(食べ過ぎた…。) 最近うまいものばかりおごってくれる目の前の上忍(自称恋人)のせいだ。 体重も…実は最近危険域に達しつつある。秋道一族でもなければ、忍として太っていることは 致命的だ。 こちらが悩んでいるのも知らず、にこやかに料理を勧めてくる。 「こっちの煮物もおいしですよー。あとねー。これ!このさしみもうまいんです!どんどん食べて くださいねー!」 「はっうぐっ。」 「ねーおいしいでしょー」 「ぐっ。ゲホゲホっ。ってむりやり口にいれるのやめてくださいよ!」 俺はどっかの国のガチョウか! 「だってー。先生最近あんまり食べてくれないんだもん。」 「だってもだもんもやめてください!イイトシした男がいっても気持ち悪いだけなんですよ! …最近体重が増えてしまいまして、少し食事も酒も控えようかと…。ですので、 今日はせっかく誘って頂いてうれしいのですが、これ以上は…」 「えー先生ー!理想の抱き心地計画が台無しになるじゃないですかー。そんなのだめです。却下です!」 「…何だその意味のわからん計画は…!あんた最近やたら食い物食わそうとするのはそのせいかっ!」 「やわらかいイルカ先生を堪能する計画です!最近かなりイイ線いってますよー。でもーあともうほんのちょっと お肉がほしいんです。そろそろちょうど良くなる予定なんです。だからどんどん食べてください!じゃんじゃん!ばりばり! 俺のために!」 なんだその擬音は!俺はパチンコか! 「…もういいわかった。あんたとはこれっきりにしましょう。やわらかさなら女性に求めてください。 あんたならいくらでも相手してくれますよ。だから俺とは…」 「だーめーでーすー。俺が触るのも揉むのも抱くのもイルカ先生だけですー。他のはいらないんですー。 だから!さあ!俺のために早くやわらかくなるんです!」 「むがふっ!うがっ!げふっ!だからなんどいったらわかるんだ!口にむりやりつっこむな!」 「むりやり口につっこむなんて…。先生誘ってるんですね!だいたーんvvv」 「人の話をきけー!俺をなんだとおもってるんだ!」 「おいしそうなイルカ先生!今が食べごろ!」 「アホかー!」 「いただきまーす。」 おいしく頂かれてしまったとさ。 ********************************************************************************* なかみはないよ。 |