「ねえ。今日、俺誕生日なんだけど。」 「ああそうですか。」 「なんかちょうだい。」 「あー冷蔵庫に貰ったばっかりの栗羊羹があるからどうぞ。…重いからどけてくださいよ。」 「…ちょっと。誕生日プレゼントに羊羹はおかしいでしょ?甘いもん嫌いだし。」 「…じゃ、せんべいがそこの戸棚に…」 「あんまりごねると強制的に徴収するけど?」 「…態度デカイですねあいかわらず。」 「この間から何かコソコソ隠してたの、アレ俺のでしょ?」 「…気付いてたのかよ…!」 「もったいぶらないで頂戴よ。」 「…っく…大切に使うんですよ!!!」 「いったいなぁ!投げること無いでしょ!…へーコレいいね。カフェエプロンってやつ?」 「俺の給料じゃアンタに合う忍具なんて買えないから…他に毎日使うもん思いつかなかったんですよ!アンタ俺が料理してるとずっとくっ付いてるから… コレで我慢してください…。」 「うん。ありがと。」 「…気に入ったんなら良かったです。」 「じゃ、メインディッシュは後でね。」 「アンタなぁ…」 「いいでしょ?誕生日だし。」 「しょうがねぇな!付き合ってやりますよ!」 「そ、付き合ってやって。ね?」 「なんでこんなのにつかまったんだかなー…」 ********************************************************************************* いじめっ子のカカシはお料理中もくっ付いてくるので用意した模様。 イルカ先生はこのエプロンをつけさせて一緒に料理を手伝わせようと計画中。 |