河はそこを一人歩いていく。目的は……、そう、彼は何かを探していた。
等間隔に並んだ扉の向かいには必ず窓があった。何気なく見上げた先には金色の満月が見えたが、それが窓ごとに少しずつ闇に食われていくのに気づくと、彼は知らず歩調を早めた。
やがて廊下は突き当たり、ひとつの扉に辿り着く。
他とは違う作りの重厚な両開きの扉を開くと、途端に溢出す光の洪水に大河は思わず手で顔を覆った。中は無機質な廊下と比べようもなく、照明の明るい光と、豪奢な調度品の華やかな色に満ちていた。
情緒ある手織の絨毯は、異国から輸入したものだろう。対して壁紙は、細い線で描かれた幾何学模様が多分に前衛的だ。
アンティークの応接セットのソファは、洒落たバーの仕切り席のような雰囲気に巧みに仕立て直されている。
大河が部屋に足を一歩踏み入れると、毛足の長い絨毯に靴が沈んだ。
テーブルには、栓の空いた酒瓶が並んでいた。古めかしいラベルの文字はここからは読み取れない。
……そうだ。満月は?
その時、大河はようやく気づいた。
ソファから少し離れた位置で開け放たれた窓辺に佇み、夜風にたなびくカーテンの陰に、空のグラスを片手に玩ぶもう一人の人物の姿があることを。
清楚な銀糸の刺繍の施されたローブを纏い、結い上げた黒髪には白い花を飾っている。薄く紅を引いた唇は時折緩くほどけて、酔いを帯びた吐息を紡ぐ。
思わず名を呼び掛けて、大河は声を飲み込んだ。
感情無きまま、背後へと素通りする視線。自分の姿は、あの人には見えてはいない。
渇望して探し求めたものは、目の前に存在しながら、遠く手の届かない場所にあった。
呆然と見つめ続けたその顔に、ふいに薄い影が落ちる。窓から夜空を見上げると、満月がすっぽりと闇に覆われる寸前であった。
……食われてしまう。
永遠の闇に、永遠の思いを。
もしもそれを許してしまえば、二度とは取り戻すこと叶わぬだろう。
まばゆいばかりの光に満ちた部屋に闇が落ち、大河の目の前ですべての装飾物はつまらないガラクタに変わっていく。それはまるで、己が心の変化を見ているようだった。 <>
禁断の放課後:35 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:15:38 ID:???<> 光の中であろうと闇の中であろうと、同じ部屋であるはずなのに、なぜこうも違うのだろう。
もしかしたら、自分は重要な思い違いをしていたのかもしれない、と大河は思った。
愛とは、人と人の間にあるものではなく、ただ己の内にのみ存在して、時に強く時に優しく時に痛く如何ようにも変容し、そしてある時大きな波となり、心の快楽へと昇華するもの。
光も闇も、己の内に生まれる。
人に求めるのではない。
ただ、己にのみ求めるのだ。
さすればそれは自在に形を変えて、嫌悪や嫉妬や、その他の心を縛る鎖から解き放たれた時、人は初めて翼を得ることができる。
間もなく、皆既食に入る。
大河は両手を伸ばし、声を限りにその名を呼んだ。
「……す、ばる……、さん……」
搾り出した自分の声に、大河は目を覚ました。
薄く目を開けると暗闇の床にぼんやりとした光が揺れていた。それが旧式のランプの明かりだと気づくのに、大分時間がかかった。
顔を上げると、窓の傍に先刻まではなかった人影があった。手元にランプの火を揺らし風に髪をなびかせ、静かに夜の帳の下りた空を見上げている。
「昴さん……」
ともすればどこかへ飛び立ってしまい兼ねない、いく度もそう思わされた危うい背へと、大河は再度呼び掛けた。
人影は声に気づき、片手に髪を押さえて振り返る。
「下の扉……、開け放しになっていたぞ」
言って昴は、大河へとゆっくりと歩み寄った。目の前に膝をつきランプを翳すと、あの深い色の瞳で顔を覗き込んでくる。
「どうする。ここから飛ぶのかい……?」
囁き声は、冗談とも本気とも取れる口調だった。
大河は考えるより先にすがりつくように両腕を伸ばすと、昴の華奢な身体を抱き寄せ、胸に包み込んだ。 <>
禁断の放課後:36 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:16:09 ID:???<> ……これは夢の続きだろうか。
夢ならば許せ。いまいちど、求めることを。
だがこの確かな温もりと手応え。これは、夢ではない。
やっと届いた……。そう言って大河は、ほんの少しの憂いも見えない笑顔を作った。
探し求めたものがここにある。たったそれだけのことに、深く満たされる。これ以上、何を望むことがあるだろう。
昴には僅かな抵抗もなかった。ランプを床に手放すとされるがままになっている。呼吸に合わせ、腕の中にある細い肩が微かに上下していた。
ややして、昴が言った。
「君は……、理解しがたい人間だな」
らしくなく戸惑いを帯びた、小さな声だった。
言葉を聞くと、大河は不思議そうに首を捻った。
「どうして、そんなことを……?」
「……」
昴は答える代わりに、大河の目の前にそれを取り出して見せた。ちら、と明かりに光った物は、彼が昴に貰った翡翠のロザリオだった。
大河はすぐにはっとして自分の上着のポケットの中を探った。もちろん指先に触れるいつもの固い手触りはない。
落としたとしたら、礼拝室の傍に取り乱して、木の根に転んだ時に違いない。
それを拾ったのが昴なら、大河が今日礼拝室を訪れたことを、昴は知っていることになる。
あの光景を目撃していながら、なぜそうして笑っていられるのか。「理解しがたい」とは、つまりそういう意味だった。
昴はロザリオを大河には渡さず、止める間もなくそれを冷たい石床に滑らせ、螺旋階段の下に放ってしまった。それから両手で彼の肩を押し、自ら身体を離そうとした。
だが大河はそれを許さず、なおきつくその身を腕に捉えた。
遠くロザリオが、地に落ちる音を聞く。
「……大河……」
名を呼ぶ声は聞き分けのない子供をたしなめるような響きを持っていた。大河はそんな昴に、視線で窓の方を示して見せた。
「昴さん……。ぼくはさっき、そこから飛んだんですよ」 <>
禁断の放課後:37 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:16:45 ID:???<> 「え……」
「貴方を愛しています」
風ではない、ひゅっと息を飲む音がした。
こんな小さなランプの明かりでは、翳して見なければ互いの顔はよく見えない。
昴はどんな表情でそれを聞いたのか。
しかし大河はじっと気配だけを伺い、ランプの火に時折揺れる床の影を見つめていた。
やがてその唇から紡がれた言葉を、大河は聖痕として心に刻み生涯忘れはしないだろうと思った。
「昴は探していた。大河新次郎、……君を」
静かに、だが今までにないほどに真摯に、昴は言った。
昴はせめてもの懺悔のつもりか、大河の腕に抱かれたまま秘密を吐露する。
昴は言った。
君は知っているだろうか。昴は初めて、試験の問いをひとつ間違えたのだ、と。
あの日以来、君を思わなかった日はない。
「……」
大河が目を見張ると、昴は軽く笑ったようだった。
……そう、君の無垢なる魂は、どれほどまでに昴の波長を乱したことか。
オフィーリアは狂気に犯されていたけれど、不幸にも昴はいつも正気だった。
そしてそれは、試してみれば驚くほど不器用な駆け引きだった。
「せめて痣が消えるまでは、君に会うまいと思っていたよ……」
「なぜ、ですか?」
「アンフェアだからさ」
そうして、得られた答えは単純なものだった。
人はこの世界にあくまで偶然に他人と出会い、何かを思う。
そこには一生をかけても理解するには届かないほどの膨大な種類の感情が存在し、それは一瞬も途切れることなく未来に向かって迸っている。
その中のたったひとつの大河という支流を、昴は探していたのだ、と。
「……なぜ、君が泣く」
言われて、大河は初めて気づく。瞳から溢れだした涙はとめどなく頬を濡らしていた。
「この涙は、貴方の涙です」
昴の唇に小さく息を吐き出す音がした。首筋に手が置かれ顔が近付いたかと思うと、柔らかな唇が頬を滑り舌先が涙を掬った。 <>
禁断の放課後:38 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:17:16 ID:???<> 「僕を抱いて欲しい」
そう望んだのは昴からだった。
吹き込む風の音にも紛れずに、はっきりと声は大河の耳に届いた。
大河は言葉の代わりに、かち、と小さく歯を当てる、ひどく不器用な口付けでそれに答えた。
それでも、きっかけとしては十分であった。
母親のドレスの裾を追い、花の冠をねだった子供の頃とはもう違うのだ。
二人はもう一度深く唇を合わせ、やがて焦れるように互いのタイを解き、シャツのボタンを引き千切るように外していった。
大河は、露わになった昴の薄い胸に吸い寄せられるように顔を寄せると、明かりに淡く浮き上がる突起に唇をつけた。昴は微かに身じろぎするも、その行為を許した。
近くにある昴の呼気を心地よく聞きながら唇で突起をまさぐり、両手で細い腰を捉え、その手を下肢へと落とす。
求める手は、迷うことなく最後の衣を剥ぎ取った。
「……大河。これが何にも縛られずに出した君の答えだと、思ってもいいのかい……?」
すべてを大河の前に晒すと、昴はランプの小さな炎をふっと吹き消した。周囲は一瞬の内に漆黒に包まれ、窓の月だけが唯一の明かりとなった。
大河はひとつ頷くと、互いが脱いだ服を褥として、昴へとゆっくりと己が身を覆いかぶせる。両手を固く繋ぎ、熱を帯びた裸身を隙間なく重ね合わせた。
人の素肌とは、こんなにも温かいものだったのかと、大河は驚く。
こうして抱き合えば、別々だった身体は最初からひとつのものであったかのようにぴたりと重なる。きっと、前の世にも二人はひとつだったのだ。そう、大河は思った。
昴はすべての出会いは偶然であると言ったが、大河にはこうして二人が出会うことが、最初から定められていたことのように思えて仕方がなかった。
この世のすべて……、もしもそれが愛しい人と分かち合えるものならば、苦しみや痛みが存在することにさえ感謝する。
大河が誓いの証のように恭しく唇を合わせると、昴はふっと微笑を浮かべた。
大河は指先を揃えるようにして両手を昴の細い首筋に置き、滑らかな肌触りを指の腹で味わうように、隆起のない胸から腹、そして下腹へとゆっくりと滑らせていった。 <>
禁断の放課後:39 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:18:14 ID:???<> 片手はそのまま膝に下ろし、恐る恐るといった具合に緩く力を込め、秘められた箇所を晒すように大きく割らせる。
微かな抵抗はあったが、昴は顔を横へと倒し手の甲で目元を覆って、羞恥に堪えているようだった。
とても愛しい仕草……、大河は思わず目を細めた。
昴の薄い肉のついた内股を丹念に手の平で撫でながら、時折口付けては肌に痕を刻み、大河は徐々に足の間へと愛撫を寄せていく。
大きく開かされた昴の膝は蛙のような形を取り、品性のないその格好と白い肢体がひどく不釣り合いで、それがかえって大河の情欲を煽った。
「大河……」
ふと、顔を倒したまま昴が言った。
「そんなに、丁寧にしなくてもいい……」
「でも……」
「昴が、そう望んでいる」
分かるだろう、と言葉にはしなかったが、昴の掠れがちな声音はそう訴えていた。これはすでに十分に慣らされた身体だと、それを教えたいのだろう。
大河は逸る気持ちを押さえながら、昴が望むように直にその箇所に指を触れさせた。
「……ん……」
昴が小さく喉を慣らす音が耳に届いた。
暗闇に、足の狭間に潜らせた指が柔らかく濡れた場所を確かめるのを感じると、大河は一呼吸を置いてから、始めから二本の指をそこに沈ませた。
ぐぷ、と狭い箇所へと強引に、奥まで挿入する。
「んっ……、あぁ…っ……」
唇がしどけなく解けて、甘い声があがった。
抵抗を感じたのは初めだけだった。そこはすぐに悦楽にほころび歓喜して、埋められたものを深く迎え入れた。
反応の大きさに目を見張りながら、大河は根元まで埋めた指で昴の内側を揉み込み、くん、くんと押し上げ奥を探る。
「ん、んっ…、あぁ…っ、は…ぁ……」
すると昴は両手を付き軽く腰を浮かせると、下肢を押しつけるように揺らして見せた。指をもっと奥深く迎え入れようとしているようだ。 <>
禁断の放課後:40 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:18:49 ID:???<> 腰が揺すられると、それに合わせるように咥え込まれた指が内部に蠢き、ぐちゅ……と篭もった音が漏れた。
「……はぁっ…あぁ…、…んぁっ…あぁ……」
擦れ合う部分が奏でる音を、まるで楽しんでいるかのように腰の動きを変えては、昴はわざと己の欲望の在処を示して誘う。
やがて、その音を引き摺り出すかのように指がずるりと抜け落ちると、昴は激しく胸元を喘がせくたりと床に背を落とした。
大河は昴の痴態を目の当たりにして、迫り上がる堪え難いまでの欲望を圧し殺しながら、しかし驚きを隠せなかった。
これは、何という淫らな身体だろう。
闇に青白く浮き上がる昴の華奢な肢体は官能を帯び、まるで熱持つ希少なひとつの宝石であった。
大河が言葉もなく見下ろしていると、昴はうっとりと笑ったように見えた。
「もっとだ……。僕を翻弄しろ、大河新次郎……」
挑発じみた言葉は、熱い吐息混じりに投げ付けられた。
その時、ふいに沸き上がった感情。これは征服欲というものだろうか。
大河はふと、触れれば壊れそうな陶器のような白い身体を、愛しむと同時に支配したいという欲にかられた。己の下半身を伺うと、勃起したペニスはすでに痛みを感じるほどに反り返り、先端に雫を滲ませている。
大河は膝を昴の脚の間に進めてから、その手首を掴むと導いて、固く昂ぶり形を取った自身へと触れさせた。
昴は微かな音を喉に鳴らすと、触れた熱の先端を指で軽く押し、目尻を柔らかく溶けさせた。
大河は昴の膝を、開かれたままの形に床に押しつけた。柔らかな身体が完全にその箇所を晒すのを確かめると慎重に先端を宛がい、ぐ、と腰を進める。
「……、っ……」
内部の狭さに思わず眉を寄せるが、他に上手いやり方を彼は知らない。後はまとわる潤みに任せ、そのまま一息に奥深く抉り込む。
「…ぁ……あぁぁ…っ!」
焦がれ、待ち望んでいたのだろう。昴は猛る雄が最奥までを穿つと、はしたなく浮いた腰を前後に揺さ振り始めた。
どこで感じるのか、昴は己の身体を良く分かっていた。大河の先端がその箇所を穿つように腰を右に少しずらして、斜めに腰を当ててくる。 <>
禁断の放課後:41 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:19:25 ID:???<> 性急な求めに、追い詰められそうになったのは大河の方だった。
巧みに欲しい場所に導くような腰の動きにどうしようもなく煽られて、それ以上に動くことを止めるように、大河は両手で昴の腰を掴んだ。
「……っ、……」
行為を妨げられた昴の唇からは、抗議めいた喘ぎが漏れた。
抜け落ちかけた状態できつく内部が締まるのを感じ、大河は息を詰める。
「は、なせ……」
腰を掴んだ手に手を添え、昴は懸命にそれを剥がそうとしていた。だが、上手くいかない。
大河が強く掴んでいるせいもあるが、中途の性交で焦らされ腕に力が入らないのだ。
放せ、ともう一度強く命令されると、大河は押し寄せる射精感と戦いながら大きく首を振った。
「い、いやです」
大河は言うと、ぎりと歯を食い縛った。
もっと……、もっと長い時をこうして繋がっていたいのに、どうしてこうも欲望は急いてしまうのか。
求められたいのだ。他の誰かでは代わりにならない、己だけが欲しいと、その唇に言わせたい。
「昴さん……、ぼくの名前、呼んで下さい……」
大河は身体を繋げたまま、持ち上げたふくらはぎに軽く歯を立て、そうねだった。
「ん、っ……、大河……」
震える声がそう紡ぐのを聞くと、大河は昴の腰を動けぬように掴んだまま、左膝を進めて僅かに角度を取る。
そして、欲しがる場所に狙いをつけると、ゆっくりと浅くそこを突いた。
「……ぅ……、ああぁ……」
動きを妨げられたままに穿たれ、自ら貪欲に求めていた時とは異なる感覚を受けたのか、昴は大きく身体を震わせた。
「もっと……、もっと呼んで下さい……」
大河はゆっくりと腰を引き、また擦り上げながら深く腰を進め、昴の声が甘く掠れる箇所に、先端をぐりと擦り付ける。
「あ……ぁ、…はぁ…っ……、た、いが……僕の、大河……」
昴は途切れ途切れに喘ぎながら名を繰り返し、もはや己の中の熱さに身を溶かしながら浸っていた。 <>
禁断の放課後:42 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:19:57 ID:???<> 眉間に深く皺を刻み、乱れて床に散る髪に指を絡め、何を否定しようというのか狂おしく首を振る。
大河はその仕草に堪え切れず、掴んだ腰を大きく揺する。深々と奥を穿ち、また戻る。あとは刻むように腰を激しく揺すりたて、執拗に局点を擦り突いた。
「……っは、……言って下さい……っ、ぼくが欲し、……って……、ぼくだけが……」
「はっ…ぁ、……大河、……たい、がが、……ん…あっ…、欲し……」
大河はその言葉を聞くと眉を寄せたままに微かに笑んで、ようやく掴んでいた昴の腰を解放した。
代わりに上半身を覆い被せるようにすると、白い胸元に目立つほどに尖る突起を指で探り、こりと指の間に捏ねる。
ろくに触れてもいないのに固く勃ち上がっているそれは、今までにこの身体がどれほどの愛撫に慣らされてきたのかを物語っていた。
奥を突くと、昴はその度に胸を反らし屹立した突起を大河の指に擦りつけるようにして鳴いた。
腰の動きを変え細かく揺さ振ると、接合部から間断なく互いの体液を捏ねる淫猥な音が聞こえる。
大河は、もはや力なく持て余された昴の足を掴んで肩に乗せ、もう片足もそうして、求められる角度を保ったまま、尻を大きく浮かせて胸元に押し上げ、細い身体に一際深く楔を押し込んだ。
「ぁ…あっ……! ハァ…あっあぁ…っ……!」
上から圧し掛かるようにして繰り返し突き刺す動作で柔らかな肉壁を捏ね、ぐりぐりと押しつけては離し、奥をまた突いて戻り、やがて昴の声が嗚咽に変わるまでその箇所を責め立てた。
「や……ぁ、ッ……、ッあううッ……! …ッあ……ああ、ァ……ッ!」
昴は目尻から涙を零し、断続的に絶頂へと導かれていった。
大河がその声を吸い取るように唇を重ねると、昴はいつかのように誘う余裕もないのか、開いた唇の狭間に覘く舌先を、容易に絡め取ることを許した。
「ん、んんん……ッ! ん、ン……ッ!」
身体の隅々までに甘い責め苦を負わされ、時折逃れようとするように身を捩りながら、昴は口付けに苦悶の表情で応える。
大河は身体を深く交合させたままの口付けに酔い、きつく締め付けてくる内部が小刻みに痙攣するのに促されるようにして、もはや無我夢中で深い突き込みを繰り返した。
やがて自身が固く緊張し脈打つのを感じ快感に淀む息を押し出すように吐き出した瞬間、大河は熱く滾るような射精を遂げた。
「あぁ……ッ、アあああああぁ……ッ!」 <>
禁断の放課後:43 ◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:20:31 ID:???<> 大河の望むまま揺らされていた身体の奥へ奥へと白濁を遡らせると、昴は長い嬌声を上げていく度目か果てた。
気が遠くなるような快楽に、大河は深く己を昴に埋めたまま、きつくその身を抱き締めた。
混沌の大地に堕とされた咎人は、エーデルワイスをその手にむしる。
もしもこの愛が罪だというなら、天よ。今すぐこの背より、二人共に裁きの刃に貫くがいい。
「なんだ、この気持ち……、僕が僕でないみたいだ……」
昴は最後にそう呟き、どこか安堵した微笑を残して、大河の腕の中にことんと意識を手放した。
とろけるような微睡みに夢を見た。そんな心持ちだった。
あの日、霧雨の森に、幻のように在る朽ちた礼拝室にあの人はいた。
哀れな迷い人に気まぐれのように差し伸べられた白い手は、取ろうとすればほら、するりと逃げて行く。
それから数歩先に立ち止まり、こちらを振り返っては迷い人を誘うのだ。
伸ばされる手をまたすいとかわし、きらきら金色の木漏れ日の中、何処までも深い森を軽やかに、泳いで、泳いで。
しまいには人の手の届かぬ空へと、銀の鈴の笑い声だけを残して逃げていく。
片手でピアノの鍵盤をいたずらに弾いて、そら歌えとばかり顎先を上げる仕草。
気怠く髪を掻き上げ、時に遥か彼方を見つめ、遠い国の言葉で何事かを嘯く。
その瞳に、幾万の時の知識と宇宙よりも深い謎めいた色を抱き、夜露が仰いだ先に瞬く六つの星を統べる者。
その名を、その人を、少年は求め続ける。
梢を渡る風に乗り、はかない季節の物音が遠く遠く去っていくのを大河は聞いた。
太陽が斜めに傾き、茜差す放課後。
それが天使が魂の檻から解き放たれる刻限なのだ。
完
<>
◆RaMavbEKEk <>sage<>2005/10/17(月) 18:22:58 ID:???<> 以上でした。
淫乱女王様な昴が書きたかったんだけど、ちと微妙。
途中感想くれた人とかありがd
これにて名無しに戻ります。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 19:39:35 ID:???<> ウヒョー、GJ
このあとの二人どうなるかが激しく気になりますが
よいものをありがとう。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 21:14:17 ID:???<> 乙です!そして毎回のGJ!
とてもとても堪能させて頂いた!まじで素晴らしかった!
美少年キラーで耽美でH大好きで犯昴で
俺の中では非常にモエスだった…いやそんだけではないんだが。
あまりに素晴らしすぎて相応しい感想がなかなか伝えられんよ…
とにかくGJ!乙!
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 22:25:36 ID:???<> も、萌えさせていただきました!エロイ子(;´Д`)ハァハァ
自分もこれだけ書けたらいいんだが。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 22:57:08 ID:???<> お疲れ様でした、神!
なんていうかもう文学の香りがする。
あのネタ必殺技がこんなに化けるなんてw <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 23:07:29 ID:???<> GJ!GJ!GJ!
最高に萌えた。昴も大河もマジで良かった。
すげえ文章力だな。脱帽。
ここまで書くの大変だったろ、乙でした。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 23:37:18 ID:???<> 超GJ!!!!
スゲェ、スゴ過ぎる。
堪能しますた。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/17(月) 23:44:25 ID:???<> ちょっ…寝る寸前だったのに神職人SSがうpされてる!
はぁはぁ、明日早く勃起してゆっくり見ようはぁはぁは <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 00:10:31 ID:???<> み、みんな落ちつけ!! (;´Д`)ハアハア 禁断の放課後GJ!!職人さんはホント神だな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 00:44:49 ID:???<> てやんでい!これが落ち着いていられるかってんだ!
神職人激しくGJ!そしてお疲れ!
俺も明日時間をかけてじっくり読むことにするよ
>>354
ちょwwwww志村漢字漢字www <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 04:26:36 ID:???<> 今日はサニーの誕生日だな。今日は1日サニ昴読むとするか。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 10:32:04 ID:???<> ゲームの禁断の放課後を初めて見たとき並みの衝撃を受けながら
めっちゃハァハァさせて頂きました。大河も昴もGJ!凄いなぁ…。
神の後で非常に緊張しまくりなのだがせっかく誕生日だしサニ昴を投下に。
んで、多分ご本人も忘れているような気がするが
前スレの281氏に約束したブツをひっさげて参りました。
「女性同伴のパーティに和服昴をエスコートして登場するサニー。
「僕の蝶々さん」とか寒い呼び方をして話題を攫ってみたり。
アクセサリーみたいに扱われて不機嫌な昴だけど、任務も絡んでるから帰る訳にもいかず、
益々調子に乗ったサニーの手が人目に付かない所で昴にいたずらを・・・」
みたいな話。
注意点
・設定的には4話くらいで昴は女の子で
・合わなかったらスルーよろしく
とりあえず途中まで。後半エロ部分は今日中に持って来る予定。
では、楽しんでくれれば幸い。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 10:32:25 ID:???<> そう、まさに「耽美小説」ですた。すげえ、すげえよ。
本当にあのネタ合体をここまで昇華させたものだ!
神の筆力を見たよ、俺は!!
禁断の職人様GJ!!お疲れ様でした。
神聖で淫乱な昴をありがとう。 <>
サニ×昴(1)<>sage<>2005/10/18(火) 10:34:19 ID:???<> 「ここがアナル」
サニーが僕の手首と手の平の境界をさすりながら言う。
「ここがヴァギナ」
つーっと指が上に滑り、手の平の真ん中をさする。
「ここがクリトリス」
更に指が移動して指の付け根に触れる。
「さぁ、何処を愛撫して欲しい?昴」
「潜入捜査?」
「うん、そう」
サニーの支配人室に呼び出されたのは数日前。
何の用かと思ったら、切り出されたのはパーティーへの潜入任務だった。
「ほら、この間も女性が石にされる事件があったばかりじゃない?で、また不穏な噂を聞いたんだよねぇ」
だから、ちょっと行って確かめてこようかと思うんだよ、とサニーは言った。
「…僕はそんな噂は聞いていない。それに、何故僕が君に同伴しなければならないんだ」
「ボク一人じゃ行けないんだよ。女性同伴じゃないといけなくてね」
「だったら、ラチェットにでも頼めばいい」
「彼女は明日からワシントンに出張だよ」
「…他にも適材はいるだろう。わざわざ僕でなくとも」
「それにさぁ」
サニーは広いデスクについていた頬杖を崩し、ゆったりとソファに身を沈めると呟いた。
「もう、昴を連れて行くって先方にも約束しちゃったから。昴じゃないとダメなんだよね」
「なっ…!人に断りもなしにそんなこと勝手に決めるな!」
「だからこうして断ってるんじゃない。…一緒に行ってくれるよね?」
有無を言わせぬ口調。
だからサニーは嫌いだ。
人の都合などお構いなしに話を進めては断れない所まで進めて言ってくる。
「それは司令命令か…?」
「そうだよ」
「…わかった。日時と場所を教えてくれ」
「明後日に迎えに行くよ。場所は船上パーティーだし。あ、あと和服で頼むね」
「は…?何故だ。普通はドレスだろう」
「ドレス姿はこの間見たし。それにほら、再来月は『マダム・バタフライ』が演目になるだろう。それのアピールも兼ねてさ」
…抜け目がないというかなんというか。
「杏里には頼んであるから当日はシアターで待っていてもいいよ」
「……了解した」
頭が痛くなるのを感じながら、支配人室を後にする。
ロクな事になりそうにないと感じるのは自分と彼の関係ゆえか。
彼とはしばらく前から男と女の関係になっていた。
誘ってきたのは彼だったが、まぁいいかという気分で一度相手をしたらそのままずるずると関係が続いていた。
恋愛感情ではなく気が向いたら身体を重ねて、性欲を満たすだけ。
…だったはずなのだが。
最近、少しずつサニーの態度が変わってきたように感じるのは自分の気のせいだろうか。
なんというか、自分達の関係を表に出したがっているような。
鬱陶しがっても、人気のない廊下で、支配人室で腰に手を回してきたり、キスされたり。
…彼が何をしたいのかよくわからない。
まさか僕に惚れたわけでもあるまい。
恋愛感情なんて面倒くさい。
束縛し、束縛される関係などうんざりだ。
適度に性欲を満たす相手がいればそれでいい。
その点、サニーはうってつけだった。
仕事とプライベートはくっきりわけて、公私混同しないところが気に入っている。
しかし、最近はそれも曖昧になってきた。
そろそろこの関係にも終止符を打つべきだろうか、扇を手にそんな事を考えていた矢先の事だった。 <>
サニ×昴(2)<>sage<>2005/10/18(火) 10:37:17 ID:???<> 「待たせたね、昴。さぁ行こうか」
タキシード姿のサニーが現れて僕に手を差し出す。
「たいして待ってないよ。…格好はこれでいいのかい?」
「最高だよ。いいねぇ、和服…このまま家に連れ帰りたいくらいだ」
「冗談は顔だけにしてくれないか」
早速、冗談とも本気ともとれない言葉を吐くサニーをするりとかわし、車に乗り込む。
「顔だけ…って、酷いな。これでもそれなりに寄って来る女性だっているのにさ」
「それは良かったね。君もいい加減いい年なんだから身でも固めたらどうだい」
「…なるほど。じゃあこのまま教会にでも行く?格好も丁度いいしさ。二人だけの式でもあげようか」
「……僕はバタフライのように改宗する気はない」
サニーを鋭く睨みつける。
何処までも口の減らない男だ。
「いいよ別に。その場で愛を誓ってくれればさ」
「誓う気などない」
「つれないなぁ、昴はボクが嫌い?」
「目的を忘れたのか、サニーサイド。今日はこれからパーティーへ行くはずだろう」
運転手の目があるので任務、とは言わなかった。
「式を挙げるだけなら数十分で済むよ。それからでも十分間に合う」
「独り身が淋しいのならば僕以外の人とどうぞ。キミならよりどりみどりだろう」
「わかってないなぁ。昴がいいって言ってるんじゃないか」
「…あまり僕を辟易させないでくれないか。僕にも我慢の限度というものがある」
胸元から鉄扇を取り出し、サニーの喉元に突きつける。
軽口に付き合うのもそろそろ飽きてきた。
「おお、怖い怖い。見た目は可憐な蝶々なのに中身は八岐大蛇だね」
「何とでも言えばいい」
サニーが両手をあげて降参のポーズを取ったので鉄扇を離し、再び胸元にしまう。
こうして脅しておけば少しは大人しくなるだろう。
「で、教会は何処がいい?昴」
……僕が甘かった。
「じゃあ、よろしく頼むよ。客の接待と監視と大変だと思うけど」
「誰に言ってるんだい?…それくらい別になんともないさ」
サニーに手を引かれて船に乗り込む。
以前、大河たちと乗り込んだ船と同じくらいだろうか。
まぁ、この手のはどれも大してかわらないだろう。
僕たちが到着する頃には既に船上は盛り上がっていた。
給仕たちが慌しく動き回り、あちこちから笑い声が聞こえる。
「ところで、これは一体何のパーティーなんだ」
「んー。まぁ、紐育の有力議員のご機嫌取りみたいなものかな」
「ふぅん…」
メイン会場に到着し、中に入ると眩しさに一瞬目を細める。
何故か僕とサニーを見て歓声が沸き起こった。
「サニーサイド様、その方は何方ですの?」
「いや、これはこれは…羨ましい」
「私たちにも紹介してくださいよ」
どっと近づいてくる人間に微笑みかけながらサニーは高らかに言う。
「みなさんごきげんよう。マダム・バタフライをご存知ですか?可憐な蝶を手に入れた幸せな男の話ですが」
「おお、プッチーニの」
「もちろん存じておりますわ」
「ボクの隣にいるのは九条昴。我がリトルリップシアターの誇るスターであり、ボクの蝶々さんでもあります」
どうです、羨ましいでしょう?とサニーは僕たちを囲む男性陣に向かって言った。
わぁっと先ほどより大きい歓声が上がった。
「……!」
その台詞に驚いてサニーを見上げる。
ボクの蝶々さんだって?
何を言い出すのだ、この男は。 <>
サニ×昴(3)<>sage<>2005/10/18(火) 10:38:46 ID:???<> 「おお、あのハムレットを努めた…。雰囲気が違うからわかりませんでしたな。こんな美しい女性だったとは」
「いやはや…羨ましい。こんな可憐な蝶ならば、確かに羽をもぎとって手放したくなくなりますな」
「てっきりラチェット・アルタイル嬢と…と思っていましたが、こんな方がいらしたなんて…知りませんでしたわ」
「サニーサイド様もようやく身を固める決心をされたのですか。いや、喜ばしい。式はいつですかな?」
僕とサニーを囲んだ人間は僕を頭から爪先までじろじろと見ながら口々に勝手な事を言う。
「……っ」
否定したいが、出来ない。
サニーの顔を潰す事になる。
任務にも差し支える。
僕に出来るのは引きつった笑顔を浮かべるだけ。
そして、僕の手を取るサニーの手を端からは見えないようにつねるだけ。
だが、サニーはつねられても顔色一つ変えず逆に僕の手を掴み、握りしめる。
「みなさん、失礼。今日の主役にもご挨拶をせねばなりませんからね。道を開けていただけますか?」
そのまま人ごみを縫うようにしてサニーは僕の手を引いたまま会場を進んでいく。
今日の主役らしい有力議員とやらへの挨拶も頭が呆然としていてそれどころではなかった。
飛んでくるのは、式はいつだ、何処だ、是非呼んでくれの言葉ばかり。
全くデタラメの話がいつの間にか決まった事のように話されている。
僕に出来るのは笑顔を浮かべて曖昧に相槌を打つことだけ。
下手に喋ればボロが出る。
…こんなに疲れる任務は初めてだ。
まだ、スターに乗って戦っている方が気が楽な気すらする。
サニーはそんな僕の気分を知ってか知らずか次々に投げかけられる質問に優雅に答えている。
時折、僕の肩に手を回したり、手を握りしめたり。
まるで、僕を見せびらかすように。
それは女性がお気に入りのアクセサリーを自慢するのに似ていて、非常に不快だった。
「…失礼。彼女が少し酔ったようなので、夜風に当たってきても良いでしょうか」
質問責めの嵐にいい加減疲れ切っていたのをサニーも悟ったらしい。
周りの人間にそう言うと、僕の腰に手を回し甲板へと足を向ける。
その動作にすら、どっと歓声が上がるのももうどうでも良かった。
早く帰りたい。 <>
サニ×昴(4)<>sage<>2005/10/18(火) 10:39:25 ID:???<> 「流石に疲れたみたいだね、大丈夫かい?」
人気のない甲板の端まで出ると、サニーがそう言って笑う。
潮風が冷たくて気持ちいい。
「…大丈夫だと思うのかい。誰のせいでこんなに疲れてると思ってるんだ」
きっと睨みつけてもサニーは微笑んだまま。
「あんな事を言って…僕に対する嫌がらせか。僕は君のアクセサリーじゃない」
「違うよ。一つは宣伝の為。もう一つは…まぁ、本音?」
「ふざけるな!」
「こらこら、昴。パーティーでそんなに怖い顔をしちゃダメだよ。たおやかに笑ってないと」
彼の手が僕の頬を包み、顔が近づいてきた。
「やめろっ…!」
顔を背けてそれを避ける。
「おやおや、嫌われちゃったか」
「…もういい。戻る」
「もうかい?もう少し二人でゆっくりしたいな」
「任務があるんだろう。いつまでもここに居るわけにもいかない」
「…じゃあ、少しだけゲームでもしようか」
背後から僕を抱きしめて、サニーはくるりと海のほうを向く。
「サニーサイド…こんなところで…」
「大丈夫、他の人間に見られてもただ恋人同士が抱きしめあってるようにしか見えない」
「…一体何をする気だ」
「簡単だよ。昴にちょっと悪戯をするだけさ」
「な…何を言って」
サニーは僕の手を取り、手の平をすーっと撫でた。
「ここがアナル」
サニーが僕の手首と手の平の境界をさすりながら言う。
「ここがヴァギナ」
つーっと指が上に滑り、手の平の真ん中をさする。
「ここがクリトリス」
更に指が移動して指の付け根に触れる。
「さぁ、何処を愛撫して欲しい?昴」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 10:40:57 ID:???<> とりあえずここまで。
自分で書いてても胡散臭いとは思うが
胡散臭い話に書きたいのでその点はご容赦頂けると有難い。
では、後ほど。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 11:20:07 ID:???<> 続き書こうと読み直して重大なミスを発見。
何で4話なんだ自分、会話が合わないorz
というわけで4話→5話後に訂正お願いします。
ついでにもう一箇所おかしい場所を見つけたが
気付いてもスルーしてください。
では再び篭ってきます。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 14:37:06 ID:???<> 激しくGJ!!
サニーの強引な流し方がいい。
昴の表情が容易に想像できるよ。
続き待ってるよ〜。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 14:41:52 ID:???<> うわぁぁ、いいとこで切られたぁ(*´Д`*)ハァハァ
サニ×昴氏GJ!!続きまってる。
いやー、今日初めてセレクトボタンの機能を知った。
新次郎が「す…好きです」って言った後、
昴たんが発する「……」の微かな「あっ」を
連呼させるとエロいです。一人で大興奮。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 16:16:00 ID:???<> サニ昴GJ!
こういうサニー大好きだ。
続きが……ハァハァ(;´д`)
あれからどう悪戯されるか楽しみに待っています。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 16:59:46 ID:???<> 何とかサニ昴の続きが完成したので投下に参りました。
感想ありがとう。
昴スレでサニーの誕生日祝うっつーのもどうかと思ったが
このスレでサニ昴にハマったのでそのお礼というかなんというか。
ここ見てなかったら絶対ハマってないからなぁ。
ともあれ、サニー誕生日おめでとうということで。
最後まで楽しんでくれれば幸い。 <>
サニ×昴(5)<>sage<>2005/10/18(火) 17:01:25 ID:???<> 「……」
にこにこ笑いながら背後から僕の顔を窺うサニーを唖然と見つめる。
何を言い出すのかと思ったら…。
「リクエストはないの?だったら勝手にやるけど」
「ばっ…馬鹿!何をわけの分からない事を…」
「んー。まずはやっぱりここか」
サニーは僕の手を掴んだまま人差し指をぺろりと舐めると中指の付け根をさわさわと撫でた。
彼の言う所の『クリトリス』だ。
「……っ…」
くすぐったい。
「まぁ、ほんのお遊びだけどね。その気になれば意外と楽しめるよ。例えば、こうしたりしたらちょっと本当っぽいし」
彼の人差し指と中指が『クリトリス』をつまむ。
「…ん…っ」
サニーから顔を背けると、もう一方の手が僕の首筋に触れて、襟元の中に忍び込もうとしてきた。
「サニーサイド…やめろ…」
掴まれていない方の手でその手を遮る。
「はは、ここで脱がせたりはしないよ。ちょっと悪戯してみたくなっただけで」
そう言いながらも彼の愛撫は続く。
真っ直ぐ撫でたり、円を描くように撫でたり、つまんだり。
手と手が触れ合っているせいだろうか。
…手の平にうっすら汗をかいてきたのが何だか淫靡な気分にさせられた。
まるで、自分が。
「これだけ愛撫したらもうここはぐちょぐちょだね」
指が滑り、手の平の真ん中をすぅっと撫でた。
彼の言う所の『ヴァギナ』だ。
「…っ」
「昴、ちょっと興奮してきた?手の平が汗で…濡れてきたけど」
わざわざ『濡れてきた』という部分だけ耳元で囁くのが憎い。
「…まさか。そんなわけないだろう」
「そう。まだ物足りないか」
僕の首筋に軽く舌を這わせながら、サニーは愉快そうに喉の奥で笑う。
やってる方はさぞ楽しいのだろう。
やられている方は楽しくはないが。
「昴は中を掻き回されるのが好きだけど、手じゃそれも出来ないね。じゃあ、こんな感じかな」
中心部分を避け、周りをくるくるとサニーの指が撫で回す。
「…ぅ……」
さっきよりもくすぐったい。
「ん?気持ちいい?こういうのとかはどう?」
短く切られた爪と指の腹が軽く引っ掻くように辺りを撫でる。
…むずがゆい。
「本当のキミはどうなの?…濡れてきた?」
「馬鹿…そんなわけ…ないだろう」
顔が熱い。
サニーに抱きしめられたままこんな事をされているせいだろうか。
妙な気分になってきた。
触れられているのは手の平だけなのに。
自分の中心がじんわりと潤みを帯びていくのがわかる。
それを気付かれたくなくて無意識に足を閉じる。
見えないと分かっていても、恥ずかしかった。
「本当に?…確かめてみようか。本当はこっちまで滴るほど濡れてるんじゃないの?」
サニーの指が手首と手の平の境界をさする。
彼の言う所の『アナル』
「…ふ、ぁっ…」
抑えていた声が、漏れた。
「ダメだよ、こんな所でそんな声をあげちゃ」
サニーが嬉しそうに笑う。
「人に見られないところに行こうか」 <>
サニ×昴(6)<>sage<>2005/10/18(火) 17:02:13 ID:???<> 「はぁっ…あぁ……サニーサイド…」
「昴は嘘つきだな。…こんなに濡れてるじゃないか」
着物の裾を開かされ、秘所に触れられて耳まで染まる。
あれよあれよという間に船室の一室に連れ込まれ、月明かりだけが照らす暗い部屋。
置かれていたサイドボードに寄りかかるように身体を傾ける僕の足の間にサニーが割り込んでくる。
「…内股まで濡れてる。全部綺麗にしてあげないと、会場に戻れないね」
サニーは僕の片足を掴むとひょいと掲げられ、下駄がぷらぷらと揺れた。
ざらざらした舌が、内股に吸い付くようにして舐めあげる。
「あ、あっ…だ、だめ……」
拭くのではなく舐めるんじゃ結局変わらないじゃないか…と思う余裕もなく、喉からは喘ぎ声が漏れた。
「や……サニー…やだ……」
抗議をしても、もちろん無視されてサニーは滑るような仕草で僕の内股を伝う愛液を舐め取っていく。
お互い、服すら脱いでいないのに。
いつもよりも卑猥に感じるのはシチュエーションのせいだろうか。
時折、廊下を通る足音が、遠くから聞こえる笑い声が、絶え間ない波音が自分の居場所を自覚させられる。
任務で来た船の中だというのに。
自分は何をしているのだろう。
「……はあっ…はぁ…」
空を仰ぎ、吐息を吐く。
サイドボードの角を握りしめて身体を支えていないと、ずり落ちてしまいそうだ。
「こっちも綺麗にしてあげないとね」
サニーの舌が、陰核に触れる。
「やぁっ!……んっ…」
「昴。あんまり大きい声をあげたら気付かれちゃうよ?誰が外を通るかもわからないんだし」
サニーはそう言いながらもやめる気は毛頭ないらしい。
僕の手を掴むと、さっきのように指で中指の付け根に触れる。
舌の動きに合わせて。
「ぅ…あ……くぅ……ぅ」
さっきよりじっとりと手の平に汗をかいているのがわかる。
まるで、同じところが二箇所あるみたいに。
どちらに触れられても同じような感覚がして。
「…ダメだな。いくら舐めてもどんどん溢れてきて全く治まりそうにない」
サニーがちらりと僕を見る。
「ねぇ、昴。どうして欲しい?」
「何…が……だ」
着物に包まれた薄い胸を上下させながら呟く。
「どうすれば、ここが満足するのかな、ってことだよ」
言うなり一本、と思ったらすぐにもう一本の指がやや強引に挿入されて悲鳴にも似た声があがった。
「はっ…やぁぁぁっ!」
「昴…もうちょい抑えてくれよ。ばれてもいいならいいけどさ」
そんな僕を見てサニーは苦笑する。
「…ぅ…んっ……」
唇を噛む。
「そうそう、そんな感じ」
室内に響くサニーが指を抜き差しする音と、肉芽を舐める音。
波音に混じって聞こえるそれらが僕の羞恥をかき立てる。
そして、かきたてられるほど蜜は溢れ出て止まらない。
ああ…恥ずかしい。
けれど、心の何処かでこの状況を感じている自分もいる。
「や…ぁ…ぁ……」
鳥肌の立つような快楽の波が襲ってきて、喘ぎ声に合わせて身体が小刻みに震える。
「はっ…サニーサイド……も……だ、め……、んっ!」
相変わらず僕の手を掴んで擬似愛撫を繰り返していたサニーの指を逆に掴み、息を呑む。
一番大きい波が訪れて、頭の芯が痺れた。 <>
サニ×昴(7)<>sage<>2005/10/18(火) 17:08:43 ID:???<> 「…はぁっ…はぁっ……はっ…」
くたりと頭を下げて、止めた息を吐き出す。
「…おや、もうイっちゃった?」
「……」
目の前にかかる髪の間からサニーを睨みつける。
「こんな所で…こんな事…して、何が…楽しい」
「やだなぁ、こんな所だから楽しいんでしょう。逆だよ逆」
「何でもいい…服を調えるから…離れてくれ……」
「え?まさかこれで終わりだと思ったの?」
サニーがきょとんと僕を見上げて背筋に寒気がした。
「何……」
まさか、これ以上する気なのか。
「昴は満足したかもしれないけど、ボクはまだしてないよ?」
「冗談じゃない…こんなところで、そんなこと…!」
「自分だけイってボクにお預けかい?ひどいな、昴は」
「そういう問題じゃないだろう!」
そう言って身体を翻そうとした瞬間、何人もの話し声が近づいてきた。
「!!」
「しっ、静かに。気付かれちゃうよ」
言われなくとも、すぐに口をつぐむ。
扉の外の声はどんどん近づいてくる。
声からすると複数の女性のようだ。
早く通り過ぎてくれ、それだけを祈りながら息を潜める。
だが、扉の方に注意を向けるあまり、目の前のサニーへの注意が逸れた。
「…声をあげちゃダメだよ」
耳元で囁かれたときには遅かった。
いつの間にか取り出されたサニーのペニスが僕の入り口へと宛がわれ、ぐっと力を込めて挿入してきた。
「……っ!!」
必死に喉元まで出かけた声を飲み込む。
夢中でサニーのタキシードの肩を掴み、引き剥がそうとするが、絶頂直後の余韻で腕に力も入らない。
まして、挿入されて身体を揺すぶられれば更に力は抜けていく。
ずり落ちそうになった僕はサニーに軽々と持ち上げられ、無意識にその背に手を回す。
長い袖が、サニーの背中でひらひらと蝶のように舞う。
サニーはにやりと口の端を吊り上げて笑った。
「…っ、……んっ…」
緩やかに、だが持ち上げられるような格好での抜き差しに、湧き上がる声を頭を振って抑える。
扉の外の女性達は何故か扉の近くから去ろうとしない。
どうやら、人気のないところに涼みにきたようだ。
よりにもよってこんな所で涼まなくてもいいだろう…とちょっと恨みがましい気持ちになる。
「…ゃ……っ…ぁ…」
サニーの背中に爪を立てて必死に抗議をしても、彼は動きを止めない。
入り口近くを緩やかに突いたと思えば、戯れに奥を激しく貫き、僕の身体を軋ませる。
その度に声を抑えて、ひゅうと風が扉の隙間から入り込むような音が喉に絡まった。
「扉の鍵、多分かけたと思うんだけど…かかってなかったらどうしようね。見られちゃったら」
「…!……ぅ、んっ……」
わざとらしい言葉に、わかっていても心臓が跳ね上がる。
この部屋の中で一番うるさいのは自分の鼓動ではないかと思うほどに。
「こんな所見られたら、困っちゃうね。リトルリップシアターのマダム・バタフライは淫乱だって言われちゃうな」
「……やっ…」
「しっ。気付かれてもいいの?」
言葉とは裏腹にサニーは腰を大きく揺する。
結合部から淫らに響く水音。
それすらも外の人間に聞こえそうで。
「い…ゃ…サニー…そんなに…音を…立てないでくれ……」
消え入りそうな声でサニーの目を見ても彼は笑うばかり。
外の人間の笑い声と波の音が次第に遠くなっていく。
世界の輪郭が曖昧になっていく。 <>
サニ×昴(8)<>sage<>2005/10/18(火) 17:09:46 ID:???<> 「…っ…ふ……んんっ…」
堪えても堪えきれない声を吸うようにサニーの唇が重なり、誘うように彼の舌が僕の舌をつつく。
そういえばキスをするのは今日初めてだな、と霞のかかる頭の端で思いながらサニーの舌に自分の舌を絡める。
結合部に似た音が口の端からも漏れた。
音を立てる箇所が増えた事もだんだん気にならなくなっていた。
「…ん…っ……んんっ…」
快楽により喉からせりあがる声は、サニーの口内に吸い込まれていく。
多少、息苦しかったがそれすらも脳の奥を蕩けさせ、欲情をそそった。
次第に早くなる動きに合わせるようにぎゅっと足を交差させる。
その方が、より強い快感を感じられたから。
「すば、る…」
だが、サニーは逆に眉を顰めて僕を見る。
無意識にした行動ではあるが、どうやら快感を感じるのは自分だけではないらしい。
彼の動きがぴたりと止まり、堪えるように奥歯を噛みしめて目を閉じた後、くぐもった声で言った。
「あんまり、そんな事をされると…ボクが限界だよ……」
「サニーサイド…いいよ…イっても……」
考えるより先に言葉が出ていた。
「…今日の昴は優しいね…じゃあ、最後にちょっと頑張るか……」
「……っ!……んっ…っ…!!」
サニーにしがみついて唇をきつく噛み、叫びそうな衝動を無我夢中で抑える。
髪が、袖が、身体が揺れて、月明かりに照らされる影は黒い揚羽蝶が羽をはためかせているようにも見えた。
「くっ!……サ、ニー…っ!!」
精一杯声を抑えて声を呼びながら、絶頂の時を迎える。
ぎゅっと身を縮めるのは自分自身だけでなく自分の中も同じらしい。
サニーを搾り取ろうとするように収縮するのを感じ、促されたサニーが自分の中で果てるのを感じた。
「…全く、何を考えているんだ君は…」
乱れた衣服を整え、サニーを睨みつける。
身体の火照りはすぐには取れない。
こんな状況じゃ人前になど出れはしないのに。
だが、幸い外に居た女性達はようやくどこかへいってくれたようだ。
「何を考えて…ねぇ。人生はエンターテイメント。楽しんだもの勝ち?みたいな」
悪びれもせずに言うサニーに大きなため息をついた。
「とにかく、僕は後から行くから先に戻っていてくれ」
追い払うように手を振る。
「…昴」
彼の吐息が耳にかかり、一言こう呟かれた。
「好きだよ」
「なっ…!何を言ってるんだ…」
「ははっ。でも昴は羽をもいで閉じ込めるより大空を羽ばたいている方が魅力的だからなぁ」
ちらりと僕の着物を見て、サニーは笑う。
「マダム・バタフライの演目中は今日の事を思い出しながら昴を見るとするよ。ボクの蝶々さん」
「馬鹿…!絶対見に来るな!!」
「毎日欠かさずに見に行くよ。ボクを見て、くれぐれもピンカートンよりボクに欲情しないようにね」
奪うような口付けをされて、サニーは飄々と部屋を出て行く。
「…やれやれ……」 <>
サニ×昴(完)<>sage<>2005/10/18(火) 17:13:04 ID:???<> サニーと時間をずらし、会場に戻るとさした時間は経っていなかった。
なんだか数時間くらい経過した気分だったが。
その後は再びもみくちゃ状態にされて、ようやく解放された時にはぐったりしていた。
こんな任務は二度とごめんだ…。
何に対してなのかよくわからないまま、僕は思った。
その後。
本当にサニーは毎日のようにマダム・バタフライの舞台を見に来た。
結局、あの潜入任務は本当に任務だったのか定かではない。
サニーに問いただしてもはぐらかすだけ。
ただ…非常に腹立たしいが僕をあのように紹介したのもあって大盛況なのは間違いなかった。
サニーはボクを自分の蝶々だと紹介したのもエンターテイメントの一部だと言っていたがどうだかわからない。
ちらりと舞台の上から劇場の隅で座るでもなく腕を組んだまま僕を眺めるサニーを見つめる。
何処までが本気で何処までが嘘か。
正体のつかめない男。
まぁ、もうしばらく翻弄されるのも悪くはないか。
…少なくともバタフライの演目が終わるまでは。
そんな事を考えながら、僕はダイアナ演じるピンカートンに寄りかかった。
瞼の裏に、サニーの姿を浮かべて。
END <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 17:18:24 ID:???<> というようなお話でした。
読んでくれてどうもありがとう。
んー服着せたまま出来る悪戯ってどんなのだろうって考えて
思い浮かんだのがこれだったんだけど上手く書けてるかどうか。
前スレの281氏、イメージと全く違ったらごめん。
それでは他の職人さん、特に超続きが気になるPollination氏を待ちつつ
お粗末さまでした。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 18:45:09 ID:???<> サニ昴キテタ―――(゜∀゜)―――
GJ!続き待ってましたよ!
あれよあれよとサニーの思うままになってく昴いいな!
こーゆー関係大人な感じで好きだ…
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 20:00:55 ID:???<> 船でってシチュが萌える
GJ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/18(火) 22:45:49 ID:???<> GJ!GJ!!
サニーがウラヤマシス。
昴たんがエロければそれで良し!
ありがとう、神職人。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/19(水) 01:02:59 ID:???<> サニ昴堪能したよ。
バタフライでHってええなぁ。
GJ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/19(水) 05:30:05 ID:???<> 禁断氏やサニ昴氏の神作品に続くのも恐縮なのだが、
新昴の凌辱話が大体まとまってきたので、コソーリ一部分だけ投下しにきた。
訳あって携帯からの貼りつけなのでちょっと緊張する。
最初の方だけ投下するんでそんなにアレだが
昴凌辱の話なんで少しでも駄目な人はスルーしてもらえると幸い。
昴は女で処女喪失。
ダーク大河は結構饒舌。
楽しんでいただけるかはわからんが。ドゾ。 <>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/19(水) 05:33:51 ID:???<> 闇の気配が消えていく……
ここは虚無。
数分前、荒々しくも心地よい鉄の音を幾重にも響かせ、
互いの扇を交えていたのが幻想であったかのように静まり返っている。
――大河は大丈夫だろうか――
信長の放った光に吸い込まれる瞬間、
大河の悲痛な呼び声が遠くで聞こえたのを覚えている。
大河は今一人、どうしているだろうか
一人で戦っているのだろうか
傷など負ってはないだろうか
沈黙を保つ虚無の中で昴は闇の中一人、不安に駆られていた。
(とにかく此処を出なければ始まらない。早く抜け出して大河を――皆を捜さなければ…)
そう思いスターを起動させようと思った矢先。
「昴さん。」
―――全く気配に気付かなかった。
だが見れば確実に昴機の足下で、今一番心にあった人物がこっちを見上げている。
暗い空間の為かスター越しで見る顔ははっきりとは見えない。
「昴さん。大丈夫でしたか?」
彼の相変わらず柔らかい声が通信画面越しに耳を通る。
今思えばもっと警戒すべきだった。
昴は大河なら全てを乗り越え、奇跡をも起こせると過信していた。
ならば今彼が自分の許へ来る事も、至極当然可能な事だと、
ハッチを開けて単身大河の元に駆け寄ったのだ。
まさかこんなに早く合流できるとは。
それだけが心を踊らせ、警戒心や不穏感などは脳の片隅に忘れ去られた。
「大河。君こそ無事で安心した。怪我はなかったかい?」
大河からの返事は、ない。
だが表情を伺えば暗やみの中で笑みを浮かべていると辛うじてわかる。
きっと大河も僕を見つけてホッとしているのだろう。
この日までの大河の性格や行動から勝手に都合のいい解釈を済ませ、
大河からの言葉を待つと、その瞬間昴の視界は一瞬で霞む。
髪がサラリと揺れ、ふんわりとした衝撃に我に返ると、
小さな身体は大河の腕に囚われ、彼の胸に抱き寄せられていた。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/19(水) 05:36:27 ID:???<>
「た…大河…?」
突然の行為に戸惑ったが、
吸い寄せられた胸の鼓動を耳へ響かせる。
規則正しく響く心音。
彼が幻ではない証拠か……。
――温かい。
虚無の中張り詰めていた体が解れていくようだ。
まるで全ての力を吸い尽されるような優しい感覚。
身を任せよう。
そう目を伏せた昴に、
今度は「捕まえた……」と彼の声が小さく響いた。
「ぐぁっ!」
瞬間、全身は叩きつけられる痛みが走り
戦闘服から床にすべる衣擦れの音を聞く。
何が起こったかわからないままの衝撃に目を見開くと、
大河が自分の肩を抑えつけ、上に覆い被さっているのが映った。
暗やみに慣れた瞳は、いつの間にか大河の表情を完全に読み取れるまでになっていたらしい。
安堵に拠るものだと感じた笑みは邪悪さを含み、
冷たいのに恍惚と光る瞳が、不自然で不気味だった。
「……昴さん」
不適に微笑みながら名を呼んだ唇は
そのまま昴の薄い耳朶を捉え、そのまま舌が中の形に沿って流れていく。
「っ!?ぅんぅっ!」
何が起こったか整理がつかないまま耳許で響く水音に
思わず発してしまった声は、彼の悪心を更に駆り立てた。
「……いい声ですね。夢で見るより……ずっと…」
耳許で囁かれた言葉は穏やかな大河の口調そのものなのに、
不安を募らせる翳りがある。
嬉しさを交えた言葉である筈なのに、
それはいつもの弾むような声とは違う。
冷笑した喜び方にしか聞こえない声に、昴は戸惑いを隠せなかった。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/19(水) 05:59:39 ID:???<>
「大河…なにを……」
何かおかしい。と思った時には既に遅かった。
「……何?……ですか?
これは、僕が望んでいた事ですよ…」
冷たい表情から応答され、会話は通じるようだと少しの期待を得ても
肩を固定していた大河の手はそのまま昴の服を一気に引き剥がし、それを打ち砕く。
繰り返される突然の事態。
解からない。
何が起こってる?
大河は何をしている?
筋書きが読めない。
ただ風が肩から胸を撫で、腹を通り、
そこだけ体温を奪われて冷たくなるのだけがわかった。
「胸は…潰しているわけじゃないんですね…」
言葉投げ掛けられ、瞬時に状況を把握し、慌てて胸を隠そうとしたが
昴の腕は既に大河の腕に拠り縫い付けられるが如く床に抑えられ
惜し気もなく大河に胸を曝している。
「あっ……あっ……」
胸を暴かれ組み敷かれた状態で混乱した抗議の声は
言葉にならない。
それなのに大河の抑揚のない声は
「でも想像と同じ感じ。嬉しいです」
と静かに続き、その唇は直線的なラインを描く両胸に落ちでその域を何度も口付けていく。
心臓付近をふわふわと衝いては撫でる度に
ぞわぞわとした感覚が背中に走るのが冷たい床の感触と重なって、酷く不快だった。
「ぅ、…大河…っ…ゃめろ…」
今度こそと抗議の言葉を向け睨み付けると、
大河は口付けを止め、昴の方をちらりと伺う。
抗議に耳を傾けたのは、昴が苦痛に声を洩らしたからではなかった。
漆黒の瞳が快楽とは違う形で潤み始めているのを確認するのを確認すると、
冷たい瞳は途端に逸れる。
「嫌なら思いっきり嫌がってくれていいですよ」
「見たいですから。」
そう言い放ち、昴の両足を掲げて身を割り込ませ、
そのまま脚を覆う黒布を思い切り掴む。
次は何をされるか。
昴は瞬時にそれを察知した。 <>
新昴の人<>sage<>2005/10/19(水) 06:11:21 ID:???<> 一応ここまで。
話が長くなってしまったんで、話をなるべく詰めてまとめておいたんだが、なんか展開が早すぎる気がして来た…orz
また時間できたら続きを投下しに来る。
毎度ながら半端なところで止めてスマソ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/19(水) 08:50:38 ID:???<> おおお、久々のダーク大河だ。
職人さん乙。続き期待してるよノシ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/19(水) 10:00:44 ID:???<> 新昴大好物な自分が来ましたよ。GJ!
ダーク大河楽しみに待ってる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/19(水) 13:19:24 ID:???<> いいところで切るなぁ。
油断してる昴GJ!
超ワクテカしながら待ってる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/19(水) 16:23:20 ID:???<> おーダーク新昴待ってましたー!
すっげえいいところで止めるって確信犯だろハァハァ
続き楽しみにしてるよ <>
281(前スレ)<>sage<>2005/10/19(水) 23:14:15 ID:???<> サニ昴とダーク新昴、どちらもハァハァしながら読ませて頂きました!
GJ!本当にここは神の巣窟だ!!
サニ昴は自分の想像より遥かに萌え作品でしたよ素晴らしかった!
いつもこのスレに萌えを貰ってばかりなので、たまには投下したくて唸ってるんだが・・・
エロと言うより羞恥プレイっぽい絵ってアリか?と聞いてみる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/19(水) 23:19:45 ID:???<> >389
へいかまん。
羞恥に悶えるなんてイイジャマイカ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/19(水) 23:52:01 ID:???<> >>389
絵師の降臨も心底待ってるよ。
早く昴の恥ずかしい姿を晒すんだハァハァ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/20(木) 01:39:38 ID:???<> お、絵師さんが来てくれるのは久しぶりだね
>>389
すごい楽しみに待ってる!羞恥プレイ…(´д`)ハァハァ
んで、終わらせ方が半端だったんで
ちょっとだけダーク新昴を投下しに来た。
感想くれた人ありがとう。
では投下。 <>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/20(木) 01:43:43 ID:???<> 響く声は大河の許に響く前に、暗い空間に吸い込まれていく。
「!!っっあっ、やめろ!!」
抵抗しようと解放された腕を伸ばしたが、
脚を抱えられた状態で、大河の体なんか突き飛ばせるわけがなく。
ビリビリと軽快な音が残酷に薄暗い空間へ響くのを聞き、
絶望に似た気持ちから、体が諦めたかの様に力を失う。
肩口から太股まで暴かれた白い肌は、
月華の神聖さを思わせる様に闇の中でぼんやりと光り、
昴の望まないままに、大河を誘った。
「すごい……綺麗………」
大河がそう呟き、自分の手袋をくわえて外す行為は、
獣の荒々しさそのものに見えた。
普段の彼からは想像できないその姿に
昴の中で、胸を打つ妙な感覚が沸き立つのを感じたが、
大河の唇が、首筋からこめかみまでを啄むように衝くと、
その感覚は何かわからぬまま、脳の奥へ消え去ってしまった。
同時に大河の指はするするとシルクのような肌を滑り、
止まることなく無毛の恥丘にまで伸びていく。
「はっ…何を……たぃっ…が…」
頬に唇を寄せられ身を起せずに呻く声を聞き流すと、
そのまま節だった指は、無遠慮に昴の秘奥へと潜り始めていった。
「うっ!…ぐ…ぅんっ!ぁ…痛ぅ!」
初めて中を圧迫される感覚。
昴にもそれなりの知識はある。
だが内壁を無理矢理広げられる感覚は、
自分に快楽を与えてくれる行為ではないと、嫌でもわかった。
数本の指が無理矢理捻じ込まれ、
自分の中で気紛れにばらばらと曲がっては中を擦られ、
上下左右に内壁が押し広げられているのを、薄い腹で感じる。
もはやこれは大河の指などではない。違う生物だ。
寝床を求め、蠢く蟲だ。
「ぅっ…ゃあ!はっ…くっ…んぅっ!…たぃ…がぁあ!!」
嫌悪感と羞恥心。
そしてその奥に伏せている妙な感覚に身を捩らせ声を挙げても、
大河の操る指は、乱暴に奥へ奥へと侵入し、滅茶苦茶に動き回るのを止めてはくれない。
代わりに声が言葉を紡いでいく。
だがそれも、昴の心を満してくれるものではなかった。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/20(木) 01:47:16 ID:???<>
「昴さんは女の人なんですね。」
「ふっ…ぅっ…あっ…嫌…」
右手の指は蟲の如く中で乱暴に蠢くのと対照に、
左手の指は鳥の羽を降らせる様に優しく、
昴の首筋から、胸、脇腹へするすると滑る。
「肌はまだ冷たいですけど……中は温かい……気持ちいい…。」
「はっ……嫌……見るな…。見ないで…くれ…」
大河の言葉に更に羞恥心を煽られ、
遂に堪え兼ねた昴は、抵抗することを忘れた腕で自分の顔を伏せた。
何故こんな事態になっているのか。
彼にさえ、いや彼だからこそ曝すまいと思っていたこの身体。
彼の姿形だった故に彼の許へ何の警戒もなく近づいた自分の浅はかさを恥じ、
彼の姿形が自分を弄る状況をやるせなく思うと、
涙が込み上げ、損傷なく残る白い手袋に染み入っていった。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/20(木) 01:54:23 ID:???<>
「昴さん。泣いてるんですか?」
大河の言葉には答えなかったが、大河は答えなどどうでもいいようだ。
「やっぱり夢で見るのとは違いますね……そそられます…」
冷たく呟いたかと思えば、散々掻き回された内部から一気に指を抜かれる。
体積の減った内壁が外気の冷たさを吸い込み、
それが背骨へと走ると昴が身体をぞくりと震わせた。
「……ふっ……ぅん」
本能的に染みだした潤滑液が少量、指に絡まっているのを無機質な瞳が移すと、
大河は悪戯が成功したと、残酷な少年の無邪気さで笑い、
食した果実の露が指に付いて流れても、その露からもを果実の甘味を味わう。
正にそれである様に、指にある蜜を舐め取った。
「その顔…もっと…見せてください…」
そう言って昴の足間に更に割り込む。
そして割り込んだまま、弄られず放られる。
止めた不穏な動きと、ファスナーが滑る音を聞き、
秘部を曝されるように広げられたままの状態が醜く、居たたまれなくて
思わず顔を覆う腕の隙間から大河の様子を伺ってしまった。
瞬間、彼の下半身で屹立する欲望の象徴が、
涙で潤む瞳に飛び込み、一気に血の気が引く。
「ぁっ!そんなっ…!むりっ…だ…ぁっ‥ぐっ……
―――んぁあああっ―――!!」
次にされるであろう行為を察し、体を無理矢理起こし制止しようとしたが、
その一秒の僅かな差で大河の太い杭は、
お構いなしに入るかもわからない小さな蕾を無理矢理押し広げ、
純潔の証である壁を一気に突き破っていた。
指とは比べものにならない圧迫感。
塞いでいたものがぎりぎり、みしみしと引き千切れる音は幻聴だったか。
頭の末端まで真っ二つに裂かれてしまうような痛みが中から一気に溢れ、
堪え兼ねた体は弓形に仰け反り、
指は折れる程に大河の腕を容赦無く握り締め、
悲痛な叫びは虚無の中に大きく響いた。
<>
凌辱の人<>sage<>2005/10/20(木) 02:03:32 ID:???<> とりあえずキリのいいとこまで投下しといた。
またまとまったら投下しにくる。
それじゃあ 絵師さんと職人さんに期待しつつノシ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/20(木) 02:26:27 ID:???<> むひょーやっぱ陵辱物は燃えますなGJ!
ダーク大河は操られているという設定なのかな?
続き楽しみにしてます <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/20(木) 02:50:34 ID:???<> 待ってたらキタ-゚+.(・∀・)゚+.゚
ラブいのもいいけど陵辱も好きだ
>397
操られてるって事だと、信長はこの状況をこっそり影から見物して楽しんでいるって事か
てことは俺らは信長視点で二人にハァハァしてるのか <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/20(木) 05:00:02 ID:???<> GJ
何故か手袋を咥えて外す大河に萌えた… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/20(木) 23:14:27 ID:???<> 誰もいないんでコソーリ400もらっていきますね
ついでに昴ももらっていきますねノシ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/20(木) 23:38:16 ID:???<> 400はどうでもいいが
昴は 剥 い て 置いていけ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/20(木) 23:42:06 ID:???<> >>401が良い事言った <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:08:57 ID:???<> こらまて、剥くな剥くな!
シャツと靴下片方だけは残しておくように <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:15:11 ID:???<> >>403
いやいや、ここは新次郎のYシャツ一枚で……。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:17:44 ID:???<> ネクタイはこの手でほどきたいから残しておいてくれ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:28:53 ID:???<> ネクタイとソックスと靴は残しておいて <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:36:23 ID:???<> おまえら!どのみち昴が可哀相だろ!
昴は俺が引き取る!
そして優しく…(*´д`)ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:40:02 ID:???<> じゃあ上着とズボンと下着だけ剥けばいいんだな?
よし、俺が剥いてやろう
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:46:05 ID:???<> はっはっはっはっは、何を仰る。
昴は 皆 で 愛 で る も の だ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:47:45 ID:???<> >>408位の実力じゃ昴たんに返り討ちに遭うのがオチだ。
ここは俺が! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:49:34 ID:???<> じゃあ
皆 で 剥 く か ? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:52:01 ID:???<> 無理矢理では集団で襲っても駄目だよ…カルロス達でさえやられたんだ…
まずは一緒に食事から始めたいと思う
愛を育めば、昴さんの方から脱いでくれるさ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 01:59:38 ID:???<> 集団で掛かったら狂咲で一掃されそー <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 02:15:35 ID:???<> チャイナタウン行って昴さんを発情させる薬ないか聞いてくる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 02:49:47 ID:???<> そうすると次はウォルターの買収か。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 11:56:00 ID:???<> 買収は無理ぽ
家族を人質に・・・ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 12:52:38 ID:???<> ストレートに新次郎を人質にすれば良いのでは
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 13:04:14 ID:???<> そして新次郎の前でリンカーンか。
やるなお前。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 15:31:40 ID:???<> そのうち新次郎にも参加してもらえば、みんなハッピーになれますね <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 17:13:08 ID:???<> >400
前者は許すが後者は許さない!
君にはしつけが必要だ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/21(金) 23:28:50 ID:???<> おまいら・・・・
最高 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/22(土) 00:30:13 ID:???<> 今日みたいな月が綺麗で寒い日は
昴タンのお酌で呑みたいわ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/22(土) 00:59:09 ID:???<> >422につられて外へ出てみたら、うちは曇ってて月が見えなかった…
でも月が出てると月明かりが眩しすぎて昴(昴さんじゃなくて星雲の方な)が見辛いよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/22(土) 19:15:27 ID:???<> ここの神々に触発されてちょい真面目に昴たんエロ小説を書き進めてたけど、
難しいやら気恥ずかしいやらで撃沈した俺が来ましたよ。
せめてもとその残骸をギャグ風にいじった小ネタを投下しに来ますた。
寒い所や突っ込み所満載だけど、筆下ろしなんで生暖かくスルーよろ。
新昴。
2人のキャラぶっ壊れ気味。
では。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/22(土) 19:16:09 ID:???<> 見上げれば輝く満点の星空、目の前に広がるのは紐育の街の灯。
宝石のようなそれらに包まれて行う情事は格別だ。
紐育の夜空に浮かぶ2人はまさに身も心も絶頂へと導かれていく…
「そう思いません?昴さん」
「思ってたまるかああぁっ!」
絶対同意してもらえると思ってたのに、不機嫌になった昴さんに思いっきり怒鳴られてしまった。
「大体君は何だ。今夜シアターの屋上でデートしません?ぼく、昴さんと天体観測したいな(ぽっ)
と言うのは嘘だったのか!」
「嘘じゃないです。二人で星を静観しながら青姦しようっていうシチュエーションですよ」
「大喜利か!昴は断じてそんな破廉恥な提案には乗らない。用がそれだけなら帰るぞ!」
ううう、冷たくされると傷ついちゃうな。でもそんな照れ屋さんな所も昴さんの魅力なんだよね。
「昴さんの恥ずかしい写真、結構溜まったなぁ」
「なっ…」
「どれどれちょっと確認…うおおっ、こ、これはっ!わひゃあっ!うほっ!ぶふっ!ああ、何てレボリューション!……ハァハァハァハァハァ…
…失礼、取り乱しました。こんなの屋上からばら撒いちゃったらたちまち摩天楼は桜色ですねぇ。昴さん?」
「っ…大河新次郎!君は最初から僕を嵌める気で呼び出したのか!!」
「嵌める気も何も…ていうかもうハメてますし。ねぇ?」
「えっ、あっ、こら、ちょ、いつの間にっ・・・や…やめ…しんじろぉっ…そんなとこ…」
「あ…こんなに濡れてる。もう、昴さんもなんだかんだで好きなんだから」
自分を信じて誠心誠意ぶつかれば、優しい昴さんは絶対応えてくれる。
ぼくの提案に快くOKしてくれた昴さんのためにも、ここは精一杯昴さんを感じさせてあげなくてはいけない。
「えへへ、昴さん大好き。愛してます。一生ぼくが守ります」
「し、新次郎…っ…覚えていろ…んぁ…貴様だけは…っ」
「昴さんの革命の記録よ!届け、紐育市民の元へ。そーれっ」
「…!やめろっ…返…ぁああっ!!」
何やら怖い事言われた気がしないでも無いけど、強く吹き込んでくる夜風に掻き消されて全然聞こえない。
まぁどうでもいい。愛し合う2人には言葉なんか要らないし。
今度はどんなプレイを試そうかな?楽しみにしててくださいね、昴さん。
終 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/22(土) 20:15:43 ID:???<> おお!新昴がキテタ―――(・∀・)―――
GJ!こーゆーテンション好きだ!
写真撮ってる新次郎ツヨスww ラブラブと見せ掛けてほんのり鬼畜だなw <>
& ◆BGhoOWEIVM <>sage<>2005/10/22(土) 21:48:03 ID:???<> ・昴の性別は女
一番肝心な所を書くの忘れてた…orz <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/22(土) 21:52:21 ID:???<> 427は425書いてた奴って事で。
ひとっ走り昴たんに躾られてくるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/22(土) 23:45:19 ID:???<> すっげーGJ!
なんてナチュラルに鬼畜なんだ。
でも昴復讐編も読みたいかもwwwwww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/23(日) 03:40:56 ID:???<> >>425
ちょwwwおまwwww
結局、昴の写真ばらまいてんのかよww とんだ鬼畜だな!w
なんにせよGJ!
<>
425書いた奴<>sage<>2005/10/23(日) 19:02:18 ID:???<> 昴復讐編か……アリかもw
あんなしょもないブツでも構わないんだったら、それっぽい小話とか
今度こそちゃんとした真面目な昴たん小説とか投下できるように頑張ってみようかな。
感想くれた人ありがとう。
つうか浮きまくりだねアレ…こんな神々の聖なる庭に。
本当にあんなの落っことして良かったのかと未だに内心ビクビクもんだったりww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/23(日) 20:17:50 ID:???<> >>431
いやかなり笑わせてもらったよwwww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/23(日) 23:46:57 ID:???<> おいその写真はどこで売ってるんだ!
モギリや杏里にチップはずむと売ってくれるのか! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 00:08:34 ID:???<> 大神×昴の話が途中まで出来たが投下していいだろうか?
癖がある上に長いんで。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 00:21:00 ID:???<> >>434
カモン!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 01:07:33 ID:???<> カモカモーン!!!!!!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 01:19:02 ID:???<> カモンカモンカモカモーン!!!!!!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 01:26:02 ID:???<> それではお言葉に甘えてw
まずは注意点
三部まであって今回は一部の前半まで。
新昴前提の大神×昴。
設定はED後の秋頃。
一部はエロくない。
でも三部が強姦もの
女昴です。
苦手な方はNGワードに入れてスルーしてください。 <>
大神×昴 1<>sage<>2005/10/24(月) 01:27:47 ID:???<> 秋の終わりを告げる冷たい風が帝都の空を包み込む、そんな頃。
帝国華撃団総司令、大神一郎は紐育から帰省した甥の大河新次郎と、支配人室で
一年半ぶりの再会を果たした。
「久し振りだな、大河少尉。いや、新次郎」
今回の帰省は完全なプライベートなため、大神は親しみを込めて甥の下の名を呼ぶ。
「はい!一郎叔父さんもお元気そうで何よりです!」
スーツをびしっと着こなして、一年前よりもよりたくましくなった顔は、とても穏やかだ。
彼が日本へ戻ってきたのは、栃木にいる両親に将来を約束した相手を紹介したいということで、
その帰り道にここに立ち寄ったのだそうだ。
折角だからしばらく帝劇に泊まって行けばいいと思うが、まだそれは言っていない。
新次郎の喜ぶ顔を見たいが、見ない間に随分と立派になった彼を目の当たりにすると、
なんだか気恥ずかしくてなかなか言い出せないのだ。
ここまで成長した甥を・・・自慢に思っていいのかもしれない。
<>
大神×昴 1<>sage<>2005/10/24(月) 01:28:19 ID:???<>
そういえば、と大神は辺りを見回した。
「ところで新次郎。今回一緒に来ているというお前の相手はどこにいるんだい?」
好奇に満ちた視線で見つめられ、新次郎は一瞬たじろぐ。
「え・・・あ・・・昴さんのことですか・・・?確か中庭の方にいるはずです。
わざわざ気を利かせて、席を外してくれたのですよ」
「ははは、なるほど。でも姉さん夫婦に紹介済みということはもう親戚も同然だろうに。
俺も彼女に会いたいな」
「分かりました。すぐに呼んできましょう」
素早く身を翻そうとする新次郎に大神はまて、と制した。
「いや、わざわざ呼ばなくても。俺も中庭に行くよ」
立ち上がり、先代の米田からそっくりそのまま受け継いだ支配人を後にする。
珍しく、というべきか中庭へ続く廊下には人影はなくそのまますんなりと目的地に
辿り着くことが出来た。
<>
大神×昴 3(上は2の間違い」<>sage<>2005/10/24(月) 01:29:47 ID:???<>
もし・・・この間に誰かと会っていれば「あんな事」は起きなかったのだろうか。
推し量るすべのない疑問が、この時の大神にあるはずもなく。
中庭を繋ぐ扉が、新次郎によって開け放たれた。
晩秋にしては明るすぎる日の光が、差し込み一瞬くらくらしてしまう。
「今日は暖かいですね。えっと・・・あ、昴さん!」
と日の明るさに負けない声で新次郎が叫び、その瞬間、だしぬけに息の詰まるような
妙な感覚が胸に堰きあがるのを、大神は感じた。
夏に比べ、枯れ朽ちてはいるものの緑の明るい背景に日の柔らかい陽光を浴びて、
着物姿で屈みこみ、犬の頭を撫でているか細い身体。
声の主に気づき、ゆっくりと立ち上りこちらへ(いや新次郎に対してだけか)
微笑みながら近づく。
真っ直ぐで烏の濡れ羽色といっていい髪、陶器のように白い肌、
深い色を湛えた切れ長の瞳、ほんのり紅色の唇。濃い影を落とす睫毛。
それら全てが、一瞬で眼窩に飛び込み、大神は何を言えばよいのか適切に言葉を選ぶことが出来ず。
言葉なく立ちすくみ、ただ新次郎のそばに立つ彼女の小さな身体を見つめるしかない。
<>
大神×昴 4<>sage<>2005/10/24(月) 01:30:39 ID:???<>
ふと光が一段と強く二人を照らし出し、とりわけ彼女の顔に強く反射し、袖で顔を覆う。
その仕草。
思わず自分の腕の中に収めたくなるのを、大神は愕然とした面持ちで
それを抑えた。
(なんなんだ・・・この感覚・・・)
「一郎叔父さん、紹介します。この方が九条昴さんです」
遠くかすかに、甥の声がするのが聞えた。そして、恋人の声に促されるように
目の前で漫然と微笑むは―
「初めまして。大神一郎です。新次郎がお世話になっているようで・・・」
なぜ平然とした口調でそう言えたのか分からないほど、大神は緊張していた。
ただ分かったのは、口が砂漠の砂ように乾いていたということ、そしてよからぬ悪夢に目覚めようとする予感。
それだけだった。
<>
大神×昴 5<>sage<>2005/10/24(月) 01:31:47 ID:???<>
決して手に入らないものばかり欲する悪い癖が、また出てしまったのか。
彼女よりも美しい女から。この帝都で、巴里でも慕われてきた自分が、一目会った瞬間
彼女の虜になってしまったのだ。
今まで真剣に欲し、愛した女性は二人いた。
一人は実の姉―新次郎の母親だ―、そして若くして逝ってしまった藤枝あやめ。
どちらも近いようで果てしなく遠い距離の女性達。
今回もそうだと思うと苦笑する他ない。
隊員に任せればよいことまで大神は二人を厚くもてなし、面倒をみた。
傍目から見れば、本当に甥思いの優しい隊長兼支配人に見えたことだろう。
そんな綺麗なものなんかじゃ、ないのに。
例えば・・・帝劇に泊まることになった二人の部屋割りを考えていたその夜のことである。
いくら恋人同士とはいえ、同じ部屋にする訳にはいかないから新次郎は
自分の部屋、昴は旧知のかえでの部屋でいいだろうと考えながら
一階の音楽室前を横切ろうとすると―
「・・・なんだ・・・。ピアノか?」
最初は織姫が弾いているのかと思った。だが、微妙に音色が違う。
指紋が人一人違うのと同じように、ピアノの音色にはレベルとはまた違った個人差が
ある。巴里にいる自分を慕ってくれた五人の内の一人の受け売りだが、
言われてみれば確かにどこか違うような気がするものだ。
今聞えるピアノは、織姫の奏でるそれとはまた違った、穏やかでどこか優しさのこもった
旋律を湛え、母の腕に抱かれているような心地さに包まれる。
そんな音色に誘われるように、大神は音楽室の扉を静かに開けた。
<>
大神×昴 6<>sage<>2005/10/24(月) 01:33:05 ID:???<> そこには、―ああやはりと運命に感激すべきなのか、
それとも歯車がまた一つ狂ってしまうのかと運命を呪うべきなのか―昴がいた。
端整な横顔を少し気だるげにさせて、鍵盤に指を滑らせている。
他に人の気配はなく、ただピアノの音色だけが室内にひろがっていく。
なんという曲だろうか。甘く、どこか死の臭いを孕んだメロディ。
耳をすませて聞いているだけで、ただ泣きたくなるようなこんな想い、初めてだ。
いたたまれなくなり、大神はそっと扉を閉める。
頬をつたう涙を拭いながら、もう一つ濡れている箇所に気づき、慌ててここから走り去る。
なんてザマだ。
こんな醜態、あやめの時ですらやらかさなかったのに。
自分の部屋へ行きかけて、こんな姿を他の隊員に見られたらまずいと思い直し、急遽風呂場へ向かう。
幸い風呂場には誰もおらず、急いで服をはいだ大神は、もうもうと湯気立つ
浴槽の中へ勢いよく飛び込んだ。
幾つになっても慣れない精の臭いを洗い流したかったから、というよりは果てしなく湧き上がり
いきり立つ欲情を抑えるための「処置」はここでするしかないのだ。
蝶の羽を一枚ずつ千切るように、彼女の着物を一枚ずつ剥いでいきたい。
そうすれば、この醜いナルティシズムの塊を持て余すことなんか、なかったのに。
今のうちに忘れなければ。終いに取り返しのつかないことになるに違いないのだ。
<>
大神×昴の中の人<>sage<>2005/10/24(月) 01:34:05 ID:???<> とりあえずここまで。
一部の後半はまた明日に投下します。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 01:37:20 ID:???<> リアルタイムで読んだYO!GJ!!
すげー続きが待ち遠しす。
どーなる昴たんどーなる?ハァハァ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 01:37:33 ID:???<> キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!GJ!GJ!
大神×昴ずっと読みたかったので今激しく感涙www
やっぱキモ神さんはいいなぁ〜、NTRだけど。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 01:40:39 ID:???<> 俺もリアルタイムで読んだ!超GJ!
大神だは・・・考えたなぁww
続き楽しみにしてるぞ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 02:00:12 ID:???<> な なんだこの禁断の薫のするカップリングは!!
超GJ!これで一部の前半かよ!既に引き込まれてドキドキだよ!
つ 続きを楽しみにしています(;´д`)ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 02:08:06 ID:???<> 実はひそかに読んでみたかった大神×昴
まさか描いてくれる神が降臨するとは!超ウレシスwww
ほんとこのスレは神に恵まれてるな
続き待ってますぞハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 04:10:57 ID:???<> 超引き込まれる。
キモ神さんがどういう風になっていくかワクテカだよ。
続き待ってるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 04:36:54 ID:???<> 着物姿で犬の頭を撫でる昴たんに萌え
新次郎と恋仲になったから女らしい格好をしてきたのだろうか
それで大神に惚れられてしまうとは…
続き楽しみに待ってる <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 20:26:32 ID:???<> 大神×昴の中の人です。
一部後半を投下しに参りました。
注意事項がまた増えたので追記します。
昴がありえないぐらいに黒い。
だいぶ削ったので急展開。
それでは以下どうぞ。
<>
大神×昴 7<>sage<>2005/10/24(月) 20:27:32 ID:???<>
分かっていたのに、どうして。
帝国ホテルへ向かう道筋を、大神は歩いていた。
今日は一昨日とは違い風が強く、空にも不気味な暗さが広がっていた。
まるで自分の心を反映しているような、陰気な曇り空である。
帝国ホテルへ行く目的。それはこともあろうに、昴から呼び出されたからなのだ。
最初は行く気などなかった。だが迷う気持ちが俄然強くなり、身体が勝手に
帝国ホテルへ―昴のもとへ向かおうとしている。
おかしい話だ。
「あれ」から三日経った今日まで彼女のことは目の隅にもいれないように
頑張ってきたのに向こうから声をかけられるや、
ずるずると外れた方向へ流されてしまう。
何も考えずただ無心のままに。それは目の前に建つホテルの玄関へ入り、
ホテルマンに案内され、最終目的地の402室まで続いたが。
「遅かったね」
大神が部屋に入るなり、いつものように冷静な口調で昴は言った。
ツインサイズのベッドの上に座り、ひどく少女趣味な白いワンピースを身につけ、
着物姿以上に手に取るように分かる華奢な身体は、足をぶらぶらさせているせいか
やや不安定に揺れている。
部屋には新次郎すらいなかった。ホテルの一室に男一人を呼び出して、一体なんのつもりなのか。
大神はただ立ちつくす他なかった。
<>
大神×昴 8<>sage<>2005/10/24(月) 20:28:41 ID:???<>
「いつまでも立ってないでこっちに来たらいい。話があるんだ」
歌うような言い方で言われて、慌てて大神は昴の前の椅子へ座わった。
・・・適当な理由でもつけてここを去らなかった?
なぜ?
「話とは一体・・・なんだい?」
さもつまらなさそうにホテルのキーを弄ぶ昴に耐えかねて、大神は自分から話を切り出してみる。
もともと呼び出したのは昴からなのだから早く用件だけ言ってもらって、さっさと帰りたい。
さもなければ、「あの夜」の再現になりかねない。
それだけは絶対に避けたかった。
大神が絶え間なく押し寄せる欲望を懸命に抑えているのを、知ってか知らずか。
昴はキーを膝の上に乗せて意識的としか言いようのない艶然な微笑みを浮かべる。
初めて会った時と同じ、あの笑顔。
「なぜ・・・」
そう呟き、少し寂しげな瞳で見上げる。
「初めて会った時、あなたは僕に対してひどく動揺していた。今もそう。
その訳を・・・誰にも邪魔されずに聞きたかった。それだけだよ」
動揺していた・・・
聞きたかった・・・
それだけ・・・
たったそれだけの為に、この女はホテルの部屋までとって自分を呼び出したというのか。
大神は信じられないと言いたげな眼差しで、未だ寂しげに潤む昴の瞳を見据えた。
なんて女だ。人の気も知らないで・・・!
<>
大神×昴 9<>sage<>2005/10/24(月) 20:29:40 ID:???<>
「そ・・・そんなことないよ。動揺してなんかいない、君の思い過ごしだよ」
昴に対する欲望と怒りがピークに達し、それをどこに発散させれば良いのか。
分からない大神は本当に不幸だった。
そして誤魔化すには・・・相手が悪かった。
「嘘だね。だって・・・」
おもむろにこちらへ身を寄せ、そっと手を伸ばす先は。
「いいっ!?や、やめるんだ!昴くん!」
痛々しいぐらいに勃った大神自身をそっと撫で上げる。
今まで他人に触られた経験がないからか、たったそれだけの刺激で呻き声が漏れてしまう。
「あなたは・・・僕に邪な感情あるのだろう?だからこんなにまでなって。可哀想に」
本当に憐れみを抱いているかのような優しい声に、大神は必死に耐えた。
絶対理性を崩してはいけない。崩せば取り返しのつかない事態になってしまう。
純粋無垢な笑顔で自分に昴を紹介してくれた新次郎の顔が、
浮んでは消えていく。
(・・・新次郎を裏切るような真似は絶対に駄目だ!)
だが、そんな大神の必死な願いも、次の昴の言葉にもろくも崩れ去った。
<>
大神×昴 10<>sage<>2005/10/24(月) 20:31:07 ID:???<>
「そんなに僕が欲しいんなら・・・特別に夢を見させてあげる。一夜限りの夢を・・・ね?」
言いながら、己のワンピースのファスナーに手をかけそれを一気に引き下げると
素早い動作で脱ぎ捨てた。
鍵と共に床に落ち、目に飛び込むのは子供のように未熟で小さい裸体。
だが瞳の方は、その身体とはアンバランスなまでに艶やかに潤んでいる。
「・・・どうする?大神一郎・・・」
ベッドへ押し倒し、貪るように繰り返される口づけの間、頭の中を流れていたのは
あの日のピアノ曲。
だがそれも続く行為の激しさにかき消され、
後に残されたのは終始途切れることのなかった昴のくすくす笑う声と、
これまでにない空しい充足感だけであった。
<>
大神×昴 11<>sage<>2005/10/24(月) 20:31:41 ID:???<>
いつの間にか明かりが消され、暗い部屋の中。
大神は静かに身を起こす。
隣には満足しているのかよく分からない表情の昴が、立て肘をついてこちらを見つめている。
何を言うこともなしに大神はその華奢な身体ごと抱き寄せた。
抱き寄せながら、心では残酷なことを考える。
新次郎は騙されているのだろうか。将来を共にしたいとまで考えている女性が
自分に気がある相手と容易に寝るような、軽率な女であるのを彼は知らないに違いない。
その上彼女の身体がすでに男を知っていたのは明らかだ。
そんな相手に子供っぽい新次郎が太刀打ちできるかどうか、はなはだ疑問である。
「何を考えていた?」
見ようによっては愛らしい笑顔を、昴は浮かべる。
それを見るだけで先程の残酷な考えが一気に吹き飛びそうなのだから、我ながら呆れてしまう。
「いや、何も・・・強いて言えば君の事かな?」
初めて得ることの出来た、欲しくてたまらなかった存在を改めて感じて、大神は肩に回した手により強い力を込めた。
これ以上何を望み、何を恐れる?
今はただ、手の内にある確かな存在を噛み締めればいいこと。
破滅への道はこうなった瞬間から、もはや避けられないのだから。
<>
大神×昴の中の人<>sage<>2005/10/24(月) 20:33:10 ID:???<> これで一部は終わりです。
まだ二部の方はさわりしか出来てないので
しばらく篭ります。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 20:37:35 ID:???<> 小悪魔昴キタ―――(・∀・)――― !!!
GJ!!続き楽しみに待ってる!!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 20:42:30 ID:???<> 明日投下と聞いて、ワクテカして待っていたら
キタ――――――(゜∀。)―――――――!!
超GJ!!
やばいくらいエロい昴タン誘惑テラモエス!!
第二部もハァハァして待っています。
ところでさ、こんな時に聞くのもあれだが、
近親相姦ってあり?
ちょっとネタが浮かんだので書いてみようかと思うんだが。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 21:26:19 ID:???<> >>461
是非投下を!近親相姦スキーなので読んでみたい。
九条さんちは八つ墓村とか犬神家とか、横溝ワールドのイメージだ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/24(月) 22:06:38 ID:???<> ぐはっっ!
昴たんエロス!GJです!!
続きワクテカしながら待ってる。
<>
461<>sage<>2005/10/25(火) 00:55:23 ID:???<> >>462
ありがとう。かなり時間掛かりそうだが、がんばって書いてみるノシ
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/25(火) 02:28:47 ID:???<> >>459
GJ!
>身体が勝手に
>強いて言えば君の事かな?
大神クオリティが失われてないのもワロスwww
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/26(水) 00:52:09 ID:???<> 新昴凌辱の続きがまとまったので投下しにきた。
相変わらず饒舌なダーク大河だが、
あんまり突っ込まずに楽しんでいただけると幸い。
設定の話がちょっとでてたみたいだけど、
考えるところがあるんでノーコメントって事で。
では、投下。 <>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/26(水) 00:54:58 ID:???<> 「うっぐぅぅ……いっ…はっ、ぁあぁ……!」
「ふ…ぁはっ…気持ちいい…昴さん…」
痛がり涙を溜めて呻いているのに、
拒絶するように締め付ける内壁を味わい、
満足そうに呟いている彼には関係ないらしい。
一番に悲鳴を上げた子宮から痛みが洩れ、腰が逃げようと撥ねるのは、
骨が砕ける程に力を籠めて抑えこむ掌に封じられ、
それは逃げ得ることなく昴を軋ませていく。
大河の欲は何の慈悲もなく最奥へぎしぎしと押し進み、
そのまま激しく、緩く、気の向くままに身体を揺らしていった。
「ぅうっ、うっんっ……はっ……ぁ、ぐぅぅ…、…やっ…痛…くっ…ぅうっ」
中が擦れる。
摩擦熱で中が熱い。痛い。熱い。
痛いのか、熱いのか、わからない。
本能的に傷つけまいと染み出た分泌液なんて、何の役にも立ってない。
涙は抑える事が出来ず、目蓋をぎゅっと閉じても只々溢れていく。
ズンズンと突かれる内蔵は、頭にまで押し上げられるように揺れる。
苦しい。
苦しくて息が詰まる。
助けは、来ない。
助けに来て欲しい人は、居ない。
助けて欲しい。逢いたい。そう願った相手が、
自分に痛みと苦しみを与えている。
耳許でこんなに叫んで、こんなに身悶えているのに、
大河には伝わらなかった。
大河の腕はいつの間にか自分の手首を押さえていた。
大河の首に腕を回して肩をぎゅうっと抱き締め、
大河の体温に包まれたなら、
痛みも、辛さも、少しは和らいだのに…
只体を揺すられる事しか許されない身体を、理不尽に怨む事しか出来ないのが、
昴の切なさを煽っていく。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/26(水) 00:59:12 ID:???<> 「ふっ…はっ…昴さん。」
大河の動きは激しさを増して限界まで達していくのに、
昴の身体は相変わらず熱を伴う痛みが走り、
外気に曝されて痺れたままの体は、正反対に冷えていくばかりだ。
それに態とらしく、
「昴さん。僕の……全部…受け止めてくださいね。」
と大河が耳許で吹き掛ければ、
動かない体を置いて、脳だけは恐れて反応する。
「あっ!…ダメ……だっ、ぅっ……ぅんんっ!」
そんな言葉などで今の大河が腰を止める訳もなく、
杭は容赦なく打ち付けられ、熱い欲望を中で弾けさせた。
一気に発射された衝撃に、昴の腰がびくりと弾む。
雄が散々弄った内部から何の未練もないように抜け出して行けば、
子宮に収まりきらない精液は、膜を失った赤い証を混じえて、
昴の小さな花から溢れていった。
「はっ……あはっ…昴さん…。やっぱり…最高です…」
自分の中に精を放たれたまま体を投げ出している昴に冷笑しながら放つ、
熱を帯びた言葉は残酷そのものだった。
こんな。こんな一方的に―――
こんな一方的に彼が自分を求め、
最後まで彼に一方的に抱かれる羽目になるとは。と昴は愕然とする。
出撃前。
自ら犠牲になると決めた時に
「僕の心の欠片はどうすればいいんですか?」
と、悲しい瞳で訴える彼の姿が、痛みでチカチカする頭に甦った。
彼の姿はそのままなのに、負のオーラを禍々しく醸し出している、目の前の人物…
涙で滲む瞳から大河の表情を伺っても、
残酷に笑う瞳は相変わらず冷たいままだった。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/26(水) 01:01:24 ID:???<> だが。
昴は彼を知っている。
先程まで己を惑わそうと刄を向け、語っていた人物。
きっとそうに違いない。
彼がこんな事をする訳がないのだ。
僅かな絶望と、薄い期待の入り交じった自らの推測を経て、
昴は、乱れた息の中でゆっくり彼の正体を語る。
「は……君は……大河…。…闇が映す……偶像…か…。」
「………偶像……」
いきなりの質問に大河は小さく反応したが、
彼は何も動じずに、ただ淡々とそれに答えた。
「僕は僕……。彼処が今まで伏せてた僕自身……」
彼処……やはり、そうか。
冷たく返された言葉を聞きながら、確信する。
だがその間にも大河は、力任せに昴の腕を捕み、
白く冷たい肢体を膝へ、後向きに納めていた。
滅茶苦茶に抱いたのに、未だに冷静に言葉を投げ掛ける、その態が気に入らない。
「そんなの。関係ないでしょう……」
背後から冷たく声を響かせる。
背中に残る服の意味をなさない藤の布は、指で撫でればするすると捲れあがり、
露になった肩甲骨とそこに小さく存在した梅花に唇を寄せながら大河は、
更に昴を乱したいが為の責め苦を与えることにした。
「いつも綺麗で隙がなくて、凜としてる昴さんが、
滅茶苦茶に泣きじゃくるのってあんな感じなんですね」
大河の人差し指が心臓へと刺すように衝けば、一直線に線を描き、
再び下腹部を目指すのを感じて、
昴の身体と脳はびくりと音を立てて恐れる。
「…ぁ…やめ…ろ」
引き離そうと腕を掴むが、力の入らない昴の手で力比べなど出来はしない。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/26(水) 01:03:55 ID:???<> 「僕がどれだけ昴さんを夢の中で抱いていたか……知ってますか…?」
「…ぅ…んん!」
そのまま秘所の花弁に辿り着いた指が割れ目に線を描き、
小さな肉芽と共に円を描くと、昴の細い脚が僅かに震える。
急激に下半身が熱を帯びて痺れる感覚。
大河の脚に遮られ開かされた脚は閉じることも出来ず、
後ろから抱かれる力は強く、逃れることは出来ない。
「昴さんの部屋で貴方の白い背中を、惜しみなく見せ付けられた時とか」
言葉が続く中、彼が自分でも秘めていた所を指で弾いて撫で回すのが目に映る。
ねっとりと伸びて花を開き、花弁を抑えつけるように絡めて芽がその隙間から姿を表す。
蔦が伸びて、小さな花を遠慮なしに絡めてぐちゃぐちゃに潰していく。
そんな光景が、何故か美しく、昴の頭に浮かんだが、それは一時の光景だった。
「ぅっ…ゃ…めろ!、ぅんっやっ…んんっ…ゃ…あぁ」
その光景のままに弄られる恐怖に、
思わず身を捩って顔を左右に振って抗議をしても、
大河が其処を撫で擦る度に力が抜け、
その度に抗議の声は理不尽な喘ぎ声に変わっていく。
大河はそれを楽しもうと、内股をするすると指先で擦り、
昴の感覚が下へ下へと集中する様に無言で促しながら、
長く節立つ蔦を、更にぐちゃぐちゃに花弁へ絡めて、芽を滑るように手繰らせた。
唇は相変わらず抑揚のない言葉で繋いでいく。
「貴方が部屋で、僕の肩に寄り添ってきた時とかも……」
「ぅっ、ん!……ぃや…だ…ぁっ…ゃ…は…ぁ、ああっ」
指先で留め処なく自分の秘部を強く擦られたかと思えば、
気紛れに指を割れ目に浅く押し入れるその刺激に、
全身は支配され始め、得体の知れない波が、じわじわと体の奥から迫り来る。
先程まで苦痛で喘いでいた声に甘さが混じるのが
大河の独白と共に耳を通り、羞恥心を煽られる。
が、それすら遮断されそうだった。
昴の花の割れ目からは、
自覚のしない蜜が、自らの赤と、大河の白をない混ぜにして溢れ始め
卑猥な水音を立て始めていた。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/26(水) 01:07:16 ID:???<> 脳が支配する快楽の為か、望まぬ行為への苦痛の為か、
自分の膝上で胸を仰け反らせながら腰を浮かせ、
惜し気もなく痴態を曝す昴を弄び、
甘い薫りで誘う皮膚を味わう。
触れても無いのに硬さを増して立ち上がる胸の突起を指でくるくると回し、
恥丘の花を撫でるだけだった指は蜜を絡め、
桃色に拡張しはじめた肉芽を集中して撫で回し、
唇は背中や首筋を通って舌を滑らせる。
「ぁっ……ぁっうっ…ぅ…ふぅ…ん……はっ、ぁあ…」
気が変になる。
視界も思考もぼやけていく。
苦しい。
痛みで苦しかったときとは違う。
解放してほしい。
だが抜け出したくはない。
理解できない矛盾した思考が身体に、脳内にじわじわと侵食し
甘い吐息が荒く、激しくなって漏れていく。
その限界を見兼ねたか、
「僕が……何度もこうして貴方を抱く夢を見て、焦がれていたなんて、知らないでしょう…」
と言い放ち、忌々しいとばかりにあらゆる突起物を指で強く刺激されれば、
昴の脳内は瞬く間に白の波に支配されていった。
「あっぁあっ……ゃっ…ぁっ、ぅ、ん、ぁあああ――――っっ!!」
びくびくと身体を揺らし、
いつもは低く、控えめな声とは想像できない甲高い矯声を虎空に響かせ、
昴の体から力が抜け落ちる。
先程まで痛みに支配され嫌々と広げられた花は
今度は雄を待ちきれず、ひくひくと浅ましく揺れた。
「ぁははっ。…凄い……
…こうされるの、好きですか……」
白くなった頭の中で、羞恥心を煽る声を聞く。
が、そんなことに何も感じなかった。
快楽の余韻で、ではない。
昴の中で彼の独白だけが、頭を何度も巡っていた。
<>
新昴で凌辱してる人<>sage<>2005/10/26(水) 01:12:22 ID:???<> とりあえずここまで。
時間あったらまた投下しにくると思う。
なんかだらだら続いて申し訳ない…。
あと少しなので、お口に合った方は最後まで付き合ってくれると嬉しい。
では、また。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/26(水) 01:17:03 ID:???<> 続き来た!GJ!
陵辱いいなハアハア <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/26(水) 01:22:35 ID:???<> 続きキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
待ってたよ待ってたよGJ!!!!
本当にこのスレは神職人だらけだな
昴がエロスの神達を統べてるんだろうな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/26(水) 13:14:06 ID:???<> おお!続きキテターーーーーーーー!超待ってたよ
やられたのにまだ冷静な物言いするのが昴らしくていいね
こういう冷静な子が乱れていく様がたまらんですよ(*´∀`)=3
神よ続き待ってますよハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/26(水) 20:00:01 ID:???<> そういや前スレのアマリージュの人は元気かな
ずっとワクテカしながら待ってるよ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/26(水) 20:28:59 ID:???<> 昴たんのあれやこれをペロペロしたい…(;´д`)ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/26(水) 20:46:53 ID:???<> >>476
そういえば見かけませんな。
途中のも新作も楽しみだ。本当ここはすごい。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/27(木) 00:13:51 ID:???<> 大神×昴話、第二部の途中まで出来上がったので投下します。
大神さんが狂ってきてる上に、相変わらず長いですが。 <>
大神×昴 12<>sage<>2005/10/27(木) 00:15:45 ID:???<>
あの、阿片の化身のような女との一夜が、夢か幻であればどれだけ楽だったことか。
だが爛れる程に熱く、心を満たした情事をそれらと片付けるには、あまりにも
生々しくて。
そして何よりも心に深く刻まれたのは―
あの後・・・真夜中ごろに昴は一人で帰って行った。
一緒に帰ってはいくらなんでも怪しまれるという彼女の判断で、大神も同意し
そのまま一人で泊まったのだ。
当然この事は、誰にも言わないという約束も交わして。
その前の夜のしじま。
床に落ちたワンピースを身につけ、大神が来る前に机に置いたらしい、
銀色の指輪を左手の薬指にはめる昴の姿をベッドの中で見つめていた大神は、
彼女のそこだけ女性らしい腰(半刻まで荒々しく掴んでいた細い腰だ)
に腕を回し、そのくぼみにそっと唇を落とした。
ホテルの石鹸らしい、くどい甘さが鼻につく。
すぐに身をかわされ、代りに最後のなごりとばかりの優しい声で訊いてみる。
一番知りたかった事だ。
「なぜ君は・・・俺に・・・だ、・・・」
「抱かれたのか?って訊きたいのかい?」
ワンクッションも無くはっきりと言われて、大神は顔が赤くなるのを覚えた。
何を思うか、昴は今日で何度目か分からない奇妙な笑い声を上げている。
「さっきとはまったく違う態度なんだね。性急で苦しかったな・・・あれは」
ずっと笑っていた癖にと思ったが、言わなかった。
昴の、張り付いたような笑顔はすでになく、自分への侮蔑とも取れる冷たい眼差しで
見つめられていたのだ。
「・・・なぜ自分から進んで抱かれたのか・・・。これから一生彼と一緒にいるとなると
当然あなたと会う機会も増えてくる。その度に動揺されては困るからね。
・・・あらぬ噂をかけられたり、彼に誤解されては一番厄介だ。
だから、密やかに一度だけ許してやろうと思った。これ以上はない。
・・・こんな茶番、二度とないと思え!」
ホテルのキーを投げつけ、そのまま立ち去って行った昴の背中を大神は
ただ呆然と見守るばかりだった。
<>
大神×昴 13<>sage<>2005/10/27(木) 00:16:41 ID:???<>
全ての責任を自分に擦りつけるような言動は一体なんだったのだろうか。
いや、何よりも自分が悪いのだ。あんな邪な感情を彼女に抱かなければ、こんなことにはならなかった。
本来ならば祝福しなければならない二人の間を決して消えない傷をつけた自分。
しかし一生悔やみきれない想いを抱く一方で、また尽きることのない欲望のうずきを感じていたのもまた事実だった。
それほど彼女に対する想いは貪欲で果てしないのだ。
理性ではこのまま終わらせるべきなのは十分理解している。
でも、出来ることなら毎日のように(せめて彼女達が紐育に戻るまでの間・・・それでは足りないか)
あの夜の続きを交わしたい。
無理なこととは分かっているけれど。
「大神さん・・・大神さんたら!」
未だ無遠慮なまでの好意を寄せる隊員の一人、真宮寺さくらの声に大神は、我に返った。
帰ってからずっと支配人室の机に突っ伏し、何もしない大神を叱りに来たのか、
目が釣り上がっている。
「さ、さくらくん?」
「さくらくんじゃないですよ。大神さん、昨日の泊り込みの仕事とかで疲れているのは分かるんですけど、
ちょっとおかしいですよ?・・・何か悩みでもあるんですか?」
嗚呼この目つき。この目つきを目の前にいる女ではなく、かの少女がしてくれたら
どれだけ幸福だったことか!
記憶にあるのは、彼女が達する最後の瞬間まで保たれていた、快楽に染まった悩ましい笑顔と笑い声。
でも肝心の瞳はそれとは対照的に鋭い光が灯っていたこと。
身体は交えど、心は触れ合おうともしなかったのはひどく心残りで、どれだけ口惜しかったか。
<>
大神×昴 14<>sage<>2005/10/27(木) 00:17:23 ID:???<>
「・・・何でもないよ。でも心配かけて済まなかった。さくらくん・・・」
これだけの言葉に赤くなるさくら。
「いいえ・・・だってあたし、いまで・・・あ、いえいえ失礼しました。
確か明後日に大河さん達は紐育に戻られるんですよね。
それで、明日の夜お別れパーティをすることになったんです。それを伝えにこちらに伺ったのですが・・・」
お別れ・・・。忘れていたが彼女はここを去る身なのだ。
報われない想いに背を向けて、新次郎と共にもとの日の当たる場所へ。
「それで、大河さんともお話したのですけど、今日の夜は煉瓦亭にでもお食事されてはどうでしょうか。
お二人だけでゆっくりされるのは久し振りでしょうし」
なんとまあ面妖な提案をしてくれる。
帝都で一番モダンなレストランと言われる煉瓦亭で、甥の恋人を寝取った男と
叔父に恋人を寝取られた男二人の最後の晩餐があるというのは奇妙な捩れを感じずにはいられない。
そもそも何を話せばよいのだ。
俺はお前の大切な恋人と関係を持った?
あんな女、早く忘れろ?
結婚は絶対に反対だ?
どれも身震いするほどに魅力的な言葉だが、実際彼を前にして言えるだろうか。
言ったところで、辿り着く先はそれ以上ない後悔しかないというのに。
<>
大神×昴 15<>sage<>2005/10/27(木) 00:18:11 ID:???<>
煉瓦亭はいつか誰かと一緒に来たときと同じような、混雑さを見せていた。
店内にはモガと呼ばれる女性達が談笑しつつ運ばれる洋食に舌鼓を打ち、なごやか雰囲気に包まれている。
そんな空気に溶け込む、
目の前のえへへとだらしない笑顔を浮かべてメニューを見つめる新次郎に、
この日ばかりは妙に苛々させられた。
「えへへ。一郎叔父と一緒にお食事だなんて、何年ぶりでしょうね。
・・・どれにしようかな・・・」
どうせメニューはいつも決まっている。オムライス。
思ったとおりそれが運ばれ、新次郎は目を輝かせて食べ始めた。
「おいしい!昴さんも誘えばよかったなあ」
今頃旧知のかえで達と別に食事に行っているはずの人の名を、渦中の人の名を
何も知らないこの甥は遠慮なく口にする。
胸をかきむしられるような思いで、鉛のような飯を口に運び必死に平静を取り戻そうと
試みるが、苦しい。
「明後日に戻るんだったね。もう少しゆっくりしてもよかったのに」
「いいえ!紐育にはぼくたちを待っている人がいますし、これ以上の長い留守は出来ませんよ!
でもいつかは・・・日本へ帰るときは、二人で一緒に帰りたいですね・・・」
盲目すぎる程昴を愛している、哀れな甥に真実を伝える。
考えただけで心底ぞっとすると共に、すべてを壊したいという妙な野望もあったのも、
また事実だ。
<>
大神×昴 16<>sage<>2005/10/27(木) 00:19:42 ID:???<>
「・・・やめておけ、新次郎」
無意識に出てしまった大神の一言に、新次郎は首を傾げる。
「へ?何がですか?」
「あの人・・・昴くんはやめた方がいい・・・」
言ってしまった!と後悔しても、もう遅い発言がするすると口から出ていくのを
大神は我ながら信じられない心持で感じていた。
当然新次郎は黙ってはいない。
「どういうことですか?・・・意味が分かりません」
分からないだろう。・・・お前が手中の珠のように大事にしている可愛い恋人が、
淫欲の皮を被った小悪魔であるのを。
だが新次郎、お前にとって小悪魔でも・・・俺の―大神一郎の前では、貪欲な愛を満たしてくれる愛人に変わるのだ。
「分からない方がいいだろう。でもこれはお前の為に言っていることだ」
それは建前半分、本気半分。
「一郎叔父さんは、反対なのですか?」
新次郎の笑顔は、ここに至って完全に崩れていた。
「確かにぼくと昴さんでは釣り合わないかもしれません。あの人は公家の一族で
しかも向こうでは大スター。でも昴さんを好きだと思う気持ちは誰にも負けません!何よりも・・・あの人とは・・・」
誰にも負けない・・・。自分の叔父が、目の前で意味もなく二人の仲を反対している男が、
自分の恋人に恋焦がれていると知ったら、新次郎はどんな顔をするだろう。
冷めてしまった料理を一瞥し、ため息をつく彼の顔はさっきとは異なり、暗い。
<>
大神×昴 17<>sage<>2005/10/27(木) 00:21:13 ID:???<>
「それに、男としての責任をとらないといけませんから・・・」
大袈裟だなとまず最初に思った大神は、何とまあ甘かったと言わざるを得ない。
「そこまで深く考えるな。・・・まだお前と彼女は・・・その・・・そういう関係ではないだろう?」
反応はない。まさかとは思いつつも、もう一度問いかけてみる。
「まさか・・・もう・・・そうなのか?」
沈黙は同意の裏返しである。新次郎は立ち上がり、財布から現金を取り出した。
「・・・申し訳ないですが、ぼくはこれで失礼させていただきます・・・!」
現金を大神の前に差し出し、そのまま店を後にする新次郎。
その時だしぬけに、二人が結ばれたあの夜の昴の背中と走り去る彼の背中が重なって見えた。
同時にうすら寒いものが胸にこみ上げる。
あれは。どちらも自分を、大神自身を拒絶している背中だ。
まだ彼女の花が赤の他人によって散らされていた方が、よかったのかもしれない。
愛撫の時に鼻腔をかすめた、蟲惑的なまでの不道徳な甘い香り、相手の官能を素早く手繰り寄せ、
応える淫欲の塊の身体、誘うように喘ぐ、笑い声に満ちた嬌声。
それらすべてが、若くて精力的な甥が作り上げてきた産物だとしたら。
自分は甥の手の内に踊らされ、歓喜し、翻弄されたことになる。
なんという愚かしさ、情けなさ。
しかし、そうネガティブに考えなくともよい。
一度捕まえた蝶が逃げられないようにする方法、それは一つ。
薬で命を奪い、ピンで封じ込め一生手元に置いとくことだ。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/27(木) 00:22:28 ID:???<> すいません。途中って書きましたが二部はこれで終わりに
訂正させてください。
三部はまた後日投下します。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/27(木) 00:28:41 ID:???<> キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(。 )━(A 。)━(。A。)━━━!!
GJ!!!!
ホント神だらけのスレだな!
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/27(木) 01:15:21 ID:???<> ぉわ!キテタ―――――――(゜∀゜)――――――
超GJ!昴かっこいいな!
お 俺も昴に鍵を投げ付けられたい…(*´д`*)ハァハァ
続きワクテカして待ってる! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/27(木) 01:37:31 ID:???<> 最高!昴かっこよすぎる!
3人ともキャラがなってて公式を見ている気分だ・・・
読むと自然にその絵が浮かんでくるな・・・
続き楽しみにしてる! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/27(木) 09:21:44 ID:???<> す、すげぇ神すぎる!続き楽しみにしてます <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/27(木) 17:22:42 ID:???<> 神よ有難う!!
清純っぽくてでも妖艶で、
さらにカッコよくもある昴が良すぎる!!
大神の気持ちがよくわかるわァ(;´д`)ハァハァ
三部もすごく楽しみだ!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/27(木) 22:23:41 ID:???<> なんか神と入れ代わり立ち変わりで悪いんだが、
時間できたので凌辱ネタ投下しにきた。
凌辱というにはなんだか微妙な展開になってきてるが。よければドゾ。 <>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/27(木) 22:25:45 ID:???<> 「もっと乱れてくださいよ」と大河が残酷に呟く中、
背後から、またも勃ちあがった彼のものが入り口に宛てがわれるのを感じると、
己の中で何かが、ぷつんと音を立てて、切れる。
「ふっ……クククッ」
(これが、大河の望んだ事……)
自分自身が変わる程の序破急を与えてくれた彼が、
自分を乱暴に抱いて躙りたいと願っていたなどと。
偶像が願ったのではない。
彼の独白に含まれた2人の秘め事。
ただ惑わせる為に生まれたものが、そんな些細なものまで語るだろうか……?
大河は否定できずに飲み込まれている――
笑いが止まらなかった。
何が可笑しいのか、解せぬまま。
一方、腹で笑う声が癪に障ったのか、
大河は昴の腰を背後から掴み上げ、
容赦なく肉棒を子宮に叩きつける様に押し込む。
「んぁうっぁああっ」
「何が可笑しいんです?」
先程の刺激による蜜と大河の滴りで、貫かれる衝撃は柔らいではいたが、
先程よりも重力を経て穿たれる杭は、やはり昴の中では熱く、
ズンと突かれる衝撃は、笑い声を封じられ、痛みの声に変わった。
いや、痛みだけだろうか。
「そう。…そんな感じ……」
思い通りに喘ぐ声を聞いて、大河がくすくすと笑う間、
そのまま笑いを止めた昴が、詰まる息の中でなんとか首だけを振り向かせ、尋ねていく。
そんなわけはないと信じながらも、投げ掛ける問い。
自覚のしないまま、誇りを失いかけていた表れだ。
「……君は…僕が、憎いのか…?」
「えっ……?」
ふと投げた質問に、冷淡としていた彼が、本来の彼らしく反応する。
闇を覆ってるにも関わらず、あまりの鈍い反応。
聞き損じたか。と心の中で軽く舌打ちして、昴は再び口を開く。
「君は…今まで…僕に憎しみを抱いて…
こんな、夢を見ていたのか…と…聞いている。」
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/27(木) 22:27:12 ID:???<>
もし。
そこで大河が即座に「そうです」と肯定していたら、
昴は音を立てて切れた感情を、そのまま繋がずに殺し、
自暴自棄の元に、大河と闇へ飲み込まれただろうか。
闇に囚われたとはいえ、それ程に昴の中の彼は、大きく存在している。
だが再び投げ掛けた問いに戸惑う彼は、
裏切りを仮定していた昴に微かな希望を与えた。
そしてそれは、闇を揺さ振る絶大な好機。
穿たれたまま呻くように吐いた問いは
荒い息に掻き消される程小さく、途切れ途切れだったが、
彼を惑わせるには十分だった。
「…そんなの、知りませんよ…」
「うっ……くぅっ…」
そう言ってまた身体を揺さ振られたが、
冷静に返される声に、力を押さえた乱れがあるのを、昴は的確に捉えていた。
しめたとばかりに彼を尋問していく。
身体が揺れる度に痛みが走り、息が詰まるのも、
耐えなければ、と必死に思考力を働かせた。
闇を揺さ振れば大河が救えるかもしれない。
それだけを頭で考える。
否、そんなものは口実で、
只、昴が個人的に望む答えを聞きたかった。
それだけかもしれない。
「…はっ……知らない…?……君はっ……君自身…なんじゃないのか…?大河?」
息を乱されながら先程の言葉との矛盾を指摘すると、
大河は答えない代わりに昴を抱いて掴む掌に力を籠めていく。
初めて彼が感情らしい感情を見せた気がした。
後ろから羽交い絞めにされても、想像できる表情。
きっと今、彼はあの顔で、唇を噛み締めているであろう。
あの…建築途中のビルで「負けを認めます」と言って俯いた、
悔しそうな…あの、顔。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/27(木) 22:29:16 ID:???<> 「…大河…」
「…るさぃ……知らなぃ…」
大河の声が自分の気持ちを認めまいと乱れる。
あと一歩。
「ふっ……君は……答えられないのかっ…大河っ…新次郎」
だが止めとばかりにわざとらしく嘲って毒づいた揺さ振りは、
彼の暴力性を目覚めさせる結果を招く。
「ぅるっさいなあっ!!少し黙っててくださいよ!」
「ぅぐぁっ!」
闇は、揺れてしまった余りに、頂点に達した苛立ちに任せ、
今まで昴に投げかけた事などない言葉を吐き捨てると、
昴のサラサラと流れる髪を遠慮もなく掴み、
言葉を終えた唇は透かさず曝された肩口に、憎いとばかりに歯を立てた。
頭を抑えつけ、唇で肩を制したまま、黙れとばかりに肉杭を子宮に叩いて貫く。
「ぅんんぅぅっあぁあっ!」
「くっ……んんっうっ」
噛み付かれ、思い切り突き上げられて締め付けた内壁に、
大河が二回目の迸りを放つと、その身体は一気に引き剥がされて床へ滑る。
折角身体が解放されたのに、肩から内壁から痛みが上下に駆け抜けた所為で、
「殺された」と勝手に脳が認識して意識が飛び掛かり、暫く動けなかった。
なんとか痛みに耐え、落ち着きを取り戻した頃には、
大河はまた昴を組み敷き、怒りで乱れた息と共に、
悔しそうに訴える声をその耳許で漏らしていく。
もはや彼はただの闇ではなかった。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/27(木) 22:32:31 ID:???<> 「なんで……いつも…そう……」
「うっ……ぐぅっ…ん…」
大河の長く、逞しいながらも幼さの残る指が苛立ちに任せ、
昴の肩、腕、腰、脚。
あらゆる箇所にじんわりと力を込めていくと
鈍痛と共にうっすらと赤い痣が滲む。
「昴さんは……いつも…そうやって」
苛立つ小さな声が耳を通る。
「いつも僕を……受け流して…笑って……」
だがそれに切なさが混じるのがわかり、
その声を必死に捉えれば、捉える程、それは逆に昴を苦しめた。
ちくりちくりと胸を刺す、切実な彼の願い。
「…なんでも…遇わないで下さい。僕の気持ちも……僕の言葉もっ…」
覆い被さる彼が、切なそうに、悔しそうに漆黒の瞳を揺らす。
言葉と同時に腕を捕まれる痛みも、気にならなかった。
大河を揶揄い半分で挑発し、彼の反応に照れ隠しで逸らかした事は、何度かある。
内に秘めた大河の想いを、皮肉にも闇から知ることになろうとは―――
僕は僕…彼奴が伏せていた僕自身……
闇が告げたそれは、やはり真実なのだ…
大河の呻きが終わった時には、闇をどう消しさるか。
それは不必要な考えに変わり、思考から徐々に排除されていく。
「大河…」
また身体を弄ばれる中、唇が小さく彼の名をなぞる。
返事はない。
だが彼の口から聞かなければならない事があった。
淡く、苦しい期待だった。
「昴は……聞く…こうして……滅茶苦茶に抱かれ……
喘ぐ僕は……君に…どう……映っているのか?……と」
いつの間にか擦れた声から、必死に綴った言葉に呆れる。
今までこんな事に依存して、願う事などなかった。
そんな事、必要ない。と思っていた願いだ。
一言。
たった一言言ってくれるだけで救われるのだ。などと………
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/27(木) 22:34:35 ID:???<>
それから暫く二人だけの息のみが響いた。
闇がそんなものを認める訳がない。
いや。やはり大河は、元々自分を救う言葉など、微塵にも想ってはいないのか…
半ば諦めの気持ちになる。
大河の指が首筋を撫でる。
そのまま胸を軽く撫で通り、脇腹へと伸びる。
そして陶器のように滑らかな堅さを保つ骨盤を滑り、
掴めばふわりと衝撃を包む柔らかな内股へと這う。
「…ふっ。ん…」
大河の唇は昴の肌で塞がれたまま、
しっとりとした感触を、桜色に染まる胸へ、
綺麗に浮き上がる鎖骨へと滑らせる。
悪戯に続く愛撫に昴は抵抗しなかった。
どれくらい間が空いたのかはわからない。
だが、その間は、ほんの僅かな時間だったんだろうと思う。
やがて大河の静かに吐く息が、徐々に首許に近づいてくるのを感じると、
次の瞬間昴の心は、彼の声で満たされた。
言葉を待つ長い時は、昴の時空軸が、ただ緩やかに乱れていただけである。
「……綺麗ですよ。……悔しいくらいっ……」
自分の感情を半ばヤケクソに、という感じで言われた言葉だったが、
昴にはどうでもよかった。
「そうか」と小さく呟き、
「ならばいい」と瞳を伏せる。
昴の歪んだ時空軸は直ぐに、正常に動きだした。
ゆったりした愛撫が、悔しまぎれの責め苦に変えていく大河に、心の中で告げる。
君が僕を想い、願っているのなら、それでいい。
僕は君の望むままに存在する。
君の在るが儘を受けとめたいと思う。
揺らぐ闇でさえも愛おしく感じた。
そして愛しい名前を何度も頭で繰り返す。
大河。
大河――――と。
<>
新昴が凌辱な人<>sage<>2005/10/27(木) 22:38:08 ID:???<> とりあえずここまででスマソ。
もう終わり間近なので、残りは今日中に投下できればと思う。
それじゃあノシ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/27(木) 23:07:06 ID:???<> GJ…!神よ。
終わるのが惜しいくらいだ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/27(木) 23:21:09 ID:???<> GJ!!!!!
昴テラカッコヨスwww
でも
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) < ヤダヤダ!神作品が読めなくなるのヤダ-
`ヽ_つ ⊂ノ
ジタバタ
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/28(金) 01:02:11 ID:???<> 俺も寂しい。でも別れがあって出会いありだからな
凌辱の神GJ!!楽しみにしてるよ!食い入るように見てしまったよ・・・ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/28(金) 02:59:33 ID:???<> 夜中になってしまったが、凌辱を投下しに来た。
感想ありがとう。
次で完結。喜んでいただければ幸い。
ではドゾ。 <>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/28(金) 03:02:45 ID:???<> 冷たく沈黙を保つ空間で繋がれた体は、
お互いの熱を発して満たされていく。
今まで羞恥心と嫌悪感で身を固め、足掻いた事がなんと無意味な事であったか―――
そう思える程、昴の身体は快楽と慈愛で満ち溢れていた。
大河は気紛れに優しく身体を撫でていたかと思えば、
荒々しく昴の体を掴んで痣を残す。
更に痛みをと、歯を起てたかと思えば、
慰めるようにそこに舌を這わせた。
昴はそれを与えられるままに快楽の波に巻き込んでいく。
「んっ…ぁっ…大河…」
あらゆる所を撫でる大河の繊細で、だが逞しさのある手を
必死に追いながら自分の指を重ね、ただ大河からの刺激を求める。
「ふっ……昴…さん。感じてる……」
快楽に流す涙を流し、甘く乱れた声で自分の名を呼ばれる度に、
大河はまた声を求めるように昴の身体を貪る。
再び秘所に指を伸ばし、肉芽を軽く弾きながら
桃色に立ち上がる胸の果実に舌をゆったりと絡める。
「ひっ……んっ……はぁ…ぁあっ」
刺激を受ける度びくりと揺れる小さな花を、
彼が味わおうと深く強く貫けば、
昴もそれに合わせて腰を引き寄せる様に揺らした。
繋がった秘所からは溢れて止まない愛液で、
ぐちゅぐちゅと音を立て、互いの劣情を煽る。
先程の白くなる感覚をまた感じる。
先に貫かれた痛みよりも、
指で撫でられ一方的な刺激に達したときよりも、深く感じる快感。
昴にも知識はある。
だがこんなに体も心も満たされていく感覚が
果たしてこの世に存在するのかと遠い意識の中で一人呟く。
彼が、自分に想い焦がれているというだけで。
僕が、彼を想い只抱かれているというだけで。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/28(金) 03:05:07 ID:???<> 「た…たい…が、はっ…たいが…ぁっ」
白波が容赦なく身体を引きずろうとする中、
重なる彼に必死にしがみ付く。
「そ…ぅ、もっと…呼んでください。僕に…縋ってください…」
抵抗を忘れた昴にいつしか苛立ちを治めた彼が、
促すように腰を揺らして、指を滑らせれば
促されるままその身は仰け反り、彼の名を呼ぶ。
彼の声が、指が、繋がれた身体が、昴の全てを支配していく。
「ぁっ、たい…が…たいが……ぁ……ぁ、ぅ。」
「……昴さん……また、乱れて……」
「ぁ……はぁっ…ぃ…ゃ…ぁ、あぁっ」
彼が絶頂に導こうと昴の肉芽に指を伸ばし、
「また……あの声、聞かせてください……」
と吹き掛ける。
欲情の熱さの中にも冷淡としていたそれは、昴には残酷な程に優しく、
本来の彼そのものに感じたのは、錯覚ではない気がした。
昴の身体を抱きながら、己の欲望のままに、
昴の奥へ奥へと己の肉根を導くと
縋った身体が、繋がった大河を吸い取るかのように、締め付けていく。
「あっ、たっ……たぃ…がぁ…あっんぁ、ぁあああっ!」
これまでにない白の光を目蓋の裏で見る。
快楽の先の白波に飲まれた昴は、そのまま意識を遠く手放して、
引き攣り乱れた身体をことりと落としていった。
それからも身体を揺らす大河が、小さく「違う…違う…」と呻いて、
それを小さな詫びの言葉に変えていくのが、
耳を掠めていたのは気のせいだったろうか。
<>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/28(金) 03:07:10 ID:???<>
どれくらいの時間が経ったのか。
未だ朦朧とする頭でぐちゃぐちゃに乱れた下半身を意識する。
中が貫かれ塞がれている感覚は消えていたが、
中から大河のものが溢れて流れているのを感じ、
彼も果てたのかとぼんやりと考える。
「す…ばるさん…?」
小さく己の名前を呼ぶ声が聞こえるが、
身体はまだ気怠さに囚われ、目は宙を仰いだまま、
身を起こして大河を見る事はできなかった。
途端に大河の悲痛な呼び声を聞くと、ぼやけた視界が一気に流れていく。
「昴さんっ!!」
身体を一気に起こされ、動いた景色の次に惚けた目に映るは
顔を真っ青にしている…
「た…いが…か?」
先程の無機質な瞳とは違う、困惑と落胆に揺らぐ瞳。
そして、自らが起こした事態に恐れをなして震える声。
「昴さん…僕、昴さんに……何したんですか……?」
朦朧とする意識の中で絶望の色を濃くする彼を見る。
目の前で引き裂かれた服を纏い、薄い痣を所々に滲ませた白い肌が、
白濁色と薄赤の混じる蜜で汚れている態をみれば、
自分が一体何をしでかしたか。
そんなものはすぐに自覚できる。
大河の声が泣きそうに上擦る。
「昴さん…僕は……」
「何も言わなくて……いい」
言葉を続ける大河の唇を指で制して、
働かない思考を必死に起こし、大河の為にと言葉を綴る。
「これは……僕も望んだ事だ……だから、」
「何も言わなくていい」となんとか言葉を続けて、ゆったりと微笑むと、
もう脳は働く事をやめた。
ふわりと意識が飛び、大河の体に柔らかく倒れ込む。
遠い意識で悲痛に僕を呼ぶ声は、
その時に彼の腕の中で意識を飛ばした後のものか、
先程虚無に向かう光の中で聞いたものか
今となっては朧げな記憶に残るだけで定かではない。 <>
新昴凌辱<>sage<>2005/10/28(金) 03:10:29 ID:???<> 禍々しく流れる曼陀羅の床に和と洋を入り混ぜた、怨と虚が混合する空間。
意識を取り戻すと昴はそこにいた。
禍々しい景色を映すのはスター内のモニター。
今まで操縦していたまま放られていたらしい身体には
痛みも、貫かれた後に残る異物感もなく、
引き裂かれた筈の服は何の損傷もなく皮膚を包んでいた。
夢を見ていたのか。
こんな状況で―――?
それともこの空間に飛ばされる事で見せられた幻か。
気を失った記憶などない。
ましてや妙に現実感を残して刻まれた記憶は、夢だったとは片付け難かった。
いろんな可能性を並べる中、順々に星組の皆が秒差の域で合流しているのを確認する。
そして。
再び現われた、闇を纏う大河…。
だが彼は先程のように語ることはなく、
容赦なく皆に剣を突き付けてくるばかりで自分を抱いた闇とは別物だった。
もしかしたらあれは、霊力の高さ故に見た予知夢の様なものかもしれない。
あんな淫らな情事が自分の見せた夢だとは認めたくはないが…
釈然としないまま無理矢理脳内で解決させて、
昴はまたスターを操る。
それから度重なる窮地と戦いに身を投じていくと
そのまま真相を追究する事は出来なかった。
<>
新昴凌辱 終<>sage<>2005/10/28(金) 03:12:45 ID:???<>
だが昴は思う。
それでよかったのかもしれない。と
あの大戦から昴は、大河と共に過ごす機会が多くなった。
隣でコロコロと笑い、悪戯に言葉を差し向けると、
大げさな程に哀しげな表情や、あわあわとする彼の表情。
それを見る度に昴の顔もやんわりと綻ぶ。
船上パーティーで年明けと共に交わしたキスは
言葉で伝える以上に互いの想いを確実なものとさせた。
あれが夢か否か。
真相はどちらでもいいのだ。
何も知らない大河が、只隣でいつもの様に笑う。
それをむざむざ自らの曖昧な記憶で壊す必要はない。
仮に事実であれ、
大河を想う気持ちは変わらない。
結局、闇の彼が呻いた言葉に絶望を感じるものはなかったのだから。
それならば夢であったのだと記憶の隅に片付けてしまえば良い。
「大河。今日は服を見に行かないか?」
「え?いいですけど…珍しいですね。何か、欲しい服があるんですか?」
「ふふっ。さあ、どうだろうね」
昴の記憶が事実かどうか。
二人の絆を深く求めるなら、いずれわかるだろう。
その結論は見入出さぬまま、
昴は大河と今日の予定を話ながら、ミッドタウンの人混みへ姿を消していく……
まるでお互いの全てが既に繋がっていて、
これ以上求めるものはないと言う程の幸福を
二人の間に溢れる程に詰め込んで。
<>
凌辱書いた人。<>sage<>2005/10/28(金) 03:25:30 ID:???<> 終わり。
読んでくれた人ありがとう。
この後の続きも考えたんだが、なんか話がダラダラだったので、一応ここで完結。
また何かできたら投下しにくる。
それまで、いろんな神を待ちつつ。ノシ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/28(金) 03:39:59 ID:???<> キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━( ゚)ノ━ヽ( )ノ━ヽ(゚ )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ ━━!!
新昴陵辱神完結乙!GJ!!!!!
一体どうなることかとワクテカしながら待ってた!
ヌゲーイイ最後で安心したよ!
続きもぜひ読んでみたい
ガンガッテクレ!!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/28(金) 07:10:30 ID:???<> 遅くまでお疲れ様でした。神!!GJ!!!!
展開に緩急があってすごく面白かった。
まとめ方が上手くて感心してしまったよ、爽やかで(・∀・)イイ!!
昴さんがかっこよくて包容力があって最高でした。
次回作も楽しみに待ってます。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/29(土) 01:33:44 ID:???<> 神キテターーーーーーー!!
新次郎がここまで昴に強引になるのは少なくて
陵辱分に飢えてたんでハァハァご止まらんとですよ(;´Д`)ハァハァ
陵辱物なのにただやるだけで終わらない
後半の展開に神のレベルの高さを思い知ったよ
次回作激しく期待 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/29(土) 20:19:57 ID:???<> ファイナルガイド表紙の昴たんの
腰と太ももがエロいと思ったのは、
俺だけではないはず…。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/29(土) 22:52:24 ID:???<> いつでも昴の腰はエロいよな <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/29(土) 22:57:51 ID:???<> あのふとももに顔をうずめたい <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/29(土) 23:30:43 ID:???<> 昴がえろすぎるせいで、日常の生活に支障をきたしているしだいです
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 00:04:50 ID:???<> 昴が可愛すぎるせいで、脳内で常にあんあん鳴いてる図が浮かんで落ち着かない俺は
一度躾けられたほうがいいのだろうか <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 00:16:00 ID:???<> >516
そのあんあん鳴いてる図を詳しく説明汁。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 00:23:47 ID:???<> 俺も脳内で四六時中昴が
あんあんあんあんして
くるくるくるくる回っているぞ。
だから ついにやけるんだ。キモイな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 01:23:58 ID:???<> 大神×昴話、三部の途中まで出来たので投下します。
完全にキモ神さんがおかしいですが。 <>
大神×昴 18<>sage<>2005/10/30(日) 01:25:14 ID:???<>
何かが壊れ、崩れ落ちる時。
辺りは静寂に満ち、心は穏やかになるのだろうか。
自分の息を呑む音だけが、耳にこだまする。
すべては順調だった。
皆がお別れ会の準備に追われ二階に上がってこない隙を狙って、
新次郎の名を騙って呼び出し、部屋へ連れ込む。
乱暴に身体を抱え、鍵を閉めてベッドの上に放り投げれば計画の半分は完成だ。
あとは彼女次第。
彼女によって、この行為が早く終わるか否かが決まるのだ。
「何をする!」
今日に限って動きにくい和装とは、運のない娘である。
薄い紫色の単に山吹色に染められた帯は、かつてここにいたスタァのそれと「色」だけ酷似している。
だか、目の前でこちらを睨む彼女の方がずっと美しい。
ただの欲目なのかもしれないけれど。
「・・・何をするって?」
手を広げ、力なく笑う大神。
「もとはといえば、君の方から誘ってきたことじゃないか。一夜だけなんて
身体がいうことをきいてくれないよ。なぜなら・・・」
突然のことで相手の身体がなかなか動けないのをいいことに、
大神は昴の小さい身体を抱き寄せ、耳元に口を寄せる。
帯がいつでも解けられるように、手をかけることも忘れない。
「俺は君を・・・離したくないんだ」
<>
大神×昴 19<>sage<>2005/10/30(日) 01:25:52 ID:???<>
咄嗟に抵抗を試みる身体を力にまかせて捻じ伏せ、一方的な口付けを交わす。
互いの舌を、吐息を絡め取るほどに熱く、激しく。
「んんっ・・・!」
この前よりも甘く、ぞくぞくと湧き立つ快感が全身を走るのは、これが禁じられし行為の
始まりだからか。
結びつきのない行為なんて意味を成さないと信じていたのに。
今は違う。
唇を離し、顔を見下ろすと赤く染まった彼女の唇は互いの唾液で潤い、
艶やかな光を帯びるは、更なる欲情を煽るかのよう。
だが瞳の方は、まだ怒りを忘れていない。
弱弱しいながらなおも続く抵抗から気を逸らさせるように、帯を剥ぎ取っていく。
衣擦れをたて鉄扇と共に落ちていくのに任せて、単まで無慈悲に剥ぐ行為は、
なぜこうも血の感応を滾らせるのか。
こんなにも彼女は、昴は自分を蔑む眼差しで見つめているというのに。
足袋以外何も残されていない、白くか細い身体が露わになる。
いや、足袋以外にももう一つ、剥ぎ取らなければならないものがあった。
銀色の指輪だ。
抑えていた左手を前へ引っ張り、薬指にはめられた指輪
(S and Sと彫られた指輪。感傷的な玩具だ)を取り上げ、鉄扇と同じ場所へ放り投げる。
それを見て顔が怒りとも悲しみともいえる表情に歪むのだから、分かりやすい。
<>
大神×昴 20<>sage<>2005/10/30(日) 01:27:00 ID:???<>
「っ・・・や、やめっ・・・・・・は・・・ぁ・・」
自分の衣服をすべて床へ脱ぎ捨てた後、
肩に置かれた腕の力をいっそう強め、彼女の白い首筋、鎖骨、胸元まで口付けを落とした。
特に華奢な鎖骨には、甘噛みも与える。
流されるままに受ける愛撫を、どのように感じ享受しているのか。
怒りと羞恥だけでは説明のつかない、切なげな甘い声が漏れていた。
ああ、これこそ欲しかった声。この声のためなら例え明日死ぬことも厭わないのに!
声だけでは物足りなくなり、肌から香る官能を刺激する悩ましい匂いに誘われて、
うっすらと桜色に染まるふくらみのほとんどない胸へ手を這わす。
「う・・・んっ・・・」
撫でるように這う動きにあわせて、甘噛みの時よりも少しだけ激しく息をつく昴の顔には、
先程までの歪みはない。
押し寄せる何かから必死に身を守ろうとする、苦痛と呼ぶには蕩けきった表情が
そこにはあった。
<>
大神×昴 21<>sage<>2005/10/30(日) 01:28:12 ID:???<>
どうせ壊れた関係なのだから本能のままに感じて欲しい。
そう思い、大神は触わっている方は軽く揉みしだきながら、もう一方の胸の突起を口に含む。
「・・・やっ!ああっ・・・はぁ・・・くぅ・・・んん!・・・」
どこか懐かしい、決して不快ではない匂いのそれを舌で転がせば
それだけで声を震わせ、自身の快楽を声で―身体で示してくれる。
快楽に慣らされたが故の反応と呼ぶには、あまりに哀れで素直すぎて。
固くなりつつあるそれを無心に貪り、吸い上げるとかん高い嬌声が上がり、びくっと身体を小さく震わせた。
「・・・やぁんっ!・・・っ、や、やめて・・・く・・・れ・・・」
言葉とは裏腹に感度の高い身体。上目遣いで上を見ると、
心地よさを懸命に堪える昴の顔が映り、それだけで益々欲情をそそられる。
もはや彼女の頭に、逃げるという動的な選択はなくなっているようだ。
未だあるのは、精神までは快楽に支配されてなるものかという、強固な想い。
最初に抱かれた時も、そうだった。なぜ、心を開いてくれないのだ?
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 01:29:51 ID:???<> 微妙なところですが、ここまで。
三部は一番短いので次で終わる予定です。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 01:37:58 ID:???<> リアルタイム投下キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
神乙!GJ!!!!!
壊れていく大神の気持ちもすげーわかる
だって昴だもんな!!!
俺このスレ大好きだ!!
続き楽しみにまってるよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 01:40:03 ID:???<> 乙!GJ!
なんか凌辱祭りだな!
色んな神が来てくれてまじで嬉しい。
大神昴の人、続きまじ気になる。期待して待ってる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 10:33:34 ID:???<> 激しくGJ!
指輪を外す行為が何かたまらんです <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 16:43:51 ID:???<> おおおおおお。いつの間にか陵辱祭りになってる!
神々GJ!乙!壊れてるけど真面目なキモ神がイイ!陵辱万歳!
なんかいいなこういうの。萌えと燃えが同居してるやつ。
んで盛り上がってる所大変恐縮なのだが、>>429氏がちらりと触れてた
昴復讐編?らしきものが出来たので投下しに来た。
注意点は
・新昴で一応>>425の続きだけど、単体でも無問題
・昴は女
・キャラを激しく壊した小話なので、シリアス調のものを期待してる人にはお勧めできない
・エロ要素は無いことは無いが微量
・拙い文章、読みにくい文章、矛盾点は勘弁を
・寒い部分は《ヒントつ あ○ほ○さ○る》で済ませてくれれば幸い
では <>
再戦・真剣勝負<>sage<>2005/10/30(日) 16:45:14 ID:???<> ガキィィィン…キンッ、キンッ…キィィン……
ぶつかり合う獲物と獲物から、激しい金属音と共に火花が迸る。
ベイエリアの工事現場の鉄骨の上では月を背負ったぼくと昴さんが、
数時間前から激しい攻防を繰り広げている。
極力無駄を省いた動きで互いの距離を埋め、武器を数回交わし、そしてすぐさまバッと間合いを空けては構える。
延々とその繰り返し。ここまでは全く互角だ。
「はぁ…はぁ…流石ですね、昴さん。動きに疲れが見られないや」
「…はぁ…君もな、大河新次郎。君の持久力は常人の規格外だと改めて思った…」
身体中汗だくで互いに投げかけ合う言葉には熱い呼吸が混じっている。
けど、不思議なことにほとんど疲れは感じなかった。逆に身体の奥からどんどん力が漲って来る。
それは昴さんにとっても同じなんだろう。
こんな状況にも関わらず、昴さんの立ち居振る舞いは華麗で凛としている。
でも深夜の澄み切った空気を通して、凄まじい殺気がビリビリと伝わってくる。
そんな昴さんの気迫が宿っているのか、今日の鉄扇は一段と切れ味が良いように感じる。
それは刃を交えている感触でも分かる。ほんの僅かでも気を抜けば、ぼくの刀は簡単に折られてしまうだろう。
しかし、その姿勢はぼくの方だって同じだ。
ぼくの日本男児としての意地とプライド。そして昴さんへの純粋な感情。
それらを宿したぼくの愛刀もまた、多分それこそ鋼鉄をも貫き通す程に鋭く、強くなっていると思う。
負けるつもりは無い。絶対に!
それからしばらくぼくたちは対峙したまま口を開かなかった。
しかし決着の時は確実に近づいている。
昴さんが序破急で言えば「急」へと移すように扇子を構え直す。
ぼくも中段の構えから上段へと切り替えて、昴さんの攻めに備えた。
互いに己の武器に全神経を集中させる。
勝負は次の瞬間で決まる。
「九条昴、参る!!」
まるで舞を舞うような軽やかな動きで、あっと言う間にぼくの懐に潜り込んで来た。
しかし、焦ったか僅かに隙が生じている。当然ぼくはそれを見逃さなかった。
ガキィィィィ……ィイン
刀を下段から上段に捌いてその渾身の一撃を弾くと、鉄扇が宙に舞う。
その鉄扇を手で掴み取ったのと、がくりと膝を着いた昴さんの喉元に切っ先を突き付けたのは、
ほぼ同時だった。
ゲームセット、だ・・・・・・ <>
再戦・真剣勝負<>sage<>2005/10/30(日) 16:47:09 ID:???<> 喉元にぐりぐりと刀を押し付けたまま宣言する。
「やっぱり昴さんの負けでしたね。だから止めたほうがいいって言ったのに」
「…っ」
「えへへ。じゃあ確かにこれはぼくがもらいます」
「ま、待ってくれ大河」
「はい。却下です」
「頼む!それだけは、それだけは持っていかないでくれ!後生だから…」
「何度言われてもダメなものはダメです。だってもうこの鉄扇以外脱ぐもの無いじゃないですか」
「〜〜ええい、昴は主張する!無効にしろ!この状況は決闘としてどう考えても異常だ!
いや犯罪だ!法的措置も考える!」
「あー。逆ギレだ」
「うるさい、この卑怯者!婦女暴行魔!さっさと服と鉄扇を返せ!ついでに僕の破廉恥な写真も返せ!」
「えー・・・だって元はと言えば昴さんがお互いの持ち物を賭けた真剣勝負≠申し出たんじゃないですか。
それで負け続けてるんだから仕方ないですよ」
第一ぼくも付き合って素っ裸になってるのに、と
読んで字の如く丸腰のぼくは、ばんざーいと両手を挙げて見せた。
昴さんと違って全勝してるぼくが脱ぐ必要は全く無いのだけど、鉄扇付とは言え全裸の昴さんを
真剣で斬りつけるのも気が引けるし、こういうシチュエーションのプレイもおいしそうだったから
そこはサムライの心意気で頑張ってみた。
夜間だし時期的にも寒いし、下半身も思い切り丸出しだから色々とギリギリだけど、
何事も成せばなるものだ。
「やっぱり愛の力の成せる業ですね。昴さんじゃなかったらぼくのはこんなに硬くなりませんもの」
「それが有り得ないと言うんだっ!貴様のモノは超合金製か!それとも地球外物質か!
一体何故僕の斬鉄扇をああもことごとく弾き返す事が出来るんだ!?」
「やだなあ、愛する人の裸を見たら男なら誰だってそうなりますよ」
「なるかあああああああっ!!!」
あ、大口開けてる。
「…!・・・んむむっ…」
「はぁー、気持ちいい…昴さんのお口の中、最高です。また硬くなっちゃった」
「むむー…むむむー」
「やっぱり使い終わった刀はちゃんと鞘におさめないと…なーんちゃって。えへへへへ」
「むぐむぐむぐむぐ…(昴は言った。えへへじゃない、この鬼畜生が!と)」
もうすぐ夜が明ける。
ふと地上を見下ろすと、倉庫街の方が微かにざわつき始めてきた。
ああ、そう言えば近くにリカが住んでるんだっけ。見つかったらこの状況どう説明しよう。
戦利品の鉄扇でぱたぱたと顔を扇ぎながらしばらく思案してみた。けどまあ、なるようになるだろう。
リカも一応十代だし、そろそろ大人の愛の営みについて教えても早すぎる事は無いと思う。
特に昴さんにはなついてるようだし、その気があるなら混ぜてあげてもいい。
どの道、これから先もまだまだ楽しめそうだ。一緒に頑張りましょうね、昴さん。 <>
再戦・真剣勝負の人<>sage<>2005/10/30(日) 16:49:47 ID:???<> 昴、復讐出来てねえですw
一応小ネタを目指したつもりが何やら方向性がどんどんおかしくなっていき…。
相変わらず拙い…反省点多数。
それにしてもネタ系って難しいし投下に勇気いるな。
という訳で429氏、色々中途半端でスマソ。とりあえず今はこんなもんで勘弁を。
昴復讐編は改めてリベンジしてみる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 16:59:32 ID:???<> ヤベ、ツボった。GJ!
新次郎、天然にもほどがあるw <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 17:08:03 ID:???<> うはww
GJ!テラワロス。
こーゆーギャグ系神は今まであんまりいなかったから楽しませてもらった。
俺はシリアス系しか書けないから逆にこーゆーの書ける奴羨ましい。
復讐話もぜひwwww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 17:15:05 ID:???<> そっちの刀かよ!GJ!!!
素で吹いたwww
復讐編楽しみにまってるよ
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 17:55:23 ID:???<> 超天然な新次郎にツッコム昴たんがかわゆいWWW
復讐編が楽しみだな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 18:25:52 ID:???<> 大神×昴話、最後まで出来たので投下します。
文章がかなり乱れてて申し訳ないですが。
<>
大神×昴 22<>sage<>2005/10/30(日) 18:27:17 ID:???<>
胸への愛撫だけでは我慢できなくなり、大神は逸る気持ちを懸命に押さえ
下腹部に手を滑らせた。
昴は慌てて足を閉じようとするが、間に合わず指は探り当てた箇所を捉え、
悔しそうなため息をつく。
もうそこは以前触れた時と同じくらいに濡れそぼり、軽く撫でるとじっとりと蜜が指についた。
この劇場内にいるはずの甥によって一度は散らされ、歓びを教えられた場所。
そのことに昨日まで悩んだのが嘘のような心地で、反応の早さをむしろ喜ぶように
大神は柔らかく蜜の溜まった箇所に指を差し入れた。
くちゅ、と卑猥な音をたて、異物であるはずの指を向かい入れる其処は、
犯されているとは思えないぐらい積極的で、そら恐ろしくなるほど。
「・・・っ・・・」
本人の意志とは関係なく、昴は物足りない表情を浮かべている。
それにつけ込んで、
「・・・どうして抵抗しない?」
と耳元で囁いてみると、悔しそうに顔をそらすばかり。
でもそれも、薄い肉壁を押し上げる行為に中途半端に消されてしまう。
「あぁ・・・!や、ぁ・・・うぅ・・・はぁ・・・」
指を増やして幾度も撫でると背を弓形にし、シーツを握ったまま甘い喘ぎを吐く。
ただ、幾分抑え目なのは外に声が漏れるのを警戒しているためか。
―そんな警戒など、もういらないのに。
「っはぁ・・・!あっ・・・ゃ・・・くぅ・・・あ、あぁ!」
しつこく中を蹂躙していくうちに、肉壁が指を締め付けるのが解る。
ぐちゅぐちゅと指を惑わす秘所の最奥は、まるで生き物のように蠢き、
本人の理性とはおかまいなしに、貪欲に快楽を享受しようとしている。
そこから無理やり指を引き抜いて、
大神は下にいる昴の顔を覗き込むように見つめた。
目許を赤く染め、胸を上下させて昂奮に耐える可憐な花。
その上冷たい怒りと熱い涙の混ざった、この先見ることのないだろうこの痛々しい瞳が、
昴にとっては皮肉なことだが―愛しいとさえ思った。
<>
大神×昴 23<>sage<>2005/10/30(日) 18:27:51 ID:???<>
本心としては彼女が呼吸を整いきれるまで待ってあげたい。
だが、そこまでいきり立つ雄の我慢がきかず、彼女の折れそうな細さの腰を掴み、
すでにだらしなく開かれた足の間の奥へ我慢の限界を迎えつつある自身を
宛がい、ほころぶ其処へ押し入れた。
「・・・くっ・・・」
緊張のためか、前よりも狭いが蕩けそうな温かさに溺れて、最初は優しく突く。
その刺激に背中を反らして、昴は喉を鳴らして動きに応える。
「・・・はぁ・・・うっ・・・ふぅ・・・ん・・・」
首を擡げて喘ぎ続ける姿に興奮し、行為は強さを増し
次第に奥へ擦り付けるように、中へ押し込んでいく。
「あぁっ!・・・ぅん・・・あぁ・・・やっ・・・ぁは・・・」
腰を深く沈め、上げてはまた繰り返すことで湧き上がる快楽に、
頭が支配されつつあるのか、言葉の意味が消えつつある。
互いの腰を幾度も突き上げて、最奥へぐっと押しつけると
昴はこれまでにない高い声を上げた。
「やあぁぁっ!あっ、くっあぁ・・・!・・・はぁ・・ぁン・・・!」
ベッドのぎしぎし揺れる音に併せて、繋がった部分からの卑猥な水の音が、余計に
昂奮を誘う。
<>
大神×昴 24<>sage<>2005/10/30(日) 18:28:24 ID:???<>
はずだった。
「・・・くっ・・・うぅ・・・。しん・・・じ・・・ろう、しんじ・・・ろう・・・」
腕で目を隠し繰り返して漏らすは、掠れた甘い声ではなく
一途に恋人の名をよぶ言葉。
彼女が新次郎のことをファーストネームで呼ぶのを聞いたのが初めてだった
大神は驚きのあまり動きを止めてしまう。
それまで聞いたことがあったのは、「彼」か「大河さん」だった。
逃げ場のない極限の中で最愛の人の名を呼ぶことで、必死に最後の砦を守ろうとしているのか。
「・・・なぜ・・・」
腰を掴む手に、より強い力がこもる。
「・・・なぜ、この時だけ忘れてくれないんだ!」
大神の中で何かが弾け、それまでの優しさはすべて吹っ飛び、
今まで以上に早くて強い突き上げを繰り返し、限界を放つまでそれは続いた。
<>
大神×昴 25<>sage<>2005/10/30(日) 18:29:22 ID:???<>
「・・・美しいよ。初めて会ったときからずっと夢中だったけれど今の君は、本当に輝いている」
睦言をいくら囁いたところで、返事がないのは分かっている。
終わってからひっきりなしに続くすすり泣きは、
最後には抵抗を忘れ快楽の淵に堕ちてしまったことへの後悔なのだろう。
一方の大神はそんな彼女を我が物顔で抱き上げ、背中にある痣に舌を這わしたり
髪を手で梳いたりしている。
いつまでも一方通行な関係、だがこれが思いを果たした結果なのだから
文句は言えまい。
ただ・・・気になることがあるとすれば、先程脳裏を過ぎった夢。
昴が猫を抱いてこちらを見ている夢、あの古典物語に出てくる予兆が真実ならば
この先面倒なことになるに違いない。
「どうして何も言わないんだい?・・・新次郎に会わせる顔がないと思っているのかな?
でもそんなの今更だろう」
その言葉に、昴は苦痛の色が浮ぶ顔を上げた。
「・・・最初、新次郎が着任した時は期待はずれだと思った。だが今は違う。
来たのが予定通りに貴様じゃなくて心底良かったと思っている・・・!」
「ははは・・・!なかなか言うね。・・・でももう遅いな。結局こうなってしまったからね」
でも、これで終わりではない。
「お兄ちゃーん!おわかれかいの準備、おわったよー!」
扉を叩く音と共に、アイリスの明るい声。
「隊長も参加しようよ。大河少尉はもう楽屋に集まっている」
続くは冷静でいつも穏やかなレニの声。
自分に無心に懐く可愛らしい少女と昴のかつての仲間が、この惨劇の第一発見者とは
運命とは残酷なものだ。
「やあ、アイリスにレニ」
恐ろしく落ち着いた声色で大神は言う。
「悪いけどちょっと入ってきてくれるかな?さっき鍵開けといたから」
昴の身体がびくっと震えるのが解った。
ここでようやく、大神が最初から立てていた計画が理解できたようだ。
今まで積み重ねてきたものが、壊れようとしている。
でも恐怖や後悔よりも快感の方が大きかった。
始めから報われない恋ならば、派手に滅ぶがよい。
その方がこのまま静かに消えるよりもずっといい。
「わかったー、開けるねー」
ドアノブが捻られる、無慈悲な音。それが叫び声に代わるのにそう時間はかかるまい。
終
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 18:34:44 ID:???<> 以上で終りです。
こんな夢のない暗い話に付き合ってくれてありがとうございます。
後半は特に書いてて狂いそうになった・・・。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 19:06:16 ID:???<> 職人さん乙でした。
バッドエンド大好物です。
この後の展開、とくに新次郎の反応とか
妄想しがいがありますな。GJ!
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 19:16:41 ID:???<> 乙です!
GJ!その自己中さが、キモ神クオリティw
闇に転ぶと恐いな…キモ神は…
昴が切なげで、でもエロくてハアハアしてしまったよ…
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/30(日) 22:41:55 ID:???<> >528
自分429だが素晴らしい話をありがとう!!
天然鬼畜度がパワーアップしていて超ワロス。
鉄扇で切れない刀スゲェよwwww
HG並みに腰を駆使している所想像しちまった。
再復讐編楽しみに待ってるよ。
>536
超GJ!
所々ピンポイントでツボをついてくれる描写があってよかった。
指輪が効果的で引き込まれたよ。
それにしてもキモ神鬼畜だな。
後日談が気になるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/31(月) 00:16:03 ID:???<> 大神昴書いた人GJでした!!!
読んでて寒気がしたよ!面白かった!
続きは期待したらだめかな? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/31(月) 02:35:54 ID:???<> 新次郎が昴さんを救ってあげる…
そんなハッピーエンドにしてやってください… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/31(月) 02:44:38 ID:???<> 新次郎なら昴に「わかってます。だから大丈夫ですよ」って抱き締めてくれるはずさ。
そして、
「それがあなたのやり方かぁ!」って大神に殴りかかる。
が。負けるだろうな。キモ神クオリティの前にはw <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/31(月) 04:19:29 ID:???<> 一緒に風呂に入って大神が触ったところを流すくらいはして欲しい…
湯船で背後抱きで
唇とかに手でお湯かけて優しくこするとかよいのでは。
「他は?何処触られましたか?」
とかね。
妄想が過ぎたので退場…
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/31(月) 05:00:05 ID:???<> せつねぇなぁー…
でも萌えるな。そのシチュ。
続きといえば新昴凌辱の人が続きがあったと言ってるが、
完結って言ってたし、どうなんだろう
続きがあるなら読んでみたい。
無理強いはしないけど。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/31(月) 07:31:27 ID:???<> アマリージュさん…いつまでも待ってます… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/31(月) 15:27:31 ID:???<> Pollinationの神も待ってます…… <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/10/31(月) 19:40:43 ID:???<> 神達の放置プレイに喜びを覚えている俺
続き待ってます <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/01(火) 01:40:51 ID:???<> 長旅で疲れたのだろう、彼は隣でぐっすりと眠っている。
船旅を終え、二人で住んでいるアパートに帰りついたのは夜もふけた頃だった。
「顔色がよくないですね。」
新次郎が昴の顔を覗き込みながらつぶやく。
簡単な夕食をとったあと、二人でベッドに入って。
「長旅で疲れたでしょう?今日はゆっくり寝みましょう」と、昴の額に軽くキスを落とすと
昴を腕に納めて目を閉じた。
汚いことなどなにひとつ無縁に見える安らかな寝顔を眩そうに見つめた。
・・・就寝してからもう何度、その傍から抜け出して浴室へ行っただろうか。
今は冷たい水で、その前は熱い湯で身体を洗った。
紐育への帰途の船旅の間、気を抜いた拍子に時折背筋を這うようにのぼってくる、
あの男の臭いを消したかった。
脱ぐのも億劫でそのままシャワーを浴びたため、寝間着代わりに羽織っていたシャツが見る間に濡れて肌に張り付いて行く。
張り付いたこれを皮膚のように脱ぎ捨てれば、現れた素肌を新しい皮膚のように感じることができるだろうか。
できるものならば皮膚を、内蔵を取り替えたい。新しいものに。
「っ・・っく・・僕から出て行け・・っ・・・」
新次郎がいつも満たすようにくれるのとは明らかに違う乱暴な奔流が、まだ胎内にあるような気がして。
秘所に指を差し入れ掻きだそうとする。
これもまた何度目だろう・・・
ひどく、ひどく臭うのだ、まるで内側から自分に染み付いてしまったかのように。
傍目にみれば淫らな自慰行為のように見えるそれは自力でできる最後の抵抗だった。
このまま、彼の隣に立つ役目には自分はふさわしくない、そんな思いがふと頭を過る。
思い出しては何度も掻きむしったためにひりひりと痛む腕を抑えて嗚咽をあげる。
「新次郎・・・新次郎・・・しんじ・・ろう・・っ・・・」
シャワーの勢いをあげて声を消すのは忘れなかった。
<>
?1/4?3?μ?3?n???s???L?[<>sage<>2005/11/01(火) 01:42:40 ID:???<> 間違えた間違えたほんとごめん! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/01(火) 01:51:13 ID:???<> ちょwwwwおまwwwwwww
誤爆のくせに激しくGJじゃんかよ!!
完成したら投下しにきてください。
まじ待ってる!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/01(火) 01:57:03 ID:???<> >>553-554
大神昴の人か!?続きなのか!?!?www
激しく続きを待ってるよ!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/01(火) 01:57:15 ID:???<> >554
ここまで書いておいて誤爆なんて
キモ神並に鬼畜だなwwwwww
続きマジキボン。 <>
553<>sage<>2005/11/01(火) 02:06:56 ID:???<> >>555-557
申し訳ないです。
自分は548です。風呂エロ妄想してた阿呆です。
大神×昴が新昴ハッピーエンドにならんかな、と思ってたら手が勝手に書いてました。
大神×昴の方に許可も取らずに書いてしまってすみません。
大神さんの所行がバレてないのでお読みください・・・スンマセンスンマセン
(どうやって折り合いつけるか悩んだ末のバッドエンドスルーです)
自分絵描きなのではじめてこういう文章書くんですが・・・変でなかったでしょうか。
実はまだでここまでしか書いてないのです・・・ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/01(火) 02:19:28 ID:???<> >558
初めてでこれだけ書けるのか!すごいな
俺はこういうのもアリだと思うがなー
大神×昴の人のOKが出るまで書きためておくというのはどうかww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/01(火) 13:47:24 ID:???<> >558
バットエンド見た後でもいけそうな文に見えるよ。
許可が下りるなら続きが読みたい。
連載途中の神々の続きも見たいなー。
ここは神光臨率が高くて嬉しいよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/01(火) 16:21:55 ID:???<> 大神×昴の中の人です。
勿論いいですよ!楽しみに待ってます。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/01(火) 17:32:13 ID:???<> 大神×昴の中の人の許可キタ!(・∀・)
マジ楽しみにしてる!! <>
553です<>sage<>2005/11/01(火) 22:02:51 ID:???<> 大神×昴の中の人!ありがとうございます!
というわけで頑張ります。よろしくお願いします。はー緊張!
さて、許可が出たのをいいことに厚かましくも続きを書いているのですが、ある程度まとめて書いてから投下した方がいいのか、ちょこちょこ落とした方がいいのか。
間違いなくハッピーエンドかつ上記風呂エロになると思われます。
描写は果てしなくヌルいです。
エロに行くまでまだちょっとかかりそうなので許して欲しいのと、
やっぱりバッドエンド確定後だと新次郎が大神にかかって行って
殺されかねないのが怖いので見つからなかったということにしたいなーと思ってるのと、
それに準じて昴さんには一人で秘密を抱えたままちょっと苦しんでもらおうと思うのですが
住人様達的にはいかがなもんでしょう?
指環や小物の描写も多くてクドいかもしれません。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/01(火) 22:15:30 ID:???<> >>563
大神昴の中の人のオケも出たことだし
563の好きなように書いたらいいと思うよ!(・∀・)/
苦しむ昴タンハアハア!!
<>
553<>sage<>2005/11/02(水) 00:51:37 ID:???<> 調子に乗って書いてきました。
まだエロはなし。昴がかなりオトメ。
広い心で見守っていただければ幸い。
誤字脱字用法ミスがあったらすみません。
以上ふまえてドゾー
<>
新×昴 大神×昴続き捏造02<>sage<>2005/11/02(水) 00:53:39 ID:???<> ああ、爪の先から髪の一筋まで。自分は彼のものだと強く思う。
彼の、彼だけの、ものだ。だから彼がもう要らないと言ったその日、
昴の生きる意味は消える。
裸のまま浴室から出て、クローゼットの脇のチェストの前に立つ。
ここには新次郎が普段使う小物類が置いてある。
毎朝身を整えてから隣の姿見を確認すれば、準備はほぼ完了で。
仕上げに昴がネクタイを整えてシアターへ向かうのが日常。
住む場所や互いの呼び方が変わっても、いつまでも続くと思っていた。
手前のシンプルなアクセサリーケースを開ける。
タイピン、カフス…こういうものはよく解らないという彼のために昴が選んで贈ったものばかりだ。
サニーサイドが目敏く見つけて、つい最近まで「ほしーなーほしーなー」と言い
続けていた細かな蒔絵が入った高価な品もある。
(最も我らがオーナー殿は、後日、龍と虎が互いに尾を飲み込もうとしていると
いう「ジャパニズムと混沌」を形にしたような意匠の金のタイピンを作らせていた。
何かが違うような気がしたが彼が満足そうなので放っておいたが)
高価なものはまだ不相応だとあまり喜ばないので、彼でも気兼ねなく買えそうな
値段の、シンプルなもの。この国では細身に分類される彼に似合うように、やや
中性的な意匠のものが多い。
ひとつひとつを指で撫でて、ふと、あるタイピンがない事に気づいた。
ああ…まだ荷物の中…「君」が今回の旅のお供に選ばれたのか…
<>
新×昴 大神×昴続き捏造03<>sage<>2005/11/02(水) 00:54:13 ID:???<>
日本に行く二月ほど前にも二人で巴里にもある華撃団に顔見せに行った。
隊員との談笑中にスターの一人としてプチミントのブロマイドを見せ、新次郎を慌てさせたり、
日本人の娘と日舞を共に披露したり。
自分と同じくらいの体格の娘にフレンチカンカンの予備衣装を借りて習った通りに踊って見せたが
新次郎は顔を真っ赤にして手で覆い、「あああ、あしをしまってくださいぃ!」と大慌てだった。
昴は思う…普段より厚着だったくらいだ。君はもっときわどいところまで見た事があるはずだ…。
支配人のライラック夫人は真面目で笑顔と挨拶を欠かさない新次郎をいたく気に入ってくれたようで、
別れ際に「女同士の話だ」と支配人室に呼ばれ
「ムッシュ大河は将来必ずいい男になるよ・・・あたしが育てられないのが残念だ」と何度もこぼしていた。
愛しい人が認められるのは何だかこそばゆくて、嬉しくて。
ホールまで見送ると仰った夫人を伴って、待ち合わせに指定した売店に顔をだせば、売り娘にお菓子を貰って
喜んでいるところに出くわしてしまった。
あれはちょっと情けなかったぞ新次郎…
劇場のオリジナルグッズを山盛りに詰めたという袋を受け取る際に土産を買えるような店を訊ねたら、
修道女の格好をした娘が「ここはひとつプリン・ア・ラ・モードですよ!エクレアですよ!」と大声ではしゃぎ、「戻られる前に腐るだろうが!このあんぽんたん!」と隊長代理だと言っていた金髪の娘に引きずられて物陰に消えた。
受付をしているもう一人の娘から、小間物を置いている店を教えてもらい名残惜しそうな日本人の娘と、栗毛の娘。到着当日新次郎の財布を掏ろうとした不届きな女、に見送られて劇場を後にする。
最後まであまり懐いてくれなかった夫人の飼い猫を横目に「やはり昴は犬の方が好きだな」と再認識したのだ。
<>
新×昴 大神×昴続き捏造04<>sage<>2005/11/02(水) 00:54:55 ID:???<> 帰りの船の出港までにあれこれと土産物を選んで。
リカに、と手に取った絵柄や写真の多く載ったお菓子作りの本を何気なく眺めていると、
ある売り場から動かない新次郎が視界に入った。
本の会計を済ませ、
「何をしている、新次郎…」
背後から声をかけると「わひゃあ!」とぜんまいの人形のように身体が大げさに跳ねた。
「タイピンか…」
新次郎が見ていたのは、シルバーに小さな紫の石をあしらった細身のタイピンだった。
うるさくない程度に蝶のモチーフの入ったそれを見て、「欲しいのかい?」
と聞いてみると、
「もう昴さんに選んでもらったものがたくさんあるのに…」
という返事。よほど気に入ったのか目線はまだガラスの中の蝶に注がれている。
「気に入ったのなら買えばいい。昴もそれが気に入った。」
「身だしなみの小物はあっても困らないよ」と言い加えると、
ショーケースを開けさせるために店員に一生懸命、慣れない仏語で声をかけはじめていた。
以降その蝶のタイピンは昴も時折拝借してつけている。
新次郎がはじめて選んだ、ずっと身につけるもの。
選んだ理由が、なんだか昴のようだったからだとあとで聞いたのだ。
あまり多くはない品のひとつひとつに、ものを持たなかった時間の長い自分には過ぎるほどの思い出が宿っていた。数えきれなほどに。
荷物の中のタイピンにもう一人の自分に声をかけるようにつぶやく。
「「君」は、日本で僕が愚かしいことをしている間にも彼の側に居られたんだろう?」
ぐっ、と唇を噛む。今泣けば彼に気づかれる。
左の薬指の指環をそっと、ケースに入れる。今この指環をすることは、きっと許されない。
嘘をつき通して一緒になってもこの秘密がやがて彼を傷つけ不幸にするのだろうか。
そんな考えが渦巻く頭の中であの臭いを纏った自分が冷ややかに言った
「…嘘つきめ。彼を傷つけたくなんて詭弁だ。これは「僕のため」だ…」
むざむざと犯されて、あげくの果てには節操なく快楽を享受しておいて、のうのうと帰った。
事が露見して、彼に汚いもののように見られたり、拒まれるのを恐れる自分の自己防衛だ。
浅ましい。愚かしい。
違う ちがう、ちがう! <>
新×昴 大神×昴続き捏造書いてる人<>sage<>2005/11/02(水) 00:56:29 ID:???<> 今回はここまでです。
字書きさんって大変だったんだな…思い知った…
神の皆さんの降臨お待ちしています…! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/02(水) 01:03:05 ID:???<> 超GJ!!
いいな!せつなくていいな!
続きを超期待!
初めてなのにすげえよ…
引き込まれたよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/02(水) 02:36:33 ID:???<> >>569GJ!!!!
初めて文章書くとは思えない巧さだなあ
情景が浮かんでくるよ
巴里のメンバーもすげーイイヨ!(・∀・)
続きがスゲー気になる!
>>569の絵も見てみたいぞ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/02(水) 03:35:50 ID:???<> >569
GJ!
昴の独白が響いてくるよ。
新次郎への思慕がいいなぁ。
続きスゲェ楽しみにしてるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/02(水) 11:52:23 ID:???<> >569氏GJ!!
巴里までからめてくるとは!
小物使いも絶妙でいいなぁ。
苦しみ悩む昴にハァハァです。
続きもマジ楽しみにしてます。 <>
562<>sage<>2005/11/02(水) 21:55:54 ID:???<> >>569
GJ!自分の書いた昴タンにはない可愛げが(;´Д`)
続き待ってる! <>
574<>sage<>2005/11/02(水) 21:56:49 ID:???<> 間違えたorz
561です。562氏失礼しました。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/02(水) 22:38:55 ID:???<> 流れをぶった切ってスマヌが、
余興にでもと思いエロ昴たんのSS前半投下。
注意点は昴たんがエロいおなごの一点のみ。
ちなみに新昴です。 <>
我慢比べ1<>sage<>2005/11/02(水) 22:39:46 ID:???<> 「そうだ…我慢比べをしよう、新次郎。」
「えっ…?」
ベッドの上で向かい合いお互いの上着を脱がしあいながらする、
とろけるように甘いディープなキスをぼくが夢中で味わっていると、
ふと昴さんが言いだした。
「我慢比べって…え?えっ!?」
濃厚なキスでぼんやりした頭を切り替え問い返す間もなく、
ぼくはそのまま押し倒され、昴さんの手でスボンを下ろされたうえ、
すでに硬くなっていた一物を取り出される。
「ふふっ…」
それを目にして微笑む昴さんに煽られ、ぼくも興奮を覚える。
「す、昴さん…」
四つん這いでぼくを捉える昴さんの表情を伺うと、
艶めかしくも楽しそうに今度は自分のズボンと下着を下ろし、
露になったその毛のない割れ目をそそり立つぼくに宛てがう。
すでにそこはじわりと濡れていて湿った温かさが伝わる。
「我慢出来なかった方が負けだよ。負けたら何でも一つ言う事を聞く。…いいね?」
ぼくを見据え囁くように言葉を紡ぐ。
勝手に進めちゃってズルイなとも思ったけど、
こうなったら受けて立つしかない!
「…いいですよ。絶対、何でも言う事聞いて下さいよ。」
「ふふっ、君が勝ったらね。」 <>
我慢比べ2<>sage<>2005/11/02(水) 22:40:22 ID:???<> うっとりと不敵な笑みを浮かべ、ゆっくりと昴さんが腰を動かす。
割れ目が陰茎を包み、それに沿い上下にくちゅくちゅと音を立てながら。
「んぅっ…どうだい、新次郎?」
はだけたシャツから見える白い肌と顔をほんのり紅く染め、
昴さんが挑発するように言葉を投げ掛けてくる。
「全然、ぼくは余裕ですよ。」
熱を帯びた瞳を真っ直ぐ見つめ言葉を返す。
これしきの事で負けていては男が廃る!…などとぼんやり思いながら。
「そう、それじゃあ…」
と、呟くと、昴さんの動きに激しさと技が増す。
今度は亀頭を重点的に、蜜が溢れ出る膣の入り口で、
まるで負けを誘うように執拗に擦り付けてくる。
ぬるぬると柔らかく温かい感触で、ぼくの先走り汁も交ざり、
水音がぐちゃぐちゃとより卑猥に響き、ぼく達の情事を一層促す。
「んっ、はっ…あぁ、す、すばるさん…あぁぁっ!」
「んぅっ…はぁ、はっ…気持ちいいかい?ふふふっ…」
一瞬、理性がぐらっと揺れるもなんとか持ち直す。
ぼくの反応を楽しむ昴さんを見てると、なんだか我慢比べと言うよりも、
昴さんのおもちゃにされてるみたいな感じがしてきた。
<>
我慢比べ3<>sage<>2005/11/02(水) 22:40:59 ID:???<> そう思うとなんだか釈然としない。
ぼくはおもちゃじゃないんだ!
というところを見せようと反撃を試みる。
ぼくの下半身の上でまたがり、
あられもない姿を晒しているであろう、白くふっくらとした
昴さんのお尻を両方の手でぐいっと掴み上げ、やんわりと揉んでみる。
「あっ…んんっぅ…」
ぼくを捉えていた余裕を含む表情が快感に歪み、
天を仰ぐように反り、甘い声が零れる。
「気持ちいいですか?昴さん。」
してやったり!と内心ほくそ笑む。
そんなぼくを察したのか、微かにムッとした表情を浮かべる昴さんだったが、
まだまだ余裕あり気にぼくを攻め続けてくる。
ちゅっ、ちゅうぅぅ…陰茎への刺激を怠る事なく、
はだけたシャツから覗くぼくの胸元へ顔を寄せ、
吸ったり舐めたりとあちこちに熱い愛撫を施してくる。
「はぁ…んんっ、ぼ、ぼくだって…」
このまま身を委ねてしまいそうになる快感をぐっと押し殺す。
もっと昴さんが感じてる声を聞きたい…そんな衝動にぼくは駆られていた。
力加減を変えてお尻を揉みしだき、ぽつんとすぼんだ凹を
くりくりといじると明らかな反応が示された。
<>
我慢比べ4<>sage<>2005/11/02(水) 22:41:33 ID:???<> 「はぁ…!んんっ、はぅんっ…」
聞きたかった声が響き、全身に熱い血が駆け巡る。
汗ばんだ指先でキュッと締まる凹を執拗に攻め立てると、
昴さんの動きはいつしか止まり、
快楽に溺れる甘美な声がただ零れていた。
「あぁ…んっ、はぁ…あぅっ」
「ここ、そんなにいいですか?」
「きっ、聞くな…バカッ、はっ…あぁぁっ…んぅっ」
次第にそこは綻び、少しずつ指を受け入れていく。
「あっ、あぁ…ダっ、ダメだ…っ、そ…れ、以上ぁあ、あぅ…んんんっ」
膣と違い濡れないそこを
無理に抉じ開けるつもりはなかったので、
指から逃れるようにお尻に力が
込められていたのを機に攻めるのをヤメた。
「形勢逆転ですね、昴さん。」
乱れた呼吸を整えている昴さんに余裕ぶってみる。
実際、結構きてるんだけど…。
「…ふっ、まだ終わったわけじゃないよ、新次郎。」
いつもするように髪を掻き上げ、
そう囁いた唇がうっとりとした瞳と共に、
ぼくの顔へ降りてきて重なった。
<>
我慢比べ書いてる奴<>sage<>2005/11/02(水) 22:44:39 ID:???<> 以上前半。
妄想を垂れ流すように、
携帯に打ち込む日々。
後半は近いうちに。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/02(水) 22:54:47 ID:???<> 寸止めの神キタ――――――(゜∀゜)―――――― !!
GJ!!!!
エロい子昴かわいいよ昴
このスレの神たちはS揃いだなwwww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/02(水) 23:28:22 ID:???<> 昴、エッローーーイ!!
超G!J!
前半だけでモエスモエスwww
続き楽しみに待つ!
ここは本当にひっきりなしに神が降りてくるな!
毎日見にくるのが楽しみだよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/03(木) 00:26:18 ID:???<> ハァハァハァ…!エ、エロモエス!!
続き楽しみにしてますハァハァ(;´Д`) <>
?V?〜?a?@?a°?_?〜?a?±?《?s?¢???¢?A¨?e´?l<>sage<>2005/11/03(木) 01:50:48 ID:???<> 遅くにすみません〜
続き書いてきました。
なんか幸せな思い出ばかりの矢先に、足下が崩れた時の恐怖ったらないよな。
と鬼畜なことを考えながら、過去をもりもり捏造してしまいました。
今回は嗅覚の思い出中心。告白の瞬間まで。
なんか自分が書いてるのはどっちかっつーと
マンガでいうところのネームに近いような気がする。
情景描写、セリフ。情景描写、セリフ。もっと動きのある文章にしたい。
もうちょっと捻り入れないといけないんだけど技量足らなくてごめんなさい。
改行工夫してみたけど、活かされてるか心配。
「絵で説明する」のも、「文章で描く」のも本当に難しい。
巴里から帰った後日、リトルリップシアターにリボルバーカノンで
エクレアが大量に届いたとかそういうのはないと思う。
そもそも届いたものが原型をとどめているとは思えない。
そんな紐育エクレア爆弾事件。
>>571
身バレが怖いのでやっぱり絵はちょっと…
新昴界の辺境の自宅でちょこちょこと。
ご縁があってコイツじゃないかなーと思ったらにんまりしてください。
他反応くれた方々も本当にどうもありがとうです。 <>
新×昴 大神×昴続き捏造05<>sage<>2005/11/03(木) 01:51:56 ID:???<>
立ち眩みにも似たその感覚を頭を振ってやり過ごす。
「はぁ…はぁ…」少し乱暴にケースを閉じて。
月明かりを頼りにチェストの上を再び探り、コロンの瓶を手にする。
彼がいつも使っているものだ。
この珍しくも何ともないコロンすら昴の思い出のひとつだった。
一つとして忘れたことはない。
はじめは、サニーサイドのお供にどこぞの挨拶回りに連れて行かれたらしく。
帰って来た彼から「紳士のたしなみとはどういうものか」と質問を受け、
手始めに香りのお洒落から始めることにしたのだ。
「マダム・バタフライ」の蝶々の衣装に焚いていた白檀が気に入ったようで、
試しに、と彼の服にも焚いてみた。当然、活発な彼にはそぐわなかったが。
でもいい香りですね。というので、彼の浴衣や袴などの和装の収納に、砕いた香木を包んで入れた。
その後、受付などもこなす彼の仕事に障らない程度の柑橘系のコロンにたどり着くまでに
いくつか香りを試し、鼻のいいリカとノコから2、3日距離を置かれてへこんでいるのを
見て笑ったのだ。
香りに馴染んできたころに、行為の最中に昴の鎖骨に鼻を擦りつけて
「昴さん、いいにおい…」などと言うので、頭を抱いて
「僕は香水はつけない。…昴は君のにおいだよ」と囁くと、
月明かりの中でもわかるほどに顔が赤くなった。
その日の愛撫はいつもより長くて、体のそこかしこに触れては鼻を擦りつけて、口接けて。
子供のようなそれでいて淫らな行為に、もう止めろ、と言ったのに。
彼が触れるさきから体が火照って、はしたない声も止まらなくて。
…翌日は口をきいてやらなかった。もっとも声が出なかったのだが。
コロンを何もない空中に一回、ふってみた。立ちのぼる香りに、彼を感じたくて。
うすい香りはすぐに暗闇に消えてしまった。
発汗の蒸発とともに香りを発するコロンに、空気中で香れなど無理な相談で。
ポンプを押した際に指についてしまったそれを耳のうしろに擦りつける。
彼の香りに包まれたなら、少しは落ち着くだろうと思ったのに。
自分からのぼる香りは少しも心地よくはなかった。自分を満たすあの香りとは違っていた。
例えば、キスをした後離れる時に名残惜し気に香ったり。
例えば、彼の胸に顔を埋めて深呼吸した時に香るそれ。
そう。彼に言ったのだ、彼の移り香が昴の香りだと。
他の誰のものでものない彼のものが。
こんなに誰よりも近くに居るよ、と告白する代わりの言葉だったのに。
まただ…また。
自分を嘲笑うかのように、背筋を遡ってくる不快な臭い。
「…っ!」
香りからすら拒まれるのか。
手に持った瓶に触れていられなくなって。投げるようにチェストに戻した。 <>
新×昴 大神×昴続き捏造06<>sage<>2005/11/03(木) 01:53:04 ID:???<> いい加減に戻らないと、彼が起きてしまうかもしれない。
「…昴さん?」
ああ、どうして君は…一番見られたくない僕を見つけるんだろう。
いつの間にベッドを出て来たのか、新次郎がそこに居た。
チェストの前まで歩みよると、裸の昴の肩に手を置く。
「冷たい…どのくらいここに居たんですか?」
寒いなんて忘れていた。自分の身体が冷たいことも。
暖めるように抱き込んでキスをしながら。
彼の右手の指先は最近癖になったように昴の左の薬指を確認するように撫でる。
「昴さん…指環は…」
「長旅で疲れたのかな…指がむくんでキツくてね…」
彼の訝しむ声を聞いて、努めて明るく、冗談のように言った。
我ながら説得力のない嘘だ。
神に奉納するに相応しい舞も舞える。
能という、表情を隠して行われる舞台で、感情を表す曲を舞える。
おまけに自分は女優だ。芝居…華麗な嘘をつくのが仕事だ。
でも、こんな時、こんな時はどんな仮面を被ればいいのだろう。
うまく笑おうとして失敗して、下を向いた。
「とにかく、裸はダメです。何か着てください。」
近くに羽織るものが何もなかったので、新次郎が着ていたパジャマの上着をかけてもらった。
再びベッドルームに戻ると、
「疲れたんですよ、きっと」と昴を抱き込んだまま再び眠りに就こうとする。
背中をそろそろと撫でられて、意識がそちらへ行きそうになるのを堪えて。
人差し指と中指で彼の唇の端を押さえ、上に押し上げる。
「新次郎、笑え」
「ふおひてれすか(どうしてですか?)」
「笑え…」
昴の手をゆっくりと離しながら答える。
「おかしくないのに笑えませんよ」
笑ってほしかった。褪めないほどに瞼に刻むのに。
きっとこれが彼の自分に見せる最後の笑顔になる。
先刻、彼の寝顔を見た時には月の光が明るいのに感謝したのに。
今は空が曇らないかと祈っている。
困惑している彼の首に腕をまわして、首筋に顔を埋めて。
鼓動を近くに感じて。
聞こえるか、聞こえないかの声で囁く。
「…新次郎…したい…な…」
久々のおねだりに恥ずかしがっているフリをして、視線をそらした。 <>
新×昴 大神×昴続き捏造07<>sage<>2005/11/03(木) 01:53:39 ID:???<>
この汚らわしい身体で彼に抱かれて、何になるんだろう。
未来ある彼をも堕とそうとしているのか。
それともあの事を忘れたくて、利用しようとしているのか。
彼を裏切った自分にそんな権利はありはしないのに。
でも、それでも。
自分が愛したのは君だと。君に、君に抱かれたいと。
どうしても、伝えたかった。
これで最後でいいから。もうこれ以上望まないから。
骨がきしむほど抱きしめられて、呼吸を奪うような口接けに、頭の中が真っ白になる。
新次郎が息を継ぐために口を離そうとすれば、
昴の舌はそれを許さないように何度も何度も彼の舌を吸った。
「…んん…ぁ…」
いつもは仕事上見えると困るのでつけない約束の首筋に、赤い華が咲く。
「ここ…」と指をさして昴が望んだ。
彼が好んでつけるのは心臓のあたりで。華はもういくつめかわからない。
所有の証。皮下内出血。
これを彼との初めての時に、先につけたのは昴の方だった。
互いの指を絡めて、彼の腕を持ち上げると手首の内側に。
つけている所をみせて。つけ方を教えたのだ。
だから、昴の初めての華も手首の横。
いつもの習慣の儀式のように唇が落とされた。
触れられるたびにまたひとつ、忘れたくない感覚が沸き上がる。
「ふ…う…っ…う…」
もう自分の身体にも、思い出がしみついているのだと思うと
手で覆った瞳から涙がこぼれる。
<>
新×昴 大神×昴続き捏造08<>sage<>2005/11/03(木) 01:54:30 ID:???<>
「昴さん…」
行為を止めて顔を覗き込まれる。
「…っかまわない…からっ…」
続きを、と促す昴を抱きしめて、背中をさすった。
「泣き止むまで絶対にしません」
断言すると彼は頑固だ。
最後まで嘘をつき通して、彼は綺麗なまま、そっとお別れする方が
自分にとっても彼にとってもいいことのはずだったのに。
「君は…昴を軽蔑する権利がある。唾棄されて出て行けと言われても構わない…」
とつとつと腕の中で語る。
腰にまわされた腕がいつほどかれるのか。
背中をさする暖かな手のひらが自分を突き放すのはいつか。
自ら出向いて大神に身体を許したこと。
その後大神に犯されたこと。
信じてくれていたのに裏切ってしまったこと。
素知らぬ顔で隣に立ち続けたことも謝った。
犯された時に舌を噛まなかったことも詫びた。
死刑の宣告を待つ罪人はこんな気持ちなのだろうか…
<>
新×昴 大神×昴続き捏造書いてる人。<>sage<>2005/11/03(木) 01:58:10 ID:???<> また名前を表示ミスしてごめんなさい
おねだり昴さんが描きたかったのです。
次回こそ風呂エロです。
描き慣れてないので
>577さんとか羨ましい。
昴さんえろいよー!!
>574さんの昴とはちょっとちがって来てしまいましたね…
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/03(木) 02:14:16 ID:???<> いいよ いいよーー
せつねぇ…泣けてくる…
すげぇな、絵師でもあり文職人でもあり。
しかも文章超上手い…
羨ましい。続きをとても楽しみにしている
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/03(木) 02:19:42 ID:???<> GJ!
これで初めてというのが信じられん。個性もあって好きだな。
間は改行じゃなくそこも文章で見せるのもテクニックだと思うよ。
と、えらそうにスマソだが>>585で試行錯誤されてるみたいなんで参考までに。
いらんと思ったらスルーして下さいな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/03(木) 10:21:11 ID:???<> >>590の文章好きだなー
昴の想いがひしひしと伝わってくるよ
マジGJ!!!
続きワクテカしながら待ってる <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/03(木) 14:30:23 ID:???<> うわあ、凄く切ない。GJ!
自分はへたれ字書きだけど、尊敬するよ>>590.
間と小道具を駆使した昴の切ない心情表現もさることながら、そのシーンで寸止めとは
貴方テクニシャンにも程があるww
続き悶えながら待ってます。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/04(金) 02:34:47 ID:???<> >577です。>>590氏を待ちつつ後半投下しにきました。
自分もSSは書き始めたばかりで、それらしい言葉を
並べて楽しんでるようなもんで、それが少しでも
伝われば幸いです。
前半>>577-580
<>
我慢比べ5<>sage<>2005/11/04(金) 02:35:41 ID:???<> ちゅっ、ちゅっと、わざとらしく音を立て、
ついばむようにされるのがくすぐったい。
「今度はキス攻めですか?」
「さぁ…どうかな?」
悪戯に微笑む昴さんがじれったくて、
再びついばもうとする唇を、ぼくは強引に捕え舌を差し込む。
「ふぅ…んんっ、ぅぅんっ」
舌先で突き合い、吸い上げねぶったりと、
呼吸するのも惜しむように、口腔での営みを貪る。
「んぁ…しん…じろぅ…んぅっ」
恍惚な表情でぼくを味わう昴さんがたまらなく色っぽい。
熱い吐息と唾液が絡み、いやらしい音が欲情を誘う。
下半身の突起も痛いくらい張り詰めていた。
「んっ…はぁ、あっ、んぅ………んんっ!?」
昴さんから絡めてくる舌に翻弄されていると、
ぼくのモノが突然、生暖かい快感に包まれる。
「んっ…んぁ、あぁぁっ」
「ふふふっ…」
キスで誤魔化しながら、片方の手を下へと忍ばせ、
猛り立つぼくをいきなり昴さんが扱き始めた。
「ズっ、ズルイですよっ、昴さん!」
「ずるい?これでも…?」
そう言うと昴さんは少し腰を上げ、
ぷくんとした自分の肉芽に亀頭の先を当て付け、
扱く動きに合わせ、自慰をするかのように自ら腰を揺らしだす。
<>
我慢比べ6<>sage<>2005/11/04(金) 02:36:20 ID:???<> 「ぁん、あっ…うぅ…あぁんっ」
「はぁ…んぁっ、す、昴さんぅっ…んうぅんっ」
息遣いも荒くなり、お互い限界が近いのが感じられた。
うだる意識の中、ぼくの上で身悶える昴さんを眺めていると、
『めちゃくちゃにしたい』
という欲求が身体の奥底から込み上げてきて、ぼくを奮い立たせる。
このまま…昴さんの手で達するぐらいなら、いっそ…!!
「あぁぁ!もぅダメッ!!」
ぼくの中で何かが切れた。
昴さんの手から自分のモノを奪い返し、
もう片方の手で腰を引き寄せそのまま一気に膣へと押し入る。
「あうぅぅっ!!しっ、新次郎っ!?はっ、あぁっ…はぅんんんっ!」
とろとろにぬかるんでいたそこは
何の抵抗もなくぼくを受け入れ、熱い肉壁で締め付けてくる。
「昴さんの中でイキたい…!!」
押し倒されていた身体を起こし、
昴さんの小さい身体を乱暴に抱き寄せ、
繋がったまま、今度はぼくが上になるように体位を変える。
「はぁ…んぅ、あ…あぁ…」
「もぅ、止まれそうにないですから…。」
目元を潤ませる昴さんに心の準備もさせぬまま、
ぼくは思うように己の欲望を激しく打ち付けた。
「あぁぁんっ!しんっ、しんじろ… 、しんじろぉ…あぁ、あんっ!あぁんぅ…!!」
上から見下ろす昴さんはさっきとは違って見え、
乱れた姿がはかなげで、込み上げてきた欲求が疼いた。 <>
我慢比べ7<>sage<>2005/11/04(金) 02:37:02 ID:???<> 昴さんの肌を覆う邪魔なシャツを剥ぎ取り、自分のも脱ぎ捨てる。
甘く香り立つ柔らかな白い肌に吸い寄せられ、背を丸める。
「んん…はっ、あぁ…んぅ…」
所々に吸い付き、胸に紅く色付いた小さな突起へと舌を這わせ、
その先でちろりと舐めると、身体を震わせ昴さんが喘ぐ。
「ぁんっ、はっ…あぁ…」
そんなに感じるのならと、腰の動きを止める事なく
ゆっくりと深く突き上げ、薄い胸の肉を寄せては揉みしだき、
左右の突起へ交互にしゃぶりつく。
「んあぁっ!あぁっ、しっ、しんじろぅ…イヤぁっ…あっ、はあぁんっっ!」
口では嫌って言ってても身体の方は正直で、
昴さんの腰はぼくの動きに合わせ、快感を貪るように揺れていた。
「気持ちいいんでしょ本当は……ねっ?」
「バカ…、バカっ…」
聞くなって事なんだろうけど、
荒い呼吸でうっすら涙を浮かべ、
ぎゅっとシーツを掴むそんないじらしい姿じゃ、
凄味もなく可愛いだけでたまらない。
<>
我慢比べ8<>sage<>2005/11/04(金) 02:38:15 ID:???<> もぅ我慢も限界。
果てたい一心で、下半身へ意識を集中する。
溢れ出る愛液が、淫らな行為によって卑猥な水音を奏でる。
「んぅっ!あぁぁっ、あっ…イイっ…ぅ…あぁ、ふっ、あぅぅぅんっ!!」
覆いかぶさるぼくに揺さ振られながらも、
腕を伸ばし抱き寄ろうとする昴さんを力一杯抱き締める。
「しんじろぅ…しんじろぅ…んぅっ!」
「昴…さん…はぁっ、あっ…いっ、いかせて…下さいっ……!」
「はぁっ、はっ…ぁんっ、んんっ、あっ…あぁっ…あぁんんっ!」
昴さんの身体にも力が入り、外からも中からもぼくを
抱え込むようにぎゅうっと締めつけてくる。
「昴さんの中っ…はぁっ、あっ、すごくイイ……ふっ、んぅっっ!」
さっきの手の感触とは違い、血の通った肉壁は
心地いいほど温かく柔らかで、吸い付くようにぼくを扱く。
「僕も…ダメっ、もぅ…あっ、あぁ、しんじろぉっ…
はぁっ、はっ、んぅっ……あっぁっ…ぁぁぁあああっっ!!!」
昴さんの身体がビクンッと跳ね、ぼくを搾り上げるように膣が脈打つ。
「はっ、あぁっ!ぼくもっ…うっ、はぁっ、あぁぁっ…イクッ!!」
「はぁ、はぁ…あぁぁ…しんじろぅ…あっ、あぁ…んぅ…」
先に達し、力なく肩で息をする昴さんに、
ぼくの情欲の成れの果てを注ぎ込む。
「ごめんなさい、昴さん…」
「…いいよ、別に。」
胸の上で力尽き俯せるぼくの頭を、
昴さんが優しく撫でてくれる。
お互いを満たし、満たされ、ぼく達はしばらく動けなかった。
<>
我慢比べ9終<>sage<>2005/11/04(金) 02:39:16 ID:???<> 寝かしつけるように撫でられてるみたいで、
その気持ち良さにうとうとしていると、
昴さんの口から「さぁ、何をしてもらおうかな。」
といった言葉が飛び出す。
そうだ…、ぼく達は我慢比べなる淫らな勝負をしていたんだ。
「えっ?えっ?ぼっ、ぼくが負けですか?」
昴さんの胸から顔の方へと這い上がり疑問提議する。
「そうだよ。先に欲情に流されたのは君だからね。」
「でっ、でも、先にイッちゃったのは昴さん…」と、
言いかけた所でキッと睨まれる。
「見苦しいぞ、新次郎。…君には躾が必要だ。」
「わわわっ、判りました!ぼくの負け…です。…うぅ。」
いつもの凄味が戻ってて恐かった。
我慢出来なかった方の負けと言う、
曖昧な勝敗理由をちゃんと確認しなかったぼくにも落ち度はあり、
そんな事で今更昴さんとやり合っても敵うわけもなく…。
「いいんです、ぼくは。昴さんになら何されても…」と、
悲しい胸の内を呟く。
「…何か言ったかい?」
「いっ、いえ!何でもないですっ、あはは…」
なんだかもぅ、笑しかなかった。
「ところで、いつまで僕の上に居る気だい?」
「えっ?」
この体勢を指摘され初めて、未だ繋がったままな事に気付かされる。
意識するとぼくのそれはすでに硬くなりつつあった。
「えっ、えーと…あー、そのー…」
「ハッキリ言え。」
「まだしたい…です。…昴さんは?」
「ふふっ、…君次第だよ。」
昴さんの表情が艶めき、ぼく達は再び肌を絡め合う。
「今度は我慢比べ無しですからねっ。」
「…バカ」
END <>
我慢比べ書いた奴<>sage<>2005/11/04(金) 02:43:29 ID:???<> 以上、お粗末さまでした。
ここで昴たんのエロを補給させてもらってるので、
他の職人さんを待ちつつ、再び篭ります。では。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/04(金) 08:06:04 ID:???<> GJ!!!!
エロいな〜w
堪能させて頂きました。
話書く経験が少ないとは思えない。
ありがとう神!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/04(金) 12:38:39 ID:???<> 続きキテタ――――――!
計算高い昴萌えるよー(´д`)ハァハァ
どんなお願いしたんだ 激しく気になる
超GJ! <>
新×昴 大神×昴続き捏造書いてる人。<>sage<>2005/11/04(金) 20:34:17 ID:???<> >601さんエロス!
新×昴 大神×昴続き捏造書いてる人。です。
毎度切ないと言ってくれる方どうもありがとう!
創作の神様でも降りてこないかなーと思ってたら、自分に降りてきてたのは貧乏神でした。
サイフ落としてた…orz
Kから連絡あって見つかったらしいが取りに行く電車賃がねえよ!
明日取りに行ってくる。続きは落ち着いて書くのでちょっと待ってください。
毎日書く習慣つけたらもっと上手くなるのかなぁ…
地元で届け出してる時にヒマだったから書いた。
書いたはいいが何処に差し込んでいいやら困ったのでつけておきます。
大神との後の話。
個性のない無機質なホテルのシャワールームで体を乱暴に洗う。
脚の間を伝う生ぬるい感触に眉をしかめて舌打ちをした。
当たり障りはないが甘ったるいだけのソープのと混じった「それ」の臭いに吐き気をもよおして。
ここはアパートのバスルームのようにふとした拍子に鍵が勝手にはずれたりもしない。
寒くなると凍りつかないように処置をする必要もない。
そんな自分の城、彼と居るアパートではないのだと思うとなおさら。
世界の危機を救った男にキーを投げつけるようにして部屋から出ると、
フロントに向かうエレベーターの中でだらしなくずるずると座りこんだ。
両手を額の前で組み合わせて呟く。
「…しん…じろ…う…」
自分を母親に紹介した後、安心させるように自分の肩にまわされた腕を思い出して。
何故だろう
涙がこぼれた。
お粗末さまでした。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/04(金) 21:32:22 ID:???<> >601 GJ!!!!
エロ昴タンテラモエス!!!
昴エロカワイイよ昴
>601の再降臨まってるよ!
>604もGJ!!
>604の昴は思わず抱きしめたくなるよ
財布見つかってよかったなww
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/04(金) 22:16:44 ID:???<> 昴タンを抱き締めてその首筋に舌を滑らせたい(*´д`)ハァハァ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/05(土) 01:45:08 ID:???<> ならば俺は耳の後ろを舐めさせて頂く ハァハァ(*´Д`) <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/05(土) 03:53:58 ID:???<> じゃあ俺はうなじをいただく ハァハァ(*´д`) <>
ラチェット×昴書いてる人<>sage<>2005/11/05(土) 04:30:57 ID:???<> 既にスレを跨ぎ越してて、今更臭漂ってますが
ラチェット×昴の続きが出来たので投下に来ました。
滅多に文章書かないんで、えっらい時間掛かった。
…で、すいません実はまだ終わってません。
そして今回もまだエロありませんorz
一応注意書き。
昴ヒロイン(新次郎×昴)前提
昴たんは成長停止した女の子
大河と恋愛し始めて停止した成長が再開した模様
続きではあるものの、前回読んでなくても多分平気
欧州星組解散〜活動写真までの経緯は
参考になる資料が見付からなかったので
推測で捏造してます。
つーか、昴たん、欧州星組解散以降、どこで何してたんだ…
以上、桶な方のみドゾー <>
ラチェット×昴<>sage<>2005/11/05(土) 04:32:33 ID:???<> 肉体の成長……老化と、霊力の低下の因果関係は、はっきりとした結果としては
示されていないが、以前から懸念されていた。
それを裏付ける一端として、肉体的な成長がほぼ停止している九条昴は、
ラチェット・アルタイルとほぼ同じ年齢を、
霊子甲冑搭乗時間を重ねているにも関わらず、
未だその霊力が尽きる気配は微塵もなかった。
華撃団の一員として、霊子甲冑に搭乗し戦い続けること……、
その事についてのみ言えば、昴にとって、この成長が停止した肉体は、
むしろ都合が良かった。
ステージでも、日常生活でも、さしたる不都合はない。
ただひとつ、昴がこの成長を止めた肉体を疎ましく思うことがあるとすれば、
……この中途な肉体に興味を示す人間が、事の外多かったことだ。
女性とも男性ともつかない容姿のせいか、昴に特別な興味を示す人間は、
男女・年齢の区別なく問わず存在した。
この紐育ではただでさえ人目をひく東洋的な容姿と、
一見すると子供に見えるにも関わらず、成熟した精神を持つ昴は、
アンバランスな色香をまとっている。
紐育の地に咲いた東洋の神秘の花。その花を手に入れようと、
財力や権力に物言わせる連中も少なからずいた。
しかし、それらは全て、昴自身の力と、サニーサイドや賢人機関の力によって
阻まれ、昴に触れることが出来た者は一人もいなかった。
そう。自分に興味を抱き、触れようとする者を拒む事など、昴には簡単なことなのだ。
なのに、この手を拒めないのは何故だろう。 <>
ラチェット×昴<>sage<>2005/11/05(土) 04:34:20 ID:???<> 欧州星組解散以降、昴とラチェットは一度も会ったことがなかった。
ラチェットと再開したのは、彼女が秘密裏に、
帝都東京へ旅立とうとしていた、その夜だった。
今思えば、彼女はあの時、サニーサイドに会いに来ていたのだ。
いずれ組織される、紐育華撃団星組結成の為に……、
挫折を味わった彼女が再び、輝く星になる下準備をする為に。
昴はその頃から、今現在も住んでいるホテルに起居していた。
そのホテルのラウンジ。当時、まだ紐育の舞台には立っておらず、
華撃団の施設も満足に整っていなかった為、暇を持て余した昴はよく、
そこでサニーサイドから借り受けた、膨大な量の本と資料に目を通していた。
「……昴……?」
大人びた女性の声が、昴を呼んだ。
自分の名前を知っていて、呼び掛ける女性の存在に心当たりはない。
昴は訝しげに顔を上げた。その先には、金の光をまとったような…、
否、華やかな金髪と輝くような美貌に彩られた女性がいた。それがラチェットだった。
数年の時を経て、少女は成熟した女性に成長していた。
しかしその特徴は変わっていない。
彼女のように人目を惹く存在が、そうそういる訳がない。
「ラチェットか。……久し振りだね」
ラチェットも、昴が昴だとすぐにわかったのだろう。
しかし彼女の瞳は、それ故に驚きに満ちていた。
当たり前だ。昴は数年前に見た時と、全く変わらぬ容姿なのだから。 <>
ラチェット×昴<>sage<>2005/11/05(土) 04:35:30 ID:???<> その為か、彼女は、昴から幾分離れた場所で立ち尽していた。
昴はそっと立ち上がり、彼女の傍まで歩み寄る。
……昔は殆ど変わらなかった、いや、幾分昴の方が高かった身長が、
見事に逆転されていた。
彼女と目線を合わせる為に、昴は顔を上げなければならない。
聡明な彼女は、その事を口にすることが、昴にとって不愉快であることを
言わずともさとったらしい。
すぐに顔から驚きを消し、その事については触れずに、笑顔を作る。
「驚いたわ、貴方にここで会うなんて。
……貴方も、いずれここ紐育で組織される華撃団の一員になるのね」
「そうらしいね。まだ、アイゼンクライトもないくらいだし、実感が伴わないが」
「また、貴方と共に戦えるのね。嬉しいわ」
成長しても、一目でラチェットだと解る、変わらぬ美貌。
そして一見、やわらかく微笑んでいる。
しかしその瞳に、昔はなかった何か暗いものを感じた気がして、
昴は反射的に見を固くした。
その時だった。ラチェットは昴をきつく抱き締め、口づけた。
キスくらいなら、欧州星組の頃に何度もした。
親をなくした子猫が、身を寄せ合って舐め合うような
罪のない、性愛の情を伴わないキスなら。
しかし今回のそれは昔とは違った。
「昴。私はこれから帝都東京へ行くわ。全てを手に入れる為に」
「ラチェット、君は」
「私はもう昔の私には戻れない」
唇は離れたが、きつく抱き締められたまま。
そのまま、ラチェットは昴の耳元で囁いた。
「昴、貴方が大好きよ。貴方はこのままでいてね。私が大好きだった昴のままでいて」
どれくらいの時間が経ったのだろう。
ヒールの音を立て、ラチェットが立ち去り、昴は一人、ラウンジに立ち尽していた。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/05(土) 08:51:16 ID:???<> ら ラチェ昴――――――(´д`)―――――!!
待ってた!待ってたよ!
GJ!乙!
今後の展開がすげー気になるー
がんばってください 続き楽しみにしてる! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/05(土) 10:08:06 ID:???<> >>609
GJ!
前回のヤツ見たいよー!
ここって保管庫ないの? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/05(土) 16:44:32 ID:???<> ラチェ昴キタキタキタ――――――(・∀・)―――――!!
もう超待ってたよ!百合(;´Д`)ハァハァ
続き激しく期待してるよ
>>614
ヒント、にくちゃんねる <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/05(土) 23:43:23 ID:???<> ラチェ昴待ってた!嬉しくて何度も読み返したよ。
ラチェットを見上げる昴にハァハァ
触発されてラチェ昴描いてみた。
ラフにざっと色を塗った程度だけど。パスはaltair。
ttp://www.uploda.org/file/uporg230985.jpg.html <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/06(日) 00:46:20 ID:???<> >>616
うっひょ――― 超GJ!
なんか禁断の香りだ。テラモエス(;´д`)ハァハァ
<>
ラチェット×昴書いてる人<>sage<>2005/11/06(日) 01:54:42 ID:???<> 物凄く間が開いたんで、正直どう思われるか不安だったんだが
感想くれた方ありがとう。
オチは決まってるんだけど、そこまでの道で迷走中で
また時間掛かるかもしれないけど頑張るよ。
>>616
まさか絵師さんに描いて貰えるとは…!
超GJ。海老で鯛を釣ってしまった気分です。
昴たんの頬に添えられたラチェの手と
舌がエロくていい。
素晴らしいものを有難う。いい夢見られそうです。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/06(日) 01:55:41 ID:???<> >>616GJ!!!
保存させてもらったよ!ありがとう!
>>616の絵エロ可愛くてスゲー好きだ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/06(日) 01:59:29 ID:???<> >616
GJ!!
絵も綺麗だが、色使いも綺麗で大好きだ!
昴が下なのもエロさ倍増だな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/06(日) 10:17:40 ID:???<> >616
エロスエロス!
綺麗です
ラチェ昴っていいな
お互いのことをよく分かってて、干渉しすぎることもなく離れすぎることもなく
いい距離を保って付き合ってる
でも秘めた思いは熱い…って感じ <>
新×昴 大神×昴続き捏造書いてる人。<>sage<>2005/11/06(日) 23:33:45 ID:???<> >618さんラチェットがカッコイイ!ラチェ昴か〜いいなー!
>616さん貴方の絵好きです!!
艶っぽいというか、色気があって羨ましい!
新×昴 大神×昴続き捏造ラストまでいきました!
小説書きさん、ほんとすごいね…頑張ってみたけど自分じゃとても…
相変わらず昴がありえんくらいオトメ。
最後、エピローグまで一気にいきます。
エロがとてつもなくヌルいので期待はしないが吉です。
誤字脱字用法ミスあったらすみません! <>
新×昴 大神×昴続き捏造09<>sage<>2005/11/06(日) 23:34:53 ID:???<> 目を閉じて、その時を待った。どうせ真っ直ぐに顔を見ることなどできないのだから。
何度か聞きたくないというように背中を擦る手が止まることもあったが、最後まで聞いてくれた。
人を罵ったりすることが嫌いな彼に、自分を拒む言葉を吐かせるのが怖くて。
言わせてしまうことになる自分を嫌悪して身を竦ませたが聞こえたのは震える声。
「…ごめんなさい…っ…ちょっと、今、混乱してて…顔見せられません…」
絞るように呟かれ、背中を抱く腕に力が籠った。
焦りを含んだ震える声にやはり言わなければ良かったかと後悔する。
「嘘…ですよね?また僕をからかって…遊んでるんですよね?叔父が…そんな…」
まずは思った通りの答え。無条件に身内を庇うのは血縁の当然の反応で。
もう一度、確認するように「…本当なんですか?」と聞かれたので
「…昴は人を貶めるような嘘をつかない」と返した。
信じて欲しい。
「…そう…でよね…でも…そんな…」
これ以上彼の反応を見るのが怖くて、
「だから、不義理で傷物の昴は君のものになる資格がない…」
と最後のように告げ、拒まれる前に自力で腕から抜け出そうと身じろぎすると、
さらに腕の中にすっぽりと包まれてしまった。
突き放されなくてほっとしたが、頭の上に顎がくるような状態で表情が見えない。
彼の早い鼓動がいやに大きく響く、長い沈黙。このままどこかへ消えてしまいたかった。
腰に巻き付いている右手に力を込めたらしくぎりぎりと音がするので気配を探ると
背中のほうで彼が堪えるように拳を握ったのがわかった。
彼は、怒っているのだろう…。
爪はいつも短めに切り揃えてやっているので、食い込む程度で皮膚を破ってしまうことはないだろうが、
自分のために彼の身体の何処であろうと、少しも傷つくことなどあってはならない。 <>
新×昴 大神×昴続き捏造10<>sage<>2005/11/06(日) 23:36:05 ID:???<> 無理な体勢だが、何とか背中に腕をまわして、そっと右手の親指を撫で、手を添えた。
しばらくそうしていると、ゆっくりと指をほどかれ、ようやく身体が離される。
眉間に皺を刻んで自分を見る瞳。そのまま顔を隠すように昴の鎖骨に額を当ててきつく目を閉じて。
「怖い思いをさせて…」…ごめんなさい。最後の呟きは殆ど消え入りそうなほどで。
縋るように肩に置かれた手は、小刻みに震えていた。
「新次郎…」
何でもいい、言葉を紡ごうとすると。歯を食いしばっていた彼が口を開いた。
「ここが…紐育でよかった…と思って…その、今、日本に居たら叔父を…どうしていたかわかりません…」
紐育から日本まで、物理的に離れすぎている。向こうに殴り込むこともできはしない。と。
操立てもできない自分を責めるどころか、自分の責であるかのように何度も謝り続ける。
「だからもう二度と死ねばよかったなんて言わないでください…」
絞り出すような声で告げられて。
…そうだった、彼はこんな風な自殺や自己犠牲を何より嫌ったのだ。
先ほどとかわって、どちらが宥めているのかわからないような状況に不思議な気持ちになって
彼の頭を何度も撫でた。
「新次郎…昴は、君を愛している。それだけは誓って真実だよ」
口に出さなくても伝わると、普段はあまり言わない言葉を、歯の裏で溶かすようにささやかに伝えた。
頬を挟まれて上向かされると口接けられて。
これが都合のいい夢であったなら、このまま、醒めなければいいと思った。
薄く口唇を開いて、彼の舌を受け入れて。
「新次郎。昴を、洗って欲しい…」
息を継ぐ合間に。強請った。 <>
新×昴 大神×昴続き捏造11<>sage<>2005/11/06(日) 23:36:46 ID:???<> 抱きかかえてもらって、湯船に入って。二人で入るには少々狭いので、背後から抱かれるようにして彼の腿の上に座った。
適度に湯が溜まるまで何度も何度も口接けを交わして。
はじめに、犯された経緯を話した。
「…君が部屋で呼んでいるから…って…」
…君が僕を迎えに来ないはずがないのにねと、ため息をついた。
長い沈黙。
「ッ…一緒に居ればよかった…」と昴のうなじに額をあてて感情なく呟かれて。
髪を鼻先でかき分けて、つ…と暖かな舌がうなじに落とされて、噛むように強く吸われた。
「は…ぁッ…」
先刻から背中に落ちては伝う雫が、湯ではなく涙だと気づいていたが黙っておくことにした。
「すまない…昴が迂闊だった…」
振り返ろうとしたが、肩を抑えられていて、自分を包む腕にそっと、指を重ねる。
「…どこに、触られました?」
不快な感覚ばかりで思いだしたくはなかったが、素直に伝えることが、
昴の身体を清めようとしてくれている彼に応えることだと思った。
何より、彼に触って欲しかった。
<>
新×昴 大神×昴続き捏造12<>sage<>2005/11/06(日) 23:37:15 ID:???<> 「髪に触られた」と言えば、こめかみに口接けて何度も、何度も頭を撫でて髪を梳いてくれた。
「抱きしめられた…」と呟くと、今よりももっと引き寄せるように腕の檻が狭まった。
「耳元で嫌なことも言われた…」と思い出して彼の手をぎゅっと握れば、
耳の後ろに口唇を当ててその気配を削ぐように何度も擦ってくれた。
「痣にも、触った…感じなかったけど」と言うと。
身を屈めて口唇で痣に触れ、音を立てて舐めては吸い上げ、肩甲骨をきつ目に噛んだ。
「はッ…あぁ!んッ」
捩れないかわりに前屈みのようになる体をぐっと引き寄せられて。
「手を掴まれて、痛かった…」と伝えれば、ふた回りは違う繊細な指で手のひらを包まれて。
湯の中で指1本1本の汚れを落とすように撫で擦ってくれる。
その間に、首をのばして彼の眦に残った涙の残滓をそっと舐めとった。
湯から手を出されて、「もう終わりか」と少し残念に思うと、手首をそっと掴んで手を更に上に上げられる。
何だろう、と訝しく思った瞬間。指の1本1本、爪のひとつひとつに口接けられた。
目を丸くして見ていると、纏めた指先や手の甲へも追って口唇を当てる。
最後に手の平に音をたてて口接けを。両方の手に念入りに触れたあと、
「ね、指、綺麗になりましたよ…」
最初から持ってきていたらしい、先ほどケースにしまった昴の指環を取り出して。
そっと、左の薬指に嵌めてくれた。
また身につけてもよいのだと、うれしくて、薬指に口唇を寄せた。
どうしても、言わなければならなかったから。指環にさわって自分を勇気づける。
後ろめたさを振り切るように、「淫売のようなこともした…キスを…したよ」と呟けば、
彼が息を呑んだのがわかった。しばらくの沈黙のあと、右手が湯を掬って、唇をやさしく拭われた。
二度目に湯が運ばれた時に、口唇にふれた指を甘噛みする。
そっと口のなかに差し入れられた人差し指を音をたてて舐めた。彼の性器にするように。
確かめるように口内で転がして、爪の形に沿ってゆっくりと辿る。
口の端から唾液がこぼれて吸い上げるたびに淫らな水音を立てたが、構わずにそのまま中指も口に含んだ。 <>
新×昴 大神×昴続き捏造13<>sage<>2005/11/06(日) 23:38:12 ID:???<> 「…ほかには、何処を…?」と彼が聞く。
口の中の指を引き抜かれそうになって、引き留めるように噛んでしまった。
指を口に含んだまま、腰のあたりにあった彼の左手の上に自分の左手を重ねてそっと胸に導く。
指環が触れ合って、かちり、と乾いた音を立てる。
暖まったせいで目立つようになった胸元の口接けの華を二人でそっと撫でた。
「…んんッ…」
自分の手の下にある彼の指が胸の飾りに触れて。
爪の先が擦っただけなのに次の刺激を求めて浅ましく立ち上がり震えるのがわかる。
サジータやラチェットと違い起伏のない胸。
恥じた時もあったが、彼は笑って念入りに愛撫してくれた。
最近少しずつ成長はしているらしく、肉を寄せれば存在は確認できる。
…鼓動を確かめさせるように左胸の上に。
「…昴さん、きれい…」
その声を聞いて。
促すようにそっと手に力を込めると手のひら全体で揉みしだきながら指の間で突起を潰すように虐められた。
「ッは!…ぁ…ん」
口に含んでいた指すら忘れて声をあげてしまった。彼の親指がそっと、口元の唾液を拭う。
身体を縮めて刺激をやり過ごそうとしたが、丸まっていく背中を正させるように
両脇から腕が差し込まれて、胸への愛撫が再開される。
「あぅ、ん…あ…ッあ!」
先ほどの口淫は声を殺すための手段だったかのように、はしたない声が、溢れて止まらなかった。
場所のせいでいつもより大きくなる声に、空いた手で口元を覆うようにして堪えようとすると、
「ダメですよ…ちゃんと声、出してください…」
と吐息に乗せて脳に流し込まれた。
「ふぁ、あ・・・んぅ」
捏ねまわされて、撫でられて。
実のように色を持った小さな突起を爪で引っ掻くように擦って、そのまま押すように潰されると、
「ぁ…ッ…ぁあ!」
縋るように指を添えていた彼の腕を引っ掻いてしまった。
<>
新×昴 大神×昴続き捏造14<>sage<>2005/11/06(日) 23:59:37 ID:???<> ミミズ腫れになるかもしれない。と心配したが、「大丈夫ですよ」と嬉しそうにしている。
「は、んん…あ、ふ…」
宥めるように脇腹を撫でていた手が小さな臍を軽く辿ると鼻にかかった声が漏れる。
そのままそっと内股を滑る指の、触れるか触れないかの刺激に震えが走った。
大きく脚を開かされて、中心を指でそっと広げられると、
湯の中でなければ、滴るほどであったろうそこから、陰核を探し出して、撫で上げて。
「あ、あぁ…!」
僕の、体格に見合った大きさの子供のもののようなそこは、ゆれる水の刺激にもこらえきれず、ひく、と震える。
何度か周囲を捏ねるようにして慣らしたあと、そっと指を入れられて。
「ッ…んん…ぅ!」
つま先に力を入れて堪えて、強い刺激に眩みそうになっていると、2本目と3本目は
そう時間を置かずに差し入れられた。
「ふぁ、あ…んぅ」
脚を閉じないように抑えられながら何度もかき回されて、息苦しくなり、空気を求めて息を荒げた。
「ッ…ぁ…ん…ぁぁあッ!」
腰から力が抜けてしまい、ぐったりと身体を預けるように凭れかかる。
触れ合う肌の熱さも心地いいが、今は薄い皮膚の一枚すら邪魔だった。
背中に当たる彼の昂りは熱さを増して。焦れったそうに腰を揺らす。
「…ごめん…辛かった?」と聞けば正直に「…はい」との返事が返ってきて。
彼も、自分が欲しかったのだと思うと、知らず柔らかな笑みがこぼれる。
<>
新×昴 大神×昴続き捏造15<>sage<>2005/11/07(月) 00:00:38 ID:???<> 「…し…んじろ…きて…」
後ろから入り口を探して宛てがわれて。
「…いいですか?」
いつも自分に入る前に確認する言葉を聞くのも焦れったく、彼自身にそっと手を添えると
蜜を溢れさせる自分の中へ進んで腰を進めた。
「ひあ、く、ぅん…っ!」
最初の衝撃は、何度身体を交わしても慣れない。
無遠慮に押し広げて入ってくる、蕩けた内部を熱をもった塊に擦られる触感。
呼吸が整うまで動かずに、そこかしこに口接けてもらって。
一緒に入って来てしまう湯に思わず、「は…あつ…い…」と呟くと、
言葉にあわせて、突き上げが始まった。
痺れるような刺激に喉を逸らせば。噛みつくように口唇を当てられて。
「ひ…ぁ…ん!ッふ…」
もう、声は殺さなかった。聞いて欲しかったから。
君に抱かれてうれしい、と、こんなにはしたない声も出てしまうのだ、と知ってほしかったから。
「くッ…!はッ…あぁん!んッ」
繰り返されるあまりの刺激に、いやいやをするように頭を振ると、濡れた顔に散った髪が張り付いた。
「あぁ…し…んじろ…」
喉を逸らせて強請るように彼の方に振り向くと、髪を払い除けもせずに深く口接けられた。 <>
新×昴 大神×昴続き捏造16<>sage<>2005/11/07(月) 00:01:15 ID:???<> 彼ももう余裕がないのだ…と気づくと、突き上げられる衝撃にあわせて
もっと深く、もっと奥へと導くように腰を揺らめかせた。
いつだったか、「昴さん…なか、あつい。火傷…しそうで…」とうわごとのように
呟かれたことがあったが、そんな風に彼を包めているなら嬉しいと、そう思った。
「は…ぁ…ん!ッふ…」
薄い腹を撫でて、彼が中に居るのを確かめていると、手を重ねられて、ぎゅっと握りしめられた。
「あっ…ふ、ぅあ…あ!ああ!」
掠れた嬌声が意味を成さない悲鳴のようになって浴室を満たしていく。
「…ッく」
眉根に皺を刻んだ彼が低く声を漏らして、腰を掴む手の力が強まる。
ぐっと押し付けるように強く、引きつけられて、
「ぅあっ、んう…あ、ああぁっ…!」
思いの証、熱い滾を受け止める。
瞼の裏で光がはじけるのを感じて、意識を手放した。
<>
新×昴 大神×昴続き捏造17<>sage<>2005/11/07(月) 00:01:54 ID:???<> 気づくと、ベッドの上で。彼が自分を包んで眠っている。
冬も近づいた窓越しの朝の光を受けた安らかな寝顔。それだけを見ればまだ幼いところも残っているのに。
この身体のどこに、昨晩自分を抱いたような熱情を隠し持っているのだろう…
…そんな所も、惹かれる理由のひとつなのだけれど。
柔らかな光を纏った指環をそっとなぞる。
彼の給料に見合った決して高級ではない指環。
ささやかな月の光の結晶のようなそれを、はじめてつけて貰った日を思い出した。
朝日の中で受け取ったそれは、幻で、陽の光に負けて消えてしまうのではないかと、
事あるごとにこそこそと指先を確認したのだ。
あるべきところに収まった今、輝きを静かに増したように見える。
自分が目覚めた気配に気づいたのか彼が身じろぎをする。
今日は休みなのでまだ寝かせてやりたい。
背中に手をまわしてそっと撫でると、再びゆっくりと目を閉じた。
<>
新×昴 大神×昴続き捏造 エピローグ<>sage<>2005/11/07(月) 00:04:28 ID:???<> 今回の旅で使った荷物を片付ける。
蓋がなかなか開かずに困ったトランクの、荷物の隙間から、あのタイピンが出てきた。
何事もマメな彼がこんなところに乱暴にしまうなど考えられない。
もともとが柔らかい銀の細工だったのが災いして、蝶の羽根は歪んでしまっていた。
寄り添うように輝いていた小さな石もなくなってしまっている。
どうにかして二人で不格好ながら羽根を直して、また新しい石をつけてやろうと思い、
絹布で包んで置いておいたのに。
年末の慌ただしさの中忘れてしまった小さな蝶は、ある日、見あたらなくなった。
年明けに不思議な話もあるものだ、とダイアナに話すと、
「そのコはきっと役目が終わったんですよ…自ら姿を消したんだと思います。」
と穏やかに微笑んだ。
ああ、やっぱり「君」は昴だったんだ。
彼の元を去ろうとしていた昴の替わりに、そっとどこかへ身を隠したのか。
何の礼もできなかった。
せめて似た形のものでもあればよかったのだが、問い合わせてもらっても
個人作家の手作りで、もう同じものは扱っていない。との返事だった。
探してくれた巴里の達娘に礼を言って通信を終えシアターを後にする。
見上げれば、陽もおちかかった紫の空が広がって。
吐息にのせて、冷たい空気に含ませるように呟いた。
「「君」の分まで彼の側に居るよ。ありがとう…」
休日の午後、開け放した窓からの風も心地よくて、街の様々な匂いを運んでくる。
ベランダで洗濯物と格闘しているであろう彼ももうじき戻ってくるだろう。
自分たちにはまだまだ、問題が山積みで。それには折り合いをつけていこうと思う。
そう長くはないが、時間もある。
ポットを慣らしながら、お茶の準備をして彼を待つ。
そうだ、貴方にも聞いて欲しいな。
未来の話をしようと思うんだ…
end.
<>
新×昴 大神×昴続き捏造書いた人<>sage<>2005/11/07(月) 00:05:49 ID:???<> さて例えば、こんなハッピーエンドなんかはいかがでしょう。と。
エロ描写が実用性なくてすみません。新次郎は若造ゆえテクを愛情の深さとマメさとでカバーしてるんだと思います。
中身が結構女性向けだったような気がします。男性にも楽しんでいただけたらよいな。
はじめて書いた拙作を読んでくださった方、反応をくれた方、
本当にありがとうです。
気に入ってくれた方、本当に嬉しいです。
バッドエンド好きの方、ひっくり返してすみません。
もとのお話が土台にあったからこそ出来た暴挙なのですが。
勢いで人のふんどしを奪い取って相撲をとってしまったので今度からは気をつけます。
大神×昴の中の人。ごめんなさい&ありがとうございました。こんな結末でした。
結局帝都の人々を出せなくてごめんなさい。帝都でただれた関係を築いててください。
このへんの解決を望んでた人はごめんなさい。
星組全員名前出す目標もあったのにジェミニが入ってなかった…反省。
ちょっとだけ目覚めたので今度は完全にオリジナルになるように文を書いてみたいな、
とも思えました。またどこかでお目にかかれたら。
文章書いて自分の引き出しの浅さ、狭さを思い知った。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/07(月) 00:13:55 ID:???<> >>633
超GJ!!!!!!
ちょ、本当に初めて書いたとは思えない神作品だったよ!!!
すっかり物語の中に引き込まれてしまった
新次郎は包容力あるし昴はエロ可愛いし
タイピンの複線に驚いたしラストは感動の嵐だ!
ハッピーエンド大好きだ!スゲー良かったよ!ありがとう!!
次の作品も楽しみに待ってるよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/07(月) 00:40:11 ID:???<> >>633
エロはあったかくてえろくて充分過ぎるほど良かったよ。
新次郎のひとつひとつの仕草が優しくて良いし、昴の反応も切な可愛い。そそる!
おじさんハァハァしながら読んだんで自信もって下さいな。
とりあえずお疲れ様でした。
大神×昴の方も、続きの方も超GJだったよ!
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/07(月) 00:48:21 ID:???<> >>633
超GJ!乙!すげえよ、初めてなのにすげえ!!
感動した!
貴方エロ描写も情景描写も巧すぎですよ!
次回も期待、超期待!
夢のコラボレーションにGJの嵐を送りたい気分だ!
大神昴の人も、ハッピーエンドの新昴神もまじでお疲れさま! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/07(月) 01:10:22 ID:???<> >>633
超GJ!そして乙です!そのタイピンを無駄に探してしまいそうになるくらい引き込まれたよ!
そして初めてとは思えない!本当にGJとしかいえない俺を躾けてくれ・・・!
次回作もあれば期待してます!
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/07(月) 02:31:20 ID:???<> 乙でした!
なんか心があったかくなったよ…GJ!!
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/07(月) 13:32:29 ID:???<> 超GJ!!
すっげーいいもん見させてもらった。
描写とか小物の使い方とか超神棚。
昴が切なくてドキドキしたよ。
この話の流れで初めて物語見たいなぁ・・・。 <>
633<>sage<>2005/11/08(火) 02:36:32 ID:???<> 633です。
読んでくださって本当にありがとうございます!
男性女性でくくりわけようとしたわけではないので申し訳ないです。
本当に不安だったもので…
>>592さん、アドバイスどうもありがとうございました!お礼が遅くなりました!
テンパっててアドバイス活かせてなくて恥ずかしいです。
>639さん、
自分もそれ書いてみたいです。
昴視点独白中心で書いたの、ってことですよね?
細かいエピソードが降りてきたらチャレンジしてみます。
忘れた頃にお目にかかれたら。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/08(火) 15:53:36 ID:???<> >>640
大神×昴書いた者です。
いやいや、
あんな希望もないダーク話をここまで昇華させて
くれてこちらこそありがとうと言いたい。
お疲れ様でした。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/08(火) 18:55:02 ID:???<> 今までに出た小説でたレスをまとめてみた。
タイトルは名前欄or作者さんが付けたタイトルにしました。
名無しさん@ピンキー だけの場合、適当にカプorシチュ表示にしています。
()はこっちでつけた補足です。
まとめ方がものすごくいい加減なんで、
何か欠落とか意味が違うとか不備とかあったら適当に直してください。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/08(火) 18:55:51 ID:???<> ◇◆◇◆ サクラ大戦Vの九条昴たん萌えスレ ◇◆◇◆
■ 新昴 ◆vYKkbqiMvU
135-139 733-737
■ リカ×昴
199-204
■ 新昴(SS)
325
■ ダーク昴&ダーク大河×女昴
365-368 469-474
■ 新次郎×昴ED
395-398 450-152 597-601
■ 昂片思い
482-487
■ ラブーン新昂
528-530 538-539 613-617
■ 624つがすば
637-649
■ 大河ママ
745-750
■ 触手×昴
788-790 824-827
■ エロい人
798-801
87-90 346-353(2スレ目)
■ ネクタイガ−
811-816
■ ダイアナ先生小ネタ
842-843
■ 選択直前
871-874
■ それぞれの思いin 巴里
902-913
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/08(火) 19:00:01 ID:???<>
◇◆◇◆ サクラ大戦Vの九条昴たん萌えスレ 2 ◇◆◇◆
■ 昴×サニー調教
75
■ アナル65(サニ昴)
98-104
■ 風呂
118-121 193-196 372-381
menthol
652-654 734-737
162・180-187 (3スレ目)
■ サニーサイド×♀昴&新次郎
134-137 160-170 174-176
■ 悪魔と小悪魔
146-150 222-226
■ 新×昴(バレンタイン話)
210-217
166-169 (3スレ目)
■ プチミント×昴
235-239 281-285 339-341
■ 巴里の聖女
262-265 322-325 388-393
■ サニー×昴(人形昴)
292-295 359-360 407-410 466-469 529-531 723-724 769-771 829-831
55-57 90-91 214-215 313-315 438-444 (3スレ目)
■ エロい人
ダイアナ先生のイケナイアドバイス〜貧乳物語〜
504・517
(フェラ)
864-866
■ 大河×昴
515-516・519
■ 梅干ネタ
549・550
■【ナイトメア氏】
新×昴(緊縛)
585・588・638・688-690
サバト
798-801 823-824
(産卵)
847-851
<>
名無しさん@ピンキー<><>2005/11/08(火) 19:00:59 ID:55GbWbaz<>
■ 昴(ローター)
595・614・629・
■ 禁断の放課後
600-604
417-424 (3スレ目)
161-167 250-257 332-346(4スレ目)
■ 慰撫
716-717 758-760
■ ウォルター×昴
751
■ ワンピ昴とプチミント
787-791
■ 新×昴
883-885 891-892
30-32 47-50(3スレ目)
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/08(火) 19:01:41 ID:???<>
◇◆◇◆ サクラ大戦Vの九条昴たん萌えスレ 3 ◇◆◇◆
■ ラチェット×昴(※未完中)
38-41
610-612 (4スレ目)
■【ナイトメア氏】
(新×昴)
79-82
(調教)
149・192・324-325・333-334
(ジェミニン)
466-497
■ 蝶々開花
105-110 122-124 174-175 296-298 306-308
■ 三十六計、逃げるにしかず…
130-141
■ 昴野外露出
225-227
■ サニー×ふたなり昴
249-252 272-273
■ 新次郎×昴(修道女昴)
262-264 477-479
■ ドッチモ★レボリューション(ドッチモ→昴)
338-342 354-356 390-394 406-409
ドッチモ脳内妄想
454-458
■ 【瑠華氏】
(新×昴)
364-369
■ 新次郎×昴(看病ネタ)
504-507
67-72 (4スレ目)
■ アマリージュ(※未完中)
516-520 529-533 593-596
■ サニー×昴 パラレル
578-581 603-607 615-618 634-638
■ ダイアナ×昴
652-654 662-664 667-679
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/08(火) 19:03:22 ID:???<>
◇◆◇◆ サクラ大戦Vの九条昴たん萌えスレ 4 ◇◆◇◆
■ private stage
19-24
■ 【ナイトメア氏】
41・43
■ (新×昴)
52・62
■ 新昴
106-110
■ 昴自慰話
126-127 142-145
■ くじゃく
180-183 190-192
■ Pollination(温室サニ昴 ※未完中)
222-223
■ 欲求
236-240 298-302
■(蜂蜜プレイ)
273
■ サニ×昴
360-364 370-374
■ 新昴凌辱
381-383 393-395 467-471 493-497 503-507
■ (新昴青姦)
425
再戦・真剣勝負
529-530
■ 大神×昴
439-444 454-458 480-485 520-523 537-540 604
新×昴 大神×昴続き捏造
553・566-567 586-589 623-632
■ 我慢比べ
577-580 596-600
ageちまってスマソ。
チェック入れ忘れた。
それに付けてもすごい作品の数だ。
これからもどんどん増えて欲しい。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/08(火) 22:20:33 ID:???<> 乙!
タイトルだけで内容思い出せるものも多いよ。
スゲー、バラエティに富んだスレだな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/08(火) 22:32:58 ID:???<> 集計乙!
すげえなww どんだけこのスレには神がいるんだ
神の庭に相応しいな。
俺の作品もリストアップしてくれてありがとうww
んで、まとめてくれた時に悪いが、
少しだけ要望があったのと、俺の妄想が止まらなかったのもあって、
新昴凌辱の続きをコソーリ書き連ねてきた。
今更だが投下してもよいだろうか? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/08(火) 23:07:01 ID:???<> 待ってた!超待ってた!
是非投下してクレ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/08(火) 23:46:30 ID:???<> >>649
お帰り俺の神!
続きワクテカしながら待ってたよ!!
投下超希望
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/09(水) 00:38:02 ID:???<> ありがとう。
では投下するなw
内容は>>381‐507にある新昴凌辱のその後の話。
本当に続きみたいになってるので、話読んでない人にはわからない上に、
溢れる妄想に任せて書いたので相変わらずだらだらな内容になってるが。
前の話読んでない人スマソ。
楽しんでもらえたら幸い。
では、失礼して。とりあえず最初の方だけ。 <>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/09(水) 00:42:15 ID:???<> 何を言ってるかは、わからない。
ただ漠然と、呼ばれている気はする。
手を延ばすと、柔らかくて、暖かい感覚に包まれる。
また何かを言われる。
その度に、すごく苦しくなる。
苦しくて、切なくなる。
切なくて、思い切りその名を叫ぶ。
――――その名……?
「…………」
いつもそこで僕の瞳は、現実を映すレンズに変わってしまう。
眩しい白色の煌めきが、カーテンの隙間からチラチラ差し込んで、朝の訪れを知らせてる。
前は、それだけで善い事がありそうな気がして、ウキウキしていたのだけど。
最近は、違う。
悶々としてしまうのだ。
あの、意味のわからない夢を見るようになってから、
体の奥からウズウズと迫りきて治まらない、欲求。
その欲求を満たしたい……
そう考えて真っ先に頭に浮かぶ人は、随分前から決まっていた。
悪いな。とは思ってはいるんだけど……
(そういえば、今日は昴さんと会う約束…)(でも、午後からだし)
(会うにしたら余計、しておかないとまずいかも……)
どんな言い訳なんだか…
そう呆れつつも、股間に手を伸ばす。
恋人でもある彼の人の、優しい微笑みを思い浮べて、
未だ見たことのない裸体を勝手に想像する。
その裸体で僕を受け入れ、恍惚に僕を見つめる瞳は、実際どんな感じなんだろう…
そしてあの人が僕を呼ぶ声。
それだけでもう、胸がドキドキしてしまう。
下半身の欲情も、自然と昂ぶる。
「ぅ……うっん……。昴さん……」
一度もベッドから身を起こすこともせずに、僕は毎朝、それをする。
あの夢を見てから、毎日毎日、抑え切れなくなるのは、なんでなんだろう。
不思議だった。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/09(水) 00:45:16 ID:???<>
肩口が痛みだしたのはここ最近だ。
なんの痛みか…?
それは失念していた。
いや、夢であるものが現実として現れるなんて思わなかった為に、
それだとは気付かなかった。
気にも留めていなかった。
(退屈だ……)
肩口を掌で労りながら、読んでいた本を閉じて、一人呟く。
あの大戦からもう数週間経つ。
虚無の中で起こった情事も、夢と認識してからは脳の片隅へ消え去ろうとしていた。
最近は何をするにも、一人では物足りない気がする。
昔は時間があれば本を読んだり、ピアノを弾いたり。
楽しかったかといえば微妙なところだったが、それなりに充実していた。
(彼一人、いないだけで。不様だな)
そう卑下しても、あまり不快ではなかった。
寧ろ僕の顔は、少し綻んだ笑みを浮かべていたに違いない。
そして彼を思い浮べた事で、気持ちは抑えられなくなってしまった。
(会うにはまだ早い時間だけど、大河もさすがに起きているだろう。)
今日は僕と会う以外、何も予定がない。と言っていた筈だ。
少し早いけど。会いたかった。
何。ただ会う時間が数時間早くなるだけの事。
2人の間に、さほどの支障はもたらさないだろう。
(いきなり行って驚かすのも、また面白いかもしれない)
そんな軽い悪戯心も手伝って、ホテルを出てビレッジ地区へ向かう。
相変わらず肩口がジンジン痛むのが、少し不快だったが。
それよりも、大河と早く会いたいと思う気持ちの方が大きかった。
(やっぱり、不様だな)
そう苦笑して、陽光の広がる暖かい空気に押されるようにして、足取りを僅かに軽くした。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/09(水) 00:48:05 ID:???<> 足取りを少し軽くしたせいか。
思ったより早く着いてしまった。
目の前には大河の部屋のドア。
こぢんまりとしたドアは、僕の部屋のより立派ではないけれど、なぜか温かみを感じる。
大河の家だから。という事だろうか。
しかし。
何故今日に限って、こうも肩口がズキズキ痛むのか……
しかも出かけた直後より格段に酷くなっている。
早足で歩いたせいだろうか…
そう思いながらも、軽いノックを2回。
肩を擦りながら大河を待つ。
「…………?」
まだ寝てるのか…?まさか。
そう思いまた2回。
………返事がない。
(おかしい。出掛けるような事は聞いてなかったが)
いつもなら、まあ、何か用でもできたのだろうと、
あまり気にせず出直したりする所なのだが、
何を思ったか、ドアノブに手を掛けてしまった。
そして何の引っ掛かりもなくドアが開く。
鍵が開いてる……やはり、いるのか?
「………大河?」
顔だけを覗かせて、呼んでみたが、やはり反応はない。
短い廊下に続く、日当たりがいい筈の寝室は今だに薄暗い様で。
此処だけ時が動いていないかのような印象を受けた。
だが、僅かながらに声が聞こえる。
呻き声の様な……いや、話し声にも思える。
(まさか―――何かあったのか……?)
そう思い、念の為、と胸元から鉄扇を静かに取り出す。
疼く肩を抑えながら、神経を集中させる。
誰かがいるのはわかった。
でも何があるかわからない……
そう鉄扇を握る手に力を籠め、慎重に一歩、また一歩。と歩みを進めた。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/09(水) 00:50:47 ID:???<> 呻き声が大河のものとわかったのは、大河の寝室の、数歩前の辺りだった。
だがそれから先へは進めなかった。
必死に声を拾えば、それがただの呻き声ではないとわかったから。
「ぅ……ん、はぁ……あっう」
(な…なにやってるんだ…大河は……)
獣の様に唸る声。そして荒くつく息遣い。
何をしてるかは、わかる。
ただ、何も今、なんでそんな事を。と思った。
プライバシーを侵害する権利はないし、
不法侵入した僕の方に非があるのは、十分承知しているが。
いや、最中なら鍵を掛けておけ!!
違う!そーゆー事をするなら、夜に………って、そうじゃない!!
あまりの意外な出来事に、廊下の壁へ背をくっつけたまま動かない体の代わりに、
頭は意味のわからぬ儘の言い分を、次から次へと浮かばせていた。
声は続く。
僅かながらに身を乗り出して様子を見たが、壁の僅かな角からでは、
布団がもぞもぞ蠢くのをやっと捉えられるだけで、顔も体も見えない。
いや、見えた処でどうしろっていうんだ!
そう心で言い伏せて、態勢を戻す。
「っ!!」
同時に肩の痛みがズキリと音を立ててまた疼く。
また、本当に今日に限って……本当に腹立たしい痛みだ。
だが。
「はぁ………うっ。ぅ…ぁ…昴……さん……」
な。と思った瞬間、その肩から今までを遥かに凌いだ痛みが体中に駆け抜けた。
「…………っっ!!」
あまりの突然の痛みに、手から滑り落ちた鉄扇が、
カツンと音を立てて落ちるのと同時に、体もがくりと床に落ちる。
(なんだ……?なんなんだ一体!?)
その痛みを恨みながら、気付かれたのではないかと大河の声を聞いたが、
大河はまだ「している」らしい……
こーゆー時に、鈍感な彼は助かる。
(と、とにかく。ここは大人しく帰って、約束の時間に出直した方がいい)
そう思い、痛みが駆け抜ける肩を逆の手で掴みながら、逃げるように大河の部屋を去った。
同時に、頭の中であの時の彼の独白がぐるぐる回る。
――僕がどれだけ昴さんを夢の中で抱いたか……知ってますか?――
<>
新昴凌辱の後日談してる人<>sage<>2005/11/09(水) 00:54:59 ID:???<> あいスマソ。
とりあえず最初だけ。
前ふりがなんだか長くなりそうだorz
またまとまったら投下しにくる。
エロなくてスマン。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/09(水) 01:05:37 ID:???<> GJ!!すげー待ってた!
動揺する昴テラモエス(;´д`)
続きが激しく気になる。楽しみに待ってるよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/09(水) 01:35:16 ID:???<> >>642
リストアップ乙です。
ここはほんと見てても楽しいし、投下もしやすくて
良いですな。今また書いてるので、出来たらきます。
それまで他の神作品を待つよ。陵辱続き楽しみ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/09(水) 01:41:08 ID:???<> >>657
後日談の人乙!GJ!!
続きが気になって寒気がする感じだ!
いろいろ想像しながら続きを待ってるよ。
>>659の作品も待ち遠しいぞ!
<>
Sweet Honey Milk 01<>sage<>2005/11/09(水) 19:34:32 ID:???<> 神作品の合間というのが少しためらわれるのだが、
以前の蜂蜜プレイの溢れる妄想がまとまってきたので投下させてもらおうかと思う。
こういうものに慣れていないから読みづらいところも多々あると思うが、
片目を瞑って暇つぶしにでも読んでくれるとありがたい。
注意点として、
昴がふたなりなので嫌いな人はスルーよろしく。
「僕、ホットミルクが飲みたいです」
そう新次郎が言い出したのは、ビレッジのカフェで少し遅めの夕食をとり終えた後、
食後の珈琲でも頼もうかと考えていた時だった。
「それじゃあ、オーダーしようか」
僕をじっと見つめる新次郎に微笑みを返し、ウェイターの姿を探す。
「昴さんの作ってくれたホットミルクが、飲みたいです」
彼のその一言で、僕たちは新次郎のアパートに行く事になった。
「はい、おまたせ。熱いから気をつけるんだよ」
「ありがとうございます!」
えへへ、と笑いながらカップに口をつける彼を見て、ほんのりと胸の辺りが暖かくなる。
なんだかこそばゆくて、誤魔化すように僕もベッドに腰掛け、カップに口を寄せる。
僕が飲んでいるのは珈琲で、彼に渡したのは帰り道で買った蜂蜜を入れたホットミルク。
にこにことミルクを飲む新次郎を見ていると、紐育を救った英雄だなんて誰が信じるだろうか。
まぁ、そういう所も気に入っているのだが。
「……そんなにお気に入りかい?」
「はい?」
無言で新次郎の手の中を指すと、あぁ、と言葉を続ける
「はい。甘くて、温かくて、おいしいです。それに、昴さんが僕のために作ってくれたから……」
大好きなんです、と頬を染めて答える彼を見て、本人が知ったら拗ねるだろうけれど、可愛いと思った。
「ふふ……そう言ってくれると嬉しいよ」
「でも、あの、気のせいかもしれないんですけど、いつもと味が違うような気がするんです」
おや、と思う。いつもと入れる蜂蜜を変えたのだが、正直、彼が気付くとは思わなかった。
「よくわかったね。いつもはクローバーの蜂蜜をつかっているのだけれど、今日のはアカシアの蜂蜜なんだよ」
「蜂蜜に違いがあるんですか?」
首を傾げる新次郎に、少し待っててと言い置いてキッチンに向かう。
先程買った蜂蜜の瓶を手に戻り、彼に手渡す。
「色も、少し違いますよね……?」
しげしげと蜂蜜を眺める新次郎に舐めてみてごらん、とスプーンを渡す。
「クセが少ない感じがします。匂いも控えめだし……」
「蜂が蜜を集める花によって、味も色も香りも変わるんだよ。普段口にするのはクローバーの蜂蜜が
多いと思うけど、どちらかといえば、このアカシアの蜂蜜のほうが日本人好みかもしれないね」
新次郎はへぇ、と感心しながら、もう一匙すくって舐めている。どうやら気に入ったらしい。 <>
Sweet Honey Milk 02<>sage<>2005/11/09(水) 19:37:56 ID:???<> ふと、悪戯心が芽生えた。
「僕も貰っていいかい?」
「あ、はい。すみません独り占めしちゃって……」
こちらに差し出された瓶とスプーンをテーブルの上に置くと、新次郎の脚に跨り、彼の両頬に手を添える。
「え?ちょ、昴さ……」
彼の声を遮るように口付ける。薄く目を開けて見やると、思ったとおり真っ赤な顔をしていた。
そんな新次郎が可愛くて、手を頬から離し彼を抱きしめる。
口付けながら舌で彼の唇を辿ってゆくと、唇が薄く開いたので舌を滑り込ませる。
新次郎の口内は、甘い蜂蜜の味がした。
「美味しいよ、新次郎」
彼の舌に自分の舌を絡め、唾液を混ぜ合わせながら、時折角度を変えて何度も何度も口付け、味わう。
幾度目かの口付けのとき、彼の手が僕のネクタイにかかり、しゅる、と滑らかな音をたてて解かれてゆく。
その頃には、はしたない事だが僕も新次郎を欲していたから、口づけをしながら彼の衣服を脱がせていった。
何も纏うものの無くなる頃には僕と新次郎の体勢も逆転していて、僕は新次郎に組み敷かれている状態だった。
耳朶からうなじ、首筋、鎖骨と新次郎の唇が触れる度に僕の口から吐息がこぼれる。
胸の突起を摘まれ刺激されると、僕の身体はぴくんとふるえてしまう。
恥ずかしいのだけれど、新次郎はそんな僕を可愛いと言ってくれるから、悪くは無いのかもしれない。
「昴さん、可愛い……」
身体を震わせる僕を見て、今日も新次郎はうっとりとそう呟く。
「可愛くなんて、無……んぁっ」
やはり恥ずかしくて、否定しようとした矢先、硬くなった胸の先端をきゅっと摘まれる。
「昴さんは、とっても可愛いですよ」
そう言ってもう一方の胸に顔を寄せると舌と指先とで両方の胸を弄りはじめた。
「あッ…ん、はぁっ……んんっ」
胸に与えられる刺激は僕を溶かしてゆく。
けれど、優しい愛撫だけでは次第に物足らなくなって、下半身に意識がいってしまう。
早く触れて欲しい。この熱を解放して欲しい。
そして、彼の熱い欲望で僕を満たして欲しい。
でも、そんな淫らな事が言えるわけも無く。
「新次郎……」
熱っぽい声で彼を呼ぶことが、僕に出来る最大の欲望の表現方法。
<>
Sweet Honey Milk 03<>sage<>2005/11/09(水) 19:44:33 ID:???<> 「こっちも、触って欲しいですか?」
言いながら手を下半身に伸ばし、僕の陰茎に触れる。
「別に……新次郎のしたいようにしてくれて、構わない」
我ながら、素直じゃないと思うのだが、プライドが邪魔して「欲しい」の一言がいえない。
「じゃあ、お言葉に甘えて。いただきます」
いただきますって何だ。と思いながら、身体を下げる新次郎にストップをかけて「舐めるのは禁止」と牽制する。
「えーっ!僕のしたいことしてもいいって言ったじゃないですかぁ……」
案の定そうするつもりだったらしい新次郎は不満の声をあげた。
して欲しくないわけじゃない。けれど、あれは刺激が強すぎて僕が僕でなくなってしまいそうになる。
それに、新次郎にわざわざ男性器を愛撫させるのもすまない気がして。
手で触れてもらうのも、少し申し訳なく思っているのに。
……不満そうにしているところを見ると、案外嫌ではないのかもしれないが。
「っ?!」
なんて考えていると、陰茎にひやりとした何かが触れる。
目をやると淡黄色の粘液が僕に絡み付いている。……先程の蜂蜜だ。
「なっ!何をしているんだ!」
「えっと……えへへ、ごめんなさい。」
そう言いながらも、新次郎の手は全体を撫でて蜂蜜を擦り付けてゆく。
「んぁっ、あ……はぁ、やめ……ッ」
いつもの愛撫とは違うぬるりとした感触に身体が震える。
口では止めろといいながら、腰を浮かせて新たな刺激を得ようと身体が動く。
「汚しちゃってごめんなさい。今綺麗にしてあげますから」
言うが早いか、彼の舌が僕の陰茎を舐めあげる。
「はぁ、んっ……や、しんじろ、だめっ……んあぁっ」
僕の抗議もむなしく、新次郎は先程塗った蜂蜜を丁寧に舐め取ってゆく。
「えへへ、昴さん甘い……」
「ばっ……馬鹿か君はっ!」
そう言うのが精一杯で、後はもう段々と快楽に呑みこまれていった。
彼の舌が這う度に、淫らな水音が上がる。
恥ずかしい。気持ちいい。頭が痺れて、思考が曖昧になる。
もっとして欲しい。この快楽に身を委ねてしまいたい。
そんな事、駄目だ。
僕の理性が快楽を享受する事を拒否する。
だけど、もうとっくに限界だ…… <>
Sweet Honey Milk 04<>sage<>2005/11/09(水) 20:02:18 ID:???<> 「あぁッ!しんじろ……ッ、しんじろぉっ!ア、ひぁッ……」
もっと、もっと
それは声に出てたかもしれないし、出てなかったかもしれない。
今の僕にはそんな些細なこと、どうでもよかった。
ただ、与えられる快楽を貪ることに夢中だった。
「だめ……だめ、も、出ちゃ……」
限界を察してなけなしの理性で新次郎に離れるように促す。
けれど、聞こえているのかいないのか離れる気配がない。
「新次郎……ほんとに、もう……頼むから、離れろ……」
「いいですよ。このまま出しちゃって下さい」
そんなこと、できるはずが無い。そう反論しようとしたが、新たな刺激にそれもままならない。
「一緒にしたら、もっと気持ちいいですよね?」
ちゅぷ、と指が僕のもうひとつの性器に差し込まれる。
そこはもう、みっともないくらいに濡れているようで、新次郎の指をやすやすと呑み込んでしまう。
「一本じゃ、もう、足りないですか?」
優しく聞いてくる新次郎を軽く睨むと、ふいと顔をそらす。言えるわけが無い。
「足りないですよね。声に出さなくても、ここが、そう言ってます」
「あぁぁっ!」
その言葉と共に、膣内の圧迫感が増す。
一度、根元まで差し込むと、おもむろに指を抜いて僕に見せる。
新次郎の指は、僕から出た愛液でてらてらと濡れていた。
「ほら、昴さんの蜜、いっぱい溢れてる」
そう言って僕にしたように指に絡んだ愛液を舐めとった。
「そんなもの、舐めるんじゃない……」
その仕草、言葉に僕の羞恥心は限界で、もう、どうにでもしてくれなんて思いはじめていた。
僕の言葉に、新次郎はにこりと微笑むと
「昴さんのなら、どんなものでも愛しいですよ」
なんて言って、再び僕の男性器に舌を這わせはじめた。
それに合わせて指が女性器にもぐりこみ、僕の弱いところを攻めたてた。
「あぁあっ!やっ、だめ、だめだ……ッ!」
一度限界間際まで高められていた僕は、あえなく新次郎の口内に放出してしまった。
新次郎はそれをこくん、と飲み込んだかと思うと、「蜂蜜ミルク……」などと呟いたので、蹴り上げておいた。
<>
Sweet Honey Milk 書いてる奴<>sage<>2005/11/09(水) 20:09:46 ID:???<> まだ続くんだが、キリがいいのでここまで。
続き書いたらまた来ます。
とりあえず晩飯食ってくるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/09(水) 20:17:38 ID:???<> >665
リアル投下キター
GJGJ!
蜂蜜いいな(;´Д`)
神作品の昴たんにハアハアしつつ続きを待つとしよう。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/09(水) 20:20:40 ID:???<> リアル蜂蜜ミルク…GJ!
新次郎がウラヤマシス…!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/09(水) 22:18:44 ID:???<> .>>665はまだ飯食ってんのかなww
_ ∩
( ゚∀゚)彡 蜂蜜!蜂蜜!
⊂彡
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/09(水) 22:37:08 ID:???<> ぉおおー 蜂蜜プレイGJ!
ふたなり久しぶりだ テラモエス(;´д`)
続き超待ってるww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/10(木) 02:16:29 ID:???<> 蜂蜜ミルクワロスww
続き待ってる、待ってるよー!!
まさに神々の庭だねここは。
幸せ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/10(木) 02:27:11 ID:???<> 誰だよ、キャラネタの方の昴スレにここのスレ貼ったヤシは?
「他板にあるスレッドをこの板に誘導することは、
その板のローカルルールに抵触していない限り禁止です。」
って100回読んどけ。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/10(木) 18:18:02 ID:???<> >>671
キャラネタってギャルゲー板の?
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/10(木) 18:30:43 ID:???<> 後日談も蜂蜜もいいなぁ(;´Д`)
神々の作品に仕事中でもハァハァ妄想しそうだよw
感謝しつつ続き待ってます!!
>>672
いや、なりきり板の方かと。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/10(木) 18:32:32 ID:???<> >>673
知らなかった。ありがとう。
それにしても本当にここは素晴らしいな。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/10(木) 19:11:50 ID:???<> 蜂蜜氏を待ちつつ、後日談。続き投下しにきた。
エロまだないので、時間潰しにでもドゾ。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/10(木) 19:14:14 ID:???<> 約束の時間。
こんなときに限って、昴さんの部屋で蒸気テレビの活動写真鑑賞なんて……
タイミングが悪すぎる。
これ……どうやって渡そう……。
というか。来てはみたものの…会ってくれるのかな…
ミッドタウンの一際目立つ、立派なホテルのロビーで、
「はぁああ…」とだらしなく溜め息をつく。
と、同時に昴さんが僕の方へ近づいてくるのがわかった。
約束の時間、ぴったり。
「……おまたせ…大河」
「……昴さん……」
昴さん……気まずそう?
そりゃそうだよ。あんな。
多分見られていたんだろうし……
次に来る言葉はなんだろう。
「最低だ」?「君は何を考えているんだ!」?
とにかく僕に幻滅したに違いない。こうして逢うのも最後かもしれない……
はぁ。なんであの時気付かなかったんだろう……
いや、気付いたらもっと気まずい事になってたよ!
「どうした?」
「え?」
「見ないのかい?…活動写真」
そう言っていつもの顔で見つめられる。
気を遣ってくれてるんだろうか。気付いてないのかな?
「……大河?」
「あ!いえ!見ます!見に行きます!」
あまりの普通の対応に、慌てて声を張り上げてしまった。
「……変だな…今日の…大河は……」
そう言って踵を返す昴さん。
いや、昴さんこそ、今何か複雑な表情………いや。言わないでおこう。
気を遣ってくれてるのかもしれないし。
何もないかの様に静かに歩く昴さんに、
さて、どうしよう。と考えながらもおずおずとついて歩き、
結局2人は無言のまま、昴さんの部屋まで来てしまった。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/10(木) 19:16:58 ID:???<> 蒸気テレビはついていない……
隣には昴さん。
静まり返る部屋。
「………………」
………き、気まずい。
暫く続く沈黙に、ソファーに座ったまま俯いていると、
僅かに昴さんが動いた気がして、ふと昴さんを見た。
昴さんが少し顔を歪ませて、自分の肩を擦ってる。
「肩、どうかしたんですか?」
話題の糸口にと、透かさず聞くと、
「……ぁあ。」
と肯定されたと思えば、
「いや、なんでもない」
と否定されてしまった。
でも、昴さんは明らかに顔を歪ませて肩を撫でていて。
「本当ですか?なんか、痛そうですけど」
と、無意識に手を伸ばした瞬間。
パァンッ!
と昴さんが思い切りその手を弾く。
さすがというか。当たり前というか。
昴さんの顔が、弾こうとする意志を示した表情から、
すぐに「しまった。」という表情に変わった。
「あ……」
何を言おうとしたか。
昴さんの口は、その「あ……」の形から止まってしまっている。
目は、なんか気まずそうに、泳いでますけど。
まぁ、仕方ないですよ。僕のせいですもんね。
と心で笑いながら、少し泣いた。
「……やっぱり。あんな所見たら触られたくないですよね」
情けなくて、思わず口に出してぼやいてしまった。
せっかく昴さんは気を遣ってくれてるというのに。
でも昴さんはよく判ってないみたいで。
「え……?」
やっぱり。僕が気付いてないと思ってるらしい。
「はい。昴さんの…ですよね。これ」
そう言って、先程自宅の床に落ちていた「それ」を渡す。
昴さんが目を見開くのがわかった。
同時に顔が真っ赤に染まって、気まずそうにそれをゆっくり自分の手元に持っていく。
昴さんの鉄扇…
こんな大事な物落として、気付いてなかったなんて……。
よっぽど動揺してたんだろうな。
当たり前か…。何度か「昴さん」と呼びながらしていたのだから。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/10(木) 19:20:05 ID:???<> また暫く続く沈黙。
でも言いたい事を言えたからか、幾分気が軽くなった。
あんまり沈黙も苦じゃない。
少ししてから、昴さんの鉄扇が、ぱちん、ぱちん。と音を奏で始めていた。
見れば昴さんが、鉄扇を指で小さく開いたり、閉じたりしてる。
俯いてて表情は窺えないけど、その姿が子供っぽくて、可愛い。
「………昴は…忠告する。ああいう時は、鍵を、掛けておくべきだ…。と」
恥ずかしそうになのか、気まずそうになのか。
述べられる意見は、至極最もな意見。
「すいません……。日本にいた頃は、あまり鍵を掛ける習慣がなかったから…つい…」
だからって昨晩に限って、締め忘れるなんて!
大体、何ヵ月この紐育で暮らしてるんだ。と、更に落ち込んで肩から力が抜ける。
そんな中、返事に反応するように、またぱちん。と昴さんが鉄扇を閉じた。
「何故、言わなかった?」
「え…?」
昴さんの凛としていた声が、弱々しく質問をしてくる。
「僕を……抱き…たいと……」
でも、答えられなかった。
その質問は僕自身の疑問でもあったから。
そう。
今までこうして2人きりで部屋にいる事は少なくなかったし、
勿論、男の性として「抱きたい」と思うのは当然あったけど、
それが「罪」の様な気がして、今まで直接求めた事はないのだ。
昴さんの事を考えて、一人で慰めてたら同じだと思うけど。そうじゃなくて。
直接素肌を重ねる事が、罪深い事だと感じている。
深層心理で……何故?
「僕が、あの夜、男か女かは関係ない。僕として見てほしい。と……言ったからかい?」
そう言ってゆっくり立ち上がってソファーから離れていく。
部屋の隅で、コトリとサイドボードに置いたのは、鉄扇だろうか。
ここからでは昴さんの小さな背中だけが映って、よくわからない。
「だとしたら、我慢をさせてしまっていたね。」
「すまなかった。」と小さく詫びる言葉を続けられると、
急にその小さな背中が儚く感じて、切なくなった。
それは酷く傷を負った弱々しい小鳥の羽に見えて。
消えてしまいそうで。慰めたくて。
誘われるように昴さんの許へ足が進む。
気付けば、すぐ目の前に昴さんの小さな体。
そして自然とその体を自らの腕で、優しく包んでいた。
先程見られた不躾な行為から、申し訳ない気持ちで一杯だった。
でもその言い分は、あまりしっくりこない。
ただ漠然と、お前はこの人を酷く傷つけたんだぞ。と、
体が、脳が、目一杯僕を責め立ててる気がした。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/10(木) 19:22:57 ID:???<> 「しないのか?」
「え?」
酷く哀婉を感じた背中からは想像できないはっきりした声。
何を。っていうのは、聞かなくてもわかる。
でも、してはいけない気がする。
「……できません……」
それをする事よりも、ただ抱き締めてあげなければいけない気がした。
「何か」を償わなくてはいけない気がして。
でも僕の言葉を聞いた途端に昴さんは、僕の腕をするりと抜けて、僕の方を振り返っていた。
そして静けさを湛えた瞳で図星を衝かれる。
「随分前から、夢の中で僕を抱き続けていたんじゃないのかい?」
……ぅう。
何でそう、的確に核心を衝いてくるんだろう。
やっぱり昴さんはすごい。
それに、昴さんの顔を眺めていた僕は、今の心情を丸写ししたような表情をしてしまった筈で。
「やはりね…」と、昴さんがゆったり僕に微笑んだ。
微笑む処なのかな…?普段なら怒りそうな処だけど。
でも昴さんが僕の胸に顔を埋めて、「もう、我慢しなくてもいいんだよ」と囁いた途端、
得体の知れない大きな罪悪感が、一気に晴れていくような気がした。
全てが許されたかの様な、そんな感じだった。
再び昴さんを優しく抱き締めて、サラサラした髪へ顔を埋める。
「………ぅ」
僅かな呻き声を捉え、顔を覗くと、昴さんが苦痛を滲ませた、辛そうな表情をしていた。
勿論、それが何故なのかはわかってる。
「肩……まだ痛みますか?」
痛みを少しだけ和らげたくて、かっちり着こなしたブレザー越しに手を当てる。
でも、それじゃ犒ってる気がしなくて。
ワイシャツの中へ指を差し入れて、緩やかなカーブを作る頸から肩へと優しく、滑らせた。
「ぅ……ぅん……」
布が引っ掛かる音。それから指先へ、温かい昴さんの体温が伝わってくる。
表情を見た限り、こうすると少し痛みが和らぐみたいだ。
でもやっぱり僕には足りなくて。
今まで「傷つけたんだぞ」と責め立てるぞわぞわした罪悪感は、
昴さんの言葉を聞いた瞬間から、それを労わらなくては。と逸る想いに変わる。
それと共に性欲が沸き立つ所以がよくわからないのだけど。
本能なんてそんなものだろうか。
そう思いながら昴さんのネクタイを緩めて、痛がる肩口に唇を寄せた。
暫くして。
「ベッドへ行きたい」と言ったのは、昴さんの方だった。
<>
新昴凌辱に後日談があった人<>sage<>2005/11/10(木) 19:26:28 ID:???<> だらだら妄想の垂れ流しスマソ。
次こそエロ。絶対エロ。
それじゃノシ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/10(木) 21:20:16 ID:???<> GJ!エロ待ってる。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/10(木) 21:42:23 ID:???<> 続きキテター!GJ!!!
昴可愛いよ昴
>>680の文章は何だかあったかい感じがして好きだ!
もしかして前にも何か投下したことある人かな。
とにかく続き楽しみに待ってる!!
<>
Sweet Honey Milk 書いてる奴<>sage<>2005/11/11(金) 18:58:37 ID:???<> >>680GJ!!
結局鉄扇を落としたままな昴にハァハァ(*´Д`)可愛いよ昴タン
続きが気になって自分の話どころじゃn(ry
俺の拙い話を待ってると言ってくれた人たちありがとう。
思ったよりも時間がかかってしまって、遅くなってしまった。
前回にも増して読みづらいかもしれんので、もう片目どころか薄目で読んでくれ…orz
<>
Sweet Honey Milk 05<>sage<>2005/11/11(金) 19:01:04 ID:???<>
「痛いですっ!」
「痛くしたんだっ!」
涙目で訴える新次郎を睨みながら、息を整える。
「離せと言っただろう!それに、あんなの……飲むんじゃないっ!」
「だって、せっかくだし……昴さん気持ちよくなってくれたら、僕嬉しいし、昴さんだって飲んでくれるし……」
僕は身体を起こし、ぶつぶつと文句を言う新次郎の脚の間に手を伸ばす。
「わひゃぁっ?!」
「今度は、僕の番だよ。覚悟はいいかい?」
ふふ、と微笑んで顔を埋めると、新次郎は頬を朱に染めて僕の肩を押し戻す。
「ぼ、僕はいいですよ」
「どうしてだい?」
尋ねながらも僕の手は新次郎の中心を撫でる事を止めない。
荒い息を吐いて悦楽の表情を浮かべる新次郎は、幼い顔も相まって人の事を言えないくらい可愛いと思う。
そんな中にも、確実に獣は息づいていて、油断しているとさっきみたいに攻められてしまうのだが。
負けじと対抗するものの、立場上どうしても僕の方が不利なわけで。
一方的に攻めている時しか彼を負かすことができないのが、少し悔しい。
その分、多少意地悪くなってしまうのも仕方ないだろう。
「辛そうだよ?ほら……」
熱く脈打つ新次郎のペニスを両手で包み、ちろり、と舌をつける。
「んっ、昴、さん……っ」
新次郎は僕を押しのけることを止めて、目をぎゅっと瞑る。
舌先でちろちろとくすぐるように愛撫すると、手の中のものがまた少し大きくなったように感じた。 <>
Sweet Honey Milk 06<>sage<>2005/11/11(金) 19:02:04 ID:???<>
ふと横目でテーブルを見ると蓋を開け放した蜂蜜の瓶が見える。
新次郎が使った時に開けたのだろう、スプーンが入ったままになっていた。
その時、僕の中で再び悪戯心が芽生えた。
スプーンで蜂蜜を掬い取り、ペニスにとろりとかける。
「わひゃぁぁっ?!」
冷たい感触に驚いたのだろう新次郎が慌てて自分自身と僕、そして僕の手の中のスプーンに目をやる。
「すすすす、昴さんっ、何を……」
「何って……何をするように見える?」
問い返すと、更に顔を赤くしてなにごとか、ごにょごにょと呟いた。
その様子からは、先程まで僕を翻弄していた新次郎と同一人物だとは思えない。
「さっきのお返し、だよ」
そう言って指先で蜂蜜を塗り広げてゆく。
亀頭から竿の部分まで広げ、とろみにまかせて指を上下させる。
新次郎の口から吐息がこぼれるのを聞いて、指を動かしながら舌を這わせる。
甘い、蜂蜜の味が広がる。なんだか変な感じだ。
そんな事を思いつつ、指の蜂蜜を舐め取ってから、蜂蜜まみれの新次郎のペニスを丹念に舐めてゆく。
舌を大きく出して竿を包むように角度を変えて舐め取る。
亀頭の裏にある筋の部分は舌先を尖らせて何度も往復させて、くびれの辺りにも丁寧に舌を這わしてゆく。
「新次郎、気持ちいい?」
僕が尋ねると、彼はこくこくと首を縦に振る。
その頃には、あらかた蜂蜜を舐め取っていたので普通の口淫に切り替える。
口を大きく開けて咥え、歯が当たらないように気をつけて唇で扱く。
「わわっ、駄目ですっ!」
新次郎が慌てて僕の頭を引き離す。
「今日の君は遠慮が多いね。いいよ、出したかったら出して」
再び口に含み、入りきらない部分を指で撫で擦る。
「本当にいいんですってば!その……早く昴さんの中に入れたいんですっ!」
その言葉に僕は動きを止める。
「あ、あの、昴さん?」
「昴は言った……そんな事、大声で言うことではない、と」
恥ずかしく無いのだろうか。
きっと、彼と僕の羞恥心のボーダーラインは別のところにあるに違いない。
それでも、僕だって嫌なわけはないので断る理由も無いのだが……。
<>
Sweet Honey Milk 07<>sage<>2005/11/11(金) 19:07:20 ID:???<>
「ゆっくりでいいですからね」
「わかっている……んっ」
早く入れたいと言っておきながらゆっくりでいいなんて、矛盾している事に気付いているのだろうか。
どんな時でも僕のことを考えてくれる、そんな彼が愛おしい。
新次郎に跨ってペニスに手を添えると、とっくに綻んで蜜を滴らせている自らに導く。
くちゅ、と卑猥な水音をたてて、彼が僕の中心に触れる。
ゆっくり腰を落とすと、新次郎の熱い楔が僕に吸い込まれてゆく。
少し苦しいけれど、僕自身も待ち望んでいた感覚に、全身が歓喜に震える。
「ん……ふ、あぁ……」
ゆっくりと沈めて、ようやく全てを受け入れる。
僕が落ち着いたのを見て、新次郎は起き上がり僕の上に覆い被さった。
しばらくは慣らすようにゆっくりと挿入が繰り返される。
ぢゅぷぢゅぷと結合部から聞こえる卑猥な音も、僕たちの興奮を高める材料となる。
尚も溢れる蜜に助けられ、そう時間もかからずに、動きが楽になる。
「新次郎、もう、いいよ、動いて……」
僕の言葉を受けて、新次郎は僕の片足を持ちあげ、そのまま最奥まで貫き、ぐいぐいと擦り付ける。
そしてぎりぎりの所まで引き抜き、再び最奥まで埋め込む。
僕の感じるところを知り尽くしているに違いないと思うくらい、的確に攻められて。
「あぁあっ!やぅっ、そ、んな……ひぁッ、だめ、だめ……あぅっ、んんっ」
与えられる強い快感にふるふると首を振っても、動きは収まるどころか激しくなるばかりで。
少しの息苦しさと押し寄せる快楽に喘ぐことしか出来なくなる。
「昴さん、こっち、自分で触ってみて?」
そう言うと新次郎は僕の男性器を擦った。
「ふぁあっ!やッ、そんな……できな、い、あぁ……」
首を振って断ると、手の動きも腰の動きも止められる。
「や、止めるな……っ」
「昴さんが自分でしてくれたら動きます」
「なっ……!」
あまりといえばあまりな要求に、僕は絶句する。
「ねぇ、昴さん。お願い」
新次郎が胸の突起を弄りながら強請ってくる。
「んッ、あ、ふ……っ」
ゆったりとくる快楽が焦れったくて、もどかしくて、僕は肯いてしまった。
「する、から、だから……動いて、くれ……っ」
<>
Sweet Honey Milk 08<>sage<>2005/11/11(金) 19:09:25 ID:???<>
新次郎と僕との間で、身体に見合った大きさの性器が存在を主張している。
先からは露がこぼれていて、僕自信よりも雄弁に欲望を訴えているように思えた。
自分で慰めたことなんてなかった。
新次郎と出会うまではそんな事しようとも思わなかったし、
彼とこういう関係になってからは、彼によって満たされているから、必要なかった。
恐る恐る手で包み、ゆるゆると、彼にするみたいに動かした。
「あ……はぁ、んっ、あぁ……っ」
彼にしてもらうのとはまた違った刺激に、思わず声が零れる。
「昴さん、大好き」
彼の声が聞こえて、僕も、と返そうとしたけれど、新次郎が動きを再開したことにより、それは嬌声へと変わった。
「あぁぁっ!や、だめ、だめっ……ひぃあっ」
繰り返される抽挿による女性としての快感と、僕自身が生み出す男性としての快感。
それらが入り混じり、僕はあっという間に昇りつめる。
「イッちゃいそうですか?」
その問いかけに答える余裕はもはや無く、ただこくこくと肯くのが精一杯。
それでも、手の動きを止めることが出来なくて、自らの感じるままに動かし続ける。
「いいですよ、イっても」
「やっ、しんじろ、しんじろぉっ、やぁぁあぁっ!」
胸の突起をきゅっと摘まれて、耐え切れなくなった僕は彼の名を呼びながら手の中に精を放つ。
絶頂の余韻に浸る間もなく、新次郎の動きは激しさを増してゆく。
「ひぃんッ!や、やっ、も、だめ……許してぇっ」
落ち着く間もなく与えられる快楽に、僕の頭はもう真っ白で。
プライドとかそんなものは遠くに投げ捨ててしまって、
許してと哀願しながらも自ら腰を揺すり、より深く繋がろうとする。
「やぁっ!あッ、あぁぁっ、やだ、ゆるして、ゆるしてっ……もぅ……だめッ」
「僕、も……出るっ」
永遠とも刹那ともつかない時間、快楽に溺れた頭に聞こえた彼の声。
「いいよ、出して……僕を、新次郎で……満たしてっ」
ちゃんと声になっていたかはわからないけれど。
膣内が新次郎の熱い精液で満たされたのを感じながら、僕は意識を飛ばした。
<>
Sweet Honey Milk 09<>sage<>2005/11/11(金) 19:13:03 ID:???<>
優しく髪を撫でられる感覚で目が覚める。
目を開けると、僕を胸の上に乗せた新次郎が僕の髪の毛を梳いていた。
「しんじろ……んっ」
新次郎の上から退こうと身体を起こそうとして、違和感に気付く。
僕と新次郎は、まだ繋がったままだった。
僕の視線に気付くと、彼はぎゅうっと僕を抱きしめてきた。
「昴さんの中、心地よくて、出たくないです」
「……馬鹿だろう、君は」
恥ずかしくて、まともに顔を見ることができない僕に、へらっと笑って言った。
「馬鹿でもいいです。僕、昴さんをこんなに近く感じることができて幸せだから」
そして僕の額に軽くキスをする。
「まったく、君って奴は……今更何を言い出すんだ」
もう、何度も身体を重ねているのに。
「えへへ、大好きです。僕、頑張りますから、昴さんもずっと、僕を好きでいてくださいね」
「簡単なことだよ。ずっと、僕だけを抱きしめていればいい。」
どちらからとも無く顔を寄せ、口付けを交わす。
「んん……っ!?」
「え、えへへ……昴さんが可愛いから、つい」
なにがつい、だ!
僕の中で硬さを取り戻す彼を感じて、夜はまだまだ長いのだと察した。
明日が休日で、良かった……僕は心からそう思った。
終。 <>
Sweet Honey Milk 書いた奴<>sage<>2005/11/11(金) 19:16:33 ID:???<>
おそまつさま。
待たせたわりにはアレな文章でスマソ……
俺にはこれが精一杯ですた。
また、どうしようもない妄想が溢れたら懲りずに書き殴りに来るかもしれないが…
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/11(金) 19:25:18 ID:???<> 許して発言キタ―――――(゜∀。)―――――
リアルで読んだよ昴許して発言テラモエスww
エロすぎてハァハァでしたよ!GJ!
また書き殴りに来てくれ!待ってるよ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/12(土) 12:43:07 ID:???<> 自分も飲むくせに飲むんじゃない!と怒る昴たんにテラモエス…GJ!!
ふたなりもいいなーと思いました。
ありがとう、神! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/13(日) 02:01:17 ID:???<> 今まで昴でふたなりはありえないと思ってたタチなんだが、
この板でむしろふたなり昴が好きになったよ。
GJ!ごちそうさま! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/13(日) 12:55:42 ID:???<> GJ!!
蜂蜜より甘い二人だなWWWW
激辛なものを使っても甘くしそうだ
またの書き殴り待ってるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/13(日) 16:22:30 ID:???<> 新昴後日談続き投下しに来た。
エロエロ言ったわりに、そんなにエロくない気がしてるがorz
初H話なので初々しい目で見て頂けると幸い
>>682
他に2回程投下させてもらった事はあるよ。
このスレの流れを追っていけば何投下したかわかると思う。
わかったらコソーリと胸の内にしまっておいてくれ
では投下。 <>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/13(日) 16:28:02 ID:???<> ゆったりした慰みに任せ、いつの間にかネクタイは緩められ、
ワイシャツのボタンも既に3つ程外されている。
未だに僕を悩ませる肩口に大河が唇を寄せた瞬間、その夢幻の出来事は蘇った。
昴は思う。(ああ……あの痛みだったのか)と。
深層心理というものは、自分の予測以上に深く、理解し難いものだ。
今まで痛んでいたのは、この事を知らせる合図だったのか。
それとも、あの時の大河に囁かれた記憶が、ここにいる大河の想いに重なって、脳が反応したのか。
それはわからない。
だがあの虚無の中で、苛立ちに任せて彼が食い付いた肩。
今日一瞬にして駆け抜けた激痛も、それが走った具体的な箇所も、全て一致している。
肩の痛みに耐え、大河の部屋から逃げるように帰って、
暫く、頭に回り始めた彼の独白を聞き続けていた。
それは曖昧な闇の存在が呟いた――いや、僕が夢の中で彼に語らせた言葉。
それだけだ、と思っていたのに、
今現実として自分の傍に居る彼が、その通りに望んでいるとは思わなかった。
違う。
気付くべきであった。
忘れていた。
想いの通じ合う仲として傍にいる限り、夢幻の情事よりも確実に、
互いの絆を深く求める日が来るという事を。
「ぅう……ん。」
緩やかに肩へと延びる温かい感触は、自然と僕の身を捩らせる。
不思議な事に、大河が唇で触れ、舌が滑っていくと肩の痛みはその温かみに紛れ、
舐めておけば治る。というのは、強ち嘘でもないのだな。と小さく考えた。
大河が舌で鎖骨を優しくなぞり、首筋を上って、また下り、
再び肩口へと慰みを与えてくれる。
「は……んっぅ」
身を捩らせて彼の袖にしがみ付けば、その腕で僕を支え、
先程まで肩を撫でていた大河の指は、服の間を潜り、胸へとゆっくり滑っていった。
そして、肩を撫でる温かい感触と共に、僕の奥にある感覚を沸き立たせていく。
そして、実感する。
(いよいよなのだ…)と。
そうして咄嗟に大河に伝えた言葉は、只の誘い文句だった。
(もっと他にあっただろう…)
自分で呆れた。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/13(日) 16:33:41 ID:???<> カーテンを閉めた薄暗い部屋で、ベッドに2人腰を掛けると、大河は片腕で僕の肩を抱え、
もう片方で僕の上着を剥ぎながら、啄む様にたどたどしく唇へキスを落とす。
(そういえば、あの時はキスなど一度もしなかったな…)
細めた瞳に、大河の初々しい無垢な表情を映す。
伏せた睫毛を揺らし、僕を優しく労るように啄む姿。
なんて愛おしい表情をする人だ。と瞳を閉じれば、歯列に舌が滑るのを感じた。
「んっ」
咄嗟に僅かな隙間を与えた僕の口腔は、透かさず彼の舌を銜え込む。
「ふぅっ……ん…ふぁっ」
なんだ。
誰が無垢で初々しいのか。
前言撤回だ。
さっきまで遠慮するようにたどたどしく突いた唇は芝居だったのか?
そう思う程、大河の舌は、堰を切ったように口腔で蠢めいていく。
「んぁ……た…たい、はぁっん……ふぅん、んぅっ」
空気混じりな声を発して開いた唇に、更に深く舌が差し込まれ、
歯列の裏をなぞり、僕の舌を巻き上げ、喉の奥へ進んだかと思えば唇を滑り、
男性の割りには小さくて薄い唇だなと思ったそれは、
僕の唇など、いとも簡単に包み込んで、唇を吸ったり挟んだりするのだから、
僕の口の周りはすぐに彼の唾液でべたべたになった。
でも不快感はない。
寧ろ頭の奥がジンと痺れて、体が火照っていく。
外気の混じった息が遠慮なく洩れてしまう。
条件反射か、僕の舌は知らぬ内に大河の舌を舐めとり絡ませて、
互いの唾液を交じわえ、ちゅくちゅくと音を立てた。
「はぁ……はっ…ぁう。んぁ…、ぁう、ふっ…んぁ」
お互いの舌と、唾液が絡まって奏でる水音と、空気混じりの声が、重なり合って空間に響く。
体の神経などないかの様にふわふわと浮かぶような感覚に捉われ、
大河の体の温かみだけが僕を包み込んでいく。
どちらのとも言えない唾液が僕の頬を伝う頃には、僕の上半身は既に曝されて、
身体は柔らかい羽毛の感触に預けて、天を仰いでいた。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/13(日) 16:36:36 ID:???<> 「昴さん……」
互いの荒くつく息が、僕と大河の間で交じわる。
昴は見る。
熱っぽく蕩けて揺れる、大河の漆黒の瞳を。
闇にはなかった瞳。
僕は意識のある中で、しっかりと現実の彼に抱かれるのだ。
そう思うと緊張と不安と、僅かな恐怖に、淡い期待。様々な感情に胸が高鳴る。
―――あの時。
彼に犯されるまで、こんな稚拙な体躯、曝すまいと思っていた。
今は自然に、上半身を大河の瞳へ映している。
「胸…潰してるわけじゃないんですね…」
……あぁ……。
初めて僕の体を見て呟いた言葉まで同じなんて。
やはりあれは予知夢だったのかと、自分が見た夢の正確さと、
大河の遠慮ない感想に心で少し苦笑した。
だけどあの夢とは違う。
僕の耳に通る柔らかい大河の声、触れる指、僅かにつく熱いため息、
僕の前で、さらさらと揺れる髪さえも、優しく感じた。
無理矢理抱かれた時に僕が願った、大河そのものだ。
(願った―――?乱暴な彼こそ、僕が心理的に想い、夢が映したものだろう?)
なぜ夢であるのに願った通りの彼はその瞬間現われなかった――?
そう考えて、止めた。
夢幻とも言える情事に思考を巡らせてもキリがない。
最も、巡らせるのを止めざるを得なかった。
「ん……ぅん!」
体の輪郭をなぞるだけだった大河の指が、僕の胸の突起を捉えている。
唇は、首筋を食んで鎖骨へ滑っていた。
「ぁ……た…たいが……ぁっ、ん」
(なんて声を出すんだ、昴は。)
大河の指は膨らみのないその僅かな肉を引き寄せるように揉みながら、
確かめるように僕の突起を何度も転がすと、その度にそこに感覚が集中し、
その果実は堅さを増して刺激を更に捉えていく。
大河は、胸を弄りながら、何度も何度も僕に優しく口付けを落としていった。
鎖骨に沿って肩に。
指を重ねるように絡ませて腕や指、滑るようになぞりながら脇腹へ。
内股を擦るように撫でながら、折り曲げられた膝。
そして太股。
彼が思うままに痣を付けた様に、ランダムに、本当に何度も何度も。
まるで慰めるように。
(まさか……偶然だろう…)
やがて大河の唇は胸板に留まり、突起の片方を指で、片方を舌でと刺激すれば、
両方から受ける異なった刺激に、僕は為すが儘に翻弄されていく。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/13(日) 16:41:58 ID:???<> 「んん!…ぁっ……ん、はぁ…ぁう、たい……が…」
胸に突っ伏せて、しきりに僕を刺激する大河の髪へ、懸命に指を絡ませる。
執拗な程に突起の周りを何周も纏う大河の粘膜に、他の感覚はどんどん奪われて、
胸板が更なる刺激を求めるかの様に、大河の唇へ押し当てる様に仰け反れば、
大河もそれに応える様に唇で強く吸い上げ、もう片方を指で激しく捏ねたり、優しく弾いたり、
あらゆる刺激をそこへ集中させていく。
「ぁ、あ…たいが……はぁっんっ」
胸から伝う感覚に抗議しようと大河の肩を必死に掴んでも、
捩る身体と相俟って、結局快楽に任せて大河を押しつけるような形になってしまい、
夢中に僕の胸を貪る大河は止まることなく。
もう既に気がおかしくなりそうだ。
「あ……うっ…、たっ……たい…、ぁ…た…たいがっ!」
あまりにも執拗な愛撫に限界を感じて、なんとか精一杯彼の名を叫べば、
その慰みをやっと治めてくれた。
もの足りなそうに訴える彼の瞳が、熱くなった眼に、ほんのり滲んで映る。
そして申し訳なさそうに言う。
「すいません……嫌でしたか?」
全く……そんなストレートに聞かれて僕はどう答えればいい…。
嫌な訳ではない。ただ、あまりの刺激に溺れてしまいそうだった。
なんて堂々と言える度胸など、まだ僕にはない。
「そ……そんな同じ…所ばかり………するな」
と熱を含んだ瞳を必死に大河へ投げ掛け、荒い息でなんとか訴えた言葉すら恥ずかしかった。
だがその態が大河にどんな影響を与えたか。
「……昴さん、可愛い………もう、止まれないかもしれません……」
うっとりと蕩けた表情でそう言って、自分の服を乱暴に脱ぎ捨てていく。
獣の様な荒々しさ。虚無で見たそれと同じな気がした。
あの時と同じように胸がどくりと脈打つ。
(ああ。この感覚。あの大河にも、僕は欲情していたのか―――)
大河の露になった均整のとれた胸筋、腹筋。
細いながら逞しい腕、肩。
健康的に伸びる脚に、屹立する彼の欲望。
彼の裸体に、全身がぞわぞわと喚き始めるのがわかった。
既にしっとりと汗ばむ体が勢いづいて僕の上に重なれば、互いの鼓動が交わって体に響く。
再び唇を重ね合わせ、互いの舌を絡ませれば、
それを合図に、大河が本能のまま僕を激しく弄っていった。
<>
Sweet Honey Milk 書いた奴<>sage<>2005/11/13(日) 16:46:12 ID:???<> 読んでくれてありがとう。
後半はやりすぎた感があったから、
少しでも楽しんでくれた人がいたなら書いてよかったと思えるよ。
おもわず文章書くことに目覚めそうなくらい。
ふたなりは自分もどちらかと言えば興味なかったんだが、
ここの神達の作品を読んでふたなり熱が急上昇。
その勢いで初めて書き殴ったのも(公開した事は無いが)ふたなりだった。
最近見ないし、蜂蜜ミルクがやりたかったから今回もふたなりにしたんだww
感想くれた人たち、待っててくれた人たちありがとう。
また何かあったら書き殴らせてもらいます。それまでは自分も神の降臨を待ってます。
それでは。長々スマソ。 <>
新昴凌辱、後日談の人<>sage<>2005/11/13(日) 16:46:22 ID:???<> なんかエロが微妙でスマソ。
続きは今日中に投下できればと思う。
それでは また。 <>
699<>sage<>2005/11/13(日) 16:50:21 ID:???<> 投下きてた……orz
途中重ならなくてよかった。
次からは気をつけますすみません。 <>
新昴凌辱、後日談の人。<>sage<>2005/11/13(日) 17:04:14 ID:???<> >>699氏
こーゆーハプニングはつきものだから気にするなw
俺も今回投下手間取ってたから、なんかたらたらでスマンかった。
蜂蜜エロは可愛くてテラモエスだったよ。狂う昴にハァハァ(;´д`)
また書き殴りに来てくれるのをワクテカしながら待ってるよ。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/13(日) 21:22:31 ID:???<> >700
凌辱の神降臨されてたか。
激しくGJ!
続きが待ちきれないよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/14(月) 06:08:49 ID:???<> ここの神々は本当にすごいな!
ワクテカが止まらない。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/14(月) 16:52:10 ID:???<> 以前、自分も書こうとしたが何故かプチミント×昴で挿れている側なのに
喘がされるプチミントと言葉責めをする昴(ふたなり設定)な話になってしまい
凹んだ俺が通りますよ。
本当にクオリティーの高い話が読めて幸せです、神々。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/14(月) 19:25:59 ID:???<> >>705
よし!ぅpだ!!
このスレの神々の一人になってみないか? <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/14(月) 20:32:38 ID:???<> >>705
それ読みたいよ!!投下プリーズ!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/14(月) 21:37:00 ID:???<> >>705
イイ話じゃないか!
さぁカモン!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/14(月) 22:14:03 ID:???<> カモカモーン! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 13:33:59 ID:???<> >>700
陵辱神GJ!
上手く言えんが、行為で癒されていく2人って感じが良いです。
陵辱も好きだが、その後の優しいエロも堪らなく好きなんで
ワクテカしながら待ってる。
んで、神々の降臨の幕間の余興になれればとエロ小ネタを投下しに来た。
一応後編があって後から投下予定だけど、待つほどのモンでもないので
サラッと流して神作品に移ってもらって全然OK。
あくまで神々が来るまでの繋ぎって事で(ある意味冒涜かも)
ほんのちょっとでも楽しんでくれれば幸い。
が、寒いギャグとか苦手な人はスルーよろ。マジで。 <>
小ネタ<>sage<>2005/11/15(火) 13:35:13 ID:???<> ビレッジ地区のぼくのアパート。
その一角からくちくちと粘性の水音が響いている。
「ふふ、こうされると堪らないんでしょう?昴さん」
「あ...新次郎。そんなにしたら...」
弱弱しくあがる抗議の声を無視して、ぼくはぬらぬらと光る中心部に
いきなり三本もの指を挿れる。
ちょっとだけ乱暴に、
そのままぐちゅぐちゅと掻き回して、
内部を捏ねるようにして、
濡れた指をいったん引き抜いて顔に近づけて匂いを嗅ぐと、あ...と
息を呑む声が聞こえてきた。
「新次郎...そんな事もういいから...もっと、もっと奥まで掻き回して...」
「了解です。じゃ、いきますよ、昴さん」
その先を急かす声に火が点いたぼくは、もどかしい手つきでベルトを外すと
下着ごとズボンを下ろして己の逸物を取り出した。
そして誘われるまま一気に
「...って、さっきから何やってるんだよ。新次郎ーーー!!!」
ジェミニ・チョーップ、とぼくの後頭部に強烈な突っ込みが炸裂した。
「たたた...痛いじゃないか、ジェミニ」
「痛いじゃないか、じゃないよもう。準備に時間がかかってるから様子見に来て見れば
ぬか味噌捏ねながらブツブツ昴さん昴さん言ってるんだもん。無駄な動きも多いし、
ボクの声も聞こえてないみたいだったし、しかもいきなりパンツまで脱いじゃうしっ。
何か変だよ、今日の新次郎...」
大丈夫?と、きつい一撃をくれながらも心配そうに声をかけてくるジェミニを安心させるべく
ぼくはこう答えた。
「あはは、これはイメージトレーニングっていってね。サムライの精神修行の一つなんだ。
ジェミニはまだ知らなかったかな?」
「あ、敵を想定して頭の中で戦うんでしょ?それなら師匠に習ったよ。さっすが新次郎!
となると相手は昴さんなのかな?......フッ、流石は昴さん。すばるしい(素晴らしい)斬撃ですなぁ。
なんちてなんちて!どうどう?今の面白かった?ねぇ?」
「...ジェミニ...」
貴様歯を食いしばれ!このドジでのろまな小田舎のドン亀が!この桃尻侍が!
と、ドツキ体勢に入ったその時だった。
「...君たち、一体何をしている?」
「「あ、昴さん」」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 13:44:12 ID:???<> 前編これで終わり。
なんとなくジェミニと絡む昴が書きたくなって思いついたネタ。
ほんの小さな出来心。
自分でもアレだとは思うけど、「ま、あ○ほりだから」でご勘弁。
では気を取り直して神作品へ↓ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 15:48:13 ID:???<> うはwwwwwテラワロスwwww
よくこういうの思いつくなwwこういうぶっとんだギャグ大好きだ!
昴が絡んで何やらかすのかワクテカしながら続きを待っているよ
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 16:47:55 ID:???<> 一気に読んでもらいたくて書き上げたモノがあるんだけど、
あとどんくらい書き込めるんでしょ?
自分前回このスレぶったぎった事あるもんで…。
今回も長い。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 17:58:19 ID:???<> 一気に読ませたいなら次スレにするってのも手だけどね
スレ跨ぎが気にならないなら投下してもよいのでは?
俺はいつでもカモカモーンだよww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 18:09:43 ID:???<> >>714
現時点で427KB。
前々スレは500KBで落ちてるね。
まだ結構いけると思うから投下カモン!
楽しみに待ってるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 18:20:13 ID:???<> >>715-716
ありがとう。チキンだから次スレ立つまで待ちますね。
同じ過ちを二度も起こすわけには…W <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 18:40:55 ID:???<> >717
いや最近まったりと流れてるから大丈夫じゃない?
なんだったら前・後編に分けて投下するとか。
メモ帳で書いてるならプロパティで容量確認するとよいよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 19:47:18 ID:???<> 確認してみますた。なんとかいけそうかもと
ドキドキしながら投下してみます。
以下、注意点で。
性別はおなご。
過去を独白してる下りは『何かあったんだね』
程度に受けとめ、個々の妄想にお任せします。
昴さんに女としての幸せを掴んで欲しい人はスルーで。
<>
未来1<>sage<>2005/11/15(火) 19:48:05 ID:???<> 紐育に平和が戻り数か月が過ぎようとしていた。
僕の日常は、それまでの日々とは
比べものにならないほど充実していた。
紐育を復興しながらも、僕達の舞台を待ち望み、
楽しんでくれる人々が大勢いてくれ、
周りには、共に過ごし戦い、解り合える仲間がいる。
そして何より、大河新次郎という存在が
僕の中でもっとも大きく心を占めていた。
…過去に囚われず、今を生きる事に心から喜びを感じる、
そんな毎日を送っていた僕にある出来事が、
この先に訪れるであろう、避けては通れぬ『未来』を突き付けてきた。 <>
未来2<>sage<>2005/11/15(火) 19:48:45 ID:???<> それはある日の舞台での、公演前の事だった。
一通りモギリを終えた新次郎が、
目に涙を溜めた4〜5歳ぐらいの男の子を抱え楽屋にやってきた。
「どうしたんだい、新次郎…その子は?」
「すいません、サジータさん、みなさん。
迷子なんですけど、まだ親御さんが見つからなくて…。」
「それで君があやしているのかい?」
「はい、不安なまま待つのってやっぱりツライと思うんで、
少しでも和ませられたらと思ってこちらに…、
すいません、公演前でお忙しい最中…。」
「気にするな、しんじろー!みんなといれば、寂しくないないっ!」
「ありがとう、リカ。」
その日はジャングルレビューの再演で、
小さな子供をあやすのにはうってつけの衣裳ではあった。
「ほら、ごらん。とっても綺麗だろ。後でみんな舞台に出てくるからね。」
「うん。」
その子は新次郎を拠り所とするようにしっかりと掴まっていた。
父親には早いが、良き保護者のようにも見え、
彼の包容力の大きさを窺い知る。
「あっ、大河さーん!親御さん見つかりましたよー!」
少し離れた所から杏里の声が響き、同時に誰かが駆け寄る足音が楽屋に近づく。
「パパ!ママ!!」
「あぁ、坊や!良かった…。」
安堵の表情を浮かべた母親が子供を抱き寄せる。
「本当に…有難うございました。」
「いえ…、良かったね。パパとママと舞台を楽しんできてね。」
「うんっ!ありがとう、お兄ちゃん!!」
満面の笑みを湛え、男の子は両親の間で手を引かれ、客席へと向かった。
その姿は、一山越えた後に生まれる強い絆のような幸福感に満ちていた。
「いいなぁ。ぼくもいつかあんな風に家庭を持つのかな…。」
「えっ…?」
何気なく呟いたのだろうが、それに僕が反応すると、
新次郎と目が合い、顔を赤らめ照れくさそうな仕草をして見せた。
「な、なんちて。…あははっ、あははっ。」
「…そうだね、君ならきっといい父親になれるよ。」
ここはからかうべき間だったようにも思えたが、
そんな気になれず僕は覇気なく言葉を返し、颯爽と舞台へと向かった。
<>
未来3<>sage<>2005/11/15(火) 19:49:22 ID:???<> 僕は女性として生を受けた。しかし、今この器に生殖機能は備わっていない。
言うなれば、子を授かる事の出来ない身体。
その訳を辿るとあの忌まわしい過去へと行き着く。
僕自身が選び歩んできた道を今になってどうこう言うつもりはない。
…ただ思うのは、あの頃の僕は
未来を見据え生きる事を軽視し、
己を顧みず生き急ぎすぎていたのだ…と。
それゆえ過ぎた時と共に、僕は性別という概念を捨てた。
九条昴というただ一人の人間として生きていくのだと。
けれど…今、僕には新次郎が居る。
性別も判らぬ僕に思いを募らせ、いつしか僕を求めるようになり、
僕もまた彼の温もりを求めた…。
心も身体も委ね、満たしあえるただ一人の存在。
恋人と言う関係でいるだけならば、あえて言う必要もないだろう。
だが、この先…、
彼には男として背負っていくべきものが幾つもあり、
いずれおのずと家庭を持つ事にもなる。
このまま僕が隣にいれば、
彼が進み行く未来に、支障を来す事にもなりかねない。
それを強く思い知らされたのは、
あの親子の幸せそうな様子と、子供をあやす新次郎の姿。
僕にはそれを共に築き上げる術がないのだと…。
今ならばまだこの関係を白紙にし、やり直す事も出来る。
だから尚更、明かさなければならない。
彼の、新次郎の幸せを願えばこそ。
…だが、それを綺麗事だと嘲笑うかのように、
秘めた思いが僕の胸を締め付ける。
この先も…彼の傍らで共に生き、
支え合い、出来る事ならば添い遂げたい…と。
自分にとってそれが、どれほど恐れ多い事か
解っいるつもりだったのだが…。
<>
未来4<>sage<>2005/11/15(火) 19:50:03 ID:???<> ……気が付くと僕は雨に打たれていた。
舞台が終わった後、新次郎とは顔を会わせる事なく
早足にシアターを後にした。
心の整理がつかぬままでは、気丈に振る舞う自信がなく、
会えばこの複雑な胸中を覚られそうで…。
シアターを出た時は雨など降っていなかったのに、
まるで僕の代わりに空が泣いてくれているようにも思え、
踏みしめるように冷たい雨の中を歩き、ホテルへと戻った。
ずぶ濡れの僕に驚き駆け寄るウォルターを片手で制し、部屋へと上がる。
その時、
「昴さん!!!」
…驚いた。予想外にも新次郎がそこに居た。
「し、新次郎…どうして…。」
「楽屋に行ったら昴さんなら帰ったって聞いて…。
外を見たら雨が降りだしてたんで、
間に合えばと思って傘を持って走ったんですけど…。」
「バカだな…。勢いあまって僕を見落としたんだろう?」
「すっ、すいません。もぅ、部屋に着いちゃったのかなと
思ってこちらに…って、そんな事より
早く着替えないと!風邪引いちゃいますよっ!」
会いたくなかった…と同時に、
いやしくも抱かれたいと思った。
雨に濡れ、冷えた身体のせいだろうか…温もりが欲しかった。 <>
未来5<>sage<>2005/11/15(火) 19:50:31 ID:???<> 「そうだ、お風呂に入りましょう!
あっ、ぼくとって意味じゃなくて…その、はやく身体を温めないと…!」
部屋へ入るや否や風呂へと促す新次郎に少し苛立ち、
表情を作る事なく、無意識に僕は彼を煽るような言葉を吐いていた。
「…君が温めてくれるんじゃないのかい?」
なんて浅ましいのだろう…。
「んっ…はぁ、あッ…しんじろう…」
シャワーを浴びながら、それよりも熱い抱擁で身体を温め合う。
新次郎を唆した僕は、我を忘れるように快楽を求めていた。
「う…んっ、しんじろう…しんじろう…あッ、あぁ…はぁ…ッ」
手や唇で触れられる箇所の快さを伝えるように彼の名を繰り返す。
「新…次郎…」
「昴さん…んっ…」
背伸びをして、高い位置にある彼の肩へと腕を回し、口付けをせがむと
強い力で身体を抱き寄せられ、深い口付けで応えてくれた。
舌を絡ませながら零れるいやらしい音もシャワーに掻き消され、
熱い湯が滴るのも気にせず、伝わる甘い快感だけを夢中で貪った。
「んっ…はぁ、昴さん…湯槽に浸かりましょう。
シャワーだけじゃすぐ湯冷めしちゃいますから…。」
このまま…夢心地のまま何もかも忘れ抱き合っていたかったのに、
新次郎が気を遣い、シャワーが止められ、
一つの世界を作り上げていた温かな音が止むと、
僕は一気に現実へと引き戻された。
ふわりとした彼の優しい微笑は、
今の僕にとって、ただ切なさをもたらすだけであった。
<>
未来6<>sage<>2005/11/15(火) 19:51:03 ID:???<> 新次郎の胸を背もたれにして浴槽に座ると、
しっかりと湯に浸かるようにと腕が回され、
この小さな身体が彼の内にすっぽりと納まる。
「ちゃんと温まって下さいね。」
子供に言い聞かせるかのような口振りで言われると、
後ろから熱い吐息がかかり、僕の髪に顔を埋めているのが感じとれた。
身体を擦ってくれるその手からは、
柔らかな温かさと彼の優しさが伝わり、
より一層僕の胸を締め付ける。
これ以上、苦しめないでほしい…
そんな自分勝手な思いが僕に拍車を掛ける。
「新次郎は…子供が欲しい…?」
「エッッッ!?」
「何人ぐらい…欲しい?」
唐突な質問に驚く彼の様子が、手に取るように分かる。
そして、その後の答えも…。
「そそそっ、それはもぅ、何人でも…!なんせ愛の結晶ですからねっ!!」
「…愛の結晶…か。君らしいね。」
顔を見ずとも、その言葉と共に勇ましい表情が伝わる。
本当に…なんて予測通りな答えをくれるんだろう…君は。
「す、昴さんは…どうなんですか…?」
新次郎の照れて震えた声に居た堪れなくなった僕は、
彼の腕を抜け出し、逃げるように一人湯槽から上がる。
「昴さん……?」
「すまない…。僕には…その権利が無いんだ。」
彼を背に平常心を装っても、この言葉を絞り出すのが精一杯だった。
<>
未来7<>sage<>2005/11/15(火) 19:51:38 ID:???<> バスローブを纏い浴室を後にする僕を、
新次郎が慌ただしく追い掛けてくる。
「すっ、昴さん!待って下さいっ、どうゆう意味ですか!?」
そう思うのも無理もない事…。
このままで良い訳はなく、意を決して僕は新次郎へと向き合い、
心には再び能面を被り、淡々と言葉を綴っていった。
「…僕は子を身籠る事が出来ない身体なんだ。
だから…子供を持つ資格が無いって事さ。」
「そんな…。」
僕を見つめるその表情は、驚きと悲しみが混ざり合ったような感じで硬直していた。
そんな彼から目を逸らさずにはいられなかった。
「ガッカリしただろ…。僕と居る限り、君が言う
愛の結晶とやらとは一生お目にかかる事はないのだから。
これからは…君が望むように生きるといい。
君にならすぐにでも良き伴侶が見つかる。
子を授かり、共に育て、温かな家庭を築く事が出来るだろう。」
なんて偽善的な節介者なのだろう…能面の下で僕は自分を蔑む。
「昴さんは…それでいいんですか?」
「僕は遠の昔に、一人で生きていく覚悟を決めていたからね。
気にする事はないよ。
僕は…いつでも君の幸せを願っている。君が幸せなら、それでいい…。」
―君の幸せを願っている―
それだけは今までの中で紛れも無い本心だった。
…静寂が二人を取り囲む。
ふと見ると、彼は俯き小さく震えていた。
労る迄が僕の役目と思い、彼へ歩み寄ろうとしたその時…
「……ぼくの幸せってなんですか?」
「えっ?」
「勝手に…勝手に決めないで下さいよ!!」
「し、新次郎…。」
爆発したかのように、
今まで押さえつけていたであろう感情を僕へとぶつけてきた。
「そんなの勝手すぎます…!ぼくの気持ちを無視してそんな…。
昴さんを誰よりも好きなこの気持ちは…どうしたらいいんですか!?」
<>
未来8<>sage<>2005/11/15(火) 19:52:10 ID:???<> 「新次郎…。」
一筋の涙を流し僕へと歩み寄る彼に、力一杯両腕を掴まれると、
真剣な眼差しで見据えられ、その想いの丈を激しく訴えられた。
「子供が出来ないからって…それだけでこの想いを断ち切るなんて、
そんな簡単に出来る訳ないでしょ!?
一人で生きていくとか、ぼくの幸せとか…
そんなの昴さんの勝手でズルイですよ!」
…言葉も返せぬまま視線を落し、立ち尽す僕を見兼ねたのか、
新次郎が唐突に、僕を痛いぐらいに抱き寄せる。
彼の想いが体温と共に、バスローブ越しに感じ取れるほど強く…。
「新次郎…は、離せ…。」
「離しませんっ、ぼくはこの先も昴さんがいいんです
…他の誰かじゃダメなんです!!
何があっても二人で乗り越えていきましょう?
ぼくが昴さんをどんな事からも全力で守りますから…!」
「新…次郎…。」
その時…心を覆っていた能面が剥がれ落ち、
僕の目から静かに涙が零れた。
「新次郎…でも…」
「もぅ、何も言わないで…。
幸せはお互いを思いやればこそ、どんな形にでもなります…だから…。」
その言葉は闇を彷徨う僕を、照らし導く光のように心強く、胸に響いた。
「…新次郎。」
彼の腕の中で、これ以上無い程の温もりと優しさを一身に受け、
それまで考えもしなかった僕自身の幸せというものを、
ひしひしと感じていた。
…多分僕はこの先、君無しでは生きていけなんだと思うよ。
<>
未来9<>sage<>2005/11/15(火) 19:52:38 ID:???<> 「…昴は思った。僕には君が必要なのだ……と。」
瞼を閉じ彼の胸で呟くと、片方の頬に掌が添えられ、
その手に促されるように新次郎へと顔を向けると、
暖かな陽射しのように僕を優しく見つめてくれていた。
「…それはぼくもです。」
柔らかな口付けが頬や額に降り注ぐ。
先程の、…夢心地の続きが欲しくて、
彼の口元へ指先を伸ばし求めると不意に、
すぐ側にあるベッドへ重なり合うように身体を倒された。
「新次郎…。」
覆いかぶさり、僕を覗き込む彼が、顔を真っ赤にして語りかけてくる。
「ぼくにはもぅ、どんな事も昴さん以外考えられないんです…。」
「どんな事も…か。欲の無い男だな、君は。」
「いっ、一途なんです!」
「ふふっ…ありがとう、こんな僕を好きでいてくれ……んっ…」
自分を劣等する唇を、唇で塞がれる。
僕自身の葛藤からも、君は守ってくれると言うんだね…。
「んんっ…ぅうん…」
口付けは次第に、頬や耳たぶ、
首筋へと熱い舌と共に下り、いつしか愛撫へと変わっていた。
「はぁ…んっ、あ…ぁんっ…」
バスローブを脱がされ、露になった胸元が快い刺激を受け、
恥ずかしくも硬くなった小さな突起を摘まれ、
もう片方を舌先で転がされると、
足の先まで快感が行き渡り、裏返った声が零れる。
「ぁんっ…あぁッ、はぁ…しん…じ…ろ、あッ…」
<>
未来10<>sage<>2005/11/15(火) 19:53:08 ID:???<> 「白くて柔らかい昴さんの肌…大好きです。」
そう言う新次郎に惚ける頭で目をやると、
恍惚な表情を浮かべその指先を、腹から腰・太腿へと
舐めるように滑らせ、僕の身体は強張りながらも疼いていた。
「ふっ…ぁあ…はッ、あぅ…んっ」
自分でも分かるほど既に濡れているそこを指先は終着点とし、
遠慮がちにゆっくりと侵入してくる。
「んぁっ…ぁああっ…はぁ、はッ…あぁ…」
「中…、すごい絡み付いてきますよ…そんなに欲しかったですか?」
「しっ、知らない…んんぅっ…」
悪戯心が芽生えたのか優しい微笑みで僕を辱める彼に、
微かに残る理性で反発するも身体は正直で、
指では物足りないとひくつくのが分かり、もどかしさを覚える。
それを知ってか知らずか、指が引き抜かれたかと思うと、
それよりも何倍もの体積を持つ生温かな異物がゆるゆると挿入され、
待ちわびていたかのように膣が収縮し満たされていく。
「ぁぁあああ…ッ、し、しんじろう…あぁ…ぁう…」
「ふっ…はぁ…、我慢出来なくて…。ごめんなさい、痛かったですか?」
おずおずと僕を伺う新次郎に、そんなことないよと首を横に振り、
満たされている悦びを、今出来る精一杯の笑みで伝えてみせると、
いとおしむように身体を包まれた。
「昴さん…好き…、大好き…」
「新次郎…」
切なげに囁くその想いを満身で受けとめ、
彼の肩へ腕を回し抱き締め、僕も応えた。
「きっと、この気持ちを『愛してる』って言うんだろうね…。」
<>
未来11<>sage<>2005/11/15(火) 19:53:41 ID:???<> 愛の告白の後、本能の欲求に従うまま、
互いに与えられる快感を、ただただ貪った。
「ぁあんっ…!あッ、あぁ…イイ…の、ぁぁぁ…ふっ、あぁぁんっ!!」
「うっ…昴さん、…はぁっ、気持ちいい…!あっ、はぁ…っ」
腰を打ち付けられるたびに卑猥な水音が耳に届くも、
理性も羞恥心も吹き飛んだ今、
彼に乱される自分にとっては心地良く、限界へと誘う響きだった。
「あッ、あッ…ダメッ…ぅあっ、あッ、イクぅ…ぅぅっ…ぁぁぁぁあん!」
「すっ…昴さん……ぅぅっ…あぁぁっ!!」
突き上げるように何度も擦られ、下腹部に力が籠もり、
彼を吸い上げるように膣が痙攣を起こし僕が達するのと同時に、
新次郎もまた、弾けるように絶頂を迎え、
その証を中へ全て放ち、崩れ落ちるように僕へと重なった。
…お互い抜けた力が戻るまで、
荒く乱れた呼吸を整えつつ、その余韻に身を預けた。
熱い精を注がれても決して孕む事の無いこの身体…。
けれど、この営みの果ての結果など重要ではない。
互いを必要とし、満たし合う事で愛が深まる。それだけの事…。
身を以て教えてくれた愛しい彼を、
この腕にきつく抱き締め、僕はゆっくり瞼を閉じた。
<>
未来12<>sage<>2005/11/15(火) 19:54:10 ID:???<> あれから数日…、僕達はいつもと変わらぬ日常を過ごしていた。
プラムの使いで買い物へ行くという新次郎に、
リカも同行すると言いだし、
その場に居合わせた僕もリカによって駆り出された。
「すばるもいくぞー!」
「やれやれ…。」
まぁ、天気も良く、悪い気はしなかったし。
セントラルパークを横切り店へ向かう途中、
爽快感に煽られ爆走するリカを、
新次郎が慌てふためき追い掛ける。
「うっひょーー!きっもちいーぞぉーー!!」
「わーっ!待ってよリカー!そんなに走らなくてもいいからーー!」
「まったく…何しに来てるんだか…。」
微笑ましくも呆れ返っていると、
木陰の下で弁当を広げ、仲睦まじくこの青空を満喫している
一組の家族がふと目に入る。
……どれほど目を奪われていただろう。
まだ少し、吹っ切れていない自分に気付かされる。
切なさが込み上げてきたその時、僕の手がギュッと握られる。
「し、新次郎…。」
「行きましょう、昴さん。」
僕の心中を察したのか、守るような眼差しで彼が微笑み、
優しく手を引いてくれた。
「リカもーー!新次郎と手ぇつなぐーっ。」
「もぅ、あんなに走らないでよ、リカっ。」
「イエッサー!わーいっ、なっかよっし、なっかよっし、いししししー!」
誰にも平等で、さり気ない優しさの中にも、
僕には特別な想いを感じ取る事が出来る。
それは彼も僕も、互いをかけがえのない者としているから…。
君だけが本当の僕を知っていてくれれば、
これからも僕は九条昴で有り続ける事が出来るだろう。
男でも、女でもなく、君だけの昴をいつまでも傍に…
細やかな未来を垣間見て、温もりが伝わる彼の手を強く握り返す。
この手で…僕を導いてくれ…新次郎。
END
<>
未来書いた奴<>sage<>2005/11/15(火) 19:58:03 ID:???<> 以上!ドキドキの投下なんとか出来ますた…!!
>>718
ありがとう。容量の事勉強になったよ。
それでは、また籠もります。
お付き合い下された方にありがとう。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 21:05:46 ID:???<> >>732
GJ!
泣いてる昴たんに萌えたよ。
本当に神降臨率が高すぎる・・・・・・! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 21:44:08 ID:???<> >>732
感動した!!!!GJ!!!!!!!!!
二人はきっと幸せになるよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/15(火) 21:58:05 ID:???<> >>732
GJ!!
切ない中にささやかな幸せを思わせる二人だなぁ
二人の幸せを心から願いたい気分だ
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/16(水) 03:29:46 ID:???<> 夜分遅くに後日談を投下しにきた…
容量の事すっかり忘れていたよ…
一応計算して来たんで大丈夫だと思うが、ちと恐いので一部だけ投下。
何度も分割してスマソ。では。 <>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/16(水) 03:32:34 ID:???<> 僕の下半身に残る布を、優しく剥ぎながら、彼の唇は首へ、鎖骨へ、胸板へ。
どんどんどんどん下へ移動していく。
突いてなでる激しさに、理性が少しずつ吸い取られていく儘、身を預けたが、
骨盤を過ぎればそこから下は秘めるべき場所。
先程キスを落とされた時は布に覆われていたけれど、今は既に一糸纏わぬまま。
(ぁっ、だ、駄目だ。これ以上は。大河はどこまで行くつもりだ)
そんな不安を余所に、と言うか案の定。
大河は僕の足を抱え上げ、その顔を足間へと潜らせた。
「んんんっっ!大河!!そんなとこ!やめろっ」
と言って、止めてくれれば人生何事も苦労はしない。
「昴さん……女の人なんですね」
その言葉に意味があるのかないのか。熱を含んで囁かれた言葉に、
(なんでまた、いちいち、あの時と同じ様に言う……)
と羞恥心で顔が熱くなるのがわかる。自覚はまだ薄かったのに、
「すごい…濡れてる。気持ち良かったですか?」
とわざわざ指摘する言葉が恥ずかしくて、
「誰のせいだ!」と心で責め立てても、更に自分の羞恥心を煽るだけだった。
「綺麗……」
「なっ、綺麗な訳、あるか!」
こんな、自分でもまじまじ見ようとも思わない。
グロテスクなだけで意味のなさない幼い生殖器。
…恥ずかしい……
あの時の彼にだって、こんな風に見られたことはなかった。
それでも大河は僕の太股を柔らかく掴んで顔を潜らせた儘、
「綺麗ですよ。つるつるしてて……」
と言って恥丘を指で軽く突く。
「ぅうっん!大河っ」
「それにふわふわ」「ばっ…」
馬鹿な事を言うな!」と言いたかったが、大河の舌が僕の秘所の割れ目に、一筋の線を描くと
その刺激に腰がびくりと跳ね、言い掛けた言葉は別の声に入れ替えられる。
「ぁんんっっ!はぁあっ」
大河の舌が優しくゆっくり僕をなぞると、その温かい湿った感覚が、股下に張り付いていく。
変な感じだ。柔らかく延びる刺激に何かがうずうずと身体から湧き立っていく。
指で弄られたことはあっても、こんな感覚は今までにない。
雑学程度に脳に納めた知識にさえ、こんな行為は含まれていなかった。
こんなねっとりと延びて這う感覚、僕は知らない。
「んぅ!あ…あぁ!た……たいが……はぁ、あ、ぅんん、ぃ、やぁ、ぁ」
足を広げられ、大きく曝された場所の蜜を、掬う様に舐めとられると、
秘めたる中に浅く侵入され、ぴちゃぴちゃと卑猥な水音が響いた。
それが恥ずかしくて、思わず腕で顔を伏せる。
彼のその行為さえ、全て優しくてあの時とは違うのに、
体に衝く感覚と羞恥心で、気がおかしくなりそうな僕はまるで同じだ。
それなのに身体は正直なのか。
彼から与えられる刺激に、抵抗する事など、とうに忘れている。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/16(水) 03:35:45 ID:???<> 大河は熱に浮かされるように「昴さん、可愛い」と小さく呟くと、
太股を支えていた指を秘所にゆっくり辿らせ、舌をその核へ滑らせた。
同時にその指を中へと、潜らせていく。
「ん!ぅうん!?ぁっ……あぁ……はぁ……あ、ぁあっ」
舌先で陰核を優しく突かれる刺激と、
ぐちゅりと音を立てて奥へ、入り口へと蠢く感覚に神経がすべて集中していく。
集中させまいと力を抜こうとしても、僕の体は引き釣り、
その刺激を求めて腰は揺らぎ始め、逆に感覚を全身へと駆け巡らせていってしまった。
必死にシーツを握り締めて耐えても、彼は無我夢中で僕のそこを嗜めて。
「ぁ、や、だめ…だ……し…しんじろ……ん、ぅんんっ!」
彼から与えられる刺激に、感覚が白く、淡くなっていく。
だめだ。これ以上。おかしくなる。
おかしくなる!
「ぁ……はぁぁ!ん!ぁあっ!あ、ぁあああっっ―――」
瞬間、何かの糸が切れて瞼の裏が一気に白くなる。
同時に自分の出した声と、大河の指を締め付ける内壁を感じて、恥ずかしくなった。
力をくったり抜いた体を投げ出し、荒く息をつく僕を見て、
「名前、呼ばれたの久しぶり。嬉しいです」と呟く新次郎に、何か怨み言の一つでもと思ったが、
僕の分泌液と自分の唾液に唇を潤ませて、「えへへ…」と無邪気に笑うのだから、
もう、わざわざ白い頭を働かせて何かを言う気にもなれない。
いつの間にか、投げ出したままの脚を、再び胸へと折られ、広げられても、
白くなった頭が抵抗する訳もなく。
新次郎が足間に割り込んで僕に覆い被さると、下腹部に昂ぶりが宛てられるのを感じる。
「ん、しんじろう…」
「昴さん、早く一緒になりたい」
そう言ってさっきとは打って変わった真剣な眼差しで僕の目を見つめる。
そして真摯な声で
「いいですか?」と聞く。
何故今更。一緒になる為に今こうしているのに。
「わざわざ聞くまでもないよ。新次郎。それは僕も一緒だ」
そう、聞くまでもない。なのに新次郎は遠慮している様で。
何を遠慮しているのかと、思っていたら。
「……昴さんは、初めて、ですか?」
その質問にぼやけていた頭が一気に覚醒した。
まさか。と思ったが――
「初めてだったら、痛いかもしれないです」
と続けられたので少しホッとする。
だけど答えるのは、また違う問題だ。
<>
新昴凌辱、後日談<>sage<>2005/11/16(水) 03:37:44 ID:???<> 初めて。
確かにしっかりとした意識で抱かれるのは初めてだ。
しかし、あの情事。
もし、事実だったら―――?
初めてだと彼に告げて、あの時に膜を失っていたなら―――?
初めてじゃないと告げてから彼が膜を破いたら―――?
まさか抱かれたかどうかわからないなんて、そんな事が通じるだろうか。
何も知らずに質問を投げ掛けた彼に、あの情事を説明する訳にもいかない。
どうする?
――――逸らかすしかない。
「初めてか。というのは新次郎にとっても重要な事なのかい?」
「え?」
「痛み等、どうとでも受けとめる。君は望む儘に僕を求めればいい」
そう言って誤魔化すように笑う「ふり」をして、新次郎の首へ腕を回す。
「昴は言った。有りの儘の僕を、新次郎の有るが儘求めて欲しい。と」
「で、でも………っん」
その言葉を塞ぐように、彼の首を抱き寄せて、舌を覗かせ深いキスを強請る様に唇を重ねる。
我ながら卑怯なやり方だ。
今まで都合の悪いことや聞かれたくないことは巧く逸らかしてきた。
だがこんなに苦しい誤魔化しは初めてだ。
本当は言ってしまいたい。
どちらにしても君が初めての相手だと。
君以外に抱かれたことはない。と―――
誘われる儘激しく唇を貪った新次郎が、
「痛かったら、絶対言ってください」
と屹立する欲望を僕に差し入れていく。
新次郎はそれ以上僕に言葉を求めなかった。
彼の優しさに、劣情に流される本能に、感謝した。
「ぅっ、ぅう、んっ……」「大丈夫ですか?」
優しく何度も聞く彼にひたすら頷く。
とはいえ、ぎしぎしと、だがゆっくり労るように侵入してくる彼の楔に、
中が圧迫される、この感覚自体はあの時と変わらない。
やはり僕の貞操は守られているのだろうか……?
<>
新昴凌辱の後日談の人<>sage<>2005/11/16(水) 03:43:40 ID:???<> とりあえずここまでで。
続きは早めに持ってくる予定。
次で終わりなんで。毎度のことながら長々すんません。
それでは失礼。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/16(水) 04:44:11 ID:???<> 毎回毎回GJ
続き待ってます <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/16(水) 08:43:33 ID:???<> 性別不詳
男か女か最後まで教えてくれない
人に体を見せるのが嫌い
とか言うわりに全華檄団一番の生足露出度
乳は無い、だがママの匂いがする
男臭いときと女臭いときがあるつーか、どう見ても男だろ絵と女だろ絵
年齢不詳
生まれた年が不明
九条家の代々の当主には五輪のアザが現れる
なんか異常にお金持ち
奇跡の少女フワニータ
つまり、これらの条件から推察するに昴さんとは
ノダオブナガを封印したときのふたなりシスターさん本人で
九条家の代々のふたなり当主は全部昴さんだった
ふたなりお金持ちなのはウン百年とコツコツ貯金してきた
ということだったんだよ!!
???{な、なんだってー!?
という設定にしてますがどうですか <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/16(水) 12:32:36 ID:???<> >742
カマーン!! <>
705<>sage<>2005/11/16(水) 17:41:27 ID:???<> >>706-709
改めてメモ帳を開いて読み直した…が。
前編の方がどう見てもショタエロっぽいけど大丈夫かなーと。
前編だけなら多分今日か明日頃には投下出来ると思うんだが。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/16(水) 23:06:43 ID:???<> >744
超首長くして待ってる!! <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/17(木) 01:40:31 ID:???<> 残り容量が少なくなっているようなので、とりあえず前編の序盤まで。
・前編はショタエロっぽい
・昴の性別設定はふたなり
苦手な人はスルーしてくれ。 <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/17(木) 01:41:39 ID:???<> 「加山さーん、こっちは終わりましたよー!」
手に持っていた箱を近くの机に置くと、新次郎は隣の部屋へ声を掛けた。
「こっちも終わりだ!…すまなかったな、新次郎。今日は休日だったんだろう?」
「いえ、構いませんよ。だって加山さんには紐育へ来た頃からお世話になっていますし、掃除は
いつもやっていますから」
汗を拭いながら部屋から出てきた加山に新次郎がそう答えると、加山は満面の笑みを浮かべると、
ぎゅーっと抱きしめてきた。
「そう言ってくれるか!いやー、お兄さんは猛烈に感動しているぞ〜!」
「ちょ、ちょっと加山さん!頬すりは止めて下さいってば…ヒゲが痛っ…ヒゲ位剃って下さいって!!」
「あ、すまん」
加山の腕から開放されると同時に、新次郎は深い溜息をついた。 <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/17(木) 01:42:52 ID:???<> ──紐育を襲った危機から数カ月後。
事後報告等も兼ねて、帝国華撃団が誇る諜報部隊・月組の隊長(これも信長との戦いの後に知った事だが)
である加山が一度日本へ帰国することになったのが、今回の『ROMANDOの店内及び居住スペースの大掃除』の
きっかけだった。
最初は店内や居住スペースもそのままにしておくつもりだったようだが、サニーサイドから『加山の代わりに
月組の副隊長が来る』と聞いてからは計画を変更して掃除をする事に決めたらしい。
一人で片付けをしている加山を見かねた新次郎が掃除や整頓を手伝うようになってから一週間。
ようやく大掃除も終わった所だった。
「生憎牛乳は切らしているんだが…珈琲でも良いか?」
「あ、はい。すいません」
リビングのソファに腰掛けたまま、加山から珈琲を受け取る。 <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/17(木) 01:45:02 ID:???<> とりあえず今回はここまでで。
加山と新次郎の会話のみであれだが。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/17(木) 02:47:38 ID:???<> ちょwwww続きを気にせずにはいられない止め方ww
GJ!続きワクテカしながら待ってるよ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/17(木) 21:50:03 ID:???<> >746
これからどう関わっていくかどきどきだぁ。
焦らしプレイ上手いなwwwww
ところで
今455 KBだけど新スレは480KBでいいかな?
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/19(土) 14:51:34 ID:???<> >>746
ショタエロも全然オッケー!続きが凄い気になるw
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/20(日) 00:45:10 ID:???<> 過疎ってるのは、容量不安な書き手さんが多いからなのかな。
…新作に期待しながら過去スレに溺れてくるとしますか。 <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/20(日) 05:07:24 ID:???<> 空気読まずに続きを投下。 <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/20(日) 05:09:31 ID:???<> 「いや、それにしても助かった。これで副隊長殿に怒られずに済むからなー」
「そう言えば加山さん、その副隊長さんってどんな人なんですか?」
新次郎がそう言うと、加山はヒゲを剃ったばかりの顎を撫でる手を止める。
「………会えば分かる。俺の口からは葵ちゃんをどう表現して良いか分からんなー。あ、砂糖を取って
くれるか?」
「はい、どうぞ」
新次郎の側にあった砂糖の容器を渡すと、加山はドボドボと砂糖を入れ始めた。
「はあ…って加山さん、それ入れすぎじゃ……」
新次郎が見ただけでもスプーン3杯分は入れている。
「そうか?5杯しか入れていないぞ…所で、最近はどうなんだ」
その砂糖過多珈琲を一口飲むと、加山はやや意地の悪い笑顔でテーブルを挟んで向かいに座る新次郎の方
を見る。
「最近って?」
「昴とはどこまでいったんだ?まさか未だに『清い交際を続けています』とか?」
「な…ななななナニ言ってるんですか!?」
途端に耳まで真っ赤にしながらどもる新次郎の様子に、更に意地悪心が刺激されたらしい。
「そうかー、『男』になったんだなー。いや、紐育は一応平和になったしお前は愛する人間も守りきった。
おまけに大人にまでなっていたとは…本当に目出度いなあ」 <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/20(日) 05:10:29 ID:???<> ははははっと笑う加山に思わず『加山さんの頭の中の方がめでたいと思います』と言いたくなるのをぐっと
堪えつつ軽く睨む。
「もう…からかわないで下さいよ」
「ははは、照れる必要はないだろ。俺の知り合いに惚れた女を守り切れなかった奴がいてな。正直お前のこと
も心配だったんだ…まあ、そういう事ならこれをあげようじゃないか」
加山は懐から小さな紙袋を取り出すと、新次郎の目の前に置いた。
「これは…カプセル?」
視線に促された新次郎が紙袋を開けると中には何かの薬か、小さな薄紫色のカプセルが出てきた。
「『媚薬』。一言でいうとセックスのときに快感が倍増する薬だ…個人差はあるが」
効き目は俺のお墨付だ、と続けて言った加山に、新次郎は小声で尋ねる。
「…使った事、あるんですか?」
「職業柄、な…時には身体を使ってということもあるさ……軽蔑したか?」
「いえ、そんな事は…只驚いただけで」
「使うかどうかはお前の自由だが…普段ストイックな相手程、乱れた時はすごいからなぁ」
うんうん、と一人頷く加山のその台詞に更に顔が赤くなるのを感じた。
「そういえば、今日は午後からシアターに行くんだろう。なんだったら昼食も食べていくか?」
そう言われて壁時計を見上げると、針は丁度11時30分を指している。
「いえ、もう帰ります。準備もありますし。珈琲ご馳走様でした!」
ぺこり、と頭を下げると慌てて外に出て行く新次郎を見送った後、紙袋も持っていった事に気付く。
「がんばれよ、新次郎」
そして、その後の展開を想像して加山は苦笑いを浮かべると店を開けるために席を立った。 <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/20(日) 05:13:01 ID:???<> 今はここまでで。
続きは起きてから投下します。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/20(日) 11:58:51 ID:???<> 続きキテタ――――(*´д`*)―――
GJ!媚薬の言葉にワクテカせずにはいられない!
続きを待っているよ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/20(日) 15:03:48 ID:???<> >757
GJ!!!まだ寝てるのか神wwww
続き待ってます!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/20(日) 21:23:28 ID:???<> 神よ!まだなのですか?まだ目覚めないのですか?
ええい、こうなったらアレを…
おはよう おはようボンジュール♪ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/20(日) 23:07:51 ID:???<> じゃあグッモーニン♪グッモーニン♪ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/20(日) 23:28:07 ID:???<> おはようおはようボンジュール <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/22(火) 01:39:47 ID:???<> 神々は冬眠の時期なのかな?
なかなか起きないね。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/22(火) 03:45:07 ID:???<> 冬の祭典前だから…と予想してみる <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/23(水) 01:09:38 ID:???<> すまん、起きたら月曜日の朝5時だった。
また一部投下。
「はあ…」
ショーウィンドウ越しに写る自分の姿に、改めて新次郎は溜息をついた。
鎖骨辺りまであるプラチナブロンド(のウイッグ)。
嫌味にならない程度にレースをあしらったブラウス、柔らかな桜色のカーディガンと
フレアスカートにお揃いの色のパンプス。
どこから見ても非の打ち所の無い美少女だ。
…まさかプチミントとして再び街中を歩くとは思わなかった。
──事の起こりは数十分程前に遡る。
リカがプラムに作って貰ったチョコレートパフェを持ちながら走ったのがきっかけだった。
テーブルに着く前に足を躓かせて転んだ拍子に側にいた新次郎の服に思いっきりパフェが
ぶちまけられる形になってしまい(その後リカは泣き出すし…まあ他にも色々とあったが)、
替えの衣装として昴が差し出したのが、今着ている物だった。
昴曰く『新次郎へプレゼントするつもりで持って来た』らしいが、何故女物なのかと新次郎が
小一時間問い詰めたくなったのは言うまでも無い。
「どうしたんだい?」
ずっとショーウィンドウを眺めたままの新次郎の様子に、帰宅途中に寄った店で買ったケーキの
箱を片手にした昴が声を掛ける。
「どうしたもこうしたも無いですよ…うう」
「…似合っているんだから良いだろう?…僕の部屋で代わりの服に着替えれば良いだけの話だ」 <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/23(水) 10:14:30 ID:???<> 「まあ、そうですけど…」
そんな会話を交わしている内に昴が滞在しているホテルへと到着する。
慣れた手付きでドアを開け、部屋へと入ると昴は『ホットミルクを作ってくる』と台所へと
行ってしまった。
そして一人ソファに座ろうとした瞬間、ポケットから紙の擦れる音がしたのに気付く。
「あ……」
加山に貰った例の紙袋。
着替える際にポケットに無意識に突っ込んだまま忘れていた物だ。
その存在を思い出すと同時に、加山の台詞が頭に浮かぶ。
『普段ストイックな相手程、乱れた時はすごいからなぁ』
昴と恋人同士になってから数カ月。
昴自ら自分の身体の事を打ち明けられた時には驚いたよりも納得したという方が強かったし、
その事を含めた上で九条昴という存在を愛している。
無論、普段の何を考えているのか分からない超然とした所も好きだが身体を重ねる際の、恐らく
新次郎しか知らないであろう表情もいとおしい…が。
不満があるとすれば…昴自身から求められた事が無い事だ。 <>
705・プチミント×昴<>sage<>2005/11/23(水) 10:39:13 ID:???<> とりあえずここまでで。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/23(水) 14:54:24 ID:???<> 乙
待ってるよ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/23(水) 19:51:58 ID:???<> 続き来てた!これから乱れていくであろう昴に超期待。
神の後でなんだが、あほなネタ投下。
パスはsubaru
ttp://www.uploda.org/file/uporg244433.gif.html <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/23(水) 20:51:57 ID:???<> >>769
も、萌える!!超GJ!
戦闘服の脱がされ方がエロイなwww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/23(水) 22:49:29 ID:???<> >>769
GJ!!
昴にはぜひとも両方こなして欲しいよw
どっちに転んでも萌えるキャラって珍しい。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/24(木) 02:24:47 ID:???<> >>769
超GJ!前のダイアナが昴ふたなり希望だったときの人と同じだよな?!
前のも凄い好きだ!
躾ける昴も躾けられる昴もドッチモ好きだ・・・!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/24(木) 08:09:27 ID:???<> >769
GJ
確かに新次郎次第だな
やはり昴は美味しいキャラだ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/24(木) 20:17:11 ID:???<> >>769
ファイル消えてるorz
再うpお願いできないものか・゚・(ノД`)・゚・ <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/24(木) 20:21:31 ID:???<> 下に同じ!
見たかったYO!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/24(木) 20:40:42 ID:???<> 悪いが荒らす <>
名無しさん@ピンキー<>キャラハン募集中<>2005/11/24(木) 20:41:57 ID:???<> と思ったが
俺も萌えた
じゃあな <>
宴<><>2005/11/26(土) 15:45:11 ID:x6teOq1O<> 初めての書き込みで初SSにチャレンジとゆー無謀さを笑ってください!
基本は新昴で昴=女です。 <>
宴<><>2005/11/26(土) 15:46:50 ID:x6teOq1O<> キャメラトロンの呼び出し音が響く、新次郎はあわてて昴の肩から手をはなした
「…敵があらわれたようだな、行くぞ大河。」
「…はい」
信長と刄を交えてから一ヵ月、大きな事件はないが、まだ時折現われる敵との戦闘はよく有る事だ。
「昴さん、あの…」
「話は後だ、急げ!」
テキパキと用意をすませる昴を横目に見ながら急いで上着を羽織る
(昴さんは自分を特別の存在と認識してくれている)それはわかっている。ただ唇を重ねる事は許しても、いつもそこから先の展開にはいたらない。あからさまに拒否される訳ではないのだが、自分の押しが弱いのか…それとも…
「大河!」
「はっ…はい!すいません、今いきます!」
まだ昴の感触が残る手を握り締めシアターへと急ぐ。
「遅いわよ!昴、大河くん!」
施設にはサニーとラチェットの姿しか見えない。
「すまない…」
「すいませんでした」
「まぁいいじゃないか、今日は久々の休暇だった訳だし、それより、状況を説明してあげてね」
「セントラルパークに妖力反応が見られたの、この反応は恐らく夢殿の毒蟲だと思われるわ。」
「毒蟲は全部たたいたと思っていたが…まだ孵化してない卵が残ってたのか…」
「…そうゆう事になるわね…。」
「それで、サジータさん達は?」
「…サジータ達は市民の避難誘導にまわってもらったの…今日は四人でセントラルパークに行ってたらしいから…」
新次郎はラチェットの口調に違和感を覚えたが、今はそれを追求してる暇はなかった。
「目標、敵毒蟲の占滅。紐育華撃団・星組、出撃です!」
「イエッサー!」
二つの機体が弧を描きながら飛び立った…それが、卑猥で甘美な宴の始まりとも知らずに。 <>
宴<><>2005/11/26(土) 15:48:14 ID:x6teOq1O<> キュイイン、ガシャン、避難が終わり、人気のないセントラルパークにスターの機動音が響く。
「視界が悪いな気をつけろ大河。」
「蟲群障壁ですね、ラチェットさん誘導お願いします。」
ラチェットの誘導にしたがって蟲群の中に進む2機、中心部まで到着したが何も見えない。
「そのあたりの妖力反応が一番強いわ、気を…て…大河くん…ジジジ」
通信が途絶える
「ラチェットさん?」
「恐らくこの障壁のせいだろう、大河あまり離れるなよ」
何も見えない中で蟲達の羽音が聞こえる
「何もいませんね…地下か!昴さん気をつけて…」
言い掛けた瞬間、警報が響く!
「ぐはっ!」
「昴さんっ!」
一瞬のウチに地中から出てきた無数の触手がランダムスターに群がる。
「昴さん!今助けます!」新次郎は昴をとりまく触手に切り掛かる、しかし次から次に新しい触手がかさなりあい、ダメージをあたえられない。昴はみるみるうちに球体になった触手の中に閉じ込められてしまった… <>
宴<><>2005/11/26(土) 15:50:14 ID:x6teOq1O<> 暗闇の中で新次郎の声が響く。
「昴さん!昴さん」
機体の軋む音のがする。
「大丈夫だ大河、…この毒蟲、前の物じゃないな、おかしいと思ったんだ、夢殿の毒蟲はたしかに占滅したはず…だから…うっ」
「昴さん!」
機体の隙間から忍び込んだ触手が昴の手に足に絡み付く、身動きがとれなくなった昴の体を這うように触手がとりまいた。
「うっ…あぁぁ…」
昴は今まで虫や爬虫類に特別な恐怖をいだいた事はない。しかし、ぬらぬらと光緑色の触手が襟元をなでた瞬間たまらない嫌悪感が昴をおそった。
「昴さん!…くそぉ…狼虎滅却…暴虎氷牙!」
触手の一部が大きく弾けとぶ!しかし直ぐ様新しい触手がもとの球体へと形をなす。
「!…狼虎滅却暴虎氷牙!狼虎滅却暴虎氷牙!狼虎滅却…」
何度繰り返しても触手はなくなるどころか球体はますます大きくなっていった。「駄目だ…大河…どこかに本体があるはずだ…それを…あっ…やぁっ!」
昴の声に反応するように、一本の触手が襟元からすべり込む。その瞬間次から次へと入り込んだ触手が無残にも昴のスーツをかき破った… <>
宴<><>2005/11/26(土) 15:51:54 ID:x6teOq1O<> 「本当に良かったのかしら…これで」
ラチェットが伏せ目がちに問い掛ける。
「今さら言われてもねぇ、話をふったのは君だろう?」
サニーサイドは笑顔で答えた。
「そうね。二人を信じましょう。昴の為に…二人の未来の為に。」
自分に言い聞かせるようにラチェットはつぶやいた。
「やぁぁぁぁ…」
胸元があらわになり、さらけだされた白い肌をもて遊ぶように触手が這う、そして無数の触手の一つがなだらかな膨らみの頂点へと達する。
「あっ!やっ…やめっ!」
クニッ
しなやかな蛇のようにピンク色の突起に絡み付く。
「うっ…あっ…!」
もう一つの膨らみをはい上がった触手はまるで口のように先を開き、もう一つの果実に吸い付く。
「な…んなんだ…こいつらは…はっ…あっあぁん…」
胸の突起はさらに小さく固く、そのかたちを変えた。今まで感じてた嫌悪感とは違う、切なく甘い感覚が昴を襲った。
「はあっ…こんな…んっん…」
その感情の正体に気付くには昴の体はまだ幼すぎた。今まで一番避けて来た感情、いや避けている事すら気付かなかったのかもしれない。
「…!!」
胸元へ辿り着けない触手達が、新しい獲物を見つけたかのように下腹部へと進んでゆく。
「やっ…やめて…あっ…うっぐ」
言葉を遮るように触手が口内へと入ってゆく。
「うぐっ…うっ…うっ」
昴は目をつむり、最愛の人を読んだ…
(新次郎…!!) <>
宴<><>2005/11/26(土) 15:53:23 ID:x6teOq1O<> (駄目だ、わからない…)
新次郎は焦っていた。さっきから何度となく必殺攻撃を出し体力も限界に近づいていた。昴との通信が途絶えてからは、時間の感覚さえない。
「昴さん!」
通信機に何度呼び掛けても返事がない。
もっと絶望的だったはずの信長との戦いすらも今よりはマシに思える
(あの時は隣に昴さんがいた)
さっきまでこの手で抱き締めていた昴は幻だったのかもしれない。そんな事まで考えてしまう。
昴がいなくなる…それは新次郎にとっては、まともな思考さえ出来なくなる程の衝撃だった。
フジヤマスターから光が消えかけた、その時
(新次郎…!!)
昴の声だ。通信機からではない。
「昴さん!」
消えかけた光はより強く輝きだした。
(そうだ!僕は諦めない!昴さんも!昴さんとの未来も)
「狼虎滅却…暴虎氷牙!」
爆発と共に蟲群障壁が弾けとぶ。触手の球体はすぐに形をとりもどしたが新次郎には焦りはなかった。
(見えた!)
新次郎は見逃さなかった、緑色の触手の中に鈍く赤く光る箇所を。
新次郎は、刀を手に機体の外に出ると球体に向かって走りだした。 <>
宴<><>2005/11/26(土) 15:54:58 ID:x6teOq1O<> ベルトの抵抗も虚しく黒いズボンははぎ取られ、細い足は次々にせまる触手に遮られやがて見えなくなった
「くっ…はっ…」
下着の上から昴の一番敏感な部分が刺激される。
「ふっ…うっ…うっ…」
せまりくる嫌悪感と快感の中でも昴は絶望してはいなかった。
(さっき確かに新次郎とつながったと感じたから…だから大丈夫。)
屈辱と羞恥に耐えながら昴はただ新次郎の事を考えた。
新次郎は全身で触手に切り掛かる、抵抗する触手をはらいのけ、潜るように球体の中へと入って行く。
「うっうっ…!うっ!」
昴とうとう下着すらはぎ取られ、細く折れそうな体は緑色の触手のみを纏っていた。体中を刺激され、抗すべもなく、次々と襲ってくる快感の中で昴は尚も新次郎の事を思う。
(僕は確かに恐れていた、でもどこかで、この身も心も、僕の全てを新次郎にさらけだす事を望んでいたんだ、今になってそんな事に気付くなんてね…でも例え躰は凌辱されたとしても、この心は永遠に君の物だ!新次郎)
そして醜く光触手は昴の最後の砦へと進んでゆく…
「っ…あっ…!」 <>
宴<><>2005/11/26(土) 15:58:40 ID:x6teOq1O<> こんな感じなんですけど何分初めてなもんで誤字脱字等もあり読みにくいかとおもいますが、続きが出来しだいまた投下したいなぁと考えてます!
ありがとうございました! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/26(土) 18:05:59 ID:???<> 初めてで乙ですが、
全部agaってますね。
基本的にsage進行ですよ。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/26(土) 18:30:02 ID:???<> ああっ!すいませんでした!すっかり忘れてました。メール欄にsageでいいんですよね?ご指摘ありがとうございました!m(__)m <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/26(土) 21:54:04 ID:???<> 小説自体はよかったと思う。
でも書き込みをする前に半年はロムれ。
2ちゃんのルールがわかるまでは続きとか投下しなくていいよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/26(土) 22:39:54 ID:???<> お騒がせして本当にすいませんでしたm(__)mもう一度勉強して皆さんに迷惑をかけないようになってから出なおしてきます!小説の感想嬉しかったです!ありがとうございました!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/26(土) 22:46:37 ID:???<> >789がんばれ!
以前ここに来ageまくって帰っていった雰囲気読めない香具師とは大違いだな。
今度は「ゆう」を「いう」にしてクレ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/27(日) 02:48:51 ID:???<> ギスギスせんと、まったりしてるのがこのスレの良いとこでもあるしな。
>>789氏、続き待ってるよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/27(日) 03:16:12 ID:???<> 初めての書き込みで画像をうpしようとしている
無謀な俺が来ましたよ。
このスレの神々のおかげですっかりサニ昴にはまってしまった。
>>789氏の勇気に後押しされて、今日こそ投下してみる。
ttp://www.uploda.org/file/uporg247227.jpg.html
パスはsanii
お目汚しスマソ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/27(日) 04:01:16 ID:???<> チラシ裏だけど
テンプレに
「投稿者の方は「初心者」というのは書かないで欲しい(隠して欲しい)。」
とか入れた方がいいとな、と思った。
実際初心者といいつつ、読むのを放棄したくなるようなショボい作品なんてなかったし、
書き上げて、正当な評価もらってから「実は初めてでした」とかの方がきっといいと思う。
読み手も初心者というフィルターなしで読めるし、書き手も切磋琢磨のしがいもあると思う。
自分もここで初めて書いた小説に、暖かい言葉をもらってしまったクチなので強く言えないんだけど、
最低限の礼儀、「誤字脱字あったらすみません」くらいまでならいいが、
「初心者」を連発されると誘い受けにしか見えない。
「そんなことないよー」とか「初めてなのにすごい!」とか言われるのを狙ってるのか、
ショボいと言われた時の言い訳の布石に見える。
読んでもらいたい、見てもらいたいと思って、昴が好きで作ったものなら、
きっと素敵な作品のはず。自信もってくれ!
ウザくてごめんなさい。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/27(日) 06:13:17 ID:???<> >792
色っぽいよ、乙 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/27(日) 12:56:08 ID:???<> >>793
チョト同意。
上手いものが多いんだから、職人さんには堂々と自信を持って投下して欲しい。
初心者云々言い出すと、馴れ合いっぽくなるからな。 <>
792<>sage<>2005/11/27(日) 14:38:25 ID:???<> すまん、ちゃんとできるか不安もあったが
卑屈になりすぎていたかもしれない。
>>793、795氏、貴重なご意見ありがとうございます。
勉強になりました。
気分を害された方もすみません。
これからはもっと堂々と昴に萌えるよ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/27(日) 20:54:13 ID:???<> >>792
初めてな事に不安になるのは誰しも同じ。
792の気持ちは解る。
誰の気分も害してないと思う。
ただ、今後も初心者云々で馴れ合いになってしまうと
見てる方は快くないと言う事で…。
ここは昴好きな大人の集まる所だからね。
それを踏まえて投下すれば良いのだと思う。
自分も投下してる身だから色々考えさせられたよ。
ここには今後もまったりとした環境を保ってもらいたい。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/27(日) 22:25:18 ID:???<> んー自分もここに投下したことはあるがSS書くのは初めてじゃなかったんで
「ここはSS初心者が多いのかなー」
とかもやーっと思ってたクチなんだが、自分の方がレアなのかと思ってたよ。
ここに触発されたのは同類だし初心者とか関係なく楽しんでたし。
まぁ、テンプレに入れるならば
「初心者というのを書かない(隠す)」というよりも
「投下作品に昴への愛が篭っていたら自信を持って堂々と当たって砕けろ」
くらいでいいんじゃまいか。
いやほら、昴も「砕け散れ!」って言ってるし。
>>792
昴が色っぽくてハァハァさせて頂きました。
初心者とか関係なくこれからも頑張ってくれ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/27(日) 23:52:17 ID:???<> 「わひゃあ。昴さん、砕け散ったらだめですよ。」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 00:19:22 ID:???<> じゃあ代わりに昴さんの服を破け散らしますよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 00:22:54 ID:???<> 「靴下は残しておいて下さいね!えへへ」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 00:26:08 ID:???<> 「大河君、シャツも大事なポイントだよ。」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 00:28:43 ID:???<> >>802
サニーか!?サニーなのか!?ww <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 01:04:54 ID:???<> 「サニーさん、ここはネクタイも残すべきですか?」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 01:36:34 ID:???<> 「そうだねぇ、そのネクタイで目隠しか手を縛るのはどうだろう?」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 02:08:19 ID:???<> 「じゃあ、僕のネクタイを使って両方しちゃいましょう♪」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 02:52:35 ID:???<> 「そうすると僕のネクタイはどこがいいかな?口・足・・・いっそふんどし代わりも面白いかもね」 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 03:17:56 ID:???<> がんばってますねww <>
798<>sage<>2005/11/28(月) 08:26:15 ID:???<> ちょ…!何で朝起きたらこんな事になってるんだ…!
テラワロス。
でも何かちょっと萌えた。ついでに笑わせてもらった。
無性に新次郎+サニー×昴でエロが書きたくなったよハァハァ。
3 P な ん て 書 い た こ と な い け ど な…!
言った本人が早々に砕け散りそうだが頑張ってみる。
これも誘い受けになるのかなーと思いつつ出来たら投下していい?
過去スレに神がいるから非常に恐縮しつつなんだが。
しかし容量的にこのスレだとやばいかもしれん。
お許し出たらこっそり投下するかもだけどこのスレか新スレかは
そこらへんは書いてから決めるわ。んでは笑わせてくれてありがとうw <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 11:00:39 ID:???<> >>799-807
ここの住人の連携クオリティタカスwwww
>>809
3P待ってる!超待ってる!!
いまこのスレが476KB。
最近の流れだったらここに投下で平気だと思うがどうだろう <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 11:51:48 ID:???<> >809
奇遇だな。
俺もそれを読みたいと思ってたところだ。
超待ってる。 <>
809<>sage<>2005/11/28(月) 11:59:15 ID:???<> >>810
ありがとう。
しかし前半書いたらそれだけでメモ帳が17Kいっちゃったんだよなー。
怖いので投下しつつ様子見してみる。
480はゆうに超えるので誰か次スレ立てヨロ。
注意点
・新次郎+サニー×昴(つるぺたな女の子設定)
・7話のクリスマスデートで湯豆腐食べた後くらいな感じ
・新次郎とサニーが黒くてやばい小道具(薬とか)使ってやりたい放題
・でもギャグちっく
上記のがやばかったらスルーよろしく。人選ぶと思うんで。
薬がプチミント氏と被るんだけど自分のは塗り薬なのでいいかなーと。
目隠しは以前書いたけどムズかったのでどうしようかなと悩み中。
口と足は書きにくくなるのとふんどしはごめん無理、書けないw
では容量的に大丈夫そうなところまでイッツ・ショータイム! <>
新次郎+サニー×昴(1)<>sage<>2005/11/28(月) 12:03:43 ID:???<> 「靴下は残しておいて下さいね!えへへ」
「大河君、シャツも大事なポイントだよ」
「サニーさん、ここはネクタイも残すべきですか?」
「そうだねぇ、そのネクタイで目隠しか手を縛るのはどうだろう?」
…うっすらとした意識でそんな声が聞こえた気がする。
眩しい光に視覚を刺激されながらも、細く目を開けると視線の先にあるのは自分の部屋の天井だった。
だが、何故か自分の二の腕が目の端にあって、身体が妙にスースーする。
「…あ。昴さん起きちゃいましたよ。早く縛らないと!」
ぐっ、と頭の上にあるらしい手首に何かがきつく締まる感じがして顎を上向かせると大河が見えた。
「……何をしている」
寝起きで頭がぼんやりしているせいだろうか。
僕は彼を見て瞬時にそれが『おかしい』と思えなかった。
「す、昴さん!おはようございます。こ、これは…」
「やぁ、目覚めの気分はどうだい?昴」
声のする自分の横に視線を向けると、そこには何故かサニーサイドが居た。
「サニーサイド…何で君がここに」
「いやぁ、まぁ成り行き?プロデューサーとしては最後まで見届けないといけないしな」
プロデューサー?見届ける?一体何の事だ?
…もっと早く気付けば良かったのかもしれないが、とにかく眠くて思考がはっきりしなかったのが災いした。
起き上がろうとして、自分の置かれている異常さにやっと気付いたのだから。
「…何で僕はこんな格好なんだ」
自分の前半身を見て呆然とした。
ネクタイは解かれ、上着は脱がされ、あげくにシャツのボタンは全て外されている。
そういえば、と再び頭上に視線を戻す。
自分の手首を戒めているのは事もあろうに自分のネクタイだった。
ぼんやりした意識で二人がしていた会話を思い出す。あれは、夢じゃなかったというのか。
「大河…サニーサイド……これは、どういうことだ!説明しろ」
とりあえず視線の先に居た大河を睨みつけながら叫ぶ。
…僕の記憶が確かなら、僕はさきほどまで大河と湯豆腐を食べていたはずだ。それが食べ終わったら急に眠くなって…。
「そ、それはですね……あははは」
大河は僕の怒鳴り声に驚いたようだが、引きつった笑みを浮かべながら僕から視線を逸らしてサニーの方を見た。
「いやぁ〜まぁ、ほらね。抵抗されたら少々困るから手首の自由だけ奪わせてもらっただけだよ。目隠しは悩んだけど」
何ならそっちもする?大河くんのネクタイでもボクのでもどっちでもいいし、とさらりとサニーは言う。
「答えになってない!とっとと解け!!」
「…ごめんなさい、昴さん。それは無理です」
「大河……」
なんと、即答したのは大河だった。
「でも、昴さんがどっちでも、ぼく頑張りますから!」
…話が全く見えない。一体僕の身に何が起こっているんだ。
「じゃあ昴も起きた事だし、そろそろお待ちかねのイッツ・ショーターイム!…日本だとご開帳って言うんだっけ?」
「サニーさん…何でそんな言葉知ってるんですか」
僕をよそに二人はやたら盛り上がっている。嫌な予感がした。直感とでもいうのか。
「じゃあ…昴さん、ごめんなさい。ちょっと我慢してくださいね」
大河の手が、僕のズボンにかかる。剥き出しの腰に冷たい手が当たって、僕はかすかに身動ぎをした。
「な…大河!何をする!やめろ!よせ!馬鹿!」
「い、いたた…!昴さん、蹴らないで下さいよ」
「蹴られたくなかったらこの手を離せ!」
大河が僕のズボンをおろそうとするのがわかり、問答無用で彼を顔や身体を蹴る。冗談じゃない、何を考えているのだ。
「サ、サニーさん…見てないで手伝ってくださいよう……」
「サニーサイド!君も見てないで大河を止めろ!」
大河と僕の両方から視線を注がれたサニーは腕組みをしてその光景をじっと眺めるだけだったのが…
口の端を吊り上げながら、ずれたサングラスを直すと僕の足を掴んだ。 <>
新次郎+サニー×昴(2)<>sage<>2005/11/28(月) 12:07:17 ID:???<> 「サニーさん!」
「……」
大河は嬉しそうに、僕は唖然としてサニーを見つつ。
「しょうがないなぁ。ほら、今のうちだよ。ボクも昴に蹴られたくないからね」
「はいっ!昴さん、大人しくしててくださいね」
「馬鹿っ!これが大人しく出来るか!馬鹿!馬鹿!やめろっ!」
手首を戒められている上に足を押さえつけられては抵抗らしい抵抗も出来ない。
「いやだ……っ!」
無常にも僕の下半身は、二人の視線の下に晒されてしまった。
「……女の子だったんですね、昴さん」
「へぇ…ほとんど生えてないんだ。ここまでつるつるなのはボクも初めて見たなぁ」
羞恥に頬が染まり、僕は奥歯を噛みしめながら顔を背ける。
何で、僕がこんな目にあわなくちゃいけないんだ…。
「良かった!ほら、言ったとおりだったでしょ?サニーさん」
「うーん、必死に性別を隠していたのはこれかぁ。てっきり男なのかと思ってたけど」
「そんなことないですよ、昴さんは時々ドキッとするくらい女性らしいんですから」
「…でも、キミより男らしいよね。プチミント姿でデートした時は昴に助けてもらったんだろ?」
「う……その事は言わないで下さい」
「うるさい!黙れ!」
好き勝手に言い合う二人に堪忍袋の緒が切れて僕は叫ぶ。
「大河!サニーサイド!とっととこの手を解け!君たちには躾が必要だ…!!」
「おお、怖い怖い。この状況でもそこまで言えるとは流石は昴だな」
「うう…やっぱり躾けられるんだ。でも、そこはちゃんと考えてありますから」
大河はそう言って胸ポケットからキャメラトロンを取り出す。
「これで昴さんの写真を撮っておけば、昴さんもそんな気にならないですよね」
「な……!」
「ごめんなさい、昴さん。でも躾けられるのは流石にぼくも嫌です…」
パシャリ、と音がした。
一瞬にして顔から血の気が引く。
「まぁ、他にも手段はいくつかあるんだけどね。これが一番手っ取り早いじゃない。あ、大河くん。もう一枚よろしく」
もう一度、シャッターを切る音がして僕は愕然とした。
「ごめんなさい、昴さん…痛くはしませんから、ちょっとの間だけ我慢してくださいね」
「そうそう。キミを悦ばしてあげようと思ってるだけだから。…まぁ、小道具は使わせてもらうけど」
大河くんじゃ昴を満足にイかせてあげることもできないだろうし、とサニーは下卑た笑いを浮かべる。
「サニーさん、ひどいですよ!ぼ、ぼくだってサムライの意地にかけて頑張るんですからね……」
小道具、イかせる、それらの言葉で彼らの意図がわかってしまった。
僕の顔はますます青ざめ、唇がわななく。
「でも、昴さんのここ…本当につるつるしてて綺麗ですね……ああ、中はどんななのかなぁ」
「大河くん、あんまり見たら昴に失礼だよ。それに、まずはキスからだろう?女性をその気にさせるならね」
「あ、それもそうですね。昴さんの唇もきっと柔らかくてぷるぷるなんだろうなぁ…」
「大河!サニーサイド!馬鹿な冗談は……、んっ!」
覆いかぶさるようにして大河の顔が近づいてきたと思ったら、唇が塞がれた。初めて感じる、大河の唇。
こんな状況でなければ、僕は抵抗しようとは思わなかったかもしれない。彼は嫌いじゃない、むしろ好きだ。
…だが、この状況では素直に受け入れる気になどとてもなれなかった。
とにかくもがこうとしたら、大河は僕の身体に重心をかけてそれを遮る。
サニーは傍らでそれをにやにや眺めるだけ。
「…っ……!」
大河が僕の唇に吸いついたまま、シャツのボタンを外されて露になった胸をさすりあげる。
すぐに、まだ立ち上がってもいない突起に触れた指先がそこでぴたりと止まった。
その部分を愛おしそうに指の腹で撫でられて、身体がびくんと震える。
しばらくさすられたせいか、ぷくりと立ち上がった突起を大河が摘み上げると僕の身体はさっきよりも大きく震えた。
大河が、唇を離して僕に微笑みかける。いつもと変わらぬ穏やかさで。
「…っや……大河…やめ………」
「えへへ、昴さん。昴さんの唇はやっぱり柔らかいなぁ。さっきはキス出来なかったから思う存分してあげますね」
さっき…寝たふりをして彼を試したときか。ウォルターが湯豆腐を運んできて、確かに未遂には終わったが…。 <>
新次郎+サニー×昴(3)<>sage<>2005/11/28(月) 12:09:02 ID:???<> 「あの時、ウォルターさんが邪魔をしなければ今頃はこんなことしなくても昴さんとこうしてられたのに…」
「そうかなぁ。昴だったらそう簡単に許すとは思わないけど。キミなんかからかわれて終わりじゃない?」
僕をぎゅっと抱きしめる大河に向かってサニーが呆れたように声をかける。
「そんなことないです!いい所まで行ったんですよ…あとちょっとだったのに…はぁ」
「まぁまぁ、経緯はどうであれ結局昴とキスも出来るしそれ以上も出来るんだからいいじゃないか」
「…そうですね。昴さん、キスしようとしても抵抗しなかったし、きっとそれ以上も良かったんですよね?」
「……っ、そんなはずあるか!」
僕は大河の顔を噛み付かんばかりに睨みつけ、威嚇するように低い声で唸った。
だが、大河の反応は…。
「昴さん……じゃあ、やっぱりぼくを弄んだだけだったんですね。ひどいです……」
むしろ今にも泣きそうな顔をして見つめ返された。
「ほらほら、言ったとおりだろう?だから昴にはちょっとくらい強引な方がいいんだよ」
追い討ちをかけるようなサニーの声に、大河は泣きそうな顔のままため息をつく。
「やっぱりそれしかないのかぁ……」
「馬鹿、何故そこで納得する!大河!目を覚ませ!」
どうやら大河はサニーにいいように言いくるめられたらしい。
「サニーサイド!大河に何を吹き込んだ!」
きっ、とサニーを見上げる。
だがサニーは飄々とした顔のまま僕を見下ろすだけだった。
「ん〜?ん〜…健全な青少年の悩みを聞いてアドバイスしてあげただけだよ?」
「大河!よく考えろ!こんな事をしておかしいと思わないのか!?君の良心は痛まないのか!」
こんな風に訴えかけるのは嫌だったが背に腹は変えられない。
第一、普段が普段なだけにサニーの良心になんぞ訴えかけるだけ無駄だ。丸め込むなら大河しかいない。
「う…昴さん……」
「今ならまだ間に合う!この手首のネクタイを解いて僕を自由にしてくれ…大河、お願いだよ……」
ちょっと潤んだ瞳で見つめるのは勿論わざとだ。この方がきっと効果が高いと信じて。
予想的中、大河は困ったような顔で僕を見ている。これは効いたらしい。
「僕だって君に身体を許す気が全くなかったわけじゃない…でも、こんな風に、他人に見られながらなんて嫌だ」
そう言ってじっと見つめていた大河から視線を外し、俯く。なるべく悲しげな表情を作って。
「昴さん……」
よし、大河の声が動揺している。あと一押しだ。
「大河……お願いだ、君だけが頼りなんだよ。こんな恥ずかしい格好をさせられて…僕は……」
そこで、唇を噛んで黙りこくる。よし!これ以上ないほど完璧なはずだ。我ながら惚れ惚れとするほどの演技だった。
「昴さん、ごめんなさい…ぼく……」
大河の手が僕の手首の戒めに伸びる。そうだ、そのままさっさと解け!と心には思っても口には出せない。
どうせ後で躾けるのは二人一緒だとしても、今だけは大河に味方になってもらわねばならないのだから。
「ストップ。大河くん、本当にそれでいいのかい?昴の演技にグラっときたようだけど、その後の事をわかってる?」
…大河が戒めを解こうとした瞬間、それまで黙っていたサニーが笑いを堪えるに呟いた。
「そんなことをしたらボクもキミも昴に『躾』られるよ。…断言するけど、今の昴の態度は演技だ」
「え…」
大河の手が止まる。あとちょっとだったのに!と悔しさに歯噛みしたが、まだ諦めるわけにはいかない。
自分の貞操がかかっているのだ、僕だって必死だった。
「昴さん…演技だったんですか?」
良くも悪くも素直な大河はちょっと言われただけでぐらぐらと傾く。その目は僕への疑心に満ちていた。
「ひどいな大河…僕を疑うのかい?君は僕よりもサニーサイドの言葉を信じるのか…?」
目を伏せがちに、震えた声で囁く。嘘くさかろうと構うものか!大河はきっとこういうのに弱いはずだ!
「ううう…ぼくはどうすれば」
迷ってる迷ってる。よし、ここは押しの一手だ。成せば成る。…というのは彼の言葉だったか。
「大河」
彼の名前を優しく呼びかける。
「昴さん…」
大河の視線が僕を見てはサニーを見て、頭を抱えている。とっとと判断しろ、この馬鹿! <>
新次郎+サニー×昴(4)<>sage<>2005/11/28(月) 12:10:24 ID:???<> 「…まぁ、大河くんが本当に止めたいなら止めてもいいよ?」
ぐらつく大河を尻目に、サニーはそんな事を言い出した。
「え…サニーさん……」
「でもこの写真は頂いていくから解くならボクが帰ってからにしてね。ボクは躾けられるのは勘弁だから」
「!!」
そうきたか!と心の中で舌打ちする。共犯者という心理を利用した作戦、確かに悪くはない。
悪くはないが…サニーサイドらしい嫌な策だ。僕はサニーを睨みつけてやりたい気持ちを必死に抑えた。
まだ、大河は迷っている。表情に自分の心のうちを出してはいけない。
「それに…キミは我慢できるわけ?昴のこんな痴態を目の前にして。ああ、日本人は我慢強いのか、そこら辺」
サニーは床に散らばった写真を拾い上げると扇のようにぱたぱたと扇ぐ。
「こんなチャンスは二度とないかもよ?ボクも身の危険を感じるのはご免だから流石に手を貸す気もないし」
「うう……ううう」
大河がサニーの方にぐらついてるのが分かって僕は焦った。何とかしないとこのままでは大河がサニーの魔の手に!
…じゃなくて僕の貞操が危ない。
「大河は…僕を無理やりに抱いて楽しいのかい?…君が、そんな人だとは思わなかったな……」
こうなったらとことん良心に訴えかけるしかない。儚げで悲しげな『九条昴』を演じて。
「無理やり、ねぇ。健全な青少年を自分の部屋に招いて二人きりな時点で普通はオッケーだと思うと思うけど」
サニーサイド!余計な事は言うな!
「うう…ぼくはどうすれば……」
「大河……お願いだ、僕を自由にしてくれ」
「…大河くん、キミにプレゼントをあげよう。それを使えば強情な昴もそりゃあもうメロメロになるよ」
サニーはあくまで冷静な笑みを崩さずに胸ポケットから細長い化粧品のような瓶を取り出し、大河に向かって投げた。
瓶は、僕と大河の横にぽとりと落ちる。思わず見たが外見からはそれが何なのかわからない。
どうせロクなモノではないのは想像に難くないが。
「サニーさん…これは何ですか」
「催淫剤というか催淫薬というか。えーと、説明書によると『性欲を催させ生殖器の機能を高めるために用いる薬』だってさ」
瓶が入っていたらしい箱から説明書を取り出してわざわざ読み上げるとサニーはにやりと大河を見た。
「つまり、セックスが気持ちよくなるクスリってわけだよ。興味ない?」
「……」
僕も大河も呆然とその薬を見つめる。見た目はただの化粧品にしか見えないそれがまさかそんな薬だとは…。
「で、でもそんなもの昴さんに…」
馬鹿、ぐらつくな大河!
「ん〜心配しないでも平気だよ。原材料は南米原産の植物とかだからねぇ。第一、ボクだってそこらへんは考えてるよ」
サニーはそんな心配をする大河を見て笑う。
まぁ、笑いたくなる気持ちはわからないわけじゃないが。
「いくらなんでも怪しげなクスリを昴に使わせたりしないさ。…それに、睡眠薬は良くてもこっちはダメなわけ?」
「!」
「サニーさん!それは言わない約束じゃないですか!」
…まさか、とは思っていたが。
食後の睡魔。そして起きたら既にあの状態。…不自然だとは思ったが、やはり仕組まれたのか。
「ああ、昴。大丈夫だよ、睡眠薬は王先生に調合してもらってボクも普通に使ってるやつだから」
あたふたする大河に喉を鳴らしつつサニーは僕に向かって言う。…ちっともフォローになってないが。
「使う、使わないは大河くんに任せて持たせたんだけど…いやぁ、彼は大物なのか小物なのかわからないねぇ、どう思う?昴」
「……サニーサイドの話は本当なのか、大河」
極力、咎める口調ではなく優しく問いかけるように大河を見る。
「うう…昴さん、すいません。だって、さっきの続きをしたかったんですもん…」
「もういい…」
ぷい、と横を向く。悲しげな遠い目をして。
「昴さん……」
「大河、とっととこれを解いて帰ってくれ」
「す、昴さん」
そのまま、黙ったきり大河のほうを見ようともしない。……よし、これで完璧だ!
微妙に演技ではなく本心も混じっていたが、これならきっと大河も居た堪れなくなるはずだ。
…だったはずなんだが。
大河新次郎。彼は僕の予想を超えるでっかい男だった。 <>
809 新次郎+サニー×昴の人<>sage<>2005/11/28(月) 12:17:27 ID:???<> よし、とりあえずキリのいい所まで投下出来たのでよかった。
これ以上は怖いので後ほど出来上がってからまた投下に来るよ。
と、>>810もありがとう。
少しでも期待に添えてるといいんだが、いかんせん勝手がわからん…。
勉強になるし楽しいけどw
では、再び当たって砕け散るべく篭ってきます。 <>
809 新次郎+サニー×昴の人<>sage<>2005/11/28(月) 12:19:47 ID:???<> マジボケかましてる…orz
>>811だ。
とりあえず狂咲で昴に粉々にされてくる。
では今度こそ後ほど <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 12:37:05 ID:???<> 新スレ立ててきたよ
サクラ大戦Xの九条昴萌えスレX
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1133148749/
>>809超GJ!!
新次郎のでっかい男ぶりが楽しみだwww
続きは新スレで思う存分書いてくれ!! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 13:23:34 ID:???<> >809
GJ!!
サニーの狡猾さが(・∀・)イイ!!
いいなぁ、鬼畜二人に翻弄される昴タン
続き首長くして待ってるよ! <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 21:01:06 ID:???<> >>809
GJ!!そしてネタ使ってくれてありがとう。
己の妄想を垂れ流してみるのもいいもんだなw <>
640です。<>sage<>2005/11/28(月) 23:37:12 ID:???<> こんばんは>>640です。
新しいスレ使うの勿体ないなーと思ってスレ埋めにでもなればと、やって来ました。
以前言ってたはじめてもの、のさわりを投下してゆきます。
(はじめてといいつつ、既に出来上がってる状態の部分しかないですが)
相変わらず昴さん独白形式。幸せ恐怖症、乙女寄り。
昴さん視点で新昴をかくと九条さん家のわんこの観察日記になりますな。
「桜色の肌」とか「頬に朱を散らして」とか「身体はこんなにも熱いのに髪は別の生き物のように冷たい」とか
新次郎視点の昴さんを表すような文章を使えるようになるのはいつなんだろう。
性格上前回の昴さんと同じ昴さんですので、
大神さんの件より以前くらいでお読みください。(毎度すみません大神×昴の方…)
ほんとさわりなので他神の来られるまでのCM中、程度の心構えで。 <>
新次郎×昴<>sage<>2005/11/28(月) 23:38:01 ID:???<>
自分は、からっぽで。満たされることなんてない、と思っていた。
時を刻む機能が狂ってしまったかのような幼いままの身体で、
自分を残して移ろい過ぎてゆく日々の隙間を漂うように過ごすのだ、とも。
でも、今は…自分は彼でいっぱいで。
口接けて吐息とともに吹き込んで、余すことなくやさしく触れて擦り込む。
惜しむことなく注がれる、心地よい温度の愛情に心の器をみる間に満たされて。
溢れた分が自分の甘いため息や嬌声になって口唇からこぼれてゆくのだろう。
それをまた彼が飲み込んでしまうのだ。
自分は注がれた分だけ、いやそれ以上に彼に返せているだろうか。
この暖かな感情は、彼だけを思う気持ちは、上手く伝わっているだろうか。
夜が、朝を待つだけの時間でなくなったのはいつだったろう…
「…はぁ…ッ…!」
モノトーンで統一されたホテルの居室は時の流れを忘れさせる。
「ぁふ…んん…ッ…ぁ、は…あああッ…!」
うす明かりの中、彼を受け止めて、大きく喉を逸らせて気をやった。
果てた余韻に荒い息をつき身を離そうとした彼の、背中にある腕にわずかに力をこめて、引き寄せる。
「…ッ…重い…ですよ…?」
何を望んでいるのかを察した彼が、苦しげな呼吸のまま気遣うように聞いた。返事はしない。
かわりにまだ力の入りきらない手で背中を擦る。…これで伝わるから。…わかるだろう?
遠慮など、要らないのに。
自分を一番に考えてくれる彼の気遣いは、こそばゆく、焦れったい。
<>
新次郎×昴2<>sage<>2005/11/28(月) 23:38:28 ID:???<> しばしの逡巡のあと、ゆっくりと力を抜き、身を預けてくる彼の重みを全身で受け止める。
少し息苦しいがこの重さが好きだ。
以前、彼の上になって自分から動こうとした時に、
「その、軽くて…どこかへ飛んでいってしまいそうで、怖いです。」
と、彼を納めたまま抱き寄せられてしまい、結局殆ど自力では動けなかったこともあって、
「飛んで行ってほしくなければ、君が重しをすればいい」と冗談で言ったことからはじまるのだが。
ぴったりと重なると、体格の差で覆われるようになって。夜の闇からもすっかり隠されてしまう。
この腕の檻の中は、やさしさで満ちていて。
すべての悲しいことや、辛いこと、苦しいことから遠ざけられているのだ…
彼に、守られて。
自分だって抱き締めたいのに。
背中に回りきらないこの腕を、歯痒く思うのはこんな時。
いいや、自分で望んでそうあるのに。欲張りだな、昴は。
この、人の摂理に逆らってまで手に入れた、人にあらざるほどの霊力があるおかげで、
彼の背中を守れる。彼の剣になれる。盾になれる。
身体で包めない自分は、彼のこころを守ろうと思う。彼のこころを包もうと思う。
人の悲しみまで自分のことのように共有してしまう君だもの。
そのくらいが丁度いい。
…触れ合う肌の暖かさに安心して、うとうととまどろみはじめると、未だ自分に納まった
ままであった彼自身をそっと引き抜かれて震えが走る。
「ぅ…んッ…」
刺激に声を漏らすとゆっくりと身体の向きを変えられて、抱き込まれて。
瞼や頬に口接けを落とされる。やわらかな感覚に本格的に眠りに就こうと意識を手放すと、
正面から抱き締められる感覚に、彼の胸に顔をすり寄せた。
「…ん…」
寝顔の観察は…させてやらないよ…
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/28(月) 23:39:08 ID:???<> すみません続きます。
書いてからなんだがちょっとなおしたくなった…
昴さんに引き寄せられたい。
<>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/11/29(火) 13:23:14 ID:???<> 640氏乙!GJ!
スレ埋めでこんなにイイモン見られるとは思わなかったよ。
何気ない言葉・表現の選び方が好みです。
それにしてもラブいラブい新昴でいいなあ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/12/01(木) 00:46:09 ID:???<> こいつって男?
このスレの住人は女?
なんでこのキャラが人気あるのかわからん。
こととしだいによってはX買おうと思うのだが。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/12/01(木) 00:59:35 ID:???<> ここにいるのは確実に昴が好きな人です。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/12/01(木) 07:18:55 ID:???<> 初めは性別が気になったがゲームが進む内にどうでも良くなった。
男でも女でも、たとえフタナリだったとしても昴が好きだ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/12/02(金) 02:14:54 ID:???<> それが昴クォリティwwww
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名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/12/02(金) 14:40:09 ID:???<> サクラ大戦はいつから痛い腐女子が多くなったんだ。。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/12/02(金) 18:01:05 ID:???<> ここの住人は昴たんに異常なまでハァハァしてる以外は、いい人ばかりですよ。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/12/03(土) 07:16:55 ID:???<> 確かに居心地も良いし、住人もいい人ばかりだな。
昴めちゃめちゃ愛されてるし。 <>
名無しさん@ピンキー<>sage<>2005/12/05(月) 23:56:34 ID:???<> 昴は春夏秋冬、どの季節もあうよなー。
本人春生まれで、カレンダーは秋だけど、違和感がない。 <>